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Title:
REFRIGERATION DEVICE FOR REFRIGERATION VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/090949
Kind Code:
A1
Abstract:
A refrigeration device for a refrigeration vehicle, used for cooling the inside of a cooling chamber of the refrigeration vehicle (10) and having a sub-engine (30), a compressor (40) driven by the sub-engine (30), and a refrigeration circuit (70) of a vapor compression refrigeration cycle, connected to the compressor (40). The refrigeration device further has a rotation speed control section (91) for linearly increasing and decreasing the speed of the sub-engine (30) so that cooling ability increases and decreases corresponding to refrigeration load, a battery (51) for storing electric power, and a generator (50) for generating electric power by rotation of the sub-engine (30) and storing it in the battery (51). A fan motor (7a) of the refrigeration circuit (70) is constructed so as to be selectively connectable to the generator (50) and the battery (51) in order that power supply is made by either of the generator (50) and the battery (51).

Inventors:
FUJIMOTO YUJI (JP)
NISHIHAMA YUKIO (JP)
KITANO SHIGEICHI (JP)
SAWADA YUZOU (JP)
MATSUNO SUMIKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050975
Publication Date:
July 31, 2008
Filing Date:
January 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
FUJIMOTO YUJI (JP)
NISHIHAMA YUKIO (JP)
KITANO SHIGEICHI (JP)
SAWADA YUZOU (JP)
MATSUNO SUMIKAZU (JP)
International Classes:
F25B27/00; B60P3/20
Foreign References:
JPH0538933A1993-02-19
JP2001026215A2001-01-30
JPH08105666A1996-04-23
JP2002081821A2002-03-22
JP2000257553A2000-09-19
JP2006234198A2006-09-07
Other References:
See also references of EP 2128545A4
Attorney, Agent or Firm:
MAEDA, Hiroshi et al. (5-7 Hommachi 2-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 53, JP)
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Claims:
  冷凍用エンジン(30)と、該冷凍用エンジン(30)によって駆動する圧縮機(40)と、該圧縮機(40)に接続された蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷凍回路(70)とを備え、冷凍車両(10)の冷却庫(13)内を冷却する冷凍車両用冷凍装置であって、
  上記冷凍用エンジン(30)の回転数を冷凍負荷に対応して冷凍能力が増減するようにリニアに増減制御する回転数制御手段(91)を備えている
ことを特徴とする冷凍車両用冷凍装置。
  冷凍用エンジン(30)と、該冷凍用エンジン(30)によって駆動する圧縮機(40)と、該圧縮機(40)に接続された蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷凍回路(70)とを備え、冷凍車両(10)の冷却庫(13)内を冷却する冷凍車両用冷凍装置であって、
  電力を蓄電するバッテリ(51)と、
  上記冷凍用エンジン(30)の回転駆動によって発電してバッテリ(51)に蓄電させる一方、上記バッテリ(51)の電力によって回転して回転動力を発生する発電機(50)とを備え、
  上記冷凍用エンジン(30)と圧縮機(40)とが断接自在に接続される一方、上記発電機(50)が圧縮機(40)に接続されている
ことを特徴とする冷凍車両用冷凍装置。
  請求項1において、
  電力を蓄電するバッテリ(51)と、
  上記冷凍用エンジン(30)の回転駆動によって発電してバッテリ(51)に蓄電させる発電機(50)とを備え、
  上記冷凍回路(70)のファンモータ(7a)は、少なくとも発電機(50)とバッテリ(51)の何れかより給電されるように発電機(50)とバッテリ(51)とに切換接続可能に構成されている
ことを特徴とする冷凍車両用冷凍装置。
  請求項1において、
  電力を蓄電するバッテリ(51)と、
  上記冷凍用エンジン(30)の回転駆動によって発電してバッテリ(51)に蓄電させる一方、上記バッテリ(51)の電力によって回転して回転動力を発生する発電機(50)とを備え、
  上記冷凍用エンジン(30)と圧縮機(40)とが断接自在に接続される一方、上記発電機(50)が圧縮機(40)に断接自在に接続されている
ことを特徴とする冷凍車両用冷凍装置。
  請求項1又は2において、
  上記圧縮機(40)は複数台設けられ、互いに並列に接続されて冷凍回路(70)に接続されている
ことを特徴とする冷凍車両用冷凍装置。
  請求項1又は2において、
  上記圧縮機(40)に断接自在に接続され、外部電源の電力によって駆動する補助モータ(60)が設けられている
ことを特徴とする冷凍車両用冷凍装置。
  請求項2又は3において、
  上記発電機(50)は、外部電源とバッテリ(51)とに切換接続可能に構成されている
ことを特徴とする冷凍車両用冷凍装置。
Description:
冷凍車両用冷凍装置

