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Title:
ROLL TYPE PLANAR HEAT-GENERATING HEATER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/147703
Kind Code:
A1
Abstract:
A roll type planar heat-generating heater capable of drying laundry articles such as clothes while suspended indoors. The roll type planar heat-generating heater is characterized by having a base frame section which is provided along and over a rotary shaft while pivotally supporting the rotary shaft, a planar heat-generating sheet onto which a nanocarbon conductive paint is applied to generate heat at 45˚C to 60˚C, a rotation means for rolling and vertically outputting the planar heat-generating sheet by the rotation of the rotary shaft, locking means for locking the base frame section to a supporting member, and a holding member which is provided integrally with or detachably from the base frame section to lock the laundry articles while confronting the spread planar heat-generating sheet.

Inventors:
MITSUI SHIGEYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/001695
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
June 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
APPREX KK (JP)
MITSUI SHIGEYUKI (JP)
International Classes:
H05B3/34; D06F58/00; D06F59/00; F26B9/00; H05B3/14; H05B3/20
Foreign References:
JP2002018199A2002-01-22
JPH0364884A1991-03-20
JPH09112940A1997-05-02
JP2000186826A2000-07-04
JP2007224207A2007-09-06
JP2002075602A2002-03-15
Attorney, Agent or Firm:
NISHI, Yoshihisa (JP)
Yoshihisa Nishi (JP)
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Claims:
 略水平に延びる回転軸を軸支すると共に、該回転軸に沿ってその上方離間位置に設けられた基枠部と、
 前記回転軸に上端を連結したシートにナノカーボン導電塗料が塗布された可撓性を有する面状発熱シートと、
 該面状発熱シートを前記回転軸の回転によってロール状に巻取りおよび垂直に繰出すための回転手段と、
 前記基枠部に設けられて、基枠部を支持部材に掛止める掛止手段と、
 前記基枠部に一体にまたは着脱可能に設けられて、展開した前記面状発熱シートと対峙して洗濯物を所定離間位置で掛止めうる保持部材と、
 前記面状発熱シートの温度を検出する温度センサーと、
 前記面状発熱シートが所定の温度以上に発熱しないように温度を制御する温度制御手段とを備えてなることを特徴とするロール式面状発熱ヒーター。
 面状発熱シートが、ナノカーボン導電塗料を塗布して45℃から60℃の温度で発熱すると共に遠赤外線を発することを特徴とする請求項1に記載のロール式面状発熱ヒーター。
 保持手段が基枠部に固着された枠体からなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のロール式面状発熱ヒーター。
 基枠部が左右両側に立設した一対の側壁部を有しており、
 該側壁部に保持手段が着脱可能に連結しうることを特徴とする請求項1または2に記載のロール式面状発熱ヒーター。
 掛止手段が、洗濯物を面状発熱シートに対して、接近乃至離間方向に位置調整可能に掛止める位置調整手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のロール式面状発熱ヒーター。
Description:
ロール式面状発熱ヒーター

 この発明は、室内に吊り下げて衣類など 洗濯物を乾燥させる洗濯物干しを主たる用 としたロール式面状発熱ヒーターに関する

 一般に、室内の暖房や室内の洗濯物の乾燥 は各種ヒータが用いられており、空気を暖 て乾燥させるためエネルギー効率が悪い。
 ストーブを用いる場合は、ストーブ自体が 温になるためその直接に接触しないように るため、防止手段を設けたり、設置場所に 意を払うなどの必要があった。
 また、ファンヒータやパネルヒータを用い 場合は、不使用時であっても設置のために きなスペースが必要となり、居住性が悪く る。
 そこで、例えば実開平1-163715号には、耐熱 のあるカーテン地に、鉄箔を所望形状のパ ーンにエッチング加工した発熱体をアラミ 樹脂等からなる上下シートで埋設した発熱 ートを貼り付けたカーテン状ヒータが開示 れている。
 しかし、上記構成では、発熱体は面状とは るものの、鉄箔を使用するので高温となら いように設定する必要がある。
 また、カーテン状ヒータはカーテンに代え 使用するため、衣類などの洗濯物を乾かす 合に、それらを保持する手段が無く、別に ンガースタンドや洗濯ロープなどを用いる 要があった。

