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Patent Searching and Data


Title:
RADIO COMMUNICATION DEVICE AND SEQUENCE LENGTH ADJUSTING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/041066
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a radio communication device which can prevent generation of mutual correlation peak between ZC sequences and reduce degradation of BLER characteristic of a CS-ZC sequence. In this device, a sequence length adjustment unit (103) truncates or extends the ZC sequence while maintaining the symmetry of the ZC sequence inputted from a ZC sequence generation unit (102) so as to adjust the sequence length to the number of subcarriers equivalent to the transmission bandwidth of a reference signal inputted from a sequence length setting unit (101). More specifically, the sequence length adjustment unit (103) truncates or extends any one of symbols constituting the ZC sequence so as to truncate or extend the ZC sequence. A transmission RF unit (107) transmits the ZC sequence after the sequence length adjustment.

Inventors:
IWAI TAKASHI
TAKATA TOMOFUMI
IMAMURA DAICHI
OGAWA YOSHIHIKO
Application Number:
PCT/JP2008/002697
Publication Date:
April 02, 2009
Filing Date:
September 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
IWAI TAKASHI
TAKATA TOMOFUMI
IMAMURA DAICHI
OGAWA YOSHIHIKO
International Classes:
H04B1/707; H04J1/00; H04J11/00; H04J13/00; H04J13/10
Domestic Patent References:
WO2008044629A12008-04-17
Foreign References:
US20050226140A12005-10-13
JP2007255414A2007-10-04
Other References:
3GPP TSG-RAN WG1#48BIS R1-072053, 11 May 2007 (2007-05-11), XP008126888
3GPP TSG-RAN WG1#48BIS R1-071339, 30 March 2007 (2007-03-30), XP008132549
3GPP TSG-RAN WG1#48 R1-070877, 16 February 2007 (2007-02-16), XP050104888
"3GPP TSG RAN; Physical Channels and Modulation (Release 8)", TS36.211 V 1.2.0
"Fujitsu, RI-070365, "Structure of uplink reference signal"", 3GPP TSG RAN WG1#47BIS MEETING, 1150720
Attorney, Agent or Firm:
WASHIDA, Kimihito (Shintoshicenter Bldg. 24-1, Tsurumaki1-chome, Tama-sh, Tokyo 34, JP)
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Claims:
 Generalized Chirp-Like系列の対称性を維持したまま前記Generalized Chirp-Like系列をトランケーションまたはエクステンションして前記Generalized Chirp-Like系列の系列長を調整する調整手段と、
 系列長調整後のGeneralized Chirp-Like系列を送信する送信手段と、
 を具備する無線通信装置。
 前記Generalized Chirp-Like系列は、複数のシンボルで構成され、
 前記調整手段は、前記複数のシンボルのいずれかをトランケーションまたはエクステンションすることにより前記Generalized Chirp-Like系列をトランケーションまたはエクステンションする、
 請求項1記載の無線通信装置。
 前記調整手段は、トランケーションまたはエクステンションするシンボル数が奇数である場合、前記複数のシンボルのうち、中央に位置するシンボル、および、前記中央に位置するシンボルから前方および後方に等間隔に位置するシンボルをトランケーションまたはエクステンションする、
 請求項2記載の無線通信装置。
 前記調整手段は、トランケーションまたはエクステンションするシンボル数が1つである場合、前記複数のシンボルのうち、中央に位置するシンボルをトランケーションまたはエクステンションする、
 請求項2記載の無線通信装置。
 前記調整手段は、トランケーションまたはエクステンションするシンボル数が奇数である場合、前記複数のシンボルのうち、中央に位置するシンボル、および、前記中央に位置するシンボルの両側に隣接した連続するシンボルをトランケーションまたはエクステンションする、
 請求項2記載の無線通信装置。
 前記調整手段は、トランケーションまたはエクステンションするシンボル数が偶数である場合、前記複数のシンボルのうち、中央に位置するシンボルから前方および後方に等間隔に位置するシンボルをトランケーションまたはエクステンションする、
 請求項2記載の無線通信装置。
 前記調整手段によってトランケーションまたはエクステンションされるシンボルを前記Generalized Chirp-Like系列の端にシフトするシフト手段、をさらに具備する、
 請求項2記載の無線通信装置。
 前記調整手段によってトランケーションまたはエクステンションされるシンボルが前記Generalized Chirp-Like系列の端に位置するように前記Generalized Chirp-Like系列のパラメータを設定する設定手段、をさらに具備する、
 請求項2記載の無線通信装置。
 前記設定手段は、前記Generalized Chirp-Like系列の一種である式(1)に示すZadoff-Chu系列において、qをN ZC -N RB /2(但し、N ZC は前記系列長、N RB は参照信号の送信帯域幅に相当するサブキャリア数)に設定する、
 請求項8記載の無線通信装置。
 Generalized Chirp-Like系列の対称性を維持したまま前記Generalized Chirp-Like系列をトランケーションまたはエクステンションして前記Generalized Chirp-Like系列の系列長を調整する、
 系列長調整方法。
Description:
無線通信装置および系列長調整 法

 本発明は、無線通信装置および系列長調 方法に関する。

 移動体通信システムでは、伝搬路推定、チ ネル品質推定、送信電力制御用の受信レベ 測定等のために参照信号(RS:Reference Signal)が 用いられる。3GPP LTE(3rd Generation Partnership Pr oject Long Term Evolution)では、上り回線および り回線で用いられるRSとしてZadoff-Chu(ZC)系列 が採択されている。ZC系列がRSとして採択さ る理由は、周波数特性が均一であること、 た、自己相関特性および相互相関特性が良 であることなどである。ZC系列はGCL(Generalized  Chirp-Like)系列の一種であり、以下の式(1)で される。

 式(1)において、N ZC はZC系列の系列長であり、uはZC系列番号であ 、N ZC とuとは互いに素の関係にある整数である。 た、nはZC系列のシンボル番号であり、qは任 の整数である。また、3GPP LTEでは、式(1)でq =0とした式(2)に示すZC系列を使用することが 討されている。
 また、ZC系列では、系列長N ZC が素数であるZC系列から、N ZC -1個の相互相関特性が良好な準直交系列を生 することができる。

 また、3GPP LTEにおける上り回線で用いられ RSは、12サブキャリアで構成される1RB(Resource  Block)の整数倍の送信帯域幅で送信される(例 えば、非特許文献1参照)。よって、素数であ ZC系列の系列長とRSの送信帯域幅に相当する サブキャリア数とは一致しない。例えば、1RB (12サブキャリア)で送信されるRSとしては系列 長N ZC が11または13のZC系列を用い、2RB(24サブキャリ ア)で送信されるRSとしては系列長N ZC が23または29のZC系列を用いる。

 ここで、RSの送信帯域幅に相当するサブ ャリア数に応じた系列長のZC系列を得るため の方法として、ZC系列の一部を削除するトラ ケーション(Truncation)およびZC系列の一部を 張させるエクステンション(Extension)の2つの 法が検討されている(例えば、特許文献1参照 )。トランケーションでは、RSの送信帯域幅に 相当するサブキャリア数より大きい系列長の ZC系列を構成するシンボルのうち、サブキャ ア数を超える分のシンボルを削除する。一 、エクステンションでは、RSの送信帯域幅 相当するサブキャリア数より小さい系列長 ZC系列を構成するシンボルに対し、サブキャ リア数との不足分のシンボルを拡張する。例 えば、系列長Nが13であるZC系列を用いる場合 、ZC系列をトランケーションして、すなわ 、ZC系列の末尾のシンボルを1シンボル削除 て12シンボルのRSを生成する。一方、系列長N が11であるZC系列を用いる場合は、ZC系列をエ クステンションして、すなわち、ZC系列の先 の1シンボルを末尾にコピーして12シンボル RSを生成する(例えば、非特許文献2参照)。

