| JP62267004 | ROLLING MILL |
| JP2003112371 | METHOD FOR PRODUCING RESIN ROLL |
| JP2004050216 | ROLLING ROLL |
中山 勝巳 (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 株式会社IHI内 Tokyo, 13587, JP)
株式会社IHI (〒10 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 Tokyo, 13587, JP)
NAKAYAMA, Katsumi (1-1 Toyosu 3-chom, Koto-ku Tokyo 10, 13587, JP)
| 溶解された金属を所定の幅を備えるスラブに鋳造する鋳造装置と; 前記スラブを圧延することにより整形する一対の仕上圧延ロールと; 前記仕上圧延ロールをその軸に沿って移動可能な移動装置と;を備え、 前記仕上圧延ロールの周面の輪郭は: 端部の厚み変動の平均値と等しい端部の厚みを備える前記スラブに対する幅方向の圧下率が均等となるように、前記平均値に応じた形状を有する端部領域と、この端部領域に挟まれる中央領域とを有する第1の輪郭と; 一方の仕上圧延ロールと他方の仕上圧延ロールとを前記移動装置にて相反する方向に移動させる場合に仕上圧延ロールの端部同士の間隔が変位するように、端部領域が中央領域よりも前記軸方向に対して急な傾斜角度を有する第2の輪郭と; を重ね合わせた形状を有する 圧延機。 |
| 前記第1の輪郭は、前記仕上圧延ロールの前記軸に沿った長さ方向の中央位置を境として線対称の形状を有する請求項1記載の圧延機。 |
| 前記第2の輪郭は、前記仕上圧延ロールの前記軸に沿った長さ方向の中央位置に対して点対称の形状を有する請求項1記載の圧延機。 |
| 前記第1の輪郭の前記中央領域は、圧延時の前記仕上圧延ロールの撓み量に応じて湾曲する請求項1記載の圧延機。 |
| 前記第1の輪郭及び前記第2の輪郭は、全体が滑らかに連続している請求項1記載の圧延機。 |
| 前記鋳造装置が前記金属を連続的に鋳造し、前記仕上圧延ロールが前記スラブを連続的に整形する請求項1記載の圧延機。 |
本発明は、溶解された金属を鋳造すること
よってスラブとし、さらにこのスラブを整
する圧延機に関するものである。
本願は、2008年2月8日に、日本に出願された
願2008-029410号に基づき優先権を主張し、そ
内容をここに援用する。
従来から、鋳造装置に設置される鋳造ロ ルによって溶解された金属を板状のスラブ 鋳造し、このスラブをさらに仕上圧延ロー にて圧延することによって整形する圧延機 知られている。
このような圧延機においては、鋳造ロー の熱変形等に起因して、溶解された金属が 造ロールによって鋳造される際にスラブの 方向の端部に厚み変動が生じ、いわゆるエ ジドロップやエッジアップが発生する場合 ある。
例えば、このようなスラブのエッジドロ プやエッジアップを有するスラブを、周面 輪郭形状が直線の一対のロールにて圧延し 場合には、スラブの幅方向における中央部 作用する押圧力と端部に作用する押圧力と 差が生じ、スラブに対する幅方向の圧下率 不均等になる。この結果、中央部の伸び率 端部の伸び率に差が生じ、スラブの形状が 打つ等の形状不良が発生する。
このため、特許文献1には、両方の仕上圧延
ロールの周面の輪郭形状を、端部が中央部よ
りも軸方向に対して急な傾斜角度となるよう
に設定した圧延機が開示されている。
このような特許文献1に開示された圧延機に
よれば、移動装置により一方の仕上圧延ロー
ルと他方の仕上圧延ロールとを軸方向に沿っ
て相反する方向に移動させることにより、作
業ロールの端部同士の間隔を変位させること
ができる。したがって、鋳造ロールによって
鋳造されたスラブの幅方向の端部の厚み変動
を計測し、この計測結果に基づいて移動装置
により仕上圧延ロールを経時的に移動させる
ことによって、仕上圧延ロールによるスラブ
に対する幅方向の圧下率を常に均等にするこ
とが可能となる。
