角田 昌之 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
NAGATA, Hideaki (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
永田 英彰 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
SHIMOJI, Mihoko (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
下地 美保子 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
OKAZAKI, Takashi (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
岡崎 多佳志 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
三菱電機株式会社 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 Tokyo, 10083, JP)
KAKUDA, Masayuki (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
角田 昌之 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
NAGATA, Hideaki (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
永田 英彰 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
SHIMOJI, Mihoko (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
下地 美保子 (〒10 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内 Tokyo, 10083, JP)
OKAZAKI, Takashi (7-3 Marunouchi 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 10, 10083, JP)
| 冷媒を圧縮する主圧縮機と、 前記冷媒を冷却するガスクーラと、 該ガスクーラからの冷却に係る冷媒を減圧及び膨張し、膨張に係る動力を回収する膨張機構及び該膨張機構が回収した動力で駆動し、前記主圧縮機の圧縮に係る冷媒をさらに圧縮して前記ガスクーラに送るサブ圧縮機構を有する膨張機と、 前記膨張機構からの減圧に係る冷媒を加熱する蒸発器と、 前記主圧縮機と前記サブ圧縮機構との間に設けられ、前記主圧縮機が圧縮した冷媒を冷却する中間冷却器と、 開度調整により、前記中間冷却器に流す冷媒と前記中間冷却器をバイパスさせる冷媒との量を制御するための中間冷却バイパス弁を有する中間冷却バイパス流路と、 前記膨張機構と前記サブ圧縮機構とのそれぞれの冷媒流入口における冷媒比容積の比が、前記膨張機構と前記サブ圧縮機構とのそれぞれの吸入容積の比となるように、前記中間冷却バイパス弁の開度を制御して前記サブ圧縮機構の冷媒流入口における冷媒比容積を調整する制御手段と を備えることを特徴とする冷凍空気調和装置。 |
| 前記膨張機構の冷媒流入口における冷媒比容積を調整するための予膨張弁を、前記ガスクーラと前記膨張機構との間にさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 前記膨張機はスクロール型膨張機であり、前記膨張機構を構成する膨張用揺動スクロールと前記サブ圧縮機構を構成するサブ圧縮用揺動スクロールとを一体形成することを特徴とする請求項1に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 前記膨張機構の冷媒流出口側と前記蒸発器との間にさらに圧力調整弁を備えることを特徴とする請求項2に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 前記制御手段は、前記予膨張弁と前記圧力調整弁とを各々独立に開閉制御することを特徴とする請求項4に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 前記膨張機構の冷媒流出口側の圧力に基づいて前記圧力調整弁を調整することを特徴とする請求項4に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 前記サブ圧縮機構の冷媒流入口前の配管と、前記膨張機構の冷媒流入口と前記予膨張弁との間の配管とを連通する第一連通路と、 該第一連通路への冷媒の流れを制御するための第一開閉弁と、 前記ガスクーラの冷媒流出口後の配管と、前記膨張機構の冷媒流出口と前記圧力調整弁との間の配管とを連通する第二連通路と、 該第二連通路への冷媒の流れを制御するための第二開閉弁と をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 前記制御手段は、第一開閉弁を開放させ、第二開閉弁を閉止させる制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 前記制御手段は、第一開閉弁及び第二開閉弁を開放させ、前記予膨張弁を閉止させる制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の冷凍空気調和装置。 |
| 二酸化炭素を冷媒とすることを特徴とする請求項1に記載の冷凍空気調和装置。 |
本発明は、冷凍サイクルにおける膨張過 からの冷媒膨張に係る動力の回収を行なう とができる冷凍空気調和装置(冷凍サイクル 装置。以下、冷凍空調装置という)に関する のである。