 また、3GPP LTEでは、トランケーションまた エクステンションによって得られるZC系列 巡回シフトさせたCS(Cyclic-Shifted)-ZC系列をRSに 使用することについて検討されている。CS-ZC 列は、1つのZC系列に対して、異なるセルま は異なる送信側の無線通信装置毎に異なる 回シフト量で巡回シフトさせて生成される 列である。受信側の無線通信装置では、受 されるRSの相関演算を行い、巡回シフト量 応じて各セルで予め設定した検出範囲にて れぞれのRSを検出することで、異なるセルや 異なる移動機を分離する。CS-ZC系列は、無線 信端末の伝搬遅延時間がシフト量を超えな れば系列間の相互相関はゼロとなって互い 直交するため、CS-ZC系列をRSとして用いると RSの検出精度が高くなる。

米国特許出願公開第2005/0226140号明細書 TS36.211 v1.2.0、"3GPP TSG RAN;Physical Channels and Modulation(Release 8)" Fujitsu、 R1-070365、 "Structure of uplink refe rence signal"、 3GPP TSG RAN WG1#47bis Meeting、 So rrento、 Italy、 January 15 - 19、 2007

 しかしながら、上記従来技術では、ZC系 から生成されるCS-ZC系列間の相互相関特性が フラットではなくなり、BLER(BLock Error Ratio) 性が劣化してしまうという課題がある。特 、検出範囲で相互相関ピークが発生するCS-ZC 系列では、他のCS-ZC系列と比較して、BLER特性 がより劣化してしまう。

 ここで、図1に本発明者らが計算機シミュレ ーションにより得たBLER特性の結果を示す。 こでは、系列長N ZC =13のZC系列の末尾に位置するシンボルをトラ ケーションして12シンボルのZC系列を生成す る。また、生成された12シンボルのZC系列か 、異なる巡回シフト量だけ巡回シフトして られる6個のCS-ZC系列(CS-ZC系列#1~6)が生成され る。そして、異なる送信側の無線通信装置の RSとして各CS-ZC系列が使用され、受信側の無 通信装置では、そのRSに基づいて伝搬路推定 を行い、データ信号を復調する。

 図1より、CS-ZC系列#1のBLER特性が最も良く り、CS-ZC系列#4のBLER特性が最も悪くなるこ が分かる。また、BLER=0.1(10%)を満たす所要Es/N oは、CS-ZC系列#1とCS-ZC系列#4とでは、約1dBの差 があることが分かる。

 このように、トランケーションまたはエ ステンションされたZC系列から生成される 数のCS-ZC系列をRSとして使用した場合、CS-ZC 列のBLER特性が劣化してしまう。

 本発明は、かかる点に鑑みてなされたも であり、ZC系列間の相互相関ピークの発生 防止し、CS-ZC系列のBLER特性の劣化を低減す ことができる無線通信装置および系列長調 方法を提供することを目的とする。

 本発明の無線通信装置は、Generalized Chirp- Like系列の対称性を維持したまま前記Generalized  Chirp-Like系列をトランケーションまたはエク ステンションして前記Generalized Chirp-Like系列 系列長を調整する調整手段と、系列長調整 のGeneralized Chirp-Like系列を送信する送信手 と、を具備する構成をとる。

 本発明の目的は、ZC系列間の相互相関ピ クの発生を防止し、CS-ZC系列のBLER特性の劣 を低減することである。

ZC系列の末尾のシンボルをトランケー ョンした場合のCS-ZC系列のBLER特性を示す図 ZC系列の末尾のシンボルをトランケー ョンした場合のCS-ZC系列の相互相関特性を示 す図 ZC系列の波形を示す図 本発明の実施の形態1に係る送信側の無 線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る受信側の無 線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るトランケー ション処理を示す図(調整例1) 本発明の実施の形態1に係るCS-ZC系列のB LER特性を示す図 本発明の実施の形態1に係るエクステン ション処理を示す図(調整例2) 本発明の実施の形態1に係るトランケー ション処理を示す図(調整例3) 本発明の実施の形態1に係るトランケ ション処理を示す図(調整例4) 本発明の実施の形態1に係るエクステ ション処理を示す図(調整例5) 本発明の実施の形態1に係るエクステ ション処理を示す図(調整例6) 本発明の実施の形態1に係るトランケ ション処理を示す図(調整例7) 本発明の実施の形態1に係るエクステ ション処理を示す図(調整例8) 本発明の実施の形態2に係る送信側の 線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るトランケ ション処理を示す図 本発明の実施の形態2に係るエクステ ション処理を示す図 本発明の実施の形態2に係るCM特性を示 す図 本発明の実施の形態2に係るCS-ZC系列の 相互相関特性を示す図 本発明の実施の形態2に係る他の送信 の無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る他のトラ ケーション処理を示す図 本発明の実施の形態2に係る他のエク テンション処理を示す図 本発明の実施の形態3に係る送信側の 線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るZC系列の波 形を示す図(q=7の場合) 本発明の実施の形態3に係るZC系列の波 形を示す図(q=5の場合) 本発明の送信側の無線通信装置の構成 を示すブロック図(位相回転部を用いる場合) その他の系列長調整方法を示す図 その他の系列長調整方法を示す図

 図2に、本発明者らが計算機シミュレーショ ンにより得た、異なる系列番号のZC系列間の 互相関特性を示す。ここでは、式(2)におい 系列長N ZC =13とする。また、ZC系列(シンボル番号n=0~12) おいて、ZC系列の末尾に位置するシンボル番 号n=12をトランケーションして得られる12サブ キャリアのZC系列間の相互相関特性(点線)と ZC系列の中央に位置するシンボル番号n=6をト ランケーションして得られる12サブキャリア ZC系列の相互相関特性(実線)とを示す。図2 おいて、横軸は受信タイミングの遅延時間τ を示し、縦軸はZC系列のすべての系列番号の み合わせによる相互相関値の平均値を示す 図2に示すように、シンボル番号n=12をトラ ケーションして得られるZC系列の相互相関特 性では、遅延時間=128付近で、相互相関ピー が生じる。これに対して、シンボル番号n=6 トランケーションして得られるZC系列の相互 相関特性では、遅延時間=128付近でも相互相 ピークは生じず、全遅延時間帯で最も低い 互相関値を示すことが分かる。このように ZC系列をトランケーションする場合、トラン ケーションするシンボルの位置に応じて相互 相関特性が異なる。

 次に、図3に、本発明者らが計算機シミュレ ーションにより得たZC系列の波形を示す。こ では、図2に示す計算機シミュレーションと 同様、式(2)で系列長N ZC =13とする。また、図3では、系列番号u=1のZC系 列(シンボル番号n=0~12)の波形(実部成分:実線 虚部成分:破線)を示す。図3から、ZC系列の波 形は、実部成分および虚部成分の双方におい て、ZC系列の中央に位置するシンボル番号n=6 中心に偶対称の波形となることが分かる。 なわち、図3では、シンボル番号n=0のシンボ ルの振幅とシンボル番号n=12のシンボルの振 とが同一となり、シンボル番号n=1のシンボ の振幅とシンボル番号n=11のシンボルの振幅 が同一となる。同様に、シンボル番号n=2~5 シンボルのそれぞれの振幅とシンボル番号n= 10~7のシンボルのそれぞれの振幅とが、同一 なる。

