Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
PROCESSING APPARATUS AND PROCESSING METHOD FOR SADDLE-TYPE VEHICLE RIDER ASSISTANCE SYSTEM, SADDLE-TYPE VEHICLE RIDER ASSISTANCE SYSTEM, AND SADDLE-TYPE VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/115590
Kind Code:
A1
Abstract:
The present invention provides a processing apparatus and a processing method, a rider assistance system, and a saddle-type vehicle that allow improvement of the safety of a rider. A processing apparatus (20) is provided with: an acquisition unit for acquiring information about surrounding environment of a saddle-type vehicle (100); a determination unit for determining the necessity of assistance operation that is for assisting a rider in riding and that is performed in a rider assistance system (1); and a control unit that, when it is determined by the determination unit that the assistance operation is necessary, causes an execution device (P) to execute the assistance operation. The determination unit determines the necessity of the assistance operation by using a rearward index value, which is an index value that is dependent on information about rearward surrounding environment and that is of the possibility of collision with the saddle-type vehicle (100) of an object located rearward of the saddle-type vehicle (100). The rearward index value changes in accordance with the relative distance and the relative speed of the object located rearward of the saddle-type vehicle (100) relative to the saddle-type vehicle (100).

Inventors:
PFAU LARS (JP)
Application Number:
PCT/IB2019/059880
Publication Date:
June 11, 2020
Filing Date:
November 18, 2019
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
G08G1/16
Foreign References:
EP3401198A12018-11-14
US20170129466A12017-05-11
US20100019892A12010-01-28
US20170206789A12017-07-20
Download PDF:
Claims:
\¥02020/115590 卩(:17132019/059880

【書類名】請求の範囲

【請求項 1】

鞍乗型車両 ( 1 0 0) のライダ-支援システム ( 1) のための処理装置 (2 0) であって、 前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の周囲環境情報を取得する取得部 (2 1) と、

前記取得部 (2 1) で取得された前記周囲環境情報に基づいて、前記ライダ-支援システム ( 1) に生じさせるライダ-の運転を支援するための支援動作の必要性を判定する判定部 (2 2) と、 前記判定部 (2 2) で前記支援動作が必要であると判定された場合に、実行装置 ( ) に前記 支援動作を実行させる制御部 (2 3) と、

を備えており、

前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の後方の周囲環境の情報を含み、 前記判定部 (2 2) は、前記後方の周囲環境の情報に依存する指標値であって、且つ、前記鞍乗 型車両 ( 1 0 0) の後方に位置する物体の該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する衝突可能性の指標 値である後方指標値 ( 丨 ) を用いて、前記支援動作の必要性を判定し、

前記後方指標値 ( 丨 ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記後方に位置する物体の相 対距離 (口 「) 及び相対速度 (V 「) に応じて変化する値である、

処理装置 (2 0) 。

【請求項 2】

前記後方指標値 ( 丨 ) は、更に、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記後方に位置する物体 の相対加速度 (八「) に応じて変化する値である、

請求項 1に記載の処理装置 (2 0) 。

【請求項 3】

前記実行装置 ( ) は、報知装置 (3 0) を含み、

前記支援動作は、前記報知装置 (3 0) によって実行される前記ライダ-への報知動作を含む、 請求項 1又は 2に記載の処理装置 (2 0) 。

【請求項 4】 \¥02020/115590 卩(:17132019/059880 前記実行装置 ( ) は、警告装置 (4 0) を含み、

前記支援動作は、前記警告装置 (4 0) によって実行される前記物体への警告動作を含む、 請求項 1〜 3の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。

【請求項 5】

前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の側方の周囲環境の情報を含み、 前記判定部 (2 2) は、前記側方の周囲環境の情報に依存する指標値であって、且つ、前記鞍乗 型車両 ( 1 0 0) の側方に位置する物体の該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する衝突可能性の指標 値である側方指標値 ( 丨 ) を用いて、前記支援動作の必要性を判定し、

