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Title:
RADIO COMMUNICATION DEVICE AND RESPONSE SIGNAL SPREADING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044537
Kind Code:
A1
Abstract:
A radio communication device capable of randomizing both inter-cell interference and intra-cell interference. In this device, a spreading section (214) primarily spreads a response signal in a ZAC sequence set by a control unit (209). A spreading section (217) secondarily spreads the primarily spread response signal in a block-wise spreading code sequence set by the control unit (209). The control unit (209) controls the cyclic shift amount of the ZAC sequence used for the primary spreading in the spreading section (214) and the block-wise spreading code sequence used for the secondary spreading in the spreading section (217) according to a set hopping pattern. The hopping pattern set by the control unit (209) is made up of two hierarchies. An LB-based hopping pattern different for each cell is defined in the first hierarchy in order to randomize the inter-cell interference. A hopping pattern different for each mobile station is defined in the second hierarchy in order to randomize the intra-cell interference.

Inventors:
NAKAO SEIGO
IMAMURA DAICHI
HIRAMATSU KATSUHIKO
Application Number:
PCT/JP2008/002738
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
September 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
NAKAO SEIGO
IMAMURA DAICHI
HIRAMATSU KATSUHIKO
International Classes:
H04J11/00; H04B1/707; H04B1/713; H04J13/00
Other References:
"3GPP TSG RAN WG1 Meeting #50 R1-073413", 24 August 2007, article "Sequence allocation and hopping for uplink ACK/NAK channels", XP008131460
"3GPP TSG RAN WG1 Meeting #50 R1-073619", 24 August 2007, article "Cell Specific Cyclic Shift Hopping v.s. UE specific Cyclic Shift Hopping for Uplink ACK/NACK Signals", XP008131348
"3GPP TSG RAN WG1 Meeting #49bis R1-073149", 29 June 2007, article "Cyclic Shift Hopping of UL ACK Channels", XP008123369
"3GPP TSG RAN WG1 Meeting #50bis R1-074411", 12 October 2007, article "Cyclic Shift Hopping Pattern for Uplink ACK/NACK", XP050107923
See also references of EP 2197132A4
Attorney, Agent or Firm:
WASHIDA, Kimihito (Shintoshicenter Bldg.24-1, Tsurumaki 1-chome,Tama-shi, Tokyo 34, JP)
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Claims:
 互いに異なる循環シフト量により互いに分離可能な複数の第1系列のいずれかを用いて応答信号を1次拡散する第1拡散手段と、
 前記複数の第1系列に対応する複数の制御チャネルのホッピングパターンに従って、前記第1拡散手段で用いられる第1系列を制御する制御手段と、を具備し、
 前記ホッピングパターンは、セル毎に異なるシンボルベースの第1階層ホッピングパターンと、無線通信装置毎に異なるスロットベースの第2階層ホッピングパターンとを含む、
 無線通信装置。
 1次拡散後の前記応答信号を互いに直交する複数の第2系列のいずれかを用いて2次拡散する2次拡散手段、をさらに具備し、
 前記制御手段は、前記複数の第1系列と前記複数の第2系列とによって定義される前記複数の制御チャネルの前記ホッピングパターンに従って、前記第1拡散手段で用いられる第1系列および前記第2拡散手段で用いられる第2系列を制御し、
 前記ホッピングパターンは、前記第1階層ホッピングパターンと前記第2階層ホッピングパターンとを含む、
 請求項1記載の無線通信装置。
 前記第2階層ホッピングパターンは、循環シフト軸上での前記複数の制御チャネルの配置順序をスロット毎に逆順にすることにより定義される、
 請求項1記載の無線通信装置。
 前記第2拡散手段は、前記複数の第2系列のいずれかを1次拡散後の前記応答信号に乗算し、
 前記第2階層ホッピングパターンは、前記第2系列の乗算単位内で同一であり、かつ、前記第2系列の乗算単位毎に異なる、
 請求項2記載の無線通信装置。
 前記第2階層ホッピングパターンは、複数のセルに共通のホッピングパターンである、
 請求項1記載の無線通信装置。
 互いに異なる循環シフト量により互いに分離可能な複数の第1系列のいずれかを用いて応答信号を1次拡散する第1拡散ステップと、
 前記複数の第1系列に対応する複数の制御チャネルのホッピングパターンに従って、前記第1拡散手段で用いられる第1系列を制御する制御ステップと、を具備し、
 前記ホッピングパターンは、セル毎に異なるシンボルベースの第1階層ホッピングパターンと、無線通信装置毎に異なるスロットベースの第2階層ホッピングパターンとを含む、
 応答信号拡散方法。
Description:
無線通信装置および応答信号拡 方法

 本発明は、無線通信装置および応答信号 散方法に関する。

 移動体通信では、無線通信基地局装置(以 下、基地局と省略する)から無線通信移動局 置(以下、移動局と省略する)への下り回線デ ータに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用 れる。つまり、移動局は下り回線データの り検出結果を示す応答信号を基地局へフィ ドバックする。移動局は下り回線データに しCRC(Cyclic Redundancy Check)を行って、CRC=OK(誤 無し)であればACK(Acknowledgment)を、CRC=NG(誤り り)であればNACK(Negative Acknowledgment)を応答信 号として基地局へフィードバックする。この 応答信号は例えばPUCCH(Physical Uplink Control Cha nnel)等の上り回線制御チャネルを用いて基地 へ送信される。

 また、基地局は下り回線データのリソー 割当結果を通知するための制御情報を移動 へ送信する。この制御情報は例えばL1/L2CCH(L 1/L2 Control Channel)等の下り回線制御チャネル 用いて移動局へ送信される。各L1/L2CCHは制 情報の符号化率に応じて1つまたは複数のCCE( Control Channel Element)を占有する。例えば、符 化率2/3の制御情報を通知するためのL1/L2CCH 1つのCCEを占有する場合、符号化率1/3の制御 報を通知するためのL1/L2CCHは2つのCCEを占有 、符号化率1/6の制御情報を通知するためのL 1/L2CCHは4つのCCEを占有し、符号化率1/12の制御 情報を通知するためのL1/L2CCHは8つのCCEを占有 する。また、1つのL1/L2CCHが複数のCCEを占有す る場合、1つのL1/L2CCHは連続する複数のCCEを占 有する。基地局は移動局毎にL1/L2CCHを生成し 制御情報が必要とするCCE数に従ってL1/L2CCH 占有すべきCCEを割り当て、割り当てたCCEに 応する物理リソースに制御情報をマッピン して送信する。

