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Title:
SADDLED VEHICLE BEHAVIOR CONTROL DEVICE AND CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2023/187525
Kind Code:
A1
Abstract:
The present invention provides a control device and a control method with which it is possible to improve rider assistance performance. This saddled vehicle (100) behavior control device comprises: an acquisition unit that acquires positional relation information between a traveling saddled vehicle (100) and a target (200); and an execution unit that executes a positional relation adjustment operation that, on the basis of the positional relation information acquired by the acquisition unit, automatically changes the traveling speed of the saddled vehicle (100) to adjust the positional relation between the saddled vehicle (100) and the target (200). In the positional relation adjustment operation, the execution unit switches between a first operation mode in which the positional relation between the saddled vehicle (100) and the target (200) is in a first state and a second operation mode in which the positional relation between the saddled vehicle (100) and the target (200) is in a second state, according to whether a group traveling mode is enabled.

Inventors:
PFAU LARS (JP)
Application Number:
PCT/IB2023/052436
Publication Date:
October 05, 2023
Filing Date:
March 14, 2023
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T7/22; B60T8/17; B60W30/14; B60W30/165; B60W30/182
Domestic Patent References:
WO2021260479A12021-12-30
WO2020216490A12020-10-29
WO2012091637A12012-07-05
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Description:
【書類名】 明細書

【発明の名称】 鞍乗り型車両の挙動の制御装置及び制御方法

【技術分野】

【。 0 0 1】 本発明は、 鞍乗り型車両の挙動の制御装置と、 鞍乗り型車両の挙動の制御方法と、 に関 する。

【背景技術】

【。 0 0 2】 従来の鞍乗り型車両の挙動の制御装置は、 走行中の鞍乗り型車両と 目標との位置関係情 報を取得し、 その位置関係情報に基づいて鞍乗り型車両の 走行速度を自動で変化させて、 鞍乗り型車両と 目標との位置関係を調整する位置関係調整動 作を実行する (例えば、 特許 文献 1を参照。 ) 。

【先行技術文献】

【特許文献】

【〇 0 0 3】

【特許文献 1】 国際公開第 2 0 1 8 / 1 7 2 8 7 0号

【発明の概要】

【発明が解決しよう とする課題】

【〇 0 0 4】 鞍乗り型車両は、 他の車両 (例えば、 乗用車、 トラック等) と比較して車体が極めて小 型である。 そのため、 複数の鞍乗り型車両が特殊な位置関係で並ん で走行する状況 (例え ば、 1つの走行レーン内を複数の鞍乗り型車両が 走する状況、 1つの走行レーン内に複 数の車列が形成された状態で複数の鞍乗り型 車両が走行する状況等) が生じ得る。 従来の 鞍乗り型車両の挙動の制御装置では、 そのような状況において適切な位置関係調整 動作を 実行することが困難となり得る。

【〇 0 0 5】 本発明は、 上述の課題を背景としてなされたものであり 、 ライダーの支援性を向上する ことが可能な制御装置を得るものである。 また、 ライダーの支援性を向上することが可能 な制御方法を得るものである。

【課題を解決するための手段】

【〇 0 0 6】 本発明に係る制御装置は、 鞍乗り型車両の挙動の制御装置であって、 走行中の前記鞍乗 り型車両と目標との位置関係情報を取得する 取得部と、 前記取得部で取得される前記位置 関係情報に基づいて、 前記鞍乗り型車両の走行速度を自動で変化さ せて、 該鞍乗り型車両 と前記目標との位置関係を調整する位置関係 調整動作を実行する実行部と、 を備えており 、 前記実行部は、 前記位置関係調整動作において、 前記鞍乗り型車両と前記目標との前記 位置関係が第 1状態になる第 1動作モードと、 該鞍乗り型車両と該目標との該位置関係が 該第 1状態と異なる第 2状態になる第 2動作モードと、 を、 該鞍乗り型車両が少なく とも 1 つの他の鞍乗り型車両と共にグループで走行 するモードであるグループ走行モードが有 効であるか否かに応じて切り替える。

【〇 0 0 7】 本発明に係る制御方法は、 鞍乗り型車両の挙動の制御方法であって、 制御装置の取得部 が、 走行中の前記鞍乗り型車両と 目標との位置関係情報を取得する取得ステッ プと、 前記 制御装置の実行部が、 前記取得ステップで取得される前記位置関係 情報に基づいて、 前記 鞍乗り型車両の走行速度を自動で変化させて 、 該鞍乗り型車両と前記目標との位置関係を 調整する位置関係調整動作を実行する実行ス テップと、 を備えており、 前記実行ステップ では、 前記実行部は、 前記位置関係調整動作において、 前記鞍乗り型車両と前記目標との 前記位置関係が第 1状態になる第 1動作モードと、 該鞍乗り型車両と該目標との該位置関 係が該第 1状態と異なる第 2状態になる第 2動作モードと、 を、 該鞍乗り型車両が少なく とも 1つの他の鞍乗り型車両と共にグループで走 するモードであるグループ走行モード が有効であるか否かに応じて切り替える。

[発明の効果]

[ 0 0 0 8 ] 本発明に係る制御装置及び制御方法では、 位置関係調整動作において、 鞍乗り型車両と 目標との位置関係が第 1状態になる第 1動作モードと、 鞍乗り型車両と 目標との位置関係 が第 1状態と異なる第 2状態になる第 2動作モードと、 が、 鞍乗り型車両が少なく とも 1 つの他の鞍乗り型車両と共にグループで走行 するモードであるグループ走行モードが有効 であるか否かに応じて切り替わる。 そのため、 複数の鞍乗り型車両が特殊な位置関係で並 んで走行する状況において適切な位置関係調 整動作を実行することが可能となって、 ライ ダーの支援性を向上することが可能である。

【図面の簡単な説明】

[ 0 0 0 9 ]

【図 1】 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 鞍乗り型車両への搭載 状態を示す図である。

【図 2】 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 システム構成を示す図 である。

【図 3】 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 構成を説明するための 図である。

【図 4】 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 構成を説明するための 図である。

【図 5 ] 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 構成を説明するための 図である。

【図 6】 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 構成を説明するための 図である。

【図 7】 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 構成を説明するための 図である。

【図 8】 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 制御装置の動作フロー を説明するための図である。

[発明を実施するための形態]

[ 0 0 1 0 ] 以下に、 本発明に係る制御装置及び制御方法について 、 図面を用いて説明する。

[ 0 0 1 1 ] なお、 以下で説明する構成、 動作等は、 一例であり、 本発明に係る制御装置及び制御方 法は、 そのような構成、 動作等である場合に限定されない。

