Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
SECTOR BLADE DRIVING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116334
Kind Code:
A1
Abstract:
A sector blade driving apparatus (1) is provided with a board (10) having an opening (11); a sector blade (20), which is supported to be linearly movable so as to adjust an opening amount of an opening (11) and provided with engaging holes (23a, 23b); a driving member (30) which rotates within a prescribed range so as to drive the sector blade (20); an arm (32) which is arranged on the driving member (30) and transmits a driving force of the driving member (30) to the sector blade (20); and driving pins (33a, 33b) which are arranged on the arm (32) and engage with the engaging holes (23a, 23b), respectively.

Inventors:
NUMNUAL PHICHET (TH)
NAKANO TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052473
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
February 16, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SEIKO PRECISION KK (JP)
NUMNUAL PHICHET (TH)
NAKANO TAKASHI (JP)
International Classes:
G03B9/02
Foreign References:
JP2006178366A2006-07-06
JP2002162665A2002-06-07
JP2003185989A2003-07-03
JP2005164842A2005-06-23
JP2006098515A2006-04-13
Attorney, Agent or Firm:
KATAYAMA, SHUHEI (JP)
Shuhei Katayama (JP)
Download PDF:
Claims:
 開口を有した基板と、
 直進移動可能に支持され前記開口の開口量を調節すると共に、第1及び第2係合孔を有した羽根と、
 所定の範囲を回動して前記羽根を駆動する駆動部材と、
 前記駆動部材に設けられ、該駆動部材の駆動力を前記羽根に伝えるアームと、を備え、
 前記アームには、前記第1及び第2係合孔とそれぞれ係合する第1及び第2駆動ピンが設けられている、ことを特徴とする羽根駆動装置。
 前記第1及び第2駆動ピンは、前記アームの回動中心を中心とする周方向に並んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載の羽根駆動装置。
 前記第1及び第2係合孔は、互いに沿うように設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の羽根駆動装置。
 前記第1係合孔は、前記第1駆動ピンの動力が前記羽根へ伝達される駆動区間と、前記第1駆動ピンの動力を逃がす非駆動区間とを含み、
 前記第2係合孔は、前記第2駆動ピンの動力が前記羽根へ伝達される駆動区間と、前記第2駆動ピンの動力を逃がす非駆動区間とを含み、
 前記第1及び第2駆動ピンは、一方が前記駆動区間に位置する場合は、他方が前記非駆動区間に位置する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の羽根駆動装置。
 前記駆動部材及び羽根は、前記基板を挟むように位置し、
 前記基板は、前記1及び第2駆動ピンを逃がす単一の逃げ孔を有している、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の羽根駆動装置。
Description:
羽根駆動装置

 本発明は、羽根駆動装置に関する。

 従来から、カメラなどに採用される羽根 動装置が知られている。特許文献1には、ロ ータ軸に取り付けられた第1アームと、地板 ら突出した支軸に揺動可能に取り付けられ つ第1アームに設けられた第1作動ピンと係合 する第1長穴が設けられた第2アームと、第2ア ームに設けられた第2作動ピンと係合する第2 穴が設けられた羽根(セクタ)とを有するセ タ駆動装置が開示されている。第1及び第2ア ームを設けることにより、羽根の移動量を大 きくすることができるものである。

特開2006-84895号公報

 特許文献1に開示されている装置によれば 、2つのアームを設ける必要があるため、部 点数が増大し、装置が複雑化する。

 また、単にアームの回動中心から駆動ピ までの距離を長くすることによっても、駆 ピンの移動量を確保でき、これにより羽根 移動量を確保することも可能である。しか ながら、アームの回動中心から駆動ピンま の距離を長くすると、アームの長さが長く るので、羽根駆動装置内にアームの回動を 容する大きいスペースを確保する必要があ 。このようなスペースを確保すると、羽根 動装置が大型化する。

