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Title:
PRODUCT CARRY-OUT METHOD, AND APPARATUS THEREFOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/143103
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are a product carry-out method for carrying out products after a work (W) and a product (WS) were worked into the state, in which they are jointed by a plurality of joints (35), and an apparatus for the method. The work and the product are in the state, in which they are jointed with respect to a working position (11) in a punch press by the joint (35) on the side of a work movement positioning device (13) and the joint on the side of the working position (11). The joint on the side of the working position (11) is positioned at the working position, and the work is cut by a cutting mold (63) and pressed by the cutting mold. In this state, the joint (35) on the side of the work movement positioning device (13) is cut by a cutting device (29) belonging to the product carry-out apparatus (1), and the product (WS) is carried out.

Inventors:
NAKAJIMA HITOSHI
SHIMOJI SHINOBU
KURAMAE AKIRA
ARAKI YUUJI
KITAMURA CHIAKI
KISHIMOTO HIROKI
Application Number:
PCT/JP2008/058875
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
AMADA CO LTD (JP)
NAKAJIMA HITOSHI
SHIMOJI SHINOBU
KURAMAE AKIRA
ARAKI YUUJI
KITAMURA CHIAKI
KISHIMOTO HIROKI
International Classes:
B21D28/36; B21D43/28
Foreign References:
JP2002066671A2002-03-05
JPH1157883A1999-03-02
JP2003290846A2003-10-14
JP2001001068A2001-01-09
JP2002079331A2002-03-19
JPH0999327A1997-04-15
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (2-8 Toranomon 1-chome,Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 パンチプレスにおいてワークと製品とをジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから前記製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 前記パンチプレスに備えた切断金型により前記ジョイントを切断し、かつ前記切断金型によってワークを押圧した状態を保つ;
 製品搬出装置により前記製品を保持する;
 前記切断金型によるワークの押圧を解除する;及び
 前記製品を搬出する。
 パンチプレスにおいてワークと製品とをジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 製品搬出装置によって前記製品を保持した状態にあるとき、パンチプレスに備えた切断金型によって前記ジョイントを切断する;及び
 前記製品搬出装置によって前記製品の搬出を行う。
 パンチプレスにおいてワークと製品とをジョイントで2箇所以上接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 前記1つのジョイントをパンチプレスに備えた切断金型により切断する位置に移動する;
 前記ジョイントを切断し、かつ前記切断金型によってワークを押圧した状態保つ;
 残りのジョイントを製品搬出装置に備えた切断装置によって切断する;
 前記製品搬出装置によって前記製品を保持する;
 前記切断金型によるワークの押圧を解除する;及び
 前記製品を搬出する。
 パンチプレスにおいてワークと製品とをジョイントで2箇所以上接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 前記1つのジョイントをパンチプレスに備えた切断金型で切断する位置に移動後、残りのジョイントを製品搬出装置に備えた切断装置によって切断する;
 前記1つのジョイントを前記切断金型によって切断しかつ前記切断金型によってワークを押圧した状態に保持する;及び
 前記製品搬送装置で前記製品を保持し、前記切断金型によるワークの押圧を解除して前記製品を搬出する。
 パンチプレスにおいてワークと製品とを2箇所以上のジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 前記1つのジョイントをパンチプレスに備えた切断金型で切断する位置に移動後、残りのジョイントを製品搬出装置に備えた切断装置によって切断する;及び
 その後前記製品搬送装置で前記製品を保持し、前記1つのジョイントを前記切断金型によって切断し、前記製品を搬出する。
 パンチプレスにおいて製品の輪郭に沿ってスリットを加工するとき、ワークと製品とを複数箇所のジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 パンチプレスにおける加工位置に対してワークの移動位置決めを行うワーク移動位置決め装置側のスリットに備えたジョイントと前記加工位置側のスリットに備えたジョイントによってワークと製品とを接続した状態にする;
 前記加工位置側のスリットに備えたジョイントを前記加工位置に位置決めする;
 パンチプレスに備えた切断金型によって前記ジョイントを切断しかつ前記切断金型によってワークを押圧した状態にあるとき、製品搬出装置に備えた切断装置によって前記ワーク移動位置決め装置側のスリットに備えたジョイントを切断する;及び