前記側方指標値 ( 丨 ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記側方に位置する物体の相 対距離 (口 「) 及び相対速度 (V 「) に応じて変化する値である、

請求項 3又は 4に記載の処理装置 (2 0) 。

【請求項 6】

前記側方指標値 ( 丨 ) は、更に、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記側方に位置する物体 の相対加速度 (八 「) に応じて変化する値である、

請求項 5に記載の処理装置 (2 0) 。

【請求項 7】

前記実行装置 ( ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に設けられている速度制御装置 (5 0) を 含み、

前記支援動作は、前記速度制御装置 (5 0) によって実行される、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) のアダプテイブクルーズコントロールによって該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に生じるカロ減速度又は速度を補正す る速度補正動作を含む、

請求項 1〜 6の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。

【請求項 8】

前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に設けられている周囲環境検出装置 ( 1 1

) の出力に応じた情報である、 \¥02020/115590 卩(:17132019/059880 請求項 1〜 7の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。

【請求項 9】

前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) と異なる車両に設けられている周囲環境検出 装置 ( 1 1) の出力に応じた情報である、

請求項 1〜 8の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) 。

【請求項 1 0】

請求項 1〜 9の何れか一項に記載の処理装置 ( 2 0) を備えている、

鞍乗型車両 ( 1 0 0) のライダー支援システム ( 1) 。

【請求項 1 1】

請求項 1 0に記載のライダー支援システム ( 1) を備えている、

鞍乗型車両 ( 1 0 0) 。

【請求項 1 2】

鞍乗型車両 ( 1 0 0) のライダ-支援システム ( 1) のための処理方法であって、

前記ライダ-支援システム ( 1) の処理装置 (2 0) の取得部 (2 1) が、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の周囲環境情報を取得する取得ステップ (5 1 0 1) と、

前記処理装置 (2 0) の判定部 (2 2) が、前記取得部 (2 1) で取得された前記周囲環境 情報に基づいて、前記ライダー支援システム (1) に生じさせるライダーの運転を支援するための支援動作 の必要性を判定する判定ステップ (5 1 0 2) と、

前記処理装置 (2 0) の制御部 (2 3) が、前記判定部 (2 2) で前記支援動作が必要であ ると判定された場合に、実行装置 ( ) に前記支援動作を実行させる制御ステップ (5 1 0 3) と、 を備えており、

前記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の後方の周囲環境の情報を含み、 前記判定ステップ (5 1 0 2) では、前記判定部 (2 2) が、前記後方の周囲環境の情報に依 存する指標値であって、且つ、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) の後方に位置する物体の該鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する衝突可能性の指標値である後方指標値 ( 丨 ) を用いて、前記支援動作の必要性 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 を判定し、

前記後方指標値 ( 丨 ) は、前記鞍乗型車両 ( 1 0 0) に対する前記後方に位置する物体の相 対距離 (口 「) 及び相対速度 (V 「) に応じて変化する値である、

処理方法。

Description:
\¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880

【書類名】明細書

【発明の名称】鞍乗型車両のライダ-支援シ テムのための処理装置及び処理方法、鞍乗 車両のライ ダ-支援システム、及び、鞍乗型車両

【技術分野】

[ 0 0 0 1 ]

本発明は、周囲環境情報を用いて、ライダ- 運転を支援するための支援動作の必要性を 定し、 必要である場合にその支援動作を実行するラ イダ-支援システムの処理装置及び処理方法 、その処理 装置を備えているライダー支援システムと、 そのライダー支援システムを備えている鞍乗 型車両と、に関する。 【背景技術】

[ 0 0 0 2 ]

従来の鞍乗型車両に関する技術として、ライ ダーの運転を支援するためのものがある。例 えば、特許文 献 1では、走行方向又は実質的に走行方向にあ 障害物を検出する周囲環境検出装置を用い 、不 適切に障害物に接近していることを鞍乗型車 両のライダーへ警告するライダー支援システ ムが開示されてい る

