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Patent Searching and Data


Title:
RECEIVING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/017119
Kind Code:
A1
Abstract:
A receiving device comprises receiving units (11, 12) for receiving a stream including a data signal, a display unit (17) for displaying according to the received stream, an authentication processing unit (13) for authenticating the sender of the received stream, a signal separation unit (14) for separating the data signal from the received stream, a script detection unit (16) for analyzing the separated data signal and detecting a script, and a control unit (23) for, during the stream authentication, displaying on the display unit (17) on the basis of the received stream and, when a script is detected by the script detection unit (16), inhibiting an input relating to the execution of the script. This allows contents to be appropriately reproduced without imposing disadvantage or stress on the user.

Inventors:
GOTO RYO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063585
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KYOCERA CORP (JP)
GOTO RYO (JP)
International Classes:
G06F13/00; G06F21/00; G06F21/44; G09C1/00; H04H60/15; H04H60/23; H04N7/173; H04N21/435; H04N21/441; H04N21/442
Foreign References:
JP2003022007A2003-01-24
JP2001251296A2001-09-14
JP2003249932A2003-09-05
Other References:
SHIN'ICHIRO KANEKO ET AL.: "Dogazo no Kozo o Koryo shita Realtime Stream Ninsho Hoshiki no Teian", INFORMATION PROCESSING SOCIETY OF JAPAN KENKYU HOKOKU (2005-DPS-122, vol. 2005, no. 33, 22 March 2005 (2005-03-22), pages 211 - 216
Attorney, Agent or Firm:
SUGIMURA, Kenji et al. (3-2-1 Kasumigaseki, Chiyoda-k, Tokyo 13, JP)
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Claims:
 データ信号を含むストリームを受信する受信部と、
 該受信部で受信したストリームに基づく表示を行う表示部と、
 前記受信部で受信したストリームの送信元の認証を行う認証処理部と、
 前記受信部で受信したストリームからデータ信号を分離する信号分離部と、
 該信号分離部で分離されたデータ信号を解析してスクリプトを検出するスクリプト検出部と、
 前記認証処理部によるストリーム認証中、前記受信部で受信したストリームに基づいて前記表示部に表示を行うとともに、前記スクリプト検出部によりスクリプトが検出された場合、当該スクリプトの実行に関わる入力を禁止する制御部と、
 を備えることを特徴とする受信装置。
 データ信号を含むストリームを受信する受信部と、
 該受信部で受信したストリームに基づく表示を行う表示部と、
 前記受信部で受信したストリームの送信元の認証を行う認証処理部と、
 前記受信部で受信したストリームからデータ信号を分離する信号分離部と、
 該信号分離部で分離されたデータ信号を解析して所定のスクリプト命令を検出するスクリプト検出部と、
 前記認証処理部によるストリーム認証中、前記受信部で受信したストリームに基づいて前記表示部に表示を行うとともに、前記スクリプト検出部により所定のスクリプト命令が検出された場合、当該所定のスクリプト命令の実行に関わる入力を禁止する制御部と、
 を備えることを特徴とする受信装置。
 データ信号を含むストリームを受信する受信部と、
 該受信部で受信したストリームに基づく表示を行う表示部と、
 前記受信部で受信したストリームの送信元の認証を行う認証処理部と、
 前記受信部で受信したストリームからデータ信号を分離する信号分離部と、
 前記認証処理部によるストリーム認証中、前記受信部で受信したストリームに基づいて前記表示部に表示を行うとともに、前記信号分離部で分離されたデータ信号に含まれるスクリプトの実行を制限する制御部と、
 を備えることを特徴とする受信装置。
 前記制御部は、前記信号分離部で分離されたデータ信号に基づいて前記表示部に表示されるデータ画面への入力に応じた処理を実行し、当該処理過程でスクリプトが存在した場合、該スクリプトを実行することなく前記処理を中断することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記信号分離部で分離されたデータ信号に基づいて前記表示部に表示されるデータ画面への入力に応じた処理を実行し、当該処理過程でスクリプトが存在し、かつ該スクリプトに所定のスクリプト命令が含まれていた場合、当該スクリプト命令を実行することなく前記処理を中断することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記信号分離部で分離されたデータ信号に基づいて前記表示部に表示されるデータ画面への入力に応じた処理を実行し、当該処理過程でスクリプトが存在し、かつ該スクリプトに所定のスクリプト命令が含まれていた場合、当該スクリプト命令を実行する手前で前記処理を保留することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記認証処理部でストリーム認証が成功した場合、前記保留した処理を再開することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記認証処理部でストリーム認証が失敗した場合、前記保留した処理を強制終了することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記信号分離部で分離されたデータ信号に基づいて前記表示部に表示されるデータ画面への入力に応じた処理を実行し、当該処理過程でスクリプトが存在し、かつ該スクリプトに所定のスクリプト命令が含まれていた場合、当該スクリプト命令を実行せずにスキップして前記処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記処理の終了後、前記スキップした命令がある旨を前記表示部に表示することを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
 メモリをさらに備え、
 前記制御部は、前記信号分離部で分離されたデータ信号に基づいて前記表示部に表示されるデータ画面への入力に応じた処理を実行し、当該処理過程で前記メモリへの書き込みを実行するスクリプト命令を含むスクリプトが存在した場合、前記スクリプト命令により指定される書き込み領域を前記メモリ上の別の領域に複製して、当該複製した書き込み領域で前記スクリプト命令に基づく処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記認証処理部でストリーム認証が成功した場合、前記スクリプト命令により指定された書き込み領域に、前記複製した書き込み領域を上書きすることを特徴とする請求項11に記載の受信装置。
 前記制御部は、前記認証処理部でストリーム認証が失敗した場合、前記複製した書き込み領域を破棄することを特徴とする請求項11に記載の受信装置。
Description:
受信装置 関連出願の相互参照

