越智佑介 (〒08 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立株式会社 呉事業所内 Hiroshima, 73785, JP)
KURAMASHI, Kouji (6-9 Takara-machi, Kure-sh, Hiroshima 08, 73785, JP)
バブコック日立株式会社 (〒21 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 Tokyo, 10100, JP)
OCHI, Yusuke (6-9 Takara-machi, Kure-sh, Hiroshima 08, 73785, JP)
越智佑介 (〒08 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立株式会社 呉事業所内 Hiroshima, 73785, JP)
| 火炉壁面に設けられ、中心軸に設けた油噴霧ノズルと油噴霧ノズルの外周に設けた燃焼用1次空気が流れる1次空気ノズルと該1次空気ノズルの外周に設けた微粉炭と搬送用空気との固気二相流が流れる微粉炭ノズルと微粉炭ノズルの外周に設けた少なくとも1以上の燃焼用空気が流れる空気ノズルとを有する微粉炭バーナにおいて、 1次空気ノズル内の先端の内周壁側に固定され、1次空気を噴出するための少なくとも1以上の開口部を有する固定プレートと、 前記固定プレートと組み合わせて、前記開口部の開口状態を変化させることにより、噴出する1次空気の中心軸周りの旋回力を調整可能な可動式構造物と を備えたことを特徴とする微粉炭バーナ。 |
| 前記可動式構造物を中心軸沿いに前後および/または中心軸まわりに回転させて、 中心軸沿いの1次空気流路形状を変化させることにより、中心軸周りの一時空気の流れ方向が変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の微粉炭バーナ。 |
| 前記開口部は、複数の噴出方向が異なるものの組合せであって、 前記可動式構造物を中心軸沿いに前後および/または中心軸まわりに回転させて、一方または両方の開口状態を変化させることを特徴とする請求項1記載の微粉炭バーナ。 |
| 前記可動式構造物の1次空気流れ上流側に空気孔を有する板状の部材を可動式構造物と一体に設けたことを特徴とする請求項1記載の微粉炭バーナ。 |
本発明は、微粉炭焚ボイラ等に用いられ 微粉炭バーナに関する。
近年、図10に示すような微粉炭焚ボイラ の火炉21に用いられる微粉炭バーナ20として 、燃焼ガス中の窒素酸化物(NOx)の生成量の 減を図ることを目的としたものが開発され 実用化されている。微粉炭バーナ20にはバン カー22からミル23に供給された石炭は微粉化 れブロア24から供給される。微粉炭バーナ20 周りの風箱8には粉端と同時にブロア26から 焼用空気が供給され、バーナ20の微粉炭の 焼に利用される。
また、従来から知られているこの種の微 炭バーナ20の一例である米国特許第5697306号 細書に開示された微粉炭バーナ20は、該バ ナの中心軸に燃焼用空気を噴出するコアエ ノズルを設け、その外周に微粉炭と搬送用 気との固気二相流が流れる微粉炭ノズルを け、さらに前記微粉炭ノズルの外周に燃焼 空気を噴出する2次空気ノズル及び3次空気ノ ズルを設けた構成である。この微粉炭バーナ 20はコアエアノズルからの燃焼用空気の噴出 を調整することでバーナ出口での空気と燃 の比を制御して燃焼ガス中のNOx濃度を低減 るというものである。
また、微粉炭バーナ20の中には起動トー を持たずにバーナ起動用の油バーナに点火 置で直接点火する方式のものがある。図11に は従来知られているこの種の微粉炭バーナ20 一例を示す。例えば、特開2002-48306号公報記 載のバーナのように中心軸部に設けた油噴霧 ノズルの周囲に燃焼用空気を噴出する1次空 ノズル、該1次空気ノズルの外周に微粉炭と 送用空気との固気二相流が流れる微粉炭ノ ル、該微粉炭ノズルの外周に燃焼用空気を 出する2次空気ノズルを設けた微粉炭バーナ 20が開示されている。
