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Title:
PUNCH UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072607
Kind Code:
A1
Abstract:
A punch shaft (10) and a die shaft (20) are supported by side plates (3L, 3R) in a parallel and vertically spaced apart relationship, and the punch shaft (10) and the die shaft (20) form a structural member (strength retaining member). The die shaft (20) has a die shaft body (21) formed in a hollow circular cylindrical shape. Dies (21b) corresponding to punches (13) of the punch shaft (10) are mounted on the outer periphery of the die shaft body (21) by being fitted in die holes (21d) penetrating through up to a hollow (21a) in the die shaft (20). A waste discharge screw plate (30) fixed to the side plate (3R) is placed in the hollow (21a) in the die shaft (20). As the die shaft (20) rotates, punch waste is transferred along a sloped surface of the waste discharge screw plate (30) and discharged from a punch waste discharge hole (21c). The punch unit can be easily adjusted, can form high quality holes in a sheet, and can reliably discharge punch waste.

Inventors:
NISHIMURA KAZUO (JP)
MAJIMA TOSHIYUKI (JP)
ICHIKAWA MEGUMI (JP)
ISHII SUSUMU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072157
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
December 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIDO KOGYO KK (JP)
NISHIMURA KAZUO (JP)
MAJIMA TOSHIYUKI (JP)
ICHIKAWA MEGUMI (JP)
ISHII SUSUMU (JP)
International Classes:
B26D7/18; B26F1/08
Foreign References:
JPH0720293U1995-04-11
JPS59143699U1984-09-26
JPH10264095A1998-10-06
JPH06312400A1994-11-08
JP2006264963A2006-10-05
JPH01218650A1989-08-31
Attorney, Agent or Firm:
CHIKASHIMA, Kazuo (9-7 Shibaura 1-chome, Minato-k, Tokyo 23, JP)
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Claims:
 外周面に複数のポンチが設けられたポンチシャフトと、
 前記ポンチと対応する位置にダイを有するダイシャフトと、を備え、
 前記ポンチシャフト及び前記ダイシャフトを回転させ、前記ポンチと前記ダイとを係合させてシートにパンチ穴を穿設させるパンチユニットにおいて、
 前記ポンチシャフトと前記ダイシャフトの両端部をフレームに支持して、前記ポンチシャフト及び前記ダイシャフト自体を前記パンチユニットの構造部材とし、
 前記ダイシャフトは、略々全長に亘って中空部を有する形状からなると共に、該中空部から前記ダイシャフトの外部に貫通するパンチ屑排出穴を有し、
 前記ダイシャフトの外周面から前記中空部まで貫通した孔に前記ダイを設けると共に、前記中空部に、前記ダイからのパンチ屑を前記パンチ屑排出穴に向って移送するパンチ屑移送体を配設した、
 ことを特徴とするパンチユニット。
 前記ポンチシャフトは、略々全長に亘って中空部を有する形状からなり、
 前記ポンチシャフト及び前記ダイシャフトは、軽合金によって形成されてなる、
 請求項1記載のパンチユニット。
 前記パンチ屑移送体は、スパイラル状のガイドからなる、
 請求項1又は2記載のパンチユニット。
 前記ガイドは、前記フレームに固定されて、前記ダイシャフト中空部内の略々全長に亘って配置されたスクリュー部材であり、該スクリュー部材と前記ダイシャフトとの相対回転により、前記パンチ屑を移送してなる、
 請求項3記載のパンチユニット。
 前記ガイドは、前記ダイシャフトの前記中空部の内周面に配置され、該ダイシャフトと一体に回転して前記パンチ屑を移送するスクリュー構造である、
 請求項3記載のパンチユニット。
 前記ガイドは、前記ダイシャフトの中空部内の略々全長に亘って配置され、前記ダイシャフトの回転数と異なる回転数にて回転駆動されるスクリュー部材である、
 請求項3記載のパンチユニット。
Description:
パンチユニット

 本発明は、複写機、プリンタなどの画像 成装置に装着されて画像形成済みの記録シ トなどにパンチ穴を穿設するパンチユニッ に関する。

 従来、互いに平行して配置されかつそれ れ複数のポンチ及びダイを有するポンチシ フトとダイシャフトとを回転させることに って、ポンチシャフトのポンチとダイシャ トのダイとを係合させて、シートにパンチ を穿設させるパンチユニットが案出されて る(例えば日本国特開2000―301492号公報、日 国特開2000―301494号公報、参照)。

