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Title:
RADIO TAG COMMUNICATION DEVICE, RADIO TAG COMMUNICATION PROCESSING DEVICE, RADIO TAG, AND RADIO TAG COMMUNICATION SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026590
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To reduce time and effort of an operator and improve user-friendliness. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A radio tag communication device includes: an antenna (306) of a tag label creation device (300) for transmitting and receiving information by radio communication to/from a radio tag circuit element (To) having an IC circuit unit (150) for storing information; a control circuit (302) of the tag label creation device (300) which generates file addition information associated with an electronic file to be processed and generates tag access information to the IC circuit (150); and a high-frequency circuit (301) which transmits at least the file addition information and the tag access information via the antenna (306) to the radio tag circuit element (To) and writes information to the IC circuit unit (150).

Inventors:
OHASHI TSUYOSHI (JP)
SATO HIROKAZU (JP)
YASUI KUNIHIRO (JP)
MATSUBARA ATSUSHI (JP)
ICHIKAWA YASUHISA (JP)
KUDO YASUHIRO (JP)
YAMADA SHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/066668
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
August 28, 2007
Export Citation:
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Assignee:
BROTHER IND LTD (JP)
OHASHI TSUYOSHI (JP)
SATO HIROKAZU (JP)
YASUI KUNIHIRO (JP)
MATSUBARA ATSUSHI (JP)
ICHIKAWA YASUHISA (JP)
KUDO YASUHIRO (JP)
YAMADA SHIRO (JP)
International Classes:
G06F3/12; B41J29/38; G06K17/00
Domestic Patent References:
WO2005101306A12005-10-27
WO2005104021A12005-11-03
Foreign References:
JP2005215870A2005-08-11
JP2005339296A2005-12-08
JP2003157327A2003-05-30
JP2005346525A2005-12-15
JP2005191638A2005-07-14
JP2003173346A2003-06-20
Attorney, Agent or Firm:
MASUDA, Hirofumi (1-7-13 Higashiuen, Taito-ku Tokyo 15, JP)
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Claims:
 情報を記憶するIC回路部(150)と情報を送受信するタグアンテナ(151)とを備えた無線タグ回路素子(To)に対し、無線通信を行うための装置側アンテナ(306,210;306,210)と、
 前記装置側アンテナ(306,210;306,210)を介し、前記無線タグ回路素子(To)に対し、処理対象データに付随する操作者用処理補助情報の送受信を行う送受信制御手段(S120,S210,S220;S3420,S3530A)と
を有することを特徴とする無線タグ通信装置(300,200;300,200)。
 請求項1記載の無線タグ通信装置において、
 前記操作者用処理補助情報として、前記処理対象データである電子ファイルに関するファイル付加情報を生成するファイル付加情報生成手段(S110)と、
 前記IC回路部(150)へのタグアクセス情報を生成するタグアクセス情報生成手段(S110)とを有し、
 前記送受信制御手段は、
 前記装置側アンテナとしての作成側アンテナ(306)を介し、少なくとも、前記ファイル付加情報及び前記タグアクセス情報を前記無線タグ回路素子(To)へ送信し、前記IC回路部(150)への情報書き込みを行う作成側情報アクセス手段(S120)である
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項2記載の無線タグ通信装置において、
 前記ファイル付加情報生成手段(S110)は、
 前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルの属性に係わる属性情報を生成する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項2記載の無線タグ通信装置において、
 前記ファイル付加情報生成手段(S110)は、
 前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルに対する前記処理動作の態様に係わる処理態様情報を生成する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項2記載の無線タグ通信装置において、
 前記ファイル付加情報生成手段(S110)は、
 前記ファイル付加情報として、前記電子ファイルの前記処理動作後の結果物の態様に係わる結果物態様情報を生成する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項3乃至請求項5のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイルアクセス情報を生成するファイルアクセス情報生成手段(S110)を有し、
 前記作成側情報アクセス手段(S120)は、
 前記ファイルアクセス情報、前記ファイル付加情報、及び前記タグアクセス情報を前記作成側アンテナ(306)を介して前記無線タグ回路素子(To)へ送信し、前記IC回路部(150)への情報書き込みを行う
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項6記載の無線タグ通信装置において、
 前記電子ファイルの格納先を操作指定するための格納操作信号を入力する格納操作信号入力手段(S40)を有し、
 前記ファイルアクセス情報生成手段(S110)は、
 前記格納操作信号入力手段(S40)で入力された前記格納操作信号で指定された前記電子ファイルの格納先に対応した前記ファイルアクセス情報を生成する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項7記載の無線タグ通信装置において、
 前記格納操作信号入力手段(S40)は、
 前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ通信装置(300)に接続可能な操作端末(100)を指定した前記格納操作信号を入力し、
 前記ファイルアクセス情報生成手段(S110)は、
 前記格納操作信号に応じ、前記操作端末(100)に関連づけられる前記ファイルアクセス情報を生成する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項7記載の無線タグ通信装置において、
 前記格納操作信号入力手段(S40)は、
 前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ通信装置(100)に着脱可能な外部記憶媒体(4)を指定した前記格納操作信号を入力し、
 前記ファイルアクセス情報生成手段(S110)は、
 前記格納操作信号に応じ、前記外部記憶媒体(4)に関連づけられる前記ファイルアクセス情報を生成する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項7記載の無線タグ通信装置において、
 前記格納操作信号入力手段(S40)は、
 前記電子ファイルの格納先として、当該無線タグ通信装置(100)が接続可能なサーバ(6;7)を指定した前記格納操作信号を入力し、
 前記ファイルアクセス情報生成手段(S110)は、
 前記格納操作信号に応じ、前記サーバ(6;7)に関連づけられる前記ファイルアクセス情報を生成する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項10記載の無線タグ通信装置において、
 前記ファイルアクセス情報生成手段(S110)は、
 前記ファイルアクセス情報とともに、前記サーバ(6;7)へアクセスするための認証情報を生成し、
 前記作成側情報アクセス手段(S120)は、
 前記ファイルアクセス情報、前記ファイル付加情報、前記タグアクセス情報、及び前記認証情報を前記作成側アンテナ(306)を介して前記無線タグ回路素子(To)へ送信し、前記IC回路部(150)への情報書き込みを行う
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項3乃至請求項11のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記電子ファイルの内容に対応した所定の印字情報を、前記無線タグ回路素子(To)を備えるタグ媒体(303)又はこれに貼り合わせる被印字媒体に印刷する第1印字手段(305)を有することを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項12記載の無線タグ通信装置において、
 前記第1印字手段(305)は、
 前記所定の印字情報として、前記電子ファイルの識別情報か、若しくは、前記電子ファイルの内容の少なくとも一部を印刷する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項13記載の無線タグ通信装置において、
 前記第1印字手段(305)は、
 前記所定の印字情報として、前記電子ファイルの内容のうちの代表部分を印刷することを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項12乃至請求項14のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記印字情報の内容を特定するための印字操作信号を入力する印字操作信号入力手段(S60)と、
 前記第1印字手段(305)は、
 前記印字操作信号入力手段(S60)で入力した前記印字操作信号に応じて、前記所定の印字情報を前記タグ媒体(303)又は前記被印字媒体に印刷する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項3乃至請求項15のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記ファイル付加情報としての前記属性情報、前記処理態様情報、前記結果物態様情報、若しくは、前記ファイルアクセス情報に関する種々の設定を行う設定画面を表示するための表示信号を出力する設定表示信号出力手段(S3)を有することを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項3乃至請求項16のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記作成側アンテナ、前記ファイル付加情報生成手段、前記タグアクセス情報生成手段、及び前記作成側情報アクセス手段による無線タグ(1)の作成の開始を指示するための開始指示信号を入力する指示信号入力手段(S80)を有する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項2乃至請求項17のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 電子ファイル化の対象となる対象物に対し光学的に検出を行う検出手段(8)と、
 この検出手段(8)の検出結果に応じて、対応する前記電子ファイルを作成するための電子ファイル作成手段(S7)と
を有することを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項18記載の無線タグ通信装置において、
 前記検出手段(8)が複数の前記対象物に対し前記光学的検出を行う場合、
 前記電子ファイル作成手段(S7)は、
 それら複数の対象物を一括して若しくは前記複数のうち所定個数ごとに、1つの前記電子ファイルとする若しくは互いに関連づけて1つの電子ファイル群を形成させる
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項1記載の無線タグ通信装置において、
 前記装置側アンテナは、
 前記操作者用処理補助情報として、前記処理対象データである電子ファイルに関するファイル付加情報を記憶保持しているIC回路部(150)を備えた無線タグ回路素子(To)との間で無線通信により情報の送受信を行う読み取り側アンテナ(210)であり、
 前記送受信制御手段は、
 前記IC回路部(150)へのアクセス情報を生成し、前記読み取り側アンテナ(210)を介して前記無線タグ回路素子(To)へ送信し、前記IC回路部(150)からの情報読み取りを行う読み取り側情報アクセス手段(S210,S220)であり、
 前記読み取り側情報アクセス手段(S210,S220)による前記アクセス情報に応じて前記無線タグ回路素子(To)よりそれぞれ返信された返信信号より、前記ファイル付加情報を取得する付加情報取得手段(S230)と、
 前記付加情報取得手段で取得した前記ファイル付加情報に基づく信号を、前記電子ファイルに対し当該ファイル付加情報に対応した前記処理動作を実行するための処理機器(100;100A)へ出力する処理信号出力手段(S270)とを設けた
ことを特徴とする無線タグ通信装置(200)。
 請求項1記載の無線タグ通信装置において、
 前記無線タグ回路素子(To)が配置されたタグ媒体(303)を搬送するための搬送手段(309)を有し、
 前記装置側アンテナは、
 前記搬送手段(309)で搬送される前記無線タグ回路素子(To)と無線通信を介し情報送受信を行うための作成側アンテナ(306)であり、
 前記送受信制御手段は、
 前記処理対象データであるファイルデータに対応した印刷を被印刷物に対し行う無線タグ通信処理装置(3400)から入力されたタグ作成指示信号に応じ、前記作成側アンテナ(306)を介し、前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)に、前記操作者用処理補助情報として前記ファイルデータの格納先情報又はこれに対応する情報の書き込みを行う書き込み制御手段(S3420)である
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項21記載の無線タグ通信装置において、
 前記書き込み制御手段(S3420)は、
 前記ファイルデータの前記格納先情報としての電子アドレスを、前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)に書き込むことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項21又は請求項22記載の無線タグ通信装置において、
 前記書き込み制御手段(S3420)は、
 前記ファイルデータの識別情報を前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)に書き込むことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項21乃至請求項23のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記書き込み制御手段(S3420)は、
 前記ファイルデータに対応する電子ファイルに関するファイル付加情報を前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)に書き込むことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項21乃至請求項24のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記書き込み制御手段(S3420)は、
 前記ファイルデータへのアクセス又はアクセス後の各種処理に関する権限情報を前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)に書き込むことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項21乃至請求項25のいずれか1項記載の無線タグ通信装置において、
 前記タグ媒体(303)又はこれに貼り合わせる被印字媒体に、前記ファイルデータに対応した印字を行う第2印字手段(305)を有する
ことを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項26記載の無線タグ通信装置において、
 前記第2印字手段(305)は、
 前記ファイルデータの識別情報を前記タグ媒体(303)又は前記被印字媒体に印字することを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項27記載の無線タグ通信装置において、
 前記第2印字手段(305)は、
 前記ファイルデータの格納先情報を前記タグ媒体又は前記被印字媒体に印字することを特徴とする無線タグ通信装置(300)。
 請求項1記載の無線タグ通信装置において、
 前記装置側アンテナは、
 前記処理対象データであるファイルデータに基づき印刷された印刷物に添付された無線タグラベル(T;T-1,T-2,T-3)に設けられた前記無線タグ回路素子(To)と無線通信を介し情報送受信を行うための読み取り側アンテナ(210)であり、
 前記送受信制御手段は、
 前記読み取り側アンテナ(210)を介し、前記IC回路部(150)に記憶された前記操作者用処理補助情報としての前記ファイルデータの格納先情報又はこれに対応する情報を取得する読み取り側情報取得手段(S3530A)であり、
 前記読み取り側情報取得手段(S3530A)で取得した情報を用いて前記ファイルデータの格納先へアクセスし、当該ファイルデータの内容が前記無線タグラベル(T;T-1,T-2,T-3)の作成後に更新されているかどうかを判定する更新判定手段(S3551)を設けた
ことを特徴とする無線タグ通信装置(200)。
 情報を記憶するIC回路部(150)と情報を送受信するタグアンテナ(151)とを備えた無線タグ回路素子(To)に対し無線通信を行うための装置側アンテナ(306,210;306)を有し、前記装置側アンテナ(306,210;306)を介して前記無線タグ回路素子(To)に対し処理対象データに付随する操作者用処理補助情報の送受信を行う無線タグ通信装置(300,200;300)の制御処理を行う無線タグ通信処理装置であって、
 前記無線タグ通信装置(300,200;300)に対し、前記操作者用処理補助情報の送受信を行わせるための指示信号を出力する送受信指示手段(S2040,S2210;S3230)を有する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100,2100A,2100B;3400)。
 請求項30記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記無線タグ通信装置として、前記装置側アンテナである作成側アンテナ(306)を備えた無線タグ作成装置(300)に対し、接続可能に構成されており、
 操作者が作業用の操作入力を行うための作業用操作手段(102)と、
 前記操作者に対し表示を行う第1表示手段(101)とを設け、
 前記送受信指示手段は、
 前記操作者用処理補助情報である前記操作者による現在の個人作業情報又はこれに対応する情報を前記作成側アンテナ(306)を介し前記無線タグ回路素子(To)へ送信し前記IC回路部(150)へ書き込むための書き込み制御信号を、前記指示信号として前記無線タグ作成装置(300)へ出力する書き込み制御信号出力手段(S2040)である
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100;2100A)。
 請求項31記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記操作者による現在の個人作業情報のうち、前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)へ書き込むべき情報と書き込まない情報とを判別する判別手段(S2015)を有し、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、前記判別手段(S2015)で書き込むべき情報と判別された個人作業情報又はこれに対応する情報を、前記IC回路部(150)へ書き込むための前記書き込み制御信号を出力するための信号を出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100)。
 請求項32記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、
 前記個人作業情報としての、現在より所定時間範囲内に前記第1表示手段(101)に表示されていた又は前記作業用操作手段(102)の操作入力で編集されていたアプリケーションファイルの作業情報又はこれに対応する情報を、前記IC回路部(150)へ書き込むための前記書き込み制御信号を出力するための信号を出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100)。
 請求項33記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、
 現在より所定時間範囲内に前記第1表示手段(101)に表示されていた複数のアプリケーションファイルの作業情報又はこれに対応する情報を、前記IC回路部(150)へ書き込むための前記書き込み制御信号を出力するための信号を出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100)。
 請求項32記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、
 前記個人作業情報としての、現在より所定時間範囲内に前記第1表示手段(101)に表示されていた少なくとも1つのショートカット情報又はこれに対応する情報を、前記IC回路部(150)へ書き込むための前記書き込み制御信号を出力するための信号を出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100A)。
 請求項35記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、
 現在より所定時間範囲内に前記第1表示手段(101)に表示されていたすべてのショートカット情報又はこれに対応する情報を、前記IC回路部(150)へ書き込むための前記書き込み制御信号を出力するための信号を出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100A)。
 請求項31乃至請求項36のいずれか1項記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、
 所定のタイミングで自動的に前記書き込み制御信号を出力することを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100;2100A)。
 請求項37記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、
 前記所定のタイミングとして、前記作業用操作手段(102)の非操作連続時間に対応した前記第1表示手段(101)の表示切り替えに基づき、前記書き込み制御信号を出力することを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100;2100A)。
 請求項31乃至請求項36のいずれか1項記載の無線タグ通信処理装置において、
 操作者が前記個人作業情報の書き込みを指示入力するための書き込み指示用操作手段(102)を有し、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)は、
 前記書き込み指示用操作手段(102)における前記指示入力に応じて前記書き込み制御信号を出力することを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100;2100A)。
 請求項37乃至請求項39のいずれか1項記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記第1表示手段(101)は、
 前記書き込み制御信号出力手段(S2040)が前記書き込み制御信号を出力する前に、前記書き込み制御信号を出力するかどうかの選択を前記操作者に促す選択表示を行うことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100;2100A)。
 請求項30記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記無線タグ通信装置として、前記装置側アンテナである読み取り側アンテナ(210)を備えた無線タグ情報読み取り装置(200)に対し、接続可能に構成されており、
 前記送受信指示手段は、
 前記操作者用処理補助情報である前記操作者による個人作業情報又はこれに対応する情報を前記読み取り側アンテナ(210)を介して前記無線タグ回路素子(To)から読み取るための読み取り制御信号を、前記指示信号として前記無線タグ情報読み取り装置(200)へ出力する読み取り制御信号出力手段(S2210)であり、
 前記読み取り制御信号に応じた前記無線タグ情報読み取り装置(200)による読み取り結果に基づき、前記個人作業情報に対応した表示を行う第2表示手段(101)を設けた
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100;2100B)。
 請求項41記載の無線タグ通信処理装置であって、
 前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)は、対応する前記個人作業情報の種別に係わる識別子を記憶しており、
 前記第2表示手段(101)は、
 前記無線タグ情報読み取り装置(200)による前記読み取り結果に含まれる前記識別子に応じた表示を行う
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(2100;2100B)。
 請求項30記載の無線タグ通信処理装置において、
 処理対象データであるファイルデータの印刷を行うための印刷指示信号に基づき、被印刷物に印刷を行う印刷手段(3401)を有し、
 前記送受信指示手段は、
 前記印刷手段(3401)での印刷に対応して、前記ファイルデータを取得可能とするための前記操作者用処理補助情報を書き込んだ無線タグラベル(T;T-1,T-2,T-3)を作成するように、前記指示信号としてのタグ作成指示信号を前記無線タグ通信装置であるタグラベル作成装置(300)へ出力する作成指示出力手段(S3230)である
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(3400)。
 請求項43記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記作成指示出力手段(S3230)は、
 前記操作者用処理補助情報としての前記ファイルデータの格納先情報を取得可能な無線タグラベル(T;T-1,T-2,T-3)を作成するように、タグ作成指示信号をタグラベル作成装置(300)へ出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(3400)。
 請求項44記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記ファイルデータの前記格納先情報を取得する印刷側情報取得手段(S3225)を有し、
 前記作成指示出力手段(S3230)は、
 前記印刷側情報取得手段(S3225)で取得した前記格納先情報を含む前記タグ作成指示信号を、前記タグラベル作成装置(300)へ出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(3400)。
 請求項44又は請求項45記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記作成指示出力手段は、
 前記被印刷物に印刷した場合に複数枚の印刷物(3001″;3001′)となる前記ファイルデータの前記格納先情報を含む1つの前記無線タグラベル(T;T-1,T-2,T-3)を作成するように、前記タグ作成指示信号を前記タグラベル作成装置(300)へ出力する
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(3400)。
 請求項44乃至請求項46のいずれか1項記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記印刷手段(3401)は、情報を記憶するIC回路部(150)と情報の送受信を行うアンテナ(151)とを備えた無線タグ回路素子(To)を配置したアンテナ基材の配置位置を表す識別子(L)を、前記被印刷物に印刷することを特徴とする無線タグ通信処理装置(3400)。
 請求項44乃至請求項47のいずれか1項記載の無線タグ通信処理装置において、
 前記作成指示出力手段(S3230)は、
 動作モードとして、前記ファイルデータの格納先情報を取得可能な無線タグラベル(T;T-1,T-2,T-3)を作成するための前記タグ作成指示信号を出力するタグ作成モードと、当該無線タグラベル(T;T-1,T-2,T-3)を作成しないタグ非作成モードとを備えている
ことを特徴とする無線タグ通信処理装置(3400)。
 情報を記憶可能なIC回路部(150)とこのIC回路部(150)に接続されるタグアンテナ(151)とを備えた無線タグ回路素子(To)を有し、
 前記IC回路部(150)は、
 処理対象データに付随する操作者用処理補助情報を記憶保持していることを特徴とする無線タグ(1;2001)。
 請求項49記載の無線タグにおいて、
 前記IC回路部(150)は、
 前記操作者用処理補助情報として、前記処理対象データである電子ファイルに関するファイル付加情報を記憶保持している
ことを特徴とする無線タグ(1)。
 請求項50記載の無線タグにおいて、
 前記IC回路部(150)は、
 前記電子ファイルの格納先へアクセスするためのファイルアクセス情報を記憶保持していることを特徴とする無線タグ(1)。
 請求項49記載の無線タグにおいて、
 前記IC回路部(150)は、
 前記操作者用処理補助情報として、操作者の無線タグ通信処理装置(2100)における現在の個人作業情報又はこれに対応する情報を記憶保持していることを特徴とする無線タグ(2001)。
 情報を記憶するIC回路部(150)と情報を送受信するタグアンテナ(151)とを備えた無線タグ回路素子(To)に対し無線通信を行うための装置側アンテナ(306)を有し、前記装置側アンテナ(306)を介して前記無線タグ回路素子(To)に対し処理対象データに付随する操作者用処理補助情報の送受信を行う無線タグ通信装置(300)と、
 前記無線タグ通信装置(300)に対し、前記操作者用処理補助情報の送受信を行わせるための指示信号を出力する送受信指示手段(S3230)を備えた無線タグ通信処理装置(3400)と
を有することを特徴とする無線タグ通信システム(3010A)。
 請求項53記載の無線タグ通信システムにおいて、
 前記無線タグ通信処理装置(3400)は、
 処理対象データであるファイルデータの印刷を行うための印刷指示信号に基づき、被印刷物に印刷を行う印刷手段(3401)をさらに有し、
 前記送受信指示手段は、
 前記印刷手段(3401)での印刷に対応して、前記ファイルデータを取得可能とするための前記操作者用処理補助情報を書き込んだ無線タグラベルを作成するように、前記指示信号としてのタグ作成指示信号を出力する作成指示出力手段(S3230)であり、
 前記無線タグ通信装置(300)は、
 前記無線タグ回路素子(To)が配置されたタグ媒体(301)を搬送するための搬送手段(309)をさらに有し、
 前記装置側アンテナは、
 前記搬送手段(309)で搬送される前記無線タグ回路素子(To)と無線通信を介し情報送受信を行うための作成側アンテナ(306)であり、
 前記無線タグ通信処理装置(3400)の前記作成指示出力から入力された前記タグ作成指示信号に応じ、前記作成側アンテナ(306)を介し、前記無線タグ回路素子(To)の前記IC回路部(150)に、前記操作者用処理補助情報として前記ファイルデータ又はこれに対応する情報の書き込みを行う書き込み制御手段(S3420)を設けた
ことを特徴とする無線タグ通信システム(3010A)。
Description:
無線タグ通信装置、無線タグ通 処理装置、無線タグ、及び無線タグ通信シ テム

 本発明は、非接触で情報の読み取り/書き 込みを行える無線タグに対し情報通信を行う ための無線タグ通信装置及び無線タグ通信処 理装置、及び無線タグ、並びに無線タグ通信 システムに関するものである。

 小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ イタ(書き込み装置)との間で非接触で情報 読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Id entification)システムが知られている。無線タ に備えられた無線タグ回路素子は、所定の 線タグ情報を記憶するIC回路部とこのIC回路 に接続されて情報の送受信を行うアンテナ を備えており、無線タグが汚れている場合 見えない位置に配置されている場合であっ も、リーダ/ライタ側よりIC回路部の無線タ 情報に対してアクセス(情報の読み取り/書 込み)が可能であり、商品管理や検査工程等 様々な分野において実用化されつつある。

 例えばリーダとして携帯情報端末を用い 従来技術として、特許文献1に記載のものが ある。この従来技術では、広告媒体に添付し た無線タグに記憶された無線タグ情報が、当 該広告のウェブサイトのURL情報を含んでおり 、無線通信機器としての携帯情報端末で当該 無線タグ回路素子より無線タグ情報の読み取 りを行うと、自動的に当該携帯情報端末にて 上記URLへのアクセスを行って当該ウェブサイ トの内容を表示させるようになっている。

 また上記RFIDシステムを例えば印刷物に適 用した従来技術として、特許文献2に記載の のがある。この従来技術では、印刷物(出版 等のページ)に添付した無線タグに当該印刷 物に関連するウェブサイトのURL情報が記憶さ れており、リーダで当該無線タグ回路素子よ り無線タグ情報の読み取りを行うと当該URL情 報を取得できる。これにより、印刷物の内容 に関連するウェブサイトのURL情報を確実且つ 容易に取得可能としている。

 また例えば個人の作業環境を再現するため 上記RFIDを用いた従来技術として、特許文献 3に記載のものがある。この従来技術では、 作者(ユーザ)が所有するカードに備えられた 無線タグにシートの高さ・背もたれの傾斜情 報や照明・エアコンの設定情報、文書媒体の 記載内容(又は表示媒体の表示内容)等を含む 業環境情報が記憶されており、無線タグ情 読み取り装置(カードリーダ)で当該無線タ より無線タグ情報の読み取りを行うと、自 的に設備を制御して上記操作者の作業環境 再現できるようになっている。

実用新案登録3085050号公報

特開2001-307042号公報

特開2004-206698号公報

 上述したように、無線タグを用いた無線 信によるデータ送受は既に知られており、 い分野で実用化されつつある。ここで、無 タグにアクセスして所定の処理対象データ 取得を行った後、例えばそのデータ(いわゆ る電子ファイル等)に読み取り専用等のファ ル属性を与えたり、そのデータの一部を非 示にしたり、あるいはデータを特定のフォ トや言語で表示したい等の、処理対象デー の処理に対する操作者(ユーザ)ごとのニーズ がある場合がある。このような場合、通常、 当該電子ファイルを無線タグから無線通信機 器側にインストール後、その無線通信機器に おいて当該インストールした電子ファイルを いちいち指定して対応する設定(ファイル属 の設定、表示・非表示の設定、フォントや 語の設定等)を行う必要がある。このため、 作者にとって面倒で煩わしい操作の手間が けられず、利便性の点で難があった。

 上記特許文献1記載の従来技術においては 、無線タグの添付物(広告)に関するURLにアク スし所定のデータを取得した後、携帯端末 に元々備えられている画像表示機能や音声 生機能といった単純な機能を用いて所定の 示や楽曲等を提供するものに過ぎず、上記 理対象データに対するファイル属性の設定 表示・非表示設定、フォント設定等のユー のニーズに対応したきめ細かな設定機能を えるものではない。

 上記特許文献2記載の従来技術は、無線タ グに印刷物に関連するウェブサイトのURL情報 を記憶させるものである。このため、例えば 会社内において新しい手続きの書式が記載さ れた印刷物が回覧される場合等、処理対象デ ータとして当該印刷物のデータそのものを取 得したい場合には対応することができなかっ た。このため、印刷物そのものをスキャンし てデータ化する等の必要が生じ、大きな手間 となっていた。

