Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
REMOTE CONTROLLER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/075048
Kind Code:
A1
Abstract:
A remote controller through which a user can operate the action of a robot such that the robot does not protrude from a fixed region and contact of the robot with an object is avoided. When a route specified by the user satisfies the requirements for stable movement, a first command signal is transmitted from the remote controller (2) to the robot (1). Consequently, the robot (1) can be moved along the specified route. When the route specified by the user does not satisfy the requirements for stable movement, the first command signal is not transmitted from the remote controller (2) to the robot (1). Consequently, movement of the robot (1) along the specified route, and thereby protrusion of the robot (1) from the specified region and contact of the robot (1) with an object, are avoided.

Inventors:
MATSUNAGA SHINICHI (JP)
OGAWA NAOHIDE (JP)
TAKAHASHI KIMIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/002827
Publication Date:
June 18, 2009
Filing Date:
October 07, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
HONDA MOTOR CO LTD (JP)
MATSUNAGA SHINICHI (JP)
OGAWA NAOHIDE (JP)
TAKAHASHI KIMIO (JP)
International Classes:
G05D1/00; B25J5/00; B25J13/02; B25J19/06
Foreign References:
JP2007122304A2007-05-17
JP2006048472A2006-02-16
JPS6195414A1986-05-14
JP2003340764A2003-12-02
JP2004299025A2004-10-28
Other References:
See also references of EP 2101238A4
Attorney, Agent or Firm:
SATO, Tatsuhiko et al. (1-1 Yoyogi 2-chom, Shibuya-ku Tokyo 53, JP)
Download PDF:
Claims:
自律的に移動するロボットをユーザに遠隔操作させるためのリモコンであって、
 前記ユーザにより入力装置を通じて入力された指定経路を認識し、指定領域の境界と、前記指定領域に存在する物体の位置および外形とをさらに認識する第1操作処理要素と、
 前記第1操作処理要素による認識結果に基づき、前記ロボットが前記指定領域からはみ出さず、かつ、前記物体に接触する可能性が低い状態で移動可能であるという安定移動要件を前記指定経路が満たしているか否かを判定し、当該判定結果が肯定的であることを要件として前記ロボットを前記指定経路にしたがって移動させるための第1指令信号を前記ロボットに送信することを特徴とするリモコン。
請求項1記載のリモコンにおいて、
 前記第2操作処理要素が、前記判定結果が否定的であることを要件として前記ロボットに前記指定経路と終点または始点および終点が共通で前記安定移動要件を満たす経路を目標経路として探索させ、かつ、前記目標経路が探索された場合には前記ロボットを前記目標経路にしたがって移動させる一方、前記目標経路が探索されなかった場合には前記ロボットに移動を停止させるまたは移動状態を維持させるための第2指令信号を前記ロボットに送信することを特徴とするリモコン。
請求項2記載のリモコンにおいて、
 前記第2操作処理要素が、前記ロボットが移動している場合には前記ロボットを減速または停止させた上で前記目標経路を探索させるための前記第2指令信号を前記ロボットに送信することを特徴とするリモコン。
請求項1記載のリモコンにおいて、
 前記第2操作処理要素が、前記安定移動要件に関する前記判定結果、または、前記第2指令信号により定義される前記ロボットの行動態様を出力装置を通じて出力することを特徴とするリモコン。
Description:
リモコン

 本発明は自律的に行動するロボットを遠 操作するためのリモコンに関する。

 オフィスや博物館等の施設においてロボ トに人間を目的場所に案内させる際、ロボ トおよび人間の間隔を適当な間隔に維持す 等の観点から、ロボットにこの人間の歩行 態を認識させる技術が提案されている(日本 国 特開2003-340764号公報参照)。また、ロボッ に人間を追従させる際、この人間とのコミ ニケーションを図るためにロボットに音声 出力等させる技術が提案されている(日本国  特開2004-299025号公報参照)。

