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Title:
RADIO RESOURCE ASSIGNING METHOD AND MOBILE COMMUNICATION SYSTEM TO WHICH THE SAME IS APPLIED
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/111131
Kind Code:
A1
Abstract:
A mobile communication system comprises a plurality of mobile stations and a base station that wirelessly communicates with the plurality of mobile stations. In this system, data signals from the plurality of mobile stations are multiplexed on a plurality of channels in the frequency direction to form time slots, which are further time-division-multiplexed and transmitted. The base station separates and receives the frequency-division-multiplexed data signal for each of the time slots transmitted from the mobile stations. If the reception of any data signal is failed, a retransmittal request is transmitted to the corresponding mobile station. A random access channel to be transmitted for a wireless link connection is multiplexed in each of some of the time slots having predetermined time intervals therebetween. In each time slot in which the random access channel is multiplexed, only data signals, which need not be retransmitted, are frequency-multiplexed. If any one of the plurality of mobile stations receives the retransmittal request from the base station, then it frequency-multiplexes data signals, which are requested for the retransmittal, in a time slot other than the time slots in the random access channels are multiplexed. The mobile station then transmits such frequency-multiplexed data signals to the base station.

Inventors:
JITSUKAWA DAISUKE (JP)
SEKI HIROYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/000224
Publication Date:
September 18, 2008
Filing Date:
March 14, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
JITSUKAWA DAISUKE (JP)
SEKI HIROYUKI (JP)
International Classes:
H04J3/00; H04J11/00; H04W72/12
Domestic Patent References:
WO2006134946A12006-12-21
Other References:
3GPP: "Physical layer aspects for evolved Universal Terrestrial Radio Access (UTRA) (Release 7)", 3GPP TR 25.814 V7.1.0, June 2006 (2006-06-01), pages 71 - 104, XP003024527, Retrieved from the Internet
LG ELECTRONICS: "Modifications of Uplink Synchronous HARQ scheme. R1-07092", 3GPP TSG RAN WG1 #48, vol. R1-070926, February 2007 (2007-02-01), pages 1 - 5, XP003024528, Retrieved from the Internet
Attorney, Agent or Firm:
HAYASHI, Tsunenori et al. (Doi & Associates 3rd Floor,Toshou-Bldg. No.3,3-9-5, Shin-yokohama,Kohoku-ku, Yokohama-shi, Kanagawa 33, JP)
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Claims:
複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムであって,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,
前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみを周波数多重化し,
前記複数の移動局は,前記基地局から再送要求のある時,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記再送要求されたデータ信号を周波数多重して,前記基地局に再送する,
ことを特徴とする移動通信システム。
 請求項1において,
 前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システム。
複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムであって,
所定の時間間毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,
前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルを設け,
前記複数の移動局は,前記ランダムアクセスチャネルと同一又はそれより少ない無線リソースを有するチャネルで送信したデータ信号を,前記基地局から再送要求のあったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに周波数多重して,前記基地局に再送する,
ことを特徴とする移動通信システム。
複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記基地局であって,
 周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて,前記複数の移動局から送信されるデータ信号を受信し,
前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求し,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみが周波数多重化され,前記再送要求を行ったとき,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに周波数多重され,再送される前記再送要求されたデータ信号を,該当の移動局から受信する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
請求項4において,
 前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記基地局であって,
 周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて,前記複数の移動局から送信されるデータ信号を受信し,
前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求し,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルが設けられ,
前記ランダムアクセスチャネルと同一又はそれより少ない無線リソースを有するチャネルで送信されたデータ信号の再送要求を行ったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一又はそれより少ない無線リソースに周波数多重されて該当の移動局から受信する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける基地局。
複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備えた移動通信システムにおける前記移動局であって,
 周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されたデータ信号を,前記基地局に送信し,
前記基地局におけるデータ信号の受信が不良であるとき,対応するデータ信号の再送が要求され,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルが多重化され,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみが周波数多重化され,前記基地局から再送要求が行われたとき,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに周波数多重し,前記再送要求されたデータ信号を前記基地局に再送する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
請求項7において,
 前記再送が不要であるデータ信号は,インターネットプロトコル上の音声信号であることを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
基地局と無線により通信を行う移動通信システムにおける移動局であって,
 周波数方向に複数のチャネルを多重化してタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットを時分割多重し,前記基地局にデータ信号を送信し,
前記基地局における前記データ信号の受信が不良であるとき,データ信号の再送が要求され,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルを多重化し,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルを設け,
前記ランダムアクセスチャネルと同一又はそれより少ない無線リソースを有するチャネルで送信したデータ信号を,前記再送要求があったとき,前記ランダムアクセスチャネルと同一の無線リソースを有するチャネルに周波数多重して前記基地局に送信する,
ことを特徴とする移動通信システムにおける移動局。
複数の移動局と,前記複数の移動局と無線により通信を行う基地局を備え,
前記複数の移動局からのデータ信号が,周波数方向に複数のチャネルで多重化されてタイムスロットを形成し,前記周波数方向に多重化されたタイムスロットが時分割多重されて前記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記移動局側から送られたタイムスロット毎に周波数分割多重化されたデータ信号を分離して受信し,前記データ信号の受信が不良であるとき,対応する移動局に再送を要求する移動通信システムにおけるデータ信号再送方法であって,
前記複数の移動局において,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無線リンク接続のために送信されるランダムアクセスチャネルを多重化するステップと,
前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロットには,再送が不要であるデータ信号のみを周波数多重化するステップと,
前記基地局から再送要求のある時,前記ランダムアクセスチャネルが多重化されるタイムスロット以外のタイムスロットに前記再送要求されたデータ信号を周波数多重して,前記基地局に再送するステップを有する,
ことを特徴とする移動通信システムにおけるデータ信号再送方法。
Description:
無線リソース割り当て方法およ ,これを適用する移動通信システム

