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Patent Searching and Data


Title:
RAILCAR BRAKE CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/046970
Kind Code:
A1
Abstract:
A railcar brake control device is mounted in each truck and comprises a brake control unit (20) which generates a pressure control signal (16) for controlling brake cylinder pressure (18) that acts on a brake cylinder (27) in accordance with a service brake command (10) and an emergency brake command (12), an electromagnetic vale unit which includes a brake control valve for regulating the pressure of compressed air (17) to be supplied to the brake cylinder (27) in response to the pressure control signal (16), and a relay valve (24) which outputs the brake cylinder pressure (18) corresponding to the compressed air (17) supplied from the electromagnetic valve unit. The electromagnetic valve unit includes a remotely openable electromagnetic valve (23) for regulating the pressure of the compressed air (17) to be supplied to the primary side of the relay valve (24). The remotely openable electromagnetic valve (23) operates by receiving power supply from a brake control device (100) mounted in another truck.

Inventors:
MATSUYAMA, Etsuji (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
松山 悦司 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
Application Number:
JP2008/069050
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
October 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
Mitsubishi Electric Corporation (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 10, 10083, JP)
三菱電機株式会社 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 Tokyo, 10083, JP)
MATSUYAMA, Etsuji (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
International Classes:
B60T8/17; B61H13/06
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Sakai International Patent Office, Kasumigaseki Building 2-5, Kasumigaseki 3-chome, Chiyoda-k, Tokyo 20, 10060, JP)
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Claims:
 台車毎に搭載され、常用ブレーキ指令および非常ブレーキ指令に基づいてブレーキシリンダに作用するブレーキシリンダ圧力を制御するための圧力制御信号を生成するブレーキ制御部と、前記圧力制御信号に応じて前記ブレーキシリンダに供給される圧縮空気を調圧するブレーキ制御弁を有する電磁弁部と、前記電磁弁部から供給された前記圧縮空気に対応するブレーキシリンダ圧力を出力する中継弁と、を備えた鉄道車両用ブレーキ制御装置において、
 前記電磁弁部は、前記中継弁の一次側に供給される圧縮空気を調圧する遠隔開放電磁弁を有し、
 前記遠隔開放電磁弁は、他の台車に搭載されるブレーキ制御装置からの電源供給を受けて動作するように構成されていること、
 を特徴とする鉄道車両用ブレーキ制御装置。
 台車毎に搭載され、常用ブレーキ指令および非常ブレーキ指令に基づいてブレーキシリンダに作用するブレーキシリンダ圧力を制御するための圧力制御信号を生成するブレーキ制御部と、前記圧力制御信号に応じて前記ブレーキシリンダに供給される圧縮空気を調圧するブレーキ制御弁を有する電磁弁部と、前記電磁弁部から供給された前記圧縮空気に対応するブレーキシリンダ圧力を出力する中継弁と、を備えた鉄道車両用ブレーキ制御装置において、
 前記電磁弁部は、前記中継弁の一次側に供給される圧縮空気を調圧する遠隔開放電磁弁を有し、
 前記遠隔開放電磁弁は、自己および他の台車に搭載されるブレーキ制御部で構成されており前記自己のブレーキ制御部が故障した場合には、他のブレーキ制御部からの電源供給を受けて動作すること、
 を特徴とする鉄道車両用ブレーキ制御装置。
 台車毎に搭載され、常用ブレーキ指令および非常ブレーキ指令に基づいてブレーキシリンダに作用するブレーキシリンダ圧力を制御するための圧力制御信号を生成するブレーキ制御部と、前記圧力制御信号に応じて前記ブレーキシリンダに供給される圧縮空気を調圧するブレーキ制御弁を有する電磁弁部と、前記電磁弁部から供給された前記圧縮空気に対応するブレーキシリンダ圧力を出力する中継弁と、を備えた鉄道車両用ブレーキ制御装置において、
 前記電磁弁部は、前記中継弁の一次側に供給される圧縮空気を調圧する遠隔開放電磁弁を有し、
 前記遠隔開放電磁弁は、自己のブレーキ制御装置の電源が故障した場合、他のブレーキ制御装置からの電源供給に切替えて動作するように構成されていることを特徴とする鉄道車両用ブレーキ制御装置。
 前記遠隔開放電磁弁によって前記ブレーキシリンダ圧力が排気された状態であっても、、非常ブレーキ発生時には、非常ブレーキ指令出力時には非常ブレーキ相当のブレーキシリンダ圧力を供給することができるように構成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の鉄道車両用ブレーキ制御装置。
 各種の車両情報を管理する列車情報管理装置を介して、各台車に搭載される前記ブレーキ制御部の故障情報を、相互に授受することができるように構成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の鉄道車両用ブレーキ制御装置。
Description:
鉄道車両用ブレーキ制御装置