 ここで、図2に示すように相互相関ピーク が発生する場合、つまり、シンボル番号n=12 シンボルをトランケーションする場合のZC系 列の波形は、図3に示すZC系列の波形のうちシ ンボル番号n=12のシンボルを除いた波形とな 。つまり、図3に示すように、シンボル番号n =12のシンボルとシンボル番号n=0のシンボルと の間の対称の関係が無くなる。これにより、 トランケーション後のZC系列全体の対称性が れてしまう。これに対し、図2に示すように 、相互相関ピークが発生しない場合、つまり 、シンボル番号n=6のシンボルをトランケーシ ョンする場合のZC系列の波形は、図3に示すZC 列の波形のうちシンボル番号n=6のシンボル 除いた波形となる。ここで、図3に示すよう に、シンボル番号n=6のシンボルは他のいずれ のシンボルとも対称の関係ではないため、ト ランケーション後のZC系列の対称性は保たれ 状態のままである。

 つまり、ZC系列をトランケーションまた エクステンションする場合、ZC系列全体の対 称性が保たれていれば、異なる系列番号のZC 列間の相互相関特性で相互相関ピークが発 することを防止することができる。すなわ 、ZC系列が有する良好な相互相関特性を保 ことができる。

 そこで、本発明では、ZC系列を構成する シンボルの対称性を維持したままZC系列をト ランケーションまたはエクステンションする 。

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照して詳細に説明する。

 (実施の形態1)

 図4は、本実施の形態に係る送信側の無線 通信装置100の構成を示すブロック図である。

 図4において、送信側の無線通信装置100が備 えるZC系列生成部1000は、受信側の無線通信装 置200(図5にて後述)が備えるZC系列生成部207と 様であって、系列長設定部101、ZC系列生成 102および系列長調整部103を備える。ZC系列生 成部1000は、ZC系列の系列長N ZC 、RSの送信帯域幅に相当するサブキャリア数N RB に基づきトランケーションまたはエクステン ションしたZC系列を生成し、マッピング部104 出力する。

 系列長設定部101は、ZC系列の系列長N ZC をZC系列生成部102に出力し、RSの送信帯域幅 相当するサブキャリア数N RB を系列長調整部103に出力する。

 ZC系列生成部102は、系列長設定部101から入 される系列長N ZC を用いて、式(1)または式(2)に従いZC系列を生 し、生成されたZC系列を系列長調整部103に 力する。

 系列長調整部103は、ZC系列生成部102から入 されるZC系列の対称性を維持したままZC系列 トランケーションまたはエクステンション て、系列長を系列長設定部101から入力され サブキャリア数N RB に調整する。具体的には、系列長調整部103は 、ZC系列を構成する複数のシンボルのいずれ をトランケーションまたはエクステンショ することによりZC系列をトランケーション たはエクステンションする。ここで、系列 調整部103は、N ZC がN RB より大きい場合、ZC系列生成部102から入力さ るZC系列をトランケーションし、N ZC がN RB より小さい場合、ZC系列生成部102から入力さ るZC系列をエクステンションする。そして 系列長調整部103は、調整後の系列長N RB のZC系列をマッピング部104に出力する。なお 系列長調整部103における系列長調整処理の 細については後述する。

 マッピング部104は、ZC系列生成部1000の系 長調整部103から入力される系列長調整後のZ C系列をRSの送信帯域に対応するリソースブロ ックにマッピングし、マッピングされたZC系 をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部105に出力 る。

 IFFT部105は、マッピング部104から入力され るZC系列に対しIFFT処理を施し、IFFT処理が施 れたZC系列を巡回シフト部106に出力する。

 巡回シフト部106は、IFFT部105から入力され るZC系列に対し、自装置用に設定された所定 間長の巡回シフトを施し、巡回シフトが施 れたZC系列、つまり、CS-ZC系列を送信RF部107 出力する。

 送信RF部107は、巡回シフト部106から入力 れるZC系列に対しD/A変換、アップコンバート 、増幅等の送信処理を施し、送信処理が施さ れた信号をアンテナ108を介して送信する。

 図5は、本実施の形態に係る受信側の無線 通信装置200の構成を示すブロック図である。

 受信RF部202は、アンテナ201を介して受信 た信号に対しダウンコンバート、A/D変換等 受信処理を施し、受信処理が施された信号 分離部203に出力する。

 分離部203は、受信RF部202から入力される 号を参照信号およびデータ信号に分離し、 照信号をFFT(Fast Fourier Transform)部204に出力し 、データ信号をFFT部212に出力する。

 FFT部204は、分離部203から入力される時間 域の参照信号に対しFFT処理を施して周波数 域の信号に変換し、周波数領域に変換され 参照信号を伝搬路推定部205のデマッピング 206に出力する。

 伝搬路推定部205は、デマッピング部206、 算部208、IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)部 209、マスク処理部210、DFT(Discrete Fourier Transfo rm)部211を備え、FFT部204から入力される参照信 号に基づいて伝搬路推定を行う。

 デマッピング部206は、FFT部204から入力さ る周波数領域の参照信号から、各送信側の 線通信装置100の送信帯域に対応した周波数 域の参照信号を抽出し、抽出された信号を 算部208に出力する。

 ZC系列生成部207は、送信側の無線通信装 100のZC系列生成部1000(図4)と同様にして、各 信側の無線通信装置100において用いられるZC 系列を生成し、除算部208に出力する。

 除算部208は、デマッピング部206から入力 れる信号を、ZC系列生成部207から入力され ZC系列で除算し、除算された信号をIDFT部209 出力する。

 IDFT部209は、除算部208から入力される信号 に対しIDFT処理を施し、IDFT処理が施された信 をマスク処理部210に出力する。

 マスク処理部210は、IDFT部209から入力され る信号にマスク処理を施すことにより、所望 のCS-ZC系列の相関値が存在する区間、すなわ 、所望のCS-ZC系列の検出範囲の相関値を抽 し、抽出した相関値をDFT部211に出力する。

 DFT部211は、マスク処理部210から入力され 相関値に対しDFT処理を施し、DFT処理が施さ た相関値を周波数領域等化部214に出力する ここで、DFT部211が出力する、DFT処理が施さ た相関値は、伝搬路の周波数応答を表す信 である。

 一方、FFT部212は、分離部203から入力され 時間領域のデータ信号に対しFFT処理を施し 周波数領域に変換し、周波数領域に変換さ たデータ信号をデマッピング部213に出力す 。

 デマッピング部213は、FFT部212から入力さ るデータ信号から各送信側の無線通信装置1 00の送信帯域に対応した周波数領域のデータ 号を抽出し、抽出した各信号を周波数領域 化部214に出力する。

 周波数領域等化部214は、伝搬路推定部205 DFT部211から入力される、伝搬路の周波数応 を表す信号を用いて、デマッピング部213か 入力されるデータ信号に対し等化処理を施 、等化処理が施されたデータ信号をIDFT部215 に出力する。

 IDFT部215は、周波数領域等化部214から入力 されるデータ信号に対しIDFT処理を施し、IDFT 理が施された信号を復調部216に出力する。

 復調部216は、IDFT部215から入力されるIDFT 理が施された信号に対し復調処理を施し、 調処理が施された信号を復号部217に出力す 。

 復号部217は、復調部216から入力される復 処理が施された信号に対し復号処理を施し 受信データを抽出する。

 次に、系列長調整部103における系列長調 処理の詳細について説明する。

 以下、式(2)に示すZC系列において、トラ ケーションまたはエクステンションするシ ボル数に応じた系列長調整処理について説 する。

 <調整例1:トランケーションするシンボル が1の場合>
 ここでは、系列長N ZC =13とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部103は、1 ンボルをトランケーションする。

 そこで、系列長調整部103は、ZC系列を構 する複数のシンボルのうち、中央に位置す シンボルをトランケーションする。具体的 は、系列長調整部103は、図6に示すように、Z C系列を構成するシンボル番号n=0~12の13シンボ ルのうち、中央に位置するシンボル番号n=6の シンボルをトランケーションする。これによ り、系列長調整部103では、図6に示すように シンボル番号n=0~5およびn=7~12の順に構成され る12シンボルのZC系列が得られる。

