| WO/1992/009499 | PACKAGE FOR INDIVIDUAL OBJECTS |
| JP2006290362 | STORAGE CASE FOR SHEET-LIKE ARTICLE FOR WRAPPING |
| WO/2005/030610 | PACKAGING FILM, PACKAGE OF ELECTRODE MEMBER, AND STAND FOR PACKAGE |
徳岡 郁雄 (〒27 滋賀県大津市栗原617-1 Shiga, 5200527, JP)
TAIRA, Takeshi (2-4-20, Sugita Isogo-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 33, 2350033, JP)
平 健 (〒33 神奈川県横浜市磯子区杉田2-4-20 Kanagawa, 2350033, JP)
株式会社カネカ (〒88 大阪府大阪市北区中之島3丁目2-4 Osaka, 5308288, JP)
TOKUOKA, Ikuo (617-1, Kurihara Otsu-sh, Shiga 27, 5200527, JP)
徳岡 郁雄 (〒27 滋賀県大津市栗原617-1 Shiga, 5200527, JP)
TAIRA, Takeshi (2-4-20, Sugita Isogo-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 33, 2350033, JP)
| ロール状の巻物の両側に配置される矩形の板状部材と、該板状部材の略中央に設けられ、前記巻物のコアの両端部を受け止めて、巻物を宙吊り状態に懸架支持するための突出部とを有するロール受け具であって、 前記突出部をパイプ形状に形成し、 前記矩形の板状部材と前記パイプ形状の突出部とをビーズ法発泡ポリオレフィンで一体的に形成してなる、 ことを特徴とするロール受け具。 |
| 前記ビーズ法発泡ポリオレフィンのJIS A 9511に従って測定した5%歪時の静的圧縮強度が、0.0196MPa以上0.245MPa以下である請求項1に記載のロール受け具。 |
| 前記ビーズ法発泡ポリオレフィンがビーズ法発泡ポリプロピレンであって、その密度が15g/L以上60g/L以下である請求項1または2に記載のロール受け具。 |
| 前記矩形の板状部材として、辺長を200mm以上600mm以下、厚みを20mm以上100mm以下に設定したものを用い、パイプ形状の突出部として、外径を70mm以上190mm以下、突出長さを30mm以上300mm以下、厚みを20mm以上50mm以下に設定したものを用いたことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載のロール受け具。 |
| 前記巻物の端面の外周縁部と板状部材間の少なくとも一部に緩衝隙間を形成したことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載のロール受け具。 |
| 前記緩衝隙間として、前記矩形の板状部材とロール状の巻物の端面の間に介在物を挿入することによって形成した緩衝隙間と、前記矩形の板状部材の巻物側の面に凸部を一体的に突出形成することによって形成した緩衝隙間と、前記巻物の端面の外周縁部と対面する矩形の板状部材の少なくとも一辺近傍に削除部を設けることによって形成した緩衝隙間と、前記巻物の端面の外周縁部と対面する矩形の板状部材の少なくとも一辺近傍に貫通穴を設けることによって形成した緩衝隙間と、前記巻物の端面の外周縁部と対面する矩形の板状部材の少なくとも一辺近傍に凹陥部を設けることによって形成した緩衝隙間のうちの、1種または2種以上を備えさせたことを特徴とする請求項5に記載のロール受け具。 |
| 前記巻物の端面の外周縁部に対面する板状部材の少なくとも一部に、他の部分よりも変形し易い緩衝部を形成したことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のロール受け具。 |
