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Patent Searching and Data


Title:
SERVER DEVICE, LICENSE DISTRIBUTION METHOD, AND CONTENT RECEIVING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/151015
Kind Code:
A1
Abstract:
License acquisition requests from a large number of clients are prevented from being concentrated immediately after the start of content broadcasting, and the license server operation is stabilized. A web server (21) of an IPTV server randomly sets a main license acquisition request time within a time period up to a prescribed set time after the broadcast start time in response to a license acquisition request from an IPTV client terminal (10) for playing back encrypted content and transmits to the IPTV client terminal (10) information about the main license acquisition time and a temporary license that includes temporary content corresponding to the playback of said broadcast content from the broadcast start time up to said prescribed set time. A license server (22) transmits the main license that includes the main content corresponding to playback of the content for the entire time in response to a main license acquisition request executed by the IPTV client terminal (10) based on the information about the acquisition request time.

Inventors:
YAMAGISHI YASUAKI (JP)
SHIMA HISATO (JP)
IGARASHI TATSUYA (JP)
FUJISAWA KENJI (JP)
KAWAMOTO YOJI (JP)
FUTAGAMI MOTOMASA (JP)
NAKAJIMA YUKAKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/060418
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
June 08, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SONY CORP (JP)
YAMAGISHI YASUAKI (JP)
SHIMA HISATO (JP)
IGARASHI TATSUYA (JP)
FUJISAWA KENJI (JP)
KAWAMOTO YOJI (JP)
FUTAGAMI MOTOMASA (JP)
NAKAJIMA YUKAKO (JP)
International Classes:
H04N7/16; H04N7/173; H04N21/258; H04N21/266; H04N21/45; H04N21/4623; H04N21/6377
Foreign References:
JP2003284032A2003-10-03
JP2006080612A2006-03-23
JP2007189443A2007-07-26
Other References:
None
Attorney, Agent or Firm:
OMORI, JUNICHI (JP)
Omori Junichi (JP)
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Claims:
 コンテンツ受信装置からの、暗号化された放送コンテンツを再生するためのライセンスの取得要求に応じて、放送開始時刻以後の所定の設定時刻までの時間内でメインライセンスの取得要求時刻をランダムに設定し、このメインライセンスの取得要求時刻の情報と前記放送コンテンツの放送開始時刻から前記所定の設定時刻までの再生に対応した一時コンテンツキーを含む一時ライセンスとを前記コンテンツ受信装置に送信する一時ライセンス処理部と、
 前記コンテンツ受信装置にて前記取得要求時刻の情報に基づき実行された前記メインライセンスの取得要求に応じて、前記放送コンテンツの全時間の再生に対応するメインコンテンツキーを含む前記メインライセンスを前記コンテンツ受信装置に送信するメインライセンス処理部と
 を具備するサーバ装置。
 請求項1に記載のサーバ装置であって、
 前記コンテンツ受信装置から前記ライセンスの取得要求を受信したとき、第1の方式によるユーザ認証を行う第1の認証部と、
 前記コンテンツ受信装置から前記メインライセンスの取得要求を受信したとき前記第1の方式に比べセキュリティ強度の高い第2の方式によるユーザ認証を行う第2の認証部と
 をさらに具備するサーバ装置。
 請求項2に記載のサーバ装置であって、
 前記一時ライセンス処理部は、前記コンテンツ受信装置からの前記ライセンスの取得要求を前記放送コンテンツの放送開始時刻より所定の時間以上前に受信した場合、前記メインライセンスの取得要求に対して前記メインライセンスの送信が即時可能であることを示す情報を前記コンテンツ受信装置に送信する
 サーバ装置。
 請求項3に記載のサーバ装置であって、
 前記一時ライセンス処理部は、前記コンテンツ受信装置からの前記ライセンスの取得要求を前記放送コンテンツの放送開始時刻以後の所定の設定時刻以後に受信した場合、前記メインライセンスの取得要求に対して前記メインライセンスの送信が即時可能であることを示す情報を前記コンテンツ受信装置に送信する
 サーバ装置。
 コンテンツ受信装置からの、暗号化された放送コンテンツを再生するためのライセンスの取得要求に応じて、放送開始時刻以後の所定の設定時刻までの時間内でメインライセンスの取得要求時刻をランダムに設定し、このメインライセンスの取得要求時刻の情報と前記放送コンテンツの放送開始時刻から前記所定の設定時刻までの再生に対応した一時コンテンツキーを含む一時ライセンスとを前記コンテンツ受信装置に送信し、
 前記コンテンツ受信装置にて前記取得要求時刻の情報に基づき実行された前記メインライセンスの取得要求に応じて、前記放送コンテンツの全時間の再生に対応するメインコンテンツキーを含む前記メインライセンスを前記コンテンツ受信装置に送信する
 ライセンス配布方法。
 暗号化された放送コンテンツを再生するためのライセンスの取得要求を第1のサーバ装置に送信し、この第1のサーバ装置からの応答として、放送開始時刻以後の所定の設定時刻までの時間内でランダムに設定されたメインライセンスの取得要求時刻の情報と、前記放送コンテンツの放送開始時刻から前記所定の設定時刻までの再生に対応した一時コンテンツキーを含む一時ライセンスとを取得する一時ライセンス取得要求部と、
 前記第1のライセンス取得要求部にて取得したメインライセンスの取得要求時刻の情報に基づいて前記メインライセンスの取得要求を第2のサーバ装置に送信し、この第2のサーバ装置からの応答として、前記放送コンテンツの全時間の再生に対応するメインコンテンツキーを含む前記メインライセンスを取得するメインライセンス取得要求部と、
 前記一時ライセンス取得要求部にて取得した一時コンテンツキーおよび前記メインライセンス取得要求部にて取得したメインコンテンツキーを用いて、前記暗号化された放送コンテンツを復号する復号部と
 を具備するコンテンツ受信装置。
Description:
サーバ装置、ライセンス配布方 、およびコンテンツ受信装置

