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Title:
ROTATION TYPE WORKING VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/028306
Kind Code:
A1
Abstract:
A rotation type working vehicle (1) where the base of a excavation device (4) is supported on a support section (7a) provided on a rotation table (3), a cabin (18) having an air conditioner (40) installed in it is placed on the rotation table (3), and a receiving space (50) capable of receiving the base of the rotated excavation device (4) is formed on the rotation table (3) so as to extend along a side wall (46) of the cabin (18). An outside-air introduction opening (46a) is provided in the cabin (18) at a position on its side wall (46) facing the receiving space (50), and the outside-air introduction opening (46a) introduces outside air into an outside-air intake section (41a) of the air conditioner (40). Clean outside air is taken from the outside-air introduction opening (46a) into the outside-air intake section (41a) of the air conditioner (40) in the cabin (18).

Inventors:
MIYAZAKI YOSHIHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/064004
Publication Date:
March 05, 2009
Filing Date:
August 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YANMAR CO LTD (JP)
MIYAZAKI YOSHIHIRO (JP)
International Classes:
B60H1/00; E02F9/16
Foreign References:
JP2002088819A2002-03-27
JP2004306754A2004-11-04
Attorney, Agent or Firm:
YANO, Juichiro (Twin 21 MID Tower 34th Floor1-61, Shiromi 2-chome,Chuo-ku, Osaka -shi, Osaka 34, JP)
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Claims:
 旋回台に支持部を設けて該支持部に作業装置の基部を枢支し、空気調和装置を内装するキャビンを該旋回台上に備え、回動した該作業装置の基部を収容可能とした収容スペースを、該キャビンの外側面に沿って該旋回台上に構成した旋回作業車において、該支持部近傍の、該収容スペースに面する該キャビンの側壁に、該空気調和装置の外気取込部に外気を導入するための外気導入口を設けたことを特徴とする旋回作業車。
 前記キャビン内の前記外気導入口の近傍に前記空気調和装置を配置して、該外気導入口と該空気調和装置の外気取込部とを外気導入ダクトで連通し、該外気導入ダクトを前記キャビン内の前記側壁に沿わせて配置したことを特徴とする請求項1に記載の旋回作業車。
 前記外気導入口から取り込んだ外気を調和して送出する吹出口を、前記キャビン内で運転席の前方に設置したことを特徴とする請求項1また請求項2に記載の旋回作業車。
Description:
旋回作業車

 本発明は、旋回台上に運転操作部を覆う ャビンを備えた旋回作業車に関する。

 従来、旋回台上に運転操作部を覆うキャビ を備え、該キャビン内に空気調和装置を設 た旋回作業車は公知となっている。このよ な旋回作業車において、空気調和装置はキ ビン内に設置された運転席の下方付近に配 され、外気を外気取入れ口から取り込んで 冷却または加温して調和した後、キャビン に送出して空調を行うようになっていた(例 えば、特許文献1参照。)。

特開2006-273055号公報

 しかし、前述のような旋回作業車では、 気取入れ口が旋回台の外周部に取り付けら たカバー体に設けられていたため、車体の 側方から外気を取り入れることになり、外 とともに塵埃などを取り込みやすくなって た。

 本発明は、空気調和装置を内装したキャ ンを備えた旋回作業車において、該空気調 装置に清浄な外気をキャビン内に取り入れ 能に構成することを目的とする。

 この目的を達成すべく、本発明において 、旋回台に支持部を設けて該支持部に作業 置の基部を枢支し、空気調和装置を内装す キャビンを該旋回台上に備え、回動した該 業装置の基部を収容可能とした収容スペー を、該キャビンの側壁に沿って該旋回台上 構成した旋回作業車において、該支持部近 の、該収容スペースに面する該キャビンの 壁に、該空気調和装置の外気取込部に外気 導入するための外気導入口を設ける。

