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Title:
RADIO COMMUNICATION DEVICE AND SERVER DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/001781
Kind Code:
A1
Abstract:
Radio communication terminals (UA10, UA20) can use a plurality of different radio communication systems and includes a transmission unit (110) and a control unit (120). The transmission unit (110) uses a predetermined radio communication system to transmit a call request containing information on a condition of a radio communication system desired by a transmission side. Upon reception of information that the reception sides uses a radio communication system not satisfying the radio communication system condition desired by the transmission side in response to the call request transmitted by the transmission unit (110), the control unit (120) performs control so that the call request is retransmitted by using other radio communication system than the predetermined radio communication system according to the received information on the radio communication system used by the reception side.

Inventors:
NAGASAWA CHIZUKO (JP)
MORITA KUGO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061349
Publication Date:
December 31, 2008
Filing Date:
June 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KYOCERA CORP (JP)
NAGASAWA CHIZUKO (JP)
MORITA KUGO (JP)
International Classes:
H04M1/00; H04M1/247; H04M3/42; H04W88/06
Domestic Patent References:
WO2006084418A12006-08-17
WO2006129600A12006-12-07
Attorney, Agent or Firm:
SUGIMURA, Kenji et al. (3-2-1 Kasumigaseki,Chiyoda-k, Tokyo 13, JP)
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Claims:
 複数の異なる無線通信システムが利用可能な無線通信装置であって、
 所定の無線通信システムを利用して、発信側が希望する無線通信システムの条件に関する情報を含む呼出要求を送信する送信部と、
 前記送信部が送信した呼出要求に対して、前記発信側が希望する無線通信システムの条件に適合しない無線通信システムを着信側が利用する旨の情報を受信すると、該受信した着信側が利用する無線通信システムの情報に基づいて、前記所定の無線通信システムとは異なる他の無線通信システムを利用して、当該呼出要求を再送信するように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。
 発信側が希望する無線通信システムの条件に関する情報を含む呼出要求を受信する受信部と、
 前記受信部が受信した呼出要求に対応して、前記発信側が希望する無線通信システムの条件に関する情報を着信側に通知する通知部と、
 前記通知部による通知に対して、前記発信側が希望する無線通信システムの条件に適合する無線通信システムを着信側が利用する旨の情報を受信すると、前記呼出要求を着信側に対して送信するように制御する制御部と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。
 前記制御部は、前記通知部による通知に対して、前記発信側が希望する無線通信システムの条件に適合しない無線通信システムを着信側が利用する旨の情報を受信すると、前記着信側が利用する無線通信システムの情報を発信側に通知し、前記呼出要求を着信側に対して送信しないように制御することを特徴とする請求項2記載のサーバ装置。
Description:
無線通信装置およびサーバ装置 関連出願へのクロスリファレンス

 本願は、日本国特許出願第2007-165334号(2007 年6月22日出願)の優先権の利益を主張し、こ らの全内容を参照により本願明細書に取り むものとする。

 本発明は、無線通信装置(無線通信端末) および、発信側・着信側の無線通信装置間 通信の呼制御を行うサーバ装置に関するも である。

 VoIP(Voice over Internet Protocol)を応用したイ ンターネット電話などのリアルタイムアプリ ケーションにおいて接続要求などの呼制御を 実現する通話制御プロトコルの1つとして、SI P(Session Initiation Protocol )という規格が定め れている(例えば非特許文献1参照)。

 SIPは、当初はインターネット上の有線ネッ ワークで接続されているPCやサーバなどの ンピュータ間でのVoIP通信のために利用され きた。しかしながら、近年、無線通信機器 おいてもデジタル化およびIP化が進み、SIP サポートする無線通信事業者(オペレータ)の SIPサーバおよび無線通信端末(装置)が開発さ ている。さらに、最近では無線通信技術の 展に伴って、1つの無線通信端末が、異なる 無線通信システム(無線通信ネットワーク)に 続可能な複数の無線通信デバイスを備える とが可能になってきた。典型的な構成は、P DA、PC、或いは携帯電話機が、携帯電話ネッ ワークと接続する第1の無線通信デバイスと WiFiやWiMAXなどの無線LANやMAN(MetropolitanArea Net work)のステーションと接続する第2の無線通信 デバイスとを備えるものである。
ウェブサイト:http://www.ietf.org/rfc/rfc3261.txt  (SIPを規定するRFC文書)

 しかしながら、SIP技術は、元々は有線通 ネットワークを対象とした技術であり、帯 や通信品質が時々刻々と変化する無線通信 ットワークは想定していなかった。さらに SIP技術は、複数の無線通信ネットワークに 続可能な無線通信装置などは対象としてい かった。即ち、インターネット上の有線通 ネットワークにおけるSIP技術の開発は進ん いるが、異種の無線通信ネットワークが複 あり、このような複数の異種無線ネットワ クに跨る通信環境を前提としたSIP技術の開 は遅れている。

 図17に、従来技術による無線通信ネット ーク構成図を示す。図示するように、サー やゲートウェイとしては、SIPサーバ30、ゲー トウェイ(GW)40、SMSサーバ50、GW(或いはSIPサー )60,70がある。発信側および着信側の通信端 としては、無線通信端末UA1,UA2がある。これ らの各端末は、上述した各サーバと、オペレ ータパケットネットワークNET1、オペレータ 線交換ネットワークNET2、オペレータ無線通 パケットネットワークRNET1,RNET2を介して接 されている。