【先行技術文献】

【特許文献】

[ 0 0 0 3 ]

【特許文献 1】特開 2 0 0 9— 1 1 6 8 8 2号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

[ 0 0 0 4 ]

鞍乗型車両では、ライダーが、ルームミラー の無い状況 (つまり、真後ろを視認しづらい状況) 下で、車 体に跨って着座して運転するため、車両の後 方からの衝突に対するライダ-の支援動作の 要性が高い。 また、その支援動作は、ライダ-が注意を払 ていない状況で実行される確率が高いため その必要性の判 定には、高い確実性が求められる。 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880

[ 0 0 0 5 ]

本発明は、上述の課題を背景としてなされた ものであり、ライダ-の安全性を向上するこ が可能な処理 装置及び処理方法を得るものである。また、 その処理装置を備えているライダー支援シス テムを得るもので ある。また、そのライダー支援システムを備 えている鞍乗型車両を得るものである。

【課題を解決するための手段】

[ 0 0 0 6 ]

本発明に係る処理装置は、鞍乗型車両のライ ダ-支援システムのための処理装置であって 前記鞍乗 型車両の周囲環境情報を取得する取得部と、 前記取得部で取得された前記周囲環境情報に 基づい て、前記ライダー支援システムに生じさせる ライダーの運転を支援するための支援動作の 必要性を半 1】定する 判定部と、前記判定部で前記支援動作が必要 であると判定された場合に、実行装置に前記 支援動 作を実行させる制御部と、を備えており、前 記周囲環境情報は、前記鞍乗型車両の後方の 周囲環境 の情報を含み、前記判定部は、前記後方の周 囲環境の情報に依存する指標値であって、且 つ、前記 鞍乗型車両の後方に位置する物体の該鞍乗型 車両に対する衝突可能性の指標値である後方 指標値 を用いて、前記支援動作の必要性を判定し、 前記後方指標値は、前記鞍乗型車両に対する 前記後 方に位置する物体の相対距離及び相対速度に 応じて変化する値である。

[ 0 0 0 7 ]

また、本発明に係るライダー支援システムは 、上記の処理装置を備えているものである。

[ 0 0 0 8 ]

また、本発明に係る鞍乗型車両は、上記のラ イダー支援システムを備えているものである 。

[ 0 0 0 9 ]

また、本発明に係る処理方法は、鞍乗型車両 のライダ-支援システムのための処理方法で って、前記 ライダ-支援システムの処理装置の取得咅5が 前記鞍乗型車両の周囲環境情報を取得する 得ステッ プと、前記処理装置の判定部が、前記取得部 で取得された前記周囲環境情報に基づいて、 前記ライダ —支援システムに生じさせるライダーの運転 を支援するための支援動作の必要性を半 1】定する半 1】定ステップと 、前記処理装置の制御部が、前記判定部で前 記支援動作が必要であると判定された場合に 、実行装 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 置に前記支援動作を実行させる制御ステップ と、を備えており、前記周囲環境情報は、前 記鞍乗型車 雨の後方の周囲環境の情報を含み、前記判定 ステップでは、前記判定部が、前記後方の周 囲環境の 情報に依存する指標値であって、且つ、前記 鞍乗型車両の後方に位置する物体の該鞍乗型 車両に対 する衝突可能性の指標値である後方指標値を 用いて、前記支援動作の必要性を判定し、前 記後方 指標値は、前記鞍乗型車両に対する前記後方 に位置する物体の相対距離及び相対速度に応 じて変 化するイ直である。

【発明の効果】

[ 0 0 1 0 ]