 ここで、図3で上述したように、シンボル 番号n=0~5のシンボルと、シンボル番号n=12~7の ンボルとは、それぞれ同一の振幅となり、 央に位置するシンボル番号n=6のシンボルを 心に偶対称の関係となる。一方、中央に位 するシンボル番号n=6のシンボルは他のいず のシンボルとも対称の関係にない。よって シンボル番号n=6のシンボルがトランケーシ ンされる場合でも、ZC系列全体では対称性 維持される。

 図7に本発明者らが計算機シミュレーション により得たBLER特性の結果を示す。ここでは 図1と同様、系列長N ZC =13とする。また、図1ではZC系列の末尾に位置 するシンボル番号n=12のトランケーションし のに対し、図7では、ZC系列の中央に位置す シンボル番号n=6のシンボルをトランケーシ ンする。

 図7より、図1でBLER特性が最も悪かったCS-Z C系列#4のBLER特性が最も良くなっていること 分かる。また、BLER=0.1(10%)を満たす所要Es/No 、CS-ZC系列#4とBLER特性の最も悪いCS-ZC系列#5 では、約0.2dBの差があることが分かる。これ より、図1に示すBLER特性と比較して、CS-ZC系 番号#1~6の間のBLER特性のばらつきが低減して いることが分かる。

 このように、ZC系列の対称性を維持した まトランケーションすることで、一部のCS-ZC 系列のBLER特性が劣化することを防ぐことが きる。

 このように、本調整例によれば、ZC系列 中央に位置するシンボルをトランケーショ することで、トランケーション後のZC系列の 対称性が維持される。これにより、CS-ZC系列 使用する場合でも、異なるCS-ZC系列番号(異 る巡回シフト量)のCS-ZC系列間において、相 相関ピークが発生しないため、BLER特性が劣 化することを低減することができる。

 <調整例2:エクステンションするシンボル が1の場合>
 ここでは、系列長N ZC =11とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部103は、1 ンボルをエクステンションする。

 そこで、系列長調整部103は、ZC系列を構 する複数のシンボルのうち、中央に位置す シンボルをエクステンションする。具体的 は、系列長調整部103は、図8に示すように、Z C系列を構成するシンボル番号n=0~10の11シンボ ルのうち、中央に位置するシンボル番号n=5の シンボルをエクステンションする。なお、エ クステンションにより新たに生成されるシン ボルは、エクステンションされるシンボルに 隣接した位置に配置される。これにより、系 列長調整部103では、図8に示すように、シン ル番号n=0~5、n=5、n=6~10の順に構成される12シ ボルのZC系列が得られる。

 ここで、シンボル番号n=0~4のシンボルと シンボル番号n=10~6のシンボルとは、それぞ 同一の振幅であり、対称の関係である。ま 、エクステンション前のZC系列の中央に位置 するシンボル番号n=5のシンボルとエクステン ションにより生成されるシンボル番号n=5のシ ンボルとは同一の振幅である。よって、シン ボル番号n=5の2つのシンボルは対称の関係と る。つまり、図8に示すエクステンション後 ZC系列のうち、シンボル番号n=0~5の先頭から の6シンボルと、シンボル番号n=12~5の末尾か の6シンボルとは、シンボル番号n=5の2シンボ ルの中間点を中心に偶対称となる。よって、 エクステンション後のZC系列では、ZC系列全 の対称性が維持される。

 このように、本調整例によれば、エクス ンション後のZC系列の対称性が維持される め、調整例1と同様の効果を得ることができ 。

 <調整例3:トランケーションするシンボル が複数で奇数の場合>
 ここでは、系列長N ZC =17とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部103は、5 ンボルをトランケーションする。

 そこで、系列長調整部103は、ZC系列を構 する複数のシンボルのうち、中央に位置す シンボルおよびその中央に位置するシンボ から前方および後方に等間隔に位置するシ ボルをトランケーションする。具体的には 系列長調整部103は、図9に示すように、ZC系 を構成するシンボル番号n=0~16の17シンボルの うち、中央に位置するシンボル番号n=8のシン ボルをトランケーションする。また、系列長 調整部103は、図9に示すように、シンボル番 n=8のシンボルから、前方および後方に4シン ルだけ離れて位置するシンボル番号n=4のシ ボルおよびn=12のシンボルの2シンボルをト ンケーションする。同様に、系列長調整部10 3は、シンボル番号n=8のシンボルから、前方 よび後方に5シンボルだけ離れて位置するシ ボル番号n=3のシンボルおよびn=13のシンボル の2シンボルをトランケーションする。これ より、系列長調整部103では、図9に示すよう 、シンボル番号n=0~2、n=5~7、n=9~11、n=14~16の に構成される12シンボルのZC系列が得られる

 ここで、シンボル番号n=3のシンボルとn=13 のシンボルとは対称の関係であり、シンボル 番号n=4のシンボルとn=12のシンボルとは対称 関係である。よって、これらの対称の関係 シンボル同士である4シンボルをトランケー ョンしても、他のシンボルの間の対称性が れないため、ZC系列全体の対称性は維持さ る。また、ZC系列の中央に位置するシンボル 番号n=8のシンボルをトランケーションしても 、調整例1と同様にして、ZC系列全体の対称性 は維持される。

 このように、本調整例によれば、トラン ーションするZC系列のシンボル数が複数で 数の場合でも、調整例1と同様の効果を得る とができる。

 <調整例4:トランケーションするシンボル が複数で奇数の場合>
 本調整例は、ZC系列の中央に位置するシン ルの両側に隣接したシンボルから順に連続 て位置するシンボルをトランケーションす 点において調整例3と相違する。

 ここでは、調整例3と同様、系列長N ZC =17とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部103は、5 ンボルをトランケーションする。

 本調整例に係る系列長調整部103は、ZC系 を構成する複数のシンボルのうち、中央に 置するシンボル、および、その中央に位置 るシンボルの両側に隣接した連続シンボル トランケーションする。具体的には、図10に 示すように、系列長調整部103は、ZC系列を構 するシンボル番号n=0~16の17シンボルのうち 調整例3と同様、シンボル番号n=8のシンボル トランケーションする。また、系列長調整 103は、シンボル番号n=8の両側に隣接して位 するシンボル番号n=7のシンボルおよびn=9の ンボルの2シンボルをトランケーションする 。さらに、系列長調整部103は、シンボル番号 n=7およびn=9のシンボルにそれぞれ隣接するシ ンボル番号n=6のシンボルおよびn=10のシンボ の2シンボルをトランケーションする。つま 、系列長調整部103は、ZC系列を構成する17シ ンボルのうち、シンボル番号n=8のシンボルを 中心とした、シンボル番号が連続した5シン ルをトランケーションする。これにより、 列長調整部103では、図10に示すように、シン ボル番号n=0~5およびn=11~16の順に構成される12 ンボルのZC系列が得られる。

 ここで、図10に示す本調整例におけるト ンケーション後のZC系列と図9に示す調整例3 トランケーション後のZC系列とを比較する 調整例3では、図9に示すように、シンボル番 号n=2のシンボルとn=5のシンボルとの間、シン ボル番号n=7のシンボルとn=9のシンボルとの間 、および、シンボル番号n=11のシンボルとn=14 シンボルとの間の3箇所でシンボル番号が不 連続となる。このように、不連続点が多くな るほど、CM(Cubic Metric)(または、PAPR(Peak to Ave rage Power Ratio))がより増大してしまう。これ 対し、本調整例では、図10に示すように、 ンボル番号n=5のシンボルとn=11のシンボルと 間の1箇所のみでシンボル番号が不連続とな る。