 本発明は,無線リソース割り当て方法および ,これを適用する移動通信システムに関し,特 ,ランダムアクセスチャネル(RACH)とデータ信 号が,FDM(周波数分割多重方式)あるいはTDM(時 割多重方式)で多重され,データ信号の再送制 御方式に同期HARQ(Synchronous
Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を用いる移動 信システムに関する。

 次世代移動通信システムの上りリンクの無 アクセス方式に求められる性質としては,主 に,周波数利用効率が高いことと,送信信号のP APR (Peak-to-Average Power Ratio)が低いことが挙げ られる。
DFT(Discrete Fourier
Transform)-Spread OFDM(Orthogonal Frequency Division Mul tiplexing)方式は,上記の要件を満たす無線アク ス方式の1つとして注目されている。その特 徴として,まず,シングルキャリア伝送方式で るために,OFDM(直交周波数分割多重)等のマル チキャリア方式と比べて,PAPRが低いことが挙 られる。

 別の特徴としては,周波数領域の信号処理 を用いることにより,シングルキャリアの信 成分を時間,周波数領域で柔軟に配置できる とが挙げられる。

 図1は,時間,周波数領域での信号の配置例 表している。RACH(Random Access Channel)は,上り ンクにおいて無線リンクの接続のための設 情報を有して,各無線フレームの最初に送信 されるチャネルである。

 したがって,RACH用の無線リソースIとして, 一定の時間間隔で特定の周波数領域が設けら れている。データ信号IIについては,RACH用の 線リソースを除いた部分を各移動局(UE1,UE2等 )で共有して用いる。なお,本来は,制御情報の 伝送に用いる制御信号や,データ信号,制御信 の復調に用いるパイロット信号等が存在す が,この図では省略している。

 ここで,データ信号の誤り制御方式として,N- channel
Stop and Wait法に基づくHARQ方式を前提とし,こ を再送間隔の観点で分類すると,非同期(Async hronous) HARQ方式と同期(Synchronous)
HARQ方式が挙げられる(非特許文献1,特許文献1 照)。

 非同期HARQ方式では,送信側でデータ信号 送信する際,そのデータ信号の順序情報を表 プロセス番号を制御情報として送信する。 信側では,データ信号の並びを元通りに復元 するためには,プロセス番号を参照すればよ ので,再送間隔は必ずしも一定でなくて良い 従って,送信側でパケットスケジューリング を行う場合に,スケジューリングの自由度が い利点がある。

 一方,同期HARQ方式では,データ信号の再送間 を基本的に一定とする。受信側では,プロセ ス番号を参照しなくても,どの新規データに する再送データを受信したかを判断するこ ができるので,問題なくデータ信号の並びを 通りに復元できる。従って,プロセス番号を 制御情報として送信する必要がないので,デ タ信号の伝送効率が向上する利点がある。
“3rd generation partnership Project(3GPP);Technic alSpecification Group Radio Access Network; Physical l ayer aspects for evolvedUniversal terrestrial radio Ac cess(UTRA) (release 7)”, 3GPP TR 25.814 v1.2.3(2006- 5).

