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Patent Searching and Data


Title:
PUMP USING DIAPHRAGM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/105414
Kind Code:
A1
Abstract:
A diaphragm is provided in a pump case and defines a pump chamber. A rocking body has a cavity and a circular tube section that communicates with the pump chamber. A shaft member connects a rotating body and the rocking body such that the diaphragm is deformed in order to change the volume of the pump chamber, and the shaft member can operate to convert rotational motion of the rotating body into rocking motion of the rocking body. An installation member projects from the lower part of the diaphragm. The installation member is constructed so that it can be pressed toward the pump chamber when the rocking body rocks.

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Inventors:
TAKEUCHI TOSHIO (JP)
HORI KENICHI (JP)
FUKUI TANEMICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053312
Publication Date:
September 04, 2008
Filing Date:
February 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUMI ELECTRIC CO LTD (JP)
TAKEUCHI TOSHIO (JP)
HORI KENICHI (JP)
FUKUI TANEMICHI (JP)
International Classes:
F04B45/04
Foreign References:
JP2005146942A2005-06-09
JP3120825U2006-04-20
JP2003293958A2003-10-15
Attorney, Agent or Firm:
NAITO, Teruo (7-13 Nishi-Shimbashi 1-chom, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 ポンプであって、
 ポンプケースと、
 前記ポンプケース内に設けられて、ポンプ室を画成するダイヤフラムと、
 中空を有し前記ポンプ室に連通する円筒部を有する揺動体と、
 回転体と、
 前記ポンプ室の容積を変えるように前記ダイヤフラムを変形すべく、前記回転体と前記揺動体を接続し、前記回転体の回転を前記揺動体の揺動に変換する動作が可能とされた軸部材と、
 前記ダイヤフラムの下部から突出した取付部材とを具備し、
 前記円筒部は、前記揺動体の揺動時に前記取付部材を前記ポンプ室に向かって押圧可能に構成される。
Description:
ダイヤフラムを使用するポンプ

 本発明はダイヤフラムを使用するポンプ 関するものである。

 従来の此種小型ポンプを図3に従って説明 する。図は120度の角度を有する2つの垂直切 面によって軸中心で切断された小型ポンプ1 縦断面図を示し、該小型ポンプ1はケース2 に3個のダイヤフラム3,3,3が内蔵されており 揺動体4によって該ダイヤフラム3,3,3は順次 下運動をするように構成されている。

 而して、同図において該小型ポンプ1はケ ース2内にポンプ室5,5,5を形成する3個のダイ フラム3,3,3が備えられ、該ダイヤフラム3,3,3 下方には該ダイヤフラム3,3,3を上下動させ 前記揺動体4が設けられている。該揺動体4に はその周辺部近傍であって、且つ、前記ダイ ヤフラム3,3,3の夫々の中心部に設けられてい 貫通孔6,6,6と連通する空気導入孔7,7,7を夫々 有する軸体7a,7a,7aが突設されており、該軸体7 a,7a,7aの外側面に前記ダイヤフラム3,3,3の底部 中心部裏面に突設されている中空状取付体8,8 ,8の中空部を嵌着して該ダイヤフラム3,3,3が 揺動体4に連結されている。

 又、該揺動体4はその中心部の開口部に圧 入され、上端部をケース2の上板2aの中心部下 方へ突設された支持部2b下面に設けた凹部に 嵌され、且つ、下端部を回転体9に偏心して 固着されている偏心回転軸10が前記上端部の 嵌部を支点とする偏心回転によって揺動さ る。そして、偏心回転軸10は回転駆動軸11に よって回転される回転体9に偏心して固着さ ている。

 更に、ダイヤフラム3,3,3の底部中心部には 記貫通孔6,6,6が設けられ、該貫通孔6,6,6上面 は吸気弁体12,12,12が設けられて吸気弁部V が構成されている。該吸気弁体12はダイヤフ ム3の一部を切開して形成されている。