| 前記巻物の端面の外周縁部に対面する板状部材の表面側とは反対側の裏面側に凹陥部を形成して、前記板状部材における前記凹陥部の表面側に前記緩衝部を形成したことを特徴とする請求項7に記載のロール受け具。 |
| 前記緩衝部におけるビーズ法発泡ポリオレフィンの密度を他の部分よりも低密度に設定した請求項7または8に記載のロール受け具。 |
本発明は、シートやフィルムなどを、巻 取りコアに巻回してなるロール状の巻物の 端中央に位置するコア端部を両側から懸架 持するロール受け具に関する。
シートやフィルムなどの長尺な帯状物は 嵩張るため、紙、樹脂、FRP、金属などから る管状のコアに巻回して、ロール状の巻物 して取り扱われることが多い。また、この うなロール状の巻物の輸送方法としては、 物が崩れることを恐れて横置きにして輸送 ることが多い。この横置きにする方法にも2 つの方法があって、巻物をパレット上に敷い た当て材上に載置して輸送する方法と、巻物 のコアの両端を、巻物の両サイドから懸架支 持して輸送する方法とがある。前者の方法は 、当て材に巻物の製品部分が直接接触するの で、輸送時の振動や揺動で、巻物の製品部分 が傷つきやすく、また巻物に微細な塵や埃が 付く恐れがあり、多段に積む場合には、巻物 の製品部分に上段から直接荷重が掛かる問題 もある。
後者の方法は、巻物を懸架支持する方法で
って、巻物の製品部分が宙吊りとなってお
、前者のように巻物が当て材に直接接触し
いので、上述の問題は防止できるが、巻物
懸架支持する一対のロール受け具に対して
トラックや貨車輸送時の対巻物耐荷重性能
耐震性能が要求される。一般的なロール受
具の構成は、巻物の直径より大きいサイズ
略正方形の板状部材と、その中央部に設け
円形ないしはU字形の支持孔、あるいはパイ
プ状の突出部とにより構成されている。現在
使われている巻物受け具の構成と特徴に関し
、もう少し説明を加えると、まず材質として
は、略正方形の板状部材には、木や合板など
の木質系や、鋳鉄やアルミなど金属系や、ABS
樹脂、PP、HIPSなどからなり、背面をリブ構造
にして軽量化した未発泡プラスチック系など
が一般的に採用されている。
次に、巻物の荷重を支える部分の構造とし
は、大略すると次の3種類の構造が知られて
いる。即ち、図9に示すロール受け具110のよ
に、略正方形の板状部材111の中央部に円形
いしはU字形の支持孔112を設け、これに巻物1
00の両端面から外方へ突出するコア101の両端
を載置する構造と、図10に示すロール受け
120のように、プラスチック製などの連結具12
1を、板状部材122に形成した上述の円形ない
はU字形の支持孔123に挿通させるとともに、
状部材122から内側へ突出する連結具121の端
を巻物100のコア101の両端部に挿入する構造
、図11に示すロール受け具130のように、鋳
や未発泡プラスチック系に多く見られるが
略正方形の板状部材131の中央部のパイプ状
突出部132を一体形成し、この突出部132を巻
100両端のコア101に挿入する構造の3種類が知
れている。
これらロール受け具に共通する素材上の 題は、宙吊りにして巻物の荷重を支えるた に、略正方形の板状部材および支持孔また パイプ状の突出部に、対巻物耐荷重や振動 対する耐震性などが要求され、一般に、硬 て強度のある材質が選択されており、その 果として、巻物受け具の重量が重くなって 業性が悪いことである。その他にも、木質 では湿気を吸い易いため黴びるとか、木の さくれなどが塵として付着するとか、森林 源の枯渇につながるとかの課題があり、金 系では重過ぎることと錆びて巻物を汚染す とかの課題があり、特許文献1に記載されて いる未発泡プラスチックによる受け具は、軽 量に構成するため略正方形の板状部材の背面 をリブ構造にしており、それでもまだ重く、 落下衝撃や輸送時の振動を受けて突出部の首 元にクラックが入り易く、再使用回数が減る などの課題や、背面のリブ構造は微細な塵や 埃が溜まりやすく、洗浄も難しいなどの課題 がある。
上述した、各種の素材の持つ欠点を補う素
として、ビーズ法発泡ポリオレフィンの高
度品の提案(特許文献2)がある。それによる
