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Patent Searching and Data


Title:
SECTION FEEDING APPARATUS, AND SADDLE STITCHER HAVING THE SECTION FEEDING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123151
Kind Code:
A1
Abstract:
A section feeding apparatus (21) comprises a gathering chain (20), a hopper unit (30), a gripper mechanism (32) and a sword member (33). A gathering chain (20) has blade members (25). The sword member (33) is arranged between the gathering chain (20) and the gripper mechanism (32). The hopper unit (30) includes a stationary-side guide member (40) and a moving-side guide member (41). The stationary-side guide member (40) is so synchronized with the position of the blade members (25) that the rear end (2a) of a section (2) in the transfer direction may come to the near position just upstream of the blade members (25) when the section (2) is dropped from the gripper mechanism (32) onto the sword member (33). The rear end (2a) of the section (2) placed on the hopper unit (30) is regulated, irrespective of the size of the section (2), at a fixed position by the stationary-side guide member (40).

Inventors:
KANNO KATSUHIRO (JP)
SHIKI HIROYA (JP)
KURASAWA MASAHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055309
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOPPAN PRINTING CO LTD (JP)
KANNO KATSUHIRO (JP)
SHIKI HIROYA (JP)
KURASAWA MASAHIRO (JP)
International Classes:
B42C1/00; B42B4/00; B42C19/02; B65H1/04; B65H3/08; B65H39/043
Foreign References:
JP2002002147A2002-01-08
JPH03130191A1991-06-03
JP2001322709A2001-11-20
JP2001171904A2001-06-26
JPH05212989A1993-08-24
Attorney, Agent or Firm:
SUZUYE, Takehiko et al. (1-12-9 Toranomon,Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
 搬送方向に所定間隔で配置された複数の羽部材(25)を有する折丁コンベア(20)と、
 前記折丁コンベア(20)を一定の方向に移動させる駆動機構(24)と、
 前記折丁コンベア(20)の上方に配置され、複数の折丁(2)を厚み方向に重ねた状態で収容するホッパ部(30)と、
 前記ホッパ部(30)の下方に配置され前記ホッパ部(30)から前記折丁(2)を1つずつ取出しかつ該折丁(2)を開いた状態で落下させるグリッパ機構(32)と、
 前記グリッパ機構(32)と前記折丁コンベア(20)との間に配置されかつ前記搬送方向に延び、前記グリッパ機構(32)から落とされた前記折丁(2)を受取って支持するソード部材(33)とを具備した折丁供給装置(21)であって、
 前記ホッパ部(30)は、
 前記搬送方向に関して上流側に配置されかつ折丁サイズにかかわらず位置が固定されていて前記折丁(2)の搬送方向後端(2a)の位置を規制する固定側ガイド部材(40)と、
 前記搬送方向に関して下流側に配置されかつ折丁サイズが変更されたときに折丁サイズに応じて前記固定側ガイド部材(40)との間の距離が調整されることにより、前記折丁(2)の搬送方向前端(2b)の位置を規制する移動側ガイド部材(41)とを有し、
 前記固定側ガイド部材(40)は、前記ホッパ部(30)内の折丁(2)が前記グリッパ機構(32)によって前記ソード部材(33)上に落とされたときに該折丁(2)の搬送方向後端(2a)が前記羽部材(25)の直前に位置するように前記羽部材(25)と同期をとった位置に固定されている。
 請求項1に記載の折丁供給装置(21)において、
 前記駆動機構(24)は前記折丁コンベア(20)の移動速度を変えることができ、
 前記折丁コンベア(20)が実質的に最高速度で移動しているときに、前記ホッパ部(30)から前記グリッパ機構(32)によって前記ソード部材(33)上に落とされる前記折丁(2)の搬送方向後端(2a)が前記羽部材(25)の直前に位置するように、前記固定側ガイド部材(40)が配置されている。
 請求項1に記載の折丁供給装置(21)において、
 前記グリッパ機構(32)は、
 前記ホッパ部(30)の下部から前記折丁(2)を取出すための複数の吸盤(46)を有する吸盤ユニット(31)と、
 前記吸盤ユニット(31)によって取出された前記折丁(2)を保持するための爪部材(55)を有する複数のメインドラム(50)と、
 前記メインドラム(50)に保持された前記折丁(2)を受取りかつ該折丁(2)を開いて落下させるオープニングドラム(51)(52)とを有し、
 前記吸盤(46)と前記爪部材(55)が、それぞれ、折丁(2)のサイズにかかわらず折丁(2)の天地方向の中央を境に両側をほぼ均等に保持できるように、前記固定側ガイド部材(40)を基準として配置されている。
 請求項3に記載の折丁供給装置(21)において、
 前記吸盤ユニット(31)は、
 小さいサイズの折丁を吸着する複数の吸盤(46)と、
 これらの吸盤(46)に加えて大きいサイズの折丁を吸着するための吸盤(46)とを有し、
 これらの吸盤(46)が前記メインドラム(50)の軸線(X)方向に配置されている。
 請求項1に記載の折丁供給装置(21)において、
 前記グリッパ機構(32)は、
 前記ホッパ部(30)の下部から前記折丁(2)を取出すための複数の吸盤(46)を有する吸盤ユニット(31)と、
 前記吸盤ユニット(31)によって取出された前記折丁(2)を保持するための爪部材(55)を有する複数のメインドラム(50)(50a)(50b)と、
 前記メインドラム(50)(50a)(50b)に保持された前記折丁(2)を受取りかつ該折丁(2)を開いて落下させるオープニングドラム(51)(52)とを有し、
 前記吸盤(46)と前記爪部材(55)が、それぞれ前記固定側ガイド部材(40)を基準として前記メインドラム(50)(50a)(50b)の軸線(X)方向に移動可能に設けられている。
 請求項1に記載された折丁供給装置(21)と、
 前記折丁供給装置(21)の前記搬送方向の下流側に配置されて折丁(2)の針金綴じを行なうステッチャー(12)と、
 前記ステッチャー(12)によって針金綴じがなされた前記折丁(2)を前記折丁コンベア(20)から上方に突上げる昇降部材(60)を備えた突上げ機構(13)と、
 前記昇降部材(60)によって突上げられた折丁(2)をその折部を前側にして水平方向に搬送するコンベア(70)を備えたトリマーインフィード(14)と、
 前記トリマーインフィード(14)の搬送下流側に配置され前記折丁(2)の断裁代を切断するトリマー機構(15)(15´)とを具備した中綴じ機(1)であって、
 前記突上げ機構(13)は、前記折丁コンベア(20)の前記羽部材(25)が該突上げ機構(13)に対し所定位置にきたときに前記昇降部材(60)を上昇させ、
 前記トリマーインフィード(14)は、
 前記折丁(2)の前記後端(2a)の位置を規制する固定側のトリマーインフィードガイド(71)と、
 前記固定側のトリマーインフィードガイド(71)に対して移動可能に設けられ、前記折丁(2)の前記前端(2b)の位置を規制する移動側のトリマーインフィードガイド(72)とを具備し、
 前記トリマー機構(15)(15´)は、
 前記折丁(2)の前記後端(2a)の位置を規制する固定側のトリマーガイド(71a)(91)と、
 該固定側のトリマーガイド(71a)(91)に対して移動可能に設けられ、前記折丁(2)の前記前端(2b)の位置を規制する移動側のトリマーガイド(72a)(92)とを具備し、
 折丁サイズに応じて、前記移動側のトリマーインフィードガイド(72)と前記移動側のトリマーガイド(72a)(92)の位置が調整される。
 請求項6に記載の中綴じ機(1)において、
 前記トリマー機構(15)が一対の天地断裁刃(80)(81)を有し、
 これら天地断裁刃(80)(81)のうち、前記折丁(2)の前記後端(2a)に対応する一方の天地断裁刃(80)は、折丁サイズにかかわらず位置が固定であり、
 前記折丁(2)の前記前端(2b)に対応する前記他方の天地断裁刃(81)は、折丁サイズに応じて前記一方の天地断裁刃(80)からの距離を調整可能である。
 請求項6に記載の中綴じ機(1)において、
 前記トリマー機構(15´)が一対の天地断裁刃(80´)(81´)と一対のトリマーガイド(91)(92)を有し、
 これら天地断裁刃(80´)(81´)とトリマーガイド(91)(92)は、それぞれ、折丁サイズに応じて折丁(2)の天地方向の中央を境に互いに左右対称位置に移動可能であり、かつ、
 この中綴じ機(1)は、前記トリマー機構(15´)を前記断裁刃(80´)(81´)の移動方向に移動させることが可能なレール機構(90)を備え、
 前記トリマー機構(15´)の前記天地断裁刃(80´)(81´)と前記トリマーガイド(91)(92)の位置が、前記固定側のトリマーインフィードガイド(71)の位置と対応するように、前記レール機構(90)によって、トリマー機構(15´)の位置を調整可能である。
Description:
折丁供給装置と、折丁供給装置 備えた中綴じ機