しかしながら、仕上圧延ロールを移動させ
移動装置は、通常油圧システムを備えてお
、油圧弁の動作不良等によって、特に圧延
の稼動開始時において初期不良が発生しや
い。
また、スラブの厚み変動に応じるためには
仕上圧延ロールを多数かつ精密に移動させ
必要がある。特に鋳造装置にて連続的に鋳
を行ういわゆる連続鋳造機にて鋳造を行っ
場合には、スラブに発生するエッジドロッ
が非常に大きくなり、仕上圧延ロールを多
かつ精密に移動させる必要がある。このよ
に、仕上圧延ロールを多数かつ精密に移動
せる場合には、仕上圧延ロール及び移動装
に大きな負担がかかると共に、仕上圧延ロ
ルの移動によってスラブの幅方向へのずれ
生じてスラブの形状不良を発生させる虞が
る。
さらに、仕上圧延ロールを精密に移動させ
必要があることから、移動装置の調整には
間がかかり、一度移動装置に動作不良が発
すると、長期間圧延機の稼動を停止する必
が生じる。
このように、特許文献1に示す圧延機では、
移動装置に起因するトラブルが多く、移動装
置に起因するトラブルが発生した場合には、
圧延機の稼動を長期間停止する必要が生じる
。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなさ たもので、仕上圧延ロールを移動する移動 置を備える圧延機において、移動装置に起 するトラブルを低減させることを目的とす 。
本発明の圧延機は、溶解された金属を所 の幅を備えるスラブに鋳造する鋳造装置と; 前記スラブを圧延することにより整形する一 対の仕上圧延ロールと;前記仕上圧延ロール その軸方向に沿って移動可能な移動装置と; 備え、前記仕上圧延ロールの周面の輪郭は: 端部の厚み変動の平均値と等しい端部の厚み を備える前記スラブに対する幅方向の圧下率 が均等となるように、前記平均値に応じた形 状を有する端部領域と、この端部領域に挟ま れる中央領域とを有する第1の輪郭と;一方の 上圧延ロールと他方の仕上圧延ロールとを 記移動装置にて相反する方向に移動させる 合に仕上圧延ロールの端部同士の間隔が変 するように、端部領域が中央領域よりも前 軸方向に対して急な傾斜角度を有する第2の 輪郭と;を重ね合わせた形状を有する。
本発明の圧延機によれば、仕上圧延ロー の輪郭が、端部の厚み変動の平均値と等し 端部の厚みを備えるスラブに対する幅方向 圧下率が均等となるように、この平均値に じた形状を有する端部領域及びこの端部領 に挟まれる中央領域を有する第1の輪郭と、 一方の仕上圧延ロールと他方の仕上圧延ロー ルとを移動装置にて相反する方向に移動させ る場合に仕上圧延ロールの端部同士の間隔が 変位するように、端部領域が中央領域よりも 軸方向に対して急な傾斜角度を有する第2の 郭とを重ね合わせた形状とされる。
また、本発明において、上記第1の輪郭は 、前記仕上圧延ロールの前記軸に沿った長さ 方向の中央位置を境として線対称の形状を有 することが望ましい。
また、本発明において、上記第2の輪郭は 、前記仕上圧延ロールの前記軸に沿った長さ 方向の中央位置に対して点対称の形状を有す ることが望ましい。
また、本発明において、上記第1の輪郭の 前記中央領域は、圧延時の前記仕上圧延ロー ルの撓み量に応じて湾曲することが望ましい 。
また、本発明において、上記第1の輪郭及 び上記第2の輪郭は、全体が滑らかに連続し いることが望ましい。
また、本発明において、上記鋳造装置が 記金属を連続的に鋳造し、上記仕上圧延ロ ルが上記スラブを連続的に整形することが ましい。
本発明の仕上圧延ロールは、周面が第1の輪
郭を有するロールを仕上圧延ロールとして用
いた場合に得られる作用と、周面が第2の輪
を有するロールを仕上圧延ロールとして用
た場合に得られる作用との両方の作用を有
る。すなわち、本発明の一対の仕上圧延ロ
ルは、移動装置によって移動されない場合
おいては、端部の厚み変動の平均値と等し
端部の厚みを備えるスラブに対して幅方向
圧下率が均等となるようにスラブを圧延す
。また、移動装置によって一方の仕上圧延
ールと他方の仕上圧延ロールとが相反する
向に移動された場合においては、仕上圧延
ールの端部同士の間隔を変位させることに