 前記切断金型によるワークの押圧を解除した後、前記製品搬出装置によって前記製品えを搬出する。
 パンチプレスにおいて製品の輪郭に沿ってスリットを加工するとき、ワークと製品とを複数箇所のジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
パンチプレスにおける加工位置に対してワークの移動位置決めを行うワーク移動位置決め装置側のスリットに備えたジョイントと前記加工位置側のスリットに備えたジョイントによってワークと製品とを接続した状態にする;
 前記加工位置側のスリットに備えたジョイントを前記加工位置に位置決めする;
 製品搬出装置に備えた切断装置によって前記ワーク移動位置決め装置側のスリットに備えたジョイントを切断し、かつ前記製品搬出装置に備えた製品保持手段によって製品を保持した状態にあるとき、前記パンチプレスに備えた切断金型によって前記加工位置側のスリットに備えたジョイントを切断する;及び
 前記製品搬出装置によって前記製品を搬出する。
 パンチプレスにおいて製品の輪郭に沿ってスリットを加工するとき、ワークと製品とを適数箇所のジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 パンチプレスにおける加工位置側のスリットに備えたジョイントによってワークと製品とを接続した状態にする;
 前記加工位置側のスリットに備えたジョイントを前記加工位置に位置決めした状態にあるとき、製品搬出装置に備えた製品保持手段によって製品を保持すると共に前記切断金型によって前記ジョイントを切断する;及び
 前記製品搬出装置によって前記製品を搬出する。
 請求項6に記載の製品搬出方法において、
 前記ワーク移動位置決め装置側のスリットに備えたジョイントの接続強度よりも前記加工位置側のスリットに備えたジョイントの接続強度の方が大きい。
 請求項7に記載の製品搬出方法において、
前記ワーク移動位置決め装置側のスリットに備えたジョイントの接続強度よりも前記加工位置側のスリットに備えたジョイントの接続強度の方が大きい。
 パンチプレスによって加工された製品を前記パンチプレスから搬出するための製品搬出装置が、以下を含む:
 パンチプレスにおける加工位置に対してワークの移動位置決めを行うワーク移動位置決め装置;
 前記加工位置に対して接近離反する前後方向に対して直交する左右方向へ個別に又は同時に移動自在な複数のスライドであって、前記ワーク移動位置決め装置に設けられている;及び
 前記製品を保持するための製品保持手段を備えかつ左右方向に長い搬出アームを前記各スライドに前後方向へ移動可能にそれぞれ備え、前記搬出アームの少なくとも一方に、ワークと製品とを接続したジョイントを切断するための切断装置。
 請求項11に記載の製品搬出装置において、
 前記切断装置の切断部は、前記搬出アームに対して上下方向に移動可能に備えられている。
 請求項11に記載の製品搬出装置において、
 前記切断装置の切断部は、前記搬出アームに対して左右方向へ移動可能かつ上下方向に移動可能に備えられている。
 請求項12に記載の製品搬出装置において、
 前記切断装置は、前記製品外形とジョイントの両側端部との接続部を結ぶ直線よりも製品側に入り込んだ位置を切断する構成である。
 請求項13に記載の製品搬出装置において、
前記切断装置は、前記製品外形とジョイントの両側端部との接続部を結ぶ直線よりも製品側に入り込んだ位置を切断する構成である。
 板材加工機によって加工された製品を前記板材加工機から搬出するための製品搬出装置が、以下を含む:
 前記板材加工機に対して左右方向へ個別に又は同時に移動自在な複数のスライド;
 前記製品を保持するための製品保持手段;及び
 前記各スライドに前後方向へ移動可能にそれぞれ設けられる左右方向に長い搬出アーム;
 上記構成において、
 前記各搬出アームが、前後方向へ並列に配置可能であり;及び
 前記各搬出アームが、左右方向に一列に整列可能である。
 パンチプレスにおいてワークと製品とを複数箇所のジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 パンチプレスにおける加工位置に対してワークの移動位置決めを行うワーク移動位置決め装置側のジョイントと前記加工位置側のジョイントによってワークと製品とを接続した状態にする;
 前記加工位置側のジョイントを前記加工位置に位置決めする;
 パンチプレスに備えた切断金型によって前記ジョイントを切断しかつ前記切断金型によってワークを押圧した状態にあるとき、製品搬出装置に備えた切断装置によって前記ワーク移動位置決め装置側のジョイントを切断する;
 前記切断金型によるワークの押圧を解除する;及び
 前記製品搬出装置によって前記製品を搬出する。
 請求項17に記載の製品搬出方法において、
 前記ワーク移動位置決め装置側のジョイントの接続強度よりも前記加工位置側のジョイントの接続強度の方が大きい。
 パンチプレスにおいてワークと製品とを複数箇所のジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 パンチプレスにおける加工位置に対してワークの移動位置決めを行うワーク移動位置決め装置側のジョイントと前記加工位置側のジョイントによってワークと製品とを接続した状態にする;
 前記加工位置側のジョイントを前記加工位置に位置決めする;
 製品搬出装置に備えた切断装置によって前記ワーク移動位置決め装置側のジョイントを切断しかつ前記製品搬出装置に備えた製品保持手段によって製品を保持した状態にあるとき、前記パンチプレスに備えた切断金型によって前記加工位置側のジョイントを切断する;及び
 前記製品搬出装置によって前記製品を搬出する。
 請求項19に記載の製品搬出方法において、
前記ワーク移動位置決め装置側のジョイントの接続強度よりも前記加工位置側のジョイントの接続強度の方が大きい。
 パンチプレスにおいてワークと製品とを適数箇所のジョイントで接続した状態に加工した後、前記パンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法が、以下のステップを含む:
 パンチプレスにおける加工位置側のジョイントによってワークと製品とを接続した状態にする;
 前記加工位置側のジョイントを前記加工位置に位置決めした状態にあるとき、製品搬出装置に備えた製品保持手段によって製品を保持し、かつ前記切断金型によって前記ジョイントを切断する;及び
 前記製品搬出装置によって前記製品を搬出する。
Description:
製品搬出方法及びその装置

 本発明は、例えばタレットパンチプレス どの板材加工機から製品を搬出する製品搬 方法及び装置に関する。

 従来、例えばパンチプレスなどの板材加 機においては、板状のワークから製品の輪 を切断して製品を切断分離することが行わ ている。この場合、ワークと製品とをミク ジョイント(微細な接続部)を介して接続し 状態に加工し、板材加工機としてのパンチ レスからワークを搬出し、パンチプレスの 部においてワークから製品を分離すること 行われている。しかし、上述の場合、板材 工機上においてワークをX,Y軸方向へ移動位 決めするとき、振動によってワークから製 が分離することがあるという問題がある。

