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Patent Searching and Data


Title:
SEAT CLAMPING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044740
Kind Code:
A1
Abstract:
Intended is to provide a sheet clamping device, which can adjust a clamp position automatically widthwise according to the size of a resin sheet. The sheet clamping device comprises, in an outer frame (1), a first width adjusting mechanism (A) for moving first clamp holders (11a and 11b), which are arranged toward the two confronting sides of a resin sheet (S), toward the same two sides and for clamping the end edges (Sa) of the resin sheet (S), and a second width adjusting mechanism (B) for moving second clamp holders (21a and 21b), which are arranged toward the other two sides, toward the other two sides and for clamping the end edges (Sb) of the resin sheet (S). Interlocking members (C) for making the first clamp holder (11b) and the second clamp holder (21b), which are arranged toward the corners of the resin sheet (S), movable along the sides of the resin sheet (S) are connected to the first clamp holder (11b) and the second clamp holder (21b), which are arranged toward the corners of the resin sheet (S).

Inventors:
SUZUKI ATSUSHI (JP)
NOZAWA TAKAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/067753
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
September 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SINTOKOGIO LTD (JP)
SUZUKI ATSUSHI (JP)
NOZAWA TAKAYUKI (JP)
International Classes:
B29C51/26
Foreign References:
JPH07314548A1995-12-05
JPH11156931A1999-06-15
JPH11129324A1999-05-18
Attorney, Agent or Firm:
YAMASAKI, Yukuzo et al. (Sogo Nagatacho Bldg. 8F11-2, Nagatacho 1-chome Chiyoda-ku Tokyo 14, JP)
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Claims:
熱可塑性の樹脂シートの4辺を保持するシートクランプ装置において、
4枚の帯板を組み付けた外枠と、
該外枠内において前記樹脂シートの対向する2辺に向けて配置される所定の個数の第1クランプ押さえを該2辺に向けて移動させるとともに該樹脂シートの端縁をクランプする第1幅調整機構と、
前記樹脂シートの対向する他の2辺に向けて配置される所定の個数の第2クランプ押さえを該他の2辺に向けて移動させるとともに該樹脂シートの端縁をクランプする第2幅調整機構とを具備しており、
前記所定の個数の第1クランプ押さえと第2クランプ押さえのうち、前記樹脂シートの角部に向けて配置される第1クランプ押さえと第2クランプ押さえとを前記樹脂シートの辺に沿って移動可能にする連動部材が、前記樹脂シートの角部に向けて配置される第1クランプ押さえと第2クランプ押さえに連結されてなるシートクランプ装置。
前記連動部材が、
前記第1クランプ押さえを前記樹脂シートの対向する2辺に向けて移動させると、前記樹脂シートの角部に向けて配置される第1クランプ押さえが
前記樹脂シートの角部に向けて配置される第2クランプ押さえを前記樹脂シートの対向する他の2辺に沿って移動可能に連動する第1連動部材と、
前記第2クランプ押さえを前記樹脂シートの対向する他の2辺に向けて移動させると、前記樹脂シートの角部に向けて配置される第2クランプ押さえが前記樹脂シートの角部に向けて配置される第1クランプ押さえを前記樹脂シートの対向する2辺に沿って移動可能に連動する第2連動部材
とからなる請求項1記載のシートクランプ装置。
前記所定の個数の第1クランプ押さえのうち、隣接して配置される第1クランプ押さえの爪の高さおよびクランプ位置が異なるとともに、前記所定の個数の第2クランプ押さえのうち、隣接して配置される第2クランプ押さえの爪の高さおよびクランプ位置が異なる請求項2記載のシートクランプ装置。
前記第1幅調整機構が、
前記外枠の対向する一対の帯板の内壁に配置される軸受群に軸支されるとともに正逆回転可能な第1幅調整ねじ部を有する一対の第1幅調整ねじ部材、該一対の第1幅調整ねじ部材の一方に連結される第1駆動手段、前記一対の帯板のあいだに位置する帯板の内壁に配置される軸受群に軸支されるとともに前記一対の第1幅調整ねじ部材の幅調整ねじ部の端部に連結する第1伝達軸、および該一対の第1幅調整ねじ部材の正逆可能な第1幅調整ねじ部に両端部が螺合により連結されるとともに前記第1クランプ押さえを移動可能にする第1移動手段と該第1クランプ押さえを回動可能にする第1回動手段とを有する一対の第1クランプ機構からなり、かつ
前記第2幅調整機構が、
前記一対の帯板に直交する他の一対の帯板の内壁に配置される軸受群に軸支されるとともに正逆回転可能な第2幅調整ねじ部を有する一対の第2幅調整ねじ部材、該一対の第2幅調整ねじ部材の一方に連結される第2駆動手段、前記他の一対の帯板のあいだに位置する帯板の内壁に配置される軸受群に軸支されるとともに前記一対の第2幅調整ねじ部材の第2幅調整ねじ部の端部に連結する第2伝達軸、および該一対の第2幅調整ねじ部材の正逆回転可能な第2幅調整ねじ部に両端部が螺合により連結されるとともに前記第2クランプ押さえを移動可能にする第2移動手段と該第2クランプ押さえを回動可能にする第2回動手段とを有する一対の第2クランプ機構とからなる請求項2または3記載のシートクランプ装置。
前記第1移動手段が、第1クランプ押さえの取付け部材に係合して挿通されるスプライン軸と、前記第2連動部材に形成される溝に挿通可能であるとともに該スプライン軸に沿って配置され前記第1幅調整ねじ部のナット部に連結されるフレームとからなり、前記第1回動手段が該スプライン軸に連結されてなる請求項4記載のシートクランプ装置。
前記第2移動手段が、第2クランプ押さえの取付け部材に係合して挿通されるスプライン軸と、前記第1連動部材に形成される溝に挿通可能であるとともに該スプライン軸に沿って配置され前記第2幅調整ねじ部のナット部に連結されるフレームと、該溝に挿通可能であるとともに前記第2連動部材を移動可能にできるように該フレームに配置される直線ガイド部材とからなり、前記第2回動手段が該スプライン軸に連結されてなる請求項5記載のシートクランプ装置。
前記第1移動手段が、第1クランプ押さえの取付け部材が配置される直線ガイド部材と、前記第2連動部材に形成される溝に挿通可能であるとともに該直線ガイド部材に沿って配置され前記第1幅調整ねじ部のナット部に連結されるフレームとからなり、前記第1回動手段が該第1クランプ押さえに連結されてなる請求項4記載のシートクランプ装置。
前記第2移動手段が、第2クランプ押さえの取付け部材が配置される直線ガイド部材と、前記第1連動部材に形成される溝に挿通可能であるとともに該直線ガイド部材に沿って配置され前記第2幅調整ねじ部のナット部に連結されるフレームと、該溝に挿通可能であるとともに前記第2連動部材を移動可能に該フレームに配置される直線ガイド部材とからなり、前記第2回動手段が該第2クランプ押さえに連結されてなる請求項7記載のシートクランプ装置。
Description:
シートクランプ装置