 本発明は、鉄道車両用のブレーキ制御装 に関するものである。

 鉄道車両には、各車軸のブレーキシリン に作用するブレーキシリンダ圧力を制御す 鉄道車両用ブレーキ制御装置(以下「ブレー キ制御装置」という)が採用されている。該 レーキ制御装置は、常用ブレーキ指令およ 非常ブレーキ指令に基づいてブレーキシリ ダ圧力を制御するための圧力制御信号を生 するブレーキ制御部と、圧力制御信号に応 てブレーキシリンダに供給される圧縮空気 調圧するブレーキ制御弁を有する電磁弁部 、電磁弁部から供給された圧縮空気に対応 るブレーキシリンダ圧力を出力する中継弁 を有して構成されている。この圧力制御信 は、ブレーキ制御部内の電磁弁駆動回路に りブレーキ制御部内の回路電源を供給源と て生成されたものであり、電磁弁部のソレ イドに出力される。そのため、このように 成されたブレーキ制御装置は、力行時には 電磁弁部が回路電源からの電源供給を受け 励磁されブレーキ力を緩解する。また、常 ブレーキ時には、電磁弁部に対する電源供 が供給または停止することにより所定のブ ーキ力を出力する。一方、非常ブレーキ指 が出力された場合には、電磁弁部に対する 路電源の電源供給が強制的に停止すること より非常ブレーキを発生することが可能で る。

 従来、例えば下記特許文献1に示されるブ レーキ制御装置は、ブレーキ指令手段から出 力されたブレーキ指令に対応した圧力制御信 号を出力するブレーキ制御部と、空気溜めか ら圧縮空気を供給されている中継弁と、圧縮 空気によりブレーキ力を発生させるブレーキ シリンダと、前記中継弁と前記ブレーキシリ ンダの間に搭載されブレーキ指令に応じてブ レーキシリンダ圧力を制御する電磁弁部と、 を有して構成されている。このブレーキ制御 装置は、中継弁とブレーキシリンダの間に電 磁弁部を配置したうえでブレーキシリンダ圧 力を電磁弁部で直接制御するように構成され 、中継弁における制御誤差を低減しブレーキ 制御の精度向上を可能としている。

特開2001-018784号公報

 しかしながら、上記特許文献1に代表され る従来のブレーキ制御装置では、ブレーキ制 御部が故障、あるいはブレーキ制御装置の一 部の電源カード等の故障などにより電磁弁部 に供給される回路電源が低下した場合、常用 ブレーキによるブレーキ制御をすることがで きず、非常ブレーキを使用せざるを得ないと いう課題があった。

 一方、非常ブレーキによるブレーキ制御 みでは、可能な限り常用ブレーキによるブ ーキ制御を継続したいという鉄道会社から 要望に応えることが困難であるという問題 あった。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので って、ブレーキ制御部が故障あるいはブレ キ制御装置の回路電源が低下した場合でも 用ブレーキによるブレーキ制御をすること できるブレーキ制御装置を得ることを目的 する。

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、本発明にかかるブレーキ制御装置は 台車毎に搭載され、常用ブレーキ指令およ 非常ブレーキ指令に基づいてブレーキシリ ダに作用するブレーキシリンダ圧力を制御 るための圧力制御信号を生成するブレーキ 御部と、前記圧力制御信号に応じて前記ブ ーキシリンダに供給される圧縮空気を調圧 るブレーキ制御弁を有する電磁弁部と、前 電磁弁部から供給された前記圧縮空気に対 するブレーキシリンダ圧力を出力する中継 と、を備えた鉄道車両用ブレーキ制御装置 おいて、前記電磁弁部は、前記中継弁の一 側に供給される圧縮空気を調圧する遠隔開 電磁弁を有し、前記遠隔開放電磁弁は、他 台車に搭載されるブレーキ制御装置からの 源供給を受けて動作するように構成されて ること、を特徴とする。

