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Title:
RADIO SIGNAL TRANSMISSION DEVICE, RADIO SIGNAL TRANSMISSION METHOD, RADIO SIGNAL RECEPTION DEVICE, RADIO SIGNAL RECEPTION METHOD, AND RADIO SIGNAL RECEPTION PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069638
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to provide a radio signal reception device which can reduce a process delay and reduce a buffering capacity and a power consumption. Specifically, a radio signal reception device (200) includes a demapping unit which extracts a sub frame (11) from a received radio signal, judges whether a first OFDM symbol (12a) existing at the head of the sub frame and constituting a control channel contains information on a signal (34) destined to a reception device contained in a data channel, and if yes, outputs a plurality of OFDM symbols (12b to n); and a decoding unit (208) which decodes the OFDM symbols which have been outputted from the demapping unit. If the first OFDM symbol contains no information on the signal destined to the reception device, the demapping unit terminates the sub frame reception process.

Inventors:
SHIMOBAYASHI SHINYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/071417
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
November 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
SHIMOBAYASHI SHINYA (JP)
International Classes:
H04J11/00; H04W52/02; H04W72/04
Foreign References:
JP2002300633A2002-10-11
JP2004242190A2004-08-26
JP2004128775A2004-04-22
JP2003229834A2003-08-15
JP2004242190A2004-08-26
JP2007134804A2007-05-31
JP2007174679A2007-07-05
JP3798654B22006-07-19
JP2006510315A2006-03-23
JP2007306118A2007-11-22
Other References:
NOBUHIKO MIKI ET AL.: "OFDM o Mochiiru Evolved UTRA Kudari Link ni Okeru L1/L2 Seigyo Channel no Kosei Oyobi Channel Fugokaho", IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 106, no. 223, 24 August 2006 (2006-08-24), pages 49 - 54, XP003020262
"3GPP TSG-RAN WG1 LTE Ad Hoc Meeting R1-060032", 23 January 2006, article NTT DOCOMO ET AL.: "L1/L2 Control Channel Structure for E-UTRA Downlink", pages: 1 - 9, XP003017010
"3GPP TSG RAN WG1 Meeting #47bis R1-070079", 15 January 2007, article ETRI: "Downlink L1/L2 control signaling", pages: 1 - 10, XP008131272
See also references of EP 2216923A4
Attorney, Agent or Firm:
TAKAHASHI, Isamu (Minaminihon Bldg.10-7, Higashi Kanda 1-chom, Chiyoda-ku Tokyo 31, JP)
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Claims:
 直交周波数分割多重の変調方式を用いて情報を送信する無線信号送信装置であって、
 制御チャネルとデータチャネルとから構成されるフレームのうち、前記制御チャネルの第1OFDMシンボルに、前記データチャネルに含まれる自局宛データチャネルのマッピング位置に関する情報を含む制御情報ブロックをマッピングするマップ部を有することを特徴とする無線信号送信装置。
 直交周波数分割多重の変調方式を用いて情報を送信する無線信号送信方法であって、
 制御チャネルとデータチャネルとから構成されるフレームのうち、前記制御チャネルの第1OFDMシンボルに、前記データチャネルに含まれる自局宛データチャネルのマッピング位置に関する情報を含む制御情報ブロックをマッピングすることを特徴とする無線信号送信方法。
