遠山 伸治 (〒71 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株式会社内 Aichi, 4718571, JP)
トヨタ自動車株式会社 (〒71 愛知県豊田市トヨタ町1番地 Aichi, 4718571, JP)
TOHYAMA, Shinji (1 Toyota-cho, Toyota-sh, Aichi 71, 4718571, JP)
| ワークにねじを締付ける回転軸及び本体部を有する回転工具と、 該回転工具を、互い直交するX軸、Y軸及びZ軸方向それぞれに沿って移動させるX軸直動ロボット、Y軸直動ロボット及びZ軸直動ロボットと、 前記回転工具の本体部をX軸、Y軸及びZ軸方向それぞれに沿って移動可能に支持すると共に、該本体部の前記回転軸周りの回動を規制する反力支持部材と、 前記ワークを位置決めする位置決め手段と、 を備えていることを特徴とするねじ締付装置。 |
| 前記反力支持部材は、前記回転工具の本体部の前記回転軸周りの回動を規制する支持部材と、 前記回転工具の回転軸に略直交する平面上に配置されて、前記回転工具の本体部と前記支持部材とを連結する平行リンクと、 からなることを特徴とする請求項1に記載のねじ締付装置。 |
| 前記X軸直動ロボット、Y軸直動ロボット及びZ軸直動ロボットは、互いに連結されて直動ロボットユニットで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のねじ締付装置。 |
| 前記直動ロボットユニットと、前記回転工具とは着脱自在に連結されることを特徴とする請求項3に記載のねじ締付装置。 |
| 前記直動ロボットユニットと、前記位置決め手段とは、前記回転工具の回転軸に略直交する平面に沿って移動自在なフローティングテーブルに連結されていることを特徴とする請求項3または4に記載のねじ締付装置。 |
| 前記ワークと同期走行する締付台車に、前記回転工具と、前記X軸直動ロボット、Y軸直動ロボット及びZ軸直動ロボットと、前記反力支持部材と、前記位置決め手段とが備えられていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のねじ締付装置。 |
本発明は、ナットランナ等の回転工具を ワークのねじ締付位置まで自動で移動させ 、ボルト、ナット等のねじを締付けること でき、しかも、該自動化を低推力にて可能 したねじ締付装置に関するものである。
一般に、自動車の組立ラインにおいては 組立作業効率を高めるため、ナットランナ の回転工具を用いてボルト、ナット等のね の締付が行われる。ナットランナは、モー の回転力によって、ねじを高速で締付ける とができるが、締付トルクに応じた反力が 生するため、この反力を支持する必要があ 。サスペンションユニット等をボディに固 する場合等、大きな締付トルクが必要であ 場合、その反力を作業者が人手によって支 することは不可能である。
そこで、特許文献1には、ナットランナには
、スライダの移動、平行リンクの回動及び昇
降プレートの昇降により必要な自由度が与え
られており、作業者がナットランナの本体部
を把持して水平及び垂直方向に自由に移動さ
せることができ、また、ナットランナからの
締付トルクの反力は、平行リンクを介してス
ライダに伝達されることで、作業者への負担
を軽減させるねじ締付装置が開示されている
。
しかしながら、特許文献1の発明では、作業
者により手動でナットランナをねじ締付位置
に移動させて位置合わせを行うために、少な
くとも1人の作業員が必要となり製造原価を
減することができない。
そのため、特許文献1の発明に係るねじ締付
装置を自動化して構成しようとすると、締付
トルクの反力や自重等の影響により平行リン
クを回動させる駆動モータ等の性能を上げる
(高トルク化)必要があり容易に自動化するこ
