図1において、例えばCO2を冷媒とする冷凍 サイクルに用いられるピストン往復動式の容 量可変型の斜板式圧縮機が示されている。ま ずこの圧縮機1を説明すると、シリンダブロ� �ク2と、このシリンダブロック2のリア側(図� �、右側)にバルブプレート3を介して組付けら れたリアヘッド4と、前記シリンダブロック2� ��フロント側(図中、左側)を閉塞するように� �付けられてクランク室5を画成するフロント� ��ッド6とを有して構成されているもので、こ れらフロントヘッド6,シリンダブロック2,バ� �ブプレート3及びリアヘッド4は、締結ボルト 7により軸方向に締結され、圧縮機全体のハ� �ジングを構成している。

 シリンダブロック2は、前記フロントヘッ ド6の径寸法と略等しい大径部2aと、その図中 左側に小径となる小径部2bとを有しており、� ��の小径部2bが前記フロントヘッド6内に嵌挿� ��て固定されている。そして、このシリンダ� ��ロック2の小径部2bには、その中心に凹部9が 形成されると共に、この凹部9を中心に周方� �に複数のシリンダボア10が形成され、これら 各シリンダボア10には、片頭のピストン11が� �復動自在に挿入されている。

 バルブプレート3は、前記シリンダブロッ ク2とリアヘッド4との間に挟持された状態で� ��在され、シリンダボア10と下記する吸入室18 とを連通する吸入孔15が形成されると共にシ� ��ンダボア10と下記する吐出室19とを連通する 吐出孔16が形成されている。そして前記吸入� ��15は図示しない吸入弁により、また、前記� �出孔16は図示しない吐出弁により、それぞれ 弁体前後の圧力差に応じて開閉されるように なっている。

 リアヘッド4は、その内部中央部に潤滑油 (冷凍機油)回収室17が、その外周側に吸入室18 が、更にその外周側に吐出室19が形成されて� ��る。前記吸入室18は、吸入通路20を介して吸 入口21に接続され、外部の冷凍回路から冷媒� ��吸入される。前記吸入口21には異物分離機22 が設置されており、外部冷凍回路から流入し た異物を分離し、吸入室に異物が浸入するこ とを防いでいる。

 前記吐出室19は、潤滑油分離装置23に接続 されている。この潤滑油分離装置23は、円筒� ��間の分離室24とその内部に同心円状に配さ� �た導出管25とを有して構成され、前記吐出室 19から流出する冷媒ガスを分離室24内に導い� �、旋回させながら潤滑油を分離させ、分離� �れた潤滑油を下方へ滴下し、分離室24の下部 に接続される通路26を介して前記潤滑油回収� ��17に導くようにしている。また、潤滑油が� �離された冷媒は、前記導出管25を介して流出 され、逆止弁27を介して吐出口28から外部冷� �回路へ流出される。

 尚、30は圧力制御弁で、前記リアヘッド4� ��設けられ、この圧力制御弁30により吐出室19 からクランク室5へ流入する冷媒流量を調節� �ることでクランク室5内の圧力を制御するよ� ��にしている。この方式は、入口制御方式で� ��るが、クランク室5から吸入室18へ流出する� ��媒流量を調整することでクランク室5内の圧 力を制御する出口制御方式を採用しても、吐 出室19からクランク室5へ流入する冷媒流量と クランク室5から吸入室18へ流出する冷媒流量 とを調整することでクランク室5内の圧力を� �御する出入口制御方式を採用しても良い。� �た、32はアダプタで、前記潤滑油回収室17を� ��記シリンダブロック2まで拡張し、且つシリ ンダブロック2にリアヘッド4を固定する機能� ��有している。

 フロントヘッド6は、前記シリンダブロッ ク2との間にクランク室5を形成し、このフロ� ��トヘッド6の前端部(図1左端部)を端壁6aによ� ��て閉塞している。このクランク室5内には、 一端がフロントヘッド6から突出する駆動軸35 が収容されている。