 OFDMシンボルのうち1つ以上が制御チャネルを構成しこの制御チャネルを除くOFDMシンボルがデータチャネルを構成する複数のOFDMシンボルからなるサブフレームを含む無線信号を受信する受信装置であって、
 受信された無線信号から前記サブフレームを抽出し、前記サブフレームの先頭にあり前記制御チャネルを構成する第1のOFDMシンボルに前記データチャネルに含まれる前記受信装置宛の信号についての情報が存在するか否かを判断し、前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在すれば前記複数のOFDMシンボルを出力するデマップ部と、
 前記デマップ部から出力された前記複数のOFDMシンボルを復号化する復号部とを有し、
 前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在しなければ前記デマップ部が前記サブフレームの受信の処理を打ち切る機能を備えることを特徴とする無線信号受信装置。
 前記デマップ部が、前記第1のOFDMシンボルに前記データチャネル中の前記受信装置宛データのマッピング位置に関する情報を含む場合に前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在すると判断することを特徴とする、請求項3に記載の無線信号受信装置。
 前記デマップ部が、前記第1のOFDMシンボルを前記復号部に出力し、前記復号部において前記第1のOFDMシンボルが正常に復号化されれば前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在すると判断することを特徴とする、請求項4に記載の無線信号受信装置。
 前記復号部が前記受信装置に固有の識別情報によって前記第1のOFDMシンボルを復号化することを特徴とする、請求項5に記載の無線信号受信装置。
 前記デマップ部から出力された前記OFDMシンボルに対して、前記OFDMシンボルに含まれるパイロット信号を用いて補間処理によるチャネル推定を行い、前記チャネル推定後の出力信号を前記復号部に出力するチャネル推定部を有することを特徴とする、請求項4に記載の無線信号受信装置。
 OFDMシンボルのうち1つ以上が制御チャネルを構成しこの制御チャネルを除くOFDMシンボルがデータチャネルを構成する複数のOFDMシンボルからなるサブフレームを含む無線信号を受信する受信方法であって、
 受信された無線信号から前記サブフレームを抽出するサブフレーム抽出工程と、
 前記サブフレームの先頭にあり前記制御チャネルを構成する第1のOFDMシンボルに前記データチャネルに含まれる前記受信装置宛の信号についての情報が存在するか否かを判断する第1のOFDMシンボル判断工程と、
 前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在すれば前記複数のOFDMシンボルを復号化する復号化工程と、
 前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在しなければ前記サブフレームの受信の処理を打ち切る処理打ち切り工程と
を有することを特徴とする無線信号受信方法。
 前記第1のOFDMシンボル判断工程が、前記第1のOFDMシンボルに前記データチャネル中の前記受信装置宛データのマッピング位置に関する情報を含む場合に前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在すると判断することを特徴とする、請求項8に記載の無線信号受信方法。
 前記第1のOFDMシンボル判断工程が、
  前記第1のOFDMシンボルを復号化する第1のOFDMシンボル復号化工程と、
  前記第1のOFDMシンボルが正常に復号化されれば前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在すると判断する復号化判断工程と
を含むことを特徴とする、請求項9に記載の無線信号受信方法。
 OFDMシンボルのうち1つ以上が制御チャネルを構成しこの制御チャネルを除くOFDMシンボルがデータチャネルを構成する複数のOFDMシンボルからなるサブフレームを含む無線信号を受信する受信装置が備えるコンピュータに、
 受信された無線信号から前記サブフレームを抽出する処理と、
 前記サブフレームの先頭にあり前記制御チャネルを構成する第1のOFDMシンボルに前記データチャネルに含まれる前記受信装置宛の信号についての情報が存在するか否かを判断する処理と、
 前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在すれば前記複数のOFDMシンボルを復号化する処理と、
 前記第1のOFDMシンボルに前記受信装置宛の信号についての情報が存在しなければ前記サブフレームの受信の処理を打ち切る処理と
を実行させることを特徴とする無線信号受信プログラム。
Description:
無線信号送信装置、無線信号送 方法、無線信号受信装置、無線信号受信方 および無線信号受信プログラム

 本発明は直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal  Frequency Division Multiplex)シンボルの配置に関 し、特にOFDMシンボルの制御チャネルの配置 関する。

 現在の日本の携帯電話は、いわゆる第三 代(3G)と呼ばれる通信方式が主流となってい るが、より高速な通信が可能である第四世代 (4G)に向けての規格の策定が本格化している W-CDMA(登録商標)関連規格の標準化を手がける 国際団体3GPP(Third Generation Partnership Project)は 、3G LTE(Long Term Evolution、以後単にLTEという) という規格の標準化を推進している。

 LTEは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple x)とMIMO(Multiple Input Multiple Output)とをベース した技術であり、100Mbps以上の通信速度を実 現することが期待されている。