 そこで、板材加工機上においてワークか 製品を切断分離し、この分離された製品を 品搬出装置によって搬出することも行われ いる。当該技術は、例えば日本国特許公報 特開平10-258938号(特許文献1)に開示されてい 。

 上述のごとく、製品搬出装置によって板 加工機上から製品を搬出する場合、搬出す 製品の大きさに対応して、吸着手段を備え 複数のストレッチの間隔を調節することも われている。当該技術は、例えば日本国特 公報の特開2000-71034号(特許文献2)に開示され ている。

 前記特許文献1に記載の製品搬出装置は、 製品搬出装置におけるストレッチの下面の所 定位置に複数のバキュームパットを予め備え た構成であり、搬出する製品の形状,寸法に 応して前記バキュームパットの位置を調節 ることができず、さらなる改善が求められ いる。

 一方、前記特許文献2に記載の構成におい ては、製品を吸着するための複数の吸着手段 を備えた2つのストレッチの間隔が調節自在 あることにより、製品の幅寸法に対して容 に対応可能であるものの、幅寸法が小さく さ寸法が大きな製品に対しては対応困難で り、さらなる改善が求められている。

 また、板状のワークと製品とを複数のワ ヤジョイントなどの接続部によって接続し 状態に加工した後、板材加工機に備えた切 装置によって前記接続部を切断し、製品搬 装置によって製品の搬出を行うことも行わ ている。この場合、最後に切断すべき接続 を前記切断装置に対応した位置へ移動位置 めしようとするとき、ワークに対する製品 相対的位置が変化することがあり、最後の 続部を正確に切断することができない場合 あるという問題がある。

 本発明は上述の課題を解決するためにな れたもので、その第1の目的は、ワークと製 品との関係を正確に保持して接続部(ジョイ ト)の切断を正確に行うことができる製品搬 方法及びその装置を提供することにある。

 本発明の第2の目的は、製品に対しての製 品搬出装置の位置決めを正確に行うことがで きる製品搬出方法及びその装置を提供するこ とにある。

 本発明の第3の目的は、製品の搬出を迅速 かつ正確に行うことができる製品搬出方法及 びその装置を提供することにある。

 本発明の第4の目的は、製品の搬出を容易 に行うことができる製品搬出方法及びその装 置を提供することにある。

 本発明の第5の目的は、ワークと製品との 接続部の最後の切断を正確に行うことができ る製品搬出方法及びその装置を提供すること にある。

 上記目的を達成するために、本発明の第1 アスペクトは、パンチプレスにおいてワーク と製品とをジョイントで接続した状態に加工 した後、前記パンチプレスから前記製品を搬 出する製品搬出方法であって、以下のステッ プを具備する:前記パンチプレスに備えた切 金型により前記ジョイントを切断し、かつ 記切断金型によってワークを押圧した状態 保つ;製品搬出装置により前記製品を保持す ;前記切断金型によるワークの押圧を解除す る;及び、前記製品を搬出する。

 本発明の第2アスペクトは、パンチプレス においてワークと製品とをジョイントで接続 した状態に加工した後、前記パンチプレスか ら製品を搬出する製品搬出方法であって、以 下のステップを具備する;製品搬出装置によ て前記製品を保持した状態にあるとき、パ チプレスに備えた切断金型によって前記ジ イントを切断する;及び、前記製品搬出装置 よって前記製品の搬出を行う。

 本発明の第3アスペクトは、パンチプレス においてワークと製品とをジョイントで2箇 以上接続した状態に加工した後、前記パン プレスから製品を搬出する製品搬出方法で って、以下のステップを具備する:前記1つの ジョイントをパンチプレスに備えた切断金型 により切断する位置に移動する;前記ジョイ トを切断し、かつ前記切断金型によってワ クを押圧した状態保つ;残りのジョイントを 品搬出装置に備えた切断装置によって切断 る;前記製品搬出装置によって前記製品を保 持する;前記切断金型によるワークの押圧を 除する;及び、前記製品を搬出する。

 本発明の第4アスペクトは、パンチプレス においてワークと製品とをジョイントで2箇 以上接続した状態に加工した後、前記パン プレスから製品を搬出する製品搬出方法で って、以下のステップを具備する:前記1つの ジョイントをパンチプレスに備えた切断金型 で切断する位置に移動後、残りのジョイント を製品搬出装置に備えた切断装置によって切 断する;前記1つのジョイントを前記切断金型 よって切断しかつ前記切断金型によってワ クを押圧した状態に保持する;及び、前記製 品搬送装置で前記製品を保持し、前記切断金 型によるワークの押圧を解除して前記製品を 搬出する。

 本発明の第5アスペクトは、パンチプレス においてワークと製品とを2箇所以上のジョ ントで接続した状態に加工した後、前記パ チプレスから製品を搬出する製品搬出方法 あって、以下のステップを具備する:前記1つ のジョイントをパンチプレスに備えた切断金 型で切断する位置に移動後、残りのジョイン トを製品搬出装置に備えた切断装置によって 切断する;及び、その後前記製品搬送装置で 記製品を保持し、前記1つのジョイントを前 切断金型によって切断し、前記製品を搬出 る。