 しかし、ロボットが移動しているときに 定領域からはみ出す、または、物体と接触 てしまうと、人間等の移動物体の先導また 移動物体への追従に支障をきたす。

 そこで、本発明は、ロボットが一定領域 らはみ出さず、かつ、物体との接触を回避 るように、ユーザがこのロボットの行動を 作することができるリモコンを提供するこ を解決課題とする。

 第1発明のリモコンは、自律的に移動する ロボットをユーザに遠隔操作させるためのリ モコンであって、前記ユーザにより入力装置 を通じて入力された指定経路を認識し、指定 領域の境界と、前記指定領域に存在する物体 の位置および外形とをさらに認識する第1操 処理要素と、前記第1操作処理要素による認 結果に基づき、前記ロボットが前記指定領 からはみ出さず、かつ、前記物体に接触す 可能性が低い状態で移動可能であるという 定移動要件を前記指定経路が満たしている 否かを判定し、当該判定結果が肯定的であ ことを要件として前記ロボットを前記指定 路にしたがって移動させるための第1指令信 号を前記ロボットに送信することを特徴とす る。

 第1発明のリモコンによれば、ユーザによ る指定経路が安定移動要件を満たしている場 合、リモコンからロボットに第1指令信号が 信される。これにより、指定経路にしたが て移動するようにロボットを行動させるこ ができる。一方、ユーザによる指定経路が 定移動要件を満たしていない場合、リモコ からロボットに第1指令信号が送信されない このため、指定経路にしたがってロボット 移動させること、ひいては、ロボットが指 領域からはみ出したり、物体に接触したり る事態が回避される。したがって、ユーザ リモコンを用いて、ロボットが指定領域か はみ出さず、かつ、物体との接触を回避す ようにロボットの行動を操作することがで る。

 第2発明のリモコンは、第1発明のリモコ において、前記第2操作処理要素が、前記判 結果が否定的であることを要件として前記 ボットに前記指定経路と終点または始点お び終点が共通で前記安定移動要件を満たす 路を目標経路として探索させ、かつ、前記 標経路が探索された場合には前記ロボット 前記目標経路にしたがって移動させる一方 前記目標経路が探索されなかった場合には 記ロボットに移動を停止させるまたは移動 態を維持させるための第2指令信号を前記ロ ボットに送信することを特徴とする。

 第2発明のリモコンによれば、ユーザによ る指定経路が安定移動要件を満たしていない 場合、リモコンからロボットに第2指令信号 送信される。これにより、ロボットに安定 動要件を満たす経路を目標経路として探索 せ、目標経路が探索された場合にはこの目 経路にしたがってロボットを移動させるこ ができる。その一方、目標経路が探索され かった場合にはロボットを停止させるまた 停止状態を維持させることができる。した って、ユーザはリモコンを用いて安定移動 件を満たさない指定経路を入力した場合で 、ロボットが指定領域からはみ出さず、か 、物体との接触を回避しながら指定経路の 点に向かって移動するようにロボットの行 を操作することができる。

 第3発明のリモコンは、第2発明のリモコ において、前記第2操作処理要素が、前記ロ ットが移動している場合には前記ロボット 減速または停止させた上で前記目標経路を 索させるための前記第2指令信号を前記ロボ ットに送信することを特徴とする。

 第3発明のリモコンによれば、ロボットが 移動している場合には目標経路の探索に先立 ってロボットを減速または停止させることが できる。したがって、ユーザはリモコンを用 いて、ロボットが目標経路を探索していると きに指定領域からはみ出さず、かつ、物体と の接触を回避するようにロボットの行動を操 作することができる。

 第4発明のリモコンは、第1発明のリモコ において、前記第2操作処理要素が、前記安 移動要件に関する前記判定結果、または、 記第2指令信号により定義される前記ロボッ トの行動態様を出力装置を通じて出力するこ とを特徴とする。