 本発明は、折丁(signature)を製本(book binding )する際に使用される折丁供給装置と、折丁 給装置を備えた中綴じ機(saddle stitcher)に関 る。

 中綴じ機に使われている従来の折丁供給 置の一例が、日本の特許文献(特開2000-218957 公報)に開示されている。この従来の折丁供 給装置は、ホッパ部と、吸盤機構と、グリッ パ機構と、ソード部材(sword member)などを備え ている。前記ホッパ部において、複数の折丁 が厚み方向に重ねて集積される。前記吸盤機 構では、前記ホッパ部の下部の開口から折丁 が1つずつ取出される。前記グリッパ機構は ドラムと、折丁の端部を保持する爪部材な を備えている。前記ドラムは、前記吸盤機 によって取出された折丁を左右に開き、か 、この折丁を下方に落下させる。ソード部 は、前記グリッパ機構から落とされた折丁 受取る。

 前記ソード部材の下方に、ギャザリング ェーン(gathering chain)と呼ばれる折丁コンベ (signature conveyer)が設けられている。ギャザ ングチェーンは、一定方向に一定速度で連 的に移動している。このギャザリングチェ ンに、複数の羽部材(transport fright)が等間隔 で突設されている。前記グリッパ機構によっ てソード部材上に落とされた折丁は、前記羽 部材によってソード部材上からギャザリング チェーン上に押出される。そしてこの折丁は ギャザリングチェーンによって搬送下流側に 搬送される。

 複数の折丁がギャザリングチェーン上に 定の順序で積層されたのち、これらの折丁 針金綴じ(stitch)を行なうためにステッチャ (stitcher)に送られる。ステッチャーにおいて 金綴じがなされたのち、ギャザリングチェ ン上の折丁が、突上げ機構を備えたタッカ 部(tukker)によって突上げられる。この折丁 、トリマーインフィード(trimmer infeed)を経て 、断裁刃(knife)を有するトリマー機構に搬入 れる。トリマー機構において、折丁の天地 の断裁代(head and foot cut off)と小口側の断 代(front cut off)がそれぞれ断裁される。