 本発明の第6アスペクトは、パンチプレス において製品の輪郭に沿ってスリットを加工 するとき、ワークと製品とを複数箇所のジョ イントで接続した状態に加工した後、前記パ ンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法 であって、以下のステップを具備する:パン プレスにおける加工位置に対してワークの 動位置決めを行うワーク移動位置決め装置 のスリットに備えたジョイントと前記加工 置側のスリットに備えたジョイントによっ ワークと製品とを接続した状態にする;前記 工位置側のスリットに備えたジョイントを 記加工位置に位置決めする;パンチプレスに 備えた切断金型によって前記ジョイントを切 断しかつ前記切断金型によってワークを押圧 した状態にあるとき、製品搬出装置に備えた 切断装置によって前記ワーク移動位置決め装 置側のスリットに備えたジョイントを切断す る;及び、前記切断金型によるワークの押圧 解除した後、前記製品搬出装置によって前 製品えを搬出する。

 本発明の第7アスペクトは、パンチプレス において製品の輪郭に沿ってスリットを加工 するとき、ワークと製品とを複数箇所のジョ イントで接続した状態に加工した後、前記パ ンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法 であって、以下のステップを具備する:パン プレスにおける加工位置に対してワークの 動位置決めを行うワーク移動位置決め装置 のスリットに備えたジョイントと前記加工 置側のスリットに備えたジョイントによっ ワークと製品とを接続した状態にする;前記 工位置側のスリットに備えたジョイントを 記加工位置に位置決めする;製品搬出装置に 備えた切断装置によって前記ワーク移動位置 決め装置側のスリットに備えたジョイントを 切断し、かつ前記製品搬出装置に備えた製品 保持手段によって製品を保持した状態にある とき、前記パンチプレスに備えた切断金型に よって前記加工位置側のスリットに備えたジ ョイントを切断する;及び、前記製品搬出装 によって前記製品を搬出する。

 本発明の第8アスペクトは、パンチプレス において製品の輪郭に沿ってスリットを加工 するとき、ワークと製品とを適数箇所のジョ イントで接続した状態に加工した後、前記パ ンチプレスから製品を搬出する製品搬出方法 であって、以下のステップを具備する:パン プレスにおける加工位置側のスリットに備 たジョイントによってワークと製品とを接 した状態にする;前記加工位置側のスリット 備えたジョイントを前記加工位置に位置決 した状態にあるとき、製品搬出装置に備え 製品保持手段によって製品を保持すると共 前記切断金型によって前記ジョイントを切 する;及び、前記製品搬出装置によって前記 製品を搬出する。

 前記第7アスペクト又は第8アスペクトか 従属する本発明の第9アスペクトは、前記製 搬出方法において、前記ワーク移動位置決 装置側のスリットに備えたジョイントの接 強度よりも前記加工位置側のスリットに備 たジョイントの接続強度の方が大きい。

 本発明の第10アスペクトは、パンチプレ によって加工された製品を前記パンチプレ から搬出するための製品搬出装置であって 以下を具備する:パンチプレスにおける加工 置に対してワークの移動位置決めを行うワ ク移動位置決め装置;前記加工位置に対して 接近離反する前後方向に対して直交する左右 方向へ個別に又は同時に移動自在な複数のス ライドであって、前記ワーク移動位置決め装 置に設けられている;及び、前記製品を保持 るための製品保持手段を備えかつ左右方向 長い搬出アームを前記各スライドに前後方 へ移動可能にそれぞれ備え、前記搬出アー の少なくとも一方に、ワークと製品とを接 したジョイントを切断するための切断装置

 前記第10アスペクトから従属する本発明 第11アスペクトは、前記製品搬出装置におい て、前記切断装置の切断部が、前記搬出アー ムに対して上下方向に移動可能に備えられて いる。

 前記第10アスペクトから従属する本発明 第12アスペクトは、前記製品搬出装置におい て、前記切断装置の切断部は、前記搬出アー ムに対して左右方向へ移動可能かつ上下方向 に移動可能に備えられている。

 前記第11アスペクト又前記第12アスペクト はから従属する本発明の第13アスペクトは、 記製品搬出装置において、前記切断装置は 前記製品外形とジョイントの両側端部との 続部を結ぶ直線よりも製品側に入り込んだ 置を切断する構成である。

 本発明の第14アスペクトは、板材加工機 よって加工された製品を前記板材加工機か 搬出するための製品搬出装置であって、以 を具備する:前記板材加工機に対して左右方 へ個別に又は同時に移動自在な複数のスラ ド;前記製品を保持するための製品保持手段 ;及び、前記各スライドに前後方向へ移動可 にそれぞれ設けられる左右方向に長い搬出 ーム;上記構成において、前記各搬出アーム 、前後方向へ並列に配置可能であり;及び、 前記各搬出アームが、左右方向に一列に整列 可能である。

 本発明の第15アスペクトは、パンチプレ においてワークと製品とを複数箇所のジョ ントで接続した状態に加工した後、前記パ チプレスから製品を搬出する製品搬出方法 あって、以下のステップを具備する:パンチ レスにおける加工位置に対してワークの移 位置決めを行うワーク移動位置決め装置側 ジョイントと前記加工位置側のジョイント よってワークと製品とを接続した状態にす ;前記加工位置側のジョイントを前記加工位 置に位置決めする;パンチプレスに備えた切 金型によって前記ジョイントを切断しかつ 記切断金型によってワークを押圧した状態 あるとき、製品搬出装置に備えた切断装置 よって前記ワーク移動位置決め装置側のジ イントを切断する;前記切断金型によるワー の押圧を解除する;及び、前記製品搬出装置 によって前記製品を搬出する。

 前記第15アスペクトから従属する本発明 第16アスペクトは、前記製品搬出方法におい て、前記ワーク移動位置決め装置側のジョイ ントの接続強度よりも前記加工位置側のジョ イントの接続強度の方が大きい。