 前記ポンチシャフト及びダイシャフトは それぞれ閉鎖断面を有する筒状の一体形成 れたポンチフレーム及びダイフレームに収 されており、これらポンチフレーム及びダ フレームが、パンチユニットの構造部材(強 度メンバー)となっている。また、ダイフレ ムには、ダイと対応した位置にパンチ屑排 穴が設けられており、排出棒によって掻き されたパンチ屑が上記パンチ屑排出穴から 然に落下して排出されるように構成されて る。

 上記パンチユニットは、ポンチシャフト びダイシャフトがそれぞれ一体形成部材で るポンチフレーム、ダイフレームに格納さ ているため、ポンチフレーム及びダイフレ ムを多数の板状部材を組み立てて形成する のに対し、部品点数を減少して組立工数を 減することが可能であるが、芯合わせをす ことが困難となり、適切な係合クリアラン に調整することが難しかった。

 また、パンチユニットの外形寸法上の制 とも相俟って、これらポンチシャフト及び イシャフトの剛性を十分確保することが難 く、シートの厚さにより係合クリアランス バラツキが生じ、パンチ穴の品質が低下し しまうことがある。また、閉鎖断面を有す ポンチフレーム及びダイフレームを必要と 、その分部品点数も多くなり、組立時間も かり、コストアップの原因となっている。

 更に、排出棒によって掻き出されたパン 屑を自然落下に任せてパンチ屑排出穴から 出することでは、パンチ屑を十分に排出す こともできなかった。

 そこで、本発明は、ダイシャフト及びポ チシャフト自体をパンチユニットの構造部 (強度メンバー)とすると共に、該ダイシャ トに形成した中空部にパンチ屑搬送体を配 することによって、上記課題を解決したパ チユニットを提供することを目的とする。

 本発明は、外周面に複数のポンチ(13)が設け られたポンチシャフト(10)と、前記ポンチ(13) 対応する位置にダイ(21b)を有するダイシャ ト(20)と、を備え、前記ポンチシャフト(10)及 び前記ダイシャフト(20)を回転させ、前記ポ チ(13)と前記ダイ(21b)とを係合させてシート パンチ穴を穿設させるパンチユニット(1)に いて、
 前記ポンチシャフト(10)と前記ダイシャフト (20)の両端部をフレーム(2)に支持して、前記 ンチシャフト(10)及び前記ダイシャフト(20)自 体を前記パンチユニット(1)の構造部材とし、
 前記ダイシャフト(20)は、略々全長に亘って 中空部(21a)を有する形状からなると共に、該 空部から前記ダイシャフト(20)の外部に貫通 するパンチ屑排出穴(21c)を有し、
 前記ダイシャフト(20)の外周面から前記中空 部(21a)まで貫通した孔(21d)に前記ダイ(21b)を設 けると共に、該中空部(21a)に、前記ダイ(21b) らのパンチ屑を前記パンチ屑排出穴(21c)に向 って、移送するパンチ屑移送体(30,80,90)を配 した、ことを特徴とする。

 前記ポンチシャフト(10)は、略々全長に亘 って中空部(11a)を有する形状からなり、かつ 記ポンチシャフト(10)及び前記ダイシャフト (20)は、軽合金によって形成されてなる。

 また、前記パンチ屑移送体は、スパイラ 状のガイド(30,80,90)からなる。なお、該スパ イラル状のガイド(30,80,90)は必ずしも連続し いる必要はなく、複数の別部材から形成さ ても良い。

 例えば図1ないし図3及び図7(a)に示すと、 記ガイドは、前記フレーム(2)に固定されて 前記ダイシャフト(20)中空部(21a)内の略々全 に亘って配置されたスクリュー部材(30)であ り、該スクリュー部材(30)と前記ダイシャフ (20)との相対回転により、前記パンチ屑を移 してなる。

 例えば図4及び図7(b)に示すと、前記ガイ は、前記ダイシャフト(20)の前記中空部(21a) 内周面に配置され、該ダイシャフト(20)と一 に回転して前記パンチ屑を移送するスクリ ー構造(80)である。