 本発明はシートクランプ装置に関する。 らに詳しくは、熱可塑性の樹脂シートを熱 形または真空成形する成形装置において、 脂シートの寸法に合わせて該樹脂シートの4 辺を保持するクランプ位置を自動的に幅調整 できるシートクランプ装置に関する。

 従来、四角形状の樹脂シートを上下型で加 成形するにあたり樹脂シートの周縁部をク ンプしてその全体を保持し、かつ成形後の 脂シートを取り出す時にはクランプ状態を 除するクランプ装置として、枠状の板部材 装着された第1ボールねじ機構を有する第1 動手段と第2ボールねじ機構を有する第2駆動 手段と上下回動可能な複数のアクチュエータ 付き把持機構とを備えるシート保持装置があ る(特許文献1参照)。
 前記アクチュエータ付き把持機構は、樹脂 ートの周縁部をクランプするクランプ押さ を第1帯板部材と第2帯板部材に固着される クチュエータにより回動する構成にされて る。

特開平11-156931号公報

 従来の保持装置では、クランプ押さえの爪 、特定の樹脂シートの幅寸法に合わせて複 作製されているため、材料寸法が異なる樹 シートを成形する場合、前記クランプ押さ の幅調整を行う必要がある。
 しかし、従来の保持装置では、幅調整のた に、変更される材料寸法に合わせて手作業 てクランプ押さえとクランプ受け材に相当 る帯板部とを一括して交換する作業を行う とがある。または、寸法が大きい材料に変 するときは、必要な長さのクランプ押さえ クランプ受け材を継ぎ足したり、逆に寸法 小さい材料に変更するときには、この小さ 材料に合わせて必要でないクランプ押さえ クランプ受け材を取り外す作業を行ってい 。
 このように従来においては、クランプ装置 おけるクランプ押さえの幅調整を手作業で っているため、近年の自動化が進んでいる 形装置の生産性の低下を招きやすいという 題がある。
 また、作業者が成形装置内に入って幅調整 作業を行う必要があるため安全性の点でも 題がある。

