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Title:
PROJECTION-TYPE DISPLAY DEVICE, INFORMATION INPUT METHOD AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/153863
Kind Code:
A1
Abstract:
A projection-type display device is provided with a display device projecting and displaying a plurality of characters becoming input objects and an information input device receiving input for selecting one of a plurality of characters. The device is also provided with a moving amount input means for inputting a moving amount from a reference character position becoming a reference in a character string and a control means deciding the character string where the plurality of characters being the input objects are arranged in no particular order without overlapping them, and the reference character, displaying them on the display device and making the display device display the moving amount when it receives the moving amount from the moving amount input means.

Inventors:
NAITOU MICHITAKA (JP)
ARA KOUICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061106
Publication Date:
December 23, 2009
Filing Date:
June 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC DISPLAY SOLUTIONS LTD (JP)
NAITOU MICHITAKA (JP)
ARA KOUICHI (JP)
International Classes:
G06F3/023; G06F3/02; G06F21/31; H03M11/04
Foreign References:
JP2001306174A2001-11-02
JPH06318186A1994-11-15
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (JP)
Akio Miyazaki (JP)
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Claims:
 入力対象となる複数の文字を投射表示する表示装置と、前記複数の文字の中からいずれかを選択する入力を受けつける情報入力装置と、を具備する投射型表示装置において、
 前記複数の文字を重複することなく順序不同に配置した文字列の中の基準となる基準文字位置からの移動量を入力するための移動量入力手段と、
 前記文字列、および、前記基準文字を決定して前記表示装置に表示させ、その後、前記移動量入力手段からの移動量を受けつけると該移動量を示す移動量表示を前記表示装置に行わせる制御手段と、
を有することを特徴とする投射型表示装置。
 請求項1に記載の投射型表示装置において、
 前記移動量表示は、前記移動量入力手段が受けつけた入力回数を表示することにより行われる投射型表示装置。
 請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置において、
 前記文字列、および、前記基準文字位置を記憶する記憶部を有し
 前記制御手段は、前記記憶部から取得した文字列および基準文字位置と、前記移動量入力手段に入力された移動量とから、選択された文字を認識し、その後、新たな文字列および基準文字を再決定し、該再決定した文字列および基準文字を前記表示装置に表示させることを所定回数繰り返す投射型表示装置。
 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の投射型表示装置において、
 前記基準文字位置からの移動量を入力することにより選択された文字の選択確定を入力するための選択確定入力手段を有し
 前記制御手段は、前記選択確定入力手段へ前記選択確定が入力されると、選択された文字の認識を行う投射型表示装置。
 請求項1または請求項2のいずれかに記載の投射型表示装置において、
 前記文字列、および、前記基準文字位置を記憶する記憶部と、
 前記基準文字位置からの移動量を入力することにより選択された文字の選択確定を入力するための選択確定入力手段と、を有し
 前記制御手段は、前記選択確定入力手段へ前記選択確定が入力されると、前記記憶部から取得した前記文字列および前記基準文字位置と、前記移動量入力手段から受けつけた移動量とから選択された文字を認識し、その後、前記選択された文字位置を基準文字位置に置き換える投射型表示装置。
 入力対象となる複数の文字を投射表示する表示装置と、前記複数の文字の中からいずれかを選択する入力を受けつける情報入力装置と、を具備する投射型表示装置における情報入力方法であって、
 前記複数の文字を重複することなく順序不同に配置した文字列、および、前記文字列の中の基準となる基準文字を決定して前記表示装置に表示させる処理と、
 前記基準文字位置からの移動量を受けつける処理と、
 前記移動量を受けつけると該移動量を示す移動量表示を前記表示装置に行わせる処理とを有する情報入力方法。
 入力対象となる複数の文字を投射表示する表示装置と、前記複数の文字の中からいずれかを選択する入力を受けつける情報入力装置と、を具備する投射型表示装置に、
 前記複数の文字を重複することなく順序不同に配置した文字列、および、前記文字列の中の基準となる基準文字を決定して前記表示装置に表示させる機能と、
 前記基準文字位置からの移動量を受けつける機能と、
 前記移動量を受けつけると該移動量を示す移動量表示を前記表示装置に行わせる機能とを実現させるためのプログラム。
 
 
Description:
投射型表示装置、情報入力方法 びプログラム

 本発明は、パスワード等の秘密情報を入 する投射型表示装置、情報入力方法及びプ グラムに関する。

 情報端末等を通じてユーザが限定された ービスの提供を受ける場合や、情報端末を ットワークにログインさせる場合、ユーザ 、ユーザ認証を受けるために情報端末等に スワード等の認証コードを入力する。この 証コードは、他者が容易に判別できないよ に、様々な文字等の組み合わせから成る複 なものとする必要がある。