 例えば図5、図6及び図7(c)に示すと、前記 イドは、前記ダイシャフト(20)中空部(21a)内 略々全長に亘って配置され、前記ダイシャ ト(20)の回転数と異なる回転数にて回転駆動 されるスクリュー部材(90)である。

 なお、括弧内の符号等は、図面と対照す ためのものであるが、これにより特許請求 範囲に記載された構成に何等影響を及ぼす のではない。

 本発明によると、ポンチシャフト及びダ シャフトの両端部をフレームに支持し、ポ チシャフト及びダイシャフト自体をパンチ ニットの構造部材(強度メンバー)としたの 、従来必要であったダイフレーム及びポン フレームを有していないため、ポンチシャ ト及びダイシャフトの取外しが容易であり 簡単に係合クリアランスを調整(芯合わせ調 )することができる。また、ポンチシャフト 及びダイシャフトの径を大きくして剛性を高 めることができ、それによりシートの種類に よらず質の良いパンチ穴を穿設することがで きる。更に、ダイシャフトに中空部を形成し 、該中空部にパンチ屑移送体を設けることに よって、パンチ屑を移送して排出するので、 ダイ及びダイシャフト内にパンチ屑が詰まる ことを防止でき、かつパンチ屑を飛散するこ となく、まとめて所定箇所に排出することが できる。

 また、ポンチシャフト及びダイシャフト 軽合金により形成すると共に、ポンチシャ トをも略々全長に亘って中空部を有するこ により、ポンチシャフト及びダイシャフト 高剛性かつ軽量に構成することができ、パ チ穴の質の向上及びパンチユニットの高速 を図ることができる。

 更に、パンチ屑移送体をスパイラル状の イドとすることによって、パンチ屑をガイ の傾斜部によって移送して、確実に排出す ことができる。

 また、前記ガイドをフレームに固定され スクリュー部材とすることによって、該ス リュー部材に専用の駆動源を設けずに、ダ シャフトとスクリュー部材とを相対回転さ てパンチ屑を確実に排出することができる

 また、前記ガイドをダイシャフトの内周 に配置し、ダイシャフトと一体に回転する クリュー構造とすることによって、シンプ かつコンパクトな構成によってパンチ屑を 送して排出することができる。

 また、スクリュー部材からなるガイドを 転駆動させることによって、パンチ屑の排 をより確実なものとすることができる。

本発明の実施の形態1に係るパンチユニ ットの正面図。 図1に記載のパンチユニットの平面図。 図1に記載のパンチユニットの右側面図 。 本発明の実施の形態2に係るパンチユニ ットの正面図。 本発明の実施の形態3に係るパンチユニ ットの正面図。 図5に記載のパンチユニットの平面図。 (a)は、図1に記載のパンチユニットの左 側面図。(b)は、図4に記載のパンチユニット 左側面図。(c)は、図5に記載のパンチユニッ の左側面図。

 以下に図面に基づいて本発明に係るパン ユニットについて説明をする。

 <実施の形態1>
 パンチユニット1は、図1ないし図3に示すよ に、プリンタ等の画像形成装置(含む後処理 装置)のフレームに固定される台座6を有して り、該台座6には複数の脚部5を介して底板4 ボルト5aにより固定されている。該底板4の 右端には左右の側板3L,3Rが固定されており これら一体の底板4及び側板3L,3Rによりフレ ム2が構成されている。そして、上記側板3L,3 Rにはポンチシャフト10及びダイシャフト20が の両端を回転自在に支持されて平行に配置 れており、これらポンチシャフト10及びダ シャフト20が上記フレーム2と相俟って、パ チユニット1の構造部材(強度メンバー)とな ている。なお、上記ポンチシャフト10及びダ イシャフト20は、所定の間隙Wを存して上記側 板3L,3Rに支持されており、該間隙Wがシートを 通過する係合クリアランスを形成している。

 上記ポンチシャフト10は、アルミ合金な の軽合金製の中空円筒部材からなるポンチ ャフト本体11と、その両側端部に設けられた ポンチ軸部とから構成されており、該ポンチ シャフト本体11の軸芯方向(図1矢印A,B方向)複 箇所、例えば3箇所には、ポンチ13が円筒内 の中空部11aにおいて抜止めされて外周面か 突出して設けられている。

