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Patent Searching and Data


Title:
SEMICONDUCTOR STORAGE DEVICE, MEMORY CELL ARRAY, SEMICONDUCTOR STORAGE DEVICE MANUFACTURING METHOD, AND DRIVE METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119533
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a semiconductor storage device which can simultaneously realize the high reliability and the cell area reduction. A selection electrode (106) is formed to sandwich a p-type semiconductor region (102) and an insulating film (105). Moreover, a first n-type semiconductor region (103) and a second n-type semiconductor region (104) are formed inside the p-type semiconductor region (102) at the both sides of the selection electrode (106). The first n-type semiconductor region (103) is connected to a first resistance-changing layer (107) while the second n-type semiconductor region (104) is connected to a second resistance-changing layer (109). Moreover, the second resistance-changing layer (109) is connected to a first wiring layer (108) while the second resistance-changing layer (109) is connected to a second wiring layer (110).

Inventors:
TERAI MASAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/055737
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 24, 2009
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
TERAI MASAYUKI (JP)
International Classes:
H01L27/10; H01L27/105; H01L45/00; H01L49/00
Foreign References:
JP2004272975A2004-09-30
JP2007115956A2007-05-10
JP2004185754A2004-07-02
JP2007294925A2007-11-08
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (JP)
Akio Miyazaki (JP)
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Claims:
 第一の導電型の半導体領域と、
 前記半導体領域と絶縁膜を挟んで接続された選択電極と、
 前記選択電極の両側における前記半導体領域内に形成された第二の導電型の第一の半導体領域および第二の半導体領域と、
 前記第一の半導体領域に接続された第一の抵抗変化層と、
 前記第二の半導体領域に接続された第二の抵抗変化層と、
 前記第一の抵抗変化層に接続された第一の配線層と、
 前記第二の抵抗変化層に接続された第二の配線層と、を有する半導体記憶装置。
 請求の範囲第1項に記載の半導体記憶装置において、
 前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層のそれぞれは、第一のビア層を挟んで前記第一の半導体領域および前記第二の半導体領域のそれぞれに接続されている、半導体記憶装置。
 請求の範囲2項に記載の半導体記憶装置において、
 前記第一の配線層および前記第二の配線層のそれぞれは、第二のビア層を挟んで前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層のそれぞれに接続されている、半導体記憶装置。
 請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
 前記選択電極は、前記半導体領域に埋め込まれている、半導体記憶装置。
 請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
 前記半導体領域内の、前記第一の半導体領域および前記第二の半導体領域の間に素子分離領域が形成されている、半導体記憶装置。
 請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
 前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層は、絶縁層を金属で挟んだMIM構造を有する、半導体記憶装置。
 請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
 前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層は、相変化層である、半導体記憶装置。
 請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
 前記半導体領域内の第一導電型の不純物濃度が1E+18cm -2 以上であり、前記第一の半導体領域内および前記第二の半導体領域内の不純物濃度が1E+18cm -2 以上である、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
 前記半導体領域内の第一導電型の不純物濃度が1E+19cm -2 以上であり、前記第一の半導体領域内および前記第二の半導体領域内の不純物濃度が1E+19cm -2 以上である、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置を単位メモリセルとして有し、また、複数のビット線と、複数のワード線とを有するメモリセルアレイであって、
 前記単位メモリセルは、前記ビット線の延伸方向および前記ワード線の延伸方向のそれぞれに複数並べられ、各メモリセルの選択電極が前記ワード線に接続され、各メモリセルの第一の配線層および第二の配線層が前記ビット線に接続され、
 前記単位メモリセルの半導体領域が連続し、かつ、導通している、メモリセルアレイ。
 半導体層内に第一の導電型の半導体領域を形成する第一工程と、
 前記半導体領域と絶縁膜を挟んで接続する選択電極を形成し、当該選択電極の両側における半導体領域内に、第二の導電型の第一の半導体領域および第二の半導体領域を形成する第二の工程と、
 前記第一の半導体領域の上に第一の抵抗変化層を形成し、前記第二の半導体領域の上に第二の抵抗変化層を形成する第三の工程と、
 前記第一の抵抗変化層の上に第一の配線層を形成し、前記第二の抵抗変化層の上に第二の配線層を形成する第四の工程と、を含む半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第11項に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
 前記第三の工程は、
 第一の層間膜を堆積し、当該第一の層間膜に、前記第一の半導体領域および前記第二の半導体領域のそれぞれと連通するビアを開け、各ビアの中に金属を堆積して、前記第一の半導体領域および前記第二の半導体領域のそれぞれと接続する第一のビア層を形成する工程と、
 前記第一の半導体領域と接続する第一ビア層の上に前記第一の抵抗変化層を形成し、前記第二の半導体領域と接続する第一ビア層の上に前記第二の抵抗変化層を形成する工程と、を含む、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第12項に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
 前記第四の工程は、
 第二の層間膜を堆積し、当該第二の層間膜に、前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層のそれぞれに連通するビアを開け、各ビアの中に金属を堆積して、前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層のそれぞれと接続する第二のビア層を形成する工程と、
 前記第一の抵抗変化層と接続された第二のビア層の上に前記第一の配線層を形成し、前記第二の抵抗変化層と接続された第二のビア層の上に前記第二の配線層を形成する工程と、を含む、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第11項ないし第13項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
 前記第二の工程は、
 前記半導体領域の上に前記絶縁膜を挟んで前記選択電極を形成する工程と、
 前記選択電極をマスクとして、前記半導体領域に第二の導電型の不純物をイオン注入して、自己整合的に前記第二の導電型の第一の半導体領域および前記第二の半導体領域を形成する工程と、を含む、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第11項ないし第13項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
 前記第二の工程は、
 前記半導体領域に第二の導電型の不純物をイオン注入し、前記半導体領域内に第二の導電型の不純物領域を形成する工程と、
 前記半導体領域および前記不純物領域の所定領域に溝を形成する工程と、
 前記溝内に前記絶縁膜を挟んで選択電極を形成すると共に、前記不純物領域を前記第一の半導体領域および前記第二の半導体領域として形成する工程と、を含む、半導体記憶装置。
 請求の範囲第11項ないし第14項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
 前記第二の工程は、前記半導体領域内に素子分離領域を形成した後、当該素子分離領域の上に前記選択電極を形成する工程を含む、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第11項ないし第16項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
 前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層は、絶縁層を金属で挟んだMIM構造を有する、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第11項ないし第16項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法において、
 前記第一の抵抗変化層および前記第二の抵抗変化層は、相変化層を有する、半導体記憶装置の製造方法。
 請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか1項に記載の半導体記憶装置の駆動方法であって、
 前記半導体領域の電位を基準電位とし、前記第一の抵抗変化層および第二の抵抗変化層のうち情報の読み出しまたは書き換えを行う抵抗変化層に接続された前記第一の配線層または前記第二の配線層と、前記選択電極とに逆極性の読み出し電圧を印加して、情報の読み出しまたは書き換えを行う、半導体記憶装置の駆動方法。
Description:
半導体記憶装置、メモリセルア イ、半導体記憶装置の製造方法および駆動 法