 ここで、他者が容易に判別できないよう 複雑な認証コードを入力する場合、認証コ ドとして入力できる文字等の数が多い入力 置(フルキーボード等)が必要となる。しか 、例えば、プロジェクタ等の投射型表示装 においては、その機能を発揮させるために 要十分な小型の本体ボタンやリモコンボタ 等しか入力手段として装備されておらず、 証コードの入力のためだけにフルキーボー を用意するのは経済的ではない。

 そこで、フルキーボードと同様に多くの 字等を入力できるソフトウェアキーボード 画面に表示させ、ユーザが画面上で文字を 択し、入力する方法が考えられる。ソフト ェアキーボードを利用して認証コードを入 させる場合、ユーザが画面上で選択した文 を画面に表示させるのが一般的である。こ は、ソフトウェアキーボードは、ハードウ アの入力装置と異なり、文字等を示すボタ の1つ1つが物理的に独立しておらず、ユー がボタンの選択間違いをすることが多いた である。

 この場合、例えば、プレゼンテーション において、プロジェクタ等を利用して大型 スクリーンに認証コードを入力する画面を 示させていると、認証コードとして選択さ た文字等がプレゼンテーションの聴衆に見 れてしまい、認証コードが漏洩する可能性 ある。

 そこで、認証コードとして入力した文字 漏洩する可能性を低減するための技術が求 られ、例えば、特開2001-166843号公報に開示 れている。

 特開2001-166843号公報に開示されている技 では、画面に表示されたソフトウェアキー ードから文字等を入力する際に、1文字目を 力し、2文字目を入力すると、1文字目に入 された文字が隠ぺい表示されるというもの ある。これにより、入力された文字が画面 表示され続けることがなく、パスワードが えいする可能性を低減することができる。

 しかしながら、上述した技術を利用して パスワードとして入力された文字を表示さ 続けないようにしても、ソフトウェアキー ードを利用してパスワードの入力を行う場 、ユーザは、画面に表示された入力対象の 字の中からパスワードとして選択する文字 そのものを画面上で直接的に指し示す必要 ある。この場合、文字等を指し示す過程を 者に見られていると、入力した文字等が判 されてしまいパスワードの漏えいは防止で ない。

 本発明は、文字等の情報を入力する画面 他者に見られていても、入力された情報を 者が容易に判別できない投射型表示装置、 報入力方法およびプログラムを提供するこ を目的とする。

 上記目的を達成するために本発明は、
 入力対象となる複数の文字を投射表示する 示装置と、前記複数の文字の中からいずれ を選択する入力を受けつける情報入力装置 、を具備する投射型表示装置において、
 前記複数の文字を重複することなく順序不 に配置した文字列の中の基準となる基準文 位置からの移動量を入力するための移動量 力手段と、
 前記文字列、および、前記基準文字を決定 て前記表示装置に表示させ、その後、前記 動量入力手段からの移動量を受けつけると 移動量を示す移動量表示を前記表示装置に わせる制御手段と、
を有することを特徴とする。

 また、入力対象となる複数の文字を投射表 する表示装置と、前記複数の文字の中から ずれかを選択する入力を受けつける情報入 装置と、を具備する投射型表示装置におけ 情報入力方法であって、
 前記複数の文字を重複することなく順序不 に配置した文字列、および、前記文字列の の基準となる基準文字を決定して前記表示 置に表示させる処理と、
 前記基準文字位置からの移動量を受けつけ 処理と、
 前記移動量を受けつけると該移動量を示す 動量表示を前記表示装置に行わせる処理と 有する。

 また、入力対象となる複数の文字を投射表 する表示装置と、前記複数の文字の中から ずれかを選択する入力を受けつける情報入 装置と、を具備する投射型表示装置に、
 前記複数の文字を重複することなく順序不 に配置した文字列、および、前記文字列の の基準となる基準文字を決定して前記表示 置に表示させる機能と、
 前記基準文字位置からの移動量を受けつけ 機能と、
 前記移動量を受けつけると該移動量を示す 動量表示を前記表示装置に行わせる機能と 実現させる。

 本発明は以上説明したように構成されて るので、文字等の情報を入力する画面を他 に見られていても、入力された情報を他者 容易に判別できず、パスワードの漏えいを 止できる。