、密度が60~300g/Lの発泡ポリプロピレン製の
け具は、「軽量で丈夫であり、吸水性が低
、腐朽の心配がなく、汚れの洗浄もし易く
強度に異方性がなく、緩衝性能に優れ、射
成形と比較して設備投資金額も少なく受け
の持つ要求性能を総合的にかつ十分に満た
。」と記載されている。
この巻物受け具の構成は、略正方形の板状部
材に比較的高密度のビーズ法発泡ポリオレィ
ンを採用し、その中央部に円形ないしはU字
の支持孔を形成して、巻物の両端面から外
へ突出するコアの端部を直接この支持孔に
架支持させるか、巻物の両端面にコアの端
が突出していない場合には、パイプ状の連
具を支持孔に挿通させて、その端部を巻物
コアの端部に内嵌させ、連結具を介して巻
を懸架支持するように構成されている。た
し、板状部材にパイプ状などの突出部を一
的に形成したロール受け具は開示されてい
い。
一方、ロール状感光材料の両側に配置され
ロール状感光材料を懸架支持するロール受
具として、発泡ポリスチレンからなる矩形
板状部材に、ロール状感光材料の巻芯の端
に内嵌する突出部を一体的に形成し、ロー
状感光材料の両側にロール受け具を配置し
、突出部をロール状感光材料の巻芯の端部
内嵌させて、1対のロール受け具でロール状
感光材料を懸架支持するとともに、突出部で
巻芯の両端部を閉塞することで、外気中の水
蒸気が巻芯の中空部を通って感光材料に接触
することを防止して、水蒸気による感光材料
の劣化を防止できるように構成したものも提
案されている(例えば特許文献3参照。)。また
、ロール状感光材料の両側に配置されてロー
ル状感光材料を懸架支持するロール受け具と
して、ロール状感光材料の巻芯の内径とほぼ
同じ外径の筒部、及び該筒部の一方の端部か
ら同心円状に延長した形で形成された円板部
とからなる合成樹脂製遮光フランジの筒部と
、矩形の基板の中央部に、該遮光フランジの
筒部の内径とほぼ同じ外径の円柱凸部が一体
的に形成され、そして矩形の基板の四辺全て
に、該円柱凸部と同一方向に延長した形で壁
部が一体的に形成されたポリプロピレン発泡
合成樹脂製緩衝材の円柱凸部とを組み合わせ
てなるロール受け具も提案されている(例え
、特許文献4参照。)。
広く使用されているロール受け具の素材 関し、金属系は当然ながら、木質系でも、 面リブ構造の未発泡プラスチックでも作業 が手作業する限り、まだ重い。
また、重い巻物を懸架支持するために、 述したいずれの素材も硬くて柔軟性のない 材であり、ロール受け具に巻物を搭載した 態で落下させた場合、巻物に損傷が発生す 。即ち、現状の受け具には、落下時に発生 る大きな衝撃エネルギーを吸収して巻物の 傷を防ぐ考えは全くないに等しい。
また、背面リブ構造の未発泡プラスチッ からなる突出部の付いた受け具は、落下時 もちろん、トラック輸送時などの振動で、 出部の首元にクラックが入り割れ易く、巻 商品にダメージが発生する原因となり、リ イクル回数が少なくなるなどの課題がある
更に、特許文献3、4のロール受け具は、 泡合成樹脂で構成されているので、軽量に 成できるが、ロール状感光材料を懸架支持 る専用の受け具であり、突出部で巻芯の両 部を閉鎖して、外気中の水蒸気が巻芯の中 部を通って感光材料に接触することを防止 ることで、水蒸気による感光材料の劣化を 止するため、突出部をパイプ状に構成でき 、その分ロール受け具が重たくなるととも 、巻芯に棒体やアームを挿入して、巻物を り上げたり、吊り下げたりすることができ いという問題がある。
上記の課題を解決するため鋭意検討した 果、本発明者らは、ロール受け具全体が相 な緩衝性能を持っていなければこの課題は 決しないと考え、そのために、ロール受け の構成を、矩形の板状部材とその中央に一 的に設けられた突出部とし、これら全体の ール受け具の素材に、緩衝性のあるビーズ 発泡ポリオレフィンを採用する考えに至り 実際に巻物を懸架支持した状態で落下試験 て検証を行った結果、落下高さにおいて、 素材のロール受け具とは圧倒的に差がある とが判明した。本発明のロール受け具は、 形の板状体と柱状の突出部双方が落下時に 生する大きな衝撃エネルギーを吸収し、巻 に損傷を与えないことを見出し、本発明を 成するに至った。