 そこで、本発明は、叙上の事情に鑑み、 脂シートの寸法に合わせてクランプ位置を 動的に幅調整できるシートクランプ装置を 供することを目的とする。

 本発明のシートクランプ装置は、熱可塑 の樹脂シートの4辺を保持するシートクラン プ装置において、4枚の帯板を組み付けた外 と、該外枠内において前記樹脂シートの対 する2辺に向けて配置される所定の個数の第1 クランプ押さえを該2辺に向けて移動させる ともに該樹脂シートの端縁をクランプする 1幅調整機構と、前記樹脂シートの対向する の2辺に向けて配置される所定の個数の第2 ランプ押さえを該他の2辺に向けて移動させ とともに該樹脂シートの端縁をクランプす 第2幅調整機構とを具備しており、前記所定 の個数の第1クランプ押さえと第2クランプ押 えのうち、前記樹脂シートの角部に向けて 置される第1クランプ押さえと第2クランプ さえとを前記樹脂シートの辺に沿って移動 能にする連動部材が、前記樹脂シートの角 に向けて配置される第1クランプ押さえと第2 クランプ押さえに連結されてなることを特徴 としている。

 本発明によれば、樹脂シートの角部に向け 配置される第1クランプ押さえと第2クラン 押さえとを前記樹脂シートの辺に沿って移 可能にする連動部材を備えていることによ 、樹脂シートの幅寸法が変わってもクラン 押さえを取替え、継ぎ足しおよび取り外し することなく、樹脂シートの寸法に合わせ クランプ位置を自動的に幅調整できるため 成形装置の生産性を向上させることができ 。
 また、幅調整の作業のために作業者が成形 置内に入ることがなくなるため、安全性を 保することができる。

 以下、添付図面に基づいて本発明のシート ランプ装置を説明する。本発明の一実施の 態にかかわるシートクランプ装置は、図1~3 示されるように、4枚の帯板1a、1b、1c、1dを み付けた外枠1、該外枠1内に配設される第1 調整機構A、第2幅調整機構Bおよび樹脂シー Sの角部に向けて配置される第1クランプ押 え11bと第2クランプ押さえ21bとを前記樹脂シ トSの辺に沿って移動可能にする連動部材C 備えられている。該連動部材Cは、L形を呈し ており、第1クランプ押さえ11bに連結される 1連動部材C1と第2クランプ押さえ21bに連結さ る第2連動部材C2とから構成されている。
 なお、図における樹脂シートSは、最小寸法 の樹脂シートを示している。また、本実施の 形態では、長方形の樹脂シートSの幅寸法に わせてクランプ位置を自動的に幅調整でき ようにされているが、本発明においては、 方形の樹脂シートの幅寸法に合わせて幅調 できるように構成することができる。

 前記第1幅調整機構Aは、該外枠1内におい 樹脂シートSの対向する2つの長辺に向けて 置される所定の個数の第1クランプ押さえ11a 11bにより該樹脂シートSの端縁Saをクランプ る機構であって、正転ねじと逆転ねじとに り正逆回転可能な第1幅調整ねじ部A1aを有す る一対の第1幅調整ねじ部材A1と、該一対の第 1幅調整ねじ部材A1の一方に連結される第1駆 手段A2と、前記一対の第1幅調整ねじ部材A1の 幅調整ねじ部A1aの端部に連結される第1伝達 A3と、該一対の第1幅調整ねじ部材A1の正逆回 転可能な第1幅調整ねじ部A1aに両端部が螺合 より連結される一対の第1クランプ機構A4と ら構成されている。前記所定の個数は樹脂 ートSの端縁Saに沿って3個に設定されており 本実施の形態においては、第1クランプ押さ えは長辺に沿い内側に固定状態に取り付けら れた1つの第1クランプ押さえ11aと、長辺に沿 外側に移動可能な状態に取り付けられた2つ の第1クランプ押さえ11bである。なお、本発 において、これに限定されるものではなく 樹脂シートの最大寸法と最小寸法との差に わせて適宜選定することができ、たとえば2 とすることができるが、広範囲な寸法の樹 シートをクランプできるように、本実施の 態のように中央の第1クランプ押さえを固定 し、外側の第1クランプ押さえを移動させる が好ましい。