 本出願は、2007年7月30日に出願された日本 国特許出願2007-197505号の優先権を主張するも であり、この先の出願の開示全体をここに 照のために取り込む。

 本発明は、データ信号を含むストリーム 受信する受信装置に関するものである。

 例えば、近年のテレビ放送は、デジタル 送の普及により多チャンネル化が進み、視 者に対して多くの番組コンテンツを放送可 になっている。また、インターネット環境 おいても、高速インターネットの普及に伴 て、動画コンテンツを配信するサービスも 加している。

 このようなデジタル放送やインターネッ 等のコンテンツ配信サービスにより配信さ るコンテンツには、データ信号からなる付 データ(例えばデジタル放送におけるデータ 放送)が付加される場合もあり、この付属デ タには、例えばメール等のアプリケーショ (以下、単にアプリとも言う)を実行したり、 URL(Uniform Resource Locator:インターネットアド ス)など外部のリンク先へジャンプしたり、 るスクリプトが含まれる場合もある。

 このため、コンテンツ配信サービスでは 視聴するユーザに対して、コンテンツの安 性を保証する必要がある。すなわち、コン ンツ配信サービスで配信されるコンテンツ は、例えば、正当なコンテンツのストリー を受信している途中から、悪意ある攻撃者 より、意図しないストリームにすげ替えら て、前後の関連性が保証されないパケット 含む不正ストリームを受信する場合もある

 例えば、デジタル放送においては、画像 ータおよび音声データは元の放送のままで 双方向通信可能なデータ放送が改竄された いわゆる「なりすまし」が行われた不正ス リームを受信する場合がある。このような 合、ユーザは、信頼できる放送局が提供し 情報であるため安全であると信じて、デー 放送に含まれるアプリや、リンク先へのジ ンプ等のスクリプトを実行し、その結果、 ィッシング詐欺にあったり、視聴・録画予 が書き換えられたり、不揮発性メモリに不 望なデータが書き込まれたり、する等の重 な実害を蒙るおそれがある。

 このような問題は、特に最近提案されて る、地上デジタル放送のワンセグ放送を利 した微弱電波によるコンテンツ配信システ (いわゆる、スポットキャスト)等の放送形 が普及すると、改竄された不正な放送が行 れる危険性が高くなることから、より多く 生するおそれがある。

 このため、コンテンツ配信サービスにお ては、コンテンツの安全性を保証する必要 あり、その一つの方法として、送信側から 信するコンテンツのストリームに、送信元 特定する認証のためのデジタル署名を付加 、受信側で送信元の公開鍵を用いてデジタ 署名を復号して送信元の認証を行うことに り、ストリームとしての正当性を保証する トリーム認証という技術が知られている(例 えば、特許文献1,2参照)。

 このように、送信側において、ストリー 認証によりコンテンツの安全性を保証した トリームを送信するようにすれば、受信側 は、ストリームが正当であることが証明さ るまで(すなわち、認証処理中)は、受信し ストリームを再生しないようにすることに り、ユーザへの不利益を防止することがで る。

特開2003-249932号公報

特開2001-251296号公報

 しかしながら、上述したストリーム認証 は、コンテンツのストリームを構成するパ ットの前後の関連性を保証するものである このため、受信側において、正当なストリ ム(前後の関連性が証明された一連のパケッ トからなるストリーム)であることを証明す (認証する)には、一定数以上のパケットを受 信して検証を行う必要があり、ある程度の時 間がかかることになる。

 このため、上述したように、認証処理中 、受信したストリームを再生しないように 信装置を構成してしまうと、その間、ユー は所望のコンテンツを選択したにも拘わら 、コンテンツを全く視聴することができな なって、ユーザにストレスを与えることが 念される。

 したがって、かかる事情に鑑みてなされ 本発明の目的は、ユーザに不利益やストレ を与えることなく、コンテンツを適切に再 可能な受信装置を提供することにある。

 上記目的を達成する第1の観点に係る受信装 置の発明は、
 データ信号を含むストリームを受信する受 部と、
 該受信部で受信したストリームに基づく表 を行う表示部と、
 前記受信部で受信したストリームの送信元 認証を行う認証処理部と、
 前記受信部で受信したストリームからデー 信号を分離する信号分離部と、
 該信号分離部で分離されたデータ信号を解 してスクリプトを検出するスクリプト検出 と、
 前記認証処理部によるストリーム認証中、 記受信部で受信したストリームに基づいて 記表示部に表示を行うとともに、前記スク プト検出部によりスクリプトが検出された 合、当該スクリプトの実行に関わる入力を 止する制御部と、
 を備えることを特徴とするものである。