本発明の第1の実施の形態を示す図であ り、プレゼンテーションシステムの一例を示 す図である。 図1に示したプロジェクタの構成を示す ブロック図である。 図1および図2に示したプロジェクタ100 上方からみた外観を示す図であり、プロジ クタの設定を行うための移動量入力手段で る操作部を説明するための図である。 図2に示した投射部によってスクリーン に投射された画面を示す図であり、パスワー ドを入力するための画面の一例を示している 。 図1および図2に示したプロジェクタに スワードが入力される際の制御部の動作を 明するためのフローチャートである。 図2に示した記憶部が有している配列テ ーブルの一構成例を示す図である。 図2に示した投射部によってスクリーン に投射された画面を示す図であり、ユーザか らの文字の選択が開始される前の画面を示す 図である。 図2に示した投射部によってスクリーン に投射された画面を示す図であり、ユーザが 左矢印キーを5回押下した後、確定キーを押 したときの画面を示す図である。 図2に示した投射部によってスクリーン に投射された画面を示す図であり、パスワー ドの2桁目の選択が確定されたときの画面を す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、ユーザ 4桁のパスワードの入力を完了したときの画 を示す図である。 図1および図2に示したプロジェクタに スワードが入力される際の制御部の動作を 明するためのフローチャートである。 図2に示した記憶部が有している配列 ーブルの他の構成例を示す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、ユーザ 左矢印キーを3回押下したときの画面を示す である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、ユーザ 確定キーを押下したときの画面を示す図で る。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、再決定 れた文字列および基準文字が表示されてい 画面を示す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、パスワ ドの2桁目の選択が確定されたときの画面を す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、ユーザ 4桁のパスワードの入力を完了したときの画 を示す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、パスワ ドを入力するための画面の他の例を示す図 ある。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、パスワ ドの1桁目の選択が確定されたときの画面を す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、再決定 れた文字列および基準文字が表示されてい 画面を示す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、パスワ ドの2桁目の選択が確定されたときの画面を す図である。 図2に示した投射部によってスクリー に投射された画面を示す図であり、パスワ ドの入力が完了したときの画面を示す図で る。

 以下に、本発明の実施の形態について図面 参照して説明する。
(第1の実施の形態)
 図1は、本発明の第1の実施の形態を示す図 あり、プレゼンテーションシステムの一例 示している。

 本形態のプレゼンテーションシステムは 1に示すように、投射型表示装置であるプロ ジェクタ100と、複数のコンピュータ200a~200nと 、スクリーン(不図示)とから構成されている

 プロジェクタ100とコンピュータ200a~200nと 通信回線1を介して接続されており、コンピ ュータ200a~200nからプロジェクタ100へ画像等を 送信し、その画像等をプロジェクタ100からス クリーンに投射することができる。

 図2は、図1に示したプロジェクタ100の構 を示すブロック図である。

 図1に示したプロジェクタ100は、図2に示 ように、制御部10と、表示装置である投射部 20と、通信IF(インタフェース)部30と、記憶部4 0と、移動量入力手段および選択確定入力手 である操作部101とを備えている。

 図3は、図1および図2に示したプロジェク 100を上方からみた外観を示す図であり、プ ジェクタ100の設定を行うための操作部101を 明するための図である。

 説明をわかりやすくするために、操作部1 01以外は省略している。

 図3に示すようにプロジェクタ100の操作部 101は、上矢印キー31と、下矢印キー32と、左 印キー33と、右矢印キー34と、確定キー35と 備えている。

 操作部101の使い方としては、例えば、ス リーンに投射されているプロジェクタ100で 定可能な機能一覧から、上記の4つの矢印キ ー31~34を押下することにより設定を行いたい 能をユーザが選択し、確定キー35を押下す ことにより設定を行う機能の確定を行うと うようなものがある。

 操作部101がユーザから受けつけた選択の 容は、制御信号として制御部10へ送信され 。

 なお、この操作部101は、通常は、図3に示 したようにプロジェクタ100本体に直接置かれ 、制御部10と接続されているが、プロジェク 100本体からの取り外すことも可能である。 作部101をプロジェクタ100の本体から取り外 た場合、操作部101は、有線または無線で制 部10と通信可能なリモートコントローラと て使用することができる。

 本形態のプレゼンテーションシステムで 、プロジェクタ100とコンピュータ200a~200nと 通信回線1を介してネットワーク上で接続さ れている。よって、コンピュータ200a~200nから 送信される画像等をプロジェクタ100で受信す るためには、プロジェクタ100をネットワーク へログインさせる必要がある。以下に、その ログインをする際に必要なパスワードの入力 方法についての概要を説明する。

 図4は、図2に示した投射部20によってスク リーンに投射された画面を示す図であり、パ スワードを入力するための画面の一例を示し ている。

 図4に示すようにパスワードを入力するた めの画面は、ソフトウェアキーボード画面21 、パスワード入力結果表示画面22とを備え いる。

 ソフトウェアキーボード画面21には、制 部10が決定した0~9の10個の文字を順序不同に 置した文字列が表示されている。

 ユーザは、図3に示した操作部101の左矢印 キー33および右矢印キー34を押下することに り文字列の文字の中からパスワードとして 力する文字を選択し、確定キー35を押下する ことによりパスワードとして選択する文字を 確定させる。文字を選択する方法の詳細につ いては、後述する動作フローにおいて説明す る。

