Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
SERVER DEVICE, SERVER PROCESSING METHOD, AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/153967
Kind Code:
A1
Abstract:
A server device (102) causes an old-generation client device having a lower function (103) to realize the function equivalent to that of the server device (102).  The server device (102) includes; a request reception unit (201) which receives a process performed by the function missing in the client device (103); a device state judgment unit (204) which judges whether the request process can be performed in accordance with the state of the server device (102) indicated by state information tables (205a, 205b) and, if yes, identifies an alternative process corresponding to the function of the requested process among the functions of the server device (102) by referencing a function information table (206); an alternative process providing unit (207) which executes the identified alternative process; and a transmission unit (203) which transmits the transmission data generated by executing the alternative process, to the client device (103).

Inventors:
HAKODA KOTARO
SIN HIDEHIKO
Application Number:
PCT/JP2009/002724
Publication Date:
December 23, 2009
Filing Date:
June 16, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
HAKODA KOTARO
SIN HIDEHIKO
International Classes:
G06F13/00
Foreign References:
JP2008005445A2008-01-10
JP2002501238A2002-01-15
Other References:
See also references of EP 2254054A4
Attorney, Agent or Firm:
NII, Hiromori (JP)
New house extensive 守 (JP)
Download PDF:
Claims:
 クライアント装置に接続されるサーバ装置であって、
 前記クライアント装置から、当該クライアント装置にない機能による処理の要求を受け付ける要求受付部と、
 前記サーバ装置の状態を示す状態情報を記憶している状態情報記憶部と、
 前記状態情報の示すサーバ装置の状態に応じて、前記クライアント装置から要求された前記処理である要求処理ができるか否かを判定する状態判定部と、
 前記サーバ装置が有する機能ごとに、前記サーバ装置の当該機能による処理の結果と同一の結果が前記クライアント装置で得られるための代替処理を示す機能情報テーブルを記憶している機能情報記憶部と、
 前記状態判定部によって前記要求処理ができると判定された場合に、前記サーバ装置が有する機能のうちの前記要求処理の機能に対応する代替処理を、前記機能情報テーブルを参照することにより特定する代替処理特定部と、
 前記代替処理特定部によって特定された代替処理を実行する代替処理提供部と、
 前記代替処理提供部による代替処理の実行によって生成されたデータを前記クライアント装置に送信する送信部と
 を備えるサーバ装置。
 前記サーバ装置は、さらに、
 前記サーバ装置が有する少なくとも1つの機能を示す操作画面を表示する表示ステップと、前記少なくとも1つの機能のうちから選択された機能による処理を前記サーバ装置に要求する要求ステップとを、前記クライアント装置に実行させるためのGUI(Graphical User Interface)プログラムを保持するGUIプログラム保持部を備え、
 前記送信部は、さらに、前記GUIプログラムを前記クライアント装置に送信し、
 前記要求受付部は、前記クライアント装置による前記GUIプログラムの実行によって、前記サーバ装置が有する機能のうち前記クライアント装置にない機能による処理の要求を受け付ける、
 請求項1記載のサーバ装置。
 前記GUIプログラムは、さらに、前記選択された機能がクライアント装置にあるか否かを判別する判別ステップと、前記選択された機能がクライアント装置にあると判別された場合に、前記選択された機能による処理を前記クライアント装置に実行させる実行ステップとを、前記クライアント装置に実行させ、前記要求ステップでは、前記選択された機能がクライアント装置にないと判別された場合に、前記選択された機能による処理を前記サーバ装置に要求する、
 請求項2記載のサーバ装置。
 前記GUIプログラムは、前記サーバ装置が有する少なくとも1つの機能を示す画面であって、前記サーバ装置で表示される画面であるサーバ操作画面と同一の前記操作画面を前記クライアント装置に表示させる、
 請求項2または3記載のサーバ装置。
 前記機器情報テーブルは、前記サーバ装置が有する機能ごとに、当該機能と、当該機能に対応する代替処理とを示し、
 前記代替処理特定部は、さらに、前記要求処理の機能が前記機能情報テーブルに示されているか否かを判定し、前記要求処理の機能が前記機能情報テーブルに示され、且つ、前記状態判定部によって前記要求処理ができると判定された場合に、前記代替処理を特定する、
 請求項1~4の何れか1項に記載のサーバ装置。
 前記状態情報記憶部は、前記サーバ装置の設定項目ごとに、当該設定項目の設定が正しく行われているか否かを示す設定情報テーブルを前記状態情報として記憶しており、
 前記状態判定部は、前記設定情報テーブルに示される全ての設定項目に対して設定が正しく行われていることが示されている場合に、前記要求処理ができると判定する、
 請求項1~5の何れか1項に記載のサーバ装置。
 前記状態情報記憶部は、前記サーバ装置が有する機能ごとに、当該機能の利用により前記サーバ装置の他の機能との間で競合が生じないか否かを示す競合情報テーブルを前記状態情報として記憶しており、
 前記状態判定部は、前記競合情報テーブルにおいて、前記要求処理の機能に対して競合が生じないことが示されている場合に、前記要求処理ができると判定する、
 請求項1~6の何れか1項に記載のサーバ装置。
 前記送信部は、さらに、前記状態判定部によって判定された結果である判定結果を前記クライアント装置に通知し、
 前記要求受付部は、さらに、前記判定結果に応じて前記クライアント装置から生じるアクセス要求を受け付け、
 前記代替処理提供部は、前記要求受付部に受け付けられた前記アクセス要求に応じて、前記代替処理を実行する、
 請求項1~7の何れか1項に記載のサーバ装置。
 前記要求受付部は、前記要求処理ができることが前記判定結果に示されている場合に前記クライアント装置から生じる代替処理要求を、前記アクセス要求として受け付け、
 前記代替処理提供部は、前記状態判定部によって前記要求処理ができると判定され、且つ、前記要求受付部によって前記代替処理要求が受け付けられた場合に、前記代替処理を実行する、
 請求項8記載のサーバ装置。
 前記送信部は、前記状態判定部によって前記要求処理ができると判定された場合には、前記判定結果とともに、前記代替処理を実行する代替処理用プログラムの場所を示す第1の記述子を前記クライアント装置に通知し、
 前記要求受付部は、前記第1の記述子の示す場所へのアクセスの要求を、前記代替処理要求として受け付け、
 前記代替処理提供部は、前記第1の記述子の示す場所にある前記代替処理用プログラムを実行することにより、前記代替処理を実行する、
 請求項9記載のサーバ装置。
 前記要求受付部は、前記要求処理ができないことが前記判定結果に示されている場合に前記クライアント装置から生じるエラー処理要求を、前記アクセス要求として受け付け、
 前記代替処理提供部は、前記要求受付部によって前記エラー処理要求が受け付けられた場合には、前記代替処理の実行を禁止し、
 前記サーバ装置は、さらに、
 前記要求受付部によって前記エラー処理要求が受け付けられた場合に、エラーが生じたことを通知するためのエラーメッセージを前記クライアント装置に送信するエラーメッセージ生成部を備える、
 請求項8記載のサーバ装置。
 前記送信部は、前記状態判定部によって前記要求処理ができないと判定された場合には、前記判定結果とともに、前記エラー処理を実行するエラー処理用プログラムの場所を示す第2の記述子を前記クライアント装置に通知し、
 前記要求受付部は、前記第2の記述子の示す場所へのアクセスの要求を、前記エラー処理要求として受け付け、
 前記エラーメッセージ生成部は、前記第2の記述子の示す場所にある前記エラー処理用プログラムを実行することにより、前記エラーメッセージを前記クライアント装置に送信する、
 請求項11記載のサーバ装置。
 前記状態判定部は、前記要求受信部によって前記アクセス要求が受け付けられた場合には、さらに、前記クライアント装置から通知される前記判定結果をチェックし、
 前記代替処理提供部は、前記クライアント装置から通知される前記判定結果に、前記要求処理ができることが示されている場合に、前記代替処理を実行する、
 請求項8記載のサーバ装置。
 前記サーバ装置は、動画または静止画のデータであるコンテンツの再生に関する複数の機能を有し、
 前記送信部は、前記複数の機能を示す前記操作画面の表示を前記クライアント装置に実行させるための前記GUIプログラムを前記クライアント装置に送信する、
 請求項2記載のサーバ装置。
 前記複数の機能には、再生、停止、早送り、巻き戻し、回転、拡大、および縮小のうちの少なくとも2つの機能が含まれる、
 請求項14記載のサーバ装置。
 前記代替処理提供部は、前記早送りによる処理の要求が前記要求受付部で受け付けられた場合に、前記早送りに対応する代替処理を実行するときには、動画の前記データであるコンテンツからフレームを間引くことによって、前記コンテンツと異なる早送り用のコンテンツを生成する、
 請求項15記載のサーバ装置。
 クライアント装置に接続されるサーバ装置が処理する方法であって、
 前記クライアント装置から、当該クライアント装置にない機能による処理の要求を受け付け、
 前記サーバ装置の状態を示す状態情報を記憶している状態情報記憶部を用い、
 前記状態情報の示すサーバ装置の状態に応じて、前記クライアント装置から要求された前記処理である要求処理ができるか否かを判定し、
 前記サーバ装置が有する機能ごとに、前記サーバ装置の当該機能による処理の結果と同一の結果が前記クライアント装置で得られるための代替処理を示す機能情報テーブルを記憶している機能情報記憶部を用い、
 前記要求処理ができると判定された場合に、前記サーバ装置が有する機能のうちの前記要求処理の機能に対応する代替処理を、前記機能情報テーブルを参照することにより特定し、
 特定された代替処理を実行し、
 前記代替処理の実行によって生成されたデータを前記クライアント装置に送信する
 サーバ処理方法。
 クライアント装置に接続されるサーバ装置で実行されるプログラムであって、
 前記クライアント装置から、当該クライアント装置にない機能による処理の要求を受け付け、
 前記サーバ装置の状態を示す状態情報を記憶している状態情報記憶部を用い、
 前記状態情報の示すサーバ装置の状態に応じて、前記クライアント装置から要求された前記処理である要求処理ができるか否かを判定し、
 前記サーバ装置が有する機能ごとに、前記サーバ装置の当該機能による処理の結果と同一の結果が前記クライアント装置で得られるための代替処理を示す機能情報テーブルを記憶している機能情報記憶部を用い、
 前記要求処理ができると判定された場合に、前記サーバ装置が有する機能のうちの前記要求処理の機能に対応する代替処理を、前記機能情報テーブルを参照することにより特定し、
 特定された代替処理を実行し、
 前記代替処理の実行によって生成されたデータを前記クライアント装置に送信する
 ことを前記サーバ装置に実行させるプログラム。
 クライアント装置に接続される集積回路であって、
 前記クライアント装置から、当該クライアント装置にない機能による処理の要求を受け付ける要求受付部と、
 前記サーバ装置の状態を示す状態情報を記憶している状態情報記憶部と、
 前記状態情報の示すサーバ装置の状態に応じて、前記クライアント装置から要求された前記処理である要求処理ができるか否かを判定する状態判定部と、
 前記サーバ装置が有する機能ごとに、前記サーバ装置の当該機能による処理の結果と同一の結果が前記クライアント装置で得られるための代替処理を示す機能情報テーブルを記憶している機能情報記憶部と、
 前記状態判定部によって前記要求処理ができると判定された場合に、前記サーバ装置が有する機能のうちの前記要求処理の機能に対応する代替処理を、前記機能情報テーブルを参照することにより特定する代替処理特定部と、
 前記代替処理特定部によって特定された代替処理を実行する代替処理提供部と
 を備える集積回路。
Description:
サーバ装置、サーバ処理方法お びプログラム

 本発明は、リモートから接続されたクラ アント装置に対して、クライアント装置が 求する処理を提供するサーバ装置に関する のである。

 近年、ブロードバンドインターネット接 やワイヤレスネットワークの普及、およびD LNA(Digital Living Network Alliance)等のデジタル家 電機器の接続互換性の技術の向上により、宅 内でもパーソナルコンピュータ以外のデジタ ル家電機器がネットワークを通じて接続およ び通信するようになり、TVとDVD(Digital Versatile  Disk)レコーダ、または携帯電話とDVDレコー のように家電機器同士が連携し、リモート らの番組予約や、番組視聴などの様々な新 ービスが登場してきている。例えば、リモ トにあるクライアント装置が、サーバ装置 操作するGUI(グラフィックスユーザーインタ フェイス)を取得し、サーバ装置の動画や写 真コンテンツを再生および視聴したり、ダウ ンロードしたりするサービスが登場している 。しかし、デジタル家電機器同士が接続する ようになると、新しい機器と古い機器が接続 されるケースも十分に考えられ、その場合、 古い機器上で新しい機器の機能を利用できな い場合がある。例えば、上述した例で言えば 、サーバ装置ではある特殊効果のある写真を 描画できるが、クライアント装置ではできな い場合や、動画に対して、通常再生はできる が倍速再生はできないというような場合が考 えられる。