 従来技術では、例えば、図示したような 線通信ネットワーク構成において、無線通 端末UA1のSIP接続要求(発呼;Invite )に応じて オペレータ無線通信パケットネットワークRN ET1に対応する回線交換ネットワークのSMSサー バ50によるSMS(ショートメッセージサービス) ッセージによって無線通信端末UA2が呼び出 れる(パケットネットワークへの接続と登録 作の指示)場合、無線通信端末UA2は、呼び出 された回線交換ネットワークに対応する(同 通信事業者が提供する)無線通信ネットワー のパケット交換ネットワーク(この場合はRNE T1)を介してSIPサーバ30に対して、SIP(Session Ini tiation Protocol )の登録動作(Register)を行い、以 後SIPの手続きにより通話を成立させる。この ような方法は、1つのオペレータ無線通信パ ットネットワークとそれに対応する回線交 ネットワークしか利用できない無線通信端 を前提としたものある。一方、無線通信端 UA2が、2つのオペレータ無線通信パケットネ トワークRNET1,RNET2に接続する機能を持ち、2 の選択肢がある場合、従来技術のSIP(即ち、 SIPを実装する無線通信端末UA2)では、上述し ように、接続要求(パケットネットワークへ 接続と登録動作の指示)を含むメッセージが 通過した経路に対応するネットワーク(この ではオペレータ無線通信パケットネットワ クRNET1)を経由してSIPの登録を行い、このパ ットネットワーク経路を使って発呼側/発信 (Calling party )とセッションを取ることにな 。このようなセッション確立方式では、発 側ユーザ(Calling party )が使用を所望するア リケーションに応じた帯域、或いは、発呼 ユーザの希望する課金などに関する希望や み、即ち、プリファレンスが必ずしも反映 れているとは言えない。即ち、接続要求を ったユーザ(Calling party)のプリファレンスが 全く考慮されていない。

 たとえ、発信側が、発呼をSIPの呼設定メ セージ(INVITE)により行うときに、発信側の 望するプリファレンス(条件)を着信側に伝え たとしても、着信側では、発信側の条件にで きるだけ対応した無線通信システムを選択す ることは可能であっても、発信側では、着信 側が選択した無線通信システムをセッション を開始するまでは知ることができない。即ち 、発信側端末は、着信側端末がどのような無 線通信ネットワークに接続できるか(どれだ の帯域を使用できるか)、或いは、実際にど 無線通信システムを選択したのかは、セッ ョンを確立して初めてわかる。そのため、 信側端末が発信側の通知するプリファレン に合致しない、合致したとしても、その合 内容がどの程度なのかは、セッション確立 で発信側では分らなかった。例えば、着信 端末が、所要帯域に満たない帯域の無線通 ネットワークにしか現状では接続できない 合、発信側端末では、着信側端末の現在の 線通信状況を考慮した最適な帯域、最適な 線通信ネットワークで通信を始めることが きなかった。

 例えば、発信側:「WiMAX(広帯域),EVDO(低帯 )」、着信側:「EVDO(低帯域)」のときに、発信 側が通信料より帯域を優先して、広帯域なWiM AXを選択して着信側に発信したときに、着信 は、帯域優先の条件を通知されたとしても 帯域なEVDOしか接続できないため、着信側は 、低帯域なEVDOで接続することとなる。この うな状況では、発信側で広帯域なWiMAXを使用 しても、着信側で選択された「低帯域なEVDO がボトルネックとなり、結局、当該セッシ ンの帯域はEVDOの帯域分しか出せず、発信側 消費、占有されるWiMAXの帯域は無駄となり 帯域使用効率の面、消費電力の面からも無 である。特に、無線通信装置は、携行され 動する場合が多く、その無線接続状況は刻 と変化する。このように、刻一刻と変化す 電波伝搬環境にある無線通信装置同士の接 において、相互の無線通信状況に応じた最 な無線通信システムをお互いに選択して、 信側、発信側の相互において効率のよい無 通信接続を提供する技法の開発が必要とさ ている。従って、発呼側/発信側(Calling Party )の無線通信端末としては、接続可能な複数 無線通信システム(経路、ネットワーク、通 信デバイスなど)を有効に利用できていない どの問題があった。

 本発明は、着信側の無線通信端末が複数 無線通信システム(デバイス/経路、ネット ーク、帯域など)を選択肢として持つ場合に 着信側では、発信側の希望する条件に対応 た無線通信システムを選択することを可能 すると共に、着信側の接続可能な無線通信 ステムの状況に応じて、発信側でも、着信 の状況を考慮した最適な無線通信システム 選択して、相互に最適なものを選択した無 通信セッションを発信側と着信側との間で 初から確立させる技法(装置、方法)を提供 ることを目的とする。

 上記目的を達成するため、本発明に係る 線通信装置は、複数の異なる無線通信シス ムが利用可能な無線通信装置であって、所 の無線通信システムを利用して、発信側が 望する無線通信システムの条件に関する情 を含む呼出要求を送信する送信部と、前記 信部が送信した呼出要求に対して、前記発 側が希望する無線通信システムの条件に適 しない無線通信システムを着信側が利用す 旨の情報を受信すると、該受信した着信側 利用する無線通信システムの情報に基づい 、前記所定の無線通信システムとは異なる の無線通信システムを利用して、当該呼出 求を再送信するように制御する制御部と、 備えることを特徴とする。

 上記目的を達成するため、本発明に係る ーバ装置は、発信側が希望する無線通信シ テムの条件に関する情報を含む呼出要求を 信する受信部と、前記受信部が受信した呼 要求に対応して、前記発信側が希望する無 通信システムの条件に関する情報を着信側 通知する通知部と、前記通知部による通知 対して、前記発信側が希望する無線通信シ テムの条件に適合する無線通信システムを 信側が利用する旨の情報を受信すると、前 呼出要求を着信側に対して送信するように 御する制御部と、を備えることを特徴とす 。

 前記本発明に係るサーバ装置における制 部は、前記通知部による通知に対して、前 発信側が希望する無線通信システムの条件 適合しない無線通信システムを着信側が利 する旨の情報を受信すると、前記着信側が 用する無線通信システムの情報を発信側に 知し、前記呼出要求を着信側に対して送信 ないように制御することを特徴とする。

 本発明によれば、少なくとも発信側が回 交換ネットワークに接続できない場合にお ても、通信開始前に、発信側・着信側間を 続する無線通信システムの選択のための情 のやり取りを、所定の無線通信システムを して行うので、発信側・着信側双方のユー の希望する無線通信システムの条件(無線通 信ネットワーク、帯域、課金など)に応じた 双方において最適な無線通信システムを利 してセッションを開始することが可能にな 。