 又、ケース2の上板2aの中央部には排気孔12a 開穿され、且つ、該上板2a下面部の該排気 12aの外周に該排気孔12aと連通する3個の環状 溝13,13,13が設けられており、該環状凹溝13,13 ,13を形成する内壁面13a,13a,13a及び該排気孔12a 形成する壁面13bに前記ダイヤフラム3,3,3の 端部から成る排気弁体14,14,14を圧接して排気 弁部V が構成されている。

 尚、符号15はダイヤフラム3,3,3の鍔部を示 し、該鍔部15,15,15を夫々ケース2に設けられた 孔部に密嵌して該ダイヤフラム3,3,3を該ケー 2内に取付けている。

 而して、前記回転駆動軸11が回転して前記 心回転軸10が回転すると前記揺動体4が揺動 、前記ダイヤフラム3,3,3の下端部を順次上下 動させる。そして、該ダイヤフラム3の下端 が下動されたとき、該ダイヤフラム3内は負 となっており、前記排気弁体14は前記環状 溝13の前記壁面13aに密着し、前記排気弁部V は閉じ且つ、前記吸気弁体12は前記貫通孔6の 閉塞状態を解放し、前記吸気弁部V は開状態となって、前記空気導入孔7から当 ダイヤフラム3内へ吸気が行われる。次に、 記ダイヤフラム3の下端部が上動したとき該 ダイヤフラム3内は高圧となり、前記吸気弁 12が前記貫通孔6を閉塞して前記吸気弁部V を閉状態にすると共に、前記排気弁体14が前 壁面13aより拡径して前記排気弁部V による排気が行われ、斯くして小型ポンプ1 ポンピング動作が実行される(例えば、特開2 002-5029号参照)。

 特開2002-5029号の小型ポンプ1においてはダ イヤフラム3は揺動体4に突設されている軸体7 aを該ダイヤフラム3底部中央部裏面に突設し 中空状取付体8の中空部に嵌着して該ダイヤ フラム3が揺動体4に取付けられているため、 動体4がダイヤフラム3を押し上げてポンプ 5を圧縮するとき、ダイヤフラム3底部中央部 に設けた吸気弁体12に揺動体4に突設した軸体 7a上端面が直接に接触してポンプ室5を加圧し ている。従って、該軸体7aと吸気弁体12の接 面で摩擦が生じ、該ダイヤフラム3に設けた 気弁体12が摩耗し破損すると云う問題が生 、小型ポンプ1の出力及び稼動寿命の低下が じる等の欠陥がある。

 そこで、本発明は、小型ポンプにおいて 動体の揺動作用に起因して生じるダイヤフ ムに形成されている吸気弁体の破損をなく 、ポンプ出力及び稼動寿命の低下を招くこ がないようにすることを目的とする。

 本発明は上記目的を達成するために、ポ プであって、ポンプケースと、前記ポンプ ース内に設けられて、ポンプ室を画成する イヤフラムと、中空を有し前記ポンプ室に 通する円筒部を有する揺動体と、回転体と 前記ポンプ室の容積を変えるように前記ダ ヤフラムを変形すべく、前記回転体と前記 動体を接続し、前記回転体の回転を前記揺 体の揺動に変換する動作が可能とされた軸 材と、前記ダイヤフラムの下部から突出し 取付部材とを有し、前記揺動体の揺動時に 記取付部材を前記ポンプ室に向かって押圧 能に構成されたものを提供する。

 この構成によれば、ダイヤフラムの下部 突設した取付部材が前記円筒部に取付けら 、前記揺動体の揺動時に前記円筒部により 圧され得る。

 斯くして、本発明においては、揺動体の 動によるダイヤフラムの上下動時において 前記円筒部の上端部が直接に吸気弁体を押 することがないので、該ダイヤフラムの上 動作に起因して生じる該吸気弁体の損傷が じることはなくなり、依って、小型ポンプ 出力及び稼動寿命の低下を招くことは抑制 れる。