  本発明は、冷凍車両用冷凍装置に関し 特に、冷凍エンジンによって圧縮機を直接 動する形式の冷凍装置に係るものである。

  従来、特許文献1に開示されているように 冷却庫であるトレーラーをトラクタで牽引 る冷凍車両には冷却庫内を冷却する冷凍装 が搭載されている。この冷凍車両には、走 エンジンから独立した冷凍エンジンである ブエンジンが搭載されている。そして、上 冷凍装置は、上記サブエンジンに圧縮機が 結され、該圧縮機に冷凍回路が接続されて る。上記圧縮機をサブエンジンによって駆 し、冷凍回路の蒸発器で冷媒を蒸発させて 却庫内を冷却するようにしている。

特開2006-234198号公報

  しかしながら、従来の冷凍車両用冷凍 置において、冷凍能力は一般的に2段階に制 しているのみであり、冷凍負荷の増減に対 せず、効率が悪いという問題があった。

  つまり、上記サブエンジンの回転数を2 階に制御して圧縮機の運転容量を2段階に変 化させているのみであった。したがって、冷 凍負荷がリニアに変化するにも拘わらず、冷 凍能力が2段階に変化するのみであるので、 必要な能力を発揮している領域があり、冷 効率が悪いという問題があった。

  本発明は、斯かる点に鑑みてなされた のであり、冷凍能力を効率よく発揮させて 凍効率の向上を図ることを目的とする。

  第1の発明は、冷凍用エンジン(30)と、該 冷凍用エンジン(30)によって駆動する圧縮機(4 0)と、該圧縮機(40)に接続された蒸気圧縮式冷 凍サイクルの冷凍回路(70)とを備え、冷凍車 (10)の冷却庫(13)内を冷却する冷凍車両用冷凍 装置を対象としている。そして、上記冷凍用 エンジン(30)の回転数を冷凍負荷に対応して 凍能力が増減するようにリニアに増減制御 る回転数制御手段(91)を備えている。

  第2の発明は、冷凍用エンジン(30)と、該 冷凍用エンジン(30)によって駆動する圧縮機(4 0)と、該圧縮機(40)に接続された蒸気圧縮式冷 凍サイクルの冷凍回路(70)とを備え、冷凍車 (10)の冷却庫(13)内を冷却する冷凍車両用冷凍 装置を対象としている。そして、電力を蓄電 するバッテリ(51)と、上記冷凍用エンジン(30) 回転駆動によって発電してバッテリ(51)に蓄 電させる一方、上記バッテリ(51)の電力によ て回転して回転動力を発生する発電機(50)と 備えている。加えて、上記冷凍用エンジン( 30)と圧縮機(40)とが断接自在に接続される一 、上記発電機(50)が圧縮機(40)に接続されてい る。

  第3の発明は、第1の発明において、電力 を蓄電するバッテリ(51)と、上記冷凍用エン ン(30)の回転駆動によって発電してバッテリ( 51)に蓄電させる発電機(50)とを備えている。 して、上記冷凍回路(70)のファンモータ(7a)は 、少なくとも発電機(50)とバッテリ(51)の何れ より給電されるように発電機(50)とバッテリ (51)とに切換接続可能に構成されている。

  第4の発明は、第1の発明において、電力 を蓄電するバッテリ(51)と、上記冷凍用エン ン(30)の回転駆動によって発電してバッテリ( 51)に蓄電させる一方、上記バッテリ(51)の電 によって回転して回転動力を発生する発電 (50)とを備えている。そして、上記冷凍用エ ジン(30)と圧縮機(40)とが断接自在に接続さ る一方、上記発電機(50)が圧縮機(40)に断接自 在に接続されている。

  第5の発明は、第1~第4の何れかの発明に いて、上記圧縮機(40)が複数台設けられ、互 いに並列に接続されて冷凍回路(70)に接続さ ている。

  第6の発明は、第1~第4の何れかの発明に いて、上記圧縮機(40)に断接自在に接続され 、外部電源の電力によって駆動する補助モー タ(60)が設けられている。

  第7の発明は、第2又は第3の発明におい 、上記発電機(50)が外部電源とバッテリ(51)と に切換接続可能に構成されている。

  〈作用〉
  上記第1の発明では、冷凍用エンジン(30)の 回転動力によって圧縮機(40)が駆動し、冷凍 路(70)が冷却運転して冷却庫(13)内を冷却する 。そして、この冷却庫(13)の冷凍負荷が変動 ると、回転数制御手段(91)が冷凍用エンジン( 30)の回転数を負荷の変動に対応してリニアに 制御する。この結果、効率の向上が図られる 。

