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Patent Searching and Data


Title:
SEWN GLOVE AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/001582
Kind Code:
A1
Abstract:
Overlapped portions (K) are formed by overlapping a first member and a second member, and the areas including the overlapped portions (K) are sewn together in zigzag form. The first member and the second member are constituted of an outer palm portion (104A) and an inner palm portion (104B), respectively. In the overlapped portions (K), the inner palm portion (104B) is placed on the outer palm portion (104A), or the outer palm portion (104A) is placed on the inner palm portion (104B).

Inventors:
MATSUOKA, Koji (())
Application Number:
JP2008/054196
Publication Date:
December 31, 2008
Filing Date:
March 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MATSUOKA GLOVE CO., LTD. (1884-10, Hiketa Higashikagawa-sh, Kagawa 01, 7692901, JP)
松岡手袋株式会社 (〒01 香川県東かがわ市引田1884-10 Kagawa, 7692901, JP)
International Classes:
A41D19/00
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (Toranomon Kotohira Tower, 2-8 Toranomon 1-chome,Minato-k, Tokyo 01, 1050001, JP)
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Claims:
 縫製手袋が、以下を含む:
 第1部材;
 第2部材;及び
 前記第1部材と第2部材を重ね合わせた重ね合わせ部;
 上記構成において、
 前記重ね合わせ部を含む領域を、ジグザグ状に縫い合わせる。
[規則91に基づく訂正 15.04.2008]
 請求項1に記載の縫製手袋において、
 前記第1部材が外側の指平材部分により、前記第2部材が内側の指平材部分によりそれぞれ構成されており;及び
 前記重ね合わせ部が、外側の指平材部分の上に内側の指平材部分を重ね合わせることにより構成され、又は内側の指平材部分の上に外側の指平材部分を重ね合わせることにより構成されている。
 縫製手袋の生産方法が、以下のステップを含む:
 (1)第1部材と第2部材を重ね合わせた後;
 (2)重ね合わせ部を含む領域をジグザグ状に縫い合わせる。
 請求項3に記載の縫製手袋の生産方法が、更に以下のステップを含む:
 前記(1)のステップにおいて、第1部材が外側の指平材部分により、第2部材が内側の指平材部分によりそれぞれ構成されている場合に、外側の指平材部分の上に内側の指平材部分を重ね合わせ、又は内側の指平材部分の上に外側の指平材部分を重ね合わせた後;
 前記(2)のステップにおいて、重ね合わせ部のみを、外側の指平材部分と重ね合わせ部を、重ね合わせ部と内側の指平材部分を、又は外側の指平材部分と重ね合わせ部と内側の指平材部分をジグザグ状に縫い合わせる。
 指袋を予め手平側に屈曲させている縫製手袋であって、以下を特徴とする:
 手指の甲面を被覆する指甲材と手指の平面及び左右各側面をそれぞれ被覆する幅を有した指平材とで指袋を縫製している一方;
 前記指平材における指関節部が対応する位置に、指平材の左右両側縁の各一部を残して凹弧状端縁が対向配置された形状の略楕円穴を形成しているとともに;
 該略楕円穴の前記各凹弧状端縁同士を該各凹弧状端縁に沿って相互にジグザグ状に縫合することにより、指甲材を含めて指袋全体を手平側に向けて屈曲させている。
 指袋を予め手平側に屈曲させている縫製手袋であって、以下を特徴とする:
 手指の甲面を被覆する指甲材と手指の平面及び左右各側面をそれぞれ被覆する幅を有した指平材とで指袋を縫製している一方;
 前記指平材は、指関節部が対応する位置で複数の分割指平材に分割し、且つ該各分割指平材の分割部端縁をそれぞれ凹弧状端縁としているとともに;
 前記各分割指平材を、それぞれ各凹弧状端縁に沿って相互にジグザグ状に縫合することにより、指甲材を含めて指袋全体を手平側に向けて屈曲させている。
Description:
縫製手袋及びその生産方法

 本発明は縫製手袋及びその生産方法、特 スキーのストック、オートバイのハンドル ゴルフクラブ、野球のバット等を把持し易 ように予め指袋部分を手平側に屈曲させた 製手袋及びその生産方法に関する。