 本発明にかかるブレーキ制御装置によれ 、非常用リレー、遠隔開放電磁弁制御リレ 、および回路電源供給リレーを有する電磁 駆動回路ならびに遠隔開放電磁弁を備え、 方の台車に搭載される遠隔開放電磁弁が他 台車に搭載される回路電源供給リレーから 路電源供給を受けて動作する構成なので、 レーキ制御部が故障あるいはブレーキ制御 置の回路電源が低下した場合でも、常用ブ ーキによるブレーキ制御をすることができ という効果を奏する。

図1は、実施の形態1にかかるブレーキ 御装置の構成の一例を示す図である。 図2は、圧縮空気を供給する際における 遠隔開放電磁弁の動作を示す図である。 図3は、圧縮空気を排気する際における 遠隔開放電磁弁の動作を示す図である。 図4は、電磁弁駆動回路の構成の一例を 示す図である。 図5は、第1のブレーキ制御装置の遠隔 放電磁弁を制御する電磁弁駆動回路の構成 一例を示す図である。 図6は、列車情報管理装置を介して接続 されるブレーキ制御部の構成の一例を示す図 である。 図7は、OR回路で構成された回路電源切 部を備えたブレーキ制御部の構成の一例を す図である。 図8は、スイッチ回路で構成された回路 電源切替部を備えたブレーキ制御部の構成の 一例を示す図である。

符号の説明

 10 常用ブレーキ指令
 11 ブレーキネットワーク
 12 非常ブレーキ指令
 13 供給貯め
 14 空気バネ圧力
 15 出力圧
 16 圧力制御信号
 17 圧縮空気
 18 ブレーキシリンダ圧力
 20 ブレーキ制御部
 20a 第1のブレーキ制御装置のブレーキ制御
 20b 第2のブレーキ制御装置のブレーキ制御
 21 応荷重弁
 22 ブレーキ制御弁・滑走制御弁
 23 遠隔開放電磁弁(RIMV)
 24 中継弁
 25、26 圧力センサ
 27 ブレーキシリンダ
 28 電磁弁部
 30、30a、30b 電磁弁駆動回路
 31 遠隔開放電磁弁電源線(RIMV電源線)
 32 非常用リレー
 33 遠隔開放電磁弁制御リレー(RIMV制御リレ )
 34 回路電源供給リレー
 40、41 回路電源切替部
 42 列車情報管理装置
 100 ブレーキ制御装置
 P1 回路電源(第1の回路電源)
 P2 回路電源(第2の回路電源)

 以下に、本発明にかかるブレーキ制御装 の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明 る。なお、この実施の形態によりこの発明 限定されるものではない。

実施の形態1.
(ブレーキ制御装置の構成)
 図1は、実施の形態1にかかるブレーキ制御 置の構成の一例を示す図である。図1に示す レーキ制御装置100は、主たる構成部として ブレーキ制御部20、応荷重弁21、ブレーキ制 御弁・滑走制御弁22、遠隔開放電磁弁(RIMV:Rele ase Isolation Magnet Valve)23、中継弁24、圧力セ サ25、および圧力センサ26を有して構成され いる。

 ブレーキ制御部20は、電磁弁駆動回路30を 有しており、該電磁弁駆動回路30がブレーキ 御弁・滑走制御弁22およびRIMV23を制御する ブレーキ制御部20は、後述するブレーキネッ トワーク11を介して、図示しない他の台車に 載されているブレーキ制御装置100と相互接 されている。また、ブレーキ制御部20には 図示しないブレーキ指令部から出力された 用ブレーキ指令10と非常ブレーキ指令12が取 込まれている。さらに、ブレーキ制御部20 は、常用ブレーキ制御、滑走制御、および 常ブレーキの出力を行うために、圧縮空気 供給と排気を組み合わせた所定のモードが 義されている。そのため、ブレーキ制御部20 の電磁弁駆動回路30は、常用ブレーキ指令10 非常ブレーキ指令、および所定のモードに づいて、ブレーキシリンダ27に作用するブレ ーキシリンダ圧力18を制御するための圧力制 信号16を出力し、ブレーキ制御弁・滑走制 弁22およびRIMV23を制御する。なお、電磁弁駆 動回路30に制御されるRIMV23については後述す 。