[ 0 0 1 2 ] 例えば、 以下では、 本発明に係る制御装置及び制御方法が、 自動二輪車のライダー支援 システムに用いられる場合を説明しているが 、 本発明に係る制御装置及び制御方法が、 自 動二輪車以外の他の鞍乗り型車両のライダー 支援システムに用いられてもよい。 鞍乗り型 車両は、 ライダーが車体に跨がって運転する車両を意 味する。 鞍乗り型車両には、 例えば 、 モータサイクル (自動二輪車、 自動三輪車) 、 自転車等が含まれる。 モータサイクルに は、 エンジンを動力源とする車両、 電気モータを動力源とする車両等が含まれる 。 モータ サイクルには、 例えば、 オートバイ、 スクーター、 電動スクーター等が含まれる。 自転車 は、 ペダルに付与されるライダーの踏力によって 路上を推進することが可能な車両を意味 する。 自転車には、 普通自転車、 電動アシス ト自転車、 電動自転車等が含まれる。

[ 0 0 1 3 ] また、 以下では、 同一の又は類似する説明を適宜簡略化又は省 略している。 また、 各図 において、 同一の又は類似する部分については、 同一の符号を付すか又は符号を付すこと を省略している。 また、 細かい構造については、 適宜図示を簡略化又は省略している。

[ 0 0 1 4 ] 実施の形態. えば、 ヘルメ ッ ト、 グローブ等) に設けられていてもよい。

[ 0 0 2 1 ] 制御装置 2 0は、 少なく とも、 取得部 2 1 と、 実行部 2 2 と、 を含む。 制御装置 2 0の 全て又は各部は、 1つの筐体に纏めて設けられていてもよく、 また、 複数の筐体に分けら れて設けられていてもよい。 また、 制御装置 2 0の全て又は各部は、 例えば、 マイコン、 マイクロプロセッサユニッ ト等で構成されてもよく、 また、 ファームウェア等の更新可能 なもので構成されてもよく、 また、 C P U等からの指令によって実行されるプログラ モ ジュール等であってもよい。

[ 0 0 2 2 ] 取得部 2 1は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行中に、 周囲環境センサ 1 1の出力に基づいて 、 鞍乗り型車両 1 0 0の周囲環境情報を取得する。 周囲環境情報は、 鞍乗り型車両 1 0 0 と鞍乗り型車両 1 〇 〇の周囲を走行する車両との位置関係情報を 含む。 位置関係情報は、 例えば、 相対位置、 相対距離、 相対速度、 相対加速度、 相対加加速度、 通過時間差、 衝突 に至るまでの予測時間等の情報である。 位置関係情報は、 それらに実質的に換算可能な他 の物理量の情報であってもよい。

[ 0 0 2 3 ] 実行部 2 2は、 ライダー支援動作としての位置関係調整動作 が有効化されると、 取得部 2 1で取得される位置関係情報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の周囲を走行する車両の うちから目標を決定する。 有効化された位置関係調整動作が、 鞍乗り型車両 1 0 0の前方 で生じる事象に対するライダーによる運転の 支援を図るものである場合には、 実行部 2 2 は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇よりも先行して走行する車両を目標として 決定する。 有効化され た位置関係調整動作が、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の後方で生じる事象に対するライダーによ る 運転の支援を図るものである場合には、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に後続して走 行する車両を目標として決定する。

[ 0 0 2 4 ] 実行部 2 2は、 取得部 2 1で取得される鞍乗り型車両 1 0 0 と目標との位置関係情報に 基づいて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行速度を自動で変化させて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目 標との位置関係を調整する位置関係調整動作 を実行する。 位置関係調整動作は、 走行レー ンの前後方向での位置関係を調整する動作で ある。 実行部 2 2は、 位置関係調整動作の実 行に際して、 制動装置 3 0又は駆動装置 4 0に指令を出力することで、 鞍乗り型車両 1 0 〇の走行速度を自動で変化させる。 制動装置 3 0は、 鞍乗り型車両 1 0 0を制動する。 駆 動装置 4 〇は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の動力源として、 鞍乗り型車両 1 〇 〇を駆動する。 制 動装置 3 〇が、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の減速度を生じさせる又は増加させるため に制御され てもよく、 また、 鞍乗り型車両 1 0 0の加速度を生じさせる又は増加させるため 制御さ れてもよい。 駆動装置 4 0が、 鞍乗り型車両 1 0 0の加速度を生じさせる又は増加させる ために制御されてもよく、 また、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の減速度を生じさせる又は増加させ るために制御されてもよい。

[ 0 0 2 5 ] 位置関係調整動作は、 ライダーによる制動装置 3 〇及び駆動装置 4 〇の操作によらずに 、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に自動で減速度又は加速度を生じさせて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目 標との位置関係を調整する動作 (例えば、 目標を速度追従のターゲッ トとするアダプティ ブクルーズコントロール動作、 目標に対する衝突を回避又は緩和するために 鞍乗り型車両 ! 〇 〇を減速又は加速させる動作、 ライダーが駆動装置 4 〇を操作している状態で目標と の位置関係をその操作量に応じた位置関係に 制御するために制動装置 3 0を作動させる動 作、 ライダーが制動装置 3 0を操作している状態で目標との位置関係を の操作量に応じ た位置関係に制御するために駆動装置 4 0を作動させる動作等) であってもよく、 また、 ライダーによる制動装置 3 〇の操作の過不足を是正すべく、 鞍乗り型車両 1 0 0に生じて いる制動力を自動で増加又は減少させて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と目標との位置関係を調整 する動作であってもよく、 また、 ライダーによる駆動装置 4 0の操作の過不足を是正すべ く、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じている駆動力を自動で増加又は減少 させて、 鞍乗り型車両 i 〇 〇 と 目標との位置関係を調整する動作であっても よい。

[ 0 0 2 6 ] 実行部 2 2は、 位置関係調整動作の実行に際して、 必要に応じて報知装置 5 0にライダ ーに対する報知動作を実行させる。 報知装置 5 0は、 表示 (つまり、 視覚器が感覚器とし て用いられる知覚) によってライダーに報知するものであっても よく、 また、 音 (つまり 、 聴覚器が感覚器として用いられる知覚) によってライダーに報知するものであっても よ く、 また、 振動 (つまり、 触覚器が感覚器として用いられる知覚) によってライダーに報 知するものであってもよい。 例えば、 報知装置 5 0は、 ディスプレイ、 ランプ、 スピーカ ー、 バイブレーター等である。 報知装置 5 0は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に設けられていても よく、 また、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に付随する備品 (例えば、 ヘルメッ ト、 グローブ等) に 設けられていてもよい。