 本発明の第17アスペクトは、パンチプレ においてワークと製品とを複数箇所のジョ ントで接続した状態に加工した後、前記パ チプレスから製品を搬出する製品搬出方法 あって、以下のステップを具備する:パンチ レスにおける加工位置に対してワークの移 位置決めを行うワーク移動位置決め装置側 ジョイントと前記加工位置側のジョイント よってワークと製品とを接続した状態にす ;前記加工位置側のジョイントを前記加工位 置に位置決めする;製品搬出装置に備えた切 装置によって前記ワーク移動位置決め装置 のジョイントを切断しかつ前記製品搬出装 に備えた製品保持手段によって製品を保持 た状態にあるとき、前記パンチプレスに備 た切断金型によって前記加工位置側のジョ ントを切断する;及び、前記製品搬出装置に って前記製品を搬出する。

 前記第17アスペクトから従属する本発明 第18アスペクトは、前記製品搬出方法におい て、前記ワーク移動位置決め装置側のジョイ ントの接続強度よりも前記加工位置側のジョ イントの接続強度の方が大きい。

 本発明の第19アスペクトは、パンチプレ においてワークと製品とを適数箇所のジョ ントで接続した状態に加工した後、前記パ チプレスから製品を搬出する製品搬出方法 あって、以下のステップを具備する:パンチ レスにおける加工位置側のジョイントによ てワークと製品とを接続した状態にする;前 記加工位置側のジョイントを前記加工位置に 位置決めした状態にあるとき、製品搬出装置 に備えた製品保持手段によって製品を保持し 、かつ前記切断金型によって前記ジョイント を切断する;及び、前記製品搬出装置によっ 前記製品を搬出する。

 上述本発明の第1アスペクト乃至第19アス クトによれば、ワークと製品との関係を正 に保持して接続部(ジョイント)の切断を正 に行うことができると共に製品に対しての 品搬出装置の位置決めを正確に行うことが き、製品の搬出を迅速かつ正確に行うこと できる。

 また、搬出する製品を保持するための製 保持手段を備えた複数の搬出アームを、製 の形状,寸法に対応して前後方向,左右方向 配置することができ、製品の搬出を容易に うことができる。

 更に、ワークと製品との接続部を切断す ための切断装置を搬出アームに備えている で、ワークと製品との接続部の最後の切断 正確に行うことができる。

図1は、本発明の実施形態に係る製品搬 出装置の全体的構成を概念的,概略的に示し 平面説明図である。 図2は、製品搬出装置における第1の搬 アームの構成を概略的に示す説明図である 図3は、第1の搬出アームに備えた切断 置におけるカッタの構成を示す拡大平断面 明図である。 図4は、第1,第2のスライダを左右方向に 移動するため構成,及び各スライダにそれぞ 備えた第1,第2の搬出アームを前後方向に移 するための構成を概念的,概略的に示した構 、作用説明図である。 図5は、第1,第2のスライダを左右方向に 移動するため構成,及び各スライダにそれぞ 備えた第1,第2の搬出アームを前後方向に移 するための構成を概念的,概略的に示した構 、作用説明図である。 図6は、ワークに対する製品の接続状態 を示す説明図である。 図7は、ワークから製品を分離する場合 の作用説明図である。 図8は、製品を搬出するときの製品と搬 出アームとの関係を示した説明図である。 図9は、ワークから製品を分離する場合 の作用説明図である。 図10は、ワークから製品を分離する場 の作用説明図である。 図11は、ワークから製品を分離する場 の作用説明図である。

 以下、この発明の実施の形態について図 を参照して説明する。

 概念的,概略的に図1に平面図として示す うに、本実施形態に係る製品搬出装置1は、 材加工機の一例としてのタレットパンチプ スなどのパンチプレス3にX軸(X-AXIS)方向、つ まり製品加工ラインの左右方向に隣接して配 置した製品積載装置5及び板状のワークを供 するワーク供給装置7に亘って左右方向に長 延びたガイドレール9をY軸(Y-AXIS)方向、つま り前記製品加工ラインの前後方向に並列に備 えている。上記ガイドレール9の端部(図1にお いての左端部)は、前記パンチプレス3におけ 加工位置11と、この加工位置11に対してワー クの移動位置決めを行うワーク移動位置決め 装置13が前記加工位置11から前後方向(図1にお いての上下方向)に最も離れた位置の間にお て、前記パンチプレス3におけるテーブルの 方位置に延びている。前記ワーク移動位置 め装置13には、板状のワークを把持するた の複数のワーククランプ15が左右方向へ移動 自在に備えられている。

 なお、前記板材加工機(パンチプレス)3,製 品積載装置5及びワーク供給装置7の構成は、 知であるから、その詳細についての説明は 略する。

 前記ガイドレール9の下側には、第1,第2の スライド17A,17Bが左右方向へ移動自在に支持 れている。上記第1,第2の各スライド17A,17Bの 部には、図2に示すように、前後方向のガイ ド部材19が設けてあり、上記各ガイド部材19 は、それぞれアームホルダ21A,21Bが前後動自 に支持されている。そして、上記各アーム ルダ21A,21Bには、左右方向に長い搬出アーム 23A,23Bが上下方向へ移動自在に支持されてい 。すなわち、上記各搬出アーム23A,23Bの基端 には、前記アームホルダ21A,21Bに備えた上下 方向のガイド部21Gに案内されて上下動自在な 昇降部材22が一体的に備えられている。