 本発明は、ネットワークなどを通じてコ テンツおよびコンテンツを再生するために 要なライセンスを提供するサーバ装置、ラ センス配布方法、およびコンテンツおよび ンテンツを再生するために必要なライセン を取得してコンテンツを再生するコンテン 受信装置に関する。

IPTV(Internet Protocol Television)は、IPを利用し デジタルテレビ放送を配信するサービス、 たはその放送技術の総称である。このよう IPTVによる放送コンテンツを利用する装置を 、以後、IPTVクライアント端末と呼ぶ。

 一般にコンテンツを再生するためのライ ンスを取得する際には、契約条項、ライセ ス利用条件などをユーザに提示して、確認 とった後にライセンスをユーザに渡す。こ 処理はサーバ側とインタラクション(ユーザ への契約条項などの提示ならびに購入確認) 可能なブラウザなどにより行われる場合が く、その際に利用されるユーザのIPTVクライ ントとサーバ(この場合は購入処理サーバ) の認証には、SSL(Secure Socket Layer)やTLS(Transpor t Layer Security)などを用いた汎用的な認証方 が採用されている(例えば特許文献1)。そこ 、サーバ側にはセキュリティアクセラレー (標準セキュリティプロトコルの認証処理を 速に行うことの可能な特殊なサーバ機器)な どのサーバコンポーネントが普及している。

 特開2006-031176号公報(段落0044)

 ところで、近年、ネットワークを通じた ンテンツの流通量の増大に伴い、従来の汎 の認証方式に比べて、より堅牢な認証方式 基づくライセンス取得プロトコルの実装が められているとともに、個々のサービスプ バイダの要件に特化したライセンス取得プ トコルの実装が求められている。しかしな ら、このような堅牢かつ特別なライセンス 得プロトコルに基づく認証には、汎用の認 方式に比べ、処理が複雑で、演算量が大き 。

 このため、たとえば生放送番組のコンテ ツを再生する場合など、多数のクライアン からのライセンス取得要求が短い時間帯に 中した場合、サーバ装置の負荷が急激に増 して動作が不安定になるおそれがあった。

 本発明は、かかる実情に鑑み、多数のク イアントからのライセンス取得要求がコン ンツの放送開始時直後などに集中するのを 避して、ライセンス配布処理の動作の安定 を図ることのできるサーバ装置、ライセン 配布方法、およびコンテンツ受信装置を提 することを目的としている。

 上記の課題を解決するために、本発明の ーバ装置は、コンテンツ受信装置からの、 号化された放送コンテンツを再生するため ライセンスの取得要求に応じて、放送開始 刻以後の所定の設定時刻までの時間内でメ ンライセンスの取得要求時刻をランダムに 定し、このメインライセンスの取得要求時 の情報と前記放送コンテンツの放送開始時 から前記所定の設定時刻までの再生に対応 た一時コンテンツキーを含む一時ライセン とを前記コンテンツ受信装置に送信する一 ライセンス処理部と、前記コンテンツ受信 置にて前記取得要求時刻の情報に基づき実 された前記メインライセンスの取得要求に じて、前記放送コンテンツの全時間の再生 対応するメインコンテンツキーを含む前記 インライセンスを前記コンテンツ受信装置 送信するメインライセンス処理部とを具備 る。