即ち、本発明に係るロール受け具は、ロ ル状の巻物の両側に配置される矩形の板状 材と、該板状部材の略中央に設けられ、前 巻物のコアの両端部を受け止めて、巻物を 吊り状態に懸架支持するための突出部とを するロール受け具であって、前記突出部を イプ形状に形成し、前記矩形の板状部材と 記パイプ形状の突出部とをビーズ法発泡ポ オレフィンで一体的に形成したものである
好ましい実施態様としては、
(1)前記ビーズ法発泡ポリオレフィンのJIS A 9
511に従って測定した5%歪時の静的圧縮強度が
0.0196MPa以上0.245MPa以下である、
(2)前記ビーズ法発泡ポリオレフィンがビーズ
法発泡ポリプロピレンであって、その密度が
15g/L以上60g/L以下である、
(3)前記矩形の板状部材として、辺長を200mm以
600mm以下、厚みを20mm以上100mm以下に設定し
ものを用い、パイプ形状の突出部として、
径を70mm以上190mm以下、突出長さを30mm以上300m
m以下、厚みを20mm以上50mm以下に設定したもの
を用いたことを特徴とする、
(4)前記巻物の端面の外周縁部と板状部材間の
少なくとも一部に緩衝隙間を形成したことを
特徴とする、
(5)前記緩衝隙間として、前記矩形の板状部材
とロール状の巻物の端面の間に介在物を挿入
することによって形成した緩衝隙間と、前記
矩形の板状部材の巻物側の面に凸部を一体的
に突出形成することによって形成した緩衝隙
間と、前記巻物の端面の外周縁部と対面する
矩形の板状部材の少なくとも一辺近傍に削除
部を設けることによって形成した緩衝隙間と
、前記巻物の端面の外周縁部と対面する矩形
の板状部材の少なくとも一辺近傍に貫通穴を
設けることによって形成した緩衝隙間と、前
記巻物の端面の外周縁部と対面する矩形の板
状部材の少なくとも一辺近傍に凹陥部を設け
ることによって形成した緩衝隙間のうちの、
1種または2種以上を備えさせたことを特徴と
る、
(6)前記巻物の端面の外周縁部に対面する板状
部材の少なくとも一部に、他の部分よりも変
形し易い緩衝部を形成したことを特徴とする
、
(7)前記巻物の端面の外周縁部に対面する板状
部材の表面側とは反対側の裏面側に凹陥部を
形成して、前記板状部材における前記凹陥部
の表面側に前記緩衝部を形成したことを特徴
とする、
(8)前記緩衝部におけるビーズ法発泡ポリオレ
フィンの密度を他の部分よりも低密度に設定
した、
前記記載のロール受け具に関する。
本発明に係わるロール受け具によれば、 等の重さの巻物を支持可能な他の構成のロ ル受け具と比較して軽量に構成でき、作業 が良く、落下試験をしても巻物に巻回した ィルムなどの製品に損傷を与えない。また 背面リブ構造の未発泡プラスチックからな 突出部の付いた受け具は突出部の首元にク ックが入り割れ易かったが、本発明におい はビーズ法ポリオレフィンによって一体的 形成してなるためのロール受け具の突出部 割れにくい。従って、リサイクル回数が伸 る等利点がある。また、突出部をパイプ形 に形成しているので、対巻物耐荷重をさほ 低下させることなく、ロール受け具のさら る軽量化が図れることと、棒体またはアー を巻物に挿入して、巻物を吊り上げ、吊り げできる機能が備わる利点がある。
本発明は、図1~図8に示すロール受け具10 ように、ロール状の巻物1の両側に配置され 矩形の板状部材11と、該板状部材11の中央に 設けられ、巻物1のコア2の両端部を受け止め 、巻物1を宙吊り状態に懸架支持するための 突出部12とを有し、突出部12をパイプ形状に 成し、矩形の板状部材11とパイプ形状の突出 部12とをビーズ法発泡ポリオレフィンで一体 に形成してなることを特徴とするものであ 。
本発明のロール受け具10は矩形の板状部 11からなるが、ここで言う矩形とは、外形を 言うものであり、矩形の板状部材の少なくと も一辺近傍に削除部を設ける等して狭義には 矩形ではないものであっても、もとの形状、 即ち、外形が矩形であることを言う。板状部 材の少なくとも一辺近傍に削除部を設ける等 の態様については後述する。
