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Patent Searching and Data


Title:
RUSTPROOF COVER FOR AUTOMOBILE DISK BRAKE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/142134
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a rustproof cover for an automobile disk brake that is attached to the obverse side of the disk part of an automobile wheel such that it blocks multiple through-parts that pass through from the obverse side to the reverse side of the aforementioned disk part. The aforementioned rustproof cover is equipped with concave portions that are indented to follow each of the aforementioned through-parts from the obverse side of the aforementioned disk part to the reverse side of the aforementioned disk part. Each of the aforementioned concave parts is provided with an overhanging part at a spot to reach the reverse side of the aforementioned disk part to hook onto the reverse face of the aforementioned disk part and protrude to control detaching of the aforementioned rustproof cover. The aforementioned rustproof cover is formed of a flexible resin.

Inventors:
ICHINOSE Hidemi (1-1, Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 〒1078556, JP)
一瀬 英美 (〒56 東京都港区南青山二丁目1番1号 本田技研工業株式会社内 Tokyo, 〒1078556, JP)
MIYAGAWA Yoshimine (1-1, Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 〒1078556, JP)
宮川 義峰 (〒56 東京都港区南青山二丁目1番1号 本田技研工業株式会社内 Tokyo, 〒1078556, JP)
ASANO Hisao (1111, Shobuike, Nagakute-cho, Aichi-gu, Aichi 15, 〒4801115, JP)
Application Number:
JP2009/058923
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 13, 2009
Export Citation:
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Assignee:
HONDA MOTOR CO., LTD. (1-1 Minami-Aoyama 2-chome, Minato-ku Tokyo, 56, 〒1078556, JP)
本田技研工業株式会社 (〒56 東京都港区南青山二丁目1番1号 Tokyo, 〒1078556, JP)
ASHIO KAKOU Co., Ltd. (1111, Shobuike Nagakute-cho, Aichi-gu, Aichi 15, 〒4801115, JP)
株式会社アシオ化工 (〒15 愛知県愛知郡長久手町菖蒲池1111番地 Aichi, 〒4801115, JP)
ICHINOSE Hidemi (1-1, Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 〒1078556, JP)
一瀬 英美 (〒56 東京都港区南青山二丁目1番1号 本田技研工業株式会社内 Tokyo, 〒1078556, JP)
MIYAGAWA Yoshimine (1-1, Minami-Aoyama 2-chome, Minato-k, Tokyo 56, 〒1078556, JP)
International Classes:
B60B7/06; B60B7/02; F16D65/00
Attorney, Agent or Firm:
SHIGA Masatake et al. (1-9-2, Marunouchi Chiyoda-k, Tokyo 20, 〒1006620, JP)
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Claims:
 自動車用ホイールのディスク部の表側から裏側に貫通する複数の貫通部を閉塞するように前記ディスク部の表側に取り付けられる自動車用ディスクブレーキの防錆カバーであって、
 前記防錆カバーは、前記ディスク部の表側から前記ディスク部の裏側まで前記各貫通部に沿うように凹んだ凹部を備え、
 前記各凹部は、前記ディスク部の裏側に至る部位に前記ディスク部の裏面に係合して前記防錆カバーの離脱を規制するように突出する張り出し部を備え、
 前記防錆カバーは柔軟性樹脂により形成されていることを特徴とする自動車用ディスクブレーキの防錆カバー。
 前記防錆カバーの径方向に伸縮可能な蛇腹部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ディスクブレーキの防錆カバー。
Description:
自動車用ディスクブレーキの防 カバー

 この発明は、自動車用ディスクブレーキの 錆カバーに関する。
 本願は、2008年5月19日に日本出願された特願 2008-131283に基づいて優先権を主張し、その内 をここに援用する。

 従来から、自動車の車輪のホイール(ディス クホイール)のディスク部には、軽量化や意 、及びホイール内側に配設されたブレーキ 冷却等のために、ホイールを貫通する複数 貫通部が形成されている。
 しかし、長期間洋上を輸送して、自動車を 出するような場合、自動車の車輪が塩分お び水分を含んだ雰囲気に晒されるため、前 貫通部を通じて自動車の車輪のホイールの 側に塩分および水分が浸入し、ホイール内 に配設されたディスクブレーキのロータが びることがある。
 このような問題を抑制するために、前記貫 部を一時的に閉塞するように前記ホイール ディスク部の表側(外側)に防錆カバーが知 れている(例えば、特許文献1,2参照。)。
 防錆カバーは、薄肉の樹脂製のものが好ま く、輸送中の振動等により容易に脱落する となく、かつ、取り外し作業が容易でなけ ばならない。また、この防錆カバーは、通 輸送先で破棄されるため、製造コストも抑 る必要がある。

