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Title:
SCRIBING HEAD, SCRIBING DEVICE, AND SCRIBING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/022586
Kind Code:
A1
Abstract:
A scribing head using a servomotor to cause a cutter mechanism to be in pressure contact with a glass substrate, wherein a scribing load is reduced. The cutter mechanism (26) for scribing a surface of the glass substrate placed in a horizontal position is provided at the lower end of a vertically slidable slide block (25). The slide block (25) is vertically slid by a ball screw (23) rotated by the servomotor (21). When the slide block (25) is slid vertically, a balance block (27) placed above the slide block (25) is slid in the direction opposite the direction in which the slide block (25) is slid. As a result, a scribing load applied to the glass substrate (70) by the cutter mechanism (26) is reduced to a level lower than a load applied to the slide block (25).

Inventors:
NISHIO, Yoshitaka (Ltd. 12-12Minamikaneden 2-chome Suita-sh, Osaka 44, 5640044, JP)
Application Number:
JP2008/064065
Publication Date:
February 19, 2009
Filing Date:
August 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. (12-12, Minamikaneden 2-chome Suita-sh, Osaka 44, 5640044, JP)
三星ダイヤモンド工業株式会社 (〒44 大阪府吹田市南金田2丁目12番12号 Osaka, 5640044, JP)
International Classes:
C03B33/037; B28D5/00; C03B33/00; B28D5/00
Attorney, Agent or Firm:
YAMAMOTO, Shusaku et al. (Fifteenth Floor, Crystal Tower2-27, Shiromi 1-chome, Chuo-k, Osaka-shi Osaka 15, 5406015, JP)
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Claims:
 脆性材料基板の表面をスクライブするカッター機構を保持する保持手段と、
 前記カッター機構が前記脆性材料基板の表面に圧接されるように前記保持手段を駆動する駆動手段とを備え、
 前記保持手段は、前記カッター機構による前記脆性材料基板の表面に対するスクライブ荷重を前記保持手段に加わる荷重よりも小さくすることが可能なように構成されている、スクライブヘッド。
脆性材料基板の表面をスクライブするカッター機構を保持する保持手段と、
前記カッター機構が前記脆性材料基板の表面に圧接されるように前記保持手段を駆動する駆動手段とを備え、
 前記保持手段は、前記駆動手段によって、前記カッター機構が前記脆性材料基板の表面に圧接される第1の方向に移動可能なように構成されたスライドブロックと、前記駆動手段によって、前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動可能なように構成されたバランスブロックとを有し、前記バランスブロックは、前記駆動手段によって前記スライドブロックが前記第1の方向に移動されたことに応答して、前記駆動手段によって前記第2の方向に移動される、スクライブヘッド。
 前記駆動手段がサーボモータであり、
 前記保持手段が、
 前記サーボモータの回転軸に連結されたボールネジと、
 前記ボールネジにネジ結合されて前記スライドブロックに一体的に構成されたナット部材と、
 前記スライドブロックと一体的にスライドする第1ラックと、
 前記第1ラックのスライドによって回転するピニオンギアと、
 前記ピニオンギアの回転によって前記第1ラックのスライド方向とは反対方向に前記バランスブロックと一体的にスライドするように設けられた第2ラックと
 をさらに有する、請求項2に記載のスクライブヘッド。
 前記駆動手段がサーボモータであり、
 前記保持手段が、
 前記サーボモータの回転軸に連結されたボールネジと、
 一対のナット部材であって、前記一対のナット部材の一方が前記スライドブロックと一体的に構成されており、前記一対のナット部材の他方が前記バランスブロックと一体的に構成されており、前記一対のナット部材のそれぞれが、前記ボールネジに逆ネジ状態でネジ結合されている、一対のナット部材と
 をさらに有する、請求項2に記載のスクライブヘッド。
 前記スライドブロックは、スライドシャフトに沿って、前記第1の方向に移動可能なように構成されており,前記バランスブロックは、前記スライドシャフトに沿って、前記第2の方向に移動可能なように構成されている、請求項3または4に記載のスクライブヘッド。
 前記スライドシャフト、前記スライドブロックおよび前記バランスブロックが、フレームカバーによって覆われている、請求項5に記載のスクライブヘッド。
 前記サーボモータに、前記スライドシャフトを有するフレーム部材が取り付けられており、前記スライドブロックの下端部が前記フレーム部材よりも下方に延出しており、前記フレーム部材は、前記スライドブロックの下端部を覆う内部カバーを有する、請求項6に記載のスクライブヘッド。
 前記カッター機構を覆うカッターカバーをさらに備え、前記カッターカバーは、前記内部カバーの外周面に嵌合されたオーバーラップ部を有し、前記オーバーラップ部と前記カバーの外周面とが間隙を有している、請求項7に記載のスクライブヘッド。
 前記スライドブロックには、前記カッター機構の周囲から下方に向かってエアーを噴出させるエアー噴出機構が設けられている、請求項2に記載のスクライブヘッド。
 前記保持手段は、一対の保護ローラをさらに有し、前記一対の保護ローラのそれぞれの下端部は、前記カッター機構の下端部に対して所定の距離だけ上方に位置しており、前記一対の保護ローラは、前記カッター機構を挟んで前記カッター機構の両側に配置されている、請求項1に記載のスクライブヘッド。
 請求項1に記載のスクライブヘッドが少なくとも1つ取り付けられたヘッド支持手段と、
 脆性材料基板を支持する基板支持手段と、
 前記基板支持手段に支持された前記脆性材料基板の上面が前記カッター機構によってスクライブされるように、前記基板支持手段に対して相対的に前記ヘッド支持手段をスライドさせるスライド機構と
 を備えたスクライブ装置。
 請求項1に記載のスクライブヘッドによるスクライブ方法であって、
 前記カッター機構が前記脆性材料基板の表面よりも下方に位置するように、前記駆動手段を制御することによって、前記カッター機構による前記脆性材料基板の表面に対するスクライブ荷重を制御する工程と、
 前記スクライブ荷重が制御された状態で、前記カッター機構によって前記脆性材料基板の表面をスクライブする工程とを含む、スクライブ方法。
Description:
スクライブヘッド、スクライブ 置およびスクライブ方法

 本発明は、液晶パネルに代表されるFPD(平 面パネルディスプレイ)に使用されるガラス 板等の脆性材料基板をスクライブするため 使用されるスクライブヘッド、そのスクラ ブヘッドを用いたスクライブ装置およびス ライブ方法に関する。