 これに対する従来技術としては、例えば 許文献1に記載されたものが知られている。 この特許文献1のサーバ装置は、ブラウザを ち上げたクライアント装置からのHTTP通信に るGUI取得要求に際し、クライアント装置の 示能力を取得し、その能力に応じたコンテ ツを提供する。このサーバ装置がクライア ト装置の表示能力を取得するときには、サ バ装置のクライアントスマートエージェン がクライアント装置からのHTTP要求のヘッダ 情報を解析することにより、クライアント装 置の表示能力に関する情報を取得する。一方 、クライアントスマートエージェントがヘッ ダ情報の解析に失敗した場合には、サーバ装 置は、クライアントスマートエージェントを クライアント装置に送信することにより、オ ペレーティングシステムやBIOSに記録された ライアント装置の表示能力に関する情報を 得する。サーバ装置は、取得したクライア ト装置の表示能力に応じてGUIコンテンツを スタマイズして提供する。

特開平11-194983号公報

 しかしながら、上記特許文献1のサーバ装 置においては、クライアント装置の表示能力 に合わせてGUIコンテンツをカスタマイズして 提供してしまうため、接続しているクライア ント装置とサーバ装置との間に表示の能力の 差異がある場合、クライアント装置上ではサ ーバ装置と異なったGUIコンテンツが表示され てしまうという課題を有する。クライアント 装置がサーバ装置と接続し、サーバ装置とク ライアント装置の双方で同時に同じGUIコンテ ンツを表示したい場合や、クライアント装置 がサーバ装置を操作するGUIプログラムを取得 し、サーバ装置の動画や写真コンテンツの再 生および視聴等をする場合には、通常、サー バ装置上とクライアント装置上とで同一の表 示がされている事が望ましい。

 そこで、本発明は、上記従来の課題を解 するものであり、クライアント装置との間 機能上の差異がある場合でも、機能が劣る 世代のクライアント装置に自らと同等の機 を実現させるサーバ装置を提供することを 的とする。

 上記目的を達成するために、本発明に係 サーバ装置は、クライアント装置に接続さ るサーバ装置であって、前記クライアント 置から、当該クライアント装置にない機能 よる処理の要求を受け付ける要求受付部と 前記サーバ装置の状態を示す状態情報を記 している状態情報記憶部と、前記状態情報 示すサーバ装置の状態に応じて、前記クラ アント装置から要求された前記処理である 求処理ができるか否かを判定する状態判定 と、前記サーバ装置が有する機能ごとに、 記サーバ装置の当該機能による処理の結果 同一の結果が前記クライアント装置で得ら るための代替処理を示す機能情報テーブル 記憶している機能情報記憶部と、前記状態 定部によって前記要求処理ができると判定 れた場合に、前記サーバ装置が有する機能 うちの前記要求処理の機能に対応する代替 理を、前記機能情報テーブルを参照するこ により特定する代替処理特定部と、前記代 処理特定部によって特定された代替処理を 行する代替処理提供部と、前記代替処理提 部による代替処理の実行によって生成され データを前記クライアント装置に送信する 信部とを備える。

 例えば、サーバ装置は、動画コンテンツ 再生、停止、早送りおよび巻き戻しの機能 有する。一方、クライアント装置は、サー 装置と比べて旧世代のクライアント装置で って再生および停止の機能だけを有する。 の場合、本発明では、クライアント装置に い例えば早送りの処理の要求を受け付けて その早送りに対応する代替処理が実行され その実行によって生成されたデータがクラ アント装置に送信される。つまり、サーバ 置の早送りによる処理結果と同一の結果が 早送りの機能を持たないクライアント装置 得られるための代替処理が実行されて、そ 結果、生成されたデータがクライアント装 に送信される。例えば、代替処理として、 画コンテンツからフレームが間引かれ、早 り用の動画コンテンツが生成される。そし 、この早送り用の動画コンテンツがクライ ント装置に送信される。したがって、クラ アント装置では、早送りの機能がなくても 通常の再生の機能を用いて早送り用の動画 ンテンツを再生すれば早送りの映像を映し すことができる。つまり、本発明では、ク イアント装置との間で機能上の差異がある 合でも、機能が劣る旧世代のクライアント 置にサーバ装置と同等の機能を実現させる とができる。さらに、本発明では、クライ ント装置にサーバ装置と同等の機能を実現 せることができるため、例えば、クライア ト装置にGUIプログラムを送信してGUIコンテ ツである操作画面をそのクライアント装置 表示させる場合でも、サーバ装置の操作画 と同一の操作画面を表示させることができ 。

 また、前記サーバ装置は、さらに、前記 ーバ装置が有する少なくとも1つの機能を示 す操作画面を表示する表示ステップと、前記 少なくとも1つの機能のうちから選択された 能による処理を前記サーバ装置に要求する 求ステップとを、前記クライアント装置に 行させるためのGUI(Graphical User Interface)プロ ラムを保持するGUIプログラム保持部を備え 前記送信部は、さらに、前記GUIプログラム 前記クライアント装置に送信し、前記要求 付部は、前記クライアント装置による前記G UIプログラムの実行によって、前記サーバ装 が有する機能のうち前記クライアント装置 ない機能による処理の要求を受け付けても い。

 例えば、前記GUIプログラムは、さらに、 記選択された機能がクライアント装置にあ か否かを判別する判別ステップと、前記選 された機能がクライアント装置にあると判 された場合に、前記選択された機能による 理を前記クライアント装置に実行させる実 ステップとを、前記クライアント装置に実 させ、前記要求ステップでは、前記選択さ た機能がクライアント装置にないと判別さ た場合に、前記選択された機能による処理 前記サーバ装置に要求する。

 これにより、クライアント装置のユーザ 対して、クライアント装置にない機能であ てもサーバ装置にある機能をユーザに選択 せることができ、その機能による処理の要 を受け付けて代替処理を実行することがで る。

 また、前記GUIプログラムは、前記サーバ 置が有する少なくとも1つの機能を示す画面 であって、前記サーバ装置で表示される画面 であるサーバ操作画面と同一の前記操作画面 を前記クライアント装置に表示させてもよい 。

 これにより、操作画面とサーバ操作画面 が同一となるため、ユーザはクライアント 置を違和感なく操作することができる。

 また、前記機器情報テーブルは、前記サ バ装置が有する機能ごとに、当該機能と、 該機能に対応する代替処理とを示し、前記 替処理特定部は、さらに、前記要求処理の 能が前記機能情報テーブルに示されている 否かを判定し、前記要求処理の機能が前記 能情報テーブルに示され、且つ、前記状態 定部によって前記要求処理ができると判定 れた場合に、前記代替処理を特定してもよ 。

 これにより、要求処理の機能が機能情報 ーブルに示されているか否かが判定される め、その要求処理の機能が機能情報テーブ に示されていないことに起因する誤動作の 生などを抑えることができる。

 また、前記状態情報記憶部は、前記サー 装置の設定項目ごとに、当該設定項目の設 が正しく行われているか否かを示す設定情 テーブルを前記状態情報として記憶してお 、前記状態判定部は、前記設定情報テーブ に示される全ての設定項目に対して設定が しく行われていることが示されている場合 、前記要求処理ができると判定してもよい

 これにより、サーバ装置の設定が正しく われていない場合には、要求処理ができな と判定され、代替処理が行われないため、 定が不適切な状態で代替処理を行ってしま ことによって生じる誤動作の発生などを抑 ることができる。

 また、前記状態情報記憶部は、前記サー 装置が有する機能ごとに、当該機能の利用 より前記サーバ装置の他の機能との間で競 が生じないか否かを示す競合情報テーブル 前記状態情報として記憶しており、前記状 判定部は、前記競合情報テーブルにおいて 前記要求処理の機能に対して競合が生じな ことが示されている場合に、前記要求処理 できると判定してもよい。

 これにより、競合が発生する場合には、 求処理ができないと判定され、代替処理が われないため、競合が発生してしまう状態 代替処理を行ってしまうことによって生じ 誤動作の発生などを抑えることができる。

 また、前記送信部は、さらに、前記状態 定部によって判定された結果である判定結 を前記クライアント装置に通知し、前記要 受付部は、さらに、前記判定結果に応じて 記クライアント装置から生じるアクセス要 を受け付け、前記代替処理提供部は、前記 求受付部に受け付けられた前記アクセス要 に応じて、前記代替処理を実行してもよい

 これにより、クライアント装置は、サー 装置に要求処理を要求しても、代替処理が 行される前に、その要求に対する判定結果 通知を受けるため、その判定結果に応じて アクセス要求をサーバ装置に通知するか否 を判断することができ、サーバ装置への負 を抑えることができる。

 なお、本発明では、このようなサーバ装 として実現することができるだけなく、集 回路、そのサーバ装置における処理動作の 法、その方法の処理動作をサーバ装置に実 させるためのプログラム、そのプログラム 格納する記録媒体としても実現することが きる。

 また、本発明に係るクライアント装置は 機能が相違するサーバ装置から、前記サー 装置が保持するGUIデータを取得するクライ ント装置であって、取得した前記GUIデータ らGUIプログラムを生成するGUIデータ解析部 、前記サーバ装置が保持するコンテンツの 覧を取得し、さらに、前記クライアント装 の機能を保持しているクライアント機能部 、前記クライアント機能部で保持している 能に関する情報を記憶している能力記憶部 、前記クライアント機能部で取得されたコ テンツの一覧を表示し、さらに、前記コン ンツの一覧の中から所定のコンテンツが選 された場合に、前記能力記憶部に記憶され いる情報を用いて、前記クライアント機能 に存在しており前記サーバ装置に存在しな 差分機能を抽出するGUIプログラムと、抽出 た前記差分機能をGUIコンテンツに表示する 示部とを備える。

 例えば、家電機器同士が連携する場合、 ーバ装置となる家電機器に存在するGUIデー をクライアント装置となる家電機器が取得 ることにより、クライアント装置からサー 装置を制御することが可能となる。しかし それぞれのクライアント装置は、表示能力 異なるため、必ずしもサーバ装置が提供す GUIデータを利用できると言う訳ではない。 記特許文献1では、ブラウザを立ち上げたク ライアント装置からのGUIデータの取得要求に 対して、サーバ装置がクライアント装置の表 示能力を取得し、その表示能力に応じてGUIデ ータをサーバ装置側でカスタマイズして提供 するという技術が提案されている。

 しかし、上記特許文献1の技術では、サー バ装置がインターネット上に存在する場合で あれば、随時サーバ装置の機能を更新するこ とによって、機能が進化したクライアント装 置に対応できるが、家庭内に存在する家電機 器がサーバ装置となる場合は、サーバ装置自 体の機能を更新することが困難であるため、 機能が進化したクライアント装置の機能を十 分引き出すことができないという課題を有す る。例えば、サーバ装置からGUIデータを取得 してサーバ装置に存在するコンテンツを利用 する場合において、サーバ装置の機能がクラ イアント装置の機能より劣っている場合を考 える。この場合、クライアント装置が受信し たGUIデータは、機能が劣っているサーバ装置 に合わせたものになっていることが多いため 、ユーザがこのGUIデータをクライアント装置 で使用する場合には、クライアント装置に存 在する機能であってもその機能がサーバ装置 に存在しない機能であれば、その機能をユー ザに提供することができない等の課題が生じ る。

 本発明のクライアント装置では、上述の 成を有することにより、サーバ装置からGUI ータを取得してサーバ装置に存在するコン ンツを利用する場合において、サーバ装置 機能がクライアント装置の機能より劣って る場合であっても、優れた機能を有するク イアント装置の機能を使用することができ 。

 また、前記クライアント機能部は、前記G UIプログラムで前記差分機能を用いる旨の指 が受け付けられた場合、前記サーバ装置か 取得したコンテンツを前記差分機能に応じ データに変換し、前記表示部は、前記変換 れた動画データを前記GUIコンテンツに表示 てもよい。

