EP3401198A1 | 2018-11-14 | |||
US20170129466A1 | 2017-05-11 | |||
US20100019892A1 | 2010-01-28 | |||
US20170206789A1 | 2017-07-20 |
\¥02020/115590 卩(:17132019/059880 【書類名】請求の範囲 【請求項 1】 鞍乗型車両 ( 1 0 0) のライダ-支援システム ( 1) のための処理装置 (2 0) であって、 前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の周囲環境情報を取得する取得部 (2 1) と、 前記取得部 (2 1) で取得された前記周囲環境情報に基づいて、前記ライダ-支援システム ( 1) に生じさせるライダ-の運転を支援するための支援動作の必要性を判定する判定部 (2 2) と、 前記判定部 (2 2) で前記支援動作が必要であると判定された場合に、実行装置 ( ) に前記 支援動作を実行させる制御部 (2 3) と、 を備えており、 前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の後方の周囲環境の情報を含み、 前記判定部 (2 2) は、前記後方の周囲環境の情報に依存する指標値であって、且つ、前記鞍乗 型車両 ( 1 0 0) の後方に位置する物体の該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する衝突可能性の指標 値である後方指標値 ( 丨 ) を用いて、前記支援動作の必要性を判定し、 前記後方指標値 ( 丨 ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記後方に位置する物体の相 対距離 (口 「) 及び相対速度 (V 「) に応じて変化する値である、 処理装置 (2 0) 。 【請求項 2】 前記後方指標値 ( 丨 ) は、更に、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記後方に位置する物体 の相対加速度 (八「) に応じて変化する値である、 請求項 1に記載の処理装置 (2 0) 。 【請求項 3】 前記実行装置 ( ) は、報知装置 (3 0) を含み、 前記支援動作は、前記報知装置 (3 0) によって実行される前記ライダ-への報知動作を含む、 請求項 1又は 2に記載の処理装置 (2 0) 。 【請求項 4】 \¥02020/115590 卩(:17132019/059880 前記実行装置 ( ) は、警告装置 (4 0) を含み、 前記支援動作は、前記警告装置 (4 0) によって実行される前記物体への警告動作を含む、 請求項 1〜 3の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。 【請求項 5】 前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の側方の周囲環境の情報を含み、 前記判定部 (2 2) は、前記側方の周囲環境の情報に依存する指標値であって、且つ、前記鞍乗 型車両 ( 1 0 0) の側方に位置する物体の該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する衝突可能性の指標 値である側方指標値 ( 丨 ) を用いて、前記支援動作の必要性を判定し、 前記側方指標値 ( 丨 ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記側方に位置する物体の相 対距離 (口 「) 及び相対速度 (V 「) に応じて変化する値である、 請求項 3又は 4に記載の処理装置 (2 0) 。 【請求項 6】 前記側方指標値 ( 丨 ) は、更に、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記側方に位置する物体 の相対加速度 (八 「) に応じて変化する値である、 請求項 5に記載の処理装置 (2 0) 。 【請求項 7】 前記実行装置 ( ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に設けられている速度制御装置 (5 0) を 含み、 前記支援動作は、前記速度制御装置 (5 0) によって実行される、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) のアダプテイブクルーズコントロールによって該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に生じるカロ減速度又は速度を補正す る速度補正動作を含む、 請求項 1〜 6の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。 