 折丁の大きさは、例えばB5サイズ、A4サイ ズ、B4サイズなど様々である。このため前記 ッパ部は、様々な大きさの折丁を収容でき ように、移動可能なガイド部材を備えてい 。例えば折丁の天地方向の位置を規制する 対のガイド部材と、折丁の小口側の位置を 制するガイド部材とを有している。これら ガイド部材は、折丁のサイズが変わったと に、折丁のサイズに合わせて位置が調整さ る。

 例えば前記特許文献に開示されている折 供給装置では、ホッパ部の中央(折丁の天地 方向の中央)を基準として、吸盤機構とグリ パ機構が配置されている。すなわち吸盤機 の吸盤やグリッパ機構の爪部材が、それぞ 、ホッパ部の中央を境に、左右対称位置に 置されていた。このためホッパ部の一対の イド部材は、ホッパ部の中央を境に、左右 称位置となるように互いに同期して逆方向 移動するように構成されていた。

 また前記トリマー機構の断裁刃も、様々 大きさの折丁に対応できるように、移動可 に設けられている。例えば一対の天地断裁 (head knife and foot knife)は、折丁の天地方向 (direction of head and foot)の中央を境に、左右 称位置となるように、互いに逆方向に移動 るように構成されていた。トリマー機構に 丁を案内するための一対のトリマーインフ ードガイドも、折丁の天地方向の中央を境 、互いに左右対称位置に移動するように構 されていた。

 前記従来の折丁供給装置では、折丁のサ ズが変ったときに、折丁のサイズに応じて ホッパ部の天地方向の一対のガイド部材を れぞれ調整する必要があった。しかも折丁 サイズに応じて、グリッパ機構のドラムの イミング調整を行なう必要がある。このた 折丁供給装置の数が多いと、調整のために 時間を必要としている。また従来の中綴じ では、折丁のサイズが変ったときに、前記 上げ機構の作動タイミングに応じて、ギャ リングチェーンの羽部材の位置調整が行な れている。しかもトリマー機構の天地裁断 の中央が折丁の中央と一致するように、ト マー機構の調整が行なわれている。このた 従来の中綴じ機は、折丁のサイズが変った きに、各部の調整に手間がかかるという問 があった。

 従来の中綴じ機において、折丁のサイズ 変更になったときに、折丁供給装置の搬送 流側において、丁合いずれ(book block out of alignment)が生じることがあった。特に近年で 丁合い精度(collect position)をさらに高めるこ とが望まれているため、丁合いずれを防止す ることは中綴じ製本の品質を高める上で重要 である。このような背景のもとで本発明者等 は、丁合いずれの原因について鋭意検討した 結果、丁合いずれの原因の1つが折丁供給装 の構造にあることを突き止めた。

 従来の折丁供給装置は、前記したように 折丁のサイズに応じてホッパ部の一対のガ ド部材がホッパ部の中央を境に対称位置と るように調節されている。これに対しソー 部材の位置は一定である。従来のホッパ部 備えた折丁供給装置では、B4サイズのよう 大きな折丁をホッパ部からグリッパ機構を てソード部材上に落とす場合と、B5サイズの ように小さな折丁を落とす場合とでは、ソー ド部材に乗る折丁の搬送方向後端の位置が異 なってしまう。

 例えば、折丁のサイズにかかわらず、全 の折丁が同じタイミングでホッパ部からソ ド部材の上に落とされるとする。その場合 大きな折丁の搬送方向後端の位置が羽部材 直前に落ちるように、羽部材とグリッパ機 との同期をとったとする。そうすると、小 な折丁をソード部材上に落としたときに、 ード部材上の折丁の搬送方向後端と羽部材 の間に大きな隙間が生じてしまう。

 このような大きな隙間が生じると、この 丁の搬送方向後端が羽部材によって押し出 れるまでに、ある程度の時間がかかってし う。このため、搬送上流側からギャザリン チェーンに乗って流れてくる別の折丁の上 に、ソード部材上の折丁が接触し、この折 が早めに動いてしまう。その結果、上側の 丁と下側の折丁との間に位置ずれが生じ、 のことが丁合いずれの原因となる。

 このような原因による丁合いずれを防止 る対策が望まれている。例えば、折丁のサ ズに応じて、前記グリッパ機構の作動タイ ングを調整することにより、折丁のサイズ かかわらず、折丁の搬送方向後端がギャザ ングチェーンの羽部材の直前に落ちるよう することができる。しかし折丁のサイズに じてグリッパ機構の作動タイミングを調整 る作業には熟練を必要とするだけでなく、 業時間も長くかかるなどの問題がある。

 一方、前記タッカー部における突上げ機 の作動タイミングは、ギャザリングチェー の羽部材がタッカー部に対して所定の位置 きたときに前記昇降部材が作動するように 羽部材との同期がとられている。例えば折 の搬送方向後端が一方のトリマーインフィ ドガイドと対応する位置にきたときに、昇 部材が上昇するように、作動タイミングが 整される。この構造において、A4サイズの うに比較的大きい折丁に対し、トリマーイ フィードガイド間の距離を左右対称に広げ とする。その場合に、小さい折丁と同じ作 タイミングで昇降部材を上昇させると、折 が他方のトリマーインフィードガイドと干 してしまうため、折丁の突上げ動作に支障 出る。このため折丁のサイズが変わるたび 、昇降部材の作動タイミングに応じて羽部 の位置を調整する必要がある。この調整作 も熟練が必要であり、作業時間も長くかか などの問題がある。