例えば、冷凍空気調和に用いられる冷凍 イクルにおける膨張(減圧)過程に係る動力( ネルギ。以下、動力という)を回収して高効 率化を図るため、圧縮機構のほかに高差圧を 受ける膨張機構を追加する冷凍空調装置があ る。ここで、冷媒の圧縮による昇圧または膨 張による減圧の過程を、容積型の流体機械で 行なうと、圧縮または膨張に関わる部品に対 し、入口(冷媒の流入側及び冷媒が流れる方 に対して上流側となる)/出口(冷媒の流出側 び冷媒が流れる方向に対して下流側となる) 差圧に起因する荷重が作用する。これを適 に支持または処理できないと、摺動損失を じ、冷凍サイクルの高効率化にとって、ま 信頼性確保にとって問題となる。
殊に二酸化炭素(CO 2 )を冷媒として用い、高低圧の差圧が非常に きい冷凍サイクルでは、膨張機構における 圧に起因する損失が過大となり、回収した 力と同等レベルとなると、動力回収による 率改善効果が相殺されるという事態になり ねない。
例えば、モータ駆動の圧縮機の駆動軸に 張機構を連繋させる同軸方式の構成とする つの典型的な動力回収の形態がある。この 合、回収した動力と共に膨張機構部品の摺 損失が付加されるので、部品に作用する圧 をキャンセルする背圧を付加するなどの方 で摺動損失を抑制する工夫が必要である。
また、モータ駆動される圧縮機とは別の ブ圧縮機構を膨張機構の駆動軸に連繋させ 二軸方式の構成とする形態もよく知られて る。この場合も膨張機構、サブ圧縮機構の れぞれに関わる部品に作用する圧力をキャ セルする等の工夫により摺動損失の増大を える必要がある。
同軸方式、二軸方式、いずれの場合も膨 機構で回収した動力の伝達が軸を介して行 われると、回収した動力分の軸支持反力増 に相当する軸受損失増大は避け難い。
また、このような新たな機構を追加する とによる摺動損失、軸受損失の増大等と並 で、動力回収を行なう場合に問題となるの 、所謂“密度比一定の制約”という体積流 のマッチングに係る問題である。冷凍サイ ルにおいては、基本的にどの点においても 媒の質量流量は一定である。そのため、同 で連繋させた圧縮機構と膨張機構とにおい も、吸入(入口側となる)する冷媒の密度と 積流量との積は同じになる。圧縮機構と膨 機構との軸の回転数は同じであるため、圧 機構と膨張機構とにおける冷媒の密度比は 縮機構と膨張機構との吸入容積の比となる 吸入容積は、それぞれ固定しているため、 縮機構、膨張機構に流入する冷媒の密度比 び密度の逆数である比容積比も一定となる
上記のようなことから、基本的には、膨 機構と圧縮機構との入口における冷媒比容 比が吸入容積比と一致するという条件を、 張機構、圧縮機構を有する膨張機の設計条 とする。しかし、実際には、例えば気温変 等による熱交換器における熱交換容量(熱交 換に係る熱量)の変化など、実運転時の条件 化に対して、膨張機構入口の冷媒比容積/圧 機構入口の冷媒比容積の値が必ずしも一定 ならない。そのため、設計条件を外れた状 で装置の運転を行なうと装置全体の効率が 下する。
そこで、設計条件からのずれが発生する うな場合でも、圧縮機構と膨張機構とにお る体積流量のマッチングを図るために、(膨 張機構入口の冷媒比容積/圧縮機構入口の冷 比容積)>(膨張機構の吸入容積/圧縮機構の 入容積)となるような場合には、所定流量の 冷媒を膨張機構に流入させずにバイパスさせ 、また、(膨張機構入口の冷媒比容積/圧縮機 入口の冷媒比容積)<(膨張機構の吸入容積/ 圧縮機構の吸入容積)となるような場合には 膨張機構入口の上流側で所定の圧力だけ冷 を減圧・予膨張させるようにする空気調和 置の例がある(例えば、特許文献1参照)。
上記の特許文献1の冷凍サイクル装置にお いては、圧縮機構と膨張機構との間の密度比 一定の制約から外れる条件においても体積流 量のマッチングを図るために、膨張機構と並 列に制御弁を備えたバイパス路を設けている 。そして、冷凍サイクルにおけるC.O.P.(Coeffici ent Of Performance:成績係数)が最大となる最適 圧を決定することで決まるバイパス量比に づいて、制御弁の開度を調整し、膨張機構 通過させる冷媒とバイパス路を通過させる 媒とを分けるようになっている。
しかしながら、C.O.P.が最大となるように イパス量比を決定するということは、膨張 構をバイパスさせることを前提とした上で 最も高い効率となるようにしつつ、体積流 のマッチングを図るようにしているに過ぎ い。冷媒をバイパスさせることは、冷媒に し、膨張機構で動力を回収しつつ、等エン ロピ膨張させる代わりに、制御弁による絞 調整により等エンタルピの減圧を行なうこ になる。そのため、膨張機構に流入しない イパス流量分に係るエネルギは動力として 収できず、バイパスさせない場合と比較す と損になっていることに変わりはない。
そこで、本発明は、さらに効率よく膨張 構において動力回収を行ない、装置全体の 効率化、省エネルギ化等を図ることができ 冷凍空調装置を提供することを目的とする
この発明の冷凍空調装置は、冷媒を圧縮 る主圧縮機と、冷媒を冷却するガスクーラ 、ガスクーラからの冷却に係る冷媒を減圧 び膨張し、膨張に係る動力を回収する膨張 構及び膨張機構が回収した動力で駆動し、 圧縮機の圧縮に係る冷媒をさらに圧縮して スクーラに送るサブ圧縮機構を有する膨張 と、膨張機構からの減圧に係る冷媒を加熱 る蒸発器と、主圧縮機とサブ圧縮機構との に設けられ、主圧縮機が圧縮した冷媒を冷 する中間冷却器と、開度調整により、中間 却器に流す冷媒と中間冷却器をバイパスさ る冷媒との量を制御するための中間冷却バ パス弁を有する中間冷却バイパス流路と、 張機構とサブ圧縮機構とのそれぞれの冷媒 入口における冷媒比容積の比が、膨張機構 サブ圧縮機構とのそれぞれの吸入容積の比 なるように、中間冷却バイパス弁の開度を 御してサブ圧縮機構の冷媒流入口における 媒比容積を調整する制御手段とを備えるも である。