 なお、OFDMに関連する通信技術として、た とえば以下のような技術が開示されている。 特許文献1には、信号の一部のみを抽出して 力し、入力された信号が単独で処理可能か かによって処理を続行するか中止するかを 定する受信装置が開示されている。特許文 2には、他のフレームにパイロットシンボル 割り当てることを可能とし、フレームに割 当てるパイロットシンボルの数を抑制する 信装置が開示されている。

 特許文献3には、データを伝送する前に、 ヘッダ内の予備ビットを利用して副搬送波の 配置とパイロットの位置をマッピングすると いう周波数ホッピング方法が開示されている 。特許文献4には、OFDMシンボル期間内のガー インターバル期間において他の受信局を探 する受信装置が開示されている。特許文献5 には、使用者の移動速度などに応じてパイロ ットシンボルの配置を変更する信号構成方法 が開示されている。

特開2004-242190号公報

特開2007-134804号公報

特開2007-174679号公報

特許3798654号公報

特表2006-510315号公報

 LTEでは、1サブフレームが14OFDMシンボルで 構成される。そのうち先頭の最大3OFDMシンボ に制御チャネルがマッピングされる。制御 ャネルにはデータチャネルの割り当て位置 復号化するための情報が格納されており、 御チャネル復号後に初めてデータチャネル 復調、復号が開始できる。

 しかしながら、この方式によれば、制御 ャネルを復号化するまで復調対象となるデ タチャネルが不明なため、制御チャネルの コードに時間がかかるとデータチャネルの ッファリングが必要となる。LTEでは最大20MH z帯域幅のデータチャネル受信が必要となる め、大きなデータ量をバッファリングして く必要が生じ、その結果として処理の遅延 生じ、また無駄な電力を消費することとな 。

 ちなみに、特許文献1では、信号の一部の みを抽出して入力し、入力された信号が単独 で処理可能か否かによって処理を続行するか 中止するかを判定している。しかしながら、 信号の一部とはいっても、「単独で処理可能 」な単位には制御チャネルとデータチャネル との両方を含む必要があるので、同文献は大 きなバッファリング容量を必要とするという 問題を解決するものではない。特許文献2~5も 同様に、上述の問題を解決する構成は備えて いない。

 本発明の目的は、受信に係る処理の遅延 低減させ、バッファリング容量および消費 力を低減させることが可能な無線信号送信 置、無線信号送信方法、無線信号受信装置 無線信号受信方法および無線信号受信プロ ラムを提供することにある。

 前記目的を達成するため、本発明に係る無 信号送信装置は、直交周波数分割多重の変 方式を用いて情報を送信する無線信号送信 置であって、
 制御チャネルとデータチャネルとから構成 れるフレームのうち、前記制御チャネルの 1OFDMシンボルに、前記データチャネルに含 れる自局宛データチャネルのマッピング位 に関する情報を含む制御情報ブロックをマ ピングするマップ部を有することを特徴と る。

 本発明に係る無線信号送信方法は、直交周 数分割多重の変調方式を用いて情報を送信 る無線信号送信方法であって、
 制御チャネルとデータチャネルとから構成 れるフレームのうち、前記制御チャネルの 1OFDMシンボルに、前記データチャネルに含 れる自局宛データチャネルのマッピング位 に関する情報を含む制御情報ブロックをマ ピングすることを特徴とする。

 上記目的を達成するため、本発明に係る 線信号受信装置は、OFDMシンボルのうち1つ 上が制御チャネルを構成しこの制御チャネ を除くOFDMシンボルがデータチャネルを構成 る複数のOFDMシンボルからなるサブフレーム を含む無線信号を受信する受信装置であって 、受信された無線信号からサブフレームを抽 出し、サブフレームの先頭にあり制御チャネ ルを構成する第1のOFDMシンボルにデータチャ ルに含まれる受信装置宛の信号についての 報が存在するか否かを判断し、第1のOFDMシ ボルに受信装置宛の信号についての情報が 在すれば複数のOFDMシンボルを出力するデマ プ部と、デマップ部から出力された複数のO FDMシンボルを復号化する復号部とを有し、第 1のOFDMシンボルに受信装置宛の信号について 情報が存在しなければデマップ部がサブフ ームの受信の処理を打ち切る機能を備える とを特徴とする。