 本発明は、丁合い精度を向上できるとと に、折丁のサイズが変更になったときの調 作業を簡易化できる折丁供給装置と、それ 用いた中綴じ機を提供する。

 本発明の折丁供給装置は、搬送方向に所 間隔で配置された複数の羽部材を有する折 コンベア(ギャザリングチェーン)と、前記 丁コンベアを一定の方向に移動させる駆動 構と、前記折丁コンベアの上方に配置され 複数の折丁を厚み方向に重ねた状態で収容 るホッパ部と、前記ホッパ部の下方に配置 れ前記ホッパ部から前記折丁を1つずつ取出 かつ該折丁を開いた状態で落下させるグリ パ機構と、前記グリッパ機構と前記折丁コ ベアとの間に配置されかつ前記搬送方向に び、前記グリッパ機構から落とされた前記 丁を受取って支持するソード部材とを具備 た折丁供給装置であって、前記ホッパ部は 前記搬送方向に関して上流側に配置されか 折丁サイズにかかわらず位置が固定されて て前記折丁の搬送方向後端の位置を規制す 固定側ガイド部材と、前記搬送方向に関し 下流側に配置されかつ折丁サイズが変更さ たときに折丁サイズに応じて前記固定側ガ ド部材との間の距離が調整されることによ 、前記折丁の搬送方向前端の位置を規制す 移動側ガイド部材とを有し、かつ、前記固 側ガイド部材は、前記ホッパ部内の折丁が 記グリッパ機構によって前記ソード部材上 落とされたときに該折丁の搬送方向後端が 記羽部材の直前に位置するように前記羽部 と同期をとった位置に固定されている。

 本発明の中綴じ機は、前記折丁供給装置 、該折丁供給装置の前記搬送方向の下流側 配置されて折丁の針金綴じを行なうステッ ャーと、該ステッチャーによって針金綴じ なされた前記折丁を前記折丁コンベアから 方に突上げる昇降部材を備えた突上げ機構( タッカー部)と、前記昇降部材によって突上 られた折丁をその折部を前側にして水平方 に搬送するコンベアを備えたトリマーイン ィードと、該トリマーインフィードの搬送 流側に配置され前記折丁の断裁代を切断す トリマー機構とを具備した中綴じ機であっ 、前記突上げ機構は、前記折丁コンベアの 記羽部材が該突上げ機構に対し所定位置に たときに前記昇降部材を上昇させるように 成され、前記トリマーインフィードは、前 折丁の前記後端の位置を規制する固定側の リマーインフィードガイドと、該固定側の リマーインフィードガイドに対して移動可 に設けられ前記折丁の前記前端の位置を規 する移動側のトリマーインフィードガイド を具備し、前記トリマー機構は、前記折丁 前記後端の位置を規制する固定側のトリマ ガイドと、該固定側のトリマーガイドに対 て移動可能に設けられ前記折丁の前記前端 位置を規制する移動側のトリマーガイドと 具備し、折丁サイズに応じて、前記移動側 トリマーインフィードガイドおよび前記移 側のトリマーガイドの位置を調整するもの ある。

 本発明の折丁供給装置によれば、丁合い 度を向上できるとともに、折丁のサイズが 更になったときのホッパ部のガイド部材の 整作業を簡易化することができ、しかもグ ッパ機構のドラムのタイミング調整が不要 なる。このため折丁供給装置の数が多くて 調整作業に要する時間を短縮化できる。ま 本発明の中綴じ機によれば、丁合い精度が 上するとともに、タッカー部の調整やトリ ーインフィードガイド等の調整作業を簡易 することができる。

図1は、本発明の第1の実施形態に係る 綴じ機の全体構成を折丁と共に模式的に示 図である。 図2は、図1に示された中綴じ機の折丁 給装置を模式的に示す斜視図である。 図3は、図2に示された折丁供給装置を 2中の矢印F3方向から見た断面図である。 図4は、図2に示された折丁供給装置の 盤ユニットと爪ユニットを下方から見て模 的に表わした図である。 図5は、図1に示された中綴じ機の突上 機構を模式的に表わした斜視図である。 図6は、図5に示された突上げ機構を図5 の矢印F6方向から見た断面図である。 図7は、図1に示された中綴じ機のトリ ー機構を模式的に表わした平面図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る 綴じ機のトリマー機構とギャザリングチェ ンを模式的に示す図である。 図9は、本発明の第3の実施形態に係る 丁供給装置の吸盤ユニットと爪ユニットを 方から見て模式的に表わした図である。 図10は、本発明の第4の実施形態に係る 折丁供給装置の吸盤ユニットと爪ユニットを 下方から見て模式的に表わした図である。 図11は、図10に示された吸盤ユニット 爪ユニットを移動させた状態を模式的に表 した図である。

 以下に本発明の第1の実施形態に係る折丁供 給装置を備えた中綴じ機について、図1から 7を参照して説明する。 
 図1は、中綴じ機1の全体構成と、この中綴 機1によって製本される折丁2とを模式的に示 している。この中綴じ機1は、折丁2の搬送上 側から搬送下流側に向かって、丁合い部(gat hering section)10と、搬送部11と、ステッチャー( stitcher)12と、突上げ機構13と、トリマーイン ィード14と、トリマー機構15と、スタッカ16 どが配置されている。製本された中綴じ本17 はスタッカ16によって集積される。

 丁合い部10は、水平方向に延びるギャザ ングチェーン(折丁コンベア)20と、複数の折 供給装置(フィーダー)21とを含んでいる。こ れら折丁供給装置21は、ギャザリングチェー 20の移動方向に沿って配置されている。折 供給装置21は、折丁2をギャザリングチェー 20の上に供給する機能を有している。

