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Title:
SCRIBING DEVICE AND SCRIBING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/126501
Kind Code:
A1
Abstract:
A scribing device which can attain deep penetration while suppressing damage on the surface of a work. The scribing device comprises a table (1) for securing at least a part on one of the sides sandwiching a portion of the work (W) where a scribe line (L) is to be cut and keeping the other side of the work (W) in cantilever state; and relative moving mechanisms (3, 6) for abutting a cutter (10) against the portion, which is to have the scribe line (L) cut and is floating in the air, moving the cutter (10) relatively to the work (W) along the portion where the scribe line is to be cut, and cutting the scribe line (L) in the work (W). A force for controlling the vector of a force required for growing a vertical crack (a force in the direction intersecting the scribe line perpendicularly within the surface of the work (W)) does not act when the other side of the work (W) is released. Consequently, vertical crack can grow easily and growth of horizontal crack can be suppressed.

Inventors:
HOSHINO, Takanobu (11-10 Toyotamakita 4-chome, Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
星野 京延 (〒12 東京都練馬区豊玉北4丁目11番10号 株式会社ベルデックス内 Tokyo, 1760012, JP)
MITO, Masanori (11-10 Toyotamakita 4-chome, Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
三戸 雅徳 (〒12 東京都練馬区豊玉北4丁目11番10号 株式会社ベルデックス内 Tokyo, 1760012, JP)
HANYU, Akio (11-10 Toyotamakita 4-chome, Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
羽生 明夫 (〒12 東京都練馬区豊玉北4丁目11番10号 株式会社ベルデックス内 Tokyo, 1760012, JP)
NAKAMURA, Masahiko (11-10 Toyotamakita 4-chome, Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
Application Number:
JP2008/053695
Publication Date:
October 23, 2008
Filing Date:
February 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
THK CO., LTD. (11-6, Nishi Gotanda 3-chome Shinagawa-k, Tokyo 03, 1418503, JP)
THK株式会社 (〒03 東京都品川区西五反田3丁目11番6号 Tokyo, 1418503, JP)
BELDEX CORPORATION (11-10, Toyotamakita 4-chome Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
株式会社ベルデックス (〒12 東京都練馬区豊玉北4丁目11番10号 Tokyo, 1760012, JP)
HOSHINO, Takanobu (11-10 Toyotamakita 4-chome, Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
星野 京延 (〒12 東京都練馬区豊玉北4丁目11番10号 株式会社ベルデックス内 Tokyo, 1760012, JP)
MITO, Masanori (11-10 Toyotamakita 4-chome, Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
三戸 雅徳 (〒12 東京都練馬区豊玉北4丁目11番10号 株式会社ベルデックス内 Tokyo, 1760012, JP)
HANYU, Akio (11-10 Toyotamakita 4-chome, Nerima-k, Tokyo 12, 1760012, JP)
International Classes:
C03B33/02; B28D5/00; C03B33/03; C03B33/04; C03B33/00; B28D5/00
Attorney, Agent or Firm:
SHIOJIMA, Toshiyuki (Floral Akihabara bldg, 7F. 2-12, Kandasakumacho,Chiyoda-k, Tokyo 25, 1010025, JP)
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Claims:
 ワークのスクライブ線が刻まれる予定の部分を挟んだ一方の側の少なくも一部が固定され、前記ワークの他方の側を空中に浮いた状態にするテーブルと、
 空中に浮いた状態にある前記スクライブ線が刻まれる予定の部分にカッタを当接し、前記スクライブ線が刻まれる予定の部分に沿って前記カッタを前記ワークに対して相対的に移動して、前記ワークにスクライブ線を刻む相対移動機構と、を備えるスクライブ装置。
 前記ワークに前記カッタが当接するとき、前記カッタが当接する側の前記ワークの表面に引張り応力が発生するように、前記カッタが前記ワークを押し曲げることを特徴とする請求項1に記載のスクライブ装置。
 前記ワークを撓ませ、前記ワークの前記他方の側を前記テーブルから浮かせるワーク曲げ手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクライブ装置。
 前記ワーク曲げ手段は、前記ワークの前記スクライブ線が刻まれる予定の部分に沿って設けられ、前記ワークと前記テーブルとの間に介在されるシートからなり、
 前記ワークの前記一方の側を前記テーブルに固定することによって、前記シートを支点にして前記ワークを撓ませることを特徴とする請求項3に記載のスクライブ装置。
 前記ワーク曲げ手段は、前記テーブルに設けられる複数の空気通過孔からなり、
 前記ワークの前記一方の側に対応する複数の空気通過孔が前記ワークの一方の側を前記テーブルに真空吸着すると共に、前記ワークの前記他方の側に対応する複数の空気通過孔が前記ワークの前記他方の側に向かって空気を吹き付けることによって、前記ワークを撓ませることを特徴とする請求項4に記載のスクライブ装置。
 前記複数の空気通過孔は、前記ワークを真空吸着する機能と、前記ワークに向かって空気を吹き付ける機能とを切り替え可能に有し、
 前記ワークを真空吸着する系統の複数の空気流通孔の組み合わせと、前記ワークに向かって空気を吹き付ける系統の複数の空気流通孔の組み合わせを変化させることができることを特徴とする請求項5に記載のスクライブ装置。
 前記ワークの前記他方の側が前記テーブルからはみ出た状態で、前記ワークの前記一方の側の少なくとも一部が前記テーブルに固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクライブ装置。
 ワークのスクライブ線が刻まれる予定の部分を挟んだ一方の側の少なくも一部が固定され、他方の側が接触するが固定されることのないテーブルと、
 前記ワークの前記スクライブ線が刻まれる予定の部分にカッタを当接し、前記スクライブ線が刻まれる予定の部分に沿って前記カッタを前記ワークに対して相対的に移動して、前記ワークにスクライブ線を刻む相対移動機構と、を備えるスクライブ装置。
 前記スクライブ線は、閉曲線であり、
 前記テーブルには、前記ワークの前記一方の側である、前記ワークの前記スクライブ線が刻まれる予定の部分の内側の少なくとも一部が固定され、前記ワークの前記他方の側である、前記ワークの前記スクライブ線が刻まれる予定の部分の外側が固定されないことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のスクライブ装置。
 ワークのスクライブ線が刻まれる予定の部分を挟んだ一方の側の少なくも一部をテーブルに固定し、前記ワークの他方の側が空中に浮いた状態になるように、前記ワークを前記テーブルにセットする工程と、
 空中に浮いた状態にある前記スクライブ線が刻まれる予定の部分にカッタを当接し、前記スクライブ線が刻まれる予定の部分に沿って前記カッタを前記ワークに対して相対的に移動して、前記ワークにスクライブ線を刻む工程と、を備えるスクライブ方法。
 ワークのスクライブ線が刻まれる予定の部分を挟んだ一方の側の少なくも一部をテーブルに固定し、他方の側を前記テーブルに接触させるが前記テーブルに固定することのないように、前記ワークを前記テーブルにセットする工程と、
 前記ワークの前記スクライブ線が刻まれる予定の部分にカッタを当接し、前記スクライブ線が刻まれる予定の部分に沿って前記カッタを前記ワークに対して相対的に移動して、前記ワークにスクライブ線を刻む工程と、を備えるスクライブ方法。
Description:
スクライブ装置及びスクライブ 法