 FPD用パネル基板として使用される脆性材 基板は、通常、スクライブ装置によって大 のマザー基板をスクライブし、その後に所 の大きさに分断することによって製造され 。ガラス基板をスクライブするために使用 れるスクライブ装置は、例えば、特許文献1 に開示されている。

 特許文献1に開示されたスクライブ装置を 図17に示す。図17に示すスクライブ装置は、 クライブラインが形成されるガラス基板70を 水平状態で保持するテーブル81と、このテー ル81上に保持されたガラス基板(マザーガラ 基板)70をスクライブする複数のスクライブ ッド82と、各スクライブヘッド82がスライド 可能に取り付けられたガイドレール83aを有す るブリッジ83とを備えている。

 ガラス基板70を水平状態で保持するテー ル81は、ガイドレール83aに対して直交方向で あるY方向にスライド可能になっているとと に、ガラス基板70を水平状態に保持した状態 で垂直軸周り、すなわち、図17に示すθ方向 回転可能になっている。ブリッジ83は、テー ブル81を跨ぐように架設されており、ガイド ール83aは、テーブル81の上方において水平 態に配置されている。ガイドレール83aに取 付けられた各スクライブヘッド82は、リニア モータ機構によって、ガイドレール83aの長手 方向に沿ったX方向にそれぞれスライド可能 なっている。

 各スクライブヘッド82の下部には、カッ ーホイールチップ82aがそれぞれ設けられて る。各カッターホイールチップ82aは、スク イブヘッドの昇降機構により上下方向に移 可能になっており、テーブル81上に保持され たガラス基板70に圧接されて、ガラス基板70 対して相対的に移動することによりガラス 板70をスクライブする。これにより、ガラス 基板70にはスクライブラインが形成される。

 なお、図17に示すスクライブ装置には、 ラス基板70に設けられたアライメントマーク を撮像する一対のカメラ84、各カメラ84によ て撮像された画像を表示する画像表示装置85 等が設けられている。

 図18は、図17に示されるスクライブ装置に 使用されるスクライブヘッド82の一例を示す 視図である。このスクライブヘッド82は、 ラス基板70の表面をスクライブすることによ ってスクライブラインを形成するものであり 、上部に設けられたサーボモータ82mと、サー ボモータ82mによって上下方向にスライドされ るカッター機構82nとを有しており、カッター 機構82nの下端部にカッターホイールチップ82a が設けられている。サーボモータ82mの回転軸 にはカム82pが取り付けられており、カム82pの カム面には、カッター機構82nに設けられたロ ーラ状のカムフォロア82qがコイルスプリング 82rによって圧接されている。

 図17に示すスクライブ装置では、テーブ 81上にガラス基板70が保持されると、各スク イブヘッド82のカッターホイールチップ82a ガラス基板70における所定のY方向スクライ 開始位置に対向され、その後、カッターホ ールチップ82aがガラス基板70におけるY方向 クライブ開始位置に圧接されるように、カ ターホイールチップ82aがそれぞれ下降され 。このような状態になると、テーブル81がY 向に移動されることによって、各スクライ ヘッド82のカッターホイールチップ82aは、Y 向に沿ったスクライブラインを同時に形成 る。

 この場合、各スクライブヘッド82のカッ ーホイールチップ82aは、サーボモータ82mの 逆回転によってガラス基板70に圧接される。 そして、カッターホイールチップ82aがガラス 基板70に対して所定のスクライブ荷重に調整 れることにより、ガラス基板70に所定深さ 垂直クラックが形成される。

 なお、特許文献2には、カッター機構の上下 方向の移動を、サーボモータ82mによって正逆 回転されるギアと、このギアにネジ結合され た垂直状態のギアとによって行なう構成が開 示されており、また、ガラス基板70に対する ッターホイールチップ82aのスクライブ荷重 、サーボモータ82mによるカッターホイール ップ82aの押し込み位置(ガラス基板70の表面 基準として、ガラス基板70が存在しない状 でサーボモータ82mによって設定されるカッ ーホイールチップ82aの下方位置)に設定して 御する構成が開示されている。

特開2002-20133号公報

国際公開第03/011777号パンフレット

 従来のスクライブヘッド82では、サーボ ータ82mによって、カッターホイールチップ82 aがガラス基板70に対して圧接された状態とす ることができる。しかしながら、カッターホ イールチップ82aが設けられたカッター機構82n 全体が上下方向にスライドされるために、ガ ラス基板70に対してカッター機構82n全体の自 が加わることになり、ガラス基板70に対す スクライブ荷重を、カッター機構82n全体の 重よりも小さな荷重に調整することが容易 ないという問題がある。このために、ガラ 基板70に対するスクライブ荷重を精密に調整 することができないおそれがある。

 FPD用として用いられるガラス基板の厚み 、従来の主力である0.7mm厚から、携帯端末 用いられる用途等の主力である0.4mm~0.3mm厚、 あるいはそれ以下というようにますます薄く なる傾向にあり、このような薄いガラス基板 70をスクライブする際に、ガラス基板に対す スクライブ荷重を従来より小さく設定され 荷重範囲で精度良く制御することができな 場合には、カッターホイールチップ82aによ て大きなスクライブ荷重がガラス基板70に わり、スクライブ時にガラス基板70が破損し たり、所定のスクライブ予定ラインに対して ずれた状態でスクライブラインが形成される おそれがある。

 本発明は、このような問題を解決するも であり、その目的は、脆性材料基板に対す スクライブ動作時に要求されるカッター機 による荷重範囲を、カッター機構を保持す 保持手段に加わる荷重よりも小さくするこ により、スクライブ荷重値が従来よりも小 な範囲でのスクライブ動作を保証し、その 果、脆性材料基板を破損させることなく、 かも、精度良くスクライブ動作を行なうこ ができるスクライブヘッドおよびスクライ 装置、並びにスクライブ方法を提供するこ にある。

 本発明のスクライブヘッドは、脆性材料基 の表面をスクライブするカッター機構を保 する保持手段と、前記カッター機構が前記 性材料基板の表面に圧接されるように前記 持手段を駆動する駆動手段とを備え、前記 持手段は、前記カッター機構による前記脆 材料基板の表面に対するスクライブ荷重を 記保持手段に加わる荷重よりも小さくする とが可能なように構成されており、
 好ましくは、前記保持手段は、前記駆動手 によって、前記カッター機構が前記脆性材 基板の表面に圧接される第1の方向に移動可 能なように構成されたスライドブロックと、 前記駆動手段によって、前記第1の方向とは 対の第2の方向に移動可能なように構成され バランスブロックとを有し、前記バランス ロックは、前記駆動手段によって前記スラ ドブロックが前記第1の方向に移動されたこ とに応答して、前記駆動手段によって前記第 2の方向に移動される。