本発明の第1実施形態の通信制御方法を 適用する無線通信ネットワークの通信構成1 示す図である。 本発明の第1実施形態の通信制御方法を 適用する無線通信ネットワークの通信構成2 示す図である。 本発明の無線通信ネットワークで用い 無線通信端末の機能ブロック図である。 本発明の無線通信ネットワークで用い SIPサーバ(呼制御サーバ)の機能ブロック図 ある。 第1実施形態の通信制御方法において、 発信側無線通信端末および着信側無線通信端 末間で通信を開始するまでの通信制御を示す シーケンス図である。 第1実施形態の通信制御方法において、 SIPサーバが行う呼制御を示すフローチャート である。 第1実施形態の通信制御方法において、 SIPサーバが呼制御に用いる登録記憶テーブル を例示する図である。 第1実施形態の通信制御方法において、 無線通信端末が送信する呼出要求(INVITE)を例 する図である。 第1実施形態の通信制御方法において、 SIPサーバが無線通信端末の発信希望を記憶す るために用いる発信希望記憶テーブルを例示 する図である。 第1実施形態の通信制御方法を適用す 無線通信システムに用いるSMSサーバの構成 示す図である。 第1実施形態の通信制御方法において SIPサーバが行う呼制御を示すフローチャー である。 第1実施形態の通信制御方法において 発信側無線通信端末に表示するユーザ選択 面を例示する図である。 第1実施形態の通信制御方法において 発信側無線通信端末および着信側無線通信 末間で通信を開始するまでの他の通信制御 示すシーケンス図である。 第1実施形態の通信制御方法において 発信側無線通信端末に表示するユーザ選択 面を例示する図である。 第1実施形態の通信制御方法において 発信側無線通信端末および着信側無線通信 末間で通信を開始するまでの他の通信制御 示すシーケンス図である。 第1実施形態の通信制御方法において 発信側無線通信端末および着信側無線通信 末間で通信を開始するまでの他の通信制御 示すシーケンス図である。 従来技術による無線通信ネットワーク の構成を例示する図である。

 本発明の原理・構成を詳細に説明する前 、本発明の典型的なシーケンスを簡単に説 する。本発明は様々なタイプの無線通信装 およびその通信制御方法を対象とするが、 型的な無線通信装置である無線通信端末を にして説明する。

(1) 複数の無線通信ネットワークシステム( デバイス)を具えた無線通信端末(装置)から他 の無線通信端末(装置)へリアルタイムアプリ ーションの発信をする場合、発信側の無線 信端末は着信側無線通信端末に対し、発信 の接続できる無線通信ネットワーク名と希 するリアルタイムアプリケーションの所要 域を通知する。着信側の無線通信端末は、 らが接続できる無線通信ネットワークと発 側の接続できる無線通信ネットワークとア リケーションの所要帯域を考慮して、着信 の無線通信ネットワークを選択し、発信側 の応答として選択した着信側の無線通信ネ トワークと着信側が接続できる無線通信ネ トワーク名を発信側の無線通信端末に通知 る。その後、発信側の無線通信端末は、着 側から通知された内容と自らが接続できる 線通信ネットワークとアプリケーションの 要帯域とに基づいて接続する無線通信ネッ ワークを選択し、発信側、着信側の双方で れぞれ選択された無線通信ネットワークで 要なSIPの手順を行い、通信状態に至る。

(2) 上記の発信側端末・着信側端末間の発信 の接続できる無線ネットワーク名および希 するリアルタイムアプリケーションの所要 域の通知や、選択したネットワークの通知 、SIPサーバを介して行う。また、着信側端 は着信側端末の使用するネットワークを選 すると、選択したネットワークに接続してS IPサーバに登録し、登録されたネットワーク の発信側無線通信端末への通知をSIPサーバ 行う。
(3) (1)において、発信側の接続できる無線ネ トワークおよび必要帯域を通知された着信 の無線通信端末では、帯域条件を満足する 線ネットワークが発信側・着信側で複数あ 場合は、その中で一番通信料が安い無線ネ トワークを選択する。
(4) (2)において、発信側無線通信端末は、発 側の接続できる無線ネットワーク名および 望するリアルタイムアプリケーションの所 帯域と共に着信側の接続する希望のネット ーク名を通知する。
(5) (4)において、発信側無線通信端末からの 知を受信したSIPサーバは、着信側通信端末 通知した希望ネットワークと同じネットワ クで接続・登録していれば、通知を着信側 信端末に送信せずに必要なSIPの手順を行い 通信状態に至る。
(6) (4)において、発信側無線通信端末からの 知を受信したSIPサーバは、通知された希望 ネットワーク名および発信側無線通信端末 着信側無線通信端末の組み合わせを記憶す 。そして、SIPサーバは、着信側通信端末が 続・登録すると、発信側通信端末が通知し 希望ネットワークと同じネットワークで接 ・登録していれば、通知を発信側通信端末 送信せずに必要なSIPの手順を行い、通信状 に至る。

(7) (1)における選択した着信側の無線ネット ークの帯域が必要帯域に満たなかった場合 、発信側端末は、ユーザに対し所要帯域の ないアプリケーションに変更するか、着信 無線通信端末への発信を中止するかの選択 求め、中止が選択された場合には着信側端 に中断することを通知し、終了する。変更 選択された場合には、着信側端末のネット ークに合わせた無線ネットワークに切り換 、通知された発信側・着信側の無線ネット ークの帯域で使用できるアプリケーション 変更し、必要なSIPの手順を行う。
(8) (1)において選択された着信側の無線ネッ ワークに合わせて発信側のネットワークを り替えた場合に料金が上がる場合には、発 側端末は、ユーザに対し料金を提示し、無 ネットワークを変更するか、変更しないか 着信側無線通信端末への発信を中止するか 選択を求め、中止が選択された場合には着 側端末に中断することを通知し、終了する 変更が選択された場合には、着信側端末の ットワークに合わせた無線ネットワークに り換え、変更しないが選択された場合には 切り替えずに、必要なSIPの手順を行う。
(9) (1)において、発信側の無線通信端末は、 信側の無線通信端末で実現して欲しい帯域 優先するか、それとも課金が安くなること 優先するかといった着信側での無線NWの選 に関するポリシーを、発信側の接続できる 線ネットワーク名および希望するリアルタ ムアプリケーションの所要帯域と共に通知 る。着信側の通信端末では、通知された無 ネットワークの選択に関するポリシーに応 て、使用する着信側の無線ネットワークを 択する。