 本発明は、ガラス、半導体などの脆性材 からなる薄板状のワークにスクライブ線を むスクライブ装置及び方法に関する。

 脆性材料からなる薄板状のワークを分断 る際には、ワークの表面にはあらかじめス ライブ線が刻み付けられる。スクライブ線 形成後、スクライブ線に沿ってワークを曲 ると、スクライブ線のクラックがワークの 面まで到達し、ワークが分断される。

 ワークにスクライブ線を刻むスクライブ 法としては、スクライブヘッドに算盤玉状 回転可能なカッターホイールを設け、カッ ーホイールをワークに押し付けた状態で、 ッターホイールがワークの表面上を転がる うにスクライブヘッドを移動させる方法や カッターホイールの替わりにポイントダイ と呼ばれる先端が尖った工具をワークに押 付けてスクライブ線を刻む方法がある。深 垂直クラックを形成するために、カッター イールやポイントダイヤなどのカッタに振 が付与される場合もある。

 図10に示されるように、従来のスクライ 装置においては、ワークWにスクライブ線を むとき、ワークWのスクライブ線Lが刻まれ 予定の部分を挟んだ両側がテーブル61に固定 されていた。そして、カッタをスクライブ線 Lが刻まれる予定の部分に沿って相対的に移 させることで、ワークWの表面に垂直クラッ を刻んでいた(例えば特許文献1参照)。スク イブ線Lを挟んだ両側をテーブル61に固定す ことで、ワークを安定して支持することが きる。