【請求項 8】 前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に設けられている周囲環境検出装置 ( 1 1 ) の出力に応じた情報である、 \¥02020/115590 卩(:17132019/059880 請求項 1〜 7の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。 【請求項 9】 前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) と異なる車両に設けられている周囲環境検出 装置 ( 1 1) の出力に応じた情報である、 請求項 1〜 8の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。 【請求項 1 0】 請求項 1〜 9の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) を備えている、 鞍乗型車両 ( 1 0 0) のライダー支援システム ( 1) 。 【請求項 1 1】 請求項 1 0に記載のライダー支援システム ( 1) を備えている、 鞍乗型車両 ( 1 0 0) 。 【請求項 1 2】 鞍乗型車両 ( 1 0 0) のライダ-支援システム ( 1) のための処理方法であって、 前記ライダ-支援システム ( 1) の処理装置 (2 0) の取得部 (2 1) が、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の周囲環境情報を取得する取得ステップ (5 1 0 1) と、 前記処理装置 (2 0) の判定部 (2 2) が、前記取得部 (2 1) で取得された前記周囲環境 情報に基づいて、前記ライダー支援システム (1) に生じさせるライダーの運転を支援するための支援動作 の必要性を判定する判定ステップ (5 1 0 2) と、 前記処理装置 (2 0) の制御部 (2 3) が、前記判定部 (2 2) で前記支援動作が必要であ ると判定された場合に、実行装置 ( ) に前記支援動作を実行させる制御ステップ (5 1 0 3) と、 を備えており、 前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の後方の周囲環境の情報を含み、 前記判定ステップ (5 1 0 2) では、前記判定部 (2 2) が、前記後方の周囲環境の情報に依 存する指標値であって、且つ、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の後方に位置する物体の該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する衝突可能性の指標値である後方指標値 ( 丨 ) を用いて、前記支援動作の必要性 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 を判定し、 前記後方指標値 ( 丨 ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記後方に位置する物体の相 対距離 (口 「) 及び相対速度 (V 「) に応じて変化する値である、 処理方法。 |
【書類名】明細書
【発明の名称】鞍乗型車両のライダ-支援シ テムのための処理装置及び処理方法、鞍乗 車両のライ ダ-支援システム、及び、鞍乗型車両
【技術分野】
[ 0 0 0 1 ]
本発明は、周囲環境情報を用いて、ライダ- 運転を支援するための支援動作の必要性を 定し、 必要である場合にその支援動作を実行するラ イダ-支援システムの処理装置及び処理方法 、その処理 装置を備えているライダー支援システムと、 そのライダー支援システムを備えている鞍乗 型車両と、に関する。 【背景技術】
[ 0 0 0 2 ]
従来の鞍乗型車両に関する技術として、ライ ダーの運転を支援するためのものがある。例 えば、特許文 献 1では、走行方向又は実質的に走行方向にあ 障害物を検出する周囲環境検出装置を用い 、不 適切に障害物に接近していることを鞍乗型車 両のライダーへ警告するライダー支援システ ムが開示されてい る
【先行技術文献】
【特許文献】
[ 0 0 0 3 ]
【特許文献 1】特開 2 0 0 9— 1 1 6 8 8 2号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
[ 0 0 0 4 ]
鞍乗型車両では、ライダーが、ルームミラー の無い状況 (つまり、真後ろを視認しづらい状況) 下で、車 体に跨って着座して運転するため、車両の後 方からの衝突に対するライダ-の支援動作の 要性が高い。 また、その支援動作は、ライダ-が注意を払 ていない状況で実行される確率が高いため その必要性の判 定には、高い確実性が求められる。 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880