 また、応答信号の送信に用いるPUCCHを基 局から各移動局へ通知するためのシグナリ グを不要にして下り回線の通信リソースを 率よく使用するために、CCEとPUCCHとを1対1で 応付けることが検討されている(非特許文献 1参照)。各移動局は、この対応付けに従って 自局への制御情報がマッピングされている 理リソースに対応するCCEから、自局からの 答信号の送信に用いるPUCCHを判定すること できる。よって、各移動局は、自局への制 情報がマッピングされている物理リソース 対応するCCEに基づいて、自局からの応答信 を物理リソースにマッピングする。例えば 動局は、自局宛の制御情報がマッピングさ ている物理リソースに対応するCCEがCCE#0であ る場合は、CCE#0に対応するPUCCH#0を自局用のPUC CHと判定する。また例えば移動局は、自局宛 制御情報がマッピングされている物理リソ スに対応するCCEがCCE#0~CCE#3である場合は、CC E#0~CCE#3において最小番号のCCE#0に対応するPUCC H#0を自局用のPUCCHと判定し、自局宛の制御情 がマッピングされている物理リソースに対 するCCEがCCE#4~CCE#7である場合は、CCE#4~CCE#7に おいて最小番号のCCE#4に対応するPUCCH#4を自局 用のPUCCHと判定する。

 また、図1に示すように、複数の移動局から の複数の応答信号をZAC(Zero Auto Correlation)系 およびウォルシュ(Walsh)系列を用いて拡散す ことによりコード多重することが検討され いる(非特許文献2参照)。図1において[W 0 ,W 1 ,W 2 ,W 3 ]は系列長4のウォルシュ系列を表わす。図1に 示すように、移動局では、ACKまたはNACKの応 信号が、まず周波数軸上で、時間軸上での 性がZAC系列(系列長12)となる系列によって1次 拡散される。次いで1次拡散後の応答信号がW 0 ~W 3 にそれぞれ対応させてIFFT(Inverse Fast Fourier T ransform)される。周波数軸上で拡散された応答 信号は、このIFFTにより時間軸上の系列長12の ZAC系列に変換される。そして、IFFT後の信号 さらにウォルシュ系列(系列長4)を用いて2次 散される。つまり、1つの応答信号は4つのSC -FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access) シンボルS 0 ~S 3 にそれぞれ配置される。他の移動局でも同様 に、ZAC系列およびウォルシュ系列を用いて応 答信号が拡散される。但し、異なる移動局間 では、時間軸上での循環シフト(Cyclic Shift)量 が互いに異なるZAC系列、または、互いに異な るウォルシュ系列が用いられる。ここではZAC 系列の時間軸上での系列長が12であるため、 一ZAC系列から生成される循環シフト量0~11の 12個のZAC系列を用いることができる。また、 ォルシュ系列の系列長が4であるため、互い に異なる4つのウォルシュ系列を用いること できる。よって、理想的な通信環境では、 大48(12×4)の移動局からの応答信号をコード 重することができる。

 また、図1に示すように、複数の移動局から の複数の参照信号(パイロット信号)をコード 重することが検討されている(非特許文献2 照)。図1に示すように、ZAC系列(系列長12)か 3シンボルの参照信号R 0 ,R 1 ,R 2 を生成する場合、まずZAC系列がフーリエ系列 等の系列長3の直交系列[F 0 ,F 1 ,F 2 ]にそれぞれ対応させてIFFTされる。このIFFTに より時間軸上の系列長12のZAC系列が得られる そして、IFFT後の信号が直交系列[F 0 ,F 1 ,F 2 ]を用いて拡散される。つまり、1つの参照信 (ZAC系列)は3つのシンボルR 0 ,R 1 ,R 2 にそれぞれ配置される。他の移動局でも同様 にして1つの参照信号(ZAC系列)が3つのシンボ R 0 ,R 1 ,R 2 にそれぞれ配置される。但し、異なる移動局 間では、時間軸上での循環シフト量が互いに 異なるZAC系列、または、互いに異なる直交系 列が用いられる。ここではZAC系列の時間軸上 での系列長が12であるため、同一ZAC系列から 成される循環シフト量0~11の12個のZAC系列を いることができる。また、直交系列の系列 が3であるため、互いに異なる3つの直交系 を用いることができる。よって、理想的な 信環境では、最大36(12×3)の移動局からの参 信号をコード多重することができる。

 そして、図1に示すように、S 0 ,S 1 ,R 0 ,R 1 ,R 2 ,S 2 ,S 3 の7シンボルにより1スロットが構成される。

 ここで、同一ZAC系列から生成される循環 フト量が互いに異なるZAC系列間での相互相 はほぼ0となる。よって、理想的な通信環境 では、循環シフト量が互いに異なるZAC系列( 環シフト量0~11)でそれぞれ拡散されコード多 重された複数の応答信号は基地局での相関処 理により時間軸上でほぼ符号間干渉なく分離 することができる。

 しかしながら、移動局での送信タイミン ずれ、マルチパスによる遅延波等の影響に り、複数の移動局からの複数の応答信号は 地局に同時に到達するとは限らない。例え 、循環シフト量0のZAC系列で拡散された応答 信号の送信タイミングが正しい送信タイミン グより遅れた場合は、循環シフト量0のZAC系 の相関ピークが循環シフト量1のZAC系列の検 窓に現れてしまうことがある。また、循環 フト量0のZAC系列で拡散された応答信号に遅 延波がある場合には、その遅延波による干渉 漏れが循環シフト量1のZAC系列の検出窓に現 てしまうことがある。つまり、これらの場 には、循環シフト量1のZAC系列が循環シフト 0のZAC系列からの干渉を受ける。よって、こ れらの場合には、循環シフト量0のZAC系列で 散された応答信号と循環シフト量1のZAC系列 拡散された応答信号との分離特性が劣化す 。つまり、互いに隣接する循環シフト量のZ AC系列を用いると、応答信号の分離特性が劣 する可能性がある。

 そこで、従来は、ZAC系列の拡散によって 数の応答信号をコード多重する場合には、Z AC系列間での符号間干渉が発生しない程度の 環シフト間隔(循環シフト量の差)をZAC系列 に設けている。例えば、ZAC系列間の循環シ ト間隔を2として、系列長が12で循環シフト 0~11の12個のZAC系列のうち循環シフト量0,2,4,6, 8,10の6つのZAC系列のみを応答信号の1次拡散に 用いる。よって、系列長が4のウォルシュ系 を応答信号の2次拡散に用いる場合には、最 24(6×4)の移動局からの応答信号をコード多 することができる。