特開平9-315832号公報

 しかし、ワークのスクライブ線が刻まれ 予定の部分の両側がテーブルに固定される 、スクライブ時に発生している垂直クラッ を成長させようとする方向の力(1)のベクト (ワークの表面内でスクライブ線と直交する 方向の力)を抑え込む力(2)が働く。このため 垂直クラックが成長しにくくなり、余剰な が水平クラックを成長させてしまう。

 そこで本発明は、ワークの表面のダメー を少なく、かつ深い浸透を得ることができ スクライブ装置及び方法を提供することを 的とする。

 以下、本発明について説明する。上記課 を解決するために、請求項1に記載の発明は 、ワークのスクライブ線が刻まれる予定の部 分を挟んだ一方の側の少なくも一部が固定さ れ、前記ワークの他方の側を空中に浮いた状 態にするテーブルと、空中に浮いた状態にあ る前記スクライブ線が刻まれる予定の部分に カッタを当接し、前記スクライブ線が刻まれ る予定の部分に沿って前記カッタを前記ワー クに対して相対的に移動して、前記ワークに スクライブ線を刻む相対移動機構と、を備え るスクライブ装置である。

 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載 スクライブ装置において、前記ワークに前 カッタが当接するとき、前記カッタが当接 る側の前記ワークの表面に引張り応力が発 するように、前記カッタが前記ワークを押 曲げることを特徴とする。

 請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に 載のスクライブ装置において、前記ワーク 撓ませ、前記ワークの前記他方の側を前記 ーブルから浮かせるワーク曲げ手段を備え ことを特徴とする。

 請求項4に記載の発明は、請求項3に記載 スクライブ装置において、前記ワーク曲げ 段は、前記ワークの前記スクライブ線が刻 れる予定の部分に沿って設けられ、前記ワ クと前記テーブルとの間に介在されるシー からなり、前記ワークの前記一方の側を前 テーブルに固定することによって、前記シ トを支点にして前記ワークを撓ませること 特徴とする。

 請求項5に記載の発明は、請求項4に記載 スクライブ装置において、前記ワーク曲げ 段は、前記テーブルに設けられる複数の空 通過孔からなり、前記ワークの前記一方の に対応する複数の空気通過孔が前記ワーク 一方の側を前記テーブルに真空吸着すると に、前記ワークの前記他方の側に対応する 数の空気通過孔が前記ワークの前記他方の に向かって空気を吹き付けることによって 前記ワークを撓ませることを特徴とする。

 請求項6に記載の発明は、請求項5に記載 スクライブ装置において、前記複数の空気 過孔は、前記ワークを真空吸着する機能と 前記ワークに向かって空気を吹き付ける機 とを切り替え可能に有し、 前記ワークを真 空吸着する系統の複数の空気流通孔の組み合 わせと、前記ワークに向かって空気を吹き付 ける系統の複数の空気流通孔の組み合わせを 変化させることができることを特徴とする。

 請求項7に記載の発明は、請求項1又は2に 載のスクライブ装置において、前記ワーク 前記他方の側が前記テーブルからはみ出た 態で、前記ワークの前記一方の側の少なく も一部が前記テーブルに固定されることを 徴とする。

 請求項8に記載の発明は、ワークのスクラ イブ線が刻まれる予定の部分を挟んだ一方の 側の少なくも一部が固定され、他方の側が接 触するが固定されることのないテーブルと、 前記ワークの前記スクライブ線が刻まれる予 定の部分にカッタを当接し、前記スクライブ 線が刻まれる予定の部分に沿って前記カッタ を前記ワークに対して相対的に移動して、前 記ワークにスクライブ線を刻む相対移動機構 と、を備えるスクライブ装置である。

 請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8 いずれかに記載のスクライブ装置において 前記スクライブ線は、閉曲線であり、前記 ーブルには、前記ワークの前記一方の側で る、前記ワークの前記スクライブ線が刻ま る予定の部分の内側の少なくとも一部が固 され、前記ワークの前記他方の側である、 記ワークの前記スクライブ線が刻まれる予 の部分の外側が固定されないことを特徴と る。