図1は、本発明の一実施例を示し、小型 ポンプの平面図である。 図2は、図1のA-A線に沿った断面図であ 。 図3は、従来の小型ポンプの縦断面図で ある。

 以下、本発明の好適な実施例を図1及び図 2に従って詳述する。尚、説明の都合上、図3 示す従来例と共通する部分は同一符号を付 てその説明を省略するものとする。

 図1は本発明の小型ポンプ21の平面図であ 、図2は図1のA-A線断面図である。図におい 、小型ポンプ21は上ケース22と下ケース23及 ダイヤフラム24並びに揺動体25及びモータ26 から成る。上ケース22とダイヤフラム24の間 空間をポンプ室5として空気の吸入及び排出 を行う。又、ダイヤフラム24の上ケース22側 排気弁体14が設けられ、該ダイヤフラム24の 動体25側に吸気弁体12が設けられている。

 そこで、上記モータ26の駆動により揺動 25が稼動し、該揺動体25の上下運動により前 ポンプ室5を圧縮、膨張させてポンプ出力が 得られる。即ち、揺動体25が上ケース22側へ れたとき、ポンプ室5は圧縮される。このと 、排気弁体14が開放されてポンプ室5内の圧 された空気(流体)が排気孔12aから排出され 。逆に、揺動体25がモータ26側に振れたとき ポンプ室5は膨張する。このとき、吸気弁体 12が開放され、ポンプ室5内に空気流入孔27を して空気が吸入される。かかる一連の動作 繰り返されることによりポンプとしての一 の出力が得られ、例えば血圧計等に用いら る。尚、小型ポンプ21の詳細な構成及び作 効果は図3で説明した従来技術と共通してい 部分のうち、大部分は同一符号を付してそ 詳細な説明を省略するものとし、以下、本 明の特徴を説明する。

 図2は本発明の小型ポンプ21を図1のA-A線で切 断した断面図である。図において、ダイヤフ ラム24の底部24aの中心部には従来例と同様に 通孔6が開穿されており、そして、該貫通孔 6を開閉する吸気弁体12が設けられて吸気弁部 V が構成されている。本実施例においては該吸 気弁体12はダイヤフラム24の一部を切開して けられている。

 一方、前記貫通孔6に連通する空気導入孔 7を有する軸体25aが前記揺動体25の周辺近傍に 突設されている。該軸体25aは断面形状略エ字 形に形成され、中央部周側面に凹部25bが設け られている。

 又、前記ダイヤフラム24の底部24a裏面に 円筒状の中空状取付体(取付部材)28が突設さ ており、更に、該中空状取付体28の下部は 側に向かって直角に折曲され、且つ、該折 部28aは前記軸体25aに設けた凹部25bにきつく 嵌できる形状に形成されている。

 そこで、ダイヤフラム24に設けた前記中 状取付体28の中空部を前記軸体25aの周側面に 密接するとともに、前記折曲部28aを軸体25aに 設けた凹部25bに強制的に密嵌させることによ りダイヤフラム24を揺動体25に取付ける。こ とき、ダイヤフラム24は前記中空状取付体28 特に、折曲部28aが軸体25aに設けた前記凹部2 5bに喰い込んだ状態で密嵌されているので、 動体25の揺動時に軸体25aが中空状取付体28か ら抜けることは一切なく、且つ、軸体25aはダ イヤフラム24の底部24a裏面に接触しているに かかわらず、該ダイヤフラム24は軸体25aの 下運動によって直接的に押圧されることは い。従って、軸体25aがポンプ室5を加圧する き、該軸体25aがダイヤフラム24に設けた吸 弁体12及び該ダイヤフラム24の底部における 触面で摩擦が生じることがなく、特に吸気 体12が摩耗して破損すると云う欠陥を解消 ることができる。斯くして、小型ポンプ21の 出力低下を防止し、稼動寿命の向上を期待す ることが可能となる。

 尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しな 限り種々の改変を為ことができ、そして、 発明が該改変されたものに及ぶことは当然 ある。