実開平1-163715号公報

 解決しようとする問題点は、室内の暖房 洗濯物の乾燥に用いることができると共に 高熱にならず遠赤外線を発するロール式面 発熱ヒーターであって、洗濯物を乾かす際 はこれらを最適位置に保持しうる保持手段 設けた構造を提供することにある。

 本発明は、略水平に延びる回転軸を軸支 ると共に、該回転軸に沿ってその上方離間 置に設けられた基枠部と、前記回転軸に上 を連結したシートにナノカーボン導電塗料 塗布された可撓性を有する面状発熱シート 、該面状発熱シートを前記回転軸の回転に ってロール状に巻取りおよび垂直に繰出す めの回転手段と、前記基枠部に設けられて 基枠部を支持部材に掛止める掛止手段と、 記基枠部に一体にまたは着脱可能に設けら て、展開した前記面状発熱シートと対峙し 洗濯物を所定離間位置で掛止めうる保持部 と、前記面状発熱シートの温度を検出する 度センサーと、前記面状発熱シートが所定 温度以上に発熱しないように温度を制御す 温度制御手段とを備えてなることを主要な 徴とする。

 本発明のロール式面状発熱ヒーターは、可 性を有する面状発熱ヒーターを用い、不使 時にはロール状に巻き取ることができるの 、場所をとらずに簡単に設置でき、またコ パクトに収納することができる。
 また、洗濯物などを乾燥させる場合には、 持手段を用いて掛止めることで、騒音や振 など一切無く、簡単に且つ安全で最適な位 で乾燥を行うことができる。
 更に、面状発熱ヒータとしてシートにナノ ーボン導電塗料が塗布されているので、輻 光線発熱から大量に遠赤外線を発生させる とができ水分子を切断することができ、全 が45℃から60℃程度の低温であって乾燥する ことができ、省エネルギーを測ることができ ると共に、衣類などの洗濯物にダメージやし わを発生させることもなく、天日の下と遜色 ない乾燥ができる。
 定格電力200W、消費電力350Wで、洗濯物の脱 時間により異なるが、平均乾燥時間約6時間 乾燥させることができる。
 上記のように、室内の空気を急激に暖める とがないので、夏場の時期でも快適な室内 境を維持することができる。
 また、洗濯物の乾燥だけでなく、脱衣場や イレなどの室内の暖房としても兼用するこ ができる。

面状発熱シートを繰り出して展開した 態のロール式面状発熱ヒーターの正面図で る。 面状発熱シートをロール状に巻き取っ 状態のロール式面状発熱ヒーターの正面図 ある。 (a)は基枠部の断面を示す要部断面図、( b)は保持部材が長さ調整可能な構造の場合の 分断面図である。 保持部材の異なる実施例を示す要部断 図である。 更に別の保持部材の実施例を示す要部 面図である。 ほかの保持部材の実施例を示す要部断 図である。

符号の説明

 1  ロール式面状発熱ヒーター
 2  回転軸
 2a ウォーム
 3  基枠部
 3a、3b 軸受部
 4  面状発熱シート
 5  回転手段
 5a ウォームホイール
 6  掛止手段
 7  保持部材
 8  温度センサー
 9  温度制御手段
10  下部枠
11  通電スイッチ
12  電源ケーブルの接続部
31、32 側板部
31a、32a 内向き突部
51  円板
52  摘み部

 以下に、この発明のロール式面状発熱ヒ ターの好適な実施例を図面を参照しながら 明する。

[ロール式面状発熱ヒーター]
 ロール式面状発熱ヒーター1は、図1および 2に示すように、回転軸2を軸支する基枠部3 、前記回転軸2に連結した面状発熱シート4と 、該面状発熱シート4を回転軸2に巻取りまた 繰出すための回転手段5と、前記基枠部3を 内の支持部材に掛止める掛止手段6および洗 物を掛止める保持部材7と、前記面状発熱シ ートの温度を検出する温度センサー8と、温 制御手段9とを備えている。