この微粉炭バーナ20では1次空気ノズルか 噴出する燃焼用空気には旋回器により旋回 与えている。1次空気ノズルからの1次空気 旋回流としてバーナから火炉内に噴出する とで、1次空気は遠心力で外周に広がり、微 炭と混合しやすくなる。また、該バーナ出 の中心部分の火炉内では圧力の低い部分が 成され、この部分に下流から上流に向かう 環流が形成される。循環流には高温の既燃 ガスが滞留しているので微粉炭の着火を早 る。前記循環流により、特に油バーナに点 装置で点火する場合には安定な火炎を保持 ることができるという効果がある。
上述の従来技術は、燃焼用空気ノズルを 粉炭ノズルの外周部や内部に設けることで 粉炭と空気との混合比を調整し、燃焼ガス のNOx濃度を低減しようとするものである。 らに、従来技術の中で起動トーチを持たず 油バーナに点火装置で点火する構成の場合 は、バーナ出口の中心軸上に循環流を形成 て安定した火炎を保持することができると う特徴を有している。しかし、これらの微 炭バーナ20では、微粉炭専焼時に1次空気ノ ルから旋回器により1次空気が旋回流として 火炉内に噴出することで微粉炭ノズルから噴 出する固気二相流は遠心力で外周側に広がり 、2次空気ノズルおよび3次空気ノズルからの 焼用空気と混合しやすくなってしまう。そ ためにNOx還元域が縮小され、燃焼ガス中のN Ox濃度が増加してしまうという技術課題があ 。
この課題の解決策として旋回器の旋回用 根の傾斜角度又は旋回器の設置位置を調整 能な構造にすることが考えられるが、構造 複雑になる上に熱輻射によって旋回器の可 部が熱膨張して動かなくなる可能性がある そのため、旋回器の可動部が膨張してもす 間を確保できる構造にする必要があるが、 回部にすき間を持たす構造にすると油専焼 に必要な強旋回が低減してしまうという新 な問題が生じる。
本発明の課題は、上記従来技術の問題点 簡易な構造で改善し、微粉炭及び油の着火 を維持しつつ、燃焼ガス中のNOx濃度の低減 を図った微粉炭バーナを提供することであ 。
本発明の上記課題は次の解決手段によって
決される。
本発明は、中心軸に油噴霧ノズルとその周
に1次空気ノズルを有し、その外周に微粉炭
と搬送用空気との固気二相流が流れる微粉炭
ノズルを有する微粉炭用バーナにおいて、前
記1次空気ノズルの先端に切欠きを有するプ
ートと障害物を有する1方向の流路を塞ぐ構
物を有し、燃焼状態により直進流と旋回流
切替えられることを特徴とする。
微粉炭バーナの起動の油専焼時、前記1次 空気ノズルの1方向の流路を塞ぎ、噴出する 焼用空気に旋回流を与えることが望ましい 旋回流として火炉内に噴出することで、燃 用空気は遠心力で外周に広がり微粒化した と混合しやすくなる。また、中心部分には 力の低い部分が形成され、この部分に下流 ら上流に向かう循環流が形成される。循環 には高温の既燃焼ガスが滞留し、微粒化し 油の着火を早める。
一方、微粉炭バーナによる微粉炭専焼時 前記1次空気ノズルから噴出する燃焼用空気 に直進流を与えることが望ましい。微粉炭専 焼時、1次空気ノズルから旋回器により旋回 として噴出することで、前記固気二相流は 心力で外周に広がり、2次空気ノズル以降の 焼用空気と混合しやすくなってしまうため 、NOx還元域が縮小されて燃焼ガス中のNOx濃 が増加してしまう。前記1次空気ノズルから 噴出する燃焼用空気に直進流を与えることで 2次空気ノズル以降の燃焼用空気と混合を遅 せ、NOxの還元域を拡大することで燃焼ガス のNOx濃度を低減することができる。また、1 空気ノズルの先端に2方向から空気が噴出す る構造を有することで、可動部の1方向の流 を塞ぐ構造物の熱輻射による熱膨張を軽減 ることができる。