 特許文献1には、硬質塩化ビニール樹脂等の 薄肉硬質合成樹脂製の円盤状の防錆カバーが 開示されている。この防錆カバーでは、放射 状及び円弧状等の複数のリブを設けることに よりカバー全体の強度を向上させ、カバー中 央部にこれを貫通する複数のキャップ状の係 止具を取り付け、この各係止具を複数のホイ ールナットにそれぞれ嵌合させることにより ホイールのディスク部に防錆カバーを取り付 け可能としている。
 特許文献2には、薄肉合成樹脂製の円盤状の 防錆カバーが開示されている。この防錆カバ ーは、ホイールのディスク部の外周、あるい は、個別に整合して各貫通部の内周に弾性的 に嵌合される。

実公平07-014660号公報

実開昭56-036562号公報

 ところで、上記特許文献1の構成では、複 数のホイールナットに複数の係止具をそれぞ れ嵌合させる必要があるため、取り付けの工 数が多く、取り外し作業も煩雑であった。ま た、これらの防錆カバー及び係止具が消耗品 であり、輸送先で取り外されて破棄されるた め、コスト高であった。さらに、輸出時等の 遠方への輸送の場合に、輸送元と輸送先の外 気温の差によりホイールナットと係止具との 嵌合度合いに差が生じて、係止具がホイール ナットから取り外し困難になる場合があった 。

 また、上記特許文献2の構成では、特にアル ミニウム合金製のホイールに取り付ける場合 等のように、ホイールと防錆カバーとの熱膨 張率の差が比較的大きく異なる場合に、防錆 カバーがホイールから脱落する、防錆カバー の着脱が困難になる、あるいは防錆カバーが 破損する等の不具合が生じることがあり、常 時監視を必要とする等、手間がかかった。
 そこで本発明は、簡素な構成で、ホイール 対する着脱を容易にし、かつホイールとの 膨張率が異なることによる影響を抑えるこ ができる自動車用ディスクブレーキの防錆 バーを提供することを目的とする。

 上記課題の解決手段として、本発明の防 カバーは、自動車用ホイールのディスク部 表側から裏側に貫通する複数の貫通部を閉 するように前記ディスク部の表側に取り付 られる自動車用ディスクブレーキの防錆カ ーであって、前記防錆カバーは、前記ディ ク部の表側から前記ディスク部の裏側まで 記各貫通部に沿うように凹んだ凹部を備え 前記各凹部は、前記ディスク部の裏側に至 部位に前記ディスク部の裏面に係合して前 防錆カバーの離脱を規制するように突出す 張り出し部を備え、前記防錆カバーは柔軟 樹脂により形成されていることを特徴とす 。

 前記防錆カバーの径方向に伸縮可能な蛇 部をさらに備えていてもよい。

 本発明では、前記張り出し部のディスク部 裏面への係合量(掛かり代)を、アルミニウ 合金等の金属製のホイールとの熱膨張率の を見越して最小限に設定する。これにより この防錆カバーをホイールに対して着脱す 際には、防錆カバーの凹部を貫通部に押し む又は貫通部から引き抜くことのみで、貫 部に対して張り出し部周辺を撓ませつつ着 を行うことができる。すなわち、簡素な構 でホイールに対する着脱を容易にすること できる。
 また、熱膨張率の差によりこの防錆カバー ホイールに対して膨張あるいは収縮した際 も、カバー全体が柔軟性樹脂からなるため ホイールに対する着脱が困難になったり脱 や破損が生じたりすることがない。すなわ 、ホイールとの熱膨張率が異なることによ 影響を抑えることができる。

図1は、本発明の実施例における防錆カ バーをホイールに取り付けた状態を示す平面 図である。 図2は、図1のA-A断面図である。 図3は、防錆カバーの裏面図である。 図4は、図3のB-B断面図である。 図5は、図1のC-C断面図である。