 上記特許文献3記載の従来技術では、文書 媒体における処理対象データ(電子ページ)の 載内容を再現することが可能であるが、当 電子ページの記載内容とは一般に操作者に る作成・編集操作が終了しハードディスク の記憶装置に保存された文書情報を指す。 たがって、例えば操作者が何らかの事情に り文書の作成・編集等の操作途中で作業を 断し、後になって異なる時間に当該中断時 作業状況より操作を再開したい場合のよう 、作成・編集内容を保存していない状態に いて他のユーザの端末使用等により作業環 が閉じられた場合には、ユーザが意図する 業環境を再現することができなかった。こ ため、操作者は作業環境の構築をはじめか やり直さなければならず、大きな手間とな ていた。

 さらに、例えばPC端末を用いて操作者が 業を行う場合、処理対象のデータの作業環 を再現する際にはユーザがデスクトップ上 作成している操作作業設定(例えばショート ット)を復元することが重要である。しかし ながら、上記従来技術では表示媒体の表示内 容(表示媒体に表示させるべき文字、図表、 像等を規定するデータ)しか再現することが きないため、デスクトップの画像情報しか 現されず(すなわちショートカットの画像情 報のみ再現されそのパス情報まで再現されず 、ショートカットとして機能しない)、操作 業設定を再現することができなかった。

 以上説明したように、上記従来技術のい れも、処理対象データに対する操作者の種 のニーズに対し十分に対応したものではな 、操作者の手間を低減できず、不便であっ 。

 本発明の第1の目的は、処理対象データに 対する操作者の種々のニーズに対応して操作 者の手間を低減し、利便性を向上することが できる無線タグ通信装置、無線タグ通信処理 装置、無線タグ、及び無線タグ通信システム を提供することにある。

 本発明の第2の目的は、処理対象データに 対する操作者の種々のニーズに対応しきめ細 かな設定を可能とすることで、操作者の手間 を低減できる無線タグ通信装置及び無線タグ を提供することにある。

 本発明の第3の目的は、中断時における処 理対象データの作業環境を容易に再現可能と することで、操作者の手間を低減できる無線 タグ通信処理装置及び無線タグを提供するこ とにある。

 本発明の第4の目的は、印刷物からその印 刷物のデータそのものを容易に取得可能とす ることで、操作者の手間を低減できる無線タ グ通信装置、無線タグ通信処理装置、及び無 線タグ通信システムを提供することにある。

 上記第1の目的を達成するために、第1の 明は、情報を記憶するIC回路部と情報を送受 信するタグアンテナとを備えた無線タグ回路 素子に対し、無線通信を行うための装置側ア ンテナと、前記装置側アンテナを介し、前記 無線タグ回路素子に対し、処理対象データに 付随する操作者用処理補助情報の送受信を行 う送受信制御手段とを有することを特徴とす る。

 本願第1発明の無線タグ通信装置において は、装置側アンテナで無線タグ回路素子に対 して無線通信を行うとき、送受信制御手段が 、処理対象データに付随する操作者用処理補 助情報の送受信を行う。この操作者用処理補 助情報を活用することで、処理対象データに 対する操作者の種々のニーズに対し十分に対 応することができるので、操作者の手間を低 減し、利便性を向上することができる。

 上記第1及び第2の目的を達成するために 第2の発明は、上記第1発明において、前記操 作者用処理補助情報として、前記処理対象デ ータである電子ファイルに関するファイル付 加情報を生成するファイル付加情報生成手段 と、前記IC回路部へのタグアクセス情報を生 するタグアクセス情報生成手段とを有し、 記送受信制御手段は、前記装置側アンテナ しての作成側アンテナを介し、少なくとも 前記ファイル付加情報及び前記タグアクセ 情報を前記無線タグ回路素子へ送信し、前 IC回路部への情報書き込みを行う作成側情 アクセス手段であることを特徴とする。

 本願第2発明の無線タグ通信装置において は、タグアクセス情報生成手段でタグアクセ ス情報が生成されるとともに、ファイル付加 情報生成手段で電子ファイルに関するファイ ル付加情報が生成され、作成側情報アクセス 手段で少なくともこれらタグアクセス情報及 びファイル付加情報が作成側アンテナを介し 無線タグ回路素子のIC回路部へ書き込まれる この無線タグ回路素子のIC回路部から情報 み取りが行われると、その読み取り結果に じて、所定の処理を行う処理機器が、対応 る電子ファイルに対し上記所定の処理動作 自動的に実行することが可能である。この 合、当該電子ファイルを処理後の形態で持 歩く必要がなくなる。

 そしてこのとき、本願第2発明においては 、ファイル付加情報がIC回路部に書き込まれ いることにより、前述の読み取りに基づき 記処理機器が前述の処理動作を行うとき、 該ファイル付加情報に対応した処理を行う とができる。すなわち例えば、ファイル付 情報が電子ファイルの属性情報である場合 はその属性に応じた処理を行ったり、ファ ル付加情報が処理態様情報である場合には れに応じた態様で処理を行ったり、ファイ 付加情報が結果物態様情報である場合には そのような態様の結果物となるように処理 行うことができる。

 以上のようにして、電子ファイルの処理 おける操作者のニーズに対応したきめ細か 設定等を(特別な操作を必要とせず)自動的 行うことができる。この結果、操作者の手 を低減し、操作者の利便性を大きく向上す ことができる。

 第3の発明は、上記第2発明において、前 ファイル付加情報生成手段は、前記ファイ 付加情報として、前記電子ファイルの属性 係わる属性情報を生成することを特徴とす 。

 これにより、処理機器が処理動作を行う き、ファイル付加情報に対応し当該電子フ イルの属性に応じた処理を行うことが可能 なる。

 第4の発明は、上記第2発明において、前 ファイル付加情報生成手段は、前記ファイ 付加情報として、前記電子ファイルに対す 前記処理動作の態様に係わる処理態様情報 生成することを特徴とする。

 これにより、処理機器が処理動作を行う き、ファイル付加情報に対応し当該処理態 情報に応じた態様で処理を行うことが可能 なる。

 第5の発明は、上記第2発明において、前 ファイル付加情報生成手段は、前記ファイ 付加情報として、前記電子ファイルの前記 理動作後の結果物の態様に係わる結果物態 情報を生成することを特徴とする。

 これにより、処理機器が処理動作を行う き、ファイル付加情報に対応し、当該電子 ァイルの処理の結果が当該結果物態様情報 応じた態様となるように処理を行うことが 能となる。

 第6の発明は、上記第3乃至第5発明のいず かにおいて、前記電子ファイルの格納先へ クセスするためのファイルアクセス情報を 成するファイルアクセス情報生成手段を有 、前記作成側情報アクセス手段は、前記フ イルアクセス情報、前記ファイル付加情報 及び前記タグアクセス情報を前記作成側ア テナを介して前記無線タグ回路素子へ送信 、前記IC回路部への情報書き込みを行うこ を特徴とする。

 これにより、無線タグ回路素子のIC回路 からの情報読み取り結果に応じてファイル クセス情報を取得し、これをもとに電子フ イルの格納先へアクセスすることで、処理 象となる電子ファイルを取得することがで る。

 第7の発明は、上記第6発明において、前 電子ファイルの格納先を操作指定するため 格納操作信号を入力する格納操作信号入力 段を有し、前記ファイルアクセス情報生成 段は、前記格納操作信号入力手段で入力さ た前記格納操作信号で指定された前記電子 ァイルの格納先に対応した前記ファイルア セス情報を生成することを特徴とする。

 これにより、操作者の操作によって所望 格納先に電子ファイルを格納するとともに その格納先に対応した情報を無線タグ回路 子に書き込むことができる。

 第8の発明は、上記第7発明において、前 格納操作信号入力手段は、前記電子ファイ の格納先として、当該無線タグ通信装置に 続可能な操作端末を指定した前記格納操作 号を入力し、前記ファイルアクセス情報生 手段は、前記格納操作信号に応じ、前記操 端末に関連づけられる前記ファイルアクセ 情報を生成することを特徴とする。

 無線タグ通信装置に接続するパソコン等 操作端末に電子ファイルを格納し、これに 応した情報を無線タグ回路素子に書き込む これにより、例えば操作端末を携行して、 先で無線タグ情報読み取り端末に接続して 線タグ回路素子から読み取りを行うことで 当該操作端末から電子ファイルを取り出す とができる。

 第9の発明は、上記第7発明において、前 格納操作信号入力手段は、前記電子ファイ の格納先として、当該無線タグ通信装置に 脱可能な外部記憶媒体を指定した前記格納 作信号を入力し、前記ファイルアクセス情 生成手段は、前記格納操作信号に応じ、前 外部記憶媒体に関連づけられる前記ファイ アクセス情報を生成することを特徴とする

 無線タグ通信装置に外付けする外部記憶 体に電子ファイルを格納し、これに対応し 情報を無線タグ回路素子に書き込む。これ より、例えば外部記憶媒体を携行して、出 で外部記憶媒体を適宜のパソコン等に取り け、無線タグ情報読み取り端末を用いて無 タグ回路素子から読み取りを行うことで、 該外部記憶媒体から電子ファイルを取り出 ことができる。この場合、操作端末に電子 ァイルを格納する場合のように、操作者が 作端末を持ち歩く必要がなくなる。

 第10の発明は、上記第7発明において、前 格納操作信号入力手段は、前記電子ファイ の格納先として、当該無線タグ通信装置に 続可能なサーバを指定した前記格納操作信 を入力し、前記ファイルアクセス情報生成 段は、前記格納操作信号に応じ、前記サー に関連づけられる前記ファイルアクセス情 を生成することを特徴とする。

 無線タグ通信装置に接続されるサーバに 子ファイルを格納し、これに対応した情報 無線タグ回路素子に書き込む。これにより 例えば無線タグ情報読み取り端末を用いて 線タグ回路素子から読み取りを行い、出先 サーバにアクセスすることで、当該サーバ ら電子ファイルを取り出すことができる。 の場合、操作端末や外部記憶媒体に電子フ イルを格納する場合のように、操作者がそ ら操作端末や外部記憶媒体を持ち歩く必要 なくなり、利便性がさらに高まる。

 第11の発明は、上記第10発明において、前 記ファイルアクセス情報生成手段は、前記フ ァイルアクセス情報とともに、前記サーバへ アクセスするための認証情報を生成し、前記 作成側情報アクセス手段は、前記ファイルア クセス情報、前記ファイル付加情報、前記タ グアクセス情報、及び前記認証情報を前記作 成側アンテナを介して前記無線タグ回路素子 へ送信し、前記IC回路部への情報書き込みを うことを特徴とする。

 無線タグ回路素子のIC回路部に認証情報 書き込んでおくことにより、電子ファイル 取り出すためにサーバへアクセスするため 認証時に、無線タグ回路素子から当該認証 報を読み取って用いるようにすれば、容易 アクセスを行うことができる。

 第12の発明は、上記第3乃至第11発明のい れかにおいて、前記電子ファイルの内容に 応した所定の印字情報を、前記無線タグ回 素子を備えるタグ媒体又はこれに貼り合わ る被印字媒体に印刷する第1印字手段を有す ことを特徴とする。

 無線タグに電子ファイルの内容に対応し 印字がなされることで、当該無線タグに対 した電子ファイルが何であるかを、操作者 対し視覚的に明確化することができる。

 第13の発明は、上記第12発明において、前 記第1印字手段は、前記所定の印字情報とし 、前記電子ファイルの識別情報か、若しく 、前記電子ファイルの内容の少なくとも一 を印刷することを特徴とする。

 電子ファイルの名称等の識別情報や、フ イル自体の内容が印字されることで、電子 ァイルが何であるかを操作者に対し視覚的 明確化することができる。

 第14の発明は、上記第13発明において、前 記第1印字手段は、前記所定の印字情報とし 、前記電子ファイルの内容のうちの代表部 を印刷することを特徴とする。

 電子ファイルの代表部分(例えばトップペ ージや要約部分等)が印字されることで、電 ファイルが何であるかを操作者に対し視覚 に明確化することができる。

 第15の発明は、上記第12乃至第14発明のい れかにおいて、前記印字情報の内容を特定 るための印字操作信号を入力する印字操作 号入力手段と、前記第1印字手段は、前記印 字操作信号入力手段で入力した前記印字操作 信号に応じて、前記所定の印字情報を前記タ グ媒体又は前記被印字媒体に印刷することを 特徴とする。

 操作者の好みや利用態様に応じて、無線 グへどのような内容の印字を行うかを操作 力したりあるいは選択したりすることがで 、さらに利便性が向上する。

 第16の発明は、上記第3乃至第15発明のい れかにおいて、前記ファイル付加情報とし の前記属性情報、前記処理態様情報、前記 果物態様情報、若しくは、前記ファイルア セス情報に関する種々の設定を行う設定画 を表示するための表示信号を出力する設定 示信号出力手段を有することを特徴とする

 これにより、操作者が設定画面において 電子ファイルの属性、電子ファイルに対す 処理動作の態様、電子ファイルの処理動作 の結果物の態様、電子ファイルの格納先に し、種々の設定を行うことができる。

 第17の発明は、上記第3乃至第16発明のい れかにおいて、前記作成側アンテナ、前記 ァイル付加情報生成手段、前記タグアクセ 情報生成手段、及び前記作成側情報アクセ 手段による無線タグの作成の開始を指示す ための開始指示信号を入力する指示信号入 手段を有することを特徴とする。

 操作者の開始指示に対応した開始指示信 を指示信号入力手段で入力することで、こ に応じて無線タグの作成を開始することが きる。

 第18の発明は、上記第2乃至第17発明のい れかにおいて、電子ファイル化の対象とな 対象物に対し光学的に検出を行う検出手段 、この検出手段の検出結果に応じて、対応 る前記電子ファイルを作成するための電子 ァイル作成手段とを有することを特徴とす 。

 これにより、所定の対象物を電子ファイ 化したい場合には、検出手段によって対象 の光学的検出を行うことで、この検出結果 応じ、電子ファイル作成手段によって電子 ァイルを作成することができる。

 第19の発明は、上記第18発明において、前 記検出手段が複数の前記対象物に対し前記光 学的検出を行う場合、前記電子ファイル作成 手段は、それら複数の対象物を一括して若し くは前記複数のうち所定個数ごとに、1つの 記電子ファイルとする若しくは互いに関連 けて1つの電子ファイル群を形成させること 特徴とする。

 これにより、一連の関連した複数の対象 (例えば1つの書類の複数ページ等)があった 合に、それら複数の対象物をばらばらに独 した電子ファイルとして形成するのでなく 1つの電子ファイル(又は互いに関連づけた 子ファイル群)とすることで、一括的に取り うことが可能となる。

 上記第1及び第2の目的を達成するために 第20の発明は、上記第1発明において、前記 置側アンテナは、前記操作者用処理補助情 として、前記処理対象データである電子フ イルに関するファイル付加情報を記憶保持 ているIC回路部を備えた無線タグ回路素子と の間で無線通信により情報の送受信を行う読 み取り側アンテナであり、前記送受信制御手 段は、前記IC回路部へのアクセス情報を生成 、前記読み取り側アンテナを介して前記無 タグ回路素子へ送信し、前記IC回路部から 情報読み取りを行う読み取り側情報アクセ 手段であり、前記読み取り側情報アクセス 段による前記アクセス情報に応じて前記無 タグ回路素子よりそれぞれ返信された返信 号より、前記ファイル付加情報を取得する 加情報取得手段と、前記付加情報取得手段 取得した前記ファイル付加情報に基づく信 を、前記電子ファイルに対し当該ファイル 加情報に対応した前記処理動作を実行する めの処理機器へ出力する処理信号出力手段 を設けたことを特徴とする。

 本願第20発明においては、無線タグ回路 子が少なくともファイル付加情報をIC回路部 に記憶保持しており、この無線タグ回路素子 に対し、読み取り側情報アクセス手段より読 み取り側アンテナを介してアクセス情報を送 信してIC回路部から情報読み取りを行う。そ て無線タグ回路素子の返信信号から付加情 取得手段によってファイル付加情報が取得 れる。

 このようにして、処理対象となる無線タ 回路素子を備えた無線タグを無線タグ通信 置近傍(通信可能範囲)に位置させるだけで 読み取り端末側で自動的にファイル付加情 が取得され、処理信号出力手段からこのフ イル付加情報に対応した信号が処理動作を 行するための処理機器へ出力される。

 この結果、取得したファイル付加情報に 応する電子ファイルに対し処理機器により 定の処理動作を自動的に実行させるとき、 該ファイル付加情報に対応した処理を行わ ることが可能となる。すなわち例えば、フ イル付加情報が電子ファイルの属性情報で る場合にはその属性に応じた処理を行った 、ファイル付加情報が処理態様情報である 合にはそれに応じた態様で処理を行ったり ファイル付加情報が結果物態様情報である 合には、そのような態様の結果物となるよ に処理を行うことができる。

 以上のようにして、電子ファイルの処理 おける操作者のニーズに対応したきめ細か 設定等を(特別な操作を必要とせず)自動的 行うことができる。この結果、操作者の利 性を大きく向上することができる。

 上記第1及び第4の目的を達成するために 第21の発明は、上記第1発明において、前記 線タグ回路素子が配置されたタグ媒体を搬 するための搬送手段を有し、前記装置側ア テナは、前記搬送手段で搬送される前記無 タグ回路素子と無線通信を介し情報送受信 行うための作成側アンテナであり、前記送 信制御手段は、前記処理対象データである ァイルデータに対応した印刷を被印刷物に し行う無線タグ通信処理装置から入力され タグ作成指示信号に応じ、前記作成側アン ナを介し、前記無線タグ回路素子の前記IC回 路部に、前記操作者用処理補助情報として前 記ファイルデータの格納先情報又はこれに対 応する情報の書き込みを行う書き込み制御手 段であることを特徴とする。

 本願第21発明の無線タグ通信装置におい は、無線タグ通信処理装置が被印刷物に対 処理対象データであるファイルデータに対 した印刷を行ったときに出力されるタグ作 指示信号が入力される。そして、搬送手段 搬送されるタグ媒体に備えられた無線タグ 路素子のIC回路部に対し、書き込み制御手段 が、タグ作成指示信号に応じて、当該ファイ ルデータの格納先情報を作成側アンテナを介 して書き込む。

 このようにして作成された無線タグラベ を、対応する上記印刷手段のファイルデー の印刷物に貼付するようにすれば、印刷物 手にした操作者が当該印刷物のファイルデ タの取得を意図する場合、印刷物に貼付さ た無線タグラベルの無線タグ回路素子に対 情報読み取りを行うことでファイルデータ 格納先を取得し、これを用いてファイルデ タに容易にアクセスすることが可能となる この結果、印刷物からその印刷物のデータ のものを容易に取得することができるので 操作者の手間を低減し利便性を向上するこ ができる。

 第22の発明は、上記第21発明において、前 記書き込み制御手段は、前記ファイルデータ の前記格納先情報としての電子アドレスを、 前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に書き むことを特徴とする。

 ファイルデータの格納先情報としての例 ばURI(Uniform Resource Identifier)などの電子アド レスを無線タグラベルのIC回路部に書き込ん おくことにより、当該無線タグラベルの無 タグ回路素子に対し情報読み取りを行うこ でファイルデータの電子アドレスを取得し これを用いてファイルデータに容易にアク スすることができる。

 第23の発明は、上記第21又は第22発明にお て、前記書き込み制御手段は、前記ファイ データの識別情報を前記無線タグ回路素子 前記IC回路部に書き込むことを特徴とする

 これにより、無線タグラベルの無線タグ 路素子に対し情報読み取りを行うことでフ イルデータの識別情報(ファイル種類、番号 等)を取得できるので、さらに利便性を向上 ることができる。

 第24の発明は、上記第21乃至第23発明のい れかにおいて、前記書き込み制御手段は、 記ファイルデータに対応する電子ファイル 関するファイル付加情報を前記無線タグ回 素子の前記IC回路部に書き込むことを特徴 する。

 これにより、無線タグラベルの無線タグ 路素子に対し情報読み取りを行うことでタ ラベル作成年月日、アプリケーションバー ョン情報等の電子ファイルの付加情報を取 できるので、さらに利便性を向上すること できる。特にタグラベル作成年月日を書き む場合には、当該印刷物の記載内容が最新 ものであるかどうか(その後更新されていな いかどうか)を判定することが可能となり、 に便利である。

 第25の発明は、上記第21乃至第24発明のい れかにおいて、前記書き込み制御手段は、 記ファイルデータへのアクセス又はアクセ 後の各種処理に関する権限情報を前記無線 グ回路素子の前記IC回路部に書き込むこと 特徴とする。

 これにより、ラベルを作成する操作者の 刷物管理態様等に応じ、例えばファイルデ タのダウンロードが可能な者を限定的に指 したり、あるいは各人物毎に処理動作別の 限範囲設定をしたり、若しくは人物識別を ずに各処理動作別にパスワードを設定する が可能となり、さらに多種多様な印刷物管 が可能となる。

 第26の発明は、上記第21乃至第25発明のい れかにおいて、前記タグ媒体又はこれに貼 合わせる被印字媒体に、前記ファイルデー に対応した印字を行う第2印字手段を有する ことを特徴とする。

 これにより、当該無線タグラベルが対応 るファイルデータの印刷物用であることを 覚的に明らかにすることができ、印刷物と 線タグラベルとの結びつきを明確化できる この結果、ラベルの貼り間違い等を確実に 止することができる。

 第27の発明は、上記第26発明において、前 記第2印字手段は、前記ファイルデータの識 情報を前記タグ媒体又は前記被印字媒体に 字することを特徴とする。

 ファイル名称、番号、種類等のファイル ータの識別情報を無線タグラベルに印字す ことにより、当該無線タグラベルが対応す ファイルデータの印刷物用であることを視 的に明らかにすることができる。

 第28の発明は、上記第27発明において、前 記第2印字手段は、前記ファイルデータの格 先情報を前記タグ媒体又は前記被印字媒体 印字することを特徴とする。

 これにより、印刷物に貼付された無線タ ラベルの無線タグ回路素子に記憶され情報 み取りによって取得できるファイルデータ 格納先情報を、操作者が視覚的にも確認す ことができ、さらに利便性を向上すること できる。

 上記第1及び第4の目的を達成するために、 29の発明は、上記第1発明において、前記装 側アンテナは、前記処理対象データである ァイルデータに基づき印刷された印刷物に 付された無線タグラベルに設けられた前記 線タグ回路素子と無線通信を介し情報送受 を行うための読み取り側アンテナであり、 記送受信制御手段は、前記読み取り側アン ナを介し、前記IC回路部に記憶された前記操 作者用処理補助情報としての前記ファイルデ ータの格納先情報又はこれに対応する情報を 取得する読み取り側情報取得手段であり、前 記読み取り側情報取得手段で取得した情報を 用いて前記ファイルデータの格納先へアクセ スし、当該ファイルデータの内容が前記無線 タグラベルの作成後に更新されているかどう かを判定する更新判定手段を設けたことを特 徴とする
 本願第29発明の無線タグ通信装置において 、印刷物を手にした操作者が当該印刷物の ァイルデータの取得を意図する場合、印刷 に貼付された無線タグラベルの無線タグ回 素子に対し読み取り側アンテナで情報送受 を行い、読み取り側情報取得手段によって ァイルデータの格納先情報(又はこれに対応 る情報)を取得できるので、これを用いてフ ァイルデータに容易にアクセスすることがで きる。さらにこのとき、更新判定手段が、当 該ファイルデータの内容がラベル作成時以降 に更新されているかどうかを判定することに より、当該無線タグラベルが貼付された印刷 物が最新のものであるかどうかを確認するこ とが可能となる。この結果、印刷物が最新の ものではなかった場合等には、改めて当該フ ァイルデータ(の最新版)を無線タグ通信処理 置で印刷する等の方策をとることが可能と り、さらに利便性を向上することができる

 上記第1の目的を達成するために、第30の 明は、情報を記憶するIC回路部と情報を送 信するタグアンテナとを備えた無線タグ回 素子に対し無線通信を行うための装置側ア テナを有し、前記装置側アンテナを介して 記無線タグ回路素子に対し処理対象データ 付随する操作者用処理補助情報の送受信を う無線タグ通信装置の制御処理を行う無線 グ通信処理装置であって、前記無線タグ通 装置に対し、前記操作者用処理補助情報の 受信を行わせるための指示信号を出力する 受信指示手段を有することを特徴とする。

 本願第30発明の無線タグ通信処理装置に いては、送受信指示手段が、無線タグ通信 置に対し、操作者用処理補助情報の送受信 行わせるための指示信号を出力する。これ より、無線タグ通信装置は、装置側アンテ で無線タグ回路素子に対して無線通信を行 とき、処理対象データに付随する操作者用 理補助情報の送受信を行う。この結果、こ 操作者用処理補助情報を活用することで、 理対象データに対する操作者の種々のニー に対し十分に対応することができるので、 作者の手間を低減し、利便性を向上するこ ができる。

 上記第1及び第3の目的を達成するために 第31の発明は、上記第30発明において、前記 線タグ通信装置として、前記装置側アンテ である作成側アンテナを備えた無線タグ作 装置に対し、接続可能に構成されており、 作者が作業用の操作入力を行うための作業 操作手段と、前記操作者に対し表示を行う 1表示手段とを設け、前記送受信指示手段は 、前記操作者用処理補助情報である前記操作 者による現在の個人作業情報又はこれに対応 する情報を前記作成側アンテナを介し前記無 線タグ回路素子へ送信し前記IC回路部へ書き むための書き込み制御信号を、前記指示信 として前記無線タグ作成装置へ出力する書 込み制御信号出力手段であることを特徴と る。

 本願第31発明の無線タグ通信処理装置に いては、操作者は、第1表示手段に表示を行 せつつ、作業用操作手段を介し操作入力を い、所定の作業を行うことができる。この き、この無線タグ通信処理装置は、無線タ 回路素子と無線通信可能な作成側アンテナ 備えた無線タグ作成装置に接続され、書き み制御信号出力手段によって書き込み制御 号が出力される。これにより、操作者の現 の個人作業情報(又はそれに対応する情報) 、無線タグ作成装置の作成側アンテナを介 無線タグ回路素子のIC回路部に書き込まれる 。

 このように、操作者が何らかの事情によ 作業途中で作業を中断し後になって異なる 間に当該中断時の作業状況(アプリケーショ ンファイルへの作業状況等)より作業を再開 たい場合、あるいは、異なる無線タグ通信 理装置において元の無線タグ通信処理装置 おける作業設定(ショートカット等)を実行し たい場合等において、当該無線タグ回路素子 より読み取った個人作業情報を用いて、容易 に中断時の作業環境(作業状況又は作業設定) 再現(復元)することができる。この結果、 作者の手間を低減でき、利便性を向上する とができる。

 第32の発明は、上記第31発明において、前 記操作者による現在の個人作業情報のうち、 前記無線タグ回路素子の前記IC回路部へ書き むべき情報と書き込まない情報とを判別す 判別手段を有し、前記書き込み制御信号出 手段は、前記判別手段で書き込むべき情報 判別された個人作業情報又はこれに対応す 情報を、前記IC回路部へ書き込むための前 書き込み制御信号を出力するための信号を 力することを特徴とする。