また、前記微粉炭ノズルの外周に燃焼用 気を噴出する2次空気ノズルと3次空気ノズ を設けたことを特徴とする。このとき、前 2次空気ノズルと3次空気ノズルを隔てる隔壁 先端に、2次空気ノズルもしくは3次空気ノズ から噴出する空気の流れに対し障害となる 害物を有することが望ましい。障害物を設 ることで、障害物の下流は圧力が低下し、 環流が形成される。循環流には高温の既燃 ガスが滞留し微粉炭の着火を早める。
さらに、前記微粉炭ノズルの外周壁の内 にベンチュリ及び前記1次燃焼用空気ノズル 外周に微粉炭濃縮器を設けることが望ましい 。燃料ノズル出口の外周部に保炎器を設ける と、その後流部分に再循環領域が形成され、 質量の軽い粒子やガスが巻き込まれる。燃料 として200メッシュ通過率が60~70%前後の粗粉炭 を用いた場合、30μm以下の微粉炭が少ないた に保炎器後流の再循環領域に巻き込まれる 粉炭量は減少するが、微粉炭に代わって1次 空気ノズルからの燃焼用空気で微粉炭を加熱 することによって放出された可燃性の揮発ガ ス成分が再循環領域に巻き込まれるので、や はり再循環領域に高温のガス体が形成され、 保炎器の近傍を通過する未着火の粗粉炭への 着火保炎が促進される。高燃料比炭を燃料と して用いた場合にも、微粉炭の加熱を適切に 行なえば前記と同様に保炎器の後流に高温の 再循環領域を形成することができ、その着火 性を高めることができる。
本発明によれば、微粉炭バーナの起動時 油専焼時、前記1次空気ノズルの1方向の流 を塞ぎ、噴出する燃焼用空気に旋回流を与 ることで、燃焼用空気は遠心力でバーナ出 の外周に広がり微粒化した油と混合しやす なる。また、バーナ出口の中心部分には圧 の低い部分が形成され、この部分に下流か 上流に向かう循環流が形成される。循環流 は高温の既燃焼ガスが滞留し、微粒化した の着火を早める。
一方、微粉炭バーナの微粉炭専焼時、図9 に示すように前記1次空気ノズルから火炉内 噴出する燃焼用空気に直進流を与え、さら 燃焼空気量を増加させることで2次空気ノズ 以降の燃焼用空気と混合を遅らせ、NOxの還 域を拡大することで燃焼ガス中のNOx濃度を 減することができる。また、1次空気ノズル の先端に2方向から空気が噴出する構造を有 ることで、可動部の1方向の流路を塞ぐ構造 の熱輻射による熱膨張を軽減することがで る。
本発明に係わる微粉炭バーナについて図 と共に説明する。
図1は本実施例の微粉炭バーナ20の断面図 ある。微粉炭バーナ20は、中心軸に油噴霧 ズル6とその周囲に1次空気ノズル1を有し、 1次空気ノズル1の外周に微粉炭と搬送用空気 との固気二相流13が流れる微粉炭ノズル4を有 する。前記微粉炭ノズル4の外周に燃焼用空 12を噴出する2次空気ノズル2と、該2次空気ノ ズル2の外周に3次空気ノズル3を有する。また 、1次空気ノズル1を貫通して液体燃料によっ 着火する油噴霧ノズル6が設けられており、 油噴霧ノズル6はバーナ起動時または低負荷 焼時に、微粉炭の助燃のために使用される 1次空気ノズル1から噴出する空気に旋回又は 直進を与える固定プレート15が1次空気ノズル 1の先端の油噴霧ノズル6の周囲に設けられ、 固定プレート15より上流側の1次空気ノズル1 の内部の油噴霧ノズル6の周囲に放射状に格 を設けた可動部材16が設けられている。
また微粉炭ノズル4の内壁面には微粉炭ノズ
ル4のノズル内径を狭めるベンチュリ5が設け
れ、ベンチュリ5の取り付け部より下流側の
微粉炭ノズル4内の1次空気ノズル1の外壁面に
は微粉炭ノズル4の流路横断面を一旦狭めた
、拡大する微粉炭濃縮器11が設けられ、微粉
炭ノズル4と2次空気ノズル2を隔てる隔壁の先
端(微粉炭ノズル4の出口)に保炎器9を設け、
らに2次空気ノズル2と3次空気ノズル3を隔て
隔壁の先端には障害物(ガイドスリーブ)10を
設け、3次空気ノズル3の先端部が取り付けら
る火炉壁7の開口部(バーナスロート)は傾斜
面となっている。前記ガイドスリーブ10と
炉壁7の開口部の傾斜壁面がほぼ同じ傾斜角
で2次空気流路と3次空気流路を拡大する構
に成っている。