[基枠部]
 基枠部3は、略水平に延びる回転軸2をその 右両端で軸支する一対の軸受部3a、3bと、前 回転軸2に沿ってその上方離間位置に延びる 基枠部本体3cとからなっている。
 該基枠部本体3cは、図示例の場合、正面側 裏面側とで平行に対峙する一対の横長で起 した側板部31、32と、該側板部31,32間の下部 連結する底板部33とからなっている(図3参照) 。

 前記側板部31、32はその上端が内側に略直角 に折り返された内向き突部31a、32aが形成され ている。
 上記基枠部3の構造は、上記実施例に限らず 、また回転軸2の上部を略断面半円状に覆う バー(図示せず)を設けてもよい。

[面状発熱シート]
 面状発熱シート4は、可撓性を有するシート であって、上端を前記回転軸2に連結してお 、回転軸2の回転によって巻取り乃至繰出し 能となっている。
 本実施例では、綿布の両側に極細の導電線 織り込んだ特殊布に、ナノカーボン導電塗 塗料を塗布含浸させている。

 上記塗布面にはポリエチレンフイルムをラ ネートして絶縁し、保護することが好まし 。
 さらに熱効率を有効利用するためにはアル 蒸着シートを裏打ちしてもよい。
 あるいは別体のアルミ蒸着シート(図示せず )をセットするものでもよい。

 このように構成された面状発熱シート4は、 45℃から60℃の温度で発熱し、それ以上の高 とならないので安全性が高く、また大量の 赤外線(波長6~12ミクロン)を発生させること できる。
 この発明では、ナノカーボン導電塗料塗料 用いたものであってればよく、上記構成に に限定されるものではない。

[回転手段]
 回転手段5は、回転軸2を回転させる装置で って、本実施例では一例としてウォームギ を用いている。
 回転軸2の先端にウォーム2aを形成しておき 該ウォーム2aと噛合するようにウォームホ ール5aを設け、該ウォームホイール5aの回転 が前記一方の軸受部3aに設けられた円板51の 中心に固定されている。

 該円板51の偏心位置には操作用の摘み部52が 外向きに突設されている。
 そこで、摘み部52を正逆回転することで円 51を介してウォームホイール5aを回転し、こ 回転によりウォーム2aを介して回転軸2を正 に回転することができる。
 これにより、前記面状発熱シート4を回転軸 2にロール状に巻き付けたり(図2参照)、繰り して下向きに展開(図1参照)させることがで る。

 上記実施例ではウォームギヤを用いたが この発明では、回転軸2にスプロケットを設 けチェーン2を噛合させてスプロケットを介 て回転軸2を正逆方向に回転させる構成、あ いはロールカーテンに見られるように回転 を巻取り回転方向に付勢する付勢機構と、 開位置で回転軸の回転を固定するロック機 を備えて、自動的に巻き取りしうる構成な 、公知の構造を用いることができる。

[掛止手段]
 掛止手段6は、ロール式面状発熱ヒーター1 室内に掛止めるための構造である。
 図示例では、掛止手段6の一例として前記内 向き突部31a、32aを上下で挟む一対の連結板61 62と、該連結板61、62に穿設されて上下に連 可能なネジ穴61a、62aと、該ネジ穴61a、62aと 合するネジを下端に有した掛止フック63と らなっている(図3参照)。
 図示例の場合、 基枠部3の左右両側寄りに れぞれ一対の掛止手段6を設けており、室内 の支持部材となる例えばヒートンフックや釘 、ポールや紐その他の室内に固定された部材 に前記掛止フック63を着脱可能に掛止めるこ ができる。