 さらに、上記目的を達成する第2の観点に係 る受信装置の発明は、
 データ信号を含むストリームを受信する受 部と、
 該受信部で受信したストリームに基づく表 を行う表示部と、
 前記受信部で受信したストリームの送信元 認証を行う認証処理部と、
 前記受信部で受信したストリームからデー 信号を分離する信号分離部と、
 該信号分離部で分離されたデータ信号を解 して所定のスクリプト命令を検出するスク プト検出部と、
 前記認証処理部によるストリーム認証中、 記受信部で受信したストリームに基づいて 記表示部に表示を行うとともに、前記スク プト検出部により所定のスクリプト命令が 出された場合、当該所定のスクリプト命令 実行に関わる入力を禁止する制御部と、
 を備えることを特徴とするものである。

 さらに、上記目的を達成する第3の観点に係 る受信装置の発明は、
 データ信号を含むストリームを受信する受 部と、
 該受信部で受信したストリームに基づく表 を行う表示部と、
 前記受信部で受信したストリームの送信元 認証を行う認証処理部と、
 前記受信部で受信したストリームからデー 信号を分離する信号分離部と、
 前記認証処理部によるストリーム認証中、 記受信部で受信したストリームに基づいて 記表示部に表示を行うとともに、前記信号 離部で分離されたデータ信号に含まれるス リプトの実行を制限する制御部と、
 を備えることを特徴とするものである。

 第4の観点に係る発明は、第3の観点に係る 信装置において、
 前記制御部は、前記信号分離部で分離され データ信号に基づいて前記表示部に表示さ るデータ画面への入力に応じた処理を実行 、当該処理過程でスクリプトが存在した場 、該スクリプトを実行することなく前記処 を中断することを特徴とするものである。

 第5の観点に係る発明は、第3の観点に係る 信装置において、
 前記制御部は、前記信号分離部で分離され データ信号に基づいて前記表示部に表示さ るデータ画面への入力に応じた処理を実行 、当該処理過程でスクリプトが存在し、か 該スクリプトに所定のスクリプト命令が含 れていた場合、当該スクリプト命令を実行 ることなく前記処理を中断することを特徴 するものである。

 第6の観点に係る発明は、第3の観点に係る 信装置において、
 前記制御部は、前記信号分離部で分離され データ信号に基づいて前記表示部に表示さ るデータ画面への入力に応じた処理を実行 、当該処理過程でスクリプトが存在し、か 該スクリプトに所定のスクリプト命令が含 れていた場合、当該スクリプト命令を実行 る手前で前記処理を保留することを特徴と るものである。

 第7の観点に係る発明は、第6の観点に係る 信装置において、
 前記制御部は、前記認証処理部でストリー 認証が成功した場合、前記保留した処理を 開することを特徴とするものである。

 第8の観点に係る発明は、第6の観点に係る 信装置において、
 前記制御部は、前記認証処理部でストリー 認証が失敗した場合、前記保留した処理を 制終了することを特徴とするものである。

 第9の観点に係る発明は、第3の観点に係る 信装置において、
 前記制御部は、前記信号分離部で分離され データ信号に基づいて前記表示部に表示さ るデータ画面への入力に応じた処理を実行 、当該処理過程でスクリプトが存在し、か 該スクリプトに所定のスクリプト命令が含 れていた場合、当該スクリプト命令を実行 ずにスキップして前記処理を実行すること 特徴とするものである。

 第10の観点に係る発明は、第9の観点に係る 信装置において、
 前記制御部は、前記処理の終了後、前記ス ップした命令がある旨を前記表示部に表示 ることを特徴とするものである。

 第11の観点に係る発明は、第3の観点に係る 信装置において、
 メモリをさらに備え、
 前記制御部は、前記信号分離部で分離され データ信号に基づいて前記表示部に表示さ るデータ画面への入力に応じた処理を実行 、当該処理過程で前記メモリへの書き込み 実行するスクリプト命令を含むスクリプト 存在した場合、前記スクリプト命令により 定される書き込み領域を前記メモリ上の別 領域に複製して、当該複製した書き込み領 で前記スクリプト命令に基づく処理を実行 ることを特徴とするものである。

 第12の観点に係る発明は、第11の観点に係る 受信装置において、
 前記制御部は、前記認証処理部でストリー 認証が成功した場合、前記スクリプト命令 より指定された書き込み領域に、前記複製 た書き込み領域を上書きすることを特徴と るものである。

 第13の観点に係る発明は、第11の観点に係る 受信装置において、
 前記制御部は、前記認証処理部でストリー 認証が失敗した場合、前記複製した書き込 領域を破棄することを特徴とするものであ 。

 本発明に係る受信装置は、ストリーム認 中に、映像データ、音声データに基づく出 は制限せずに、データ信号に含まれるスク プトについては、その実行を制限する。こ により、ユーザにストリームの視聴が制限 れることによるストレスを与えることなく 悪意あるスクリプトが実行されてしまうこ を防止し、コンテンツを安全に再生するこ が可能となる。