 応荷重弁21は、各台車にそれぞれ搭載さ 、車両の重量を検出して得られた空気バネ 力14に対応した出力圧15をブレーキ制御弁・ 走制御弁22に供給する弁である。

 ブレーキ制御弁・滑走制御弁22は、ブレ キ制御部20から出力された圧力制御信号16に づいて、前述した出力圧15を調圧する。ブ ーキ制御弁・滑走制御弁22は、例えば、供給 された出力圧15をブレーキシリンダ27に供給 る供給弁(Apply Magnet Valve)や、供給された出 圧15を調圧する排気弁(Release Magnet Valve)な の複数の電磁弁で構成されているのが一般 である。

 中継弁24は、ブレーキシリンダ圧力18の応 答性を向上させるために用いられる弁である 。中継弁24の一次側には、ブレーキ制御弁・ 走制御弁22から出力された圧縮空気17が入力 され、さらに、所定圧力の圧縮空気を貯溜し ている供給貯め13が接続されている。そのた 、中継弁24は、前述した圧縮空気17に対応す るブレーキシリンダ圧力18を出力することが きる。

 圧力センサ25および圧力センサ26は、中継 弁24に入力される圧縮空気17と中継弁24から出 力されたブレーキシリンダ圧力18とをそれぞ 検出し、図示しないフィードバック指令を 成し、ブレーキ制御部20に対して該フィー バック指令を帰還する。そのため、ブレー 制御部20は、正確な圧力制御信号16を算出す ことができる。

 ブレーキシリンダ27は、ブレーキシリン 圧力18の強さに応じて、所定の摩擦係数を有 する制輪子(図示せず)を各車輪に押圧するこ により、所望のブレーキ力で発生させる。

 RIMV23は、中継弁24の一次側の圧力を調圧 る弁であり、例えば、非常ブレーキが発生 た後、ブレーキシリンダ27に込められた圧力 を排気することにより、ブレーキ力を緩解さ せることができる。

 なお、図1において、ブレーキ制御弁・滑 走制御弁22、RIMV23、および中継弁24は、各車 のブレーキを個別に制御するために、応荷 弁21を中心として、左右対称に図示されてい る。例えば、応荷重弁21の左側に示されるブ ーキ制御弁・滑走制御弁22、RIMV23、および 継弁24は、一方のブレーキシリンダ27に係る レーキシリンダ圧力18を調圧し、応荷重弁21 の右側に示されるブレーキ制御弁・滑走制御 弁22、RIMV23、および中継弁24は、他方のブレ キシリンダ27に係るブレーキシリンダ圧力18 調圧する。なお、常用ブレーキ指令10およ 非常ブレーキ指令12に基づいて圧縮空気17を 圧するブレーキ制御弁およびRIMV23を電磁弁 28と称する。

(遠隔開放電磁弁の動作)
 図2は、圧縮空気を供給する際における遠隔 開放電磁弁の動作を示す図である。また、図 3は、圧縮空気を排気する際における遠隔開 電磁弁の動作を示す図である。図2および図3 において、応荷重弁21、ブレーキ制御弁・滑 制御弁22、RIMV23、および中継弁24の各電磁弁 間に示される実線は、圧縮空気が通るルート を示している。

 また、図2または図3に示されるように、RI MV23は、ブレーキ制御弁・滑走制御弁22から出 力された圧縮空気の入口と、該圧縮空気を中 継弁24に送り出す送出口と、ブレーキシリン 27に込められた圧力を排気する排気口と、 備えた3方弁である。