[ 0 0 2 7 ] 実行部 2 2は、 通常状態、 つまり後述されるグループ走行モードが有効 ではないと判定 される状態での位置関係調整動作では、 図 3に示されるように、 鞍乗り型車両 1 0 0を先 行して走行する車両、 又は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に後続して走行する車両を、 目標 2 0 0 として決定する。 実行部 2 2は、 図 4に示されるような、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 〇との位置関係を規定する状態量 Pを複数組み合わせた状態量セッ ト S 1を記憶している 。 図 4では、 状態量 Pが通過時間差である場合を示しているが、 状態量 Pは、 例えば、 相 対距離、 衝突に至るまでの予測時間等の他の状態量で あってもよい。 鞍乗り型車両 1 0 0 のライダーは、 設定入力装置 1 3を用いて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関 係を接近傾向にして調整するか離間傾向にし て調整するかを設定することができる。 つま り、 鞍乗り型車両 1 0 0のライダーは、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0との位置関係を どの程度に調整するかを、 複数段階のうちから選択することができる。 なお、 図 4では、 鞍乗り型車両 1 〇 〇のライダーによる選択が L v 1~ L v 5の 5段階のうちから行われる 場合を示しているが、 段階数が異なっていてもよい。 図 4では、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目 標 2 0 0 との位置関係が、 最も接近傾向で調整される場合を L v 1 とし、 最も離間傾向で 調整される場合を L v 5 としている。 取得部 2 1は、 設定入力装置 1 3の出力に基づいて その設定の情報を設定入力情報として取得す る。 実行部 2 2は、 位置関係調整動作におい て、 状態量セッ ト S 1のうちからその設定入力情報 (つまり L vの情報) に対応する状態 量 pを選択し、 その状態量 Pが達成されるように鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行速度を制御し て、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0との位置関係を調整する。 実行部 2 2は、 位置関係 調整動作の実行に際して、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び / 又は 2階微分の絶対値が限界値を上回らないよう 制御する。 鞍乗り型車両 1 0 0に生 じる走行速度の 1階微分及び/又は 2階微分が正の値である場合と、 鞍乗り型車両 1 〇 〇 に生じる走行速度の 1階微分及び/又は 2階微分が負の値である場合と、 で限界値が同じ であってもよく、 また、 異なっていてもよい。 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じ る走行速度の 1階微分及び/又は 2階微分が正の値である場合のみ限界値を上 らないよ うに制御してもよく、 また、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分及び/又は 2 階微分が負の値である場合のみ限界値を上回 らないように制御してもよく、 また、 それ らの両方であってもよい。 また、 実行部 2 2は、 位置関係調整動作の実行のために制動装 置 3 0に指令を出力する際に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の前後輪への制動力配分を所定比率に 制御する。

[ 0 0 2 8 ] ここで、 実行部 2 2は、 位置関係調整動作を開始するに際して、 及び/又は、 位置関係 調整動作の実行中に、 グループ走行モードが有効であるか否かを判 定する。 図 5及び図 6 に示されるように、 グループ走行モードは、 鞍乗り型車両 1 0 0が少なく とも 1つの他の 鞍乗り型車両 3 0 0と共にグループで、 つまり、 一団となって、 走行するモードである。

[ 0 0 2 9 ] 第 1例として、 グループ走行モードは、 取得部 2 1で取得される周囲環境情報に基づい て、 実行部 2 2によって有効及び無効が自動で切り替えら るものである。 実行部 2 2は 、 その切り替えの情報に基づいて、 グループ走行モードが有効であるか否かを判 定する。 実行部 2 2は、 取得部 2 1で取得される周囲環境情報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 、 その鞍乗り型車両 1 0 0の周辺に位置する他の鞍乗り型車両 3 0 0 と、 が特有の態様 ( 例えば、 図 5に示されるように、 鞍乗り型車両 1 〇 〇 と複数の他の鞍乗り型車両 3 〇 〇 と がジグザグ状に並ぶように 2つの車列が形成される態様、 図 6に示されるように、 鞍乗り 型車両 1 〇 〇 と複数の他の鞍乗り型車両 3 0 0とが真横に並ぶように 2つの車列が形成さ れる態様、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 1つの他の鞍乗り型車両 3 0 0とが前後、 左右、 又は斜 めに並ぶ態様等) で走行することが、 基準時間又は基準走行距離を超えて継続して いるか 否かを判定し、 その判定が肯定される場合に、 グループ走行モードを自動で有効化する。 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が走行する走行レーン D L内に位置する他の鞍乗り型 車両 3 0 0を特定して、 その特定された他の鞍乗り型車両 3 0 0のみをその判定の対象と してもよく、 また、 走行レーン D Lの境界の情報を用いることなく、 基準時間又は基準走 行距離を超えて鞍乗り型車両 1 0 0の周囲に位置し続けている他の鞍乗り型車 3 〇 〇を 特定して、 その特定された他の鞍乗り型車両 3 0 0をその判定の対象としてもよい。

[ 0 0 3 0 ] 第 2例として、 グループ走行モードは、 ライダーによる設定入力によって有効及び無 効 が切り替えられるものである。 取得部 2 1は、 設定入力装置 1 3の出力に基づいてその設 定の情報を設定入力情報として取得する。 実行部 2 2は、 その設定入力情報に基づいてグ ループ走行モードが有効であるか否かを判定 する。 なお、 実行部 2 2が、 取得部 2 1で取 得される周囲環境情報に基づいて、 グループ走行モードの有効化及び/又は無効 を自動 で提案するものであり、 ライダーによる承諾の設定入力によってその 提案が確定されても よい。

[ 0 0 3 1 ] 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効であると判定され る状態において、 通常状態 、 つまりグループ走行モードが有効ではないと 判定される状態と異なる位置関係調整動作 を実行する。 位置関係調整動作は、 走行レーン D Lの前後方向での位置関係を調整する動 作である。 以下では、 有効化された位置関係調整動作が、 鞍乗り型車両 1 0 0の前方又は 側方で生じる事象に対するライダーによる運 転の支援を図るものであり、 実行部 2 2が、 鞍乗り型車両 1 〇 〇より も先行して走行する他の鞍乗り型車両 3 0 0、 又は、 鞍乗り型車 両 1 0 0 と並走する他の鞍乗り型車両 3 0 0に対する位置関係を調整する場合を説明す 。 有効化された位置関係調整動作が、 鞍乗り型車両 1 0 0の後方で生じる事象に対するラ イダーによる運転の支援を図るものである場 合には、 実行部 2 2は、 同様の手法によって 、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に後続して走行する他の鞍乗り型車両 3 0 0に対する位置関係を調 整する。