 しかし、図1に示すように、参照信号の拡 散に用いる直交系列の系列長が3であるため 参照信号の拡散には互いに異なる3つの直交 列しか用いることができない。よって、図1 に示す参照信号を用いて複数の応答信号を分 離する場合、最大18(6×3)の移動局からの応答 号しかコード多重することができない。よ て、系列長が4の4つのウォルシュ系列のう 3つのウォルシュ系列があれば足りるため、 ずれか1つのウォルシュ系列は使用されない 。

 また、図1に示す1SC-FDMAシンボルは1LB(Long  Block)と称されることがある。そこで、シンボ ル単位、すなわち、LB単位での拡散に用いら る拡散コード系列はブロックワイズ拡散コ ド系列(Block-wise spreading code sequence)と呼ば る。

 また、図2に示すような18個のPUCCHを定義 ることが検討されている。通常、互いに異 るブロックワイズ拡散コード系列を用いる 動局間では、移動局が高速移動しない限り 答信号の直交性は崩れない。しかし、互い 同一のブロックワイズ拡散コード系列を用 る移動局間では、特に基地局において各移 局からの応答信号間に受信電力の大きな差 ある場合、一方の応答信号が他方の応答信 から干渉を受けることがある。例えば、図2 おいて、PUCCH#3(循環シフト量=2)を用いる応 信号が、PUCCH#0(循環シフト量=0)を用いる応答 信号から干渉を受けることがある。

 このような干渉を低減するために、循環 フトホッピング(Cyclic shift Hopping)なる技術 検討されている(非特許文献3参照)。循環シ トホッピングとは、図1における各シンボル に対して割り当てる循環シフト量を時間の経 過に伴ってほぼランダムに変化させる技術で ある。これにより、干渉が発生する応答信号 の組合せをランダム化でき、一部の移動局の みが強い干渉を受け続けることがないように することができる。つまり、循環シフトホッ ピングにより、干渉をランダム化することが できる。

 ここで、応答信号間での干渉は、セル間で 生する干渉であるインターセル干渉(Inter-cel l interference)と1セル内の移動局間で発生する 渉であるイントラセル干渉(Intra-cell interfere nce)とに大別される。よって、干渉のランダ 化も、インターセル干渉のランダム化(Inter-c ell interference randomization)とイントラセル干渉 のランダム化(Intra-cell interference randomization) に大別される。
Implicit Resource Allocation of ACK/NACK Signal  in E-UTRA Uplink (ftp://ftp.3gpp.org/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR 1_49/Docs/R1-072439.zip) Multiplexing capability of CQIs and ACK/NACKs fo rm different UEs (ftp://ftp.3gpp.org/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR 1_49/Docs/R1-072315.zip) Randomization of intra-cell interference in PUCCH  (ftp://ftp.3gpp.org/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_50/Docs/R1-07341 2.zip)

 ここで、インターセル干渉では一方のセ の移動局の応答信号が他方のセルで自局の 答信号と同一の循環シフト量を用いる複数 応答信号からの干渉を受けるため、インタ セル干渉を十分にランダム化するためには くの循環シフトホッピングパターン(以下、 ホッピングパターンと省略する)が必要とな 。よって、インターセル干渉を十分にラン ム化するためには、循環シフト量をLB毎(SC-FD MAシンボル毎)に変化させる循環シフトホッピ ング、すなわち、LBベース(SC-FDMAシンボルベ ス)の循環シフトホッピング(LB based Cyclic sh ift Hopping, SC-FDMA symbol based Cyclic shift Hoppin g)を行う必要がある。

 一方で、イントラセル干渉を十分にランダ 化するために、1セル内のすべての移動局の 応答信号に対し互いに異なるホッピングパタ ーンを割り当てることが考えられる。しかし 、これでは、ホッピングパターンの増加に伴 い、ホッピングパターンの通知を基地局-移 局間で行うための制御信号のオーバーヘッ が大きくなってしまうという課題が発生す 。また、同一セル内の複数の移動局がLBベー スの各移動局に固有の循環シフトホッピング を行うと、ブロックワイズ拡散コード系列が 乗算されているS 0 ,S 1 ,S 2 ,S 3 またはR 0 ,R 1 ,R 2 の循環シフト量の移動局間での相対関係が崩 れてしまうことがあるために、互いに異なる ブロックワイズ拡散コード系列を用いる移動 局間での直交性が崩れてしまうことがあると いう課題が発生する。例えば、図2において PUCCH#3は本来PUCCH#0からのみ干渉を受けるはず が、ブロックワイズ拡散コード系列の直交性 が崩れることにより、PUCCH#3はPUCCH#0からの干 だけでなく、PUCCH#1およびPUCCH#2からの干渉 受けるようになる。

 上記課題は、LBベースの循環シフトホッ ングに代えてスロットベースの循環シフト ッピング(Slot based Cyclic shift Hopping)を行う と、つまり、循環シフト量をスロット毎に 化させることにより解決可能である。

 しかし、LBベースの循環シフトホッピン に代えてスロットベースの循環シフトホッ ングを行うと、インターセル干渉のランダ 化を十分に行えなくなってしまうという新 な課題が発生する。

 つまり、インターセル干渉のランダム化 適するホッピングパターンとイントラセル 渉のランダム化に適するホッピングパター との間には矛盾がある。

 本発明の目的は、インターセル干渉およ イントラセル干渉の双方をランダム化する とができる無線通信装置および応答信号拡 方法を提供することである。

 本発明の無線通信装置は、互いに異なる 環シフト量により互いに分離可能な複数の 1系列のいずれかを用いて応答信号を1次拡 する第1拡散手段と、前記複数の第1系列に対 応する複数の制御チャネルのホッピングパタ ーンに従って、前記第1拡散手段で用いられ 第1系列を制御する制御手段と、を具備し、 記ホッピングパターンは、セル毎に異なる ンボルベースの第1階層ホッピングパターン と、無線通信装置毎に異なるスロットベース の第2階層ホッピングパターンとを含む構成 採る。

 本発明の応答信号拡散方法は、互いに異 る循環シフト量により互いに分離可能な複 の第1系列のいずれかを用いて応答信号を1 拡散する第1拡散ステップと、前記複数の第1 系列に対応する複数の制御チャネルのホッピ ングパターンに従って、前記第1拡散手段で いられる第1系列を制御する制御ステップと を具備し、前記ホッピングパターンは、セ 毎に異なるシンボルベースの第1階層ホッピ ングパターンと、無線通信装置毎に異なるス ロットベースの第2階層ホッピングパターン を含むようにした。