また本発明では、突出部12をパイプ形状 することで、円柱状の突出部を設ける場合 比較して、対巻物耐荷重をさほど低下させ ことなく、ロール受け具10のさらなる軽量化 が図れることと、棒体またはアームを挿入し て、巻物1をロール受け具10とともに吊り上げ 、吊り下げできる機能が備わる利点がある。
ロール状の巻物1の両側において、そのコ ア2の両端部を受け止めてロール状の巻物1を 吊り状態に懸架支持する方法において、本 明は、図1に示すような、略正方形の板状部 材11と中央部のパイプ状の突出部12とを一体 したものであり、この突出部12をコア2の両 部に挿入して懸架支持する方法を採用して る。
本発明におけるビーズ法発泡ポリオレフ ンとは、予め発泡して直径が数mm程度のポ オレフィン予備発泡粒子(発泡ビーズ)を作製 し、これを予定した形状の発泡体と相殺する 形状を有した金型内に充填し、蒸気で加熱し 、2次発泡させて粒子間の空隙を埋め、粒子 相互に融着させた後、冷却して金型から取 出す方法で得られた、所望の形状をしたオ フィン発泡体のことである。この成形方法 ビーズ法型内成形と称するが、最大の特徴 、押出発泡やバルク発泡で得られる板状体 塊体と違って、様々な所望する形状を持っ 発泡体が、金型設計に基づき金型内で発泡 形することで得られること、すなわち賦形 があることである。この特徴は、本発明の ール受け具10の突出部12を含めてロスなく発 成形できる点で有利となる。
本発明のポリオレフィンとは、エチレン プロピレン、ペンテン、へプテン、オクテ などの炭素数2~8のαオレフィンモノマーや ルボルネン系などの環状オレフィンモノマ を単独または2種以上を重合した樹脂、或い これを主成分として含有する樹脂のことで る。複合ポリマーであるスチレン改質ポリ レフィンも本発明の範疇に入り、オレフィ 含量が30重量%以上であるものが好ましく、 に好ましくは50重量%以上である。中でも、 ーズ法発泡ポリオレフィンとして、プロピ ンが50重量%以上からなる発泡ポリプロピレ であることが、汎用的で、耐久性のあるた 好ましい。
また、本発明では、ロール受け具10の素 としてビーズ法発泡ポリオレフィンを採用 るが、緩衝性能を有していることが好まし 、JIS A 9511に従って測定した5%歪時静的圧縮 強度が0.0196~0.245MPaであることが好ましく、更 に好ましくは、0.0784~0.196MPaである。当該範囲 であれば、衝撃時に巻物1を保護することが 来、且つ、ロール受け具10自体の耐久性も高 くなる傾向にある。
また、ビーズ法発泡ポリオレフィンとし 発泡ポリプロピレンを用いる場合、その密 は15g/L以上60g/L以下であることが好ましい。 15g/L未満では、対巻物耐荷重が低い傾向にあ 、60g/Lを超えては、硬くて緩衝性に劣る傾 にある。さらに好ましくは、25g/L以上45g/L以 である。
本発明に係わるロール受け具10は、シー やフィルムなどの長尺な帯状物を、紙、樹 、FRP、金属など管状のコア2に巻回してなる ール状の巻物1において、そのコア2の両端 を受け止めてロール状の巻物1を宙吊り状態 懸架支持するものであるが、巻物1の荷重は 概ね10kg以上200kg以下を対象にしており、10kg 満なら本発明のように巻物1を宙吊りにする でもなく、全体を緩衝包材で包む方法で対 できるし、逆に200kgを超えては、2人で持て 重量を超えており、機械操作により取り扱 れ、落としてなおかつ品質を維持すること 要求されていない。
本発明の矩形の板状部材11のサイズは、 物荷重に従って変わるが、辺長が200mm以上600 mm以下であることが好ましく、厚みも20mm以上 100mm以下であることが好ましい。
板状部材11の中央に、ロール状の巻物1の 端部のコア2を受け止めて、巻物1を宙吊り 態に懸架支持するために設けられた突出部12 の形状とサイズについては、巻物1のコア2の 径より小さいことが好ましく、具体的には 発明のロール受け具10の突出部12の外径が70m m以上190mm以下であることが好ましい。