この発明によれば、中間冷却バイパス弁 有する中間冷却バイパス流路を設けるよう し、中間冷却バイパス弁の開度を制御して 間冷却器を通過させずに中間冷却を行なわ い冷媒を調整することにより、圧縮機構入 の冷媒比容積を調整することができるよう したので、膨張機構における動力回収を目 りさせずに体積流量のマッチングを図るこ ができ、これによりC.O.P.が向上し、一層の エネルギ化を図ることができる。
1 膨張機、2 膨張機構、3 サブ圧縮機構 4 主圧縮機、5 モータ、6 主圧縮機構、7 間冷却器、8 ガスクーラ、9 予膨張弁、10 蒸発器、11 中間冷却バイパス流路、12 中間 却バイパス弁、14b 後膨張弁、15 第一連通 、16 第二連通路、17 高圧並列弁、18 低圧 列弁、21,22 温度検知手段、23,24,25 圧力検 手段、30 制御手段、41 密閉容器、42 サブ 縮吐出管、43 膨張吸入管、44 膨張吐出管、 51 膨張固定スクロール、51a 下軸受、52 膨 揺動スクロール、53 吐出弁、61 サブ圧縮固 定スクロール、61b 上軸受、62 サブ圧縮揺動 スクロール、70 揺動スクロール、70a 揺動軸 受、71 外周シール、72 軸、72a,72b 油孔、72c ガス抜き孔、73 オルダムリング、74a 上バ ンサ、74b 下バランサ、75 油ポンプ、76 返 孔、80 潤滑油。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態による冷凍空
調装置の構成図である。図1では、冷凍サイ
ル(ヒートポンプサイクル)を利用した冷凍空
調装置(冷凍サイクル装置)を、冷媒の流れ(配
管接続関係)に合わせて模式的に表している
ここで、各図において、同一の符号を付し
ものは、同一又はこれに相当する動作機能
行なうものであり、これは明細書の全文に
いて共通している。さらに、明細書全文に
れている構成要素の形態は、あくまで例示
あってこれらの記載に限定されるものでは
い。
図1において、膨張機1は膨張機構2とサブ 縮機構3とを有する。そして、膨張機1とガ クーラ(冷却器)8とを、冷媒の流れに対して サブ圧縮機構3がガスクーラ8の上流側、膨張 機構2がガスクーラ8の下流側となるように配 接続する。ここで、ガスクーラ8出口と膨張 機構2入口側との間には予膨張弁9を設けてい 。
さらに膨張機構2で減圧された後の冷媒が 、蒸発器10を経て主圧縮機4の吸入側に至るよ うに配管接続する。そして、モータ5及び主 縮機構6とを有する主圧縮機4の吐出側(出口 となる)とサブ圧縮機構3の吸入側(入口側と る)との間に中間冷却器7を設けて配管接続す る。さらに、例えば電磁式膨張弁等からなり 、絞りにより流量調整をすることができる中 間冷却バイパス弁12を設けたバイパス路11を 間冷却器7と並列に配管接続する。
主圧縮機4のモータ5に電気(電力)が供給さ れると主圧縮機構6が冷媒の圧縮動作を開始 、冷媒を吐出する。次に、圧縮された冷媒 中間冷却器7が所定の温度まで冷却する。中 冷却器7で冷却された冷媒をサブ圧縮機構3 更に追加圧縮して吐出する。サブ圧縮機構3 圧縮された段階における冷媒が最も高圧と る。高圧域にて、ガスクーラ8が空気、水等 との熱交換により冷媒を冷却し、さらに膨張 機構2が減圧することにより、低圧になった 媒を、蒸発器10が熱交換により加熱する(冷 が吸熱することになる)。加熱した冷媒を主 縮機4が吸入側から吸入し、再度吐出側から 吐出する。以上のようにして各機器を配管接 続することにより、本実施の形態の冷凍空調 装置による冷凍サイクル(冷媒回路)を形成す 。ガスクーラ8、蒸発器10における熱交換を 所定の空間、熱交換対象等により行なうこ により、空間の冷暖房、熱交換対象の加熱 冷却等を行なうことができる。なお、本実 の形態等でいう高圧、低圧は冷媒回路内に ける圧力の相対的な関係を表すものとする
また、本実施の形態の冷凍空調装置では サブ圧縮機構3入口(中間冷却器7出口)及びガ スクーラ8の出口(下流側)となる部分の温度を それぞれ検知するための温度検知手段21及び2 2並びに圧力をそれぞれ検知するための圧力 知手段23及び24を設ける。さらに、コンピュ タ等で構成する制御手段30を設けるものと る。制御手段30は、膨張機構2入口の冷媒比 積及びサブ圧縮機構3入口の冷媒比容積を算 し、膨張機構2とサブ圧縮機構3との間の冷 比容積比と吸入容積比とを比較する。容積 の比較に基づいて、中間冷却バイパス弁12を 制御してサブ圧縮機構3入口の冷媒比容積の 整、予膨張弁9を制御して膨張機構2入口の冷 媒比容積の調整を行なう。制御手段30を設置 る場所については特に限定するものではな 。
本実施の形態の冷凍空調装置は、中間冷 バイパス弁12を有する中間冷却バイパス流 11を中間冷却器7と並列に設けるようにする そして、制御手段30が(膨張機構2入口の冷媒 容積/サブ圧縮機構3入口の冷媒比容積)>( 張機構2の吸入容積/サブ圧縮機構3吸入容積) 判断したときには、中間冷却バイパス弁12 制御して、サブ圧縮機構3入口の冷媒比容積 調整する。これにより、膨張機構2における 動力回収を目減りさせることなく、“密度比 一定の制約”に基づく体積流量のマッチング を図るようにしたものである。
図2は図1の冷凍空調装置に係る膨張機設計 におけるモリエル線図である。縦軸は冷媒 圧力を表し、横軸は比エンタルピを表す。 2におけるb→cが、図1におけるガスクーラ8で の冷媒冷却過程を表す。ここで、冷媒の種類 については、特に限定するものではないが、 本実施の形態では例えばCO 2 を冷媒として想定する。そのため、図2にお ては圧力Phが臨界圧を超えている。例えば、 ガスクーラ8の出口側から流出した冷媒を、 張弁のように膨張動力を回収しない絞り手 で減圧すると、点cから比エンタルピ一定で 圧するため、点d’に至る減圧過程を辿るこ とになる。これに対して、本実施の形態のよ うに、膨張機構2により膨張動力を発生させ がら減圧するとc→dの減圧過程を辿る。これ らの減圧過程における比エンタルピ差hd’-hd が、動力として回収されるエネルギとなる 回収に係るエネルギは、主圧縮機機構7が行 なう冷媒圧縮過程(図2におけるa→e)及び中間 却器7による中間冷却過程(図2におけるe→e )を経た冷媒を圧縮するサブ圧縮機構3が行な うサブ圧縮過程(図2におけるe’→b)における 力として利用される。