って端部の経時的な厚み変動に応じてスラ
を圧延する。
したがって、移動装置にて仕上圧延ロール
移動させることによってスラブの端部の経
的な厚み変動に応じた圧延を行うこともで
るが、移動装置にて仕上圧延ロールを移動
せない場合であっても、端部の厚み変動の
均値と等しい端部の厚みを備えるスラブに
して幅方向の圧下率が均等となるような圧
を行うことができる。実際のスラブ(端部の
厚みが経時的に変動するスラブ)における端
の厚み変動は平均値に対して大きくずれる
のではないため、移動装置にて仕上圧延ロ
ルを移動させない場合であっても実際のス
ブに対して品質の劣化が生じない程度の圧
を行うことができる。
この結果、本発明によれば、移動装置にト
ブルが生じた場合であっても、移動装置の
復を待たずに圧延機を稼動させることが可
となる。
また、実際の圧延機の稼動においては、予
設定される最終的なスラブの品質が、ある
度の端部の厚み変動を許容する場合もある
本発明によれば、このような場合には移動
置を停止状態で稼動することが可能となる
したがって、移動装置の使用頻度を低減さ
ることが可能となり、移動装置のトラブル
低減させることが可能となる。
この結果、本発明によれば、仕上圧延ロー
を移動する移動装置を備える圧延機におい
、移動装置に起因するトラブルを低減させ
ことが可能となる。
X1 溶湯
X2 スラブ
X3 薄板
S1 圧延機
1 鋳造装置
2 仕上圧延装置
21 作業ロール(仕上圧延ロール)
21a 下側作業ロール(仕上圧延ロール)
21b 上側作業ロール(仕上圧延ロール)
A 輪郭
A1 中央領域
A2,A3 端部領域
B 第1の輪郭
B1 中央領域
B2,B3 端部領域
C 第3の輪郭
C1 中央領域
C2,C3 端部領域
以下、図面を参照して、本発明に係る圧 機の一実施形態について説明する。なお、 下の図面において、各部材を認識可能な大 さとするために、各部材の縮尺を適宜変更 ている。特に、以下の図面(図2,図3,図5)にお いては、仕上圧延ロールを軸方向と直交する 方向の縮尺を極度に大きく示しており、これ によって仕上圧延ロールの周面の輪郭を強調 させているが、実際の仕上圧延ロールの周面 の輪郭の変化は、0.1mm程度であり、目視にお ては略直線である。
図1は、本実施形態の圧延機S1の概略構成 示す模式図である。この図に示すように本 施形態の圧延機S1は、鋳造装置1と、仕上圧 装置2と、案内装置3と、巻取装置4と、厚み ンサ5と、制御装置6とを備える。
鋳造装置1は、溶解した金属である溶湯X1 鋳造することによって一定幅のスラブX2と るものであり、タンディッシュ11と、鋳湯ノ ズル12と、鋳造ロール13と、サイド堰14とを備 えている。
タンディッシュ11は、外部から供給される
湯X1中の介在物を取り除く等のために、溶湯
X1を一時的に貯留するための受け皿であり、
留する溶湯X1を下部に向けて排出可能とさ
ている。
鋳湯ノズル12は、タンディッシュ11から排出
された溶湯X1を受けると共にこの溶湯X1を鋳
ロール13に案内して供給するものであり、タ
ンディッシュ11の下方であり、鋳造ロール13
上方に配置されている。
鋳造ロール13は、水平に配列された一対の
造ロール13aと鋳造ロール13bとによって構成
れている。鋳造ロール13は、鋳造ノズル12よ
上方から供給される溶湯X1を冷却しながら
造ロール13aと鋳造ロール13bとの間にて成型
ることによって、板状のスラブX2として下方
に排出する。
サイド堰14は、鋳造ロール13に供給された溶
湯X1が、鋳造ロール13の側部(軸方向の端部)か
ら漏れ出すことを防止するための板部材であ
り、鋳造ロール13の側面に対して摺動可能に
置されている。
なお、鋳造ロール13の周面とサイド堰14とに
よって囲われる空間が湯溜りとされており、
鋳湯ノズル12から鋳造ロール13に供給される
湯X1は、上記湯溜りに溜められた後に、鋳造
ロール13aと鋳造ロール13bに供給される。
仕上圧延装置2は、スラブX2を圧延して整形
ることによって薄板X3とするものであり、
ラブの流れ方向において鋳造装置1の下流側