 ギャザリングチェーン20は、駆動機構24に よって、折丁2の搬送方向(図1と図2に矢印Aで す方向)に一定速度で連続的に移動する。駆 動機構24は、ギャザリングチェーン20の移動 度を変えることができる。つまりギャザリ グチェーン20は、必要に応じて、最高速度で の移動と、最低速度での移動と、中間速度を 選択することが可能である。ギャザリングチ ェーン20が矢印A方向に移動すると、右側(搬 上流側)の折丁供給装置21から順に折丁2が積 されてゆく。各々の折丁供給装置21は互い 実質的に共通の構成であるため、1つの折丁 給装置21を代表して図2から図4を参照して説 明する。

 図2に示すように、ギャザリングチェーン 20に複数の羽部材25が所定間隔(等ピッチ)で設 けられている。羽部材25は上方に突出してい 。ギャザリングチェーン20上の折丁2の右端( 搬送方向Aに関して搬送方向後端2a)が羽部材25 に当接することにより、折丁2が搬送方向Aに 動する。

 図3に示すように折丁供給装置21は、ホッ 部30と、グリッパ機構32と、ソード部材33を えている。ホッパ部30には、複数の折丁2が み方向に重ねた状態で集積される。グリッ 機構32は、ホッパ部30の下部から折丁2を1つ つ取出すための吸盤ユニット31を含んでい 。ソード部材33は、グリッパ機構32の下方に 置されている。

 ホッパ部30は、一対のガイド部材40,41(図2 示す)と、小口側ガイド部材42と、底壁43を えている。小口側ガイド部材42は、折丁2の 口側の位置を規制する。ガイド部材40,41は、 折丁2の天地方向の位置を規制する。一方の イド部材40は、ホッパ部30のフレーム44に固 されている。この固定側ガイド部材40は、ギ ャザリングチェーン20の搬送方向Aに関して上 流側に位置している。折丁2の右端(搬送方向 端2a)の位置がこの固定側ガイド部材40によ て規制される。

 他方のガイド部材41は、固定側ガイド部 40に対して前記搬送方向Aの下流側に配置さ ている。このガイド部材41は、図2に矢印Bで す方向に移動させることが可能である。こ 移動側ガイド部材41は、図示しないスライ 機構と固定機構とによって、固定側ガイド 材40との間の距離を変えることができる。折 丁2のサイズに応じて、移動側ガイド部材41の 位置を調整することにより、折丁2の左端(搬 方向前端2b)の位置が規制される。

 小口側ガイド部材42は、折丁2のサイズに じて、図3に矢印Cで示す方向に移動させる とができる。ホッパ部30の底壁43に、折丁2を 取出すための開口45が形成されている。この 口45に臨んで吸盤ユニット31が設けられてい る。

 吸盤ユニット31は、複数個の吸盤46と、こ れらの吸盤46を駆動するアクチュエータ(図示 せず)などを有している。吸盤46が所定のタイ ミングで図3中の矢印D方向に回動することに り、ホッパ部30に積層された複数の折丁2の ち最下部の折丁が1つずつ開口45から下方に 出される。

 図4に示すように、吸盤ユニット31の吸盤4 6は、ホッパ部30の幅方向(ガイド部材40,41が並 ぶ方向)に所定間隔で複数個(例えば7個)配置 れている。これらの吸盤46は、折丁2のサイ が変わっても折丁2の折部2c付近をほぼ均等 保持することができるように、固定側ガイ 部材40を基準として、折丁の天地方向に所定 ピッチで配置されている。

 例えば図4に示す吸盤ユニット31の場合、B 5サイズの折丁に対しては、右から5個目まで 吸盤46が折丁を吸着する。A4サイズの折丁も 、右から5個目までの吸盤46が折丁を吸着する 。A3サイズの折丁に対しては、さらに左端の 盤46も折丁を吸着する。このように7個の吸 46を固定側ガイド部材40を基準として配置し 、折丁のサイズが大きくなるにつれて、使用 する吸盤46の数を増やすように構成されてい 。この構成により、折丁2のサイズが変わっ ても、折丁2の天地方向の各部をほぼ均等に 持することができる。これらの吸盤46は、下 記のメインドラム50の軸線X方向に配置されて いる。

 図3に示されるようにグリッパ機構32は、 インドラム50と、一対のオープニングドラ 51,52と、ストッパ53などを含んでいる。メイ ドラム50は、吸盤ユニット31の下方に配置さ れている。オープニングドラム51,52は、メイ ドラム50の下方に配置されている。メイン ラム50は、図示しないクラッチ機構を備えた ドラム駆動機構によって、図3に矢印Eで示す 向に回転する。ドラム駆動機構は、メイン ラム50とギャザリングチェーン20との動作を 同期させるために、第1のクラッチ機構と、 ンポジション形の第2のクラッチ機構とを有 ている。第2のクラッチ機構は、常に同じ位 置でクラッチが接続されるように構成されて いる。必要に応じて、第1のクラッチ機構が 続され、第2のクラッチ機構が切離される。

 メインドラム50の周方向の2箇所に、爪ユ ット56が設けられている。これら爪ユニッ 56は、それぞれ、一対の爪部材55を有してい 。図4に示すように、メインドラム50は、ド ム軸57の軸線X方向に例えば3個配置されてい る。各メインドラム50の両側に、それぞれ爪 材55が設けられている。これらの爪部材55は 、吸盤ユニット31から受け取った折丁2の折部 2cを保持することができる。

 図4に示すように、3個のメインドラム50の それぞれに爪ユニット56が設けられている。 れらの爪ユニット56は、折丁2のサイズが変 っても折丁2の天地方向の各部をほぼ均等に 保持することができるように、固定側ガイド 部材40を基準として配置されている。

