賀谷隆人 (〒91 広島県呉市広白岳1丁目2番2号 コトブキ技研工業株式会社内 Hiroshima, 7370191, JP)
HASHIMOTO, Katsuyoshi (2-2, Hiroshiratake 1-chome, Kure-sh, Hiroshima 91, 7370191, JP)
橋本勝由 (〒91 広島県呉市広白岳1丁目2番2号 コトブキ技研工業株式会社内 Hiroshima, 7370191, JP)
NAKAUE, Kiyotoshi (2-2, Hiroshiratake 1-chome, Kure-sh, Hiroshima 91, 7370191, JP)
コトブキ技研工業株式会社 (〒22 東京都新宿区新宿1丁目8番1号 大橋御苑駅ビル Tokyo, 1600022, JP)
KAYA, Takato (2-2, Hiroshiratake 1-chome, Kure-sh, Hiroshima 91, 7370191, JP)
賀谷隆人 (〒91 広島県呉市広白岳1丁目2番2号 コトブキ技研工業株式会社内 Hiroshima, 7370191, JP)
HASHIMOTO, Katsuyoshi (2-2, Hiroshiratake 1-chome, Kure-sh, Hiroshima 91, 7370191, JP)
橋本勝由 (〒91 広島県呉市広白岳1丁目2番2号 コトブキ技研工業株式会社内 Hiroshima, 7370191, JP)
| 破砕原料を破砕する破砕機と、破砕機からの破砕物を送風による風力選別とスクリーンによる篩い分け選別により粗粒子と細粒子と微粉とに選別する第1選別装置と、第1選別装置内の微粉を吸引して回収する負圧回収手段とを少なくとも具備してなる製砂装置であって、 第1選別装置と負圧回収手段との途上に、該負圧回収手段の負圧を用いて微粉を粗微粉と細微粉とに選別する、第2選別装置を設けたことを特徴とする、 製砂装置。 |
| 前記第2選別装置において、粗微粉と細微粉とを選別する平均粒径を20μm~75μmとしてあることを特徴とする、請求項1に記載の製砂装置。 |
| 破砕原料を破砕機で破砕する工程と、 破砕機からの破砕物を送風による風力選別とスクリーンによる篩い分け選別により粗粒子と細粒子と微粉とに選別する工程と、 選別した微粉を吸引する工程と、 吸引した微粉を粗微粉と細微粉とに風力選別するとともに、該粗微粉を前記選別された細粒子に混合する工程と、を少なくとも含んでなることを特徴とする、 製砂方法。 |
| 前記粗微粉と細微粉とを選別する平均粒径を20μm~75μmとしてあることを特徴とする、請求項2に記載の製砂方法。 |
| 鉱物を破砕及び粒径選別して得られる製砂であって、 粒径が5mm~20μmの範囲内で選別された細粒子と、 粒径が300μm~20μmの範囲内で選別された粗微粉と、を含み、 破砕原料の全体量のうち、前記細粒子が75~85重量%であって、前記粗微粉が3~15重量%であることを特徴とする、 製砂。 |
本発明は、破砕した鉱物を、粒径に応じ 複数種類に選別し、均一な粒径を有する製 を生成する製砂装置、製砂方法及び製砂に し、より詳しくは、破砕工程で生じる余剰 副産微粉の有効活用を可能とする製砂装置 製砂方法及び製砂に関する。
破砕機によって破砕された鉱物(以下、「 破砕物」という。)を、風力選別と篩い分け 別との組み合わせによって所望の粒径より きい粒子(以下、「粗粒子」という。)と、所 望の粒径に沿った粒子(以下、「細粒子」と う。)と、所望の粒径より小さい粒子(以下、 「微粉」という。)とに選別する装置及び方 は、本件出願人が以前特許出願を行ってい 。
特許文献1に記載の選別装置は、破砕原料を
破砕し、破砕物を選別粒径に応じて適宜選別
したのち、製砂工程によって発生した微粉は
、集塵機による負圧によって吸引回収され、
余剰副産微粉(フィラー)として貯槽に貯蔵す
ことを特徴とする発明である。