 上記目的を達成するため、本発明に係る 線信号受信方法は、OFDMシンボルのうち1つ 上が制御チャネルを構成しこの制御チャネ を除くOFDMシンボルがデータチャネルを構成 る複数のOFDMシンボルからなるサブフレーム を含む無線信号を受信する受信方法であって 、受信された無線信号からサブフレームを抽 出するサブフレーム抽出工程と、サブフレー ムの先頭にあり制御チャネルを構成する第1 OFDMシンボルにデータチャネルに含まれる受 装置宛の信号についての情報が存在するか かを判断する第1のOFDMシンボル判断工程と 第1のOFDMシンボルに受信装置宛の信号につい ての情報が存在すれば複数のOFDMシンボルを 号化する復号化工程と、第1のOFDMシンボルに 受信装置宛の信号についての情報が存在しな ければサブフレームの受信の処理を打ち切る 処理打ち切り工程とを有することを特徴とす る。

 上記目的を達成するため、本発明に係る 線信号受信プログラムは、OFDMシンボルのう ち1つ以上が制御チャネルを構成しこの制御 ャネルを除くOFDMシンボルがデータチャネル 構成する複数のOFDMシンボルからなるサブフ レームを含む無線信号を受信する受信装置が 備えるコンピュータに、受信された無線信号 からサブフレームを抽出する処理と、サブフ レームの先頭にあり制御チャネルを構成する 第1のOFDMシンボルにデータチャネルに含まれ 受信装置宛の信号についての情報が存在す か否かを判断する処理と、第1のOFDMシンボ に受信装置宛の信号についての情報が存在 れば複数のOFDMシンボルを復号化する処理と 第1のOFDMシンボルに受信装置宛の信号につ ての情報が存在しなければサブフレームの 信の処理を打ち切る処理とを実行させるこ を特徴とする。

 本発明は、上記したように第1OFDMシンボ に受信装置宛の信号が存在しなければサブ レームの受信の処理を打ち切るように構成 たので、無駄なOFDMシンボル受信やバッファ ング処理を途中で打ち切ることができる。 れによって、受信に係る処理の遅延を低減 せ、バッファリング容量および消費電力を 減させることができる。

 図1は、本発明の実施の形態に係る送信機 100の構成を示すブロック図である。送信機100 は、直交周波数分割多重の変調方式を用いて 情報を送信する無線信号送信装置であって、 基本的構成として、制御チャネルとデータチ ャネルとから構成されるフレームのうち、前 記制御チャネルの第1OFDMシンボルに、前記デ タチャネルに含まれる自局宛データチャネ のマッピング位置に関する情報を含む制御 報ブロックをマッピングするマップ器107を することを特徴とする。

 また、送信機100は、符号器101および104、 調器102および105、シリアル/パラレル変換器 (S/P変換器)103および106、逆高速フーリエ変換 (IFFT変換器)108、デジタル/アナログ変換器(D/ A変換器)109、RF変調器110、および送信アンテ 111を備える。

 符号器101は、入力信号に対してターボ符 化や畳み込み符号化の処理を行い、変調器1 02に出力する。変調器102は、符号器101から入 された信号に対してQPSK、16QAM、64QAMなどの 知の方式による変調を行い、S/P変換器103に 力する。S/P変換器103は、変調器102から入力 れた変調後の信号データの並列化を行い、 ップ器107に出力する。

 符号器104、変調器105、S/P変換器106は、機 および接続関係はそれぞれ符号器101、変調 102、S/P変換器103と同様であるので、説明を 略する。一つの端末宛のデータは、符号器1 01で符号化、変調器102で変調され、S/P変換器1 03でシリアルパラレル変換される。同時に他 端末宛のデータは符号器104で符号化され、 調器105で変調され、S/P変換器106でシリアル ラレル変換される。

 このように送信機100は、複数の端末宛の 号を一つの1サブフレームの中に含みうる。 図1においては入力信号からS/P変換器に至る での系統が2系統記載されているが、これは 面の都合により2つの端末宛のデータを表示 したに過ぎない。もちろん実際には、2つの 末宛には限定されず、1つもしくは3つ以上の 端末宛の信号を含むことができる。