 また、前記クライアント装置は、呼び出 た機能を記憶する命令記憶部と、前記差分 能を呼び出すために必要な引数値を推測す 引数値推測部と、を更に備え、前記引数値 測部は、前記能力記憶部に記憶されている 報と、前記命令記憶部に記憶されている情 とから、前記差分機能を呼び出すために必 な引数値を推測し、前記引数値推測部が推 した結果を元に、前記差分機能を呼び出し もよい。

 なお、本発明では、このようなクライア ト装置として実現することができるだけな 、集積回路、そのクライアント装置におけ 処理動作の方法、その方法の処理動作をク イアント装置に実行させるためのプログラ 、そのプログラムを格納する記録媒体とし も実現することができる。

 本発明のサーバ装置は、新世代のそのサ バ装置が持つ新しい機能を旧世代のクライ ント装置に提供することが可能になるとい 効果が得られる。

図1は、本発明の実施の形態1における ーバ装置を含む家庭内ネットワークの構成 である。 図2は、本発明の実施の形態1における ライアント装置とサーバ装置に表示される 面を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1における ライアント装置とサーバ装置の構成図であ 。 図4は、本発明の実施の形態1における ーバ装置の設定情報テーブルを示す図であ 。 図5は、本発明の実施の形態1における ーバ装置の競合情報テーブルを示す図であ 。 図6は、本発明の実施の形態1における ーバ装置の機能情報テーブルを示す図であ 。 図7は、本発明の実施の形態1における ーバ装置およびクライアント装置の全体的 動作を示すフローチャートである。 図8Aは、本発明の実施の形態1における 図7のステップS611~S614の詳細な動作を示すフ ーチャートである。 図8Bは、本発明の実施の形態1における 図7のステップS611~S614の詳細な動作を示すフ ーチャートである。 図9は、本発明の実施の形態1における ーバ装置がクライアント装置に送信するフ イルの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態1における サーバ装置がクライアント装置に送信するフ ァイルの他の例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態1の変形例 1におけるサーバ装置とクライアント装置の 成図である。 図12は、本発明の実施の形態1の変形例 1における代替処理および静止画コンテンツ 表示処理を示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施の形態1の変形例 2におけるクライアント装置の動作を示すフ ーチャートである。 図14は、本発明の実施の形態1の変形例 2におけるクライアント装置の他の動作を示 フローチャートである。 図15は、本発明の実施の形態2における クライアント装置を含む家庭内ネットワーク の構成図である。 図16は、本発明の実施の形態2における クライアント装置の構成図である。 図17は、本発明の実施の形態2における 表示部に表示される動画コンテンツの一覧の 画面の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態2における 表示部に表示される再生操作画面の一例を示 す図である。 図19は、本発明の実施の形態2における 表示部に表示される再生操作画面の他の例を 示す図である。 図20は、本発明の実施の形態2における クライアント装置が動画コンテンツの一覧の 画面を表示する処理を示すシーケンス図であ る。 図21は、本発明の実施の形態2における 再生対象の動画コンテンツが選択されたとき のクライアント装置の処理を示すシーケンス 図である。 図22は、本発明の実施の形態2における クライアント装置が動画コンテンツを通常再 生する処理を示すシーケンス図である。 図23は、本発明の実施の形態2における クライアント装置が動画コンテンツを早送り する処理を示すシーケンス図である。

 以下、本発明の実施の形態におけるサー 装置およびクライアント装置について、図 を参照しながら説明する。

 (実施の形態1)
 本実施の形態におけるサーバ装置は、例え 旧世代のクライアント装置に接続し、その ライアント装置よりも多くの機能を有する

 図1は、本実施の形態におけるサーバ装置 を含む家庭内ネットワークの構成図である。

 家庭内ネットワーク100は、有線ネットワ クまたはBLUETOOTH等を含む無線ネットワーク 実現され、本発明に係るサーバ装置102と、 のサーバ装置102に接続するクライアント装 であるリモート機器103~105とを備える。リモ ート機器103~105は、TV、DVDレコーダ、BluRayレコ ーダ、携帯電話、またはデジタルカメラ等の 機器である。外部ネットワーク機器101は家庭 内ネットワーク100の外部にあるネットワーク 機能を有する機器であって、サーバ装置102に 接続する。なお、リモート機器103~105は、家 内ネットワーク100に含まれ、直接、サーバ 置102に接続されているが、外部ネットワー 機器101を通して接続されてもよいし、リモ ト機器103~105が外部ネットワークにあっても い。したがって、本発明では、装置同士が いに通信できる場所であれば、サーバ装置1 02およびリモート機器103~105はどのような場所 にあってもよい。

 本実施の形態では、家庭内ネットワーク1 00内に存在する本発明のサーバ装置102がリモ ト機器103~105と接続してそのリモート機器103 ~105にはない機能による処理を提供すること 、リモート機器103~105上でサーバ装置102と同 の機能が実現されることを可能にする。な 、本発明における機能とは、目的とする処 が実行されるようにハードウェアおよびソ トウェアの少なくとも一方から構成された のである。

 なお、リモート機器103~105はそれぞれ、同 等の機能を有し、サーバ装置102に対して同等 の処理を行う。したがって、以下、リモート 機器103~105のうち、リモート機器103をクライ ント装置103として扱い、クライアント装置10 3とサーバ装置102との構成および処理動作に いて説明する。

 ここで、本実施の形態におけるサーバ装 102の特徴について図2を用いて簡単に説明す る。

 図2は、本実施の形態におけるクライアン ト装置103とサーバ装置102に表示される画面を 示す図である。

 クライアント装置103がサーバ装置102に接 を要求すると、サーバ装置102は、サーバ装 102が有する動画コンテンツを操作するため GUIプログラムをクライアント装置103に送信 る。クライアント装置103は、このGUIプログ ムを実行すると、サーバ装置102が有する全 の機能と同一の機能の選択を受け付けるた のGUIコンテンツである再生操作画面P1を生 して表示する。また、サーバ装置102でも、 ーバ装置102が有する全ての機能の選択を受 付けるためのGUIコンテンツである再生操作 面P2を生成して表示する。したがって、本実 施の形態では、サーバ装置102は、クライアン ト装置103に表示されるGUIコンテンツを、サー バ装置102に表示されるGUIコンテンツと同一に している。

 ここで、クライアント装置103は、例えば サーバ装置102と比べて旧世代の機器である めに、サーバ装置102が有する機能(動画コン テンツに対する機能)よりも少ない機能を有 ている。具体的には、サーバ装置102は、動 コンテンツに対する機能として、再生、停 、早送り、および巻き戻しを有するが、ク イアント装置103は、再生および停止しか保 していない。

 このような場合でも、本実施の形態では クライアント装置103は、GUIプログラムに従 て、クライアント装置103が有する機能であ 再生および停止を示すボタンBt1,Bt2だけでな く、クライアント装置103が保持していない機 能である早送りおよび巻き戻しを示すボタン Bt3,Bt4も含む再生操作画面P1を生成して表示す る。

 また、本実施の形態のGUIプログラムは、 生操作画面P1に表示された機能の中からユ ザによって選択された機能がクライアント 置にあるか否かを判別するステップと、そ 選択された機能がクライアント装置103にあ と判別された場合に、その選択された機能 よる処理をクライアント装置103に実行させ ステップと、その選択された機能がクライ ント装置103にないと判別された場合に、そ 選択された機能による処理をサーバ装置102 要求するステップとを、クライアント装置10 3に実行させる。

 したがって、クライアント装置103は、ユ ザによるGUI操作によって、早送りまたは巻 戻しを示すボタンBt3,Bt4が選択されたときに は、その早送りまたは巻き戻しの機能による 処理をサーバ装置102に要求する。サーバ装置 102は、早送りまたは巻き戻しの機能による処 理の要求を受け付けると、その処理の代替と なる処理(以下、代替処理という)をクライア ト装置103に提供する。つまり、サーバ装置1 02は、代替処理を実行し、例えば動画コンテ ツのフレームが間引きされた送信データ(例 えば、後述の早送り用データ)を、早送りに する代替処理結果として生成し、その送信 ータをクライアント装置103に送信する。

 これにより、本実施の形態におけるサー 装置102は、クライアント装置103との間で機 に差があっても、その差を吸収し、サーバ 置102に表示されるGUIコンテンツと同一のGUI ンテンツをクライアント装置103に表示させ ことができ、クライアント装置103でサーバ 置102と同等の機能を仮想的に実現すること できる。また、サーバ装置102よりも古い各 代のクライアント装置103に対して同一のGUI ログラムを送信することができ、従来のよ な、GUIプログラム(GUIコンテンツ)のカスタ イズの手間を省くことができる。

 図3は、本実施の形態におけるクライアン ト装置103とサーバ装置102の構成図である。

 クライアント装置103は、GUIプログラム実 部111、要求送信部108、受信部109、動画用デ ーダ107、GUIプログラム保存部110、および表 部112を備える。

 要求送信部108は、サーバ装置102への接続 求を送信する。受信部109は、サーバ装置102 処理結果およびGUIプログラムを受信する。G UIプログラム保存部110はサーバ装置102から取 したGUIプログラムを保存する。動画用デコ ダ107はサーバ装置102から受信した動画コン ンツ(例えば、早送り用データ)をデコード る。表示部112は動画用デコーダ107でデコー された動画コンテンツの映像を表示する。GU Iプログラム実行部111は、クライアント装置10 3がサーバ装置102から取得してGUIプログラム 存部110に保存されたGUIプログラムを実行す 。また、このGUIプログラム実行部111は、再 操作画面などのGUIコンテンツを生成して表 部112に表示させるGUI表示処理部113と、GUIプ グラム保存部110に保存されている、旧機器( ライアント装置103)の機能の一覧を表す旧機 器機能情報115を参照し、GUI操作によって生じ た命令を制御する制御部114と、サーバ装置102 から受信部109で受信されたファイルを解析す る解析部116とを有する。

 サーバ装置102は、要求受付部201、GUIプロ ラム保存部202、状態情報記憶部205、機器状 判定部204、機能情報記憶部206、送信部203、 替処理提供部207、エラーメッセージ生成部2 08、およびコンテンツ保存部213を備える。

 要求受付部201は、クライアント装置103の 求送信部108からの接続要求を受け付けると GUIプログラム保存部202から、GUIを実現する めのGUIプログラムを取得して、そのGUIプロ ラムを送信部203からクライアント装置103に 信する。さらに、要求受付部201は、クライ ント装置103からGUIを通じてサーバ装置102へ 力された代替処理要求を受け付ける。GUIプ グラム保存部202は、上述のGUIを実現するた のGUIプログラムを保持している。GUIプログ ムは、サーバ装置102で保持している動画コ テンツの一覧を表示するための情報、GUI操 によって生じる命令を制御する制御機構、X MLを解析する機能、および旧機器機能情報115 含んでいる。送信部203は、GUIプログラムと サーバ装置102の処理結果をクライアント装 103に送信する。

 機器状態判定部204は、サーバ装置102内に 在する設定情報テーブル205aと競合情報テー ブル205bと機能情報テーブル206aを取得する。 らに、機器状態判定部204は、それらのテー ル205a,205b,206aを参照して、サーバ装置102内 クライアント装置103から要求された処理(代 処理)が実行可能かどうかを判定する。機器 状態判定部204は、実行可能であると判定する と、代替処理を代替処理提供部207に要求して 実行させる。なお、本実施の形態では、この 機器状態判定部204が、設定情報テーブル205a 競合情報テーブル205bの示すサーバ装置102の 態に応じて、クライアント装置103から要求 れた処理ができるか否かを判定する状態判 部として構成されているとともに、機能情 テーブル206aを参照することにより代替処理 を特定する代替処理特定部としても構成され ている。つまり、機器状態判定部204は、状態 判定部と代替処理特定部とを備えている。

 状態情報記憶部205は、サーバ装置102の設 が十分に行われているかを示す上述の設定 報テーブル205aと、サーバ装置102が持つ機能 の競合に関する情報を示す上述の競合情報テ ーブル205bとを保持している。なお、この設 情報テーブル205aと競合情報テーブル205bとを 総称して状態情報テーブルという。機能情報 記憶部206は、サーバ装置102の機能ごとに、そ の機能と、その機能を代替する機能とを対応 付けた上述の機能情報テーブル206aを保持し いる。

 代替処理提供部207は、旧世代のクライア ト装置103の機能と新世代のサーバ装置102の 能との間に差異がある場合、つまり、機器 態判定部204で代替処理が実行可能であると 定された場合に、旧世代のクライアント装 103からの要求に対してその代替処理を提供 る。