 さらに、RIMV23は、後述する遠隔開放電磁 制御リレー(RIMV制御リレー)33により、RIMV23 ソレノイドが励磁または消磁され、RIMV23が するバネの付勢力により、該バネの伸縮方 に進退動する構造である。

 図2において、ソレノイドが消磁されてい るとき、RIMV23の動作位置は、ブレーキ制御弁 ・滑走制御弁22から出力された圧縮空気17を 中継弁24の方向に通過させる位置に保たれる 。その場合、中継弁24は、ブレーキシリンダ2 7にブレーキシリンダ圧力18を供給する。すな わち、RIMV23に対する回路電源の電源供給が停 止しているとき、ブレーキ力が強まる。

 一方、ソレノイドが励磁されているとき RIMV23の動作位置は、図3に示されるように、 中継弁24から出力された圧縮空気17を、外部 排気する位置に保たれる。その場合、中継 24は、ブレーキシリンダ27に込められたブレ キシリンダ圧力18を排気させることができ 。すなわち、RIMV23に対する回路電源の電源 給が行われているとき、ブレーキ力が弱ま 。

 なお、図2および図3に示される応荷重弁21 、ブレーキ制御弁・滑走制御弁22、および中 弁24は公知であるため、その動作説明は割 する。以下、RIMV23を制御する電磁弁駆動回 30について説明する。

(ブレーキ制御装置の細部構成)
 図4は、電磁弁駆動回路の構成の一例を示す 図である。図4に示されるブレーキ制御部20a よびブレーキ制御部20bは、各台車に搭載さ るブレーキ制御装置100のブレーキ制御部20を 示している。例えば、ブレーキ制御部20aは、 ある車両の一方の台車に搭載されるブレーキ 制御装置(以下「第1のブレーキ制御装置」と う)100に内蔵され、ブレーキ制御部20bは、該 車両の他方の台車に搭載されるブレーキ制御 装置(以下「第2のブレーキ制御装置」という) 100に内蔵されているものとする。また、電磁 弁駆動回路30aおよび電磁弁駆動回路30bは、ブ レーキ制御部20aおよびブレーキ制御部20bにそ れぞれ内蔵されているものとする。

(電磁弁駆動回路)
 電磁弁駆動回路30aおよび電磁弁駆動回路30b 、主たる構成部として、回路電源供給リレ 34、非常用リレー32、およびRIMV制御リレー33 を有して構成されている。また、電磁弁駆動 回路30aおよび電磁弁駆動回路30bには、各リレ ー部を介して各RIMV23のソレノイドに供給され る回路電源P1および回路電源P2がそれぞれ接 されている。なお、この回路電源P1または回 路電源P2は、図1および図4において、RIMV23を 御する圧力制御信号16として示されるもので ある。

(ブレーキネットワーク)
 ブレーキネットワーク11は、各台車に搭載 れるブレーキ制御装置100の状態を監視し、 1のブレーキ制御装置100の回路電源P1が低下 るいはブレーキ制御部20aが故障した場合、 路電源P1の低下やブレーキ制御部20aの故障に 関する情報を故障情報として、第2のブレー 制御装置100に該故障情報を出力する。すな ち、各台車に搭載されるブレーキ制御装置10 0は、ブレーキネットワーク11を介して、各ブ レーキ制御部の故障情報を相互に授受するこ とができる。なお、図4において、ブレーキ ットワーク11は、2本の実線および1本の点線 図示されるツイストペアケーブルを用いて るが、該ツイストペアケーブルと同等の機 を有するケーブルを用いてもよい。

(遠隔開放電磁弁電源線)
 遠隔開放電磁弁電源線(以下「RIMV電源線」 いう)31は、車両間または各車両内に敷設さ 、各台車に搭載されるブレーキ制御装置100 間で、RIMV23に対する回路電源P1またはP2の電 供給を相互に行うするための電源ケーブル ある。また、上述した回路電源供給リレー3 4の出力端は、RIMV電源線31と接続されている め、例えば、第1のブレーキ制御装置100に搭 されるRIMV23に対して、第2のブレーキ制御装 置100の回路電源P2の電源供給を行うことがで る。