 マップ器107は、S/P変換器103および106から 力されたシリアル/パラレル変換後の信号デ ータを、割り当て領域に応じて配置する処理 を行い、IFFT変換器108に出力する。IFFT変換器1 08は、マップ器107から出力されたマッピング のデータに対して逆高速フーリエ変換を行 、D/A変換器109に出力する。

 D/A変換器109は、IFFT変換器108から出力され た逆高速フーリエ変換後の信号データをD/A変 換し、ベースバンド信号としてRF変調器110に 力する。RF変調器110は、D/A変換器109から出 されたベースバンド信号によって送信周波 を変調させ、最終的に送信される無線信号 して送信アンテナ111に出力する。

 それぞれのS/Pのデータは、基地局のスケ ューラ(図示せず)によってどの位置にマッ ングされるか決定され、マップ器107で該当 場所へマッピングされる。マッピング後の ータはIFFT変換器108でIFFT変換が行われ、D/A変 換器109およびRF変調器110によって搬送波に乗 られ、送信アンテナ111で送信される。

 図2は、本発明の実施の形態に係る受信機 200の構成を示すブロック図である。受信機200 は、受信アンテナ201、検波器202、アナログ/ ジタル変換器(A/D変換器)203、高速フーリエ変 換器(FFT変換器)204、デマップ器205、チャネル 定器206、復調器207、および復号器208を備え 。

 検波器202は、受信アンテナ201で受信され 無線信号を検波して抽出したベースバンド 号を、A/D変換器203に出力する。A/D変換器203 、検波器202から出力されたベースバンド信 をA/D変換し、FFT変換器204に出力する。FFT変 器204は、A/D変換器203から出力されたA/D変換 の信号に対して高速フーリエ変換を行い、 マップ器205に出力する。

 デマップ器205は、FFT変換器204から出力さ たフーリエ変換後の信号に対して、受信信 中の制御情報で通知された割り当て情報か 自端末宛のデータがマッピングされている 域を特定し、OFDMシンボルを取り出す処理を 行い、チャネル推定器206に出力する。その際 、デマップ器205で取り出されるOFDMシンボル 、後述する通り、制御チャネルとデータチ ネルとからなる。デマップ器205はまず、制 チャネルのデータをチャネル推定器206に出 する。

 チャネル推定器206は、デマップ器205から 力された制御チャネルのデータについて、 信信号中のパイロット信号を用いてチャネ 推定を行い、復調器207に出力する。なお、 ャネル推定器206で行われるチャネル推定の 理については後述する。

 復調器207は、受信信号中の制御情報で通 された変調方式情報をもとに、チャネル推 器206の出力データの復調を行い、復号器208 出力する。復号器208は、やはり受信信号中 制御情報で通知されたトランスポートブロ クサイズ情報をもとに、復調器207の出力デ タの復号処理を行う。

 復号器208によって復号された制御チャネ のデータは、デマップ器205に戻される。デ ップ器205は、復号された制御チャネルのデ タをもとに、今度は自端末宛のデータチャ ルのデマップを行い、取り出されたデータ ャネルのデータをチャネル推定器206に出力 る。以後はチャネル推定器206、復調器207、 号器208によって、データチャネルのデータ 対して制御チャネルと同様の処理がなされ 出力される。

 図3は、図1に示した送信機100から送信さ 、図2に示した受信機200で受信される下りフ ーム11の構成の一例を示す概念図である。 りフレーム11は、1サブフレームが14のOFDMシ ボル12a~nで構成されている。先頭の3つのOFDM ンボル12a~cが制御チャネルを構成し、残る11 のOFDMシンボル12d~nがデータチャネルを構成す る。パイロット信号13は、1番目、5番目、8番 、12番目のOFDMシンボル12a、12e、12h、12lに周 数軸方向に一定間隔毎に挿入されている。 後、1番目のOFDMシンボル12aを第1OFDMシンボル 12a、2番目のOFDMシンボル12aを第2OFDMシンボル12 b…などのようにいう。