 本発明においては、メインライセンスの 得要求時刻をランダムに設定することによ て、サーバ装置において、多数のコンテン 受信装置からのライセンス取得要求がコン ンツの放送開始時直後などに集中するのを 避できる。これによりサーバ装置の動作が 大な負荷の集中により不安定になることを 止できる。

 本発明のサーバ装置は、前記コンテンツ 信装置から前記ライセンスの取得要求を受 したとき、第1の方式によるユーザ認証を行 う第1の認証部と、前記コンテンツ受信装置 ら前記メインライセンスの取得要求を受信 たとき前記第1の方式に比べセキュリティ強 の高い第2の方式によるユーザ認証を行う第 2の認証部とをさらに具備するものであって よい。

 本発明においては、堅牢なユーザ認証を うサーバ装置において、多数のコンテンツ 信装置からのライセンス取得要求がコンテ ツの放送開始時直後などに集中するのを回 できることによって、サーバ装置の動作が 大な負荷の集中により不安定になることを より確実に防止できる。

 本発明のサーバ装置において、前記一時 イセンス処理部は、前記コンテンツ受信装 からの前記ライセンスの取得要求を前記放 コンテンツの放送開始時刻より所定の時間 上前に受信した場合、前記メインライセン の取得要求に対して前記メインライセンス 送信が即時可能であることを示す情報を前 コンテンツ受信装置に送信することとして よい。

 また、前記一時ライセンス処理部は、前 コンテンツ受信装置からの前記ライセンス 取得要求を前記放送コンテンツの放送開始 刻以後の所定の設定時刻以後に受信した場 、前記メインライセンスの取得要求に対し 前記メインライセンスの送信が即時可能で ることを示す情報を前記コンテンツ受信装 に送信することとしてもよい。

 本発明の別の側面に基づくライセンス配 方法は、コンテンツ受信装置からの、暗号 された放送コンテンツを再生するためのラ センスの取得要求に応じて、放送開始時刻 後の所定の設定時刻までの時間内でメイン イセンスの取得要求時刻をランダムに設定 、このメインライセンスの取得要求時刻の 報と前記放送コンテンツの放送開始時刻か 前記所定の設定時刻までの再生に対応した 時コンテンツキーを含む一時ライセンスと 前記コンテンツ受信装置に送信し、前記コ テンツ受信装置にて前記取得要求時刻の情 に基づき実行された前記メインライセンス 取得要求に応じて、前記放送コンテンツの 時間の再生に対応するメインコンテンツキ を含む前記メインライセンスを前記コンテ ツ受信装置に送信する。

 本発明の別の側面に基づくコンテンツ受 装置は、暗号化された放送コンテンツを再 するためのライセンスの取得要求を第1のサ ーバ装置に送信し、この第1のサーバ装置か の応答として、放送開始時刻以後の所定の 定時刻までの時間内でランダムに設定され メインライセンスの取得要求時刻の情報と 前記放送コンテンツの放送開始時刻から前 所定の設定時刻までの再生に対応した一時 ンテンツキーを含む一時ライセンスとを取 する一時ライセンス取得要求部と、前記第1 ライセンス取得要求部にて取得したメイン イセンスの取得要求時刻の情報に基づいて 記メインライセンスの取得要求を第2のサー バ装置に送信し、この第2のサーバ装置から 応答として、前記放送コンテンツの全時間 再生に対応するメインコンテンツキーを含 前記メインライセンスを取得するメインラ センス取得要求部と、前記一時ライセンス 得要求部にて取得した一時コンテンツキー よび前記メインライセンス取得要求部にて 得したメインコンテンツキーを用いて、前 暗号化された放送コンテンツを復号する復 部とを具備する。

 本発明によれば、多数のクライアントか のライセンス取得要求がコンテンツの放送 始時直後などに集中するのを回避して、ラ センス配布処理の動作の安定化を図ること できる。

本発明の実施の形態であるIPTVシステム の構成を示す図である。 図1のIPTVシステムでのコンテンツ再生 ーケンスを示す図である。 コンテンツ一覧ページの例を示す図で る。 ライセンス購入のためのページの例を す図である。 メインライセンス取得要求タイミング 決める方法を説明する図である。 メインライセンス取得要求タイミング 生成手順を示すフローチャートである。 ライセンス取得要求の頻度予測に基づ Tp設定の方法を示すフローチャートである DRMControlMessageの構造を定義するXMLスキ マを示す図である。 図8のXMLスキーマをテキスト形式で示す 図である。 図8および図9のXMLスキーマに基づくDRMC ontrolMessageの例を示す図である。 コンピュータのハードウェアの構成例 を示すブロック図である。