 次に、図1および図2に示したプロジェク 100の各ブロックの動作について説明する。

 制御部10は、プロジェクタ100の動作を制御 るものであり、代表的な動作としては以下 挙げられる。
(1)制御部10は、0~9の10個の文字を順序不同に 置した文字列と、その文字列の中から文字 選択する際の基準位置となる基準文字とを 定する。
(2)制御部10は、決定した文字列と基準文字と 記憶部40に記憶させる。
(3)制御部10は、決定した文字列と基準文字と 投射部20に投射させる。
(4)制御部10は、基準文字からの移動量を示す 報を操作部101を介して受信し、パスワード して選択された文字を認識する。

 投射部20は、制御部10の指示により、ユー ザが設定するプロジェクタ100の機能一覧や、 ユーザがパスワードを入力するための画面を 投射してスクリーンに表示させる。また、コ ンピュータ200a~200nから送信される画像等を投 射してスクリーンに表示させる。

 通信IF部30は、コンピュータ200a~200nとの通 信の仲介を行う。

 記憶部40は、制御部10が決定した文字列と 基準文字とを自身が有している配列テーブル に記憶する。配列テーブルについては、後述 する動作フローで説明する。

 以下に、上記のように構成されたプレゼ テーションシステムにおいて、ユーザがプ ジェクタ100をネットワークへログインさせ ためにパスワード入力を行う場合の動作に いて説明する。ここでは、一例としてパス ードが4桁の場合について説明することとし 、ユーザが入力するパスワードを「0124」と る。

 図5は、図1および図2に示したプロジェク 100にパスワードが入力される際の制御部10 動作を説明するためのフローチャートであ 。

 まず、制御部10は、0~9の10個の文字を順序 不同に配置した文字列と、その文字列の中か らパスワードとして入力する文字を選択する 際の基準位置となる基準文字とを決定する( テップS1)。そして、決定した文字列と基準 字とを記憶部40が有している配列テーブルに 記憶させる(ステップS2)。ここでは、制御部10 が決定した文字列を「0123456789」とし、基準 字を「5」とする。

 図6は、図2に示した記憶部40が有している 配列テーブル51の一構成例を示す図である。

 図6に示すように配列テーブル51は、位置 ラム51aと、表示文字カラム51bと、起点カラ 51cとを備えている。

 位置カラム51aは、文字列の中における各 字の配置位置を示している。

 表示文字カラム51bには、ステップS1にお て制御部10が決定した文字列に従った文字が 書き込まれている。

 以下に、位置カラム51aと表示文字カラム5 1bの対応関係について説明する。

 位置カラム51aで「1」に対応する表示文字 カラム51bの文字が図4に示したソフトウェア ーボード画面21において、図4を上方から見 最も左に表示される。また、位置カラム51a 「10」に対応する表示文字カラム51bの文字が 図4に示したソフトウェアキーボード画面21に おいて、図4を上方から見て最も右に表示さ る。

 例えば、図6において、位置カラム51aで「 3」に対応する表示文字カラム51bの文字は「2 なので、「2」は、図4に示したソフトウェ キーボード画面21において、図4を上方から て左から3番目に表示される。

 起点カラム51cには、最初は、ステップS1 おいて制御部10が基準文字として決定した文 字が表示文字カラム51bと対応づけて示される 。ここでは、ステップS1において制御部10が 定した基準文字が「5」であったので、表示 字カラム51bで「5」に対応する起点カラム51d に基準文字であることを示す「1」が書き込 れている。他の文字に対応する起点カラム51 cには、基準文字でないことを示す「0」が書 込まれている。起点カラム51cに書き込まれ 「0」および「1」は、パスワードが1桁入力 れる度に変更される。その変更の動作につ ては後述する。

 次に、制御部10は、基準文字をマーカー より識別した文字列をソフトウェアキーボ ド画面21として投射部20を介してスクリーン 表示させる。また、制御部10は、パスワー の入力に必要なパスワード入力結果表示画 22も併せて、投射部20を介してスクリーンに 示させる。(ステップS3)。

 図7は、図2に示した投射部20によってスク リーンに投射された画面を示す図であり、ユ ーザからの文字の選択が開始される前の画面 を示している。

 図7に示すようにソフトウェアキーボード 画面21には、制御部10が決定した基準文字が ーカーにより他の文字と識別されて表示さ ている。ここでは、ステップS1において制御 部10が決定した基準文字が「5」であったので 、「5」がマーカーにより識別されている。

 次に、ユーザは、マーカーにより識別さ た基準文字を起点として操作部101の左矢印 ー33または右矢印キー34(図3参照)を押下する ことによりパスワードの1桁目の文字を選択 る。ここでは、パスワードの1桁目の文字が 0」であり、基準文字が「5」であるので、 ーザは、左矢印キー33を5回押下する。