 前記一対の第1幅調整ねじ部材A1は、前記外 1の対向する一対の帯板1a、1bの内壁に配置 れる軸受群12に軸支されるとともに、正逆回 転可能な一対の第1幅調整ねじ部A1aを有して る。また、この一対の第1幅調整ねじ部A1aの ち、一方の第1幅調整ねじ部A1aは、端部に第 1伝達軸A3と係合するための傘歯車が形成され ている。なお、図1~2においては、符号12は軸 群を代表して1つの軸受を示している。
 前記第1駆動手段A2としては、駆動モータを いることができる。そして、該第1駆動手段 A2は、歯車群により第1幅調整ねじ部材A1に駆 力を伝達できる構成にされている。
 前記第1伝達軸A3は、両端に傘歯車が設けら ており、前記一対の帯板1a、1bのあいだに位 置する帯板1cの内壁に配置される軸受群13に 支されている。なお、図1~2においては、符 13は軸受群を代表して1つの軸受を示してい 。

 前記一対の第1クランプ機構A4は、図1および 図3~4に示されるように、前記3個の第1クラン 押さえ11a、11bのうち、前記樹脂シートSの角 部に向けて配置される第1クランプ押さえ11b 移動可能にする第1移動手段A4aと、該第1クラ ンプ押さえ11a、11bを回動可能にする第1回動 段A4bとを有している。
 また、前記第1移動手段A4aは、樹脂シートS 長辺に沿った幅調整ができる構成であれば とくに限定されるものではないが、本実施 形態では、第1クランプ押さえ11a、11bの取付 部材31に係合して挿通されるスプライン軸14 と、該スプライン軸14に沿って配置され、前 第1幅調整ねじ部A1aのナット部17に連結され フレーム15とを具備している。また、この レーム15は、前記第2連動部材C2に形成される 溝30に挿通されている。
 前記第1回動手段A4bとしては、油圧、空圧ま たは電動であるかは問わないが、本実施の形 態では、エアにより前記スプライン軸14を回 駆動するロータリーアクチュエータを用い ことができる。
また、この第1回動手段A4bは、長辺に沿って 置されているスプライン軸14の両端に連結さ れている。
これは、片側のみの場合に比べて、スプライ ン軸14のねじれにより軸端のクランプ力(回動 手段から離れてスプライン軸に連結されるク ランプ押さえのクランプ力)の低下を防ぐこ と、2つの回動手段を用いることにより1つの 回動手段のサイズを小さくするためであり、 合計4個の第1回動手段A4bが用いられている。

 前記第1幅調整機構Aの伝達力経路は、図2 示されるように、前記外枠1の一対の帯板1a 1bの内壁に配置される一対の第1幅調整ねじ 材A1と前記一対の帯板1a、1bのあいだに位置 る帯板1cの内壁に配置される第1伝達軸A3と よりコ字状の伝達力経路L1を構成している。

 前記第2幅調整機構Bは、該外枠1内におい 樹脂シートSの対向する他の2つの短辺に向 て配置される所定の個数の第2クランプ押さ 21a、21bにより該樹脂シートSの端縁Sbをクラ プする機構であって、正転ねじと逆転ねじ により正逆回転可能な第2幅調整ねじ部B1aを 有する一対の第2幅調整ねじ部材B1と、該一対 の第2幅調整ねじ部材B1の一方に連結される第 2駆動手段B2と、前記一対の第2幅調整ねじ部 B1の幅調整ねじ部B1aの端部に連結される第2 達軸B3と、該一対の第2幅調整ねじ部材B1の正 逆回転可能な第2幅調整ねじ部B1aに両端部が 合により連結される一対の第2クランプ機構B 4とから構成されている。前記所定の個数は 脂シートSの端縁Sbに沿って3個に設定されて り、本実施の形態においては、第2クランプ 押さえは、短辺に沿い内側に固定状態に取り 付けられた1つの第2クランプ押さえ21aと、短 に沿い外側に移動可能な状態に取り付けら た2つの第1クランプ押さえ21bである。なお 本発明において、これに限定されるもので なく、樹脂シートの最大寸法と最小寸法と 差に合わせて適宜選定することができ、た えば2個とすることができるが、広範囲な寸 の樹脂シートをクランプできるように、本 施の形態のように中央の第2クランプ押さえ を固定し、外側の第2クランプ押さえを移動 せるのが好ましい。