 そこで本発明は、簡易な構造であって小 化を維持しつつ羽根の移動量を確保できる 根駆動装置を提供することを課題とする。

 上記目的は、開口を有した基板と、直進 動可能に支持され前記開口の開口量を調節 ると共に、第1及び第2係合孔を有した羽根 、所定の範囲を回動して前記羽根を駆動す 駆動部材と、前記駆動部材に設けられ、該 動部材の駆動力を前記羽根に伝えるアーム を備え、前記アームには、前記第1及び第2係 合孔とそれぞれ係合する第1及び第2駆動ピン 設けられている羽根駆動装置によって達成 きる。

 この構成により、アームには、第1及び第 2駆動ピンが設けられているので、アームの さを短くした場合であっても、アームの回 範囲を変更することなく、羽根の移動量を 保することができる。従って、簡易な構造 あって小型化を維持しつつ羽根の移動量を 保することができる。

 上記構成において、
 前記第1及び第2駆動ピンは、前記アームの 動中心を中心とする周方向に並んでいる、 成を採用できる。これにより、アームの回 範囲を変更することなく、羽根の移動量を 保することができる。

 上記構成において、前記第1及び第2係合 は、互いに沿うように設けられている、構 を採用できる。これにより、第1及び第2駆動 ピンを最小スペースで配置できるので小型化 を維持しつつ羽根の移動量を確保することが できる。

 上記構成において、前記第1係合孔は、前 記第1駆動ピンの動力が前記羽根へ伝達され 駆動区間と、前記第1駆動ピンの動力を逃が 非駆動区間とを含み、前記第2係合孔は、前 記第2駆動ピンの動力が前記羽根へ伝達され 駆動区間と、前記第2駆動ピンの動力を逃が 非駆動区間とを含み、前記第1及び第2駆動 ンは、一方が前記駆動区間に位置する場合 、他方が前記非駆動区間に位置する、構成 採用できる。

 この構成により、アーム部には、係合孔 係合する複数の駆動ピンが設けられている で、アーム部の長さが短い場合であっても ピンの移動量を確保することができる。

 上記構成において、前記駆動部材及び羽 は、前記基板を挟むように位置し、前記基 は、前記第1及び第2駆動ピンを逃がす単一 逃げ孔を有している、構成を採用できる。 れにより、逃げ孔が一つであるため、アク ュエータの取り付け穴等の配置の自由度が えるため、基板のスペースを有効に利用す ことができ小型化を維持しつつ羽根の移動 を確保することができる。

 本発明によれば、簡易な構造であって小 化を維持しつつ羽根の移動量を確保できる 根駆動装置を提供できる。

図1は、本実施例に係る羽根駆動装置の 斜視図である。 図2は、基板を一部省略した羽根駆動装 置の斜視図である。 図3は、羽根の正面図である。 図4は、全開状態での羽根駆動装置の正 面図である。 図5は、全開及び小絞り状態間の移行途 中での羽根駆動装置の正面図である。 図6は、小絞り状態での羽根駆動装置の 正面図である。 図7は、全開状態での従来の羽根駆動装 置の正面図である。 図8は、小絞り状態での従来の羽根駆動 装置の正面図である。 図9は、全開状態での実施例2に係る羽 駆動装置の正面図である。 図10は、全開及び小絞り状態間の移行 中での実施例2に係る羽根駆動装置の正面図 である。 図11は、小絞り状態での実施例2に係る 羽根駆動装置の正面図である。

 以下、本発明に係る羽根駆動装置につい 図面を参照して説明する。

図1は、実施例1に係る羽根駆動装置1の斜視 図であり、図2は、基板10を一部省略した、実 施例1に係る羽根駆動装置1の斜視図である。 根駆動装置1は、中央部に開口11を有した基 10、開口11の開口量を調整すると共に直進移 動可能に支持された羽根20、回動可能に支持 れて羽根20を駆動する駆動部材30、駆動部材 30を駆動する電磁アクチュエータ40を含む。 根20、電磁アクチュエータ40は、基板10を挟 ように配置されている。

