谷口 繁 (〒31 東京都品川区西五反田3丁目11番6号 THK株式会社内 Tokyo, 14100, JP)
ASO, Toshiyuki (Ltd. 11-6 Nishi-gotanda 3-chome, Shinagawa-k, Tokyo 31, 14100, JP)
THK株式会社 (〒31 東京都品川区西五反田3丁目11番6号 Tokyo, 14100, JP)
TANIGUCHI, Shigeru (Ltd. 11-6 Nishi-gotanda 3-chome, Shinagawa-k, Tokyo 31, 14100, JP)
谷口 繁 (〒31 東京都品川区西五反田3丁目11番6号 THK株式会社内 Tokyo, 14100, JP)
| 駆動源である中空モータと、 前記中空モータによって回転可能とされるテーブルと、 前記テーブルの回転運動を支承する回転ベアリングと、 を備え、 前記回転ベアリングが、 内周面に転走面が設けられた外輪と、 外周面に前記転走面と対向する転走面が設けられた内輪と、 前記外輪の転走面と前記内輪の転走面とで形成される転走路に装填される複数の転動体と、 によって構成され、 前記内輪又は前記外輪のいずれか一方にヒートシンクが設置されていることを特徴とする冷却構造を備える回転テーブル装置。 |
| 請求項1に記載の冷却構造を備える回転テーブル装置において、 前記テーブルに送風羽根が設置されていることを特徴とする冷却構造を備える回転テーブル装置。 |
| 請求項2に記載の冷却構造を備える回転テーブル装置において、 前記送風羽根は、前記ヒートシンクと対向する位置に配置されていることを特徴とする冷却構造を備える回転テーブル装置。 |
| 請求項2又は3に記載の冷却構造を備える回転テーブル装置において、 前記ヒートシンクは、前記内輪又は前記外輪の周面の全周にわたって設置されていることを特徴とする冷却構造を備える回転テーブル装置。 |
| 請求項2~4のいずれか1項に記載の冷却構造を備える回転テーブル装置において、 前記送風羽根と前記ヒートシンクは、ラビリンス構造を含む遮蔽部材によって外部と区画された空間内に設置されていることを特徴とする冷却構造を備える回転テーブル装置。 |
| 内周面に転走面が設けられた外輪と、 外周面に前記転走面と対向する転走面が設けられた内輪と、 前記外輪の転走面と前記内輪の転走面とで形成される転走路に装填される複数の転動体と、 を備え、 前記内輪又は前記外輪のいずれか一方にヒートシンクが設置されていることを特徴とする冷却構造を備える回転ベアリング。 |
| 請求項6に記載の冷却構造を備える回転ベアリングにおいて、 前記ヒートシンクは、前記内輪又は前記外輪の周面の全周にわたって設置されていることを特徴とする冷却構造を備える回転ベアリング。 |
本発明は、工作機械などに用いられる回 テーブル装置および回転ベアリングのうち 冷却構造を備えるものに関する。
近時の工作機械においては、工具を装着 る主軸部をX軸、Y軸、Z軸方向に移動させる3 軸駆動機構と、被加工物を保持するテーブル 等の保持部をC軸および/又はA軸回りに回転さ せる回転駆動機構とを備えたものが知られて いる(例えば、下記特許文献1参照)。かかる工 作機械にあっては、一般的に、3軸駆動機構 それぞれリニアモータによって駆動され、 転駆動機構が中空モータによって駆動され おり、特に、回転駆動機構は、中空モータ よるダイレクト駆動の作用によって立ち上 り動作が非常に早く、しかもC軸およびA軸の 回転駆動を行うための機構においてプーリ等 の伝導部材や減速機構等が不要になるという 効果を発揮することができる。
そして、このような回転駆動機構では、 加工物を保持するテーブル等の保持部をC軸 および/又はA軸回りで適切に回転させる必要 あるため、上記保持部は回転ベアリングを して工作機械のベッド等に設置されている
ところで、上記保持部は、被加工物の加 のために毎分1000~1200回転程度で回転運動す ことが求められる一方、被加工物の安定且 確実な保持のために高い剛性を有している とが求められている。