 前記一対の第2幅調整ねじ部材B1は、前記外 1の対向する一対の帯板1c、1dの内壁に配置 れる軸受群22に軸支されるとともに、正逆回 転可能な一対の第2幅調整ねじ部B1aを有して る。また、この一対の第2幅調整ねじ部B1aの ち、一方の第2幅調整ねじ部B1aは、端部に第 2伝達軸B3と係合するための傘歯車が形成され ている。なお、図1~2においては、符号22は軸 群を代表して1つの軸受を示している。
 前記第2駆動手段B2としては、駆動モータを いることができる。そして、該第2駆動手段 B2は、歯車群により第2幅調整ねじ部材B1に駆 力を伝達できる構成にされている。
 前記第2伝達軸B3は、両端に傘歯車が設けら ており、前記一対の帯板1c、1dのあいだに位 置する帯板1bの内壁に配置される軸受群23に 支されている。なお、図1~2においては、符 23は軸受群を代表して1つの軸受を示してい 。
 前記一対の第2クランプ機構B4は、図1および 図3~4に示されるように、前記3個の第2クラン 押さえ21a、21bのうち、前記樹脂シートSの角 部に向けて配置される第2クランプ押さえ21b 移動可能にする第2移動手段B4aと、該第2クラ ンプ押さえ21a、21bを回動可能にする第2回動 段B4bとを有している。
 また、前記第2移動手段B4aは、樹脂シートS 短辺に沿った幅調整ができる構成であれば とくに限定されるものではないが、本実施 形態では、第2クランプ押さえ21a、21bの取付 部材31に係合して挿通されるスプライン軸24 と、該スプライン軸24に沿って配置されると もに前記第2幅調整ねじ部B1のナット部27に 結されるフレーム25と、該第2クランプ押さ 21bに連結する前記第2連動部材C2を移動可能 できるように該フレーム25に配置される直線 ガイド部材26とを具備している。また、この レーム25は、前記第1連動部材C1に形成され 溝20に挿通されている。
 前記直線ガイド部材26は、とくに限定され ものではないが、本実施の形態では、スラ ダとレールとからなるリニアガイド装置が いられている。
 前記第2回動手段B4bとしては、油圧、空圧ま たは電動であるかは問わないが、本実施の形 態では、エアにより前記スプライン軸24を回 駆動するロータリーアクチュエータを用い ことができる。また、この第2回動手段B4bは 、短辺に沿って配置されているスプライン軸 24の両端に連結されている。
これは、片側のみの場合に比べて、スプライ ン軸24のねじれにより軸端のクランプ力の低 を防ぐことと、2つの回動手段を用いること により1つの回動手段のサイズを小さくでき ため、合計4個の第2回動手段B4bが用いられて いる。

 前記第2幅調整機構Bの伝達力経路は、図2 示されるように、前記外枠1の一対の帯板1c 1dの内壁に配置される一対の第2幅調整ねじ 材B1と前記一対の帯板1c、1dのあいだに位置 る帯板1bの内壁に配置される第2伝達軸B3と よりコ字状の伝達力経路L2を構成している。

 さらに、図1~4を参照して本実施の形態のシ トクランプ装置について説明する。
 まず、第1、第2幅調整ねじ部材A1、B1は、幅 整ねじ部A1a、B1aとしての右ねじのボールね と左ねじのボールねじをカップリング51に り連結して正逆回転可能にされた構造にさ ている。なお、この第1、第2幅調整ねじ部材 A1、B1はカップリング51を省いて1本の軸に幅 整ねじ部A1a、B1aを設ける構造とすることも きる。
 樹脂シートSの対向する辺側の一対の幅調整 ねじ部材A1、B1を、同期させるために伝達軸A3 、B3が連結されている。この第1幅調整ねじ部 材A1と第2幅調整ねじ部材B1は、直交しており 下にずれた位置に取り付けられている。

 長辺に沿った幅調整のためのフレーム15は 対向する幅調整ねじ部A1aに螺合する2つのナ ト部17に固定され、短辺に沿った幅調整の めのフレーム25は、対向する幅調整ねじ部B1a に螺合する2つのナット部27に固定されている 。このため、前記第1、2駆動手段A2、B2を駆動 させると、連動する幅調整ねじ部A1a、B1aとナ ット部17、27により対向するクランプ押さえ 間の幅を変える。そして、必要な移動量は ンコーダ52でカウントすることにより自動的 に必要クランプ寸法に変更する。
 前記スプライン軸14の両端にはフレーム15に 取付けられた第1回動手段A4bとして、たとえ ロータリーアクチュエータが連結され、ス ライン軸24の両端にはフレーム25に取付けら た第2回動手段B4bとして、たとえばロータリ ーアクチュエータが連結されている。