 これにより、該支持部に枢支した作業装 の基部やキャビンなどで囲まれた前記収容 ペースから外気を外気導入口に導入するこ が可能となる。さらに、通常、前記支持部 旋回台の前端に設けられる一方、エンジン 気や冷却風の排風は、その前後反対側の旋 台後部から排出される。したがって、該支 部近傍の収容スペースには、エンジン排気 よび冷却風の排風や、塵埃などが到達し難 。すなわち、該支持部近傍の該収容スペー に面して構成した外気導入口には、該排気 排風や塵埃が導入され難くなり、空気調和 置の外気取込部に清浄な外気を取り込むこ ができる。

 前記旋回作業車において、前記キャビン の前記外気導入口の近傍に前記空気調和装 を配置して、該外気導入口と該空気調和装 の外気取込部とを外気導入ダクトで連通し 該外気導入ダクトを前記キャビン内の前記 壁に沿わせて配置する。

 これにより、外気導入口から導入する外 をキャビン内の空気調和装置の外気取込部 簡単な構造で取り込むことが可能となる。 た、外気導入ダクトの短縮化を図ることが きる。

 また、前記旋回作業車において、前記外 導入口から取り込んだ外気を調和して送出 る吹出口を、前記キャビン内で運転席の前 に設置する。

 これにより、運転席に着座するオペレー に空気調和した外気を効率良く送り、キャ ン内を速やかに快適にすることができる。

本発明の一実施例に係る旋回作業車の 体的な構成を示した側面図。 運転操作部付近の構成を示した左前方 視図。 空気調和装置付近の構成を示した左前 斜視図。 空気調和装置付近の構成を示した右前 斜視図。 空気調和装置付近の構成を示した平面 面図。

符号の説明

 1  旋回作業車
 4  掘削作業装置
 7  旋回台
 18  キャビン
 30  運転操作部
 31  運転席
 40  空気調和装置
 41a 外気取込部
 42  外気導入ダクト
 45a 吹出口
 45b 吹出口
 45c 吹出口
 46  外カバー(キャビン18の側壁)
 46a  外気導入口

 本発明の一実施例に係る旋回作業車1の概 略構成について説明する。図1、図2に示すよ に、旋回作業車1は、クローラ式走行装置2 、該クローラ式走行装置2の上部中央に左右 回可能に支持される旋回体3と、該旋回体3 前部左右中央に装着される掘削作業装置4と 備えて構成されている。クローラ式走行装 2では、前後一側に排土装置6が上下回動可 に取り付けられて、該排土装置6により掘削 業に伴う整地作業を行うことができるよう なっている。

 旋回体3では、旋回台7後部にエンジン8が けられ、その後方および左右両側方からボ ネット11で覆われている。旋回台7の左側前 から後部にかけては支持台12が設けられ、 支持台12の下方に前記エンジン8や油圧ポン などが配置される一方、該支持台12の上方に 運転操作部30が運転席31や各種装置の操作具 ステップ35などを備えて構成され、キャビン 18で覆われている。

 掘削作業装置4は、ブーム21と、アーム22 、バケット23とを備えて構成されている。ブ ーム21と、アーム22と、バケット23とはそれぞ れシリンダ24・25・26の一端と連結されて、そ の伸縮駆動により回動可能とされている。そ して、これらの各部材が運転操作部30の操作 の操作で回動するように構成されて、掘削 業装置4にて掘削作業や積込作業などを行う ことができるようになっている。

 次に、前記運転操作部30およびその周辺 構成について説明する。運転操作部30はキャ ビン18で覆われており、図2に示すように、そ の内部で旋回台7上に支持された支持台12の後 部左右中央に運転席31が設置され、該運転席3 1の左または右側方に掘削作業装置4の操作レ ー32・33などの操作具や操作パネルが配設さ れている。運転席31の前下方にはステップ35 左右方向に延設され、該ステップ35の前部左 右中央に走行レバー36が配設されている。