しかしながら、上記保持部を支承してい 回転ベアリングにとって、高速回転と高剛 という2つの作用効果を同時に発揮すること は、非常に困難なことである。すなわち、高 速回転を安定して実現するためには、接触面 積が小さいボールを用いた回転ボールベアリ ングを採用することが好適であるが、工作機 械で要求される高い剛性を安定して満足する ことは、回転ボールベアリングには困難であ る。一方、工作機械で要求される高い剛性を 満足させるために、ボールに比べて接触面積 の大きいローラを用いた回転ローラベアリン グを採用した場合には、高い剛性は有するも のの、ローラの接触面積が大きい故に高速回 転による摩擦等の負荷が大きくなり、回転駆 動を行う側の部材が発熱するとともに、その 熱が回転駆動を行わない側の部材にも伝わっ てしまうという不具合が生じることになる。
したがって、上記特許文献1等で提案され ている従来の多軸駆動の工作機械では、ダイ レクト駆動の採用に基づいた作用効果を十分 に発揮することができていなかった。
本発明は、上述した課題の存在に鑑みて されたものであって、その目的は、適切な 却効果を発揮することが可能な冷却構造を える回転テーブル装置と冷却構造を備える 転ベアリングとを提供することによって、 作機械などに用いられる回転ベアリングの 速回転化、高剛性化および高耐荷重化を同 に実現することにある。また、本発明は、 記冷却構造を備える回転テーブル装置と上 冷却構造を備える回転ベアリングとを利用 ることによって、多軸駆動の利点を十分に 揮することのできる工作機械などを得るこ を目的とする。
本発明に係る冷却構造を備える回転テー ル装置は、駆動源である中空モータと、前 中空モータによって回転可能とされるテー ルと、前記テーブルの回転運動を支承する 転ベアリングと、を備え、前記回転ベアリ グが、内周面に転走面が設けられた外輪と 外周面に前記転走面と対向する転走面が設 られた内輪と、前記外輪の転走面と前記内 の転走面とで形成される転走路に装填され 複数の転動体と、によって構成され、前記 輪又は前記外輪のいずれか一方にヒートシ クが設置されていることを特徴とする。
本発明に係る冷却構造を備える回転テー ル装置では、前記テーブルに送風羽根が設 されていることが好適である。
また、本発明に係る冷却構造を備える回 テーブル装置において、前記送風羽根は、 記ヒートシンクと対向する位置に配置され いることとすることができる。
さらに、本発明に係る冷却構造を備える 転テーブル装置において、前記ヒートシン は、前記内輪又は前記外輪の周面の全周に たって設置されていることとすることがで る。
またさらに、本発明に係る冷却構造を備 る回転テーブル装置において、前記送風羽 と前記ヒートシンクは、ラビリンス構造を む遮蔽部材によって外部と区画された空間 に設置されていることとすることができる
本発明に係る冷却構造を備える回転ベア ングは、内周面に転走面が設けられた外輪 、外周面に前記転走面と対向する転走面が けられた内輪と、前記外輪の転走面と前記 輪の転走面とで形成される転走路に装填さ る複数の転動体と、を備え、前記内輪又は 記外輪のいずれか一方にヒートシンクが設 されていることを特徴とする。
本発明に係る冷却構造を備える回転ベア ングにおいて、前記ヒートシンクは、前記 輪又は前記外輪の周面の全周にわたって設 されていることとすることができる。
本発明によれば、適切な冷却効果を発揮 ることが可能な冷却構造を備える回転テー ル装置と冷却構造を備える回転ベアリング を提供することができるので、工作機械な に用いられる回転ベアリングの高速回転化 高剛性化および高耐荷重化を同時に実現す ことができる。また、本発明の冷却構造を える回転テーブル装置と冷却構造を備える 転ベアリングとを利用することによって、 軸駆動の利点を十分に発揮することのでき 工作機械などを得ることができる。
5 回転テーブル装置、10 中空モータ、12 永久磁石、13 上方部材、13a フィン形状、14 下方部材、16 コイル部、17 固定部材、20 ーブル、21 延在部、22 ラビリンス構造、24 空間、25 ボルト、26 送風羽根、30 回転ロ ラベアリング、31 外輪、32 内輪、32a ボル ト孔、33 ローラ、36 ヒートシンク、40 ブレ ーキシャフト、41 ブレーキ装置、50 ロータ ージョイント、61 固定部材、62 ボルト、α 冷却媒体導入路、β 冷却媒体排出路。
以下、本発明を実施するための好適な実 形態について、図1乃至図4を用いて説明す 。なお、以下の実施形態は、各請求項に係 発明を限定するものではなく、また、実施 態の中で説明されている特徴の組み合わせ 全てが発明の解決手段に必須であるとは限 ない。