(回路電源供給リレー)
 回路電源供給リレー34は、A接点で構成され ブレーキ制御部20aまたはブレーキ制御部20b らの指令(図示せず)に応じて当該接点を動 させることにより、RIMV23に対する回路電源P1 または回路電源P2の電源供給を行い、またはR IMV23に対する回路電源P1または回路電源P2の電 源供給を停止することができる。

(RIMV制御リレー)
 RIMV制御リレー33は、B接点で構成され、ブレ ーキ制御部20aまたはブレーキ制御部20bからの 指令(図示せず)に応じて当該接点を動作させ ことにより、RIMV23に対する回路電源P1また 回路電源P2の電源供給を行い、またはRIMV23に 対する回路電源P1または回路電源P2の電源供 を停止することができる。

(非常用リレー)
 非常用リレー32は、A接点で構成され、非常 レーキ指令12に基づいて、RIMV23に対する回 電源P1または回路電源P2の電源供給を停止す 。具体的には、非常ブレーキ指令12が出力 れていない場合、非常用リレー32は導通状態 (CLOSE)となる。一方、非常ブレーキ指令12が出 力された場合、非常用リレー32は非導通状態( OPEN)となる。そのため、非常ブレーキ指令12 出力された場合、回路電源供給リレー34から RIMV23に対して回路電源P1または回路電源P2の 源供給が行われているときであっても、非 用リレー32は、RIMV23に対する回路電源P1また 回路電源P2の電源供給を停止する。その結 、中継弁24は、非常ブレーキ相当のブレーキ シリンダ圧力18をブレーキシリンダ27に供給 ることができる。

 ここで、電磁弁駆動回路30aおよび電磁弁 動回路30bは、例えば、第1のブレーキ制御装 置100の回路電源P1が低下あるいはブレーキ制 部20aが故障した場合、全ての電磁弁を消磁 れ、ブレーキモードになる。

 しかしながら、ブレーキモードになった 合であっても、第2のブレーキ制御装置100に 搭載される回路電源供給リレー34が、第1のブ レーキ制御装置100のRIMV23に対して回路電源P2 電源供給を行うことができるので、第1のブ レーキ制御装置100は、ブレーキを緩解するこ とができる。

 図5は、第1のブレーキ制御装置の遠隔開 電磁弁を制御する電磁弁駆動回路の構成の 例を示す図である。図5に示されるブレーキ 御部20aおよびブレーキ制御部20bは、第2のブ レーキ制御装置100に搭載される回路電源供給 リレー34を用いて、第1のブレーキ制御装置100 に搭載されるRIMV23を制御する場合の構成を具 体的に示すものである。

(通常時の動作)
 まず、第1のブレーキ制御装置100の回路電源 P1が低下あるいはブレーキ制御部20aが故障し いない場合におけるRIMV23の動作について説 する。RIMV制御リレー33が導通状態の場合に いて、非常ブレーキ指令12が出力されてい いとき、非常用リレー32は導通状態(CLOSE)で る。この状態において、回路電源供給リレ 34が導通状態(CLOSE)となり、RIMV23に対する回 電源P2の電源供給が行われた場合、中継弁24 、ブレーキシリンダ圧力18を排気する。

 一方、RIMV制御リレー33が導通状態の場合 おいて、非常ブレーキ指令12が出力された き、非常用リレー32は非導通状態(OPEN)に変化 する。この場合、回路電源供給リレー34の状 にかかわらず、RIMV23に対する回路電源P2の 源供給が行われず、その結果、中継弁24は、 非常ブレーキ相当のブレーキシリンダ圧力18 ブレーキシリンダ27に供給する。

(故障時の動作)
 次に、第1のブレーキ制御装置100の回路電源 P1が低下あるいはブレーキ制御部20aが故障し 場合の動作について説明する。第1のブレー キ制御装置100の回路電源P1が低下あるいはブ ーキ制御部20aが故障した場合、安全側に動 するために全ての電磁弁が消磁され、RIMV23 、ブレーキシリンダ圧力18を供給する。し しながら、このような状態になった場合で 、ブレーキ制御部20bに搭載される回路電源 給リレー34が励磁され、回路電源供給リレー 34の接点が導通状態(CLOSE)になると、RIMV23に対 する回路電源P2の電源供給が行われ、その結 、中継弁24は、ブレーキシリンダ圧力18を排 気する。