なお、微粉炭ノズル4の外周には2次空気ノ
ル2だけ又は2次空気ノズル2と3次空気ノズル3
、さらには図示しない4次空気ノズルなどの
次空気ノズルを設けても良い。
図1の前記1次空気ノズル1の先端に2方向か ら空気が噴出する構造を有し、油燃焼時は一 方向の流路を塞ぐ固定プレート15及び固定プ ートの一方向の流路を塞ぐ可動部材16の概 図を図2に示す。図2(a)は固定プレート15を火 側から見た正面図、図2(b)は図2(a)のA-A線切 面矢視図、図2(c)は可動部材16を火炉側から た正面図、図2(d)は図2(c)のB-B線切断面矢視図 、図2(e)は図2(c)のC-C線切断面矢視図である。
図2に示す固定プレート15は油噴霧ノズル6 に中心部を支持されて1次空気ノズル1の先端 1次空気ノズル1の流路横断面を塞ぐように 入されている。固定プレート15は前記1次空 ノズル1の先端に配置され、中心部から径方 に放射状に複数のスリット孔15aを形成して り、該スリット孔15aを通って火炉に噴出す 1次空気に右旋回又は左旋回を与える円盤状 の構造である。また1次空気ノズル1内の固定 レート15設置部の上流側に可動部材16を火炉 外部に設けた操作部材17で火炉方向又火炉か 遠ざかる方向(前後方向)に摺動自在に配置 れている。
図2(b)に示すように、固定プレート15のスリ ト孔15aは1次空気ノズル1の上流部から火炉 に向かって長方形の相対的に幅広の開口か 順次縮小して火炉側には長方形の相対的に 狭の開口を備えた形状からなる傾斜壁面を えた構造である。すなわち、各スリット孔15 aは、その1次空気ノズル1の上流側の少なくと も一方の半径方向の開口端部(開口部稜線)15a 1 と前記上流側の開口端部(開口部稜線)15a 1 に対応した同一スリット孔15aの1次空気ノズ 1の下流側の半径方向の開口端部(開口部稜線 )15a 2 とを結ぶ壁面を延長した仮想平面が固定プレ ート15の表面と鋭角で交わる傾斜角αを有す 傾斜壁面をなしている。
前記傾斜壁面の固定プレート15の表面に する傾斜角度αを90°以下(<90°)とする。図2 (b)では前記傾斜壁面に対向する壁面も逆向き の同一傾斜角度αを形成している。また、上 スリット孔15aの数は必要な旋回強度や旋回 度によって変更する。
一方、可動部材16の各格子16aは固定プレ ト15のスリット孔15aにそれぞれ挿入可能な形 状を有する図2(e)に示す断面形状が二等辺三 形状をしており、油噴霧ノズル6に中心部を 定した放射状に設けられている。可動部材1 6の格子16aの図2(d)に示す断面の底辺側の角部 傾斜角度βは固定プレート15のスリット孔15a の傾斜壁面の傾斜角度αと同一角度であり、 た前記固定プレート16の格子16aの数はスリ ト孔15aの設置数と一致する。
可動部材16の各格子16aは固定プレート15の スリット孔15aと同じ数のほぼ同一断面積を有 しているので、可動部材16を微粉炭ノズルの 流側から火炉側に移動させて、可動部材16 各格子16aを固定プレート15のスリット孔15aに 挿入すると図2(b)に示すように固定プレート リット孔15aの開口面積が狭くなる。
ここで、可動部材16の各格子16aで固定プ ート15のスリット孔15aの傾斜壁面の一方の壁 面を塞いだ場合、図2(b)に示す格子16aの傾斜 とスリット孔15aの両側の対向する傾斜壁面 内の一方の傾斜壁面のギャップhが小さい程 このギャップhを通過する1次空気流の旋回 度はより増加する。図2(a)にはスリット孔15a 通って火炉内に噴出する1次空気に火炉に向 かって矢印で示す右旋回を与えるように前記 ギャップhを設けているが、該ギャップhがス ット孔15aの反対側の傾斜壁面側に設けられ と火炉内に噴出する1次空気に火炉に向かっ て左旋回を与えることになる。
また、可動部材16は重油を噴霧する油噴霧
ズル6の外周に進退自在に装着される管状の
作部材17に装着されている。操作部材17は、
図1に示すように火炉壁の外側から可動部材16