本発明に係る処理装置、ライダ-支援システ 、鞍乗型車両、及び、処理方法では、鞍乗 車両の 後方の周囲環境の情報を含む周囲環境情報が 取得され、その後方の周囲環境の情報に依存 する指 標値であって、且つ、鞍乗型車両の後方に位 置する物体の鞍乗型車両に対する衝突可能性 の指標値 である後方指標値を用いて、ライダー支援シ ステムに生じさせるライダーの運転を支援す るための支援動作 の必要性が判定され、後方指標値が、後方に 位置する物体の鞍乗型車両に対する相対距離 及び相 対速度に応じて変化する値である。そのため 、車両の後方からの衝突に対するライダーの 支援動作を、確 実性の高い半 定に基づいて実行することが可能となって、 ライダーの安全性が向上する。

【図面の簡単な説明】

[ 0 0 1 1 ]

【図 1】本発明の実施の形態に係るライダ-支援シ テムの、鞍乗型車両への搭載状態を示す図 あ る

【図 2】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、システム構成を示す図である。

【図 3】本発明の実施の形態に係るライダー支援 ステムの、処理装置の動作フローを示す図 ある。 【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 2 ]

以下に、本発明に係る処理装置、ライダ-支 システム、鞍乗型車両、及び、処理方法に いて、図 面を用いて説明する。 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880

[ 0 0 1 3 ] なお、以下で説明する構成、動作等は、一例 であり、本発明に係る処理装置、ライダ-支 システム、 鞍乗型車両、及び、処理方法は、そのような 構成、動作等である場合に限定されない。

[ 0 0 1 4 ] 例えば、以下では、本発明に係るライダ-支 システムが、 自動二輪車に用いられる場合を説明してい るが、本発明に係るライダー支援システムが 、 自動二輪車以外の他の鞍乗型車両に用いられ てもよい。鞍 乗型車両は、ライダ-が跨って乗車する乗物 般を意味する。鞍乗型車両には、モ-タサイ ル (自動二 輪車、 自動三輪車) 、パギー、 自転車等が含まれる。モータサイクルには、 エンジンを谁進源とする自動二 輪車又は自動三輪車、モ-夕を谁進源とする 動二輪車又は自動三輪車等が含まれ、例え 、才-卜 パイ、スクーター、電動スクーター等が含ま れる。また、 自転車は、ペダルに付与されるライダーの踏 力によって 路上を谁進することが可能な乗物全般を意味 する。 自転車には、普通自転車、電動アシスト自転 車、 電動自転車等が含まれる。

[ 0 0 1 5 ] また、以下では、同一の又は類似する説明を 適宜簡略化又は省略している。また、各図に おいて、同 一の又は類似する咅5分については、 同一の符号を付している。また、細かい構造 については、適宜図示を 簡略化又は省略している。

[ 0 0 1 6 ] 実施の形態. 以下に、実施の形態に係るライダー支援シス テムを説明する。

[ 0 0 1 7 ]

<ライダー支援システムの構成>

実施の形態に係るライダー支援システムの構 成について説明する。

図 1は、本発明の実施の形態に係るライダ-支援 ステムの、鞍乗型車両への搭載状態を示す であ る。図 2は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、システム構成を示す図である

[ 0 0 1 8 ] 図 1及び図 2に示されるように、ライダー支援システム 1は、鞍乗型車両 1 0 0に搭載される。ライダ_ 支援システム 1は、少なくとも、鞍乗型車両 1 0 0の後方の周囲環境を検出する周囲環境検出 置 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880

1 1と、鞍乗型車両 1 0 0走行状態を検出する走行状態検出装置 1 2と、処理装置 (巳 0 11)

2 0と、支援動作を実行する実行装置 と、を含む。

[ 0 0 1 9 ]

ライダ-支援システム 1は、周囲環境検出装置 1 1を用いて、鞍乗型車両 1 0 0の後方における衝 突の可能性を認識し、実行装置 を用いて、ライダ-を支援する役割を担う。 理装置 2 0は、周囲環 境検出装置 1 1の出力及び走行状態検出装置 1 2の出力を取得し、実行装置 に制御指令を出 力する。処理装置 2 0には、他の情報 (例えば、ライダーによるブレーキ操作状態 の情報、ライダーによるア クセル操作状態の情報等) を検出するための各種検出装置 (図示省略) の出力も入力される。ライダ —支援システム 1の各咅5は、ライダー支援システム 1に専ら用いられるものであってもよく、ま 、他のシステム と共用されるものであってもよい。