(非常ブレーキ時の動作)
 さらに、ブレーキシリンダ圧力18が排気さ ている状態において、非常ブレーキ指令12が 出力された場合、非常用リレー32は、非導通 態(OPEN)なるため、第1のブレーキ制御装置100 の回路電源P1が低下あるいはブレーキ制御部2 0aが故障したか否か、あるいは回路電源供給 レー34の接点の状態にかかわらず、RIMV23に する回路電源P2の電源供給を停止する。その 結果、中継弁24は、非常ブレーキ相当のブレ キシリンダ圧力18をブレーキシリンダ27に供 給することができる。すなわち、各台車に搭 載されるブレーキ制御装置100は、非常ブレー キ指令12が出力されたときは、常に安全側に 作することができるように構成されている

 このように、本実施の形態にかかるブレ キ制御装置100によれば、第2のブレーキ制御 装置100の回路電源供給リレー34を用いて、第1 のブレーキ制御装置100のRIMV23に対する回路電 源P2の電源を供給または電源供給を停止する とできる。すなわち、ブレーキ制御装置100 、回路電源供給リレー34によりRIMV23を遠隔 御することができるように構成され、第1の レーキ制御装置100の回路電源P1が低下ある はブレーキ制御部20aが故障した場合におい 、非常ブレーキ指令12によるブレーキ制御を することができるだけでなく、常用ブレーキ 指令10によるブレーキ制御をすることもでき 。

 以上説明したように、実施の形態1のブレ ーキ制御装置100によれば、非常用リレー32、R IMV制御リレー33、および回路電源供給リレー3 4を有する電磁弁駆動回路30ならびに遠隔開放 電磁弁23を備え、遠隔開放電磁弁23は、他の 車に搭載される回路電源供給リレー34から回 路電源P2の供給を受けて動作するようにした で、第1のブレーキ制御装置100の回路電源P1 低下あるいはブレーキ制御部20aが故障した 合でも、ブレーキシリンダ圧力18を制御可 である。そのため、第1のブレーキ制御装置1 00の回路電源P1が低下あるいはブレーキ制御 20aが故障したことにより、ブレーキモード なった場合であっても、その後ブレーキを 解することができる。従って、鉄道車両を 引等する際における制輪子等の不要な磨耗 発熱を回避でき、鉄道車両を安定的に輸送 ることができるだけでなく、ブレーキ力が 足する場合には、ブレーキを強めることも きる。さらに、非常ブレーキ指令12が出力さ れた場合には、鉄道車両を停止させることも できる。

実施の形態2.
 実施の形態1にかかるブレーキ制御装置100は 、第1のブレーキ制御装置100の回路電源P1が低 下あるいはブレーキ制御部20aが故障した場合 、回路電源供給リレー34の接点が開放され、 動的にブレーキが発生するように構成され いた。実施の形態2にかかるブレーキ制御装 置100では、該回路電源供給リレー34の論理を 転することにより、第1のブレーキ制御装置 100の回路電源P1が低下あるいはブレーキ制御 20aが故障した場合、ブレーキシリンダ圧力1 8を排気するように構成されている。

 実施の形態2にかかるブレーキ制御装置100 によれば、例えば、第1のブレーキ制御装置10 0の回路電源P1が低下あるいはブレーキ制御部 20aが故障した場合、回路電源供給リレー34の 点が閉じるため、運転士の意に反して非常 レーキが発生するということを防止できる また、非常ブレーキ相当のブレーキシリン 圧力18を供給することも可能である。

 また、非常ブレーキ指令12が出力された 合、第1のブレーキ制御装置100の回路電源P1 低下あるいはブレーキ制御部20aが故障した 否かに関わらず、RIMV23には回路電源P2が供給 されないため、RIMV23は、非常ブレーキ相当の ブレーキシリンダ圧力18を供給させる。すな ち、実施の形態2にかかるブレーキ制御装置 100は、非常ブレーキ指令12が出力されたとき 実施の形態1にかかるブレーキ制御装置100と 同様に、常に安全側に動作するように構成さ れている。