 以下、この発明の実施例について図面を 照して説明する。なお、以下の説明におけ 軸方向、周方向及び径方向とは自動車の一 輪に対するものとして用いる。

 図1~4に示す防錆カバー1は、前述のように 長時間洋上を輸送して自動車の輸出するよう な場合に、その車輪のホイール(ディスクホ ール)50のディスク部55の表側(外側)に取り付 て、ディスク部55に形成された複数(例えば 7個)の貫通部51を一時的に閉塞することによ り、ホイール50内側に配設されたディスクブ ーキのロータ(何れも不図示)の錆を抑制す 。なお、図示都合上、図1,3の平面視(軸方向 )では防錆カバー1の片側半分のみを示す。

 防錆カバー1は、ポリプロピレン等の保形 性のある柔軟性樹脂により、厚さ約0.5mmの略 等な厚さを有する薄肉状で、ホイール50の ィスク部55に対向するように円盤状に型形成 される。

 図1は、本発明の実施例における防錆カバ ーをホイールに取り付けた状態を示す平面図 である。図2は、図1のA-A断面図である。ホイ ル50は、アルミニウム合金からなる鋳造(又 鍛造)成型品である。このホイール50は、円 状のディスク部55と、このディスク部55の軸 方向内側に一体成形された環状のリム部56と 有している。ホイール50の内側の軸方向内 に開放する空間56aには、自動車のハブ及び ィスクブレーキ(何れも不図示)が配設される 。リム部56の外周にはタイヤ(不図示)が装着 れ、このタイヤ及びホイール50により自動車 の車輪が構成される。

 ホイール50のディスク部55は、その中央部 を構成するハブ部54と、外周縁部を構成する ムフランジ部58と、これらハブ部54及びリム フランジ部58の間に渡る複数(例えば、7個)の ポーク部59とが一体に成形されている。隣 するスポーク部59の間には、ホイール50を貫 する複数(例えば、7個)の貫通部51が形成さ る。ディスク部55は、その強度を確保するた めに肉厚に形成されている。

 ハブ部54は、その中心にハブのハブ軸端 を挿通するハブ孔53が形成され、このハブ孔 53の周囲にはハブから軸方向外側に延びるハ ボルト及びこれに締結されるハブナット(何 れも不図示)を挿通する複数(例えば、5個)の 通孔52が形成される。

 リムフランジ部58は、リム部56の軸方向外 側を構成するもので、軸方向外側かつ径方向 内側に凸の湾曲状のリム内周面58aを形成する 。換言すれば、リム内周面58aは、軸方向外側 (ディスク部55表側)ほど広がるテーパ状に形 される。

 各スポーク部59は、図1の平面視でハブ部5 4の外周から径方向外側に向けて直線状(放射 )に延び、その径方向外側端がリムフランジ 部58のリム内周面58aに突き当たり一体に接続 れる。各スポーク部59は、平面視で径方向 側の幅を狭めるようにやや先細りとなった ポーク表面59a(外面)を形成する。各スポーク 部59は、それぞれ平面視でディスク部55の半 を中心線(対称軸)とした線対称形状とされて いる。

 各スポーク部59の径方向外側の部位は、 のスポーク表面59aが前述のようにやや先細 に設けられている。各スポーク部59の両側面 は、スポーク表面59aから軸方向内側かつ径方 向外側に向かうほど、平面視において幅を広 げるように形状が変化している。以下、各ス ポーク部59の両側面のうち、径方向内側の部 を内スポーク側面59b、径方向外側の変化を す部位を外スポーク側面59cという。

 各スポーク部59は、図2の断面視では軸方 外側に凸の湾曲状に設けられる。図2中符号 59dはスポーク部59(スポーク表面59a)の軸方向 側への湾曲頂部を示す。

 各スポーク部59のスポーク表面59aは、そ 径方向外側がリムフランジ部58のリム内周面 58aの軸方向外側端部(以下、リム表面58b(外面) という)に滑らかに連なり、径方向内側がハ 部54のハブ表面54a(外面)に滑らかに連なる。 ブ表面54a(ハブ部54)は、スポーク表面59a(ス ーク部59)及びリム表面58b(リムフランジ部58) りも軸方向内側(ディスク部55裏側)に陥没す るように凹状に設けられている。