 つまり、本調整例では、調整例3よりもト ランケーション後のZC系列において不連続点 少なくすることができる。このため、ZC系 の不連続点に起因するCMを低減することがで きる。

 このように、本調整例によれば、トラン ーションするZC系列のシンボル数が複数で 数の場合、RSの送信帯域でのZC系列の不連続 を最小限に抑えることができる。これによ 、調整例1と同様の効果を得つつ、トランケ ーションによって生じるCMを低減することが きる。

 <調整例5:エクステンションするシンボル が複数で奇数の場合>
 ここでは、系列長N ZC =9とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部103は、3 ンボルをエクステンションする。

 そこで、系列長調整部103は、ZC系列を構 する複数のシンボルのうち、中央に位置す シンボル、および、その中央に位置するシ ボルから前方および後方に等間隔に位置す 複数のシンボルをエクステンションする。 体的には、系列長調整部103は、図11に示すよ うに、ZC系列を構成するシンボル番号n=0~8の9 ンボルのうち、中央に位置するシンボル番 n=4のシンボルをエクステンションする。ま 、系列長調整部103は、図11に示すように、 ンボル番号n=4のシンボルから前方および後 に3シンボルだけ離れて位置するシンボル番 n=1のシンボルおよびn=7のシンボルの2シンボ ルをエクステンションする。なお、エクステ ンションされて生成されるシンボルは、エク ステンションされるシンボルに隣接した位置 に配置される。これにより、系列長調整部103 では、図11に示すように、シンボル番号n=0、1 、1、2、3、4、4、5、6、7、7、8の順に構成さ る12シンボルのZC系列が得られる。

 ここで、エクステンション前のZC系列の ンボル番号n=1のシンボルとn=7のシンボルと 対称の関係である。また、エクステンショ されて新たに生成されたシンボル番号n=1の ンボルとn=7のシンボルは、エクステンショ されたシンボルに隣接する位置に配置され 。このため、エクステンション後のZC系列の シンボル番号n=1の2シンボルとn=7の2シンボル は、エクステンション前のZC系列と同様、ZC 系列の中心に対して偶対称となる。また、エ クステンション後のZC系列の中央に位置する ンボル番号n=4の2シンボルは、調整例2と同 、対称の関係となる。よって、図11に示すよ うにZC系列のシンボルをエクステンションす 場合でも、ZC系列全体の対称性は維持され 。

 このように、本調整例によれば、エクス ンションするZC系列のシンボル数が複数で 数の場合でも、調整例1と同様の効果を得る とができる。

 <調整例6:エクステンションするシンボル が複数で奇数の場合>
 本調整例は、ZC系列の中央に位置するシン ルの両側に隣接したシンボルから順に連続 て位置するシンボルをエクステンションす 点において調整例5と相違する。

 ここでは、調整例5と同様、系列長N ZC =9とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部103は、3 ンボルをエクステンションする。

 本例に係る系列長調整部103は、ZC系列を 成する複数のシンボルのうち、中央に位置 るシンボル、および、その中央に位置する ンボルの両側に隣接した連続するシンボル エクステンションする。具体的には、図12に 示すように、系列長調整部103は、ZC系列を構 するシンボル番号n=0~8の9シンボルのうち、 整例5と同様、シンボル番号n=4のシンボルを エクステンションする。また、系列長調整部 103は、シンボル番号n=4のシンボルの両側に隣 接して位置するシンボル番号n=3のシンボルお よびn=5のシンボルの2シンボルをエクステン ョンする。つまり、系列長調整部103は、ZC系 列を構成する9シンボルのうち、シンボル番 n=4のシンボルを中心とした、シンボル番号 連続した3シンボルをエクステンションする これにより、系列長調整部103では、図12に すように、シンボル番号n=0~5、n=3~8の順に構 される12シンボルのZC系列が得られる。

 ここで、図12に示す本調整例におけるエ ステンション後のZC系列と図11に示す調整例5 のエクステンション後のZC系列とを比較する 調整例5では、図11に示すように、シンボル 号n=1の2シンボルの間、シンボル番号n=4の2 ンボルの間、および、シンボル番号n=7の2シ ボルの間の3箇所でシンボル番号が不連続と なる。これに対し、本調整例では、図12に示 ように、エクステンション後のZC系列の中 付近に位置するシンボル番号n=5のシンボル n=3のシンボルとの間の1箇所のみでシンボル 号が不連続となる。

 つまり、本調整例では、調整例5よりもエ クステンション後のZC系列において不連続点 少なくすることができるため、CMを低減す ことができる。

 このように、本調整例によれば、エクス ンションするZC系列のシンボル数が複数で 数の場合でも、RSの送信帯域でのZC系列の不 続点を最小限に抑えることができる。これ より、調整例1と同様の効果を得つつ、エク ステンションによって生じるCMを低減するこ ができる。

 <調整例7:トランケーションするシンボル が偶数の場合>
 ここでは、系列長N ZC =17とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =13とする。すなわち、系列長調整部103は、4 ンボルをトランケーションする。

 そこで、系列長調整部103は、ZC系列を構 する複数のシンボルのうち、中央に位置す シンボルから、前方および後方に等間隔に 置する複数のシンボルをトランケーション る。具体的には、系列長調整部103は、図13に 示すように、ZC系列を構成するシンボル番号n =0~16の17シンボルのうち、中央に位置するシ ボル番号n=8のシンボルから前方および後方 4シンボルだけ離れて位置するシンボル番号n =4のシンボルおよびn=12のシンボルの2シンボ をトランケーションする。同様にして、系 長調整部103は、シンボル番号n=8のシンボル ら前方および後方に5シンボルだけ離れて位 するシンボル番号n=3のシンボルおよびn=13の シンボルの2シンボルをトランケーションす 。これにより、系列長調整部103では、図13に 示すように、シンボル番号n=0~2、n=5~11、n=14~16 の順に構成される13シンボルのZC系列が得ら る。

 図13に示す本調整例におけるトランケー ョン後のZC系列と図9に示す調整例3における ランケーション後のZC系列とを比較すると 本調整例は、ZC系列の中心に位置するシンボ ル番号n=8のシンボルをトランケーションしな い点を除いて調整例3と同一である。ここで 図13に示すトランケーション前のZC系列は、 ンボル番号n=8のシンボルを中心に偶対称で り、シンボル番号n=8のシンボルは他のいず のシンボルとも対称の関係ではない。よっ 、本調整例のようにZC系列の中央に位置す シンボル番号n=8のシンボルをトランケーシ ンしない場合でも、トランケーション後のZC 系列は、シンボル番号n=8のシンボルを中心に 偶対称となる。よって、本調整例では、調整 例3と同様、トランケーション後の対称性が 持される。

 つまり、系列長が奇数であるZC系列にお て、トランケーションするZC系列のシンボル 数が奇数の場合(調整例1~6)には、ZC系列の中 に位置するシンボルはトランケーションさ 、トランケーションするZC系列のシンボル数 が偶数の場合(本調整例および後述する調整 8)には、ZC系列の中央に位置するシンボルは ランケーションされない。これにより、ト ンケーション後のZC系列は、対称性を維持 ることができる。

 このように、本調整例によれば、トラン ーションするZC系列のシンボル数が偶数の 合でも、ZC系列全体の対称性が維持されるた め、調整例1と同様の効果を得ることができ 。

 <調整例8:エクステンションするシンボル が偶数の場合>
 ここでは、系列長N ZC =9とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =11とする。すなわち、系列長調整部103は、2 ンボルをエクステンションする。