 例えば図4に示す爪ユニット56の場合、B5 イズの折丁に対しては、右から1個目と2個目 のメインドラム50に設けられた爪部材55が、 丁の天地方向の中央を境に、その両側をほ 左右対称の位置で保持する。A4サイズの折丁 も、右から1個目と2個目のメインドラム50に けられた爪部材55が、折丁の天地方向の中央 を境に、その両側をほぼ左右対称の位置で保 持する。

 この実施形態の場合、右から1番目と2番 のメインドラム50間の距離L1は、右から2番目 と3番目のメインドラム50間の距離L2よりも大 い。B5サイズの折丁とA4サイズの折丁は、い ずれも固定側ガイド部材40を基準としてホッ 部30から供給される。このため各メインド ム50の爪ユニット56は、折丁の大きさにかか らず、折丁の天地方向中央を境に、ほぼ左 対称位置で保持することができる。

 A3サイズの折丁に対しては、全てのメイ ドラム50の爪ユニット56が折丁を保持する。 なわち大きな折丁に対しては、天地方向の 央に位置するメインドラム50の爪ユニット56 と、左右対称位置にある2つのメインドラム50 の爪ユニット56がそれぞれ折丁を保持する。 のため、これらの爪ユニット56によって、 丁をその天地方向中央を境に、ほぼ左右対 位置で保持することができる。

 前記メインドラム50の近傍にストッパ53が 設けられている。このストッパ53は、メイン ラム50上の折丁2を停止させる機能を有して る。オープニングドラム51,52は、それぞれ 印F,Gで示す方向に回転する。メインドラム50 上の折丁2が、オープニングドラム51,52によっ て、逆V形に開かれる。この折丁2はソード部 33に向けて落とされる。

 図3に示すように、ソード部材33は断面が V形をなしている。ソード部材33は、オープ ングドラム51,52とギャザリングチェーン20と の間に配置されている。ソード部材33は、ギ ザリングチェーン20の搬送方向に沿って水 方向に延びている。オープニングドラム51,52 から落とされる折丁2は、開いた状態で、ソ ド部材33によって受取られる。ソード部材33 下方では、ギャザリングチェーン20が搬送 向(図2に矢印Aで示す方向)に連続的に移動し いる。

 ホッパ部30の固定側ガイド部材40は、羽部 材25と同期をとった位置に固定されている。 なわちこのガイド部材40は、グリッパ機構32 によって折丁2がソード部材33上に落とされた ときに、折丁2の後端2aが羽部材25の直前に位 するように、羽部材25と同期がとられてい 。こうすることにより、ソード部材33上に落 とされた折丁が、ギャザリングチェーン20に って上流側から送られてくる別の折丁に接 して早めに動いてしまうことを防止できる よって、丁合いずれの発生を防止できる。

 駆動機構24は、ギャザリングチェーン20の 移動速度を変えることが可能である。折丁2 グリッパ機構32からソード部材33上に落ちる での時間は、ギャザリングチェーン20の移 速度とは関係なくほぼ一定である。このた ギャザリングチェーン20の移動速度が速い場 合には、ギャザリングチェーン20の移動速度 遅い場合と比較して、折丁2の搬送方向後端 2aから羽部材25までの距離が小さくなる。つ り、ギャザリングチェーン20の移動速度が遅 い場合には、折丁2の搬送方向後端2aから後側 の羽部材25までの距離が大きくなる。この距 は、ギャザリングチェーン20の移動速度に おむね反比例する。ギャザリングチェーン20 が最高速度(第1の速度)で移動しているときに 、折丁2の搬送方向後端2aから後側の羽部材25 での距離が最小となる。

 一方、折丁2の搬送方向前端2bから前側の 部材25までの距離は、ギャザリングチェー 20の移動速度が遅くなるほど、小さくなる。 ギャザリングチェーン20の移動速度が、ある 度(第2の速度)以下になると、折丁2の搬送方 向前端2bが前側の羽部材25の上に落ちてしま 。この現象も丁合いずれの原因となる。

 上記のことを鑑み、この実施形態では、 ャザリングチェーン20が最高速度(第1の速度 )で運転されているときに、折丁2の搬送方向 端2aが後側の羽部材25の直前に落ちるように 、固定側ガイド部材40が配置されている。ギ ザリングチェーン20の移動速度が第2の速度 越えるように駆動機構24が制御される。こ することにより、グリッパ機構32によってホ ッパ部30からソード部材33上に落とされた折 2の搬送方向後端2aが、羽部材25の直前に位置 することができる。

 丁合い部10には、以上説明した折丁供給 置21が、ギャザリングチェーン20の移動方向 複数並んでいる。これらの折丁供給装置21 よって、ギャザリングチェーン20上に所定数 の折丁2が所定の順序で積層される。そして れらの折丁2は、搬送部11を経てステッチャ 12に搬送される。ステッチャー12において、 丁2の折部2cが針金綴じされ、タッカー部の 上げ機構13に搬入される。

 図5および図6に示されるように、突上げ 構13は、昇降部材60を有している。昇降部材6 0は、ギャザリングチェーン20上の折丁2を突 げる機能を有している。突上げ機構13によっ て突上げられた折丁2は、コンベア70によって トリマーインフィード14へと搬送される。

 昇降部材60は、ギャザリングチェーン20の 内側に退避した位置と、ギャザリングチェー ン20の上方に突き出る位置とに移動すること できる。図6に示すように昇降部材60は、ギ ザリングチェーン20の上端のスリット63から 上方に突き出ることができる。この昇降部材 60は、ギャザリングチェーン20上の折丁2の右 (搬送方向後端2a)が、トリマーインフィード ガイド71と対応する位置まで移動してきたと に上昇するように、羽部材25との同期がと れている。昇降部材60が上昇すると、ギャザ リングチェーン20上の折丁2がコンベア70に向 て移動する。