 従来の縫製手袋は、例えば日本国の実用 案登録第3122530号公報(日本国特許公開2007-277 801号公報)に開示されている。この縫製手袋 、全体として手平材1(同公報の図1)と手甲材2 と親指袋材3により構成されている。

 そして、手平材1側の各指平材12(例えば同 公報の図6~図8)を複数個の分割指平材17で形成 し、各分割指平材17をU字型に湾曲させた状態 で(同公報の図7(C9))、対向する凹弧状端縁17a 17b同士を縫い合わせることにより(同公報の 8)、指関節部Faに対応した位置で指袋全体を 手平側に屈曲可能ならしめている。

 既述したように、従来技術においては、 分割指平材17をU字型に湾曲させた状態で(同 公報の図7(C))、対向する凹弧状端縁17a、17b同 を縫い合わせ(同公報の図8)、これにより、 関節部Faに対応した位置で指袋全体を手平 に屈曲可能ならしめている。

 この状態を、手平側から見ると、本願の 1に示されているように、外側の分割指平材 17と内側の分割指平材17とが重ね合わされ、 ね合わせ部Kの部分が糸Sで縫い合わされてい る。

 しかし、この場合、上記重ね合わせ部Kは 、糸Sにより、水平方向(X軸方向)に直線状に い合わされている。

 従って、上記重ね合わせ部Kは弾力性が減 少し、従来の縫製手袋を手に嵌めた場合には 、上記重ね合わせ部Kが手の指に適合するよ に伸びない。

 この結果、従来の縫製手袋において、手 はめた場合に嵌め心地を一層良くしたいと う要望がある。即ち、従来の縫製手袋を手 嵌めた場合に、図2に示すように、重ね合わ せ部Kには、上記直線状の糸S全体の両端の縫 目を作用点a、bとして、左右方向(X軸方向) 外力f1、f2が、手の指Fから働く。

 この場合、重ね合わせ部Kを構成する前記 分割指平材17は、一般には布や皮であって、 撓性に富んでおり、撓み易いものである。

 しかし、この重ね合わせ部Kが縫い合わさ れている糸Sは、図示するように、X軸方向に 行な直線部分S7~S10のみにより構成されてい 。

 このため、前記手の指Fからの外力f1、f2 重ね合わせ部Kに働らくことにより、重ね合 せ部Kが左右方向に伸びようとしても、糸S 直線状であるために、該重ね合わせ部Kは現 以上に伸びにくくなっている。

 この結果、既述したように、手に嵌めた 合に馴染みやすく嵌め心地を良くしたいと う要望が生ずる。

 本発明は上述の如き問題を解決するため なされたものであり、本発明の目的は、縫 手袋を手に嵌めた場合に、手の指に適合す ように湾曲させることにより、縫製手袋を に馴染み易くし、嵌め心地を良くすること できる縫製手袋及びその生産方法を提供す ことにある。

 前記目的を達成するために、本発明の第1 アスペクトは、縫製手袋であって、以下を含 む:第1部材104Aと;第2部材104Bと;前記第1部材104A と第2部材104Bとを重ね合わせた重ね合わせ部K ;上記構成において、前記重ね合わせ部Kを含 領域をジグザグ状に縫い合わせる。

 本発明の第2アスペクトは、縫製手袋の生 産方法であって、以下のステップを含む:(1) 1部材104Aと第2部材104Bを重ね合わせた後;(2)前 記重ね合わせ部Kを含む領域をジグザグ状に い合わせる。

 上記本発明の構成によれば、例えば第1部 材104Aを(図3)外側の指平材部分104A(例えば人差 し指の第1指平材部分104A)により、第2部材104B 内側の指平材部分104B(例えば人差し指の第2 平材部分104B)によりそれぞれ構成し、例え 外側の指平材部分104A(図4(A))の上に内側の指 材部分104Bを重ね合わせることにより重ね合 わせ部Kを構成すると共に、この重ね合わせ Kのみを(図6(A))ジグザグ状に縫い合わせたこ により、図9に示すように、縫い合わせた糸 Sの傾斜部分S1、S2、S3とS4、S5、S6により伸縮 動機構が構成されているので、このような 製手袋を手に嵌めた場合に、従来どおり一 には布や皮であって、可撓性に富んでおり 撓み易い前記指平材部分104A、104Bから成る重 ね合わせ部Kに、前記伸縮運動機構を構成す 糸S全体の両端の縫い目を作用点a、bとして 左右方向(X軸方向)の外力f1、f2が、手の指Fか ら働くものとすると、糸Sの真ん中の縫い目N 中心cとして、傾斜部分S1、S2、S3が右側に、 傾斜部分S4、S5、S6が左側にそれぞれ変位し、 それに伴って、撓み易い重ね合わせ部Kの右 部分m1、左側部分m2も左右方向(X軸方向)に変 可能となる。