 請求項10に記載の発明は、ワークのスク イブ線が刻まれる予定の部分を挟んだ一方 側の少なくも一部をテーブルに固定し、前 ワークの他方の側が空中に浮いた状態にな ように、前記ワークを前記テーブルにセッ する工程と、空中に浮いた状態にある前記 クライブ線が刻まれる予定の部分にカッタ 当接し、前記スクライブ線が刻まれる予定 部分に沿って前記カッタを前記ワークに対 て相対的に移動して、前記ワークにスクラ ブ線を刻む工程と、を備えるスクライブ方 である。

 請求項11に記載の発明は、ワークのスク イブ線が刻まれる予定の部分を挟んだ一方 側の少なくも一部をテーブルに固定し、他 の側を前記テーブルに接触させるが前記テ ブルに固定することのないように、前記ワ クを前記テーブルにセットする工程と、前 ワークの前記スクライブ線が刻まれる予定 部分にカッタを当接し、前記スクライブ線 刻まれる予定の部分に沿って前記カッタを 記ワークに対して相対的に移動して、前記 ークにスクライブ線を刻む工程と、を備え スクライブ方法である。

 請求項1に記載の発明によれば、垂直クラ ックを成長させるために必要な力のベクトル (ワークの表面内でスクライブ線と直交する 向の力)を抑え込む力が、ワークの他方の側 固定を解除することで働かなくなる。その め、垂直クラックが成長し易くなり、水平 ラックの成長も抑えることが可能になる。 た、テーブル上でワークをスクライブする 式では、テーブルの平坦度、ワークの厚み 変化等の外的な要因から余剰な力が発生し 場合、その力が直接ワークに影響を及ぼし ワークにダメージを与えるおそれがある。 ークを空中に浮かすことにより、その余剰 力をワークの撓み変形によって逃がすこと でき、スクライブ後のワークの品質悪化を 止することができる。

 請求項2に記載の発明によれば、ワークの 表面に発生した引張り応力が垂直クラックを さらに成長させる。

 請求項3に記載の発明によれば、ワークの 他方の側をテーブルから空中に浮かせること ができる。

 請求項4に記載の発明によれば、テーブル 上に設けられるシートを支点としてワークを 撓ませることができる。

 請求項5に記載の発明によれば、テーブル に設けられる空気通過孔からワークの他方の 側に向かって空気を吹き付けることで、ワー クを撓ませることができる。

 請求項6に記載の発明によれば、ワークを 吸着する系統の空気流通孔の組み合わせと、 ワークに向かって空気を吹き付ける系統の空 気流通孔の組み合わせを変化させることによ って、一つのテーブルで複数本のスクライブ 線を形成することができる。

 請求項7に記載の発明によれば、ワークの 他方の側を空中に浮かせることができる。

 請求項8に記載の発明によれば、垂直クラ ックを成長させるために必要な力のベクトル (ワークの表面内でスクライブ線と直交する 向の力)を抑え込む力が、ワークの他方の側 固定を解除することで働かなくなる。その め、垂直クラックが成長し易くなり、水平 ラックの成長も抑えることが可能になる。

 ワークに閉曲線のスクライブ線を刻んで ークを分断する場合、安定した断面形状を るためにはスクライブ時に垂直クラックを く浸透させることが必須条件になる。請求 9に記載の発明によれば、閉曲線のスクライ ブ線に沿って垂直クラックを深く浸透させる ことができる。

 請求項10に記載の発明によれば、垂直ク ックを成長させるために必要な力のベクト (ワークの表面内でスクライブ線と直交する 向の力)を抑え込む力が、ワークの他方の側 の固定を解除することで働かなくなる。その ため、垂直クラックが成長し易くなり、水平 クラックの成長も抑えることが可能になる。 また、テーブル上でスクライブする方式では 、テーブルの平坦度、ワークの厚みの変化等 の外的な要因から余剰な力が発生した場合、 その力が直接ワークに影響を及ぼし、ワーク にダメージを与えるおそれがある。ワークを 空中に浮かすことにより、その余剰な力をワ ークの撓み変形によって逃がすことができ、 スクライブ後のワークの品質悪化を防止する ことができる。