 つぎに、図3~7に基づいて第1移動手段A4aと図 8~10に基づいて第2移動手段B4aをさらに説明す 。なお、図6~7は第1クランプ押さえ11bの移動 状態を示し、図9~10は第2クランプ押さえ21bの 動状態を示している。
 前記スプライン軸14にはスプラインナット 14aを嵌合している取付け部材31を介して第1 ランプ押さえ11a、11bが連結されているとと に、スプライン軸24にもスプラインナット部 24aを嵌合している取付け部材31を介して第2ク ランプ押さえ21a、21bが連結されている。
 前記フレーム15に組付けられたクランプ留 61は、スプライン軸14の回転を妨げず、第1ク ランプ押さえ11aを長辺の中央クランプ位置に 固定している。また、フレーム25に組付けら たクランプ留め62は、スプライン軸24の回転 を妨げず、第2クランプ押さえ21aを短辺の中 クランプ位置に固定している。
 このフレーム25には直線ガイド部材26が取り 付けられている。また、この直線ガイド部材 26には、第2クランプ押さえ21bを取り付ける取 付け部材31を係合する係合溝29と、フレーム15 を通すための溝30とが形成された第2連動部材 C2が取付けられている。また、この第2連動部 材C2の端部に直交して、第1クランプ押さえ11b を取り付ける取付け部材31を係合する係合溝1 9と、フレーム25および直線ガイド部材26のレ ル26aを通すための溝20とが形成される第1連 部材C1がボルト32により固定されている。
 図6~7および図9~10に示されるように、前記第 1、第2連動部材C1、C2からなる連動部材Cは、 第1、第2連動部材C1、C2の係合溝19、29に第1ク ランプ押さえ11bと第2クランプ押さえ21bを取 付ける取付け部材31を差し込むことにより、 フレーム15の動きが第2クランプ押さえ21bに伝 わるとともに、フレーム25の動きが第1クラン プ押さえ11bに伝わるようにしている。なお、 第1、第2クランプ押さえ11b、21bの回転を妨げ いよう、取付け部材31と係合溝19、29のはま 合う部分には遊び(隙間)を設けている。

 つぎに、図11~12に基づいて第1クランプ押さ 11a、11bおよび第2クランプ押さえ21a、21bにつ いてさらに説明する。
 隣接して配置される第1クランプ押さえ11a、 11bは、内側に有する凹凸形状の爪41a、41bの形 状が異なっており、図1に示されるように平 形状がT形を呈している。また、隣接して配 される第2クランプ押さえ21a、21bについても 同様に、内側に有する凹凸形状の爪42a、42bの 形状が異なっており、図1に示されるように 面形状がT形を呈している。
 すなわち、この第1クランプ押さえ11a、11bの 爪41a、41bの高さおよび樹脂シートSのクラン 位置が異なっているとともに、第2クランプ さえ21a、21bの爪42a、42bの高さおよび樹脂シ トSのクランプ位置が異なっている。
 本実施の形態では、高さの異なる取付け部 31を用いることにより樹脂シートSの角部に けて配置される外側の第1、第2クランプ押 え11b、21bは、内側の第1、第2クランプ押さえ 11a、21aより高い位置に配置されており、外側 の第1、第2クランプ押さえ11b、21bの爪41b、42b 高さは、内側の第1、第2クランプ押さえ11a 21aの爪41a、42aの高さより高くされている。 た、爪41b、42bのクランプ位置の長さL3a、L4b 該爪41a、42aのクランプ位置の長さL3b、L4aよ 各々長くされている。このため、内側の第1 第2クランプ押さえ11a、21aを外側の第1、第2 ランプ押さえ11b、21bに移動させた場合でも 内側の第1、第2クランプ押さえ11a、21aの上 に外側の第1、第2クランプ押さえ11b、21bが重 なるので幅調整時の干渉を防ぐことができる 。
 また、図11に示されるように、フレーム15は 、樹脂シートSをクランプできるように第1ク ンプ押さえ11a、11bのクランプ受けを兼ねて る。また、図4および図12に示されるように フレーム25の上部に内側クランプ受け43が、 該フレーム25上に配置される連結部材44aを介 て第2連動部材C2には外側クランプ受け44が 付けられている。そして、前記第1クランプ さえ11a、11bの場合と同様に内側の第2クラン プ押さえ21aの上方に外側の第2クランプ押さ 21bが重なることで幅調整時の干渉を防ぐこ ができる。なお、符号14、24はスプライン軸 ある。