 以下、本発明を実施するための最良の形態 図面に基づき詳細に説明する。
 図1は本発明の第1実施形態の通信制御方法 適用する無線通信ネットワークの通信構成1 示す図である。図1に示すように、サーバや ゲートウェイとしては、SIPサーバ300、ゲート ウェイ(GW)40、SMSサーバ500、GW(或いはSIPサーバ )60、GW(或いはSIPサーバ)70がある。SIPサーバ300 は、呼制御サーバとして機能し、SMSサーバ500 は、メッセージ送信サーバとして機能する。 発信側および着信側の通信端末としては、無 線通信端末UA(User Agent)10,UA20がある。これら 各端末は、上述した各サーバやGWと、オペレ ータパケットネットワークNET1、オペレータ 線交換ネットワークNET2、オペレータ無線通 パケットネットワークRNET1,RNET2を介して接 されている。

 無線通信端末UA10は、オペレータ無線通信 パケットネットワークRNET1およびオペレータ 線通信パケットネットワークRNET2に接続可 なマルチモード端末であり、無線通信端末UA 20は、オペレータ無線通信パケットネットワ クRNET1、オペレータ無線通信パケットネッ ワークRNET2およびオペレータ回線交換ネット ワークNET2に接続可能なマルチモード端末で る。オペレータ無線通信パケットネットワ クRNET2は、オペレータ無線通信パケットネッ トワークRNET1に比べてより広帯域なネットワ クである。無線通信端末UA10は、通常待ち受 け時には、どちらか一方のオペレータ無線通 信パケットネットワークが接続されており、 ドーマント状態である。また、無線通信端末 UA20は、オペレータ回線交換ネットワークNET2 待ち受けしており、オペレータ無線通信パ ットネットワークRNET1およびオペレータ無 通信パケットネットワークRNET2には接続され ていない。

 図2は本発明の第1実施形態の通信制御方 を適用する無線通信ネットワークの通信構 2を示す図である。この通信構成例2は、通信 構成例1にあったSMSサーバ500およびオペレー 回線交換ネットワークNET2が省略されている 図2に示すように、無線通信端末UA10、無線 信端末UA20の双方は、オペレータ無線通信パ ットネットワークRNET1およびオペレータ無 通信パケットネットワークRNET2のみに接続可 能なマルチモード端末である。オペレータ無 線通信パケットネットワークRNET2は、オペレ タ無線通信パケットネットワークRNET1に比 てより広帯域なネットワークである。無線 信端末UA10および無線通信端末UA20は、通常待 ち受け時には、どちらか一方のオペレータ無 線通信パケットネットワークが接続され、SIP サーバ300に登録されている。

 図3は本発明の無線通信ネットワークで用 いる無線通信端末の機能ブロック図である。 図3に示すように、無線通信端末UA10,UA20は、 信処理部110、制御部(CPU、プロセッサ)120、操 作(プリファレンス)入力部130、SIP(拡張)処理 140、無線通信ネットワーク選択処理部150、 憶部160、スピーカSP,マイクロフォンMIC、表 部170、音声変調/復調部180、および画像変調/ 復調部190を備える。通信処理部110は、無線通 信ネットワーク選択処理部150やSIP処理部140な どを介して呼設定メッセージ(INVITEメッセー )を送受信する送信部や受信部として機能す 。また、通信処理部110は、無線通信ネット ーク選択処理部150を介してパケット交換ネ トワークと問い合わせメッセージ(SMSメッセ ージ)の送受信を行う送信部、受信部として 機能する(無線通信端末UA10はSMSメッセージの 送受信を行えない装置も含む)。

 図4は本発明の無線通信ネットワークで用 いるSIPサーバ(呼制御サーバ)の機能ブロック である。図4に示すように、SIPサーバ300は、 ログイン(登録)処理部310、呼出要求受信部320 登録通知生成部330、登録通知送信部340、ア レス解決処理部350、呼出要求生成部360、呼 要求送信部370、発信希望記憶部380および発 希望処理部390を備える。ログイン(登録)処 部310は、端末からのログイン(登録;Register)要 求を受け取り、必要な処理を行う。呼出要求 受信部320は、発信側のプリファレンス情報を 含み、着信側を呼び出すための呼設定メッセ ージ(Inviteメッセージ)を受信する。呼出要求 成部360は、呼出要求受信部320により受信さ た呼設定メッセージを着呼側に伝えるため 、前記呼設定メッセージを受信したことを す情報と、呼設定メッセージに含まれる希 する条件(プリファレンス情報)とを含む呼 要求情報を生成する。呼出要求送信部370は 生成された呼出要求情報をSMSサーバ(メッセ ジ送信サーバ)に送信する、または、SIPプロ トコルに基づいて生成された呼出要求情報を 着信側端末に送信する。発信希望記憶部380は 、無線通信端末UA10からの発信希望条件(希望 る無線通信ネットワーク、アプリケーショ や課金等)を記憶する。発信希望処理部390は 、無線通信端末UA10からの発信希望条件に基 いて、必要な処理を行う。

 図5は第1実施形態の通信制御方法において 発信側無線通信端末(発信元端末)UA10が回線 換網に接続できる着信側無線通信端末(発信 端末)UA20に発信し、リアルタイムアプリケ ションで通信を開始するまでの通信制御を すシーケンス図であり、着信側無線通信端 (発信先端末)UA20が帯域の足りない無線通信 ットワークを選択した場合を示している。
 まず、発信元端末UA10は、オペレータ無線通 信パケットネットワークRNET2(以下、無線ネッ トワークRNET2という)に接続して(無線ネット ークRNET2を利用して)、SIPサーバ300に登録(REGI STER)を行う。このとき、SIPサーバ300では、図6 のステップS01~S03に示す処理を行う。すなわ 、図6のステップS01で、端末(この場合、発信 元端末UA10)から登録要求(REGISTER REQUEST)を受信 すると、次のステップS02では、図7に例示す 登録(Register)記憶テーブルに当該端末のアド ス・番号・ネットワーク名を登録する。そ 後、ステップS03の判断は、この時点では通 相手の端末への発信希望が無いため、Noに って終了して、待機状態となる。

 次に、発信元端末UA10は、発信先端末UA20に する呼出要求(INVITE)をSIPサーバ300に送る。こ の呼出要求(INVITE)には、図8に例示するように 、
・発信側無線通信端末の接続できる無線ネッ トワークリスト:無線ネットワークRNET1、RNET2
・アプリケーション名:テレビ電話
・アプリケーションに必要な帯域:500kbps
・発信側が希望する無線ネットワーク:無線 ットワークRNET2
・「帯域優先」か「料金の安さを優先」かの 情報:「帯域優先」
の情報が含まれている。