本発明の第1実施の形態に係る受信装置 の要部の構成を示す機能ブロック図である。 第1実施の形態に係る受信装置による表 示部への表示例の概要を示す図である。 BMLの一例を示す図である。 図3のBMLを受信した場合の第1実施の形 に係る受信装置の動作を説明するための図 ある。 本発明の第2実施の形態に係る受信装置 の動作を説明するための図である。 本発明の第3実施の形態に係る受信装置 によりストリーム認証中に実行を制限するス クリプト命令例を示す図である。 第3実施の形態に係る受信装置による表 示部への表示例の概要を示す図である。 本発明の第4実施の形態に係る受信装置 の要部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第5実施の形態に係る受信装置 によるスクリプト実行処理の要部の動作を説 明するためのフローチャートである。 本発明の第6実施の形態に係る受信装 によるスクリプト実行処理の要部の動作を 明するためのフローチャートである。 第6実施の形態に係る受信装置による 示部への表示例の概要を示す図である。 本発明の第7実施の形態に係る受信装 によるスクリプト実行処理の要部の動作を 明するためのフローチャートである。 第7実施の形態に係る受信装置による 示部への表示例の概要を示す図である。 本発明の第8実施の形態に係る受信装 によるスクリプト実行処理の要部の動作を 明するためのフローチャートである。 第8実施の形態に係る受信装置による 証終了後の処理を示すフローチャートであ 。 第8実施の形態に係る受信装置による 示部への表示例の概要を示す図である。 第8実施の形態に係る受信装置による 証中の動作の一例を説明するための図であ 。 第8実施の形態に係る受信装置による 証成功時の動作の一例を説明するための図 ある。 第8実施の形態に係る受信装置による 証失敗時の動作の一例を説明するための図 ある。

符号の説明

 10,30 受信装置
 11 放送受信用アンテナ
 12 放送受信部
 13 認証処理部
 14 信号分離部
 15 コンテンツ再生部
 16 スクリプト検出部
 17 表示部
 17a 画像表示領域
 17b データ放送表示領域
 18 スピーカ
 19 入力部
 19a 選択キー
 20 メモリ
 21 通信部
 22 通信用アンテナ
 23 制御部

 以下、本発明の実施の形態について、図 参照して説明する。

(第1実施の形態)
 図1は、本発明の第1実施の形態に係る受信 置の要部の構成を示す機能ブロック図であ 。本実施の形態に係る受信装置10は、例えば 、地上デジタル放送のワンセグ放送を受信可 能な携帯電話端末を構成するもので、放送受 信用アンテナ11、放送受信部12、認証処理部13 、信号分離部14、コンテンツ再生部15、スク プト検出部16、表示部17、スピーカ18、入力 19、メモリ20、通信部21、通信用アンテナ22、 および、全体の動作を制御する制御部23を有 る。

 入力部19は、機械式キーやタッチパネル ーからなるテンキーや方向キー等の各種の 作キーを有する。この入力部19の所定の操作 キーは、ワンセグ放送に含まれるデータ放送 によって表示部17に表示されるスクリプトを 行する要素(表記名)を選択するための選択 ー19aとして割当てる。

 制御部23は、放送受信用アンテナ11を介し て放送受信部12により所望の放送チャンネル コンテンツを受信し、その受信したコンテ ツのストリームを認証処理部13で復号して 証する。

 ここで、ストリーム認証が成功した場合 は、受信したストリームは特定の送信元か 送信された安全なストリームであるので、 御部23は、従来と同様、認証処理部13で復号 されたストリームを、信号分離部14で画像信 、音声信号、およびデータ信号であるデー 放送にそれぞれ分離した後、コンテンツ再 部15でそれぞれデコードして、画像および ータを、表示部17に表示し、音はスピーカ18 ら出力する。

 これにより、放送受信部12により受信し 所望の放送チャンネルを視聴できるように るとともに、入力部19によるユーザ操作に従 って、データ放送に基づいて表示部17に表示 れたデータ画面への入力に応じた処理を実 して、例えば、通信部21から通信用アンテ 22を介して外部のリンク先へジャンプするな どのスクリプトを実行する。なお、メモリ20 は、各種のアプリケーションを実行するプ グラム、視聴予約データ、スケジュール、 ドレス等を記録するとともに、プログラム を実行する作業領域を確保する。

 本実施の形態に係る受信装置10において 制御部23は、認証処理部13によるストリーム 証中は、コンテンツが視聴可能になった時 (ストリームから分離された各信号がそれぞ れデコードされた時点)で、画像およびデー を、表示部17に表示し、音はスピーカ18から 力する。さらに、ストリーム認証中は、信 分離部14で分離されたデータ放送を、スク プト検出部16で解析してスクリプトを検出し 、スクリプトが検出された場合には、制御部 23は、当該スクリプトを実行する要素につい は表示部17に表示するが、当該要素への選 入力(スクリプトの実行に関わる入力)は禁止 して、要素に応じた処理(スクリプト)を実行 ないように制御する。

 図2は、本実施の形態に係る受信装置10に る表示部17への表示例の概要を示したもの ある。ここでは、表示部17の表示領域を縦長 として、上部を画像表示領域17a、下部をデー タ放送表示領域17bとする。先ず、コンテンツ の受信開始時点においては、制御部23は、図2 (a)に示すように、データ放送表示領域17bに「 データ放送取得中」のメッセージを表示して 、ストリーム認証を開始する。なお、この受 信開始時においては、制御部23は、画像表示 域17aに、必要に応じて「認証中」のメッセ ジを表示してもよい。

 その後、受信したストリームによりコン ンツが視聴可能になったら、制御部23は、 認証状態であっても、その時点で、図2(b)に すように、画像表示領域17aに画像を表示す とともに、データ放送表示領域17bにデータ 送による画面を表示する。

 その後、認証処理部13においてストリー 認証が成功すれば、制御部23は、図2(c)に示 ように、表示部17への画像およびデータ放送 の表示を継続する。これに対し、認証処理部 13においてストリーム認証が失敗した場合に 、制御部23は、その時点で、図2(d)に示すよ に、表示部17への画像およびデータ放送の 示を中止するとともに、画像表示領域17aお びデータ放送表示領域17bにそれぞれ「不正 放送です」のメッセージを表示して、ユー に報知する。