[ 0 0 3 2 ] 第 1例として、 有効化された位置関係調整動作が、 鞍乗り型車両 1 0 0 と、 鞍乗り型車 両 1 0 0 と共にグループで走行する 1つの他の鞍乗り型車両 3 0 0 と、 の、 走行レーン D L の前後方向での位置関係を調整するものであ る場合における、 目標 2 〇 〇の決定を説明 する。

[ 0 0 3 3 ] 実行部 2 2は、 取得部 2 1で取得される周囲環境情報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 0 0 の周辺に位置する車両のうちから、 鞍乗り型車両 1 〇 〇 と共にグループで走行している他 の鞍乗り型車両 3 0 0を特定する。 他の鞍乗り型車両 3 〇 〇が、 鞍乗り型車両 1 0 0 と共 にグループで走行している車両であるか否か は、 ライダーによって事前に登録された情報 (例えば、 グループ内での鞍乗り型車両 1 0 0の位置情報、 グループに属する他の鞍乗り 型車両 3 0 0の識別情報等) に基づいて判定されてもよく、 また、 鞍乗り型車両 1 0 0に 対する位置関係の時間経過の情報に基づいて 判定されてもよい。

[ 0 0 3 4 ] 図 5及び図 6に示されるように、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ内の鞍乗り型車両 1 。 0が属する第 1車列 L 1に属し、 目・つ、 鞍乗り型車両 1 0 0の最も近くを先行して走行 している他の鞍乗り型車両 3 0 0を目標 2 0 0 (図中 2 0 0 Aと表記) として決定する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ内の鞍乗り型車両 1 0 0が属さない第 2車列 L 2 に属し、 目・つ、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の最も近くを先行して走行又は並走してい る他の鞍乗 り型車両 3 0 0を目標 2 0 0 (図中 2 0 0 Bと表記) として決定する。 実行部 2 2は、 ラ イダーによって事前に登録された情報 (例えば、 グループ内での鞍乗り型車両 1 0 0の位 置情報等) 、 又は、 複数の他の鞍乗り型車両 3 0 0に対する位置関係の時間経過の情報に 基づいて、 鞍乗り型車両 1 0 0が走行レーン D L内において左右どちらの車列に属してい るかを特定することで、 つまり、 グループの車列情報を用いることで、 第 1車列 L 1に属 する他の鞍乗り型車両 3 0 0 と、 第 2車列 L 2に属する他の鞍乗り型車両 3 0 0 と、 を特 定することができる。

[ 0 0 3 5 ] 第 2例として、 有効化された位置関係調整動作が、 鞍乗り型車両 1 0 0と、 鞍乗り型車 両 1 0 0 と共にグループで走行する複数の他の鞍乗り 型車両 3 0 0 と、 の、 走行レーン D L の前後方向での位置関係を調整するものであ る場合における、 目標 2 〇 〇の決定を説明 する。

[ 0 0 3 6 ] 実行部 2 2は、 取得部 2 1で取得される周囲環境情報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 0 0 の周辺に位置する車両のうちから、 鞍乗り型車両 1 〇 〇 と共にグループで走行している他 の鞍乗り型車両 3 0 0を特定する。 他の鞍乗り型車両 3 0 0が、 鞍乗り型車両 1 0 0 と共 にグループで走行している車両であるか否か は、 ライダーによって事前に登録された情報 (例えば、 グループ内での鞍乗り型車両 1 0 0の位置情報、 グループに属する他の鞍乗り 型車両 3 0 0の識別情報等) に基づいて判定されてもよく、 また、 鞍乗り型車両 1 0 0に 対する位置関係の時間経過の情報に基づいて 判定されてもよい。

[ 0 0 3 7 ] 図 5及び図 6に示されるように、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ内の鞍乗り型車両 1 。 0が属する第 1車列 L 1に属し、 目・つ、 鞍乗り型車両 1 0 0の最も近くを先行して走行 している他の鞍乗り型車両 3 0 0 と、 グループ内の鞍乗り型車両 1 〇 〇が属さない第 2車 列 L 2に属し、 目・つ、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の最も近くを先行して走行又は並走してい る他 の鞍乗り型車両 3 0 0 と、 を象徴する 1つの仮想車両 3 0 0 1 を目標 2 0 0 (図中 2 0 0 C と表記) として決定する。 実行部 2 2は、 ライダーによって事前に登録された情報 (例 えば、 グループ内での鞍乗り型車両 1 0 0の走行位置の情報等) 、 又は、 複数の他の鞍乗 り型車両 3 0 0に対する位置関係の時間経過の情報に基づ て、 鞍乗り型車両 1 0 0が走 行レーン D L内において左右どちらの車列に属している を特定することで、 つまり、 グ ループの車列情報を用いることで、 第 1車列 L 1に属する他の鞍乗り型車両 3 0 0と、 第 2 車列 L 2に属する他の鞍乗り型車両 3 0 0 と、 を特定することができる。 仮想車両 3 0 〇 I は、 グループ内の鞍乗り型車両 1 〇 〇が属する第 1車列 L 1に属し、 目.つ、 鞍乗り型 車両 1 〇 〇の最も近くを先行して走行している他の鞍 乗り型車両 3 0 0 (図中 2 0 0 Aと 表記) が、 走行レーン D Lの前後方向において距離 d 1だけずれた位置を走行していると 仮想される車両である。 その仮想車両 3 0 0 Iは、 鞍乗り型車両 1 0 0に近づく ように ( つまり距離 d 1が正の値になるように) ずらされてもよく、 また、 鞍乗り型車両 1 0 0か ら遠ざかるように (つまり距離 d 1が負の値になるように) ずらされてもよい。 距離 d 1 は、 鞍乗り型車両 1 0 0と、 グループ内の鞍乗り型車両 1 0 0が属さない第 2車列 L 2に 属し、 目.つ、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の最も近くを先行して走行又は並走してい る他の鞍乗り 型車両 3 0 0 (図中 2 0 0 Bと表記) と、 の、 走行レーン D Lの幅方向での距離 d 2に応 じて変動する値である。 例えば、 距離 d 2が小さい程、 距離 d lは大きくなる。 距離 d 1 と距離 d 2との関係性が、 変動しないものであってもよく、 また、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の 走行状態に応じて変動するものであってもよ く、 また、 鞍乗り型車両 1 〇 〇のライダーに よる設定入力に応じて変動するものであって もよい。 また、 仮想車両 3 〇 〇 Iが、 3つ以 上の他の鞍乗り型車両 3 0 0を象徴するものであってもよい。