 前記各搬出アーム23A,23Bは、前記各アーム ホルダ21A,21Bに取付けた例えばエアーシリン などのごとき上下動用のアクチュエータ25の 作動によって上下動されるもので、前記板材 加工機3方向(X方向)へ長く突出して備えられ いる。前記各搬出アーム23A,23Bの下部には、 品を保持するための製品保持手段の一例と て複数のバキュームパッド27或は磁石など 、各搬出アーム23A,23Bの全長に亘って適宜に 置してある。そして、一方の搬出アーム,す なわち、前記板材加工機3側の第1スライド17A 支持された搬出アーム23Aの先端部には、板 のワークと製品とを接続したジョイント(接 続部)を切断するための切断装置29が装着して ある。

 上記切断装置29は、搬出アーム23Aの前側 面、すなわち、前記板材加工機3における前 加工位置11の反対側の面であって、前記ワ ク移動位置決め装置13に対向する側の面に装 着してある。上記切断装置29は、搬出アーム2 3Aに取付けたエアーシリンダ等のごとき上下 用アクチュエータ31によって上下動される 降部材33を備えており、この昇降部材33には ワークW(図3参照)と製品WSとを接続した台形 又は直線状のジョイント35などのごとき適 形状のジョイントを切断するための切断部 してのカッタ37を備えている。

 上記カッタ37は、図3に断面した平面拡大 として示すように、前記ワークWと製品WSと 間に形成されたスリットS内に上方向から侵 入自在な薄い板状の固定刃としてのダイ39と このダイ39に対して上下動自在な可動刃と てのパンチ41とを備えている。上記ダイ39は 記昇降部材33に一体的に備えられ、かつ図2 示すように、昇降部材33から下方向へ突出 て備えられている。そして、ダイ39の下方向 への突出部の垂直部39Cの側部には、前記ジョ イント35に対応して前記ダイ39の位置決めを うために、ジョイント35が台形のジョイント の場合の傾斜した傾斜縁35Aと当接自在な傾斜 した当接面39Aを備えると共に、ジョイント35 直線状のジョイント35Bの場合に当接自在な 接面39Bを、傾斜した前記当接面39Aの先端側 備えている。

 そして、前記ダイ39の前記垂直部39Cの下 部には前記ジョイント35の下側へ侵入自在な 水平部39DをX方向に突出して備えている。そ て、前記製品WSの外形と前記ジョイント35(35B )のX方向の両側端部との接続部42を結ぶ直線 分よりも前記製品WS側に極く僅かに入り込ん だ位置を切断するように、前記ダイ39におけ 前記水平部39Dの前記当接面39Bに隣接した位 には、前記水平部39Dの後側面から製品WS側( 側)へ僅かに突出した突出刃43が備えられて る。前記パンチ41は、ダイ39における前記突 出刃43と協働してジョイント35の切断を行う ので、前記突出刃43に対応した形状の凹状刃 45を備えている。

 可動刃としての前記パンチ41を前記ダイ39 に対して上下動するために、パンチ41を一体 に備えたパンチホルダ47(図2参照)が前記昇 部材33に上下動可能に備えられている。この パンチホルダ47の上部には、図2に示すように 、コ字形状の凹部47Aが形成してあり、この凹 部47Aには、前記昇降部材33に上下方向に回動 在に支持されたベルクランク状の回動レバ 49の一端側が係合してある。そして、上記 動レバー49の他端側が、前記昇降部材33に装 したエアーシリンダ等のごときカッタ用ア チュエータ51におけるピストンロッド等の とき作動杆51Aと連動するように構成してあ 。

 したがって、ワークWから製品WSを切断分 すべく、板材加工機3によって製品WSの輪郭 沿ってスリットSを形成すると共に、ワーク Wと製品WSの複数箇所をジョイント35によって 続した状態に加工してあるとき、前記ジョ ント35を前記カッタ37によって切断する場合 、前記接続部42を結ぶ直線よりも製品WS側に く僅かに(例えば0.1mm程度)入り込んだ位置を 断することになる。よって、カッタ37と製 WSとの相対的な位置決めが正確でない場合で あっても、前記ジョイント35の切断部に、製 WSから僅かに突出した突出部を形成するよ なことがなく、後工程で極く僅かな突出部 除去する必要がないものである。なお、前 切断装置29の構成は一般的なミクロジョイン ト切断装置にもそのまま適用可能である。ま た、前記切断装置29を、搬出アーム23Aに対し 左右方向(X方向)へ移動可能に設けることも 能である。

 さらには、前記切断装置29を、垂直軸心 周りに90度回転可能な構成に設けることも可 能である。このように構成することにより、 X方向のスリットSに備えたジョイント35の切 は勿論のこと、Y方向のスリットSに備えたジ ョイント35の切断を行うことができるもので る。

 前記ガイドレール9に沿って前記各スライ ド17A,17Bを左右方向(X方向)へ移動する構成と ては、次のごとき構成とすることができる すなわち、図4に概念的,概略的に示すように 、制御装置(図示省略)の制御の下に回転制御 れるサーボモータMXによって回転されるエ ドレス状のチエン,ベルト等のエンドレス回 体53を前記ガイドレール9(図4においては、 イドレール9は省略してある)に沿って左右方 向に長く設ける。そして、第1のスライド17A 前記エンドレス回転体53とは連結部54を介し 一体的に連結する。

 一方、第2のスライド17Bには、前記エンド レス回転体53を挟持自在なクランプ装置55を える。すなわち、前記第2のスライド17Bに一 的に備えた固定ジョー55Aに対して前記エン レス回転体53を押圧挟持する可動ジョー55B 備え、この可動ジョー55Bを作動する構成と て、エアーシリンダ等のごときクランプ用 クチュエータ57を前記第2のスライド17Bに備 た構成とすることができる。