 本発明は、半導体記憶装置、メモリセル レイ、半導体記憶装置の製造方法および駆 方法に関し、特には、抵抗変化型の半導体 憶装置、メモリセルアレイ、半導体記憶装 の製造方法および駆動方法

 0.13μm世代までのフラッシュメモリには、 電子を捕縛することで情報を保持する電子捕 獲層としてフローティングゲート(Floating Gate :FG)を用いたFG型メモリ素子が用いられていた 。また、FG型メモリ素子の微細化には、セル 積の縮小や絶縁膜の薄膜化が主に行われて た。しかしながら、90nm世代以降のフラッシ ュメモリでは、情報の保持特性の観点から絶 縁膜の薄膜化が困難である。このため、FG型 モリ素子の代わりに、絶縁膜に電子をトラ プして情報を保持するトラップ型メモリ素 が注目されるようになった。

 トラップ型メモリ素子は、FG型メモリ素 に比べて酸化膜換算膜厚を低減できること および、FG型メモリ素子に比べてデバイス構 造が単純であることなどの利点を有する。な お、酸化膜換算膜厚の低減には、トンネル酸 化膜の薄膜化が含まれている。

 また、トラップ型メモリ素子は、電子の 所性を利用することにより、1つ当たり2ビ ト以上の情報を書き込むことが可能である このため、トラップ型メモリ素子では、1ビ ト当たりのセル面積を縮小することが可能 なり、フラッシュメモリの製造コストを低 させることが可能になる。

 図1は、トラップ型メモリ素子の構造の一 例を示した断面図である。図1で示したよう 、トラップ型メモリ素子では、p型半導体基 1のチャネル領域上に、トラップ絶縁膜4を んでゲート電極5が形成される。また、ゲー 電極5の両側におけるp型半導体基板1内に、n 型のソース・ドレイン領域2および3が形成さ る。ソース・ドレイン領域2および3は、そ 一方がソースとなり、他方がドレインとな 拡散領域である。また、ソース・ドレイン 域2および3では、ソースおよびドレインは、 書き込み状態と読み出し状態とで互いに切り 替わる。また、ゲート電極5の両端付近がメ リノードAおよびBの電子蓄積領域となる。な お、トラップ絶縁膜4には、通常、酸化膜/窒 膜/酸化膜の積層構造が用いられる。

 図2は、トラップ型メモリ素子の動作の一 例を説明するための説明図である。

 メモリノードAを書き込み状態にする場合 、ソース・ドレイン領域2およびゲート電極5 それぞれに、正の電圧が印加される。この 合、メモリノードA付近にチャネルホットエ レクトロン(CHE:Channel Hot Electron)が発生し、 モリノードA付近のトラップ絶縁膜4に電子が 注入される。これにより、トラップ絶縁膜4 電子が蓄積されることとなり、メモリノー Aが書き込み状態になる。

 メモリノードAを消去状態にする場合、ソ ース・ドレイン領域2に正の電圧が印加され かつ、ゲート電極5に負の電圧が印加される この場合、メモリノードA付近にバンド間ト ンネリングに起因するホットホールが発生す る。このホットホールがトラップ絶縁膜4に 入される。これにより、トラップ絶縁膜4に 積された電子が中和されることとなり、メ リノードAが消去状態になる。

 メモリノードAから情報を読み出す場合、 ソース・ドレイン領域3およびゲート電極5の れぞれに正の電圧が印加され、ソース・ド イン領域2および3間の電流値が読み取られ 。なお、メモリノードAに電子が蓄積されて る場合、ソースとなるソース・ドレイン領 2付近のフラットバンド電圧が正側にシフト するため、ソース・ドレイン領域2および3間 電流値が下がる。この電流値が所定値未満 場合、メモリノードAが書き込み状態である とし、この電流値が所定値以上の場合、メモ リノートAが消去状態であるとすることで、 モリの状態が識別される。

 また、メモリノードBを書き込み状態にす る場合、ソース・ドレイン領域3およびゲー 電極5のそれぞれに、正の電圧が印加される これにより、メモリノードB付近にチャネル ホットエレクトロンが発生し、メモリノード B付近のトラップ絶縁膜4に電子が注入されて 積される。また、メモリノードBを消去状態 にする場合、ソース・ドレイン領域3に正の 圧が印加され、かつ、ゲート電極5に負の電 が印加される。これにより、メモリノードB 付近に、バンド間トンネリングによるホット ホールが発生して、蓄積電子が中和される。 さらに、メモリノードBを読み出し状態にす 場合、ソース・ドレイン領域2およびゲート 極5のそれぞれに正の電圧が印加され、ソー ス・ドレイン領域2および3間の電流値が読み られる。

 しかしながら、このようなトラップ型メ リ素子では、情報の読み出し時に、トラッ 絶縁膜4にホットキャリアが注入されるので 、情報の読み出し回数が多くなると、蓄積さ れている電子の量が変化し、記録されている 情報が変化するという問題(読み出しDisturb)が ある。

 より具体的には、図2に示す様に、メモリ ノードAから情報を読み出す場合、ソース・ レイン領域3およびゲート電極5に正の電圧が 印加されるが、その時に僅かながらメモリノ ードB付近にチャネルホットエレクトロンが 生する。このため、メモリノードBが消去状 の場合、メモリノードAからの情報の読み出 しが数多く行われると、消去状態が書き込み 状態に変化して、メモリノードBに誤動作が 生する。また、メモリノードBからの情報の み出しが数多く行われると、メモリノードA の状態が変化する。

 また、トラップ絶縁膜4にホットエレクト ロンおよびホットホールが注入されることで 、情報の書き込みおよび消去が行われるため 、情報の書き込みと消去とが繰り返されると 、トラップ絶縁膜4が劣化し、電子の保持機 が劣化するという問題がある。これは、ト ップ絶縁膜4がゲート電極5の絶縁膜を兼ねて いるためである。

 この間題を根本的に解決するためには、 憶領域であるトラップ絶縁膜4をホットキャ リアが発生するチャネル領域から離す必要が ある。しかしながら、トラップ絶縁膜4をホ トキャリアの発生するチャネル領域から離 と、トラップ型メモリは、電子を蓄積する とができず、したがって、情報を記録する とができない。

 このように、トラップ型メモリ素子には 読み出しDisturbや保持機能の劣化などが発生 するので、信頼性が低かった。

 この信頼性が低いという問題を解決する モリ素子としては、抵抗変化型メモリ素子 ある。抵抗変化型メモリ素子は、65nm世代以 降のフラッシュメモリのメモリ素子として注 目を集めている。

 図3は、抵抗変化型メモリ素子の構造の一 例を示した断面図である。図3において、抵 変化型メモリ素子は、ドレイン領域12および ソース領域13が形成された半導体基板11、半 体基板11上に形成された絶縁膜16、絶縁膜16 に形成されたゲート電極15、ドレイン領域12 接続された抵抗変化層17、および、抵抗変 層17に接続された配線層18を有する。なお、 縁膜16は、電子をトラップしない材質で形 される。