 好ましくは、前記駆動手段がサーボモー であり、前記保持手段が、前記サーボモー の回転軸に連結されたボールネジと、前記 ールネジにネジ結合されて前記スライドブ ックに一体的に構成されたナット部材と、 記スライドブロックと一体的にスライドす 第1ラックと、前記第1ラックのスライドに って回転するピニオンギアと、前記ピニオ ギアの回転によって前記第1ラックのスライ 方向とは反対方向に前記バランスブロック 一体的にスライドするように設けられた第2 ラックとをさらに有する。

 好ましくは、前記駆動手段がサーボモー であり、前記保持手段が、前記サーボモー の回転軸に連結されたボールネジと、一対 ナット部材であって、前記一対のナット部 の一方が前記スライドブロックと一体的に 成されており、前記一対のナット部材の他 が前記バランスブロックと一体的に構成さ ており、前記一対のナット部材のそれぞれ 、前記ボールネジに逆ネジ状態でネジ結合 れている、一対のナット部材とをさらに有 る。

 好ましくは、前記スライドブロックは、 ライドシャフトに沿って、前記第1の方向に 移動可能なように構成されており,前記バラ スブロックは、前記スライドシャフトに沿 て、前記第2の方向に移動可能なように構成 れている。

 好ましくは、前記スライドシャフト、前 スライドブロックおよび前記バランスブロ クが、フレームカバーによって覆われてい 。

 好ましくは、前記サーボモータに、前記 ライドシャフトを有するフレーム部材が取 付けられており、前記スライドブロックの 端部が前記フレーム部材よりも下方に延出 ており、前記フレーム部材は、前記スライ ブロックの下端部を覆う内部カバーを有す 。

 好ましくは、前記カッター機構を覆うカ ターカバーをさらに備え、前記カッターカ ーは、前記内部カバーの外周面に嵌合され オーバーラップ部を有し、前記オーバーラ プ部と前記カバーの外周面とが間隙を有し いる。

 前記スライドブロックには、前記カッタ 機構の周囲から下方に向かってエアーを噴 させるエアー噴出機構が設けられている。

 好ましくは、前記保持手段は、一対の保 ローラをさらに有し、前記一対の保護ロー のそれぞれの下端部は、前記カッター機構 下端部に対して所定の距離だけ上方に位置 ており、前記一対の保護ローラは、前記カ ター機構を挟んで前記カッター機構の両側 配置されている。

 本発明のスクライブ装置は、前記スクラ ブヘッドが少なくとも1つ取り付けられたヘ ッド支持手段と、脆性材料基板を支持する基 板支持手段と、前記基板支持手段に支持され た前記脆性材料基板の上面が前記カッター機 構によってスクライブされるように、前記基 板支持手段に対して相対的に前記ヘッド支持 手段をスライドさせるスライド機構とを具備 し、そのことにより上記目的が達成される。

 また、本発明は、前記スクライブヘッド よるスクライブ方法であって、前記カッタ 機構が前記脆性材料基板の表面よりも下方 位置するように、前記駆動手段を制御する とによって、前記カッター機構による前記 性材料基板の表面に対するスクライブ荷重 制御する工程と、前記スクライブ荷重が制 された状態で、前記カッター機構によって 記脆性材料基板の表面をスクライブする工 とを含み、そのことにより上記目的が達成 れる。

 本発明のスクライブヘッドでは、サーボ ータ等の駆動手段によって、カッター手段 ガラス基板等の脆性材料基板に対して圧接 る構成において、脆性材料基板に対するス ライブ荷重を、カッター機構を保持する保 手段に加わる荷重よりも小さくすることが きるために、薄いガラス基板に対する荷重 を従来よりも小さな範囲としてスクライブ 作を行なうことができる。これにより、薄 ガラス基板等の脆性材料基板であっても、 傷させることなく、精度の良いスクライブ 作を保証することができる。

 本発明のスクライブ装置およびスクライ 方法では、このようなスクライブヘッドを 用することによって、カッター手段による 性材料基板に対するスクライブ荷重を軽減 ることができるために、脆性材料基板を破 させることなく、精度の良いスクライブ動 を保証することができる。

本発明のスクライブ装置の概略構成を す平面図である。 本発明のスクライブ装置の概略構成を す側面図である。 本発明のスクライブ装置の概略構成を す正面図である。 (a)は、本発明のスクライブ装置に使用 れるスクライブヘッドの側面図、(b)はその 面図である。 (a)は、そのスクライブヘッドの内部構 を示す側面図、(b)はその正面図、(c)は(a)のA -A線に沿った断面図である。 (a)は、本発明のスクライブヘッドに使 されるサーボモータの斜視図、(b)は、その 面図である。 (a)は、本発明のスクライブヘッドに使 されるフレーム部材の斜視図、(b)は、その 面図である。 本発明のスクライブヘッドに使用され スライドブロックの斜視図である。 (a)は、そのスライドブロックの側面図 (b)はその正面図、(c)は(a)のA-A線に沿った断 図である。 本発明のスクライブヘッドに使用され るバランスブロックの斜視図である。 (a)は、そのバランスブロックの側面図 、(b)はその平面図、(c)はその正面図である。 スライドブロックに設けられた連結部 の下端部の断面図である。 スライドブロックに設けられたカッタ ーカバーの斜視図である。 (a)は、そのカッターカバーの側面図、 (b)はその底面図、(c)はその正面図である。 (a)は、本発明のスクライブヘッドの他 の例を示す斜視図、(b)はその正面図である。 (a)は、本発明のスクライブ装置の他の 例を示す平面図、(b)はその正面図である。 従来のスクライブ装置の概略構成を示 す斜視図である。 そのスクライブ装置に設けられるスク ライブヘッドの構成を示す斜視図である。