 上記構成によれば、サーボモータMXの駆 によってエンドレス回転体53が回転されると 、第1スライド17Aはエンドレス回転体53の回転 に従って左右方向へ移動されるものである。 そして、第2のスライド17Bは、クランプ装置55 がエンドレス回転体53を解放した状態にある きには、エンドレス回転体53の回転に拘わ なく定位置に停止した状態にあり、前記ク ンプ装置55によってエンドレス回転体53をク ンプしたときに、第1,第2のスライド17A,17Bが 一体的に同方向へ移動されるものである。

 したがって、図4に示すように、第1,第2の スライド17A,17Bが左右方向に大きく離れた状 にあり、かつ前記クランプ装置55がエンドレ ス回転体53を解放した状態にあるとき、エン レス回転体53を時計回り方向に回転して第1 ライド17Aを右方向へ移動することにより、 止位置にある第2のスライド17Bに対して第1 ライド17Aを接近することができる。その後 クランプ装置55によってエンドレス回転体53 クランプすると、図5に示すように、第1,第2 のスライド17A,17Bを左右方向へ一体的に移動 ることができるものである。

 既に理解されるように、第1スライド17Aは 、サーボモータMXの回転に連動して常に左右 向へ移動されるものの、第2のスライド17Bは 、停止状態と第1スライド17Aと一体的に移動 る状態とを選択することができるものであ 。

 ところで、前記第1,第2のスライド17A,17Bを 左右方向へ移動する構成としては、左右方向 に長いボールネジ機構やリニアモータを各ス ライド17A,17Bに対応して個別に設け、第1,第2 スライド17A,17Bを個別に左右方向へ移動可能 構成し、第1,第2のスライド17A,17Bを一体的に 左右方向へ移動する場合には、前記ボールネ ジ機構やリニアモータを同期運転する構成と することもできる。すなわち、第1,第2のスラ イド17A,17Bをガイドレール9に沿って左右方向 個別に又は一体的に移動するための構成は 種々の構成を採用することができるもので る。

 第1,第2のスライド17A,17Bに備えた前記搬出 アーム23A,23Bをそれぞれ前後方向へ移動する 成としては、各搬出アーム23A,23Bに個別に備 たサーボモータML,MRによって前後方向に長 ボールネジ59A,59Bをそれぞれ回転する構成と 、前記各搬出アーム23A,23Bに備えたボールナ ット61A,61Bをそれぞれのボールネジ59A,59Bに移 自在に螺合した構成とすることができる。 お、前記各搬出アーム23A,23Bを前後方向に移 動するための構成としては、ボールネジ機構 に限ることなく、リニアモータやエンドレス ベルトによって移動する構成とすることがで きる。

 以上のごとき構成において、ワークWから 製品WSを切断分離するには、図6に示すように 、製品WSの輪郭に沿ってスリットSをX,Y方向に 加工する。この際、ワークWと製品WSとのジョ イント35は、板材加工機3側(加工位置側)にお てX方向に加工されたスリットS1とワーク移 位置決め装置13側においてX方向に加工され スリットS2内に形成する。そして、前記ス ットS2内のジョイント35よりも前記スリットS 1内のジョイント35のスリットS1に沿う方向の 法を大きく形成して接続強度を大きく保持 る。したがって、ワークWをX,Y方向(左右前 方向)へ移動するとき、振動等によってワー Wから製品WSが分離されるようなことがなく ワークWに対して製品WSの相対的な位置関係 正確に保持されるものである。

 そして、ワークWから製品を切断分離する 場合には、前記スリットS1におけるジョイン を板材加工機(パンチプレス)における加工 置11に位置決めし、板材加工機に備えた切断 金型63(パンチ,ダイ)によって前記ジョイント 切断する。

 このようにジョイントを切断するとき、 断金型63におけるパンチ,ダイによって前記 ョイントの周囲は強力に挟圧固定された状 にあり、ワークWに対して製品WSが相対的に 置ずれを生じるようなことがないものであ 。

 上述のように、切断金型63におけるパン ,ダイによって製品WS,ワークWが共に挟圧固定 された状態にあるとき、図7に示すように、 1搬出アーム23Aを前後左右方向に移動して、 の第1搬出アーム23Aに備えた前記切断装置29 スリットS2側のジョイント35に対応して位置 決めし、当該ジョイント35を切断する。その 、図8に示すように、第1搬出アーム23Aを製 WSに対応して位置決めし、この第1搬出アー 23Aに備えた製品保持手段によって製品を保 すると共に、前記切断金型63による挟圧固定 を解除することにより、製品WSの搬出を行う とができるものである。

 なお、前記説明においては、スリットS1 のジョイント35の切断後にスリットS2側のジ イント35を切断し、その後に搬出アーム23A よって製品WSを保持した後、切断金型63によ 挟圧固定(押圧固定)を解除して製品WSの搬出 を行う旨説明した。しかし、ジョイント35の 断順や搬出アーム23Aによる保持などの動作 は、前述した動作順に限ることなく適宜の 更を行うことができるものである。

 すなわち、例えば、スリットS2側のジョ ント35を切断した後に切断金型63によってス ットS1側のジョイント35を切断すると共にワ ークWと製品WSを押圧固定する。その後、製品 WSに対する搬出アーム23Aの位置決めを行い、 品WSの保持を行った後に前記切断金型63によ る押圧固定を解除し、製品WSの搬出を行うこ も可能である。