 ユーザからの左矢印キー33または右矢印 ー34の押下を受けつけた操作部101は、押下さ れたことを示す制御信号を制御部10へ送信す 。

 操作部101から送信された制御信号を受信 た制御部10は、パスワード入力結果表示画 22にアスタリスク「*」を表示させる。この スタリスク「*」は、左矢印キー33または右 印キー34が押下された回数分だけ矢印キーの 種類に関係なくパスワード入力結果表示画面 22に表示される(ステップS4)。

 次に、ユーザは、基準文字からパスワー として選択される文字までの移動量と、ア タリスク「*」の数とが正しいことを確認し た上で、操作部101の確定キー35を押下する。

 ユーザからの確定キー35の押下を受けつ た操作部101は、確定キー35が押下されたこと を示す制御信号を制御部10へ送信する。

 操作部101から送信された制御信号を受信 た制御部10は、パスワード入力結果表示画 22のアスタリスク「*」の直後に、確定キー35 が押下されたことを示す確定マーク「-」を 示させる(ステップS5)。

 図8は、図2に示した投射部20によってスク リーンに投射された画面を示す図であり、ユ ーザが左矢印キー33を5回押下した後、確定キ ー35を押下したときの画面を示している。図8 において、文字列の上の矢印は、文字を選択 するイメージを示すためのものであり、実際 には表示されない。以下の図面においても同 様である。

 ユーザは、左矢印キー33を5回押下したた 、図8に示すようにパスワード入力結果表示 画面22にアスタリスク「*」が5個表示され、 の後に確定マーク「-」が表示されている。

 次に、制御部10は、ステップS2において記 憶部40に記憶させた配列テーブル51の内容を 得する。そして、制御部10は、取得した配列 テーブルの内容と、ユーザによって押下され た矢印キーの種類および回数とから、選択さ れた文字を認識し、その文字をパスワードの 1桁目として記憶部40に記憶させる(ステップS6 )。

 ここでは、制御部10がステップS2において 記憶部40に記憶させた文字列は、図6に示した ように、「0123456789」で、基準文字は「5」で る。また、ユーザは左矢印キー33を5回押下 ている。よって、ユーザが選択した文字は 「5」から左へ5回移動したところにある「0 となるため、制御部10は「0」をパスワード 1桁目として記憶部40に記憶させる。

 ここまでで、パスワードの1桁目の入力が 完了したことになる。

 次に、制御部10は、記憶部40に記憶されて いるパスワードの桁数を確認する(ステップS7 )。

 ここで、本形態ではパスワードは4桁とし ている。よって、入力されたパスワードの桁 数が4桁未満であった場合、制御部10は、パス ワードの1桁目として入力された文字を配列 ーブル51の表示文字カラム51bから検索し、対 応する起点カラム51cにパスワードの次の桁を 入力する際の基準文字であることを示す「1 を書き込む。そして、制御部10は、他の文字 に対応する起点カラム51cを基準文字でないこ とを示す「0」にする。(ステップS8)。

 ここでは、ステップS1において制御部10が 基準文字として決定したのは「5」であった め、表示文字カラム51bで「5」に対応する起 カラム51cに「1」が書き込まれている。この 場合、パスワードの1桁目として「0」が入力 れると、制御部10は、表示文字カラム51bで 0」に対応する起点カラム51cに書き込まれた 0」を「1」に置き換え、表示文字カラム51b 「5」に対応する起点カラム51cに書き込まれ 「1」を「0」に置き換える。

 上述した起点カラム51cの書き換えにより ステップS1において制御部10が決定した基準 文字「5」が「0」に置き換わる。

 そして、ステップS4に戻り、制御部10は、 ユーザが「0」を起点として操作部101の左矢 キー33および右矢印キー34を押下した回数に じた数のアスタリスク「*」をパスワード入 力結果表示画面22に表示させる。ここでは、 スワードの2桁目は「1」なので、ユーザは 「0」を起点として操作部101の左矢印キー33 1回押下した後、確定キー35を押下する。

 図9は、図2に示した投射部20によってスク リーンに投射された画面を示す図であり、パ スワードの2桁目の選択が確定されたときの 面を示している。

 ユーザは、左矢印キー33を1回押下した後 確定キー35を押下しているので、図9に示す うにパスワード入力結果表示画面22におい 、1つ目の確定マーク「-」の後にアスタリス ク「*」が1個表示され、その後に2つめの確定 マーク「-」が表示されている。

 以降、同様の動作によりパスワードの3桁 目である「2」および4桁目である「4」につい ても入力が受けつけられる。

 一方、ステップS7において、記憶部40に記 憶されているパスワードの桁数が4桁となっ いた場合、制御部10は、配列テーブル51の表 文字カラム51bおよび起点カラム51cを初期化 る(ステップS9)。

 図10は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 ーザが4桁のパスワードの入力を完了したと の画面を示している。