符号の説明

 10  基板支持機構
 20  スクライブヘッド
 21  サーボモータ
 22  カップリング
 23  ボールネジ
 24  フレーム部材
 24f スライドシャフト
 24g 枠部材
 24h ピニオンギア
 25  スライドブロック
 25a スライドブロック本体部
 25b 連結部
 25d ナット部材
 25h カッター保持部材
 25j カッターカバー
 25p 保護ローラ部材
 25x 下側ラック
 26 カッター機構
 26a チップホルダー
 26b カッターホイールチップ
 27  バランスブロック
 27a バランスブロック本体部
 27b 上側ラック
 27d 第2ナット部材
 30  ヘッド支持部

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て説明する。

 図1は、本発明のスクライブ装置の概略構 成を示す平面図、図2はその側面図、図3はそ 正面図である。このスクライブ装置は、例 ば、大判のマザーガラス基板70を所定の大 さの複数枚のガラス基板に分断するための クライブラインを形成するために使用され 。本発明のスクライブ装置は、分断される ザーガラス基板70が水平状態で載置される基 板支持機構10と、基板支持機構10上に載置さ たマザーガラス基板70にスクライブラインを 形成する複数のスクライブヘッド20と、複数 スクライブヘッド20のそれぞれが取り付け れたヘッド支持部30と、ヘッド支持部30を所 方向(直線状態になったヘッド支持部30の取 付け方向(直線方向)に垂直な方向)にスライ させるリニアモータ機構40とを有している

 基板支持機構10は、ハウジング12内にそれ ぞれが相互に平行に配置された複数のベルト コンベア11を有している。ハウジング12内に 例えば7台のベルトコンベア11が相互に適当 間隔をあけて配置されている。各ベルトコ ベア11は、周回移動するそれぞれの搬送ベル トの上面が相互に等しい高さの水平状態に配 置されており、従って、各搬送ベルトの上面 上にマザーガラス基板70が水平状態で載置さ る。各ベルトコンベア11は同期して駆動さ 、マザーガラス基板70が各ベルトコンベア11 所定位置上に搬入されて、所定の状態にな ように位置決めされる。その後、マザーガ ス基板70が、基板の厚み方向に深い垂直ク ックを形成することが可能な高浸透刃先を いてスクライブされると、各ベルトコンベ 11によって、マザーガラス基板70は次工程に 出される。

 ヘッド支持部30は、各ベルトコンベア11上 において、各ベルトコンベア11とは直交する 向に沿った水平なビーム状に構成されてお 、このヘッド支持部30に、例えば6個のスク イブヘッド20が取り付けられている。各ス ライブヘッド20は、基板支持機構10に設けら た7台のベルトコンベア11のそれぞれの間に 置するように配置されている。

 各ベルトコンベア11上に配置されたヘッ 支持部30を各ベルトコンベア11に沿ってスラ ドさせるリニアモータ機構40は、各ベルト ンベア11の左右の両側に位置するハウジング 12の側面部上に設けられたレール部41と、ヘ ド支持部30の各端部にそれぞれ設けられて各 レール部41に沿ってそれぞれがスライド可能 なったスライド部材42とを有している。

 図4(a)は、スクライブヘッド20の側面図、 4(b)は、その正面図、図5(a)は、スクライブ ッド20の内部構成を示す側面図、図5(b)は、 の正面図、図5(c)は、図5(b)のA-A線に沿った断 面図である。各スクライブヘッド20はそれぞ 同じ構造になっており、図5に示すように、 上部に設けられたサーボモータ21と、このサ ボモータ21の正逆転によって上下方向にス イドするスライドブロック25と、スライドブ ロック25のスライドに伴ってスライドブロッ 25のスライド方向とは反対方向にスライド るバランスブロック27と、スライドブロック 25およびバランスブロック27を上下方向にス イド可能に支持するフレーム部材24とを有し ている。スライドブロック25の下端部にはカ ター機構26が保持されており、従って、ス イドブロック25は、カッター機構26を保持す 保持手段を構成している。

 なお、フレーム部材24には、図4に示すよ に、内部のスライドブロック25およびバラ スブロック27を覆うフレームカバー24jが外周 部に設けられている。

 図6(a)は、サーボモータ21の斜視図、図6(b) は、サーボモータ21の正面図である。サーボ ータ21は、図5および図6に示すように、垂直 状態に配置されたモータ本体部21aと、このモ ータ本体部21aから下方に延出した回転軸21bと を有している。サーボモータ21の回転軸21bに 、カップリング22によってボールネジ23が連 結されている。ボールネジ23は、サーボモー 21の回転軸21bと同軸状態であって、回転軸21 bと一体となって回転するようになっている

 図5に示すように、モータ本体部21aの下側 には、フレーム部材24が取り付けられている 図7(a)はフレーム部材24の斜視図、図7(b)はそ の正面図である。フレーム部材24は、モータ 体部21aの下面に突き合わされる水平な上板 24aと、上板部24aにおける一方の側縁部にお て下方に向かって垂直に取り付けられた側 部24bと、側板部24bの下端部において上板部2 4aに対向した水平状態に取り付けられた下板 24cとを有しており、上板部24aがモータ本体 21aの下面にボルトによって固定されている 上板部24aと下板部24cは、それぞれ同様の正 形状の薄板状に構成されている。

 フレーム部材24の上板部24aにおける中央 分には開口部24dが設けられており、サーボ ータ21の回転軸21bは、この開口部24dを挿通し ている。サーボモータ21の回転軸21bとボール ジ23とを連結するカップリング22は、フレー ム部材24の上板部24aと下板部24cとの間に位置 ており、カップリング22に取り付けられた ールネジ23も、フレーム部材24における上板 24aと下板部24cとの間に位置している。フレ ム部材24の下板部24cには、中央部分に開口 24eが設けられている。

 フレーム部材24の上板部24aと下板部24cと 間には、4本のスライドシャフト24fが、垂直 態で配置されている。各スライドシャフト2 4fは、それぞれの上端部および下端部が、上 部24aおよび下板部24cのそれぞれの開口部24d よび24eの周囲であって、上板部24aと下板部2 4cの各コーナー部近傍に取り付けられている 各スライドシャフト24fには、上下方向の中 部よりも若干上方位置において正方形の枠 に構成された枠部材24gが取り付けられてい 。各スライドシャフト24fは、枠部材24gの各 ーナー部近傍部分をそれぞれ挿通しており 枠部材24gの各コーナー部近傍部分が、各ス イドシャフト24fの上下方向のほぼ中央部に 定されている。枠部材24gにおける正面側枠 および背面側枠体には、垂直状態になった ニオンギア24hがそれぞれ自由に回転する状 で取り付けられている。

