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Title:
PUSHER IN PACKING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/107307
Kind Code:
A1
Abstract:
A pusher of a packing device which can prevent deformation of an article to be packed. An air supply opening (53) is formed on the front surface (46) at the head portion (36) of a pusher (1) used in a packing device, and an air suction opening (52) is formed on the side (43). The air supply opening (53) can bring the inside and the outside of a bag (2b) into a state where air is ventilated when the front end of the pusher (1) is located on the inside of the bag (2b). The air suction opening (52) acts to form a gore (57) at the opening end by sucking air of the bag (2b) when the front end of the pusher (1) moves inside the bag (2b) in the retracting direction.

Inventors:
SHIBAGAKI JOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/073037
Publication Date:
September 03, 2009
Filing Date:
December 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
UNI CHARM CORP (JP)
SHIBAGAKI JOJI (JP)
International Classes:
B65B35/20; B65B5/06; B65B51/10; B65B51/14; B65G47/82
Foreign References:
JPS6260505U1987-04-15
JP2003137202A2003-05-14
JPS61160002U1986-10-03
Attorney, Agent or Firm:
SHIRAHAMA, Yoshiharu et al. (JP)
Yoshiharu Shirahama (JP)
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Claims:
 閉鎖端部とその反対端部である開口端部とを有する袋に前記開口端部から被包装体を押入した後、前記開口端部の両側にまちを形成しながら前記開口端部を閉鎖して前記袋と前記被包装体とから包装体を得る包装装置において使用される前記被包装体を押入するためのプッシャであって、
 前記プッシャが前記包装体を押入する方向とその反対方向とに往復運動するものであって、前記被包装体に圧接しながら前記袋に進入する前端部と、その反対端部である後端部と、前記前端部と前記後端部との間において前記被包装体を押入する方向へ互いに平行して延びる両側部とを有するヘッド部分を含み、
 前記前端部は、前記前端部が前記袋の内側にあるときに前記プッシャを介して前記袋の内側と外側とを通気状態にすることができる空気供給口を有し、前記両側部は、前記袋の内側にある前記前端部が前記反対方向へ動くときに前記袋の前記開口端部に前記まちが形成されることを可能にする空気吸引口を有していることを特徴とする前記プッシャ。
 前記ヘッド部分の前記前端部における前記空気供給口が、前記前端部と前記後端部との間、前記後端部および前記後端部よりも後方のいずれかにおいて大気に開放されている請求項1記載のプッシャ。
 前記ヘッド部分の前記前端部における前記空気供給口からは、前記袋の内部に加圧空気を供給可能である請求項1記載のプッシャ。
 前記ヘッド部分の前記両側部のそれぞれは、前記前端部から前記後端部へ向かって延びるV字溝を有し、前記V字溝の底には前記空気吸引口が形成されている請求項1~3のいずれかに記載のプッシャ。
 閉鎖端部とその反対端部である開口端部とを有する袋に前記開口端部から被包装体を押入した後、前記開口端部の両側にまちを形成しながら前記開口端部を閉鎖して前記袋と前記被包装体とから包装体を得る包装装置において使用される前記被包装体を押入するためのプッシャであって、
 前記プッシャが前記被包装体を押入する方向への前進運動とその反対方向への後退運動との往復運動をするものであって、前記プッシャには、前記被包装体に圧接しながら前記袋に進入する前面部を有するとともに、前記往復運動する方向に直交する幅方向と、前記往復運動する方向と前記幅方向とに直交する厚さ方向とを有するヘッド部分が含まれており、
 前記ヘッド部分が前記厚さ方向において重なり合う第1プレートと第2プレートとに二分割された状態および第1プレートとこれを挟む第2プレートと第3プレートとに三分割された状態のいずれかの状態にあって、前記第1プレートの前記幅方向の両側には前記往復運動する方向へ延びていて前記まちを形成するために使用されるV字形断面の溝が形成されるとともに、前記溝には真空吸引源につながる開口が形成されており、
 前記プッシャの前記前進運動では、前記第2プレートと前記第3プレートとが前記第1プレートとともに前記被包装体を押入して前記袋に進入し、前記プッシャの後退運動では、前記被包装体の押入が終了して前記第1プレートが静止した状態にあるときに前記第2プレートと前記第3プレートとが後退して前記袋から退出し、その後に前記第1プレートが前記袋に前記真空吸引源からの真空圧を作用させながら後退できるように前記ヘッド部分が形成されており、
 前記第1、第2、第3プレートのいずれかにおける前記前面部は、前記前面部が前記袋の内側にあるときに前記第1プレートを介して前記袋の内側と外側とを通気状態にすることができる空気供給口を有していることを特徴とする前記プッシャ。
 前記第2プレートと前記第3プレートとが、前記ヘッド部分の後方において一体になっている請求項5記載のプッシャ。
 前記空気供給口からは、前記袋の内部に加圧空気を供給可能である請求項5または6記載のプッシャ。
Description:
包装装置におけるプッシャ