 抵抗変化層17では、一般的に、酸化ニッ ル(NiO)、酸化バナジウム(V2O5)、酸化亜鉛(ZnO) 二酸化チタニウム(TiO2)または三酸化タング テン(WO3)などの遷移金属酸化物を、窒化チ ン(TiN)、白金(Pt)またはルテニウム(Ru)などの 属で挟んだMIM(Metal/Insurator/Metal)構造が用い れる。

 図4は、抵抗変化型メモリ素子を用いたメ モリセルアレイの構成の一例を示した構成図 である。このようなメモリセルアレイは、例 えば、特許文献1に記載されている。

 図4で示されたように、抵抗変化型メモリ 素子を用いたメモリセルアレイでは、カラム デコーダ31が、n本のビット線BL1、BL2、BL3、・ ・・、BL(n)に接続され、ワードデコーダ32がm のワード線WL1、WL2、・・・、WL(m)に接続さ ている。

 ビット線BL1~BL(n)のそれぞれは、ワード線W L2~WL(m)のそれぞれと交差するように配置され 抵抗変化型メモリ素子33は、それらの交差 に配置される。このとき、抵抗変化型メモ 素子33の配線層18が、ビット線に接続され、 抗変化型メモリ素子33のゲート電極15がワー ド線に接続される。なお、図4において、抵 変化層17による可変抵抗34が示されている。

 この抵抗変化型メモリ素子33に対する情 の書き込みおよび消去は、配線層18およびゲ ート電極15に正の電圧を印加し、ソース領域1 3からドレイン領域12を介して抵抗変化層17に れる電流を調整することで行われる。抵抗 化型メモリ素子33からの情報の読み出しは 配線層18およびゲート電極15に正の電圧を印 し、抵抗変化層17の抵抗値に応じて変化す ソース領域13およびドレイン領域12との間に れる電流を読み取ることで行われる。ただ 、読み出し時に配線層18に印加される電圧 、正の電圧であり、書き込み時に配線層18に 印加される電圧より低い。

 抵抗変化型メモリ素子を用いた場合、記憶 域である抵抗変化層17が、ゲート電極15のゲ ート絶縁膜を兼ねておらず、さらにチャネル 領域から十分離れている。このため、ホット エレクトロンやホットホールに起因した読み 出しディスターブ(Disturb)や保持機能の低下な どの、信頼性が低いという問題を解決するこ とができる。さらに、消去時にホットキャリ アを発生させる必要がないため、動作電圧の 低電圧化が可能である。

特開2004-185754号公報

 抵抗変化型メモリ素子では、ソース領域1 3が必要となるため、一つのメモリセル(より 体的には、ゲート電極15)に対して一つの記 領域しか形成できない。したがって、抵抗 化型メモリ素子では、一つのメモリセルに し2つの記憶領域を有するトラップ型メモリ と比べて、1ビット当たりのセル面積が増大 る。つまり、セル面積の縮小によるコスト 減の面で、抵抗変化型メモリ素子はトラッ 型メモリ素子に劣っている。

 一方、トラップ型メモリ素子では、読み しディスターブ(Disturb)や保持機能の低下な が発生するため、信頼性が低かった。

 したがって、抵抗変化型メモリ素子およ トラップ型メモリ素子では、高信頼性とセ 面積低減とを両立させることができないと う問題があった。

 本発明の目的は、上記の課題である、高 頼性とセル面積低減とを両立させることが きないという問題を解決する半導体記憶装 、メモリセルアレイ、半導体記憶装置の製 方法および駆動方法を提供することである

 本発明による半導体記憶装置は、第一の導 型の半導体領域と、前記半導体領域と絶縁 を挟んで接続された選択電極と、前記選択 極の両側における前記半導体領域内に形成 れた第二の導電型の第一の半導体領域およ 第二の半導体領域と、前記第一の半導体領 に接続された第一の抵抗変化層と、前記第 の半導体領域に接続された第二の抵抗変化 と、前記第一の抵抗変化層に接続された第 の配線層と、
 前記第二の抵抗変化層に接続された第二の 線層と、を有する。

 本発明によるメモリセルアレイは、上記 半導体記憶装置を単位メモリセルとして有 、また、複数のビット線と、複数のワード とを有するメモリセルアレイであって、前 単位メモリセルは、前記ビット線の延伸方 および前記ワード線の延伸方向のそれぞれ 複数並べられ、各メモリセルの選択電極が 記ワード線に接続され、各メモリセルの第 の配線層および第二の配線層が前記ビット に接続され、前記単位メモリセルのうちの 数の単位メモリセルの半導体領域が連続し かつ、導通している。

 本発明による半導体記憶装置の製造方法 、半導体層内に第一の導電型の半導体領域 形成する第一工程と、前記半導体領域と絶 膜を挟んで接続する選択電極を形成し、当 選択電極の両側における半導体領域内に、 二の導電型の第一の半導体領域および第二 半導体領域を形成する第二の工程と、前記 一の半導体領域の上に第一の抵抗変化層を 成し、前記第二の半導体領域の上に第二の 抗変化層を形成する第三の工程と、前記第 の抵抗変化層の上に第一の配線層を形成し 前記第二の抵抗変化層の上に第二の配線層 形成する第四の工程と、を含む。

 本発明による半導体記憶装置の駆動方法 、上記の半導体記憶装置の駆動方法であっ 、前記半導体領域の電位を基準電位とし、 記第一の抵抗変化層および第二の抵抗変化 のうち情報の読み出しまたは書き換えを行 抵抗変化層に接続された前記第一の配線層 たは前記第二の配線層と、前記選択電極と 逆極性の読み出し電圧を印加して、情報の み出しまたは書き換えを行う。

 本発明によれば、高信頼性とセル面積低 とを両立させることが可能になる。

トラップ型メモリ素子の構造の一例を した断面図である。 トラップ型メモリ素子の動作の一例を 明するための説明図である。 抵抗変化型メモリ素子の構造の一例を した断面図である。 抵抗変化型メモリ素子を用いたメモリ ルアレイの構成の一例を示した構成図であ 。 第一の実施形態の半導体記憶装置の構 を示した断面図である。 第一の実施形態の半導体記憶装置を用 たメモリセルアレイの構成の一例を示した 成図である。 第一の実施形態の半導体記憶装置の動 を説明するための説明図である。 第二の実施形態の半導体記憶装置の構 を示した断面図である。 第二の実施形態の半導体記憶装置の製 造方法のある工程を説明するための断面図で ある。 第二の実施形態の半導体記憶装置の製 造方法の他の工程を説明するための断面図で ある。 第二の実施形態の半導体記憶装置の製 造方法の他の工程を説明するための断面図で ある。 第二の実施形態の半導体記憶装置の製 造方法の他の工程を説明するための断面図で ある。 第二の実施形態の半導体記憶装置の製 造方法の他の工程を説明するための断面図で ある。 第二の実施形態の半導体記憶装置の製 造方法の他の工程を説明するための断面図で ある。 第二の実施形態の半導体記憶装置の製 造方法の他の工程を説明するための断面図で ある。 第三の実施形態の半導体記憶装置の構 造を示した断面図である。 第三の実施形態の半導体記憶装置の 造方法のある工程を説明するための断面図 ある。 第三の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第三の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第三の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第三の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第三の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の構 造を示した断面図である。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法のある工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第四の実施形態の半導体記憶装置の 造方法の他の工程を説明するための断面図 ある。 第五の実施形態の半導体記憶装置の構 造を示した断面図である。