 本発明の第3アスペクトは、指袋を予め手 平側に屈曲させている縫製手袋であって、手 指の甲面を被覆する指甲材と手指の平面及び 左右各側面をそれぞれ被覆する幅を有した指 平材とで指袋を縫製している一方、前記指平 材における指関節部が対応する位置に、指平 材の左右両側縁の各一部を残して凹弧状端縁 が対向配置された形状の略楕円穴を形成して いるとともに、該略楕円穴の前記各凹弧状端 縁同士を該各凹弧状端縁に沿って相互にジグ ザグ状に縫合することにより、指甲材を含め て指袋全体を手平側に向けて屈曲させている 縫製手袋である。

 本発明の第4アスペクトは、指袋を予め手 平側に屈曲させている縫製手袋であって、手 指の甲面を被覆する指甲材と手指の平面及び 左右各側面をそれぞれ被覆する幅を有した指 平材とで指袋を縫製している一方、前記指平 材は、指関節部が対応する位置で複数の分割 指平材に分割し、且つ該各分割指平材の分割 部端縁をそれぞれ凹弧状端縁としているとと もに、前記各分割指平材を、それぞれ各凹弧 状端縁に沿って相互にジグザグ状に縫合する ことにより、指甲材を含めて指袋全体を手平 側に向けて屈曲させている縫製手袋である。

 上記のとおり、本発明によれば、縫製手 を手に嵌めた場合に、重ね合わせ部K全体が 変位可能となり、このため、縫製手袋を手の 指に適合するように湾曲させることにより、 縫製手袋を手に馴染み易くし、嵌め心地を良 くするという効果を奏する。

図1は、従来技術の構成説明図である。 図2は、従来技術の作用説明図である。 図3は、本発明による縫製手袋を示す斜 視図である。 図4(A)、(B)は、図3の断面図である。 図5(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明による縫 い目を示す図である。 図6(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明による縫 い合わせの例を示す図である。 図7(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明による縫 い合わせの他の例を示す図である。 図8(A)、(B)は、本発明による縫い合わせ の更なる他の例を示す図である。 図9は、本発明の作用説明図である。 図10は、第1実施例の縫製手袋の親指袋 側から見た側面図である。 図11は、図10のXI-XI拡大断面図である。 図12は、図10の縫製手袋の指袋部分の 手方向断面図である。 図13は、図10の縫製手袋に使用される 平材と手甲材の展開図である。 図14(A)、(B)、(C)は、図10の縫製手袋の 袋部分の縫製方法説明図である。 図15は、第2実施例の縫製手袋に使用さ れる手平材と手甲材の展開図である。 図16(A)、(B)、(C)は、第2実施例(図15)の 製手袋の指袋部分の縫製方法説明図である 図17は、第2実施例の縫製手袋の指袋部 分の長手方向断面図である。 図18は、第3実施例の縫製手袋に使用さ れる手平材と手甲材の展開図である。

 以下、本発明を、実施の形態により添付 面を参照して説明する。図3は、本発明によ る縫製手袋を示す斜視図である。

 図3において、本発明に係る縫製手袋は、 全体として手平材101と手甲材102と親指袋材103 により構成され、例えばスキーのストックや オートバイのハンドルやゴルフクラブや野球 のバット等を握る場合に用いられる。

 上記手平材101と手甲材102とは、いずれも えば人差し指、中指、薬指、小指に対応し 指平材104と指甲材105を有し、指平材104と指 材105とは、図示するように、指甲材105側の 右位置で縫い合わされている(前記背景技術 の前記実用新案登録第3122530号公報(前記日本 特許公開2007-277801号公報)の図2、図5(C)、図7( C)に相当)。