 本発明によれば、インターセル干渉およ イントラセル干渉の双方をランダム化する とができる。

応答信号および参照信号の拡散方法を す図(従来) PUCCHの定義を示す図(従来) 本発明の実施の形態1に係る基地局の構 成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る移動局の構 成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るホッピン パターン(例1-1,セル0のスロット0) 本発明の実施の形態1に係るホッピン パターン(例1-1,セル0のスロット1) 本発明の実施の形態1に係るホッピン パターン(例1-1,セル1のスロット0) 本発明の実施の形態1に係るホッピン パターン(例1-1,セル1のスロット1) 本発明の実施の形態1に係る第2階層ホ ピングパターン(例1-1,スロット0) 本発明の実施の形態1に係る第2階層ホ ピングパターン(例1-1,スロット1) 本発明の実施の形態1に係る第2階層ホ ピングパターン(例1-2,スロット0) 本発明の実施の形態1に係る第2階層ホ ピングパターン(例1-2,スロット1) 本発明の実施の形態1に係る第2階層ホ ピングパターン(例1-3,スロット1) 本発明の実施の形態1に係る第2階層ホ ピングパターン(例1-4,スロット0) 本発明の実施の形態1に係る第2階層ホ ピングパターン(例1-4,スロット1) 本発明の実施の形態2に係るホッピン パターン(スロット0) 本発明の実施の形態2に係るホッピン パターン(スロット1) 本発明の実施の形態2に係る第2階層ホ ッピングパターン(スロット0) 本発明の実施の形態2に係る第2階層ホ ッピングパターン(スロット1)

 以下、本発明の実施の形態について、添 図面を参照して詳細に説明する。

 (実施の形態1)
 本実施の形態に係る基地局100の構成を図3に 示し、本実施の形態に係る移動局200の構成を 図4に示す。

 なお、説明が煩雑になることを避けるた に、図3では、本発明と密接に関連する下り 回線データの送信、および、その下り回線デ ータに対する応答信号の上り回線での受信に 係わる構成部を示し、上り回線データの受信 に係わる構成部の図示および説明を省略する 。同様に、図4では、本発明と密接に関連す 下り回線データの受信、および、その下り 線データに対する応答信号の上り回線での 信に係わる構成部を示し、上り回線データ 送信に係わる構成部の図示および説明を省 する。

 また、以下の説明では、1次拡散にZAC系列 を用い、2次拡散にブロックワイズ拡散コー 系列を用いる場合について説明する。しか 、1次拡散には、ZAC系列以外の、互いに異な 循環シフト量により互いに分離可能な系列 用いてもよい。例えば、GCL(Generalized Chirp l ike)系列、CAZAC(Constant Amplitude Zero Auto Correlat ion)系列、ZC(Zadoff-Chu)系列、または、M系列や 交ゴールド符号系列等のPN系列を1次拡散に いてもよい。また、2次拡散には、互いに直 する系列、または、互いにほぼ直交すると なせる系列であればいかなる系列をブロッ ワイズ拡散コード系列として用いてもよい 例えば、ウォルシュ系列またはフーリエ系 等をブロックワイズ拡散コード系列として2 次拡散に用いることができる。

 また、以下の説明では、系列長12で循環 フト量0~11の12個のZACをそれぞれZAC#0~ZAC#11と 記し、系列長4で系列番号0~2の3つのブロック ワイズ拡散コード系列をそれぞれBW#0~BW#2と表 記する。しかし、本発明はこれらの系列長に 限定されない。

 また、以下の説明では、ZAC系列の循環シ ト量とブロックワイズ拡散コード系列の系 番号とによってPUCCH番号が定義される。つ り、互いに異なる循環シフト量により互い 分離可能なZAC#0~ZAC#11と互いに直交するBW#0~BW# 2とによって応答信号用の複数のリソースが 義される。

 また、以下の説明では、CCE番号とPUCCH番 とが1対1で対応付けられているものとする。 つまり、CCE#0とPUCCH#0、CCE#1とPUCCH#1、CCE#2とPUCC H#2…がそれぞれ対応するものとする。

 図3に示す基地局100において、下り回線デ ータのリソース割当結果が制御情報生成部101 およびマッピング部104に入力される。また、 下り回線データのリソース割当結果を通知す るための制御情報の移動局毎の符号化率が符 号化率情報として制御情報生成部101および符 号化部102に入力される。ここでは、上記同様 、制御情報の符号化率を2/3,1/3,1/6または1/12の いずれかとする。

 制御情報生成部101は、下り回線データの ソース割当結果を通知するための制御情報 移動局毎に生成し符号化部102に出力する。 動局毎の制御情報には、どの移動局宛ての 御情報であるかを示す移動局ID情報が含ま る。例えば、制御情報の通知先の移動局のID 番号でマスキングされたCRCビットが移動局ID 報として制御情報に含まれる。また、制御 報生成部101は、入力される符号化率情報に って、制御情報を通知するために必要なCCE (CCE占有数)に応じたL1/L2CCH割当を各移動局に 対して行い、割り当てたL1/L2CCHに対応するCCE 号をマッピング部104に出力する。ここでは 上記同様、制御情報の符号化率が2/3の場合 L1/L2CCHが1つのCCEを占有するものとする。よ て、制御情報の符号化率が1/3の場合のL1/L2CC Hは2つのCCEを占有し、制御情報の符号化率が1 /6の場合のL1/L2CCHは4つのCCEを占有し、制御情 の符号化率が1/12の場合のL1/L2CCHは8つのCCEを 占有する。また、上記同様、1つのL1/L2CCHが複 数のCCEを占有する場合、1つのL1/L2CCHは連続す る複数のCCEを占有するものとする。

 符号化部102は、入力される符号化率情報 従って、移動局毎の制御情報を符号化して 調部103に出力する。

 変調部103は、符号化後の制御情報を変調 てマッピング部104に出力する。

 一方、符号化部105は、各移動局への送信 ータ(下り回線データ)を符号化して再送制 部106に出力する。

 再送制御部106は、初回送信時には、符号 後の送信データを移動局毎に保持するとと に変調部107に出力する。再送制御部106は、 移動局からのACKが判定部116から入力される で送信データを保持する。また、再送制御 106は、各移動局からのNACKが判定部116から入 力された場合、すなわち、再送時には、その NACKに対応する送信データを変調部107に出力 る。

 変調部107は、再送制御部106から入力され 符号化後の送信データを変調してマッピン 部104に出力する。

 マッピング部104は、制御情報の送信時に 、変調部103から入力される制御情報を制御 報生成部101から入力されるCCE番号に従って 理リソースにマッピングしてIFFT部108に出力 する。つまり、マッピング部104は、移動局毎 の制御情報を、OFDMシンボルを構成する複数 サブキャリアにおいてCCE番号に対応するサ キャリアにマッピングする。

 一方、下り回線データの送信時には、マ ピング部104は、リソース割当結果に従って 移動局への送信データを物理リソースにマ ピングしてIFFT部108に出力する。つまり、マ ッピング部104は、移動局毎の送信データを、 リソース割当結果に従ってOFDMシンボルを構 する複数のサブキャリアのいずれかにマッ ングする。