 図6に示すように、突上げ機構13の上方に ンベア70が設けられている。コンベア70は、 上下方向に延びる部分70aと、水平方向に延び る部分70bとを有している。突上げ機構13によ て矢印I方向に突上げられた折丁2は、垂直 姿勢から水平な姿勢となる。さらにこの折 2は、折部2cが前側となって矢印Jで示す方向 移動したのち、トリマーインフィード14を て、トリマー機構15(図7に示す)に搬送される 。トリマーインフィード14を通る折丁2は、矢 印Kで示す方向に移動する。

 トリマーインフィード14に、一対のトリ ーインフィードガイド71,72が設けられている 。一方のトリマーインフィードガイド71によ て、折丁2の右端(前記搬送方向Aに関して後 2a)の位置が規制される。他方のトリマーイ フィードガイド72は、折丁2の左端(前記搬送 方向Aに関して前端2b)の位置を規制する。

 移動側のトリマーインフィードガイド72 、図7に矢印Kで示す折丁の搬送方向下流側に 向かうほど、固定側のトリマーインフィード ガイド71との間の距離が狭まるように配置さ ている。しかもこのトリマーインフィード イド72は、図7に矢印Mで示す方向に移動させ ることができる。すなわち移動側のトリマー インフィードガイド72は、固定側のトリマー ンフィードガイド71に対して折丁2の天地方 に移動可能に設けられている。移動側のト マーインフィードガイド72を折丁2のサイズ 応じて移動させることにより、トリマーイ フィードガイド71,72間の距離を変化させる とができる。なお、固定側のトリマーイン ィードガイド71は、搬送方向Kに対して平行 延びるように配置されていてもよい。ある は固定側のトリマーインフィードガイド71は 、搬送方向Kに対して、上流側よりも下流側 方が左に傾くように配置されていてもよい

 トリマー機構15は、一対のトリマーガイ 71a,72aと、一対の天地断裁刃80,81とを備えて る。一方のトリマーガイド71aによって、折 2の右端(前記搬送方向Aに関して後端2a)の位 が規制される。一方のトリマーガイド71aは 固定側のトリマーインフィードガイド71と対 応した位置に固定されている。他方のトリマ ーガイド72aによって、折丁2の左端(前記搬送 向Aに関して前端2b)の位置が規制される。他 方のトリマーガイド72aは、図7に矢印M´で示 方向に移動させることができる。

 図7において右側に位置する天地断裁刃80 、固定側のトリマーガイド71aと対応した位 に固定されている。天地断裁刃80とトリマ ガイド71aとの間の距離W1は、折丁2の右側の 裁代に応じて設定されている。図7において 側に位置する天地断裁刃81は、折丁2のサイ および左側の断裁代に応じて、矢印Nで示す 方向に移動させることができる。図示されて いないが、折丁2の小口側の断裁代を断裁す ための小口断裁刃も配置されている。

 以下に、折丁サイズが変更になったとき 調整のための段取り作業(make ready)について 説明する。

 折丁サイズが変更になったとき、まずト マー機構15のトリマー調整が行なわれる。 リマー調整では、移動側のトリマーガイド72 aの位置と、移動側の天地断裁刃81の位置が、 折丁サイズと断裁代に応じて調整される。固 定側の天地断裁刃80と固定側のトリマーガイ 71aの位置は、折丁サイズにかかわらず一定 ある。このため固定側の天地断裁刃80とト マーガイド71aの位置調整は不要である。

 次に、トリマーインフィード14のトリマ インフィード調整が行なわれる。トリマー ンフィード調整では、移動側のトリマーイ フィードガイド72が、折丁サイズに応じて調 整される。固定側のトリマーインフィードガ イド71の位置は、折丁サイズにかかわらず一 である。このため固定側のトリマーインフ ードガイド71の位置調整は不要である。

 突上げ機構13の昇降部材60の突上げタイミ ングは、羽部材25の位置と固定側のトリマー ンフィードガイド71との位置に応じて同期 とられている。このため、折丁サイズが変 っても、突上げタイミングの調整は不要で る。

 次に、折丁サイズに応じてステッチャー12 調整を行なうことにより、折丁2のサイズに じた所定位置にて針金綴じがなされるよう する。 
 次に、折丁サイズに応じてホッパ部30の移 側ガイド部材41の位置が調整される。固定側 ガイド部材40の位置は、折丁サイズにかかわ ず一定である。このため固定側ガイド部材4 0の位置調整は不要である。ホッパ部30の小口 側ガイド部材42の位置は、折丁サイズに応じ 調整される。

 従来の折丁供給装置では、丁合いずれを 止するために、折丁サイズに応じてグリッ 機構32の各ドラム50,51,52のタイミング調整が 不可欠であった。しかし本実施形態では、折 丁サイズにかかわらず、ホッパ部30に集積さ る折丁の右端(搬送方向後端2a)の位置が、固 定側ガイド部材40によって一定の位置に固定 れている。このため、折丁サイズが変わっ も、グリッパ機構32からソード部材33上に落 とされる折丁の右端(搬送方向後端2a)が、羽 材25の直前の接近した位置にくる。このため 、丁合いずれを防ぐためのドラムのタイミン グ調整が不要となり、段取り作業が大幅に軽 減された。