また、突出長さが30mm以上300mm以下である とが好ましい。30mm未満では、対巻物耐圧強 度不足の傾向があり、300mmを超えては重量の に強度の向上が期待出来ない傾向にある。
更に、突出部12の外径と内径の差の半分で
るパイプ厚みが、20mm以上50mm以下であること
が好ましい。20mm未満では対巻物耐圧強度不
の傾向があり、50mmを超えては、下記のパイ
の断面2次モーメントIから計算すると、重
の割に強度の向上が期待できない傾向があ
。
I(パイプの断面2次モーメント)=π(外径 4
-内径 4
)/64
本発明者らは、本発明のロール受け具10が
素材比べて圧倒的に緩衝効果を持つことを
下試験や振動試験で確認してきたが、ロー
受け具10の落下試験において最も厳しい試験
は、ロール受け具10の底面の外側角を地面GL
当てる図2(b)の短稜落下試験であることを見
した。そして、落下した際に最も傷つき易
部位はロール状の巻物1の端面3の外周縁部4
あり、落下時の激しい衝撃力で矩形の板状
材11とロール状の巻物1の端面3の外周縁部4
が強く接触することでシワ5が入ることを突
止めた。
そこで、巻物1の端面3の外周縁部4と板状 材11の少なくとも一部が接触していない構 とする、或いは、板状部材11において巻物1 端面3の外周縁部4と接触する部分の厚みを薄 くしたり、他の部分よりも軟質に構成したり することで、落下時に矩形の板状部材11とロ ル状の巻物1の端面3の外周縁部4とが強く接 せず、大幅に短稜落下高さを向上すること 可能となった。
巻物1の端面3の外周縁部4と板状部材11の なくとも一部が接触していない構成の好ま い態様としては、(1)矩形の板状部材11とロー ル状の巻物1の端面3の間に、巻物1の外径より 小さい介在物を挿入させる、より好ましくは 矩形の板状部材11の巻物1側の面に、前記介在 物に代わる凸部を同一素材で一体的に突出形 成する、(2)巻物1の端面3の外周縁部4と対面す る矩形の板状部材11の少なくとも一辺近傍を 除する、(3)少なくとも一辺近傍に貫通穴お び/または凹陥部を設ける、等の態様が挙げ られる。これらの態様を2以上組み合わせて 良い。
(1)の矩形の板状部材11とロール状の巻物1 端面3に、外周縁部4を避けて、巻物1の外径 り小さい介在物を挿入させた態様の具体例 しては、図3のように巻物1のコア2を巻物1の 両端からはみ出させ、ロール受け具10に搭載 た状態において、ロール状の巻物1の端面3 外周縁部4をロール受け具10に接触させない 様や、図4のように巻物1の端面3と矩形の板 部材11の間に同心円状の中間パッド13を挟み み、ロール状の巻物1の端面3の外周縁部4を 形の板状部材11に直接接触させない態様、 ール受け具10の突出部12にストッパーを設け コア2の挿入を途中で止める態様などが挙げ られる。
更に好ましい態様としては、図5に示すロ ール受け具10Aのように、矩形の板状部材11上 ロール状の巻物1の端面3の外周縁部4を除く 域に矩形の板状部と同一素材で凸部14を型 発泡成形にて一体的に設ける態様を採れば 落下時に矩形の板状部材11とロール状の巻物 1の端面3の外周縁部4との接触を避けることが でき、結果として落下時の巻物1の損傷を防 することができる。この凸部14の高さや形状 は、必要とする落下高さ、ロール状の巻物1 外径、ビーズ法発泡ポリオレフィンの密度 どで変わってくるが、図5はその形状の概略 示した一例である。
(2)のロール状の巻物1の端面3の外周縁部4 対面する矩形の板状部材11の少なくとも一 近傍を削除する、あるいは(3)の少なくとも 辺近傍に貫通穴および/または凹陥部を設け 方法によっても、短稜落下時に矩形の板状 材11とロール状の巻物1の端面3の外周縁部4 の接触を避けることができ、結果として短 落下時の巻物1の損傷を防止することができ ことが分かっている。図6、図7はその形状 具体的な例を示している。