 以下、本発明の実施形態について図面を 照して詳細に説明する。

 (第一の実施形態)
 図5は、本発明の第一の実施形態の半導体記 憶装置の構造を示した断面図である。 図5に 示すように、本実施形態の半導体記憶装置で は、半導体層である半導体基板101内にp型半 体領域102が形成され、そのp型半導体領域102 上に絶縁膜105を挟んで選択電極106が形成さ ている。また、選択電極106の両側におけるp 型半導体領域102内に、自己整合的に第一のn 半導体領域103および第二のn型半導体領域104 形成されている。

 第一のn型半導体領域103には、第一の抵抗 変化層107が接続され、第二のn型半導体領域10 4には、第二の抵抗変化層109が接続されてい 。また、第二の抵抗変化層109には、第一の 線層108が接続され、第二の抵抗変化層109に 、第二の配線層110が接続される。これによ 、n型半導体領域103には、第一の抵抗変化層1 07を挟んで第一の配線層108が接続され、n型半 導体領域104には、第二の抵抗変化層109を挟ん で第二の配線層110が接続されている。

 図6は、図5で示した半導体記憶装置を単 メモリセルとして有するメモリセルアレイ 構成の一例を示した構成図である。

 図6では、単位メモリセルである半導体記 憶装置は、トランジスタ203と可変抵抗素子204 および205とで示されている。可変抵抗素子204 は、第一の抵抗変化層107を示し、可変抵抗素 子205は、第二の抵抗変化層109を示している。 また、トランジスタ203は、選択電極106をゲー トとし、n型半導体領域103および104を、ソー およびドレインとするトランジスタを示し いる。

 図6において、メモリセルアレイは、n本 ビット線BL1、BL2、BL3、・・・、BL(n)と、m本 ワード線WL1、WL2、・・・、WL(m)と、カラムデ コーダ201と、ワードデコーダ202と、複数の単 位メモリセルを有する。なお、nおよびmは、2 以上の整数であるとする。つまり、ビット線 およびワード線は、複数ある。

 ビット線BL1、BL2、BL3、・・・、BL(n)のそ ぞれは、縦方向に延伸している。また、ワ ド線WL1、WL2、・・・、WL(m)のそれぞれは、横 方向に延伸している。カラムデコーダ201は、 ビット線BL1、BL2、BL3、・・・、BL(n)に並列に 続され、ワードデコーダ202は、ワード線WL1 WL2、・・・、WL(m)に並列に接続される。

 単位メモリセルは、ビット線のBL1、BL2、B L3、・・・、BL(n)の延伸方向である縦方向と ワード線WL1、WL2、・・・、WL(m)の延伸方向で ある横方向とのそれぞれに複数並べられてい る。

 単位メモリセルの選択電極106は、ワード に接続される。また、配線層108は、隣り合 2本のビット線のうちの一方に接続され、配 線層110は、その隣り合う2本のビット線のう の他方に接続されている。

 より具体的には、隣り合う2本のビット線 BL1およびBL2のうち、一方のビット線(奇数番 のビット線BL1とする)は、一列目の各単位メ リセルの配線層108に接続され、他方のビッ 線(偶数番目のビット線BL2とする)は、一列 の各単位メモリセルの配線層110に接続され 。同様に、他の隣り合う2本のビット線BL2~BL( n)のうちの奇数番目のビット線と偶数番目の ット線のそれぞれは、同一の列に並ぶ各単 メモリセルの配線層108および110のそれぞれ 接続される。

 また、ワード線WL1は、一行目の横方向に ぶ各単位メモリセルの選択電極106に共通に 続される。同様に、他のワード線WL2~WL(m)の れぞれは、二行目~m行目のそれぞれの横方 に並ぶ各単位メモリセルの選択電極106に共 接続される。

 また、隣接する複数の単位メモリセルのp 型半導体領域102は、連続し、かつ、導通して いる。そして、その連続したp型半導体領域10 2が共通ウェル(Well)配線に接続される。これ より、複数の単位メモリセルを、1個の共通w ell配線に接続することが可能になり、メモリ セル全体の面積を低減できる。

 次に半導体記憶装置の各部材の材料につ て説明する。

 絶縁膜105は、電子をトラップしない材料で 成されることが望ましい。例えば、絶縁膜1 05は、二酸化シリコン(SiO 2 )、窒素添加酸化シリコン(SiON)、酸化ハフニ ム(HfO 2 )、ハフニウムシリケート(HfSiO)、窒素添加ハ ニウムシリケート(HfSiON)、三酸化アルミニ ム(Al 2 O 3 )または二酸化ジルコニウム(ZrO 2 )等で形成されることが望ましい。以下では 絶縁膜105として、SiO 2 で形成された膜(SiO 2 膜)を用いる。

 また、選択電極106としては、リンを添加 たn型のポリシリコンを用いる。

 さらに、抵抗変化層107および109のそれぞれ は、酸化ニッケル(NiO)、酸化バナジウム(V 2 O 5 )、酸化亜鉛(ZnO)、二酸化ジルコニウム(ZrO 2 )、二酸化チタン(TiO 2 )または三酸化タングステン(WO 3 )などの遷移金属酸化物を窒化チタン(TiN)、窒 化タンタル(TaN)、白金(Pt)またはルテニウム(Ru )などの金属で挟んだMIM構造を用いるのが望 しい。以下では、抵抗変化層107および109の れぞれには、TiO 2 をTiNで挟んだMIM構造を用いる。

 そして、配線層108および110としては、ア ミニウム(Al)を用いる。

 p型半導体領域102のp型の不純物濃度と、n型 導体領域103および104のそれぞれのn型の不純 物濃度とは、その不純物濃度のピーク部で1E+ 18cm -2 以上の高濃度であることが望ましく、1E+19cm -2 以上であることがさらに望ましい。特に、p 半導体領域102、n型半導体領域103および104の れぞれでは、選択電極106下のPNジャンクシ ン部で高濃度かつ急峻な不純物濃度プロフ イルが形成されていることが望ましい。