 この発明は、袋の開口端部から被包装体 押入して包装品を得るための包装装置にお て使用されるプッシャに関する。

 一端部が閉鎖状態にあり、その反対端部が 口状態にある袋にプッシャを使用して被包 体を押入し、しかる後にその開口状態にあ 端部を閉鎖状態にして包装体を得る装置は 来周知である。例えば、実開昭61-160002号公 (特許文献1)に記載の高速型包装機械では、 状のプラスチックフィルムに対して複数個 横シーラと切断装置とを使用することによ て、ヒートシールされた閉鎖端部とその反 端部である開口端部とを有する袋を作る。 の袋にはプッシャを使用して所定数の被包 体を押入し、しかる後に開口端部をヒート ールして包装体を得る。また、このような 装機械において、プッシャの両側部に空気 引口を形成しておき、被包装体を押圧しな ら袋に進入したプッシャがその袋から退出 るときには、空気吸引口から袋内部の空気 吸引して、袋の開口端部にまちを作り、そ 開口端部をヒートシールして閉鎖状態にす ことも従来技術として知られている。

実開昭61-160002号公報

 このような従来技術では、プッシャが袋 ら退出するときに袋の内部が減圧状態にな 易い。一方、被包装体が使い捨てのおむつ 生理用ナプキン等の柔軟なものであって、 もまたプラスチックフィルムや紙等の柔軟 シート材料で形成されているものであると 減圧状態になった袋が変形することに伴っ 被包装体も変形するということがある。そ 結果として、被包装体は、使用時における 能が低下したり、外観が悪くなったりする いうことがある。また、包装体は、形が不 いのものになることによって、店頭等で整 と積み上げることが難しくなるということ ある。

 また、このような従来技術において、プ シャ前面部は、被包装体を極力広い面積で すことができるように、その面積を大きく ておくことが好ましい。そのようにするこ によって被包装体の広い面積に一様な押圧 を作用させれば、プッシャの使用によって 包装体に損傷を与えるということが少なく る。しかしながら、プッシャの前面部の面 が大きくなるほど、袋の内面はプッシャに く密着するようになって、袋は、その内部 空気を吸引してもプッシャの溝に倣うよう 変形することが難しくなる。そのような状 になると、袋に形の整ったまちを速やかに ることも難しくなる。

 そこで、この発明は、被包装体や包装体 おけるこのような問題を解消することがで るように、包装装置で使用されるプッシャ 改良を施すことを課題にしている。

 前記課題を解決するためのこの発明には 第1発明と第2発明とが含まれている。その 1発明が対象とするのは、閉鎖端部とその反 端部である開口端部とを有する袋に前記開 端部から被包装体を押入した後、前記開口 部の両側にまちを形成しながら前記開口端 を閉鎖して前記袋と前記被包装体とから包 体を得る包装装置において使用される前記 包装体を押入するためのプッシャである。

 かかるプッシャにおいて、第1発明が特徴 とするところは、以下のとおりである。前記 プッシャは、前記被包装体を押入する方向と その反対方向とに往復運動するものであって 、前記被被包装体に圧接しながら前記袋に進 入する前端部と、その反対端部である後端部 と、前記前端部と前記後端部との間において 前記被包装体を押入する方向へ互いに平行し て延びる両側部とを有するヘッド部分を含む 。前記前端部は、前記前端部が前記袋の内側 にあるときに前記プッシャを介して前記袋の 内側と外側とを通気状態にすることができる 空気供給口を有している。前記両側部は、前 記袋の内側にある前記前端部が前記反対方向 へ動くときに前記袋の前記開口端部に前記ま ちが形成されることを可能にする空気吸引口 を有している。

 第1発明の実施形態の一つにおいて、前記 ヘッド部分の前記前端部における前記空気供 給口が、前記前端部と前記後端部との間、前 記後端部および前記後端部よりも後方のいず れかにおいて大気に開放されている。

 第1発明の実施形態の他の一つにおいて、 前記ヘッド部分の前記前端部における前記空 気供給口からは、前記袋の内部に加圧空気を 供給可能である。

 第1発明の実施形態の他の一つにおいて、 前記ヘッド部分の前記両側部のそれぞれは、 前記前端部から前記後端部へ向かって延びる V字溝を有し、前記V字溝の底には前記空気吸 口が形成されている。

 この発明における前記第2発明が対象とす るのは、閉鎖端部とその反対端部である開口 端部とを有する袋に前記開口端部から被包装 体を押入した後、前記開口端部の両側にまち を形成しながら前記開口端部を閉鎖して前記 袋と前記被包装体とから包装体を得る包装装 置において使用される前記被包装体を押入す るためのプッシャである。