 図10に示すように、パスワード入力結果 示画面22には、4つの確定マーク「-」が表示 れている。つまり4桁のパスワードが入力さ れたことを示している。

 このように、第1の実施の形態においては、 パスワードの入力状況を表示している投射画 面(スクリーン)と、パスワードの入力操作を う操作部101とが離れている。そのため、パ ワードを窃取しようとする者は、スクリー に投射された画面と、操作部101を利用して スワードの入力操作を行っている者の手元 を同時に観察し、キー操作を記憶しなけれ ならず、パスワードの窃取は困難である。 って、パスワードについて高い秘匿性を保 ことができる。
(第2の実施の形態)
 上述した第1の実施の形態では、制御部10が 定した文字列および基準文字は、パスワー 入力中に変更されることがなかった。第2の 実施の形態では、ユーザがパスワードを1桁 力する度に、制御部10が文字列および基準文 字を再度決定し、その再度決定された文字列 および基準文字をソフトウェアキーボード画 面21に表示させる。そして、ユーザは、新た 表示された文字列および基準文字に基づい 操作部101の左矢印キー33および右矢印キー34 を押下することにより次の文字を選択する。

 上記以外の例えば、システム構成等につ ては、第2の実施の形態は、第1の実施の形 と同じである。

 以下に第2の実施の形態について説明する 。第1の実施の形態と同様に、ユーザがプロ ェクタ100をネットワークへログインさせる めにパスワード入力を行う場合の動作につ て説明する。ここでは、一例としてパスワ ドが4桁の場合について説明することとし、 ーザが入力するパスワードを「2524」とする 。

 図11は、図1および図2に示したプロジェク タ100にパスワードが入力される際の制御部10 動作を説明するためのフローチャートであ 。

 まず、制御部10は、0~9の10個の文字を順序 不同に配置した文字列と、その文字列の中か らパスワードとして入力する文字を選択する 際の基準位置となる基準文字とを決定する( テップS51)。そして、決定した文字列と基準 字とを記憶部40が有している配列テーブル 記憶させる(ステップS52)。ここでは、制御部 10が決定した文字列を「0123456789」とし、基準 文字を「5」とする。

 図12は、図2に示した記憶部40が有してい 配列テーブルの他の構成例を示す図である

 図12に示すように配列テーブル51は、位置 カラム51aと、表示文字カラム51bと、基準文字 カラム51cとを備えている。

 位置カラム51aは、文字列の中における各 字の配置位置を示している。

 表示文字カラム51bには、ステップS51にお て制御部10が決定した文字列に従った文字 書き込まれている。

 位置カラム51aと表示文字カラム51bの対応 係は、第1の実施の形態において説明したも のと同様である。

 基準文字カラム51dは、第1の実施の形態で 示した起点カラム51cに代わるものである。上 述したように、第2の実施の形態においては 制御部10は、パスワードが1桁入力される度 、文字列と基準文字とを再度決定する。そ に伴い、パスワードが1桁入力される度に、 示文字カラム51bと基準文字カラム51dは、初 化され、再度書き込まれる。その初期化お び再度の書き込みについては後述する。

 次に、制御部10は、基準文字をマーカー より識別した文字列をソフトウェアキーボ ド画面21として投射部20を介してスクリーン 表示させる。また、制御部10は、パスワー の入力に必要なパスワード入力結果表示画 22も併せて投射部20を介して表示させる(ステ ップS53)。

 次に、ユーザは、マーカーにより識別さ た基準文字を起点として操作部101(図3参照) 左矢印キー33または右矢印キー34を押下する ことによりパスワードの1桁目の文字を選択 る。ここでは、パスワードの1桁目の文字が 2」であり、基準文字が「5」であるので、 ーザは、左矢印キー33を3回押下する。

 ユーザからの左矢印キー33または右矢印 ー34の押下を受けつけた操作部101は、押下さ れたことを示す制御信号を制御部10へ送信す 。

 操作部101から送信された制御信号を受信 た制御部10は、パスワード入力結果表示画 22にアスタリスク「*」を表示させる。この スタリスク「*」は、左矢印キー33または右 印キー34が押下された回数分だけ矢印キーの 種類に関係なくパスワード入力結果表示画面 22に表示される(ステップS54)。

 図13は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 ーザが左矢印キー33を3回押下したときの画 を示している。

 ユーザは、左矢印キー33を3回押下したた 、図13に示すようにパスワード入力結果表 画面22にアスタリスク「*」が3つ表示されて る。

 次に、ユーザは、基準文字からパスワー として選択される文字までの移動量と、ア タリスク「*」の数とが正しいことを確認し た上で、操作部101の確定キー35を押下する。

 ユーザからの確定キー35の押下を受けつ た操作部101は、確定キー35が押下されたこと を示す制御信号を制御部10へ送信する。

 操作部101から送信された制御信号を受信 た制御部10は、パスワード入力結果表示画 22のアスタリスク「*」の直後に、確定キー35 が押下されたことを示す確定マーク「-」を 示させる(ステップS55)。