 また、ポンチ軸部は、ポンチシャフト本 11側部の開口を閉塞するように取付けられ ポンチ歯車15などのボス12L,12Rが嵌挿されて ると共に、ベアリング14を介して側板3L,3Rに 転自在に軸支されている。上述したように 図1矢印B方向(以下、図1矢印A方向を左方向 図1矢印B方向を右方向とする)のポンチ軸部 はポンチシャフト10へと駆動力を伝達するポ ンチ歯車15が固設されていると共に、該ポン 歯車15に隣接するバックラッシュ取り歯車16 には、穴あけ位置検出装置60を構成する検出 61がネジ61bによって取付けられている。

 上記穴あけ位置検出装置60は、図3に詳示 るように、検出板61と、フォトセンサから る穴あけ位置検出センサ62とからなり、該穴 あけ位置検出センサ62は右側板3R上部にネジ63 aによって固設されたL字状のブラケット63に 付けられている。上記検出板61には検出体61a が形成されており、該検出体61aが穴あけ位置 検出センサ62間を通過することによって、ポ チ13が穴あけ位置にあることが検出される

 一方、上記ダイシャフト20もポンチシャ ト10と同様にアルミ合金などの軽合金から形 成され、中空円筒部材からなるダイシャフト 本体21を有している。該ダイシャフト本体21 は、軸芯方向(図1矢印A,B方向)3箇所に上記ポ チシャフト10のポンチ13と対応してダイ21bが その外周に設けられており、該ダイ21bは、ダ イシャフト本体21の外周面から中空部21aまで 方向に貫通したダイ孔(孔)21dに嵌合して形 されている。

 上記ダイシャフト本体21の右側端部に設 られた右ダイ軸部は、ベアリング23aを介し 右側板3Rに回転自在に軸支されていると共に 、該右ダイ軸部にはダイシャフト20に駆動力 伝達し、かつ上記ポンチ歯車15と噛合する イ歯車24のボス部22Rが嵌挿されている。また 、ダイシャフト本体21の左側端部では左ダイ 部22Lがベアリング23bを介して左側板3Lに嵌 され、回転自在に軸支されている。

 図7(a)に示すように、上記左ダイ軸部22Lの 中心には、ダイシャフト本体21の中空部21aへ 連通する開口部21cが形成されていると共に 左側板3Lの外側には取付けブラケット31がネ ジ31aによって取付けられており、該取付けブ ラケット31にはパンチ屑移送体である屑排出 クリュー板(ガイド、スクリュー部材)30がネ ジ32によって固設されている。

 上記屑排出スクリュー板30は、板状部材 スパイラル状にしたガイドからなり、上記 ダイ軸部22Lの開口部21cを通って、図1矢印A方 向からB方向に向ってダイシャフト本体21の中 空部21aの略々全長に亘って配設されており、 ダイシャフト20が回転することによって、屑 出スクリュー板30の傾斜面に沿ってパンチ が強制的に移送される。パンチ屑が移送さ ると、ダイシャフト20の左端部に形成された 上記開口部21cからなるパンチ屑排出穴からパ ンチ屑が飛散することなく排出される。

 なお、屑排出スクリュー板30は、鋼板、 ルミ合金等の金属が好ましいが、プラスチ ク、ゴム等でもよく、また板状部材ではな 、棒状部材をコイルスプリングのようにス イラル状に形成したものでもよい。更に、 排出スクリュー板30を、左右において捩れ方 向が逆のものや、捩れ方向が逆の2枚のスク ュー板とし、ダイシャフト20の左右両端部に 上記パンチ屑排出穴を形成して、これら両パ ンチ屑排出穴からパンチ屑を排出するように 構成してもよい。

 また、底板4は、ダイシャフト20の下半部 覆うように断面コ字状に形成されており、 端部が鍔状に折曲されて該鍔部4aにネジに り右側板3Rが一体に固定されていると共に、 左端部の隅部に形成された鍔部4bにネジによ 左側板3Lが一体に固定されて、一体のフレ ム2を構成している。

 なお、図示していないが、上記底板4の前 記パンチ屑排出穴21cに対応した位置に、パン チ屑箱が着脱自在に取付けられており、前記 屑排出スクリュー板30により移送されたパン 屑が該パンチ屑箱に集められる。