 かかるプッシャにおいて、この第2発明が 特徴とするところは、以下のとおりである。 前記プッシャは、前記被包装体を押入する方 向への前進運動とその反対方向への後退運動 との往復運動をするものであって、前記プッ シャには、前記被包装体に圧接しながら前記 袋に進入する前面部を有するとともに、前記 往復運動する方向に直交する幅方向と、前記 往復運動する方向と前記幅方向とに直交する 厚さ方向とを有するヘッド部分が含まれてい る。前記ヘッド部分は、前記厚さ方向におい て重なり合う第1プレートと第2プレートとに 分割された状態および第1プレートとこれを 挟む第2プレートと第3プレートとに三分割さ た状態のいずれかの状態にあって、前記第1 プレートの前記幅方向の両側には前記往復運 動する方向へ延びていて前記まちを形成する ために使用されるV字形断面の溝が形成され とともに、前記溝には真空吸引源につなが 開口が形成されている。前記プッシャの前 前進運動では、前記第2プレートと前記第3プ レートとが前記第1プレートとともに前記被 装体を押入して前記袋に進入し、前記プッ ャの後退運動では、前記被包装体の押入が 了して前記第1プレートが静止した状態にあ ときに前記第2プレートと前記第3プレート が後退して前記袋から退出し、その後に前 第1プレートが前記袋に前記真空吸引源から 真空圧を作用させながら後退できるように 記ヘッド部分が形成されている。前記第1、 第2、第3プレートのいずれかにおける前記前 部は、前記前面部が前記袋の内側にあると に前記第1プレートを介して前記袋の内側と 外側とを通気状態にすることができる空気供 給口を有している。

 第2発明の実施形態の一つにおいて、前記 第2プレートと前記第3プレートとが、前記ヘ ド部分の後方において一体になっている。

 第2発明の実施形態の他の一つにおいて、 前記空気供給口からは、前記袋の内部に加圧 空気を供給可能である。

 この発明のうちの第1発明に係るプッシャ は、そのヘッド部分における前端部に空気供 給口を有し、両側部に空気吸引口を有するか ら、ヘッド部分が被包装体の押入を終了して 袋から退出するときに、袋の開口端部にまち を形成すべく空気吸引口から開口端部内側の 空気を吸い込んでも、被包装体が押入されて いる袋の中央部分は減圧状態になり難く、ま ちを形成することに起因する被包装体の変形 を防ぐことができる。

 この発明のうちの第2発明に係るプッシャ は、そのヘッド部分が互いに重なり合う第1 レートと第2プレート、または第1プレートと これを挟む第2プレートと第3プレートとを有 、被包装体の押入が終了すると、第2プレー トまたは第2プレートと第3プレートとを袋か 退出させてから第1プレートだけを使用して 袋にまちを形成する。それゆえ、被包装体を 押入するときには袋がヘッド部分に密着して いたとしても、まちを形成するときの袋はヘ ッド部分に密着していないので、第1プレー におけるまちを形成するための溝が深くて 、袋はその溝に進入して溝の形に倣うよう 変形することが容易で、形の整ったまちを やかに得ることができる。

袋と被包装体との斜視図。 プッシャを使用した包装装置の側面図 (a)~(e)によって袋詰め工程の詳細を示す 図。 図3におけるIV-IV線矢視図。 プッシャの使用態様の一例を示す図。 袋と被包装体との斜視図。 プッシャを使用した包装装置の側面図 プッシャの斜視図。 図8のIX-IX線切断面を示す図。 (a)~(f)によって袋詰め工程の詳細を示 図。 プッシャの使用態様の一例を示す図。 ヘッド部分の一例を示す図9と同様な 。 図12のヘッド部分を使用して得られる 装体の斜視図。

符号の説明

 1  プッシャ
 2,2a,2b  袋
 4  閉鎖端部
 5  開口端部
 10  包装装置
 14  包装体
 15,15a  被包装体
 36  ヘッド部分
 41  前端部
 42  後端部
 43  側部
 51  V字溝
 52  空気吸引口
 53  空気供給口
 57  まち
 101 プッシャ
 110  包装装置
 136  ヘッド部分
 141  前面部
 151  第1プレート(メインプレート)
 152  第2プレート(上方サブプレート)
 153  第3プレート(下方サブプレート)
 156  溝
 157  開口(吸引口)
 158  空気供給口
 A  往復運動方向(機械方向)
 B  幅方向(交差方向)
 T  高さ方向

 添付の図面を参照して、包装装置で使用 れるこの発明においてのプッシャの詳細を 明すると、以下のとおりである。

 図1は、この発明においてのプッシャ1(図2 ,3参照)の使用対象となる袋2と、袋2で包装さ るべき被包装体、すなわち複数の生理用ナ キン個包装体3が形成する集合体15とを示す である。袋2は、例えば柔軟で非通気性のプ ラスチックフィルムで形成されているもので 、ヒートシール2dが形成されている閉鎖端部4 と、閉鎖端部4の反対端部である開口端部5と 有する。閉鎖端部4と開口端部5との間には まち6が形成されている一対の側面部7を有す る。個包装体3は、生理用ナプキン(図示せず) をプラスチックフィルムや不織布等の柔軟な シート材料で形成された個袋3aに封入したも で、袋2で包装されるべき所定数のものが機 械方向A(図2を併せて参照)とこれに直交する 差方向Bとに整然と並べられて集合体15を形 している。

 図2は、この発明に係るプッシャ1が使用 れている包装装置10の側面図である。包装装 置10は、袋2を間欠的に供給するための第1供 工程11と、個包装体3が形成する集合体15を間 欠的に供給するための第2供給工程12と、袋2 集合体15とからなる包装体14(図3を併せて参 )を得るための袋詰め工程13とを含んでいる