ができない。しかも、自動化にあたっては
車体を位置決めする位置決めユニット等も
える必要があり、特許文献1の発明に係るね
じ締付装置を自動化するには、駆動モータの
高トルク化や構造が複雑化する等様々な問題
が有り実現することが困難であった。
また、従来の自動化されたねじ締付装置 、安全柵に囲まれて配置されるような巨大 装置であり、装置故障等には長い時間組立 インを停止する必要があり、生産稼動への 響が大きくなる。しかも、装置が相当複雑 あり、初期投資に加え、保全工数や維持管 のために多大な費用が必要とされ好ましく い。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
あり、簡易な構成で、ナットランナ等の回
工具を締付位置に自動で移動させてねじを
付けることができ、しかも、該自動化を低
力で可能としたねじ締付装置を提供するこ
を目的とする。
なお、本明細書で述べる低推力とは、上述
たような従来の、安全柵を設けて専用スペ
スを有する巨大なねじ締付装置の自動化に
用されるような高推力ではなく、自動車等
通常の組立ラインで、作業者が付近に配置
れるような組立ライン上で使用可能な推力
ベルであり、特別な仕様ではない汎用の駆
部材に採用される推力レベルである。
上記課題を解決するために、本発明のねじ
付装置は、ワークにねじを締付ける回転軸
び本体部を有する回転工具と、該回転工具
、互い直交するX軸、Y軸及びZ軸方向それぞ
に沿って移動させるX軸直動ロボット、Y軸
動ロボット及びZ軸直動ロボットと、前記回
工具の本体部をX軸、Y軸及びZ軸方向それぞ
に沿って移動可能に支持すると共に、該本
部の前記回転軸周りの回動を規制する反力
持部材と、前記ワークを位置決めする位置
め手段と、を備えていることを特徴として
る。
これにより、ねじ締付装置の自動化を低推
で実現することができる。
なお、本発明のねじ締付装置の各種態様お
びそれらの作用については、以下の発明の
様の項において詳しく説明する。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認
されている発明(以下、「請求可能発明」と
いう場合がある。)の態様をいくつか例示し
それらについて説明する。なお、各態様は
請求項と同様に、項に区分し、各項に番号
付して、必要に応じて他の項を引用する形
で記載する。これは、あくまでも請求可能
明の理解を容易にするためであり、請求可
発明を構成する構成要素の組み合わせを、
下の各項に記載されたものに限定する趣旨
はない。つまり、請求可能発明は、各項に
随する記載、実施の形態等を参酌して解釈
れるべきであり、その解釈に従う限りにお
て、各項の態様にさらに他の構成要件を付
した態様も、また、各項の態様から構成要
を削除した態様も、請求可能発明の一態様
なり得るのである。なお、以下の各項にお
て、(1)項乃至(4)項の各々が、請求項1乃至4の
各々に相当し、(6)項及び(8)項が請求項5及び6
相当する。
(1)ワークにねじを締付ける回転軸及び本体
を有する回転工具と、該回転工具を、互い
交するX軸、Y軸及びZ軸方向それぞれに沿っ
移動させるX軸直動ロボット、Y軸直動ロボ
ト及びZ軸直動ロボットと、前記回転工具の
体部をX軸、Y軸及びZ軸方向それぞれに沿っ
移動可能に支持すると共に、該本体部の前
回転軸周りの回動を規制する反力支持部材
、前記ワークを位置決めする位置決め手段
、を備えていることを特徴とするねじ締付
置。
従って、(1)項のねじ締付装置では、ワーク
位置決め手段により位置決めした後、ナッ
ランナ等の回転工具が、X軸直動ロボット、
Y軸直動ロボット及びZ軸直動ロボットによりX
軸、Y軸及びZ軸方向それぞれに沿って自動で
動されて、回転工具によりボルト、ナット
のねじを締付けることができる。また、回
工具の締付トルクの反力は反力支持部材に