 そこで、系列長調整部103は、ZC系列を構 する複数のシンボルのうち、中央に位置す シンボルから、前方および後方に等間隔に 置する複数のシンボルをエクステンション る。具体的には、系列長調整部103は、図14に 示すように、ZC系列を構成するシンボル番号n =0~8の9シンボルのうち、中央に位置するシン ル番号n=4のシンボルから前方および後方に3 シンボルだけ離れて位置するシンボル番号n=1 のシンボルおよびn=7のシンボルの2シンボル エクステンションする。なお、エクステン ョンされて生成されるシンボルは、エクス ンションされるシンボルに隣接した位置に 置される。これにより、系列長調整部103で 、図14に示すように、シンボル番号n=0、1、1 2、3、4、5、6、7、7、8の順に構成される11シ ンボルのZC系列が得られる。

 図14に示す本調整例におけるエクステン ョン後のZC系列と図11に示す調整例5における エクステンション後のZC系列とを比較すると 本調整例は、ZC系列の中心に位置するシン ル番号n=4のシンボルがエクステンションさ ない点を除いて調整例5と同一である。つま 、図14に示すエクステンション後のZC系列は 、シンボル番号n=4のシンボルを中心に偶対称 となる。よって、本調整例では、調整例5と 様、トランケーション後のZC系列の対称性が 維持される。

 このように、本調整例によれば、エクス ンションするZC系列のシンボル数が偶数の 合でも、ZC系列全体の対称性が維持されるた め、調整例1と同様の効果を得ることができ 。

 以上、系列長調整部103における系列長調 例1~8について説明した。

 このように、本実施の形態によれば、ZC 列の対称性を維持したままZC系列をトランケ ーションまたはエクステンションするため、 異なる系列番号のZC系列間での相互相関ピー の発生を防止することができる。これより CS-ZC系列を使用する場合でも、異なるCS-ZC系 列番号のCS-ZC系列間において相互相関ピーク 発生しないため、BLERが劣化することを低減 することができる。

 (実施の形態2)
 本実施の形態では、トランケーションまた エクステンションされるシンボルをZC系列 端にシフトする。

 以下、本実施の形態について具体的に説 する。

 図15は、本実施の形態に係る送信側の無 通信装置300の構成を示すブロック図である

 図15に示す送信側の無線通信装置300にお て、サブキャリア巡回シフト部301は、実施 形態1の系列長調整部103(図4)と同様にして、Z C系列生成部102から入力されるZC系列を構成す る複数のシンボルから、系列長調整部302によ ってトランケーションまたはエクステンショ ンされるシンボルを特定する。そして、サブ キャリア巡回シフト部301は、特定されたシン ボルがZC系列の端に位置するように、周波数 域で巡回シフトする。サブキャリア巡回シ ト部301は、巡回シフト後のZC系列を系列長 整部302に出力する。

 系列長調整部302は、サブキャリア巡回シフ 部301から入力されるZC系列を構成する複数 シンボルのうち、ZC系列の端に位置するシン ボルをトランケーションまたはエクステンシ ョンして、系列長をRSの送信帯域幅に相当す サブキャリア数N RB に調整する。そして、系列長調整部302は、ト ランケーションまたはエクステンションされ たZC系列をマッピング部104に出力する。

 次に、サブキャリア巡回シフト部301にお るサブキャリア巡回シフト処理の詳細につ て説明する。

 まず、ZC系列をトランケーションする場合 ついて説明する。ここでは、実施の形態1の 整例1と同様、系列長N ZC =13とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部302は、1 ンボルをトランケーションする。

 まず、サブキャリア巡回シフト部301は、 16に示すように、実施の形態1の送信側の無 通信装置100の系列長調整部103(図4)と同様に て、ZC系列を構成する複数のシンボルのう 、系列長調整部302によってトランケーショ されるシンボルとして、ZC系列の中央に位置 するシンボル番号n=6のシンボルを特定する。

 次いで、サブキャリア巡回シフト部301は トランケーションされるシンボルをZC系列 端に巡回シフトする。具体的には、サブキ リア巡回シフト部301は、図16に示すように、 シンボル番号n=6のシンボルをZC系列の末尾に 置するように巡回シフトする。つまり、サ キャリア巡回シフト部301は、ZC系列を構成 る13シンボル(シンボル番号n=0~12)を昇順に6シ ンボル分だけ巡回シフトする。これにより、 サブキャリア巡回シフト部301では、図16に示 ように、シンボル番号n=7~12、n=0~6の順に構 される13シンボルのZC系列が得られる。

 そして、系列長調整部302では、ZC系列の 尾に位置するシンボル番号n=6のシンボルが ランケーションされる。これにより、トラ ケーション後のZC系列は、図16に示すように シンボル番号n=7~12、n=0~5の順に構成される12 シンボルのZC系列となる。

 ここで、ZC系列では、最小のシンボル番 (図16ではn=0)のシンボルと、最大のシンボル 号(図16ではn=12)のシンボルとは連続する。 まり、系列長調整部302におけるトランケー ョン後のZC系列は、先頭のシンボルから末尾 のシンボルまで連続するため、不連続点が存 在しない。

 このように、ZC系列をトランケーション る場合でも、ZC系列を構成するシンボルに不 連続点が存在しないため、トランケーション によって生じるCMを最小限に抑えることがで る。

 次に、ZC系列をエクステンションする場合 ついて説明する。ここでは、実施の形態1の 整例2と同様、系列長N ZC =11とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。すなわち、系列長調整部103は、1 ンボルをエクステンションする。

 まず、サブキャリア巡回シフト部301は、 17に示すように、実施の形態1の送信側の無 通信装置100の系列長調整部103(図4)と同様に て、ZC系列を構成する複数のシンボルのう 、系列長調整部302によってエクステンショ されるシンボルとして、ZC系列の中央に位置 するシンボル番号n=5のシンボルを特定する。

 次いで、サブキャリア巡回シフト部301は エクステンションされるシンボルをZC系列 端に巡回シフトする。具体的には、サブキ リア巡回シフト部301は、図17に示すように、 シンボル番号n=5のシンボルをZC系列の先頭に 置するように巡回シフトする。つまり、サ キャリア巡回シフト部301は、ZC系列を構成 る11シンボル(シンボル番号n=0~10)を昇順に6シ ンボル分だけ巡回シフトする。これにより、 サブキャリア巡回シフト部301では、図17に示 ように、シンボル番号n=5~10、n=0~4の順に構 される11シンボルのZC系列が得られる。

 そして、系列長調整部302では、ZC系列の 頭に位置するシンボル番号n=5のシンボルが クステンションされる。なお、エクステン ョンにより新たに生成されるシンボル番号n= 5のシンボルは、ZC系列の末尾に配置される。 よって、エクステンション後のZC系列は、図1 7に示すように、シンボル番号n=5~10、n=0~5の順 に構成される12シンボルのZC系列となる。

 このように、エクステンション後のZC系 は、上述したZC系列をトランケーションする 場合と同様に、先頭のシンボルから末尾のシ ンボルまで連続するため、不連続点が存在し ない。よって、ZC系列をエクステンションす 場合でも、ZC系列を構成するシンボルに不 続点が存在しないため、CMを最小限に抑える ことができる。

 図18に、本発明者らが計算機シミュレー ョンにより得た、サブキャリア巡回シフト 理の有無によるCM特性の比較を示す。図18に いて、横軸は系列番号uを示し、縦軸はCMを す。図18より、サブキャリア巡回シフト処 が有る場合のCM(実線)の方が、サブキャリア 回シフト処理が無い場合のCM(破線)よりも低 減されていることが分かる。