 以下、本発明の実施の形態を図面を用いて 細に説明する。
 図1は、本発明の実施の形態であるIPTVシス ム100の構成を示すブロック図である。

 同図に示すように、この実施形態のIPTVシ ステム100は、コンテンツ受信装置であるIPTV ライアント端末10、コンテンツをストリーミ ングやダウンロードなどにより配信可能であ るとともに、そのコンテンツを再生するため に必要なライセンスを配布するIPTVサーバ20、 及びこれらを接続可能なネットワーク30とで 成される。

 IPTVクライアント端末10は、例えば、PC(Pers onal Computer)、セットップボックス、TVなどの 末機器である。IPTVクライアント端末10は、 ーザインターフェイス11、ウェブブラウザ12 、DRM(Digital Rights Management)クライアント13、IP TVメディアクライアント14、クライアントデ タベース15などを備える。

 IPTVサーバ20は、具体的には1つまたは複数 のサーバ装置で構成されたものである。ここ では、IPTVサーバ20が複数のサーバ装置で構成 される場合を説明する。IPTVサーバ20は、ウェ ブサーバ21、ライセンスサーバ22、IPTVメディ サーバ23、サーバデータベース24などを備え る。

 次に、IPTVクライアント端末10の詳細な構 を説明する。

 ユーザインターフェイス11は、ユーザ1に する入出力を処理する。例えば、ユーザイ ターフェイス11は、ユーザ1からの各種の指 を入力してウェブブラウザ12、DRMクライア ト13、IPTVメディアクライアント14に引き渡し たり、ウェブブラウザ12、DRMクライアント13 IPTVメディアクライアント14からの各種情報 ユーザ1に視覚的に掲示したりする処理を行 。

 ウェブブラウザ12は、予めコンテンツの タデータをIPTVサーバ20の図示しないメタデ タサーバより取得してクライアントデータ ース15に保持しておき、このメタデータをも とにコンテンツの一覧を表示する。このコン テンツの一覧に対してユーザはユーザインタ ーフェイス11を通じて再生したいコンテンツ 選択して、このコンテンツを再生するため 必要なライセンスの取得要求をウェブブラ ザ12に送信させることができる。

 ここで、コンテンツのメタデータには、 ンテンツID、コンテンツ名、コンテンツの クセス先であるURI(Uniform Resource Identifier)な のコンテンツアクセス情報、そのコンテン を再生するためのライセンスの配布元であ のライセンスサーバ22にアクセスするため 必要なアクセス情報、放送時間(開始時刻、 了時刻)、コンテンツの属性や内容、当該コ ンテンツを再生するためのライセンスを購入 済みであるか否かなどの情報が含まれている 。

 また、ウェブブラウザ12は、テンポラリ イセンス取得要求に対するウェブサーバ21か らの応答として、テンポラリコンテンツキー Kcpを含むテンポラリライセンスと、メインラ イセンス取得要求のタイミング情報を含むDRM ControlMessageを取得し、このDRMControlMessageをコ テンツ再生指示とともにIPTVメディアクライ ント14に与える。ここで、テンポラリライ ンスとは、コンテンツにおいて予め決めら た放送開始時刻から所定の設定時刻までの 間帯を再生するために必要なライセンスで る。これに対してメインライセンスとは、 時間のコンテンツを再生するために必要な イセンスである。これらテンポラリライセ スとメインライセンスについては後で詳細 説明する。

 IPTVメディアクライアント14は、ウェブブ ウザ12からのコンテンツ再生指示を受けた き、クライアントデータベース15に保存され たコンテンツのメタデータをもとに、そのコ ンテンツを配信するIPTVメディアサーバ23にア クセスして暗号化されたコンテンツのデータ を取得し、DRMControlMessageに含まれるテンポラ コンテンツキーKcpを使って、その暗号化さ たコンテンツのデータを復号し再生処理を う。また、IPTVメディアクライアント14は、D RMクライアント13よりメインライセンスを取 したときには、IPTVメディアサーバ23より取 したコンテンツを、そのメインライセンス 含まれるメインコンテンキーKcを使って復号 し再生処理を行う。

 DRMクライアント13は、DRMControlMessageからテ ンポラリライセンスに含まれるテンポラリコ ンテンツキーKcpを抽出してIPTVメディアクラ アント14に渡したり、DRMControlMessageに記述さ たメインライセンス取得要求のタイミング 報をもとにIPTVサーバ20のライセンスサーバ2 2に対してメインライセンスの取得要求を送 し、ライセンスサーバ22より送信されたメイ ンコンテンツキーKcを含むメインライセンス 取得し、メインコンテンツキーKcをIPTVメデ アクライアント14に与える。