 この駆動軸35は、図中右側が、前記シリ� �ダブロック2に形成された凹部9に配設される ラジアル軸受36と、軸方向にばね荷重が付勢� ��れたスラスト軸受37とより支持されている� �また、駆動軸35の中程が、前記フロントヘッ ド6の端壁6aに固着されたスラストフランジ39� ��内側に設けられたプレーンベアリング40と� �前記スラストフランジ39と駆動軸35に形成さ� ��た段部38との間に介在されるスラスト軸受41 とによって支持されている。

 斜板42は、所定の厚みを有する円板状に� �成されているもので、駆動軸35に当該駆動軸 35の軸方向に形成された長孔43を貫通する支� �44を中心に傾動可能に取付けられ、また、駆 動軸35に突設固定されたピン46が斜板42の縦方 向溝47に係合して、駆動軸35の回転に同期し� �一体に回転するようになっている。この斜� �42の周縁部位には、一対のシュー48を介して� ��ランク室5に突出したピストン11の尾部11aが� ��留されている。

 したがって、駆動軸35が回転すると、こ� �に同期して斜板42が一体に回転し、この回転 運動がシュー48を介してピストン11の往復直� �運動に変換され、ピストン11の往復動により 、シリンダボア10内においてピストン11とバ� �ブプレート3との間に形成された圧縮室50の� �積が変更されるようになっている。なお斜� �42を支える支軸44はガイドチューブ52に外挿� �れ、且つスプリング51によりシリンダブロッ ク2の方向へ付勢されている。なお、このガ� �ドチューブ52は、前記潤滑油回収室17と連通� ��、フロント側の下記する軸封構造60まで、� �給孔53を介して潤滑油を供給している。

 前記駆動軸の一端は、プーリを取付ける� ��めに円筒部6bを通り、外部に突出しており� �突出した先端に軸方向に螺合されるボルト55 によりプーリ56が取付けられている。そして� ��のプーリ56は、軸受57により前記円筒部6bの� ��周壁に回転自在に支持されている。

 この発明の第1の実施例である軸封構造60� ��、図2に拡大して示すように、第1のシール� �61と、第2のシール部62とより成り、前記第1� �シール部61は、フロントヘッド6の円筒部6bに 形成された装着部63にオーリング64を介して� �けられると共に駆動軸に対して所定のクリ� �ランスを有して固定された固定環65と、この 固定環65よりクランク室側に配され、駆動軸3 5の外周に設けられたオーリング66を介して軸 方向に移動自在に装着された回転環67と、こ� ��回転環67の背面側に位置して駆動軸35の外周 面に形成された段部68に係止されている環状� ��金属ケース69と、この金属ケース69と前記回 転環67との間に弾装された板ばね70とにより� �成されている。

 前記金属ケース69の先端部には、駆動軸35 の先端方向に延設された複数の係合爪73が形� ��され、この係合爪73は、回転環67の外周面に 形成された軸方向に延びる軸方向溝74と係合� ��、これにより、回転環67は、駆動軸35と共に 回転されると共に板ばね70の付勢力を受けて� ��定環65に当接されている。この回転環67と固 定環65との当接部分により密封摺動面76が形� �されている。

 この第1のシール部61は、前記供給孔53か� �供給される冷凍機油と、スラストフランジ39 と駆動軸35との間のクリアランスを介して導� ��れる冷媒とをハウジングの外部へ流出する� ��とを防止するようにしているもので、ハウ� ��ング内部の圧力が大きいほど密封摺動面76� �面圧が増大する。

 第2のシール部62は、前記固定環65よりも� �側(大気側)にあり、フロントヘッド6の円筒� �6bに形成された装着部78にリップ79を装着し� �構成されている。このリップ79は、ゴム又は 樹脂製で、コ字状断面を有し、その開口側が 外側(大気側)に向けられており、駆動軸35に� �する接触面を固定環65から遠ざかる方向(反� �定環側)に延ばして接触している。この第2の シール62は、第1のシール61(固定環65)から離し て固定されているもので、駆動軸35に対して� ��接されていることから前記第1のシール部61� ��の間に閉塞された空間81が形成され、開口� �が外側に向けられていることから、内側か� �外側への流体(冷媒及び冷凍機油)の漏れは許 容するが、外側から内側への流体(空気)の浸� ��は阻止する構造となっている。