 また、本願の図3に示すように、上記指平 材104は、複数個の指平材部分、例えば第1指 材部分104Aと第2指平材部分104Bと第3指平材部 104Cにより構成されている。

 そして、上記各指平材部分104A、104B、104C U字型に湾曲させた状態で(前記公報の図7(C) 相当)、対向する凹弧状端縁どおしを縫い合 わせてある(同公報の図8に相当)。この構成に より、本願の例えば図4(A)に示すように、指 材104と指甲材105から成る指袋全体を、手の Fに嵌めた場合に、指関節部Faに対応した位 で指袋全体を手平側に屈曲可能ならしめて る。

 この状態を手平側から見ると、本願の図6 に示すように、例えば外側の指平材部分104A 上に内側の指平材部分104Bが重ね合わされる とにより、重ね合わせ部Kが構成され、この 重ね合わせ部Kを含む領域が、糸Sによりジグ グ状に縫い合わされている。

 例えば、図6(A)は、手平側に存在する重ね 合わせ部Kのみを、図6(B)は、外側の指平材部 104Aと重ね合わせ部Kを、図6(C)は、重ね合わ 部Kと内側の指平材部分104Bを、図6(D)は、外 の指平材部分104Aと重ね合わせ部Kと内側の 平材部分104Bを、それぞれ糸Sによりジグザグ 状に縫い合わせた場合を示す。

 また、縫い目の数は、図5に示すように、 一定ではなく、本発明の縫製手袋がどの用途 に用いられるか等を考慮して決定される。

 図5(A)は、糸Sを縫い合わせることにより 成された平行運動機構の例えば平行部分S1の 縫い目が2つの場合、図5(B)は、同様の場合に い目が3つの場合、図5(C)は、同様の場合に い目が4つの場合をそれぞれ示す。

 そして、糸Sの本数は、例えば図5(D)に示 ように、1本の糸Sだけでなく、2本の糸Sを用 、これにより、糸Sで縫い合わせられる重ね 合わせ部Kを含む領域を補強するのが、好ま い。

 図7は、図4(B)の状態を手平側から見た図 あり、例えば内側の指平材部分104Bの上に外 の指平材部分104Aが重ね合わされることによ り、重ね合わせ部Kが構成され、この重ね合 せ部Kを含む領域が、糸Sによりジグザグ状に 縫い合わせられている。

 同様に、例えば、図7(A)は、重ね合わせ部 Kのみを、図7(B)は、外側の指平材部分104Aと重 ね合わせ部Kを、図7(C)は、重ね合わせ部Kと内 側の指平材部分104Bを、図7(D)は、外側の指平 部分104Aと重ね合わせ部Kと内側の指平材部 104Bを、それぞれ糸Sによりジグザグ状に縫い 合わせた場合を示す。

 そして、図7の場合も、縫い目の数は、同 様に一定ではなく(図5)、本発明の縫製手袋が どの用途に用いられるか等を考慮して決定さ れ(図5(A)~図5(C))、縫い合わせる糸Sの本数も例 えば2本であって(図5(D))、糸Sで縫い合わせる ね合わせ部Kを含む領域を補強することが好 ましい。

 図8は、本発明による縫い合わせの更なる 他の例を示す図である。

 図6、図7に示されるジグザグ状の縫い合 せ方式が波型であるとすれば、図8(A)は、台 型、図8(B)は、矩形型である。

 従来の縫い合わせ方式が(図1、図2)、水平 方向(X軸方向)の直線部分のみの直線型とすれ ば、図8(A)の台形型は、水平方向の直線部分S1 1~S13と、この直線部分に対して傾斜している 斜部分S14~S17との混在型伸縮運動機構を構成 し、図8(B)の矩形型は、水平方向の直線部分S1 8~S22と、この直線部分に対して垂直な(Z軸方 )直線部分S23~S28との混在型伸縮運動機構を構 成している。

 従って、従来技術(図1、図2)が水平方向(X 方向)の直線部分S7~S10だけであるのに比べて 、図8の場合には、余分に、前記した傾斜部 S14~S17や(図8(A))、垂直な(Z軸方向)直線部分S23~ S28(図8(B))を有するため、手に嵌めた場合には 、手の指Fからの外力f1、f2に対して左右方向( X軸方向)に変位し易い。