 クライアントデータベース15は、例えば ハードディスクドライブや半導体メモリな の記憶装置で構成され、IPTVサーバ20より取 したコンテンツメタデータなどを格納する

 次に、IPTVサーバ20の構成の詳細を説明す 。

 ウェブサーバ21は、IPTVクライアント端末1 0のウェブブラウザ12からのテンポラリライセ ンスの取得要求に応じて、ユーザ認証、ライ センス購入確認などを行い、ユーザ認証に成 功し、ライセンスの購入が確認された場合に 、テンポラリコンテンツキーKcpを含むテンポ ラリライセンスと、メインライセンスの取得 要求タイミング情報を含むDRMControlMessageを生 してIPTVクライアント端末10のウェブブラウ 12に応答する。このDRMControlMessageの生成方法 については後で説明する。

 ライセンスサーバ22は、IPTVクライアント 末10のDRMクライアント13からのメインライセ ンス取得要求に応じて、上記のブラウザ標準 の認証方式に比べ、より堅牢で、処理手順が 多く、演算量の大きい方式でのユーザ認証を 行い、このユーザ認証に成功した場合、サー バデータベース24に蓄積された当該ユーザの イセンス購入履歴を確認して、ライセンス 入済みであることを確認した場合に、メイ コンテンツキーKcを含むメインライセンス DRMクライアント13に配布する。

 IPTVメディアサーバ23は、IPTVメディアクラ イアント14からのコンテンツの要求に応じて 号化されたコンテンツのデータを配信する

 次に、このIPTVシステム100においてIPTVク イアント端末10がIPTVサーバ20より、コンテン ツとこのコンテンツを再生するテンポラリコ ンテンツキーKcpおよびメインコンテンツキー Kcを取得し、これらを使ってコンテンツを再 する場合の動作を説明する。

 図2はIPTVシステム100でのコンテンツ再生 ーケンスを示す図である。

 まず、IPTVクライアント端末10のユーザ1は 、クライアントデータベース15に保持された タデータをもとにコンテンツの一覧ページ 表示するように、ユーザインターフェイス1 1を通じてウェブブラウザ12に指示する。この 指示に従ってウェブブラウザ12は、クライア トデータベース15に保存されたメタデータ もとにコンテンツの一覧ページを作成して ユーザインターフェイス11を通じてユーザ1 掲示する。

 図3にこのコンテンツの一覧ページの例を 示す。コンテンツの一覧ページには、コンテ ンツ毎に、そのコンテンツの静止画サムネイ ル、コンテンツ名、そのコンテンツの属性( 薦め番組、新春番組、R指定番組など)、その コンテンツの内容(ジャンル、映像音声モー 、有料/無料)、そのコンテンツを再生するた めのライセンスを購入可能(ライセンス未購 )であることを示すマーク41、そのコンテン を再生可能(ライセンス購入済み)であること を示すマーク42などが表示されている。

 ここで、ライセンスを購入可能(ライセン ス未購入)であることを示すマーク41はクリッ クボタンとして機能を有している。あるコン テンツのマーク41がユーザ1によってクリック されると、例えば図4に示すように、ライセ スの購入契約事項の記述文と購入の承諾/非 諾をユーザ1に選択させるためのボタンを配 置したページが表示される。さらに、このペ ージで承諾ボタンがユーザ1によってクリッ されると、ウェブブラウザ12は、ユーザ1に り選択されたコンテンツに対応するコンテ ツIDをメタデータから抽出し、このコンテン ツIDとユーザIDおよびパスワードとを含むテ ポラリライセンス取得要求をIPTVサーバ20の ェブサーバ21に送信する(ステップS101)。

 IPTVサーバ20のウェブサーバ21は、IPTVクラ アント端末10のウェブブラウザ12よりテンポ ラリライセンス取得要求を受信すると、この テンポラリライセンス取得要求に含まれるユ ーザIDおよびパスワードをもとに例えばSSL、T LSなどのブラウザ標準の認証プロトコルによ ユーザ認証を行う。ウェブサーバ21は、こ ユーザ認証に成功したなら、当該ユーザが 該コンテンツIDに対応するコンテンツを再生 するためのライセンスの購入が済んでいるか どうかを、サーバデータベース24に保存され いる該当ユーザのライセンス購入履歴を参 して確認する(ステップS102)。今回は該当ユ ザのライセンス購入履歴に当該コンテンツ 再生するためのライセンスを購入した履歴 残っていない。そこで、IPTVサーバ20のウェ サーバ21は、当該ユーザのライセンス購入 歴に今回のライセンス購入情報を格納する( テップS103)。