以上の構成において、前記第1のシール部61 は冷媒及び冷凍機油の漏れを防いでいるが、 漏れを完全に無くすことはできないため、第 1のシール部61を介して流出された冷媒及び冷 凍機油は空間81に溜められ、この空間81内が� �定の圧力以上に上昇した場合に第2のシール� ��62を押し広げて外部へ排出される。これに� �り、空間81の圧力は所定の圧力以下に保持さ れることとなり,第2のシール部の摺接部の荷� ��は初期締め代以下に保たれることとなる。� ��たがって第2のシール部の摺動発熱が最小限 に抑えられ、スラッジ発生の一因である高温 状態が阻止される。

 さらに、リップ79は駆動軸35と密着して開 口側が外側(大気側)に向けられているので、� ��部からの空気の浸入は阻止される。このた� ��、空気中の酸素の浸入が阻止されることか� ��、第1のシール部61を介して空間81内に漏洩� �た冷凍機油が酸化することで生じるスラッ� �の発生が阻止され、第1及び第2のシール部の 破損を防止することが可能となる。

 尚、上述した構成において、第1のシール 部61と第2のシール部62との間の空間81には、� �ッ素系又はシリコン系グリスや冷凍機油な� �の潤滑媒体が封入される。この潤滑媒体は� �耐熱性のものが用いられ、シール部の摺接� �分で発生する熱による劣化を少なくしてい� �。この潤滑媒体の前記空間81への封入は、駆 動軸35の組付前にこの駆動軸35の摺動部位に� �滑媒体を予め付着しておき、その後、第1の� ��ール部61と第2のシール部62とを装着するこ� �で行われる。

 このように、潤滑媒体が空間81内に封入� �れると、空間81に残留する空気を排除するこ とができるので、残留する空気(酸素)による� ��滑媒体の酸化がなくなり、軸封構造の耐用� ��数を延ばすことが可能となる。

 潤滑媒体の空間81への封入は、上述した圧� �機本体の組付時における封入に限定される� �けではなく、圧縮機本体の組付後に封入す� �構成としても良い。
そのような構成例として、図1,図2の二点鎖線 で示すように、潤滑媒体を注入する注入孔83� ��駆動軸35の先端から軸方向に穿設された縦� �と駆動軸35の径方向に空間81に臨むように穿� ��された横孔とにより構成し、縦孔の先端を� ��記ボルト55が螺合する雌ねじ部86に連通させ ている。

 このような注入孔83を利用した潤滑媒体� �封入は、先ず、注入器具(図示せず)を注入孔 83に接続し、圧力を加えて潤滑媒体を空間81� �注入する。そして、空間81への封入が完了し たら、プーリ56の取付用のボルト55を雌ねじ� �86に螺合することで、この注入孔82を封栓す� ��。

 また他の構成例としては、同じく図1,図2� ��二点鎖線で示すように、潤滑媒体を注入す� ��注入孔84をフロントヘッド6の円筒部6bの径� �向に形成し、一端を空間81に開口し、他端を プーリ56の軸受57が装着される円筒部6bの外周 面に開口するようにしている。

 このような注入孔84を利用した潤滑媒体� �注入は、プーリ56の組付前に、注入孔84に注� ��器具(図示せず)を接続し、圧力を加えて潤� �媒体を空間81に注入する。そして、空間81へ� ��封入が完了したら、プーリ56を軸受け57を介 して組付けることで、その軸受57によりこの� ��入孔84を封栓する。