配置されている。
この仕上圧延装置2は、作業ロール21(仕上圧
延ロール)と、移動装置22(図2参照)と、控ロー
ル23とを備えている。
作業ロール21は、上下方向に配列される下
作業ロール21aと、上側作業ロール21bとによ
て構成されている。作業ロール21は、スラブ
X2を下側作業ロール21aと上側作業ロール21bと
間にて圧延することによってスラブX2を薄
X3とし、この薄板X3を排出する。
また、移動装置22は、下側作業ロール21aを
方向に移動する移動装置22aと、上側作業ロ
ル21bを軸方向に移動する移動装置22bとによ
て構成されている。
また、控ロール23は、作業ロール21の撓みを
抑止するために作業ロール21と当接されるロ
ルであり、下側作業ロール21aに当接される
ロール23aと、上側作業ロール21bに当接され
控ロール23bとによって構成されている。
図2は、仕上圧延装置2の拡大図である。こ
図に示すように、本実施形態の圧延機S1にお
いては、仕上圧延装置2の作業ロール21の軸を
含む断面の外形形状(以下、“周面の輪郭A”
たは、単に“輪郭A”と述べる)は、特殊な
曲形状とされている。すなわち、作業ロー
21の周面は、特殊な湾曲形状を有する輪郭A(
3参照)が軸回りに回転されることによって
成される面からなる。
なお、以下、作業ロールの軸を含む断面の
形形状を、“周面の輪郭”または、単に“
郭”と述べる。言い換えると、本実施形態
おいて、作業ロールの周面の輪郭とは、作
ロールを軸と直交する方向から投影した場
の投影図において、周面の境界部分を示す
以下、本実施形態の圧延機S1が備える作業
ール21の周面の輪郭Aについて詳説する。図3
、下側作業ロール21aの周面の輪郭Aの基準位
置からの変位量を示すグラフである。なお、
本実施形態において基準位置とは、作業ロー
ルの周面が湾曲せずに平坦である場合の輪郭
の位置を示す。
図3に示すように、下側作業ロール21aの周面
の輪郭Aでは、スラブX2の板幅の範囲において
一方の端部領域A2(図3における右側の端部領
)が中央領域A1に向かうに連れて基準位置よ
軸に向けて漸次潜り込むと共に変曲点a1を境
に軸から離間する方向に膨れる湾曲形状を有
している。中央領域A1は、一方の端部領域A2
ら他方の端部領域A3(図3における左側の端部
域)に向けて軸から漸次離間する方向に膨れ
る形状を有している。他方の端部領域A3は、
央領域A1から離間する方向に向かうに連れ
中央領域A1の膨らみ量よりも大きく膨れる湾
曲形状を有している。
なお、スラブX2の板幅の範囲における輪郭A
中心a2は、図3に示すように、基準位置より
軸に向けて0.03mm程度潜り込んでいる。
このような作業ロール21の周面の輪郭Aは 図5に示す、後述する作業ロール100の軸を含 む断面の外形形状(以下、“第1の輪郭B”と述 べる)と、図7に示す、後述する作業ロール200 軸を含む断面の外形形状(以下、“第2の輪 C”と述べる)とを重ね合わせることによって 形成されている。第1の輪郭Bは、端部の厚み 動の平均値と等しい端部の厚みを備えるス ブに対する幅方向の圧下率が均等となるよ に、この平均値に応じた形状を有する端部 域B2,B3及び、この端部領域B2,B3に挟まれる中 央領域B1を有する。第2の輪郭Cは、下側作業 ールと上側作業ロールとを移動装置にて軸 向の相反する方向に移動させる場合に各作 ロールの端部同士の間隔が変位するように 端部領域C2,C3が中央領域C1よりも軸方向に対 て急な傾斜角度を有する。
図4は、その周面が第1の輪郭Bを形成する下
作業ロール100a及び上側作業ロール100bから
る作業ロール100の概略構成図である。また
図5は、第1の輪郭Bの基準位置からの変位量
示すグラフである。
図5に示すように、一方の端部領域B2及び他
の端部領域B3は、端部の厚み変動の平均値
等しい端部の厚みを備えるスラブの端部の
状に応じた形状を有している。端部領域B2及
び端部領域B3に挟まれた領域が中央領域B1と
れている。なお、第1の輪郭Bは、端部領域B2
ら端部領域B3に亘る全体が滑らかに連続し
いる。このような第1の輪郭Bからなる周面を