[ 0 0 2 0 ]

周囲環境検出装置 1 1は、例えば、 レ-ダ-、 I \ 6 3 「センサ、超音波センサ、カメラ等であり、 鞍 乗型車両 1 0 0の走行中及び停止中において、検出範囲内 ある物体の鞍乗型車両 1 0 0に対す る距離及び方向を常時検出する。周囲環境検 出装置 1 1は、鞍乗型車両 1 0 0のうちの座席の後 方に固定されているとよい。

[ 0 0 2 1 ]

走行状態検出装置 1 2は、例えば、車輪速センサ、慣性センサ ( I 1\/1 II) 等であり、例えば、鞍乗 型車両 1 0 0に生じている速度、加速度、□-ル角等を検 する。

[ 0 0 2 2 ]

処理装置 2 0は、取得部 2 1と、判定部 2 2と、制御部 2 3と、を含む。処理装置 2 0の各部は 、 1つの筐体に纏めて設けられていてもよく、 た、複数の筐体に分けられて設けられてい もよい。また、処 理装置 2 0の一咅5又は全ては、例えば、マイコン、マ ク□プロセッサユニット等で構成されても く、また、フ アームウエア等の更新可能なもので構成され てもよく、また、 0 II等からの指令によって実行されるプ□グラ ムモジュール等であってもよい。

[ 0 0 2 3 ] \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 取得部 2 1は、周囲環境検出装置 1 1の出力に基づいて、鞍乗型車両 1 0 0の後方の周囲環境 の情報を含む周囲環境情報を取得する。また 、取得部 2 1は、走行状態検出装置 1 2の出力に基づ いて、鞍乗型車両 1 0 0の走行状態の情報である走行状態情報を取 する。

[ 0 0 2 4 ]

判定部 2 2は、取得部 2 1で取得された走行状態情報から鞍乗型車両 1 0 0の進行方向を特定 し、取得部 2 1で取得された周囲環境情報から、衝突可能 を判定すべき物体 (鞍乗型車両 1 0 0 の後方を鞍乗型車両 1 0 0を追って走行する車両) を特定する。そして、半 ^定咅 5 2 2は、その物体の鞍 乗型車両 1 0 0に対する衝突可能性としての後方指標値 丨 を、特定された物体ごとに導出する。つまり 、後方指標値 丨 は、後方の周囲環境の情報に依存する指標値 であって、且つ、鞍乗型車両 1 0 0の 後方に位置する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する衝突可能性の指標値と定義される 判定部 2 2 は、導出された後方指標値 I が基準値を上回るか否かを特定された物体ご とに判定することで、鞍乗型 車両 1 0 0の後方に衝突可能性が高い物体が存在して るか否かを判定する。

[ 0 0 2 5 ]

後方指標値 丨 は、少なくとも、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対距離口 「の逆数と、鞍 乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対速度 V 「と、の組合せである。後方指標値 丨 が、更に、鞍乗 型車両 1 0 0に対するその物体の相対加速度八 「が組み合わされたものであってもよい。例 えば、後方 指標値 丨 は、以下の数式 1又は数式 2で定義される値である。なお、後方指標値 丨 が大きい程、衝突 可能性が高いことを意味する。

[ 0 0 2 6 ]

【数 1】

[ 0 0 2 7 ]

【数 2】 \¥0 2020/115590 卩(:17162019 /059880

[ 0 0 2 8 ]

そして、判定部 2 2は、鞍乗型車両 1 0 0の後方に衝突可能性が高い物体が存在して る場合に、 支援動作が必要であると判定し、そうではな い場合に、支援動作が必要ではないと判定す る。制御部 2 3は、判定部 2 2で支援動作が必要であると判定されると、 行装置 に支援動作を実行させる。