 ここで、ストリーム認証中に、スクリプ 検出部16によりスクリプトが検出された場 には、制御部23は、当該スクリプトを実行す る要素については表示部17に表示するが、当 要素への選択入力(スクリプトの実行に関わ る入力)は禁止して、要素に応じた処理(スク プト)を実行しないように制御する。

 例えば、受信したデータ放送におけるBML( Broadcast Markup Language)が、図3に示すように記 されている場合には、スクリプトを実行す 要素の表記名「ジャンプ」、「次ページ」 よび「書き込み」を、図4(a)に示すように、 表示部17のデータ放送表示領域17bに選択可能( 図では、下線付き)に表示する。しかし、ス リーム認証中は、その一つの要素(表記名)が 入力部10の選択キー19aの操作により選択入力( クリック)されても、その要素への選択入力 受付を禁止して、図4(b)に示すように、「未 証状態のため実行できません」のメッセー をデータ放送表示領域17bに表示して、ユー に報知する。なお、図4(a)および(b)は、「ジ ャンプ」が選択された場合を例示している。

 このように、本実施の形態に係る受信装 10は、ストリーム認証中であっても、画像 音・データは常に表示・出力するので、ユ ザは、選択した所望の放送チャンネルのコ テンツを即座に視聴することができ、ユー にストレスを感じさせることがない。しか 、ストリーム認証中は、スクリプトを実行 る要素を選択可能に表示しても、当該要素 の選択入力の受付は禁止して、スクリプト 実行されないようにしたので、ユーザがBML の要素に対して選択操作を実行しても、ユ ザに不利益を与えることもない。

(第2実施の形態)
 本発明の第2実施の形態に係る受信装置は、 上記の第1実施の形態に係る受信装置10におい て、認証処理部13によるストリーム認証中に スクリプト検出部16によりスクリプトが検 された場合には、制御部23は、スクリプトを 実行する要素(表記名)を、表示部17に選択不 の状態で表示し、これによりスクリプトの 行に関わる入力を禁止して、スクリプトを 行しないように制御する。その他の動作は 第1実施の形態の場合と同様である。

 すなわち、例えば、図3に示したBMLのデー タ放送を受信した場合には、制御部23は、ス リーム認証中は、図5に示すように、スクリ プトを実行する要素の表記名「ジャンプ」、 「次ページ」および「書き込み」を、表示部 17のデータ放送表示領域17bに選択できない状 (図では、下線なし)で表示する。

 したがって、本実施の形態に係る受信装 10においても、ユーザは、選択した所望の 送チャンネルのコンテンツを、ストリーム 証中に即座に視聴することができるので、 ーザにストレスを与えることがない。そし 、ストリーム認証中は、スクリプトを実行 る要素を選択できないように表示して、ス リプトが実行されないようにしたので、ユ ザに不利益を与えることもない。

(第3実施の形態)
 本発明の第3実施の形態に係る受信装置は、 図1に示した構成の受信装置10において、制御 部23は、認証処理部13によるストリーム認証 に、スクリプト検出部16により、認証中に実 行を制限する所定のスクリプト命令を検出す る。そして、所定のスクリプト命令が検出さ れた場合には、制御部23は、当該スクリプト 令を含むスクリプトを実行する要素(表記名 )については、第2実施の形態の場合と同様に 表示部17のデータ放送表示領域17bに選択不 の状態で表示する。これにより、制御部23は 、当該スクリプト命令の実行に関わる入力を 禁止して、当該スクリプト命令を実行しない ようにする。

 ここで、ストリーム認証中に実行を制限 る所定のスクリプト命令は、例えば図6に示 すように、受信したストリームが改竄ストリ ームであった場合にユーザに与える影響の大 きいものを設定する。なお、図6には、参考 ため、スクリプト命令(関数名)の機能をも対 応して示している。これらの実行制限スクリ プト命令は、スクリプト検出部16またはメモ 20に予め格納し、スクリプト検出部16におい て、実際に検出したスクリプト命令と比較す ることにより、検出したスクリプト命令が、 実行制限スクリプト命令であるか否かを検出 する。

 したがって、例えば、図3に示したBMLのデ ータ放送を受信した場合、ストリーム認証中 は、受信したストリームによりコンテンツが 視聴可能になった時点で、図7(a)に示すよう 、表示部17の画像表示領域17aに画像が表示さ れる。しかし、データ放送については、「ジ ャンプ」および「書き込み」の表記名でそれ ぞれ表示される要素については、実行制限ス クリプト命令が含まれ、その実行制限スクリ プト命令がスクリプト検出部16で検出される で、これらの要素は、データ放送表示領域1 7bに選択できない状態で表示されることにな 。なお、「次ページ」の要素は、実行制限 クリプト命令を含まないので、選択可能な 態で表示される。その後、ストリーム認証 成功すれば、制御部23は、図7(b)に示すよう 、全ての要素を選択可能な状態で表示する

 したがって、本実施の形態に係る受信装 10によれば、上記実施の形態と同様の効果 得られる他、ストリーム認証中、ユーザは 重大な実害を与える可能性のないスクリプ 命令を含むスクリプト(例えば、端末内部に るページ間の移動(「次ページ」)等)を実行 る要素を選択してその機能を実行すること できるので、使い勝手を向上することがで る。