[ 0 0 0 5 ]
本発明は、上述の課題を背景としてなされた ものであり、ライダ-の安全性を向上するこ が可能な処理 装置及び処理方法を得るものである。また、 その処理装置を備えているライダー支援シス テムを得るもので ある。また、そのライダー支援システムを備 えている鞍乗型車両を得るものである。
【課題を解決するための手段】
[ 0 0 0 6 ]
本発明に係る処理装置は、鞍乗型車両のライ ダ-支援システムのための処理装置であって 前記鞍乗 型車両の周囲環境情報を取得する取得部と、 前記取得部で取得された前記周囲環境情報に 基づい て、前記ライダー支援システムに生じさせる ライダーの運転を支援するための支援動作の 必要性を半 1】定する 判定部と、前記判定部で前記支援動作が必要 であると判定された場合に、実行装置に前記 支援動 作を実行させる制御部と、を備えており、前 記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両の後方の 周囲環境 の情報を含み、前記判定部は、前記後方の周 囲環境の情報に依存する指標値であって、且 つ、前記 鞍乗型車両の後方に位置する物体の該鞍乗型 車両に対する衝突可能性の指標値である後方 指標値 を用いて、前記支援動作の必要性を判定し、 前記後方指標値は、前記鞍乗型車両に対する 前記後 方に位置する物体の相対距離及び相対速度に 応じて変化する値である。
[ 0 0 0 7 ]
また、本発明に係るライダー支援システムは 、上記の処理装置を備えているものである。
[ 0 0 0 8 ]
また、本発明に係る鞍乗型車両は、上記のラ イダー支援システムを備えているものである 。
[ 0 0 0 9 ]
また、本発明に係る処理方法は、鞍乗型車両 のライダ-支援システムのための処理方法で って、前記 ライダ-支援システムの処理装置の取得咅5が 前記鞍乗型車両の周囲環境情報を取得する 得ステッ プと、前記処理装置の判定部が、前記取得部 で取得された前記周囲環境情報に基づいて、 前記ライダ —支援システムに生じさせるライダーの運転 を支援するための支援動作の必要性を半 1】定する半 1】定ステップと 、前記処理装置の制御部が、前記判定部で前 記支援動作が必要であると判定された場合に 、実行装 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 置に前記支援動作を実行させる制御ステップ と、を備えており、前記周囲環境情報は、前 記鞍乗型車 雨の後方の周囲環境の情報を含み、前記判定 ステップでは、前記判定部が、前記後方の周 囲環境の 情報に依存する指標値であって、且つ、前記 鞍乗型車両の後方に位置する物体の該鞍乗型 車両に対 する衝突可能性の指標値である後方指標値を 用いて、前記支援動作の必要性を判定し、前 記後方 指標値は、前記鞍乗型車両に対する前記後方 に位置する物体の相対距離及び相対速度に応 じて変 化するイ直である。
【発明の効果】
[ 0 0 1 0 ]
本発明に係る処理装置、ライダ-支援システ 、鞍乗型車両、及び、処理方法では、鞍乗 車両の 後方の周囲環境の情報を含む周囲環境情報が 取得され、その後方の周囲環境の情報に依存 する指 標値であって、且つ、鞍乗型車両の後方に位 置する物体の鞍乗型車両に対する衝突可能性 の指標値 である後方指標値を用いて、ライダー支援シ ステムに生じさせるライダーの運転を支援す るための支援動作 の必要性が判定され、後方指標値が、後方に 位置する物体の鞍乗型車両に対する相対距離 及び相 対速度に応じて変化する値である。そのため 、車両の後方からの衝突に対するライダーの 支援動作を、確 実性の高い半 定に基づいて実行することが可能となって、 ライダーの安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
[ 0 0 1 1 ]
【図 1】本発明の実施の形態に係るライダ-支援シ テムの、鞍乗型車両への搭載状態を示す図 あ る
【図 2】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、システム構成を示す図である。
【図 3】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、処理装置の動作フローを示す図 ある。 【発明を実施するための形態】
[ 0 0 1 2 ]
以下に、本発明に係る処理装置、ライダ-支 システム、鞍乗型車両、及び、処理方法に いて、図 面を用いて説明する。 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880