 これらの注入孔を利用した構成によれば� ��プーリ56の組付け作業の過程で潤滑媒体の� �入を完了させることが可能となる。また、� �存の部品で注入孔を封栓することができる� �で、注入孔を封栓する格別な部材が不要と� �り、圧縮機の構造の複雑化を避けることが� �き、また、部品点数を増加させないことが� �能となる。

 図3において、この発明の第2の実施例で� �る軸封構造60が示されている。この例では、 機内側にゴム又は樹脂製の第1のシール部を� �成するリップシール90が金属ケース91にリテ� ��ナ92を介して取付けられ、このリップシー� �90の先端側を、クランク室5側に曲げて駆動� �35の外周面に摺接可能に接触させている。ま た、リップシール90の外側(大気側)には、孔93 を有する介在部材94を介してゴム又は樹脂製� ��第2のシール部を構成するリップ95が前記金� ��ケース91に取付けられ、このリップ95の先端 側を、クランク室と反対側に曲げて駆動軸35� ��外周面に摺接可能に接触させている。尚、9 6は、軸封構造60を固定する止め輪である。

したがって、リップシール90は冷媒及び冷� ��機油が機内側から漏洩しにくい構成となっ� ��おり、また、リップ95は、リップシール90を 介して機内の冷媒及び冷凍機油が漏洩した場 合でも機外への排出を許容しつつ、機外から の空気の浸入を阻止する構成となっている。

 また、リップシール90とリップ95との間に形 成される空間81には、フロントヘッド6の円筒 部6bに形成された注入孔84が連通し、この注� �孔84を介して耐熱性の潤滑媒体が封入される ようになっている。
尚、他の構成は、前記実施例と同様であるの で、同一箇所に同一番号を付して説明を省略 する。

 このような構成においても、前記構成例� ��同様の作用効果が得られ、空間81内に封入� �れた潤滑媒体とリップシール90及びリップ95� ��により、外部からの空気の浸入が阻止され� ��スラッジの発生及びシール部の破損が防止� ��れる。

 図4において、この発明の第3の実施例であ� �軸封構造60が示されている。この例では、第 2のシール部62が第1のシール部61と一体化され ているもので、フロントヘッド6の円筒部6bに 形成された装着部63に、第2のシール部62を構� ��するリップ98が第1のシール部61の固定環65と 共に固定されている。このリップ98は、全体� ��してL字形状をなし、先端側がクランク室と 反対側に曲げられて駆動軸35の外周面に摺接� ��能に接触している。
また、この構成においても、リップ98と第1の シール部61の固定環65及び回転環67とにより囲 まれた空間81に耐熱性の潤滑媒体が封入され� ��いる。

 尚、この実施例において、第1の実施例と 同一の部分は同一の番号を付して説明を省略 するが、この実施例では、第1の実施例の板� �ね70に代えてコイルスプリング70a及びコイル スプリング70aを受けるリテーナ97を具備して� ��る。

したがって、第3の実施例においても、リ� �プ98により外部からの空気の浸入が阻止され ると共に空間81に封入される潤滑媒体により� ��間81内の空気が排除されるので、酸素の浸� �に伴うスラッジの発生によるシール部の破� �を防止することが可能となる。なお、潤滑� �体の空間81内への封入は、前述したごとく、 駆動軸35に付着して行うか、駆動軸35に注入� �を穿設してこの注入孔を介して潤滑媒体を� �入する方式で行われる。また、この構成に� �いては、第2のシール部62を構成するリップ98 が第1のシール部61と一体化しているので、第 1のシール部61と第2のシール部62とを同時に装 着することが可能となり、これらシール部の 装着作業が容易となる。

 図5において、この発明の第4の実施例で� �る軸封構造60が示されている。この例では、 第1のシール部61と第2のシール部62とを持ち、 前記第1のシール部61は、金属ケース69に保持� ��れる回転環グ67と、これを押圧するコイル� �プリング70aと、フロントヘッド6の円筒部6b� �形成された装着部72にオーリング64を介して� ��付けられた固定環65とを有して構成されて� �る。第1のシール部61と第2のシール部62との� �の空間81には(この例では、固定環65の内側に )、第1のシール部61と一体をなす(固定環65と� �体をなす)ラビリンスシール99が設けられて� �る。