 スポーク表面59a、リム表面58b及びハブ表面5 4a、並びに各貫通部51内のリム内周面58a及び 外スポーク側面59b,59cにより、ディスク部55 表面55aが構成される。
 図2を参照し、ハブ部54の裏面54b(内面)は軸 向に直交する平坦状に設けられ、各スポー 部59の裏面59e(内面)は軸方向外側に凸の湾曲 に設けられる。これら各裏面54b,59eにより、 ディスク部55の裏面55bが構成される。

 ディスク部55の各貫通部51は、前述のよう にホイール50の軽量化や意匠の他に、このホ ール50の内側に配設されたディスクブレー の冷却等に用いられる。各貫通部51は、それ ぞれ平面視でディスク部55の半径を中心線(対 称軸)とした線対称形状とされる。

 各貫通部51は、ディスク部55の裏面55bにお いて、隣接するスポーク部59の一対の内外ス ーク側面59b,59c並びにリム内周面58aのそれぞ れの軸方向内側端に囲まれた平面視において 略五角形状に貫通部している。また、ディス ク部55の表面55aにおいては、一対の内外スポ ク側面59b,59c並びにリム内周面58aのそれぞれ の軸方向外側端に囲まれた平面視において略 三角形状に貫通部している。ここで、一対の 内外スポーク側面59b,59c並びにリム内周面58a より、各貫通部51の内周面51aが構成される。

 内スポーク側面59bは、概ね軸方向に沿う うに(詳細にはホイール50成型時の抜き角と て軸方向外側になるにつれて広がるように) 形成され、外スポーク側面59c及びリム内周面 58aは、軸方向外側になるにつれて広がるよう にテーパ状に形成される。なお、1つの貫通 51のリムフランジ部58にはエアバルブVを貫通 するように支持するバルブ取り付け孔58cが形 成される。

 次に、防錆カバー1は、ハブ部54を覆うハ カバー部5と、リムフランジ部58を覆うリム バー部2と、各スポーク部59をそれぞれ覆う 数(例えば、7個)のスポークカバー部3と、各 貫通部51内に入り込んでこれらをそれぞれ覆 と共に閉塞する複数(例えば、7個)の凹部6と を有し一体に形成されている。

 ハブカバー部5は、図1および図3の平面視 おいて、ハブ表面54aと重なるように設けら 、このハブ表面54aから離間して軸方向と直 するように平坦状に形成される。ハブカバ 部5の外周には各スポークカバー部3の径方 内側端が一体かつ滑らかに連なる。

 リムカバー部2は、平面視において、リム 表面58bと重なるように設けられ、このリム表 面58bに沿ってこれに当接(密接)するように形 される。リムカバー部2の内周には各スポー クカバー部3の径方向外側端が一体かつ滑ら に連なる。

 各スポークカバー部3は、それぞれ平面視 において、スポーク表面59aと重なるように設 けられる。各スポークカバー部3における湾 頂部59dよりも径方向外側の部位は、スポー 表面59aに沿ってこれに当接(密接)するように 形成され、湾曲頂部59dよりも径方向内側の部 位は、スポーク表面59aから離間して軸方向と 略直交する平坦状に形成される。すなわち、 各スポーク部59の径方向内側の部位及びハブ 54は、各スポークカバー部3の径方向内側の 位及びハブカバー部5により隙間を空けるよ うに覆われる。各スポークカバー部3は、各 ポーク部59と同様の線対称形状とされる。

 各スポークカバー部3の径方向内側からハ ブカバー部5の外周に渡る部位には、防錆カ ー1と同心の円弧状をなす複数の凹凸形状か なる蛇腹部8が形成される。この蛇腹部8に り、各スポークカバー部3及び各凹部6周辺の 径方向での撓み(相対変位)が許容される。

 隣接するスポークカバー部3の間には、貫 通部51内に入り込むように軸方向内側に凹む 部6がそれぞれ形成される。各凹部6は、そ ぞれ各貫通部51の内周面51aに沿うように形成 されてこれに当接(密接)する周壁6aと、ディ ク部55の裏面55bに沿うように形成されて周壁 6a(貫通部51)の軸方向内側端を閉塞する底壁6b を有している。