このとき、比エンタルピ差ha-hd分が冷凍 力に相当する。そして、冷凍能力を低圧Plか ら中間圧Pmまで冷媒を昇圧させるときのモー 5の入力(電力供給)に相当するhe-haで除した が、所謂C.O.P.である。例えば、圧縮過程に いて主圧縮機4の主圧縮機構6が低圧Plから高 Phまで冷媒を圧縮し、膨張過程において動 回収を行なわずに冷凍能力がha-hd’となる場 合と比較すると、本実施の形態の冷凍空調装 置は、入力と冷凍能力の両面でC.O.P.の向上に 寄与していることがわかる。
ここで、中間圧Pmは、動力のマッチング( 張機構2がどれだけの動力を回収でき、回収 分をどれだけサブ圧縮機構3の動力として利 できるか)によって決定される。サブ圧縮過 e’→bにおいて、サブ圧縮機構3が行なう仕 分hb-he’は、回収動力分hc-hdから、膨張機1 膨張機構2による膨張過程、サブ圧縮機3によ るサブ圧縮過程における図示損失(漏れ損失 吐出損失等)及び摺動部等における機械損失 差し引いたものと釣り合うレベルとなる。 たがって、各損失が小さい高効率の膨張機1 を用いるほど、中間圧Pmを下げることができ 主圧縮機4の入力に相当するhe-haを小さくす ことができ、C.O.P.が向上する。
ここで、容積型の流体機械で膨張及びサブ 縮を行なうとき、高圧冷媒であるCO 2 を用いることにより損失増大要因となるのが 、漏れ損失と機械損失である。特に機械損失 については、高差圧ゆえに損失増大が容易に 生じ、回収動力を上回りかねない。そのため 、高差圧に起因するガス荷重の処理を適切に 行なうことが、CO 2 を冷媒として用いた冷凍サイクルにおける動 力回収の成否を左右するキーポイントになる 。
図3は膨張機1の構成例の詳細を示す断面 である。図3の膨張機1は、膨張過程での動力 回収を行なう膨張機構2と回収した動力を用 てサブ圧縮を行なうサブ圧縮機構3との一体 のスクロール型の膨張機を表している。図3 において、図1で説明した冷媒を膨張させ、 力を回収する膨張機構2を、膨張固定スクロ ル51と膨張揺動スクロール52とで構成する。 また、膨張機構2で回収した動力によって冷 を圧縮するサブ圧縮機構3を、サブ圧縮固定 クロール61とサブ圧縮揺動スクロール62とで 構成する。ここで、膨張揺動スクロール52と ブ圧縮揺動スクロール62とは共通の台板の 面に背面合わせ一体に形成している(以下、 別しない場合には、揺動スクロール70とし 説明する)。
図3において、主圧縮機4が圧縮した後の 間圧Pmの冷媒を、サブ圧縮吸入管(図示せず) 介してサブ圧縮機構3が吸入し、高圧Phまで 圧して吐出弁53から吐出させる。そして、 出弁53が吐出し、サブ圧縮固定スクロール61 面側の上部空間内に一旦開放された冷媒を サブ圧縮吐出管42から密閉容器41(膨張機1)外 部に吐出する。さらに、サブ圧縮吐出管42か 吐出し、ガスクーラ8を経由した高圧の冷媒 を、膨張吸入管43を介して膨張機構2が吸入し て低圧Plまで減圧し膨張させる。その膨張過 において、膨張機構2は、サブ圧縮機構3が 媒を圧縮するために必要な動力を回収する そして、サブ圧縮固定スクロール61と膨張固 定スクロール51の間に形成された揺動スクロ ルの運動空間を経由して膨張吐出管44から 媒を密閉容器41(膨張機1)外部に吐出する。こ こで、冷媒の圧力に関し、サブ圧縮機構3の 周部となる空間においては中間圧Pmであり、 揺動スクロール運動空間においては膨張後の 低圧Plであるため、これらの間に外周シール7 1を配し、空間を遮断するようにしている。
揺動スクロール70において、膨張機構2側 膨張揺動スクロール52で回収した膨張動力 サブ圧縮機構3側のサブ圧縮揺動スクロール6 2の圧縮仕事を行なうときの運動の位置と位 を規正するために軸72とオルダムリング77が されているので、圧縮のための動力と揺動 クロール52、軸72、オルダムリング73等の駆 に伴なう摺動損失分の仕事を回収動力でま なうことになる。
軸72は、揺動スクロール70中央の揺動軸受 70a部分を貫通している。軸72の両側をサブ圧 固定スクロール61中央部に設けられた上軸 61aと膨張固定スクロール51中央部に設けられ た下軸受51aとが支持している。そして、上軸 受61aの上側と下軸受51aの下側に、遠心力によ るアンバランスを相殺する上バランサ74a及び 下バランサ74bを装着する。また、下バランサ 74bの更に下の軸端には下部空間に貯留した潤 滑油80を各軸受部に供給するための油ポンプ7 5を取り付けている。
軸72内には、主に下軸受51a部に給油する めの油孔72aと上軸受61a部及び揺動軸受70a部 に給油するための油孔72b及び中央にガス抜 孔72cを設けている。軸72の上軸受61a対応部分 外周面に設けた螺旋溝(図示せず)によって上 受61aに供給された油は上部空間にオーバー ローするようになっている。
ここで、サブ圧縮機構3であるサブ圧縮揺 動スクロール62とサブ圧縮固定スクロール61 追加圧縮する冷媒は、主圧縮機4からの潤滑 を含んでいる。そこで、サブ圧縮を行なっ 後、冷媒を上部空間に一旦開放することに り、油分離を行なう。その後、サブ圧縮吐 管42から吐出するようにする。上軸受61a上 からのオーバーフロー分と上部空間で分離 た分の油とが、上部空間の下部に溜まり、 らに返油孔76を経由して下部空間に潤滑油80 して貯留する。