 上記呼出要求(INVITE)を受信したSIPサーバ30 0は、発信先端末UA20がまだ登録されていない とを確認すると、発信元番号および発信先 号、発信側(発信元)が希望する無線ネット ークを、発信希望として発信希望記憶テー ル(その構成を図9に例示する)に記憶した後 発信先端末UA20に対し、GW40を経由して、SMSサ ーバ500(その構成を図10に例示する)から、SMS 起動メッセージを送信する。この起動メッ ージにも、上記呼出要求(INVITE)に含まれる情 報が入っている。このとき、SIPサーバ300では 、図11のステップS11~S13、S16に示す処理を行う 。すなわち、図11のステップS11で、端末(この 場合、発信元端末UA10)から呼出要求(INVITE)を 信すると、次のステップS12では、発信元端 の番号と呼出要求(INVITE)の発信先の番号との 組合せと、発信元が希望する無線ネットワー ク名とを、発信希望として発信希望記憶テー ブルに登録または上書きする。次のステップ S13では、発信先の端末は発信元が希望する無 線ネットワークに登録されているか否かを判 断し、登録されていなければ、ステップS16に 進んで、SMSサーバ500経由で発信先の端末に呼 出要求情報を送信した後、終了して、待機状 態となる。

 なお、上記ステップS13の判断時に、既にS IPサーバ300に登録されている着信側無線通信 末UA20の無線ネットワークが発信元端末UA10 希望する無線ネットワークであった場合に 、SIPサーバ300は、呼出要求(INVITE)をそのまま 発信先の端末に送信する。このとき、SIPサー バ300では、図11のステップS13のYes-S14-S15に示 処理を行う。すなわち、図11のステップS13の 判断がYesのときに進むステップS14では、発信 希望を削除し、次のステップS15では、SIPサー バ300は、呼出要求(INVITE)を発信先の端末に送 し、以後通常のSIPの手続に移行する。また 発信先端末UA20がオペレータ回線交換ネット ワーク(NET2)に接続できない端末であった場合 には、オペレータ無線通信パケットネットワ ーク(RNET1またはRNET2)のページング情報に呼出 要求(INVITE)の情報を載せて、発信先端末を呼 出せばよい。また、発信先の端末がインタ ネットに接続されたPC等であって、既にSIP ーバ300に登録されている場合には、その端 のアドレスに対し呼出要求(INVITE)の情報を送 信すればよい。

 SMS500から起動メッセージを受け取った発 先端末UA20は、起動メッセージ内の情報と自 らが現在接続できる無線ネットワークとを考 慮して、発信先端末UA20で接続する無線ネッ ワークとしてオペレータ無線通信パケット ットワークRNET1を選択して、選択した無線ネ ットワークに接続した後、SIPサーバ300サーバ に登録する。この登録時に、SIPサーバ300は、 発信先端末UA20がオペレータ無線通信パケッ ネットワークRNET1(発信元端末UA10が希望した 線ネットワークとは異なる無線ネットワー )で接続および登録したことを確認すると、 発信元端末UA10に、発信先端末UA20がオペレー 無線通信パケットネットワークRNET1で登録 たことを通知する。この場合、発信先端末UA 20が発信元端末UA10が希望した無線ネットワー クとは異なる無線ネットワークで接続および 登録しているため、SIPサーバ300は、呼出要求 (INVITE)を発信先端末に送信しないように制御 る。

 このとき、SIPサーバ300では、図6のステッ プS01-S02-S03のYes-S04のNo-S06に示す処理を行う。 すなわち、図6のステップS01で、端末(この場 、発信先端末UA20)から登録(REGISTER)を受信す と、次のステップS02では、図7に例示する登 録(Register)記憶テーブルに当該端末のアドレ ・番号・ネットワーク名を登録する。その 、ステップS03の判断は、通信相手の端末へ 発信希望があるため、Yesになり、ステップS0 4に進む。ステップS04では、発信先端末UA20は 信元端末UA10が希望した無線ネットワーク(RN ET2)で登録したか否かを判断するが、この判 がNoになるため、ステップS06に進む。ステッ プS06では、発信元通信端末UA10へ、発信先端 UA20の登録情報(登録した無線ネットワーク名 も含む)を通知する。なお、発信先端末UA20が 信元端末UA10が希望した無線ネットワークで 接続および登録している場合には、ステップ S04の判断がYesになってステップS05に進み、ス テップS05では、SIPサーバ300は、呼出要求(INVIT E)を発信先端末に送信し、以後通常のSIPの手 を行い、通信を開始する。

 上記登録情報の通知を受けた発信元端末UA10 は、無線ネットワーク(RNET1)では帯域が不足 ること、および、無線ネットワーク(RNET1)の 金は無線ネットワーク(RNET2)の課金以下であ ることを確認すると、ユーザに帯域の少ない アプリケーション(モノクロテレビ電話また 電話)に変更して通信を行うか、もしくは、 断するかを確認させるために、図12に例示 るユーザ選択画面を表示する。このユーザ 択画面を見たユーザがアプリケーションを 更して通信を行うことを選択した場合には 無線ネットワーク(RNET2)を切断して無線ネッ ワーク(RNET1)で接続し、SIPサーバ300に登録し た後、発信先端末UA20に対する呼出要求(INVITE) を送信(再送信)する。この再送信時には、先 呼出要求(INVITE)はSIPサーバ300でキャンセル れている。この呼出要求(INVITE)には、
・アプリケーション名:モノクロテレビ電話
・発信側が希望する無線ネットワーク:無線 ットワークRNET1
が書かれている。
 なお、上記確認時に、アプリケーションを 更しないことが選択された場合には、その ま無線ネットワーク(RNET2)で同じ呼出要求(IN VITE)を送信(再送信)する。また、上記確認時 中断が選択された場合には、中断すること SIPサーバ300を経由して発信先端末UA20に通知 る。この中断の通知を受け取った発信先端 UA20では、必要に応じて無線ネットワークRNE T1を切断する。