り支持されるので、X軸直動ロボット、Y軸
動ロボット及びZ軸直動ロボットに締付トル
の反力が作用することはない。そのため、
推力で駆動する汎用のX軸直動ロボット、Y
直動ロボット及びZ軸直動ロボットを採用す
ことが可能になる。
(2)前記反力支持部材は、前記回転工具の本
部の前記回転軸周りの回動を規制する支持
材と、前記回転工具の回転軸に略直交する
面上に配置されて、前記回転工具の本体部
前記支持部材とを連結する平行リンクと、
らなることを特徴とする(1)項に記載のねじ
付装置。
従って、(2)項のねじ締付装置では、締付ト
クの反力(回転軸周りの回転力)は、回転工
の本体部から平行リンクを介して支持部材
伝達され、該支持部材により支持される。
かも、回転工具と支持部材との間に平行リ
クを配置したので、回転工具の本体部に付
される回転力(荷重)が大幅に低減されて支持
部材に伝達される。
(3)前記X軸直動ロボット、Y軸直動ロボット
びZ軸直動ロボットは、互いに連結されて直
ロボットユニットで構成されることを特徴
する(1)項または(2)項に記載のねじ締付装置
従って、(3)項のねじ締付装置では、回転工
の本体部に、X軸直動ロボット、Y軸直動ロ
ットまたはZ軸直動ロボットの内いずれか一
の直動ロボットが連結されれば、回転工具
、X軸直動ロボット、Y軸直動ロボット及びZ
直動ロボットによりX軸、Y軸及びZ軸方向に
って自動で移動可能になり、構造が複雑に
ることはない。
(4)前記直動ロボットユニットと、前記回転
具とは着脱自在に連結されることを特徴と
る(3)項に記載のねじ締付装置。
従って、(4)項のねじ締付装置では、X軸直動
ロボット、Y軸直動ロボットまたはZ軸直動ロ
ットの内いずれか一つの直動ロボットが、
障等により作動不能になった場合には、作
者が、直動ロボットユニットと回転工具と
連結を解除し、回転工具の本体部を把持し
締付位置に順次移動させてねじを締付ける
とが可能となる。また、この場合も、ねじ
付けの際の締付トルクの反力は、反力支持
材により支持されるので、作業者が締付ト
クの反力を受けることなく、容易に締付作
を行うことができる。
(5)前記回転工具の本体部に連結され前記回
軸の軸方向に延びるロッドの下端に前記直
ロボットユニットが着脱自在に連結される
共に、前記ロッドを前記回転軸の軸方向に
ライド自在に支持するガイド体に、前記回
軸と略直交する平面に沿って移動自在とし
前記平行リンクが固定されることを特徴と
る(3)項または(4)項に記載のねじ締付装置。
従って、(5)項のねじ締付装置では、締付ト
クの反力を支持する反力支持部材は、その
造を複雑化することなく、直動ロボットユ
ットによる回転工具のX軸、Y軸及びZ軸方向
の移動を許容することができる。
(6)前記直動ロボットユニットと、前記位置
め手段とは、前記回転工具の回転軸に略直
する平面に沿って移動自在なフローティン
テーブルに連結されていることを特徴とす
(3)項~(5)項のいずれかに記載のねじ締付装置
。
従って、(6)項のねじ締付装置では、特に、
置決め手段によりワークを位置決めした後
ワークの微小な揺れ等をフローティングテ
ブルにより吸収することができる。
(7)前記位置決め手段は、係合ピンを、前記
転工具の回転軸の軸方向に自動で進退動さ
てワークまたはワークの周辺部材に係合す
係合ピンユニットを複数設けて構成される
とを特徴とする(1)項~(6)項のいずれかに記載
のねじ締付装置。
従って、(7)項のねじ締付装置では、ワーク
フローティングテーブルに対して正確に位
決めすることができる。
(8)前記ワークと同期走行する締付台車に、
記回転工具と、前記X軸直動ロボット、Y軸
動ロボット及びZ軸直動ロボットと、前記反
支持部材と、前記位置決め手段とが備えら
ていることを特徴とする(6)項または(7)項に
載のねじ締付装置。
従って、(8)項のねじ締付装置は、一定速度