[ 0 0 1 3 ] なお、以下で説明する構成、動作等は、一例 であり、本発明に係る処理装置、ライダ-支 システム、 鞍乗型車両、及び、処理方法は、そのような 構成、動作等である場合に限定されない。
[ 0 0 1 4 ] 例えば、以下では、本発明に係るライダ-支 システムが、 自動二輪車に用いられる場合を説明してい るが、本発明に係るライダー支援システムが 、 自動二輪車以外の他の鞍乗型車両に用いられ てもよい。鞍 乗型車両は、ライダ-が跨って乗車する乗物 般を意味する。鞍乗型車両には、モ-タサイ ル (自動二 輪車、 自動三輪車) 、パギー、 自転車等が含まれる。モータサイクルには、 エンジンを谁進源とする自動二 輪車又は自動三輪車、モ-夕を谁進源とする 動二輪車又は自動三輪車等が含まれ、例え 、才-卜 パイ、スクーター、電動スクーター等が含ま れる。また、 自転車は、ペダルに付与されるライダーの踏 力によって 路上を谁進することが可能な乗物全般を意味 する。 自転車には、普通自転車、電動アシスト自転 車、 電動自転車等が含まれる。
[ 0 0 1 5 ] また、以下では、同一の又は類似する説明を 適宜簡略化又は省略している。また、各図に おいて、同 一の又は類似する咅5分については、 同一の符号を付している。また、細かい構造 については、適宜図示を 簡略化又は省略している。
[ 0 0 1 6 ] 実施の形態. 以下に、実施の形態に係るライダー支援シス テムを説明する。
[ 0 0 1 7 ]
<ライダー支援システムの構成>
実施の形態に係るライダー支援システムの構 成について説明する。
図 1は、本発明の実施の形態に係るライダ-支援 ステムの、鞍乗型車両への搭載状態を示す であ る。図 2は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、システム構成を示す図である
[ 0 0 1 8 ] 図 1及び図 2に示されるように、ライダー支援システム 1は、鞍乗型車両 1 0 0に搭載される。ライダ_ 支援システム 1は、少なくとも、鞍乗型車両 1 0 0の後方の周囲環境を検出する周囲環境検出 置 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880
1 1と、鞍乗型車両 1 0 0走行状態を検出する走行状態検出装置 1 2と、処理装置 (巳 0 11)
2 0と、支援動作を実行する実行装置 と、を含む。
[ 0 0 1 9 ]
ライダ-支援システム 1は、周囲環境検出装置 1 1を用いて、鞍乗型車両 1 0 0の後方における衝 突の可能性を認識し、実行装置 を用いて、ライダ-を支援する役割を担う。 理装置 2 0は、周囲環 境検出装置 1 1の出力及び走行状態検出装置 1 2の出力を取得し、実行装置 に制御指令を出 力する。処理装置 2 0には、他の情報 (例えば、ライダーによるブレーキ操作状態 の情報、ライダーによるア クセル操作状態の情報等) を検出するための各種検出装置 (図示省略) の出力も入力される。ライダ —支援システム 1の各咅5は、ライダー支援システム 1に専ら用いられるものであってもよく、ま 、他のシステム と共用されるものであってもよい。
[ 0 0 2 0 ]
周囲環境検出装置 1 1は、例えば、 レ-ダ-、 I \ 6 3 「センサ、超音波センサ、カメラ等であり、 鞍 乗型車両 1 0 0の走行中及び停止中において、検出範囲内 ある物体の鞍乗型車両 1 0 0に対す る距離及び方向を常時検出する。周囲環境検 出装置 1 1は、鞍乗型車両 1 0 0のうちの座席の後 方に固定されているとよい。
[ 0 0 2 1 ]
走行状態検出装置 1 2は、例えば、車輪速センサ、慣性センサ ( I 1\/1 II) 等であり、例えば、鞍乗 型車両 1 0 0に生じている速度、加速度、□-ル角等を検 する。
[ 0 0 2 2 ]
処理装置 2 0は、取得部 2 1と、判定部 2 2と、制御部 2 3と、を含む。処理装置 2 0の各部は 、 1つの筐体に纏めて設けられていてもよく、 た、複数の筐体に分けられて設けられてい もよい。また、処 理装置 2 0の一咅5又は全ては、例えば、マイコン、マ ク□プロセッサユニット等で構成されても く、また、フ アームウエア等の更新可能なもので構成され てもよく、また、 0 II等からの指令によって実行されるプ□グラ ムモジュール等であってもよい。
[ 0 0 2 3 ] \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 取得部 2 1は、周囲環境検出装置 1 1の出力に基づいて、鞍乗型車両 1 0 0の後方の周囲環境 の情報を含む周囲環境情報を取得する。また 、取得部 2 1は、走行状態検出装置 1 2の出力に基づ いて、鞍乗型車両 1 0 0の走行状態の情報である走行状態情報を取 する。
[ 0 0 2 4 ]