 IFFT部108は、制御情報または送信データが マッピングされた複数のサブキャリアに対し てIFFTを行ってOFDMシンボルを生成し、CP(Cyclic Prefix)付加部109に出力する。

 CP付加部109は、OFDMシンボルの後尾部分と じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加 る。

 無線送信部110は、CP付加後のOFDMシンボル 対しD/A変換、増幅およびアップコンバート の送信処理を行ってアンテナ111から移動局2 00(図3)へ送信する。

 一方、無線受信部112は、移動局200から送 された応答信号または参照信号をアンテナ1 11を介して受信し、応答信号または参照信号 対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処 を行う。

 CP除去部113は、受信処理後の応答信号ま は参照信号に付加されているCPを除去する。

 逆拡散部114は、移動局200において2次拡散 に用いられたブロックワイズ拡散コード系列 で応答信号を逆拡散し、逆拡散後の応答信号 を相関処理部115に出力する。同様に、逆拡散 部114は、移動局200において参照信号の拡散に 用いられた直交系列で参照信号を逆拡散し、 逆拡散後の参照信号を相関処理部115に出力す る。

 相関処理部115は、逆拡散後の応答信号お び逆拡散後の参照信号と、移動局200におい 1次拡散に用いられたZAC系列との相関値を求 めて判定部116に出力する。

 判定部116は、各検出窓に移動局毎の相関 ークを検出することにより、移動局毎の応 信号を検出する。例えば、判定部116は、移 局#0用の検出窓#0に相関ピークが検出された 場合には、移動局#0からの応答信号を検出す 。そして、判定部116は、検出された応答信 がACKまたはNACKのいずれであるかを参照信号 の相関値を用いた同期検波によって判定し、 移動局毎のACKまたはNACKを再送制御部106に出 する。

 一方、図4に示す移動局200において、無線 受信部202は、基地局100から送信されたOFDMシ ボルをアンテナ201を介して受信し、OFDMシン ルに対しダウンコンバート、A/D変換等の受 処理を行う。

 CP除去部203は、受信処理後のOFDMシンボル 付加されているCPを除去する。

 FFT(Fast Fourier Transform)部204は、OFDMシンボ に対してFFTを行って複数のサブキャリアに ッピングされている制御情報または下り回 データを得て、それらを抽出部205に出力す 。

 制御情報の符号化率を示す符号化率情報 すなわち、L1/L2CCHのCCE占有数を示す情報が 抽出部205および復号部207に入力される。

 抽出部205は、制御情報の受信時には、入 される符号化率情報に従って、複数のサブ ャリアから制御情報を抽出して復調部206に 力する。

 復調部206は、制御情報を復調して復号部2 07に出力する。

 復号部207は、入力される符号化率情報に って制御情報を復号して判定部208に出力す 。

 一方、下り回線データの受信時には、抽 部205は、判定部208から入力されるリソース 当結果に従って、複数のサブキャリアから 局宛の下り回線データを抽出して復調部210 出力する。この下り回線データは、復調部2 10で復調され、復号部211で復号されてCRC部212 入力される。

 CRC部212は、復号後の下り回線データに対 てCRCを用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り 無し)の場合はACKを、CRC=NG(誤り有り)の場合は NACKを応答信号として生成し、生成した応答 号を変調部213に出力する。また、CRC部212は CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の下り回線デ ータを受信データとして出力する。

 判定部208は、復号部207から入力された制 情報が自局宛の制御情報であるか否かをブ インド判定する。例えば、判定部208は、自 のID番号でCRCビットをデマスキングするこ によりCRC=OK(誤り無し)となった制御情報を自 局宛の制御情報であると判定する。そして、 判定部208は、自局宛の制御情報、すなわち、 自局に対する下り回線データのリソース割当 結果を抽出部205に出力する。

 また、判定部208は、自局宛の制御情報が ッピングされていたサブキャリアに対応す CCE番号から、自局からの応答信号の送信に いるPUCCHを判定し、判定結果(PUCCH番号)を制 部209に出力する。例えば、判定部208は、上 同様、自局宛の制御情報がマッピングされ いたサブキャリアに対応するCCEがCCE#0であ 場合は、CCE#0に対応するPUCCH#0を自局用のPUCCH と判定する。また例えば判定部208は、自局宛 の制御情報がマッピングされていたサブキャ リアに対応するCCEがCCE#0~CCE#3である場合は、C CE#0~CCE#3において最小番号のCCE#0に対応するPUC CH#0を自局用のPUCCHと判定し、自局宛の制御情 報がマッピングされていたサブキャリアに対 応するCCEがCCE#4~CCE#7である場合は、CCE#4~CCE#7 おいて最小番号のCCE#4に対応するPUCCH#4を自 用のPUCCHと判定する。

 制御部209は、設定されたホッピングパタ ンおよび判定部208から入力されたPUCCH番号 従って、拡散部214での1次拡散に用いるZAC系 の循環シフト量および拡散部217での2次拡散 に用いるブロックワイズ拡散コード系列を制 御する。すなわち、制御部209は、判定部208か ら入力されたPUCCH番号に対応する循環シフト のZAC系列を設定されたホッピングパターン 従ってZAC#0~ZAC#11の中から選択して拡散部214 設定し、判定部208から入力されたPUCCH番号 対応するブロックワイズ拡散コード系列をBW #0~BW#2の中から選択して拡散部217に設定する つまり、制御部209は、ZAC#0~ZAC#11とBW#0~BW#2と よって定義される複数のリソースのうちい れかのリソースを選択する。制御部209での 列制御の詳細については後述する。また、 御部209は、参照信号としてのZAC系列をIFFT部2 20に出力する。

 変調部213は、CRC部212から入力される応答 号を変調して拡散部214に出力する。

 拡散部214は、制御部209によって設定され ZAC系列で応答信号を1次拡散し、1次拡散後 応答信号をIFFT部215に出力する。つまり、拡 部214は、制御部209でホッピングパターンに って選択されたリソースに対応する循環シ ト量のZAC系列を用いて応答信号を1次拡散す る。

 IFFT部215は、1次拡散後の応答信号に対し IFFTを行い、IFFT後の応答信号をCP付加部216に 力する。

 CP付加部216は、IFFT後の応答信号の後尾部 と同じ信号をCPとしてその応答信号の先頭 付加する。

 拡散部217は、制御部209によって設定され ブロックワイズ拡散コード系列でCP付加後 応答信号を2次拡散し、2次拡散後の応答信号 を多重部218に出力する。つまり、拡散部217は 、1次拡散後の応答信号を制御部209で選択さ たリソースに対応するブロックワイズ拡散 ード系列を用いて2次拡散する。