有する作業ロール100によれば、端部の厚み変
動の平均値と等しい端部の厚みを備えるスラ
ブに対する幅方向の圧下率が均等となる。
すなわち、第1の輪郭Bは、端部の厚み変動
平均値と等しい端部の厚みを備えるスラブ
対する幅方向の圧下率が均等となるように
このスラブの端部に応じた形状を有する端
領域B2,B3と、この端部領域B2,B3に挟まれる中
領域B1とを有する。
ここで、スラブは下側作業ロール100a及び上
側作業ロール100bの間にて圧延される。この
、スラブにより押圧され、下側作業ロール10
0a及び上側作業ロール100bの軸方向の中央部が
、それぞれの軸へ向かって撓んでしまう。第
1の輪郭Bの中央領域B1は、この撓みを打ち消
ために、撓み量に応じて軸から離間する方
に湾曲して形成されている。これにより、
ラブの圧延の際、下側作業ロール100a及び上
作業ロール100bの中央部の軸を含む断面の外
形形状が直線となり、スラブの中央部におけ
る幅方向の圧下率をより均等にすることが可
能となる。
なお、第1の輪郭Bは、軸に沿った長さ方向
中央位置b1を境として線対称な形状とされて
いる。
図6は、その周面が第2の輪郭Cを形成する下
作業ロール200a及び上側作業ロール200bから
る作業ロール200の概略構成図である。また
図7は、下側作業ロール200aにおける第2の輪
Cの基準位置からの変位量を示すグラフであ
。
図7に示すように、下側作業ロール200aと上
作業ロール200bとを移動装置201にて軸方向の
反する方向に移動させる場合に各作業ロー
の端部同士の間隔が変位するように、端部
域C2,C3が略直線状の中央領域C1よりも軸方向
に対して急な傾斜角度を有する。また、第2
輪郭Cは、端部領域C2から端部領域C3に亘る全
体が滑らかに連続している。なお、図7に示
第2の輪郭Cは、下側作業ロール200aのもので
る。上側作業ロール200bにおける第2の輪郭C
、図7に示す下側作業ロール200aの第2の輪郭C
、その軸に沿った長さ方向の中央位置c1ま
りに180°回転させた形状を有している。この
ような第2の輪郭Cからなる周面を有する作業
ール200によれば、図6に示す移動装置201にて
下側作業ロール200aと上側作業ロール200bが軸
向の相反する方向に移動される場合に作業
ールの端部同士の間隔が変位する。したが
て、鋳造ロールによって鋳造されたスラブ
幅方向の端部の厚み変動を計測し、この計
結果に基づいて移動装置200により作業ロー
を経時的に移動させることによって、作業
ールにおけるスラブに対する幅方向の圧下
を常に均等にすることが可能となる。
なお、第2の輪郭Cは、軸に沿った長さ方向
中央位置c1に対して点対称な形状を有してい
る。
本実施形態の圧延機S1において、作業ロ ル21の周面の輪郭Aは、上述した第1の輪郭Bと 第2の輪郭Cとを重ね合わせた形状を有してい 。したがって、本実施形態の作業ロール21 、周面が第1の輪郭Bを有するロールを作業ロ ールとして用いた場合に得られる作用と、周 面が第2の輪郭Cを有するロールを作業ロール して用いた場合に得られる作用との両方の 用を有する。すなわち、本実施形態の圧延 S1における一対の作業ロール21は、移動装置 22によって移動されない場合においては、端 の厚み変動の平均値と等しい端部の厚みを えるスラブに対して幅方向の圧下率が均等 なるようにスラブX2を圧延する。また、移 装置22によって下側作業ロール21aと上側作業 ロール21bとが相反する方向に移動された場合 においては、作業ロール21の端部同士の間隔 変位させることによって端部の経時的な厚 変動に応じてスラブX2を圧延する。
図1に戻り、案内装置3は、スラブX2及び薄板
X3を案内する。案内装置3は、鋳造装置1と仕
圧延装置2との間においてスラブX2を案内す
ピンチロール31と、仕上圧延装置2と巻取装
4との間において薄板X3を案内すると共に薄
X3に対して適度な張力を付与するデフレクタ
ロール32とを備えている。
巻取装置4は、仕上圧延装置2から排出され
薄板X3を巻き取ることによって回収するもの