 図2の第1供給工程11では、まち6が形成さ ている袋2が開口端部5を前方にして図の左方 から間欠的に供給される。袋2では、袋2の上 面8,9(図1参照)が上下一対の拡開用吸引プレ ト16に吸引されて開口端部5が図1の如く拡開 状態となる。吸引プレート16は、矢印C方向へ 水平移動して拡開している開口端部5を複数 バケット21のうちのバケット21aにかぶせた後 に、開口端部5から離れて図示の位置に復帰 る。バケット21は、開口端部5を拡開した状 に維持するもので、図ではバケット21のうち のバケット21aにかぶせられた袋2が、仮想線 袋2aとして示されている。バケット21はまた 時計方向または反時計方向へ間欠的に回転 る円盤22に取り付けられているもので、バ ット21aにかぶせられた袋2aは円盤22とともに1 80°回転することによって、図の上方から下 へ移動する。図2には、そのように移動した 2aが仮想線の袋2bとして示され、バケット21a がバケット21bとして示されている。

 図2の第2供給工程12では、集合体15が搬送 17に載せられて矢印D方向へ移動して、搬送 17に含まれているリフタ18に移される。リフ タ18は上下動するもので、その上に載せられ 集合体15を矢印Eで示される上方へ移動させ ことができる。図には、そのように移動さ た集合体15が集合体15aとして示されている なお、搬送機17では、矢印D方向へ間欠的に く無端ベルト17aに複数のピン17bが一定の間 で取り付けられており、搬送機17における支 持台(図示せず)にスライド可能に載せられて る集合体15をピン17bが図の右方、すなわち 印D方向から押圧して、集合体15を矢印D方向 移動させる。

 図2の袋詰め工程13は、プッシャ1と、上下 一対のおさえ板31と、上下一対のシール板32 、無端ベルト33とを含んでいる。プッシャ1 、機械方向Aの左方にヘッド部分36を有し、 方にロッド部分37を有していて、そのロッド 部分37がプッシャ1を機械方向Aにおいて前進 退の往復運動をさせる駆動機構(図示せず)に つながっており、図示のプッシャ1は後退し 位置にある。袋詰め工程13において、袋2bと その袋2bがかぶさっているバケット21bと、 方へ移動した集合体15aと、プッシャ1とは機 方向Aにおいて整列した状態にある。プッシ ャ1は、機械方向Aの左方に向かって前進して ヘッド部分36が集合体15aに圧接して集合体15 aをバケット21bの内側に押入する。ヘッド部 36はさらに前進し、その集合体15aを袋2bへ押 し、次いで集合体15aを介して袋2bを左方へ してバケット21bから外し、無端ベルト33の上 に載せる。その後、ヘッド部分36は袋2bから 出するように機械方向Aの右方に向かって後 する。このときに、一対のおさえ板31が上 方向において接近するように移動して、袋2b が右方へ動くことを阻止する。ヘッド部分36 袋2bから退出すると、一対の加熱されてい シール板32が上下方向において接近して袋2b 開口端部5を挟んでヒートシール2e(図3参照) 形成する。その後に一対のシール板32が図 の状態に復帰すると、集合体15を含む包装体 14が得られる。包装体14は、無端ベルト33によ って左方へ運ばれる。

 図3は、袋詰め工程13の詳細を示す図であ が、リフタ18と円盤22との図示が省略されて いる。図3の(a)では、袋2bがかぶせられたバケ ット21bと、集合体15aと、プッシャ1とが機械 向Aにおいて整列した状態にある。プッシャ1 のヘッド部分36は、前端部41とその反対端部 ある後端部42とを有し、前端部41と後端部42 の間には一対の側面部43と一対の上下面部44, 45とが形成されている。また、前端部41には 集合体15aに接触させる前面46(図4参照)が形成 され、後端部42にはロッド部分37を接続可能 後面47が形成されている。側面部43には、前 部41から後端部42に向かって延びるV字溝51が 形成されており、そのV字溝51の底には空気吸 引口52が形成されている。空気吸引口52は、 空ポンプ等の空気吸引源(図示せず)につなが っており、袋詰め工程13における所定の時期 袋2bの空気を吸引することができる。また 前面46には、空気供給口53(図4参照)が形成さ ている。空気供給口53は、ヘッド部分36の内 側に延びる配管(図示せず)を介して大気に開 された状態にあるか、コンプレッサ等の加 空気供給源(図示せず)につなげられた状態 ある。大気に開放される場合のその配管は ヘッド部分36の前端部41と後端部42との間、 端部42、後端部42よりも後方の部位のいずれ に開放端を有する。

 図3の(b)では、ヘッド部分36が前進して集 体15aをトンネル状のバケット21bの内側へ押 してからさらに袋2bに押入し、その袋2bがバ ケット21bから外れている。

 図3の(c)では、図3の(b)におけるヘッド部 36が袋2bから退出するように後退し始める一 、一対のおさえ板31が接近し始めている。 た、ヘッド部分36では、空気吸引口52におけ 吸引が始まり、袋2bの側面部7が開口端部5の 近傍においてV字溝51の形状に倣うように変形 することによって、まち57(図3の(e)参照)が形 され始めている。前端部41が袋2bの内側にあ るときのヘッド部分36は、空気供給口53が、 に大気に開放された状態にあるか、または ッド部分36が後退するときに加圧空気を袋2b 内側に供給できる状態にあって、袋2bの内 と外側とを通気可能にすることができるか 、ヘッド部分36の後退動作や真空吸引作用に よって袋2bの中央部分が減圧状態になること 防ぐことができる。その中央部には、集合 15が押入されている。なお、個包装体3に含 れる生理用ナプキンが弾性的な圧縮回復力 有する場合であると、集合体15はプッシャ1 前進して押圧しているときには圧縮状態に って体積が小さくなり、プッシャ1が後退し たときには圧縮状態から解放されて体積が大 きくなり、袋2bは減圧状態になりかねないが プッシャ1が空気供給口53を有することによ て、そのような減圧状態になることを防ぐ とができる。