 次に、情報を読み出す際の半導体記憶装 の駆動方法について説明する。図7は、この 情報の読み出し動作を説明するための説明図 である。

 先ず、p型半導体領域102の電位を基準電位 とし、抵抗変化層107および109のうち抵抗値を 読み出すことで情報を読み出す抵抗変更層に 接続された配線層108または110と、選択電極106 とに、互いに逆極性の電圧を印加する。より 具体的には、配線層108または110に正の電圧が 印加され、選択電極106に負の電圧が印加され る。

 以下は、抵抗値を読み出す抵抗変更層を 抵抗変化層107とする。この場合、正の電圧 印加される配線層は、配線層108となる。ま 、配線層108には、ビット線BL(n)が接続され 選択電極106にはワード線WL(m)が接続されてい るものとする。したがって、図6で示したカ ムデコーダ201が、ビット線BL(n)を介して配線 層108に正の電圧を印加し、ワードデコーダ202 が、ワード線WL(m)を介して選択電極106に負の 圧を印加する。

 配線層108および選択電極106に上記のよう 電圧が印加されると、図7で示したように、 選択電極106下のp型半導体領域102とn型半導体 域103とのPNジャンクションに、バンド間ト ネル電流が流れる。これにより、p型半導体 域102とn型半導体領域103間の抵抗(Rband1)が下 り、配線層108とp型半導体領域102の間に電流 が流れるようになる。

 この電流値(以下、読み取り電流値と称す る)は、抵抗変化層107の抵抗値(Rmemory1)に大き 依存する。このため、この読み取り電流値 測定することで、抵抗変化層107の抵抗値を み取ることができる。この抵抗値が所定値 上の場合、抵抗変化層107に情報が記録され いるSet状態(セット状態)であるとし、この 抗値が所定値未満の場合、抵抗変化層107に 報が記録されていないReset状態(リセット状 )であるとする。

 ここで、選択電極106下のp型半導体領域102の 不純物濃度が1E+18cm -2 以上であると、配線層108に正の電圧が印加さ れた時に、n型半導体領域103からn型半導体領 104に流れるパンチスルー電流に起因した隣 メモリノード間の誤作動を回避することが きる。

 さらに、バンド間トンネル電流は、選択電 106下のPNジャンクション付近におけるp型半 体領域102およびn型半導体領域103の不純物濃 度と不純物プロファイルの急峻性に大きく依 存する。また、不純物プロファイルが急峻で 、かつ、p型半導体領域102とn型半導体領域103 不純物濃度が共に1E+18cm -2 以上であると、読み出し動作に十分なバンド 間トンネル電流を流すことができる。

 また、p型半導体領域102とn型半導体領域103 不純物濃度が1E+19cm -2 以上であると、寄生抵抗であるp型半導体領 102の抵抗値Rpとn型半導体領域の抵抗値Rnとが 抵抗変化層107に対して無視できる程度に低減 する。このため、抵抗変化層107がReset状態の 合、読み出し電流値を増大させることがで る。特に、本実施形態では、p型半導体領域 102が複数の単位メモリセルに対して共通であ り、共通Well配線への接続位置が各単位メモ セルから離れているため、不純物濃度が1E+19 cm -2 以上の高濃度化による抵抗値Rpの低減が効果 である。また、本実施形態では、Reset状態 おける読み出し電流の増大により、メモリ 高速化が可能になる。

 次に、情報を書き換える際の半導体記憶 置の駆動方法について説明する。

 先ず、p型半導体領域102の電位を基準電位 とし、抵抗変化層107および109のうち抵抗値を 書き換えることで情報を書き換える抵抗変更 層に接続された配線層108または110と、選択電 極106とに、互いに逆極性の電圧を印加する。 より具体的には、配線層108または110に正の電 圧が印加され、選択電極106に負の電圧が印加 される。さらに、配線層108または110には、情 報の読み出し時に印加された電圧よりも高い 正の電圧を印加し、選択電極106には、情報の 読み出し時に印加された電圧よりも低い負の 電圧を印加する。これにより、読み出し時よ りも大きい電流が抵抗変化層107または109を流 れる。この大きい電流によって、抵抗変化層 107または109が、Set状態からReset状態、もしく 、Reset状態からSet状態に変化する。

 次に効果を説明する。

 本実施形態では、p型半導体領域102と絶縁 膜105を挟んで選択電極106が形成されている。 また、選択電極106の両側におけるp型半導体 域102内に第一のn型半導体領域103および第二 n型半導体領域104が形成されている。第一の n型半導体領域103には、第一の抵抗変化層107 接続され、第二のn型半導体領域104には、第 の抵抗変化層109が接続されている。また、 二の抵抗変化層109には、第一の配線層108が 続され、第二の抵抗変化層109には、第二の 線層110が接続される。

 この場合、p型半導体領域102内にn型半導 領域103および104が形成されている。また、 抗変化層107がn型半導体領域103に接続され、 抗変化層109がn型半導体領域104に接続される 。したがって、トラップ型メモリ素子と異な り、情報を保持するメモリ機能を有する抵抗 変化層107および109を、ホットキャリアが発生 するp型半導体領域102から離すことが可能に る。よって、読み出しDisturbや保持機能の劣 などの信頼性の低下を回避することができ 。

 また、配線層108または110と選択電極106と 電圧を印加することで、選択電極106下のp型 半導体領域102とn型半導体領域103の間に形成 れたPNジャンクションに流れるバンド間トン ネル電流を用いて、メモリ情報の書き換えお よび読み出しを行うことが可能になる。この ため、ソース・ドレイン間を流れる電流を用 いた抵抗変化型メモリ素子の異なり、メモリ 素子にソース領域を設けなくてもよくなる。 このため、一つのメモリセルに対して2つの 憶領域を形成することが可能になり、1ビッ 当たりのセル面積を縮小することができる

 つまり、本実施形態によれば、高信頼性 1ビットあたりのセル面積低減を両立させる ことが可能になる。

 また、本実施形態では、メモリセルアレ は、高信頼性と1ビットあたりのセル面積低 減を両立させることが可能な半導体記憶装置 を単位メモリセルとして有しているので、メ モリセルアレイの高信頼性とセル面積低減を 両立させることが可能になる。

 また、本実施形態では、メモリセルアレ における各単位メモリセルのp型半導体領域 102が連続し、かつ、導通している。この場合 、各単位メモリセルのp型半導体領域102を一 の共通WELL配線に接続することが可能になり メモリセルアレイの面積を低減させること 可能になる。

 次に、半導体記憶装置の製造方法につい 説明する。

 先ず、半導体基板101の所定の領域にボロン イオン注入して、その領域を活性化するこ で、その領域をp型半導体領域102として形成 する。イオン注入されるボロンのドーズ量は 、2E+15cm -2 であるとする。

 続いて、絶縁膜105を挟んでp型半導体領域 102と接続する選択電極106を形成する。具体的 には、p型半導体領域102の上にSiO2の絶縁膜105 よびリン添加ポリシリコンを堆積し、その ン添加ポリシリコンに露光工程とドライエ チング工程を用いてパターニングすること 、リン添加ポリシリコンを選択電極106とし 形成する。