 フレーム部材24の各スライドシャフト24f は、図5に示すように、枠部材24gよりも下側 おいて上下方向にスライドするように、ス イドブロック25が取り付けられており、ま 、枠部材24gよりも上側において上下方向に ライドするようにバランスブロック27が取り 付けられている。

 図8は、スライドブロック25を、その下端 に保持されたカッター機構26とともに示す 視図であり、図9(a)は、その側面図、図9(b)は 、その正面図、図9(c)は、図9(b)のA-A線に沿っ 断面図である。スライドブロック25は、前 各スライドシャフト24fにスライド可能に設 られた直方体形状のスライドブロック本体 25aと、このスライドブロック本体部25aから 方に延出するように設けられた円筒状の連 部25bとを有している。図5に示すように、前 各スライドシャフト24fは、スライドブロッ 本体部25aのコーナー部近傍部分を上下方向 スライド可能に挿通しており、スライドブ ック本体部25aは、各スライドシャフト24fに って垂直軸を中心とした水平方向に回転す ことなく上下方向にスライド可能になって る。

 図9(c)に示すように、各スライドシャフト 24fによって囲まれたブロック本体部25aの中央 部には、上下方向に貫通する貫通孔25cが設け られており、この貫通孔25cが円筒状の連結部 25bの内部に連通している。ブロック本体部25a の貫通孔25c内には、ブロック本体部25aとは一 体的に結合したナット部材25dが設けられてお り、このナット部材25dがサーボモータ21の回 軸21bに連結されたボールネジ23にネジ結合 れている。従って、サーボモータ21の回転軸 21bの回転によってボールネジ23が回転すると 各スライドシャフト24fによって回り止めさ たブロック本体部25aと一体に構成されてい ナット部材25dは、上下方向にネジ送りされ これにより、スライドブロック25のスライ ブロック本体部25aが各スライドシャフト24f 沿って上下方向にスライドする。

 スライドブロック本体部25aにおける正面 の側面および背面側の側面には、上下方向 延びる下側ラック25xがそれぞれ設けられて る。各下側ラック25xは、図5(b)に示すように 、スライドブロック本体部25aの上方に設けら れた枠部材24gの各ピニオンギア24hにそれぞれ 噛み合っており、スライドブロック本体部25a が上方にスライドすることによって、各ピニ オンギア24hが所定方向に回転し、下方にスラ イドすることによって、各ピニオンギア24hが 反対方向に回転する。

 図10は、枠部材24gよりも上側において、 レーム部材24の各スライドシャフト24fに上下 方向にスライド可能に取り付けられたバラン スブロック27の斜視図、図11(a)は、その側面 、図11(b)は、その平面図、図11(c)は、その正 図である。バランスブロック27は、前記各 ライドシャフト24fにスライド可能に設けら た直方体形状のバランスブロック本体部27a 、このバランスブロック本体部27aにおける 面側の側面および背面側の側面にそれぞれ けられた上側ラック27bとを有している。

 バランスブロック本体部27aにおける水平 向の中央部分には、ボールネジ23が挿通す 貫通孔27cが形成されており、貫通孔27cを挿 したボールネジ23が、前述したように、バラ ンスブロックの下方に配置されたスライドブ ロック25のナット部材25dにネジ結合している バランスブロック本体部27aにおけるコーナ 部近傍部分には、フレーム部材24の各スラ ドシャフト24fが上下方向にスライド可能に 通しており、従って、バランスブロック本 部27aは、各スライドシャフト24fによって、 直軸を中心とした水平方向に回転すること く上下方向にスライド可能になっている。

 正面側および背面側の各上側ラック27bは バランスブロック本体部27aの下側に設けら た正面側および背面側の各ピニオンギア24h それぞれ噛み合うように、バランスブロッ 本体部27aよりも下方に延出している。正面 および背面側の各上側ラック27bは、図5(b)に 示すように、スライドブロック25に設けられ 正面側および背面側の各下側ラック25xとは 各ピニオンギア24hを挟んでそれぞれのギア が相互に対向した状態になっており、従っ 、各上側ラック27bおよび各下側ラック25xは それぞれのピニオンギア24hに対して水平方 の両側の各側部にそれぞれ噛み合っている

 前述のように、各ピニオンギア24hは、ス イドブロック本体部25aと一体となってスラ ドする下側ラック25xによって所定方向に回 すると、各ピニオンギア24hに噛み合った上 ラック27bは、下側ラック25xのスライド方向 は反対方向(すなわち、スライドブロック本 体部27aのスライド方向とは反対方向)にスラ ドする。従って、スライドブロック25および バランスブロック27は、相互に接近する方向 よび相互に離隔する方向にスライドするこ になる。なお、バランスブロック27の重量 、カッター機構26を保持するスライドブロッ ク25に加わる全荷重とほぼ等しくなっている

 スライドブロック25は、駆動手段である ーボモータ21によって回転されるボールネジ 23によって上下方向にスライドされるが、ス イドブロック25の上下方向へのスライド時 は、バランスブロック27が反対方向にスライ ドするために、バランスブロック27の重量分 け、ボールネジ23に加わるスライドブロッ 25の荷重が軽減されることになる。その結果 、スライドブロック25を上下方向にスライド せるためのサーボモータ21に加わるスライ ブロック25等の荷重が軽減される。この場合 、スライドブロック25を含む保持手段に加わ 全荷重は、バランスブロック27の全重量と ぼ等しくなっていることから、カッター機 26のカッターホイールチップによるガラス基 板70の表面に対する荷重(スクライブ荷重)を 0」に軽減することができる。その結果、サ ボモータ21は、そのサーボ制御によって、 ライドブロック25の上下方向位置を高精度で 位置決めすることができる。

 このように、スライドブロック25等に加 る荷重を、バランスブロック27、下側ラック 25xおよび上側ラック27b、ピニオンギア24h等に よって軽減することができる。

 なお、ボールネジ23のリード角は、スラ ドブロック25のスライドブロック本体部25aが 上方および下方の両方向に対する荷重伝達効 率が等しくなるように45°に設定することが ましいが、通常、30~40°に構成されている。

 また、フレーム部材24には、図4に示すフ ームカバー24jが設けられているために、フ ーム部材24の内部に塵埃等が進入すること 防止される。従って、各スライドシャフト24 fに塵埃が付着することによって、スライド ロック25およびバランスブロック27の上下方 へのスライドが阻害されるおそれがなく、 ライドブロック25およびバランスブロック27 は各スライドシャフト24fに沿って円滑にスラ イドされる。これにより、サーボモータ21の ーボ制御によるスライドブロック25の上下 向位置の位置決め精度を安定して高精度に 持することができる。