特開2007-6080号公報

 RACHとデータ信号が周波数分割多重あるい は時分割多重される場合に,データ信号に対 る同期HARQの動作を考える。図2は,RACH,データ 信号に対する無線リソース割り当ての例を表 す。ここで,データ信号用の無線リソースの 当量は,各TTI(Transmission Time Interval)で必ずし 同じではないため,以下の問題が生じる。

 RACHが多重されないTTIにおいて送信された各 移動局UEのデータ信号が全てチェックビット 定で不良(CRC-NG)となった場合,前回の送信タ ミング,例えば,タイミングTTI#(n)から一定の 間(RTT:Round
Trip Time)を経たタイミングTTI#(n+RTT)で再送す 必要がある。

 図2において,一往復送信時間(RTT:Round
Trip Time)後,タイミングTTI#(n+RTT)では,全移動局 のデータ再送無線リソースを確保できるが, イミングTTI#(n+RTT+1)では,RACH用の帯域が先に 定されているので,UE2のデータ再送用の無線 ソースが確保できない。したがって,このタ イミングがRACHの多重されるTTIと重なる場合, 送に必要な無線リソースが確保できないの ,同期HARQを実現することができない。

 さらに,上記の問題への対処として,RACHが 重されるTTIとデータ信号の再送タイミング 重なることが予想される場合は,データ信号 の再送タイミングを延期する方法が考えられ る。しかし,待ち行列が次第に長くなり,再送 ッファが破綻する懸念がある。

 したがって,本願発明の目的は,かかる不 合を解消する無線リソース割り当て方法お び,これを適用するディジタル移動通信シス ムを提供することにある。

 そして,かかる本願発明の特徴として, 第 1にRACHとデータ信号がFDM(周波数分割多重)あ いはTDM(時分割多重)で多重され,データ信号 再送制御方式に同期HARQ(Synchronous Hybrid Automa tic Repeat reQuest)方式を用いる場合に,RACHが多 されるタイムスロットに,再送を行わないチ ャネルを設けることにある。

 この特徴により,データ信号用の無線リソ ースの割当量は,各TTIで同一になるため,上記 問題が解消する。

 また,本発明に従うディジタル移動通信シス テムでは,RACHとデータ信号がFDMあるいはTDMで 重され,データ信号の再送制御方式に同期HAR Q方式を用いる場合に,RACHが多重されないタイ ムスロットには,RACHと同一の無線リソースサ ズを有するチャネルを設けることを特徴と る。この特徴により,データ信号用の無線リ ソースの割当量は,各TTIで同一になるため,上 の問題が解消する。
 

図1は,無線リソースの割当ての例を示 図である。 図2は,従来例における無線リソースの 当てと再送制御を説明する図である。 図3は,本発明を適用する第1の実施例に ける移動局の構成例ブロック図であり,特に 送信側構成を示す図である。 図4は,図3の移動局構成における再送バ ファの構成例を示す図である。 図5は,本発明を適用する第1の実施例に ける基地局の構成例ブロック図であり,特に 受信側構成を示す図である。 図6は,第1の実施例における無線リソー 割り当てと再送制御を説明する図である。 図7は,図5の基地局におけるRB割当部の 成例を示す図である。 図8は,第2の実施例における無線リソー 割り当てと再送制御の説明する図である。

 以下に図面に従い,本発明の実施の形態例 を説明する。

 図3は,本発明を適用する移動局UE(User
Equipment)の構成例ブロック図であり,特に移動 の送信側構成を示す。

 図3において,制御信号復調部1では,受信ア ンテナ18Rで受信される基地局BSからフィード ックされた制御信号を復調し,後述するACK/NA CK情報100,RB(Resource Block)割り当て情報101,送信 イミング制御値102を抽出する。

 再送バッファ部2では,N-channel Stop
and Waitの再送制御を行う。詳細な再送バッフ ァ部2の構成例を図4に示す。

 再送バッファ部2は,プロセス数(プロセス1 ~プロセスNpro)に応じたバッファ20を有してい 。バッファ20には,送信済みのデータがプロ スに応じて格納されている。また,このデー タには,データ品種(リアルタイム,非リアルタ イム等)を表す情報が含まれている。

 再送制御部21は,後述する基地局BS(Base
Station)からのACK/NACK情報100に基づいて,バッフ 部20における信号の入出力を制御する。

 例えば,ACK/NACK情報100がACKを示す場合,再送 制御部21は,バッファ20において,ACK/NACK情報100 対応するプロセス番号の部分に新しいデー を書き込むよう,書き込みバッファ選択部22 指示する。