[ 0 0 2 9 ]

実行装置 には、報知装置 3 0が含まれる。報知装置 3 0は、支援動作としてのライダ-への報知 動作を実行する。報知装置 3 0は、音 (つまり、聴覚器が感覚器として用いられる 知覚) によってライダ -に報知するものであってもよく、また、表 (つまり、視覚器が感覚器として用いられる 知覚) によってライ ダーに報知するものであってもよく、また、 振動 (つまり、角虫覚器が感覚器として用いられ る知覚) によってラ イダーに報知するものであってもよく、また 、それらの組合せによって報知するものであ ってもよい。具体的には 、報知装置 3 0は、スピーカー、ディスプレイ、ランプ、 イブレーター等であり、鞍乗型車両 1 0 0に設けら れていてもよく、また、ヘルメット等の鞍乗 型車両 1 0 0に付 · 随する装備に設けられていてもよい。ま た、幸艮 知装置 3 0は、 1つの出力器で構成されていてもよく、また 複数の同一種類又は異なる種類の出力器 で構成されていてもよい。その複数の出力器 は、一体的に設けられていてもよく、また、 別体的に設けられて いてちよい。

[ 0 0 3 0 ]

実行装置 (こは、警告装置 4 0が含まれる。警告装置 4 0は、支援動作としての後方に位置する 物体への警告動作を実行する。警告装置 4 0は、表示 (つまり、視覚器が感覚器として用いられる 知 覚) によって後続車両に警告するものであっても よく、また、音 (つまり、聴覚器が感覚器として用いられる 知覚) によって物体に警告するものであってもよく 、また、それらの組合せによって警告するも のであってもよい 。具体的には、警告装置 4 0は、ランプ、ディスプレイ、スピーカー等 あり、鞍乗型車両 1 0 0に設けられ ていてもよく、また、ヘルメット等の鞍乗型 車両 1 0 0に付 · 随する装備に設けられていてもよい。 寺に、警告 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 装置 4 0が、鞍乗型車両 1 0 〇のブレ-キランプであるとよい。また、警 装置 4 0は、 1つの出力器で 構成されていてもよく、また、複数の同一種 類又は異なる種類の出力器で構成されていて もよい。その複 数の出力器は、一体的に設けられていてもよ く、また、別体的に設けられていてもよい。

【0 0 3 1】

実行装置 には、鞍乗型車両 1 0 0に設けられている速度制御装置 5 0が含まれる。速度制御装 置 5 0は、支援動作としての速度補正動作を実行 る。速度補正動作は、鞍乗型車両 1 0 0のアダ プティブクルーズコントロールによって鞍乗 型車両 1 0 0に生じるカロ減速度又は速度を補正する動 である 。速度制御装置 5 0は、鞍乗型車両 1 0 0に谁進力を生じさせるための機構の動作を 御するもので あってもよく、また、鞍乗型車両 1 0 〇に芾 I】動力を生じさせるための機構の動作を芾 I】御するものであっても よい。例えば、鞍乗型車両 1 0 0がアダプティブクル-ズコントロ-ルによって 自動減速する状況下で、判定 部 2 2が支援動作が必要であると判定すると、実 装置 は、 自動減速における目標減速度を低く補 正する速度補正動作を実行する。実行装置? が、 自動減速における目標速度を高く補正する速 度補 正動作を実行してもよい。また、例えば、鞍 乗型車両 1 0 0がアダプティブクルーズコントロールによ て自動 加速する状況下で、判定部 2 2が支援動作が必要であると判定すると、実 装置 は、 自動加速にお ける目標加速度を高く補正する速度補正動作 を実行する。実行装置 が、 自動加速における目標速 度を高く補正する速度補正動作を実行しても よい。

[ 0 0 3 2 ]