進行するオーバーヘッドコンベアのハンガ
吊下げられた状態で搬送されるワークのね
締付け作業に非常に効果的である。
本発明によれば、簡易な構成で、ナット ンナ等の回転工具を締付位置に自動で移動 せてねじを締付けることができ、しかも、 自動化を低推力で可能としたねじ締付装置 提供することができる。
1 ねじ締付装置,2 ボディ(ワーク),3 ハン ガ,4 ナットランナ(回転工具),5 本体部,6 回 軸,7 締付台車,8 X軸直動ロボット,9 Y軸直 ロボット,10 Z軸直動ロボット,11 直動ロボッ トユニット,15 反力支持部材,16 位置決め手 ,20 本体プレート,21 スライダ(支持部材),22 平行リンク,22a、22b リンク,25 ガイドレール, 29 係合ブロック,40 連結プレート,41 昇降ロ ド,42 ガイド体,50 フローティングテーブル ,51 ボディ側係合ピンユニット(位置決め手段 ),52 ハンガ側係合ピンユニット(位置決め手 ),57 ハンガ側係合ピン,58 ボディ側係合ピン
以下、本発明を実施するための最良の形態
図1~図4に基いて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係るねじ締付装置1は
、図1に示すように、自動車の組立ラインに
いて、連続的に一定速度で進行するオーバ
ヘッドコンベアのハンガ3に吊下げられた状
で搬送されるボディ2(ワーク)に部品を組み
ける際、ボディ2の下方からボルト、ナット
等のねじを締付けるために用いられるもので
ある。
本ねじ締付装置1は、図1~図3に示すように、
ボディ2にねじを締付ける回転軸6及び本体部5
を有するナットランナ(回転工具)4と、該ナッ
トランナ4を、互い直交するX軸、Y軸及びZ軸
向それぞれに沿って移動させるX軸直動ロボ
ト8、Y軸直動ロボット9及びZ軸直動ロボット
10と、ナットランナ4の本体部5を、X軸、Y軸及
びZ軸方向それぞれに沿って移動可能に支持
ると共に、該本体部5の回転軸6周りの回動を
規制する反力支持部材15と、ボディ2を位置決
めする位置決め手段16と、ナットランナ4、X
直動ロボット8、Y軸直動ロボット9、Z軸直動
ボット10、反力支持部材15及び位置決め手段
16を搭載し、床面Fに敷設された一対のレール
12、12上をハンガ3と同期走行する締付台車7と
、から構成されている。
なお、本実施の形態では、図1において、X
方向は、図1に対して直交する方向であり、Y
軸方向は、図1の左右方向であり、Z軸方向は
図1の上下方向である。
レール12、12は、床面Fにボディ2を搬送す ハンガ3の搬送ライン(X軸方向)に沿って左右 一対敷設されている。締付台車7は、底板17の 下面の4隅に備えられた各車輪13によって各レ ール12上を移動することができる。また、締 台車7には、同期装置が設けられており、所 定の作業区間において、ハンガ3によって搬 されるボディ2に追従して移動することがで 、作業終了後は、原位置に復帰することが きる。同期装置は、例えば、作業区間にお て、締付台車7をハンガ3と機械的に連結す もの、締付台車7に駆動手段を設けて、これ ハンガ3と電気的に連動させるものがある。
ナットランナ4は、本体部5と回転軸6とから
り、本体部5内の電動モータから伝達される
回転軸6の回転力によってボルト、ナット等
締付ける1軸ナットランナである。ナットラ
ナ4は、締付位置に移動されるとその回転軸
6が自動で回転駆動するように制御されてお
、サーボ手段によって回転速度及び締付ト
クを適宜制御することができる。また、回
軸6に嵌合されるソケット14を交換すること
よって、異なる寸法のボルト、ナットを締
けることができる。
また、ナットランナ4の本体部5の上部には
Y軸方向に延びる本体プレート20が固定され
いる。この本体プレート20に後述する昇降ロ