 第4発明のリモコンによれば、ユーザによ る指定経路が安定移動要件を満たしているか 否か、または、指定経路にしたがった移動と は異なるロボットの行動態様をユーザに認識 させることができる。したがって、ユーザは リモコンを用いて、ロボットの行動態様を予 測しながら、ロボットが指定領域からはみ出 さず、かつ、物体との接触を回避するように ロボットの行動を操作することができる。

本発明のリモコンの操作対象としての ボットの構成説明図 本発明のリモコンの構成説明図 本発明のリモコンの機能に関する説明 本発明のリモコンの機能に関する説明 本発明のリモコンの機能に関する説明

 本発明のリモコンの実施形態について図 を用いて説明する。

 図1に示されているロボット1はリモコン2 よる操作対象としての脚式移動ロボットで り、人間と同様に基体10と、基体10の上部に 設けられた頭部11と、基体10の上部左右両側 ら延設された左右の腕部12と、腕部12の先端 に設けられた手部14と、基体10の下部から下 方に延設された左右の脚部13と、脚部13の先 部に取り付けられている足部15とを備えてい る。ロボット1は、再表03/090978号公報や、再 03/090979号公報に開示されているように、ア チュエータ1000(図2参照)から伝達される力に って、人間の肩関節、肘関節、手根関節、 関節、膝関節、足関節等の複数の関節に相 する複数の関節部分において腕部12や脚部13 を屈伸運動させることができる。ロボット1 、左右の脚部13(または足部15)のそれぞれの 床および着床の繰り返しを伴う動きによっ 自律的に移動することができる。基体10の鉛 直方向に対する傾斜角度が調節されることに よって、頭部11の高さが調節されうる。なお ロボットは複数の脚部13の動作によって自 的に移動するロボット1のほか、車輪式移動 ボット(自動車)等、移動機能を有するあら るロボットであってもよい。

 ロボット1はハードウェアとしてのECUまた はコンピュータ(CPU,ROM,RAM,I/O等により構成さ ている。)により構成されている制御装置100 、通信機器102とを備えている。コンピュー のメモリには制御プログラム(ソフトウェア )が格納されている。制御プログラムはCDやDVD 等のソフトウェア記録媒体を通じてコンピュ ータにインストールされてもよいが、ロボッ ト1からサーバに要求信号が送信されたこと 応じて当該サーバによってネットワークや 工衛星を介して当該コンピュータにダウン ードされてもよい。

 図2に示されている制御装置100は、リモコン 2から送信され、かつ、通信機器102により受 された指令信号に応じてロボット1の行動を 御する。制御装置100は内部状態センサ群111 よび外部状態センサ群112からの出力信号等 基づき、アクチュエータ1000の動作を制御す ることにより、腕部12や脚部13の動作を制御 る。「内部状態」には固定座標系における ボット1の重心等の基準点の位置、ロボット1 の移動方向の方位、各関節の角度等により定 まる姿勢、および、ロボット1が手部14を介し て外部から受ける力等が含まれている。「内 部状態センサ群」には、ロボット1の位置を 義する緯度および経度を表わす信号を人工 星から受信するGPS受信機、ロボット1のZ軸ま わりの角速度に応じた信号を出力するヨーレ ートセンサ、ロボット1のX方向等の加速度に じた信号を出力する加速度センサ、各関節 角度に応じた信号を出力するロータリーエ コーダ、および、手部14に外部から作用す 力に応じた信号を出力する6軸力センサ等が まれている。ロボット1の「外部状態」には 固定座標系またはロボット座標系における物 体Wの代表点の位置、物体Wの姿勢、通路の壁 により画定されている通行領域等が含まれ いる。「外部状態センサ群」には、頭部11 搭載され、ロボット1の前方を撮像範囲とす CCDカメラ、赤外線カメラ等、種々の周波数 域における光を感知しうる左右一対の頭カ ラC 1 および基体10の下部に搭載され、ロボット1の 前方下方に向けて発せられた近赤外レーザー 光の物体による反射光を検知することにより この物体の位置や方位等を測定するための腰 カメラC 2 等が含まれている(図1参照)。