 そして、運転席31の右前方、すなわちキ ビン18内の右前部に空気調和装置40が操作パ ルに設けられた操作具の操作で外気導入と 気循環とを切替可能に配設されている。こ 空気調和装置40はステップ35の右側方で支持 台12上に載置固定され、キャビン18の右側面 部の側壁を構成する外カバー46に取り付けら れている。

 図2から図5に示すように、空気調和装置40 は熱交換器や送風機などからなるエアコンユ ニット41や、外気導入ダクト42や、外気フィ タ43や、内気循環用の部材などを備えて構成 されている。エアコンユニット41は、支持台1 2から立設された固定プレート44の内側面に固 定されて、キャビン18内において内カバー45 より被装されている。

 外気導入ダクト42はエアコンユニット41を 取り付けた固定プレート44と、キャビン18の 壁となる外カバー46との間に配置されている 。この外気導入ダクト42は所定の空気の流れ 得られるように、進行方向左側が開放され 左右幅が短く上下方向に長い箱体状とされ おり、固定プレート44に沿って前後方向に 設されて、その開口部側で当該固定プレー 44の外側面に固定され、その内側に外気が通 る外気通路42aを形成して構成されている。但 し、外気導入ダクト42を進行方向右側の面を 放した箱体状として外カバー46に取り付け 該外気導入ダクト42にエアコンユニット41を り付けるように構成することも可能である

 外気導入ダクト42の外気通路42aに面する 定プレート44の後部には、エアコンユニット 41の後部外側に設置された外気取込部41aにあ せて開口44aが設けられている。この固定プ ート44の開口44aにより外気導入ダクト42の外 気通路42aの後部とエアコンユニット41の外気 込部41aとが連通されている。

 また、外気導入ダクト42の前部外側(前部 側)に開口42bが設けられ、該開口42bの外側の 外カバー46に外気導入口46aがこれを構成する 数の長孔を開口42bの位置にあわせて設けら ている。この外気導入ダクト42の開口42bと カバー46の外気導入口46aとにより、該外気導 入ダクト42の外気通路42aの前部とキャビン18 右側前下部周辺の外部とが連通されている 但し、前記外気導入口46aは長孔の形状に限 するものではなく、開口部として網などを ける構成であってもよい。

 外気フィルタ43は外気用のエアフィルタ あり、外気導入ダクト42の開口42bと外カバー 46の外気導入口46aとの間に介装されている。 なわち、この外気フィルタ43を介して前述 ように外気導入ダクト42の外気通路42aがその 前部で開口42bと外カバー46の外気導入口46aと 通じてキャビン18の右側前下部周辺の外部 連通されている。なお、外気フィルタ43は設 けない構成とすることも、外気導入ダクト42 に設けることも可能である。

 こうして、エアコンユニット41の外気取 部41aと外カバー46の外気導入口46aとが外気導 入ダクト42を介して連通されて、空気調和装 40の作動により外気が外カバー46の外気導入 口46aから外気フィルタ43を経て外気導入ダク 42の開口42bを通じて外気通路42aに導入され 該外気通路42aで後方へ案内された後、エア ンユニット41の外気吸入部41aからその後部に 取り込まれるようになっている。

 そして、エアコンユニット41に取り込ま た外気が当該エアコンユニット41にて冷却ま たは加温されて調和された後、前部に配置さ れた送出部41bからこれを被装する内カバー45 前面、側面もしくは上面の適所に設けられ 複数の長孔からなる吹出口45a・45b・45cから ャビン18内に送風されるようになっている

 ここで、吹出口45a・45b・45cは回動可能に けた風向変更部材48で送風方向を調整可能 し、キャビン18内前部から後方へ、つまり後 部に設置された運転席31側に空気調和された 気を送風する構成とされている。これによ 、キャビン18内で空調を効率良く行って、 キャビン18の快適化を図ることができるよう になっている。