 なお、ガラス基板70の表面に凹凸が存在 る場合には、スクライブ荷重が軽減される ともにスライドブロック25が円滑に上下方向 にスライドすることから、ガラス基板70の表 の凹凸に対して応答性よく追従することに る。

 図12は、スライドブロック25に設けられた 連結部25bの下端部の断面図である。連結部25b の下端部は、フレーム部材24の下板部24cに設 られた開口部24e内を挿通しており、その下 部に、カッター保持部材25hによってカッタ 機構26が保持されている。連結部25bの下端 内には、カッター保持部材25hの上部が挿入 れており、このカッター保持部材25hの上部 、連結部25b内に設けられた軸受25gによって 連結軸25bに対して回転可能に保持されてい 。カッター保持部材25hは、連結部25bから下 に延出しており、従って、連結部25bが挿通 た下板部24cの下方に延出している。カッタ 機構26は、カッター保持部材25hの下端部に保 持されている。

 フレーム部材24における下板部24cの下面 は、円筒状の内部カバー24iが取り付けられ いる。内部カバー24iは、下板部24cに設けら た開口部24eの周囲に同心状態で設けられて り、連結部25bの下端面が内部カバー24i内に 置している。

 カッター機構26は、カッター保持部材25h 下端部内に保持されたチップホルダー26aと このチップホルダー26aの下端部において水 軸によって回転可能に設けられたカッター イールチップ26bとを有している。カッター イールチップ26bは、円板状のディスク体の 周縁部に等間隔でカッターチップが埋め込 れることによって構成されており、ディス 体の回転によって、ディスク体の外周淵部 設けられた各カッタチップが順次ガラス基 70に圧接されることにより、基板内部に垂直 クラックの発生を伴うスクライブラインがガ ラス基板70の表面に沿って形成される。ディ ク体を有するカッターホイールチップ26bは 前述のように、各スクライブヘッド20毎に チップホルダー26aを介してスライドブロッ 25に保持されている。

 フレーム部材24の下板部24cに取り付けら た円筒状の内部カバー24iは、スライドブロ ク25における連結部25bの下端部およびカッタ ー保持部材25hの周囲を覆っている。カッター 保持部材25hの下端部は、内部カバー24iから下 方に延出している。また、スライドブロック 25における連結部25bの下端部には、内部カバ 24iから下方に延出したカッター保持部材25h 下端部を覆うカッターカバー25jが取り付け れている。

 図13は、カッターカバー25jの斜視図であ 、図14(a)は、カッターカバー25jの側面図、図 14(b)は、その底面図、図14(c)は、その正面図 ある。図12~図14に示すように、カッターカバ ー25jは、円柱状のカバー本体部25kと、このカ バー本体部25kの外周面とは一定の間隔を形成 した状態でカバー本体部25kに対して嵌合状態 になったオーバーラップ部25mとを有している 。カバー本体部25kの底面は、オーバーラップ 部25mの底部に連結されている。スライドブロ ック25における連結部25bの下端面に取り付け れた内部カバー24iは、カバー本体部25kとオ バーラップ部25mとの間隙内に挿入されてい 。カバー本体部25kの外周面と内部カバー24i 内周面とは適当な間隔が形成されるととも 、内部カバー24iの外周面とオーバーラップ 25mとの内周面との間にも適当な間隔が形成 れており、カバー本体部25kと内部カバー24i 内周面との間隙と、オーバーラップ部25mと 部カバー24iの外周面との間隙が相互に連通 た状態になっている。

 図12に示すように、カッターカバー25jの バー本体部25k内をカッター保持部材25hが挿 しており、カッター保持部材25hの下端部は カバー本体部25kの底面から下方に延出して る。カバー本体部25kの底面には、保護ロー 部材25pが設けられている。図13および図14に すように、保護ローラ部材25pは、カバー本 部25kから下方に延出したカッター保持部材2 5hの下端部を覆う円筒状の保護カバー部25qを している。保護カバー部25qの内部には、カ ター保持部材25hが挿入されており、カッタ 保持部材25hの下端部から下方に延出したチ プホルダー26aの下端部は、保護カバー部25q 底面に設けられた開口部25t(図12参照)を貫通 して下方に延出している。なお、開口部25tと チップホルダー26aとの間には適当な間隔が形 成されている。

 図13および図14に示すように、保護カバー 部25qの水平方向の両側には、ローラ保持部25r がそれぞれ設けられている。各ローラ保持部 25rは、垂直状態に配置されたカッターホイー ルチップ26bの軸方向とは直交する方向(カッ ーホイールチップ26bの移動方向)の両側に設 られており、各ローラ保持部25rには、水平 によって回転可能に保持された保護ローラ2 5sがそれぞれ設けられている。従って、各保 ローラ25sは、それぞれカッターホイールチ プ26bとは平行な状態になっており、カッタ ホイールチップ26bがガラス基板70の表面を 動する際の前方および後方にそれぞれ位置 ている。各保護ローラ25sのそれぞれの下端 は、カッターホイールチップ26bの下端部に して、スクライブするガラス基板70の厚さ以 下の間隔、例えば、0.5mm程度の間隔をあけた 態で上方に位置している。

 図9(c)に示すように、スライドブロック25 おけるスライドブロック本体部25aおよび連 部25bには、圧縮エアーが通流するエアー流 25wが設けられている。スライドブロック25 設けられたエアー流路25wに圧縮エアーが流 すると、連結部25bの周壁部に上下方向に沿 て設けられたエアー流路25wを通って、連結 25bの下端面から、保護カバー部25rにおける バー本体部25kと、このカバー本体部25k内に 入されたカッター保持部材25hとの間隙内に 入する。そして、カバー本体部25kとカッタ 保持部材25hとの間隙内を通流した圧縮エア は、保護カバー部25qの底面に設けられた開 部25tと、チップホルダー26aとの間の間隙を って下方に噴出される。

 なお、上記の実施形態では、サーボモー 21が、カッター機構26のカッターホイールチ ップ26bをガラス基板70に圧接させるための駆 手段を構成しており、ボールネジ23、スラ ドブロック25、バランスブロック27、フレー 部材24がカッター機構26を保持する保持手段 を構成している。