判定部 2 2は、取得部 2 1で取得された走行状態情報から鞍乗型車両 1 0 0の進行方向を特定 し、取得部 2 1で取得された周囲環境情報から、衝突可能 を判定すべき物体 (鞍乗型車両 1 0 0 の後方を鞍乗型車両 1 0 0を追って走行する車両) を特定する。そして、半 ^定咅 5 2 2は、その物体の鞍 乗型車両 1 0 0に対する衝突可能性としての後方指標値 丨 を、特定された物体ごとに導出する。つまり 、後方指標値 丨 は、後方の周囲環境の情報に依存する指標値 であって、且つ、鞍乗型車両 1 0 0の 後方に位置する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する衝突可能性の指標値と定義される 判定部 2 2 は、導出された後方指標値 I が基準値を上回るか否かを特定された物体ご とに判定することで、鞍乗型 車両 1 0 0の後方に衝突可能性が高い物体が存在して るか否かを判定する。
[ 0 0 2 5 ]
後方指標値 丨 は、少なくとも、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対距離口 「の逆数と、鞍 乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対速度 V 「と、の組合せである。後方指標値 丨 が、更に、鞍乗 型車両 1 0 0に対するその物体の相対加速度八 「が組み合わされたものであってもよい。例 えば、後方 指標値 丨 は、以下の数式 1又は数式 2で定義される値である。なお、後方指標値 丨 が大きい程、衝突 可能性が高いことを意味する。
[ 0 0 2 6 ]
【数 1】
[ 0 0 2 7 ]
【数 2】 \¥0 2020/115590 卩(:17162019 /059880
[ 0 0 2 8 ]
そして、判定部 2 2は、鞍乗型車両 1 0 0の後方に衝突可能性が高い物体が存在して る場合に、 支援動作が必要であると判定し、そうではな い場合に、支援動作が必要ではないと判定す る。制御部 2 3は、判定部 2 2で支援動作が必要であると判定されると、 行装置 に支援動作を実行させる。
[ 0 0 2 9 ]
実行装置 には、報知装置 3 0が含まれる。報知装置 3 0は、支援動作としてのライダ-への報知 動作を実行する。報知装置 3 0は、音 (つまり、聴覚器が感覚器として用いられる 知覚) によってライダ -に報知するものであってもよく、また、表 (つまり、視覚器が感覚器として用いられる 知覚) によってライ ダーに報知するものであってもよく、また、 振動 (つまり、角虫覚器が感覚器として用いられ る知覚) によってラ イダーに報知するものであってもよく、また 、それらの組合せによって報知するものであ ってもよい。具体的には 、報知装置 3 0は、スピーカー、ディスプレイ、ランプ、 イブレーター等であり、鞍乗型車両 1 0 0に設けら れていてもよく、また、ヘルメット等の鞍乗 型車両 1 0 0に付 · 随する装備に設けられていてもよい。ま た、幸艮 知装置 3 0は、 1つの出力器で構成されていてもよく、また 複数の同一種類又は異なる種類の出力器 で構成されていてもよい。その複数の出力器 は、一体的に設けられていてもよく、また、 別体的に設けられて いてちよい。
[ 0 0 3 0 ]
実行装置 (こは、警告装置 4 0が含まれる。警告装置 4 0は、支援動作としての後方に位置する 物体への警告動作を実行する。警告装置 4 0は、表示 (つまり、視覚器が感覚器として用いられる 知 覚) によって後続車両に警告するものであっても よく、また、音 (つまり、聴覚器が感覚器として用いられる 知覚) によって物体に警告するものであってもよく 、また、それらの組合せによって警告するも のであってもよい 。具体的には、警告装置 4 0は、ランプ、ディスプレイ、スピーカー等 あり、鞍乗型車両 1 0 0に設けられ ていてもよく、また、ヘルメット等の鞍乗型 車両 1 0 0に付 · 随する装備に設けられていてもよい。 寺に、警告 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 装置 4 0が、鞍乗型車両 1 0 〇のブレ-キランプであるとよい。また、警 装置 4 0は、 1つの出力器で 構成されていてもよく、また、複数の同一種 類又は異なる種類の出力器で構成されていて もよい。その複 数の出力器は、一体的に設けられていてもよ く、また、別体的に設けられていてもよい。
【0 0 3 1】