 次いで,このバッファ20からデータを読み すように読み出しバッファ選択部23に指示 る。

 また,ACK/NACK情報100がNACKを示す場合,再送 御部21は,書き込みバッファ選択部22への書き 込み指示は行わず,バッファ20からACK/NACK情報1 00に対応するプロセス番号のデータを読み出 ように読み出しバッファ選択部23に指示す 。

 ここで,データ信号を送信してからACK/NACK 報100が返送されるまでの時間はRTT(Round Trip Time)として既知である。このことから,ACK/NACK 情報100とプロセス番号の対応は既知である。

 また,データの書き込み量,読み出し量,そ 対象となるデータ品種は,上記のRB(Resource Bl ock)割り当て情報101に含まれている。

 バッファ20から読み出されたデータは,CRC( 循環符号チェック符号)符号器3へ転送される また,制御信号として,スケジューリング要 情報103が,畳込み符号器4へ転送される。スケ ジューリング要求情報103は,例えば,バッファ2 0に滞留している各データ品種のデータ量に づいて生成される。

 次に,CRC符号器3ではデータ信号に対する り検出符号化を行い,それに続くターボ符号 5では誤り訂正符号化を行い,第1のデータ変 部6ではデータ信号によりデータ変調を行う 。制御信号に対しては,畳込み符号器4で誤り 正符号化を行い,第2のデータ変調部7で制御 号によりデータ変調を行う。

 パイロット信号生成部8では,データ信号 復調に必要なパイロット信号を生成する。    

 RACH (Random Access
Channel)生成部では,RACH信号を生成する。

 セレクタ10は,データ信号,制御信号,パイ ット信号,RACH信号のいずれかについて,それ 降の処理を行うように,切り替え処理を行う

 例えば,基地局BSとの初期接続時には,RACH 号を送信するように切り替える。   

 基地局BSに対して,データ信号の送信許可 要求する場合には,制御信号とパイロット信 号を送信するように切り替える。また,デー 信号の送信許可を表すRB割当情報が基地局BS ら送られた場合には,データ信号あるいはパ イロット信号を送信するように切り替える。

 離散フーリエ変換(DFT:Discrete
Fourier Transform)部11では,セレクタ10により切替 え出力される出力信号に対して,時間領域か 周波数領域への変換を行う。SC (サブキャリ ア)マッピング部12では,セレクタ10の出力信号 が,所定のRBで送信されるように,高速逆フー エ変換(IFFT:Inverse
Fast Fourier Transform)部13の入力信号へのマッピ ングを行う。

 ここで,RB(Resource Block)とは,システム周波 帯域のうち,各移動局UEが使用する周波数帯 の最小単位のことであり,連続した周波数( ブキャリア)を束ねて1個のRBを構成している IFFT部13では,周波数領域の信号を時間領域の 信号に変換する。

 CP挿入部14では,IFFT部13から出力されるサ プル単位でCP(Cyclic prefix)を挿入する。送信 イミング制御部15では,基地局BSから通知され た送信タイミング制御値102に基づいて,送信 イミングの微調整を行う。この送信タイミ グ制御値102は,各移動局UEの信号が同じタイ ングで基地局BSに受信されるように計算され ている。

 次に,D/A変換部16で送信タイミングが調整 れた信号をD/A変換し,送信RF(無線周波数)部17 において,直交変調を行い,ベースバンド信号 無線周波数の信号に変換し,送信アンテナ18S から送信する。

 図5は,本発明を適用する基地局BS側の受信 処理構成のブロック図を示す。

 まず,受信RF部30では,アンテナ29Rで受信さ る移動局UEから送信された信号に対して,無 周波数の信号をベースバンドの信号に変換 ,直交復調を行う。その後,A/D変換部31でA/D変 換を行う。

 RACH検出部32で,RACH信号の検出を行う。CP削 除部33では,あらかじめ決められたタイミング (目標受信タイミング)で,受信信号からCPを削 し,各移動局UEからの有効信号成分を切り出 。このとき,各移動局UEからの各パスの受信 イミングが,目標受信タイミングからCP長の 間に収まっていれば,移動局間で干渉は生じ ない。

 パスサーチ部35では,時間領域で受信信号 各移動局UEの送信パイロット信号のレプリ との相関演算を行う。これにより,移動局毎 各パスの受信タイミング(有効信号成分の始 点)を検出する。