 IFFT部220は、参照信号に対してIFFTを行い IFFT後の参照信号をCP付加部221に出力する。

 CP付加部221は、IFFT後の参照信号の後尾部 と同じ信号をCPとしてその参照信号の先頭 付加する。

 拡散部222は、予め設定された直交系列でC P付加後の参照信号を拡散し、拡散後の参照 号を多重部218に出力する。

 多重部218は、2次拡散後の応答信号と拡散 後の参照信号とを1スロットに時間多重して 線送信部219に出力する。

 無線送信部219は、2次拡散後の応答信号ま たは拡散後の参照信号に対しD/A変換、増幅お よびアップコンバート等の送信処理を行って アンテナ201から基地局100(図3)へ送信する。

 次いで、制御部209での系列制御の詳細に いて説明する。

 インターセル干渉のランダム化では1つの 移動局に干渉を与える多数の移動局が存在す ることを前提とするため、インターセル干渉 のランダム化には多くのホッピングパターン が必要となる。よって、インターセル干渉の ランダム化にはLBベースの循環シフトホッピ グが好ましい。

 一方で、イントラセル干渉では、1つの移 動局に干渉を与える移動局は1つまたは2つし 存在しないため、イントラセル干渉のラン ム化には少数のホッピングパターンがあれ 足りる。また、イントラセル干渉に対してL Bベースの循環シフトホッピングを行うと、 記のようにブロックワイズ拡散コード系列 の直交性が崩れてしまうことがある。

 そこで、本実施の形態では、2階層のホッ ピングパターンを定義して制御部209に設定す る。すなわち、第1階層では、インターセル 渉をランダム化するために、セル毎に異な LBベースのホッピングパターンを定義する。 但し、第1階層では、同一セル内のすべての 動局が同一のホッピングパターンを用いる また、第2階層では、イントラセル干渉をラ ダム化するために、同一セル内の移動局毎 異なるホッピングパターンを定義する。但 、ブロックワイズ拡散コード系列間の直交 を崩さないために、第2階層ホッピングパタ ーンをスロットベースのホッピングパターン とする。また、ホッピングパターンの通知に 必要なシグナリング量を削減するために、第 2階層ホッピングパターンを複数のセルに共 のホッピングパターンとする。

 そして、各移動局は、第1階層ホッピング パターンと第2階層ホッピングパターンとで されるホッピングパターン(ホッピングパタ ン1+2)を用いてホッピングを行う。つまり、 制御部209にホッピングパターン1+2が設定され 、制御部209は、設定されたホッピングパター ン1+2に従って系列制御を行う。

 なお、各移動局は、ホッピングパターン1 +2を基地局から通知されてもよい。また、第1 階層ホッピングパターンをセルIDと1対1で対 付けることにより、第1階層ホッピングパタ ンの通知に必要なシグナリング量を削減し もよい。また、上記のように第2階層ホッピ ングパターンは複数のセルに共通のホッピン グパターンを採るため、第2階層ホッピング ターンをスロット0でのPUCCH番号に対応させ 一意に設定しておくことにより、第2階層ホ ピングパターンの通知に必要なシグナリン 量を削減してもよい。

 以下、ホッピングパターン1+2に従った系 制御について具体例を用いて説明する。

 <例1-1(図5A,図5B,図6A,図6B,図7A,図7B)>
 図5Aおよび図5Bに示すホッピングパターン1+2 をセル0に用い、セル0と隣接するセル1に、図 6Aおよび図6Bに示すホッピングパターン1+2を いる。

 図5Aに示すように、スロット0では、PUCCH#0 ~PUCCH#17のすべてのPUCCHが、互いの相対関係を 持しながら、セル0固有の同一の第1階層ホ ピングパターンに従ってLB毎に循環シフト量 を変化させる。換言すれば、スロット0内で 、セル0固有のLBベースのホッピングが行わ る。

 また、図5Bに示すように、スロット0に続 スロット1では、スロット0と同様にして、 ル0固有の第1階層ホッピングパターンに従っ てセル0固有のLBベースのホッピングが行われ る。つまり、セル0の各スロット内では、各 ロットに共通の、セル0固有の第1階層ホッピ ングパターンに従ったLBベースのホッピング 行われる。しかし、スロット1では、本来PUC CH#0がある箇所にPUCCH#5があり、本来PUCCH#5があ る箇所にPUCCH#0がある。つまり、スロット1で 、循環シフト軸上のPUCCHの配置順序がスロ ト0と逆順になる。例えば、BW#0(1行目)に着目 すると、スロット0ではPUCCH#0→PUCCH#1→PUCCH#2 PUCCH#3→PUCCH#4→PUCCH#5という順に並んでいる に対し、スロット1ではPUCCH#5→PUCCH#4→PUCCH#3 PUCCH#2→PUCCH#1→PUCCH#0という順に並んでいる このように本例では、移動局固有のスロッ ベースの第2階層ホッピングパターンを、循 環シフト軸上でのPUCCHの配置順序をスロット に逆順にすることによって定義する。

 また、セル1の各スロット内では、図6Aお び図6Bに示すように、各スロットに共通の セル0と異なるセル1固有の第1階層ホッピン パターンに従ったLBベースのホッピングが行 われる。一方で、セル1においても、移動局 有のスロットベースの第2階層ホッピングパ ーンは、図6Aおよび図6Bに示すように、循環 シフト軸上でのPUCCHの配置順序をスロット毎 逆順にすることによって定義される。

 本例のホッピングは式(1)によって表される すなわち、セル番号がcell id のセルにおけるk番目のPUCCHがi番目のLB(SC-FDMA ンボル)で用いる循環シフト量CS index (k,i,cell id )は式(1)によって与えられる。但し、init(k)はk 番目のPUCCHがLB0(1番目のLB)で用いる循環シフ 量である。また、Hop LB (i,cell id )は、インターセル干渉のランダム化を行う めに設定されるホッピングパターンであり 同一セル内のすべての移動局に共通で、か 、各セルに固有のLBベースのホッピングパタ ーンである。また、Hop slot (k,j)は、イントラセル干渉のランダム化を行 ために設定されるホッピングパターンであ 、すべてのセルに共通で、かつ、各PUCCHに 有のスロットベースのホッピングパターン ある。
 CS index (k,i,cell id )=mod(init(k)+Hop LB (i,cell id )+Hop slot (k,j),12) …(1)

 ここで、1スロットが7LBから構成されるもの とすると、iとjとの間には式(2)に示す関係が る。但し、floor(x)はx以下の最大の整数を示 。
 j=floor(i/7) …(2)