ッド41の上端が固定されると共に、エアシリ
ダ70からのバランスロッド(シリンダロッド)
71の上面が当接される。
反力支持部材15は、図1及び図4に示すよう に、ナットランナ4の本体部5の回転軸6周りの 回動(図4のA方向)を規制するスライダ21(支持 材)と、ナットランナ4の回転軸6に略直交す 平面上(X-Y平面上)に配置されて、ナットラン ナ4の本体部5とスライダ21とを連結する平行 ンク22とから構成される。
締付台車7の天板31には、図4に示すように、
一対のガイドレール25、25が備えられ、各ガ
ドレール25、25は、床面Fに平行で、締付台車
7の走行方向(X軸方向)に対して直交する方向(Y
軸方向)に延びている。
スライダ21は、図1及び図4に示すように、底
板26と、各ガイドレール25と直交する方向(X軸
方向)に延びる縦板27と、縦板27の一側面から
びる補強リブ28と、縦板27の他側面から突設
される、平行リンク22との係合ブロック29と
ら構成されている。また、スライダ21の底板
26には、各ガイドレール25上をスライドする
対のスライドコマ30が2組固定されている。
そして、スライダ21は、各ガイドレール25に
より、締付台車7の天板31上を締付台車7の走
方向と直交する方向(Y軸方向)にスライド可
に支持され、また、スライダ21は、各ガイド
レール25により、ナットランナ4の本体部5の
転軸6周りの回動が規制されて支持される。
平行リンク22は、図4に示すように、ナッ ランナ4の回転軸6と略直交する平面上(X-Y平 上)に配置され、互いに平行に配置され等し い長さの一対のリンク22a、22bで構成されてい る。各リンク22a、22bは、その基端部が各ピン 32、33によってスライダ21の係合ブロック29に 動自在に連結されると共に、各リンク22a、2 2bの先端部は、各ピン34、35によって連結プレ ート40の一端部に回動自在に連結されている 連結プレート40の他端部は、図1に示すよう 、後述する昇降ロッド41を昇降自在(Z軸方向 に移動自在)に支持するガイド体42に固定され ている。
図1~図3に示すように、ナットランナ4の本 体部5から延びる本体プレート20の下面には、 昇降ロッド41の上端が固定されている。この 降ロッド41は、ガイド体42により昇降自在(Z 方向に移動自在)に支持される。このガイド 体42に、平行リンク22の各リンク22a、22bを回 自在に支持する連結プレート40の他端部が固 定されている。なお、ガイド体42と昇降ロッ 41との間に、昇降ロッド41の上下方向(Z軸方 )への移動を可能にし、また、昇降ロッド41 軸周りの回転を規制するボールスプライン 造を採用してもよい。そして、この昇降ロ ド41の下端が、後述する直動ロボットユニ ト11を構成するZ軸直動ロボット10のZ軸ロボ ト結合部67に着脱自在に連結される。
以上説明したナットランナ4の反力支持部 材15による支持形態、すなわち、ナットラン 4は、その本体部5に本体プレート20を介して 連結された昇降ロッド41が、ガイド体42によ 昇降自在(Z軸方向に移動自在)に支持される 共に、ガイド体42が、平行リンク22によりス イダ21の係合ブロック29を支点に回動自在(X 方向に移動自在)に支持され、さらに、平行 リンク22が、スライダ21により締付台車7の走 方向と直交する方向(Y軸方向)に移動自在に 持されるので、ナットランナ4は、X軸、Y軸 びZ軸方向のそれぞれへ移動自在に、且つそ の本体部5の回転軸6周りの回動が規制されて 付台車7に支持される。
また、本ねじ締付装置1は、図1及び図3に示
ように、昇降ロッド41の近傍に、ナットラ
ナ4の本体部5から延びる本体プレート20の上
方向のバランスを保持するためのエアシリ
ダ70が上下方向に沿って配置されており、
アシリンダ70の本体部の上部がガイド体42に
持されている。