図1は、本実施形態に係る冷却構造を備え る回転テーブル装置の全体構成を示す正面図 である。また、図2は、本実施形態に係る冷 構造を備える回転テーブル装置の具体的な 成を説明するための縦断面図であり、特に 図1におけるA-A断面を示している。さらに、 3および図4は、本実施形態に係る冷却構造 備える回転テーブル装置の具体的な構成を 明するための斜視図であり、特に、図3はテ ブルを取り外した状態の回転テーブル装置 上面側を示しており、図4は取り外されたテ ーブルの裏面側を示している。ちなみに、本 発明の回転ベアリングは、下記の実施形態で は、回転テーブル装置5に組み込まれる回転 ーラベアリング30として例示されている。
本実施形態に係る冷却構造を備える回転 ーブル装置5は、中空モータ10、テーブル20 回転ローラベアリング30、ブレーキシャフト 40およびロータリージョイント50なる部材を えて構成されている。
中空モータ10は、内方側に回転体である ータが設置され、外方側に固定体であるス ータが設置されるインナーロータ形式のモ タであり、その回転駆動力を直接テーブル20 に対して及ぼすことのできるダイレクトドラ イブモータとして機能する。ロータは、ステ ータとの対向面に永久磁石12を備えており、 の永久磁石12が界磁束発生源としての機能 発揮する。一方、ステータ側には、磁界発 源となるコイル部16が設置されているので、 これら永久磁石12とコイル部16との作用によ て、中空モータ10の回転駆動が実現されてい る。なお、ステータは、その下方側が固定部 材17に接合されることによって確実に固定さ ているので、中空モータ10の駆動時には、 ータ側のみが安定して回転駆動できるよう なっている。
ロータには、永久磁石12の上部に設置さ る上方部材13と、永久磁石12の下部に設置さ る下方部材14とが配設されている。
ロータに設置される上方部材13の上部に 、回転ローラベアリング30が設置されている 。この回転ローラベアリング30は、内周に2列 の転走面が設けられた外輪31と、外輪31の内 に配置され、その外周に外輪31の有する2列 転走面と対向する2列の転走面が設けられた 輪32と、内外輪31,32の転走面間に形成される 転走路に装填される複数のローラ33とから構 されている。
ロータに設置される上方部材13は、ブレ キシャフト40の上方でボルト25によって固定 れることとなるテーブル20と協働して回転 ーラベアリング30の内輪32を挟み込むことが きるようになっており、上方部材13とテー ル20とが内輪32を取り付けるための取付部材 して機能するようになっている。つまり、 転ローラベアリング30の内輪32は、上方部材 13とテーブル20との間に挟持されることによ て、確実な固定状態を維持されることとな 。
かかる構成を有することにより、中空モ タ10を回転駆動させると、ロータの回転駆 にしたがって回転ローラベアリング30の内輪 32側も回転するようになっている。つまり、 実施形態の回転ローラベアリング30は、内 32側が回転駆動側として機能する。なお、回 転ローラベアリング30の外輪31については、 作機械などの設置基準側に対して固定され こととなる固定部材61に対してボルト62を利 して確実に固定されているので、中空モー 10の駆動力は、確実に回転ローラベアリン 30の内輪32側に伝達されることになる。
なお、ロータに設置される上方部材13は 回転ローラベアリング30の内輪32と接続する 所にフィン形状13aを有しており、回転ロー ベアリング30が高速回転することによって 輪32側に発生してしまう熱を、そのフィン形 状13aの作用によって放熱し、冷却効果を発揮 できるようになっている。この作用について 具体的に説明すると、フィン形状13aは、表面 積を拡大した形状によって形成されており、 熱を奪う空気と広い面積で接触することがで きるように構成されているので、効果的な熱 の放出が可能となっている。また、このフィ ン形状13aは、内輪32とともに回転するので、 転時には停止時に比べて回転駆動力による 熱効果が向上することとなる。つまり、フ ン形状13aは、その回転駆動力によっても外 への熱の放出を促進することができるよう なっており、かかる構成によっても放熱効 を高めることが可能となっている。
上述したように、回転ローラベアリング3 0の内輪32の上方側には、テーブル20が設置さ ている。このテーブル20は、工作機械で加 される被加工物を保持するための保持部な として機能する部材であり、中空モータ10か らの回転駆動力を受けて回転することにより 、被加工物への加工が施される。なお、テー ブル20は、中空モータ10との間に設置される 転ローラベアリング30の支承作用によって、 スムーズで安定した回転運動が実現されてい る。