 そして,各移動局UEの先頭パスの受信タイ ングと前述の目標受信タイミングの差分を め,送信タイミング制御値とする。FFT(Fast Fo urier Transform)部34では,時間領域の信号を周波 領域に変換する。データ・制御・パイロッ 信号分離部36では,TDM(時分割)あるいはFDM(周 数分割)で多重された各移動局のデータ信号 ,制御信号とパイロット信号を受信信号から 離する。以降は,復調処理部40において各移 局UEに対する復調処理を行う。

 チャネル推定部41では,パイロット信号が 置されたサブキャリアについて,周波数領域 で受信パイロット信号と送信パイロット信号 のレプリカとの相関演算を行う。これにより ,無線チャネルにおける周波数領域のチャネ 歪みを推定する。つまり,チャネル推定値を める。このチャネル推定値を用いて,時間方 向,周波数方向で補間処理(線形補間等)を行う ことにより,TTI内の全サブキャリア,全FFTブロ クのチャネル推定値を算出する。

 SIR推定部42では,補間処理前のチャネル推 値を用いて,データ信号用の各RBに対する受 SIR(信号対干渉信号比)を推定する。推定方 の例としては,データ信号用のRB毎に,対象と る移動局UEのパイロット信号が配置された ブキャリアのチャネル推定値を用いて,複素 で表されるチャネル推定値の実数部と虚数 のそれぞれの2乗の和を希望信号成分Sとみ し,複数のシンボルにおける分散値を干渉信 電力Iとみなし,SとIの比を受信SIRの推定値と する。

 データ信号については,チャネル補償部431 において,特定のサブキャリア,FFTブロックに いて,受信データ信号と,それに対応するチ ネル補償ウェイトを乗算する。チャネル補 ウェイトとしては,例えば次式で表されるMMSE ウェイトWが用いられる。

 ここで,Hはチャネル推定値,*は複素共役を 表す。Nは雑音電力推定値で,受信SIR推定値を める過程で得られた,データ信号用の各RBの 渉電力IをRB間で平均することにより求めら る。

 SCデマッピング部432では,受信信号から,対 象とする移動局UEのデータ信号が配置されたR Bの信号を抽出する。IDFT部433では周波数領域 データ信号を時間領域の信号に変換し,デー タ復調部434ではデータ変調を行う。

 再送バッファ部435は,プロセス数に応じた バッファを有しており,後述するCRC復号器438 誤りが検出されたプロセスのデータが格納 れている。パケット合成部436は,今回受信し データ信号と同じプロセスの信号を再送バ ファから取り出し,それを今回受信したデー タ信号とビット単位で加算(パケット合成)す 。パケット合成後のデータ信号は,再送バッ ファ部435の該当プロセスのバッファに格納さ れる。

 また,ターボ復号器437で誤り訂正復号が行 われる。CRC復号器438では,誤り検出が行われ, りが検出されなかった場合は,復元されたデ ータ信号を出力する。

 また,誤り検出の結果をACK/NACK信号100とし 出力する。ACK/NACK信号100の内訳は,誤りが検 されなかった場合はACKを表す1が格納され, りが検出された場合はNACKを表す0が格納され る。

 ACK/NACK信号100は再送バッファ部435に入力 れ,ACKの場合には,対応するプロセスのバッフ ァをリセット(中身を0で置き換える)する。

 制御信号については,データ信号と同様に ,チャネル補償部441でチャネル補償を行い,SC マッピング部442で,制御信号が配置されたRB 信号を受信信号から抽出する。さらに,IDFT部 443で周波数領域の制御信号を時間領域の信号 に変換し,データ復調部444でデータ復調を行 。

 その後,ビタビ(Viterbi)復号器445で誤り訂正 復号を行い,移動局UEからのスケジューリング 要求情報を得る。

 RB割当部37では,データ信号用の各RBの受信 SIR推定値,スケジューリング要求情報,ACK/NACK 報を用いて,各移動局からの次回のデータ信 の送信に用いるRBを割り当てる。

 割り当て方法の例としては,受信SIR推定値 が規定のしきい値を超えたRBを割り当てる方 などがある。RB割当部37の具体的な構成は後 述する。

 制御信号変調部38では,各移動局UEからの 回のデータ信号の送信に用いるRBの割り当て 情報と,各移動局UEのACK/NACK信号100と,各移動局 UEの送信タイミング制御値を制御信号にマッ ングし,送信アンテナ29Sから各移動局UEに送 して,フィードバックする。

 図6は,第1の実施例としての無線リソース り当てと再送制御を説明する図である。図2 と異なる点は,RACHが多重されたTTIでは,再送が 必要なチャネルは多重されずに,再送が不要 チャネルを多重する点にある。