なお、アダプティブクル-ズコント□-ルとは 鞍乗型車両 1 0 0を、鞍乗型車両 1 0 0から前走車まで の £巨離、鞍乗型車両 1 0 0の動き、及び、ライダーの指示に応じて走 させる制御と定萎される。アダプ ティブクル-ズコント□-ルの詳細については 自動車等の他の車両で既に周知であるため、 説明を割愛する 。鞍乗型車両 1 0 0には、前方の周囲環境情報を取得するため 周囲環境検出装置 (図示省略) が設けられている。

[ 0 0 3 3 ]

なお、実行装置?(こ、報知装置 3 0、警告装置 4 0、及び、速度制御装置 5 0以外の他の装置 が含まれていてもよい。また、報知装置 3 0、警告装置 4 0、及び、速度制御装置 5 0のうちの何れか \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 が含まれていなくてもよい。また、ライダー 支援システム 1が、報知装置 3 0、警告装置 4 0、及び、速度 制御装置 5 0を同時に作動させてもよく、また、別々の イミングで作動させてもよい。

[ 0 0 3 4 ]

<ライダー支援システムの動作>

実施の形態に係るライダー支援システムの動 作について説明する。

図 3は、本発明の実施の形態に係るライダー支 システムの、処理装置の動作フローを示す である。

[ 0 0 3 5 ] 処理装置 2 0は、鞍乗型車両 1 0 0の走行中及び停止中において、図 3に示される動作フロ-を繰 り返し実行 1 する。

[ 0 0 3 6 ]

(取得ステップ) ステップ 5 1 0 1において、取得咅^ 2 1は、周囲環境検出装置 1 1の出力に応じた周囲環境情報 を取得する。また、取得部 2 1は、走行状態検出装置 1 2の出力に応じた走行状態情報を取得する。 [ 0 0 3 7 ]

(半 定ステップ) ステップ 5 1 0 2において、半 ^定咅 5 2 2は、ステップ 5 1 0 1で取得された情報に基づいて、鞍乗型車 両 1 0 0の後方に衝突可能性が高い物体が存在して るか否かを判定する。 丫㊀ 5である場合には、 ステップ 5 1 0 3に進み、 〇である場合には、ステップ 5 1 0 1に戻る。

[ 0 0 3 8 ]

(芾御ステップ) ステップ 5 1 0 3において、芾 I】御咅5 2 3は、実行装置 に支援動作を実行させる。

[ 0 0 3 9 ]

<ライダー支援システムの効果>

実施の形態に係るライダー支援システムの効 果について説明する。 処理装置 2 0が、鞍乗型車両 1 0 0の周囲環境情報を取得する取得部 2 1と、ライダ-支援シス テム 1に生じさせるライダーの運転を支援するた の支援動作の必要性を半 定する半 定咅5 2 2と、半 定 部 2 2で支援動作が必要であると判定された場合 、実行装置 に支援動作を実行させる制御部 2 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880

3と、を備えており、周囲環境情報が、鞍 型車両 1 0 0の後方の周囲環境の情報を含み、判定部 2 2が、後方の周囲環境の情報に依存する指標 であって、且つ、鞍乗型車両 1 0 0の後方に位置 する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する衝突可能性の指標値である後方指 値 丨 を用いて、支援動 作の必要性を判定し、後方指標値 丨 が、後方に位置する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する相対距 離口 「及び相対速度 V 「に応じて変化する値である。そのため、車 両の後方からの衝突に対するライダー の支援動作を、確実性の高い判定に基づいて 実行することが可能となって、ライダ-の安 性が向上する

[ 0 0 4 0 ]

好ましくは、後方指標値 丨 が、更に、鞍乗型車両 1 0 0に対する後方に位置する物体の相対加速 度八 「に応じて変化する値である。そのように構 成されることで、車両の後方からの衝突に対 するライダーの 支援動作を、確実性のより高い半 1】定に基づいて実行することが可能となっ 、ライダ-の安全性が向上す る

[ 0 0 4 1 ]