 また、図19に、本発明者らが計算機シミ レーションにより得た、異なる系列番号のZC 系列間の相互相関特性を示す。図19において 横軸は受信タイミングの遅延時間τを示し 縦軸はZC系列のすべての系列番号の組み合わ せによる相互相関値の平均値を示す。図19に すように、サブキャリア巡回シフト処理が る場合のZC系列の相互相関特性(実線)と、サ ブキャリア巡回シフト処理が無い場合のZC系 の相互相関特性(点線)との差は無く、双方 も相互相関ピークは生じないことが分かる

 つまり、系列長調整部302によってトラン ーションまたはエクステンションされるZC 列のシンボルをZC系列の端に巡回シフトする ことで、実施の形態1と同様のBLER特性の劣化 止効果を得つつ、CMを最小限に抑えること できる。

 また、受信側の無線通信装置200のZC系列 成部207(図5)は、サブキャリア巡回シフト部30 1と同様にして、ZC系列を構成する複数のシン ボルを周波数領域で巡回シフトする。また、 ZC系列生成部207は、系列長調整部302と同様に て、ZC系列の端に位置するシンボルをトラ ケーションまたはエクステンションする。

 このようにして、本実施の形態によれば トランケーション後のZC系列またはエクス ンション後のZC系列に系列番号の不連続点が 存在しなくなる。よって、本実施の形態によ れば、実施の形態1と同様の効果を得つつ、 施の形態1の調整例4および調整例6よりもさ にCMを低減させて、CMを最小限に抑えること できる。このように、CMが低減されること 、例えば、送信側の無線通信装置の無線ア プを効率良く使用することができるため、 信カバレージをより広くすることができる

 なお、本実施の形態では、ZC系列を構成 る複数のシンボルを周波数領域で巡回シフ させた後にトランケーションまたはエクス ンションする場合について説明した。しか 、本実施の形態は、図20に示すように、送信 側の無線通信装置400のサブキャリア巡回シフ ト部401が、系列長調整部103でトランケーショ ンまたはエクステンションされたZC系列を周 数領域で巡回シフトしてもよい。この際、 ランケーション後のZC系列では、図21に示す ように、シンボル番号n=5のシンボルとn=7のシ ンボルとの間(エクステンション後のZC系列で は、図22に示すように、シンボル番号n=5の2シ ンボルの間)が不連続点となる。

 そこで、サブキャリア巡回シフト部401は 不連続点の前方に位置するシンボルをZC系 の末尾、すなわち、不連続点の後方に位置 るシンボルをZC系列の先頭になるように巡回 シフトする。具体的には、サブキャリア巡回 シフト部401は、図21(図22)に示すようにZC系列 対して、昇順に6シンボル分だけ巡回シフト する。これにより、サブキャリア巡回シフト 部401では、不連続点が存在するシンボル同士 がZC系列の先頭と末尾とに分離して配置され 。これにより、ZC系列全体において不連続 が存在しなくなる。よって、トランケーシ ンまたはエクステンションされたZC系列にお いて不連続点が存在しなくなるため、本実施 の形態と同様の効果を得ることができる。

 (実施の形態3)
 本実施の形態では、トランケーションまた エクステンションされるシンボルがZC系列 端に位置するようにZC系列のパラメータを設 定する。

 以下、本実施の形態について具体的に説 する。

 図23は、本実施の形態に係る送信側の無 通信装置500の構成を示すブロック図である

 図23に示す送信側の無線通信装置500におい 、パラメータ設定部501は、系列長調整部502 よってトランケーションまたはエクステン ョンされるシンボルがZC系列の端に位置する ように、ZC系列のパラメータを設定する。具 的には、パラメータ設定部501は、式(1)に示 ZC系列において、qを次式に示す値に設定す 。ここで、パラメータ設定部501は、トラン ーションされるシンボルをZC系列の末尾に 置するようにqの値を設定し、エクステンシ ンされるシンボルをZC系列の先頭に位置す ようにqの値を設定する。
 q=N ZC -(N RB /2)   (3)

 系列長調整部502は、ZC系列をトランケー ョンする場合にはZC系列の末尾のシンボルを トランケーションし、ZC系列をエクステンシ ンする場合にはZC系列の先頭のシンボルをZC 系列の末尾にエクステンションする。

 次に、パラメータ設定部501におけるqの設 定処理について具体的に説明する。

 ここでは、系列長N ZC =13とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。よって、パラメータ設定部501は、 式(1)に示すZC系列のqの値を式(3)に従って7に 定する。

 図24に、q=7のZC系列の波形を示す。図24に すように、ZC系列のシンボル番号n=0~12の13シ ンボルのうち、シンボル番号n=0~5の各シンボ と、シンボル番号n=11~6の各シンボルとは、 ンボル番号n=5とn=6との間を中心としてそれ れ対称の関係となる。これに対し、ZC系列 末尾に位置するシンボル番号n=12のシンボル 、他のいずれのシンボルとも対称の関係に ない。

 つまり、図24に示すシンボル番号n=12のシ ボルは、実施の形態1で説明した図3に示すZC 系列の波形のシンボル番号n=6のシンボル、す なわち、ZC系列の中央に位置するシンボルと 価である。すなわち、本実施の形態では、 ラメータ設定部501においてqの値を式(3)に従 って設定することにより、q=0のZC系列の中央 位置するシンボルがZC系列の末尾に移動し 波形にすることができる。

 これにより、系列長調整部502でZC系列の 尾に位置するシンボルをトランケーション る場合でも、トランケーション後のZC系列の 対称性を維持することができ、かつ、シンボ ルの連続性も維持することができる。具体的 には、系列長調整部502では、図24に示すZC系 においてシンボル番号n=12のシンボルを除い シンボル番号n=0~11の12シンボルのZC系列が生 成される。この12シンボルのZC系列は、シン ル番号n=5のシンボルおよびn=6のシンボルの を中心とした偶対称のシンボルで構成され かつ、連続したシンボル番号n=0~11の順のシ ボルで構成される。

 次いで、ZC系列のシンボルをエクステンシ ンする場合について説明する。ここでは、 列長N ZC =11とし、RSの送信帯域幅に相当するサブキャ ア数N RB =12とする。よって、パラメータ設定部501は、 式(1)に示すZC系列のqの値を式(3)に従って5に 定する。

 図25に、q=5のZC系列の波形を示す。図25に すように、ZC系列のシンボル番号n=0~10の11シ ンボルのうち、シンボル番号n=1~5の各シンボ と、シンボル番号n=10~6の各シンボルとは、 ンボル番号n=5とn=6との間を中心としてそれ れ対称の関係となる。これに対し、ZC系列 先頭に位置するシンボル番号n=0のシンボル 、他のいずれのシンボルとも対称の関係に ない。

 つまり、トランケーションする場合と同 、パラメータ設定部501においてqの値を式(3) に従って設定することにより、ZC系列の中央 位置するシンボルがZC系列の先頭に移動し 波形にすることができる。

 これにより、系列長調整部502でZC系列の 頭に位置するシンボルをエクステンション る場合でも、エクステンション後のZC系列の 対称性を維持することができ、かつ、シンボ ルの連続性も維持することができる。具体的 には、系列長調整部502では、図25に示すZC系 において、シンボル番号n=10のシンボルの次 シンボル番号n=0のシンボルがエクステンシ ンされたシンボル番号n=0~11、n=0の12シンボ のZC系列が生成される。この12シンボルのZC 列は、シンボル番号n=5のシンボルおよびn=6 シンボルの間を中心とした偶対称のシンボ で構成され、かつ、連続したシンボル番号n= 0~10、n=0の順のシンボルで構成される。

 このように、パラメータ設定部501では、 (1)に示すZC系列のqを設定することで、トラ ケーションまたはエクステンションされる ンボルをZC系列の端に位置することができ 。つまり、パラメータ設定部501は、実施の 態2における送信側の無線通信装置300のサブ ャリア巡回シフト部301(図15)と等価の処理を 行うことができる。