以上のような構成の膨張機1において、膨張 過程及びサブ圧縮過程に関わる可動部品であ る揺動スクロール70は、膨張揺動スクロール5 2とサブ圧縮揺動スクロール62とを背面合わせ 一体で形成したものである。そのため、CO 2 等を冷媒とした場合のような高差圧下でスク ロール型の膨張機を用いるときに問題となる 軸方向ガス荷重に対して、所謂、スラストキ ャンセルという解決策を与えることになる。 それと共に、膨張機構2からサブ圧縮機構3へ 動力の伝達を揺動スクロール70という部品 内部で完結(クローズ)することができる。
一般に、駆動機構と被駆動機構が軸を介 て連結されている場合、駆動力と被駆動負 が双方とも偶力である場合を除いて、軸を 持している軸受部に伝達動力に応じた軸受 重が作用する。しかし、図3の膨張機1では 膨張機構2側の膨張揺動スクロール52とサブ 縮機構3側のサブ圧縮揺動スクロール62が背 合わせ一体化した揺動スクロール70内で動力 伝達が完結する。そのため、軸受荷重として 現れるのは、揺動スクロール70、軸72、オル ムリング73、油ポンプ75等の運動に伴なう動 、摺動損失だけとなる。このように、サブ 縮機構3を膨張機構2で駆動する二軸方式に いて、膨張過程及びサブ圧縮過程に関わる 動部品を一体化し、損失発生部分を少なく ることで、回収動力で賄うべき機械損失等 極小化することができる。
図4は、中間冷却器7による中間冷却を行な
ない場合の冷凍サイクルを示すモリエル線
である。図2の場合と比較すると中間圧Pmが
くなっている。モリエル線図上では、断熱
縮及び膨張過程は等エントロピ線に沿って
上がりの線となるが、比エンタルピが大き
領域(線図上において右方向)へ行くほど、冷
媒の物性から等エントロピ線の傾きが小さく
なる(寝る)傾向にある。これは同じ昇圧幅で
、右へ行くほど(比エンタルピが大きいほど
)冷媒を圧縮するために要する仕事量が大き
なることを意味している。
このため、中間冷却を行なわずに比エンタル
ピが大きい領域でサブ圧縮機3によるサブ圧
を行なった場合、中間冷却を行なって比エ
タルピが小さくなった冷媒をサブ圧縮した
合と比較して、同じ回収動力では昇圧幅が
さくなり、中間圧Pmが高くなる。したがって
、主圧縮機4での昇圧幅Pm-Plが広がり、圧縮に
要する仕事に相当するhe-haが大きくなるので
C.O.P.的には不利である。
このように、CO 2 冷媒について、中間冷却することにより等エ ントロピ線の傾きが大きい領域でサブ圧縮を 行なうことを、“Plankの追加圧縮”といい、 くから知られた技術である。また、膨張機1 の効率が極端に低い場合を除いて、膨張機構 2が回収した動力を用いてこの追加圧縮をサ 圧縮過程として行なうときに、動力のマッ ングから定まる冷凍サイクルが最適に近い いう検討結果も近年、公表されている。
動力のマッチングから追加圧縮に係る冷 サイクルを確定するとき、温度検知手段21 検知する中間冷却器7の出口側の温度がパラ ータとなる。冷凍・空気調和(特に冷房)用 を考えた場合、通常、中間冷却器7はガスク ラ8と共に、室外機熱交換器がその機能を担 うことになる。そのため、温度検知手段22が 知するガスクーラ8の出口側の温度と等しい とするのが適切であり、上記の検討結果でも そうなっている。
図3に示すような膨張機1を設計する際に 、以上のような前提の下、温度条件から中 冷却+動力回収の冷凍サイクルを求め、これ 設計条件とする。そして、この設計条件に ける膨張機構2入口とサブ圧縮機構3入口(そ ぞれの位置における冷媒の状態は、図2にお ける点cと点e’の状態となる)における冷媒比 容積比と等しくなるように膨張吸入容積とサ ブ圧縮吸入容積の比を定めることをスタート として、膨張機1に係る各ディメンジョン(他 条件等)の決定を進めていくことになる。
このような設計に基づいて製作した膨張 1は、設計条件で運転する場合、当然のこと ながら、動力のマッチングと体積流量のマッ チング(所謂“密度比一定の制約”)とが両方 もとれている。しかし、上述したように、 件変化に伴って設計条件以外の条件で運転 るには、体積流量のマッチングを取るため 調整を行なう必要がある。
図5は、膨張機バイパスと予膨張とによっ て体積流量のマッチングをとる場合の従来の 冷凍空調装置を模式的に表す構成図である。 図1の本発明の構成図と較べると、中間冷却 7をバイパスする管路とバイパスの流量を調 するための中間冷却バイパス弁12に代わっ 、膨張機構2をバイパスする膨張弁13を備え いる。
図5の冷凍空調装置で採用する流量マッチ ングの方法は、(膨張機構2入口の冷媒比容積/ サブ圧縮機構3入口の冷媒比容積)>(膨張機 2の吸入容積/サブ圧縮機構3の吸入容積)の場 には過剰となる流量分を膨張弁13でバイパ させる。(膨張機構2入口の冷媒比容積/サブ 縮機構3入口の冷媒比容積)<(膨張機構2の吸 入容積/サブ圧縮機構3の吸入容積)の場合には 体積流量の不足分を補うように膨張機構2入 前に位置する予膨張弁9で減圧・予膨張させ 。これは動力回収を有する冷凍サイクルに ける体積流量をマッチングさせる手法とし は、よく知られた常套的なものである。
これに対して、図1に示す本実施の形態の 冷凍空調装置においては、温度検知手段21及 22の検知に係る温度並びに圧力検知手段23及 び24の検知に係る圧力に基づいて、制御手段3 0が、膨張機構2入口の冷媒比容積とサブ圧縮 構3入口の冷媒比容積とを算出する。そして 、(膨張機構2入口の冷媒比容積/サブ圧縮機構 3入口の冷媒比容積)>(膨張吸入容積/圧縮吸 容積)であると判断すると、中間冷却バイパ ス弁12の開度を開き、主圧縮機が吐出した冷 を一部を分流して中間冷却バイパス流路11 通過させる(バイパスする)。これにより、中 間冷却バイパス弁12を経ずに中間冷却されな った冷媒と中間冷却器7で冷却されてきた冷 媒を混合することで、サブ圧縮機構3が吸入 る冷媒の冷媒比容積を大きくし(密度を低く )、体積流量のマッチングを図るものである 。
一方、(膨張機構2入口の冷媒比容積/サブ 縮機構3入口の冷媒比容積)<(膨張吸入容積 /圧縮吸入容積)であると判断すると、予膨張 9で冷媒を減圧・予膨張させて、膨張機構2 口の冷媒比容積の冷媒比容積を大きくする