 再送が不要なチャネルとしては,例えばVoIP(V oice
over Internet Protocol)用のチャネルなどが挙げ れる。

 また,再送が必要なチャネルについては,RACH 多重されないTTIのみを用いて再送制御を行 。例えば,TTI #nで送信された移動局UE1,UE2の ータ信号が共にチェックビット判定で不良( CRC-NG)になった場合,前回の送信から数えてRTT( Round
Trip Time)番目のTTI #(n+RTT)で再送が行われる。

 ただし,TTIを数え上げる際,RACHが多重されるT TIは除外する。従って,TTI
#(n+1)で送信された移動局UE1,UE2のデータ信号 共にCRC-NGになった場合には,RACHが多重される TTI #(n+RTT+1)は除外して数え上げるので,TTI
#(n+RTT+2)で再送が行われる。

 このようにすれば,再送が必要なチャネル が用いるTTIにおいて,再送が必要なチャネル 割り当て可能な無線リソースサイズは常に 定なので,再送時に無線リソースが確保でき いという問題が解消される。

 上記の無線リソース割り当てと再送制御 実現する,基地局BSにおけるRB割当部36の具体 的な構成図を図7に示す。

 図6に示すRACHが多重されるTTIにおいて,RACH を除いた無線リソースを限定リソースチャネ ルと定義すると,限定リソースチャネル用ス ジューラ360は,限定リソースチャネルにおけ RBの割り当てを行う。一方,一般チャネル用 ケジューラ361は,RACHが多重されないTTIにお るRBの割り当てを行う。これらのスケジュー ラ360,361では,受信SIR,スケジューリング要求情 報,ACK/NACK情報が入力され,RB割当情報として, 回の送信に使用するRB,送信されるデータ品 の情報が出力される。

 スケジューラ入出力制御部362は,RB割当部3 6への入出力を,限定リソースチャネル用スケ ューラ360,一般チャネル用スケジューラ361の いずれかに切り替える。

 具体的には,ACK/NACK情報がACKの場合,移動局 UEからの新規データに対するRB割り当てを行 。例えば,スケジューリング要求情報におい ,全データ品種のデータ滞留量のうち,再送 不要なチャネルのデータ滞留量の占める比 が一定以上になった場合,限定リソーススケ ューラ360への切り替えを行い,再送が不要な チャネルに対するRB割り当てを行う。

 それ以外の場合は,一般チャネル用スケジ ューラ361に切り替える。また,ACK/NACK情報がNAC Kの場合には,再送が必要なチャネルについて ,一般チャネル用スケジューラ361への切り替 えを行い,再送が不要なチャネルについては, ずれのスケジューラへの切り替えも行わな 。

 図8は,第2の実施例における無線リソース り当てと再送制御を説明する図である。

 図2と異なる点は,RACHが多重されないTTIに いて,RACHと同一の無線リソースを有するチ ネル(限定リソースチャネルと定義する)が割 り当てられる点にある。 図8では,限定リソ スチャネルにRACHと同じ周波数帯域が割り当 られているが,割り当てられるRB(リソースブ ロック)数がRACHと同じであれば,必ずしも同じ 周波数帯域でなくてもよい。

 また,限定リソースチャネルの再送制御は,RA CHが多重されないTTI(例えば,TTI#(n+1)~TTI#(n+RTT)) おける限定リソースチャネルのみを用いて われる。
従って,前回送信されたTTIを起点に,RACHが多重 されるTTIを除いて数え上げて,RTT番目のTTIで 送が行われる。

 このとき,再送される対象のチャネルは, 定リソースチャネルのRB数と同一又はそれよ り少ない無線リソースのチャネルであれば, ず限定リソースチャネルを用いて再送する とができる。

 一方,RACHや限定リソースチャネルを除く, 送が必要なチャネルの再送制御は,RACHが多 されるか否かは関係なく,すべてのTTIを用い 行われる。従って,前回送信されたTTIを起点 に,RACHが多重されるTTIも含んで数え上げて,RTT 番目のTTIで再送が行われる。

 このようにすれば,限定リソースチャネル が用いるTTIにおいて,限定リソースチャネル 割り当て可能な無線リソースサイズは常に 定である。また,その他の再送が必要なチャ ルが用いるTTIにおいて,その他の再送が必要 なチャネルに割り当て可能な無線リソースサ イズは常に一定である。従って,再送時に無 リソースが確保できないという問題が解消 れる。