 図14は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 ーザが確定キー35を押下したときの画面を示 している。

 ユーザが左矢印キー33を3回押下した後に 定キー35を押下しているため、図14に示すよ うにパスワード入力結果表示画面22には、3個 のアスタリスク「*」の後に確定マーク「-」 表示されている。

 次に、制御部10は、ステップS2において記 憶部40に記憶させた配列テーブル51の内容を 得する。そして、制御部10は、取得した配列 テーブルの内容と、ユーザによって押下され た矢印キーの種類および回数とから、選択さ れた文字を認識し、その文字をパスワードの 1桁目として記憶部40に記憶させる(ステップS5 6)。

 ここでは、制御部10がステップS2において 記憶部40に記憶させた文字列は、図12に示し ように、「0123456789」で、基準文字は「5」で ある。また、ユーザは左矢印キー33を3回押下 している。よって、ユーザが選択した文字は 、「5」から左へ3回移動したところにある「2 」となるため、制御部10は「2」をパスワード の1桁目として記憶部40に記憶させる。

 ここまでで、パスワードの1桁目の入力が 完了したことになる。

 次に、制御部10は、記憶部40に記憶されて いるパスワードの桁数を確認する(ステップS5 7)。

 ここで、本形態ではパスワードは4桁とし ている。よって、入力されたパスワードの桁 数が4桁未満であった場合、制御部10は、配列 テーブル51の表示文字カラム51bおよび基準文 カラム51cを初期化する(ステップS58)。

 次に、ステップS51の動作に戻り、制御部1 0は、再度、0~9の10個の文字を順序不同に配置 した文字列と、その文字列の中から基準文字 とを決定する。そして、決定した文字列と基 準文字とを記憶部40が有している配列テーブ 51に記憶させる。また、基準文字をマーカ によって識別した文字列をソフトウェアキ ボード画面21として投射部20を介してスクリ ンに表示させる。

 図15は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 決定された文字列および基準文字が表示さ ている画面を示している。

 図15に示すように、ソフトウェアキーボ ド画面21の文字列は、パスワードの1桁目の 択が行われている状態を示した図13および図 14のソフトウェアキーボード画面21と比べて 文字列とマーカーにより識別された基準文 とが異なっている。

 次に、ユーザは、新たな基準文字を起点 して操作部101の左矢印キー33または右矢印 ー34を押下することによりパスワードの2桁 の文字を選択する。ここでは、パスワード 2桁目の文字が「5」であり、基準文字が「9 であるので、ユーザは、右矢印キー34を4回 下した後、確定キー35を押下する。

 図16は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 スワードの2桁目の選択が確定されたときの 面を示している。

 ユーザは、右矢印キー34を4回押下した後 確定キー35を押下しているので、図16に示す ようにパスワード入力結果表示画面22におい 、1つ目の確定マーク「-」の後にアスタリ ク「*」が4個表示され、その後にも確定マー ク「-」が表示されている。

 パスワードの3桁目である「2」および4桁 である「4」の入力についても、上述したス テップS51~S56の動作が繰り返される。

 一方、ステップS57において、記憶部40に 憶されているパスワードの桁数が4桁となっ いた場合、制御部10は、配列テーブル51の表 示文字カラム51bおよび基準文字カラム51cを初 期化する(ステップS59)。

 図17は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 ーザが4桁のパスワードの入力を完了したと の画面を示している。

 図17に示すように、パスワード入力結果 示画面22には、4つの確定マーク「-」が表示 れている。つまり4桁のパスワードが入力さ れたことを示している。

 このように、上述した2つの形態において は、ユーザがパスワードとして選択する文字 等を画面上で直接的に指し示さないため、パ スワードを入力する画面を他者に見られてい ても、その他者は、パスワードとして選択さ れた文字を容易に判別できない。

 なお、上述した第2の実施の形態において は、パスワードの1文字の入力が完了すると 制御部10は、文字列と基準文字の両方を再度 決定したが、両方を再度決定するのではなく 、文字列又は基準文字のどちらかのみを再度 決定するようにしてもよい。

 また、上述した2つの形態において、マー カーにより識別された基準文字が文字列の両 端の文字となっていた場合、アスタリスク「 *」の数を数えることによりパスワードとし 選択された文字が推測されやすくなること 想定されるため、基準文字は、文字列の両 以外の文字から選択されるようにしてもよ 。これにより、さらに、パスワードの秘匿 を高めることができる。

 また、上述した2つの形態においては、一 例として、ユーザがプロジェクタ100をネット ワークへログインさせるためにパスワード入 力を行う場合について説明したが、本発明は 、ネットワークへログインするためのパスワ ードを入力する場合に限定されることはなく 、パスワードを入力することが想定される他 の様々な場面に適用できる。