 凹部6の周壁6aは、貫通部51における一対の 外スポーク側面59b,59cにそれぞれ整合する一 の内外スポーク側周壁6c,6d、並びにリム内 面58aに整合するリム側周壁6eを有している。 各周壁の形状は内外スポーク側面59b,59c及び ム内周面58aに沿うように形成されている。 凹部6は、各貫通部51と同様の線対称形状と っている。
 なお、一凹部6のリム側周壁6eにはエアバル Vを貫通させるバルブ挿通孔4aが形成される

 凹部6の底壁6bは、図2,4の断面視ではスポ ク部59の裏面59e(ディスク部55の裏面55b)に沿 ように軸方向外側に凸の湾曲状に形成され かつ図5の断面視では隣接するスポーク部59 裏面59eの間に渡るように平坦状に形成され 。

 底壁6bは、ディスク部55の裏面55bよりも所 定量(図5における寸法d、この実施例では4mm) けディスク部55裏側(ホイール50内側)に入り むように形成されている。この底壁6bの径方 向中間部とテーパ状の一対の外スポーク側周 壁6dとの稜線部分には、それぞれ外スポーク 周壁6dよりも周方向外側に所定量(図5におけ る寸法e、この実施例では4mm)だけ張り出す張 出し部7が形成される。

 各張り出し部7は、断面半円状をなして稜 線に沿って延び、この張り出し部7の軸方向 側の端面t(図5参照)が、貫通部51の周縁部に いてディスク部55の裏面55bに当接(密接)し係 することにより、凹部6の貫通部51からの離 が規制され、もって防錆カバー1のディスク 部55からの脱落が規制される。

 次に、作用について説明する。
 初めに、防錆カバー1をホイール50に取り付 るには、まず、ホイール50に対する防錆カ ー1の周方向の位置をエアバルブVを基準に合 わせる。その後、防錆カバー1をディスク部55 に対して軸方向で押し付けるように装着する 。すると、エアバルブVが防錆カバー1のバル 挿通孔4aに挿通されると共に、防錆カバー1 各凹部6がホイール50の各貫通部51内にそれ れ挿入される。

 このとき、防錆カバー1全体が薄肉の柔軟 性樹脂からなることから、張り出し部7が貫 部51におけるテーパ状の内周面51a(外スポー 側面59c)に摺接しながら撓み、かつこれに伴 底壁6bを含む凹部6自体も撓む。これにより 張り出し部7を有する凹部6が貫通部51内に挿 入される。

 そして、張り出し部7が貫通部51を通過し ディスク部55の裏側に至ると、張り出し部7 び凹部6全体が撓み前の状態に復元し、張り 出し部7がディスク部55の裏面55bに係合して凹 部6の貫通部51からの離脱が規制され、かつ凹 部6の周壁6aが貫通部51の内周面51aに密接した 態となり、防錆カバー1のホイール50への取 付けが完了する。このように、防錆カバー1 を軸方向内側に押し込むことのみで、この防 錆カバー1をホイール50に取り付けることが可 能である。

 防錆カバー1をホイール50に取り付けた状 では、各貫通部51がそのディスク部55裏面55b 側において凹部6の底壁6bにより閉塞される。 このとき、凹部6の周壁6aが、貫通部51の内周 51aに密接してこれらの間の隙間が除去され と共に、さらに蛇腹部8により各凹部6間の 対変位が許容されることで、防錆カバー1の 形誤差等が吸収されて凹部6の周壁6aが貫通 51の内周面51aに良好に密接する。

 特に、蛇腹部8の弾性力を利用して各凹部 6に径方向外側への押圧力を付与することで 防錆カバー1の外周縁に近接する凹部6のリム 側周壁6eと貫通部51のリム内周面58aとの密接 態が良好に保たれる。これにより、貫通部51 を通じたホイール50内外の連通が遮断され、 イール50内側に配設されたディスクブレー のロータの錆が抑制される。

 ところで、樹脂製の防錆カバー1は金属製 のホイール50とは熱膨張率が異なることから 外気温の変化等に伴い防錆カバー1がホイー ル50に対して膨張あるいは収縮することがあ 。