を駆動できるものであれば、形状、構造を問
わない。
可動部材16は操作部材17でバーナ20の長手方
(中心軸Cに沿った方向)に進退自在に操作で
る構成であり、バーナ20の起動時の油専焼
には可動部材16の先端の各格子16aを固定プレ
ート15のスリット孔15aに押し込んで、スリッ
孔15aの一方の傾斜壁面と格子16aとのギャッ
hを塞ぎ、スリット孔15aの他方の傾斜壁面と
格子16aとのギャップhから燃焼用空気12を旋回
流として噴出する。前記噴出した燃焼用空気
12は遠心力で1次空気ノズル1の外周側に広が
、微粒化した油と混合しやすくなる。また
火炉内のバーナ出口の中心部分には圧力の
い部分が形成され、この部分に下流から上
に向かう循環流が形成される。循環流には
温の既燃焼ガスが滞留し、微粒化した油の
火を早める。前記燃焼用空気12の旋回流の旋
回はスワール数で0.5~1.0程度が望ましい。
一方、バーナの微粉炭専焼時には、可動 材16を火炉より離れる方向に引っ張って、 動部材16の各格子16aを固定プレート15のスリ ト孔15aから離し、前記1次空気ノズル1から 出する燃焼用1次空気12に直進流を与えるこ で2次空気ノズル以降の燃焼用空気との混合 遅らせ、燃焼ガス中のNOxの還元域を拡大す ことで、NOx濃度を低減することができる。 ークを考慮しても直進流時の燃焼用空気12 スワール数は0.1以下が望ましい。
また、前記可動部材16の駆動部より固定 レート15が火炉側近くに配置されているので 、火炉内からの熱輻射が固定プレート15で遮 れて可動部材16の駆動部に当たる熱輻射は 減でき、熱膨張を軽減することができる。
なお、図2には、固定プレート15のスリット
15aの軸長手方向の流路形状が狭まる形状の
のを示したが、本発明はこれに限定される
のではない。
例えば、固定プレート15のスリット孔15aの
長手方向流路の対向する両壁面が中心軸Cに
う方向に形成され、可動部材16の格子16aの
面形状が軸長手方向の流路形状を狭めるよ
に形成されているものを抜き差しすること
も同様の効果が得られる。
図1の1次空気ノズル1の先端に2方向から空 気が噴出する構造を有し、油燃焼時は一方向 の流路を塞ぐ固定プレート15及び可動部材16 図3に示す。図3(a)は固定プレート15を火炉側 ら見た正面図、図3(b)は図3(a)のA-A線切断面 視図、図3(c)は可動部材16を火炉側から見た 面図、図3(d)は図3(c)のB-B線切断面矢視図、図 3(e)は図3(c)のC-C線切断面矢視図である。
図3に示す固定プレート15は、その中心部か
末広がり状に円周方向に複数の三角形状の
リット孔15aを設けた形状であり、可動部材1
6は前記スリット孔15aにそれぞれ挿入してス
ット孔15aの開口部を塞ぐことができるよう
、そのバーナ中心部から末広がり状に円周
向に複数の断面三角形状の格子16aを備えて
る、該格子16aのバーナ中心部側の端部は油
霧ノズル6の外周に進退自在に装着される管
の操作部材17に装着されている。
図3に示す固定プレート15と可動部材16の機
は実施例1に記載した固定プレート15と可動
材16と同一であるので、その詳細な説明は省
略する。
なお、図3に示す実施例では、固定プレー ト15のスリット孔15aの開口の軸長手方向の流 形状が狭まる形状のものを示したが、本発 はこれに限定されるものではない。例えば 前記スリット孔15aの開口の軸長手方向の流 形状が平行であって、可動部材16の断面形 が軸長手方向の流路形状を狭めるように形 されているものを抜き差しすることでも同 の効果が得られる。
図4に前記1次空気ノズル1の先端に2方向か ら空気が噴出する構造を有し、油燃焼時は一 方向の流路を塞ぐ固定プレートを有する実施 例の微粉炭バーナ20の断面図を示す。図4に示 す微粉炭バーナ20は操作部材17の構成を除い 、図1に示す微粉炭バーナ20と同一構造であ ので、その詳細な説明は省略する。