であり、仕上圧延装置2の下流側に配置され
いる。
厚みセンサ5は、鋳造装置1と仕上圧延装置2
の間に配置されており、スラブX2の厚みを
測し、この計測結果を厚み信号として出力
る。
制御装置6は、本実施形態の圧延機S1の動作
体を制御するものであり、鋳造装置1、仕上
圧延装置2、案内装置3、巻取装置4及び厚みセ
ンサ5と電気的に接続されている。この制御
置6は、外部からの指示、予め記憶されてい
プログラム、及び厚みセンサ5から入力され
る厚み信号に基づいて、圧延機S1の動作全体
制御する。
本実施形態の圧延機S1において制御装置6は
入力される厚み信号を処理することにより
ラブX2の端部の経時的な厚み変動を取得す
と共に、外部からの指示があった場合ある
は予め記憶するプログラムにおいて所定時
が経過した後に、取得した厚み変動に応じ
移動装置22を介して作業ロール21を移動する
次に、このような構成を有する本実施形 の圧延機S1の動作について説明する。
まず、鋳造装置1によって溶湯X1が連続的に
ラブX2とされる。
具体的には、タンディッシュ11に貯留され
溶湯X1は、タンディッシュ11の下方に排出さ
ることによって鋳造ノズル12に供給される
そして、鋳造ノズル12に供給された溶湯X1は
造ノズル12から排出されることによって、
造ロール13の周面及びサイド堰14に囲まれた
間である湯溜りに供給され、さらに回転さ
る鋳造ロール13a,13b間にて冷却されながら鋳
造される。この結果、溶湯X1がスラブX2とさ
、鋳造ロール13の下方に排出される。
続いて、仕上圧延装置2によってスラブX2が
続的に圧延されて整形されることにより薄
X3とされる。
具体的には、案内装置3のピンチロール31に
スラブX2が作業ロール21に案内されて供給さ
れる。そして、作業ロール21に供給されたス
ブX2は、下側作業ロール21aと上側作業ロー
21bとの間にて圧延されることによって薄板X3
とされる。
ここで、本実施形態の圧延機S1においては
作業ロール21の周面の輪郭Aが、端部の厚み
動の平均値と等しい端部の厚みを備えるス
ブに対する幅方向の圧下率が均等となるよ
に、この平均値に応じた形状を有する端部
域B2,B3及びこの端部領域B2,B3に挟まれる中央
域B1を有する第1の輪郭Bと、下側作業ロール
と上側作業ロールとを移動装置にて軸方向の
相反する方向に移動させる場合に各作業ロー
ルの端部同士の間隔が変位するように、端部
領域C2,C3が中央領域C1よりも軸方向に対して
な傾斜角度を有する第2の輪郭Cとを重ね合わ
せることによって形成されている。
このため、移動装置22によって作業ロール21
が移動されない場合においては、端部の厚み
変動の平均値と等しい端部の厚みを備えるス
ラブに対して幅方向の圧下率が均等となるよ
うにスラブX2が圧延される。一方、厚みセン
5からの厚み信号に基づいて移動装置22によ
て下側作業ロール21aと上側作業ロール21bと
相反する方向に移動する場合においては、
業ロール21の端部同士の間隔を変位させる
とによって端部の経時的な厚み変動に応じ
スラブX2が圧延される。
また、第1の輪郭B及び第2の輪郭Cの両方が 、一方の端部領域から他方の端部領域に亘っ て全体が滑らかに連続している。このため、 第1の輪郭B及び第2の輪郭Cを重ね合わせた輪 Aもまた、端部領域A2から端部領域A3に亘って 全体が滑らかに連続する。したがって、作業 ロール21の表面が連続した曲面となり、スラ X2の表面を滑らかに圧延することが可能と り、幅方向において滑らかに連続する薄板X3 を製造することが可能となる。
そして、仕上圧延装置2から排出された薄 板X3は、デフレクタロール32によって適度の 力を付与されて巻取装置4に供給される。薄 X3は、巻取装置4によって巻き取られること よって回収される。
以上のような本実施形態の圧延機S1によれ
、作業ロール21の輪郭Aが、端部の厚み変動
平均値と等しい端部の厚みを備えるスラブ
対する幅方向の圧下率が均等となるように
この平均のスラブの端部に応じた形状を有
る端部領域B2,B3及び端部領域B2,B3に挟まれる
央領域B1を有する第1の輪郭Bと、下側作業ロ