 このような代替処理提供部207は、データ 信制御部209、送信データ生成部210、フレー 抽出部211、および動画用エンコーダ212を備 る。データ送信制御部209は、機器状態判定 204からの代替処理要求を受け付けて、代替 理の結果である送信データの生成を送信デ タ生成部210に命令する。さらに、データ送 制御部209は、代替処理結果である送信デー を送信部203からクライアント装置103に送信 る。

 送信データ生成部210は、データ送信制御 209から送信データの生成命令を受け付ける 、コンテンツ保存部213から動画コンテンツ 取り出す。そして、送信データ生成部210は その動画コンテンツに対するエンコーディ グ命令およびフレーム抽出命令などの各命 をフレーム抽出部211または動画用エンコー 212に発する。このフレーム抽出命令は、代 処理に必要とされるフレームを抽出させる 令である。コンテンツ保存部213は、サーバ 置102で利用可能な動画コンテンツを保存し おり、例えばハードディスクによって構成 れる。フレーム抽出部211は、送信データ生 部210を介してコンテンツ保存部213から動画 ンテンツを取得し、送信データ生成部210か 発せられたフレーム抽出命令に応じて、そ 動画コンテンツから必要なフレームを抽出 る。動画用エンコーダ212は、送信データ生 部210から発せられたエンコーディング命令 応じて、フレーム抽出部211が抽出したフレ ム群のエンコーディングを行う。このよう エンコーディングが行われることによって 上述の代替処理結果である送信データが生 される。また、このように生成された送信 ータが上述の早送り用データである。

 エラーメッセージ生成部208は、サーバ装 102内で発生しているエラーを示す情報であ て、機器状態判定部204によって判定された 果であるエラー判定情報を機器状態判定部2 04から受け取る。また、エラーメッセージ生 部208は、そのエラー判定情報を用いて、ク イアント装置103に提供するエラーメッセー を生成する。エラーメッセージを提供する きには、エラーメッセージ生成部208は、例 ば、エラーメッセージを直接テキストメッ ージとして送信部203を介してクライアント 置103に通知したり、エラーメッセージを表 するプログラムの置き場所を、送信部203を してクライアント装置103に通知する。

 図4は、サーバ装置102の設定情報テーブル 205aを示す図である。

 この設定情報テーブル205aは、行g1~g3に示 ように、接続設定や通信設定などの設定内 (設定項目)について、現在、これらの設定 正しく行われているか否かを設定状態とし 示している。例えば、設定情報テーブル205a 行g1は、サーバ装置102に接続される機器の 録の設定(接続機器の登録設定)が正しくなさ れていること(OK)を示し、行g2は、サーバ装置 102に接続される機器の制限台数の設定(接続 数制限設定)がなされていないこと(NG)を示し 、行g3は、サーバ装置102の通信速度の設定(通 信速度設定)が正しくなされていること(OK)を す。なお、図4の設定情報テーブル205aは、 として3つの設定内容についての設定状態を しているが、設定内容は機器によって異な のでこれだけに限らない。また、この設定 報テーブル205aは、サーバ装置102の設定状態 が変更されるごとに、その変更された設定状 態が反映されるように更新される。

 図5は、サーバ装置102の競合情報テーブル 205bを示す図である。

 競合情報テーブル205bは、行g11~g19に示す うに、サーバ装置102の機能ごとに、その機 の名称(機能名)と、他の機能との競合関係に 基づいて、現在、その機能が利用可能か否か を示している。例えば、競合情報テーブル205 bの行g11は、機能名「fastforward」の機能(早送 )が現在他の機能と競合せずに利用可能であ こと(OK)を示し、行g13は、機能名「record」の 機能(録画)が現在他の機能と競合するために 用できないこと(NG)を表している。また、こ の競合情報テーブル205bは、サーバ装置102で 用される機能が変更されるごとに、その変 された結果が反映されるように更新される

 図6は、サーバ装置102の機能情報テーブル 206aを示す図である。

 機能情報テーブル206aは、行g21~g28に示す うに、サーバ装置102の機能ごとに、その機 の機能名と、その機能による処理の代替と る処理(代替処理)の名称である代替処理名と 、その代替処理を実行するためのプログラム のアクセス先である代替処理用のURLとを示す 。例えば、機能情報テーブル206aの行g22は、 ーバ装置102の早送りの機能名「fastForward」と 、その早送りの代替処理名「altFastForward」と この代替処理名の代替処理を実行するため プログラムのアクセス先である代替処理用U RL「http://A/BBB.cgi?/function=altFastForward」とを示 ている。また、この機能情報テーブル206aは 早送り、巻き戻し、回転、ズームイン、ズ ムアウト、2倍速再生および3倍速再生の機 に対する代替処理に関する情報を示す。な 、機能情報テーブル206aは、図6に示す機能名 、代替処理名および代替処理用URLだけでなく 、他の機能名、代替処理名および代替処理用 URLを示していてもよい。

 図7は、本実施の形態のサーバ装置102およ びクライアント装置103の全体的な動作を示す フローチャートである。

 まず、クライアント装置103の要求送信部1 08は、サーバ装置102に対し、サーバ装置102を 作するGUIを実現するためのGUIプログラムを 求する(ステップS601)。サーバ装置102の要求 付部201は、その要求(GUIプログラムの取得要 求)を受け付け(ステップS602)、その要求に応 て、GUIプログラム保存部202からGUIプログラ を取得する(ステップS603)。サーバ装置102の 求受付部201は、取得されたGUIプログラムを 信部203からクライアント装置103に送信する( テップS604)。クライアント装置103の受信部10 9は、GUIプログラムを取得すると、このGUIプ グラムをGUIプログラム保存部110に格納する( テップS605)。さらに、クライアント装置103 GUIプログラム実行部111は、そのGUIプログラ を実行することにより、GUI(再生操作画面P1) 通じて、ユーザにより選択された機能(例え ば、早送り)を受け付ける(ステップS606)。

 その際、まず、クライアント装置103の制 部114は、旧機器機能情報115を参照し(ステッ プS607)、参照結果に基づいて、その選択され 機能(例えば、再生または早送り)がクライ ント装置103に存在するか否かを判定する(ス ップS607a)。制御部114は、クライアント装置1 03にその機能が存在すると判定すると(ステッ プS607のYES)、その機能に応じた処理を実行す (ステップS608)。例えば、選択された機能が 生であって、その再生が旧機器機能情報115 示されていれば、制御部114は、サーバ装置1 02に動画コンテンツを要求し、その動画コン ンツのデコードを動画用デコーダ107に実行 せ、表示部112にその動画コンテンツの映像 表示させる。

 一方、機能が存在しないと判定すると(ス テップS607のNO)、クライアント装置103の制御 114は、要求送信部108に対し、存在しない機 による処理、つまりその処理の代替となる 理をサーバ装置102に対して要求するよう命 する(ステップS609)。サーバ装置102の要求受 部201がこの要求(代替処理要求)を受けると( テップS610)、機器状態判定部204は、設定情報 テーブル205aおよび競合情報テーブル205bから る状態情報テーブルと、機能情報テーブル2 06aを参照する(ステップS611)。そして、機器状 態判定部204は、その参照結果に基づいて、代 替処理の提供が行えるかどうかを判定する( テップS611a)。

 機器状態判定部204は、代替処理を提供で ると判定した場合には(ステップS611aのYES)、 代替処理提供部207に代替処理を実行させる( テップS612)。代替処理を実行した代替処理提 供部207は、代替処理の処理結果を送信部203か らクライアント装置103に送信する(ステップS6 14)。一方、機器状態判定部204は、代替処理が 提供できないと判定した場合には(ステップS6 11aのNO)、エラーメッセージ生成部208にエラー メッセージを生成させる(ステップS613)。エラ ーメッセージを生成したエラーメッセージ生 成部208は、そのエラーメッセージを送信部203 からクライアント装置103に送信する(ステッ S614)。

 図8Aおよび図8Bは、図7のステップS611~S614 詳細な動作を示すフローチャートである。

 なお、この図8Aおよび図8Bに示す動作では 、クライアント装置103上には前述のGUIを実現 するためのGUIプログラムがあらかじめダウン ロードおよび保存されており、クライアント 装置103上で動画コンテンツが再生されている ものとする。また、このGUIでは、個々の動画 コンテンツごとに、動画コンテンツとコンテ ンツ名が紐づけされている。例えば、ユーザ が特定の動画コンテンツを選択した時に、こ のGUIでは、どの動画コンテンツが選択された のかという情報(コンテンツ名)を内部的に取 することができる。また、再生要求は、“ 生”の機能をあらわすplay関数を用いて、“ play(http://hostname/program.cgi?contentname=aaa.mpg)”の に実現されている。また、図8Aおよび図8Bに 示す動作は、クライアント装置103が再生して いる動画コンテンツの早送りの代替処理をサ ーバ装置102に対して要求する場合の動作であ る。なお、図8Aおよび図8Bでは、早送りに対 する代替処理が行われる処理動作を例に挙 て説明しているが、巻き戻しやその他の機 に対応する代替処理が行われてもよく、代 処理される機能は早送りだけに限らない。

 サーバ装置102の要求受付部201は、クライ ント装置103に存在しない機能(機能名)を示 代替処理要求を受信すると(ステップS610)、 の代替処理要求を解析し、要求された機能 機器状態判定部204に通知する(ステップS707) 機器状態判定部204は、状態情報記憶部205に 存されている設定情報テーブル205aの全ての を参照し、全ての設定内容において設定が 分に行われているか調べる(ステップS708)。 まり、機器状態判定部204は、全ての設定内 に対応する設定状態が「OK」を示している 否かを判定する。全ての設定内容について 設定に問題が無いと判定すると(ステップS708 のYES)、次に、機器状態判定部204は、代替処 があるかどうかを、機能情報テーブル206aを 照して判断する(ステップS709)。例えば、代 処理要求が早送りの機能名「fastForward」を している場合、図6に示す機能情報テーブル2 06aの行g22の2列目に、代替処理名「altFastForward 」と代替処理用URL「http://A/BBB.cgi?/function=altFas tForward」とが示されているため、機器状態判 部204は、早送りに対応する代替処理がある 判定する。このとき、機器状態判定部204は さらに、機能情報テーブル206aの行g22の3列 から代替処理用URLを取得する。

 次に、機器状態判定部204は、代替処理が ると判定すると(ステップS709のYES)、状態情 記憶部205内にある競合情報テーブル205bを参 照し、代替処理要求に示される機能が現在利 用可能であるか否かを判定する(ステップS710) 。つまり、機器状態判定部204は、代替処理要 求に示される機能を利用することによって他 の機能との間で競合が発生し、その代替処理 要求に示される機能が利用不可能となるか否 かを判定する。ここで、機器状態判定部204は 、競合が発生せずにその機能が利用可能であ ると判定すると(ステップS710のNO)、ステップS 708~ステップS710の判定結果および代替処理用U RLをファイル(XML)に記載し(ステップS711)、要 受付部201および送信部203を通じて、そのフ イルをクライアント装置103の受信部109に送 する(ステップS713)。

 また、機器状態判定部204は、ステップS708 で何れかの設定が正しく行われていないと判 定したとき(ステップS708のNO)、ステップS709で 代替処理がないと判定したとき(ステップS709 NO)、または、ステップS710で、競合が発生し てその機能が利用不可能であると判定したと き(ステップS710のYES)には、それらの判定結果 であるエラー判定情報(ステップS712)を取得す る。そして、機器状態判定部204は、そのエラ ー判定情報とエラー処理用URLをファイル(XML) 記載する(ステップS711)。機器状態判定部204 、要求受付部201および送信部203を通じて、 のファイルをクライアント装置103の受信部1 09に送信する(ステップS713)。

 図9は、サーバ装置102がクライアント装置 103に送信するファイルの一例を示す図である 。

 このファイルf1は、ステップS710で、競合 発生せずに機能が利用可能であると判定さ た場合(ステップS710のNO)に生成された、XML(E xtensible Markup Language)で記載されたファイル ある。このファイルf1中には<result>タグ ある。この<result>タグの中には、ステ プS708の判定結果、つまり設定の状態を示す& lt;setting>タグと、ステップS709の判定結果、 つまり代替処理が存在するかどうかを示す< ;altenative>タグと、ステップS710の判定結果 つまり競合が発生するか否かを示す<competi tion>タグと、ステップS709で取得された代替 処理用URLを含む情報であって、早送りの代替 処理のプログラム(代替処理用プログラム)に クセスするためのurl情報を示す<url>タ とが記載されている。