本実施例のバーナ20の固定プレート15及び 可動部材16を図5に示す。図5(a)は固定プレー 15を火炉側から見た正面図、図5(b)は図5(a)のA -A線切断面矢視図、図5(c)は可動部材16を火炉 から見た正面図、図5(d)は図5(c)のB-B線切断 矢視図、図5(e)は図5(c)のC-C線切断面矢視図で ある。
図5に示す固定プレート15は、その中心部 ら末広がり状に円周方向に複数の三角形状 スリットを設けた形状であり、可動部材16 前記スリット15aにそれぞれ挿入してスリッ 孔15aの開口部を塞ぐことができるように、 の中心部から末広がり状に円周方向に複数 断面三角形状の格子16aがそれぞれ独立して けられ、各格子16aは各格子16aに個別に接続 た操作部材17によりバーナ中心軸Cに沿って 退自在に操作される。
図5に示す固定プレート15は火炉に向かっ 右旋回を与える構造である。図4に示すよう に1次空気ノズル1の先端に固定され、その上 側に可動部材16を設置する。固定プレート15 はスリット構造を持ち、火炉内に向かって縮 小する流路を備えた傾斜壁面を有する。ここ で、該傾斜壁面の固定プレート15の火炉側の 面に対する傾斜角度α(<90°)及びスリット は必要な旋回強度や旋回角度によって変更 る。
可動部材16を移動させることで、固定プ ート15のスリット孔15aの前記一方向の傾斜壁 面と可動部材16の格子16aの間のギャップhを塞 ぐことができる。可動部材16の格子16aは、固 プレート15のスリット孔15aの傾斜壁面の前 傾斜角度αと同一の傾斜角度βを持つ断面二 辺三角形状であり、スリット孔15aと同一数 えられている。従って固定プレート15のス ット孔15aに格子16aを挿入してスリット孔15a 一方の傾斜壁面側の流路を塞いだ場合、図5( b)に示すギャップhが小さい程、旋回強度は増 加する。また、前記スリット孔15aの一方の傾 斜壁面側の流路を塞ぐ構造は図5では断面が 角形となっているが、スリット孔15aの一方 傾斜壁面側の流路からの燃焼空気の流入を くし、スリット孔15aの他方の傾斜壁面側の 路から空気を火炉内に噴出する構造であれ 、その形を問わない。
上記構成のバーナ20の起動時の油専焼時 は可動部材16の各格子16aを複数の三角形状の スリット15aにそれぞれ挿入して固定プレート 15から火炉側に噴出する燃焼用空気を旋回流 することで、燃焼用空気は遠心力で外周に がり微粒化した油と混合しやすくなる。ま 、前記旋回流によりバーナ出口の中心部分 は圧力の低い部分が形成され、この部分に 流から上流に向かう循環流が形成される。 環流には高温の既燃焼ガスが滞留し、微粒 した油の着火を早める。また、可動部材16 格子16aを固定プレート15のスリット15aに押し 込む度合いを変更することによって、旋回強 度を変更することができる。前記燃焼用空気 12の旋回流の旋回はスワール数で0.5~1.0程度が 望ましい。
一方、上記構成のバーナ20の微粉炭専焼 には全ての格子16aをバーナ20の上流側に後退 させて固定プレート15から火炉内に噴出する 焼用空気に直進流を与えることで微粉炭と2 次空気ノズル以降の燃焼用空気との混合を遅 らせ、燃焼ガス中のNOxの還元域を拡大するこ とで、燃焼ガス中のNOx濃度を低減することが できる。直進流時の燃焼用空気12のスワール は0.1以下が望ましい。また、格子16aの駆動 は固定プレート15により火炉内からの熱輻 を軽減でき、熱膨張を軽減することができ 。
本実施例の固定プレート15は、図1に示す1 次空気ノズル1の先端に固定され、その上流 に可動部材16を設置する構成からなる微粉炭 バーナ20である。固定プレート15は、例えば 図6(a)の固定プレートの火炉側から見た正面 、図6(b)の図6(a)のA-A線切断面矢視図に示す 成である。また、図6(c)は可動部材16を火炉 から見た正面図、図6(d)は図6(c)のB-B線切断面 矢視図、図6(e)は図6(c)のC-C線切断面矢視図で る。