 また、エアコンユニット41及び外気導入 クト42は左右幅を短くして構成され、キャビ ン18内の居住空間を大きくとることができる うになっている。

 このような構成において、キャビン18の 側前下部の側方には、旋回台7の前部左右中 の支持部7aに枢支する前記掘削作業装置4、 なわちブーム21の基部を収容可能な広さを った収容スペース50が設けられている。

 すなわち、収容スペース50はブーム21を後 方へ回動した時にその下部を収容可能とする 空間であり、旋回作業車1がアーム22及びバケ ット23を後方に回動させた状態でブーム21を きく後方へ回動させた場合に、掘削作業装 4を平面視で旋回台7の旋回内に収めて、所謂 、後方超小旋回を行うことができるように設 けられている。

 この収容スペース50は、前記外カバー46と 、その側方に配設されたボンネット11の側壁5 2と、該外カバー46と側壁52の下部および後部 間に湾曲しながら横設されたカバー53とで 体の前部における左右中央に後下方へ凹む 部を形成して構成されている。

 そして、前記収容スペース50、もしくは 該収容スペース50に収容されたブーム21の基 を臨むように、前記外カバー46の外気導入 46aが配置されている。

 こうして、前記空気調和装置40が外気を 気導入口46aから外気導入ダクト42を介して取 り込む際に、外気導入口46aが車体前部左右略 中央に位置して、該外カバー46とボンネット1 1の側壁52とカバー53とブーム21とで囲まれ、 気を車体後部のボンネット11から排出される 排風などからの影響を受け難く、塵埃なども 入り込み難い当該収容スペース50から導入す ことができるようになっている。

 なお、カバー53は後方のボンネット11に連 続して設けられており、その一部に透明な開 閉窓55を付設した開口部を備えて構成されて る。これにより、カバー53の開閉窓55を閉じ たまま、ボンネット11内を視認することがで 、さらにその開閉窓55を開くことにより開 部からボンネット11内のエンジン8等のメン ナンスを簡単に行うことができるようにな ている。

 以上のように、旋回台3に支持部7aを設け 該支持部7aに掘削作業装置4(ブーム21)の基部 を枢支し、空気調和装置40を内装するキャビ 18を該旋回台3上に備え、回動した該掘削作 装置4(ブーム21)の基部を収容可能とした収 スペース50を、該キャビン18の側壁46に沿っ 該旋回台3上に構成した旋回作業車1において 、該支持部7a近傍の、該収容スペース50に面 る該キャビン18の側壁46に、該空気調和装置4 0の外気取込部41aに外気を導入するための外 導入口46aを設けたことにより、該支持部7aに 枢支した掘削作業装置4の基部やキャビン18な どで側方を囲まれた収容スペース50から外気 外気導入口46aに導入することが可能となる 前記実施例のように、通常は旋回台3の前端 に設けられる支持部7aの近傍で、該収容スペ ス50に面する外気導入口46aには、通常は車 後部から排出されるエンジン排気および冷 風の排風や、塵埃などが導入され難くなり 空気調和装置40の外気取込部41aに清浄な外気 を取り込むことができる。

 また、前記旋回作業車1において、前記キ ャビン18内の前記外気導入口46aの近傍に前記 気調和装置40を配置して、該外気導入口46a 空気調和装置40のエアコンユニット41の外気 込部41aとを外気導入ダクト42で連通し、該 気導入ダクト42を前記キャビン18内の側壁と る外カバー46に沿わせて配置したことによ 、該外気導入口46aから導入する外気をキャ ン18内の空気調和装置40のエアコンユニット4 1の外気取込部41aに簡単な構造で取り込むこ が可能となる。また、外気導入ダクト42の短 縮化を図ることができる。

 また、前記旋回作業車1において、前記外 気導入口46aから取り込んだ外気を調和して送 出する吹出口45a・45b・45cを、前記キャビン18 で運転席31の前方に設置したことにより、 運転席31に着座するオペレータに空気調和し た外気を効率良く送り、キャビン18内を速や に快適にすることができる。