 本願第32発明においては、操作者による 在の個人作業情報のうち、判別手段で書き むべき情報と判別された所定の個人作業情 のみ無線タグ回路素子のIC回路部に書き込む 。これにより、不要な情報が無線タグ回路素 子のIC回路部に書き込まれるのを防止でき、I C回路部の記憶容量の無駄な使用を防止する とができる。

 第33の発明は、上記第32発明において、前 記書き込み制御信号出力手段は、前記個人作 業情報としての、現在より所定時間範囲内に 前記第1表示手段に表示されていた又は前記 業用操作手段の操作入力で編集されていた プリケーションファイルの作業情報又はこ に対応する情報を、前記IC回路部へ書き込む ための前記書き込み制御信号を出力するため の信号を出力することを特徴とする。

 これにより、操作者が所定のアプリケー ョンを用いて第1表示手段に表示させつつ( は作業用操作手段により編集しつつ)ファイ を使用していたとき、何らかの事情で作業 中で作業を中断した場合であっても、後に って容易に中断時の当該アプリケーション ァイルの表示状態(又は編集状態)を再現(復 )することができる。

 第34の発明は、上記第33発明において、前 記書き込み制御信号出力手段は、現在より所 定時間範囲内に前記第1表示手段に表示され いた複数のアプリケーションファイルの作 情報又はこれに対応する情報を、前記IC回路 部へ書き込むための前記書き込み制御信号を 出力するための信号を出力することを特徴と する。

 これにより、操作者が複数のアプリケー ョンを用いて第1表示手段に表示させつつフ ァイルを使用していたとき、後になって容易 に中断時の表示状態(又は編集状態)を再現(復 元)することができる。

 第35の発明は、上記第32発明において、前 記書き込み制御信号出力手段は、前記個人作 業情報としての、現在より所定時間範囲内に 前記第1表示手段に表示されていた少なくと 1つのショートカット情報又はこれに対応す 情報を、前記IC回路部へ書き込むための前 書き込み制御信号を出力するための信号を 力することを特徴とする。

 これにより、操作者が所定のショートカ トを設定して第1表示手段に表示させていた ときに、異なる無線タグ通信処理装置におい て容易に当該ショートカットの設定を再現( 元)することができる。

 第36の発明は、上記第35発明において、前 記書き込み制御信号出力手段は、現在より所 定時間範囲内に前記第1表示手段に表示され いたすべてのショートカット情報又はこれ 対応する情報を、前記IC回路部へ書き込むた めの前記書き込み制御信号を出力するための 信号を出力することを特徴とする。

 これにより、もとの無線タグ通信処理装 において操作者が設定していたすべてのシ ートカットを、異なる無線タグ通信処理装 において再現する(言い換えればショートカ ット設定を複製する)ことができる。

 第37の発明は、上記第31乃至第36発明のい れかにおいて、前記書き込み制御信号出力 段は、所定のタイミングで自動的に前記書 込み制御信号を出力することを特徴とする

 これにより、操作者が特に何らかの操作 行わなくても、所定のタイミングが到来す ことで自動的に操作者の現在の個人作業情 (又はそれに対応する情報)が無線タグ回路 子のIC回路部に書き込まれるので、操作者の 操作負担がなく、さらに容易に中断時の作業 環境を再現(復元)することができる。

 第38の発明は、上記第37発明において、前 記書き込み制御信号出力手段は、前記所定の タイミングとして、前記作業用操作手段の非 操作連続時間に対応した前記第1表示手段の 示切り替えに基づき、前記書き込み制御信 を出力することを特徴とする。

 無線タグ通信処理装置においては、非操 状態が所定の時間連続すると表示手段を対 する所定の表示状態に切り替えるいわゆる クリーンセーバが設けられている場合があ 。本願第38発明はこれに対応して、このよ な表示切り替えに連動して自動的に個人作 情報(又はそれに対応する情報)を無線タグ回 路素子のIC回路部に書き込むことができる。

 第39の発明は、上記第31乃至第36発明のい れかにおいて、操作者が前記個人作業情報 書き込みを指示入力するための書き込み指 用操作手段を有し、前記書き込み制御信号 力手段は、前記書き込み指示用操作手段に ける前記指示入力に応じて前記書き込み制 信号を出力することを特徴とする。

 これにより、操作者の操作を介し、確実 、操作者の現在の個人作業情報(又はそれに 対応する情報)を無線タグ回路素子のIC回路部 に書き込むことができる。

 第40の発明は、上記第37乃至第39発明のい れかにおいて、前記第1表示手段は、前記書 き込み制御信号出力手段が前記書き込み制御 信号を出力する前に、前記書き込み制御信号 を出力するかどうかの選択を前記操作者に促 す選択表示を行うことを特徴とする。

 これにより、操作者に対し、最終的な書 込み実行確認を行うことができる。

 上記第1及び第3の目的を達成するために 第41の発明は、上記第30発明において、前記 線タグ通信装置として、前記装置側アンテ である読み取り側アンテナを備えた無線タ 情報読み取り装置に対し、接続可能に構成 れており、前記送受信指示手段は、前記操 者用処理補助情報である前記操作者による 人作業情報又はこれに対応する情報を前記 み取り側アンテナを介して前記無線タグ回 素子から読み取るための読み取り制御信号 、前記指示信号として前記無線タグ情報読 取り装置へ出力する読み取り制御信号出力 段であり、前記読み取り制御信号に応じた 記無線タグ情報読み取り装置による読み取 結果に基づき、前記個人作業情報に対応し 表示を行う第2表示手段を設けたことを特徴 とする。

 本願第41発明の無線タグ通信処理装置は 無線タグ回路素子と無線通信可能な読み取 側アンテナを備えた無線タグ情報読み取り 置に接続されており、読み取り制御信号出 手段によって読み取り制御信号が出力され 。これにより、無線タグの無線タグ回路素 のIC回路部に予め記憶されている、操作者の 無線タグ通信処理装置における現在の個人作 業情報(又はそれに対応する情報)が無線タグ 報読み取り装置で読み取られ、さらにこれ 接続された無線タグ通信処理装置で当該個 作業情報を取得し、第2表示手段にて対応す る表示を行うことができる。

 これにより、操作者が何らかの事情によ 作業途中で作業を中断し後になって異なる 間に当該中断時の作業状況(アプリケーショ ンファイルへの作業状況等)より作業を再開 たい場合、あるいは、異なる無線タグ通信 理装置において元の無線タグ通信処理装置 おける作業設定(ショートカット等)を実行し たい場合等において、容易に中断時の作業環 境(作業状況又は作業設定)を再現(復元)する とができるので、操作者の手間を低減し、 便性を向上することができる。

 第42の発明は、上記第41発明において、前 記無線タグ回路素子の前記IC回路部は、対応 る前記個人作業情報の種別に係わる識別子 記憶しており、前記第2表示手段は、前記無 線タグ情報読み取り装置による前記読み取り 結果に含まれる前記識別子に応じた表示を行 うことを特徴とする。

 これにより、識別子の種類に応じて、迅 かつ円滑に当該識別子に対応した個人作業 報の表示を行うことができる。

 上記第1及び第4の目的を達成するために 第43の発明は、上記第30発明において、処理 象データであるファイルデータの印刷を行 ための印刷指示信号に基づき、被印刷物に 刷を行う印刷手段を有し、前記送受信指示 段は、前記印刷手段での印刷に対応して、 記ファイルデータを取得可能とするための 記操作者用処理補助情報を書き込んだ無線 グラベルを作成するように、前記指示信号 してのタグ作成指示信号を前記無線タグ通 装置であるタグラベル作成装置(300)へ出力 る作成指示出力手段であることを特徴とす 。

 本願第43発明の無線タグ通信処理装置に いては、例えば操作端末から印刷指示信号 入力すると、印刷手段が、被印刷物に対し 理対象データであるファイルデータに対応 た印刷を行う。そしてこの印刷手段による 刷に対応して、作成指示出力手段が、タグ ベル作成装置へタグ作成指示信号を出力す 。タグラベル作成装置ではこれに応じて、 該ファイルデータを取得可能とするための 作者用処理補助情報を書き込んだ無線タグ ベルを作成する。

 この作成された無線タグラベルを、対応 る上記印刷手段のファイルデータの印刷物 貼付するようにすれば、印刷物を手にした 作者が当該印刷物のファイルデータの取得 意図する場合、印刷物に貼付された無線タ ラベルの無線タグ回路素子に対し情報読み りを行い操作者用処理補助情報を得ること これを用いてファイルデータを取得するこ ができる。このようにして、印刷物からそ 印刷物のデータそのものを容易に取得する とができるので、操作者の手間を低減し、 便性を向上することができる。

 第44の発明は、上記第43発明において、前 記作成指示出力手段は、前記操作者用処理補 助情報としての前記ファイルデータの格納先 情報を取得可能な無線タグラベルを作成する ように、タグ作成指示信号をタグラベル作成 装置へ出力することを特徴とする。

 本願第44発明の無線タグ通信処理装置に いては、例えば操作端末から印刷指示信号 入力すると、印刷手段が、被印刷物に対し 刷対象であるファイルデータに対応した印 を行う。そしてこの印刷手段による印刷に 応して、作成指示出力手段が、タグラベル 成装置へタグ作成指示信号を出力する。タ ラベル作成装置ではこれに応じて、当該フ イルデータの格納先情報を取得可能な無線 グラベルを作成する。

 この作成された無線タグラベルを、対応 る上記印刷手段のファイルデータの印刷物 貼付するようにすれば、印刷物を手にした 作者が当該印刷物のファイルデータの取得 意図する場合、印刷物に貼付された無線タ ラベルの無線タグ回路素子に対し情報読み りを行うことでファイルデータの格納先を 得し、これを用いてファイルデータに容易 アクセスすることが可能となる。このよう して、印刷物からその印刷物のデータその のを容易に取得することができるので、操 者の利便性を向上することができる。

 第45の発明は、上記第44発明において、前 記ファイルデータの前記格納先情報を取得す る印刷側情報取得手段を有し、前記作成指示 出力手段は、前記印刷側情報取得手段で取得 した前記格納先情報を含む前記タグ作成指示 信号を、前記タグラベル作成装置へ出力する ことを特徴とする。

 印刷側情報取得手段で操作端末より取得 た格納先情報を、作成指示出力手段でタグ 成指示信号に含ませて出力することにより 格納先情報またはこれに対応した情報を無 タグ回路素子に書き込んだ無線タグラベル 作成することができる。

 第46の発明は、上記第44又は第45発明にお て、前記作成指示出力手段は、前記被印刷 に印刷した場合に複数枚の印刷物となる前 ファイルデータの前記格納先情報を含む1つ の前記無線タグラベルを作成するように、前 記タグ作成指示信号を前記タグラベル作成装 置へ出力することを特徴とする。

 これにより、ファイルデータを印刷した きに複数ページにわたる場合等、複数枚の 刷物を一括して取り扱ったほうが便利な場 に、それら複数の印刷物を対応させてまと て1つの無線タグラベルを作成することで、 利便性を向上することができる。

 第47の発明は、上記第44乃至第46発明のい れかにおいて、前記印刷手段は、情報を記 するIC回路部と情報の送受信を行うアンテ とを備えた無線タグ回路素子を配置したア テナ基材の配置位置を表す識別子を、前記 印刷物に印刷することを特徴とする。

 これにより、操作者が、印刷物に対し、 易かつ確実に無線タグ回路素子を貼り付け ことができる。

 第48の発明は、上記第44乃至第47発明のい れかにおいて、前記作成指示出力手段は、 作モードとして、前記ファイルデータの格 先情報を取得可能な無線タグラベルを作成 るための前記タグ作成指示信号を出力する グ作成モードと、当該無線タグラベルを作 しないタグ非作成モードとを備えているこ を特徴とする。

 これにより、操作者側で、印刷物の内容 利用態様等に応じ、ファイルデータの格納 を無線タグラベルから取得するようにして 刷物の管理をしやすくするタグ作成印刷モ ドと、そうでない(タグを作成しない)通常 刷モードとするかを適宜選択できるので、 らに利便性を向上することができる。

 上記第1の目的を達成するために、第49の 明は、情報を記憶可能なIC回路部とこのIC回 路部に接続されるタグアンテナとを備えた無 線タグ回路素子を有し、前記IC回路部は、処 対象データに付随する操作者用処理補助情 を記憶保持していることを特徴とする。

 本願第49発明の無線タグにおいては、無 タグ回路素子のIC回路部に、処理対象データ に付随する操作者用処理補助情報が書き込ま れ記憶保持されている。これにより、この操 作者用処理補助情報を活用することで、処理 対象データに対する操作者の種々のニーズに 対し十分に対応することができ、操作者の手 間を低減し、利便性を向上することができる 。

 上記第1及び第2の目的を達成するために 第50の発明は、上記第49発明において、前記I C回路部は、前記操作者用処理補助情報とし 、前記処理対象データである電子ファイル 関するファイル付加情報を記憶保持してい ことを特徴とする。

 本願第50発明の無線タグにおいては、無 タグ回路素子が処理対象データである電子 ァイルのファイル付加情報をIC回路部に記憶 保持している。この無線タグ回路素子のIC回 部に対し情報読み取りを行うことで、その み取り結果に応じて、所定の処理を行う処 機器が、対応する電子ファイルに対し上記 定の処理動作を自動的に実行することが可 である。この場合、当該電子ファイルを処 後の形態(印刷物等)で持ち歩く必要がなく る。

 そしてこのとき、本願第50発明において 、操作者用処理補助情報としてファイル付 情報がIC回路部に書き込まれていることによ り、前述の読み取りに基づき上記処理機器が 前述の処理動作を行うとき、当該ファイル付 加情報に対応した処理を行うことができる。 すなわち例えば、ファイル付加情報が電子フ ァイルの属性情報である場合にはその属性に 応じた処理を行ったり、ファイル付加情報が 処理態様情報である場合にはそれに応じた態 様で処理を行ったり、ファイル付加情報が結 果物態様情報である場合には、そのような態 様の結果物となるように処理を行うことがで きる。

 以上のようにして、電子ファイルの処理 おける操作者のニーズに対応したきめ細か 設定等を(特別な操作を必要とせず)自動的 行うことができる。この結果、操作者の手 を低減し、利便性を向上することができる

 第51の発明は、上記第50発明において、前 記IC回路部は、前記電子ファイルの格納先へ クセスするためのファイルアクセス情報を 憶保持していることを特徴とする。

 これにより、無線タグ回路素子のIC回路 からの情報読み取り時に、その読み取り結 に応じてファイルアクセス情報を取得し、 れをもとに電子ファイルの格納先へアクセ することで、処理対象となる電子ファイル 取得することができる。

 第52の発明は、上記第49発明において、前 記IC回路部は、前記操作者用処理補助情報と て、操作者の無線タグ通信処理装置におけ 現在の個人作業情報又はこれに対応する情 を記憶保持していることを特徴とする。

 本願第52発明の無線タグにおいては、操 者の無線タグ通信処理装置における現在の 人作業情報(又はそれに対応する情報)が無線 タグ回路素子のIC回路部に書き込まれ記憶保 されている。

 これにより、操作者が、異なる時間にお て、作業中断時の作業状況(アプリケーショ ンファイルへの作業状況等)より作業を再開 たい場合、あるいは、異なる無線タグ通信 理装置において元の無線タグ通信処理装置 おける作業設定(ショートカット等)を実行し たい場合等において、当該無線タグ回路素子 より個人作業情報を読み取って用いることに より、容易に中断時の作業環境(作業状況又 作業設定)を再現(復元)することができる。 の結果、操作者の手間を低減し、利便性を 上することができる。

 上記第1の目的を達成するために、第53の 明は、情報を記憶するIC回路部と情報を送 信するタグアンテナとを備えた無線タグ回 素子に対し無線通信を行うための装置側ア テナを有し、前記装置側アンテナを介して 記無線タグ回路素子に対し処理対象データ 付随する操作者用処理補助情報の送受信を う無線タグ通信装置と、前記無線タグ通信 置に対し、前記操作者用処理補助情報の送 信を行わせるための指示信号を出力する送 信指示手段を備えた無線タグ通信処理装置 を有することを特徴とする。

 本願第53発明の無線タグ通信システムに いては、無線タグ通信処理装置の送受信指 手段が、無線タグ通信装置に対し、操作者 処理補助情報の送受信を行わせるための指 信号を出力する。これにより、無線タグ通 装置は、装置側アンテナで無線タグ回路素 に対して無線通信を行うとき、処理対象デ タに付随する操作者用処理補助情報の送受 を行う。この結果、この操作者用処理補助 報を活用することで、処理対象データに対 る操作者の種々のニーズに対し十分に対応 ることができるので、操作者の手間を低減 、利便性を向上することができる。

 上記第1及び第4の目的を達成するために 第54の発明は、上記第53発明において、前記 線タグ通信処理装置は、処理対象データで るファイルデータの印刷を行うための印刷 示信号に基づき、被印刷物に印刷を行う印 手段をさらに有し、前記送受信指示手段は 前記印刷手段での印刷に対応して、前記フ イルデータを取得可能とするための前記操 者用処理補助情報を書き込んだ無線タグラ ルを作成するように、前記指示信号として タグ作成指示信号を出力する作成指示出力 段であり、前記無線タグ通信装置は、前記 線タグ回路素子が配置されたタグ媒体を搬 するための搬送手段をさらに有し、前記装 側アンテナは、前記搬送手段で搬送される 記無線タグ回路素子と無線通信を介し情報 受信を行うための作成側アンテナであり、 記無線タグ通信処理装置の前記作成指示出 から入力された前記タグ作成指示信号に応 、前記作成側アンテナを介し、前記無線タ 回路素子の前記IC回路部に、前記操作者用 理補助情報として前記ファイルデータ又は れに対応する情報の書き込みを行う書き込 制御手段を設けたことを特徴とする。

 本願第54発明の無線タグ通信システムに いては、例えば操作端末から印刷指示信号 無線タグ通信処理装置へ入力すると、印刷 段が、被印刷物に対し処理対象データであ ファイルデータに対応した印刷を行う。そ てこの印刷手段による印刷に対応して、作 指示出力手段が、タグラベル作成装置へタ 作成指示信号を出力する。タグラベル作成 置ではこれに応じて、搬送手段で搬送され タグ媒体に備えられた無線タグ回路素子のIC 回路部に対し、書き込み制御手段が上記タグ 作成指示信号に応じて、当該ファイルデータ の格納先情報(又はこれに対応する情報)を作 側アンテナを介して書き込み、無線タグラ ルを作成する。

 この作成された無線タグラベルを、対応 る上記無線タグ通信処理装置によるファイ データの印刷物に貼付するようにすれば、 刷物を手にした操作者が当該印刷物のファ ルデータの取得を意図する場合、印刷物に 付された無線タグラベルの無線タグ回路素 に対し情報読み取りを行うことでファイル ータの格納先を取得し、これを用いてファ ルデータに容易にアクセスすることが可能 なる。このようにして、印刷物からその印 物のデータそのものに容易に取得するがで るので、操作者の手間を低減し、利便性を 上することができる。

 請求項1記載の発明によれば、処理対象デ ータに対する操作者の種々のニーズに対し十 分に対応できるので、操作者の手間を低減し 、利便性を向上することができる。

 請求項2又は請求項20記載の発明によれば 処理対象データに対する操作者の種々のニ ズに対応しきめ細かな設定を可能とするこ で、操作者の手間を低減し、利便性を向上 ることができる。

 請求項29又は請求項43記載の発明によれば 、印刷物からその印刷物のデータそのものを 容易に取得できるので、操作者の手間を低減 し、利便性を向上することができる。

 請求項30記載の発明によれば、処理対象 ータに対する操作者の種々のニーズに対応 て操作者の手間を低減し、利便性を向上す ことができる。

 請求項31又は請求項41記載の発明によれば 、容易に中断時の作業環境を再現することが できるので、操作者の手間を低減し、利便性 を向上することができる。

 請求項49記載の発明によれば、処理対象 ータに対する操作者の種々のニーズに対し 分に対応できるので、操作者の手間を低減 、利便性を向上することができる。

 請求項50記載の発明によれば、処理対象 ータに対する操作者の種々のニーズに対応 きめ細かな設定を可能とすることで、操作 の手間を低減し、利便性を向上することが きる。

 請求項52記載の発明によれば、容易に中 時の作業環境を再現することができるので 操作者の手間を低減し、利便性を向上する とができる。

 請求項53記載の発明によれば、処理対象 ータに対する操作者の種々のニーズに対応 て操作者の手間を低減し、利便性を向上す ことができる。

 請求項54記載の発明によれば、印刷物か その印刷物のデータそのものを容易に取得 きるので、操作者の手間を低減し、利便性 向上することができる。

 以下、本発明の実施の形態を図面を参照 つつ説明する。

 本発明の第1の実施形態を図1~図14により 明する。

 図1は、本実施形態のタグラベル作成装置 300(タグカード製造装置、無線タグ通信装置) 含む無線タグ生成システム全体を表すシス ム構成図である。

 図1に示す無線タグ生成システム10は、情 を記憶するIC回路部150とこのIC回路部150に接 続されるアンテナ151(タグアンテナ)とを備え 無線タグ回路素子To(後述の図10参照)を有す タグカード1(無線タグラベル、無線タグ)を 成するための上記タグラベル作成装置300と このタグラベル作成装置300と例えばUSBケー ル等の接続手段2を介して接続され、表示部 101及び操作部102等を有するPC端末(又は汎用コ ンピュータ。以下、「PC」と記載)100とを備え ている。

 図2は、上記無線タグ生成システム10を構 するPC100(操作端末)及びタグラベル作成装置 300の詳細機能を表す機能ブロック図である。

 この図2において、PC100は、各種入力画面( 後述の図4~図7等参照)等の所定の表示を行う めの上記表示部101と、操作者が操作入力を うための適宜のボタン、キー、マウス等を えた上記操作部102と、上記タグカード1によ て所定の処理を行える(詳細は後述)電子フ イル等が格納され記憶手段(記憶部)として機 能するデータベース103と、上記タグラベル作 成装置300との間で接続手段2を介して行われ 通信の制御を行う通信制御部104と、これら 示部101、操作部102、データベース103及び通 制御部104を含むPC100全体の動作を制御する制 御回路105とを有する。

 一方、タグラベル作成装置300は、所定間 で無線タグ回路素子Toが備えられたタグテ プ303(タグ媒体)を巻回したタグテープロール 304を着脱可能な(又はタグテープロール304を えたカートリッジを着脱可能な)タグテープ ールホルダ部310と、このタグテープロール3 04から繰り出されたタグテープ303のうち上記 線タグ回路素子Toに対応した領域S1,S2(後述 図9参照)に所定の印字を行う印字ヘッド305( 1印字手段)と、無線タグ回路素子Toとの間で 線通信により情報の送受信を行うアンテナ3 06(作成側アンテナ)と、高周波回路301及び制 回路302と、上記PC100との間で接続手段2を介 て行われる通信の制御を行う通信制御部308 、タグテープ303への印字及び無線タグ回路 子Toへの上記情報書き込みが終了したタグテ ープ303を所定の長さに切断してタグカード1 するカッタ307と、印字ヘッド305に対向して けられ、制御回路302により制御されてタグ ープロール304を搬送する搬送装置309とを有 る。

 高周波回路301及び制御回路302は、無線タ 回路素子ToのIC回路部150へのアクセス情報を 生成し、アンテナ306を介して無線タグ回路素 子Toへ送信し、無線タグ回路素子ToのIC回路部 150へ情報書き込みを行う。また制御回路302は 上記接続手段2を介してPC100と接続されており 、このPC100と情報の送受が可能となっている

 このような構成において、上記タグラベ 作成装置300でタグカード1を作成する際には 、操作者はPC100の上記操作部102を用いて、上 電子ファイル(処理対象データ)に関する操 者用処理補助情報としてのファイル付加情 (この例ではファイルの属性情報等。詳細は 述)及び印字情報等の設定入力を行うと共に 、タグカードの作成指示入力を行う。この作 成指示信号が接続手段2を介してタグラベル 成装置300に送信されると、タグラベル作成 置300の制御回路302の制御により、上記設定 力情報に基づいた印字ヘッド305による印字 行われると共に、高周波回路301によりアク ス情報が生成され装置側アンテナ306を介し 無線タグ回路素子Toへ送信される。これによ り、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ上記 ァイル付加情報等の書き込みが行われ、タ カード1が作成される。

 図3は、上記ファイル付加情報及び印字情 報等の設定入力時にタグラベル作成装置300の 制御回路302によって実行される制御手順を表 すフローチャートである。

 図3において、まずステップS10では、通信 制御部308及び接続手段2を介してPC100の制御回 路105に制御信号を出力し、当該制御回路105( 定表示信号出力手段)から表示部101に表示信 を出力させることで、表示部101に上記処理 象となる電子ファイルに関する付加情報の 定画面を表示させて、操作者にファイル付 情報の入力を促す(後述の図4参照)。ここで 、電子ファイルは複数のスライドからなる レゼンテーション用ファイルであり、当該 ァイル全体を読み取り専用とするか否か(フ ァイル属性情報)、及び各スライドごとに表 するか否か(処理態様情報)を設定可能となっ ている。

 次のステップS20では、上記付加情報設定 面に応じて、操作者が操作部102を用いて電 ファイルに関する付加情報を入力したかど かを判定する。ファイル付加情報の入力が り、その情報が通信制御部104及び接続手段2 を介して受信されている場合には、判定が満 たされ次のステップS30に移る。

 ステップS30では、通信制御部308及び接続 段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を 力し、表示部101に上記処理対象となる電子 ァイルの保存先の設定画面を表示させて、 作者にファイルの保存先の情報であるファ ルアクセス情報の入力を促す(後述の図5参 )。ここでは、PC100が有するデータベース103( 5では「ローカル」として図示)、USBメモリ の外部メモリ(後述の図15参照)、及び通信回 等を介して接続される外部サーバ(後述の図 18参照)のうちいずれかを選択して保存先を指 定可能となっている。

 次のステップS40では、上記ファイル保存 設定画面に応じて、操作者が操作部102を用 て電子ファイルの保存先を入力したかどう を判定する。ファイルアクセス情報の入力 あり、その情報が通信制御部104及び接続手 2を介して入力されている場合には、判定が 満たされ次のステップS50に移る。

 ステップS50では、通信制御部308及び接続 段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を 力し、表示部101に上記タグカード1の印字領 域に印字される印字情報の設定画面を表示さ せて、操作者に印字情報の入力を促す(後述 図6参照)。ここでは、サムネイル画像(スラ ドの縮小画像)を印字させるスライドを選択 能であり、且つ任意のテキスト情報を入力 能となっている。なお、この設定画面にお て、上記サムネイル画像を印字させるスラ ドを選択しなかった場合には、初期設定で るトップページ(又は要約ページ等でもよい )のスライドのサムネイル画像が印刷される また、上記テキスト入力を行わなかった場 には、初期設定である電子ファイルの識別 報(例えばファイルネーム)が印字されるよう になっている。