図6に示す固定プレート15の一方のスリッ 孔15aからは円周方向に旋回する空気噴出流 流速を与え、もう一方のスリット孔15bから 直進方向に空気の噴出流の流速を与える流 をペアで固定プレート15の中心部の周りの 周方向に複数個の均等に配置する。
図6に示す固定プレートの一対のスリット 15a,15bのいずれかの流路を図6(c)~図6(e)に示す 止用の一対の格子16a,16bを備えた可動部材16 それぞれ閉止する。複数の可動部材16の各格 子16a,16bは固定プレート15の上流側に設けられ る油噴出ノズル6の外周をスライドする操作 材17(図5に示す各格子16aに取り付けられた操 部材17と同様に図6の各格子16a,16bにそれぞれ に取り付けられた操作部材17でもよい)に取り 付けて、それぞれ進退自在に配置される。前 記可動部材16によりスリット孔15a又はスリッ 孔15bを閉止して、火炉内への1次燃焼用空気 の直進流と旋回流を切替えることができる。
上記図6に示す構成のバーナの起動時の油 専焼時にはスリット閉止用部材である可動部 材16の操作で固定プレート15のスリット15bを 止し、スリット15aからの旋回燃焼用空気流( 6(a)の矢印方向に旋回流として流れる)によ 、燃焼用空気は遠心力で外周に広がり微粒 した油と混合しやすくなる。また、前記旋 流によりバーナ出口の中心部分には圧力の い部分が形成され、この部分に下流から上 に向かう循環流が形成される。循環流には 温の既燃焼ガスが滞留し、微粒化した油の 火を早める。前記燃焼用空気12の旋回流の旋 回はスワール数で0.5~1.0程度が望ましい。
一方、微粉炭専焼時には、図6の可動部材 16の操作で固定プレート15のスリット15aを閉 し、スリット15bから噴出する燃焼用空気に 進流を与えることで2次空気ノズル2以降の燃 焼用空気と微粉炭との混合を遅らせ、NOxの還 元域を拡大することで燃焼ガス中のNOx濃度を 低減することができる。直進流時の燃焼用空 気12のスワール数は0.1以下が望ましい。
また、図7に図6の固定プレート15及び可動 部材16の変形例を示す。図7(a)は固定プレート の火炉側から見た正面図、図7(b)は図7(a)のA-A 切断面矢視図、図7(c)は可動部材16を火炉側 ら見た正面図、図7(d)は図7(c)のB-B線切断面 視図、図7(e)は図7(c)のC-C線切断面矢視図であ る。
図7に示すように固定プレート15に設けら た、対向する位置にいずれも傾斜壁面を有 る一対のスリット15a,15bが複数組設けられて おり、一方のスリット15aからは円周方向に旋 回する空気噴出流の流速を与え、もう一方の スリット孔15bからも円周方向に旋回する方向 に空気の噴出流の流速を与える流路をペアで 固定プレート15の中心部の周りの円周方向に 数個を均等に配置した構成にしても良い。
この場合も固定プレート15の上流側に進 自在に配置されるスリット閉止用の可動部 16の一対の格子16a,16bにより、固定プレート15 の一対のスリット15a,15bのいずれかの流路を 止して、火炉内への1次燃焼用空気の左右旋 流(図7(a)の互いに反対側に向いた矢印方向 旋回流が発生する)を切替えることができる 各格子16a,16bは固定プレート15の上流側に設 られる油噴出ノズル6の外周をスライドする 操作部材17(図5に示す各格子16aに取り付けた 作部材17と同様に格子16a,16bにそれぞれ操作 材17を取り付けてもよい)に取り付けて、そ ぞれ進退自在に配置される。
また図7に示す構成のバーナ20の起動時の 専焼時にはスリット閉止用部材に操作で固 プレート15のスリット15aまたはスリット15b 閉止し、開放してスリット15aまたはスリッ 15bからの旋回燃焼用空気流により、燃焼用 気は遠心力で外周に広がり微粒化した油と 合しやすくなる。また、前記旋回流により ーナ出口の中心部分には圧力の低い部分が 成され、この部分に下流から上流に向かう 環流が形成される。循環流には高温の既燃 ガスが滞留し、微粒化した油の着火を早め 。前記燃焼用空気12の旋回流の旋回はスワー ル数で0.5~1.0程度が望ましい。