そして、ナットランナ4の本体部5から延び
本体プレート20の下面にエアシリンダ70から
バランスロッド(シリンダロッド)71の上面が
当接される。
図1~図3に示すように、締付台車7の上下方 向略中間に配置される中間板45の上方には、 の4隅に、ボールローラ44、44が上下一対備 られている。これら4隅の上下一対のボール ーラ44、44間にフローティングテーブル50が 装され、フローティングテーブル50は、ナ トランナ4の回転軸6と略直交する平面(X-Y平 )に沿って移動自在になる。
図2に示すように、フローティングテーブ ル50の締付台車7の走行方向(X軸方向)両端には 、ボディ2の位置決め手段16である、ボディ側 係合ピンユニット51と、ハンガ側係合ピンユ ット52とが取付ブラケット53、53を介してそ ぞれ固定されている。また、ボディ側係合 ンユニット51が締付台車7に対して進行方向 部に、ハンガ側係合ピンユニット52が締付 車7に対して進行方向後部に備えられている
ハンガ側係合ピンユニット52は、取付ブラ
ット53に固定されると共にエアシリンダ55を
持する筒状の係合ブロック54と、該係合ブ
ック54に昇降自在(Z軸方向に移動自在)に支持
され、エアシリンダ55からのシリンダロッド
連結されるロッド56と、該ロッド56の上端に
一体的に設けられるハンガ側係合ピン57とか
構成されている。
一方、ボディ側係合ピンユニット51は、ハ
ガ側係合ピンユニット52の構成と基本的に同
じであり、上端のボディ側係合ピン58がハン
側係合ピン57よりも小径に形成されること
ら、全体の構成部品がハンガ側係合ピンユ
ット52の構成部品よりも若干小径に形成され
ている。
図2に示すように、締付台車7にはハンガ同
バー60が備えられている。締付台車7の天板31
には、締付台車7の進行方向(X軸方向)後端にL
状の取付ブラケット80が補強リブと共に固
されている。取付ブラケット80の水平部80bに
同期バー昇降シリンダ81が支持されている。
期バー昇降シリンダ81からのシリンダロッ
82がL字状の連結部材83を介してハンガ同期バ
ー60に連結されている。なお、連結部材83に
取付ブラケット80側にガイドレール84が設け
れ、このガイドレール84が取付ブラケット80
の垂直部80aに設けたガイド85に昇降自在に係
されている。
このハンガ同期バー60は、締付台車7が所定
作業区間を走行し始めると、締付台車7から
上昇してハンガ3の進行方向前面を引っ掛け
ように係合されるもので、該ハンガ同期バ
60(連結部材83)の下方に向かって開口された
合孔に、ハンガ側係合ピンユニット52のハン
ガ側係合ピン57が係合されるようになってい
。
また、図1~図3に示すように、フローティ グテーブル50には、X軸直動ロボット8、Y軸 動ロボット9及びZ軸直動ロボット10が互いに 結して構成される直動ロボットユニット11 固定されている。これらX軸直動ロボット8、 Y軸直動ロボット9及びZ軸直動ロボット10は、 面方形の棒状体からなるX軸ロボット本体部 61、Y軸ロボット本体部62及びZ軸ロボット本体 部63と、該X軸ロボット本体部61、Y軸ロボット 本体部62及びZ軸ロボット本体部63の一面から 出されるX軸ロボット結合部65、Y軸ロボット 結合部66及びZ軸ロボット結合部67とから構成 れている。
具体的には、図1及び図2に示すように、 ローティングテーブル50上に、X軸直動ロボ ト8のX軸ロボット本体部61が、Y軸方向一端側 にX軸方向に沿って固定されており、X軸ロボ ト本体部61の上面から突出したX軸ロボット 合部65が、Y軸直動ロボット9のY軸方向に沿 て配置されるY軸ロボット本体部62の下面か 突出したY軸ロボット結合部66に連結されて る。また、Y軸直動ロボット9のY軸ロボット 体部62のY軸方向一端部が、Z軸直動ロボット1 0の締付台車7の外方をZ軸方向に沿って配置さ れるZ軸ロボット本体部63の一面に連結されて いる。さらに、Z軸ロボット本体部63のY軸ロ ット本体部62が連結された面と反対側の面か ら突出したZ軸ロボット結合部67に、ナットラ ンナ4と連結された昇降ロッド41の下端が、例 えば連結ピン等で着脱自在に連結されている 。