 次のステップS60では、上記印字情報の設 画面に応じて、操作者が操作部102を用いて 字情報を入力したかどうかを判定する。印 情報の入力があり、その情報が通信制御部1 04及び接続手段2を介して入力されている場合 には、判定が満たされ次のステップS70に移る 。

 ステップS70では、通信制御部308及び接続 段2を介してPC100の制御回路105に制御信号を 力し、表示部101にタグカード1を作成するか 否かの最終的な確認画面を表示させて、操作 者にタグカード作成指示の入力を促す(後述 図7参照)。

 次のステップS80では、上記確認画面に応 て、操作者が操作部102を用いてタグカード 作成指示入力を行ったかどうかを判定する 作成指示の入力があり、その作成指示信号 通信制御部104及び接続手段2を介して入力さ れている場合には、判定が満たされ次のステ ップS100に移る。

 ステップS100では、上記ステップS50で設定 入力された印字情報に基づいて印字ヘッド305 による印字を行うと共に、上記ステップS10で 設定されたファイル付加情報、ステップS30で 設定されたファイルアクセス情報、及び書き 込み情報(タグID)を無線タグ回路素子ToのIC回 部150へ書き込んでタグカード1を作成するタ グカード作成処理を行う。そして、このフロ ーを終了する。

 なお、上記フローでは特に説明しなかっ が、無線タグ回路素子Toの識別情報である グIDが書き込み情報として自動的に割りふら れ、当該タグIDと上記各種設定情報(ファイル 付加情報、ファイルアクセス情報及び印字情 報)とが関連付けられてPC100のデータベース103 に保存されるようになっている。また、上記 フローでは特に示さなかったが、各入力画面 においてキャンセルボタン(後述の図4~図7参 )が操作された場合には、上記フローは終了 るようになっている。

 図4は上記ステップS10においてPC100の表示 101に表示される付加情報設定画面の一例を す図である。この図4において、前述したよ うに電子ファイルは複数のスライドからなる プレゼンテーション用ファイルであり、当該 ファイル全体を読み取り専用とするか否かを 画面中のラジオボタン50で設定し、且つ各ス イドごとに表示するか否かを画面中のウィ ドウ51内の各チェックボックス52にて設定可 能となっている。

 図5は上記ステップS30においてPC100の表示 101に表示されるファイル保存先設定画面の 例を表す図である。この図5において、電子 ファイルをPC100が有するデータベース103に保 する場合には、ラジオボタン53で「ローカ 」を選択し、入力ウィンドウ54に保存先のパ スを入力する。この「ローカル」は、例えば 外出先にPC100を携行して電子ファイルをプレ ンする場合等に選択される。一方、電子フ イルをUSBメモリ等の外部メモリ(後述の図15 照)に保存する場合には、ラジオボタン53で 外部メモリ」を選択し、入力ウィンドウ55 保存先のパスを入力する。また、電子ファ ルを通信回線等を介して接続される外部サ バ(後述の図18参照)に保存する場合には、ラ オボタン53で「サーバー」を選択し、入力 ィンドウ56に保存先のパスを入力するように なっている。

 図6は上記ステップS50においてPC100の表示 101に表示される印字情報設定画面の一例を す図である。この図6において、電子ファイ ルは複数のスライドからなるプレゼンテーシ ョン用ファイルであり、どのスライドのサム ネイル画像を印字するかをウィンドウ57内の 力部としてのラジオボタン58で選択する(図 はスライドBが選択されている)。また、ウ ンドウ59内のテキスト入力エリア60で操作者 任意のテキスト情報を入力可能となってい 。なお、前述したように上記ウィンドウ57 スライドの選択を行わなかった場合には、 期設定であるトップページ(又は要約ページ でもよい)のスライドが選択される。また、 上記テキスト入力エリア60にテキスト入力を わなかった場合には、初期設定である電子 ァイルの識別情報(例えばファイルネーム) 印字されるようになっている(後述の図9参照 )。

 図7は上記ステップS70においてPC100の表示 101に表示されるタグ作成の確認画面の一例 表す図である。この図7において、操作者が OKボタン61を操作すると、上記ステップS80の 定が満たされてステップS90に移り、タグカ ドの作成指示信号がPC100から接続手段2を介 てタグラベル作成装置300の制御回路302に送 されるようになっている。

 図8は上記ステップS100の詳細手順を表す ローチャートである。

 図8において、まずステップS110において 通信制御部308及び接続手段2を介してPC100の 御回路105に制御信号を出力し、データベー 103にアクセスして、上記各種設定情報、す わちファイル付加情報、ファイルアクセス 報、印字ヘッド305で上記タグカード1の印字 域に印字したい印字情報及び無線タグ回路 子Toへの書き込み情報(少なくともタグIDを むタグアクセス情報)を取得する。そして、 周波回路301によりそれらファイル付加情報 びファイルアクセス情報に対応した情報信 を生成する(ファイル付加情報生成手段、フ ァイルアクセス情報生成手段)とともに、上 書き込み情報に対応した信号を生成する(タ アクセス情報生成手段)。

 その後、ステップS120に移り、ステップS11 0で生成した各情報信号を装置側アンテナ306 介して無線タグ回路素子Toへ送信し、IC回路 150へ書き込みを行う(作成側情報アクセス手 段、送受信制御手段)。また、上記ステップS1 10で取得した印字情報に基づいた印字ヘッド3 05による印字を行う。

 次のステップS130で、テープ切断を行って 1つの無線タグ回路素子Toを備えたタグカード 1を作成し、このルーチンを終了する。

 図9は、上記制御によりタグラベル作成装 置300で作成されたタグカード1の全体概略構 の一例を表す上面図である。

 この図9において、タグカード1はカード に形成されており、略四角薄板形状の基材2 、この基材2に配置された、情報を記憶する IC回路部150とこのIC回路部150に接続されるア テナ151とを備えた無線タグ回路素子Toとから 構成されている。

 基材2の表側(上面)には、このタグカード1 によって所定の処理を行える電子ファイルの 内容のうちの代表部分(この例では「ABCソリ ーションのご提案」と記載されたトップペ ジのスライドのサムネイル画像。なお、こ サムネイル画像を含む図や文章でもよい)を 字した領域S1及び電子ファイルの識別情報( の例では「ABCソリューションプレゼン」と うファイルネーム)を印字した領域S2を備え いる。なお、これら領域S1,S2は必ずしも両 印字される必要はなく、どちらか一方のみ もよい。また、文字でなく図形や符号、あ いは単なる色塗りや模様等であってもよく 何らかの形で電子ファイル内容を認識・識 できるものであればよい。またタグカード1 大きさは、例えば名刺大等各種サイズのも として構成できる。通常のA4版又はB5版等の 紙(印刷してもしなくてもよい)に、無線タグ 路素子Toを取り付けた(例えばラベル状のも を貼付した)ものとしてもよい。

 無線タグ回路素子Toは、この例では、基 2の面方向中心部(この例では図1の上下方向 心部)より一方側(この例では図1中下方側)に って配置されている。言い換えれば、領域S と無線タグ回路素子Toとが平面視においてな べく重ならないように、配置されている。

 図10は、上記タグカード1に備えられた上 無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を すブロック図である。

 図10において、無線タグ回路素子Toは、上 記タグラベル作成装置300のアンテナ306や後述 する無線タグ回路素子Toの読み取り機能を備 たリーダ200のアンテナ210と短波帯(例えば13. 56MHz)、UHF帯、又はマイクロ波帯等の高周波を 用いて非接触で信号の送受信を行うアンテナ 151(タグ側アンテナ)と、このアンテナ151に接 されたIC回路部150とを有している。

 IC回路部150は、アンテナ151により受信さ た質問波を整流する整流部152と、この整流 152により整流された質問波のエネルギを蓄 し駆動電源とするための電源部153と、上記 ンテナ151により受信された質問波からクロ ク信号を抽出して制御部(後述)157に供給する クロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶 し得るメモリ部155と、上記アンテナ151に接続 された変復調部156と、上記メモリ部155、クロ ック抽出部154、及び変復調部156等を介して上 記無線タグ回路素子Toの作動を制御するため 制御部157とを備えている。

 変復調部156は、アンテナ151により受信さ た上記タグラベル作成装置300のアンテナ306 リーダ200のアンテナ210からの通信信号の復 を行い、また、上記制御部157からの返信信 を変調し、上記アンテナ151より応答波とし 送信する。

 制御部157は、上記変復調部156により復調 れた受信信号を解釈し、上記メモリ部155に いて記憶された情報信号に基づいて返信信 を生成し、この返信信号を上記変復調部156 よりアンテナ151から返信する制御等の基本 な制御を実行する。

 図11は、上記のようにしてタグラベル作 装置300で作成されたタグカード1が有する無 タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部 155のデータ構成の一例を表す図である。

 この図11に示す例では、無線タグ回路素 ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶され データは、前述した書き込み情報であるタ IDと、処理対象となる電子ファイルの保存 の情報であるファイルアクセス情報と、電 ファイル全体を読み取り専用とするか否か ファイル属性情報及び各スライドごとに表 するか否かの処理態様情報からなるファイ 付加情報とから構成されている。

 図12は、本実施形態のリーダ200(無線タグ 信装置)を含む無線タグ読み取りシステム全 体を表すシステム構成図である。

 図12に示す無線タグ読み取りシステム11は 、上記タグラベル作成装置300で作成したタグ カード1から無線通信により情報の読み取り 行うためのアンテナ210(読み取り側アンテナ) を有する上記リーダ200と、このリーダ200と例 えばUSBケーブル等の接続手段3を介して接続 れ、表示部101及び操作部102等を有する上記PC 100とを備えている。なお、この無線タグ読み 取りシステム11は、例えば外出先にPC100及び ーダ200を携行して電子ファイルをプレゼン る場合等に用いられるものである(なお、リ ダについては携行せずに例えば外出先で汎 性のリーダを借用等してもよい)。この場合 、タグカード1の作成時に、前述したステッ S30においてラジオボタン53で「ローカル」を 選択し、プレゼン用の電子ファイルをPC100の ータベース103に保存するように設定する。

 図13は、上記無線タグ読み取りシステム11 を構成するPC100及びリーダ200の詳細機能を表 機能ブロック図である。この図13において リーダ200は、上記タグカード1に備えられる 線タグ回路素子Toのアンテナ151との間で無 通信により信号の授受を行う上記アンテナ21 0と、このアンテナ210を介し上記無線タグ回 素子ToのIC回路部150へアクセスする(この例で は読み取りを行う)とともに、無線タグ回路 子Toから読み出された信号を処理する高周波 回路201と、高周波回路201を介し無線タグ回路 素子ToのIC回路部150から読み出された信号を 理して情報を読み出すとともに無線タグ回 素子ToのIC回路部150へアクセスするためのア セス情報を生成する機能を含み、リーダ200 体の動作を制御する制御回路202と、操作者 操作可能な適宜のボタン、キー等を備えた 作部203と、上記PC100との間で接続手段3を介 て行われる通信の制御を行う通信制御部204 を有する。

 このような構成において、上記リーダ200 タグカード1の無線タグ情報を読み取る際に は、タグカード1をリーダ200側に近接させる( 信可能範囲に存在させる)。このとき、前述 したように、タグカード1の無線タグ回路素 ToのIC回路部150には、処理対象となる電子フ イルに関するファイルアクセス情報及びフ イル付加情報が記憶保持されており、これ の情報がリーダ200側に取得されることで、 記ファイルアクセス情報に基づいて電子フ イルがPC100のデータベース103より読み込ま 、当該電子ファイルが上記取得されたファ ル付加情報に基づいて開かれ表示部101に表 される。

 図14は、上記タグカード1の無線タグ情報 読み取り時にリーダ200の制御回路202によっ 実行される制御手順を表すフローチャート ある。

 この図14において、まずステップS210にお て、高周波回路201及びアンテナ210を介し、 グカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部15 0に記憶された情報を読み取るための信号を 信する。詳細には、例えば、無線タグ回路 子Toに記憶された情報を読み出すための「Scr oll ALL ID」信号(又は「Ping」信号)を生成して 高周波回路201を介して通信範囲内に存在する 無線タグ回路素子Toに送信され、返信を促す

 その後、ステップS220に移り、上記「Scroll  ALL ID」信号に対応し無線タグ回路素子Toか 送信(返信)されたリプライ信号がアンテナ21 0を介し受信され、高周波回路201を介し制御 路202へ取り込まれたかどうかを判定する。 れらステップS210及びステップS220が読み取り 側情報アクセス手段を構成するとともに、送 受信制御手段をも構成する。

 リプライ信号が受信されていなければ判 が満たされず、ステップS210に戻って同様の 手順を繰り返す。リプライ信号が受信された らステップS220の判定が満たされ、ステップS2 30へ移る。

 ステップS230では、上記無線タグ回路素子 Toから受信されたリプライ信号の中から、電 ファイルの保存先の情報であるファイルア セス情報及びファイル付加情報(この例では ファイル全体を読み取り専用とするか否かの ファイル属性情報及び各スライドごとに表示 するか否かの処理態様情報)を読み出して取 する(付加情報取得手段)。なお、これらの読 み出した情報は適宜の記憶手段(例えば制御 路202が有するメモリ等)に一時的に記憶され 。

 次に、ステップS240において、通信制御部 204及び接続手段3を介して処理機器としてのPC 100の制御回路105に制御信号を出力し、上記ス テップS230で取得したファイルアクセス情報 元にデータベース103へ電子ファイルデータ 問い合わせを行う。

 次のステップS250において、上記ステップ S240の問い合わせに対応した電子ファイルの ータをデータベース103から読み出すと共に その電子ファイルに対応した所定のアプリ ーション(例えば日本語ソフト、描画ソフト )を取得する。なお、これら読み出した電子 ファイルデータ及びアプリケーションデータ は適宜の記憶手段(例えば制御回路105が有す RAM等)に一時的に記憶される。また、上記ア リケーションについては、電子ファイルの 類に応じて適宜のアプリケーションを選択 るようになっている。

 そして、ステップS260において、通信制御 部204及び接続手段3を介してPC100の制御回路105 に制御信号を出力し、上記ステップS250で取 したアプリケーションを起動させる。

 その後、ステップS270において、通信制御 部204及び接続手段3を介してPC100の制御回路105 に制御信号を出力し(処理信号出力手段)、ス ップS230で取得したファイル付加情報に基づ いたファイル処理を行いつつ、上記起動した アプリケーション上で電子ファイルを開く。 すなわちこの例では、前述の図4に示す設定 基づき、電子ファイルを読み取り専用で開 と共に、非表示設定がされたスライド以外 スライドについてのみ表示部101に表示させ 。そして本フローを終了する。

 以上において、制御回路302により実行さ るステップS40が、各請求項記載の電子ファ ルの格納先を操作指定するための格納操作 号を入力する格納操作信号入力手段を構成 、ステップS60が、印字操作信号を入力する 字操作信号入力手段を構成し、またステッ S80が、無線タグの作成の開始を指示するた の開始指示信号を入力する指示信号入力手 を構成する。

 以上のように構成した本実施形態のタグ ベル作成装置300においては、制御回路302で グカード1への無線通信情報が生成されると ともに、電子ファイルに関するファイル付加 情報が生成され、高周波回路301で少なくとも これら無線通信情報及びファイル付加情報が アンテナ306を介し無線タグ回路素子ToのIC回 部150へ書き込まれて、タグカード1が作成さ る。そして、この作成されたタグカード1の 無線タグ回路素子ToのIC回路部150からリーダ20 0により情報読み取りが行われると、制御回 302によりその読み取り結果に応じてファイ が開かれPC100の表示部101に表示される。

 このとき、本実施形態においては、ファ ル付加情報が無線タグ回路素子ToのIC回路部 150に書き込まれていることにより、リーダ200 の読み取りに基づきPC100の表示部101でファイ 表示動作を行う際に、当該ファイル付加情 に対応した処理を行うことができる。すな ち本実施形態では、電子ファイルをその属 情報に応じて読み取り専用ファイルとして くと共に、複数のスライドからなる電子フ イルをその処理態様情報に応じて非表示設 がなされたスライド以外のスライドについ のみ表示を行うことができる。

 これにより、例えば顧客A,Bに対してプレ ンを行うような場合に、各顧客に対するス イド表示設定をファイル付加情報として記 させたタグカード1をそれぞれ作成しておけ ば、PC100のデータベース103には単一のプレゼ 用電子ファイルを保存しておくだけで、各 客に対するプレゼン時には対応するタグカ ド1をリーダ200で読み取ることにより、各顧 客に対応する表示設定でプレゼン用電子ファ イルをPC100の表示部101に表示させることがで る。以上のようにして、電子ファイルの処 におけるユーザのニーズに対応したきめ細 な設定等を特別な操作を必要とせず自動的 行うことができる。この結果、操作者の手 を低減し、利便性を大きく向上することが きる。

 また、本実施形態では特に、ファイル付 情報に、電子ファイルを読み取り専用とす か否かの属性情報を含める。これにより、P C100のデータベース103から電子ファイルの読 込み処理を行うとき、上記ファイル属性情 に対応し当該電子ファイルを読み取り専用 開くことができる。その結果、当該電子フ イルへの書き込みや修正、上書き保存等を 止することができる。

 また、本実施形態では特に、ファイル付 情報に、複数のスライドからなる電子ファ ルの各スライドの表示/非表示設定情報を含 める。これにより、PC100の表示部101で電子フ イルを表示させるとき、上記設定に応じた 示態様で表示を行うことができる。その結 、上述したように、例えば顧客A,Bに対して レゼンを行うような場合に単一のプレゼン 電子ファイルを用いて容易に各顧客に応じ スライド表示を行うことができる。

 また、本実施形態では特に、電子ファイ の格納先へアクセスするためのファイルア セス情報を無線タグ回路素子ToのIC回路部150 へ書き込む。これにより、リーダ200による読 み取り時に無線タグ回路素子ToのIC回路部150 ら当該ファイルアクセス情報を取得し、こ をもとに電子ファイルの格納先であるデー ベース103へアクセスすることで、処理対象 なる電子ファイルを確実に取得することが きる。

 また、本実施形態では特に、タグラベル 成装置300の制御回路302によって実行される ァイルアクセス情報設定手順(ステップS30及 びステップS40)により、操作者がPC100の操作部 102を用いて電子ファイルの格納先を操作指定 可能である。これにより、ユーザの操作によ って所望の格納先に電子ファイルを格納する とともに、その格納先に対応した情報を無線 タグ回路素子Toに書き込むことができる。

 また、本実施形態では特に、電子ファイ の格納先を、タグラベル作成装置300に接続 れたPC100が有するデータベース103とする。 れにより、例えばPC100を携行して、出先でリ ーダ200に接続してタグカード1の無線タグ回 素子Toから読み取りを行うことで、当該PC100 ネットワーク等に接続しなくとも当該PC100 データベース103から電子ファイルを取り出 ことができる。

 また、本実施形態では特に、印字ヘッド3 05により、電子ファイルの内容に対応した所 の印字情報を無線タグ回路素子Toを備える グテープ303に印刷し、タグカード1を作成す 。このように、タグカード1に電子ファイル の内容に対応した印字がなされることで、当 該タグカード1に対応した電子ファイルが何 あるかを、ユーザに対し視覚的に明確化す ことができる。

 また、本実施形態では特に、印字ヘッド3 05により、所定の印字情報として、電子ファ ルを構成する複数のスライドのうちの選択 れたスライド(選択されない場合はトップペ ージのスライド)のサムネイル画像及び電子 ァイルを識別可能なテキスト入力情報(入力 ない場合はファイルネーム)を印字領域S1,S2 それぞれ印刷する。このようにすることで 電子ファイルが何であるかをユーザに対し らに視覚的に明確化することができる。

 また、本実施形態では特に、タグラベル 成装置300の制御回路302によって実行される 字情報設定手順(ステップS50及びステップS60 )により、操作者がPC100の操作部102を用いてタ グカード1に印字する印字情報の内容を操作 定可能である。これにより、ユーザの好み 利用態様に応じて、タグカード1へどのよう 内容の印字を行うかを操作入力したりある は選択したりすることができ、さらに利便 が向上する。

 また、本実施形態では特に、PC100の表示 101を用いて、ファイル付加情報としてのフ イル属性情報、処理態様情報、電子ファイ の格納先に関するファイルアクセス情報、 字情報等に関する種々の設定を行う設定画 を表示する。これにより、ユーザが設定画 において、上記各種情報に関し、種々の設 を容易に効率よく行うことができる。

 また、本実施形態では特に、タグラベル 成装置300の制御回路302によって実行される グカード作成指示入力手順(ステップS80)に り、操作者がタグカード1の作成の開始を指 することにより、タグカード1の作成処理が 開始される。これにより、ユーザの最終的な タグ作成意志を確認した上でタグカードの作 成を開始することができる。

 次に、本発明の第2実施の形態を図15~図17 より説明する。なお、上記第1実施形態がPC1 00のデータベース103に処理対象の電子ファイ を格納し、当該PC100を携行してデータベー 103より電子ファイルを読み出す場合の実施 態であったのに対し、本実施形態はPC100に着 脱可能な外部メモリに電子ファイルを格納し 、外部メモリを携行して当該メモリより電子 ファイルを読み出す場合の実施形態である。

 図15は、本実施形態のタグラベル作成装 300を含む無線タグ生成システム10Aの全体を すシステム構成図であり、前述の図1に対応 る図である。図1と同様の部分には、同符号 を付し説明を省略する。

 この図15に示すように、本実施形態にお ては、PC100の図示しない外部スロットに着脱 可能なUSBメモリ等の外部メモリ4(外部記憶媒 )が装着されている。

 図16は、タグラベル作成装置300でタグカ ド1を作成する際におけるファイルアクセス 報の設定入力時に、PC100の表示部101に表示 れるファイル保存先設定画面の一例を表す である。この図16に示すように、本実施形態 では、ラジオボタン53で「外部メモリ」を選 し、入力ウィンドウ55に外部メモリ4に対応 る保存先のパスを入力する。これにより、 理対象である電子ファイルがPC100Aのデータ ース103の代わりに上記外部メモリ4に格納さ れる。

 図17は、本実施形態のリーダ200を含む無 タグ読み取りシステム11Aの全体を表すシス ム構成図であり、前述の図12に対応する図で ある。図12と同様の部分には、同符号を付し 明を省略する。

 本実施形態では、ユーザはタグラベル作 装置300で作成したタグカード1と外部メモリ 4、及びリーダ200を外出先に携行する(なお、 ーダについては携行せずに例えば外出先で 用性のリーダを借用等してもよい)。そして 、外出先(例えばプレゼンテーションを行う 客の会社)で外部スロットを有するPC100A(処理 機器)を借用し、当該PC100Aに携行した外部メ リ4を装着すると共に、リーダ200を接続手段3 を用いて接続する。これにより、図17に示す 線タグ読み取りシステム11Aが構成される。

 その後の操作は前述の第1実施形態と同様 であり、携行したタグカード1をリーダ200側 近接させる(通信可能範囲に存在させる)と、 タグカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部1 50に記憶保持された処理対象となる電子ファ ルに関するファイルアクセス情報及びファ ル付加情報がリーダ200側に取得され、上記 ァイルアクセス情報に基づいて電子ファイ がPC100Aに装着された外部メモリ4より読み込 まれ、当該電子ファイルが上記取得されたフ ァイル付加情報に基づいて開かれ表示部101に 表示される。

 上記構成である本実施形態においては、P C100に外付けする外部メモリ4に電子ファイル 格納し、これに対応した情報を無線タグ回 素子Toに書き込む。これにより、上述した うに、例えば外部メモリ4を携行して、出先 外部メモリ4を適宜のPC100Aに取り付け、リー ダ200を用いて無線タグ回路素子Toから読み取 を行うことで、当該外部メモリ4から電子フ ァイルを取り出すことができる。この場合、 前述の第1実施形態のようにPCに電子ファイル を格納する場合に比べ、ユーザが操作端末を 持ち歩く必要がなくなり、利便性をさらに向 上することができる。

 次に、本発明の第3の実施の形態を図18~図 22により説明する。なお、上記第2実施形態が PC100に着脱可能な外部メモリに電子ファイル 格納し、外部メモリを携行して当該メモリ り電子ファイルを読み出す場合の実施形態 あったのに対し、本実施形態は、例えばイ ターネット等の通信回線を介してPC100に接 されたサーバに電子ファイルを格納する場 の実施形態である。

 図18は、本実施形態のタグラベル作成装 300を含む無線タグ生成システム10Bの全体を すシステム構成図であり、前述の図1等に対 する図である。図1等と同様の部分には、同 符号を付し説明を省略する。

 この図18に示すように、本実施形態にお ては、PC100は、例えばインターネット等の有 線あるいは無線による通信回線5を介し、複 の各種電子ファイルを読み出し可能に格納 持する情報サーバ(コンテンツサーバ)7に接 されている。また、PC100は、上記第1実施形 及び第2実施形態と同様に、接続手段2を介し てタグカード1を作成するタグラベル作成装 300と接続されている。なお、ルートサーバ( ドレスサーバ)6を設けても良い。またこの ではPC100とタグラベル作成装置300とを接続手 段2で接続するようにしたが、上記通信回線5 介して接続するようにしてもよい。

 図19は、タグラベル作成装置300でタグカ ド1を作成する際におけるファイルアクセス 報の設定入力時に、PC100の表示部101に表示 れるファイル保存先設定画面の一例を表す である。この図19に示すように、本実施形態 では、ラジオボタン53で「サーバー」を選択 、入力ウィンドウ56に情報サーバ7(又はルー トサーバ6)に対応する保存先のパスを入力す 。これにより、処理対象である電子ファイ が通信回線5を介して情報サーバ7に格納さ る。

 図20は、上記ファイル付加情報及び印字 報等の設定入力時にタグラベル作成装置300 制御回路302″(図示せず)によって実行される 制御手順を表すフローチャートであり、前述 の図3に対応する図である。図3と同様の手順 は同符号を付し説明を省略する。

 図20において前述の図3と異なる点は、ス ップS63及びステップS67が追加された点であ 。すなわち、ステップS63では、通信制御部3 08及び接続手段2を介してPC100の制御回路105に 御信号を出力し、表示部101に上記処理対象 なる電子ファイルを保存する情報サーバ7に アクセスするための認証情報(パスワード)の 定画面を表示させて、操作者に当該認証情 の入力を促す。

 次のステップS67では、上記認証情報設定 面に応じて、操作者が操作部102を用いて認 情報を入力したかどうかを判定する。認証 報の入力があり、その情報が通信制御部104 び接続手段2を介して受信されている場合に は、判定が満たされ次のステップS70に移る。 なおこの場合、前述のステップS110では上記 証情報に対応した情報信号も生成され、ス ップS120ではこれを含めた情報信号が送信さ る。

 図21は、上記のようにしてタグラベル作 装置300で作成されたタグカード1が有する無 タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ部 155のデータ構成の一例を表す図である。

 この図21に示す例では、無線タグ回路素 ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶され データは、書き込み情報であるタグIDと、 理対象となる電子ファイルの保存先の情報 あるファイルアクセス情報と、電子ファイ を保存する情報サーバ7(又はルートサーバ6) アクセスするための上記認証情報と、ファ ル付加情報とから構成されている。