 ここで、ステップS708~S710において、サー 装置102は設定情報テーブル205aを始めに参照 し、その後、機能情報テーブル206a、競合情 テーブル205bと順に参照していることによっ 、余分な参照プロセスを避けている。例え 、設定情報テーブル205aに、設定が十分に行 われていないと示されているにも関わらず、 先に、機能情報テーブル206aおよび競合情報 ーブル205bを参照し、代替処理を実行できる 判断しても、最終的に設定が不十分であれ 、機能情報テーブル206aを参照した意味が無 くなるためである。

 なお、本実施の形態では、機器状態判定 204が状態情報記憶部205と機能情報記憶部206 基づいて取得した代替処理用URLおよび判定 果をXMLの形式で、クライアント装置103に通 しているが、クライアント装置103に通知す 方法はどのような方法であってもよい。例 ば、テキストやプログラム、バイナリ等で 知してもよい。また、クライアント装置103 自分に機能があるかどうかを調べる機能が い場合でも、要求受付部201がクライアント 置103から受け付けた要求のHTTPヘッダを解析 してUser-Agentを取得し、クライアントの能力 調べ、それに応じた代替処理用URLを機能情 テーブル206aから取得する事によって、その 替処理用URLおよび判定結果の通知を実現す ことが可能である。

 図8Bに示すように、クライアント装置103 受信部109がファイルをサーバ装置102から受 すると(ステップS714)、クライアント装置103 解析部116は、そのファイルの<result>タグ を解析する(ステップS715)。ここでは、解析部 116が図9に示すファイルf1の<result>タグを 析する場合の処理動作について説明する。

 解析部116は、<result>タグ内にあるす てのタグに問題が記載されているか否か、 まりファイルf1にエラーが示されているか否 かを判定する(ステップS716)。例えば、解析部 116は、ファイルf1の<setting>タグに、全て 設定が正しく行われていることを示す「OK が記載されており、<altenative>タグに、 替処理が存在すること示す「YES」が記載さ ており、<competition>タグに、競合が発生 ないために機能が利用可能であることを示 「NO」が記載されているため、全てのタグ 問題が記載されていないと判定する。

 解析部116は、問題が記載されていないと 定すると(ステップS716のNO)、要求送信部108 対して、<url>タグに記載されているurl情 報「http://hostName/BBB.cgi?status=normal&function=alt FastForward」にアクセスさせる(ステップS717)。 えば、要求送信部108は、play(url情報)からな アクセス要求「play(http://hostname/BBB.cgi?status=n ormal&function=altFastForward)」を送信する。

 サーバ装置102の要求受付部201は、このア セス要求を受けると(ステップS719)、このア セス要求のurl情報から、実行する代替処理 プログラムの名称「BBB.cgi、status」、ステー タス情報「status=normal」及びファンクション 報「function=altFastForward」を文字列操作によっ て取り出し、機器状態判定部204に通知する。 機器状態判定部204は、ステータス情報をチェ ックし(ステップS720)、そのステータス情報が ノーマルを示すか否か、つまりエラーを示す か否かを判定する(ステップS721)。この場合、 ステータス情報は「status=normal」であるため 機器状態判定部204は、ノーマルを示す、つ りサーバ装置102内で問題は無いと判断し(ス ップS721のNO)、プログラム名「BBB.cgi」の代 処理用プログラムの実行を代替処理提供部20 7のデータ送信制御部209に要求すると共に、 のデータ送信制御部209にファンクション情 を通知する。

 この要求および通知を受けたデータ送信 御部209は、プログラム名「BBB.cgi」の代替処 理用プログラムを起動し、送信データ生成部 210に対して送信データの生成を要求する。送 信データ生成部210は、コンテンツ保存部213か ら動画コンテンツを取り出し(ステップS722)、 フレーム抽出部705に対して、クライアント装 置103へ送信するフレームをその動画コンテン ツの中から抽出させることにより(ステップS7 23)、送信データである早送り用データを生成 する。

 この場合、フレーム抽出部705は、早送り データを生成するために、動画コンテンツ デコードして、デコードされた動画コンテ ツのIフレームおよびPフレームのみを抽出 る。なお、ファンクション情報が「function=al tRewind」、つまり巻き戻しの代替処理を示す 合には、フレーム抽出部705は、早送りの場 の逆の処理を行い、巻き戻しの代替処理要 を受信した時点から以前のIフレームおよびP フレームを抽出する。また、ファンクション 情報がその他の機能(例えば2倍速再生等)の代 替処理を示す場合にも、フレーム抽出部705は 、代替処理要求を受信した時点から同様に適 切なフレームを抽出する。その後、動画用エ ンコーダ212は、抽出したフレームを再エンコ ードして早送り用データを生成し(ステップS7 24)、送信データ生成部210、データ送信制御部 209および送信部203を通じてクライアント装置 103の受信部109にその早送り用データを順次送 り出す(ステップS727)。

 クライアント装置103の受信部109は、サー 装置102の処理結果を受信し(ステップS728)、 の処理結果がエラーを示すか否かを判定す (ステップS728a)。上述の例の場合、受信部109 は、動画コンテンツに対する処理結果である 早送り用データを受信するため、その処理結 果がエラーを示さないと判定する。受信部109 は、エラーを示さないと判定すると(ステッ S728aのNO)、この早送り用データを動画用デコ ーダ107に出力してデコードさせる(ステップS7 29)。そして、動画用デコーダ107は、デコード された早送り用データを表示部112に順次表示 させる(ステップS731)。その結果、早送り用デ ータが再生される。

 再生される早送り用データの映像は、動 コンテンツが早送りされている映像と見か 上同等になる。したがって、クライアント 置103は、早送り用データを単純に通常再生 れば、動画コンテンツの早送り再生と同等 機能を実現できる。なお、早送りデータな のデータをサーバ装置102からクライアント 置103に送信する方法や、そのデータをエン ードする方法、クライアント装置103の動画 デコーダ107がそのデータをデコードする方 等に関しては、さまざまなプロトコルや方 があり、本発明では、何れのプロトコルや 法を用いてもよい。

 次に、代替処理を提供できない場合を説 する。

 図10は、サーバ装置102がクライアント装 103に送信するファイルの他の例を示す図で る。

 このファイルf2は、図8AのステップS710で 競合が発生することにより機能が利用不可 であると判定された場合(ステップS710のYES) 生成された、XMLで記載されたファイルであ 。ファイルf1と同様、このファイルf2中には <result>タグがある。この<result>タグ の中には、ステップS708の判定結果、つまり 定の状態を示す<setting>タグと、ステッ S709の判定結果、つまり代替処理が存在する どうかを示す<altenative>タグと、ステッ S710の判定結果、つまり競合が発生するか否 かを示す<competition>タグと、エラー処理 URLを含む情報であって、エラー処理のプロ ラム(エラー処理用プログラム)にアクセスす るためのurl情報を示す<url>タグとが記載 れている。

 図8Bに示すように、クライアント装置103 受信部109は、ファイルf2をサーバ装置102から 受信し(ステップS714)、解析部116はそのファイ ルf2の<result>タグを解析する(ステップS715 )。その結果、解析部116は、ファイルf2の<re sult>タグ内にあるすべてのタグに問題が記 されているか否か、つまりファイルf2にエ ーが示されているか否かを判定する(ステッ S716)。例えば、解析部116は、このファイルf2 の<competition>タグに、競合が発生するた に機能が利用不可能であることを示す「YES が記述されているため、タグに問題が記載 れていると判定する。

 解析部116は、問題が記載されていると判 すると(ステップS716のYES)、要求送信部108に して、<url>タグに記載されているurl情 「http://hostName/error.cgi?status=abnormal&function=a ltFastForward」にアクセスさせる(ステップS718) 例えば、要求送信部108は、play(url情報)から るアクセス要求「play(http://hostName/error.cgi?stat us=abnormal&function=altFastForward&competition=yes) 」を送信する。

 サーバ装置102の要求受付部201は、このア セス要求を受けると(ステップS719)、このア セス要求のurl情報から、実行するエラー処 用プログラムの名称「error.cgi」、ステータ 情報「status=abnormal」、ファンクション情報 function=altFastForward」、およびエラー情報「co mpetition=yes」を文字列操作によって取り出し 機器状態判定部204に通知する。機器状態判 部204は、ステータス情報をチェックし(ステ プS720)、そのステータス情報がノーマルを すか否か、つまりエラーを示すか否かを判 する(ステップS721)。この場合、ステータス 報は「status=abnormal」であるため、機器状態 定部204は、ノーマルを示さない、つまりエ ーを示すと判断し(ステップS721のYES)、エラ メッセージ生成部208に対して、エラー情報 competition=yes」を通知する(ステップS725)。言 換えれば、機器状態判定部204は、エラー情 が競合の発生を示しているので、その競合 発生を通知する。エラー情報の通知を受け エラーメッセージ生成部208は、プログラム 「error.cgi」のエラー処理用プログラムを起 し、クライアント装置103にエラーメッセー を表示させるためのエラー表示用プログラ を生成し(ステップS726)、送信部203からクラ アント装置103に送信する(ステップS727)。

 クライアント装置103の受信部109は、サー 装置102の処理結果を受信し(ステップS728)、 の処理結果がエラーを示すか否かを判定す (ステップS728a)。上述の例の場合、受信部109 は、エラー情報に対する処理結果であるエラ ー表示用プログラムを受信するため、その処 理結果がエラーを示すと判定する。受信部109 は、エラーを示す判定すると(ステップS728aの YES)、受信したエラー表示用プログラムを実 し(ステップS730)、エラーメッセージを表示 112に表示させる(ステップS731)。これにより クライアント装置103のユーザは、サーバ装 102内で発生したエラーを把握する事が可能 なる。

 この方法を用いれば、サーバ装置102は、G UIによるエラー処理と各世代の機器に応じた ラーGUIとを変更する必要がなくなり、旧世 のクライアント装置103に接続したとしても 記仕組みの流用が可能になる利点もある。

 なお、本実施の形態では、エラーメッセ ジを通知する手段として、エラーメッセー を表示するエラー表示用プログラムを生成 て送信し、GUIの形でユーザに通知する方式 取っている。しかし、クライアント装置103 メッセージを通知する手段としては、メッ ージだけを文字列として通知してもよいし クライアント装置103上でwindow表示をしても く、ユーザにメッセージを通知することが きれば、どのような手段であってもよい。

 また、本実施の形態では、代替処理用プ グラムまたはエラー処理用プログラムへア セスする際、まず、XMLを用いてアクセス先 クライアント装置103に通知し、クライアン 装置103からそのプログラムへのアクセスの 求があったときに、そのプログラムにアク スしている。つまり、サーバ装置102からク イアント装置103へ処理工程を1度折り返す仕 組みを用いている。しかし、このような仕組 みを用いなくても、本発明の効果を得ること ができる。具体的には、通知を受けた機器状 態判定部204が要求された機能の機能名「fastFo rward」を用いて、機能情報テーブル206aから代 替処理用のURLを取得し、代替処理用プログラ ムに直接アクセスする。

 しかしながら、XML等を用いてクライアン 装置103に処理を預けるにはメリットがある サーバ装置102は、PC(パーソナルコンピュー )のように高性能CPU(Central Processing Unit)や大 容量のメモリを備えていない状況であっても 、複数のクライアント装置103からの要求を確 実に処理する必要がある。そのため、サーバ 装置102に高負荷が掛かっている状況下では、 代替処理やエラーメッセージの提供を遅延さ せた方がよい。したがって、本実施の形態で は、サーバ装置102がクライアント装置103に処 理を預ける手段として、XML等を用いてクライ アント装置103に一時的に処理を預けているの である。つまり、サーバ装置102は自装置の都 合に合わせてクライアント装置103を制御する 主導権を握れるというメリットである。また 、サーバ装置102は、XMLのファイルをクライア ント装置103に送信するときに、自装置の都合 に合わせて、所定時間経過後に、または、所 定の条件が満たされたときに代替処理用URLに アクセスさせるような情報をクライアント装 置103に通知してもよい。

 このように、本実施の形態によれば、サ バ装置102がクライアント装置103に、クライ ント装置103にない機能による処理を代替処 として提供できるので、クライアント装置1 03に送信するGUIプログラム(GUIコンテンツ)を サーバ装置102内でクライアント装置103の能 で実行可能な範囲内にカスタマイズせずに クライアント装置103上でサーバ装置102と同 の表示ができ、クライアント装置103が能力 劣る旧世代の機器であっても新世代のサー 装置102と同等の機能を実現可能となるとい 効果が得られる。