 また、受信側の無線通信装置200のZC系列 成部207(図5)は、パラメータ設定部501と同様 して、ZC系列のパラメータを設定してZC系列 生成するとともに、系列長調整部502と同様 して、ZC系列の端に位置するシンボルをト ンケーションまたはエクステンションする

 このようにして、本実施の形態によれば トランケーションまたはエクステンション れるシンボルをZC系列の端に位置するよう 、ZC系列のパラメータを設定する。これによ り、送信側の無線通信装置では、ZC系列の対 性およびシンボルの連続性を維持して、ト ンケーションまたはエクステンションする とができるため、実施の形態2と同様の効果 を得ることができる。

 以上、本発明の各実施の形態について説 した。

 なお、上記実施の形態では、周波数領域のZ C系列を用いる場合を例について説明したが 本発明はこれに限定されず、時間領域で生 したZC系列を用いてもよい。ただし、時間領 域のZC系列と周波数領域のZC系列とは、次式 示すような関係を満たす。
 (u×r)mod(N ZC )=N ZC -1   (4)
 式(4)において、N ZC はZC系列の系列長を示し、rは時間領域のZC系 の系列番号を示す。時間領域のZC系列と周 数領域のZC系列とは性質は同様であるため、 上記実施の形態と同様の効果が得られる。

 また、上記実施の形態は、図4に示す巡回 シフト部106における時間領域での巡回シフト 処理に代えて、図26に示す位相回転部601にお る周波数領域での位相回転処理を実施して よい。

 また、上記実施の形態では、ZC系列を巡 シフトして使用する場合について説明した 、本発明は、巡回シフトしない場合につい も適用することができる。巡回シフトしな 場合、送信側の無線通信装置100の巡回シフ 部106(図4)および受信側の無線通信装置200の スク処理部210(図5)は不要となる。

 また、上記実施の形態では、受信側の無 通信装置200の周波数領域等化部214(図5)でデ タ信号の等化処理を周波数領域で実施する 合について説明した。しかし、本発明では データ信号の等化処理を時間領域で行って よい。

 また、上記実施の形態では、SC-FDMA(Single  Carrier-Frequency Division Multiplexing Access)構成の 合について説明したが、本発明は、OFDM(Ortho gonal Frequency Division Multiplexing)構成でもよい

 また、上記実施の形態では、ZC系列を伝 路推定用参照信号として用いる場合を例に いて説明した。しかし、本発明はこれに限 されず、例えば、チャネル品質推定用参照 号(Sounding RS)、同期チャネル(Synchronization Cha nnel)、ランダムアクセスのプリアンブル信号 CQI信号、またはACK/NACK信号等としてZC系列を 用いても良い。また、ZC系列を拡散符号とし 用いてもよい。

 また、上記実施の形態では、移動局から 地局に対する参照信号としてZC系列を用い 場合について説明したが、本発明はこれに 定されず、基地局から移動局に対する参照 号としてZC系列を用いる場合でも同様に適用 できる。

 また、上記実施の形態では、参照信号とし ZC系列を用いる場合を例について説明した 、ZC系列を含む他の系列、例えば、下記の式 (5)に示すGCL系列c i (n)を参照信号として用いてもよい。
 式(5)において、N GCL はGCL系列の系列長を示し、N GCL =sm 2 (s,mは整数)あるいはN GCL =tm(t,mは整数)である。また、x u (n)は式(1)または式(2)で表されるZC系列を示し b i (k)(k=0,…,m)は下記の式(6)で表されるDFT系列ま は、式(7)で表されるHadamard系列が用いられ 。

 また、上記実施の形態では、ZC系列を用 て説明を行ったが、ZC系列とは、各式で表さ れる系列に限定されず、ZC系列の一部を繰り すことにより生成される系列、およびZC系 の一部を切り詰める、あるいは、一部を抜 取ることにより生成される系列も含む。

 また、上記実施の形態では、式(1)および (2)に示すuを系列番号と称したが、uは、入 番号、サブキャリア番号、サンプル番号、 ップ番号等と呼称されることもある。

 また、本発明では、ZC系列の中央に位置す シンボルのみを複数個コピーすることでエ ステンションしてもよい。例えば、図27に示 すように、系列長N ZC =9のZC系列をN RB =12のZC系列にエクステンションする場合、送 側の無線通信装置では、ZC系列の各シンボ (シンボル番号n=0~8)のうち、中央に位置する ンボル番号n=4のシンボルを3個コピーしても よい。これにより、図27に示すように、シン ル番号n=0~3、4、4、4、4、5~8の順に構成され 12シンボルのZC系列が得られる。エクステン ションされて得られる4個のシンボル番号n=4 シンボルの振幅は同一であるため、ZC系列全 体の対称性が維持される。よって、上記実施 の形態と同様の効果を得ることができる。

 また、本発明では、ZC系列を複製(レピティ ョン)して生成される系列に対してトランケ ーションまたはエクステンションしてもよい 。例えば、図28に示すように、系列長N ZC =5のZC系列をレピティションして得られる10シ ンボルの系列を、系列長N RB =11のZC系列にエクステンションする場合、送 側の無線通信装置では、レピティションし 得られた系列の対称性を維持したまま、エ ステンションする。具体的には、送信側の 線通信装置は、ZC系列の中央に位置するシ ボル番号n=2のシンボルを、レピティション て得られた系列の中央にエクステンション る。つまり、図28の中段に示す系列の中央付 近のシンボル番号n=4とn=0との間にシンボル番 号n=2のシンボルがエクステンションされる。 これにより、系列長N RB =11のZC系列では、対称性を維持することがで 、上記実施の形態と同様の効果を得ること できる。

 また、本発明の適用範囲を限定してもよ 。例えば、系列長が閾値より小さいZC系列(R Sの送信帯域幅が小さい)に対してのみ本発明 適用し、系列長が閾値より大きいZC系列(RS 送信帯域幅が大きい)に対しては本発明を適 しなくてもよい。ZC系列の系列長が大きい ど(RSの送信帯域幅が大きいほど)、トランケ ションまたはエクステンションすることに る相互相関特性への影響がより小さくなる よって、系列長が閾値より小さいZC系列(RS 送信帯域幅が小さい)に対してのみ本発明を 用することで、トランケーションまたはエ ステンションによるBLER特性の劣化防止効果 をより効率良く得ることができる。そして、 系列長が閾値より大きいZC系列(RSの送信帯域 が大きい)では、トランケーションまたはエ クステンションするシンボルを特定する処理 を省略することができる。

 また、上記実施の形態では、本発明をハ ドウェアで構成する場合を例にとって説明 たが、本発明はソフトウェアで実現するこ も可能である。

 また、上記実施の形態の説明に用いた各 能ブロックは、典型的には集積回路であるL SIとして実現される。これらは個別に1チップ 化されてもよいし、一部または全てを含むよ うに1チップ化されてもよい。ここでは、LSI したが、集積度の違いにより、IC、システム LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されるこ ともある。

 また、集積回路化の手法はLSIに限るもの はなく、専用回路または汎用プロセッサで 現してもよい。LSI製造後に、プログラムす ことが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array) 、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成 能なリコンフィギュラブル・プロセッサを 用してもよい。

 さらには、半導体技術の進歩または派生 る別技術によりLSIに置き換わる集積回路化 技術が登場すれば、当然、その技術を用い 機能ブロックの集積化を行ってもよい。バ オ技術の適応等が可能性としてありえる。

 2007年9月28日出願の特願2007-255414の日本出 に含まれる明細書、図面および要約書の開 内容は、すべて本願に援用される。

 本発明は、移動体通信システム等に適用 ることができる。