 図22は、本実施形態のリーダ200を含む無 タグ読み取りシステム11Bの全体を表すシス ム構成図であり、前述の図12等に対応する図 である。図12等と同様の部分には、同符号を し説明を省略する。

 本実施形態では、ユーザはタグラベル作 装置300で作成したタグカード1及びリーダ200 を外出先に携行する(なお、リーダについて 携行せずに例えば外出先で汎用性のリーダ 借用等してもよい)。そして、外出先(例えば プレゼンを行う顧客の会社)で例えばインタ ネットである通信回線5に接続可能なPC100Aを 用し、当該PC100Aに携行したリーダ200を接続 段3を用いて接続する。これにより、PC100Aは 通信回線5を介して上記情報サーバ7(又はルー トサーバ6)に接続され、図22に示す無線タグ み取りシステム11Bが構成される。

 その後の操作は前述の第1実施形態等と同 様であり、携行したタグカード1をリーダ200 に近接させる(通信可能範囲に存在させる)と 、タグカード1の無線タグ回路素子ToのIC回路 150に記憶保持された処理対象となる電子フ イルに関するファイルアクセス情報、認証 報及びファイル付加情報がリーダ200側に取 され、上記ファイルアクセス情報に基づい 電子ファイルが情報サーバ7から通信回線5 介して読み込まれ、当該電子ファイルが上 取得されたファイル付加情報に基づいて開 れ表示部101に表示される。なお、上記情報 ーバ7にアクセスする際には、タグカード1の 無線タグ回路素子Toから取得した認証情報を 報サーバ7に送信することで、アクセスが許 可されるようになっている。

 上記構成である本実施形態においては、 グラベル作成装置300にPC100A及び通信回線5を 介して接続される情報サーバ7に電子ファイ を格納し、これに対応した情報を無線タグ 路素子Toに書き込む。これにより、例えばリ ーダ200を用いて無線タグ回路素子Toから読み りを行い、出先で情報サーバ7にアクセスす ることで、当該情報サーバ7から電子ファイ を取り出すことができる。この場合、上記 1実施形態や第2実施形態のようにPC100や外部 モリ4に電子ファイルを格納する場合に比べ 、ユーザがそれらPC100や外部メモリ4を持ち歩 く必要がなくなり、利便性をさらに高めるこ とができる。

 また、本実施形態では特に、無線タグ回 素子ToのIC回路部150に認証情報を書き込んで おくことにより、電子ファイルを取り出すた めに情報サーバ7へアクセスする際に認証が 要な構成としても、無線タグ回路素子Toから 当該認証情報を読み取って用いるようにすれ ば、容易にアクセスを行うことができる。し たがって、電子ファイルを格納する情報サー バ7のセキュリティ性を確保しつつ、利便性 向上することができる。

 なお、上記は例えばインターネット等の 範な通信回線を介して接続する場合の例で るため、情報サーバ7のセキュリティの確保 のために認証情報を用いるようにしたが、こ れに限られず、例えば会社内の会議でプレゼ ンを行うために、社内LAN等の狭小な範囲の通 信回線を介して接続する場合等においては、 認証情報を用いなくてもよい。

 なお、上記第1~第3実施形態は、上記の各 様に限られず、その趣旨と技術思想の範囲 逸脱しない範囲で更に種々の変形が可能で る。以下その変形例を説明する。

 (A-1)スキャナを用いて電子ファイルを作成 る場合
 図23は、本変形例におけるタグラベル作成 置300を含む無線タグ生成システム10Cの全体 表すシステム構成図であり、前述の図1に対 する図である。図1と同様の部分には、同符 号を付し説明を省略する。

 図23に示す無線タグ生成システム10Cは、 線タグ回路素子Toを有するタグカード1を作 するための上記タグラベル作成装置300と、 のタグラベル作成装置300と例えばUSBケーブ 等の接続手段2を介して接続され、表示部101 び操作部102等を有するPC100と、このPC100と接 続手段9を介して接続され、電子ファイル化 対象となる対象物(印刷物等)に対し光学的に 検出を行うスキャナ8(検出手段)とを備えてい る。

 上記構成の無線タグ生成システム10Cにお ては、所定の対象物を電子ファイル化した 場合には、スキャナ8によって対象物の光学 的検出を行うことで、この検出結果に応じて 電子ファイルを作成し、PC100のデータベース1 03に保存できるようになっている。

 図24は、上記無線タグ生成システム10Cを 成するPC100及びタグラベル作成装置300の詳細 機能を表す機能ブロック図であり、前述の図 2に対応する図である。図2と同様の部分には 符号を付し説明を省略する。

 この図24において、PC100の通信制御部104に は上記接続手段9を介して上記スキャナ8が接 されており、これによりタグラベル作成装 300、PC100及びスキャナ8の間で情報の送受が 能となっている。一方、タグラベル作成装 300は、上記スキャナ8による電子ファイルの 作成処理を行う制御機能を有する制御回路302 ′を有している。

 図25は、ファイル付加情報及び印字情報 の設定入力時にタグラベル作成装置300の制 回路302′によって実行される制御手順を表 フローチャートであり、前述の図3に対応す 図である。図3と同様の手順には同符号を付 し説明を省略する。

 図25において前述の図3と異なる点は、ス ップS3、ステップS5及びステップS7が追加さ た点である。すなわち、ステップS3では、 信制御部308及び接続手段2を介してPC100の制 回路105に制御信号を出力し、当該制御回路10 5から表示部101に表示信号を出力させること 、表示部101にスキャナ8による電子ファイル 作成処理を行うか否かの確認画面を表示さ て、操作者に電子ファイル作成指示の入力 促す(設定表示信号出力手段)。そして、次 ステップS5では、上記確認画面に応じて、操 作者が操作部102を用いて電子ファイルの作成 指示入力を行ったかどうかを判定する。作成 指示の入力があり、その情報が通信制御部104 及び接続手段2を介して受信されている場合 は、判定が満たされ次のステップS7に移る。 ステップS7では、通信制御部308及び接続手段2 ,9を介してスキャナ8に制御信号を出力し、ス キャナ8を起動させて対象物の検出を行わせ 。この検出信号は、接続手段9を介してPC100 出力され、適宜の場所(この例ではデータベ ス103)に電子ファイルとして格納される(電 ファイル作成手段)。

 この後のステップ10~ステップS100について は、前述の図3と同様であるので説明を省略 る。なおこのとき、ステップS10で行われる 加情報設定画面の表示(前述の図4参照)やス ップS50で行われる印字情報設定画面の表示( 述の図6参照)等は、前述のプレゼンテーシ ンファイルの場合と異なり、スキャナ8で読 取って作成した電子ファイルに応じた画面 示を行うようになっている。例えば、図4に 示す付加情報設定画面においては、「非表示 スライドのチェック」が「非表示画像のチェ ック」となりウィンドウ51内にスキャナ8で読 み取った画像が表示され、図6に示す印字情 設定画面においては、ウィンドウ57内にスキ ャナ8で読み取った複数の画像が表示され、 ィンドウ59内にはラジオボタン58で選択され スキャナ画像のサムネイル画像が表示され 。

 上記構成である本変形例によれば、所定 対象物を電子ファイル化したい場合に、ス ャナ8によって対象物の光学的検出を行うこ とで、この検出結果に応じた電子ファイルを 作成することができる。

 なお、上記では前述の第1実施形態と同様 に電子ファイルの格納先がPC100のデータベー 103である場合を例にとって説明したが、こ に限られず、前述の第2実施形態や第3実施 態のように電子ファイルの格納先を外部メ リやサーバとしてもよい。

 また、上記スキャナ8で複数の対象物の検 出を行う場合には、それら複数の対象物を一 括して若しくは複数のうち所定個数ごと(例 ば1ページごと)に、1つの電子ファイルとし 、若しくは互いに関連づけて1つの電子ファ ル群を形成させるようにしてもよい。これ より、電子ファイルとしたい一連の関連し 複数の対象物(例えば1つの書類の複数ペー 等)があった場合に、それら複数の対象物を らばらに独立した電子ファイルとして形成 るのでなく、1つの電子ファイル(又は互い 関連づけた電子ファイル群)とすることで、 括的に取り扱うことができる。

 (A-2)その他
 以上においては、ファイル付加情報として ファイルの属性情報(読み取り専用)及びフ イルの処理態様情報(各スライドの表示/非表 示)を例にとって説明したが、これに限られ い。すなわち、ファイル属性情報としては 上記以外にも例えばファイル作成時のアプ ケーションのバージョン情報やファイルの 密の程度を表す機密度情報等であってもよ し、ファイルの処理態様情報としては、上 以外にも例えば表示の濃淡や表示速度等の 報であってもよい。また、これら以外にも 電子ファイルの処理動作後の結果物の態様 係わる結果物態様情報(例えばファイル表示 のフォントや言語情報等)をファイル付加情 報としてもよい。この場合、PC等の処理機器 ファイルの表示動作を行うとき、上記ファ ル付加情報に対応し、当該電子ファイルを 望のフォントや言語で表示させることがで る。さらに、この他にも、電子ファイルの 成年月日やバージョン情報、又はファイル 理を行う推奨アプリケーション情報等をフ イル付加情報としてもよい。

 また、以上においては、電子ファイルの 理の一例として、PC100の表示部101による表 を一例として説明したが、これに限られず 例えばプリンタによる印刷、プロジェクタ よる投影等の処理を行ってもよい。

 本発明の第4実施形態を図26~図34により説 する。本実施形態は、例えば複数の操作者 よって使用される共用の端末において、作 を途中で中断した操作者がその後同一の端 で作業状態を再現して作業を再開する場合 、本発明を適用したものである。上記第1~ 3実施形態と同等の部分には同一の符号を付 、適宜説明を省略又は簡略化する。

 図26は、第4実施形態の無線タグ通信処理 置(情報端末)であるPC2100を含む無線タグシ テム全体を表すシステム構成図である。

 図26に示す無線タグシステム2010は、上記 1実施形態と同様の構成及び機能を備えたタ グラベル作成装置300(無線タグ通信装置)と、 記アンテナ210(読み取り側アンテナ、装置側 アンテナ)を有し、上記第1実施形態と同様の 成及び機能を備えたリーダ200と、上記タグ ベル作成装置300と例えばUSBケーブル等の接 手段2を介して接続されると共に、上記リー ダ200と例えばUSBケーブル等の接続手段3を介 て接続された、PC端末(又は汎用コンピュー 。以下、「PC」と記載)2100(無線タグ通信処理 装置)とを有している。

 タグラベル作成装置300は、上記無線タグ 路素子To(後述の図30等参照)を有するタグカ ド2001(無線タグ)を作成する。リーダ200は、 記アンテナ210を介し、タグラベル作成装置3 00で作成したタグカード2001から無線通信によ り情報の読み取りを行う。PC2100は、表示部101 及び操作部102等を備えている。

 上記無線タグシステム2010を構成するPC2100 及びタグラベル作成装置300の機能的構成は、 上記第1実施形態の図2に示した通りである。

 すなわち、図2において、PC2100は、操作者 が例えば文書の作成・編集等の作業を行うた めに操作入力を行うための適宜のボタン、キ ー、マウス等を備えた上記操作部102(作業用 作手段)と、操作者に対し表示を行うための 記表示部101(第1表示手段、第2表示手段)と、 各種アプリケーションソフトや電子ファイル 等が格納されるハードディスク等の記憶部と してのデータベース(以下、単にデータベー と記載)103とを有している。その他、通信制 部104及び制御回路105については上記第1実施 形態等と同様であるので説明を省略する。

 同様に、図2において、タグラベル作成装 置300は、タグテープロール304から繰り出され たタグテープ303のうち上記無線タグ回路素子 Toに対応した領域S(後述の図30参照)に所定の 字を行う印字ヘッド305と、タグテープ303へ 印字及び無線タグ回路素子Toへの上記情報書 き込みが終了したタグテープ303を所定の長さ に切断してタグカード2001とするカッタ307と 有している。その他、タグテープロールホ ダ部310、アンテナ306(作成側アンテナ、装置 アンテナ)、高周波回路301、通信制御部308、 及び搬送装置309については上記第1実施形態 と同様であるので説明を省略する。

 そして、上記構成において、操作者がPC21 00の上記操作部102を用いて処理対象データ(例 えば文書ファイル)に対し所定の作業操作を っている最中に、例えば急な来客又は電話 出る等の事情により途中で作業を中断した 合、作業中止後所定の時間経過後に、当該 作者による作業中断時の作業状態を表す操 者用処理補助情報としての個人作業情報(詳 は後述)がPC2100のデータベース103に保存され 、PC2100からタグ作成指示信号が接続手段2を してタグラベル作成装置300に対し送信され 。当該信号を受信したタグラベル作成装置30 0は、上記個人作業情報に基づく所定の印字 印字ヘッド305により行うと共に、高周波回 301によりアクセス情報を生成して装置側ア テナ306を介して無線タグ回路素子Toに送信し 、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ上記個 作業情報の書き込みを行う。このようにし 、上記個人作業情報を記憶させたタグカー 2001が作成される。

 図27は、上記タグカード作成時にPC2100の 御回路105によって実行される制御手順を表 フローチャートである。

 図27において、まずステップS2010では、タ グ作成処理を開始するか否かを判定する。具 体的には、例えば、操作者の作業中止後タグ 作成処理を開始するまでの時間(言い換えれ 操作部102の非操作連続時間)が予め設定され おり、操作者の作業中止後当該設定時間が 過したか否かを判定する。なお、この第4実 施形態では、上記設定時間に合わせて表示部 101の表示切り替え(いわゆるスクリーンセー の動作)が行われるように設定されており、 クリーンセーバの動作に連動して自動的に グ作成処理を開始するようになっている。

 次のステップS2020では、操作者による作 中断時の作業状態を表す個人作業情報をデ タベース103に保存する。この個人作業情報 、操作者が作業に使用しているアプリケー ョンを表すアプリケーション情報、そのア リケーションを用いて作業中のファイル内 を表すファイル情報、及び上記アプリケー ョンを用いて行っているファイルの作業状 を表す作業状況情報とから構成されている( 述の図28参照)。

 次のステップS2030では、無線タグ回路素 Toの識別情報であるタグID及びタグカード2001 の上記印字領域Sに印字する印字情報を設定 る。このとき、タグIDは自動的に割りふられ 設定されるようになっており、また印字情報 についても操作者又は上記個人作業情報に関 連する情報(例えば操作者名。後述の図30参照 )が自動的に設定されるようになっている。 して、設定したタグID及び印字情報をデータ ベース103に保存する。なお、当該タグIDと印 情報は上記個人作業情報と関連付けられてP C2100のデータベース103に保存されるようにな ている。

 なお、上記では操作者名をタグカード2001 に印字する印字情報としたが、例えば中断し た作業手順内容やそのとき用いたアプリケー ション情報、又は作業ファイル名等、個人作 業情報に関連する情報を印字情報としてもよ い。また、上記ではタグID及び印字情報が制 回路105によって自動的に設定されるように たが、これに限られず、予め操作者が決定 て設定するようにしてもよい。

 次のステップS2040では、通信制御部104及 接続手段2を介してタグラベル作成装置300の 御回路302に対し、タグカード2001の作成指示 を行うためのタグ作成指示信号を送信する。 そして、このフローを終了する。

 図28は、操作者が作業を途中で中断した のPC2100の表示部101の表示画面の一例を表す である。

 この図28において、操作者は、日本語ワ プロソフト等の文書作成アプリケーション 用い、表示部101に表示された入力ウィンド 2050の中で文書ファイル(この例では「要約書 」)の作成を行っている途中である。この例 は文書中の反転部2051に示すように「無線タ 回路素子To」のテキストについてコピー・ ンド・ペーストを行うために反転(選択)させ た状態で作業が中断されている(コピーはま 行われていない)。この例では、上記個人作 情報は、ワープロソフトを表すアプリケー ョン情報、途中まで(入力ウィンドウ2050中 表示されたところまで)作成された文書ファ ル「要約書」の内容を表すファイル情報、 び「無線タグ回路素子To」のテキストにつ てコピー・アンド・ペーストを行うために 転(選択)させた手順まで行われたことを表す 作業状況情報とから構成される。

 なお、上記では中断する直前の作業手順 一例としてテキストの反転(選択)を例にと て説明したが、これに限られない。すなわ 、例えばひらがな変換、網掛け等の文字装 、又は書式の設定・変更等、操作者が文書 成作業に用いるアプリケーション上で行え 作業手順であれば、その他の種々の作業手 が含まれるものである。

 図29は、上記タグカード作成時にタグラ ル作成装置300の制御回路302によって実行さ る制御手順を表すフローチャートであり、 記第1実施形態の図8に対応する図である。な お、制御回路302は、上記ステップS2030におい PC2100の制御回路105から送信されたタグ作成 示信号を受信した際にこのフローを開始す 。

 まずステップS2110において、通信制御部30 8及び接続手段2を介してPC2100の制御回路105に 御信号を送信し、上記ステップS2020及びス ップS2030においてPC2100のデータベース103に保 存された上記タグID、印字情報、及び個人作 情報を読み出し取得する。

 その後、ステップS2120に移り、高周波回 301によりアクセス情報を生成して装置側ア テナ306を介して無線タグ回路素子Toへ送信し 、IC回路部150へ上記ステップS2110で取得した グID及び個人作業情報の書き込みを行う。ま た、上記ステップS2110で取得した印字情報に づいた印字ヘッド305による印字を行う。

 そして次のステップS2130で、テープ切断 行って1つの無線タグ回路素子Toを備えたタ カード2001を作成し、このルーチンを終了す 。

 図30は、上記制御によりタグラベル作成 置300で作成されたタグカード2001の全体概略 造の一例を表す上面図である。

 この図30において、タグカード2001はこの ではカード状に形成されており、略四角薄 形状の基材2と、この基材2に配置された上 無線タグ回路素子Toとから構成されている。

 基材2の表側(上面)には、このタグカード2 001を所持する操作者の名前を印字した領域S 備えている。なお、前述したようにこの領 Sに印字する印字情報としては個人作業情報 関連する情報であってもよく、また文字に られず図形や符号、あるいは単なる色塗り 模様等であってもよい。すなわち、何らか 形で操作者や個人作業情報内容を認識・識 できるものであればよい。またタグカード2 001の大きさは、例えば名刺大等各種サイズの ものとして構成できる。通常のA4版又はB5版 の紙(印刷してもしなくてもよい)に、無線タ グ回路素子Toを取り付けた(例えばラベル状の ものを貼付した)ものとしてもよい。

 無線タグ回路素子Toは、この例では、基 2の面方向中心部(この例では図30の上下方向 心部)より一方側(この例では図30中下方側) 偏って配置されている。言い換えれば、領 Sと無線タグ回路素子Toとが平面視において るべく重ならないように、配置されている なお、無線タグ回路素子Toの機能的構成につ いては、第1実施形態の図10と同様のもので足 りるので、説明を省略する。

 図31は、上記のようにしてタグラベル作 装置300で作成されたタグカード2001が有する 線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモリ 部155のデータ構成の一例を表す図である。

 この図31に示す例では、無線タグ回路素 ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶され データは、前述したタグ識別情報であるタ IDと、操作者による作業中断時の作業状態 表し、アプリケーション情報、ファイル情 及び作業状況情報から構成される個人作業 報とを有している。上記個人作業情報中の プリケーション情報は、例えば「C:\・・・\ ・・\アプリケーション名.EXE」といったよ なPC2100のデータベース103におけるアプリケ ションソフトの所在地を示す電子アドレス 報から構成され、また上記ファイル情報も 様に例えば「C:\・・・\・・・\ファイル名」 といったファイルデータの所在地を示す電子 アドレス情報から構成されている。

 また、上記個人作業情報中の作業状況情 は、作業コード(通常:00、選択中:01、変換中 :02、文字装飾:03、書式設定中:04、・・・)、 ーソル位置(X1,Y1)、作業中位置(X2,Y2)、及び作 業対象文字数等の情報を含むものであり、前 述したように例えば所定のテキストについて コピー・アンド・ペーストを行うために反転 (選択)させた手順まで行われたこと等の具体 な作業状況を表す情報を含んでいる。

 なお、アプリケーション情報及びファイ 情報としては、上記したようなアドレス情 に限られず、例えばアプリケーションソフ のプログラムデータ自体又はファイルデー 自体を無線タグ回路素子Toのメモリ部155に 憶するようにしてもよい。また、メモリ部15 5に記憶されるデータには、詳細にはフォー ットタイプを表すデータや各データ間に挟 れるセパレータ等が含まれるが、簡略化の めここでは図示を省略する。

 一方、上記無線タグシステム2010のうち、 リーダ200の機能的構成は、上記第1実施形態 図13に示したとおりである。すなわち、図13 おいて、本実施形態のリーダ200は、上記タ カード2001に備えられる無線タグ回路素子To アンテナ151との間で無線通信により信号の 受を行う上記アンテナ210を有している。そ 他、高周波回路201、操作部203、及び通信制 部204については前述と同様であるので説明 省略する。

 上記構成において、上記リーダ200でタグ ード2001の無線タグ情報を読み取る際には、 タグカード2001をリーダ200側に近接させる(通 可能範囲に存在させる)。このとき、前述し たように、タグカード2001の無線タグ回路素 ToのIC回路部150には、操作者による作業中断 の作業状態を表す個人作業情報が記憶保持 れており、この情報がリーダ200側に取得さ ることで、当該個人作業情報中のアプリケ ション情報、ファイル情報及び作業状況情 に基づいてPC2100のデータベース103よりアプ ケーションが読み込まれると共にファイル 作業中断時の状態で開かれ、作業中断時の 業状況が表示部101に再現される。

 図32は、上記タグカード2001の無線タグ情 の読み取り時にPC2100の制御回路105によって 行される制御手順を表すフローチャートで る。

 この図32において、まずステップS2210にお いて、通信制御部104及び接続手段3を介して ーダ200の制御回路202に対し、タグカード2001 無線タグ情報を読み取るためのタグ読み取 指示信号を送信する。

 次のステップS2220では、上記タグ読み取 指示信号を受信したリーダ200がタグカード20 01の無線タグ回路素子Toに対し記憶された情 を読み取るための信号を送信し、これに対 して無線タグ回路素子Toから送信(返信)され リプライ信号が、リーダ200から接続手段3を 介して受信されたか否かを判定する。リーダ 200からリプライ信号が受信されていなければ 判定が満たされず、本ステップを繰り返す。 リプライ信号が受信されたら判定が満たされ 、次のステップS2230へ移る。

 ステップS2230では、上記リーダ200から受 されたリプライ信号の中から、操作者によ 作業中断時の作業状態を表す個人作業情報 読み出して取得する。なお、この読み出し 情報は適宜の記憶手段(例えば制御回路105が するメモリ等)に一時的に記憶される。

 次に、ステップS2240において、上記ステ プS2230で取得した個人作業情報中のアプリケ ーション情報及びファイル情報を元にデータ ベース103へ電子ファイルデータ及びアプリケ ーションの問い合わせを行う。

 次のステップS2250において、上記ステッ S2240の問い合わせに対応した電子ファイルの データをデータベース103から読み出すと共に 、上記問い合わせに対応するアプリケーショ ン(例えば日本語ソフト、描画ソフト等)を取 する。なお、これら読み出した電子ファイ データ及びアプリケーションデータは適宜 記憶手段(例えば制御回路105が有するメモリ 等)に一時的に記憶される。

 そして、ステップS2260において、上記ス ップS2250で取得したアプリケーションを起動 させる。

 その後、ステップS2270において、上記ス ップS2230で取得した個人作業情報中の作業状 況情報に基づき、上記起動したアプリケーシ ョン上で電子ファイルを開く。すなわちこの 例では、前述の図28に示すように、アプリケ ションとして日本語ワープロソフトが起動 れ、作成途中の文書「要約書」が開かれ、 無線タグ回路素子To」のテキストが反転(選 )された状態が表示部101に再現される。これ により、操作者は中断前に行おうとしていた 作業、すなわち「無線タグ回路素子To」のテ ストのコピー・アンド・ペーストを直ちに 開することができるようになっている。そ て本フローを終了する。

 図33は、上記タグカード2001の無線タグ情 の読み取り時にリーダ200の制御回路202によ て実行される制御手順を表すフローチャー である。なお、制御回路202は、上記ステッ S2210においてPC2100の制御回路105から送信さ たタグ読み取り指示信号を受信した際にこ フローを開始する。

 この図33において、まずステップS2310では 、高周波回路201及びアンテナ210を介し、タグ カード1の無線タグ回路素子ToのIC回路部150に 憶された情報を読み取るための信号を送信 せる。詳細には、例えば、無線タグ回路素 Toに記憶された情報を読み出すための「Scrol l ALL ID」信号(又は「Ping」信号)を生成して 周波回路201を介して通信範囲内に存在する 線タグ回路素子Toに送信させ、返信を促す。

 その後、ステップS2320に移り、上記「Scrol l All ID」信号に対応し無線タグ回路素子Toか ら送信(返信)されたリプライ信号がリーダ200 アンテナ210を介し受信され、高周波回路201 介し制御回路202へ取り込まれたかどうかを 定する。この判定は、上記リプライ信号を 得したリーダ200の制御回路202からリプライ 号が受信されたか否かによって判定する。

 リーダ200からリプライ信号が受信されて なければ判定が満たされず、ステップS2310 戻って同様の手順を繰り返す。リプライ信 が受信されたらステップS2320の判定が満たさ れ、次のステップS2330へ移る。

 ステップS2330では、通信制御部204及び接 手段3を介してPC2100の制御回路105に対し、上 受信したリプライ信号を送信し、本フロー 終了する。

 以上において、PC2100の制御回路105によっ 実行されるステップS2040は、各請求項記載 、書き込み制御信号出力手段を構成すると もに、送受信指示手段をも構成する。

 また、PC2100の制御回路105によって実行さ るステップS2210は、個人作業情報又はこれ 対応する情報を前記無線タグ回路素子から み取るための読み取り制御信号を出力する み取り制御信号出力手段を構成するととも 、送受信指示手段をも構成する。

 以上のように構成した第4実施形態のPC2100 においては、操作者は、表示部101に表示を行 わせつつ、操作部102を介し操作入力を行い、 所定の作業を行う。このとき、このPC2100は、 無線タグ回路素子Toと無線通信可能なアンテ 306を備えたタグラベル作成装置300に接続さ ており、当該PC2100の制御回路105によってタ ラベル作成装置300に対しタグ作成指示信号 出力される。これにより、操作者の現在の 人作業情報が、タグラベル作成装置300のア テナ306を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部 150に書き込まれ、タグカード2001が作成され 。

 そして、作業を再開する際には、上記タ ラベル作成装置300で作成されたタグカード2 001の無線タグ回路素子Toに記憶された個人作 情報がリーダ200により読み取られることで 当該個人作業情報に基づいて作業中断時の 業状況が表示部101に再現される。

 このように、操作者が例えば急な来客又 電話に出る等の何らかの事情により作業途 で作業を中断し、後になって異なる時間に じ端末で当該中断時の作業状況より作業を 開したい場合において、当該無線タグ回路 子Toより読み取った個人作業情報を用いて 容易に中断時の作業状況を再現することが きる。この結果、操作者の手間を低減し、 便性を向上することができる。