図6に示すロール受け具10Bは、矩形の板状 部材11の四辺近傍に削除部15を設けて、四短 いずれの落下試験においてもロール状の巻 1の端面3の外周縁部4が矩形の板状部材11と接 触しないようにしたものであるが、本発明は 一辺近傍のみに削除部15を設けてもよく、そ 形状についても多様に考えられる。また、 7に示すロール受け具10Cは、矩形の板状部材 11の四辺近傍に貫通穴16を設けた一例である 、貫通穴16を板状部材11の表面に凹陥部を設 る構成としても良い。
板状部材11において巻物1の端面3の外周縁 部4と接触する部分の厚みを薄くする構成と ては、巻物1の端面3の外周縁部4と接触する 形の板状部材11の裏面に凹陥部を設ける構成 や、前記巻物1の端面3の外周縁部4と接触する 矩形の板状部材11の表面に凹陥部を設ける構 が挙げられる。例えば、図7における貫通穴 16の形成位置において板状部材11の表面およ /または裏面に凹陥部を設ける構成とするこ で、板状部材11の巻物1の端面3の外周縁部4 接触する部分の厚みを薄くすることが出来 ため、落下時の強い接触が避けられ、本発 の目的は達せられる。また、板状部材11の成 形時に、金型の成形空間内を櫛歯や可動シャ ッターで、貫通穴16に対応する領域とそれ以 の領域とに区画し、貫通穴16に対応する領 とそれ以外の領域とに異なる物性の予備発 ビーズを充填して、貫通穴16に対応する部分 を他の部分よりも軟質に構成することで、落 下時の強い接触を回避するように構成するこ ともできる。例えば、貫通穴16に対応する領 に他の領域よりも低密度の予備発泡ビーズ 充填することができる。
さらに、前記構成を2つの簡便な方法を組 み合わせてもよく、具体的には(1)矩形の板状 部材11とロール状の巻物1の端面3との間に、 形の板状部材11上に同一素材で凸部14を設け 、(2)巻物1の端面3の外周縁部4と対面する矩 の板状部材11の少なくとも一辺近傍に削除 15を設ける、(3)巻物1の端面3の外周縁部4と対 面する矩形の板状部材11の少なくとも一辺近 に貫通穴16を設ける、(4)巻物1の端面3の外周 縁部4と接触する矩形の板状部材11の表面およ び/または裏面に凹陥部を設ける、の(1)~(4)の 成のうち2以上の構成を併せ持つことで、さ らに短稜落下試験高さが向上する傾向にある 。図8に示すロール受け具10Dは、凸部14と削除 部15を併せ持たせた一例である。
本発明の緩衝性のあるロール受け具10を 施例で検証するために、採用した素材は、 用的であり柔軟性と耐久性を兼備した、エ レン分3.2wt%含有のエチレン-プロピレンラン ムコポリマーによる発泡体(ポリプロピレン 発泡体)であり、その密度を変えてビーズ法 内発泡成形により製作した。
本発明のロール受け具10に搭載したロー 状の巻物は、紙管のコアに巻回したポリイ ドフィルムである。国内、輸出とも最終の 包形態としては、ダンボール箱に詰められ パレット上に載置されて流通されている商 である。
(実施例1と比較例1、2)
まず、実施例1と比較例1、2とに共通して使
したロール状の巻物は、内径151mmの紙管の
アに巻回したポリイミドフィルムで、巻径28
0mm、ロール幅514mm、巻物荷重30kgのものであっ
た。
次に、本発明の緩衝性のあるロール受け は、素材にエチレン分3.2wt%含有のエチレン- プロピレンランダムコポリマーによる発泡体 を採用し、その密度に20g/L、30g/L、60g/Lの3種 選び、比較例2として82g/Lのものを選定した サイズはいずれも、図1の形状であって、345m m角、30mm厚の矩形の板状部材11と、その中心 に外径が150mm、内径が90mm(肉厚30mm)、突出長 が80mmのパイプ形状の突出部12とを持ち、ビ ズ法型内発泡成形により金型にて製作され ものである。
比較例1に用いたロール受け具は、素材が 未発泡のポリプロピレンであり、射出成形に より得られたものである。サイズは、図11の 状であり、ロール受け具130の背面が軽量化 ためにリブ構造133となっており、矩形の板 部材の外寸は実施例と同じく、345mm角、30mm で、突出したパイプの外径と突出長さは実 例と同じく、直径150mm、80mmであったが、肉 は2mmであった。