 請求項11に記載の発明によれば、垂直ク ックを成長させるために必要な力のベクト (ワークの表面内でスクライブ線と直交する 向の力)を抑え込む力が、ワークの他方の側 の固定を解除することで働かなくなる。その ため、垂直クラックが成長し易くなり、水平 クラックの成長も抑えることが可能になる。

本発明の第一の実施形態のスクライブ 置の斜視図 テーブル上に吸着されるワークの平面 テーブル上に吸着されるワークの断面 (図中(A)は吸着固定時を示し、図中(B)は荷重 付加時を示す) 本発明の第一の実施形態のスクライブ 置のテーブルの他の例を示す断面図 本発明の第一の実施形態のスクライブ 置のテーブルのさらに他の例を示す平面図 本発明の第一の実施形態のスクライブ 置のテーブルのさらに他の例を示す断面図 本発明の第二の実施形態のスクライブ 置のテーブルの断面図 本発明の第二の実施形態のスクライブ 置のテーブルの他の例を示す断面図 本発明の第二の実施形態のスクライブ 置のテーブルのさらに他の例を示す断面図 従来のスクライブ装置のテーブルを示 す断面図

符号の説明

1…テーブル
3…Y軸移動機構(相対移動機構)
6…X軸移動機構(相対移動機構)
8…スクライブヘッド
10…カッタ
11…シート
12…支点
21…テーブル
22…テーブル
24…テーブル
31…テーブル
32…空気通過孔
41…テーブル
42a~42g…空気流通孔
L…スクライブ線
W…ワーク

 以下添付図面に基づいて、本発明の第一 実施形態におけるスクライブ装置を説明す 。図1はスクライブ装置の斜視図を示す。ガ ラス、半導体などの脆性材料からなる薄板状 のワークはスクライブ装置のテーブル1上に 置される。平坦なテーブル1上には複数の吸 孔が開けられていて、テーブル1上に載せら れたワークWを吸着する。テーブル1は基礎フ ーム2上に設けられた移動機構であるY軸移 機構3によって水平面内のY方向に移動される 。Y軸移動機構3のステージ3a上にはアライメ ト(位置決め)用のθ軸回転機構4が設けられる 。このθ軸回転機構4上にテーブル1が取り付 られる。

 基礎フレーム2上にはコラム5が設けられ 。コラム5はスクライブヘッド8の移動方向で あるX軸方向に伸びる。移動機構であるX軸移 機構6は、スクライブヘッド8を水平面内のX 方向に移動させる。スクライブヘッド8は、 X軸移動機構6のステージに取り付けられる。 クライブヘッド8はZ軸移動機構によって上 方向に移動される。スクライブヘッド8には 水平面内で360度回転する回転ベアリング9を 介してカッタ10が取り付けられる。カッタ10 、算盤玉状で垂直面内で回転可能なカッタ ホイールか、又は先端にダイヤモンドを埋 込んだポイントダイヤである。

 スクライブを開始するにあたって、テー ル1上にワークWを載せ、θ軸回転機構4によ てワークWのθ軸の位置決めをし、X軸移動機 6及びY軸移動機構3によってワークWのX,Y座標 の位置決めをする。ワークWの位置決めが終 したら、Z軸移動機構によってスクライブヘ ド8のカッタ10を下降させ、カッタ10をワー Wの表面に当接させる。カッタ10に荷重を付 し、所定の切込み量が得られたら、X軸移動 構6によってスクライブヘッド8をX方向に移 させ、これと同時にY軸移動機構3によって ーブル1をY方向へ移動させると、ワークWの 面に水平面内で任意のスクライブ線Lを刻む とが可能になる。この実施形態では、ワー Wの表面に四角形の角が円弧状に形成された 閉曲線のスクライブ線Lが形成される。

 図2はテーブル1上に吸着されるワークWの 面図を示し、図3はテーブル1上に吸着され ワークWの断面図を示す。ワークWをテーブル 1に吸着するのに先立って、テーブル1とワー Wとの間にはシート11が介在される。シート1 1は、ワークWのスクライブ線Lが刻まれる予定 の部分に沿って四角形の枠状に形成される。 そして、ワークWのスクライブ線Lが刻まれる 定の部分を挟んだ一方の側(枠状のシート11 内側)を、真空吸着によってテーブル1に接 ・固定する。すると図3(A)に示されるように シート11の内周縁がワークWの撓み変形の支 12になってワークWが撓み、ワークWのスクラ イブ線Lが刻まれる予定の部分を挟んだ他方 側(枠状のシート11の外側)の全体がテーブル1 から空中に浮いた片持ち状態になる。スクラ イブ線Lが刻まれる予定の部分は支点12からシ ート11の外側に配置され、スクライブ線Lが刻 まれる予定の部分の直下には中空が存在する 。ワークWをテーブル1に固定した状態では、 ークWの空中に浮いた部分には曲げモーメン トや荷重がかけられていない。