そして、ナットランナ4をX軸、Y軸及びZ軸方
向のそれぞれに移動させて指定の締付位置に
到達させる際には、まず、X軸直動ロボット8
X軸ロボット結合部61がX軸方向に沿ってスラ
イドされ、Y軸直動ロボット9及びZ軸直動ロボ
ット10がX軸方向に沿って移動してX軸方向の
定位置に達する。続いて、Y軸直動ロボット9
のY軸ロボット本体部62がY軸ロボット結合部66
を基準にY軸方向に沿ってスライドされ、Z軸
動ロボット10がY軸方向に沿って移動してY軸
方向の設定位置に達する。続いて、Z軸直動
ボット10のZ軸ロボット結合部67がZ軸方向に
ってスライドされ、昇降ロッド41がZ軸方向
沿って移動してZ軸方向の設定位置に達し、
ットランナ4が指定の締付位置に到達される
。
これらX軸直動ロボット8、Y軸直動ロボット9
及びZ軸直動ロボット10には、フローティング
テーブル50とボディ2との相対位置が決まった
後の動作が予めティーチングされている。
なお、上述しているように、ナットラン 4は、反力支持部材15により、X軸、Y軸及びZ 方向のそれぞれへ移動自在に締付台車7に支 持されているので、ナットランナ4の、X軸直 ロボット8によるX軸方向への移動、Y軸直動 ボット9によるY軸方向への移動及びZ軸直動 ボット10によるZ軸方向への移動が反力支持 材15により規制されることはない。
次に、本発明の実施の形態に係るねじ締付
置1の作用を説明する。
部品が仮組みされたボディ2がハンガ3に吊
げられた状態で所定の作業区間に搬送され
と、該作業区間に配備された本ねじ締付装
1の締付台車7がボディ2に同期して各レール12
、12上を走行する。
すると、まず、締付台車7からハンガ同期バ
ー60が上昇してハンガ3の前面を引っ掛けるよ
うにしてハンガ3に装着される。
次に、フローティングテーブル50に固定さ
たボディ側係合ピンユニット51のボディ側係
合ピン58及びハンガ側係合ピンユニット52の
ンガ側係合ピン57がそれぞれ上昇され、ボデ
ィ2の係合孔及びハンガ同期バー60(連結部材83
)の係合孔のそれぞれに挿通されて係合され
。
なお、フローティングテーブル50は、予め
回転軸6と略直交する平面上(X-Y平面上)にお
て、ボディ側係合ピン58及びハンガ側係合ピ
ン57が、ボディ2の係合孔及びハンガ同期バー
60(連結部材83)の係合孔のそれぞれに挿通でき
る所定位置に配置されている。また、フロー
ティングテーブル50は、ボディ2の微小な揺れ
や締付け時の微小な揺れを吸収するために常
にX-Y平面に沿って移動自在となっている。
また、フローティングテーブル50は、常にX-
Y平面に沿って移動自在であるので、特に、
ディ側係合ピンユニット51のボディ側係合ピ
ン58がボディ2の係合孔にうまく挿通されない
場合等には、作業者がボディ側係合ピンユニ
ット51のX-Y平面上での位置を微調整してボデ
側係合ピン58をボディ2の係合孔に挿通させ
ことができる。
次に、ボディ2のフローティングテーブル50
対する位置決めが完了すると、X軸直動ロボ
ット8、Y軸直動ロボット9及びZ軸直動ロボッ
10が、予め設定されたティーチング内容に基
いて駆動され、ナットランナ4が上述したよ
にX軸、Y軸及びZ軸方向のそれぞれに沿って
動で移動し指定の締付位置に到達する。続
て、ナットランナ4の回転軸6が駆動されてね
じの締付けが行われる。なお、ナットランナ
4が指定の締付位置に移動する際、Z軸直動ロ
ット10が作動し昇降ロッド41が昇降する時に