[ 0 0 3 8 ] 実行部 2 2は、 目標 2 0 0が決定されると、 取得部 2 1で取得される鞍乗り型車両 1 〇 〇と 目標 2 0 0 との位置関係情報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行速度を自動で変 化させて、 鞍乗り型車両 1 0 0と 目標 2 0 0 との位置関係を調整する位置関係調整動作を 実行する。

[ 0 0 3 9 ] 第 1例として、 実行部 2 2は、 図 4に示される状態量セッ ト S 1 と同様の、 図 7に示さ れるような、 鞍乗り型車両 1 0 0と 目標 2 0 0 との位置関係を規定する状態量 Pを複数組 み合わせた状態量セッ ト S 2を記憶している。 実行部 2 2は、 位置関係調整動作において 、 状態量セッ ト S 2のうちからライダーによる設定入力情報 (つまり L vの情報) に対応 する状態量 pを選択し、 その状態量 Pが達成されるように鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行速度 を制御して、 鞍乗り型車両 1 0 0と 目標 2 0 0 との位置関係を調整する。

[ 0 0 4 0 ] ここで、 状態量セッ ト S 2は、 状態量セッ ト S 1 と比較して、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目 標 2 0 0 との位置関係を接近傾向に調整する状態量 Pを組み合わせたものである。 グルー プ走行モードが有効ではない場合 (本発明の 「第 1動作モード」 に相当) の位置関係調整 動作においては、 状態量セッ ト S 1が用いられて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と目標 2 0 0との 位置関係が、 通過時間差が大きくなる状態、 つまり離間傾向になる状態 (本発明の 「第 1 状態」 に相当) に制御され、 グループ走行モードが有効である場合 (本発明の 「第 2動作 モード」 に相当) の位置関係調整動作においては、 状態量セッ ト S 2が用いられて、 鞍乗 り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関係が、 通過時間差が小さくなる状態、 つまり接近 傾向になる状態 (本発明の 「第 2状態」 に相当) に制御される。

[ 0 0 4 1 ] 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが無効から有効に切り替 わった際に、 状態 量セッ ト S 1において選択されていた状態量 Pに対応する L vと同一の L vに対応する状 態量 Pを、 状態量セッ ト S 2から自動で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グルー プ走行モードが無効から有効に切り替わった 際に、 状態量セッ ト s 1において選択されて いた状態量 Pに最も近い状態量 Pを状態量セッ ト S 2から自動で選択する。 また、 例えば 、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが無効から有効に切り替 わった際に、 状態量セッ ト S 1において選択されていた状態量 Pに関わらず、 特定の L v (例えば、 最も小さい L v 、 最も大きい L v、 中間の L v等) に対応する状態量 Pを状態量セッ ト S 2から自動で選 択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが無効から有効に切り替 わっ た際に、 状態量セッ ト s 1において選択されていた状態量 Pに関わらず、 グループ走行モ ー ドが有効である際に実行された前回の位置関 係調整動作で選択されていた状態量 Pを状 態量セッ ト S 2から自動で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モード が無効から有効に切り替わった際に、 状態量セッ ト s 1において選択されていた状態量 P に関わらず、 ライダーによって予め初期値として設定され た L vに対応する状態量 Pを状 態量セッ ト S 2から自動で選択する。

[ 0 0 4 2 ] 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効から無効に切り替 わった際に、 状態 量セッ ト S 2において選択されていた状態量 Pに対応する L vと同一の L vに対応する状 態量 Pを、 状態量セッ ト S 1から自動で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グルー プ走行モードが有効から無効に切り替わった 際に、 状態量セッ ト S 2において選択されて いた状態量 pに最も近い状態量 pを状態量セッ ト s 1から自動で選択する。 また、 例えば 、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効から無効に切り替 わった際に、 状態量セッ ト S 2において選択されていた状態量 Pに関わらず、 特定の L v (例えば、 最も小さい L v 、 最も大きい L v、 中間の L v等) に対応する状態量 Pを状態量セッ ト S 1から自動で選 択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効から無効に切り替 わっ た際に、 状態量セッ ト S 2において選択されていた状態量 Pに関わらず、 グループ走行モ ー ドが無効である際に実行された前回の位置関 係調整動作で選択されていた状態量 Pを状 態量セッ ト S 1から自動で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モード が有効から無効に切り替わった際に、 状態量セッ ト S 2において選択されていた状態量 P に関わらず、 ライダーによって予め初期値として設定され た L vに対応する状態量 Pを状 態量セッ ト S 1から自動で選択する。

[ 0 0 4 3 ] なお、 図 7に示される状態量セッ ト S 2では、 全ての L vにおいて状態量 Pが小さくな っているが、 一部の L vにおいて状態量 Pが同じで、 それ以外の L vにおいてのみ状態量 P が小さくなっていてもよい。 また、 状態量 Pは、 例えば、 相対距離、 衝突に至るまでの 予測時間等の他の状態量であってもよい。 また、 状態量セッ ト S 1 と状態量セッ ト S 2 と の大小関係が逆であってもよい。 つまり、 グループ走行モードが有効ではない場合 (本発 明の 「第 2動作モード」 に相当) の位置関係調整動作においては、 状態量セッ ト S 1が用 いられて、 鞍乗り型車両 1 0 0と 目標 2 0 0 との位置関係が、 通過時間差が小さくなる状 態、 つまり接近傾向になる状態 (本発明の 「第 2状態」 に相当) に制御され、 グループ走 行モードが有効である場合 (本発明の 「第 1動作モード」 に相当) の位置関係調整動作に おいては、 状態量セッ ト S 2が用いられて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0との位置関 係が、 通過時間差が大きくなる状態、 つまり離間傾向になる状態 (本発明の 「第 1状態」 に相当) に制御されてもよい。

[ 0 0 4 4 ] 第 2例として、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効であるか否かに関 わらず、 図 4 に示される状態量セッ ト S 1を用いる。 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効であ る場合の位置関係調整動作において、 状態量セッ ト s 1のうちからライダーによる設定入 カ情報 (つまり L vの情報) に対応する状態量 Pと異なる状態量 Pを選択し、 その状態量 P が達成されるように鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行速度を制御して、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関係を調整する。