 電磁アクチュエータ40は、U字状に形成さ その両端部にそれぞれ磁極部を有するステ タ41、周方向に異なる2極に着磁され円筒形 を成すロータ42、ステータ41の腕部に取り付 けられたコイルボビン43、コイルボビン43に 回されたコイル44を含む。コイル44への通電 より、上述の磁極部がそれぞれ異なる極性 励磁され、ロータ42と磁極部との間に発生 る吸着力及び反発力によって、ロータ42が回 動する。

 駆動部材30は、ロータ42に固定されており 、ロータ42と共に所定の角度範囲を回動する 駆動部材30は、樹脂により形成されている また、駆動部材30は、駆動部材30の回動中心 即ち、ロータ42の回転中心から径方向外側 伸びたアーム32と、アーム32の先端部から立 した駆動ピン33a、33bとを含む。アーム32は 動部材30の駆動力を、駆動ピン33a、33bに係合 する羽根20に伝える。また、アーム32は、駆 部材30の回動中心から離れるに従って、幅が 広くなるように形成されている。

 基板10は、樹脂により形成されており、 板10には、駆動ピン33a、33bの双方を逃がすた めの単一の逃げ孔13が円弧状に形成されてい 。また、羽根20は、一般的な光反射防止用 ィルムや遮光フィルム、例えばソマブラッ フィルム(ソマール社製)により形成されてお り、羽根20には、駆動ピン33a、33bとそれぞれ 合する係合孔23a、23bが形成されている。係 孔23a、23bは、ほぼ直線状であって互いに沿 ように形成されている。図3は、羽根20の正 図である。羽根20には、開口11よりも径の小 さい絞り開口21が形成されている。

 また、基板10には、ガイドピン12a、12bが 成されており、羽根20には、ガイドピン12a、 12bとそれぞれ係合するガイド孔22a、22bが形成 されている。ガイド孔22a、22bは、直線状であ って平行に形成されている。ガイド孔22a、22b は、羽根20の移動が直進方向となるように羽 20を案内する機能を有している。尚、ガイ 孔22a、22bと、係合孔23a、23bとは、平行では い。

 また、図3に示すように、係合孔23aは、駆 動区間23ad及び非駆動区間23anから構成され、 合孔23bも同様に、駆動区間23bd及び非駆動区 間23bnから構成される。駆動区間23adに駆動ピ 33aが位置する場合には、駆動ピン33aの動力 羽根20へと伝達される。非駆動区間23anに駆 ピン33aが位置する場合には、駆動ピン33aの 力を逃がされる。同様に、駆動区間23bdに駆 動ピン33bが位置する場合には、駆動ピン33bの 動力が羽根20へと伝達される。非駆動区間23bn に駆動ピン33bが位置する場合には、駆動ピン 33bの動力が逃がされる。また、係合孔23aにお いては、図3の紙面左下から右上にかけて、 動区間23ad、非駆動区間23anの順で連続してい るのに対して、係合孔23bにおいては、図3の 面左下から右上にかけて、非駆動区間23bn、 動区間23bdの順で連続している。駆動区間23a dよりも非駆動区間23anの方が幅広に形成され おり、同様に、駆動区間23bdよりも非駆動区 間23bnの方が幅広に形成されている。詳しく 後述する。

 次に、羽根駆動装置1の動作について説明 する。図4は、全開状態での羽根駆動装置1の 面図、図5は、全開及び小絞り状態間の移行 途中での羽根駆動装置1の正面図、図6は、小 り状態での羽根駆動装置1の正面図である。 尚、図4乃至図6においては、羽根駆動装置1の 動作をわかりやすくするために、基板10を破 で示しており、電磁アクチュエータ40のロ タ42と、駆動部材30とを実線で示している。

 図4に示すように、全開状態においては、 羽根20は開口11から退避した位置に位置付け れる。また、この状態においては、駆動ピ 33bが逃げ孔13の一端に当接して駆動部材30の 計方向の回動が制限されている。また、ガ ドピン12a、12bも、それぞれガイド孔22a、22b 一端に当接して羽根20の、開口11から離れる 方向への移動が規制されている。