図6は中間冷却バイパスを行なった場合の 冷凍サイクルの一例を示すモリエル線図であ る。例えば、主圧縮機4が吐出した後の冷媒 すべて中間冷却バイパス流路11を通過したと きの冷媒の状態が点eの位置における状態で るとする。また、主圧縮機4が吐出した後の 媒が中間冷却器7をすべて通過した中間冷却 したときの冷媒が点e’の位置における状態 あるとする。
したがって、中間冷却器7と中間冷却バイ パス流路11とをそれぞれ分流した冷媒が混合 た冷媒は点e-点e’上の点e’’の位置におけ る状態となる。制御手段30が、体積流量のマ チングを図り、サブ圧縮機構3入口の冷媒比 容積を調整するために中間冷却バイパス弁12 開度を調整すると、点e’’の位置も変わる ことになる。
このとき、前述したように冷媒を同じ回 動力で圧縮しても、比エンタルピによって 圧幅が異なる。サブ圧縮機構3におけるサブ 圧縮は、膨張機構2との動力のマッチングが られるため、動力となる仕事量は制限され 。したがって、ガスクーラ8における冷媒の 力を所定の圧力Phに担保するためには、主 縮機4の駆動出力を変化させて中間圧Pmを変 させる必要がある。以上のことから、動力 マッチングと体積流量のマッチングと図る めに、中間冷却器7をバイパスする流量の割 (中間冷却バイパス比)と中間圧Pmとが変化す る。
図7は冷媒の高圧PhとC.O.P.比との関係を表 図である。図7(a)は、低圧Plを一定とし高圧P hが変化したときに、本実施の形態の冷凍空 装置のように、予膨張弁9と中間冷却バイパ 弁12との組み合わせで体積流量のマッチン を行なった場合の関係を表す。一方、図7(b) 、従来の冷凍空調装置のように、予膨張弁9 と膨張機構バイパス弁13との組み合わせで体 流量のマッチングを行なった場合の関係を す。
そして、いずれの場合も、ガスクーラ8の 出口温度Tcと中間冷却器7の出口温度Te’が37[ ]と仮定している。また、膨張機構2による 力回収を行なわない場合の高圧PhとC.O.P.比と の関係は“動力回収なし”として示している 。これに対して本来固定である吸入容積比を 可変することができ、各条件において体積流 量のマッチングを図る必要がない仮想の膨張 機を考えたときの高圧PhとC.O.P.比との関係は マッチングなし”として示している(これが 理想の状態となる)。
いま、設計時に想定した“膨張機設計点 の高圧Phにおいて、密度比一定の制約を満 すような設計条件で作製した膨張機を用い とすると、そのときのC.O.P.比は“マッチン なし”に一致する。
そして、“膨張機設計点”における高圧P hよりも低い高圧Phでは、図7(a)及び(b)に示す うに、予膨張弁9で体積流量のマッチングを ることで、膨張機構2における圧力差が減少 することにより回収できる動力が減少するた め、“マッチングなし”で示す理想の状態か ら低下する。
一方、“膨張機設計点”における高圧Ph りも高い高圧Phにおいて、本発明の空気調和 装置では、一部の冷媒が中間冷却器7をバイ スすることで、サブ圧縮機構3の入口におけ 冷媒の比エンタルピ及び中間圧が、追加圧 に係る冷凍サイクルにおけるベストの状態 らずれる。そのため、図7(a)で示すように、 “マッチングなし”で示す理想の状態から低 下する。従来の空気調和装置では、膨張機構 2をバイパスする冷媒に対し、膨張(減圧)によ る動力回収ができない。また、動力回収しな い分、蒸発器10入口での比エンタルピが上昇 る。そのため、図7(b)で示すように、“マッ チングなし”で示す理想の状態から低下する 。
しかしながら、図7(a)と図7(b)とを比較す と、“膨張機設計点”の高圧Phよりも高い高 圧Phにおいては、図7(a)の方が図7(b)よりも、C. O.P.比がよくなっている。そのため、空気調 装置全体としてさらにエネルギ効率がよく り、省エネルギ化を図ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態の 凍空調装置によれば、中間冷却器7と並列に 、中間冷却バイパス弁12を有する中間冷却バ パス流路11を設けるようにしたので、中間 却器7を通過させずに中間冷却を行なわない 媒を増やすことにより、サブ圧縮機構3入口 の冷媒比容積を増加させることができる。そ のため、冷凍空調装置の実際の運転状況が設 計条件からずれが生じ、(膨張機構2入口の冷 比容積/サブ圧縮機構3入口の冷媒比容積)> (膨張機構2の吸入容積/サブ圧縮機構3吸入容 )と判断すると、制御手段30は、中間冷却バ パス弁12の開度を制御して、サブ圧縮機構3 口の冷媒比容積を調整することにより、膨 機構2における動力回収を目減りさせること く、“密度比一定の制約”に基づく体積流 のマッチングを図ることができる。そのた 、C.O.P.を向上させることができ、より一層 省エネルギ化を図ることができる。
また、(膨張機構2入口の冷媒比容積/サブ 縮機構3入口の冷媒比容積)<(膨張機構2の 入容積/サブ圧縮機構3吸入容積)と判断する 、制御手段30は、予膨張弁9により膨張機構2 口の冷媒比容積を増加させるようにしたの 、“密度比一定の制約”に基づく体積流量 マッチングを図ることができる。
さらに、膨張機1をスクロール型の膨張機と し、膨張機構2を構成する膨張揺動スクロー 52とサブ圧縮機構3を構成するサブ圧縮揺動 クロール62とを背面合わせにより一体形成し た揺動スクロール70としたので、膨張機構2に おいて回収した動力をサブ圧縮機構3に伝達 る際に、揺動スクロール70において完結する ことができる。そのため、動力伝達に係る損 失発生部分を少なくすることで、損失を極小 化することができる。そして、本実施の形態 の冷凍空調装置は、動力回収を効率よく行な うことができるため、高低圧の差圧が非常に 大きく、膨張により動力が多く発生するCO 2 を冷媒としたときに、省エネルギ効果を最も 発揮することができる。
実施の形態2.