(第4実施の形態)
 図8は、本発明の第4実施の形態に係る受信 置の要部の構成を示す機能ブロック図であ 。この受信装置30は、図1に示した受信装置10 において、スクリプト検出部16を省略したも である。

 このため、本実施の形態に係る受信装置3 0において、制御部23は、ストリーム認証中、 受信したデータ放送に基づいて、例えば図4(a )に示したように、何らの表示制限を与える となく、表示部17のデータ放送表示領域17bに データ画面を表示して、入力部19によるデー 画面への入力(要素の選択)に応じた処理を 行する。そして、その処理過程で、制御部23 は、スクリプトが存在すると判定された場合 には、当該スクリプトを実行することなく処 置を中断する。この場合、例えば図4(b)に示 たように、「未認証状態のため実行できま ん」のメッセージをデータ放送表示領域17b 表示して、ユーザに報知する。

 したがって、本実施の形態に係る受信装 30においても、第1実施の形態に係る受信装 10と同様の効果を得ることができる。

(第5実施の形態)
 本発明の第5実施の形態に係る受信装置は、 図8に示した構成の受信装置30において、メモ リ20に、図6に示した、ストリーム認証中に実 行を制限するスクリプト命令を格納する。制 御部23は、ストリーム認証中に、第4実施の形 態の場合と同様に、受信したデータ放送に基 づいて表示部17のデータ放送表示領域17bにデ タ画面を表示して、入力部19によるデータ 面への入力(要素の選択)に応じた処理を実行 する。そして、その処理過程で、制御部23は スクリプトが存在し、かつ当該スクリプト メモリ20に格納されている実行を制限する 定のスクリプト命令が含まれていると判定 れた場合には、当該所定のスクリプト命令 実行することなく処置を中断する。

 図9は、本実施の形態に係る受信装置30に るスクリプトの実行処理を示すフローチャ トである。制御部23は、表示部17のデータ放 送表示領域17bに選択可能に表示されたスクリ プトを実行する要素(表記名)が、入力部19の 択キー19aにより選択されると、当該要素の 理を開始する。要素の処理過程において、 クリプト命令が検出されると、先ず、認証 理部13によるストリーム認証が終了している か否かを判定する(ステップS11)。

 その結果、未だ、ストリーム認証中であ ば、制御部23は、次に、実行しようとする クリプト命令が実行を制限すべき命令であ か否かを、メモリ20に格納されている実行制 限スクリプト命令との比較に基づいて判定し (ステップS12)、実行制限スクリプト命令でな れば、認証中であっても当該命令を実行す (ステップS13)。

 これに対し、ストリーム認証中で、かつ 行制限スクリプト命令の場合には、制御部2 3は、表示部17のデータ放送表示領域17bに「未 認証状態のため実行できません」のメッセー ジを表示して(ステップS14)、ユーザに報知し 当該スクリプト命令を実行することなく、 択された要素の処理を終了(中断)する。

 例えば、ストリーム認証中に、図4(a)に示 したように、「ジャンプ」の要素が選択され た場合、「ジャンプ」には実行制限スクリプ ト命令である「launchDocument("http:)」、つまり 「http:」から始まる外部サイトへのリンクが 含まれているので、制御部23は、このスクリ ト命令を実行することなく処理を中断する そして、図4(b)に示したように、表示部17の ータ放送表示領域17bに「未認証状態のため 行できません」のメッセージを表示して、 ーザに報知する。上記の処理は、実行しよ とするスクリプト命令毎に、繰り返す。

 なお、ステップS11において、ストリーム 証が終了していれば、制御部23は、全ての クリプト命令を実行する(ステップS13)。

 このように、本実施の形態に係る受信装 30は、ストリーム認証中、受信した画像を 示部17に表示しながら、データ放送に基づい て表示部17に表示されるデータ画面への入力( 要素の選択)に応じた処理を実行し、その処 過程でスクリプトが存在し、かつ該スクリ トに認証中は実行を制限する所定のスクリ ト命令が含まれている場合には、当該スク プト命令を実行することなく処理を中断す 。これにより、ユーザに所望のコンテンツ 視聴できないストレスや、悪意あるスクリ トが実行されることによる不利益を与える を防止できるとともに、認証中であっても 実行制限スクリプト命令を含まないスクリ トは実行できるので、使い勝手を向上する とができる。

(第6実施の形態)
 本発明の第6実施の形態に係る受信装置の制 御部23は、上記の第5実施の形態に係る受信装 置30において、認証処理部13によるストリー 認証中に、表示部17に表示されるデータ画面 への入力(要素の選択)に応じた処理を実行す 過程で、実行しようとするスクリプト命令 実行制限スクリプト命令であると判定され 場合、そのスクリプト命令を実行する手前 、処理を保留する。その後、制御部23は、 トリーム認証が成功した場合には、保留し 処理を再開し、認証が失敗した場合には、 留した処理を強制終了するように制御する

 図10は、本実施の形態に係る受信装置30に よるスクリプト実行処理の要部の動作を説明 するためのフローチャートである。図10に示 ように、制御部23は、ストリーム認証中に 行が開始されたスクリプトの処理中に、実 しようとするスクリプト命令が実行制限ス リプト命令であると判定された場合は(ステ プS11~S12)、当該スクリプト命令を実行する となく、認証が完了するまで、その手前で 理を保留する(ステップS21)。この場合、制御 部23は、表示部17のデータ放送表示領域17bに 認証実行中」である旨を表示して、ユーザ 報知する。