 その後、選択電極106の両側におけるp型半導 体領域102内に、n型半導体領域103および104を 成する。具体的には、選択電極106をマスク して、p型半導体領域102にリンをイオン注入 て、自己整合的に選択電極106の両側におけ p型半導体領域102内に、n型半導体領域103お び104を形成する。イオン注入されるリンの ーズ量は、2E+15cm -2 であるとする。

 そして、n型半導体領域103の上に抵抗変化 層107を形成し、n型半導体領域104の上に抵抗 化層109を形成する。

 最後に、抵抗変化層107の上に配線層108を 成し、抵抗変化層109の上に配線層110を形成 る。

 (第二の実施形態)
 図8は、本発明の第二の実施形態の半導体記 憶装置の構造を示した断面図である。なお、 図8において、図5と同じ構成には同じ符号を し、その説明を省略することがある。

 図8における半導体記憶装置では、第一の n型半導体領域103には、第一のビア層111、第 の抵抗変化層112、第二のビア層113および第 の配線層108が順番に接続されている。また 第二のn型半導体領域104には、第一のビア層1 11、第二の抵抗変化層114、第二のビア層113お び第二の配線層110が順番に接続されている

 したがって、第一の抵抗変化層112は、第 のビア層111を挟んで第一のn型半導体領域103 に接続され、第二の抵抗変化層114は、第一の ビア層111を挟んでn型半導体領域104を挟んで 続される。また、第一の配線層108は、第二 ビア層113を挟んで第一の抵抗変化層112に接 され、第二の配線層110は、第二のビア層113 挟んで第二の抵抗変化層114に接続される。

 なお、本実施形態の半導体記憶装置は、 一の実施形態と同様に、単位メモリセルを 成する。単位メモリセルは、図6で示したメ モリセルアレイと同様に、メモリセルアレイ を構成することができる。より具体的には、 図8で示した半導体記憶装置が単位メモリセ として、2次元的に複数並べられる。また、 数の単位メモリセルのp型半導体領域102が連 続して形成されて互いに導通している。

 絶縁膜105、選択電極106、抵抗変化層107お び109、および、配線層108および110の材料は 第一の実施形態と同じである。ビア層111お び113としては、周辺との密着層としてTiN層 含むタングステン(W)を用いる。

 次に効果を説明する。

 本実施形態によれば、第一の抵抗変化層1 12は、第一のビア層111を挟んで第一のn型半導 体領域103に接続され、第二の抵抗変化層114は 、第一のビア層111を挟んでn型半導体領域104 挟んで接続される。また、第一の配線層108 、第二のビア層113を挟んで第一の抵抗変化 112に接続され、第二の配線層110は、第二の ア層113を挟んで第二の抵抗変化層114に接続 れる。

 この場合、抵抗変化層112および114がビア 111を挟んでn型半導体領域103および104に接続 されているため、抵抗変化層112および114を、 ホットキャリアが発生するp型半導体領域102 らさらに離すことが可能になり、さらなる 信頼性を得ることが可能になる。

 なお、本実施形態でも、第一の実施形態 同様に、選択電極106下のp型半導体領域102と n型半導体領域103のPNジャンクションに流れる バンド間トンネル電流を用いて、メモリ情報 の書き換えおよび読み出しが可能であるため 、メモリ素子にソース領域を設けなくてもよ くなる。したがって、本実施形態でも、高信 頼性と1ビットあたりのセル面積低減を両立 せることが可能になる。

 次に、本実施形態の半導体記憶装置の製 方法を説明する。図9A~図9Gは、この製造方 における各工程の半導体記憶装置の断面を した断面図である。

 先ず、半導体基板101の所定の領域にボロン イオン注入して、その領域を活性化するこ で、その領域をp型半導体領域102として形成 する。イオン注入されるボロンのドーズ量は 、2E+15cm -2 であるとする。

 続いて、図9Aに示すように、p型半導体領 102上にSiO2の絶縁膜105およびリン添加ポリシ リコンを堆積し、そのリン添加ポリシリコン に露光工程とドライエッチング工程を用いて パターニングすることで、リン添加ポリシリ コンを選択電極106として形成する。

 その後、図9Bに示すように、選択電極106を スクとして、p型半導体領域102にリンをイオ 注入して、自己整合的に選択電極106の両側 おけるp型半導体領域102内に、n型半導体領 103および104を形成する。イオン注入される ンのドーズ量は、2E+15cm -2 であるとする。

 さらに、図9Cに示すように、素子全面に 一の層間膜117を堆積し、その堆積された第 の層間膜117の表面を、CMP(Chemical Mechanical Pol ishing)法を用いて平坦化する。ここでは、第 の層間膜117として、酸化膜を用いる。

 その後、第一の層間膜117に、露光工程と ライエッチング工程を用いてn型半導体領域 103および104のそれぞれに連通する二つのビア を開け、そのビアの中に金属であるTiNおよび Wを所定の順番および厚さで堆積する。続い 、図9Dに示すように、CMP法を用いて、その堆 積物の表面を平坦化すると共に、ビア部以外 にあるTiNおよびWを除去することで、n型半導 領域103および104のそれぞれに接続された第 のビア層111を形成する。

 そして、図9Eに示すように、ビア層111の れぞれの上に、TiN、TiO2およびTiNを順番に所 の厚さで堆積し、その堆積物を、露光工程 ドライエッチング工程を用いてパターニン して、MIM構造の第一の抵抗変化層112および 二の抵抗変化層114を形成する。具体的には n型半導体領域103に接続されたビア層111の上 に第一の抵抗変化層112を形成し、n型半導体 域104に接続されたビア層111の上に第二の抵 変化層114を形成する。

 その後、図9Fに示すように、第二の層間 118を素子全面に堆積した後、CMP法によって 二の層間膜118の表面を平坦化し、第一のビ 層111と同様の工程により、抵抗変化層112お び114のそれぞれと接続する第二のビア層113 形成する。第二の層間膜118としては、ここ は、酸化膜を用いる。また、第二のビア層11 3としては、ここではTiNおよびWの積層構造を いる。

 最後に、図9Gに示すように、素子全面にAl を堆積し、その堆積物を、露光工程とドライ エッチング工程を用いてパターニングするこ とで、配線層108および110を形成する。これに より、抵抗変化層112と接続された第二のビア 層113の上に配線層108が形成され、抵抗変化層 114と接続された第二のビア層113の上に配線層 110が形成される。

 (第三の実施形態)
 図10は、本発明の第三の実施形態の半導体 憶装置の構造を示した断面図である。なお 図10において、図8と同じ構成には同じ符号 付し、その説明を省略することがある。

 図10における半導体記憶装置では、第一 n型半導体領域103に接続された第一のビア層1 11の上部に第一の抵抗変化層119が形成され、 の抵抗変化層119の上部に第一の配線層108が 成されている。また、第二のn型半導体領域 104に接続された第一のビア層111の上部に第二 の抵抗変化層120が形成され、その抵抗変化層 120の上部に第二の配線層110が形成されている 。これにより、抵抗変化層119および120のそれ ぞれは、ビア層111を挟んでn型半導体領域103 よび104のそれぞれに接続される。また、配 層108および110のそれぞれは、抵抗変化層119 よび120と直接接続される。