 一方、右側板3Rの下端部には、パンチユ ット1を駆動させる両軸型の電動モータ50が 付けられており、図1矢印A側に設けられた第 2出力軸52には図3に示すように検出体54が固設 され、上記底板4から延設されたプレート56に 取付けられたピックアップセンサ55が該検出 54の凹凸に応じた電圧変化を検出すること よって、電動モータ50の回転数を検出してい る。

 また、図1矢印B側に設けられた第1出力軸5 1には、出力ギヤ51aが固設されており、該出 ギヤ51aは、右側板3Rから突出した中間軸70に 転自在に嵌挿された中間ギヤ71と噛合して る。中間ギヤ71はピン等によって伝動ギヤ72 一体化して設けられており、該伝動ギヤ72 上記ダイ歯車24と噛合している。

 上述したようにダイシャフト20のダイ歯 24は、ポンチシャフト10のポンチ歯車15と噛 しており、これにより、電動モータ50からの 駆動力は、中間ギヤ71及び伝動ギヤ72を介し 、ダイシャフト20及びポンチシャフト10に伝 されている。

 次に、本発明の実施の形態1に係るパンチ ユニットの作用について説明する。パンチユ ニット1は、ピックアップセンサ55及び穴あけ 位置検出装置60によって、電動モータ50の回 数及びポンチ13の位置を検出し、該電動モー タ50の回転を制御する。これにより、画像形 装置から画像形成済シートが係合クリアラ スWに搬送されるタイミングに合せて、ポン チシャフト10及びダイシャフト20が回転し、 ートの適切な位置にポンチ13とダイ21bとを係 合させてパンチ穴を穿設する。

 ポンチ13及びダイ21bによってシートにパ チ穴が穿設されると、パンチ屑がダイ21b及 ダイ孔21dを通って、ダイシャフト本体21の中 空部21aへと落下する。該中空部21aには、その 内周と略々同径かつ左側板3Lの取付けブラケ ト31に固設された屑排出スクリュー板30が嵌 挿されており、ダイシャフト20がパンチ穴を 設するために回転すると、屑排出スクリュ 板30とダイシャフト20とが相対回転する。

 これにより、パンチ屑は、中空部21aに落 すると、屑排出スクリュー板30の斜面に沿 て移送されて、ダイシャフト20の端部に到達 するとパンチ屑排出穴21cから排出され、その 下部に連通するように取付けたパンチ屑箱に 集積され、該パンチ屑箱にパンチ屑が一定量 溜まると使用者は該パンチ屑箱を外してパン チ屑を捨てる。なお、パンチ屑箱は、画像形 成装置の外側に配置され、上記パンチ屑排出 穴21cからダクトにより導かれるようにしても よい。

 上記のようにパンチユニット1を構成した ことによって、ポンチシャフト10及びダイシ フト20を格納するポンチフレーム及びダイ レームを必要とせず、ポンチシャフト10及び ダイシャフト20を大径に形成して、その剛性 高めることができ、シートの種類によらず に質の良いパンチ穴を穿設することができ 。また、ポンチシャフト10及びダイシャフ 20の取外しが容易なため、簡単にポンチ13及 ダイ21bの芯合わせをして適切な係合クリア ンスに調整することができ、更に、部品点 が少なくなり、パンチユニット1の組立が容 易になると共に、製造コストの削減も図るこ とができる。

 また、ダイシャフト本体21の中空部21aに 左側板3Lの取付けブラケット31に固設された 排出スクリュー板30が配設されているため 該屑排出スクリュー板30を別途回転させる駆 動源を必要とせず、ダイシャフト20と、屑排 スクリュー板30とを相対回転させてパンチ を確実に移送し、パンチ屑排出穴21cから該 ンチ屑を飛散することなく排出することが きる。

 <実施の形態2>
 図4及び図7(b)は、本発明の実施の形態2に係 パンチユニットを示すものである。この実 の形態は、実施の形態1における固定された 屑排出スクリュー板30を、丸棒をスパイラル の羽根にしたものとし、ダイシャフト20の 空部21aに一体に配置したものであり、以下 実施の形態1の構成と相違する部分について 明する。