図8は、この発明の別の実施の形態による冷
凍空調装置の冷凍サイクルを模式的に表す構
成図である。図8において、膨張機1は膨張機
2とサブ圧縮機構3とを有する。そして、膨
機1とガスクーラ(冷却器)8とを、冷媒の流れ
対して、サブ圧縮機構3がガスクーラ8の上
側、膨張機構2がガスクーラ8の下流側となる
ように配管接続する。ここで、ガスクーラ8
口と膨張機構2入口との間には予膨張弁9を設
けている。
さらに膨張機構2で減圧された後の冷媒が 、蒸発器10を経て主圧縮機4入口に至るように 配管接続する。そして、モータ5及び主圧縮 構6とを有する主圧縮機4出口とサブ圧縮機構 3入口との間に中間冷却器7を設けて配管接続 る。さらに、例えば電磁式膨張弁等からな 、絞りにより流量調整をすることができる 間冷却バイパス弁12を設けたバイパス路11を 中間冷却器7と並列に配管接続する。
この実施の形態2では、膨張機構2出口側 蒸発器10との間に後膨張弁14bを設けている。 さらに、高圧並列弁17(第一開閉弁)を間に備 、サブ圧縮機構3入口と膨張機構2入口とを連 通可能に配管接続した第一連通路15を設けて る。また、低圧並列弁18(第二開閉弁)を間に 備え、ガスクーラ8出口と膨張機構2入口とを 通可能に配管接続した第二連通路16を設け いる。高圧並列弁17及び低圧並列弁18の開閉 制御手段30が制御を行なう。そして、膨張 構2出口における圧力を検知するための圧力 知手段25を設けている。
定常運転時等の通常時には、高圧並列弁1 7及び低圧並列弁18を共に閉止させる。この状 況で、主圧縮機4のモータ5への電力供給によ 主圧縮機構6が冷媒の圧縮動作を行なう。圧 縮された冷媒を中間冷却器7が所定の温度ま 冷却する。中間冷却器7で冷却された冷媒を ブ圧縮機構3が更に追加圧縮して吐出する。 サブ圧縮機構3が追加圧縮した冷媒をガスク ラ8が冷却し、さらに膨張機構2が減圧した冷 媒を、蒸発器10が熱交換により加熱する。加 した冷媒を主圧縮機4が吸入し、再度吐出す る。このときの冷凍サイクルをモリエル線図 上に示すと、実施の形態1において説明した 2のようになる。
上述した実施の形態1において述べたとお り、中間冷却バイパスを行なった場合には、 冷媒は、主圧縮機4から吐出した後、中間冷 器7と中間冷却バイパス流路11とをそれぞれ 流する。そして、分流した冷媒が混合した 媒は、図6のモリエル線図に示すように、点e ’’の位置における状態となって、サブ圧縮 機構3に流入(吸入)する。このとき、動力のマ ッチングと体積流量のマッチングという2つ 条件から、中間冷却器7をバイパスする流量 割合(中間冷却バイパス比)と中間圧Pmとを決 定する。これにより、冷凍空調装置の冷凍サ イクルが確定する。
ここで、定常運転時においては、主に予 張弁9と中間冷却バイパス弁12を調節するこ により体積流量のマッチングを取ることが きる。しかし、条件によっては“密度比一 の制約”を満たしていても、膨張機1の揺動 スクロール70に作用するガス荷重のバランス 許容範囲を超える場合が想定される。
図9は実施の形態2における膨張機1に流入 する冷媒の圧力の関係を表す図である。図9 では高圧並列弁17及び低圧並列弁18を閉とし 定常運転時における圧力を表す。図9に示す うに、膨張機構2入口exiの圧力がPh’(=Ph-圧 分)、膨張機構2出口exo’’の圧力がPl’(=低 Pl+後膨張弁14bの減圧分)であるものとする。 た、サブ圧縮機構3入口c2sの圧力がPm、サブ 縮機構3出口c2dの圧力がPhであるものとする
図10は、揺動スクロール70に作用する軸方 向(スラスト)のガス荷重(以下、スラスト荷重 という)の状況を模式的に示した図である。 10(a)は、設計条件に近い状況の運転を示して いる。図10(a)のような状況では、スラスト荷 のバランスがとれているため、後膨張弁14b よる膨張機構2出口exo’’における圧力調整 は不要(Pl’=低圧Pl)となる。このとき、設計 より膨張揺動スクロール52の渦巻における歯 先が適度に押し付けられるようにしている。 しかし、例えば低圧Plが下がると、スラスト 重は図10(b)に示すようにバランスが変化す 。図10(b)のような状況では圧力差が大きくな り、膨張揺動スクロール52における歯先押付 が増大して摺動損失が大きくなるため、動 回収の効率が悪くなる。
そこで、制御手段30は、予膨張弁9とは独 に後膨張弁14bの開度を調整する。これによ 、定常運転時の膨張機構2における減圧幅( 力差)が設計条件になるようにし、図10(a)に すようにスラスト荷重のバランスを保つよ にする。バランスを保つことで歯先押付力 増大による摺動損失の増大を抑えることが きる。このとき、例えば制御手段30は、圧力 検知手段25の検知に係る圧力Pl’に基づいて 後膨張弁14bの開度を調整する。
このように、例えば定常運転時において 、予膨張弁9と中間冷却バイパス弁12とによ て流量マッチングを調整し、後膨張弁14bに ってスラスト荷重のバランスを調整するこ で効率的な動力回収を行なうことができる
一方、膨張機1の起動時等の過渡運転時に は、スラスト荷重のバランスを調整すること が更に重要となる。例えば起動時には、揺動 スクロール70(膨張揺動スクロール52)を回転さ せやすくするため、定常運転時よりもさらに 歯先押付力を小さくして摺動抵抗を小さくす ることが望ましい。