[ 0 0 4 5 ] ここで、 グループ走行モードが有効ではない場合 (本発明の 「第 1動作モード」 に相当 ) の位置関係調整動作においては、 状態量セッ ト s 1からライダーによる設定入力情報 ( つまり L vの情報) に対応する状態量 Pが選択されて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関係が、 通過時間差が大きくなる状態、 つまり離間傾向になる状態 (本発明の 「 第 1状態」 に相当) に制御され、 グループ走行モードが有効である場合 (本発明の 「第 2 動作モード」 に相当) の位置関係調整動作においては、 状態量セッ ト s 1からライダーに よる設定入力情報 (つまり L vの情報) に対応する状態量 Pと異なる状態量 Pが選択され て、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関係が、 通過時間差が小さくなる状態、 っ まり接近傾向になる状態 (本発明の 「第 2状態」 に相当) に制御される。 グループ走行モ ー ドが有効ではない場合 (本発明の 「第 2動作モード」 に相当) の位置関係調整動作にお いては、 状態量セッ ト S 1からライダーによる設定入力情報 (つまり L vの情報) に対応 する状態量 Pが選択されて、 鞍乗り型車両 1 0 0と 目標 2 0 0 との位置関係が、 通過時間 差が小さくなる状態、 つまり接近傾向になる状態 (本発明の 「第 2状態」 に相当) に制御 され、 グループ走行モードが有効である場合 (本発明の 「第 1動作モード」 に相当) の位 置関係調整動作においては、 状態量セッ ト s 1からライダーによる設定入力情報 (つまり L vの情報) に対応する状態量 Pと異なる状態量 Pが選択されて、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関係が、 通過時間差が大きくなる状態、 つまり離間傾向になる状態 ( 本発明の 「第 1状態」 に相当) に制御されてもよい。

[ 0 0 4 6 ] 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが無効から有効に切り替 わった際に、 グル ープ走行モードの無効時に選択されていた状 態量 Pに対応する L vに対して所定段階だけ 異なる L vに対応する状態量 Pを、 状態量セッ ト S 1から自動で選択する。 また、 例えば 、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが無効から有効に切り替 わった際に、 グループ走行 モードの無効時に選択されていた状態量 Pに関わらず、 特定の L v (例えば、 最も小さい L v、 最も大きい L v、 中間の L v等) に対応する状態量 Pを状態量セッ ト S 1から自動 で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが無効から有効に切り替 わった際に、 グループ走行モードの無効時に選択されてい た状態量 Pに関わらず、 グルー プ走行モードが有効である際に実行された前 回の位置関係調整動作で選択されていた状態 量 Pを状態量セッ ト S 1から自動で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走 行モードが無効から有効に切り替わった際に 、 グループ走行モードの無効時に選択されて いた状態量 Pに関わらず、 ライダーによって予め初期値として設定され た L vに対応する 状態量 Pを状態量セッ ト S 1から自動で選択する。

[ 0 0 4 7 ] 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効から無効に切り替 わった際に、 グル ープ走行モードの有効時に選択されていた状 態量 Pに対応する L vに対して所定段階だけ 異なる L vに対応する状態量 Pを、 状態量セッ ト S 1から自動で選択する。 また、 例えば 、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効から無効に切り替 わった際に、 グループ走行 モードの有効時に選択されていた状態量 Pに関わらず、 特定の L v (例えば、 最も小さい L v、 最も大きい L v、 中間の L v等) に対応する状態量 Pを状態量セッ ト S 1から自動 で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効から無効に切り替 わった際に、 グループ走行モードの有効時に選択されてい た状態量 Pに関わらず、 グルー プ走行モードが無効である際に実行された前 回の位置関係調整動作で選択されていた状態 量 Pを状態量セッ ト S 1から自動で選択する。 また、 例えば、 実行部 2 2は、 グループ走 行モードが有効から無効に切り替わった際に 、 グループ走行モードの有効時に選択されて いた状態量 Pに関わらず、 ライダーによって予め初期値として設定され た L vに対応する 状態量 Pを状態量セッ ト S 1から自動で選択する。

[ 0 0 4 8 ] 第 1例及び第 2例では、 グループ走行モードの有効と無効とが切り替 わった際に、 実行 部 2 2が状態量 Pを自動で選択し、 その状態量 Pが位置関係調整動作の制御値として自動 で設定される場合を説明したが、 実行部 2 2が状態量 Pを自動で選択した後に、 その状態 量 Pが自動で提案され、 ライダーによる承諾の設定入力によってその 状態量 Pが位置関係 調整動作の制御値として設定されてもよい。

[ 0 0 4 9 ] グループ走行モードが有効である場合におい ても、 グループ走行モードが有効ではない 場合と同様に、 実行部 2 2は、 位置関係調整動作において、 鞍乗り型車両 1 0 0に生じる 走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値が限界値を上回らないよう 制 御する。 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効である場合と、 グループ走行モードが 有効ではない場合と、 でその限界値を異ならせる。

[ 0 0 5 0 ] ここで、 グループ走行モードが有効ではない場合 (本発明の 「第 1動作モード」 に相当 ) の位置関係調整動作においては、 限界値が小さく設定される、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値が減少傾向になる 状態 (本発明の 「第 1状態」 に相当) に制御され、 グループ走行モードが有効である場合 (本発明の 「第 2動作モード」 に相当) の位置関係調整動作においては、 限界値が大きく 設定される、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又 は 2階微分の絶対値が増加傾向になる状態 (本発明の 「第 2状態」 に相当) に制御される 。 グループ走行モードが有効ではない場合 (本発明の 「第 2動作モード」 に相当) の位置 関係調整動作においては、 限界値が大きく設定される、 つまり、 鞍乗り型車両 1 0 0に生 じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値が増加傾向になる状態 (本 発明の 「第 2状態」 に相当) に制御され、 グループ走行モードが有効である場合 (本発明 の 「第 1動作モード」 に相当) の位置関係調整動作においては、 限界値が小さく設定され る、 つまり、 鞍乗り型車両 1 0 0に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微 分の絶対値が減少傾向になる状態 (本発明の 「第 1状態」 に相当) に制御されてもよい。

[ 0 0 5 1 ] また、 グループ走行モードが有効である場合におい ても、 グループ走行モードが有効で はない場合と同様に、 実行部 2 2は、 位置関係調整動作の実行のために制動装置 3 0に指 令を出力する際に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の前後輪への制動力配分を所定比率に制御 する。 実行部 2 2は、 グループ走行モードが有効である場合と、 グループ走行モードが有効では ない場合と、 でその比率を異ならせる。