 図3の(d)では、ヘッド部分36が退出した後 袋2bに対して一対の加熱されたシール板32が 互いに接近して開口端部5にヒートシール2e( 3の(e)参照)を形成している。

 図3の(e)は袋詰め工程13で得られた包装体1 4を示している。包装体14には、ヒートシール 2dに加えてヒートシール2eが形成されている 包装体14における袋2の側面部7には、ヒート ール2d,2eそれぞれの近傍にまち56,57が形成さ れている。

 図4は、図3の(a)に示されたヘッド部分36に おいてのIV-IV線矢視図である。図4にはプッシ ャ1のヘッド部分36における前面46の一部分と 面部43のV字溝51とが示されている。その前 46には空気供給口53が形成されている。V字溝 51は、横向きのV字形を画いていて、底には空 気吸引口52を有している。V字溝51に沿って仮 線で示された袋2bは、空気吸引口52を介して 作用する真空圧によって変形し、まち57を形 し始めている状態にある。ただし、この発 に係るプッシャ1では、袋2にまち57を形成す るための真空吸引作用が始まっても、袋2の 央部分は、ヘッド部分36における空気供給口 53を介して大気に開放されている状態にある 、または加圧空気を供給されている状態に ることによって、減圧状態になることがな 。それゆえ、集合体15を形成している個包 体3は、減圧状態にある袋によって圧迫され 形状が歪む、ということがない。また、包 体14それ自体も歪むことがないから、複数 包装体14を梱包したり陳列したりするときに 積み上げることが容易になる。プッシャ1に いて、空気吸引口52を介しての空気吸引の開 始と終了の時期、および空気供給口53を介し の加圧空気供給の開始と終了の時期の制御 、それらの時期についての制御機構(図示せ ず)を包装装置10に設置することによって可能 になる。なお、プッシャ1では、図示例のV字 51をU字溝やその他の凹状溝に代えることが 能である。

 図5は、この発明に係るプッシャ1の使用 様の一例を示す図3の(a)と同様な図である。 5の袋2bは、開口端部5がバケット21bにかぶさ る一方、閉鎖端部4が機械方向Aにおける左方 らバケット21bの内側に進入している。閉鎖 部4は、その内面が露出した状態にあって、 集合体15aと向き合っている。集合体15aは、プ ッシャ1に押されてバケット21bへ進入すると に、袋2bにおける閉鎖端部4の内面に接触す 。プッシャ1が前進するにつれて、集合体15a 袋2bの中に入り、やがて図3の(b)の状態にな 。袋2bを図5の状態にするには、開口端部5を バケット21bにかぶせてから、閉鎖端部4の外 から袋2bに向かって加圧空気を噴射してその 閉鎖端部4をバケット21bに図の左方から進入 せればよい。

 図5の態様では、プッシャ1を使用して集 体15aを袋2bへ進入させるときに、集合体15aの 前方において空気が袋2bの中に閉じ込められ ということがなく、コンパクトな包装体14 得ることができる。

 これまでに図示のプッシャ1およびそれを 含む包装装置10は、生理用ナプキンや使い捨 おむつ等の柔軟で変形し易い物品の包装に 適なものであるが、変形し難い物品に対し 使用することができることはいうまでもな 。

 図6は、この発明に係るプッシャの一例で あるプッシャ101(図7,8参照)の使用対象となる 2と、袋2で包装されるべき被包装体である 理用ナプキン個包装体3の集合体15と、集合 15が包装されて袋2が閉じた状態にある包装 14とを示す図である。袋2は、例えば柔軟で 通気性のプラスチックフィルムで形成され いるもので、ヒートシール2dが形成されてい る閉鎖端部4と、閉鎖端部4の反対端部である 口端部5とを有する。閉鎖端部4と開口端部5 の間には、まち6が形成されている一対の側 面部7を有する。個包装体3は、生理用ナプキ (図示せず)をプラスチックフィルムや不織 等の柔軟なシート材料で形成された個袋3aに 封入したもので、袋2で包装されるべき所定 のものが機械方向A(図7を併せて参照)とこれ 直交する交差方向Bとに整然と並べられて集 合体15を形成している。

 図7は、この発明に係るプッシャ101が使用 されている包装装置110の側面図である。包装 装置110は、袋2を間欠的に供給するための第1 給工程11と、個包装体3が形成する集合体15 間欠的に供給するための第2供給工程12と、 2と集合体15とからなる包装体14(図6を併せて 照)を得るための袋詰め工程13とを含んでい 。