 また、本実施の形態では、状態情報テー ルなどを用いた判定が行われるため、サー 装置102と他の機器との接続や切断などの設 状態、および、サーバ装置102内にある機能 士の競合など、サーバ装置102の状態が様々 変化しても、処理の大幅な遅延や停止、致 的なエラーを回避し、クライアント装置103 対して確実に応答を返すことができる。こ ような判定は、PCのサーバと比べてメモリ 量やCPUの処理能力などが劣るサーバ装置102 対して、複数の機器から同時に同一機能の 用が要求される場合や設定が頻繁に変更さ る場合に特に有効である。

 (変形例1)
 以下、本実施の形態における第1の変形例に 係るサーバ装置について、図面を参照しなが ら説明する。本変形例に係るサーバ装置は、 上記実施の形態1のように動画コンテンツに する機能(早送りなど)の代替処理ではなく、 静止画コンテンツに対する機能(回転など)の 替処理をクライアント装置に提供する。つ り、本変形例におけるサーバ装置は、ユー がクライアント装置でサーバ装置の静止画 ンテンツを閲覧する場合に、クライアント 置に対して、静止画コンテンツにおける、 転、拡大、縮小、またはイフェクト等の機 の代替処理を与える。

 図11は、本変形例におけるサーバ装置と ライアント装置の構成図である。

 本変形例におけるクライアント装置103Aは 、GUIプログラム実行部111、要求送信部108、受 信部109、静止画用デコーダ117、GUIプログラム 保存部110、および表示部112を備える。また、 本変形例におけるサーバ装置102Aは、要求受 部201、GUIプログラム保存部202、状態情報記 部205、機器状態判定部204、機能情報記憶部20 6、送信部203、代替処理提供部207A、エラーメ セージ生成部208、およびコンテンツ保存部2 13を備える。また、代替処理提供部207Aは、デ ータ送信制御部209、送信データ生成部210、静 止画用エンコーダ215、および変換部214を備え る。なお、図11に示す構成要素のうち、上記 施の形態1の図3に示す構成要素と同一の機 および構成を有する構成要素に対しては、 施の形態1と同一の符号を付して示し、その 細な説明は省略する。また、コンテンツ保 部213は静止画コンテンツを保存している。

 代替処理提供部207の変換部214は、クライ ント装置103からの、静止画コンテンツに対 る代替処理要求である編集要求に応じて、 の静止画コンテンツを変換する。静止画用 ンコーダ215は、その変換された静止画コン ンツをエンコードする。クライアント装置1 03Aの静止画用デコーダ117は、サーバ装置102A 処理結果である変換されてエンコードされ 静止画コンテンツをデコードして表示部112 表示させる。

 本変形例と上記実施の形態1との相違点は 、サーバ装置102の変換部214を使用し、回転、 拡大、縮小、特殊効果等が付加された静止画 像を生成し、クライアント装置103で表示可能 にする点である。

 図12は、本変形例における代替処理およ 静止画コンテンツの表示処理を示すフロー ャートである。ここでは、上記実施の形態1 同様に、クライアント装置103A上には、GUIを 実現するためのGUIプログラムがあらかじめダ ウンロードされ、ユーザがクライアント装置 103A上で静止画コンテンツを閲覧しているも とする。このとき、サーバ装置102Aおよびク イアント装置103Aは、上記実施の形態1の図7 図8Aおよび図8Bに示す動作と同様の動作を行 うが、図8Bに示すステップS721~S731の処理の代 りに、静止画コンテンツの編集を代替処理 して実行し、編集された静止画データ(送信 データ)の静止画を表示する。

 つまり、機器状態判定部204は、クライア ト装置103Aから受けたアクセス要求に示され るステータス情報をチェックし、エラーを示 すか否かを判定する(ステップS1121)。ここで 機器状態判定部204がエラーを示さないと判 すると(ステップS1121のNO)、送信データ生成 210は、コンテンツ保存部213より静止画コン ンツを取得し(ステップS1122)、変換部214へ取 した静止画コンテンツを受け渡し、その静 画コンテンツを変換させる(ステップS1123)。 このとき、変換部214は、エンコードされてい る静止画コンテンツをデコードして変換する 。静止画用エンコーダ215は、変換された静止 画コンテンツを再びエンコードし(ステップS1 124)、変換およびエンコードされた静止画デ タを送信データとして、送信部203からクラ アント装置103Aに送信する(ステップS1127)。

 クライアント装置103Aの受信部109は、サー バ装置102Aの処理結果を受信し(ステップS1128) その処理結果がエラーを示すか否かを判定 る(ステップS1128a)。上述の例の場合、受信 109は、静止画コンテンツに対する処理結果 ある静止画データを受信するため、その処 結果がエラーを示さないと判定する。受信 109は、エラーを示さないと判定すると(ステ プS1128aのNO)、静止画データを静止画用デコ ダ117に出力してデコードさせる(ステップS11 29)。そして、静止画用デコーダ117は、デコー ドされた静止画データの画像を表示部112に表 示させる(ステップS1131)。

 また、図12に示すステップS1125,S1126,S1130の 処理は、上記実施の形態1の図8Bに示すステッ プS725,S726,S730の処理と同様である。

 なお、上記実施の形態1および変形例1で 、動画または静止画に関する代替処理を行 ているが、代替処理は、どのような処理で よく、音声に関する代替処理であってもよ 。例えば、録音した音声コンテンツに様々 効果を与える機能(効果付与機能)を有する新 世代のサーバ装置とその効果付与機能が無い 旧世代のクライアント装置が接続されている 場合に、そのサーバ装置は、旧世代のクライ アント装置にその効果付与機能による処理を 提供する。

 (変形例2)
 ここで、上記実施の形態1における第2の変 例について説明する。

 本変形例に係るサーバ装置102は、上記実 の形態1のGUIプログラムとは異なるGUIプログ ラムをクライアント装置103に送信する点に特 徴がある。つまり、本変形例に係るGUIプログ ラムを実行するクライアント装置103は、クラ イアント装置103が有する機能(例えば、動画 ンテンツの録画)であっても、所定の条件が たされた場合には、その機能に応じた処理 サーバ装置102に要求する。なお、以下の説 では、その機能を録画として説明するが、 の機能であってもよい。また、その機能が 画の場合には、クライアント装置103および ーバ装置102はそれぞれ、その機能によって 配信される動画コンテンツを受信して記録 体にその動画コンテンツを記録することが きる。

 図13は、本変形例に係るクライアント装 103の動作を示すフローチャートである。

 まず、クライアント装置103の受信部109は サーバ装置102からGUIプログラムをダウンロ ドしてGUIプログラム保存部110に格納する(ス テップS2002)。GUI表示処理部113は、そのGUIプロ グラムを実行して、GUIコンテンツである再生 操作画面を表示部112に表示させる。クライア ント装置103の制御部114は、ユーザによるGUI操 作に応じて、その再生操作画面に表示されて いる機能のうち「録画」を選択する(ステッ S2004)。その結果、制御部114は、クライアン 装置103が備えている記録媒体の残容量を特 する(ステップS2006)。そして、制御部114は、 の残容量がしきい値よりも多いか否かを判 する(ステップS2008)。つまり、制御部114は、 録画対象の動画コンテンツの全てを記録媒体 に格納することができるか否かを判定する。 このしきい値は、録画対象の動画コンテンツ のデータ量であってもよく、予め定められた 値であってもよい。

 制御部114は、ステップS2008で残容量が多 と判定すると(ステップS2008のYES)、その録画 象の動画コンテンツの録画を、クライアン 装置103の録画の機能を有する処理部に実行 せる(ステップS2010)。一方、制御部114は、残 容量がしきい値以下であると判定すると(ス ップS2008のNO)、その録画対象の動画コンテン ツの録画をサーバ装置102に要求する(ステッ S2012)。

 図14は、本変形例に係るクライアント装 103の他の動作を示すフローチャートである なお、ここでは、録画は、いわゆる予約録 であって、その機能が選択されたときには 行されず、その機能が選択されてから録画 象の動画コンテンツの配信が開始されるま の期間(録画開始時間)だけ待機し、その配信 が開始される時点で実行される。

 クライアント装置103は、上述のステップS 2002~S2006と同様の処理を行い、制御部114は、 容量がしきい値よりも多いか否かを判定す (ステップS2008)。ここで、制御部114は、ステ プS2008で残容量が多いと判定すると(ステッ S2008のYES)、録画開始時間経過後に、その録 対象の動画コンテンツの録画を、クライア ト装置103の録画の機能を有する処理部に実 させる(ステップS2010)。一方、制御部114は、 残容量がしきい値以下であると判定すると( テップS2008のNO)、まず、クライアント装置103 に備えられた記録媒体に格納されているコン テンツの消去を促すメッセージを表示部112に 表示させ、ユーザにその消去を要求する(ス ップS2112)。制御部114は、ユーザによるGUI操 に応じて、消去が選択されたか否かを判定 る(ステップS2114)。

 ここで、制御部114は、消去が選択された 判定すると(ステップS2114のYES)、コンテンツ の消去によって残容量が上記しきい値以上に なるまでに要する消去時間を特定して、その 消去時間をプログレスバーで表示部112に表示 させる(ステップS2116)。制御部114は、さらに 録画開始時間がステップS2116で特定された消 去時間よりも長いか否かを判定する(ステッ S2118)。ここで、制御部114は、録画開始時間 長いと判定すると(ステップS2118のYES)、録画 始時間経過後に、その録画対象の動画コン ンツの録画を上述の処理部に実行させる(ス テップS2120)。

 一方、制御部114は、ステップS2114で消去 選択されなかったと判定したとき(ステップS 2114のNO)、または、ステップS2118で録画開始時 間が長くないと判定すると(ステップS2118のNO) 、その録画対象の動画コンテンツの予約録画 をサーバ装置102に要求する(ステップS2122)。

 このように本変形例に係るサーバ装置102 クライアント装置103に送信するGUIプログラ は、ユーザによって選択された機能がクラ アント装置103にある場合であっても、その 能がクライアント装置103で利用できるか否 を判定するステップと、利用できないと判 された場合に、その機能による処理をサー 装置102に要求するステップとを、クライア ト装置103に実行させる。これにより、例え 、録画機能を有するクライアント装置103は 記録媒体の残容量が少ないときにその録画 能がユーザによって選択されたために、録 対象の動画コンテンツの全てを録画するこ ができなくなってしまうことを防ぐことが きる。

 なお、本変形例では、クライアント装置1 03がGUIプログラムをダウンロードして実行す ことにより、上述のような判定やサーバ装 102への要求を行ったが、GUIプログラムをダ ンロードして実行することなく、クライア ト装置103が自主的に上記判定および要求を ってもよい。

 また、本発明に係るサーバ装置102につい 、実施の形態1およびその変形例1,2を用いて 説明したが、本発明はこれらに限定されるも のではない。

 例えば、実施の形態1およびその変形例1,2 では、動画コンテンツの早送り、静止画コン テンツの編集、および、動画コンテンツの録 画を中心に、それらの機能に対する代替処理 を説明したが、本発明に係るサーバ装置は、 これらの機能だけでなく、他の機能に対する 代替処理を行ってもよいことは言うまでもな い。また、実施の形態1およびその変形例1,2 構成および処理動作を、矛盾のない範囲で のように組み合わせてもよい。

 (実施の形態2)
 本実施の形態におけるクライアント装置は 例えば旧世代のサーバ装置に接続し、その ーバ装置よりも多くの機能を有し、サーバ 置から指示されたGUIの再生操作画面におい 、サーバ装置に存在しない機能を表示させ その機能による処理を実行する点に特徴が る。

 図15は、本実施の形態におけるクライア ト装置を含む家庭内ネットワークの構成図 ある。

 家庭内ネットワークN1は、クライアント 置400を有するネットワークであり、無線ネ トワークや有線ネットワークで実現される クライアント装置400は、実施の形態1と同様 TV、レコーダ、プレイヤ、携帯電話、固定 話、プリンター、FAX、PDA、PC、デジタルカメ ラ、冷蔵庫、電子レンジ、または洗濯機など の機器として構成されている。サーバ装置500 も、クライアント装置400と同様、TV、レコー 、プレイヤ、携帯電話、固定電話、プリン ー、FAX、PDA、PC、デジタルカメラ、カーナ 、冷蔵庫、電子レンジ、または洗濯機など 機器として構成されている。