これも上述したが、テーブル20の下方側 面の中央部には、ボルト25を利用してブレー キシャフト40が設置されている。このブレー シャフト40は、後述する冷却媒体経路(α,β) その内部に形成される経路形成管として機 する部材であり、一端側(図2における紙面 側)がテーブル20に固定されることによって テーブル20とともに回転可能に設置される部 材である。また、ブレーキシャフト40は、中 モータ10のロータが有する中空部を導通し 下方に延びて挿通設置されており、下方に 置する他端側(図2における紙面下側)には、 ータリージョイント50が設置されている。か かる構成によって、テーブル20にしたがって 転運動するブレーキシャフト40と、固定設 されるロータリージョイント50との間での、 冷却媒体の受け渡しが可能となっている。
なお、ブレーキシャフト40は、導通する 空モータ10とロータリージョイント50との中 位置にブレーキ装置41を備えている。この レーキ装置41は、図示しない工作機械などの 制御装置からの停止信号を受信して動作する ことにより、ブレーキシャフト40の回転運動 確実に停止させることが可能となっている
続いて、回転ローラベアリング30の内輪32 側を冷却媒体を用いて冷却するための構造に ついて説明する。図2に示すように、本実施 態に係る冷却構造を備える回転テーブル装 5では、回転駆動側である内輪32に隣接して 冷却媒体を導通させることができる冷却媒 経路(α,β)が形成されている。この冷却媒体 路(α,β)は、ロータリージョイント50からブ ーキシャフト40内部に導通され、さらにテ ブル20内部を経由して回転ローラベアリング 30の内輪32側の上方外周面に沿って一周する 却媒体導入路αと、冷却媒体導入路αからテ ブル20内部を経由してブレーキシャフト40内 部に導通され、さらにロータリージョイント 50から外部に通じる冷却媒体排出路βと、か 構成されている。
冷却媒体導入路αは、まず、ロータリージ イント50の中央部を導通し、ロータリージョ イント50と接続するブレーキシャフト40の軸 線に沿ってブレーキシャフト40の中央部に形 成された符号α 1 で示される経路を辿っている。ブレーキシャ フト40の軸心線に沿って昇った冷却媒体導入 αは、次にテーブル20の中央部分に接続し、 テーブル20の中央部から外周方向へと一直線 向かって形成される符号α 2 で示される経路を進む。テーブル20の外周端 くまで進んだ冷却媒体導入路αは、回転ロ ラベアリング30の上方外周面に沿って一周す る符号α 3 で示される経路に接続する。そして、回転ロ ーラベアリング30の外周面に沿って一周した ころで冷却媒体導入路αが終了する。なお 符号α 2 で示される経路から分岐する符号α 3 で示される経路は、回転ローラベアリング30 上方外周面の全周を冷却することができる うに、左右両方向に分岐している。
一方、冷却媒体排出路βは、冷却媒体導入 αのうち、回転ローラベアリング30の上方外 面に沿って一周する符号α 3 で示される経路に接続し、テーブル20の外周 近くから中央部へと一直線に向かう符号β 1 で示される経路から始まる。なお、冷却媒体 排出路βの符号β 1 で示されるテーブル20内の経路と、冷却媒体 入路αの符号α 2 で示されるテーブル20内の経路とは、全く異 る箇所に形成される経路であり、例えば、 るべく離れた位置に形成することが好適で る。
次にテーブル20の中央部分まで進んだ冷却 体排出路βは、ブレーキシャフト40内部に導 される。このとき、ブレーキシャフト40の 部を通過する符号β 2 で示される経路は、ブレーキシャフト40の軸 線に沿って上昇した冷却媒体導入路αに対 て、その外周側に位置するように形成され ことが好適である。
続いてブレーキシャフト40の下端に達し 冷却媒体排出路βは、ロータリージョイント 50に接続し、外部に通じるように形成されて る。
そして、以上のように形成される冷却媒 導入路αと冷却媒体排出路βには、冷却媒体 を導通可能となっている。この冷却媒体には 、例えば、液体の冷却媒体であるオイルや水 、液体窒素等や、気体の冷却媒体である二酸 化炭素、炭化水素(プロパン、イソブタンな )、アンモニア、空気、アルゴンガス等を用 ることができる。