 なお、本実施の形態では、第1、第2クラン 押さえの開閉は、スプライン軸の端部に取 付けた第1、第2回動手段で一度に作動させて いるが、本発明においては、これに限定され るものではなく、第1、第2クランプ押さえを 動させる第1、第2回動手段を第1、第2クラン プ押さえに持たせ、第1、第2回動手段ととも 第1、第2クランプ押さえを移動させる構成 することができる。この場合、スプライン でなく、リニアガイド装置を用いることが きる。
 たとえば、前記第1移動手段が、第1クラン 押さえの取付け部材が配置される直線ガイ 部材と、前記第2連動部材に形成される溝に 通可能であるとともに該直線ガイド部材に って配置され前記第1幅調整ねじ部のナット 部に連結されるフレームとからなり、前記第 1回動手段が該第1クランプ押さえに連結され なる構成とすることができる。
 そして、前記第2移動手段が、第2クランプ さえの取付け部材が配置される直線ガイド 材と、前記第1連動部材に形成される溝に挿 可能であるとともに該直線ガイド部材に沿 て配置され前記第2幅調整ねじ部のナット部 に連結されるフレームと、該溝に挿通可能で あるとともに前記第2連動部材を移動可能に きるように該フレームに配置される直線ガ ド部材とからなり、前記第2回動手段が該第2 クランプ押さえに連結されてなる構成とする ことができる。

 つぎに、図面に基づいてこのように構成 れたシートクランプ装置の動作について説 する。なお、動作をわかりやすく説明する めに、第1クランプ押さえ11a、11bと第2クラ プ押さえ21a、21bを樹脂シートSの端縁Sa、Sbへ 接近させる動作を交互に行っているが、本発 明においては同時に接近させることもできる 。また、本実施の形態では、便宜上、第1ク ンプ押さえ11a、11bと第2クランプ押さえ21a、2 1bをクランプ状態で移動させている。

 まず、図1に示されるように、短辺に沿った 幅調整のための第1駆動手段A2を駆動して、正 逆回転可能な幅調整ねじ部A1aに付いたナット 部17を回転させる。これにより、図13~14に示 れるように、対向する第1移動手段A4のフレ ム15が内側(矢印方向H1)に移動して、第1クラ プ押さえ11a(図示せず)、11bが樹脂シートSの 辺側の端縁Saに接近する。
 このとき、第1連動部材C1に連結されている 2連動部材C2は、該第2連動部材C2の溝30(図4参 照)に通されてかみ合っているフレーム15に押 され、直交して配置されたフレーム25に設け 直線ガイド部材26に沿って矢印方向H1へ移動 するとともに、第2クランプ押さえ21bも連動 材C2に連結されているので、スプライン軸24 滑って矢印方向H1へ移動する。
 なお、図12に示すように、外側の第2クラン 押さえ21bの爪42bが、内側の第2クランプ押さ え21aの爪42aに覆い被さって重なり、クランプ 押さえ同士が干渉せず幅調整が行われる。

 ついで、図1に示されるように、長辺に沿っ た幅調整のための第2駆動手段B2を駆動して、 正逆回転可能な幅調整ねじ部B1aに付いたナッ ト部27を回転させる。これにより、図14~15に されるように、対向する第2移動手段B4のフ ーム25が内側(矢印方向H2)に移動して、第2ク ンプ押さえ21a(図示せず)、21bが樹脂シートS 短辺側の端縁Sbに接近する。
 このとき、フレーム25に直線ガイド部材26を 介して固定される連動部材C2も矢印方向H2へ 動する。そして、この連動部材C2の移動によ り、連動部材C1に連結される外側の第1クラン プ押さえ11bが押され、スプライン軸14を滑っ フレーム15に沿って矢印方向H2へ平行移動す る。
 なお、図11に示すように、外側の第1クラン 押さえ11bの爪41bが、内側の第1クランプ押さ え11aの爪41aに覆い被さって重なり、クランプ 押さえ同士が干渉せず幅調整が行われる。
 このようにして、図16に示されるように、 脂シートSの角部に向けて配置される外側の 1クランプ押さえ11bと第2クランプ押さえ21b 、第1、第2連動部材C1、C2を介して樹脂シー Sの端部Sa、Sbに向けて接近する。

 このような動作により、第1、第2駆動手段A2 、B2により第1クランプ押さえ11a、11bと第2ク ンプ押さえ21a、21bを任意の幅方向の位置に 整した後、第1回動手段A4bと第2回動手段B4bに よりスプライン軸14、24に正回転を与えると スプラインナット部(図示せず)により回転力 が伝わることにより、第1、第2クランプ押さ 11a、11b、21a、21bが回転して樹脂シートSをク ランプすることができる。
 そして、成形装置に搬送し、成形作業を完 したのち、第1回動手段A4bと第2回動手段B4b よりスプライン軸14、24を逆回転させて、第1 、第2クランプ押さえ11a、11b、21a、21bを回転 て成形後の樹脂シートSをアンクランプする そして、第1、第2駆動手段A2、B2を逆駆動さ ることにより、一対の第1移動手段A4aおよび 一対の第2移動手段B4aを離隔して所定の位置 待機させる。