 家庭内ネットワークN1は、外部ネットワ クN2経由で、サーバ装置500と繋がっている。 そして、クライアント装置400とサーバ装置500 とが連携して、クライアント装置400のGUIを更 新する。また、サーバ装置500は、家庭内ネッ トワークN1に存在する機器でもよい。この場 は、クライアント装置400と家庭内ネットワ クN1に存在するサーバ装置500とが連携して クライアント装置400上にサーバ装置500のGUI ンテンツを表示することとなる。

 図16は、本実施の形態におけるクライア ト装置400の構成図である。

 GUIデータ取得部401は、サーバ装置500上のG UIデータ管理部501からGUIデータを取得する。G UIデータは、HTML(Hyper Text Markup Language)、XML(E xtensible Markup Language)、またはJavaScript、Java等 のプログラミング言語で表現される。GUIデー タ解析部402は、GUIデータ取得部401で取得され たGUIデータを解析し、GUIプログラムを生成す る。GUIプログラム実行部403は、GUIデータ解析 部402によって生成されたGUIプログラムを実行 し、表示部404に対して、表示要求を行うこと によりGUIを実現する。つまり、GUIプログラム 実行部403は、GUIプログラムを実行することに より、ユーザの操作用の画像であるGUIコンテ ンツを生成して表示部404に表示させる。

 機能ディスパッチ部405は、機能を意味す 識別子を用いて、後述するクライアント機 部406または代替機能部407を呼び出す。そし 、機能ディスパッチ部405は、GUIプログラム 行部403がクライアント装置400またはサーバ 置500上の機能を呼び出す際に呼び出される つまり、GUIプログラム実行部403は、クライ ント装置400やサーバ装置500上の機能を直接 び出すのではなく、機能ディスパッチ部405 上述の識別子を利用させ、クライアント装 400やサーバ装置500上の機能を間接的に呼び す。

 クライアント機能部406は、画像に対する 能と、サーバ装置500上の機能を呼び出すた の機能を有する。なお、クライアント機能 406やサーバ機能部502が扱う画像に対する機 は、例えば、写真または動画などのコンテ ツを扱う機能であって、具体的には、動画 生、動画録画、動画録画予約、または写真 ライドショーなどのアプリケーション機能 である。

 命令記憶部409は、機能ディスパッチ部405 呼び出したクライアント機能部406への要求 記憶する。命令記憶部409が記憶する情報は 機能を呼び出す際に機能を特定するための 別子とその引数、呼び出した時刻などであ 。

 能力記憶部408は、クライアント機能部406 保持する機能を特定する情報を記憶してい 。クライアント機能部406が保持する機能を 定する情報とは、機能をユーザに提示する に表示する文字列や、機能を呼び出す際に 能を特定するための識別子とその引数など ある。GUIプログラム実行部403は、機能をユ ザに提示する際に表示する文字列や、機能 呼び出す際にその機能を特定するための識 子とその引数などを用いて、能力記憶部408 対してどのような機能が存在するか問い合 せる。そして、GUIプログラム実行部403は、 の結果から、サーバ装置500には存在せず、 ライアント装置400に存在する機能(以下、差 分機能という)を検出し、GUIデータから生成 れるGUIコンテンツに差分機能に関する情報 反映させる。

 代替機能部407は、GUIコンテンツとして表 された差分機能のうちの何れか1つがGUIプロ グラム実行部403から代替機能として呼び出さ れた場合に、GUIプログラム実行部403から機能 ディスパッチ部405を経由して呼び出される。 そして、代替機能部407は、クライアント機能 部406を呼び出すために後述する引数値推測部 410から必要な情報を集め、クライアント機能 部406を呼び出し、クライアント機能部406に代 替機能による処理を実行させる。

 引数値推測部410は、命令記憶部409に記憶 れた情報と、能力記憶部408に記憶された情 から、代替機能部407がクライアント機能部4 06を呼び出すために必要な引数値を推測する

 操作部411は、クライアント装置400のユー による操作を受け付け、その操作結果をGUI ログラム実行部403へ通知する。例えば、操 部411は、キーボード、リモコン、マウス、 インティングデバイス、タッチパネル、音 認識機器、またはジェスチャー認識機器な で構成される。また、表示部404は、GUIプロ ラム実行部403からの要求に応じて、例えば 画コンテンツの一覧を示すGUIコンテンツ、 画コンテンツに対する機能の一覧を示すGUI ンテンツ、および動画コンテンツを表示す 。

 サーバ装置500は、GUIデータ管理部501とサ バ機能部502とを備える。GUIデータ管理部501 、上述のGUIデータを保持し、クライアント 置400のGUIデータ取得部401にそのGUIデータを 信する。このGUIデータから生成されるGUIコ テンツは、例えば、サーバ装置500が有する 画コンテンツの一覧と、サーバ装置500が有 る機能の一覧とを、図形、文字、および記 などを用いて示す。サーバ機能部502は、1つ または複数の動画コンテンツと、その動画コ ンテンツの一覧とを有する。また、サーバ機 能部502は、その動画コンテンツに対する例え ば再生および停止などの機能を有する。

 ここで、図17~図23を用いて、クライアン 装置400が、GUIデータ管理部501が管理してい GUIデータを取得して表示した画面とそのク イアント装置400の動作について説明する。 こで、サーバ機能部502は動画に関する機能 提供するものであるとする。また、ここで 、サーバ装置500はクライアント装置400に対 て、動画コンテンツの特殊再生機能(例えば 動画早送りまたは動画巻き戻しなど)による 処理を提供することはできず、クライアント 装置400は、クライアント装置400自身で、動画 コンテンツの特殊再生機能を実現することが 可能であるという前提とする。つまり、サー バ装置500から送信されるGUIデータには、動画 コンテンツに対する機能のうち、通常再生機 能に関するデータしか含まれておらず、クラ イアント機能部406が有する特殊再生機能に関 するデータは含まれていない。

 なお、本実施の形態では、機能について 動画コンテンツの特殊再生を例に挙げて説 するが、その機能は、前述の通り、動画コ テンツに関する機能でなく、他の機能であ てもよい。

 図17は、表示部404に表示される動画コン ンツの一覧の画面の一例を示す図である。

 クライアント装置400は、サーバ装置500のG UIデータ管理部501が管理しているGUIデータを 得し、さらに、サーバ装置500のサーバ機能 502から動画コンテンツの一覧を取得する。 して、クライアント装置400は、そのGUIデー および動画コンテンツの一覧に基づいて、 の一覧を示した画面(動画コンテンツ一覧画 面)404aをGUIコンテンツとして生成して表示部4 04に表示する。ユーザは、クライアント装置4 00の操作部411を操作し、その一覧の中から再 対象の動画コンテンツを選択する。

 図18は、表示部404に表示される再生操作 面の一例を示す図である。

 クライアント装置400は、再生対象の動画 ンテンツが選択されると、その動画コンテ ツが再生されて表示される動画再生領域b1 、その動画コンテンツの再生を操作するた の動画制御領域b2とを含む再生操作画面404b GUIコンテンツとし生成して表示部404に表示 せる。クライアント装置400は、再生対象の 画コンテンツをサーバ装置500のサーバ機能 502から取得してデコードし、その動画コン ンツの映像を動画再生領域b1に表示する。

 動画制御領域b2には、サーバ機能部502に して動画コンテンツの再生を要求するため ボタンb3と、サーバ機能部502に対して動画コ ンテンツの停止を要求するためのボタンb4と ある。ここで、クライアント装置400は、GUI ータから生成されたGUIプログラムを実行す ことにより、GUIデータに示されている機能 用いてこのような再生操作画面404bを生成し て表示部404に表示している。つまり、クライ アント装置400は、GUIデータに示されている機 能が再生と停止であるために、ボタンb3とボ ンb4とを表示している。なお、このような 画制御領域b2は、クライアント装置400のクラ イアント機能部406の機能であって、GUIデータ に示されていない機能である差分機能がない 場合に表示される。

 図19は、表示部404に表示される再生操作 面の他の例を示す図である。

 クライアント装置400は、再生対象の動画 ンテンツが選択されたときに、上述の差分 能があると、動画再生領域b1と、差分機能 表す動画制御領域c1とを含む再生操作画面404 cをGUIコンテンツとして生成して表示部404に 示させる。クライアント装置400は、再生対 の動画コンテンツをサーバ装置500のサーバ 能部502から取得してデコードし、その動画 ンテンツの映像を動画再生領域b1に表示する 。

 動画制御領域c1には、ボタンb3およびボタ ンb4だけでなく、差分機能である動画コンテ ツの早送りを要求するためのボタンc2と、 分機能である動画コンテンツの巻き戻しを 求するためのボタンc3とがある。ここで、ク ライアント装置400は、GUIデータから生成され たGUIプログラムを実行することにより、GUIデ ータに示されている機能を用いてこのような 再生操作画面404cを生成して表示部404に表示 ている。つまり、クライアント装置400は、GU Iデータに示されている機能が再生と停止で るために、ボタンb3とボタンb4と表示してい 。さらに、本実施の形態におけるクライア ト装置400は、上述の差分機能が早送りと巻 戻しであるために、その差分機能を動画制 領域c1に割り当てて、ボタンc2とボタンc3と 表示している。

 ここで、本実施の形態におけるクライア ト装置400およびサーバ装置500の具体的な処 の流れを、図20~図23を用いて説明する。

 図20は、クライアント装置400が動画コン ンツ一覧画面404aを表示する処理を示すシー ンス図である。

 まず、サーバ装置500のGUIデータ管理部501 、GUIデータをクライアント装置400に送信し( ステップS100)、GUIデータ取得部401は、GUIデー 管理部501が管理しているそのGUIデータを取 する(ステップS102)。そして、GUIデータ取得 401は、GUIデータ管理部501から取得したGUIデ タをGUIデータ解析部402に出力する(ステップ S104)。GUIデータ解析部402は、そのGUIデータを 得して解析し、その解析結果からGUIプログ ムを生成する(ステップS106)。さらに、GUIデ タ解析部402は、生成したGUIプログラムをGUI ログラム実行部403に出力する(ステップS108)

 GUIプログラム実行部403は、GUIプログラム 取得して実行する(ステップS110)。その結果 GUIプログラム実行部403は、再生可能な動画 ンテンツの一覧を示す動画コンテンツ一覧 面404aを作成するために、機能ディスパッチ 部405へ、動画コンテンツ一覧を取得するため の機能(function=動画コンテンツ一覧)を呼び出 (ステップS112)。動画コンテンツの一覧には 動画コンテンツを一意に識別するためのコ テンツIDが含まれる。

 機能ディスパッチ部405は、GUIプログラム 行部403から呼び出されると、上述の機能(fun ction=動画コンテンツ一覧)を持つクライアン 機能部406を呼び出す(ステップS114)。クライ ント機能部406は、サーバ装置500のサーバ機 部502にアクセスし(ステップS116)、サーバ機 部502から動画コンテンツの一覧を送信させ( テップS118)、その動画コンテンツの一覧を 得する(ステップS120)。クライアント機能部40 6は、取得した動画コンテンツの一覧を、機 ディスパッチ部405を介してGUIプログラム実 部403に出力する(ステップS122)。その結果、GU Iプログラム実行部403は、動画コンテンツの 覧を取得し、その一覧を示す動画コンテン 一覧画面404aを生成する(ステップS124)。

 機能ディスパッチ部405は、動画コンテン 一覧を取得したこと、つまりステップS114で 呼び出した機能(function=動画コンテンツ一覧) 一覧取得命令として命令記憶部409に格納す (ステップS126)。GUIプログラム実行部403は、 得した動画コンテンツの一覧を用いて生成 れた動画コンテンツ一覧画面404aを表示部404 に送信する(ステップS128)。その結果、図17に すように、表示部404は動画コンテンツ一覧 面404aを表示する(ステップS130)。

 図21は、再生対象の動画コンテンツが選 されたときのクライアント装置400の処理を すシーケンス図である。

 ユーザは、表示部404に表示された動画コ テンツ一覧画面404aを見て、操作部411を操作 することにより、その動画コンテンツの一覧 から、再生対象の動画コンテンツを選択する 。これにより、操作部411は、コンテンツID=100 の動画コンテンツが再生対象として選択され たことをGUIプログラム実行部403に通知する( テップS140)。