 その後、ストリーム認証が完了して(ステ ップS22)、認証が成功したら、制御部23は、そ の時点で保留したスクリプト命令を実行して (ステップS13)、保留した処理を再開し、認証 失敗した場合には、保留したスクリプト命 、およびそれ以降の処理を実行することな 強制終了する。その他の動作は、図9に示し た第5実施の形態のフローチャートと同様で る。

 これにより、例えば、図3に示したBMLのデ ータ放送を受信した場合は、ストリーム認証 中に、表示可能な状態になった時点で、図11( a)に示すように、スクリプトを実行する要素 ある「ジャンプ」、「次ページ」および「 き込み」の表記名が、表示部17のデータ放 表示領域17bにすべて選択可能な状態で表示 れる。また、この状態で、例えば、「ジャ プ」が選択入力(クリック)された場合は、こ の「ジャンプ」には実行制限スクリプト命令 「launchDocument("http:)」が含まれているので、 のスクリプト命令が実行される手前で処理 保留されて、図11(b)に示すように、表示部17 データ放送表示領域17bに「認証実行中」で る旨が表示されてユーザに報知される。そ 後、認証が成功した時点で、保留された処 が再開されて、スクリプト命令が自動的に 行され、図11(c)に示すように、リンク先の ェブページが表示される。

 このように、本実施の形態に係る受信装 30は、ストリーム認証中に、表示部17に表示 されるデータ画面への入力(要素の選択)に応 た処理を実行する過程で、実行しようとす スクリプト命令が実行制限スクリプト命令 あると判定された場合には、そのスクリプ 命令を実行する手前で処理を保留にする。 して、ストリーム認証が成功した時点で保 した処理を自動的に再開し、認証に失敗し 場合には、保留した処理を強制終了する。 れにより、ユーザは、ストリーム認証中で 所望の処理(要素)を選択することが可能と り、使い勝手をより向上することができる

(第7実施の形態)
 本発明の第7実施の形態に係る受信装置の制 御部23は、上記の第5実施の形態に係る受信装 置30において、認証処理部13によるストリー 認証中に、表示部17に表示されたデータ画面 への入力(要素の選択)に応じた処理を実行す 過程で、実行しようとするスクリプト命令 実行制限スクリプト命令であると判定され 場合には、そのスクリプト命令をスキップ て、その旨をメモリ20に書き込む。その後 制御部23は、当該入力に応じた一連の処理が 終了した時点で、実行できなかったコマンド がある旨をデータ放送表示領域17bに表示する 。

 図12は、本実施の形態に係る受信装置30に よるスクリプト実行処理の要部の動作を説明 するためのフローチャートである。図12に示 ように、制御部23は、表示部17に表示された 要素が選択されて、スクリプトの実行が開始 されたら、先ず、メモリ20内の所定の領域に いて、実行できなかったコマンドの有無を 別するフラグ(FLAG)を「0」にリセットする( テップS31)。その後、制御部23は、図9のフロ チャートで説明したように、ストリーム認 中に、実行しようとするスクリプト命令が 行制限スクリプト命令であると判定された 合には(ステップS11~S12)、FLAGを「1」にし(ス ップS32)、当該スクリプト命令を実行せずに スキップして処理を継続する。すなわち、制 御部23は、実行制限スクリプト命令のみを実 せず、その他のスクリプト命令を含む当該 素の一連の処理は最後まで実行する。

 その後、制御部23は、選択された要素に ける一連の処理が終了した時点で、FLAGが「1 」であるか否かを判定し(ステップS33)、「1」 の場合には、表示部17のデータ放送表示領域1 7bに「未認証のため実行できなかったコマン があります」と表示して(ステップS34)、ユ ザに報知し、FLAGが「0」の場合には、そのま ま処理を終了する。その他の動作については 、図9に示した第5実施の形態のフローチャー と同様である。

 これにより、例えば、図3に示したBMLのデ ータ放送を受信した場合は、ストリーム認証 中に、表示可能な状態になった時点で、図13( a)に示すように、スクリプトを実行する要素 ある「ジャンプ」、「次ページ」および「 き込み」の表記名を、表示部17のデータ放 表示領域17bにすべて選択可能な状態で表示 れる。また、この状態で、例えば、「ジャ プ」が選択入力(クリック)された場合は、こ の「ジャンプ」には実行制限スクリプト命令 「launchDocument("http:)」が含まれているので、 該スクリプト命令の実行がスキップされる( 該スクリプト命令は実行されずに次の処理 進む)。その後、選択入力された要素(スク プト)の一連の処理が終了した時点で、図13(b )に示すように、表示部17のデータ放送表示領 域17bに「未認証のため実行できなかったコマ ンドがあります」と表示されてユーザに報知 される。

 このように、本実施の形態に係る受信装 30は、ストリーム認証中に、表示部17に表示 されるデータ画面への入力(要素の選択)に応 た処理を実行する過程で、実行しようとす スクリプト命令が実行制限スクリプト命令 あると判定された場合には、そのスクリプ 命令の実行をスキップして一連の処理を最 まで実行し、当該処理が終了した時点で、 行しなかった命令がある旨をユーザに報知 るので、ユーザは、実行できなかったスク プト命令があることを容易に知ることがで る。したがって、この場合には、ユーザは 再度、同じ処理を選択すればよいので、使 勝手を向上することができる。