 空中に浮いた状態にあるワークWにカッタ 10を当接させて、カッタ10に荷重を付加する 、図3(B)に示されるように、カッタ10が当接 る側のワークWの表面に引張り応力が発生す ように(言い換えれば、ワークWが上に凸の 面になるように)、カッタ10がワークWを押し げる。このとき、ワークWの空中に浮いた部 分にはカッタ10からの荷重のみが付与される

 この状態で、X軸移動機構6及びY軸移動機 3が、スクライブ線Lが刻まれる予定の部分 沿ってカッタ10をワークWに対して相対的に 動させると、ワークWにスクライブ線Lが刻ま れる。ワークWの他方の側には、垂直クラッ を成長させるために必要な力を抑え込む力 働かないので、垂直クラックが成長し易く る。さらに、ガラスの表面に発生した引張 応力は、発生した垂直クラックが成長する うに作用するので、垂直クラックをワークW 奥までさらに成長させることが可能になる

 カッタ10はシートの上方にあるワークWに クライブ線Lを刻む。カッタ10をワークWに押 し付けるとき、シート11が撓んだワークWの受 けになるので、スクライブ線Lを安定させる とができる。

 スクライブ線Lを形成した後、ワークWは クライブ線Lに沿ってブレイクされる。この レイク工程においては、ワークWをスクライ ブ線Lに沿って折り曲げ、ワークWの表面の垂 クラックをワークWの裏面まで到達させて、 ワークWを分断する。閉曲線のスクライブ線L 沿ってワークWを分断する場合、マザーガラ スから閉曲線の型を抜くような分断になる。 ワークWの分断を容易にするために、スクラ ブ工程において、マザーガラスの端部から クライブ線Lまで到達する捨線を形成しても い。ワークWをスクライブ線L及び捨線に沿 て複数回に分断することで、ワークWの分断 容易になる。

 板状の脆性材料を直線以外の軌跡(異形) 分断(ブレイク)する際、安定した断面形状を 得るためには、スクライブ時に垂直クラック を深く浸透させることが必須条件になる。例 えばガラスを円弧形状に分断しようとした際 に、もし垂直クラックを深く浸透させること ができないならば、分断によって成長する垂 直クラックが直進しようとするので、円弧形 状のスクライブ線Lに追従しなくなる。その め、スクライブ線Lが形成されるワークWの表 面とは反対側のワークWの裏面のガラス形状 円弧形状とならなくなる。また、スクライ 時の垂直クラックが浅く、分断時に大きな げ力を必要とするならば、分断時にガラス 士が擦れ、製品部分に大きなダメージを与 てしまう。

 垂直クラックを高浸透させるために、従 は特殊な工具や振動を加える等の方法を用 るしかなく、ノーマルホイールだけでは、 直クラックを深く浸透させることは困難で った。しかし、ワークWとテーブル1との間 シート11を挟むことによって、ノーマルホイ ールでも垂直クラックの深いスクライブ線L 容易に得ることが可能となる。閉曲線にス ライブした場合でも、垂直クラックの深い クライブ線Lを得ることが可能になるので、 品へのダメージを極力少なくした分断が可 になる。

 図4は、テーブル1の他の例を示す。この では、テーブル31に複数の空気通過孔32が設 られている。スクライブ線Lを挟んだワーク Wの一方の側の少なくとも一部に配置される 数の空気通過孔は、ワークWの一方の側を真 吸着し、ワークWの一方の側をテーブル31に 定する。ワークWの他方の側に配置される複 数の空気通過孔32は、ワークWの他方の側に向 かって空気を吹き付けることで、ワークWの 方の側を撓ませ、ワークWの他方の側を空中 浮かせている。このように、真空吸着と正 空気噴出とを組み合わせることで、シート1 1を使用しなくてもワークWを撓ませることが きる。この例では、カッタ10がワークWに当 する位置において、ワークWをテーブル31か 浮かせるため、ワークWがテーブル31から浮 上がる位置33は、カッタ10がワークWに当接 る位置よりも吸着固定側(図中左側)に配置さ れる。浮き上がる位置33とカッタ10がワークW 当接する位置との間に配置される空気通過 32は、ワークWに向かって空気を吹き付ける