 図4は、図2に示したチャネル推定器206で われる、図3のOFDMシンボル12a~nに対するチャ ル推定における補間処理の一例を示す概念 である。まずチャネル推定器206は、第1OFDM ンボル12aを受信した時点で、第1OFDMシンボル 12aに含まれる各パイロット信号13からチャネ 推定値を計算し、周波数軸方向線形補間21 行う。続いてチャネル推定器206は、次のパ ロット信号13が挿入されている5番目のOFDMシ ボル12eを受信した際、第1OFDMシンボル12aの 合と同じようにパイロット信号毎にチャネ 推定値を算出し、周波数軸方向線形補間22を 行う。

 そしてチャネル推定器206は、第1OFDMシン ル12aで求めた各チャネル推定値と第5OFDMシン ボル12eから求めたチャネル推定値を使用して 時間軸方向線形補間23を行い、パイロット信 が挿入されていない第2~4OFDMシンボル12b~dに するチャネル推定値を算出する。なお、補 処理の具体的な手法については、既に公知 ものであるので、詳しく言及しない。

 図5は、図3に開示した制御チャネルを構 する第1~3OFDMシンボル12a~cに対する各情報要 のマッピング位置を示す概念図である。第1O FDMシンボル12aには、制御情報ブロック31がマ ピングされている。制御情報ブロック31は データチャネルを構成する第4以降のOFDMシン ボル12d~nに含まれる自端末宛データチャネル3 4のマッピング位置に関する情報を含む。制 情報ブロック31は、単体で復号が可能である 。また、固有の端末IDでスクランブリングさ ており、該当する端末IDを持つ端末だけが 常に復号可能である。

 第2OFDMシンボル12bには、制御情報ブロッ 32がマッピングされている。制御情報ブロッ ク32は、前述の制御情報ブロック31に格納さ なかったDL(ダウンリンク)のデータチャネル 号に必要な制御情報(変調方式、トランスポ ートブロックサイズ、HARQプロセス番号)が格 されている。第3OFDMシンボル12cには、制御 報ブロック33がマッピングされている。UL(ア ップリンク)送信のための制御情報(送信デー チャネル領域割り当て情報、変調方式、ト ンスポートブロックサイズ)が含まれている 。

 送信機100は、制御チャネルを使用して受 機200にデータの存在を通知しようとすると 、第1OFDMシンボル12aにマッピングされる制 情報ブロック31を、少なくとも自端末宛デー タチャネル34のマッピング位置に関する情報 含むように配置する。他のデータチャネル 復調、復号するために必要な変調方式やト ンスポートブロックサイズ等の情報は、第2 ~3OFDMシンボル12b~cに含まれるように配置され 。

 図6は、図2で示した受信機200でOFDMシンボ 12a~nを受信する際に行われる処理を示すフ ーチャートである。処理を開始すると、ま 制御情報ブロック31を含む第1OFDMシンボル12a 受信(ステップS501)した受信機200は、パイロ ト信号13からチャネル推定器206によって図4 示した周波数軸方向線形補間21を行い、各 ブキャリアの信号に対してチャネル推定値 得る(ステップS502)。

 受信機200は、得られたチャネル推定値を に、復調器207および復号器208によって、制 情報ブロック31の復調および復号化を行う( テップS503)。ここで、データチャネル割り て情報は該当する端末だけが正常に復号で るようにUE IDでスクランブリングされてい 。そのため、制御情報ブロック31が正しく復 調および復号化に成功したか否かを判断する (ステップS504)。

 復号化に失敗した場合(ステップS504:NO)は 受信機200に対するデータチャネルの割り当 が無いと判断できるので、そこで受信処理 中断し(ステップS505)、ステップS501に戻って 次の制御情報受信タイミングを待つ。

 復号化に成功した場合(ステップS504:YES)、 自端末宛のデータチャネル割り当てがあると 判断できるので、第2~3OFDMシンボル12b~cの制御 情報受信、及び第4OFDMシンボル12d以降のデー チャネル受信を継続する。

 パイロット信号13がマッピングされてい 第5OFDMシンボル12eまで受信した段階(ステッ S506)で、第5OFDMシンボル12eのパイロット信号1 3から、チャネル推定器206によって図4に示し 周波数軸方向線形補間22および時間軸方向 形補間23を行い、第2~5OFDMシンボル12b~eに対し てチャネル推定値を得る(ステップS507)。