従来の考えでは、平均粒径を約75μm以下 する微粉が製砂に多く混合されると、製砂 細骨材として用いたコンクリートの性状(フ ー値やスランプ値など)に悪影響を及ぼすも のとされていた。そのため、鉱石を破砕して 製砂を生成するにあたっては、特許文献1に 載の発明のように破砕物を粗粒子と細粒子 微粉とに選別し、細粒子のみを製砂として 収する方法が採用されてきた。
しかし、近年の研究において、細骨材と ンクリートの性状との関係につき、製砂工 で生成される余剰副産微粉のうち比較的大 な粒径の微粉(平均粒径が約20~40μm以上で、3 00μm以下程度の微粉)に限っては、当該微粉が 細骨材に混在していても、コンクリートの性 状に特段影響を及ぼさないことが発見された 。
上記の発見及び余剰副産微粉の有効活用 観点から、選別装置内において破砕原料を 粗粒子と、細粒子と、比較的大きな粒径の 粉(以下、「粗微粉」という。)と比較的小 な粒径の微粉(以下、「細微粉」という。)と に選別し、最終的に細粒子に粗微粉を含んだ 状態を製砂として回収することが望まれるよ うになった。
しかし、一の選別装置で、鉱石などの破 原料を4種類に選別(粗粒子と細粒子と粗微 と細微粉とに選別)する作業を実施するには 3種類の選別作業(粗粒子と細粒子と微粉と に選別)を実施する際と比較して装置が極大 してしまい、実際の運用になじまないもの った。
そこで、本願発明では、従来の3種類の選 別(粗粒子と細粒子と微粉)を行う選別装置を のまま活用しつつ、前記選別された微粉を 易に粗微粉と細微粉とに選別し、該粗微粉 製砂として混在させることが可能な製砂装 、製砂方法及び製砂の提供を目的とするも である。
上記目的を達成するためになされた本願 第1発明は、破砕原料を破砕する破砕機と、 破砕機からの破砕物を送風による風力選別と スクリーンによる篩い分け選別により粗粒子 と細粒子と微粉とに選別する第1選別装置と 第1選別装置内の微粉を吸引して回収する負 回収手段とを少なくとも具備してなる製砂 置であって、第1選別装置と負圧回収手段と の途上に、該負圧回収手段の負圧を用いて微 粉を粗微粉と細微粉とに選別する、第2選別 置を設けたことを特徴とする、製砂装置の 供を要旨とするものである。
また、本願の第2発明は、前記第2選別装 において、粗微粉と細微粉とを選別する平 粒径を20μm~75μmとしてあることを特徴とする 、前記第1発明に記載の製砂装置の提供を要 とするものである。
また、本願の第3発明は、破砕原料を破砕 機で破砕する工程と、破砕機からの破砕物を 送風による風力選別とスクリーンによる篩い 分け選別により粗粒子と細粒子と微粉とに選 別する工程と、選別した微粉を吸引する工程 と、吸引した微粉を粗微粉と細微粉とに風力 選別するとともに、該粗微粉を前記選別され た細粒子に混合する工程と、を少なくとも含 んでなることを特徴とする、製砂方法の提供 を要旨とするものである。
また、本願の第4発明は、前記粗微粉と細 微粉とを選別する平均粒径を20μm~75μmとして ることを特徴とする、前記第3発明に記載の 製砂方法の提供を要旨とするものである。
また、本願の第5発明は、鉱物を破砕及び 粒径選別して得られる製砂であって、粒径が 5mm~20μmの範囲内で選別された細粒子と、粒径 が300μm~20μmの範囲内で選別された粗微粉と、 を含み、破砕原料の全体量のうち、前記細粒 子が75~85重量%であって、前記粗微粉が3~15重 %であることを特徴とする、製砂の提供を要 とするものである。
本発明に係る製砂装置、製砂方法及び製 は、以下の効果のうち少なくとも一つの効 を得ることが可能となる。
(1)余剰副産微粉の有効利用、廃棄量の削減に
寄与。
従来の製砂工程では余剰副産微粉の割合が
砕原料の約2割程度を占めるところ、本願発
明によれば該余剰副産微粉のうち数割を製砂
として還元することが可能となるため、余剰
副産微粉の削減に寄与し、廃棄作業のコスト
低廉にもつながる。
(2)製砂の品質向上、コンクリートの品質改善
。
余剰副産微粉のうち、粗微粉のみを選別し
製砂に還元することにより、細微粉の混在
回避してコンクリートの性状を維持するだ
でなく、フロー値やスランプ値の向上に寄
する。
(3)製砂装置全体の極大化を防止。
本願発明によれば、上記の4種類の粒径選別