[保持部材]
 保持部材7は、前記基枠部3に一体に固定さ 、または基枠部3に着脱可能に設けられて、 濯物を前記面状発熱シート4と対峙すると共 に所定の距離だけ離間した位置で保持するも のである。
 図1~図3に示した保持部材7はコ字状のフレー ムからなっており、左右両端の横枠が前記基 枠部3の側板部31、32に固定され、横枠間の横 枠が掛止部70となっている。

 ここで保持部材7は、前記ハンガーHや洗濯 みの取付位置を、前記面状発熱シート4と所 距離だけ離間するように設定されている。
 図示例では、コ字状のフレームの先端で横 するパイプにハンガーや洗濯挟みなどを取 可能としておくことで、これに掛けた洗濯 が面状発熱シート4と対峙すると共に、所定 の間隔を維持しうるようになっている(図3(a) 照)。

この保持部材7は、長さ位置調整可能な構造 することで、洗濯物と面状発熱シート4との 離を洗濯物や室内温度などの条件に応じて 宜調整することができる。
 例えば、図3(b)に一例を示すと、保持部材7 、コ字状のフレームの横枠を基枠部3に固定 れた一対の固定横枠7bと、該固定横枠7bに嵌 合して伸縮方向に摺動する可動横枠7aとから 成し、可動横枠7aの先端間に水平に横架さ た横架枠7cとからなっており、該横架枠7cに ンガーHを掛止めることができる。
 これにより、可動横枠7aを伸縮方向に摺動 ることで面状発熱シート4との距離を調整す ことができる。

 図4に示すロール式面状発熱ヒーター1では 図中左に示す保持部材7は基枠部3の側板部31 、適宜間隔で多数の縦溝70を形成しておき 該縦溝70に杆材からなってハンガーHなどを 止めることができる保持部材7の基端を略L字 状に曲折した係止部71を挿入して掛止める構 となっている。
 また、図中右に示す他の例の保持部材7では 、その基端に断面が略鉤状の係止部72(7d)を形 成しておき、側板部32と内向き突部32aを覆う うに掛止める構成となっている。

 上記保持部材7は、位置調整手段の一例とし て二重管構造として先端側を伸縮可能とする ことで、洗濯物と面状発熱シート4との距離 調整することができる。
 また、保持部材7が一定長さの場合には、面 状発熱シート4に対して段階的に離間する方 に突部などの位置規制部7dを設けることで、 ハンガーHや洗濯物を掛止める際の保持位置 調整を段階的に行うことができる。

 図5に示す保持部材7では、基枠部3の側板部3 1に略蟻溝状のガイドレール70’が固定されて いる。
 そして保持部材7の基端には、前記ガイドレ ール70’内を摺動可能な摺動部73が形成され おり、ガイドレール70’に沿って任意の位置 に保持部材7を配置することができる。

 図6に示す保持部材7では、左右両側と下部 塞がった蟻溝状の受溝部70”が、基枠部3の 板部31に縦向きに多数固着されており、保持 部材7の基端には前記受溝部70”に上から挿入 可能な係止部74が一体に形成されている。
 このように保持部材7を用いることで、洗濯 物を展開した面状発熱シート4に対して所定 距離で対峙して吊り下げることができるの 、確実に乾かすことができる。

[温度センサー]
 温度センサー8は、前記面状発熱シート4の 度を検出するもので、温度制御手段9で60℃ 超えた場合に温度制御手段9により通電を止 る構成となっている。
 この場合、前記温度センサー8が面状発熱シ ート4が45℃未満になるか否か検出し、45℃未 になると温度制御手段9で通電を再開する構 成としてもよい。

 本実施例では、前記面状発熱シート4の下端 に錘りとなる下部枠10が固着されており、該 部枠10内に前記温度センサー8と接続された 度制御手段9を内蔵している。
 なお、符号11は通電スイッチ、12は電源ケー ブルの接続部である。
 この発明は、上記実施例に限定されるもの はなく、その他要するに、この発明の要旨 変更しない範囲で種々設計変更することが きる。