 しかし、各凹部6を含む防錆カバー1全体 薄肉の柔軟性樹脂からなることで、例えば 錆カバー1がホイール50に対して膨張した場 には、各凹部6の周辺等が適宜撓んで膨張分 吸収し、ホイール50に対する着脱を困難に たりホイール50への係合部が破損したりする 等の不具合が防止される。また、防錆カバー 1がホイール50に対して収縮した場合には、張 り出し部7がディスク部55の裏面55bに対して十 分な係合代を有することから、この張り出し 部7の係合が外れてホイール50から脱落する等 の不具合が防止される。

 そして、出荷先で防錆カバー1をホイール 50から取り外す際には、この防錆カバー1を軸 方向外側に引き剥がすことのみで、薄肉の柔 軟性樹脂からなる張り出し部7他が撓んでデ スク部55裏面55bへの係合を解除可能であり、 各凹部6を各貫通部51から抜き出して防錆カバ ー1をホイール50から取り外すことができる。

 このように、防錆カバー1を薄肉の柔軟性 樹脂からなる一体成形品とすることで、その 製造コストを抑え、かつその柔軟性及び弾性 を利用して張り出し部7をディスク部55の裏面 55bに係合させることで、ホイール50に対する 脱を容易にすると共にホイール50との熱膨 率の差に基づく影響を抑えることができる

 以上説明したように、上記実施例におけ 自動車用ディスクブレーキの防錆カバー1は 、ホイール50のディスク部55の表側に取り付 られ、ディスク部55に形成されたホイール50 貫通する貫通部51を閉塞するものでる。こ 防錆カバー1は、薄肉の柔軟性樹脂から形成 れ、ディスク部55の表面形状に沿うように 通部51内に入り込んでディスク部55の裏側ま 至る凹部6を有する。この凹部6における裏 に至る部位には、ディスク部55の裏面55bに係 合して凹部6の表側への離脱を規制する張り し部7が設けられる。

 本実施例によれば張り出し部7のディスク部 55の裏面55bに対する係合量(掛かりしろ)を、 ルミニウム合金等の金属製のホイール50との 熱膨張率の差を見越して最小限に設定するこ とにより、防錆カバー1をホイール50に対して 着脱する際には、凹部6を貫通部51に押し込む 又は貫通部51から引き抜くことのみの作業で 貫通部51に対して張り出し部7周辺を撓ませ つ着脱を行うことができる。すなわち、簡 な構成でホイール50着脱を容易にすること できる。
 また、錆カバー1とホイール50との熱膨張率 差により防錆カバー1がホイール50に対して 張あるいは収縮した場合でも、カバー全体 柔軟性樹脂からなるため、ホイール50に対 る着脱を困難にしたり脱落や破損を生じさ ない。すなわち、防錆カバー1とホイール50 の熱膨張率の差による影響を抑えることが きる。

 また、上記防錆カバー1においては、凹部 6が、貫通部51の内周面51aに沿うように形成さ れる周壁6aと、ディスク部55の裏面55bに沿う うに形成される底壁6bとを有している。この 凹部6の底壁6bを挟んだ両側に、張り出し部7 一対に設けられることにより、貫通部51の内 周形状に沿うと共に、ディスク部55裏側への 出量を抑えた無駄のない凹部6を形成できる 。また、この凹部6の底壁6bを挟んだ両側に一 対の張り出し部7を設けることにより、防錆 バー1がホイール50から離脱することを確実 規制できる。

 さらに、上記防錆カバー1においては、複 数の貫通部51に対応する複数の凹部6を有する と共に、これら各凹部6間の相対変位を許容 る蛇腹部8を有するため、防錆カバー1の成形 誤差等を吸収することができる。これにより 、ホイール50の各貫通部51を各凹部6で良好に 塞できる。

 なお、上記実施例における構成はこの発 の一例であり、詳細形状や大きさ、数量、 置及び材料等を含め、本発明の要旨を逸脱 ない範囲で種々の変更が可能である。

 本発明の自動車用ディスクブレーキの防 カバーによれば、簡素な構成でホイールに する着脱が容易になり、かつホイールとの 膨張率が異なることによる影響を抑えるこ ができる。

 1 防錆カバー
 6 凹部
 7 張り出し部
 50 ホイール
 51 貫通部
 55 ディスク部
 55b 裏面