 リモコン2は入力装置201と、出力装置202と 、第1操作処理要素210と、第2操作処理要素220 を備えている。入力装置201はタッチパネル もしくはタッチペン式の入力装置または音 認識装置等により構成され、ユーザに操作 たは発声等を通じて指定経路を入力させる とができる。出力装置202はディスプレイ装 または音響機器により構成され、指定経路 形状等の情報をユーザに視覚的または聴覚 に認識させることができる。第1操作処理要 素210はユーザにより入力装置201を通じて入力 された指定経路を認識し、指定領域QSの境界 、指定領域に存在する物体の位置および外 とをさらに認識する(図4(a)参照)。第2操作処 理要素220は第1操作処理要素210による認識結 に基づき、指定経路が安定移動要件を満た ているか否かを判定する。「安定移動要件 とは、ロボット1が指定領域QSからはみ出さ 、かつ、物体に接触する可能性が低い状態 移動可能であるという要件である。第2操作 理要素220は当該判定結果が肯定的であるこ 、すなわち、指定経路が安定移動要件を満 していると判定したことを要件として第1指 令信号をロボット1に対して送信する。第2操 処理要素220は当該判定結果が否定的である と、すなわち、指定経路が安定移動要件を たしていないと判定したことを要件として ボット1に第2指令信号を送信する。

 なお、本発明の構成要素が情報を「認識 る」とは、当該構成要素が情報をデータベ スから検索すること、メモリ等の記憶装置 ら情報を読み取ること、センサ等の出力信 に基づき情報を測定、算定、推定、判定す こと、測定等された情報をメモリに格納す こと等、当該情報をさらなる情報処理のた に準備または用意するために必要なあらゆ 情報処理を実行することを意味する。

 前記構成のリモコン2の機能について説明 する。

 第1操作処理要素210はユーザにより入力装置 201を通じて入力された指定経路を認識する( 3/S202)。ユーザはロボット1に目的位置まで案 内させる、または、ロボット1をユーザに追 させる等の目的に鑑みて指定経路の形状等 選択することができる。これにより、図4(a) 示されているような始点SPおよび終点TPを結 ぶ第1経路(一点鎖線)R 1 または第2経路(二点鎖線)R 2 が指定経路として認識される。「指定経路」 は緯度および経度、または、緯度、経度およ び高度により定義される固定座標系における 準連続の座標群として認識される。なお、指 定経路を構成する座標群のうち、始点SPおよ 終点TP等、一部の座標群が指定されること よりこの指定経路が指定されてもよい。第1 作処理要素210は指定領域QSの境界と、指定 域QSに存在する物体の位置および外形とを記 憶装置からの読み取り、または、サーバ(図 略)との通信に基づくデータベースの検索等 より認識する(図3/S204)。これにより、たと ば図4(a)に示されている形状の指定領域QSが 識され、物体が指定領域QSにおける物体領域 Q 2 として認識される。指定領域QSの境界も指定 路と同様に固定座標系における準連続名座 群により定義されている。さらに、第1操作 処理要素210は、ロボット1をたとえば図4(b)に されている、ロボット1の縦幅、横幅等のサ イズに応じた空間的広がりを有するロボット 領域Q 1 として認識する。