 図7の第1供給工程11では、まち6が形成さ ている袋2が開口端部5を前方にして図の左方 から間欠的に供給される。袋2では、袋2の上 面8,9(図6参照)が上下一対の拡開用吸引プレ ト16に吸引されて開口端部5が図6の如く拡開 状態となる。吸引プレート16は、矢印C方向へ 水平移動して拡開状態になる開口端部5を複 のバケット21のうちのバケット21aにかぶせた 後に、開口端部5から離れて図示の位置に復 する。バケット21は、開口端部5を拡開状態 維持するもので、図ではバケット21のうちの バケット21aにかぶせられた袋2が、仮想線の 2aとして示されている。バケット21はまた、 計方向または反時計方向へ間欠的に回転す 円盤22に取り付けられているもので、バケ ト21aにかぶせられた袋2aは円盤22とともに180 回転することによって、図の上方から下方 移動する。図7には、そのように移動した袋2 aが仮想線の袋2bとして示され、バケット21aが バケット21bとして示されている。

 図7の第2供給工程12では、集合体15が搬送 17に載せられて矢印D方向へ移動して、搬送 17に含まれているリフタ18に移される。リフ タ18は上下動するもので、その上に載せられ 集合体15を矢印Eで示される上方へ移動させ ことができる。図には、そのように移動さ た集合体15が集合体15aとして示されている なお、搬送機17では、矢印D方向へ間欠的に く無端ベルト17aに複数のピン17bが一定の間 で取り付けられており、搬送機17における支 持台(図示せず)にスライド可能に載せられて る集合体15をピン17bが図の右方から左方へ すなわち矢印D方向へ押圧して、集合体15を フタ18に向かって移動させる。

 図7の袋詰め工程13は、プッシャ101と、上 一対のおさえ板31と、上下一対のシール板32 と、無端ベルト33とを含んでいる。プッシャ1 01は、機械方向Aの左方にヘッド部分136を有し 、右方にロッド部分137を有していて、そのロ ッド部分137がプッシャ101を機械方向Aにおい 前進運動と後退運動との往復運動をさせる 動機構(図示せず)につながっており、図示の プッシャ101は後退した位置にある。袋詰め工 程13において、袋2bと、その袋2bがかぶさって いるバケット21bと、上方へ移動した集合体15a と、プッシャ101とは機械方向Aにおいて整列 た状態にある。プッシャ101は、機械方向Aの 方に向かって前進し、ヘッド部分136が集合 15aに圧接してその集合体15aをバケット21bの 側に押入する。ヘッド部分136はさらに前進 、集合体15aを袋2bへ押入し、次いで集合体15 aを介して袋2bを左方へ押してバケット21bから 外し、無端ベルト33の上に載せる。集合体15a 押入が終了したヘッド部分136は、その一部 集合体15aとともに袋2bに進入しているから そのヘッド部分136は袋2bから退出するように 機械方向Aの右方に向かって後退する。この きに、一対のおさえ板31が上下方向において 接近するように移動して、袋2bが右方へ動く とを阻止する。ヘッド部分136が袋2bから完 に退出すると、一対の加熱されているシー 板32が上下方向において接近して袋2bの開口 部5を挟んでヒートシール2e(図8参照)を形成 る。その後に一対のシール板32が図示の状 に復帰すると、袋2bと集合体15aとが密着した 状態の包装体14が得られる。包装体14は、無 ベルト33によって左方へ運ばれる。

 図8,9は、図に示されたプッシャ101の斜視 と図8のIX-IX線切断面とを示す図である。な 、図9には、プッシャ101が進入した状態にあ るときの袋2bと、上方サブプレート152と下方 ブプレート153とが退出してその袋2bにまち61 (図10参照)が形成され始めている袋2b’とが仮 想線で示されている。図8において、プッシ 101のヘッド部分136は、機械方向Aに一致して る水平な往復運動方向と、機械方向Aに直交 する交差方向Bに一致している幅方向と、こ ら往復運動方向と幅方向とに直交する高さ 向Tとを有する。高さ方向Tにおいて、ヘッド 部分136は、第1のプレートであるメインプレ ト151と、メインプレート151をサンドウィッ 状に挟む第2、第3のプレートである上方サブ プレート152と下方サブプレート153とに三分割 されている。メインプレート151と上方サブプ レート152と下方サブプレート153とは、それぞ れ独立して機械方向Aにおいて往復運動する とができるもので、メインプレート151の後 面151bにはその往復運動を可能にするための インロッド137が取り付けられている。上方 ブプレート152におけるサイドプレート152bに は往復運動を可能にするためのサブロッド138 が取り付けられており、下方サブプレート153 におけるサイドプレート153bには往復運動を 能にするためのサブロッド139が取り付けら ている。メインロッド137とこれらサブロッ 138,139とのそれぞれは、ピストン等の駆動源( 図示せず)につなげられている。

 メインプレート151と各サブプレート152,153 のそれぞれとは、一体となってプッシャ101の 前面部141を形成するメイン前面部151aとサブ 面部152a,153aのそれぞれとを有する。これら イン前面部151aとサブ前面部152a,153aとは、プ シャ101が前進するときに協働して集合体15 圧接する部分であって、そのときの圧力が 合体15の局部に集中することがないように、 これら前面部151a,152a,153aが一体になって形成 るプッシャ101の前面部141の形状は、前面部1 41と向かい合っている集合体15の部位19の形状 とほぼ同じであるかまたはそれよりも僅かに 小さくなるように形成されている。すなわち 、前面部141の交差方向Bと高さ方向Tとにおけ 最大寸法は、集合体15の部位19における交差 方向Bと高さ方向Tとにおける最大寸法とほぼ じであるかまたはよりも僅かに小さくなっ いる。