 尚、駆動ピン33a、33bは、駆動部材30の回 中心C(ロータ42の回動中心)を中心とする周方 向に並ぶように、アーム32に設けられている 詳細には、駆動ピン33a、33bは、駆動部材30 回動中心Cから距離Rを有した位置に形成され ている。また、駆動ピン33a、33bは、周方向に 所定の距離だけ離間している。換言すれば、 駆動ピン33a、33bは、両者を結ぶ線が、アーム 32の回動中心Cからの放射状の線と交差するよ うに、配置されている。

 図4に示した状態から、ロータ42が反時計 向に回動すると、これに伴って駆動部材30 反時計方向に回動する。駆動部材30が回動す ると、駆動ピン33a、33bは、逃げ孔13内を反時 方向に移動する。この移動の際に、駆動ピ 33aは、駆動区間23ad内において、係合孔23aの 内周面と摺接して、駆動ピン33aの動力が羽根 20へ伝達される。一方、駆動ピン33bは、非駆 区間23bn内において、係合孔23bの内周面とは 摺接せずに、駆動ピン33bの移動が逃がされる 。このように、駆動ピン33aを介して、電磁ア クチュエータ40の動力が羽根20へと伝達され 。

 このようにロータ42が反時計方向に回動 ると、羽根20は、ガイド孔22a、22bの方向に沿 って左斜め下方向へと移動する。換言すると 、駆動ピン33a、33bが、それぞれ係合孔23a、23b 内を上るように、羽根20が相対的に左斜め下 向へと移動する。これにより、図5に示した 状態へと移行する。

 図5に示した状態は、駆動ピン33aが、駆動 区間23ad、非駆動区間23anの境界付近に位置し 駆動ピン33bも同様に、駆動区間23bd、非駆動 区間23bnの境界付近に位置した状態を示して る。この状態においては、駆動ピン33a、33b 、両者共に、その一部分が、それぞれ係合 23a、23bの内周面と当接している。この状態 ら、ロータ42が更に反時計方向に回転すると 、駆動ピン33aは、駆動区間23adを脱し、非駆 区間23anへ突入する。また、駆動ピン33bは、 駆動区間23bnを脱し、駆動区間23bdへと突入 る。これにより、駆動ピン33aは、非駆動区 23anによって動力が逃がされるが、駆動ピン3 3bは、駆動区間23bdの内周面と当接して、駆動 ピン33bの動力が羽根20へと伝達される。この うに、図5に示した状態から、更にロータ42 反時計方向に回転した場合には、駆動ピン3 3bを介して、電磁アクチュエータ40の動力が 根20へと伝達される。

 図6に示した状態は、駆動ピン33aが逃げ孔 13の他端に当接して駆動部材30の反時計方向 回動が規制された状態を示している。この 、ガイドピン12a、12bも、それぞれガイド孔22 a、22bの他端に当接して、羽根20の更なる左斜 め下方向への移動が規制される。この際に、 開口11と絞り開口21とが重なる。尚、図6に示 た状態から、再びロータ42が時計方向に回 することにより、図5、図4に示した状態へと 移行する。

 以上のように、全開状態及び小絞り状態 の移行過程において、電磁アクチュエータ4 0の動力を羽根20へと伝達する役割が、駆動ピ ン33a及び駆動ピン33bの一方から他方へと切り 替わる。換言すれば、羽根20が移動する過程 おいて、駆動ピン33a、33bのうち、何れか一 の動力が、羽根20へと伝達されるように、 合孔23a、23bが形成されている。この理由は アーム32の先端部に、2つの駆動ピン33a、33b 設けたことに起因する。