ールと上側作業ロールとを移動装置にて相反
する方向に移動させる場合に作業ロールの端
部同士の間隔が変位するように、端部領域C2,
C3が中央領域C1よりも軸方向に対して急な傾
角度を有する第2の輪郭Cとを重ね合わせた形
状とされる。
このため、本実施形態における作業ロール2
1は、周面が第1の輪郭Bを有するロール100を作
業ロールとして用いた場合に得られる作用と
、周面が第2の輪郭Cを有するロール200を作業
ールとして用いた場合に得られる作用との
方の作用を有する。すなわち、本実施形態
おける一対の作業ロール21は、移動装置22に
よって移動されない場合においては、この端
部の厚み変動の平均値と等しい端部の厚みを
備えるスラブに対して幅方向の圧下率が均等
となるようにスラブX2を圧延する。また、移
装置22によって下側作業ロール21aと上側作
ロール21bとが相反する方向に移動された場
においては、各作業ロール21の端部同士の間
隔を変位させることによって端部の経時的な
厚み変動に応じてスラブX2を圧延する。
このような本実施形態の圧延機S1によれば
移動装置22にて作業ロール21を移動させるこ
によってスラブX2の端部の経時的な厚み変
に応じた圧延を行うこともできるが、移動
置22にて作業ロール21を移動させない場合で
っても、端部の厚み変動の平均値と等しい
部の厚みを備えるスラブに対して幅方向の
下率が均等となるような圧延を行うことが
きる。実際のスラブ(端部の厚みが変動する
スラブ)における端部の経時的な厚み変動は
均値に対して大きくずれるものではないた
、移動装置22にて作業ロール21を移動させな
場合であっても実際のスラブX2に対して品
の劣化が生じない程度の圧延を行うことが
きる。
したがって、本実施形態の圧延機S1によれ
、移動装置22にトラブルが生じた場合であっ
ても、移動装置22の回復を待たずに圧延機S1
稼動させることが可能となる。
また、実際の圧延機S1の稼動においては、
め設定される最終的な薄板X3の品質が、ある
程度の端部の厚み変動を許容する場合もある
。このような場合には、本実施形態によれば
、移動装置22を停止状態で稼動することが可
である。したがって、移動装置22の使用頻
を低減させることが可能となり、移動装置22
のトラブルを低減させることが可能となる。
よって、本実施形態の圧延機S1によれば、
業ロールを移動する移動装置を備える圧延
において、移動装置に起因するトラブルを
減させることが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適 実施形態について説明したが、本発明は上 実施形態に限定されるものではない。上述 た実施形態において示した各構成部材の諸 状や組み合わせ等は一例であって、本発明 主旨から逸脱しない範囲において設計要求 に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、第1の輪
郭Bの中央領域B1が軸から離間する方向に湾曲
する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定される
のではなく、第1の輪郭Bの中央領域B1は、圧
延時における作業ロール21の撓みに応じて形
されていれば良い。例えば、中央領域B1が
に近づく方向に湾曲していても良い。また
、圧延時に撓みが生じない場合には、中央
域B1が直線であっても良い。
さらに、第2の輪郭Cの中央領域C1も略直線状
でなく、湾曲されていても良い。
また、上記実施形態においては、作業ロー
21に当接される控ロール23が、1つの作業ロ
ル21に対して1つである構成について説明し
。
しかしながら、本発明はこれに限定される
のではなく、1つの作業ロール21に対して複
の控ロールが設置されていても良い。
本発明によれば、移動装置にトラブルが生
た場合であっても、移動装置の回復を待た
に圧延機を稼動させることが可能となる。
また、本発明によれば、仕上圧延ロールを
動する移動装置を備える圧延機において、
動装置に起因するトラブルを低減させるこ
が可能となる。