 このような構成の本発明のスクライブ装 によってガラス基板70をスクライブする動 について説明する。

 基板支持機構10の各ベルトコンベア11上に 、例えば厚さが0.4mmのガラス基板70が水平状 で搬入されると、各ベルトコンベア11が同期 して駆動されて、各ベルトコンベア11におけ 所定位置にガラス基板70が搬送される。そ 後、ガラス基板70は、各ベルトコンベア11上 おいて所定の位置になるように位置決めさ る。

 その後、サーボモータ21の回転が停止さ て、各スクライブヘッド20が取り付けられた ヘッド支持部30が、リニアモータ機構40によ て、各ベルトコンベア11の長手方向に沿って 移動されて、各スクライブヘッド20のカッタ ホイールチップ26bは、ガラス基板70の上面 おける側縁部に対向した状態とされる。

 このような状態になると、各スクライブ ッド20において、サーボモータ21が正転駆動 される。これにより、サーボモータ21の回転 21bに連結されたボールネジ23が、回転軸21b 一体となって同方向に回転される。ボール ジ23には、ナット部材25dがネジ結合されてい るが、ナット部材25dはスライドブロック本体 部25aと一体になっており、スライドブロック 本体部25aが4本のスライドシャフト24fにより ボールネジ23の回転によって回転しない状態 で上下方向にスライド可能になっていること から、ボールネジ23にネジ結合されたナット 材25dが下方にネジ送りされて、スライドブ ック本体部25aとともに下方へとスライドさ る。

 スライドブロック本体部25aが各スライド ャフト24fに沿って下方にスライドされるこ によって、スライドブロック本体部25aに取 付けられた各下側ラック25xも一体となって 方にスライドされる。これにより、各下側 ック25xに噛み合った各ピニオンギア24hが所 方向に回転される。そして、各ピニオンギ 24hが所定方向へ回転することにより、各ピ オンギア24hに噛み合ったバランスブロック2 7の各上側ラック27bが上方にスライドする。 れにより、バランスブロック27は、各スライ ドシャフト24fに沿って、スライドブロック25 下降速度に等しい上昇速度で上方へとスラ ドする。

 このように、スライドブロック25の下降 際してバランスブロック27が上昇され、しか も、バランスブロック27の荷重がスライドブ ック25に加わる全荷重にほぼ等しくなって ることによって、カッターホイールチップ26 bによるガラス基板70の表面に対する圧接力で あるスクライブ荷重を、ほぼ「0」にするこ ができる。

 また、スライドブロックを下降させるた のボールネジ23には、スライドブロック25の 荷重が加わらないために、サーボモータ21の ーボ制御によって、スライドブロック25の 下方向位置を高精度で調整することができ 。従って、サーボモータ21のサーボ制御によ って、スライドブロック25の上下方向位置、 なわち、スライドブロック25の下端部のカ ター機構26におけるカッターホイールチップ 26bの下端位置を、高精度で位置決めすること ができる。

 また、カッターホイールチップ26bの下端 置を高精度で位置決めすることができるこ から、ガラス基板70に対するスクライブ荷 は、ガラス基板70におけるスクライブされる 表面(上面)からの下降距離に比例する。従っ 、カッターホイールチップ26bの下端位置が ガラス基板70の表面から所定の距離だけ下 した状態になるように、サーボモータ21をサ ーボ制御することによって、ガラス基板70の 面に対するカッターホイールチップ26bのス ライブ荷重を所定の値に制御することがで る。

 カッターホイールチップ26bがガラス基板7 0の表面に圧接された状態になると、サーボ ータ21は、上述のように、カッターホイール チップ26bの下端位置が、ガラス基板70の表面 ら所定の距離だけ下降した状態になるよう 制御された状態で、各スクライブヘッド20 取り付けられたヘッド支持部30が、リニアモ ータ機構40によって、各ベルトコンベア11の 手方向に沿って移動される。ヘッド支持部30 が移動されることにより、各カッターホイー ルチップ26bは、予め設定された所定のスクラ イブ荷重によってガラス基板70に圧接された 態で、ガラス基板70の表面を各ベルトコン ア11の長手方向に沿って転動する。これによ り、ガラス基板70には、各スクライブヘッド2 0のカッターホイールチップ26bによって、各 ルトコンベア11の長手方向に沿ったスクライ ブラインがそれぞれ形成される。

 この場合、ガラス基板70の表面に凹凸が 在する場合には、カッターホイールチップ26 bは、その凹凸に対して応答性よく追従する とになり、安定したスクライブ動作を行な ことができる。

 このようなスクライブ工程において、各 ッター機構26におけるチップホルダー26aと 保護ローラ部材25pの底面に設けられた開口 25tとの間から下方に向けて圧縮エアーが噴 される。これにより、カッターホイールチ プ26bによるガラス基板70のスクライブによっ て生じる粉塵が周囲に吹き飛ばされることに なり、カッターホイールチップ26bは、ガラス 基板70に付着した粉塵によってスクライブ方 が変化するおそれがなく、所定のスクライ 予定ラインに沿った状態で正確にスクライ ラインを形成することができる。

 この場合、フレーム部材24には、内部の ライドブロック25、バランスブロック27およ スライドシャフト24fを覆うフレームカバー2 4jが設けられていることから、このフレーム バー24jによって、粉塵がフレーム部材24の 部に進入することが防止される。しかも、 スクライブヘッド20の下端部には、内部カバ ー24iおよびカッターカバー25jが設けられてお り、しかも、内部カバー24iとカッターカバー 25jのオーバーラップ部25mとがオーバーラップ した状態になっていることから、吹き飛ばさ れた粉塵が、フレーム部材24の下側からも内 に進入するおそれがない。その結果、スラ ドブロック25およびバランスブロック27のス ライドが、フレーム部材24の各スライドシャ ト24fに付着した塵埃によって阻害されるお れがなく、円滑にスライドされる。

 この場合、内部カバー24iはフレーム部材2 4に設けられており、カッターカバー25jはス イドブロック25に設けられているために、両 者は相互にスライドすることになるが、内部 カバー24iはカッターカバー25jに対して適当な 間隔が形成された状態に配置されているため に、スライドブロック25の円滑なスライドが 害されるおそれもない。