 以下、上記構成を有する本発明の作用を 明する。

 例えば、外側の指平材部分104A(図4(A))の上 に内側の指平材部分104Bを重ね合わせること より重ね合わせ部Kを構成し、図6(A)に示すよ うに、この重ね合わせ部Kのみをジグザグ状 縫い合わせたとする。

 これにより、図9に示すように、縫い合わ せた糸Sの傾斜部分S1、S2、S3とS4、S5、S6によ 伸縮運動機構が構成され、しかも、前記指 材部分104A、104Bは、従来どおり一般には布や 皮であって、可撓性に富んでおり、そのため 、重ね合わせ部K全体は撓み易い。

 そして、このような本発明に係る縫製手 を手に嵌めた場合に、前記伸縮運動機構を 成する糸S全体の両端の縫い目を作用点a、b して、左右方向(X軸方向)の外力f1、f2が、手 の指Fから働くものとする。

 そうすると、糸Sの真ん中の縫い目Nを中 cとして、前記伸縮運動機構の傾斜部分S1、S2 、S3が右側に、傾斜部分S4、S5、S6が左側にそ ぞれ変位する。

 このため、前記伸縮運動機構の傾斜部分S 1、S2、S3とS4、S5、S6の動きに応じて、撓み易 重ね合わせ部Kの右側部分m1、左側部分m2部 も左右方向(X軸方向)に変位可能となる。

 従って、本発明によれば、縫製手袋を手 嵌めた場合に、手の指に適合するように伸 しまた湾曲させることにより、縫製手袋を に馴染み易くし、嵌め心地を良くするとい 効果を奏する。

 ここで、図10~図17を参照して、前記背景 術の前記公報に開示されているものにおい 、手平材同士のつなぎ目を前述したように グザクに縫ったものについてより詳しく説 する。図10~図14には第1実施例の縫製手袋が され、図15~図17には第2実施例の縫製手袋が されている。

 図10~図14の第1実施例
 第1実施例の縫製手袋は、図10に示すように 手平材201と手甲材202と親指袋材203とを基本 材として縫製されている。即ち、この第1実 施例の縫製手袋は、図13に示す手平材201と手 材202と別材からなる親指袋材203とで図10に すように縫製されている。

 これらの生地(手平材201、手甲材202、親指 袋材203)には、主として皮革又は合成皮革が 用されている。尚、本願で使用される縫製 袋は、主としてスキー用やオートバイ用等 比較的厚手で、且つ使用時にグリップを握 するものに適用されるが、ゴルフ用やバッ ィング用等の比較的薄手のものにも使用可 である。

 図13には、手平材201と手甲材202における 断状態の平面図を示している。手平材201は いわゆるガンカットタイプに裁断されたも で、掌部211に人差し指用と小指用の2つの指 材212,212を一体裁断しているとともに、中指 用と薬指用の2つの指平材212,212を別裁断して る。又、手甲材202は、掌部221に小指から人 し指までの4本の指甲材222,222・・を一体裁 している。

 4つの指平材212,212・・は、それぞれ手指 平面(ひらめん)と左右各側面を被覆し得る幅 を有している。即ち、各指平材212は、平面被 覆部213の左右にそれぞれ側面被覆部214,214を する幅で裁断されている。

 4つの指平材212,212・・には、図13及び図14( A)に示すように、各手指の2つの関節部(第1関 部と第2関節部)が対応する位置にそれぞれ 平材212の左右両側縁の各一部(0.5~1mm程度)を して略楕円穴215,215が2箇所ずつ打抜き形成さ れている。この各略楕円穴215,215には、それ れ凹弧状端縁215a,215bが対向配置された位置 形成されている。尚、この各略楕円穴215は 指平材212の左右両側縁の各一部を残した状 で形成されているので、各指平材212,212・・ 1枚ものとして連続している。すなわち、各 略楕円穴215は、指平材212の平面被覆部213のみ ならず、平面被覆部213の左右に存在している 各側面被覆部214,214にまでおよんで(いたって) 設けられている。