 よって、図5Aおよび図5Bでは、Hop LB (i,cell id )は式(3)によって定義され、Hop slot (k,j)は式(4),式(5)または式(6)のいずれかによっ て定義される。
 Hop LB (i,cell id )=2i …(3)
 Hop slot (k,j)=0 (for j=0) …(4)
 Hop slot (k,j)=10-init(k) (for j=1) …(5)
 Hop slot (k,j)=12-init(k) (for j=1) …(6)

 ここで、セル0およびセル1に共通の第2階 ホッピングパターン(スロットベースのホッ ピングパターン)を図7Aおよび図7Bに示す。図7 Aおよび図7Bは、図5A,図5B,図6A,図6Bから第2階層 ホッピングパターンを抽出したものである。 図7Aおよび図7Bより、第2階層ホッピングパタ ン(スロットベースのホッピングパターン) セル0およびセル1に共通のホッピングパター ンであることが分かる。また、図7Aおよび図7 Bでの矢印の向き(右方向)は干渉の発生しやす い方向を示している。図7Aおよび図7Bより、PU CCH#0~PUCCH#17のすべてのPUCCHにおいて、干渉源 なりやすいPUCCHがスロット0とスロット1との で異なることが分かる。例えば、PUCCH#1は、 スロット0ではPUCCH#0から干渉を受けやすいの 対し、スロット1ではPUCCH#3から干渉を受け すいことになる。つまり、本例によれば、 環シフト軸上でのPUCCHの配置順序をスロット 毎に逆順にすることによって定義される簡単 なスロットベースのホッピングパターンによ り、イントラセル干渉をランダム化すること ができる。

 このようにして本例によれば、ブロック イズ拡散コード系列間の直交性を維持しつ 、インターセル干渉およびイントラセル干 の双方をランダム化することができる。ま 、第1階層ホッピングパターンは同一セル内 のすべての移動局に共通であるため、第1階 ホッピングパターンを基地局から自セル内 すべての移動局へ一括して通知することが きる。例えば、基地局は、BCH(Broadcast Channel) を用いて第1階層ホッピングパターンを移動 へ通知するとよい。また、セルID(セル番号) 第1階層ホッピングパターンとを対応付け、 基地局が、自セルのセルID(セル番号)を移動 へ通知することにより第1階層ホッピングパ ーンを移動局へ通知してもよい。また、本 によれば、移動局毎に異なるホッピングパ ーンはスロットベースのホッピングパター であるため、ホッピングパターン数を減少 せることができ、よって、ホッピングパタ ンの通知に必要なシグナリング量を削減す ことができる。また、第2階層ホッピングパ ターンは複数のセルに共通のホッピングパタ ーンであるため、第2階層ホッピングパター の通知に必要なシグナリング量をさらに削 することができる。

 <例1-2(図8A,図8B)>
 移動局が高速移動する場合には、図7Aおよ 図7Bに示す矢印の向き(右方向)だけでなく、 8Aに示す矢印の向き(上下方向)にも干渉が発 生する。これは、従来BW#0=(1,1,1,1)、BW#1=(1,-1,1, -1)、BW#2=(1,-1,-1,1)が定義されるため、BW#1とBW#2 との間の直交性が、BW#0とBW#1との間の直交性 りも崩れやすいからである。これは、BW#0と BW#1とはW 0 とW 1 との間およびW 2 とW 3 との間でそれぞれ直交するため、第1LBと第2LB (S 0 とS 1 )との間および第6LBと第7LB(S 2 とS 3 )との間においてチャネル状態がほぼ同一と なされれば、BW#0の応答信号とBW#1の応答信号 との間には干渉が発生しにくいのに対し、第 1LB~第7LB(S 0 ~S 3 )に渡ってチャネル状態がほぼ同一と見なさ なければ、BW#1の応答信号とBW#2の応答信号と の間には干渉が発生するためである。よって 、図8Aにおいて、PUCCH#15からPUCCH#9への干渉は 生するが、PUCCH#6からPUCCH#1への干渉は発生 ない。図8Aに示す上下方向の干渉を、図7Aお び図7Bに示すホッピングパターンだけでラ ダム化することはできない。

 そこで、本例では、第2階層ホッピングパ ターンとして、図8Aおよび図8Bに示すホッピ グパターンを用いる。図8Bでは、循環シフト 軸上でのPUCCHの配置順序を図8Aと逆順にする ともに、互いに異なるブロックワイズ拡散 ード系列にそれぞれ対応するPUCCHに対し循環 シフト軸上での互いに異なるオフセットを与 えている。

 本例のホッピングは式(7)によって表される すなわち、本例における循環シフト量CS index (k,i,cell id )は式(7)によって与えられる。但し、wはブロ クワイズ拡散コード系列の番号(index)を示し 、Hop offset (w,j)はスロット毎およびブロックワイズ拡散 ード系列毎に異なる循環シフト軸上のオフ ット量を示す。
 CS index (k,i,w,cell id )=
  mod(init(k)+Hop LB (i,cell id )+Hop slot (k,j)+Hop offset (w,j),12) …(7)

 このようにして本例によれば、循環シフ 軸方向に発生する干渉だけでなく、ブロッ ワイズ拡散コード系列軸方向で発生する干 もランダム化することができる。

 <例1-3(図8C)>
 図8Bに示すホッピングパターンに代えて図8C に示すホッピングパターンを用いても、例1-2 と同様の効果を得ることができる。図8Cでは 循環シフト軸上でのPUCCHの配置順序を図8Aと 逆順にするとともに、図8AにおけるBW#1(2行目) に対応するPUCCHをBW2(3行目)に対応させ、図8A おけるBW#2(3行目)に対応するPUCCHをBW1(2行目) 対応させている。つまり、図8Cでは、図8Aに けるBW#1(2行目)とBW#2(3行目)とを入れ替えて る。

 <例1-4(図9A,図9B)>
 図8Aおよび図8Bに示すホッピングパターンに 代えて図9Aおよび図9Bに示すホッピングパタ ンを用いても、例1-2と同様の効果を得るこ ができる。図9Bでは、循環シフト軸上でのPUC CHの配置順序を図9Aと逆順にするとともに、 9AにおけるBW#1(2行目)に対応するPUCCHをBW2(3行 )に対応させ、図9AにおけるBW#2(3行目)に対応 するPUCCHをBW1(2行目)に対応させている。つま 、図9Bでは、図9AにおけるBW#1(2行目)とBW#2(3 目)とを入れ替えている。

 例1-2では、スロット0でほぼ同じ循環シフ ト量を用いていたPUCCH(例えば、図8AのPUCCH#0,PU CCH#6,PUCCH#12)がスロット1(図8B)では全く異なる 環シフト量を用いることになる。