以上のような冷却媒体は、ロータリージ イント50の機能によってブレーキシャフト40 とロータリージョイント50との間、すなわち 転体と固定体との間での受け渡しが支障な 行われることになる。
なお、図2で示される本実施形態の冷却媒体 導入路αは、符号α 3 で示される箇所が回転ローラベアリング30の 方の面に沿うように形成されている。一方 回転ローラベアリング30の内輪32には、一般 的に内輪32の取り付けのためのボルト孔32aが 成されることがある。したがって、冷却媒 導入路αに冷却媒体を漏れなく導通させる めには、ボルト孔32aを塞ぐ必要がある。こ ボルト孔32aの閉鎖には、ボルト孔32aに対し シール部材を設置したり、あるいは内輪32の 上方の面を塞ぐプレート部材を設置したりす ることが可能である。なお、本実施形態の場 合、内輪32のボルト孔32aは使用されていない で、ボルト孔32aを設けないようにしても良 。
さらに、冷却媒体導入路α内では熱を受 る前の冷却媒体が通過し、冷却媒体排出路β 内では熱を受けた後の冷却媒体が通過するこ とになる。したがって、これら冷却媒体導入 路αと冷却媒体排出路βは、極力離れた位置 形成されることが好ましい。そして、上述 たように、テーブル20内では、冷却媒体導入 路αと冷却媒体排出路βとが最も離れた位置 なるように配置がされている。
ただし、ブレーキシャフト40内にあって 、冷却媒体導入路αと冷却媒体排出路βとが 常に近い位置を通過せざるを得ないという 造上の問題を抱えている。そこで、本実施 態では、熱を受ける前の冷却媒体がブレー シャフト40の中央部を通過するように構成 、一方、熱を受けた後の冷却媒体がブレー シャフト40の外周側を通過するように構成し た。これにより、熱を受けた後の冷却媒体が 外気に近い場所に位置することになるので、 ブレーキシャフト40内への熱の蓄積を極力低 させることが可能となった。なお、ブレー シャフト40内における熱対策としては、冷 媒体導入路αと冷却媒体排出路βとの位置関 を工夫するだけでなく、例えば、冷却媒体 入路αと冷却媒体排出路βとを構成するイン ナーパイプの外周面に断熱材を巻き、冷却媒 体導入路αおよび冷却媒体排出路β自体の断 性を向上させる手法を採用することもでき 。
次に、回転ローラベアリング30の外輪31側 を冷却するための構造について説明する。図 2に示すように、本実施形態に係る回転ロー ベアリング30の外輪31の上方側の周面には、 ートシンク36が設置されている。このヒー シンク36は、図3に示されるように、外輪31の 周面上方の全周にわたって設置されたもので ある。なお、回転ローラベアリング30におけ 発熱原因には、ローラ33と転走面との接触 よって発生する摩擦熱、およびローラ33がグ リス等の潤滑剤を掻き回したときの攪拌抵抗 により発生する熱の存在が考えられ、これら の熱がローラ33を介して内外輪32,31に伝わる ととなる。このような熱のうち、外輪31に伝 わる熱を効果的に放熱するために、上記ヒー トシンク36は設置されているのである。なお ヒートシンク36を構成する材料としては、 が伝導し易いアルミや銅などの金属材料を いることが好適である。
一方、テーブル20の下方側の裏面には、 風羽根26が設置されている。この送風羽根26 、上述したヒートシンク36と対向する位置 配置されており、テーブル20が回転運動する 際に送風羽根26の作用によって冷却風を発生 せ、強制的に空気の移動量を増やすことで ートシンク36の冷却能力を拡大させること できるようになっている。
なお、本実施形態に係る送風羽根26は、 4において詳細に示されるように、テーブル2 0が左右いずれの方向で回転したとしても同 の冷却風を発生させることができるように 送風羽根26の形状が両側の回転方向で同一の 形状となっている。また、送風羽根26は、ヒ トシンク36の周方向の全長とほぼ重なる長 で形成されており、ヒートシンク36の全面に 対して冷却風を送ることが可能なように構成 されている。なお、図4にて示される本実施 態のテーブル20には、送風羽根26が6枚形成さ れた場合の形態が示されているが、送風羽根 26の枚数や形状などについては図示のものに 定されるものではなく、使用条件や要求仕 等に応じて任意の変形形態を採用すること 可能である。