 また、この第4実施形態では特に、タグカ ード2001の無線タグ回路素子Toに書き込む個人 作業情報にアプリケーションを用いて行って いるファイルの作業状況を表す作業状況情報 を含める。これにより、操作者が所定のアプ リケーションを用いて表示部101に表示させつ つ(又は操作部102により編集しつつ)ファイル 使用していたとき、何らかの事情で作業途 で作業を中断した場合であっても、後にな て容易に中断時の当該アプリケーションフ イルの表示状態(又は編集状態)を再現する とができる。

 また、この第4実施形態では特に、PC2100の 制御回路105が作業中止後所定の時間経過後に 自動的にタグ作成処理を開始し、タグラベル 作成装置300にタグ作成指示信号の送信を行う 。これにより、操作者が特に何らかの操作を 行わなくても、所定のタイミングが到来する ことで自動的に操作者の現在の個人作業情報 が無線タグ回路素子ToのIC回路部150に書き込 れるので、操作者の操作負担がなく、さら 容易に中断時の作業状況を再現することが きる。

 また、この第4実施形態では特に、PC2100の 制御回路105により、表示部101の表示切り替え (いわゆるスクリーンセーバの動作)に連動し 自動的にタグ作成処理を開始する。このよ に表示切り替えに連動してタグ作成処理を 始することで、操作者に対しタグ作成を開 したことを視覚的に報知することができる

 なお、上記第4実施形態では、単一のアプ リケーションを用いて作業(この例では日本 ワープロソフトを用いて文書作成作業)を行 ている場合を例にとって説明したが、これ 限られず、例えば描画ソフトを用いて図面 作成しつつワープロソフトを用いて文書を 成するといったように、複数のアプリケー ョンを用いて複数の作業を行っている場合 も、適用可能である。この場合、図34に示 ように、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の モリ部155に対し、アプリケーション1(例え 描画ソフト)に対応するアプリケーション情 、ファイル情報及び作業状況情報と、アプ ケーション2(例えばワープロソフト)に対応 るアプリケーション情報、ファイル情報及 作業状況情報とを書き込み、タグカード2001 を作成すればよい。これにより、操作者が複 数のアプリケーションを用いて作業を行って いた場合であっても、その作業状況を再現す ることができる。

 次に、本発明の第5実施形態を図35~図B043 より説明する。本実施形態は、ネットワー に複数の端末が接続されている場合におい 、端末で作業を途中で中断した操作者がそ 後他の端末で作業環境を復元して作業を再 する場合の例である。

 図35は、第5実施形態の無線タグ通信処理 置(情報端末)であるPC2100A,2100B・・・を有す 無線タグシステム2010A,2010B・・・を含むネ トワークシステムの全体構成を表すシステ 構成図である。

 この図35に示すように、本実施形態にお ては、複数のPC2100A,2100B・・・は、例えばイ ターネット等の有線あるいは無線による通 回線5を介し、複数の各種電子ファイルを読 み出し可能に格納保持するサーバ7に接続さ ている。上記PC2100A,2100B・・・は、上記第4実 施形態と同様に、接続手段2,3を介してタグカ ード2001を作成するタグラベル作成装置300及 タグカード2001の無線情報を読み取るリーダ2 00とそれぞれ接続されており、これにより複 の無線タグシステム2010A,2010B・・・がそれ れ構築されている。

 このネットワークシステムでは、サーバ7 に各種アプリケーションや各種ファイルデー タ等が格納されており、操作者によって各PC2 100A,2100B・・・で行われる作業は、サーバ7か 各種アプリケーションや各種ファイルデー が各PC上のメモリに読み出されることで行 れる。そして、作業により作成・編集等さ た各種ファイルデータは、サーバ7に保存さ るようになっている。

 以下、操作者が無線タグシステム2010AのPC 2100Aで行っていた作業を中断し、その他の端 、すなわち無線タグシステム2010BのPC2100Bで 業を再開する場合を例にとって説明する。 ず、無線タグシステム2010Aで行われるタグ ード2001の作成について説明する。

 図36は、上記ネットワークシステムの複 の無線タグシステムのうち、無線タグシス ム2010AのPC2100A及びタグラベル作成装置300を 出してその詳細機能を表す機能ブロック図 あり、上記第1実施形態の図2に対応する図で ある。

 この図36において、PC2100A(無線タグ通信処 理装置)は、前述と同様の表示部101及び操作 102と、各種アプリケーションソフトや電子 ァイル等が格納される上記サーバ7と通信回 5を介して行われる通信、及び上記タグラベ ル作成装置300(無線タグ通信装置)との間で接 手段2を介して行われる通信の制御を行う通 信制御部104と、これら表示部101、操作部102及 び通信制御部104を含むPC2100A全体の動作を制 する制御回路105Aとを有する。

 この第5実施形態においては、操作者がPC2 100Aにおいて上記操作部102を用いて処理対象 ータ(例えば文書ファイル)に対し所定の作業 操作を行っている最中に、例えば急な来客又 は電話に出る等の事情により途中で作業を中 断した場合、作業中止後所定の時間経過後に 、当該操作者によるPC2100Aの表示部101におけ 作業環境を表す操作者用処理補助情報とし の個人作業情報(この例では操作者によりデ クトップ上に作成されたショートカットに わるショートカット情報)がサーバ7に保存 れる。また、PC2100Aからタグ作成指示信号が 接続手段2を介してタグラベル作成装置300に 対し送信される。当該信号を受信したタグラ ベル作成装置300は、上記操作者又は個人作業 情報に基づく所定の印字を印字ヘッド305によ り行うと共に、高周波回路301によりアクセス 情報を生成して装置側アンテナ306を介して無 線タグ回路素子Toに送信し、無線タグ回路素 ToのIC回路部150へ上記個人作業情報(ショー カット情報)の書き込みを行う。このように て、上記個人作業情報を記憶させたタグカ ド2001が作成される。

 図37は、上記タグカード作成時にPC2100Aの 御回路105Aによって実行される制御手順を表 すフローチャートであり、前述の図27に対応 る図である。図27と同様の手順には同符号 付し説明を省略する。

 ステップS2010は前述の図27と同様であり、 操作者の作業中止後設定時間が経過したか否 かによりタグ作成処理を開始するか否かを判 定し、経過している場合には判定が満たされ て次のステップS2020Aに移る。

 ステップS2020Aでは、操作者によるPC2100Aの 表示部101における作業中断時の作業環境を表 す個人作業情報(この例ではショートカット 報)を通信制御部104及び通信回線5を介してサ ーバ7に保存する。このショートカット情報 、デスクトップ上におけるショートカット 図柄を表す描画情報、及び当該ショートカ トに対応するアプリケーション又はファイ データのサーバ7における所在を表す電子ア レス情報等から構成されている。

 その後のステップS2030及びステップS2040は 前述の図27と同様であるので説明を省略する 以上で本フローを終了する。

 図38は、操作者が作業を途中で中断した のPC2100Aの表示部101の表示画面の一例を表す である。

 この図38において、表示部101のデスクト プ2055には、所望の作業を行うためのアプリ ーションを起動するためのショートカット2 052,2053,2054が操作者により複数(この例では3つ )作成されている。この図38に示す例では、上 記個人作業情報は、デスクトップ2055上の全 ョートカット2052,2053,2054の各図柄を表す描画 情報と、各ショートカットにそれぞれ対応す るアプリケーション(又はファイルデータ)の ーバ7における所在を表す電子アドレス情報 とを有する、ショートカット情報で構成され ている。上記対応するアプリケーション等の サーバ7における所在を表す電子アドレス情 は、例えば「\\server\・・・\」といったよう 電子アドレス情報から構成されている。

 タグラベル作成装置300の制御回路302によ て実行される制御内容は、前述の図29と同 であるので説明を省略する。図39は、このよ うにしてタグラベル作成装置300で作成された タグカード2001が有する無線タグ回路素子Toの IC回路部150の上記メモリ部155のデータ構成の 例を表す図である。

 この図39に示すように、無線タグ回路素 ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶され データは、タグ識別情報であるタグIDと、 人作業情報とを有している。個人作業情報 しては、前述のように、ショートカット2052 関わる描画情報及び電子アドレス情報から る上記ショートカット情報、ショートカッ 2053に関わる描画情報及び電子アドレス情報 からなる上記ショートカット情報、及びショ ートカット2054に関わる描画情報及び電子ア レス情報とが含まれている。

 次に、無線タグシステム2010Bで行われる グカード2001の無線タグ情報の読み取りにつ て説明する。図40は、上記ネットワークシ テムの複数の無線タグシステムのうち、無 タグシステム2010BのPC2100B及びリーダ200を抽 してその詳細機能を表す機能ブロック図で り、上記第1実施形態の図13等に対応する図 ある。

 この図40において、PC2100B(無線タグ通信処 理装置)は、上記PC2100Aと同様に、表示部101及 操作部102と、各種アプリケーションソフト 電子ファイル等が格納される上記サーバ7と 通信回線5を介して行われる通信、及び上記 ーダ200(無線タグ通信装置)との間で接続手段 3を介して行われる通信の制御を行う通信制 部104と、これら表示部101、操作部102、デー ベース103及び通信制御部104を含むPC2100B全体 動作を制御する制御回路105Bとを有する。

 この第5実施形態においては、上記リーダ 200でタグカード2001の無線タグ情報を読み取 際には、タグカード2001をリーダ200側に近接 せる(通信可能範囲に存在させる)。このと 、前述したように、タグカード2001の無線タ 回路素子ToのIC回路部150には、操作者による PC2100Aの表示部101における作業環境を表す個 作業情報(ショートカット情報)が記憶保持さ れており、この情報がリーダ200で読み取られ PC2100に取得される。これにより、当該ショー トカット情報に基づいてPC2100Bの表示部101の スクトップ上に作業中断時の作業環境(すな ちショートカット)が復元される。

 図41は、上記タグカード2001の無線タグ情 の読み取り時にPC2100Bの制御回路105Bによっ 実行される制御手順を表すフローチャート あり、前述の図32に対応する図である。この 図41において、図32と同様の手順には同符号 付し説明を省略する。

 この図41において、ステップS2210及びステ ップS2220は前述の図32と同様であり、リーダ20 0に対しタグ読み取り指示信号を送信し、無 タグ回路素子Toから送信(返信)されたリプラ 信号がリーダ200から受信されたか否かを判 する。リプライ信号が受信されたら判定が たされ、次のステップS2230Aへ移る。

 ステップS2230Aでは、上記リーダ200から受 されたリプライ信号の中から、操作者によ PC2100Aの表示部101における作業環境を表すシ ョートカット情報を読み出して取得する。な お、この読み出した情報は適宜の記憶手段( えば制御回路105Bが有するメモリ等)に一時的 に記憶される。

 次のステップS2270Aでは、上記ステップS223 0Aで取得したショートカット情報に基づき、P C2100Bの表示部101のデスクトップ上に作業中断 時の作業環境を復元する。すなわちこの例で は、前述の図38に示すようなデスクトップ2055 上にショートカット2052,2053,2054が配置された 態が、PC2100Bの表示部101のデスクトップ上に 復元される。これにより、操作者はPC2100Aに ける作業環境をPC2100Bにおいて復元させ、作 を再開することができるようになっている そして本フローを終了する。

 以上のように構成した第5実施形態によれ ば、操作者が例えば急な来客又は電話に出る 等の何らかの事情により作業途中で作業を中 断し、後になって異なる端末で当該中断時の 作業環境で作業を再開したい場合において、 当該無線タグ回路素子Toより読み取った個人 業情報(ショートカット情報)を用いて、容 に中断時の作業環境(この例ではデスクトッ 上のショートカット)を再現することができ る。この結果、操作者の手間を低減し、利便 性を向上することができる。

 また、この第5実施形態では特に、PC2100A 表示部101に表示されていたすべてのショー カットに関するショートカット情報を無線 グ回路素子ToのIC回路部150へ書き込む。これ より、もとのPC2100Aにおいて操作者が設定し ていたすべてのショートカットを、異なるPC2 100Bにおいて再現する(言い換えればショート ット設定を複製する)ことができる。

 なお、上記第5実施形態では、デスクトッ プ上にあるショートカットの全てについて自 動的に保存するようにしたが、通常デスクト ップ上には多種多様なショートカットが作成 されており特に作業に必要のないショートカ ットが存在する場合もあることから、デスク トップ上のショートカットのうち選択された 一部のショートカットのみ保存するようにし てもよい。図42は、この場合の変形例におい 、タグカード作成時にPC2100Bの制御回路105B よって実行される制御手順を表すフローチ ートであり、前述の図37に対応する図である 。図37と同様の手順には同符号を付し説明を 略する。

 この図42において、ステップS2010は前述の 図37と同様であり、操作者の作業中止後設定 間が経過したか否かによりタグ作成処理を 始するか否かを判定し、経過している場合 は判定が満たされて次のステップS2012に移 。

 ステップS2012では、ショートカットを全 保存するか否かを判定する。この判定は、 えば表示部101に制御信号を出力してショー カットを全部保存するか否かの問い合わせ 面を表示させ、操作者により操作部102を介 て全てのショートカットを保存する旨の入 があったか否かにより判定する。全部保存 る場合には判定が満たされ、次のステップS2 020Bに移る。一方、操作者により一部のショ トカットを保存する旨の入力があった場合 は、判定が満たされずにステップS2014へ移る 。

 ステップS2014では、保存するショートカ トが選択されたか否かを判定する。この判 は、例えば表示部101に制御信号を出力して ョートカットの選択画面(例えばショートカ ト一覧)を表示させ、操作者により操作部102 を介して保存するショートカットの選択入力 があったか否かにより判定する。なお、この ようにタグカード作成の際に操作者により選 択入力するのではなく、予め保存するショー トカットを選択して記憶させておいてもよい 。選択されるまで本ステップを繰り返し、選 択された場合には判定が満たされて次のステ ップS2020Bに移る。

 次のステップS2020Bでは、ショートカット 全部保存する場合には作業中断時における スクトップ上の全てのショートカット情報 、ショートカットを一部保存する場合には 記ステップS2014で選択されたショートカッ 情報を、通信制御部104及び通信回線5を介し サーバ7に保存する。

 その後のステップS2030及びステップS2040は 前述の図37と同様であるので、説明を省略す 。

 以上により、操作者は選択した所望のシ ートカットのみ復元させることが可能とな 。

 また、上記第5実施形態では、個人作業情 報としてショートカット情報を無線タグ回路 素子Toに記憶させ、デスクトップ上のショー カットを復元するようにしたが、これに限 れず、ファイルデータ等を収納する電子ホ ダの情報を無線タグ回路素子Toに記憶させ デスクトップ上のホルダを復元するように てもよい。

 図43は、操作者が作業を途中で中断した のPC2100Aの表示部101の表示画面の一例を表す である。

 この図43において、表示部101のデスクト プ2059には、電子ファイル等のデータを収納 るホルダ2056,2057,2058が操作者により複数(こ 例では3つ)作成されている。この図43に示す 例では、上記個人作業情報は、デスクトップ 2059上の全ホルダ2056,2057,2058の各図柄を表す描 画情報及び各ホルダに収納される電子ファイ ル等のデータの情報を有するホルダ情報から 構成されており、この個人作業情報が無線タ グ回路素子Toに書き込まれてタグカード2001が 作成される。

 なお、前述のショートカット情報及び上 ホルダ情報の両方を無線タグ回路素子Toに 憶させ、デスクトップ上に復元するように てもよい。

 なお、上記第4及び第5実施形態は、上記 態様に限られず、その趣旨と技術思想の範 を逸脱しない範囲で更に種々の変形が可能 ある。以下その変形例を説明する。

 (B-1)操作者が手動でタグ作成指示入力する 合
 上記第4実施形態及び第5実施形態では、操 者の作業中止後設定時間が経過した後自動 にタグ作成処理を行うようにしたが、これ 限られず、タグ作成を行うか否かを操作者 確認し、作成指示の入力があるまでタグ作 処理を行わないようにしてもよい。

 図44は、本変形例において、タグカード 成時にPC2100の制御回路105によって実行され 制御手順を表すフローチャートであり、前 の図27等に対応する図である。図27等と同様 手順には同符号を付し説明を省略する。

 図44において、まずステップS2005では、操 作者の作業中止後予め設定された所定時間が 経過したか否かを判定する。この設定時間は 、例えば表示部101の表示切り替え(いわゆる クリーンセーバの動作)が行われるまでの設 時間等である。設定時間が経過した場合に 、判定が満たされて次のステップS2007に移 。

 ステップS2007では、表示部101に制御信号 出力し、タグ作成処理を開始するか否かの い合わせ画面(例えば「作業を中断してタグ 作成しますか?又は作業を継続しますか?」 )を表示させる。

 次のステップS2010Aでは、上記画面表示を た操作者により操作部102(書き込み指示用操 作手段)を介してタグ作成開始指示入力があ たか否かを判定する。作成指示入力がない 合(例えば上記の例で「作業継続」が選択さ た場合)には、判定が満たされずに本フロー を終了する。作成指示入力があった場合には 、判定が満たされて次のステップS2015に移る

 ステップS2015では、表示部101に制御信号 出力し、操作者を認証するための認証情報( えばパスワード等)の入力画面を表示させる 。

 次のステップS2017では、上記画面にした って操作者により操作部102を介して入力さ た認証情報が正しいか否かを判定する。正 くない場合には、判定が満たされずにステ プS2018に移り、表示部101に制御信号を出力し てエラーメッセージ(例えば「パスワードが 正です」等)を表示させる。そして、本フロ を終了する。一方、入力された認証情報が しい場合には、判定が満たされて次のステ プS2020に移る。この後のステップS2020~ステ プS2040は前述の図27と同様であるので説明を 略する。

 以上説明した変形例においては、操作者 例えば急な来客等の事情により途中で作業 中断して席を外すと、その後所定の時間が 過した際にタグ作成処理を開始する前の状 で表示部101に上記確認画面が表示される。 が済み席に戻った操作者がそのまま作業を 続する場合には、「作業継続」が選択され タグ作成処理は行われず、作業を中断する 合には、「タグ作成開始」が選択されてPC21 00からタグラベル作成装置300に対しタグ作成 示信号が送信され、個人作業情報(作業状態 を表すアプリケーション情報等、及び作業環 境を表すショートカット情報を含む)が書き まれたタグカード2001の作成が行われる。こ ように、本変形例によれば、操作者に対し 最終的なタグ作成実行確認を行うことがで る。

 なお、以上では操作者により作成指示入 があった後に認証情報の入力を要求するよ にしたが、これに限られず、作成指示入力 あった場合には認証情報の入力がなくとも グ作成を行うようにしてもよい。

 (B-2)個人作業情報の識別情報をタグに書き む場合
 上記においては、無線タグ回路素子Toに個 作業情報としての作業状態を表すアプリケ ション情報等(アプリケーション情報、ファ ル情報、作業状況情報)を書き込み、作業再 開時に作業状況を再現する場合と、無線タグ 回路素子Toに個人作業情報としての作業環境 表すショートカット情報を書き込み、作業 開時に作業環境を復元する場合とを第4実施 形態及び第5実施形態に分けて説明したが、 ちらにも対応可能な構成としてもよい。

 この場合、個人作業情報が作業状態を表 アプリケーション情報等であるか、若しく 作業環境を表すショートカット情報である を識別する識別情報(識別子)を、当該個人 業情報と共に無線タグ回路素子Toに記憶させ る。図45はこのときの無線タグ回路素子ToのIC 回路部150の上記メモリ部155のデータ構成の一 例を表す図である。図45(A)は個人作業情報が プリケーション情報等であることを示す識 情報が書き込まれた場合を示しており、図4 5(B)は個人作業情報がショートカット情報で ることを示す識別情報が書き込まれた場合 示している。

 このような構成とすることで、本変形例 おいては、上記リーダでタグカード2001の無 線タグ情報を読み取った際に上記識別情報が リーダ側に取得され、個人作業情報の内容に 応じてPCにより前述した図32又は図41のフロー が実行される。これにより、個人作業情報が アプリケーション情報等である場合には当該 アプリケーションを用いた作業状態が表示部 101に再現され、個人作業情報がショートカッ ト情報である場合には作業中断時のショート カットが表示部101のデスクトップ上に復元さ れる。このように、本変形例によれば、識別 情報の種類に応じて迅速かつ円滑に当該識別 情報に対応した作業状況の再現又は作業環境 の復元を行うことができる。

 (B-3)個人情報のうちタグに書込むべきもの そうでないものを判別する場合
 操作者による現在の個人作業情報のうち、 線タグ回路素子ToのIC回路部150へ書き込むべ き情報と書き込まない情報とを判別するよう にしてもよい。

 図46は、本変形例においてタグカード作 時にPC2100の制御回路によって実行される制 手順を表すフローチャートであり、前述の 27等に対応する図である。この図46において 図27と同様の手順には同符号を付し説明を 略する。

 この図46において、ステップS2010は図27と 様であり、操作者の作業中止後当該設定時 が経過した場合には判定が満たされて次の テップS2015に移る。

 ステップS2015では、操作者による作業中 時の作業状態を表す個人作業情報のうち、 線タグ回路素子ToのIC回路部150へ書き込むべ 情報と書き込まない情報とを判別する。こ 判別基準は予め操作者により設定できるよ になっており、具体的には例えば複数のア リケーションを用いて作業を行っている場 に特定のアプリケーションのみの作業情報 判別して書き込む場合や、デスクトップ上 ある複数のショートカット中の特定のショ トカット情報のみ判別して書き込む場合等 挙げられるが、これに限定するものではな 。

 次のステップS2020では、上記判別された 人作業情報をデータベース103に保存する。 の後のステップS2030~ステップS2040は、前述の 図27と同様であるので説明を省略する。

 上記において、制御回路によって実行さ るステップS2015は、各請求項記載の、操作 による現在の個人作業情報のうち無線タグ 路素子のIC回路部へ書き込むべき情報と書き 込まない情報とを判別する判別手段を構成す る。

 本変形例によれば、不要な情報が無線タ 回路素子ToのIC回路部150に書き込まれるのを 防止し、操作者によって必要な個人作業情報 のみ書き込むことができるので、利便性をさ らに向上できると共に、IC回路部150の記憶容 の無駄な使用を防止することができる。

 (B-4)その他
 以上においては、個人作業情報(作業状態を 表すアプリケーション情報等、及び作業環境 を表すショートカット情報を含む)のデータ 体を無線タグ回路素子ToのIC回路部150に書き むようにしたが、これに限られず、当該個 作業情報はPC2100のデータベース103やサーバ7 等に格納しておき、これと対応付けられた識 別情報(タグID等)のみ無線タグ回路素子ToのIC 路部150に書き込むようにしてもよい。

 また、上記第4実施形態においては、アプ リケーションや作業ファイルのデータを共用 端末であるPC2100のデータベース103に格納し、 当該共用端末PC2100を複数の操作者で利用する 場合を例にとって説明したが、これに限られ ず、第5実施形態のようにアプリケーション 作業ファイルのデータをネットワークに接 されたサーバに格納し、端末で作業を途中 中断した操作者がその後他の端末で作業状 を再現して作業を再開する場合にも適用可 である。

 また、以上においては、作成したタグカ ド2001の再利用について特に述べなかったが 、タグカード2001が有する無線タグ回路素子To の無線タグ情報を書き換えると共に、例えば 書き換えた情報に対応する印字を行った通常 のラベル(無線タグ回路素子Toを有しないラベ ル)を印字領域Sの上に貼り付けることで、タ カード2001を別の用途(別の操作者の個人作 情報書き込み用等)に用いることが可能であ 。

 また、以上においては、フローチャート おいて特にキャンセル手順を含めなかった 、適宜の位置に操作者によるキャンセルの 順(キャンセルするか否かを操作者に確認す る確認画面を表示する手順とキャンセル入力 があったか否かを判定する手順)を含めるよ にしてもよい。例えば、図27等でタグ作成処 理を開始した後(すなわちステップS2010の判定 が満たされた後)でも処理をキャンセルでき ように、ステップS2020~ステップS2040の適宜の 位置にキャンセル手順を含めるようにしても よいし、例えば図42においてステップS2012と テップS2014との間にキャンセル手順を含め、 保存するショートカットの選択をする間に処 理をキャンセルできるようにしてもよい。

 本発明の第6の実施形態を図47~図68により 明する。上記第1~第5実施形態と同等の部分 は同一の符号を付し、適宜説明を省略又は 略化する。

 図47は、本実施形態の印刷装置を有する 刷管理システムを含むタグ付き印刷物生成 ステムの全体構成を表すシステム構成図で る。

 図47において、無線タグ通信システムと ての印刷管理システム3010A(ここではタグ付 印刷物作成時の状態を示す)は、上記無線タ 回路素子Toを有する無線タグラベルTを作成 るための上記タグラベル作成装置300(無線タ グ通信装置)と、このタグラベル作成装置300 例えばUSBケーブル等の接続手段2を介して接 され、被印刷物(A4用紙等、図示せず)に処理 対象データであるファイルデータの印刷を行 って印刷物3001を作成するプリンタ3400(印刷装 置、無線タグ通信処理装置)とを備えている また、上記印刷管理システム3010A(正確には ステムを構成するプリンタ3400)と表示部101及 び操作部102等を有するPC端末(又は汎用コンピ ュータ。以下、「PC」と記載)3100とは、有線 るいは無線による通信回線5を介し接続され おり、これらによりタグ付き印刷物生成シ テム3020が構成されている。

 図48は、上記タグ付き印刷物生成システ 3020を構成するPC3100(操作端末)、プリンタ3400 びタグラベル作成装置300の詳細機能を表す 能ブロック図であり、上記第1実施形態の図 2等に対応する図である。

 この図48において、PC3100は、各種入力画 等の所定の表示を行うための上記表示部101 、操作者が操作入力を行うための適宜のボ ン、キー、マウス等を備えた上記操作部102 、上記印刷物3001に印刷される上記ファイル ータ等が格納されるデータベース103(ハード ディスク又はメモリ等)と、上記プリンタ3400 の間で通信回線5を介して行われる通信の制 御を行う通信制御部104と、これら表示部101、 操作部102、データベース103及び通信制御部104 を含むPC3100全体の動作を制御する制御回路105 とを有する。

 また、プリンタ3400は、被印刷物(A4用紙等 )に上記PC3100のデータベース103に格納された ァイルデータの印刷を行うための印字ヘッ 3401(印刷手段)と、この印字ヘッド3401を含む リンタ3400全体の動作を制御する制御回路340 2と、上記PC3100との間で通信回線5を介して行 れる通信の制御を行うと共に、上記タグラ ル作成装置300との間で接続手段2を介して行 われる通信の制御を行う通信制御部3403とを している。