 また、前述のようにスリットS2側のジョ ント35を切断した後に、製品WSに対する搬出 ーム23Aの位置決めを行い製品WSを保持する その後、切断金型63によってスリットS1側の ョイント35の切断を行った後に製品WSの搬出 を行うことも可能である。

 図9に示すように、製品WSの前後方向の幅 法が大きい場合には、前記第1搬出アーム23A に備えた切断装置29によってスリットS2側の ョイント35の切断を行うとき、第2搬出アー 23Bによって製品WSが動かないように補助的に 製品WSを押さえることができる。そして、製 WSの搬出を行うときには、製品WSに形成した 穴Hを回避して搬出アーム23A,23Bを製品WSの幅 法に対応して、図10に示すように、前後方向 に並列に配置して製品WSの搬出を行うもので る。

 また、製品WSが図11に示すように、前後方 向の幅寸法が小さく、左右方向の長さ寸法が 大きい場合には、第1,第2の搬出アーム23A,23B 左右方向に直線的に整列して製品WSの搬出を 行うことができるものである。

 以上のごとき説明より理解されるように 製品搬出装置1に備えた第1,第2の搬出アーム 23A,23Bは、搬出する製品WSの形状,寸法に対応 て前後方向に並列に、また、その状態で左 方向に位置ずれした状態、及び左右方向に 線状に整列した状態に配置することができ 。したがって、製品WSに対する搬出アーム23A ,23Bの配置の自由度が大きく、種々の形状寸 の製品WSを容易に搬出することができるもの である。

 また、第1の搬出アーム23Aに、ワークWと 品WSとを接続したジョイント35を切断するた の切断装置29を備えた構成であるから、板 加工機に備えた切断金型63によって、板材加 工機側のスリットS1におけるジョイント35を 断し、ワークW及び製品WSを前記切断金型63に よって押圧固定した状態にあるとき、ワーク 移動位置決め装置13側のスリットS2における ョイント35を最後に切断することができる。

 換言すれば、最後のジョイント35を切断 るとき、固定状態にあるワークW,製品WSに対 て前記切断装置29の位置決めを行うことが きる。したがって、ワークWと製品WSとの相 的な位置関係を正確に保持してジョイント35 の切断を行うことができ、切断面に微細な段 差等を生じることなく精度のよい切断を行う ことができるものである。

 ところで、本発明は、前述したごとき実 形態に限ることなく、適宜の変更を行うこ により、その他の形態で実施可能である。 なわち、加工位置側(板材加工機側)のスリ トS1のジョイント35を加工位置に位置決めし 状態にあるときに、製品搬出装置に備えた 断装置29によってスリットS2側の適数のジョ イント35を切断し、前記製品搬出装置に備え 製品保持手段によって製品を保持した後、 記切断金型63によってスリットS1側の最後の ジョイント35を切断することも可能である。

 また、加工位置側のスリットS1のみに複 のジョイント35を備えて順次切断することも 可能である。さらに、ジョイント35を備える リットとしては、加工位置側のX方向の前記 スリットS1及びワーク移動位置決め側のX方向 の前記スリットS2に限ることなく、X方向に直 交する方向であるY方向のスリットやX,Y方向 対して交差する方向のスリットに適数のジ イント35を備える構成とすることも可能であ る。この場合は、前述したように水平に回動 可能に備えられた切断装置によってY方向や 差する方向のスリットに備えられたジョイ ト35を切断することになるものである。

 また、製品が小さく、例えば加工位置側 リットS1の1箇所のジョイントのみで製品と ークとが接続してある場合、製品搬出装置 備えた製品保持手段によって製品を保持し 製品を搬出する直前に前記切断金型によっ 最終切断を行うことも可能である。

 さらに、動作順を逆にして、切断金型63 よってスリットS1側のジョイント35を切断し ワークWと製品WSとを上記切断金型63によっ 押圧固定した状態にあるときに、製品WSに対 して搬送アーム23Aの位置決めを行い、この搬 出アーム23Aによって製品WSの保持を行う。そ 後、前記切断金型63による押圧固定を解除 、製品WSの搬出を行うことも可能である。

 また、製品の輪郭を順次切断し、ワーク ら製品を分離すべく最終切断を行う前に、 品搬出装置に備えた製品保持手段によって 品を保持した後に最終切断を行うことも可 である。この場合、切断金型により最終切 される部分が製品WSとワークWを接続したジ イントに相当するものである。

 要するに、切断金型によってジョイント 切断した後、製品搬出装置に備えた製品保 手段によって製品を保持し搬出する直前ま 前記切断金型によってワークと製品とを押 固定した状態に保持すること、又は前記製 保持手段によって製品を保持し搬出する直 に前記切断金型によって加工位置側のジョ ントの切断を行うことにより、製品搬出装 によって製品を正確に保持することができ と共にワークと製品との接続部の切断を正 に行うことができるものである。

 なお、前記説明においては、板材加工機 してパンチプレスの場合について説明した 、板材加工機としてレーザ加工機あるいは ンチ・レーザ複合加工機の場合であっても 様に実施可能なものである。

 本発明は、前述の他、更に前述の発明の 施の形態の説明に限るものではなく、適宜 変更を行うことにより、その他種々の態様 実施可能である。

 なお、日本国特許出願第2007-129349号(2007年 5月15日出願)、及び日本国特許出願第2008-102352 号(2008年4月10日出願)の全内容が、参照により 、本願明細書に組み込まれている。