を実施可能な一の選別装置を新たに開発・製
造することなく、既存の選別装置を活用しな
がら、上記4種類の粒径選別を実施すること
できる。
また、本願発明では、余剰副産微粉の選別
置を、従来の3種類の選別装置と負圧回収手
段との途上に設けるよう構成するため、既存
の製砂装置の配置構成を若干変更するだけで
足りる。また、前記負圧回収手段より発生さ
せる吸引力を利用して微粉選別を行うため、
新たに送風機を設ける必要も無い。
また、先の(1)において説明したように、余
副産微粉の排出量が減少するため、貯槽を
来より比較的小さく形成することも可能と
る。その結果、製砂装置の変更前と変更後
おいて、装置全体の規模が大きく変わるこ
はない。装置規模に変更が生じてしまうと
実際の現場において設置スペースの再検討
必要となり、空白期間の延長(現場作業の停
止等)の問題が生じてしまうところ、本願発
によれば上記のような問題を未然に回避す
ことができる。
以下、図面を参照しながら本願発明の実 の形態について説明する。なお、本実施例 あくまで例示であって、本願発明の技術的 囲が制限されるものではない。
<1>全体構成
図1に示すのは、本願発明の実施例を示す装
置概略図である。
本実施例における製砂装置の全体構成は、
砕原料Aを破砕する手段である破砕機10と、
砕物を搬送する手段である搬送装置20と、
砕機10からの破砕物を送風による風力選別と
スクリーンによる篩い分け選別により粗粒子
Xと細粒子Yと微粉Zとに選別する手段である第
1選別装置30と、第1選別装置30に風力を供給す
る手段である送風機40と、第1選別装置30内の
粉Zを吸引して回収する手段である集塵機80
、第1選別装置30と集塵機80との途上に、該
塵機80の負圧を用いて微粉Zを粗微粉Z1と細微
粉Z2とに選別する手段である第2選別装置60と
第2選別装置により選別された粗微粉Z1を第1
選別装置により選別された細粒子Yと混合さ
るための手段である還元路70と、を少なくと
も具備してなる。
なお、本実施例では、第1選別装置30内の 粒子Xを回収して破砕機10へ戻す手段である 送路50を更に設けてあるが、該返送路は、 様に応じて適宜設置されるもので、本願発 の必須の構成要件ではない。
また、回収された製砂Bに対し、当該製砂 Bを加水混練する混練装置を設けてもよい(図 省略)が、本願発明の必須の構成要件ではな い。
<2>装置群
以下に、製砂装置を構成する装置群につい
簡略に説明する。
[破砕機]
破砕機10は、公知の各種破砕形式の破砕機
適用できる。図1の破砕機10は遠心破砕機で
って、破砕された原料が下方へ自然落下す
構造になっている。
[搬送装置]
搬送装置20は、ベルトコンベアなどの周知
搬送手段が用いられ、破砕機10より排出され
る破砕物が、コンベア上に拡散して配置され
るように、図示しない加振動機等を設けてお
いてもよい。
[第1選別装置]
第1選別装置は、破砕機より送られた破砕物
を、送風による風力選別とスクリーンによる
篩い分け選別によって、粗粒子Xと細粒子Yと
粉Zとに選別する機能を有する装置である。
図1に示す第1選別装置30は、粗粒子Xを破砕
10に返送して再度破砕工程を行うための返送
路50に連通した返送口31と、細粒子を回収す
集砂口32と、微粉を回収する吸引口33と、送
機40と連通した送風口34を少なくとも設けて
ある。
その他には、破砕物を粒度に応じて自然分
するための周知の分散装置(図示せず)や、
風分離によって落下する破砕物の選別領域
変更するための調整板35や、篩い分け選別を
行うためのスクリーン36等を設けることによ
て、風力選別と篩い分け選別を実施可能に
成してある。
[集塵機、貯槽]
集塵機80は、第1選別装置30の吸引口33及び集
塵路を介して微粉Zを吸引回収するために、
圧を発生させる装置である。
貯槽90は、集塵機80によって回収された微粉
(細微粉Z2)を回収する装置である。
<2>第2選別装置
第2選別装置60は第1選別装置30と集塵機80と
途上(集塵路)に設けられ、集塵機80より発生
る負圧を利用して、第1選別装置30から吸引