実施の形態3.
 実施の形態1にかかるブレーキ制御装置100は 、各ブレーキ制御装置100の状態を監視するブ レーキネットワーク11を介して、各ブレーキ 御装置100から出力された故障情報を相互に 受するように構成されていた。実施の形態3 にかかるブレーキ制御装置100では、ブレーキ ネットワーク11の代わりに、鉄道車両に搭載 れる既存のモニタ装置等を利用して、各ブ ーキ制御装置100から出力された故障情報を 互に授受することができるように構成され いる。

 図6は、列車情報管理装置を介して接続さ れるブレーキ制御部の構成の一例を示す図で ある。図6において、列車情報管理装置42(Train  Information Management System)は、一台のみ搭載 れているが、各車両に搭載される列車情報 理装置42を、車両間に敷設されている伝送路 (図示せず)で相互接続することにより、各台 に搭載されるブレーキ制御装置100の状態を 視する。

 実施の形態3にかかるブレーキ制御装置100 を使用すれば、ブレーキネットワーク11を構 する必要がないため、第1のブレーキ制御装 置100および第2のブレーキ制御装置100の状態 視を目的とする設備の導入コストや該設備 運用コストなどを抑えることができる。

実施の形態4.
 実施の形態1にかかるブレーキ制御装置100で は、第2のブレーキ制御装置100から供給され 回路電源P2を利用していたが、実施の形態4 かかるブレーキ制御装置100では、第1のブレ キ制御装置100の回路電源P1も利用すること できるように構成されている。

 図7は、OR回路で構成された回路電源切替 を備えたブレーキ制御部の構成の一例を示 図である。図7に示される回路電源切替部40 、OR回路で構成され、第1のブレーキ制御装 100の回路電源P1と第2のブレーキ制御装置100 回路電源P2とを切り替えることができる。

 図8は、スイッチ回路で構成された回路電 源切替部を備えたブレーキ制御部の構成の一 例を示す図である。図8に示される回路電源 替部41は、接点式スイッチで構成され、図7 示される回路電源切替部40と同様に、回路電 源P1と回路電源P2とを切り替えることができ 。

 図7および図8に示されるブレーキ制御装 100によれば、回路電源P1が正常な場合、RIMV23 に対する回路電源P1の電源供給が行われ、第1 のブレーキ制御装置100にかかるブレーキシリ ンダ圧力18を制御することができる。一方、 路電源P1が低下した場合、RIMV23に対する回 電源P2の電源供給が行われ、ブレーキシリン ダ圧力18を制御することができる。そのため ブレーキ制御の信頼性を一層向上させるこ が可能である。

 また、非常ブレーキ指令12が出力された 合、第1のブレーキ制御装置100の回路電源P1 低下あるいはブレーキ制御部20aが故障した 否かに関わらず、RIMV23には、RIMV23に対する 路電源P1および回路電源P2からの電源供給が 止するため、中継弁24は、非常ブレーキ相 のブレーキシリンダ圧力18を供給する。すな わち、実施の形態4にかかるブレーキ制御装 100は、非常ブレーキ指令12が出力されたとき 、実施の形態1から2にかかるブレーキ制御装 100と同様に、常に安全側に動作するように 成されている。

 なお、回路電源切替部40および回路電源 替部41は、同一車両内の各台車に搭載された 各ブレーキ制御装置100相互間で、回路電源P1 よび回路電源P2を切替えることができるだ でなく、異なる車両に搭載された各ブレー 制御装置100相互間でも、回路電源P1と回路電 源P2を切替えることができる。

 なお、本発明に示すブレーキ制御装置100 構成は、本発明の内容の一例を示すもので り、別の公知の技術と組み合わせることも 能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範 で、一部を省略する等、変更して構成する とも可能であることは言うまでもない。

 以上のように、本発明にかかるブレーキ 御装置は、常用ブレーキ指令および非常ブ ーキ指令に基づいて、ブレーキシリンダに 用するブレーキシリンダ圧力を制御する鉄 車両用ブレーキ制御装置に有用である。