好ましくは、実行装置 は、報知装置 3 0を含み、支援動作は、報知装置 3 0によって実行されるラ イダーへの報知動作を含む。そのように構成 されることで、車両の後方からの衝突に対す るライダーの安全 性が向上する。

[ 0 0 4 2 ]

好ましくは、実行装置 は、警告装置 4 0を含み、支援動作は、警告装置 4 0によって実行される 後方に位置する物体への警告動作を含む。そ のように構成されることで、車両の後方から の種突に対する ライダ-の安全性が向上する。

[ 0 0 4 3 ]

好ましくは、実行装置 は、鞍乗型車両 1 0 0に設けられている速度制御装置 5 0を含み、支援動 作は、速度制御装置 5 0によって実行される、鞍乗型車両 1 0 0のアダプティブクル-ズコントロ-ルによっ て鞍乗型車両 1 0 0に生じる加減速度又は速度を補正する速度 正動作を含む。そのように構成され ることで、車両の後方からの衝突に対するラ イダ-の安全性が向上する。 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880

[ 0 0 4 4 ]

以上、実施の形態について説明したが、本発 明は実施の形態の説明に限定されない。つま り、本発明 (こは、以上で説明された実施の形態に対し て変形を施した形態が含まれる。例えば、実 施の形態の一部 のみが実施されてもよく、また、実施の形態 の一咅5が変形されてもよい。

[ 0 0 4 5 ]

例えば、以上では、鞍乗型車両 1 0 0の後方の周囲環境を検出する周囲環境検出 置 1 1を用 いて、鞍乗型車両 1 0 0の後方に位置する物体が認識され、その物 による衝突可能性が判定される 場合を説明したが、鞍乗型車両 1 0 0の後方に加えて側方の周囲環境を検出する 囲環境検出装 置 1 1を用いて、鞍乗型車両 1 0 0の後方に位置する物体及び鞍乗型車両 1 0 0の側方に位置す る物体が認識され、それらの物体による衝突 可能性が判定されてもよい。その場合には、 後方指標値 I に加えて、側方指標値 I が導出されればよい。側方指標値 I は、側方の周囲環境の情報に依存する指 標値であって、且つ、鞍乗型車両 1 0 0の側方に位置する物体の鞍乗型車両 1 0 0に対する衝突可 能性の指標値と定義される。側方指標値 丨 は、少なくとも、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相 対距離口 「の逆数と、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対速度 V 「と、の組合せである。側方 指標値 I が、更に、鞍乗型車両 1 0 0に対するその物体の相対加速度八 「が組み合わされたものであ ってもよい。例えば、側方指標値 I は、後方指標値 丨 と同様の式で定義される。なお、側方指標値 丨 が 大きい程、衝突可能性が高いことを意味する 。そのような場合において、警告装置 4 0が、支援動作とし て、側方に位置する物体への警告動作を実行 するとよい。

[ 0 0 4 6 ]

また、例えば、以上では、周囲環境検出装置 1 1が、鞍乗型車両 1 0 0に設けられている場合を説 明したが、周囲環境検出装置 1 1が、鞍乗型車両 1 0 0と異なる車両に設けられていてもよい。つ り 、取得部 2 1が、車車間通信により周囲環境情報を取得 てもよい。特に、周囲環境検出装置 1 1 が、衝突可能性が高いと判定される車両に設 けられているとよい。

[ 0 0 4 7 ]

また、例えば、後方指標値 丨 を判定するための判定基準及び側方指標値 丨 を判定するための判定基 \¥0 2020/115590 卩(:17132019/059880 準の少なくとも一方が、ライダーによって設 定可能であってもよい。

【符号の説明】

[ 0 0 4 8 ]

1 ライダ-支援システム、 1 1 周囲環境検出装置、 1 2 走行状態検出装置、 2 0 処理装 置、 2 1 取得部、 2 2 判定部、 2 3 制御部、 3 0 報知装置、 4 0 警告装置、 5 0 速 度制御装置、 1 0 0 鞍乗型車両。