 次に、IPTVサーバ20のウェブサーバ21は、 ンポラリコンテンツキーKcpを含むテンポラ ライセンスと、メインライセンスの取得要 タイミング情報を含むDRMControlMessageを生成し てIPTVクライアント端末10のウェブブラウザ12 送信する(ステップS104)。ここで、テンポラ コンテンツキーKcpとしてはコンテンツ毎に め用意されたものが使用される。メインラ センスの取得要求タイミング情報とは、IPTV クライアント端末10のDRMクライアント13がメ ンライセンス取得要求を送信する時刻を指 するための情報である。

 次に、メインライセンス取得要求タイミ グを決める方法の概要について図5を参照し て説明する。Tsはコンテンツの放送開始時刻 Teはコンテンツの放送終了時刻、Tpはテンポ ラリコンテンツキーKcpにより復号が可能なコ ンテンツの終了時刻であり、コンテンツ毎に 予め決められた時刻である。放送開始時刻Ts らTpまでの時間は例えば数秒間もしくは数 間程度である。メインコンテンツキーKcによ り復号が可能な期間はTsからTeまでである。Ta cqはメインライセンス取得要求タイミングの 例である。IPTVサーバ20のウェブサーバ21は ライセンスの購入が成立した時刻(ライセン 購入情報が格納された時刻)Txがコンテンツ 放送開始時刻TsからTpまでの間で発生した場 合には、ライセンスの購入が成立した時刻Tpu rchaseからTpまでの間でランダムに決められた 間をメインライセンス取得要求タイミングT acqとする。

 IPTVサーバ20のウェブサーバ21は、以上の インライセンス取得要求タイミング情報お びテンポラリコンテンツキーKcpを用いてDRMCo ntrolMessageを生成し、IPTVクライアント端末10の ウェブブラウザ12に送信する(ステップS104)。

 IPTVクライアント端末10のウェブブラウザ1 2は、IPTVサーバ20のウェブサーバ21よりDRMContro lMessageを取得すると、このDRMControlMessageをコ テンツ再生指示とともにIPTVメディアクライ ント14に与える(ステップS105)。

 IPTVメディアクライアント14はウェブブラ ザ12より、DRMControlMessageをコンテンツ再生指 示ともに受けると、DRMクライアント13に対し DRMControlMessageを与えるとともに、このDRMContr olMessageからのテンポラリコンテンツキーKcpの 抽出を依頼する(ステップS106)。

 DRMクライアント13は、IPTVメディアクライ ント14からの依頼をもとに、DRMControlMessageか らテンポラリライセンスに含まれるテンポラ リコンテンツキーKcpを抽出してIPTVメディア ライアント14に渡す(ステップS107)。

 IPTVメディアクライアント14はDRMクライア ト13よりテンポラリコンテンツキーKcpを取 すると、クライアントデータベース15に保存 されたコンテンツのメタデータをもとに、そ のコンテンツを配信するIPTVメディアサーバ23 にアクセスして暗号化されたコンテンツのデ ータを取得し、テンポラリコンテンツキーKcp を使って、その暗号化されたコンテンツのデ ータを復号して再生処理を行う(ステップS108, S109)。これにより、IPTVクライアント端末10に いては、少なくともコンテンツの放送開始 刻TsからTpまでの時間帯のコンテンツの再生 が保証されたことになる。

 一方、DRMクライアント13はDRMControlMessageに 記述されているメインライセンス取得要求タ イミング情報をもとに、IPTVサーバ20のライセ ンスサーバ22に対して、コンテンツID、ユー ID、パスワードなどを含む、メインライセン ス取得要求を送信する(ステップS110)。すなわ ち、DRMクライアント13はメインライセンス取 要求タイミング情報が示す時刻にIPTVサーバ 20のライセンスサーバ22に対してメインライ ンスの取得要求を送信する。

 IPTVサーバ20のライセンスサーバ22は、IPTV ライアント端末10のDRMクライアント13からの メインライセンス取得要求を受信すると、上 記のブラウザ標準の認証プロトコルに比べ、 より堅牢で、処理手順が多く、演算量の大き い方式でのユーザ認証を行う(ステップS111)。 IPTVサーバ20のライセンスサーバ22は、ユーザ 証に成功した場合、メインライセンスの取 要求に含まれるコンテンツID、ユーザIDなど をもとに、当該コンテンツIDに対応するコン ンツを再生するためのライセンスの購入が んでいるかどうかを、サーバデータベース2 4に保存されている該当ユーザのライセンス 入履歴を参照して確認する(ステップS112)。IP TVサーバ20のライセンスサーバ22は、当該ライ センスの購入が済んでいることを確認できた ならば、メインコンテンツキーKcを含むメイ ライセンスをDRMクライアント13に配布する( テップS113)。