 図4及び図7(b)に示すように、パンチ屑移 体である屑排出スクリュー棒80(ガイド、ス リュー構造)は、丸棒をスパイラル状の羽根 したものであり、ダイシャフト本体21の中 部21a内部に嵌合して一体に取付けられてい 。そのため、ダイシャフト20が回転すると、 屑排出スクリュー棒80は、ダイシャフト本体2 1の中空部21aの内周面と一体に回転し、パン 屑は、アルキメデスのポンプの原理に基づ 屑排出スクリュー棒80の羽根の傾斜面に沿っ てパンチ屑排出穴21cから排出される。即ち、 パンチ屑には、重力が作用しており、該重力 によりダイシャフト20の中空部21aの下部に溜 るように作用する。ダイシャフト20が屑排 スクリュー棒80と一体に回転すると、下部に 溜まろうとする力が作用しているパンチ屑は 、ダイシャフト20と相対回転して、屑排出ス リュー棒80により一方向に移送される。

 なお、ダイシャフト本体の中空部21aに一 に構成されるスクリュー構造は、上記屑排 スクリュー棒80に限らず、中空部21a内にリ 状に突出して設けられたスクリュー部材、 は中空部内に一体的に形成されたリブ状の 起又は凹溝でもよく、またその傾斜角は緩 ても良い。更に、中空部全長に亘って斜め 延びる傾斜面でもよく、また、傾斜角を逆 した2個の傾斜面等、複数の分割したもので よい。

 即ち、ダイシャフト20と一体なスクリュ 構造は、必ずしもダイシャフト20と別部材で なくてもよく、また必ずしも連続して形成さ れている必要もなく、更に1巻分に足りない 斜面でもよく、本発明にあっては、このも もスパイラル又はスクリュー部材(スクリュ 構造)として定義する。

 これにより、パンチ屑は確実に排出され と共に、屑排出スクリュー棒80がダイシャ ト本体21の中空部21aに格納されているため、 パンチユニット1をコンパクトかつシンプル 構成とすることができる。

 <実施の形態3>
 図5,図6及び図7(c)は、本発明の実施の形態3 係るパンチユニットを示すものである。こ 実施の形態は、実施の形態1における固定さ た屑排出スクリュー板30をコイル状部材に 更すると共に、該コイル状部材をモータに って駆動させたものであり、以下に実施の 態1の構成と相違する部分について説明する

 図5、図6及び図7(c)に示すように、パンチ 移送体である屑排出コイル(ガイド、スクリ ュー部材)90は、金属線、プラスチックの可撓 性部材を円筒形に巻いて形成され、その一端 部には駆動ギヤ94が取付けられている。該屑 出コイル90は、図5矢印A方向からB方向に向 てダイシャフト本体21の中空部21aに配設され ており、上記駆動ギヤ94は左側板3Lの側部に いて回転自在に軸支されている。

 また、左側板3Lの下部の底板4にはネジ93a よってブラケット93が取付けられており、 排出コイル90用の屑排出モータ91を保持して ると共に、該屑排出モータ91の出力軸に固 された出力ギヤ92は、上記屑排出コイル90の 動ギヤ94と噛合している。

 これにより、パンチユニット1は、電動モ ータ50によりポンチシャフト10及びダイシャ ト20を回転させてシートにパンチ穴を穿設す ると同時に、屑排出モータ91にて屑排出コイ 90を回転させることによって、該屑排出コ ル90とダイシャフト20とを相対回転させてパ チ屑を移送し、パンチ屑排出穴21cからパン 屑を効率よくかつ確実に排出することがで る。

 なお、上記パンチ屑移送体は、中空部全 に亘ってスパイラル状に延びるガイドが望 しいが、必ずしもこれに限るものではなく ベルト等の他の移送体でもよい。また、上 ガイドは、上述した板状部材をスパイラル にしたもの(屑排出スクリュー板30)、丸棒を スパイラル状の羽根にしたもの(屑排出スク ュー棒80)、コイル状のもの(該屑排出コイル9 0)以外にも、棒部材にブラシを波状に取付け もの、直線状の棒にブラシをスパイラル状 取付けたもの、もしくはスパイラル状にブ シを斜めに取付けたものなど他の形状のも でもよい。また、本発明において、スパイ ル又はスクリューは、必ずしも複数の巻数 有するものではなく、1巻きに足りない傾斜 面も含む。

 本発明に係るパンチユニットは、プリン 、複写機、印刷機等に搭載されるフィニッ ャーなどに用いることが可能であり、特に パンチユニットの搭載スペースに限りがあ かつ、様々なシートに高品質なパンチ穴を 設することが要求されるものに用いて好適 ある。