 発信先端末UA20の登録している無線ネット ワーク(無線ネットワークRNET1)が発信元端末UA 10が希望する無線ネットワーク(無線ネットワ ークRNET1)と一致することをSIPサーバ300が確認 すると、当該呼出要求(INVITE)を発信先端末UA20 に送信する。このとき、SIPサーバ300では、図 11のS11-S12-S13のYes-S14-S15に示す処理を行う。そ の後、発信元端末UA10および発信先端末UA20は 図5に示した通話に必要なSIPの手続を行い、 リアルタイムアプリケーションの通信を開始 する。

 図5の通信制御方法によれば、発信側の無 線通信端末UA10が回線交換ネットワークに接 できない場合においても、通信開始前に、 信側・着信側間を接続する無線通信システ の選択のための情報の通知を、SIPサーバ300 介してネットワーク側が着信側の無線通信 末UA20へ回線交換ネットワークを介して通知 るので、発信側の無線通信端末UA10が回線交 換ネットワークに接続できる能力(機能)を備 ていなくても実現することができる。また 着信側の無線通信端末UA20からの通知に伴う 発信側の無線通信端末UA10の無線ネットワー の切換も通信開始前にSIPサーバ300および端 間で行うので、発信側・着信側双方のユー の希望する無線通信システムの条件(無線通 ネットワーク、帯域、課金など)に応じた、 双方において最適な無線通信システム(この 合、無線ネットワークRNET1)を利用して通信 行うことができる。

 図13は第1実施形態の通信制御方法において 発信側無線通信端末(発信元端末)UA10が回線 換網に接続できる着信側無線通信端末(発信 先端末)UA20に発信し、リアルタイムアプリケ ションで通信を開始するまでの通信制御を すシーケンス図であり、着信側無線通信端 (発信先端末)UA20が選択した無線ネットワー に合わせて発信側無線通信端末(発信元端末 )UA10が無線ネットワークを切り換える際に料 が上がる場合を示している。
 まず、発信元端末UA10は、オペレータ無線通 信パケットネットワークRNET1(以下、無線RNET1 いう)に接続して(無線RNET1を利用して)、SIP ーバ300に登録(REGISTER)を行う。このとき、SIP ーバ300では、図6のステップS01~S03に示す処 を行う。すなわち、図6のステップS01で、端 (この場合、発信元端末UA10)から登録要求(REG ISTER REQUEST)を受信すると、次のステップS02で は、図7に例示する登録(Register)記憶テーブル 当該端末のアドレス・番号・ネットワーク を登録する。その後、ステップS03の判断は この時点では通信相手の端末への発信希望 無いため、Noになって終了して、待機状態 なる。

 次に、発信元端末UA10は、発信先端末UA20に する呼出要求(INVITE)をSIPサーバ300に送る。こ の呼出要求(INVITE)には、図8のフォーマットに 基づいて下記内容にて生成される。
・発信側無線通信端末の接続できる無線ネッ トワークリスト:無線ネットワークRNET1、RNET2
・アプリケーション名:電話
・アプリケーションに必要な帯域:50kbps
・発信側が希望する無線ネットワーク:無線 ットワークRNET1
・「帯域優先」か「料金の安さを優先」かの 情報:「帯域優先」
の情報が含まれている。

 上記呼出要求(INVITE)を受信したSIPサーバ30 0は、発信先端末UA20がまだ登録されていない とを確認すると、発信元番号および発信先 号、発信側(発信元)が希望する無線ネット ークを、発信希望として発信希望記憶テー ル(その構成は図9に基づく)に記憶した後、 信先端末UA20に対し、GW40を経由して、SMSサー バ500(その構成を図10に例示する)から、SMSで 動メッセージを送信する。この起動メッセ ジにも、上記呼出要求(INVITE)に含まれる情報 が入っている。このとき、SIPサーバ300では、 図11のステップS11~S13、S16に示す処理を行う。 すなわち、図11のステップS11で、端末(この場 合、発信元端末UA10)から呼出要求(INVITE)を受 すると、次のステップS12では、発信元端末 番号と呼出要求(INVITE)の発信先の番号との組 合せと、発信元が希望する無線ネットワーク 名とを、発信希望として発信希望記憶テーブ ルに登録または上書きする。次のステップS13 では、発信先の端末は発信元が希望する無線 ネットワークに登録されているか否かを判断 し、登録されていなければ、ステップS16に進 んで、SMSサーバ500経由で発信先の端末に呼出 要求情報を送信した後、終了して、待機状態 となる。

 SMS500から起動メッセージを受け取った発 先端末UA20は、起動メッセージ内の情報と自 らが現在接続できる無線ネットワークとを考 慮して、発信先端末UA20で接続する無線ネッ ワークとしてオペレータ無線通信パケット ットワークRNET2を選択して、選択した無線ネ ットワークに接続した後、SIPサーバ300に登録 する。この登録時に、SIPサーバ300は、発信先 端末UA20がオペレータ無線通信パケットネッ ワークRNET2(発信元端末UA10が希望した無線ネ トワークとは異なる無線ネットワーク)で接 続および登録したことを確認すると、発信元 端末UA10に、発信先端末UA20がオペレータ無線 信パケットネットワークRNET2で登録したこ を通知する。この場合、発信先端末UA20が発 元端末UA10が希望した無線ネットワークとは 異なる無線ネットワークで接続および登録し ているため、SIPサーバ300は、呼出要求(INVITE) 発信先端末に送信しないように制御する。

 このとき、SIPサーバ300では、図6のステッ プS01-S02-S03のYes-S04のNo-S06に示す処理を行う。 すなわち、図6のステップS01で、端末(この場 、発信先端末UA20)から登録(REGISTER)を受信す と、次のステップS02では、図7に例示する登 録(Register)記憶テーブルに当該端末のアドレ ・番号・ネットワーク名を登録する。その 、ステップS03の判断は、通信相手の端末へ 発信希望があるため、Yesになり、ステップS0 4に進む。ステップS04では、発信先端末UA20は 信元端末UA10が希望した無線ネットワーク(RN ET1)で登録したか否かを判断するが、この判 がNoになるためステップS06に進む。ステップ S06では、発信元通信端末UA10へ、発信先端末UA 20の登録情報(登録した無線ネットワーク名も 含む)を通知する。