まず、ロール受け具自身の重さは、比較 1に対し、本発明の実施例1のロール受け具 、概ね1/2~1/5と軽くなっている。
実施例1と比較例1、2とも、フィルムロー をロール受け具に搭載し、所定のダンボー 箱に詰めた状態で、JIS Z0232による振動試験 (方法B-2)とJIS Z 0202による落下試験を行った 振動試験では、予め各水準における縦振動 水平振動の共振振動数を測定し、その共振 動数で各10分の振動(トラック輸送4000kmに相 )を加えたが、比較例および実施例のいずれ の水準においてもフィルムの損傷は発生しな かった。
一方、落下試験では、比較例1の未発泡プ ラスチック製のおよび比較例2の比較的高密 のビーズ法発泡ポリオレフィン製のロール け具は緩衝効果がなかったのに対し、本発 の緩衝性のあるロール受け具は、比較的低 度のビーズ法発泡ポリオレフィンの緩衝性 とロール受け具の形状効果が起因し、落下 てもロール状フィルムに損傷を与えない程 効果を示した。また、落下試験後のロール け具の損傷も、比較例1の未発泡プラスチッ 製のロール受け具は白化したり、割れたり たが、実施例1のロール受け具はいずれも損 傷がなく、再使用可能な状態であった。以上 の結果を表1にまとめた。
実施例2で使用したロール状の巻物は、実施
例1と比較例1で使用したものと同一であり、
ール受け具の素材も実施例1と同一であるが
、このロール状の巻物に対する緩衝性と対巻
物荷重とから、密度を30g/Lとした。
実施例1と違うのは、図5のように、実施 1のロール受け具の巻物側のパイプ状の突出 12を除く板面上に、高さが15mmで、外径が265m mの凸部14を、型内発泡成形にて一体的に設け たことである。これによって、巻物1の端面3 外周縁部(外径280mm)9は矩形の板状部材11とは 接触しない構造となっている。
落下試験の結果を、実施例1と比較して表 2に示すが、短稜落下試験60cmで、実施例1の評 価:×=大シワ3~4本が、実施例2では、△=小ジワ あり、となりやや向上していることが分かる 。
(実施例3)
実施例3で使用したロール状の巻物は、実施
例1と比較例1で使用したものと同一であり、
ール受け具の素材も実施例同一であるが、
のロール状の巻物に対する緩衝性と対巻物
重とから、密度を30g/Lとした。
実施例1と違うのは、図6のように、実施 1のロール受け具10の矩形の板状部材11の四辺 近傍を短辺128mm、長辺134mm、高さ42.5mmの台形 状の削除部15を設けた点にある。これによっ て、巻物1の端面3の外周縁部(外径280mm)9は矩 の板状部材11とは接触しない構造となってい る。
落下試験の結果を、実施例1と比較して表 2に示すが、短稜落下試験60cmをクリヤーし、 施例1の評価:×=大シワ3~4本が、実施例3では ○=損傷なし、となり落下高さで20cm向上し 結果となっている。
(実施例4)
実施例4で使用したロール状の巻物は、実施
例1と比較例1で使用したものと同一であり、
ール受け具の素材も実施例1と同一であるが
、このロール状の巻物に対する緩衝性と対巻
物荷重とから、密度を30g/Lとした。
実施例1と違うのは、図8のように、実施 1のロール受け具10の巻物1側のパイプ状の突 部12を除く板面上に、高さが15mmで、外径が2 30mmの凸部14を、型内発泡成形にて一体的に設 け、さらに矩形の板状部材11の四辺近傍を図 ように略台形形状の削除部15を設けた点に る。これによって、巻物1の端面3の外周縁部 (外径280mmφ)9は矩形の板状部とはますます接 しない構造となっている。
落下試験の結果を、実施例1と比較して表 2に示すが、短稜落下試験90cmをクリヤーし、 施例1の評価:×=大シワ3~4本が、実施例3では ○=損傷なし、となり落下高さで50cm向上と 幅に向上した結果となっている。
1 ロール状の巻物
2 コア
3 ロール状の巻物の端面
4 ロール状の巻物の端面の外周縁部
5 シワ
10 ロール受け具
11 矩形の板状部材
12 突出部
13 同心円状の中間パッド
14 凸部
15 台形形状の削除部
16 貫通穴