 また、上述した第2の実施の形態のように 、ユーザがパスワードを1桁入力するたびに フトウェアキーボード画面21に表示される文 字列および基準文字を決定する場合の方がパ スワードとして選択された文字と矢印キーを 押下する回数との関連性は推測しにくくなり 、第1の実施の形態に比べ秘匿性はより高く る。

 また、文字の選択に使用する矢印キーは 1回の文字の入力につき左矢印キー33または 矢印キー34のどちらか1つだけである必要は い。例えば、一旦、右矢印キー34を使用し 右方向に移動させた後、連続して左矢印キ 33を使用して左方向に移動させることで、選 択する文字と矢印キーを押下する回数との関 連性は推測しにくくなり、秘匿性はより高く なる。

 また、ユーザにより選択されている文字 文字列の右端の文字である状態から、さら 右矢印キー34が押下された場合には、選択 れている文字が文字列の左端の文字へ遷移 、また、ユーザにより選択されている文字 文字列の左端の文字である状態から、さら 左矢印キー33が押下された場合に、選択され ている文字が文字列の右端の文字へ遷移させ ることで、選択する文字と矢印キーを押下す る回数との関連性は推測しにくくなり、秘匿 性はより高くなる。

 また、上述した2つの形態では、一例とし て、ソフトウェアキーボード画面21には0~9の 字のみが表示されて場合について説明した しかし、ソフトウェアキーボード画面21に0~ 9の文字のみを表示するのではなく、一般的 キーボードと同様に他の多くの文字や記号 表示させることにより、より複雑なパスワ ドの入力を受け付けることが可能である。

 図18は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 スワードを入力するための画面の他の例を している。

 図18に示したような一般的なキーボード 同様の文字数を持つソフトウェアキーボー を利用すれば、ユーザは、パスワードとし 多くの文字や記号を入力することが可能で る。

 以下に、一般的なキーボードと同様の文 数を持つソフトウェアキーボードを利用し パスワードを入力する場合について説明す 。

 ここでは、一例としてユーザが入力する スワードを「CAS5」とし、最初の基準文字を 「F」とした場合について説明する。

 まず、パスワードの1桁目は「C」なので ユーザは、操作部101の左矢印キー33を3回押 し、確定キー35を押下する。

 図19は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 スワードの1桁目の選択が確定されたときの 面を示している。

 ユーザは、左矢印キー33を3回押下した後 確定キー35を押下しているので、図19に示す ようにパスワード入力結果表示画面22におい 、アスタリスク「*」が3個表示され、その に確定マーク「-」が表示されている。

 パスワードの1桁目の入力が完了すると、 制御部10は、文字列と基準文字を再度、決定 る。

 図20は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 決定された文字列および基準文字が表示さ ている画面を示している。

 図20に示すようにソフトウェアキーボー 画面21の文字列は、パスワードの1桁目の選 が行われている状態を示した図19のソフトウ ェアキーボード画面21と比べて、文字列とマ カーにより識別された基準文字とが異なっ いる。

 ここでは、基準文字は「X」で、パスワー ドの2桁目が「A」なので、ユーザは操作部101 上矢印キー31を2回押下し、左矢印キー33を3 押下した後、確定キー35を押下する。

 図21は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 スワードの2桁目の選択が確定されたときの 面を示している。

 ユーザは、上矢印キー31を2回押下し、左 印キー33を3回押下した後、確定キー35を押 しているので、図21に示すようにパスワード 入力結果表示画面22において、1つ目の確定マ ーク「-」の後にアスタリスク「*」が5個表示 され、その後にも確定マーク「-」が表示さ ている。

 以降、同様の動作によりパスワードの3桁 目である「S」および4桁目である「5」につい ても入力が受けつけられる。

 ここで、パスワードの桁数が予め決めら ていない場合、パスワードとして入力する 字等を選択し、確定キーが押下され、確定 ーク「-」が表示された状態で、さらに確定 キーが押下されることによりパスワードの入 力を完了するようにすることも可能である。

 図22は、図2に示した投射部20によってス リーンに投射された画面を示す図であり、 スワードの入力が完了したときの画面を示 ている。

 図22に示すように、確定マーク「-」が表 された状態で、さらに確定キーが押下され 確定マーク「-」が2つ連続して表示されて る。これは、パスワードの入力が完了した とを示している。

 また、本発明においては、投射型表示装 内の処理は上述の専用のハードウェアによ 実現されるもの以外に、その機能を実現す ためのプログラムを投射型表示装置にて読 可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に 録されたプログラムを投射型表示装置に読 込ませ、実行するものであっても良い。投 型表示装置にて読取可能な記録媒体とは、 ロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、C Dなどの移設可能な記録媒体の他、投射型表 装置に内蔵されたHDDなどを指す。

 以上、実施例を参照して本願発明を説明 たが、本願発明は上記実施例に限定される のではない。本願発明の構成や詳細には、 願発明のスコープ内で当業者が理解し得る 々な変更をすることができる。