 第2操作処理要素220は第1操作処理要素210に る認識結果に基づき、指定経路が安定移動 件を満たしているか否かを判定する(図3/S206) 。「安定移動要件」とは、前記のようにロボ ット1が指定領域QSからはみ出さず、かつ、物 体に接触する可能性が低い状態で移動可能で あるという要件である。たとえば、図4(a)に されているように指定領域QSから外れている 第1経路R 1 が指定経路である場合、指定経路は安定移動 要件を満たしていないと判定される。また、 図4(a)に示されているように物体領域Q 2 に交差している第2経路R 2 が指定経路である場合、指定経路は安定移動 要件を満たしていないと判定される。さらに 、図4(b)に示されているように指定領域QSから 外れていないものの、第3経路(一点鎖線)R 3 に沿ってロボット領域Q 1 が拡張されて形成される拡張ロボット領域EQ 1 の一部が指定領域QSから外れている場合、指 経路としての第3経路R 3 は安定移動要件を満たしていないと判定され る。また、図4(b)に示されているように物体 域Q 2 に交差していないものの、第4経路(二点鎖線) R 4 に沿ってロボット領域Q 1 が拡張されて形成される拡張ロボット領域EQ 1 の一部が物体領域Q 2 に交差している場合、指定経路としての第4 路R 4 は安定移動要件を満たしていないと判定され る。

 第2操作処理要素220は当該判定結果が肯定 的である場合、すなわち、指定経路が安定移 動要件を満たしていると判定した場合(図3/S20 6‥YES)、出力装置202を通じて肯定的な判定結 を出力し(図3/S208)、かつ、第1指令信号をロ ット1に対して送信する(図3/S210)。「第1指令 信号」はロボット1を指定経路にしたがって 動させるための指令信号である。第2操作処 要素220は当該判定結果が否定的である場合 すなわち、指定経路が安定移動要件を満た ていないと判定した場合(図3/S202‥NO)、出力 装置202を通じて否定的な判定結果を出力し( 3/S212)、かつ、ユーザにより入力装置201を通 て指定経路が再入力されたか否かを判定す (図3/S214)。指定経路が再入力された場合(図3 /S214‥YES)、前記一連の処理が繰り返される( 3/S202等参照)。指定経路が再入力されなかっ 場合(図3/S214‥NO)、第2操作処理要素220は出 装置202を通じて第2指令信号の内容を出力し( 図3/S216)、かつ、ロボット1に第2指令信号を送 信する(図3/S218)。「第2指令信号」はロボット 1が移動中の場合にはロボット1を減速または 止させ、その上でロボット1に指定経路と終 点または始点および終点が共通であり、安定 移動要件を満たす経路を目標経路として探索 させ、目標経路が探索された場合には目標経 路にしたがって移動させる一方、目標経路が 探索されなかった場合にはロボット1を停止 たは停止状態を維持させるための指令信号 ある。

 第1指令信号がロボット1の通信機器102によ 受信されると、制御装置100が指定経路を目 経路に設定し(図3/S102)、この目標経路にした がって移動するようにロボット1の動作を制 する(図3/S104)。第2指令信号がロボット1の通 機器102により受信されると、制御装置100は ボット1が移動中であるか否かを判定する( 3/S106)。たとえば、内部状態センサ群111を構 するGPS受信機により測定されるロボット1の 基準位置の変化態様に基づいてロボット1が 動中であるか否かが判定される。制御装置10 0はロボットが移動中であると判定した場合( 3/S106‥YES)、ロボット1を減速または停止さ (図3/S108)、内部状態および外部状態に基づい て安定移動要件を満たす経路を目標経路とし て探索する(図3/S110)。「内部状態」には、固 座標系におけるロボットRの位置、方位等が 含まれている。「外部状態」には、サーバと の通信に基づいてデータベースから検索され る指定領域QSの境界ならびに物体の位置およ 外形、通信機器102によりリモコン2から受信 された指定経路の終点または始点および終点 等が含まれている。頭カメラC 1 により測定されるユーザの位置が指定経路の 終点として認識されてもよい。制御装置100は ロボット1が停止中であると判定した場合(図3 /S106‥NO)、安定移動要件を満たす経路を目標 路として探索する(図3/S110)。制御装置100は 標経路が探索されたか否かを判定する(図3/S1 12)。そして、目標経路が探索された場合(図3/ S112‥YES)、この目標経路にしたがって移動す ようにロボット1の動作が制御される(図3/S10 4)。一方、目標経路が探索されなかった場合( 図3/S112‥NO)、ロボット1が停止するまたは停 状態を維持するようにロボット1の動作が制 される(図3/S110)。