れる微粉Zを、粗微粉Z1と細微粉Z2とに選別
る機能を有する装置である。
なお、以下に説明する第2選別装置の内部構
造は単なる一例を示す参考図であり、破砕原
料や選別粒径等の装置仕様に応じて適宜変更
して用いられる。
図2は、第2選別装置の一例を示す動作概略
である。
図2(b)における第2選別装置60は、密封構造の
ハウジング61と、ハウジング内に配備した調
板65と、を有する。
[ハウジング]
ハウジング61には、第1選別装置の排出路33
連通して微粉Zを内部に取り込むための供給
62と、該ハウジングにおいて選別された粗
粉Z1を回収し、前記第1選別装置30によって選
別された細粒子Yの配管と合流する還元路70と
連通する回収口63と、集塵機80と連通し細微
Z2を回収する排出口64が形成される。供給口6
2と排出口64とをつなぐ直線の方向は、水平方
向と略平行となるように構成しており、回収
口63は前記直線より下方に設けるものとする
[調整板]
調整板65は、ハウジング61の内部天端から下
方に延伸するように配備され、当該調整板65
配置していない場合(図2(a)参照)における微
Zの通過領域P(前記供給口62と排出口64と直線
でつなぐ領域)の一部を遮るように構成され
。
なお、調整板65を図2(b)における上下・左右
前後方向方向に移動又は回転させることに
り、前記微粉の通過領域の遮蔽割合を変更
ることができる。前記遮蔽割合を変更する
とにより微粉Zが受ける吸引力(負圧)を変更
ることができる。
前記遮蔽割合を大きくすればするほど、よ
重量の少ない微粉Zが集塵機80によって吸引
きれずに落下し回収口63へと分離されるこ
となる。すなわち、前記遮蔽割合と選別粒
の値は反比例の関係となる。
なお、前記供給口62、回収口63、排出口64、
整板65は、図1、2において示す配置関係に限
定されるものではない。
調整板65は、当該調整板65の配置前において
微粉Zが供給口62から排出口64へと吸引される
過領域Pを遮蔽するように配置すればよく、
当該通過領域Pの遮蔽によって吸引しきれず
落下する位置に回収口63が形成されていれば
よいものとする。
また、第2選別装置60は、上記説明した風 選別と代えて、或いは併用してスクリーン よる篩い分け選別を行っても良い。
上記の選別装置を使用した、製砂方法お び実験結果について、以下に説明する。
<3>製砂方法
[破砕工程]
破砕機10に投入された破砕原料Aと、前記第1
選別装置30によって返送された粗粒子Xを破砕
する。破砕された原料は振動機構を備える搬
送装置20によって自然分級されながら、第1選
別装置30の投入口へと搬送される。
[第1選別工程(風力選別、篩い分け選別)、返
工程]
第1選別装置30の投入口へと搬送された破砕
は、落下する際に送風口34から風力を受け
、横方向へ吹き飛ばされ、重量(粒径)毎に、
横方向に分離されるとともに、途上に設けた
調整板35とスクリーン36とによって、補助的
篩い分け選別を行う。上記の風力選別と篩
分け選別によって、粗粒子Xは返送口31で回
され、細粒子Yは、集砂口32で回収され、微
Zは吸引口33から吸引回収される。
なお、返送口31で回収された粗粒子は、再
破砕するために返送路50を介して破砕機10へ
返送される。
[第2選別工程]
前記第1選別装置30から吸引回収された微粉Z
は、第2選別装置60の供給口62へと送られる。
2選別装置60内に送られた微粉Zは、集塵機80
連通する排出口64から生じる吸引力によっ
排出口64側に引き込まれるものの、途上に設
けてある調整板65によって干渉をうけ、重量(
粒径)の大きな微粉(粗微粉Z1)から重力により
下をはじめ、そのまま落下するか、或いは
ウジング内の側壁に案内されて下方に設け
ある回収口へ導かれる。重量の小さな微粉(
細微粉Z2)はそのまま排出口64へと吸引され、
塵機80を介して貯槽90へと回収されることと
なる。
調整板65の傾倒角度によって、遮蔽割合(干
割合)を変更することができ、粗微粉Z1と細
粉Z2との選別粒径を任意に変更することが
きる。