実行装置 には、鞍乗型車両 1 0 0に設けられている速度制御装置 5 0が含まれる。速度制御装 置 5 0は、支援動作としての速度補正動作を実行 る。速度補正動作は、鞍乗型車両 1 0 0のアダ プティブクルーズコントロールによって鞍乗 型車両 1 0 0に生じるカロ減速度又は速度を補正する動 である 。速度制御装置 5 0は、鞍乗型車両 1 0 0に谁進力を生じさせるための機構の動作を 御するもので あってもよく、また、鞍乗型車両 1 0 〇に芾 I】動力を生じさせるための機構の動作を芾 I】御するものであっても よい。例えば、鞍乗型車両 1 0 0がアダプティブクル-ズコントロ-ルによって 自動減速する状況下で、判定 部 2 2が支援動作が必要であると判定すると、実 装置 は、 自動減速における目標減速度を低く補 正する速度補正動作を実行する。実行装置? が、 自動減速における目標速度を高く補正する速 度補 正動作を実行してもよい。また、例えば、鞍 乗型車両 1 0 0がアダプティブクルーズコントロールによ て自動 加速する状況下で、判定部 2 2が支援動作が必要であると判定すると、実 装置 は、 自動加速にお ける目標加速度を高く補正する速度補正動作 を実行する。実行装置 が、 自動加速における目標速 度を高く補正する速度補正動作を実行しても よい。
[ 0 0 3 2 ]
なお、アダプティブクル-ズコント□-ルとは 鞍乗型車両 1 0 0を、鞍乗型車両 1 0 0から前走車まで の £巨離、鞍乗型車両 1 0 0の動き、及び、ライダーの指示に応じて走 させる制御と定萎される。アダプ ティブクル-ズコント□-ルの詳細については 自動車等の他の車両で既に周知であるため、 説明を割愛する 。鞍乗型車両 1 0 0には、前方の周囲環境情報を取得するため 周囲環境検出装置 (図示省略) が設けられている。
[ 0 0 3 3 ]
なお、実行装置?(こ、報知装置 3 0、警告装置 4 0、及び、速度制御装置 5 0以外の他の装置 が含まれていてもよい。また、報知装置 3 0、警告装置 4 0、及び、速度制御装置 5 0のうちの何れか \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 が含まれていなくてもよい。また、ライダー 支援システム 1が、報知装置 3 0、警告装置 4 0、及び、速度 制御装置 5 0を同時に作動させてもよく、また、別々の イミングで作動させてもよい。
[ 0 0 3 4 ]
<ライダー支援システムの動作>
実施の形態に係るライダー支援システムの動 作について説明する。
図 3は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、処理装置の動作フローを示す である。
[ 0 0 3 5 ] 処理装置 2 0は、鞍乗型車両 1 0 0の走行中及び停止中において、図 3に示される動作フロ-を繰 り返し実行 1 する。
[ 0 0 3 6 ]
(取得ステップ) ステップ 5 1 0 1において、取得咅^ 2 1は、周囲環境検出装置 1 1の出力に応じた周囲環境情報 を取得する。また、取得部 2 1は、走行状態検出装置 1 2の出力に応じた走行状態情報を取得する。 [ 0 0 3 7 ]
(半 定ステップ) ステップ 5 1 0 2において、半 ^定咅 5 2 2は、ステップ 5 1 0 1で取得された情報に基づいて、鞍乗型車 両 1 0 0の後方に衝突可能性が高い物体が存在して るか否かを判定する。 丫㊀ 5である場合には、 ステップ 5 1 0 3に進み、 〇である場合には、ステップ 5 1 0 1に戻る。
[ 0 0 3 8 ]
(芾御ステップ) ステップ 5 1 0 3において、芾 I】御咅5 2 3は、実行装置 に支援動作を実行させる。
[ 0 0 3 9 ]
<ライダー支援システムの効果>
実施の形態に係るライダー支援システムの効 果について説明する。 処理装置 2 0が、鞍乗型車両 1 0 0の周囲環境情報を取得する取得部 2 1と、ライダ-支援シス テム 1に生じさせるライダーの運転を支援するた の支援動作の必要性を半 定する半 定咅5 2 2と、半 定 部 2 2で支援動作が必要であると判定された場合 、実行装置 に支援動作を実行させる制御部 2 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880
3と、を備えており、周囲環境情報が、鞍 型車両 1 0 0の後方の周囲環境の情報を含み、判定部 2 2が、後方の周囲環境の情報に依存する指標 であって、且つ、鞍乗型車両 1 0 0の後方に位置 する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する衝突可能性の指標値である後方指 値 丨 を用いて、支援動 作の必要性を判定し、後方指標値 丨 が、後方に位置する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する相対距 離口 「及び相対速度 V 「に応じて変化する値である。そのため、車 両の後方からの衝突に対するライダー の支援動作を、確実性の高い判定に基づいて 実行することが可能となって、ライダ-の安 性が向上する
[ 0 0 4 0 ]