 上記の無線リソース割り当てと再送制御 実現する,基地局BSにおけるRB割当部36は,第1 実施例と同様の構成(図7参照)であるが,スケ ジューラ入出力制御部362の動作が異なる。具 体的には,ACK/NACK情報がACKの場合,移動局UEから の新規データに対するRB割り当てを行う。

 例えば,スケジューリング要求情報におい て,全データ品種のデータ滞留量のうち,非リ ルタイムデータの占める比率が一定以上に った場合や,全データ品種のデータ滞留量そ のものが少量である場合は,限定リソースス ジューラ360への切り替えを行い,これらのデ タに対するRB割り当てを行う。それ以外の 合は,一般チャネル用スケジューラ361に切り える。

 また,ACK/NACK情報がNACKの場合には,前回RB割 り当てを行ったスケジューラに切り替える。

 上記本発明の構成により,RACHの送信と,デ タ信号に対するSynchronousHARQ処理の両立が可 である。

 なお,上記実施例の説明は,本発明の理解 ためのものであり,本発明は保護の範囲は,こ れらの実施例に限定されるものではない。特 許請求の範囲の記載とその均等物に及びもの である。

 (付記1)
 複数の移動局と,前記複数の移動局と無線に より通信を行う基地局を備え,
 前記複数の移動局からのデータ信号が,周波 数方向に複数のチャネルで多重化されてタイ ムスロットを形成し,前記周波数方向に多重 されたタイムスロットが時分割多重されて 記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記 移動局側から送られたタイムスロット毎に周 波数分割多重化されたデータ信号を分離して 受信し,前記データ信号の受信が不良である き,対応する移動局に再送を要求する移動通 システムであって,
 所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに 線リンク接続のために送信されるランダム クセスチャネルが多重化され,
 前記ランダムアクセスチャネルが多重化さ るタイムスロットには,再送が不要であるデ ータ信号のみを周波数多重化し,
 前記複数の移動局は,前記基地局から再送要 求のある時,前記ランダムアクセスチャネル 多重化されるタイムスロット以外のタイム ロットに前記再送要求されたデータ信号を 波数多重して,前記基地局に再送する,
 ことを特徴とする移動通信システム。

 (付記2)
 付記1において,
 前記再送が不要であるデータ信号は,インタ ーネットプロトコル上の音声信号であること を特徴とする移動通信システム。

 (付記3)
 複数の移動局と,前記複数の移動局と無線に より通信を行う基地局を備え,
 前記複数の移動局からのデータ信号が,周波 数方向に複数のチャネルで多重化されてタイ ムスロットを形成し,前記周波数方向に多重 されたタイムスロットが時分割多重されて 記基地局に送信され,更に前記基地局は,前記 移動局側から送られたタイムスロット毎に周 波数分割多重化されたデータ信号を分離して 受信し,前記データ信号の受信が不良である き,対応する移動局に再送を要求する移動通 システムであって,
 所定の時間間毎の前記タイムスロットに無 リンク接続のために送信されるランダムア セスチャネルが多重化され,
 前記ランダムアクセスチャネルが多重化さ るタイムスロット以外のタイムスロットに 記ランダムアクセスチャネルと同一の無線 ソースを有するチャネルを設け,
 前記複数の移動局は,前記ランダムアクセス チャネルと同一の無線リソースを有するチャ ネルで送信したデータ信号を,前記基地局か 再送要求のある時,前記ランダムアクセスチ ネルと同一の無線リソースを有するチャネ に前記再送要求されたデータ信号を周波数 重して,前記基地局に再送する,
 ことを特徴とする移動通信システム。

 (付記4)
 複数の移動局と無線により通信を行う基地 を備えた移動通信システムにおける前記基 局であって,
 周波数方向に複数のチャネルで多重化され タイムスロットを形成し,前記周波数方向に 多重化されたタイムスロットが時分割多重さ れて,前記複数の移動局から送信されるデー 信号を受信し,
 前記データ信号の受信が不良であるとき,対 応する移動局に再送を要求し,
所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに無 線リンク接続のために送信されるランダムア クセスチャネルが多重化され,前記ランダム クセスチャネルが多重化されるタイムスロ トには,再送が不要であるデータ信号のみが 波数多重化され,前記再送要求を行ったとき ,前記ランダムアクセスチャネルが多重化さ るタイムスロット以外のタイムスロットに 波数多重され,再送される前記再送要求され データ信号を,該当の移動局から受信する,
 ことを特徴とする移動通信システムにおけ 基地局。