 第2のシール部62は、前記固定環65よりも� �側に離れて設けられ、フロントヘッド6の円� ��部6bに形成された装着部78に装着されると共 に先端側がクランク室と反対側(固定環と反� �側)に曲げられて駆動軸35の外周面に摺接可� �に接触されるゴム製又は樹脂製のリップ100� �よって構成されている。また、この構成に� �いては、第1のシール部61と第2のシール部62� �の間の空間81に、ラビリンスシール99が配設� ��れていると共に耐熱性の潤滑媒体が封入さ� ��ている。尚、他の構成において前述した実� ��例と同一の部分は同一の番号を付して説明� ��省略する。

したがって、このような構成においても、 前述した構成例と同様の作用効果が得られ、 リップ100により外部からの空気の浸入が阻止 されると共に、空間81に封入される潤滑媒体� ��より空間内の空気が排除されるので、酸素� ��浸入に伴うスラッジの発生によるシール部� ��破損を防止することが可能となる。また、� ��間81にラビリンスシール99が設けられている ので、この空間81に封入された潤滑媒体を保� ��しやすくなり、スラッジの発生やシール部� ��破損の阻止効果を持続させることが可能と� ��る。尚、潤滑媒体の空間81への封入は、前� �したごとく、駆動軸35に予め付着して行うか 駆動軸35やフロントヘッド6の円筒部6bに注入� ��を穿設してこの注入孔を介して潤滑媒体を� ��入する方式で行われる。

 図6において、この発明の第5の実施例で� �る軸封構造60が示されている。この例では、 前記に詳述した第3の実施例の第2のシール部6 2が第1のシール部61と一体化されている構造� �、さらに前記第2のシール62の外側(大気側)に フェルト又は不織布の冷凍機油および/又は� �記潤滑媒体を捕獲する捕獲部材102を設けて� �る。具体的には捕獲部材102は、フロントヘ� �ド6の円筒部6bに形成された装着部103に止め� �104により取付けられ、先端が駆動軸35の外周 面に摺接可能に接触している。

 また、この構成においても、リップ98と� �1のシール部61の固定環65及び回転環67とに囲� ��れた空間に耐熱性の潤滑媒体が封入されて� ��る。この第5の実施例においても、前記第3� �実施例と同一の部分は同一の番号を付して� �明を省略している。

 したがって、第5の実施例にあっては、前 記第1のシール部61が冷媒及び冷凍機油の漏れ を防いでいるが、漏れを完全に無くすことは できないため、第1のシール部61を介して流出 された冷媒及び冷凍機油は空間81に溜められ� ��この空間81内が所定の圧力以上に上昇した� �合に第2のシール部62を押し広げて外部へ排� �される。

 これにより、空間81の圧力は所定圧力以� �に保持されることになり、第2のシール部の� ��動部の荷重は初期締め代以下に保たれ、第3 の実施例と同一の作用効果を奏するが、前記 した第2のシール部62を押し広げて外部へ排出 された冷凍機油及び耐熱性の潤滑媒体は、捕 獲部材102に捕獲される。これにより、漏洩し た冷凍機油及び耐熱性の潤滑媒体が圧縮機外 に飛散することを防がれ、異臭の発生を阻止 し、また近接するプーリ56やそれに架装の駆� ��ベルト(図示せず)に付着されず、滑りを防� �ことができる。また、この第5の実施例であ� ��捕獲部材102が、前記第3の実施例ばかりでな く、第1、第2、第4の実施例にも実施できるこ とは勿論である。   

 尚、前述した軸封構造60において、第1の� ��ール部61の構成として5種類の実施例を示し� ��が、これらの構成には限定されるものでは� ��い。また、前述の構成では、第2のシール部 62のリップ79,95,98,100をリップシール形として� ��しているが、同様の機能を有するオーリン� ��やメカニカルシール等の構成に変えても良� ��。