一方、微粉炭専焼時には、図7のスリット閉
止用部材を後退させて固定プレート15のスリ
ト15aとスリット15bの両方を開放してスリッ
15a,15bから噴出する燃焼用空気に直進流を与
えることで、2次空気ノズル以降の燃焼用空
と微粉炭との混合を遅らせ、NOxの還元域を
大することで燃焼ガス中のNOx濃度を低減す
ことができる。直進流時の燃焼用空気12のス
ワール数は0.1以下が望ましい。
図6と図7に示す格子16a,16bを一体化して単一
三角形状の格子としても良い。
本実施例の微粉炭バーナ20は、図1に示す 粉炭バーナ20の断面構造と同一であり、1次 気ノズル1の先端部に配置する固定プレート 15を図8(a)の火炉側から見た正面図、図8(b)の 8(a)のA-A線切断面矢視図に示す。また、、図8 (c)は可動部材16を火炉側から見た正面図、図8 (d)は図8(c)のB-B線切断面矢視図、図8(e)は図8(c) のC-C線切断面矢視図である。
図8に示す固定プレート15は図3に示す固定プ
レート15と同一の構成である。
しかし本実施例の可動部材16は図3に示す可
部材16と同じ構造であるが、該可動部材16の
火炉と反対側(裏面)に多数の通気孔18aを有す
通気性プレート18を密着して配置している
前記可動部材16のバーナ中心部側の端部 油噴霧ノズル6の外径よりも大きい径の円筒 の操作部材17に固定されている。前記通気 プレート18には可動部材16の各格子16a間に位 するように複数の噴出孔18aを設けており、 噴出孔18aはバーナ中心部から放射状に径方 にも複数個設けられている。複数の噴出孔1 8aから噴出する空気流によりインピンジ冷却 よって固定プレート15を冷却し、焼損を防 する。前記可動部材16は火炉内に向かって前 後方向に駆動可能で、起動時の油専焼時、火 炉側に向けて移動して固定プレート15のスリ ト孔15aに格子16aを押し込んで、スリット孔1 5aの一方向の傾斜壁面側にできる流路を塞ぐ とで、噴出する燃焼用空気12に旋回流を与 、燃焼用空気12は遠心力で1次空気ノズル1の 周側に広がり、微粒化した油と混合しやす なる。また、1次空気ノズル1の中心部分に 圧力の低い部分が形成され、この部分に下 から上流に向かう循環流が形成される。循 流には高温の既燃焼ガスが滞留し、微粒化 た油の着火を早める。前記燃焼用空気12の旋 回流の旋回はスワール数で0.5~1.0程度が望ま い。
一方、微粉炭専焼時、火炉から離れる方向
前記可動部材16を引っ張って、前記1次空気
ズル1から噴出する燃焼用空気12に直進流を
えることで2次空気ノズル以降の燃焼用空気
と混合を遅らせ、NOxの還元域を拡大すること
で燃料ガス中のNOx濃度を低減することができ
る。直進流時の燃焼用空気12のスワール数は0
.1以下が望ましい。また、前記可動部材16の
動部は固定プレート15よりバーナ20の上流側
あるので火炉内からの熱輻射を軽減でき熱
張を軽減することができる。
図9には上記各実施例による1次空気流量に
する燃焼ガス中のNOx濃度の低減効果を示す
本発明は,簡単な構成で微粉炭バーナ20の 動時の油、微粉炭の着火性を改善し、燃焼 スのNOx濃度の低減を図ることができる。
1 1次流路(1次空気ノズル)
2 2次流路(2次空気ノズル)
3 3次流路(3次空気ノズル)
4 微粉炭ノズル 5 ベンチュリ
6 油噴霧ノズル 7 ボイラ炉壁
8 風箱 9 保炎器
10 ガイドスリーブ 11 微粉炭濃縮器
12 燃焼用空気 13 固気二相流
14 旋回器 15 固定プレート
15a,15b スリット孔
16 可動部材 16a,16b 格子
17 操作部材 18 通気性プレート
18a 噴出孔 20 微粉炭バーナ
21 火炉 22 バンカー
23 ミル 24,26 ブロア