は、これと同時にエアシリンダ70も作動し、
ランスロッド71の昇降により本体プレート20
の上下方向のバランスを保持している。
その後、この動作が順次繰り返されて、全
の締付位置にて締付けが完了すると、ボデ
側係合ピンユニット51のボディ側係合ピン58
及びハンガ側係合ピンユニット52のハンガ側
合ピン57がそれぞれ下降して、ボディ2のフ
ーティングテーブル50に対する位置決めが
除される。これと同時に、X軸直動ロボット8
、Y軸直動ロボット9及びZ軸直動ロボット10が
1に示す原点に戻り、締付台車7が所定の作
区間の走行開始地点に復帰する。
また、ナットランナ4によるねじ締付け時に
は、締付トルクの反力が、回転軸6の回転方
とは反対方向の回転力としてナットランナ4
本体部5に付与され、該本体部5から本体プ
ート20及び昇降ロッド41を経由して連結プレ
ト40に伝達される。続いて、連結プレート40
に伝達された締付トルクの反力は、平行リン
ク22の各リンク22a、22bを介してスライダ21に
達される。そこで、スライダ21に伝達される
回転力(荷重)は、ナットランナ4の本体部5か
平行リンク22の各リンク22a、22bを介して伝達
されるので、ナットランナ4の本体部5に付与
れる回転力に比べて大幅に低減される。
そして、スライダ21に伝達された締付トル
の反力は、各ガイドレール25、25を介して締
台車7に伝達されて、各レール12、12に支持
れた締付台車7によって受止められる。なお
一対のレール12、12の間の幅及び締付台車7
前後の車輪13、13の間の距離を充分大きくす
ことにより、各車輪13に作用する力を軽減
ることができる。
なお、本発明の実施の形態に係るねじ締付
置1では、作動中に、X軸直動ロボット8、Y軸
直動ロボット9またはZ軸直動ロボット10が何
かの原因で作動不良を起した場合、Z軸直動
ボット10のZ軸ロボット結合部67と昇降ロッ
41の下端との連結を解除し、ナットランナ4
直動ロボットユニット11との連結を解除すれ
ば、作業員がナットランナ4の本体部5を把持
て締付位置に順次移動させてねじを締め付
ることができる。
この場合も、ねじ締付けの際の締付トルク
反力は、反力支持部材15により支持される
で、作業者が締付トルクの反力を受けるこ
なく、容易に締付作業を行うことができる
以上説明したように、本発明の実施の形態
係るねじ締付装置1では、ナットランナ4をX
、Y軸及びZ軸方向のそれぞれに沿って自動
移動させるX軸直動ロボット8、Y軸直動ロボ
ト9及びZ軸直動ロボット10を採用したので、
推力での自動化が可能になり、構造も簡素
することできた。
また、本ねじ締付装置1では、従来の自動化
された巨大なねじ締付装置のように、安全柵
で囲まれた専用スペースを必要としないので
、組立ラインの長さを相当短縮することがで
き、さらに、本ねじ締付装置1は、その自動
を低推力で実現できたため、作業者が組立
イン付近で作業する場合でも安全性を確保
ることができる。
さらに、本ねじ締付装置1は、作業者が付近
で作業している組立ライン上に配置すること
ができるので、締付不良等が発生した場合で
も作業者により速やかにバックアップするこ
とができ、また、X軸直動ロボット8、Y軸直動
ロボット9またはZ軸直動ロボット10のいずれ
に作動不良が発生した場合でも、直動ロボ
トユニット11とナットランナ4との連結を解
することにより容易に手動に切換えて、組
ラインを停止することなく締付作業を続行
ることができる。
しかも、本ねじ締付装置1では、車種追加や
締付位置の変更時でも、構造等を変更するこ
となく、X軸直動ロボット8、Y軸直動ロボット
9及びZ軸直動ロボット10のティーチング内容
変更することにより対応できるので汎用性
あり実用的である。
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