 例えば、係合孔23a、23bがほぼ平行に形成 れ、その両者がそれぞれ、全区間に渡って 動ピン33a、33bと常に摺接していると、部分 に摺動抵抗が増大し、駆動部材30がスムー に回動しなくなるからである。詳しく述べ と、駆動ピン33a、33b間の距離は常に不変で るが、駆動部材30の回動により、係合孔23a、 23bが伸びた方向に垂直な方向での、駆動ピン 33a、33b間の距離が変化するからである。例え ば、図5に示す位置において係合孔23a、23bが それぞれ全区間に渡って駆動ピン33a、33bと に摺接していると、図4及び6に示した状態で は、駆動ピン33a、33b間の距離よりも、係合孔 23a、23b間の距離の方が長くなり、駆動ピン33a 、33bと、係合孔23a、23bとの摺動抵抗が増すた めである。

 また、このようにアーム32に2つの駆動ピ 33a、33bを設けた理由について以下で説明す 。

 まず、従来の羽根駆動装置1xについて説 する。図7は、全開状態での従来の羽根駆動 置1xの正面図であり、図8は、小絞り状態で 従来の羽根駆動装置1xの正面図である。尚 理解を容易にするために、基板10xを破線で しており、そのほか部分的に省略してある

 羽根駆動装置1xは、羽根20xを有しており 羽根20xの移動量は、羽根駆動装置1の羽根20 ほぼ同じである。駆動部材30xは、アーム32x 駆動ピン33xとを含む。また、アーム32xの先 には、単一の駆動ピン33xが立設されている また、基板10xには、駆動ピン33xを逃がす逃 孔13xが、羽根20xには、駆動ピン33xと係合す 単一の係合孔23xが形成されている。係合孔23 xは、直線状に形成されている。また、係合 23xは、全区間で常に駆動ピン33xと摺接して る。即ち、係合孔23xは、駆動ピン33xの動力 、常に羽根20へと伝達され得るように構成さ れている。尚、羽根20xには、基板10xに形成さ れたガイドピン12ax、12bxと係合する単一のガ ド孔22xが直線状に形成されている。羽根駆 装置1xは、本実施例に係る羽根駆動装置1と 様に、駆動部材30xが反時計方向に回動する とにより、図7に示した全開状態から図8に した小絞り状態へと移行する。

 図4、図7に示すように、駆動部材30xの回 中心Cxから駆動ピン33xまでの距離Rxは、本実 例に係る羽根駆動装置1の、駆動部材30の回 中心Cから駆動ピン33a、33bまでの距離Rより 長い。これは、直進移動する羽根の移動量 確保するためには、駆動ピンの移動量を確 することが必要であり、駆動ピンの移動量 確保するためには、アームの回動中心から 動ピンまでの距離が長い方が好ましいため ある。駆動部材の回動範囲が一定の場合に 、アームの回動中心から駆動ピンまでの距 が長い方が、駆動ピンの移動量が大きいか である。しかしながら、図7に示すように、 動部材30xの回動中心Cxから駆動ピン33xまで 距離Rxが長いと、羽根駆動装置1x内に駆動部 30xの回動を許容する大きいスペースを確保 る必要があり、羽根駆動装置1xが大型化す 。

 しかしながら、アームの長さを短くする 、羽根駆動装置を小型化することができる 、これに伴い、駆動ピンの移動量も減少す 。従って、羽根の移動量を確保することが きないことになる。この解決案として、ロ タの回動範囲を拡大することによって、駆 ピンの移動量を確保することも考えられる しかしながら、ロータの回動範囲を拡大す ためには、ステータに形成された、ロータ 対向する磁極部の厳密な位置設定や、トル の確保などの問題があり、ロータの回動範 を拡大することなく、駆動ピンの移動量を 保できることが望まれる。

 従って、本実施例に係る羽根駆動装置1の ように、アーム32に、2つの駆動ピン33a、33bを 設けることにより、ロータ42の回動範囲を拡 することなく、羽根20の移動量を確保する とができる。