[ 0 0 5 2 ] ここで、 グループ走行モードが有効ではない場合 (本発明の 「第 1動作モード」 に相当 ) の位置関係調整動作においては、 前後輪に生じる全制動力に占める後輪に生じ る制動力 の割合が低く設定される、 つまり、 鞍乗り型車両 1 0 0における前後輪への制動力配分の 後輪優先度が減少傾向になる状態 (本発明の 「第 1状態」 に相当) に制御され、 グループ 走行モードが有効である場合 (本発明の 「第 2動作モード」 に相当) の位置関係調整動作 においては、 前後輪に生じる全制動力に占める後輪に生じ る制動力の割合が高く設定され る、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後輪への制動力配分の後輪優先 度が増加傾向 になる状態 (本発明の 「第 2状態」 に相当) に制御される。 特に、 グループ走行モードが 有効である場合の制動過程において、 制動開始時点で後輪優先度が高められた後に 、 その 後輪優先度が低められるとよい。 グループ走行モードが有効ではない場合 (本発明の 「第 2 動作モード」 に相当) の位置関係調整動作においては、 前後輪に生じる全制動力に占め る後輪に生じる制動力の割合が高く設定され る、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前 後輪への制動力配分の後輪優先度が増加傾向 になる状態 (本発明の 「第 2状態」 に相当) に制御され、 グループ走行モードが有効である場合 (本発明の 「第 1動作モード」 に相当 ) の位置関係調整動作においては、 前後輪に生じる全制動力に占める後輪に生じ る制動力 の割合が低く設定される、 つまり、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後輪への制動力配分の 後輪優先度が減少傾向になる状態 (本発明の 「第 1状態」 に相当) に制御されてもよい。

[ 0 0 5 3 ] 以上では、 グループ走行モードが有効であるか否かに応 じて、 選択される状態量 Pと、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値の 限界値と、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の前後輪への制動力配分の比率と、 が常に切り替わる場合 を説明したが、 実行部 2 2が、 他の情報を加味してそれらの切り替えの可否 を決定しても よい。

[ 0 0 5 4 ] 第 1例として、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 0 0が走行する道路の道路線形情報に応 じて、 選択される状態量 P、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及 び/ 又は 2階微分の絶対値の限界値、 及び/又は、 鞍乗り型車両 1 0 0の前後輪への制動 カ配分の比率の切り替えの可否を決定する。 道路線形情報は、 地図情報から取得されても よく、 また、 車両挙動センサ 1 2 (特に、 慣性センサ) の出力に基づいて取得されてもよ い。

[ 0 0 5 5 ] 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 0 0が走行する道路が直線路である状況でグル ープ走行モードが無効から有効に切り替わっ た場合に、 選択される状態量 Pを離間傾向の まま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が走行する道路がカーブ路であ る状況でグループ走行モードが無効から有効 に切り替わった場合に、 選択される状態量 P を接近傾向に切り替える、 つまり切り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型 車両 1 〇 〇が走行する道路がカーブ路である状況でグ ループ走行モードが無効から有効に 切り替わった場合に、 選択される状態量 Pを接近傾向のまま維持、 つまり切り替えを禁止 し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が走行する道路が直線路である状況でグル ープ走行モードが無効 から有効に切り替わった場合に、 選択される状態量 Pを離間傾向に切り替える、 つまり切 り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 0 0が走行する道路が直線路 である状況でグループ走行モードが無効から 有効に切り替わった場合に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値を減少傾向のまま 維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が走行する道路がカーブ路である状 況でグループ走行モードが無効から有効に切 り替わった場合に、 鞍乗り型車両 1 0 0に生 じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値を増加傾向に切り替える、 つまり切り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が走行する道路 がカーブ路である状況でグループ走行モード が無効から有効に切り替わった場合に、 鞍乗 り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値を増加 傾向のまま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が走行する道路が直線路 である状況でグループ走行モードが無効から 有効に切り替わった場合に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値を減少傾向に切り 替える、 つまり切り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が走行 する道路が直線路である状況でグループ走行 モードが無効から有効に切り替わった場合に 、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後輪への制動力配分の後輪優先 度を減少傾向のまま維持 、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車両 1 0 0が走行する道路がカーブ路である状況で グループ走行モードが無効から有効に切り替 わった場合に、 鞍乗り型車両 1 0 0における 前後輪への制動力配分の後輪優先度を増加傾 向に切り替える、 つまり切り替えを許容する 。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 0 0が走行する道路がカーブ路である状況でグ ループ走行モードが無効から有効に切り替わ った場合に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前 後輪への制動力配分の後輪優先度を増加傾向 のまま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗 り型車両 1 〇 〇が走行する道路が直線路である状況でグル ープ走行モードが無効から有効 に切り替わった場合に、 鞍乗り型車両 1 0 0における前後輪への制動力配分の後輪優先 を減少傾向に切り替える、 つまり切り替えを許容する。

[ 0 0 5 6 ] 第 2例として、 実行部 2 2は、 グループ内での鞍乗り型車両 1 0 0の位置情報 (例えば 、 先頭、 中間、 最後尾等の情報) に応じて、 選択される状態量 P、 鞍乗り型車両 1 0 0に 生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値の限界値、 及び/又は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の前後輪への制動力配分の比率の切り替え の可否を決定する。

[ 0 0 5 7 ] 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 0 0がグループの先頭を走行している状況でグ ループ走行モードが無効から有効に切り替わ った場合に、 選択される状態量 Pを離間傾向 のまま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇がグループの先頭を走行して いない状況でグループ走行モードが無効から 有効に切り替わった場合に、 選択される状態 量 Pを接近傾向に切り替える、 つまり切り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗 り型車両 1 〇 〇がグループの先頭を走行してない状況でグ ループ走行モードが無効から有 効に切り替わった場合に、 選択される状態量 Pを接近傾向のまま維持、 つまり切り替えを 禁止し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇がグループの先頭を走行している状況でグ ループ走行モード が無効から有効に切り替わった場合に、 選択される状態量 Pを離間傾向に切り替える、 つ まり切り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 0 0が最後尾を走行し ていない状況でグループ走行モードが無効か ら有効に切り替わった場合に、 減速する鞍乗 り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値を減少 傾向のまま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇がグループの最後尾を走 行している状況でグループ走行モードが無効 から有効に切り替わった場合に、 減速する鞍 乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値を増 加傾向に切り替える、 つまり切り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 i 〇 〇がグループの最後尾を走行している状況で グループ走行モードが無効から有効に切 り替わった場合に、 減速する鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及 び/ 又は 2階微分の絶対値を増加傾向のまま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車 両 1 〇 〇がグループの最後尾を走行していない状況 でグループ走行モードが無効から有効 に切り替わった場合に、 減速する鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対 値及び/ 又は 2階微分の絶対値を減少傾向に切り替える、 つまり切り替えを許容する。 例 えば、 実行部 2 2は、 鞍乗り型車両 1 0 0がグループの最後尾を走行している状況で ル ープ走行モードが無効から有効に切り替わっ た場合に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後 輪への制動力配分の後輪優先度を減少傾向の まま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り 型車両 1 〇 〇がグループの最後尾を走行していない状況 でグループ走行モードが無効から 有効に切り替わった場合に、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後輪への制動力配分の後輪優 先度を増加傾向に切り替える、 つまり切り替えを許容する。 例えば、 実行部 2 2は、 鞍乗 り型車両 1 〇 〇がグループの最後尾を走行していない状況 でグループ走行モードが無効か ら有効に切り替わった場合に、 鞍乗り型車両 1 0 0における前後輪への制動力配分の後輪 優先度を増加傾向のまま維持、 つまり切り替えを禁止し、 鞍乗り型車両 1 〇 〇がグループ の最後尾を走行している状況でグループ走行 モードが無効から有効に切り替わった場合に 、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後輪への制動力配分の後輪優先 度を減少傾向に切り替え る、 つまり切り替えを許容する。