 上記登録情報の通知を受けた発信元端末UA10 は、無線ネットワーク(RNET2)の帯域は十分に きいが、無線ネットワーク(RNET2)の課金は無 ネットワーク(RNET1)の課金より高いことを確 認すると、ユーザに課金の増加金額を提示し て、中断するか、そのままのアプリケーショ ンで通信を開始するか、帯域の大きいアプリ ケーションに変更して通信するかの選択を要 求するために、図14に例示するユーザ選択画 を表示する。このユーザ選択画面を見たユ ザが、帯域の大きいアプリケーションに変 して通信することを選択した場合には、無 ネットワーク(RNET1)を切断して無線ネットワ ーク(RNET2)で接続し、SIPサーバ300に登録した 、発信先端末UA20に対する呼出要求(INVITE)を 信(再送信)する。この再送信時には、先の呼 出要求(INVITE)はSIPサーバ300でキャンセルされ いる。この呼出要求(INVITE)には、
・アプリケーション名:テレビ電話
・発信側が希望する無線ネットワーク:無線 ットワークRNET2
が書かれている。

 発信先端末UA20の登録している無線ネット ワーク(無線ネットワークRNET2)が発信元端末UA 10が希望する無線ネットワーク(無線ネットワ ークRNET2)と一致することをSIPサーバ300が確認 すると、当該呼出要求(INVITE)を発信先端末UA20 に送信する。このとき、SIPサーバ300では、図 11のS11-S12-S13のYes-S14-S15に示す処理を行う。そ の後、発信元端末UA10および発信先端末UA20は 図13に示した通話に必要なSIPの手続を行い リアルタイムアプリケーションの通信を開 する。

 図13の通信制御方法によれば、発信側の 線通信端末UA10が回線交換ネットワークに接 できない場合においても、通信開始前に、 信側・着信側間を接続する無線通信システ の選択のための情報の通知を、SIPサーバ300 介してネットワーク側が着信側の無線通信 末UA20へ回線交換ネットワークを介して通知 するので、発信側の無線通信端末UA10が回線 換ネットワークに接続できる能力(機能)を備 えていなくても実現することができる。また 、着信側の無線通信端末UA20からの通知に伴 発信側の無線通信端末UA10の無線ネットワー の切換も通信開始前にSIPサーバ300および端 間で行うので、発信側・着信側双方のユー の希望する無線通信システムの条件(無線通 信ネットワーク、帯域、課金など)に応じた 双方において最適な無線通信システム(この 合、無線ネットワークRNET2)を利用して通信 行うことができる。

 図15は第1実施形態の通信制御方法におい 、回線交換網に接続できない(機能を備えて いない場合も含む)着信側無線通信端末(発信 端末)UA20が無線ネットワークRNET1でSIPサーバ 300に登録(REGISTRATION)しているときに、回線交 網に接続できない(機能を備えていない場合 も含む)発信側無線通信端末(発信元端末)UA10 着信側無線通信端末(発信先端末)UA20に発信 、リアルタイムアプリケーションで通信を 始するまでの通信制御を示すシーケンス図 あり、着信側無線通信端末(発信先端末)UA20 帯域の足りない無線通信ネットワークを選 した場合を示している。

 まず、発信元端末UA10は、無線ネットワーク RNET2に接続して(無線ネットワークRNET2を利用 て)SIPサーバ300に登録(REGISTER)を行う。この き、SIPサーバ300では、図6のステップS01~S03に 示す処理を行い、図7に例示する登録(Register) 憶テーブルに当該端末のアドレス・番号・ ットワーク名を登録する。次に、発信元端 UA10は、発信先端末UA20に対する呼出要求(INVI TE)をSIPサーバ300に送る。この呼出要求(INVITE) は、図8に例示するように、
・発信側無線通信端末の接続できる無線ネッ トワークリスト:無線ネットワークRNET1、RNET2
・アプリケーション名:テレビ電話
・アプリケーションに必要な帯域:500kbps
・発信側が希望する無線ネットワーク:無線 ットワークRNET2
・「帯域優先」か「料金の安さを優先」かの 情報:「帯域優先」
の情報が含まれている。

 上記呼出要求(INVITE)を受信したSIPサーバ30 0は、発信先端末UA20は登録されているが、発 先端末UA20が接続している無線ネットワーク (無線ネットワークRNET1)が発信元端末UA10が希 する無線ネットワーク(無線ネットワークRNE T2)ではないことを確認すると、発信元番号お よび発信先番号、発信側(発信元)が希望する 線ネットワークを、発信希望として発信希 記憶テーブル(その構成を図9に例示する)に 憶する。その後、SIPサーバ300は、図11のス ップS11~S13、S16に示す処理を行い、発信先端 UA20に対し、呼出要求情報を送信する。この 呼出要求情報にも、上記呼出要求(INVITE)に含 れる情報が入っている。

 SIPサーバ300から呼出要求情報を受け取っ 発信先端末UA20は、呼出要求情報内の情報と 自らが現在接続できる無線ネットワークとを 考慮して、発信先端末UA20で接続する無線ネ トワークとして無線ネットワークRNET1を選択 して、選択した無線ネットワークに接続した 後、SIPサーバ300に登録する。この場合、発信 先端末UA20は無線ネットワークRNET1を選択し、 以前から無線ネットワークRNET1で登録(REGISTRAT ION)しているので、再びSIPサーバ300への登録(R EGISTRATION)を行う。この登録時に、SIPサーバ300 は、発信先端末UA20が無線ネットワークRNET1( 信元端末UA10が希望した無線ネットワークと 異なる無線ネットワーク)で接続および登録 したことを確認すると、発信元端末UA10に、 信先端末UA20が無線通信ネットワークRNET1で 録したことを通知する。この場合、発信先 末UA20が発信元端末UA10が希望した無線ネット ワークとは異なる無線ネットワークで接続お よび登録しているため、SIPサーバ300は、呼出 要求(INVITE)を発信先端末に送信しないように 御する。また、発信先端末UA20の処理として 、再登録を行わなくても、上記と同様の無線 ネットワークRNET1で接続および登録している とをSIPサーバ300が検出することができれば 通知等で行ってもよい。