 この点について詳細に説明する。図6、図 8に示すように、逃げ孔13、13xの長さはほぼ一 致している。しかしながら、駆動ピン33bの移 動量Dは、駆動ピン33xの移動量Dxよりも短い。 これは、全開状態において駆動ピン33bが逃げ 孔13の一端で当接し、絞り状態において駆動 ン33aが逃げ孔13の他端で当接するからであ のに対して、羽根駆動装置1xにおいては、い ずれの状態においても、単一の駆動ピン33xが 、逃げ孔13xの一端又は他端と当接するからで ある。即ち、本実施例に係る羽根駆動装置1 場合、駆動ピン33a、33b間の距離だけ、駆動 材30の回動範囲を削減することができる。こ れにより、ロータ42の回動範囲を拡大するこ なく、羽根20の移動量を確保することがで 、羽根駆動装置1の小型化を維持することが きる。また、本実施例に係る羽根駆動装置1 のように、アーム32の先端部に2つの駆動ピン 33a、33bを設けるという、簡易な構造によって 、装置の小型化を維持しつつ、羽根20の移動 を確保することができる。

 次に、実施例2に係る羽根駆動装置1Aにつ て説明する。図9乃至図11は、実施例2に係る 羽根駆動装置1Aの説明図である。図9は、全開 状態での実施例2に係る羽根駆動装置1Aの正面 図、図10は、全開及び小絞り状態間の移行途 での実施例2に係る羽根駆動装置1Aの正面図 図11は、小絞り状態での実施例2に係る羽根 動装置1Aの正面図である。図9乃至図11にお ては、羽根駆動装置1Aの動作をわかりやすく するために、基板50の破線で示し、そのほか 一部の構成について省略してある。羽根駆 装置1Aは、所謂ギロチン式シャッターであ 。

 図9乃至図11に示すように、羽根駆動装置1 Aは、基板50、羽根60などを含む。基板50は、 形状に形成されている。また、基板50には、 開口51が形成されている。羽根60には、絞り 口61が形成されている。基板50には、ガイド ン52a、52bが形成されており、ガイドピン52a 52bは、羽根60に形成されたガイド孔62a、62b それぞれ係合する。また、ガイド孔62a、62b 、ほぼ平行に形成されている。ガイド孔62a 62bが、それぞれガイドピン52a、52bと係合す ことにより、羽根60は、基板50の長手方向へ 移動が支持されている。また、基板50には 駆動ピン33a、33bの両者の移動を逃がすため 単一の逃げ孔53が形成されている。

 羽根60には、駆動ピン33a、33bとそれぞれ 合する係合孔63a、63bが、形成されている。 合孔63a、63bも、実施例1に係る羽根駆動装置1 と同様に、それぞれ駆動区間63ad及び非駆動 間63an、駆動区間63bd及び非駆動区間63bnを有 ている。

 また、羽根駆動装置1Aは、実施例1に係る 根駆動装置1と同様に、駆動源として電磁ア クチュエータが採用されている。尚、図9乃 図11においては、電磁アクチュエータについ ては、ロータ42のみを示している。

 全開状態においては、駆動ピン33aは、駆 区間63adに、駆動ピン33bは、非駆動区間63bn 位置する。この状態から、ロータ42が反時計 方向に回動すると、羽根60は、ガイド孔62a、6 2bの方向に沿って左方向へと移動し、図10に した状態へと移行する。更に、ロータ42が反 時計方向に回動すると、駆動ピン33aは、駆動 区間63adを脱して非駆動区間63anに突入し、駆 ピン33bは、非駆動区間63bnを脱して駆動区間 63bdに突入して、図11に示した絞り状態へと移 行する。以上のように本発明は、所謂ギロチ ン式シャッターにも採用できる。

 以上本発明の好ましい一実施形態につい 詳述したが、本発明は係る特定の実施形態 限定されるものではなく、特許請求の範囲 記載された本発明の要旨の範囲内において 種々の変形・変更が可能である。

 基板に形成された開口を全閉状態にする 根に本発明を採用してもよい。羽根に形成 れた絞り開口に、ND(Neutral Density)フィルタ 貼り付けたものであってもよい。

 上記実施例では羽根20を一般的な光反射 止用フィルムや遮光フィルムにより形成し 例を示したが、樹脂により成型された羽根 用いてもよい。