 GUIプログラム実行部403は、機能ディスパ チ部405へ、コンテンツID=100の動画コンテン の再生の要求(function=動画再生)を通知する( テップS142)。機能ディスパッチ部405は、動 再生機能を持つクライアント機能部406へ、 ンテンツID=100の動画コンテンツの再生の要 (function=動画再生)を通知する(ステップS144)。 さらに、機能ディスパッチ部405は、命令記憶 部409に、ステップS144で通知した動画コンテ ツのコンテンツIDが100であること(コンテン ID=100)を格納する(ステップS146)。また、GUIプ グラム実行部403は、ステップS142で通知した 動画コンテンツの機能が再生であることを示 す機能情報(function=動画再生)を能力記憶部408 格納する(ステップS148)。

 次に、GUIプログラム実行部403は、能力記 部408にアクセスし(ステップS150)、能力記憶 408から、動画コンテンツの機能に関してど ような機能が存在するのかを示す機能一覧 取得する(ステップS152)。例えば、GUIプログ ム実行部403は、動画コンテンツに対する再 、停止、早送り、および巻き戻しを示す機 一覧を取得する。

 GUIプログラム実行部403は、能力記憶部408 ら取得した機能一覧が示す機能とGUIデータ 示す機能との差分である差分機能を抽出す (ステップS154)。例えば、GUIデータが示す機 には、動画コンテンツに対する早送りと巻 戻しがなく、クライアント装置400の機能一 が示す機能には、動画コンテンツに対する 送りと巻き戻しとがある。この場合、GUIプ グラム実行部403は、動画コンテンツに対す 早送りと巻き戻しの2つの機能(特殊再生機 )を差分機能として抽出する。なお、抽出さ る差分機能は特殊再生機能でなくてもかま ない。

 GUIプログラム実行部403は、表示する画面 、動画コンテンツに対する差分機能である 送りと巻き戻しを選択するための選択機能 割り当てる(ステップS156)。なお、割り当て 法は、表示する画面に動的にその選択機能 情報を追加してもよいし、既存のキーに割 当ててもよい。さらに、GUIプログラム実行 403は、ステップS156の選択機能が割り当てら れた画面を用いて再生操作画面404cを生成し( テップS158)、表示部404にその再生操作画面40 4cを表示させる(ステップS160)。このように、 分機能がある場合には、表示部404は図19に す再生操作画面404cを表示する。つまり、再 操作画面404cの動画制御領域c1にボタンc2が 加され、このボタンc2に対して、差分機能で ある早送りを選択するための選択機能が割り 当てられる。さらに、動画制御領域c1にボタ c3が追加され、このボタンc3に対して、差分 機能である巻き戻しを選択するための選択機 能が割り当てられる。一方、差分機能がない 場合には、表示部404は図18に示す再生操作画 404bを表示する。

 図22は、クライアント装置400が動画コン ンツを通常再生する処理を示すシーケンス である。

 クライアント機能部406は、図21に示すス ップS144で、コンテンツID=100の動画コンテン の再生(function=動画再生)の要求が通知され と、サーバ装置500のサーバ機能部502に対し 、コンテンツID=100の動画コンテンツのスト ームを要求する(ステップS170)。その結果、 ーバ機能部502はその動画コンテンツのスト ームを送信し(ステップS172)、クライアント 能部406はその送信された動画コンテンツの トリームを取得する(ステップS174)。クライ ント機能部406は、取得した動画コンテンツ ストリームをデコードし、表示部404が表示 きる動画データに変換する(ステップS176)。 ライアント機能部406は、表示部404へ、変換 た動画データを出力して、図19に示す再生操 作画面404cの動画再生領域b1に動画コンテンツ の映像を表示させる(ステップS178)。

 図23は、クライアント装置400が動画コン ンツを早送りする処理を示すシーケンス図 ある。

 ユーザは、動画コンテンツを早送りする めに、操作部411を操作することにより、図1 9に示す再生操作画面404cのボタンc2を選択す 。上述のように、ボタンc2には、差分機能で ある早送りを選択するための選択機能が割り 当てられている。この場合、サーバ装置500に 存在しないがクライアント装置400には存在す る早送りという機能の利用がクライアント装 置400に要求される。

 その結果、操作部411は、差分機能である 送りの要求をGUIプログラム実行部403に通知 る(ステップS190)。GUIプログラム実行部403は 図21のステップS154で抽出された差分機能の ち早送りを代替機能(代替動画早送り)とし 扱い、機能ディスパッチ部405に代替動画早 り(subFunction=動画早送り)の要求を通知する( テップS192)。機能ディスパッチ部405は、代替 機能部407に代替動画早送り(subFunction=動画早 り)の要求を通知する(ステップS194)。

 代替機能部407は、代替動画早送りの処理 クライアント機能部406に実行させるために 要な引数値を引数値推測部410に対して要求 る(ステップS196)。引数値推測部410は、能力 憶部408に対して、代替動画早送りに関連す 機能情報を問い合わせ(ステップS198)、その 能情報を取得する(ステップS200)。ここでは 引数値推測部410は、図21のステップS148で最 に格納された機能情報である再生(function=動 画再生)を引数値として取得する。引数値推 部410は、その取得した引数値である再生(func tion=動画再生)を代替機能部407に出力し、代替 機能部407はその再生(function=動画再生)を取得 る(ステップS202)。

 さらに、引数値推測部410は、命令記憶部4 09に対して、その再生(function=動画再生)に対 て最近に適用されたコンテンツIDを引数値と して問い合わせ(ステップS204)、その結果、図 21のステップS146で最近に格納されたコンテン ツID=100を得る(ステップS206)。引数値推測部410 は、その取得した引数値であるコンテンツID= 100を代替機能部407に出力し、代替機能部407は そのコンテンツID=100を取得する(ステップS208) 。

 代替機能部407は、引数値推測部410から取 した引数値を結合し(ステップS210)、クライ ント機能部406へ、コンテンツID=100の再生中 動画コンテンツに対する代替動画早送りの 理を要求する(ステップS212)。クライアント 能部406は、サーバ機能部502に対して、コン ンツID=100の動画コンテンツのストリームを 求し(ステップS214)、その動画コンテンツの トリームを取得する(ステップS216)。ここで 得した動画コンテンツのストリームは、早 り用の動画コンテンツのストリームではく 通常再生用の動画コンテンツのストリーム ある。

 クライアント機能部406は、取得した動画 ンテンツのストリームを早送り用の動画デ タに変換する(ステップS218)。さらに、クラ アント機能部406は、表示部404へ、早送り用 動画データを出力し(ステップS220)、図19に す再生操作画面404cの動画再生領域b1に、早 り用の動画データの映像を表示させる(ステ プS222)。

 このように、本実施の形態によれば、早 り機能がないサーバ装置500から取得したGUI ータによるGUI操作であっても、クライアン 装置400が早送り機能を代替することにより 早送り機能を実現することが可能となる。 まり、本実施の形態のクライアント装置400 、サーバ装置500から取得したGUIデータに示 れるサーバ装置500の機能と、クライアント 置400が有する機能とを比較し、クライアン 装置400にあってサーバ装置500にない機能を 分機能として再生操作画面404cに表示し、そ の差分機能の選択を受け付ける。そして、ク ライアント装置400は、その差分機能が選択さ れたときには、サーバ装置500による差分機能 の処理に代わって、クライアント装置400自体 がその差分機能に応じた処理を実行する。こ れにより、クライアント装置400は、旧世代の 機能の劣るサーバ装置500から送信されるGUIデ ータに関わらず、自らの全ての機能を利用す ることができる。

 なお、本発明に係るクライアント装置400 ついて、実施の形態2を用いて説明したが、 本発明はこれらに限定されるものではない。

 例えば、本実施の形態では、動画コンテ ツの早送りを例として示したが、クライア ト装置400は早送りだけに限らず、巻き戻し 2倍速再生、3倍速再生、ズームイン、ズー アウト、回転などの機能による処理を実行 てもよい。例えば、クライアント装置400は 巻き戻しが差分機能として選択されたとき は、動画コンテンツにおける選択された位 のフレームから表示順で前方(過去)のフレー ムに向かって、各フレームの送信をサーバ装 置500に順次要求する。このとき、サーバ装置 500は、サーバ装置500の通常の再生機能を用い て、動画コンテンツに含まれるフレームのう ちクライアント装置400から要求されたフレー ムだけを順次送信する。なお、クライアント 装置400の巻き戻しの処理は、上述のような処 理に限らず、他の処理であってもよい。

 また、実施の形態2では、クライアント装 置400は動画コンテンツに対する機能の処理を 実行したが、本発明に係るクライアント装置 400は、動画コンテンツの機能だけでなく、静 止画コンテンツ、音楽および音声などに対す る機能の処理を行ってもよいことは言うまで もない。また、実施の形態2の構成および処 動作と、実施の形態1およびその変形例1,2の 成および処理動作とを、矛盾のない範囲で のように組み合わせてもよい。

 また、実施の形態1およびその変形例1の 3および図11に示すサーバ装置102,102A、または 、実施の形態2の図16に示すクライアント装置 400に含まれる全ての構成要素または一部の構 成要素のみを、集積回路であるLSI(Large Scale  Integrated circuit)として実現してもよい。これ は個別に1チップ化されてもよいし、一部又 は全てを含むように1チップ化されてもよい 例えばメモリ以外の機能ブロックが1チップ されていてもよい。例えば、図3に示すサー バ装置102では、GUIプログラム保存部202および 送信部203を除く他の構成要素をLSIとして構成 してもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度 の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI ウルトラLSIと呼称されることもある。

 また、集積回路化の手法はLSIに限るもの はなく、専用回路又は汎用プロセッサで実 してもよい。LSI製造後に、プログラムする とが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可 なリコンフィギュラブル・プロセッサ を利 用してもよい。さらには、半導体技術の進歩 又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集 積回路化の技術が登場すれば、当然、その技 術を用いて機能ブロックの集積化を行っても よい。バイオ技術の適応等が可能性としてあ りえる。

 また、実施の形態1およびその変形例1,2と 実施の形態2の各装置は、具体的には、マイ ロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユ ット、ディスプレイユニット、キーボード マウスなどから構成されるコンピュータシ テムである。上記RAMまたはハードディスク ニットには、コンピュータプログラムが記 されている。上記マイクロプロセッサが、 記コンピュータプログラムにしたがって動 することにより、各装置は、その機能を達 する。ここでコンピュータプログラムは、 定の機能を達成するために、コンピュータ 対する指令を示す命令コードが複数個組み わされて構成されたものである。

 なお、本発明は、サーバ装置およびクラ アント装置だけでなく、サーバ装置および ライアント装置のそれぞれの処理方法、サ バ装置およびクライアント装置のそれぞれ プログラム、それぞれのプログラムを記録 た記録媒体としても実現される。

 本発明にかかるサーバ装置は、接続され クライアント装置との間で機能に差異があ 場合でも、その差異を吸収することが可能 なるため、サーバ装置としてクライアント 置に接続する、例えば、TV、レコーダ、プ イヤ、携帯電話、固定電話、プリンター、FA X、PDA、PC、デジタルカメラ、冷蔵庫、電子レ ンジ、および洗濯機などの組み込み機器に有 用である。また、本発明に係るクライアント 装置は、サーバ装置から取得したGUIコンテン ツから、サーバ装置が未対応である機能を利 用することができるという効果を有し、クラ イアント装置としてサーバ装置に接続する、 例えば、TV、レコーダ、プレイヤ、携帯電話 固定電話、プリンター、FAX、PDA、PC、デジ ルカメラ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機な の組み込み機器に有用である。

 100  家庭内ネットワーク
 101  外部ネットワーク機器
 102,102A  サーバ装置
 103,103A  クライアント装置
 107  動画用デコーダ
 108  要求送信部
 109  受信部
 110  GUIプログラム保存部
 111  GUIプログラム実行部
 112  表示部
 113  GUI表示処理部
 114  制御部
 115  旧機器機能情報
 116  解析部
 117  静止画用デコーダ
 201  要求受付部
 202  GUIプログラム保存部
 203  送信部
 204  機器状態判定部
 205  状態情報記憶部
 206  機能情報記憶部
 207,207A  代替処理提供部
 208  エラーメッセージ生成部
 209  データ送信制御部
 210  送信データ生成部
 211  フレーム抽出部
 212  動画用エンコーダ
 213  コンテンツ保存部
 214  変換部
 215  静止画用エンコーダ
 400  クライアント装置
 401  GUIデータ取得部
 402  GUIデータ解析部
 403  GUIプログラム実行部
 404  表示部
 405  機能ディスパッチ部
 406  クライアント機能部
 407  代替機能部
 408  能力記憶部
 409  命令記憶部
 410  引数値推測部
 500  サーバ装置
 501  GUIデータ管理部
 502  サーバ機能部