  上記第2の発明では、冷凍用エンジン(30) の回転動力によって圧縮機(40)が駆動し、冷 回路(70)が冷却運転して冷却庫(13)内を冷却す る。一方、冷凍負荷が小さい場合などにおい ては、冷凍用エンジン(30)を停止する一方、 ッテリ(51)の電力により発電機(50)を回転させ 、この回転により圧縮機(40)を駆動し、冷凍 路(70)の冷却運転を行う。

  上記第3の発明では、冷凍回路(70)のファ ンモータ(7a)は、発電機(50)又はバッテリ(51)の 電力で回転し、特に、圧縮機(40)を停止して ァンモータ(7a)のみで冷却庫(13)内の冷却を継 続する。

  上記第4の発明では、冷凍用エンジン(30) の低回転数領域等において、バッテリ(51)の 力により圧縮機(40)を駆動する。

  上記第5の発明では、複数台の圧縮機(40) の台数制御を行うことにより冷凍能力を制御 する。

  上記第6の発明では、冷凍用エンジン(30) を駆動させることができない場合、補助モー タ(60)により圧縮機(40)を駆動し、冷凍回路(70) の冷却運転を行う。

  上記第7の発明では、冷凍用エンジン(30) を駆動させることができない場合、発電機(50 )が圧縮機(40)を駆動し、冷凍回路(70)の冷却運 転を行う。

  上記本発明によれば、冷凍用エンジン(3 0)の回転数を、冷凍負荷に対応して冷凍能力 増減するようにリニアに増減制御するよう したために、従来のように例えば2段階に回 転数制御する場合に比して不必要な冷凍能力 を発揮することがないので、冷却効率の向上 を図ることができる。その結果、省エネルギ 化を図ることができる。

  また、従来のように、冷凍用エンジン(3 0)により発電機を駆動し、この発電機の電力 より圧縮機(40)のモータを駆動して容量制御 する形式の装置に比して、モータ効率による 損失や発電機からモータまでの電力損失等が 生じないので、効率の向上を図ることができ る。

  上記第2の発明によれば、発電機(50)及び バッテリ(51)を設けるようにしたために、冷 用エンジン(30)は一定の回転数で制御する一 、冷凍負荷が小さくなると、上記冷凍用エ ジン(30)を停止し、バッテリ(51)に蓄えられ 電力によって発電機(50)に回転動力を発生さ 、この発電機(50)の回転によって圧縮機(40) 駆動させることができる。この結果、上記 凍用エンジン(30)の動力とバッテリ(51)の電力 とを切り換えて使用することができるので、 冷凍負荷に合わせた冷凍能力を省エネルギで 発揮させることができ、高効率化を図ること ができる。

  また、上記第3の発明によれば、発電機( 50)の発電によってファンモータ(7a)を駆動す ようにしているので、ファンモータ(7a)を交 モータとすることができ、高効率化を図る とができる。

  その上、冷凍負荷が小さい場合、冷凍 エンジン(30)の回転を停止し、バッテリ(51)に 蓄えられた電力によってファンモータ(7a)の を駆動し、送風運転のみとして庫内温度を 持することができる。この結果、冷凍用エ ジン(30)の運転時間を少なくすることができ 。

  また、上記第4の発明によれば、上記冷 用エンジン(30)の低回転数領域においては、 冷凍用エンジン(30)を停止し、バッテリ(51)に えられた電力によって発電機(50)に回転動力 を発生させ、この発電機(50)の回転によって 縮機(40)を駆動させることができる。つまり 上記発電機(50)をモータとして兼用し、圧縮 機(40)を駆動させることができるので、冷凍 エンジン(30)を高効率範囲で使用することが きるので、より省エネルギ化を図ることが きる。

  また、上記第5の発明によれば、複数台 圧縮機(40)を搭載するようにしたために、圧 縮機(40)の運転台数を制御することにより、 凍用エンジン(30)の回転数領域に対して冷凍 力を広範囲に調整することができるので、 範囲の冷凍負荷に対応させることができる

  また、上記第6の発明によれば、補助モ タ(60)を設けているので、冷凍用エンジン(30 )の停止時などにおいても冷凍回路(70)の運転 継続させることができるので、使用範囲の 大を図ることができる。