 図5は、テーブル1のさらに他の例を示す この例では、複数の空気流通孔42a~42gは、ワ クWを真空吸着する機能と、ワークWに向か て空気を吹き付ける機能とを切り替え可能 有する。縦一列に配列された複数の空気流 孔42a~42gは一つの系統としてまとめられてい 、一つの系統の空気流通孔42a~42gは、横方向 に複数列設けられている。真空吸着する系統 の列数と、空気を吹き付ける系統の列数は、 ワークWのスクライブ線Lの位置に合わせて変 する。ワークWを真空吸着する系統の複数の 空気流通孔42a~42gの組み合わせと、ワークWに かって空気を吹き付ける系統の複数の空気 通孔42a~42gの組み合わせを変化させることで 、ワークWの一方の側を吸着し、他方の側に 気を吹き付ける状態を複数本のスクライブ Lに対して作り上げることができる。すなわ 、一つのテーブル41で複数本のスクライブ Lを形成することができる。さらに、真空吸 と正圧空気噴出を組み合わせることによっ 自在にガラスの凸形状を得ることが可能に る。

 図6はテーブル1のさらに他の例を示す。 の例では、ワークWをテーブル51上で撓ませ のではなく、ワークWをテーブル51からはみ させることで、ワークWを空中に浮いた状態 する。すなわち、スクライブ線Lを挟んだワ ークWの他方の側がテーブル51からはみ出た状 態で、ワークWの一方の側の少なくとも一部 テーブル51に固定される。ワークWはテーブ 51に片持ち支持されていて、カッタ10がワー Wに当接する位置は空中に浮いている。ワー クWにカッタ10が当接するとき、カッタ10が当 する側のワークWの表面に引張り応力が発生 するように、カッタ10がワークWを押し曲げる 。

 図7は、本発明の第二の実施形態のスクラ イブ装置のテーブルを示す。この実施形態で は、ワークWの全体(スクライブ線Lが刻まれる 予定の部分を挟んだ両方の側)が平坦なテー ル21の上面に載せられ、ワークWの全体がテ ブル21の上面に接触する。そして、スクライ ブ線Lが刻まれる予定の部分を挟んだワークW 一方の側のみがテーブル21に固定され、他 の側の全体がテーブル21に固定されていない 。この例のテーブル21においても、垂直クラ クを成長させるために必要な力のベクトル( ワークWの表面内でスクライブ線Lと直交する 向の力)を抑え込む力が、ワークWの他方の の固定を解除することで働かなくなる。そ ため、垂直クラックが成長し易くなり、水 クラックの成長も抑えることが可能になる ただし、テーブル21上でワークWをスクライ する方式であるので、テーブル21の平坦度、 ワークWの厚みの変化等の外的な要因から余 な力が発生した場合、その力が直接ワークW 影響を及ぼし、ワークWにダメージを与える おそれがある。

 図8及び図9は、第二の実施形態のスクラ ブ装置のテーブル21の他の例を示す。図8に されるように、テーブル22のスクライブ線L 刻まれる予定の部分の下方には、溝23が形成 されてもよい。また、図9に示されるように ワークWの他方の側の一部がテーブル24から み出していてもよい。

 なお、本発明は上記実施形態に限られず 本発明の要旨を変更しない範囲で様々に変 できる。例えば、スクライブ線は閉曲線に られることなく、直線状に形成されてもよ 。

 ワークに対するカッタの移動は相対的な のであり、カッタ又はワークのいずれか一 が固定され、他方のみが移動してもよい。

 上記実施形態ではワークの上側からカッ を当接させているが、ワークの下側からカ タを当接させてもよい。

 上記実施形態では、ワークを撓ませるの シートを使用しているが、ワークを撓ませ ことができれば手段は問わない。例えば、 ートによる突き上げの替わりに圧電アクチ エータを用いてもよい。

 本明細書は、2007年3月30日出願の特願2007-0 95047に基づく。この内容はすべてここに含め おく。