 DRMクライアント13は、ライセンスサーバ22 よりメインコンテンツキーKcを含むメインラ センスを取得すると、このメインコンテン キーKcをIPTVメディアクライアント14に与え (ステップS114)。

 IPTVメディアクライアント14は、DRMクライ ント13よりメインコンテンキーKcを取得する と、IPTVメディアサーバ23より取得したコンテ ンツを、そのメインコンテンキーKcを使って 号して再生処理を行う(ステップS115)。これ より、IPTVクライアント端末10において、コ テンツの最終時刻までの再生処理が行われ 。

 次に、メインライセンス取得要求タイミ グの生成手順を図6を参照して説明する。

 IPTVサーバ20のウェブサーバ21は、ライセ スの購入が成立すると(サーバデータベース2 4にライセンス購入情報が新規に格納される )(ステップS201)、その時刻Tpurchaseが、コンテ ツの放送開始時刻Tsよりも一定時間前の時 TbeforeStartよりも前の時刻であるかどうかを 定する。ここで、放送開始時刻Tsよりも一定 時間前の時刻TbeforeStartは、例えば、サーバ装 置への負荷集中が避けられるように、放送開 始時刻Tsに対して十分な時間的余裕となり得 時刻であり、例えば、放送開始時刻Tsの一 前の時刻などである。

 IPTVサーバ20のウェブサーバ21は、この判 で、ライセンスの購入の成立時刻Tpurchaseが 刻TbeforeStartよりも前であることを判定した 合には、時刻TpurchaseからTpまでの間でメイン ライセンスの取得要求タイミング情報Tacqを ンダムに決定するのではなく、メインライ ンスの取得要求タイミング情報Tacqを"-1"とし て、テンポラリコンテンツキーKcpを含まない DRMControlMessageを生成し(ステップS206)、これをI PTVクライアント端末10のウェブブラウザ12に 信する。

 また、IPTVサーバ20のウェブサーバ21は、 テップS202の判定で、ライセンスの購入の成 時刻Tpurchaseが時刻TbeforeStart以後であること 判定した場合には、そのライセンスの購入 成立時刻TpurchaseがTpより前であるかどうか 判定する(ステップS203)。YESの場合は、IPTVサ バ20のウェブサーバ21は、ライセンスの購入 が成立した時刻TpurchaseからTpまでの間でラン ムに決められた時間をメインライセンスの 得要求タイミング情報Tacqとする(ステップS2 04)。NOの場合、次にウェブサーバ21は、ライ ンスの購入が成立した時刻TpurchaseがTpからコ ンテンツの放送終了時刻Teまでの間であるか うかを判定する(ステップS205)。YESの場合、I PTVサーバ20のウェブサーバ21は、メインライ ンスの取得要求タイミング情報Tacqを"-1"とし て、テンポラリコンテンツキーKcpを含まない DRMControlMessageを生成し(ステップS206)、これをI PTVクライアント端末10のウェブブラウザ12に 信する。

 IPTVクライアント端末10のDRMクライアント1 3は、DRMControlMessageに記述されているメインラ イセンスの取得要求タイミング情報Tacqが"-1" あることを知った場合には、IPTVサーバ20の イセンスサーバ22に対して、即時にコンテ ツID、ユーザID、パスワードなどを含む、メ ンライセンスの取得要求を送信する。すな ち、ライセンスサーバ22に負荷が集中しな 時間帯にライセンスの購入が行われた場合 は、IPTVクライアント端末10は即時にメイン イセンスの取得要求をIPTVサーバ20に送信し 、メインライセンスを取得することができ 。したがって、この場合、IPTVクライアント 末10においては、コンテンツの放送開始時 Tsから、IPTVメディアサーバ23から取得した暗 号化されたコンテンツをメインコンテンキー Kcを使って復号して再生処理を行うことがで る。

 ところで、Tpはテンポラリコンテンツキ Kcpにより復号が可能なコンテンツの終了時 であり、コンテンツ毎に予め決められた時 であることは既に述べた。このTpをIPTVサー 20で設定する場合、そのコンテンツに対する ライセンスの取得要求の頻度予測に基づいて 設定するようにしてもよい。