 プッシャ101はまた、交差方向Bにおいて対 称に形成されている側面部42を有する。側面 42は、メインプレート151におけるメイン側 部151cと、サブプレート152,153におけるサブ側 面部152c,153cとを含み、メイン側面部151cには 面部151aから機械方向Aへ延びるV字形断面の 156が形成され、溝156には吸引口157が形成さ ている。その吸引口157は、真空ポンプ等の 気吸引源(図示せず)につながっている。サブ 側面部152c,153cは、平滑に形成されている。図 9に示された前面部141のうちのメイン前面部15 1aには空気供給口158が形成されている。空気 給口158は、メインプレート151のメイン後面 151bに形成された空気取り入れ口159につなが り、大気に開放された状態にある。

 図10は、袋詰め工程13の詳細を示す図であ るが、リフタ18と円盤22との図示が省略され いる。図10の(a)では、袋2bがかぶせられたバ ット21bと、集合体15aと、プッシャ101とが機 方向Aにおいて整列した状態にあって、集合 体15aの部位19とプッシャ101の前面部141とが向 合っている。

 図10の(b)では、ヘッド部分136が前進して 合体15aにおける部位19のほぼ全体に圧接して 集合体15aをトンネル状のバケット21bの内側へ 押入し、続いて袋2bに押入し、その袋2bがバ ット21bから外れている。集合体15aを袋2bに押 入するときに、ヘッド部分136はその一部が袋 2bに進入する。

 図10の(c)では、メインプレート151が静止 た状態にある一方、上方サブプレート152と 方サブプレート153とがサブロッド138とサブ ッド139とによって動かされて後退し、袋2bの 開口端部5から退出している。上方サブプレ ト152と下方サブプレート153とが後退し始め ときには、一対のおさえ板31が袋2bに接近し 、袋2bを動くことがないように抑えている

 図10の(d)では、図10の(c)におけるメインプ レート151が袋2bから退出するように後退し始 る一方、一対のおさえ板31がさらに袋2bに接 近している。また、メインプレート151では、 袋2bの内部空気に対する吸引口157における吸 が始まり、袋2bの側面部7が開口端部5の近傍 において溝156の形状に倣うように変形するこ とによって、まち61(図10の(f)参照)が形成され 始めている。メインプレート151の前面部151a 袋2bの内側にあるときのメインプレート151は 、空気供給口158(図9参照)が大気に開放された 状態にあって袋2bの内側と外側とを通気可能 することができるから、メインプレート151 サブプレート152,153の後退動作とかメインプ レート151の吸引口157における吸引作用とかに よって袋2bの中央部分が減圧状態になること 防ぐことができる。それによって、その中 部分に押入されている集合体15が吸引作用 変形することを防ぐことができる。なお、 包装体3に含まれる生理用ナプキンが弾性的 圧縮回復力を有する場合であると、集合体1 5は前進したプッシャ101が圧接しているとき は圧縮状態にあって体積が小さくなり、プ シャ101が後退したときには圧縮状態から解 されて体積が大きくなり、袋2bは減圧状態に なりかねないが、プッシャ101が空気供給口158 を有することによって、そのような減圧状態 になることを防ぐことができる。

 図10の(e)では、メインプレート151が退出 た後の袋2bに対して、一対の加熱されたシー ル板32が互いに接近して開口端部5にヒートシ ール2e(図10の(f)参照)を形成している。なお、 図示してはいないが、後退したメインプレー ト151と上方サブプレート152と下方プレート153 とは、それらの位置が自動的に調整されて前 面部151a,152a,153aが図8の如き状態になる。

 図10の(f)は、袋詰め工程13で得られた包装 体14を示している。包装体14には、図6のヒー シール2dに加えてヒートシール2eが形成され ている。そのヒートシール2eは、図の上下方 において包装体14の端面部62のほぼ中央に形 成されている。包装体14における袋2の側面部 7には、ヒートシール2d,2eそれぞれの近傍にま ち6と61とが形成されている。

 なお、図10の(d)において開口端部5の近傍 まち61が形成されるときの状態は、図9にも されている。ヘッド部分136におけるメイン レート151のV字形の溝156には吸引口157が形成 されており、仮想線で示された袋2bは、吸引 157を介して作用する真空圧によってまち61 形成される。ただし、図10においてまち61が 成されるのは、図10に現れている上方サブ レート152と下方サブプレート153とが袋2bから 退出した後である。そのときの溝156において は、真空圧が作用して、袋2bが溝156に倣うよ に変形するときに、それまでは上方サブプ ート152と下方サブプレート153とに接触して 張状態にあった部分が弛緩状態になって袋2 bのそのような変形が容易となるように作用 る。したがって、プッシャ101では、集合体15 を押入したときに袋2bがヘッド部分136に密着 ていたとしても、まち61を容易に得ること できる。