図11は「準並列化」運転時の弁の開閉状 を表すための図である。図11では低圧並列弁 18を閉止し、高圧並列弁17を開放している。 のような弁の開閉状況の場合、サブ圧縮機 3入口c2s、サブ圧縮機構3出口c2dの圧力が共に Phとなり、膨張機構2入口exiと均圧する。また 、膨張機構2出口exo’’の圧力Ph’は膨張機構 2による圧損(減圧)分だけPhよりも低い圧力と る。以下、このような低圧並列弁18、高圧 列弁17の開閉状況の場合における冷凍空調装 置の運転を「準並列化」運転と呼ぶことにす る。
図12は「準並列化」運転時の揺動スクロ ル70に作用するスラスト荷重の状況を模式的 に示した図である。図12に示すように、高圧P hのレベル自体は後膨張弁14bの開度により調 することが可能であるが、減圧幅は変わら 、スラスト荷重の状況に変わりはない。例 ば、膨張機構2側及びサブ圧縮機構3側双方か らのスラスト荷重がほぼ拮抗又は若干膨張機 構2側の膨張揺動スクロール52の歯先を押し付 けるようにする。このようにして歯先の摺動 抵抗の影響を小さくした状態で、膨張機1起 時等の過渡運転を行なう。
ここで、揺動スクロール70の回転に応じ 、吸入容積分の冷媒量がサブ圧縮機構3入口c 2sで分流してサブ圧縮機構3に流入するが、膨 張機構2入口exiで再び合流することになる。 のため、いわゆる“密度比一定の制約”は この場合は制約条件と考えなくてもよい。
例えば膨張機1を起動させるときには、制 御手段30は、まず、高圧並列弁17を全開させ (低圧並列弁18は閉止)。また、後膨張弁14bの 度調整により高圧Phを制御する(予膨張弁9は 開放させる)。その後、後膨張弁14bを全開さ る。そして、膨張機1が起動した後(揺動スク ロール70が回転を開始した後)、高圧並列弁17 開度を絞っていくように制御することによ 、高圧並列弁17及び低圧並列弁18を共に閉止 させ、図9に示す定常運転時の状態へ移行す ことができる(この動作に関する中間冷却バ パス弁12の調整は不要である)。
図13は「並列化」運転時の弁の開閉状況 表すための図である。「準並列化」運転よ も更に歯先の摺動抵抗を小さくした状態で 転を行なう場合について説明する。例えば 図13のように高圧並列弁17及び低圧並列弁18 共に開放し、予膨張弁9を閉止する。(後膨張 弁14bは開度を調整して適当な圧力差が生じる ようにする。また、この動作に関する中間冷 却バイパス弁12の調整は不要である)。このよ うな予膨張弁9、低圧並列弁18、高圧並列弁17 開閉状況における冷凍空調装置の運転を「 列化」運転と呼ぶことにする。この場合、 ブ圧縮機構3入口c2sと膨張機構2入口exiとは に圧力Phとなる。また、サブ圧縮機構3出口c2 dはPh’となり、膨張機構2出口exoはPh’’(=Ph -(ガスクーラ8の圧損分))となる。
図14は「準並列化」運転時の揺動スクロ ル70に作用するスラスト荷重の状況を模式的 に示した図である。「並列化」運転の場合も 、冷媒はサブ圧縮機構3入口c2sで分岐してサ 圧縮機構3と膨張機構2とに流入する。ここで 、各々の吸入容積の比で分流されれば“密度 比一定の制約”は満たすことになり、特に流 量マッチングの操作を行なう必要はない。ま た、スラスト荷重のバランスについても、「 準並列化」運転のときより更に膨張機構2側 膨張揺動スクロール52における歯先押付力が 減ることになる。圧力によってはサブ圧縮機 構3側のサブ圧縮揺動スクロール62の歯先が軽 度に押付けられることになる。
例えば、制御手段30は、「並列化」運転 「準並列化」運転→定常運転という手順で 凍空調装置の各機器を制御して運転を行な ようにする。このとき、サブ圧縮機構3側歯 押付(弱)→(押付0)→膨張機構2側歯先押付(弱 )→膨張機構2側歯先押付(強)という段階を踏 で、膨張機1を起動させることができるので 押付による歯先摺動抵抗極小の状態からの 動が可能となる。
以上のように、この発明の実施の形態2の 冷凍空調装置においては、膨張機構2の吐出 と蒸発器10との間に後膨張弁14bを設けること で、膨張機構2における冷媒の減圧幅を調整 きるようにしたので、例えば定常運転時に ける膨張機1内の揺動スクロール70(膨張揺動 クロール52)におけるスラスト荷重のバラン を調整することで、例えば歯先押付力を設 条件に合わせるようにして過大な摺動損失 抑制し、サブ圧縮機構3に伝達する動力を効 率よく回収することができる。
また、高圧並列弁17を間に備えた第一連 路15及び低圧並列弁18を間に備えた第二連通 16を設け、高圧並列弁17、低圧並列弁18を開 制御することにより、例えば膨張機1を起動 させる等の過渡運転時には、第一連通路15及 /又は第二連通路16を連通させることで、膨 機構2内、サブ圧縮機構3内、膨張機構2とサ 圧縮機構3との間における圧力差を小さくし 、膨張揺動スクロール52に加わるスラスト荷 を、定常運転時におけるスラスト荷重より 小さくして歯先押付力をさらに小さくする うにしたので、摺動抵抗を極小化すること できる。このため、揺動スクロール70の円 な起動を行なうことができる。
上述の冷凍空調装置は、冷凍装置やルー エアコン、パッケージエアコン、冷蔵庫や 加湿器、調湿装置、ヒートポンプ給湯機等 他の冷凍サイクル装置においても適用する とが可能である。ここで、図等では示さな ったが、冷暖房可能な空調装置の場合には 運転に合わせて冷媒の流路を切り換えるた の切換弁等を設ける必要がある。