 端末は計算したチャネル推定値を基に、 調器207および復号器208によって、制御情報 ロック32および33のチャネル等化、復調、復 号を行い、データチャネルを復調、復号する のに必要な残りの情報を得る(ステップS508)。 そして、データチャネルを構成するOFDMシン ル12d~nの中で、制御情報ブロック31を復号し 得られたマッピング位置にマッピングされ いるデータチャネルの復調、復号を行う(ス テップS509)。以後はステップS501に戻って、以 上に示した処理を繰り返す。

 なお、図6のフローチャートで説明した各 々のステップは、受信機200が備えるコンピュ ータ装置で動作するプログラムとして実行さ せるように構成することができる。

 前述の特許文献1を初めとする従来技術で は、制御チャネルとデータチャネルとの両方 をバッファリングし、制御チャネルをデコー ドしてからデータチャネルを復調する必要が あるので、処理の遅延が生じ、また大きなバ ッファリング容量と消費電力を必要とすると いう問題があった。

 それに対して本実施の形態は、サブフレ ムの先頭である第1OFDMシンボル12aにデータ ャネル割り当て情報をマッピングしている で、まず第1OFDMシンボル12aのみをまず復号化 し、その結果に基づいて受信機200に対するデ ータチャネルの割り当てがあるか否かを判断 し、なければ第2OFDMシンボル12b以後の受信を ち切る。そのため、無駄なOFDMシンボル受信 やバッファリング処理を途中で打ち切ること ができる。これにより、処理の遅延を低減さ せ、バッファリング容量および消費電力を低 減させることが可能である。

 なお、本実施の形態はLTEの構成に基づい 「1サブフレーム=14OFDMシンボル、うち先頭 最大3OFDMシンボルに制御チャネルがマッピン グされる」というデータ形式に対して述べた が、本発明が適用可能なサブフレームのデー タ形式はこれに限定されない。上記したよう に第1OFDMシンボルにデータチャネルの割り当 についての情報をマッピングしていれば、 御チャネルがマッピングされるOFDMシンボル はたとえば1~2シンボルであってもよいし、4 ンボル以上であってもよい。もちろん本発 は、LTE以外にも、OFDMを適用する通信方式に して適用することができる。

 また、本実施の形態では制御情報ブロッ 31にデータチャネルのマッピング位置に関 る情報を含むこととしているが、制御情報 ロック31にデータチャネルの割り当てがある かどうかの情報のみを含めるようにすること もできる。

以上、実施形態(及び実施例)を参照して本 発明を説明したが、本願発明は上記実施形 (及び実施例)に限定されるものではない。 願発明の構成や詳細には、本願発明のスコ プ内で当業者が理解し得る様々な変更をす ことができる。

 この出願は2007年11月27日に出願された日 出願特願2007-306118を基礎とする優先権を主張 し、その開示の全てをここに取り込む。

 OFDMを適用する通信装置において適用可能 である。

本発明の実施の形態に係る送信機の構 を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る受信機の構 を示すブロック図である。 図1に示した送信機から送信され、図2 示した受信機で受信される下りフレームの 成の一例を示す概念図である。 図2に示したチャネル推定器で行われる 、図3のOFDMシンボルに対するチャネル推定に ける補間処理の一例を示す概念図である。 図5は、図3に示した制御チャネルを構 する第1~3OFDMシンボルに対する各情報要素の ッピング位置を示す概念図である。 図2で示した受信機でOFDMシンボルを受 する際に行われる処理を示すフローチャー である。

符号の説明

 11 下りフレーム
 12、12a~n OFDMシンボル
 13 パイロット信号
 21、22 周波数軸方向線形補間
 23 時間軸方向線形補間
 31、32、33 制御情報ブロック
 34 自端末宛データチャネル
 100 送信機
 107 マップ器
 200 受信機
 201 受信アンテナ
 202 検波器
 203 アナログ/デジタル変換器(A/D変換器)
 204 高速フーリエ変換器(FFT変換器)
 205 デマップ器
 206 チャネル推定器
 207 復調器
 208 復号器