[ 0 0 5 8 ] くライダー支援システムの動作> 実施の形態に係るライダー支援システムの動 作について説明する。 図 8は、 本発明の実施の形態に係るライダー支援シス テムの、 制御装置の動作フローを 説明するための図である。

[ 0 0 5 9 ] 制御装置 2 0は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行中において、 図 8に示される動作フローを 実行する。

[ 0 0 6 0 ]

(取得ステップ) ステップ S 1 〇 1において、 取得部 2 1は、 走行中の鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関係情報を取得する。 また、 取得部 2 1は、 必要に応じて、 各種情報を取得する

[ 0 0 6 1 ]

(実行ステップ) ステップ S 1 〇 2において、 実行部 2 2は、 ステップ S 1 0 1で取得される位置関係情 報に基づいて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の走行速度を自動で変化させて、 鞍乗り型車両 1 〇 〇 と目標 2 0 0 との位置関係を調整する位置関係調整動作を 実行する。 実行部 2 2は、 その 位置関係調整動作において、 グループ走行モードが有効である場合と有効 ではない場合と で、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置関係の状態が互いに異なる別々の動 作モー ドを実行する。

[ 0 0 6 2 ] くライダー支援システムの効果> 実施の形態に係るライダー支援システムの効 果について説明する。 制御装置 2 〇では、 位置関係調整動作において、 鞍乗り型車両 1 0 0 と目標 2 0 0との 位置関係が第 1状態になる第 1動作モードと、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 との位置 関係が第 1状態と異なる第 2状態になる第 2動作モードと、 が、 鞍乗り型車両 1 0 0が少 なく とも 1つの他の鞍乗り型車両 3 〇 〇 と共にグループで走行するモードであるグル ープ 走行モードが有効であるか否かに応じて切り 替わる。 そのため、 複数の鞍乗り型車両 1 〇 〇、 3 0 〇が特殊な位置関係で並んで走行する状況に おいて適切な位置関係調整動作を実 行することが可能となって、 ライダーの支援性を向上することが可能であ る。 [ 0 0 6 3 ] 好ましくは、 第 1状態は、 鞍乗り型車両 1 0 0と 目標 2 0 0 との位置関係が離間傾向に なる状態であり、 第 2状態は、 鞍乗り型車両 1 0 0と 目標 2 0 0 との位置関係が接近傾向 になる状態である。 そのように構成されることで、 鞍乗り型車両 1 〇 〇が少なく とも 1つ の他の鞍乗り型車両 3 〇 〇 と共にグループで走行する状況下において、 鞍乗り型車両 1 〇

〇の位置を適切に制御することが可能とな って、 位置関係調整動作を更に適切化すること が可能である。

[ 0 0 6 4 ] 好ましくは、 第 1状態は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及 び/ 又は 2階微分の絶対値が減少傾向になる状態であ 、 第 2状態は、 鞍乗り型車両 1 0 〇に生じる走行速度の 1階微分の絶対値及び/又は 2階微分の絶対値が増加傾向になる状 態である。 そのように構成されることで、 鞍乗り型車両 1 0 0が少なく とも 1つの他の鞍 乗り型車両 3 〇 〇 と共にグループで走行する状況下において、 鞍乗り型車両 1 〇 〇に生じ る走行速度の変化を適切に制御することが可 能となって、 位置関係調整動作を更に適切化 することが可能である。

[ 0 0 6 5 ] 好ましくは、 第 1状態は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後輪への制動力配分の後輪優 先度が減少傾向になる状態であり、 第 2状態は、 鞍乗り型車両 1 〇 〇における前後輪への 制動力配分の後輪優先度が増加傾向になる状 態である。 そのように構成されることで、 鞍 乗り型車両 1 〇 〇が少なく とも 1つの他の鞍乗り型車両 3 0 0 と共にグループで走行する 状況下において、 鞍乗り型車両 1 〇 〇の制動装置 3 〇が作動してから鞍乗り型車両 1 〇 〇 に所望の減速度が生じるまでに要する時間を 適切に制御することが可能となって、 位置関 係調整動作を更に適切化することが可能であ る。

[ 0 0 6 6 ] 以上、 実施の形態について説明したが、 実施の形態の一部のみが実施されてもよく、 ま た、 実施の形態の一部同士が組み合わされてもよ く、 また、 実施の形態の一部が異なる態 様に変更されてもよい。 つまり、 本発明は実施の形態の説明に限定されない。

[ 0 0 6 7 ] 例えば、 以上では、 実行部 2 2が、 位置関係調整動作として、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目 標 2 0 0 との走行レーン D Lの前後方向での位置関係を調整する動作を 行する場合を説 明したが、 実行部 2 2が、 位置関係調整動作として、 鞍乗り型車両 1 0 0 と 目標 2 0 0 と の走行レーン D Lの幅方向での位置関係を調整する動作を実 してもよい。 そのような場 合には、 制御装置 2 0は、 鞍乗り型車両 1 0 0のステアリングに追加される駆動機構に指 令を出力して、 ライダー支援動作を実行するとよい。

[符号の説明]

[ 0 0 6 8 ]

1 ライダー支援システム、 ! 1 周囲環境センサ、 1 2 車両挙動センサ、 1 3 設 定入力装置、 2 〇 制御装置、 2 1 取得部、 2 2 実行部、 3 〇 制動装置、 4 〇 駆 動装置、 5 〇 報知装置、 1 0 0 鞍乗り型車両、 2 0 0 目標、 3 0 0 他の鞍乗り型 車両、 3 0 0 1 仮想車両、 D L 走行レーン、 L 1 第 1車列、 L 2 第 2車列、 P 状態量、 S 1 , S 2 状態量セッ ト、 d 1 , d 2 距離。