 この各略楕円穴215,215は、後述するように 指関節部Fa2(図12)が対応する位置において指 を手平側に屈曲させるためのものであるが この第1実施例では、図13に示すように4つの 指平材212,212・・にそれぞれ略楕円穴215を2 所ずつ形成している。尚、例えばオートバ 用に使用する手袋では、小指と薬指の2本の 袋のみを手平側に屈曲させたものがあり、 の場合には略楕円穴215を小指袋と薬指袋の 指平材のみに形成してもよい。又、親指袋2 03(図10)も内側に屈曲させる場合には、該親指 袋の指平材にも親指の関節部が対応する位置 に略楕円穴を形成する。

 指平材212の各略楕円穴215,215には、それぞ れ凹弧状端縁215a,215bが対向配置されている。 そして、指平材212は、略楕円穴215の各凹弧状 端縁215a,215b同士を該各凹弧状端縁に沿って相 互に縫合することにより、図14(B)に示すよう 指平側に向けて屈曲させることができる。 、各凹弧状端縁215a,215bの凹弧部の深さは、 袋の関節部対応位置をどの程度屈曲させる によって決められ、該凹弧部の深さを深く るほど指袋関節部を大きく屈曲させること できる。

 この第1実施例の縫製手袋は、図13に示す 平材201と手甲材202と図3の親指袋材203とで縫 製されるが、その場合、小指から人差し指の 各指袋204は図14の(A)~(C)のようにして縫製され る。

 即ち、図14(A)は指平材212を展張させた状 を示しているが、この指平材212には手指の 面被覆部213とその左右に各側面被覆部214,214 が一体に裁断されている。この展張状態か 図14(B)に示すように、指平材212を幅方向にU に湾曲させるとともに、各略楕円穴215,215の 対向する各凹弧状端縁215a,215b同士を該各凹弧 状端縁に沿って相互に、前述したようにジグ ザク状に縫合する。

 このように略楕円穴215の各凹弧状端縁215a ,215b同士を縫合すると、略楕円穴215部分が引 寄せられることにより、各凹弧状端縁215a,21 5bの縫合部M2,M2で指平材212が指平側に屈曲す ようになる。

 そして、図14(B)の状態から図14(C)に示すよ うに、指平材212の左右各端縁と指甲材222の左 右各端縁とを縫合する(縫合部N2,N2)ことによ 、指袋204の形状に縫製できる。尚、各部の 合部M2,N2は、各生地のたとえば裏側から縫合 する(おもて側がら縫合してもよい。)。又、 平材201と手甲材202のその他の部分及び親指 材203は、それぞれ従来から行われている常 により縫合して、図10の手袋に縫製する。 、図10の第1実施例では、親指袋203の指関節 対応位置にも指平側に屈曲させるための上 と同様の加工(略楕円穴の各凹弧状端縁の縫 部M2)を施している。

 この第1実施例の縫製手袋では、前記背景 技術の前記公報で示したように指の側部に相 当する部位を覆うためにマチ材を使用するこ となく、指平材212と指甲材222とが指甲側の左 右位置で縫合されているだけで、図11に示す うに指平側には指平材212と指甲材222との縫 部は存在しない。従って、この手袋を装着 てグリップを握持したときに、手指とグリ プの間に指平材212と指甲材222との縫合部が 在しないので、違和感がなく装着感覚が良 となる。又、各指袋204の指平側に縫合部が 在しない状態で指袋204を手平側に屈曲させ ことができるので、この縫製手袋を装着し グリップを握持する際に、縫合部による違 感がない状態で且つ小さい曲げ力で握持で る。

 又、指平材212の凹弧状端縁215a,215b同士を 合するのに、各側の凹弧状端縁215a,215bを上 に重合させた状態で行えるので、図12に示 ように各凹弧状端縁215a,215b同士の縫合部M2が 平面的になり(指袋内に突出する部分がなく り)、手袋装着時において指袋屈曲のための 縫合部M2,M2に違和感を感じなくなる。

 さらに、指の部分が予め内側に曲がって るので、直線縫いだと、指の腹側のつなぎ (指平材12同士を縫い合わせたところ)に段差 が出やすくなるが、ジグザグ状に縫ってある ので段差が出にくくなっている。