 図8は、本発明の第2の実施形態に係るト マー機構15´を示している。このトリマー機 15´は、折丁サイズに応じて、一対の天地断 裁刃80´,81´を、それぞれ、矢印P1,P2で示す方 に移動させることができる。また一対のト マーガイド91,92も、それぞれ、天地断裁刃80 ´,81´に応じて矢印Q1,Q2で示す方向に移動させ ることができる。しかもこのトリマー機構15 は、レール機構90を備えている。

 レール機構90は、レール部材95と、可動台 96を備えている。レール部材95は、矢印Q1,Q2で 示す方向に延びている。可動台96は、レール 材95上に走行可能に載置されている。レー 機構90によって、トリマー機構15´を矢印Rで す方向(折丁の天地方向)に移動させること できる。第1の実施形態と同様に、右側のト マーインフィードガイド71は固定である。 側のトリマーインフィードガイド72は、矢印 Mで示す方向に移動させることができる。

 この第2の実施形態の場合、折丁サイズに 応じて、天地断裁刃80´,81´間の距離Sと、ト マーガイド91,92間の距離が調整される。この ため折丁サイズが変わったときに、右側の天 地断裁刃80´とトリマーガイド91の位置が、矢 印Q1方向に変化する。これに対しトリマーイ フィードガイド71は固定されているため、 リマーインフィードガイド71とトリマーガイ ド91との間に位置ずれが生じる。

 よってこの実施形態(図8)の場合には、ト マー機構15´をレール機構90によって矢印R方 向に(折丁の天地方向)に移動させる。こうす ことにより、右側のトリマーインフィード イド71とトリマーガイド91の位置を合わせる ことができる。このようなレール機構90を利 すれば、左右とも移動可能な天地断裁刃80´ ,81´を備えたトリマー機構15´(図8)と、一方の トリマーインフィードガイド72のみが移動で るトリマーインフィード14(図7)とを組合わ ることが可能となる。それ以外の構成と作 について、図8に示された実施形態は第1の実 施形態と同様であるため、第1の実施形態と 通の部位に共通の符号を付して説明を省略 る。

 図9は、本発明の第3の実施形態に係る折 供給装置の吸盤ユニット31とグリッパ機構32 示している。吸盤46の数は11個である。それ 以外の構成は第1の実施形態と同様である。

 この実施形態(図9)では、折丁サイズにか わらず折丁を天地方向にほぼ均等に保持す ことができるように、グリッパ機構32が構 されている。具体的には、固定側ガイド部 40を基準として、複数の吸盤46が所定ピッチ 配置されている。例えばB5サイズの折丁は 右から8個目までの吸盤46が折丁を吸着する A4サイズの折丁は、右から9個目までの吸盤46 が折丁を吸着する。A3サイズの折丁に対して 、さらに左端の2個の吸盤46も折丁を吸着す 。このように11個の吸盤46を固定側ガイド部 材40を基準として配置し、折丁サイズに応じ 、使用する吸盤46の数を異ならせている。 のことにより、折丁サイズにかかわらず折 の天地方向の中央を境に両側をほぼ均等に 持することができる。

 図10と図11は、本発明の第4の実施形態に る折丁供給装置の吸盤ユニット31とグリッパ 機構32を示している。吸盤46の数は6個である グリッパ機構32のメインドラム50,50a,50bは、 ラム軸57の軸線X方向に複数個(例えば3個)配 されている。各メインドラム50,50a,50bに、そ れぞれ爪ユニット56が設けられている。

 右から2番目のメインドラム50aと、3番目 メインドラム50bは、ドラム軸57の軸線X方向 移動させることができる。これらのドラム50 a,50bは、ホッパ部30の固定側ガイド部材40を基 準として、移動側ガイド部材41の位置に対応 て、軸線X方向に移動する。しかも図10と図1 1に示すグリッパ機構32は、移動側ガイド部材 41を軸線X方向に移動させたときに、2番目の インドラム50aが移動する量よりも、3番目の インドラム50bが移動する量の方が大きくな ように構成されている。右から3番目と4番 の吸盤46は、2番目のメインドラム50aと一緒 ドラム軸57の軸線X方向に移動する。右から5 目と6番目の吸盤46は、3番目のメインドラム 50bと一緒にドラム軸57の軸線X方向に移動する 。

 例えばB4サイズのように大きな折丁を扱 場合には、図10に示すように、各メインドラ ム50,50a,50b間の距離を広げる。こうすること より、全ての吸盤46を使用して折丁を吸着し 、各メインドラム50,50a,50bの爪ユニット56に折 丁を渡す。またA4サイズあるいはB5サイズの うに小さな折丁に対しては、図11に示すよう に、各メインドラム50,50a,50b間の距離を均等 狭める。こうすることにより、全ての吸盤46 を使用して折丁を吸着し、各メインドラム50, 50a,50bの爪ユニット56に折丁を渡す。

 このように図10と図11に示すグリッパ機構 32は、折丁の大きさに応じて移動側ガイド部 41を移動させたときに、移動側ガイド部材41 に伴って、吸盤ユニット31と爪ユニット56が 動する。すなわち吸盤ユニット31と爪ユニッ ト56が、固定側ガイド部材40を基準として、 丁サイズに応じた位置に移動する。このた 、固定側ガイド部材40を基準としてホッパ部 30に置かれた折丁を、折丁サイズにかかわら 均等に保持することができる。よって、折 を安定した姿勢でソード部材33上に落とす とができる。

 本発明は前記実施形態に限定されるもの はなく、本発明を実施するに当たって、例 ば折丁コンベアやホッパ部、グリッパ機構 ソード部材などの発明の構成要素を適宜に 形して実施できることは言うまでもない。