  また、上記第7の発明によれば、発電機( 50)を外部電源とバッテリ(51)とに切換接続可 に構成しているので、発電機(50)にモータを 用させることができるので、部品点数の削 を図ることができる。

図1は、冷凍車両を示す側面図である。 図2は、冷凍装置の構成を示すブロック 構成図である。

符号の説明

10      冷凍車両
13      トレーラー本体(冷却庫)
20      冷凍装置
30      サブエンジン(冷凍用エンジン)
40      圧縮機
50      発電機
51      バッテリ
60      スタンバイモータ(補助モータ)
70      冷凍回路
7a      ファンモータ

  以下、本発明の実施形態を図面に基づ て詳細に説明する。

  図1に示すように、本実施形態の冷凍車 (10)は、トレーラー(11)と該トレーラー(11)を 引するトラクタ(12)とを備え、冷凍食品や生 鮮食品等を陸上輸送するために用いられる。

  上記トレーラー(11)は、冷却庫であるト ーラー本体(13)と冷凍車両用冷凍装置である トレーラー用の冷凍装置(20)とを備えている そして、上記冷凍装置(20)は、トレーラー本 (13)の前端面、すなわち、トラクタ(12)側の に沿って配置されている。

  上記冷凍装置(20)は、図2に示すように、 冷凍用エンジンであるサブエンジン(30)と2台 圧縮機(40)と冷凍回路(70)と発電機(50)とバッ リ(51)と補助モータであるスタンバイモータ (60)とを備えている。

  上記サブエンジン(30)は、走行用エンジ とは別個に設けられ、冷凍装置(20)を駆動す ための専用エンジンに構成されている。上記 サブエンジン(30)には駆動軸に取り付けられ プーリ(31)にベルト(21)が巻回されている。

  上記圧縮機(40)は、スクロール型圧縮機 あって、いわゆる開放型圧縮機に構成され いる。そして、上記圧縮機(40)は、駆動軸に 取り付けられたプーリ(41)と上記サブエンジ (30)のプーリ(31)とがベルト(21)を介して連結 れている。つまり、上記圧縮機(40)とサブエ ジン(30)とは機械的に連結され、上記圧縮機 (40)は、サブエンジン(30)の回転力によって駆 するように構成されている。尚、図示しな が、上記圧縮機(40)は、プーリ(41)等にクラ チなどの断接機構が設けられ、サブエンジ (30)と断接自在に連結されている。

  上記圧縮機(40)には、蒸気圧縮式冷凍サ クルの冷凍回路(70)の冷媒配管(71)が連結さ ている。そして、上記2台の圧縮機(40)は、冷 凍回路(70)において互いに並列に接続されて る。

  上記冷凍回路(70)は、図示しないが、凝 器と膨張機構と蒸発器とを備え、圧縮機(40) から吐出された冷媒を凝縮器で凝縮、膨張機 構で減圧させた後に蒸発器で蒸発させ、圧縮 機(40)に戻る循環を行う。そして、上記蒸発 でトレーラー本体(13)の庫内空気を冷却し、 レーラー本体(13)内を冷却する。

  また、上記冷凍回路(70)は、凝縮器用及 蒸発器用のファン(72)を備え、該ファン(72) はファンモータ(7a)が連結されている。

  上記発電機(50)は、駆動軸に取り付けら たプーリ(52)と上記サブエンジン(30)のプー (31)とがベルト(21)を介して連結されている。 上記発電機(50)は、サブエンジン(30)の回転力 よって発電するように構成されている。尚 図示しないが、上記発電機(50)は、プーリ(52 )等にクラッチなどの断接機構が設けられ、 ブエンジン(30)と断接自在に連結されている

  上記発電機(50)は、バッテリ(51)が接続さ れ、該バッテリ(51)は、発電機(50)で発生した 力を蓄電するように構成されている。

  上記発電機(50)は、ファンモータ(7a)に電 気的に配線接続され、発電機(50)で発生した 力によってファンモータ(7a)が駆動するよう 構成されている。また、上記ファンモータ( 7a)は、バッテリ(51)にも電気的に配線接続さ 、発電機(50)とバッテリ(51)とに切換可能に接 続され、発電機(50)からの電力とバッテリ(51) らの電力との少なくとも何れかの電力によ て駆動するように構成されている。