 図7は、このライセンス取得要求の頻度予 測に基づくTp設定の方法を示すフローチャー である。この例では、ライセンス取得要求 頻度をコンテンツの放送時間帯に応じて設 することとした。すなわち、いわゆる「ゴ ルデンタイム」と言われる午後7時から午後 9時までの間に放送が開始されるコンテンツ その他のコンテンツとでTpの計算方法を変え る(ステップS301)。ゴールデンタイムに放送が 開始されるコンテンツについては、より多く のユーザからのライセンス取得要求の受信が 予測されるので、放送開始時刻TsからTpまで 時間をより長く設定する(ステップS301)。逆 、ゴールデンタイムに放送が開始されない ンテンツについては、放送開始時刻TsからTp での時間を短めに設定する(ステップS302)。 れにより、ライセンス取得要求の頻度に応 て良好にTpを設定することができる。なお 図7において、Zlargeは1以上で、Zsmallに比べて 大きな設定数、Zsmallは1以上で、Zlargeに比べ 小さな設定数である。

 次に、DRMControlMessageの構造を定義するXML キーマの例を説明する。

 図8および図9はDRMControlMessageの構造を定義 するXMLスキーマを示す図である。DRMControlMessa ge50には、MarlinLicenseWithActionTokenType要素51の子 素として、テンポラリライセンスを格納す MarlinTemporaryLicense要素52と、メインライセン の取得要求タイミングをAcquisitionTiming属性54 の値として格納することが可能なMarlinActionTok en要素53を記述することができる。

 図10はこのDRMControlMessageのXMLスキーマに基 づくDRMControlMessageの例である。この例では、M arlinTemporaryLicense要素52として" aMarlinTemporaryLic ense"としてテキスト列が格納されている。す わち、この" aMarlinTemporaryLicense"がテンポラ コンテンツキーKcpである。MarlinActionToken要 53には、AcquisitionTiming属性54の値であるメイ ライセンスの取得要求タイミングとして、"2 008年6月3日12時"が格納されている。

 図11は、上述した一連の処理をプログラ により実行するコンピュータのハードウェ の構成例を示すブロック図である。

 このコンピュータ200において、CPU(Central  Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random  Access Memory)203は、バス204により相互に接続さ れている。

 バス204には、さらに、入出力インタフェ ス205が接続されている。入出力インタフェ ス205には、キーボード、マウス、マイクロ ンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、 ピーカなどよりなる出力部207、ハードディ クや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部2 08、ネットワークインタフェースなどよりな 通信部209、磁気ディスク、光ディスク、光 気ディスク、或いは半導体メモリなどのリ ーバブルメディア211を駆動するドライブ210 接続されている。

 以上のように構成されるコンピュータ200 は、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶され いるプログラムを、入出力インタフェース2 05およびバス204を介して、RAM203にロードして 行することにより、上述した一連の処理が われる。

 なお、コンピュータ200が実行するプログ ムは、本明細書で説明する順序に沿って時 列に処理が行われるプログラムであっても いし、並列に、あるいは呼び出しが行われ ときなどの必要なタイミングで処理が行わ るプログラムであっても良い。

 また、プログラムは、1台のコンピュータ により処理されるものであってもよいし、複 数のコンピュータによって分散処理されるも のであってもよい。さらに、プログラムは、 遠方のコンピュータに転送されて実行される ものであってもよい。

 以上説明したように、この実施形態によ ば、IPTVサーバ20、特に堅牢なユーザ認証を うライセンスサーバ22において、多数のIPTV ライアント端末10からのライセンス取得要 がコンテンツの放送開始時直後などに集中 るのを回避できる。これによりライセンス ーバ22の動作が過大な負荷の集中により不安 定になることを防止できる。

 また、この実施形態によれば、IPTVクライ アント端末10において、正式にライセンス(メ インライセンス)を取得する前にIPTVサーバ20 らテンポラリコンテンツキーKcpが配布され ので、コンテンツの放送開始時刻TsからTpま の期間のコンテンツ再生が保証される。さ に、コンテンツの放送開始時刻TsからTpまで の間にライセンスの購入を終えたIPTVクライ ント端末10は、そのライセンスの購入の成立 時刻TpurchaseからTpまでの間にIPTVサーバ20から インライセンスを取得できるので、Tp以後 コンテンツの再生を続けることができる。

 なお、本発明の実施の形態は、上述した 施の形態に限定されるものではなく、本発 の要旨を逸脱しない範囲において種々の変 が可能である。

 10 IPTVクライアント端末
 11 ユーザインターフェイス
 12 ウェブブラウザ
 13 DRMクライアント
 14 IPTVメディアクライアント
 15 クライアントデータベース
 20 IPTVサーバ
 21 ウェブサーバ
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 23 IPTVメディアサーバ
 24 サーバデータベース
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