 図15~図17の第2実施例
 この第2実施例の縫製手袋は、指平材212部分 の変形例を示している。尚、第2実施例の縫 手袋の全体形状は、図10のものと同じである 。

 この第2実施例の縫製手袋では、図15及び 16(A)に示すように4つの指平材212,212・・をそ れぞれ指関節部が対応する位置で複数(3つ)の 分割指平材217,217,217に分割している。又、各 割指平材217,217,217は、その分割部端縁をそ ぞれ凹弧状端縁(217a又は217b)としている。尚 この第2実施例の各指平材212,212・・の分割 平材217,217,217は、上記第1実施例の指平材に ける略楕円穴部分で分離させたものであり その他の構成は第1実施例のものと同じであ 。

 この第2実施例の縫製手袋は、指袋4部分 図16の(A)~(C)に示すようにして縫製する。

 まず、図16(A)に示す展開状態の3つの分割 平材217,217,217を、図16(B)に示すようにそれぞ れ幅方向にU型に湾曲させるとともに、各分 指平材217,217の対向する各凹弧状端縁217a,217b 士を該各凹弧状端縁に沿って相互に縫合す 。その際、この第2実施例のものでは、各凹 弧状端縁217a,217bを上下に重ね合わせた状態で その先端部同士を縫合する(図17の縫合部M2を 照)。ない、図17でははっきり表れていない 、縫合はたとえば前述したように(たとえば 図3参照)に示すようにジグザグ状になされて る。このように各側の分割指平材217,217の凹 弧状端縁217a,217b同士を縫合すると、該縫合部 M2で指平材212が指平側に屈曲した状態で連続 る。

 そして、図16(B)の状態から図16(C)に示すよ うに、指平材212の左右各端縁と指甲材222の左 右各端縁とを縫合する(縫合部N2,N2)ことによ 、指袋204の形状に縫製できる。尚、その他 部分の縫合は、上記第1実施例のものと同じ ある。

 この第2実施例の縫製手袋の場合も、上記 第1実施例のものと同様に、指袋204の指平部 に指平材212と指甲材222の縫合線は存在せず 且つ各指袋204を予め手平側に屈曲させた状 で縫製できるので、手袋装着感覚が良好に るとともに曲げ力が少なくて済む。

 又、この第2実施例の場合は、複数(3つ)の 分割指平材217,217,217の凹弧状端縁217a,217b同士 縫合するのに、各側の凹弧状端縁217a,217bを 下に重合させた状態で行えるので、図17に すように各凹弧状端縁217a,217b同士の縫合部M2 が平面的になり(指袋内に突出する部分がな なる)、手袋装着時において指袋屈曲のため 各縫合部M2,M2に違和感を感じなくなる。

 さらに、指の部分が予め内側に曲がって るので、直線縫いだと、指の腹側のつなぎ (指平材12同士を縫い合わせたところ)に段差 が出やすくなるが、ジグザグ状に縫ってある ので段差が出にくくなっている。

 ところで、第3の実施例では、上述した第 2の実施例において、総ての指平材(各分割指 材217を備えて構成されている指平材)312を、 掌部(図15の掌部211に対応する掌部)311から分 して設けてあってもよい(図18参照)。なお、 18に示す指平材312Aは人指し指用の指平材で り、指平材312Bは中指用の指平材であり、指 平材312Cは薬指用の指平材であり、指平材312D 子指用の指平材である。

 また、同様にして、図13に示す上述した 1の実施例において、総ての指平材212を、掌 211から分離して設けてあってもよい。

 本発明は、上述の他、前述の発明の実施 形態の説明に限るものではなく、適宜の変 を行うことにより、その他種々の態様で実 可能である。

 尚、日本国特許出願第2007-166524号(2007年6 25日出願)及び日本国特許出願第2007-293623号(20 07年11月12日出願)の全内容が、参照により、 願明細書に組み込まれている。

 本発明は、スキーのストック、オートバ のハンドル、ゴルフクラブ、野球のバット を把持し易いように予め指袋部分を手平側 屈曲させた縫製手袋及びその生産方法に利 され、特に、縫製手袋を手に嵌めた場合に 手の指に適合するように伸ばすことにより 縫製手袋を手に馴染み易くし、嵌め心地を くする場合に、極めて有用である。