  尚、上記ファンモータ(7a)は交流モータ 構成され、発電機(50)及びバッテリ(51)から 給される直流電力を交流電力に変換して供 されるように構成されている。

  また、上記発電機(50)及びバッテリ(51)は 、制御機器にも給電するように構成されてい る。

  上記スタンバイモータ(60)は、冷凍車両( 10)を車庫等に駐車した際にも冷凍回路(70)の 凍運転を行うためにものであり、外部電源 接続可能に構成されている。上記スタンバ モータ(60)は、駆動軸に取り付けられたプー (61)と上記サブエンジン(30)のプーリ(31)とが ルト(21)を介して連結され、圧縮機(40)に連 されている。上記スタンバイモータ(60)は、 ーリ(61)等にクラッチなどの断接機構が設け られ、圧縮機(40)と断接自在に連結されてい 。つまり、上記スタンバイモータ(60)は、サ エンジン(30)の停止時に圧縮機(40)を駆動さ るためものであり、高速回転可能なコンパ ト化タイプのモータで構成されている。

  一方、上記サブエンジン(30)は、コント ーラ(90)が接続されている。該コントローラ (90)には、サブエンジン(30)の回転数制御手段 ある該回転数制御部(91)が設けられている。 該回転数制御部(91)は、サブエンジン(30)の回 数を制御するように構成されている。つま 、例えば、上記回転数制御手段は、サブエ ジン(30)のスロットル弁を駆動するスロット ルモータを制御するように構成されている。

  更に、上記回転数制御部(91)は、サブエ ジン(30)の回転数を冷凍負荷に対応して冷凍 能力が増減するようにリニアに増減制御する 。つまり、上記回転数制御部(91)は、例えば 庫内温度と目標温度との差温に基づき、差 が増大して冷凍負荷が大きくなるに従って 凍能力が増大するようにサブエンジン(30)の 転数をリニアに増大させる。逆に、上記回 数制御部(91)は、例えば、庫内温度と目標温 度との差温が減少して冷凍負荷が小さくなる に従って冷凍能力が減少するようにサブエン ジン(30)の回転数をリニアに減少させる。

    -運転動作-
  次に、上述した冷凍車両(10)の冷凍装置(20) の冷却運転動作について説明する。

  先ず、上記サブエンジン(30)を走行用エ ジンとは別個に駆動させると、該サブエン ン(30)の回転動力がベルト(21)を介して圧縮 (40)に伝達され、上記サブエンジン(30)の回転 によって2台の圧縮機(40)が回転駆動する。該 縮機(40)が回転駆動すると、圧縮機(40)が冷 回路(70)の冷媒を圧縮する。そして、上記圧 機(40)から吐出された冷媒は、凝縮器で凝縮 し、、膨張機構で減圧した後に蒸発器で蒸発 し、圧縮機(40)に戻る循環を行う。そして、 記蒸発器でトレーラー本体(13)の庫内空気を 却し、トレーラー本体(13)内が冷却される。

  一方、図示しないが、トレーラー本体(1 3)の庫内空気の温度が検出され、庫内温度と 標温度との差温に基づき冷却負荷が検出さ ている。そして、上記庫内温度と目標温度 の差温が増大して冷凍負荷が大きくなると 回転数制御部(91)は、その増大に従って冷凍 能力が増大するようにサブエンジン(30)の回 数をリニアに増大させる。逆に、上記回転 制御部(91)は、庫内温度と目標温度との差温 減少して冷凍負荷が小さくなると、その減 に従って冷凍能力が減少するようにサブエ ジン(30)の回転数をリニアに減少させる。

  この結果、上記冷凍負荷の増大に対応 て冷却能力が増大し、トレーラー本体(13)内 確実に冷却される。

  また、上記2台の圧縮機(40)は、冷凍負荷 が小さい場合は、1台のみを駆動し、冷凍負 が大きい場合に2台を駆動させて冷凍能力を 御する。

  一方、上記サブエンジン(30)の回転によ て発電機(50)が発電し、この発電機(50)に電 は、ファンモータ(7a)に供給され、ファン(72) が駆動することになる。また、上記発電機(50 )の電力は、コントローラ(90)などの制御器機 も給電される。また、上記発電機(50)の発生 電力は、バッテリ(51)にも供給され、蓄電さ る。

  また、上記冷凍車両(10)を車庫等に駐車 た際にも冷凍回路(70)の冷凍運転を行う場合 、スタンバイモータ(60)を外部電源に接続す 。そして、該スタンバイモータ(60)を駆動す と、該スタンバイモータ(60)の回転動力によ って圧縮機(40)が駆動し、冷凍回路(70)が冷却 転を継続する。その際、上記圧縮機(40)とサ ブエンジン(30)との連結は遮断し、スタンバ モータ(60)と圧縮機(40)とを連結する。