 以上説明したとおり、本実施の形態では 樹脂シートの一辺に向けてクランプ押さえ 複数に分割し、直交する一対の第1、第2移 手段の近接または離隔の動きによってクラ プ位置を縮小または拡大させることで、樹 シートの幅寸法が変わっても従来のように ランプ押さえとクランプ受けの取り外し、 れ替え、継ぎ足しなどを行わずにクランプ 置の無段階の調整を可能とすることができ 。このため、手作業による段取り、入れ替 の手間が省け、作業性が向上する。

 本発明によるシートクランプ装置は、熱 形装置または真空成形装置の材料搬送装置 して利用することにより、材料寸法の変更 に手作業でクランプ押さえの取り外し、交 、継ぎ足しなどをする手間と時間を省いて 取り時間の短縮を図り生産性を向上させる

 また、本発明によるシートクランプ装置 無段階の幅調整が可能であるため、材料寸 の細かな調整が可能であり、最適な材料寸 に合わせてクランプ位置を調整することで 材料の無駄を省いた生産が可能となる。

 この出願は、日本国で2007年10月5日に出願さ れた特願2007-261642号に基づいており、その内 は本出願の内容として、その一部を形成す 。
 また、本発明は本明細書の詳細な説明によ 更に完全に理解できるであろう。しかしな ら、詳細な説明および特定の実施例は、本 明の望ましい実施の形態であり、説明の目 のためにのみ記載されているものである。 の詳細な説明から、種々の変更、改変が、 業者にとって明らかだからである。
 出願人は、記載された実施の形態のいずれ も公衆に献上する意図はなく、開示された 変、代替案のうち、特許請求の範囲内に文 上含まれないかもしれないものも、均等論 での発明の一部とする。
 本明細書あるいは請求の範囲の記載におい 、名詞及び同様な指示語の使用は、特に指 されない限り、または文脈によって明瞭に 定されない限り、単数および複数の両方を むものと解釈すべきである。本明細書中で 供されたいずれの例示または例示的な用語( 例えば、「等」)の使用も、単に本発明を説 し易くするという意図であるに過ぎず、特 請求の範囲に記載しない限り本発明の範囲 制限を加えるものではない。

本発明の一実施の形態にかかわるシー クランプ装置の平面概略図である。 図1の外枠の展開図である。 図1の左下角部の斜視図である。 図3の分解斜視図である。 図1の外側の第1クランプ押さえが拡大 置にある状態を示す要部側面図である。 図5の外側の第1クランプ押さえが中間 ある状態を示す要部側面図である。 図6の外側の第1クランプ押さえが縮小 置にある状態を示す要部側面図である。 図1の外側の第2クランプ押さえが拡大 置にある状態を示す要部側面図である。 図8の外側の第2クランプ押さえが中間 ある状態を示す要部側面図である。 図9の外側の第2クランプ押さえが縮小 置にある状態を示す要部側面図である。 図1のI-I線断面図である。 図1のII-II線断面図である。 本実施の形態にかかわるシートクラン プ装置の動作を説明する要部斜視図である。 短辺に沿った幅調整の状態を示す要部 斜視図である。 長辺に沿った幅調整の状態を示す要部 斜視図である。 幅調整の完了状態を示す平面図である 。

符号の説明

A       第1幅調整機構
A1      第1幅調整ねじ部材
A1a     第1幅調整ねじ部
A2      第1駆動手段
A3      第1伝達軸
A4      第1クランプ機構
A4a     第1移動手段
A4b     第1回動手段
B       第2幅調整機構
B1      第2幅調整ねじ部材
B1a     第2幅調整ねじ部
B2      第2駆動手段
B3      第2伝達軸
B4      第2クランプ機構
B4a     第2移動手段
B4b     第2回動手段
C       連動部材
C1      第1連動部材
C2      第2連動部材
S       樹脂シート
1       外枠
1a、1b、
1c、1d   帯板
11a、11b 第1クランプ押さえ
12、13   軸受群
14、24   スプライン軸
15、25   フレーム
17、27   ナット部
19、29   係合溝
20、30   溝
21a、21b 第2クランプ押さえ
26      直線ガイド部材