 また、各スクライブヘッド20の下端部に 、保護ローラ部材25pが設けられており、カ ターホイールチップ26bの転動方向の前方に 護ローラ25sが配置されていることから、カ ターホイールチップ26bのスクライブ方向の 方において、ガラス基板70の一部がすでに除 去された状態なっていることによって段差が 存在する場合にも、保護ローラ25sがガラス基 板70の下側の搬送ベルト上面に接した状態に ることにより、ガラス基板70の表面からカ ターホイールチップ26bが脱落することが防 される。これにより、ガラス基板70の側縁部 等がカッターホイールチップ26bによって破損 することが防止される。

 なお、上記実施形態では、バランスブロ ク27をスクライブブロック25に対して反対方 向にスライドさせるために、下側ラック25xお よび上側ラック27bと、ピニオンギア24hとを用 いる構成であったが、このような構成に限ら ず、ボールネジ23の回転によって、バランス ロック27をスクライブブロック25に対して反 対方向にスライドさせるようにしてもよい。 例えば図15に示すように、下側ラック25xおよ 上側ラック27bと、ピニオンギア24hとを用い ことなく、バランスブロック27のバランス ロック本体部27aにおける貫通孔27cに、ボー ネジ23にネジ結合する第2ナット部材27dを、 ライドブロック本体部27aの下端部において ライドブロック本体部27aとは一体構造とな ように嵌合させる。この場合、第2ナット部 27dは、スライドブロック25に設けられたナ ト部材25d(以下、第1ナット部材25dとする)と 逆ネジ構造になっており、ボールネジ23の回 転によって、第1ナット部材25dとは反対方向 ネジ送りされる構成になっている。

 なお、図15に示すスライドヘッド20の構成 では、バランスブロック27およびスライドブ ック25をそれぞれ三角柱状に形成してフレ ム部材24に設けられた3本のスライドシャフ 24fにスライド可能に設けられている。その の構成は、図4~図13に示されたスライドヘッ 20と同様の構成になっている。

 このような構成のスクライブヘッド20で 、サーボモータ21によって回転されるボール ネジ23によって、第1ナット部材25dおよび第2 ット部材27dが相反する方向にネジ送りされ ことから、カッターホイールチップ26bによ ガラス基板70の表面に対する圧接力であるス クライブ荷重を軽減することができる。従っ て、スライドブロック25を上下方向にスライ させるためのサーボモータ21のサーボ制御 よってスライドブロック25の上下方向位置を 高精度で位置決めすることができる。

 なお、上記各実施形態では、保持手段を 成するスライドブロック25とバランスブロ ク27とを、ラックおよびピニオンギアによっ て、または、ボールネジと一対の逆ネジ構造 のナット部材とによって、相反する方向にス ライドさせる構成を説明した。しかし、本発 明は、このような構成に限定されない。本発 明は、駆動手段であるサーボモータ21によっ スライドブロック25が、カッター機構26をガ ラス基板70の表面に圧接される第1の方向に移 動されたことに応答して、バランスブロック 27が、駆動手段であるサーボモータ21によっ 反対方向である第2の方向に移動される構成 ある限り、任意の構成を有し得る。

 さらに、保持手段は、スライドブロック2 5およびバランスブロック27が、駆動手段であ るサーボモータ21によって、第1の方向および 第2の方向にそれぞれ移動される構成に限定 れない。保持手段が、カッター機構26による ガラス基板の表面に対するスクライブ荷重を 保持手段に加わる荷重よりも小さくすること が可能である限り、保持手段は任意の構成を 有し得る。

 なお、スクライブラインを形成する脆性 料基板70としては、1枚のガラス基板に限ら 、一対のガラス基板が貼り合わされた貼り わせガラス基板であってもよく、また、ガ ス基板でなくてもよい。

 さらに、前記スクライブ装置20では、ヘ ド支持部30に多数のスクライブヘッド20を設 て、ガラス基板70に対して複数のスクライ ラインを同時に形成する構成であったが、 クライブヘッドが1つだけであってもよいこ は言うまでもない。さらには、図16(a)およ (b)に示すように、ヘッド支持部30に一対のス クライブヘッド20を設けて、各スクライブヘ ド20をヘッド支持部30に沿ってスライドさせ る構成としてもよい。なお、このスクライブ 装置では、各スクライブヘッド20の下方に、 ラス基板70の下面におけるスクライブライ の両側部分を保持する補助ローラ50が設けら れている。

 図16に示すスクライブ装置では、貼り合 せガラス基板に対してスクライブラインを 成するために特に好適に使用することがで る。このスクライブ装置では、各スクライ ヘッド20のカッターホイールチップ26cによっ てスクライブラインを形成すると同時に、下 方に配置された補助ローラ50によって貼り合 せガラス基板を所定の圧接力で保持するこ によって、スクライブラインを構成する垂 クラックを下方に向かって伸展させること でき、これによってスクライブラインを貼 合わせガラス基板における上側のガラス基 の上面から下面に達した状態に形成するこ ができる。

 このようなスクライブ装置では、貼り合 せガラス基板における上側のガラス基板が スクライブラインの形成と同時に分断され 状態になることから、上側のガラス基板に ける不要部分が脱落するおそれがある。し しながら、この場合にも、脱落した部分に して、カッターホイールチップ26cの前方に 置された保護ローラ25sが下側のガラス基板 上面に接した状態になり、カッターホイー チップ26cが上側のガラス基板から脱落する とを防止することができ、カッターホイー チップ26cによる上側のガラス基板および下 のガラス基板の損傷等を確実に防止するこ ができる。

 なお、貼り合わせガラス基板の各基板に クライブラインを形成する場合には、貼り わせガラス基板の下側にも、同様のスクラ ブヘッドを設けて、貼り合わせガラス基板 上下の各基板を同時にスクライブする構成 してもよい。

 以上、本発明の好ましい実施形態を用い 本発明を例示してきたが、本発明は、この 施形態に限定して解釈されるべきものでは い。本発明は、特許請求の範囲によっての その範囲が解釈されるべきであることが理 される。当業者は、本発明の具体的な好ま い実施形態の記載から、本発明の記載およ 技術常識に基づいて等価な範囲を実施する とができることが理解される。本明細書に いて引用した特許、特許出願および文献は その内容自体が具体的に本明細書に記載さ ているのと同様にその内容が本明細書に対 る参考として援用されるべきであることが 解される。

 本発明は、液晶パネル等に使用されるガ ス基板等の脆性材料基板をスクライブする めに使用されるスクライブヘッドにおいて 脆性材料基板に対するカッター機構のスク イブ荷重を、カッター機構を保持する保持 段に加わる荷重よりも軽減させることがで る。