(第8実施の形態)
 本発明の第8実施の形態に係る受信装置は、 第3実施の形態や第5~第7実施の形態に係る受 装置10または30において、図6に示した認証中 の実行制限スクリプト命令のうち、スケジュ ール帳に書き込む、アドレス帳に書き込む、 メモリに値を書き込む、等のメモリへのアク セス命令について、ストリーム認証中での実 行を許容する。そして、ストリーム認証中に 、このスクリプト命令を実行する場合には、 制御部23は、当該スクリプト命令によって指 される所定の書き込み領域を、メモリ20内 別の領域に複製して、その複製領域を用い 命令を実行する。その後、制御部23は、スト リーム認証が成功したら、複製領域を対応す る所定の書き込み領域に上書きして、複製領 域を破棄し、ストリーム認証が失敗した場合 には、その旨を表示部17のデータ放送表示領 17bに表示するとともに、複製領域を破棄す 。

 図14は、本実施の形態に係る受信装置に るスクリプト実行処理の要部の動作を説明 るためのフローチャートである。図14に示す ように、制御部23は、ストリーム認証中に実 が開始されたスクリプトの処理中に、実行 ようとするスクリプト命令が実行制限スク プト命令でなければ(ステップS11~S12)、次に 当該スクリプト命令がメモリ20への書き込 を行うアクセス命令であるか否かを判定し( テップS41)、アクセス命令でなければ、当該 実行しようとするスクリプトを実行する(ス ップS13)。

 これに対し、ステップS41において、メモ 20へのアクセス命令であると判定された場 には、制御部23は、メモリ20内に、当該アク ス命令によって指定される所定の書き込み 域の複製領域を生成して(ステップS42)、該 製領域へのアクセスとして処理を実行する( テップS43)。その他の動作は、図9に示した 5実施の形態のフローチャートと同様である

 その後、認証処理部13によるストリーム 証が完了したら、制御部23は、図15にフロー ャートを示すように、その認証結果に応じ 、ストリーム認証が成功した場合には、メ リ20内の複製領域を対応する所定の書き込 領域に上書きして(ステップS51~S52)、複製領 を破棄する(ステップS53)。

 これに対し、ステップS51において、スト ーム認証が失敗した場合には、制御部23は 表示部17のデータ放送表示領域17bに、例えば 、「認証に失敗しました スクリプトが実行 れる前の状態に復帰します」と表示して(ス テップS54)、ユーザに報知し、メモリ20内の複 製領域の内容を対応する所定の記録領域に戻 すことなく、複製領域を破棄する(ステップS5 3)。

 したがって、例えば、ストリーム認証中 、図16(a)に示すように、表示部17のデータ放 送表示領域17bに表示された要素「書き込み」 が選択されて、メモリ20に視聴予約データを き込む場合、この要素の処理の過程にはス リプト命令としてメモリ20へのアクセス命 が含まれているため、図17に示すように、メ モリ20内に、所定の視聴予約データ記録領域2 0aの複製領域20bが作成されて、この複製領域2 0bに視聴予約データが書き込まれることにな 。したがって、データ放送表示領域17bは、 16(b)に示すように、ユーザからはスクリプ が実効されたように見える表示画面となる

 その後、制御部23により、認証処理部13に よるストリーム認証が成功したと判定された 場合には、図18に示すように、メモリ20内の 製領域20bが所定の視聴予約データ記録領域20 aに上書きされて、複製領域20bが破棄される この場合、新たに取得した視聴予約データ 、メモリ20の所定の視聴予約データ記録領域 20aに書き込まれて反映されるが、表示部17に 、図16(c)に示すように、何も通知されず、 送受信部12で受信したストリームに対応する 表示が行われる。

 これに対し、制御部23により、ストリー 認証が失敗したと判定された場合には、図19 に示すように、メモリ20内の複製領域20bは、 定の視聴予約データ記録領域20aに上書きさ ることなく破棄され、表示部17には、例え 、図16(d)に示すように、画像表示領域17aに「 不正な放送です」と表示され、データ放送表 示領域17bに「認証に失敗しました スクリプ が実行される前の状態に復帰します」と表 される。

 このように、本実施の形態に係る受信装 は、ストリーム認証中に、メモリ20への書 込みを実行するスクリプト命令を含むスク プトが実行された場合には、メモリ20に複製 領域を作成してスクリプトを実行し、認証が 成功した時点で、複製領域を正規の書き込み 領域に戻して複製領域を破棄し、認証に失敗 した場合には、複製領域を正規の書き込み領 域に戻すことなく破棄する。これにより、認 証に失敗した場合にユーザに悪影響を及ぼす ことがないとともに、ユーザにとっては、認 証中であっても、メモリ20への書き込みを含 スクリプトを実行する要素を選択すること できる。そして、例えば、認証の完了を待 ずに視聴予約等を行うことができ、使い勝 をより向上することができる。

 なお、本発明は、上記実施の形態に限定 れるものではなく、幾多の変形または変更 可能である。例えば、第1実施の形態および 第2実施の形態では、ストリーム認証中は、 てのスクリプトの実行を禁止しているので ストリーム認証中は、スクリプトを実行す 要素(表記名)自体を、表示部17に表示しない うにすることもできる。また、第3実施の形 態では、実行制限スクリプト命令を実行する 要素(表記名)については、表示部17に表示し いようにして、選択を禁止するようにする ともできる。