 なお、本実施形態の半導体記憶装置は、 一の実施形態と同様に、単位メモリセルを 成する。単位メモリセルは、図6で示したメ モリセルアレイと同様に、メモリセルアレイ を構成することができる。より具体的には、 図10で示した半導体記憶装置が単位メモリセ として、2次元的に複数並べられる。また、 複数の単位メモリセルのp型半導体領域102が 続して形成されて互いに導通している。

 絶縁膜105および選択電極106の材料は、第 の実施形態と同じであり、ビア層111の材料 、第二の実施形態と同じである。抵抗変化 119および120としては、第一のビア層111の上 を酸化された材料(ここでは、酸化タングス テン(WO)とする)を用いる。配線層108および110 しては、TiNとAlの積層構造を用いる。

 次に効果を説明する。

 本実施形態によれば、抵抗変化層119およ 120のそれぞれは、ビア層111を挟んでn型半導 体領域103および104のそれぞれに接続される。 このため、第二の実施形態と同様に、抵抗変 化層119を、ホットキャリアが発生するp型半 体領域102からさらに離すことが可能になり さらなる高信頼性を得ることが可能になる なお、本実施形態でも、第一および第二の 施形態と同様に、選択電極106下のp型半導体 域102とn型半導体領域103のPNジャンクション 流れるバンド間トンネル電流を用いて、メ リ情報の書き換えおよび読み出しが可能で るため、メモリ素子にソース領域を設けな てもよくなる。したがって、本実施形態で 、高信頼性と1ビットあたりのセル面積低減 を両立させることが可能になる。

 また、本実施形態では、配線層108および1 10のそれぞれが、抵抗変化層119および120と直 接続される。このため、ビア層111が下部電 を兼ね、配線層108および110が上部電極を兼 ることとなり、製造方法を簡便化すること 可能になる。また、図8の第二のビア層113を 設ける必要がないので、半導体記憶装置の縦 方向のスケールを小さくすることが可能にな る。

 また、本実施形態では、抵抗変化層119お び120には、第一のビア層111を酸化させた材 を用いる。このため、抵抗変化層119および1 20を形成する際に、ビア層111を酸化させれば いので、製造方法をさらに簡便化すること 可能になる。

 これらの理由により、本実施形態の半導 記憶装置を用いた場合、大幅なコストダウ が可能となる。

 次に、本実施形態の半導体記憶装置の製 方法を説明する。図11A~図11Fは、この製造方 法における各工程の半導体記憶装置の断面を 示した断面図である。

 先ず、半導体基板101の所定の領域にボロン イオン注入して、その領域を活性化するこ で、その領域をp型半導体領域102として形成 する。イオン注入されるボロンのドーズ量は 、第二の実施形態と同様に2E+15cm -2 であるとする。

 続いて、図11Aに示すように、p型半導体領 域102上にSiO2の絶縁膜105およびリン添加ポリ リコンを堆積し、そのリン添加ポリシリコ に露光工程とドライエッチング工程を用い パターニングすることで、リン添加ポリシ コンを選択電極106として形成する。

 その後、図11Bに示すように、選択電極106を スクとして、p型半導体領域102にリンをイオ ン注入して、自己整合的に選択電極106の両側 におけるp型半導体領域102内に、n型半導体領 103および104を形成する。イオン注入される ンのドーズ量は、2E+15cm -2 であるとする。イオン注入されるリンのドー ズ量は、第二の実施形態と同様に、2E+15cm -2 であるとする。

 さらに、図11Cに示すように、素子全面に 一の層間膜117を堆積し、その堆積された第 の層間膜117の表面を、CMP法を用いて平坦化 る。ここでは、第一の層間膜117として、酸 膜を用いる。

 その後、第一の層間膜117に、露光工程と ライエッチング工程を用いてn型半導体領域 103および104のそれぞれに連通する二つのビア を開け、そのビアの中にTiNおよびWを堆積す 。続いて、図11Dに示すように、CMP法を用い mその堆積物の表面を平坦化すると共に、ビ 部以外のTiNおよびWを除去することで、n型 導体領域103およびn型半導体領域104のそれぞ に接続された第一のビア層111を形成する。

 そして、図11Eに示すように、第一のビア 111の上部にプラズマ酸化を行いことで、そ 第一のビア層111の上部を酸化してWOを形成 、そのWOを第一の抵抗変化層119および第二の 抵抗変化層120として形成する。

 最後に、図11Fに示すように、素子全面にT iNおよびAlを順番に所定の膜厚で堆積し、そ 堆積物に露光工程とドライエッチング工程 用いてパターニングすることで、配線層108 よび110を形成する。

 本実施形態の製造方法では、図9で示した 第二の実施形態の製造方法に比べて、抵抗変 化層119および120であるMIM構造のパターニング プロセスと、第二の層間膜を形成するプロセ スと、第二のビア層を形成するプロセスとを 省略することができるため、工程数が大幅に 減り、コストを大幅にさげることができる。

 (第四の実施形態)
 図12は、本発明の第四の実施形態の半導体 憶装置の構造を示した断面図である。なお 図12において、図8と同じ構成には、同じ符 を付し、その説明を省略することがある。 た、図12における半導体記憶装置は、選択電 極が半導体基板内に埋め込まれている点に特 徴がある。

 図12における半導体記憶装置では、半導 基板101上にp型半導体領域102が形成され、p型 半導体領域102の中に絶縁膜121を挟んで埋め込 み選択電極122が埋め込まれている。また、埋 め込み選択電極122の両側におけるp型半導体 域102内に、自己整合的に第一のn型半導体領 123および第二のn型半導体領域124が形成され ている。選択電極122がワード線に接続されて いる。第一のn型半導体領域123の上には、第 のビア層111、第一の抵抗変化層112、第二の ア層113および配線層108が順番に形成されて る。第二のn型半導体領域124の上には、第一 ビア層111、第二の抵抗変化層114、第二のビ 層113および配線層110が順番に形成されてい 。

 本実施形態の半導体記憶装置は、第一の 施形態と同様に、単位メモリセルを構成す 。また、単位メモリセルは、図6で示したメ モリセルアレイと同様に、メモリセルアレイ を構成することができる。より具体的には、 図12で示した半導体記憶装置が単位メモリセ として、2次元的に複数並べられる。また、 複数の単位メモリセルのP型半導体領域102が 続して形成されて互いに導通している。

 ビア層111および113、抵抗変化層112および114 および、配線層108および110の材料は、第二 実施形態と同じである。また、絶縁膜121は 図5の絶縁膜105と同様に、電子をトラップし ない材料で形成されることが望ましく、SiO 2 、SiON、HfO 2 、HfSiO、HfSiON、Al 2 O 3 またはZrO 2 等が望ましい。以下、絶縁膜121として、SiO2 を用いる。また、選択電極122としては、図5 選択電極106と同様に、リンを添加したn型の ポリシリコンを用いる。