 (付記5)
 付記4において,
 前記再送が不要であるデータ信号は,インタ ーネットプロトコル上の音声信号であること を特徴とする移動通信システムにおける基地 局。

 (付記6)
 複数の移動局と無線により通信を行う基地 を備えた移動通信システムにおける前記基 局であって,
 周波数方向に複数のチャネルで多重化され タイムスロットを形成し,前記周波数方向に 多重化されたタイムスロットが時分割多重さ れて,前記複数の移動局から送信されるデー 信号を受信し,
 前記データ信号の受信が不良であるとき,対 応する移動局に再送を要求し,
 所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに 線リンク接続のために送信されるランダム クセスチャネルが多重化され,前記ランダム アクセスチャネルが多重化されるタイムスロ ット以外のタイムスロットに前記ランダムア クセスチャネルと同一の無線リソースを有す るチャネルが設けられ,
 前記ランダムアクセスチャネルと同一の無 リソースを有するチャネルで送信されたデ タ信号を,前記再送要求を行ったとき,前記 ンダムアクセスチャネルと同一の無線リソ スを有するチャネルに周波数多重された前 再送要求されたデータ信号を,該当の移動局 ら受信する,
 ことを特徴とする移動通信システムにおけ 基地局。

 (付記7)
 複数の移動局と無線により通信を行う基地 を備えた移動通信システムにおける前記移 局であって,
 周波数方向に複数のチャネルで多重化され タイムスロットを形成し,前記周波数方向に 多重化されたタイムスロットが時分割多重さ れたデータ信号を,前記基地局に送信し,
前記基地局におけるデータ信号の受信が不良 であるとき,対応するデータ信号の再送が要 され,
 所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに 線リンク接続のために送信されるランダム クセスチャネルが多重化され,前記ランダム アクセスチャネルが多重化されるタイムスロ ットには,再送が不要であるデータ信号のみ 周波数多重化され,前記基地局から再送要求 行われたとき,前記ランダムアクセスチャネ ルが多重化されるタイムスロット以外のタイ ムスロットに周波数多重し,前記再送要求さ たデータ信号を前記基地局に再送する,
 ことを特徴とする移動通信システムにおけ 移動局。

 (付記8)
 付記7において,
 前記再送が不要であるデータ信号は,インタ ーネットプロトコル上の音声信号であること を特徴とする移動通信システムにおける移動 局。

 (付記9)
 基地局と無線により通信を行う移動通信シ テムにおける移動局であって,
 周波数方向に複数のチャネルを多重化して イムスロットを形成し,前記周波数方向に多 重化されたタイムスロットを時分割多重し, 記基地局にデータ信号を送信し,
 前記基地局における前記データ信号の受信 不良であるとき,データ信号の再送が要求さ れ,
 所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに 線リンク接続のために送信されるランダム クセスチャネルを多重化し,前記ランダムア クセスチャネルが多重化されるタイムスロッ ト以外のタイムスロットに前記ランダムアク セスチャネルと同一の無線リソースを有する チャネルが設け,
 前記ランダムアクセスチャネルと同一の無 リソースを有するチャネルで送信したデー 信号を,前記再送要求があったとき,前記ラ ダムアクセスチャネルと同一の無線リソー を有するチャネルに周波数多重した前記再 要求されたデータ信号を前記基地局に送信 る,
ことを特徴とする移動通信システムにおける 移動局。

 (付記10)
 複数の移動局と,前記複数の移動局と無線に より通信を行う基地局を備え,
前記複数の移動局からのデータ信号が,周波 方向に複数のチャネルで多重化されてタイ スロットを形成し,前記周波数方向に多重化 れたタイムスロットが時分割多重されて前 基地局に送信され,更に前記基地局は,前記 動局側から送られたタイムスロット毎に周 数分割多重化されたデータ信号を分離して 信し,前記データ信号の受信が不良であると ,対応する移動局に再送を要求する移動通信 システムにおけるデータ信号再送方法であっ て,
 前記複数の移動局において,
 所定の時間間隔毎の前記タイムスロットに 線リンク接続のために送信されるランダム クセスチャネルを多重化するステップと,
 前記ランダムアクセスチャネルが多重化さ るタイムスロットには,再送が不要であるデ ータ信号のみを周波数多重化するステップと ,
 前記基地局から再送要求のある時,前記ラン ダムアクセスチャネルが多重化されるタイム スロット以外のタイムスロットに前記再送要 求されたデータ信号を周波数多重して,前記 地局に再送するステップを有する,
 ことを特徴とする移動通信システムにおけ データ信号再送方法。