なお、回収口63へと回収された粗微粉Z1は、
前記第1選別装置30によって選別された細粒子
Yと混合すべく、細粒子Yの配管と合流させる
以上の工程を少なくとも設けることによ 、破砕物を4種類の粒子或いは微粉に選別し て良質な製砂を生成するものである。
<4>実験結果
次に、上記製砂装置を用いた製砂方法によ
実験結果を示す。
本例では、砂岩を破砕原料として、以下の
うに粒径選別を行うように装置を構成した
のである。
[第2選別装置の設置前]
初めに第2選別装置60の設置前における、貯
に貯蔵された余剰副産微粉C(微粉Zと同じ)の
粒度分布を図3に示す。
図3から明らかなように、余剰副産微粉Cは
篩い目を約10μmとしたあたりから勾配が大き
く(通過量が大きく)なることがわかる。すな
ち破砕原料全体の歩留まりをより効率よく
上するには、約10μm以上の微粉を有効利用
ることが望ましい点がわかる。
[第2選別装置の設置後]
次に、第2選別装置60による粗微粉Z1と細微
Z2との選別粒径の平均値(以下、単に「選別
径」という。)を可変にして以下のケース毎
実験を行った。なお、その他の粒子の選別
径及び各実験データは以下のように設定し
。
[粗微粉と細微粉の選別粒径)]
ケース1:無し(第1選別装置で選別された微粉
の全量を貯槽に廃棄)
ケース2:150μm
ケース3:75μm
ケース4:40μm
ケース5:20μm
ケース6:無し(第1選別装置で選別された微粉
の全量を細粒子に混練)
[破砕原料は砂岩、粗粒子:粒径3~5mm以上、細
粒子:粒径2~4mm、とする]
各ケースによって得られた製砂を用いた ンクリートの性能表を以下の表1、及び図4 示す。
図4は、上記表1に係るコンクリート性状 比較図であって、各ケース毎の圧縮強度(a) 空気値(b)、フロー値、スランプ値(c)を示し さらに、第1選別装置で回収された微粉を分 せず全粒度が混在した状態で所定量ずつ細 子に添加した場合のスランプ値(d)を示して る。
上記の表1及び図4から明らかなように、ケ
ス3、4については、ケース1(従来の全量廃棄
)と比較してスランプ値及びフロー値に向上
がみられ、コンクリートの性状として問題の
ない結果となった。
また、ケース5については、ケース3、4と比
して歩留まりの向上がみられ、スランプ値
びフロー値は、ケース3から若干の低下がみ
られるが、全量混練よりもかなり良好な結果
が得られた。
また、図4のグラフ(c)とグラフ(d)を比較す ると、同じ歩留まりでも、微粉の選別の有無 によりコンクリートのスランプ値に大きな差 が生じることが明らかとなった。したがって 、本願発明のように回収微粉を特定粒径で選 別した粗微粉のみを細粒子に添加することで 、歩留まりを向上させつつ、スランプ値の低 下を防止することが可能となった。
以上の結果から、ケース3~4の範囲近傍を 別粒径として微粉の選別・細粒子への添加 行った際に、コンクリートの性状に好影響 及ぼすことが明らかとなった。特にケース4 (粒径が約40μm以上の微粉を粗微粉とし、粒径 が約40μmより小さい微粉を細微粉とする)の場 合、歩留まりが全量廃棄時と比較して約12%近 く向上するため、コンクリートの性状向上と いう効果に加えて、余剰副産微粉の減少(歩 まりの向上)という効果を更に得ることがで る。
なお、破砕原料の種類によっては、上記 別粒径の最適値が変動する場合があるもの 、約20μm~約75μmの範囲内で選別粒径を決定 ていれば、歩留まりの向上と、コンクリー 性状の向上の両方の効果を得ることができ 。特に、約20μm~約40μmの範囲内においては、 より顕著な効果を得ることができる。
10:破砕機 20:搬送装置
30:第1選別装置 31:返送口
32:集砂口 33:吸引口
34:送風口 35:調整板
36:スクリーン 40:送風機
50:返送路 60:第2選別装置
61:ハウジング 62:供給口
63:回収口 64:排出口
65:調整板 70:還元路
80:集塵機 90:貯槽
A :破砕原料 B :製砂
C :余剰副産微粉 X :粗粒子
Y :細粒子 Z :微粉
Z1:粗微粉 Z2:細微粉
P :通過領域