 一方、タグラベル作成装置300は、上記各 施形態と同様、タグテープロール304から繰 出されたタグテープ303のうち上記無線タグ 路素子Toに対応した領域に所定の印字を行 上記印字ヘッド305(第2印字手段)と、上記プ ンタ3400との間で接続手段2を介して行われる 通信の制御を行う上記通信制御部308とを有し ている。その他、タグテープロールホルダ部 310、アンテナ306(作成側アンテナ、装置側ア テナ)、高周波回路301、制御回路302、カッタ3 07、搬送装置309(搬送手段)等は、前述と同様 あるので説明を省略する。

 このような構成であるタグ付き印刷物生 システム3020において、タグ付き印刷物(詳 は後述)を作成する際には、操作者はPC3100の 記操作部102を用いて印刷対象となるファイ データ及びタグレイアウト等の編集入力を うと共に、ファイルデータをデータベース1 03に保存する。これにより、PC3100から印刷デ タがプリンタ3400に送信され、当該印刷デー タに基づく印刷が被印刷物に行われて印刷物 3001が作成されると共に、PC3100からプリンタ34 00を介してタグラベル作成装置300にタグデー が送信され、当該タグデータに基づいて無 タグラベルTの作成が行われる。すなわち、 タグラベル作成装置300の制御回路302の制御に より、上記タグデータ中の印字情報に基づい た印字ヘッド305による印字が行われると共に 、高周波回路301によりアクセス情報が生成さ れ装置側アンテナ306を介して無線タグ回路素 子Toへ送信され、無線タグ回路素子ToのIC回路 部150へ上記タグデータ中のファイルアクセス 情報(詳細は後述)等の書き込みが行われ、無 タグラベルTが作成される。そして、操作者 がプリンタ3400で作成された印刷物3001のタグ り付け領域にタグラベル作成装置300で作成 れた無線タグラベルTを貼り付けることで、 タグ付き印刷物3001-Tが生成される(後述の図55 参照)。

 図49は、上記タグ付き印刷物作成時にPC310 0の制御回路105によって実行される制御手順 表すフローチャートである。なお、このフ ーは、操作者により適宜のタグ付き印刷物 成指示入力が行われた際に、制御回路105に り開始される。

 まずステップS3003において、印刷物3001に 線タグラベルTを貼り付けタグ付き印刷物300 1-Tを作成する「タグ作成印刷モード」である か、無線タグラベルTを貼り付けずに通常の 刷物3001を作成する「通常印刷モード」であ かを表すフラグFを、「通常印刷モード」を 表す0に初期化する。

 次のステップS3100では、操作者により操 部102を介して入力されたファイルデータ及 そのレイアウト情報に基づき、印刷データ 作成する印刷データ作成処理を行う(詳細手 は後述の図50参照)。

 次のステップS3005では、上記ステップS3100 において入力されたファイルデータが、ファ イル名をつけてデータベース103に保存された か否かを判定する。操作者により操作部102を 介して保存指示入力がされるまで本ステップ S3005を繰り返し、入力があった場合には判定 満たされて次のステップS3010に移る。

 ステップS3010では、上記ステップS305で入 されたファイル名を含む印字情報(無線タグ ラベルTに印字される印字情報)と、無線タグ 路素子Toの識別情報(タグID)及びファイルデ タが保存された格納先を表すファイルアク ス情報(格納先情報、操作者用処理補助情報 )を有するタグ書き込み情報とを含むタグデ タの作成を行う。なお、上記ファイルアク ス情報は例えば「C:\・・・\・・・\ファイル 名」という電子アドレス情報であり、通常フ ァイルデータのファイル名情報を含むもので ある。

 次のステップS3015では、先のステップS3100 で作成した印刷データ(印刷指示信号)を、通 制御部104及び通信回線5を介してプリンタ340 0に送信する。

 次のステップS3020では、プリンタ3400によ 印刷が完了したか否かを、プリンタ3400から 通信回線5を介して印刷完了信号を受信した 否かにより判定する。プリンタ3400から印刷 了信号を受信していない場合にはステップS 3025に移り、予め定められた所定の時間が経 したか否かを判定する。経過していない場 にはステップS3020に戻り、再びプリンタ3400 ら印刷完了信号を受信したか否かを判定す 。所定の時間が経過している場合には、後 のステップS3050に移り、表示部101に制御信号 を出力して対応するエラー表示(例えば「印 が正常に終了しませんでした」等)を行わせ 操作者に対しエラー報知を行う(表示に限ら ず音声で報知してもよい)。そして、本フロ を終了する。

 一方、上記ステップS3020において、プリ タ3400から印刷完了信号を受信している場合 は、判定が満たされて次のステップS3030に る。

 ステップS3030では、上記フラグFが「タグ 成印刷モード」を表す1であるか否かを判定 する。操作者によりタグ作成印刷モードの入 力がされている場合にはフラグFが1となって るので(後述の図50のステップS3140参照)、判 が満たされて次のステップS3035に移る。

 ステップS3035では、先のステップS3010で作 成したタグデータを、通信制御部104及び通信 回線5を介してプリンタ3400に送信する。なお このタグデータは、その後プリンタ3400から タグラベル作成装置300に送信される。

 次のステップS3040では、タグラベル作成 置300による無線タグラベルTの作成が完了し か否かを、タグラベル作成装置300からプリ タ3400を経由して送信されるタグ作成完了信 号を受信したか否かにより判定する。タグ作 成完了信号を受信していない場合にはステッ プS3045に移り、予め定められた所定の時間が 過したか否かを判定する。経過していない 合にはステップS3040に戻り、再びタグラベ 作成装置300から(プリンタ3400を経由して)タ 作成完了信号を受信したか否かを判定する 所定の時間が経過している場合には、ステ プS3050に移り、表示部101に制御信号を出力し て対応するエラー表示(例えば「タグラベル 成が正常に終了しませんでした」等)を行わ 、操作者に対しエラー報知を行う(表示に限 らず音声で報知してもよい)。そして、本フ ーを終了する。

 一方、上記ステップS3040において、タグ ベル作成装置300から(プリンタ3400を経由して )タグ作成完了信号を受信している場合には 本フローを終了する。

 なお、先のステップS3030において、操作 によりタグ作成印刷モードの入力がされて ない場合にはフラグFが0のままなので(後述 図50のステップS3140等参照)、判定が満たされ ずに本フローを終了する。

 図50は、上記ステップS3100の詳細手順を表 すフローチャートである。

 まずステップS3110において、プリンタ3400 被印刷物に対し印刷する印刷対象であるフ イルデータが、操作者により操作部102を介 て入力されたか否かを判定する。入力があ まで本ステップS3110を繰り返し、入力があ た場合には判定が満たされて次のステップS3 120に移る。

 ステップS3120では、操作者により操作部10 2を介して行われるファイルデータの入力が 了したかどうかを判定する。この判定は、 えばファイルデータの保存が行われたか否 、又は印刷指示入力があったか否か等によ て行われる。ファイルデータの入力が完了 るまで本ステップS3120を繰り返し、入力が完 了した場合には判定が満たされて次のステッ プS3130に移る。

 ステップS3130では、タグ作成印刷モード あるか否かを判定する。この判定は、操作 によりタグ作成印刷モードが選択入力され か否かにより判定される。なお、このモー 選択は、例えば表示部101に「タグ作成印刷 ード」又は「通常印刷モード」の選択画面 表示し、操作者が画面にしたがって操作部10 2を介して選択入力することにより行われる タグ作成印刷モードである場合には、判定 満たされて次のステップS3140に移る。

 ステップS3140では、上記フラグを「タグ 成印刷モード」を表す1にして、次のステッ S3150に移る。

 ステップS3150では、操作者により操作部10 2を介してタグレイアウトデータ(被印刷物に する無線タグラベルTの貼り付け領域の配置 情報)の入力があったか否かを判定する。こ タグレイアウトデータの入力は、例えば無 タグラベルTの貼り付け領域を被印刷物(A4用 等)の上端又は下端、若しくはさらに左右に 寄せた場合の位置、無線タグラベルの縦向き 又は横向き等のフォーマットが予め複数設定 されており、それらフォーマットの中から操 作者が操作部102を介して選択入力することに より行われる。タグレイアウトの入力がある まで本ステップS3150を繰り返し、入力があっ 場合には次のステップS3160に移る。

 ステップS3160では、上記ステップS3150で入 力されたタグレイアウトデータに基づきタグ レイアウトを決定し、次のステップS3180に移 。

 なお、先のステップS3130において、操作 により通常印刷モードが選択入力されてい 場合には、判定が満たされずにステップS3165 に移り通常印刷モードとなり、次のステップ S3170で無線タグラベルTの貼り付け領域を含ま ない通常の印刷物としてのレイアウトを決定 し、次のステップS3180に移る。

 ステップS3180では、以上の手順で設定し ファイルデータ及びレイアウトデータに基 き、プリンタ3400に送信するための印刷デー を作成する。なお、タグ作成印刷モードの 合には、この印刷データに上記設定された イアウトデータに基づくタグ貼付枠L(さら 貼付枠の中にテキストデータを含めてもよ 。後述の図55参照)の描画データも含まれる そして、本ルーチンを終了する。

 図51は、上記タグ付き印刷物作成時にプ ンタ3400の制御回路402によって実行される制 手順を表すフローチャートである。

 まず、ステップS3205において、PC3100から 信回線5を介して印刷データを受信したか否 を判定する。印刷データを受信するまで本 テップS3205を繰り返す。前述のステップS3015 においてPC3100から印刷データが送信され、当 該データを受信した場合、判定が満たされて 次のステップS3210に移る。

 ステップS3210では、制御信号を出力して 字ヘッド401を起動させ、上記ステップS3205で 受信した印刷データに基づき被印刷物に印刷 を行う。

 次のステップS3215では、上記ステップS3205 で受信した印刷データ(言い換えれば印刷対 であるファイルデータ)を被印刷物に対し全 印刷したか否かを判定する。印刷が完了し いない場合、判定が満たされずに上記ステ プS3210に戻り、印刷を継続する。印刷が完 している場合、判定が満たされて次のステ プS3220に移る。

 ステップS3220では、通信制御部403及び通 回線5を介しPC3100に印刷完了信号を送信する

 次のステップS3225では、PC3100から通信回 5を介してタグデータを受信したか否かを判 する。タグデータを受信していない場合に 、通常印刷モードであるため本フローを終 する。一方、前述のステップS3025においてPC 3100からタグデータが送信され、当該データ 受信した場合、判定が満たされて次のステ プS3230に移る。

 ステップS3230では、上記ステップS3225で受 信したタグデータ(タグ作成指示信号)を、通 制御部403及び接続手段2を介してタグラベル 作成装置300に送信する。

 次のステップS3235では、タグラベル作成 置300による無線タグラベルTの作成が完了し か否かを、タグラベル作成装置300から送信 れるタグ作成完了信号を接続手段2を介して 受信したか否かにより判定する。タグ作成完 了信号を受信していない場合にはステップS32 40に移り、予め定められた所定の時間が経過 たか否かを判定する。経過していない場合 はステップS3235に戻り、再びタグラベル作 装置300からタグ作成完了信号を受信したか かを判定する。所定の時間が経過している 合には、ステップS3245に移り、図示しないプ リンタ3400の表示部に制御信号を出力して対 するエラー表示(例えば「タグラベル作成が 常に終了しませんでした」等)を行わせ、操 作者に対しエラー報知を行う(表示に限らず 声で報知してもよい)。そして、本フローを 了する。

 一方、上記ステップS3235において、タグ ベル作成装置300からタグ作成完了信号を受 している場合には、ステップS3250に移る。

 ステップS3250では、タグ作成完了信号を 信制御部403及び通信回線5を介してPC3100に送 する。そして、本フローを終了する。

 図52は、上記タグ付き印刷物作成時にタ ラベル作成装置300の制御回路302によって実 される制御手順を表すフローチャートであ 。

 まずステップS3310において、プリンタ3400 ら接続手段2を介してタグデータを受信した か否かを判定する。タグデータを受信するま で本ステップS3310を繰り返す。前述のステッ S3230においてプリンタ3400からタグデータが 信され、当該データを受信した場合、判定 満たされて次のステップS3400に移る。

 ステップS3400では、上記ステップS3310で受 信したタグデータに基づき、当該タグデータ 中の印字情報(この例ではファイル名)に応じ 印字ヘッド305による印字を行うと共に、タ データ中の書き込み情報(タグID、ファイル クセス情報)の無線タグ回路素子ToのIC回路 150に対する書き込みを行い、無線タグラベ Tを作成するタグラベル作成処理を行う。

 次のステップS3320では、タグ作成完了信 を通信制御部308及び接続手段2を介してプリ タ3400に送信する。そして、本フローを終了 する。

 図53は、上記ステップS3400の詳細手順を表 すフローチャートである。

 まずステップS3410において、上記ステッ S3310でプリンタ3400から受信したタグデータ 基づき、当該タグデータ中の印字情報(この ではファイル名)及び書き込み情報(タグID、 ファイルアクセス情報)を取得する。

 その後、ステップS3420に移り、高周波回 301によりアクセス情報を生成して装置側ア テナ306を介して無線タグ回路素子Toへ送信し 、IC回路部150へ上記ステップS3410で取得した き込み情報の書き込みを行う。また、上記 テップS3410で取得した印字情報に基づいた印 字ヘッド305による印字を行う。

 次のステップS3430で、テープ切断を行っ 1つの無線タグ回路素子Toを備えた無線タグ ベルTを作成し、このルーチンを終了する。

 図54は、以上説明したタグ付き印刷物作 時に行われる制御において、PC3100、プリン 3400、及びタグラベル作成装置300間で行われ 信号の送受信を時系列的に示す図である。

 この図54において、まずPC3100で作成され 印刷データが図中矢印3050に示すようにプリ タ3400に送信され(前述のステップS3015参照) これによりプリンタ3400は印刷を開始する(前 述のステップS3205、ステップS3210参照)。そし 、プリンタ3400は、印刷が完了して印刷物300 1の作成が完了したら、図中矢印3051に示すよ にPC3100に印刷完了信号を送信する(前述のス テップS3215、ステップS3220参照)。この印刷完 信号を受信したPC3100は、タグ作成印刷モー である場合には、作成したタグデータを図 矢印3052に示すようにプリンタ3400に送信す (前述のステップS3020、ステップS3030及びステ ップS3035参照)。このタグデータを受信したプ リンタ3400は、図中矢印3053に示すようにタグ ベル作成装置300に当該タグデータを送信す (前述のステップS3225、ステップS3230参照)。 のタグデータを受信したタグラベル作成装 300は、無線タグラベルTの作成を開始する( 述のステップS3310、ステップS3400参照)。

 タグラベル作成装置300は、無線タグラベ Tの作成が完了したら、図中矢印3054に示す うにタグ作成完了信号をプリンタ3400に送信 る(前述のステップS3400、ステップS3320参照) このタグ作成完了信号を受信したプリンタ3 400は、図中矢印3055に示すようにPC3100にタグ 成完了信号を送信する(前述のステップS3235 ステップS3250参照)。

 図55(A)は、以上の手順によりプリンタ3400 作成された印刷物3001及びタグラベル作成装 置300で作成された無線タグラベルTの全体概 構造の一例を表す上面図であり、図55(B)は、 印刷物3001に無線タグラベルTを貼り付けて生 されるタグ付き印刷物3001-Tの全体概略構造 一例を表す上面図である。

 図55(A)において、印刷物3001の表面には、 刷対象であるファイルデータ(この例では当 該ファイルデータのファイル名は「文書1」) 印刷されており、その下端右側には無線タ ラベルTの貼り付け位置を表すタグ貼付枠L( 別子)が印刷されている(さらにこの例では 付枠Lの内部に「タグ貼付」の文字が印刷さ ている)。なお、ここではタグ貼付枠Lを無 タグラベルTの形状に合わせた形状で図示し が、これに限られず、例えば無線タグ回路 子To自体の形状や、無線タグ回路素子Toをタ グテープ303に配置する前に当該無線タグ回路 素子Toを保護するために設けられるアンテナ 材(図示せず)の形状等、無線タグ回路素子To の配置位置が識別できるものであればよい。 また、貼付枠Lの内部の文字は上記以外の文 、例えばファイル名である「文書1」等でも いし、また必ずしも印字しなくともよい。

 一方、無線タグラベルTはラベル状に形成 されており、略四角形状の基材と、この基材 に配置された上記無線タグ回路素子Toとから 成されている。基材の表側(上面)には、こ 無線タグラベルTが貼り付けられる印刷物3001 の印刷されたファイルデータの識別情報であ るファイル名「文書1」が印字された印字領 Sを備えている。

 そして、図55(B)に示すように、ユーザが 刷物3001に対しタグ貼付枠Lに合わせるように 無線タグラベルTを貼り付けることで、タグ き印刷物3001-Tが生成される。なお、ユーザ 別のフォーマットを選択した場合の例を図55 (C)に示した。これは無線タグラベルTを右上 貼付するフォーマットを選択した場合であ 。

 なお、上記無線タグラベルTに備えられた 上記無線タグ回路素子Toの機能的構成は、先 図10を用いて説明したものと同様で足りる で、詳細な説明を省略する。

 図56は、上記のようにしてタグラベル作 装置300で作成された無線タグラベルTが有す 無線タグ回路素子ToのIC回路部150の上記メモ リ部155のデータ構成の一例を表す図である。

 この図56に示す例では、無線タグ回路素 ToのIC回路部150の上記メモリ部155に記憶され データは、前述した無線タグ回路素子Toの 別情報であるタグIDと、印刷物3001の処理対 データであるファイルデータの保存先の情 であるファイルアクセス情報と、これらの ータの有効性を示す誤り検出符号CRC(Cyclic Re dundancy Check)とから構成されている。

 図57は、タグ付き印刷物読み取り時にお る印刷管理システムの全体構成を表すシス ム構成図である。

 この図57において、印刷管理システム3010B (ここではタグ付き印刷物読み取り時の状態 示す)は、上記タグラベル作成装置300で作成 た無線タグラベルTから無線通信により情報 の読み取りを行うためのアンテナ210(読み取 装置側アンテナ、装置側アンテナ)を有する 記リーダ200と、このリーダ200と例えばUSBケ ブル等の接続手段3を介して接続され、表示 部101及び操作部102等を有する上記PC3100とを備 えている。なお、PC3100とリーダ200とは、前述 の通信回線5を介してネットワーク経由で接 されていてもよい。

 図58は、上記印刷管理システム3010Bを構成 するPC3100及びリーダ200の詳細機能を表す機能 ブロック図であり、上記図13等に対応する図 ある。この図58において、リーダ200は、前 と同様、アンテナ210、高周波回路201、制御 路202、操作部203、及び通信制御部204を有す 。

 このような構成において、上記リーダ200 タグ付き印刷物3001-Tに貼付された無線タグ ベルTの無線タグ情報を読み取る際には、タ グ付き印刷物3001-T(無線タグラベルT)をリーダ 200側に近接させる(通信可能範囲に存在させ )。このとき、前述したように、無線タグラ ルTの無線タグ回路素子ToのIC回路部150には タグ付き印刷物3001-T(印刷物3001)に印刷され 印刷対象であるファイルデータの格納場所 関するファイルアクセス情報が記憶保持さ ており、この情報がリーダ200側に取得され ことで、上記ファイルアクセス情報に基づ てファイルデータがPC3100のデータベース103 り読み込まれる。

 図59は、上記無線タグラベルTの無線タグ 報の読み取り時にリーダ200の制御回路202に って実行される制御手順を表すフローチャ トであり、上記図14に対応する図である。

 この図59において、まずステップS3510にお いて、上記図14のステップS210と同様、高周波 回路201及びアンテナ210を介し、無線タグラベ ルTの無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶 れた情報を読み取るための信号を送信する

 その後、ステップS3520に移り、上記図14の ステップS220と同様、上記「Scroll ALL ID」信 に対応し無線タグ回路素子Toから送信(返信) れたリプライ信号がアンテナ210を介し受信 れ、高周波回路201を介し制御回路202へ取り まれたかどうかを判定する。

 リプライ信号が受信されていなければ判 が満たされず、ステップS3510に戻って同様 手順を繰り返す。リプライ信号が受信され らステップS3520の判定が満たされ、ステップ S3530へ移る。

 ステップS3530では、上記無線タグ回路素 Toから受信されたリプライ信号の中から、フ ァイルデータの保存先の情報であるファイル アクセス情報を読み出して取得する。なお、 これらの読み出した情報は適宜の記憶手段( えば制御回路202が有するメモリ等)に一時的 記憶される。

 次に、ステップS3540において、上記図14の ステップS240と同様、通信制御部204及び接続 段3を介してPC3100の制御回路105に制御信号を 力し、上記ステップS3530で取得したファイ アクセス情報を元にデータベース103へファ ルデータの問い合わせを行う。

 次のステップS3550において、上記図14のス テップS250と同様、上記ステップS3540の問い合 わせに対応したファイルデータをデータベー ス103から読み出すと共に、そのファイルデー タに対応した所定のアプリケーション(例え 日本語ソフト、描画ソフト等)を取得する。 お、これら読み出した電子ファイルデータ びアプリケーションデータは適宜の記憶手 (例えばPC3100の制御回路105が有するRAM等)に 時的に記憶される。また、上記アプリケー ョンについては、ファイルデータの種類に じて適宜のアプリケーション(ワープロソフ 等)を選択するようになっている。

 そして、ステップS3560において、上記図14 のステップS260と同様、通信制御部204及び接 手段3を介してPC3100の制御回路105に制御信号 出力し、上記ステップS3550で取得したアプ ケーションを起動させる。

 その後、ステップS3570において、上記図14 のステップS270と同様、通信制御部204及び接 手段3を介してPC3100の制御回路105に制御信号 出力し、上記起動したアプリケーション上 ファイルデータを開く。そして本フローを 了する。

 なお、以上では、ファイルデータをPC3100 データベース103から取得した後、自動でア リケーションを用いて開くようにしたが、 れに限られず、データベース103からの取得 み行うようにし、その後のファイル処理に いては操作者が行うようにしてもよい。ま 、以上では、リーダ200の制御回路202によっ 無線タグ情報の読み取り及びデータベース1 03からのファイルデータの取得等を行うよう したが、無線タグ情報の読み取りまではリ ダ200の制御回路202によって行い、その後の ァイルデータの取得等についてはPC3100の制 回路105側で行うようにしてもよい。

 以上において、プリンタ3400の制御回路402 の実行するステップS3230は、各請求項記載の タグ作成指示信号をタグラベル作成装置へ 力する作成指示出力手段を構成するととも 送受信指示手段をも構成する。また、制御 路402によって実行されるステップS3225は、 ァイルデータの格納先情報を操作端末より 得する印刷側情報取得手段を構成する。

 また、タグラベル作成装置300の制御回路3 02によって実行されるステップS3420は、ファ ルデータの格納先情報又はこれに対応する 報の書き込みを行う書き込み制御手段を構 するとともに、送受信制御手段をも構成す 。

 以上のように構成した第6実施形態のプリ ンタ3400においては、PC3100から印刷データを 力すると、印字ヘッド401が被印刷物に対し 刷対象であるファイルデータに対応した印 を行う。そしてこの印字ヘッド401による印 に対応して、制御回路402が通信制御部403及 接続手段2を介してタグラベル作成装置300へ グデータを出力する。タグラベル作成装置3 00ではこれに応じて、当該ファイルデータの 納先情報を取得可能な無線タグラベルTを作 成する。

 この作成された無線タグラベルTを、上記 印字ヘッド401で対応するファイルデータを印 刷した印刷物3001に貼付する。これにより、 成されたタグ付き印刷物3001-Tを手にしたユ ザが当該タグ付き印刷物3001-Tのファイルデ タの取得を意図する場合、タグ付き印刷物30 01-Tに貼付された無線タグラベルTの無線タグ 路素子Toに対し情報読み取りを行うことで ァイルデータの格納先情報(電子アドレス)を 取得し、これを用いてファイルデータに容易 にアクセスすることができる。このようにし て、印刷物からその印刷物のデータそのもの を容易に取得することができるので、ユーザ の利便性を向上することができる。

 また、この第6実施形態では特に、無線タ グ回路素子Toの配置位置を表すタグ貼付枠Lを 被印刷物に印刷する。これにより、ユーザが 、印刷物3001に対し、容易かつ確実に無線タ ラベルTを貼り付けることができる。

 また、この第6実施形態では特に、タグラ ベル作成装置300の印字ヘッド305でタグテープ 303のうち無線タグ回路素子Toに対応した領域 対応するファイルデータを識別可能な印字( この例ではファイル名の印字)を行う。これ より、当該無線タグラベルTが対応するファ ルデータの印刷物3001用であることを視覚的 に明らかにすることができ、印刷物3001と無 タグラベルTとの結びつきを明確化できる。 の結果、ラベルの貼り間違い等を確実に防 することができる。

 なお、上記第6実施形態は、上記の態様に 限られず、その趣旨と技術思想の範囲を逸脱 しない範囲で更に種々の変形が可能である。 以下その変形例を説明する。

 (C-1)ネットワークに接続されたサーバにフ イルデータを格納する場合
 上記第6実施形態では、プリンタ3400による 刷対象であるファイルデータをPC3100が有す データベース103に格納するようにしたが、 れに限られず、PC3100の外部、例えばネット ークに接続されたサーバ等のデータベース 格納するようにしてもよい。

 図60は、本変形例のタグ付き印刷物生成 ステムの全体構成を表すシステム構成図で り、前述の図47に対応する図である。図47と 様の部分には同符号を付し説明を省略する この図60に示すように、タグ付き印刷物生 システム3020Aは、通信回線5を介してPC3100、 リンタ3400と情報の送受可能に接続された情 サーバ7を有している。

 図61は、上記タグ付き印刷物生成システ 3020Aを構成するPC3100、プリンタ3400、タグラ ル作成装置300及び情報サーバ7の詳細機能を す機能ブロック図であり、前述の図48に対 する図である。図48と同様の部分には同符号 を付し説明を省略する。この図61に示すよう 、情報サーバ7は印刷物3001に印刷されるフ イルデータ等が格納されるデータベース3701( ハードディスク又はメモリ等)を有している

 本変形例においては、タグラベル作成装 300により、上記サーバ7のデータベース3701 対応するファイルアクセス情報が無線タグ 路素子Toに書き込まれ、無線タグラベルTが 成される。そして、この無線タグラベルTが 刷物3001に貼り付けられ、タグ付き印刷物300 1-Tが生成される。そして、当該タグ付き印刷 物3001-T(無線タグラベルT)をリーダ200側に近接 させる(通信可能範囲に存在させる)と、無線 グラベルTの無線タグ回路素子Toに記憶保持 れたファイルアクセス情報が取得され、当 ファイルアクセス情報に基づいてファイル ータが情報サーバ7のデータベース3701より み込まれる。

 以上説明した変形例においても、上記第6 実施形態と同様の効果を得ることができる。

 (C-2)印刷物が複数となる場合
 上記第6実施形態では、ファイルデータを印 刷した場合に前述の図55に示すように1ページ の印刷物となる場合を例にとって説明したが 、例えばファイルデータが大きく、印刷した 場合に複数ページの印刷物となるような場合 には、それら複数の印刷物を対応させてまと めて1つの無線タグラベルTを作成するように てもよい。