 次に効果を説明する。

 本実施形態でも、第一~第三の実施形態と 同様に、メモリ機能を有する抵抗変化層112お よび114を、ホットキャリアが発生するp型半 体領域102から離すことが可能になる。よっ 、読み出しDisturbや保持機能の信頼性劣化を 避することができる。また、本実施形態で 、第一~第三の実施形態と同様に、埋め込み 選択電極106下のp型半導体領域102とn型半導体 域103のPNジャンクションに流れるバンド間 ンネル電流を用いて、メモリ情報の書き換 および読み出しが可能であるため、メモリ 子にソース領域を設けなくてもよくなる。 たがって、本実施形態でも、高信頼性と1ビ トあたりのセル面積低減を両立させること 可能になる。

 また、本実施形態では、埋め込み選択電 122は、p型半導体領域102に埋め込まれている 。このため、n型半導体領域123および124間の 効的な距離を大きくすることができる。こ ため、誤動作の原因である左右のメモリノ ド間を流れる漏れ電流が抑えながら、微細 することが可能となる。

 なお、第二のビア層113を設けることなく 図10で示した第三の実施形態の半導体記憶 置ように、抵抗変化層112および114のそれぞ に、配線層108および110のそれぞれを直接に 成することも可能である。

 次に、本実施形態の半導体記憶装置の製 方法を説明する。図13A~図13Hは、この製造方 法における各工程の半導体記憶装置の断面を 示した断面図である。

 先ず、半導体基板101の所定の領域にボロン イオン注入して、その領域を活性化するこ で、その領域をp型半導体領域102として形成 する。イオン注入されるボロンのドーズ量は 、第三および第四の実施形態と同様に、2E+15c m -2 であるとする。

 続いて、図13Aに示すように、p型半導体領 域102上の所定の領域にリンを注入し、その領 域を活性化することで、そのリンが注入され た領域をn型半導体領域125として形成する。

 その後、図13Bに示すように、半導体基板1 01を露光工程とドライエッチング工程を用い パターニングすることで、半導体基板101のp 型半導体領域102およびn型半導体領域125に溝 126を形成する。続いて、図13Cに示すように 溝部126が形成された素子全面に、SiO2の絶縁 127およびリン添加ポリシリコン128を順番に 定の厚さで堆積する。

 続いて、n型半導体領域125上の絶縁膜127お よびリン添加ポリシリコン128を除去すると共 に、CMP法を用いてn型半導体領域125を平坦化 る。これにより、図13Dに示すように、p型半 体領域102上に、絶縁膜127から作られた絶縁 121を介して、リン添加ポリシリコン128で作 れた埋め込み選択電極122が形成されると共 、埋め込み選択電極122の両側にn型半導体領 域125から作られた第一のn型半導体領域123お び第二のn型半導体領域124が形成される。

 次に、図13Dに示すように、素子全面に第 の層間膜117を堆積し、その堆積された第一 層間膜117の表面を、CMP法を用いて平坦化す 。ここでは、第一の層間膜117として、酸化 を用いる。

 さらに、第一の層間膜117に露光工程とド イエッチング工程を用いて、n型半導体領域 123および124に連通するビアを開け、そのビア の中に、TiNおよびWを所定の順番および厚さ 堆積する。続いて、図13Eに示すように、そ 堆積物の表面を、CMP法を平坦化すると共に ビア部以外のTiNおよびWを除去することで、n 型半導体領域123およびn型半導体領域124のそ ぞれに接続される第一のビア層111を形成す 。

 そして、図13Fに示すように、素子全面にT iN、TiO2およびTiNをこの順番で所定の厚さで堆 積し、その堆積物に露光工程とドライエッチ ング工程を用いてパターニングすることで、 MIM構造を有する第一の抵抗変化層113および第 二の抵抗変化層114を形成する。

 その後、図13Gに示すように、素子全面に 二の層間膜118を堆積し、その堆積された第 の層間膜118の表面を、CMP法を用いて平坦化 、第一のビア層111と同様の工程により、第 のビア層113を形成する。ここでは、第二の 間膜118としては、酸化膜を用いる。また、 二のビア層113としては、TiNおよびWの積層構 造を用いる。

 最後に、図13Hに示すように、素子全面にA lを堆積し、その堆積物に露光工程とドライ ッチング工程を用いてパターニングするこ で、配線層108および110を形成する。

 (第五の実施形態)
 図14は、本発明の第五の実施形態の半導体 憶装置の構造を示した断面図である。なお 図14において、図5と同じ構成には、同じ符 を付し、その説明を省略することがある。

 図14に示すように、本実施形態の半導体 憶装置では、p型半導体領域102内の、第一のn 型半導体領域103および第二のn型半導体領域10 4の間に素子分離領域130が形成されている。

 なお、素子分離領域130以外の部材につい は、第一の実施形態と同じである。

 また、本実施形態の半導体記憶装置は、 一の実施形態と同様に、単位メモリセルを 成する。単位メモリセルは、図6で示したメ モリセルアレイと同様に、メモリセルアレイ を構成することができる。より具体的には、 図14で示した半導体記憶装置が単位メモリセ として、2次元的に複数並べられる。また、 複数の単位メモリセルのp型半導体領域102が 続して形成されて互いに導通している。

 本実施形態の半導体記憶装置の製造方法 は、選択電極106を形成する前に、p型半導体 領域102ないに素子分離領域130を形成する。そ して、素子分離領域130が形成した後、素子分 離領域130の上に選択電極106を形成する。

 次に効果を説明する。

 本実施形態でも、第一~第四の実施形態と 同様に、一つの選択電極106に対して2つのメ リノードを持つため、一つの選択電極106に して1つのメモリノードしかもたない抵抗変 型メモリ素子に比べて、1ビット当たりのメ モリセル面積を大幅に低減できる。

 また、本実施形態では、n型半導体領域103 および104の間に素子分離領域130が形成されて いるため、n型半導体領域103および104の間の れ電流を大幅に低減することができ、誤動 を防ぐことが可能となる。

 以上、実施形態を参照して本願発明を説 したが、本願発明は、上記実施形態に限定 れたものではない。本願発明の構成や詳細 は、本願発明のスコープ内で当業者が理解 得る様々な変更を行うことができる。

 例えば、各実施形態において、第一の導 型としてp型を用い、第二の導電型としてn を用いたが、第一の導電型としてn型を用い 第二の導電型としてp型を用いてもよい。こ の場合の動作方法は、それぞれの半導体領域 に各実施形態とは正負逆の電圧を印加する。

 また、抵抗変化層としてMIM構造の代わり 相変化層を用いてもよい。この場合でも、 信頼性化とセル面積縮小の両立させること 可能になる。

 この出願は、2008年3月25日に出願された日 本出願特願2008-79069号公報を基礎とする優先 を主張し、その開示の全てをここに取り込 。




 
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