    -実施形態の効果-
  以上のように、本実施形態によれば、サ エンジン(30)の回転数を冷凍負荷に対応して 凍能力が増減するようにリニアに増減制御 るようにしたために、従来のように例えば 2段階に回転数制御する場合に比して不必要 な冷凍能力を発揮することがないので、冷却 効率の向上を図ることができる。その結果、 省エネルギ化を図ることができる。

  また、従来のように、サブエンジン(30) より発電機を駆動し、この発電機の電力に り圧縮機(40)のモータを駆動して容量制御す る形式の装置に比して、モータ効率による損 失や発電機からモータまでの電力損失等が生 じないので、効率の向上を図ることができる 。

  また、2台の圧縮機(40)を搭載するように したために、圧縮機(40)の運転台数を制御す ことにより、サブエンジン(30)の回転数領域 対して冷凍能力を広範囲に調整することが きるので、広範囲の冷凍負荷に対応させる とができる。

  また、上記発電機(50)の発電によってフ ンモータ(7a)を駆動するようにしているので 、ファンモータ(7a)を交流モータとすること でき、高効率化を図ることができる。

  また、上記スタンバイモータ(60)を設け いるので、サブエンジン(30)の停止時などに おいても冷凍回路(70)の運転を継続させるこ ができるので、使用範囲の拡大を図ること できる。

  〈その他の実施形態〉
  本発明は、上記実施形態について、以下 ような構成としてもよい。

  上記実施形態において、冷却運転中は 縮機(40)を常に駆動するようにしたが、冷凍 荷が小さい場合、サブエンジン(30)の回転を 停止し、バッテリ(51)に蓄えられた電力によ てファンモータ(7a)のみを駆動し、送風運転 みとして庫内温度を維持するようにしても い。この結果、上記サブエンジン(30)の運転 時間を少なくすることができる。

  また、上記サブエンジン(30)の低回転数 域においては、サブエンジン(30)を停止し、 バッテリ(51)に蓄えられた電力によって発電 (50)に回転動力を発生させ、この発電機(50)の 回転によって圧縮機(40)を駆動するようにし もよい。つまり、上記発電機(50)をモータと て兼用し、圧縮機(40)を駆動するようにして もよい。その際、上記圧縮機(40)とサブエン ン(30)との連結は遮断する。この結果、上記 ブエンジン(30)を高効率範囲で使用すること ができるので、より省エネルギ化を図ること ができる。

  また、上記実施形態では、回転数制御 (91)を設けるようにしたが、この回転数制御 (91)を省略するようにしてもよい。つまり、 上記サブエンジン(30)は、一定の回転数で制 する一方、冷凍負荷が小さくなると、上記 ブエンジン(30)を停止し、バッテリ(51)に蓄え られた電力によって発電機(50)に回転動力を 生させ、この発電機(50)の回転によって圧縮 (40)を駆動するようにしてもよい。この場合 、サブエンジン(30)の動力とバッテリ(51)の電 とを切り換えて使用することができるので 冷凍負荷に合わせた冷凍能力を省エネルギ 発揮させることができ、高効率化を図るこ ができる。

  また、上記実施形態では、発電機(50)と タンバイモータ(60)とを双方設けるようにし たが、発電機(50)がスタンバイモータ(60)を兼 するようにしてもよい。すなわち、上記発 機(50)を外部電源とバッテリ(51)とに切換接 可能に構成するようにしてもよい。この結 、部品点数の削減を図ることができる。

  また、上記実施形態では、圧縮機(40)を2 台設けるようにしたが、本発明では1台の圧 機(40)でもよく、また、3台以上の圧縮機(40) 設けてもよい。

  また、上記実施形態では、スタンバイ ータ(60)を設けるようにしたが、第1の発明及 び第2の発明等では、必ずしも設ける必要は い。つまり、上記スタンバイモータ(60)はオ ション品として設けるようにしてもよいも である。

  また、上記実施形態は、トレーラーを する冷凍車両(10)について説明したが、冷凍 ラックなどの冷凍車両(10)であってもよい。

  尚、以上の実施形態は、本質的に好ま い例示であって、本発明、その適用物、あ いはその用途の範囲を制限することを意図 るものではない。

  以上説明したように、本発明は、トレ ラー本体内である庫内等を冷却する冷凍車 用冷凍装置について有用である。