 これに対し、本例では、図9Aおよび図9Bに 示すように、スロット0でほぼ同じ循環シフ 量を用いていたPUCCH(例えば、図9AのPUCCH#0,PUCC H#1,PUCCH#2)はスロット1(図9B)でもほぼ同じ循環 フト量を用いることになる。すなわち、ス ット0(図9A)ではPUCCH#0,PUCCH#1,PUCCH#2は循環シフ ト量0,1の互いに隣接する2つの循環シフト量 用いており、スロット1(図9B)でもPUCCH#0,PUCCH#1 ,PUCCH#2は循環シフト量10,11の互いに隣接する2 の循環シフト量を用いている。よって、PUCC H#0,PUCCH#1,PUCCH#2が未使用となった場合、スロ ト0およびスロット1の双方において、未使用 リソース(空きリソース)がブロック型に固ま てホッピングすることになる。よって、本 によれば、未使用リソースを他の用途、例 ばCQI(Channel Quality Indicator)の送信用に割り てることが容易になる。

 (実施の形態2)
 本実施の形態では、図10Aおよび図10Bに示す うに、実施の形態1における移動局固有のホ ッピングパターンを、直交系列の乗算単位内 で同一にしつつ、直交系列の乗算単位毎に異 ならせる。

 具体的には、図10Aおよび図10Bに示すように 移動局固有のホッピングパターンを、図1に おける[W 0 ,W 1 ,W 2 ,W 3 ]の乗算単位、すなわち、スロット0のLB0,LB1,LB 5,LB6の単位とスロット1のLB7,LB8,LB12,LB13の単位 で互いに同一にする。また、移動局固有の ッピングパターンを、図1における[F 0 ,F 1 ,F 2 ]の乗算単位、すなわち、スロット0のLB2,LB3,LB 4の単位とスロット1のLB9,LB10,LB11の単位とで互 いに同一にする。さらに、移動局固有のホッ ピングパターンを、図1における[W 0 ,W 1 ,W 2 ,W 3 ]の乗算単位と図1における[F 0 ,F 1 ,F 2 ]の乗算単位とで互いに異ならせる。よって 図10Aおよび図10Bに示すように、第2階層ホッ ングパターンはスロット毎に4つの循環シフ ト量で表され、[W 0 ,W 1 ,W 2 ,W 3 ]の乗算単位で変化せず同一となり、また、[F 0 ,F 1 ,F 2 ]の乗算単位で変化せず同一となる。

 本例のホッピングは式(8)によって表される すなわち、セル番号がcell id のセルにおけるk番目のPUCCHがi番目のLB(SC-FDMA ンボル)で用いる循環シフト量CS index (k,i,cell id )は式(8)によって与えられる。
 CS index (k,i,cell id )=mod(init(k)+Hop LB (i,cell id )+Hop block (k,l),12) …(8)

 但し、式(8)においてHop block (k,l)は複数のセルに共通の第2階層ホッピング パターン、lは第2階層ホッピングパターンの ンデックスを示し、iとlとの間には式(9)に す関係がある。
 l=0 (i=0,1,5,6), l=1 (i=2,3,4), l=2 (i=7,8,12,13), l =3 (i=9,10,11) …(9)

 ここで、スロット0のLB2,LB3,LB4の単位およ スロット1のLB9,LB10,LB11の単位での第2階層ホ ピングパターンを図11Aおよび図11Bに示す。 お、スロット0のLB0,LB1,LB5,LB6の単位およびス ロット1のLB7,LB8,LB12,LB13の単位での第2階層ホ ピングパターンは実施の形態1と同一になる( 図7A,図7B)。ここで、図7Aおよび図11Aに着目す と、PUCCH#0~PUCCH#17のすべてのPUCCHにおいて、 環シフト軸上で前後に隣接するPUCCHが図7Aと 図11Aとの間で異なることが分かる。例えば、 図7AではPUCCH#1の前方にPUCCH#0が隣接し、PUCCH#1 後方にPUCCH#2が隣接するのに対し、図11Aでは 、PUCCH#1の前方にPUCCH#4が隣接し、PUCCH#1の後方 にPUCCH#5が隣接する。よって、イントラセル 渉をさらにランダム化することができる。

 このように、本実施の形態によれば、4循 環シフト量が第2階層ホッピングパターンに まれるため、第2階層ホッピングパターンを 加させることができ、よって、イントラセ 干渉をさらにランダム化することができる

 以上、本発明の実施の形態について説明 た。

 なお、上記実施の形態の説明で用いたPUCC Hは、ACKまたはNACKをフィードバックするため チャネルであるため、ACK/NACKチャネルと称 れることもある。

 また、本発明は、応答信号以外の制御情 をフィードバックする場合にも上記同様に て実施可能である。

 また、移動局は端末局、UE、MT、MS、STA(Sta tion)と称されることもある。また、基地局はN ode B、BS、APと称されることもある。また、 ブキャリアはトーンと称されることもある また、CPはガードインターバル(Guard Interval;G I)と称されることもある。

 また、誤り検出の方法はCRCに限られない

 また、周波数領域と時間領域との間の変 を行う方法は、IFFT、FFTに限られない。

 また、上記実施の形態では、本発明を移 局に適用する場合について説明した。しか 、本発明は、固定された静止状態の無線通 端末装置や、基地局との間で移動局と同等 動作をする無線通信中継局装置に対しても 用することができる。つまり、本発明は、 べての無線通信装置に対して適用すること できる。

 また、上記実施の形態では、本発明をハ ドウェアで構成する場合を例にとって説明 たが、本発明はソフトウェアで実現するこ も可能である。

 また、上記実施の形態の説明に用いた各 能ブロックは、典型的には集積回路であるL SIとして実現される。これらは個別に1チップ 化されてもよいし、一部または全てを含むよ うに1チップ化されてもよい。ここでは、LSI したが、集積度の違いにより、IC、システム LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されるこ ともある。

 また、集積回路化の手法はLSIに限るもの はなく、専用回路または汎用プロセッサで 現してもよい。LSI製造後に、プログラムす ことが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array) 、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成 能なリコンフィギュラブル・プロセッサー 利用してもよい。

 さらには、半導体技術の進歩または派生 る別技術によりLSIに置き換わる集積回路化 技術が登場すれば、当然、その技術を用い 機能ブロックの集積化を行ってもよい。バ オ技術の適用等が可能性としてありえる。

 2007年10月1日出願の特願2007-257764の日本出 に含まれる明細書、図面および要約書の開 内容は、すべて本願に援用される。

 本発明は、移動体通信システム等に適用 ることができる。