好ましくは、後方指標値 丨 が、更に、鞍乗型車両 1 0 0に対する後方に位置する物体の相対加速 度八 「に応じて変化する値である。そのように構 成されることで、車両の後方からの衝突に対 するライダーの 支援動作を、確実性のより高い半 1】定に基づいて実行することが可能となっ 、ライダ-の安全性が向上す る
[ 0 0 4 1 ]
好ましくは、実行装置 は、報知装置 3 0を含み、支援動作は、報知装置 3 0によって実行されるラ イダーへの報知動作を含む。そのように構成 されることで、車両の後方からの衝突に対す るライダーの安全 性が向上する。
[ 0 0 4 2 ]
好ましくは、実行装置 は、警告装置 4 0を含み、支援動作は、警告装置 4 0によって実行される 後方に位置する物体への警告動作を含む。そ のように構成されることで、車両の後方から の種突に対する ライダ-の安全性が向上する。
[ 0 0 4 3 ]
好ましくは、実行装置 は、鞍乗型車両 1 0 0に設けられている速度制御装置 5 0を含み、支援動 作は、速度制御装置 5 0によって実行される、鞍乗型車両 1 0 0のアダプティブクル-ズコントロ-ルによっ て鞍乗型車両 1 0 0に生じる加減速度又は速度を補正する速度 正動作を含む。そのように構成され ることで、車両の後方からの衝突に対するラ イダ-の安全性が向上する。 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880
[ 0 0 4 4 ]
以上、実施の形態について説明したが、本発 明は実施の形態の説明に限定されない。つま り、本発明 (こは、以上で説明された実施の形態に対し て変形を施した形態が含まれる。例えば、実 施の形態の一部 のみが実施されてもよく、また、実施の形態 の一咅5が変形されてもよい。
[ 0 0 4 5 ]
例えば、以上では、鞍乗型車両 1 0 0の後方の周囲環境を検出する周囲環境検出 置 1 1を用 いて、鞍乗型車両 1 0 0の後方に位置する物体が認識され、その物 による衝突可能性が判定される 場合を説明したが、鞍乗型車両 1 0 0の後方に加えて側方の周囲環境を検出する 囲環境検出装 置 1 1を用いて、鞍乗型車両 1 0 0の後方に位置する物体及び鞍乗型車両 1 0 0の側方に位置す る物体が認識され、それらの物体による衝突 可能性が判定されてもよい。その場合には、 後方指標値 I に加えて、側方指標値 I が導出されればよい。側方指標値 I は、側方の周囲環境の情報に依存する指 標値であって、且つ、鞍乗型車両 1 0 0の側方に位置する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する衝突可 能性の指標値と定義される。側方指標値 丨 は、少なくとも、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相 対距離口 「の逆数と、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対速度 V 「と、の組合せである。側方 指標値 I が、更に、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対加速度八 「が組み合わされたものであ ってもよい。例えば、側方指標値 I は、後方指標値 丨 と同様の式で定義される。なお、側方指標値 丨 が 大きい程、衝突可能性が高いことを意味する 。そのような場合において、警告装置 4 0が、支援動作とし て、側方に位置する物体への警告動作を実行 するとよい。
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また、例えば、以上では、周囲環境検出装置 1 1が、鞍乗型車両 1 0 0に設けられている場合を説 明したが、周囲環境検出装置 1 1が、鞍乗型車両 1 0 0と異なる車両に設けられていてもよい。つ り 、取得部 2 1が、車車間通信により周囲環境情報を取得 てもよい。特に、周囲環境検出装置 1 1 が、衝突可能性が高いと判定される車両に設 けられているとよい。
[ 0 0 4 7 ]
また、例えば、後方指標値 丨 を判定するための判定基準及び側方指標値 丨 を判定するための判定基 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 準の少なくとも一方が、ライダーによって設 定可能であってもよい。
【符号の説明】
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1 ライダ-支援システム、 1 1 周囲環境検出装置、 1 2 走行状態検出装置、 2 0 処理装 置、 2 1 取得部、 2 2 判定部、 2 3 制御部、 3 0 報知装置、 4 0 警告装置、 5 0 速 度制御装置、 1 0 0 鞍乗型車両。