 前記機能を発揮するリモコン2によれば、 ユーザによる指定経路が安定移動要件を満た している場合、リモコン2からロボット1に「 1指令信号」が送信される(図3/S206,S210参照) これにより、ユーザはリモコン2を用いて、 ボット1が指定経路にしたがって移動するよ うにロボット1の行動を操作することができ (図3/S102,S104参照)。

 その一方、ユーザによる指定経路が安定 動要件を満たしていない場合、リモコン2か らロボット1に第1指令信号ではなく「第2指令 信号」が送信される(図3/S206,S218参照)。たと ば、図5(a)に白矢印で示されているように、 ボット1の位置を始点とし、指定領域の境界 または物体に該当する段差部分を経て、ユー ザの位置を終点とする指定経路がユーザによ りリモコン2に入力された場合、指定経路が 定移動要件を満たしていないと判定される とにより、リモコン2からロボット1に対して 第2指令信号が送信される(図3/S206‥NO,S218参照 )。これにより、ユーザはリモコン2を用いて ボット1が移動している場合には目標経路の 探索に先立ってロボット1が減速または停止 るようにロボット1の行動を操作することが きる(図3/S106,S108参照)。

 また、ロボット1に安定移動要件を満たす経 路を目標経路として探索させ、目標経路が探 索された場合にはこの目標経路にしたがって ロボット1を移動させる一方、目標経路が探 されなかった場合にはロボット1を停止させ または停止状態を維持させることができる( 図3/S110~S114,S104参照)。たとえば、図5(b)に白矢 印で示されているようにロボット1が段差部 を越えるのではなく、指定領域に該当する ロープを経て、頭カメラC 1 により測定されたユーザの位置に至る目標経 路を探索する。なお、ユーザが移動している 場合もあるので、ロボット1により測定され ユーザの位置は、リモコン2に入力された指 経路の終点としての過去のユーザの位置と なっていてもよい。したがって、ユーザは モコン2を用いて安定移動要件を満たさない 指定経路を入力した場合でも、ロボット1が 定領域からはみ出さず、かつ、物体との接 を回避しながら指定経路の終点に向かって 動するようにロボット1の行動を操作するこ ができる。たとえば、図5(c)に示されている ように指定経路とは異なる目標経路にしたが ってロボット1を移動させることにより、ロ ット1に段差部分と接触することを回避させ ことができる。

 また、リモコン2によりユーザによる指定 経路が安定移動要件を満たしているか否かと いう判定結果が出力され、また、第2指令信 の内容が出力される(図3/S208,S212,S216参照)。 れにより、ユーザによる指定経路にしたが てロボット1が移動すること、または、ロボ ト1が指定経路とは異なる経路にしたがって 移動するまたは停止すること等をこのユーザ に認識させることができる。したがって、ユ ーザはリモコン2を用いて、ロボット1の行動 様を予測しながら、ロボット1が指定領域か らはみ出さず、かつ、物体との接触を回避す るようにロボット1の行動を操作することが きる。

 なお、リモコン2からロボット1に対して送 される第1指令信号および第2指令信号のうち 一方または両方に応じて、このロボット1に 声出力装置(図示略)から音声を出力させる、 または、リモコン2を操作しているユーザに 部11の正面を向けて手部13を振る
 ように腕部12を動かす等、その後の行動を ーザに予告するように動作させてもよい。 とえば、第1指令信号に応じてロボット1に追 従対象であるユーザに対して「そちらに向か います」等の音声を出力させ、案内対象であ るユーザに対して「私についてきてください 」等の音声を出力させてもよい。また、第2 令信号に応じてロボット1に「別の道を通っ いきます」等の音声を出力させ、目標経路 伸びる方向に頭部11の正面を向かせるよう 動作させてもよい。




 
Previous Patent: MOBILE TERMINAL APPARATUS

Next Patent: ALKALINE PRIMARY BATTERY