さらに、上述したヒートシンク36と送風 根26については、ラビリンス構造22を含む遮 部材20(21),61によって外部と区画された空間2 4内に設置されているという特徴を有してい 。具体的には、図2に示すように、テーブル2 0には、全外周側に延びる延在部21が形成され ており、その先端側の裏面には、縦断面が凹 凸形状となるような構造が採用されている。 一方、回転ローラベアリング30の外輪31には 上述したように、工作機械などの設置基準 に対して固定されることとなる固定部材61が 設置されており、この固定部材61にも、縦断 が凹凸形状となるような構造が採用されて る。そして、延在部21裏面の縦断面凹凸形 と固定部材61上方の縦断面凹凸形状とが協働 してラビリンス構造22を形成することによっ 、外部と区画された空間24を形成している
上記空間24は、外部から回転ローラベア ング30等への異物の侵入を防止する作用効果 を発揮するものであり、本実施形態に係る回 転テーブル装置5にとって非常に好適な効果 もたらすものである。すなわち、比較的大 な外部からの異物については、ラビリンス 造22自体の効果によって異物の侵入を防止す ることができる。また、テーブル20が回転運 をして送風羽根26による冷却風が発生して るときには、空間24内の内圧が高まり、その 結果生じる外部と空間24との圧の差によって 非常に微細な異物の侵入をも防止すること 可能となっている。
なお、工作機械の分野では、テーブル20 固定状態にして加工を行う場合も考えられ このような場合には、上述した外部と空間24 との圧の差を発生させることができず、微細 な異物がラビリンス構造22を通過して回転ロ ラベアリング30側に侵入してしまう虞があ 。このような事態を防止する対策としては 例えば、空間24内に対してエアーを送り込み 、空間24内の内圧を高めることによって外部 らの異物の侵入を防止させることが可能で る。なお、一般的な回転ローラベアリング3 0では、ミスト状にした潤滑油をエアーによ て送り込むことが行われているので、この うな機構を利用し、テーブル20停止時には、 潤滑油の供給を停止してエアーのみを回転ロ ーラベアリング30側(すなわち、空間24内)に導 入することによって、空間24の内圧を高める とが可能となる。このような機構の採用に って、新たな設計変更をすることなく、外 からの非常に微細な異物の侵入を防止させ という作用効果を得ることができる。
以上、本実施形態に係る冷却構造を備え 回転ローラベアリング30および冷却構造を える回転テーブル装置5についての好適な実 形態について説明を行った。しかしながら 本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載 範囲には限定されない。上記実施形態には 多様な変更又は改良を加えることが可能で る。
例えば、上述した冷却媒体導入路αでは、 号α 3 で示される回転ローラベアリング30の外周面 沿って一周する箇所が、回転ローラベアリ グ30が有する内輪32の上面側のみを沿うよう に形成された場合を例示して説明した。しか しながら、本発明の冷却媒体導入路は、上述 した形態に限られるものではなく、回転駆動 側となる内輪又は外輪が有する周面の少なく とも一部を沿うように形成すれば良い。また 、構造上可能であれば、内輪32の内面側や下 側、あるいは外輪31側が回転駆動側となる 造の場合には、外輪31側を沿うように冷却媒 体経路を形成することもできる。
上記変形形態については、上述したヒー シンク36と送風羽根26についても同様であり 、これらヒートシンク36と送風羽根26の設置 置は、外輪31の上方側だけではなく、構造上 可能であれば、外輪31のその他の箇所や内輪3 2側に設けることとしても良い。
また、本発明の回転ベアリングは、上述 た回転ローラベアリング30に限られず、適 にテーブル20の回転運動を支承できるもので あれば、転動体にボールを用いたもの等、あ らゆる型式の回転ベアリングを用いることが できる。
さらに、上述した実施形態では、本発明 中空モータを、内方側に回転体であるロー が設置され、外方側に固定体であるステー が設置されるインナーロータ形式の中空モ タ10として構成した場合を例示して説明を った。しかしながら、本発明の中空モータ は、外方側に回転体であるロータを設置し 内方側に固定体であるステータを設置した ウターロータ形式の中空モータを採用する とができる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本 明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許 求の範囲の記載から明らかである。