 このように、このヘッド部分136によれば 集合体15aに損傷を与えることなく、袋2を溝 156に沿う仮想線の如くに変形させてまち61を る作業が容易になるという効果が得られる このようなヘッド部分136は、メインプレー 151における溝156の開角αを特に小さくして メインプレート151によって形成されるまち61 の交差方向Bにおける深さを極力深くしたい きに、優れた効果を上げることができる。

 また、この発明に係るプッシャ101では、 2にまち61を形成するための吸引作用が始ま ても、袋2の中央部分は、ヘッド部分136にお ける空気供給口158を介して大気に開放されて いる状態にあるから、減圧状態になるという ことがない。それゆえ、集合体15を形成して る個包装体3は、減圧状態にある袋によって 圧迫されて形状が歪む、ということがない。 また、包装体14それ自体も歪むことがないか 、複数の包装体14を梱包したり陳列したり るときに積み上げることが容易になる。そ ように機能する空気供給口158のための空気 り入れ口159は、図8に例示の如くメインプレ ト151の後面部151bに設けるほかに、メイン前 面部151aとメイン後面部151bとの間やメイン後 部151bよりもさらに後方に設けることもでき る。また、空気取り入れ口159は、コンプレッ サ等の加圧空気供給源につないで、加圧空気 を袋2bに供給するために使用してもよい。プ シャ101において、吸引口157を介しての空気 引の開始と終了の時期、および空気供給口1 58を介しての加圧空気供給の開始と終了の時 の制御は、それらの時期についての制御機 (図示せず)を包装装置110に設置することに って可能になる。なお、プッシャ101では、 示例の溝156をU字溝やその他の凹状溝に代え ことも可能である。

 プッシャ101ではまた、上方サブプレート1 52や下方サブプレート153にも袋2bに対する空 供給口を設けておき、これらサブプレート15 2,153が後退するときに袋2bが減圧状態になる とを防ぐこともできる。このような空気供 口は、図示例の如くメインプレート151に設 ることを必須とするものではなく、袋2bと集 合体15やヘッド部分136との大きさを勘案して インプレート151、上方サブプレート152、下 サブプレート153のいずれかに設けることの きるものである。

 この発明において、プッシャ101のヘッド 分136は、図示例の如く三分割されていて高 方向Tに三枚のプレート51,152,153を有するも であることが好ましい。しかし、上方サブ レート152と下方サブプレート153とは、図示 の如く別体であるものに代えて、ヘッド部 136の後方において相互につながれた一体的 ものにして、両サブプレート152,153が同時に 進・後退できるようにすることもできる。 らには、この発明において上方サブプレー 152または下方サブプレート153の一方を使用 ることなく一枚のメインプレート151と一枚 サブプレート152または153とを使用する厚さ 向に二分割されたヘッド部分136に代えるこ も可能である。

 図11は、この発明に係るプッシャ101の使 態様の一例を示す図10の(a)と同様な図である 。図11の袋2bは、開口端部5がバケット21bにか さる一方、閉鎖端部4が機械方向Aにおける 方からバケット21bの内側に進入している。 鎖端部4は、その内面が露出した状態にあっ 、集合体15aと向き合っている。集合体15aは プッシャ101に押されてバケット21bへ進入す ときに、袋2bにおける閉鎖端部4の内面に接 する。プッシャ101が前進するにつれて、集 体15aは袋2bの中に入り、やがて図10の(b)の状 態になる。袋2bを図11の状態にするには、開 端部5をバケット21bにかぶせてから、閉鎖端 4の外側から袋2bに向かって加圧空気を噴射 てその閉鎖端部4をバケット21bに図の左方か ら進入させればよい。

 図11の態様では、プッシャ101を使用して 合体15aを袋2bへ進入させるときに、集合体15a の前方において空気が袋2bの中に閉じ込めら るということがなく、コンパクトな包装体1 4を得ることができる。

 図12,13は、この発明に係るプッシャ101に けるヘッド部分136の一例を示す図9と同様な 分断面図と、そのヘッド部分136を使用して られる包装体14の斜視図である。図12のヘッ ド部分136は、第1のプレートであるメインプ ート151と第2のプレートである上方サブプレ ト152とに二分されている。このヘッド部分1 36でもまた、上方サブプレート152が袋2bから 出した後に、メインプレート151に形成され いる溝156を使用して袋2bにまち61が形成され 。図12に仮想線で示された袋2bは、上方サブ プレート152が袋2bに進入しているときの状態 示し、仮想線で示された袋2b’は、上方サ プレート152が退出してまち61の形成が始まっ ている状態を示している。このヘッド部分136 を使用して得られる包装体14では、図13に示 れているように、図13の上下方向において、 袋2の端面部62に形成されたヒートシール2eが 面部62の中央ではなくて、下方に偏倚した 置にある。このような端面部62は、そこにヒ ートシール2eによって二分されるのが好まし ない大きな図柄や文字を印刷するときに使 するとよい。

 図6~13に例示のプッシャ101およびそれを含 む包装装置110もまた、生理用ナプキンや使い 捨ておむつ等の柔軟で変形し易い物品の包装 に好適なものであるが、変形し難い物品に対 して使用することができることはいうまでも ない。