 図62(A)は、本変形例において作成された 刷物3001″にタグラベル作成装置300で作成さ た無線タグラベルTを貼り付けて生成される タグ付き印刷物3001-T″の全体概略構造の一例 を表す上面図である。

 詳細な説明は省略するが、本変形例では PC3100の制御回路105により、複数ページから る印刷物3001″のトップページにタグ貼付枠 Lを配置するように印刷データが作成され、 リンタ3400により印刷される。その結果、こ 図62(A)に示すように、複数ページからなる 刷物3001″のトップページのみに対応する無 タグラベルTが貼り付けられたタグ付き印刷 物3001-T″が生成される。

 これにより、ファイルデータを印刷した きに複数ページにわたる場合等、複数の印 物を一括して取り扱ったほうが便利な場合 、それら複数の印刷物を対応させてまとめ 1つの無線タグラベルTを作成することで、 便性を向上することができる。

 なお、上記とは反対に、複数ページから 成される印刷物の各ページに対しそれぞれ 対応する無線タグラベルTを作成して貼付す るようにしてもよい。図62(B)は、この場合に いて、印刷物3001′の各ページにタグラベル 作成装置300で作成された無線タグラベルTを れぞれ貼り付けて生成されるタグ付き印刷 3001-T′の全体概略構造の一例を表す上面図 ある。

 詳細な説明は省略するが、本変形例では PC3100の制御回路105により、複数ページから る印刷物3001′の各ページにタグ貼付枠Lを 置するように印刷データが作成され、プリ タ3400により印刷される。また、各ページに 応するタグデータがそれぞれ作成され、タ ラベル作成装置300ではこれに対応して各ペ ジごとの無線タグラベルT-1,T-2,T-3・・・が 成される。なお、この例ではそれぞれの無 タグラベルT-1,T-2,T-3・・・に対応する文書名 とページ数が印字されている。これにより、 この図62(B)に示すように、複数ページからな 印刷物3001′の各ページに対応する無線タグ ラベルT-1,T-2,T-3・・・がそれぞれ貼り付けら たタグ付き印刷物3001-T′が生成される。

 この場合、例えば文書1のうちの所定のペ ージのみ電子データを取得したいという場合 でも対応することができ、ユーザのニーズに きめ細かく対応することができる。

 (C-3)タグ書き込み情報のバリエーション
 上記第6実施形態では、タグラベル作成装置 300で無線タグラベルTを作成する際に、無線 グ回路素子ToのIC回路部150に無線タグ回路素 Toの識別情報であるタグIDと印刷物3001の印 対象であるファイルデータの保存先の情報 あるファイルアクセス情報とを書き込むよ にしたが、さらに他の情報についても書き むようにしてもよい。

 例えば、印刷対象であるファイルデータ 識別情報(ファイル種類、属性、番号等)を き込むようにしてもよい。図63(A)は、この場 合における無線タグ回路素子ToのIC回路部150 メモリ部155のデータ構成の一例を表す図で る。この例では、無線タグ回路素子Toに記憶 されるデータは、タグID及びファイルアクセ 情報と、ファイルデータの識別情報として ファイル種類情報とこれらのデータの有効 を示す誤り上記検出符号CRC(Cyclic Redundancy C heck)から構成されている。これにより、リー 200で無線タグ情報の読み取りを行った際に ァイルデータの識別情報(ファイル種類、属 性、番号等)を取得できるので、例えばファ ルデータ取得の際にファイルの種類に応じ 最適なアプリケーションを自動で起動させ ことができる等、さらに利便性を向上する とができる。

 また例えば、印刷対象であるファイルデ タに対応するファイル付加情報(無線タグラ ベルTの作成年月日、ファイルを作成したソ トウェアバージョン情報等)を書き込むよう してもよい。図63(B)は、この場合における 線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155 データ構成の一例を表す図である。この例 は、無線タグ回路素子Toに記憶されるデー は、タグID及びファイルアクセス情報と、フ ァイル付加情報としてのタグ作成年月日情報 と上記誤り検出符号CRCから構成されている。 これにより、リーダ200で無線タグ情報の読み 取りを行った際にファイル作成年月日、ソフ トウェアバージョン情報等の電子ファイルの 付加情報を取得できるので、さらに利便性を 向上することができる。特にタグ作成年月日 を書き込む場合には、後述するように当該印 刷物の記載内容が最新のものであるかどうか (タグ作成日以降更新されていないかどうか) 判定することが可能となり、特に便利であ 。

 さらに、例えばファイルデータへのアク ス又はアクセス後の各種処理(編集等)に関 る権限情報を書き込むようにしてもよい。 の権限情報とは、例えばファイルデータの 密性等に応じ、ファイルデータのダウンロ ドが可能な者を限定的に指定したり、ある は各人物毎に処理動作別の権限範囲設定を たり(Aさんはデータのダウンロードまで可能 だが、Bさんはダウンロード後データの編集 で可能等)、若しくは人物識別をせずに各処 動作別にパスワードを設定する情報等のこ である。図63(C)は、この場合における無線 グ回路素子ToのIC回路部150のメモリ部155のデ タ構成の一例を表す図である。この例では 無線タグ回路素子Toに記憶されるデータは タグID及びファイルアクセス情報と、権限情 報としての編集パスワード情報(当該パスワ ドを入力することによりダウンロードした ァイルデータの編集が可能となる)と上記誤 検出符号CRCから構成されている。

 これにより、タグ付き印刷物を作成する ーザの印刷物管理態様等に応じ、上述した うに例えばファイルデータのダウンロード 可能な者を限定的に指定したり、あるいは 人物毎に処理動作別の権限範囲設定をした 、若しくは人物識別をせずに各処理動作別 パスワードを設定する等が可能となり、さ に多種多様な印刷物管理が可能となる。

 (C-4)タグラベルの印字態様のバリエーショ
 上記第6実施形態では、タグラベル作成装置 300で無線タグラベルTを作成する際に、印字 ッド305により印刷対象であるファイルデー のファイル名を印字するようにしたが、こ に限られず、ファイル番号やファイル種類 、ファイルを識別可能な情報であれば他の 別情報でもよい。

 また、上記識別情報以外にも、例えば図6 4に示すように、ファイルデータが印刷され 印刷物のトップページ(又は代表ページ等)の サムネイル画像(縮小画像)P等を印字するよう にしてもよい。

 さらに、上記識別情報や画像情報以外に 、例えば図65に示すように、無線タグ回路 子Toに書き込んだファイルデータの保存先の 情報(格納先情報、操作者用処理補助情報)で るファイルアクセス情報を印字するように てもよい。これにより、印刷物に貼付され 無線タグラベルTの無線タグ回路素子Toに記 され情報読み取りによって取得できるファ ルデータの格納先情報を、ユーザが視覚的 も確認することができ、さらに利便性を向 することができる。

 (C-5)印刷物が最新か否かをチェックする機 を有する場合
 図66は、本変形例におけるリーダ200の制御 路202によって実行される制御手順を表すフ ーチャートであり、前述の図59に対応する図 である。図59と同様の手順には同符号を付し 明を省略する。

 なお、本変形例においては、前述の図63(B )に示すように、無線タグ回路素子Toに記憶さ れるデータは、タグID及びファイルアクセス 報と、ファイル付加情報としてのタグ作成 月日情報とから構成されている場合を例に っている。

 図66において、ステップS3510及びステップ S3520は図59と同様であり、無線タグ回路素子To に記憶された情報を読み出すための「Scroll A LL ID」信号(又は「Ping」信号)を通信範囲内に 存在する無線タグ回路素子Toに送信し、これ 対応し無線タグ回路素子Toから送信(返信)さ れたリプライ信号を受信したら次のステップ S3530Aに移る。

 ステップS3530Aでは、上記無線タグ回路素 Toから受信されたリプライ信号の中から、 ァイルデータの保存先の情報であるファイ アクセス情報及び無線タグラベルTの作成年 日情報を読み出して取得する(読み取り側情 報取得手段、送受信制御手段)。なお、これ の読み出した情報は適宜の記憶手段(例えば 御回路202が有するメモリ等)に一時的に記憶 される。

 次のステップS3540及びステップS3550で、上 記取得したファイルアクセス情報に基づき、 ファイルデータをデータベース103から読み出 すと共に、そのファイルデータに対応した所 定のアプリケーションを取得した後、次のス テップS3551に移る。

 ステップS3551では、上記ステップS3550で取 得したファイルデータ(詳細には当該データ 更新年月日情報)と、先のステップS3530Aで無 タグ回路素子Toから取得した無線タグラベ Tの作成年月日情報とを比較し、データベー 103に格納されたファイルデータがタグ作成 以降に更新されているか否かを判定する(更 新判定手段)。更新されていない場合には次 ステップS3560及びステップS3570で通信制御部2 04及び接続手段3を介してPC3100の制御回路105に 制御信号を出力し、対応するアプリケーショ ンを起動させ、上記ステップS3550で取得した ァイルデータを開く。

 一方、上記ステップS3551において、ファ ルデータがタグ作成日以降に更新されてい 場合には、次のステップS3552に移り、通信制 御部204及び接続手段3を介してPC3100の制御回 105に制御信号を出力し、表示部101にファイ データが更新されている旨の表示を行って 作者に報知する。その後、ステップS3560及び ステップS3570で対応するアプリケーションを 動させ、上記更新されたファイルデータを く。そして本フローを終了する。

 上記変形例によれば、ファイルデータ取 時に当該ファイルデータの内容がタグラベ 作成時以降に更新されているかどうかを判 することにより、当該無線タグラベルTが貼 付されたタグ付き印刷物3001-Tが最新のもので あるかどうかを確認することができる。この 結果、タグ付き印刷物3001-Tが最新のものでは なかった場合等には、改めて当該ファイルデ ータ(の最新版)を印刷装置で印刷する等の方 をとることが可能となり、さらに利便性を 上することができる。

 (C-6)ファイルデータそのものをタグに書き む場合
 上記第6実施形態では、無線タグ回路素子To ファイルデータの格納先情報を書き込み、 ーダで無線タグ情報を読み取った際にこの 納先情報を取得して格納先にアクセスする とでファイルデータを取得するようにした 、これに限られない。すなわち、無線タグ 路素子Toの記憶容量に余裕がある場合には ファイルデータそのもの(印刷対象であるフ イルデータそのものでもよいし、例えば当 ファイルデータを印刷した印刷物3001の画像 データ等でもよい)を書き込むようにしても い。

 図67は、本変形例の制御回路105によって 行される制御手順を表すフローチャートで り、前述の図49に対応する図である。この図 67において、図49と同様の部分には同符号を し、説明を省略する。

 図67において、ステップS3003~ステップS3030 までは前述の図49と同様である。なお、本変 例のステップS3010では、ファイルデータが 存された格納先を表すファイルアクセス情 を含むタグデータの作成を行うと共に、印 対象であるファイルデータそのものを含む グデータの作成を行っておく。

 次のステップS3033において、印刷対象で るファイルデータが所定の大きさ(この場合 は無線タグ回路素子ToのIC回路部150のメモリ 部155に書き込み可能な大きさ)より大きいか かの判定を行う。所定の大きさより大きい 合には、ファイルデータそのものを無線タ 回路素子Toに書き込むことが不可能であるの で、ステップS3035Aに移り、先のステップS3010 作成したファイルアクセス情報を含むタグ ータを、通信制御部104及び通信回線5を介し てプリンタ3400に送信する。一方、ファイル ータが所定の大きさ以下である場合には、 ァイルデータそのものを無線タグ回路素子To に書き込むことが可能であるので、ステップ S3035Bに移り、先のステップS3010で作成したフ イルデータそのものを含むタグデータを、 信制御部104及び通信回線5を介してプリンタ 3400に送信する。

 その後のステップS3040~ステップS3050は前 の図49と同様であるので説明を省略する。

 図68は、本変形例において無線タグラベ Tの無線タグ情報の読み取り時にリーダ200の 御回路202によって実行される制御手順を表 フローチャートであり、前述の図59に対応 る図である。

 この図68において、ステップS3510~ステッ S3520は前述の図59と同様である。次のステッ S3525では、上記無線タグ回路素子Toから受信 されたリプライ信号の中にファイルデータの 保存先の情報であるファイルアクセス情報が 含まれるか否かを判定する。含まれている場 合には、次のステップS3530に移り、当該ファ ルアクセス情報を読み出して取得する。そ 後のステップS3540~ステップS3570は前述の図59 と同様である。

 一方、上記ステップS3525において、ファ ルアクセス情報が含まれない場合(すなわち ァイルデータそのものが含まれる場合)には 、ステップS3535に移り、上記無線タグ回路素 Toから受信されたリプライ信号の中からフ イルデータを読み出して取得する。その後 ステップS3560及びステップS3570において、起 したアプリケーションで上記無線タグ回路 子Toから取得したファイルデータを開く。

 以上説明した変形例においても、上記第6 実施形態と同様の効果を得ることができる。

 (C-7)その他
 以上においては、ファイルデータが保存さ た格納先を表すファイルアクセス情報自体 無線タグ回路素子ToのIC回路部150に書き込む ようにしたが、これに限られない。すなわち 、このファイルアクセス情報と無線タグ回路 素子Toの識別情報(タグID)との組み合わせ情報 (いわゆるひも付け情報)をデータベース等に 存しておき、無線タグ回路素子Toには上記 み合わせられたタグIDを書き込むようにして もよい。この場合、リーダにより無線タグ回 路素子ToからタグIDが読み取られると、上記 存された組み合わせ情報と照らし合わせる とにより、ファイルアクセス情報を取得す ことができる。また、上記ファイルアクセ 情報が保存された格納先を表すアドレス情 (いわゆる間接アドレス情報)を書き込むよう にしてもよい。

 また、以上においては、タグ付き印刷物 成時に、プリンタ3400とタグラベル作成装置 300とを直列に接続し、PC3100とタグラベル作成 装置300との信号の送受をプリンタ3400を経由 て行うようにしたが、これに限られず、PC310 0に対しプリンタ3400とタグラベル作成装置300 を並列に接続し、PC3100からプリンタ3400とタ グラベル作成装置300とに対し並行して信号を 送受するようにしてもよい。

 また、以上においては、印字及び無線タ 回路素子Toへのアクセスの終了した印字済 タグラベル用テープ303をカッタ307で切断し タグカード1,2001を作成した場合を例にとっ 説明したが、これに限られない。すなわち ラベルに対応した所定の大きさに予め分離 れたラベル台紙(いわゆるダイカットラベル) がロールから繰り出されるテープ上に連続配 置されているような場合には、カッタ307で切 断しなくても、テープが排出口から排出され てきた後にラベル台紙(アクセス済みの無線 グ回路素子Toが備えられかつ対応する印字が なされたもの)のみをテープから剥がしてタ カード1,2001やタグラベルを作成しても良い

 また、以上においては、無線タグ回路素 ToのIC回路部150に無線タグ情報の書き込みを 行うと共に、印字ヘッド305によってその無線 タグ回路素子Toを識別するための印刷を行う とによりタグカード1,2001を作成するように たが、これに限られない。この印刷は必ず も行われなくともよく、無線タグ情報の書 込みのみを行うものに対し適用することも きる。

 さらに、以上は、タグテープがリール部 の周りに巻回されてロールを構成し、タグ ープロールホルダ部310内にそのロールが配 されてタグテープが繰り出される場合を例 とって説明したが、これに限られない。例 ば、無線タグ回路素子Toが少なくとも一つ 置された長尺平紙状あるいは短冊状のテー やシート(ロールに巻回されたテープを繰り した後に適宜の長さに切断して形成したも を含む)を、所定の収納部にスタックして( えばトレイ状のものに平積み積層して)カー リッジ化し、このカートリッジをタグラベ 作成装置側のタグテープロールホルダ部に 着して、上記収納部から移送、搬送して印 及び書き込みを行いタグカード1,2001やタグ ベルを作成するようにしてもよい。

 さらには長尺平紙状あるいは短冊状のテ プやシートをタグラベル作成装置300外より1 枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送しタ グラベル作成装置300内へ供給する構成も考え られる。この場合も同様の効果を得る。

 なお、以上で用いた「Scroll All ID」信号 「Ping」信号等は、EPC globalが策定した仕様 準拠しているものとする。EPC globalは、流 コードの国際機関である国際EAN協会と、米 の流通コード機関であるUniformed Code Council(U CC)が共同で設立した非営利法人である。なお 、他の規格に準拠した信号でも、同様の機能 を果たすものであればよい。

 また、以上既に述べた以外にも、上記実 形態や各変形例による手法を適宜組み合わ て利用しても良い。

 その他、一々例示はしないが、本発明は その趣旨を逸脱しない範囲内において、種 の変更が加えられて実施されるものである

本発明の第1実施形態のタグラベル作成 装置を含む無線タグ生成システム全体を表す システム構成図である。 無線タグ生成システムを構成するPC及 タグラベル作成装置の詳細機能を表す機能 ロック図である。 ファイル付加情報及び印字情報等の設 入力時にタグラベル作成装置の制御回路に って実行される制御手順を表すフローチャ トである。 ステップS10においてPCの表示部に表示 れる付加情報設定画面の一例を表す図であ 。 ステップS30においてPCの表示部に表示 れるファイル保存先設定画面の一例を表す である。 ステップS50においてPCの表示部に表示 れる印字情報設定画面の一例を表す図であ 。 ステップS70においてPCの表示部に表示 れるタグ作成の確認画面の一例を表す図で る。 ステップS100の詳細手順を表すフローチ ャートである。 タグラベル作成装置で作成されたタグ ードの全体概略構造の一例を表す上面図で る。 タグカードに備えられた無線タグ回路 素子の機能的構成の一例を表すブロック図で ある。 タグラベル作成装置で作成されたタグ カードが有する無線タグ回路素子のIC回路部 メモリ部のデータ構成の一例を表す図であ 。 本発明の第1実施形態のリーダを含む 線タグ読み取りシステム全体を表すシステ 構成図である。 無線タグ読み取りシステムを構成する PC及びリーダの詳細機能を表す機能ブロック である。 タグカードの無線タグ情報の読み取り 時にリーダの制御回路によって実行される制 御手順を表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のタグラベル作 装置を含む無線タグ生成システムの全体を すシステム構成図である。 タグラベル作成装置でタグカードを作 成する際におけるファイルアクセス情報の設 定入力時に、PCの表示部に表示されるファイ 保存先設定画面の一例を表す図である。 本発明の第2実施形態のリーダを含む 線タグ読み取りシステムの全体を表すシス ム構成図である。 本発明の第3実施形態のタグラベル作 装置を含む無線タグ生成システムの全体を すシステム構成図である。 タグラベル作成装置でタグカードを作 成する際におけるファイルアクセス情報の設 定入力時に、PCの表示部に表示されるファイ 保存先設定画面の一例を表す図である。 ファイル付加情報及び印字情報等の設 定入力時にタグラベル作成装置の制御回路に よって実行される制御手順を表すフローチャ ートである。 タグラベル作成装置で作成されたタグ カードが有する無線タグ回路素子のIC回路部 メモリ部のデータ構成の一例を表す図であ 。 本発明の第3実施形態のリーダを含む 線タグ読み取りシステムの全体を表すシス ム構成図である。 スキャナを用いて電子ファイルを作成 する場合の変形例におけるタグラベル作成装 置を含む無線タグ生成システムの全体を表す システム構成図である。 スキャナを用いて電子ファイルを作成 する場合の変形例における無線タグ生成シス テムを構成するPC及びタグラベル作成装置の 細機能を表す機能ブロック図である。 スキャナを用いて電子ファイルを作成 する場合の変形例におけるファイル付加情報 及び印字情報等の設定入力時にタグラベル作 成装置の制御回路によって実行される制御手 順を表すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態のPCを含む無線 タグシステム全体を表すシステム構成図であ る。 タグカード作成時にPCの制御回路によ て実行される制御手順を表すフローチャー である。 操作者が作業を途中で中断した際のPC 表示部の表示画面の一例を表す図である。 タグカード作成時にタグラベル作成装 置の制御回路によって実行される制御手順を 表すフローチャートである。 タグラベル作成装置で作成されたタグ カードの全体概略構造の一例を表す上面図で ある。 タグラベル作成装置で作成されたタグ カードが有する無線タグ回路素子のIC回路部 メモリ部のデータ構成の一例を表す図であ 。 タグカードの無線タグ情報の読み取り 時にPCの制御回路によって実行される制御手 を表すフローチャートである。 タグカードの無線タグ情報の読み取り 時にリーダの制御回路によって実行される制 御手順を表すフローチャートである。 複数のアプリケーションを用いて複数 の作業を行っている場合の変形例における無 線タグ回路素子のIC回路部のメモリ部のデー 構成の一例を表す図である。 本発明の第5の実施形態の情報端末で るPCを有する無線タグシステムを含むネット ワークシステムの全体構成を表すシステム構 成図である。 ネットワークシステムの複数の無線タ グシステムのうち、無線タグシステムのPC及 タグラベル作成装置を抽出してその詳細機 を表す機能ブロック図である。 タグカード作成時にPCの制御回路によ て実行される制御手順を表すフローチャー である。 操作者が作業を途中で中断した際のPC 表示部の表示画面の一例を表す図である。 タグカードが有する無線タグ回路素子 のIC回路部のメモリ部のデータ構成の一例を す図である。 ネットワークシステムの複数の無線タ グシステムのうち、無線タグシステムのPC及 リーダを抽出してその詳細機能を表す機能 ロック図である。 タグカードの無線タグ情報の読み取り 時にPCの制御回路によって実行される制御手 を表すフローチャートである。 デスクトップ上のショートカットのう ち選択された一部のショートカットを保存す る変形例において、タグカード作成時にPCの 御回路によって実行される制御手順を表す ローチャートである。 デスクトップ上のホルダを保存する変 形例において、操作者が作業を途中で中断し た際のPCの表示部の表示画面の一例を表す図 ある。 操作者が手動でタグ作成指示入力する 場合の変形例における無線タグ回路素子のIC 路部のメモリ部のデータ構成の一例を表す である。 個人作業情報の識別情報をタグに書き 込む場合の変形例における無線タグ回路素子 のIC回路部のメモリ部のデータ構成の一例を す図である。 個人情報のうちタグに書込むべきもの とそうでないものを判別する場合の変形例に おいてタグカード作成時に制御回路によって 実行される制御手順を表すフローチャートで ある。 本発明の第6実施形態による印刷装置 有する印刷管理システムを含むタグ付き印 物生成システムの全体構成を表すシステム 成図である。 タグ付き印刷物生成システムを構成す るPC、プリンタ及びタグラベル作成装置の詳 機能を表す機能ブロック図である。 タグ付き印刷物作成時にPCの制御回路 よって実行される制御手順を表すフローチ ートである。 ステップS3100の詳細手順を表すフロー ャートである。 タグ付き印刷物作成時にプリンタの制 御回路によって実行される制御手順を表すフ ローチャートである。 タグ付き印刷物作成時にタグラベル作 成装置の制御回路によって実行される制御手 順を表すフローチャートである。 ステップS3400の詳細手順を表すフロー ャートである。 タグ付き印刷物作成時に行われる制御 において、PC、プリンタ、及びタグラベル作 装置間で行われる信号の送受信を時系列的 示す図である。 プリンタで作成された印刷物及びタグ ラベル作成装置で作成された無線タグラベル の全体概略構造の一例を表す上面図、印刷物 に無線タグラベルを貼り付けて生成されるタ グ付き印刷物の全体概略構造の一例を表す上 面図、並びにユーザが別のフォーマットを選 択した場合の無線タグラベルの上面図及びタ グ付き印刷物の上面図である。 タグラベル作成装置で作成された無線 タグラベルが有する無線タグ回路素子のIC回 部のメモリ部のデータ構成の一例を表す図 ある。 タグ付き印刷物読み取り時における印 刷管理システムの全体構成を表すシステム構 成図である。 印刷管理システムを構成するPC及びリ ダの詳細機能を表す機能ブロック図である 無線タグラベルの無線タグ情報の読み 取り時にリーダの制御回路によって実行され る制御手順を表すフローチャートである。 ネットワークに接続されたサーバにフ ァイルデータを格納する場合の変形例におけ るタグ付き印刷物生成システムの全体構成を 表すシステム構成図である。 タグ付き印刷物生成システムを構成す るPC、プリンタ、タグラベル作成装置及び情 サーバの詳細機能を表す機能ブロック図で る。 印刷物が複数となる場合の変形例にお いて作成された印刷物にタグラベル作成装置 で作成された無線タグラベルを貼り付けて生 成されるタグ付き印刷物の全体概略構造の一 例を表す上面図である。 印刷対象であるファイルデータの識別 情報を書き込む場合、印刷対象であるファイ ルデータに対応するファイル付加情報を書き 込む場合、ファイルデータへのアクセス又は アクセス後の各種処理に関する権限情報を書 き込む場合における無線タグ回路素子のIC回 部のメモリ部のデータ構成の一例を表す図 ある。 印刷物のトップページのサムネイル画 像を印字した場合のタグ付き印刷物の一例を 表す上面図である。 ファイルアクセス情報を印字した場合 のタグ付き印刷物の一例を表す上面図である 。 印刷物が最新か否かをチェックする機 能を有する場合の変形例におけるリーダの制 御回路によって実行される制御手順を表すフ ローチャートである。 無線タグ回路素子の記憶容量に余裕が ある場合にファイルデータそのものを書き込 む変形例において、制御回路によって実行さ れる制御手順を表すフローチャートである。 無線タグ回路素子の記憶容量に余裕が ある場合にファイルデータそのものを書き込 む変形例において、無線タグラベルの無線タ グ情報の読み取り時にリーダの制御回路によ って実行される制御手順を表すフローチャー トである。

符号の説明

 1       タグカード(無線タグラベル、無 線タグ)
 4       外部メモリ(外部記憶媒体)
 7       情報サーバ(サーバ)
 8       スキャナ(検出手段)
 100     PC(操作端末、処理機器)
 100A    PC(処理機器)
 101     表示部(第1表示手段、第2表示手段 )
 102     操作部(作業用操作手段、書き込 指示用操作手段)
 105     制御回路
 150     IC回路部
 151     タグアンテナ
 200     リーダ(無線タグ通信装置)
 201     高周波回路
 202     制御回路
 204     通信制御部
 210     アンテナ(読み取り側アンテナ、 置側アンテナ)
 300     タグラベル作成装置(無線タグ通 装置)
 301     高周波回路
 302     制御回路
 303     タグテープ(タグ媒体)
 305     印字ヘッド(第1印字手段、第2印字 手段)
 306     アンテナ(作成側アンテナ、装置 アンテナ)
 309     搬送装置(搬送手段)
 402     制御回路
 2100    PC(無線タグ通信処理装置)
 2100A,B PC(無線タグ通信処理装置)
 3001    印刷物
 3001″   印刷物
 3001′   印刷物
 3010    印刷管理システム
 3010A   印刷管理システム(無線タグ通信シ テム)
 3100    PC(操作端末)
 3400    プリンタ(印刷装置、無線タグ通信 処理装置)
 3401    印字ヘッド(印刷手段)
 L       タグ貼付枠(識別子)
 T       無線タグラベル(無線タグ)
 To       無線タグ回路素子