 上記登録情報の通知を受けた発信元端末UA10 は、無線ネットワーク(RNET1)では帯域が不足 ること、および、無線ネットワーク(RNET1)の 金は無線ネットワーク(RNET2)の課金以下であ ることを確認すると、ユーザに帯域の少ない アプリケーション(モノクロテレビ電話また 電話)に変更して通信を行うか、もしくは、 断するかを確認させるために、図12に例示 るユーザ選択画面を表示する。このユーザ 択画面を見たユーザがアプリケーションを 更して通信を行うことを選択した場合には 無線ネットワーク(RNET2)を切断して無線ネッ ワーク(RNET1)で接続し、SIPサーバ300に登録し た後、発信先端末UA20に対する呼出要求(INVITE) を送信(再送信)する。この再送信時には、先 呼出要求(INVITE)はSIPサーバ300でキャンセル れている。この呼出要求(INVITE)には、
・アプリケーション名:モノクロテレビ電話
・発信側が希望する無線ネットワーク:無線 ットワークRNET1
が書かれている。

 発信先端末UA20の登録している無線ネット ワーク(無線ネットワークRNET1)と、発信元端 UA10が希望する無線ネットワーク(無線ネット ワークRNET1)とが一致することをSIPサーバ300が 確認すると、当該呼出要求(INVITE)を発信先端 UA20に送信する。このとき、SIPサーバ300では 、図11のS11-S12-S13のYes-S14-S15に示す処理を行う 。その後、発信元端末UA10および発信先端末UA 20は、図15に示した通話に必要なSIPの手続を い、リアルタイムアプリケーションの通信 開始する。

 図15の通信制御方法によれば、発信側の 線通信端末UA10、着信側の無線通信端末UA20の 双方が回線交換ネットワークに接続できない 場合(機能がない場合も含む)においても、通 開始前に、発信側・着信側間を接続する無 通信システムの選択のための情報のやり取 を、所定の無線通信システム(RNET1,RNET2)およ びSIPサーバ300を介して行い、無線ネットワー クの切換も通信開始前にSIPサーバ300および端 末間で行うので、発信側・着信側双方のユー ザの希望する無線通信システムの条件(無線 信ネットワーク、帯域、課金など)に応じた 双方において最適な無線通信システム(この 場合、無線ネットワークRNET1)を利用して通信 を行うことができる。

 図16は第1実施形態の通信制御方法におい 、回線交換網に接続できない(機能がない場 合も含む)着信側無線通信端末(発信先端末)UA2 0が無線ネットワークRNET1でSIPサーバ300に登録 (REGISTRATION)しているときに、回線交換網に接 できない(機能がない場合も含む)発信側無 通信端末(発信元端末)UA10が着信側無線通信 末(発信先端末)UA20に発信し、リアルタイム プリケーションで通信を開始するまでの通 制御を示すシーケンス図であり、発信側無 通信端末(発信元端末)UA10が希望する無線ネ トワーク(無線ネットワークRNET2)に着信側無 通信端末(発信先端末)UA20が無線ネットワー を切換可能な場合を示している。

 まず、発信元端末UA10は、無線ネットワーク RNET2に接続して(無線ネットワークRNET2を利用 て)SIPサーバ300に登録(REGISTER)を行う。この き、SIPサーバ300では、図6のステップS01~S03に 示す処理を行い、図7に例示する登録(Register) 憶テーブルに当該端末のアドレス・番号・ ットワーク名を登録する。次に、発信元端 UA10は、発信先端末UA20に対する呼出要求(INVI TE)をSIPサーバ300に送る。この呼出要求(INVITE) は、図8に例示するように、
・発信側無線通信端末の接続できる無線ネッ トワークリスト:無線ネットワークRNET1、RNET2
・アプリケーション名:テレビ電話
・アプリケーションに必要な帯域:500kbps
・発信側が希望する無線ネットワーク:無線 ットワークRNET2
・「帯域優先」か「料金の安さを優先」かの 情報:「帯域優先」
の情報が含まれている。

 上記呼出要求(INVITE)を受信したSIPサーバ30 0は、発信先端末UA20は登録されているが、発 先端末UA20が接続している無線ネットワーク (無線ネットワークRNET1)が発信元端末UA10が希 する無線ネットワーク(無線ネットワークRNE T2)ではないことを確認すると、発信元番号お よび発信先番号、発信側(発信元)が希望する 線ネットワークを、発信希望として発信希 記憶テーブル(その構成を図9に例示する)に 憶する。その後、SIPサーバ300は、図11のス ップS11~S13、S16に示す処理を行い、発信先端 UA20に対し、呼出要求情報を送信する。この 呼出要求情報にも、上記呼出要求(INVITE)に含 れる情報が入っている。

 SIPサーバ300から呼出要求情報を受け取っ 発信先端末UA20は、呼出要求情報内の情報と 自らが現在接続できる無線ネットワークとを 考慮して、発信先端末UA20で接続する無線ネ トワークとして発信元端末UA10が希望する無 ネットワークRNET2を選択し、無線ネットワ クRNET1で登録解除(UNREGISTER)を行って無線ネッ トワークRNET1の接続を切断した後、無線ネッ ワークRNET2でSIPサーバ300への登録(REGISTRATION) を行う。この登録時に、SIPサーバ300は、発信 先端末UA20が無線ネットワークRNET2(発信元端 UA10が希望した無線ネットワーク)で接続およ び登録したことを確認すると、呼出要求(INVIT E)を発信先端末UA20に送信する。このとき、SIP サーバ300では、図6のS01-S02-S03のYes-S04のYes-S05 示す処理を行う。その後、発信元端末UA10お よび発信先端末UA20は、図16に示した通話に必 要なSIPの手続を行い、リアルタイムアプリケ ーションの通信を開始する。

 図16の通信制御方法によれば、発信側の無 通信端末UA10、着信側の無線通信端末UA20の双 方が回線交換ネットワークに接続できない場 合(機能がない場合も含む)においても、通信 始前に、発信側・着信側間を接続する無線 信システムの選択のための情報のやり取り 、所定の無線通信システム(RNET1,RNET2)および SIPサーバ300を介して行い、無線ネットワーク の切換も通信開始前にSIPサーバ300および端末 間で行うので、発信側・着信側双方のユーザ の希望する無線通信システムの条件(無線通 ネットワーク、帯域、課金など)に応じた、 方において最適な無線通信システム(この場 合、無線ネットワークRNET2)を利用して通信を 行うことができる。
   




 
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