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Patent Searching and Data


Title:
SHAMPOO STAND AND BOWL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/118923
Kind Code:
A1
Abstract:
A shampoo stand where a proper positional relation can be selected on the side of the shampoo stand depending on the posture of a bedridden user or a user in a wheelchair. The shampoo stand has a stand part (8) formed movably and a bowl (20) disposed on the stand part (8) with its lateral part surrounded by a standing wall (24). At the center part, the right side and the left side of the front surface of the standing wall (24), a center notch part (36), a right notch part (37), and a left notch part (38) so notched as to place the neck of a user (31) are formed. The lateral parts of the right notch part (37) and the left notch part (38) are so swollen outward as to allow the hands of a shampooing person to reach the head of the user from the outside of the head of the user.

Inventors:
TANAKA KOUICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063647
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
July 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BEAUTIFUL LIFE CO LTD (JP)
TANAKA KOUICHI (JP)
International Classes:
A45D44/10
Foreign References:
JP2000342324A2000-12-12
JPS5416698U1979-02-02
JP2007202999A2007-08-16
JPH0570402U1993-09-24
Attorney, Agent or Firm:
HIRANO, KAZUYUKI (JP)
Kazuyuki Hirano (JP)
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Claims:
移動可能に形成される台部と、前記台部上に配置され起立壁により側部が囲繞されるボウルとを備えるシャンプー台であって、
 前記起立壁の前面中央部には、利用者の首を載置できるように切り欠かれた中央切り欠き部が形成され、
 前記起立壁の前記前面中央部の右側には、利用者の首を載置できるように切り欠かれた右切り欠き部が形成され、
 前記起立壁の前記前面中央部の左側には、利用者の首を載置できるように切り欠かれた左切り欠き部が形成され、
 前記起立壁の前記右切り欠き部の側部及び前記起立壁の前記左切り欠き部の側部は、外側に膨らんで洗髪者の手を利用者の頭部の外側から利用者の頭部へ至らしめうるように形成されていることを特徴とするシャンプー台。
前記ボウルの前記中央切り欠き部、前記右切り欠き部及び前記左切り欠き部の内側には、それぞれ第1、第2及び第3の座が形成され、
 前記第1、第2及び第3の座のいずれかを選択して着脱自在に装着可能な支持体と、
 前記支持体上に支持され、利用者の後頭部を載置可能に形成される枕とをさらに備える請求の範囲第1項記載のシャンプー台。
前記ボウルの前記中央切り欠き部、前記右切り欠き部及び前記左切り欠き部のいずれかを選択して装着可能であり、かつ利用者の首部を載置可能に形成される首当てををさらに備える請求の範囲第1項記載のシャンプー台。
前記台部は、上下方向伸縮自在に形成され、前記ボウルの高さが変更可能となっている請求の範囲第1項記載のシャンプー台。
前記ボウル部は、前記台部に対して首振り可能に支持される請求の範囲第1項記載のシャンプー台。
前記台部は、前後方向において、前記起立壁の前記前面中央部側がより細くその反対側がより太くなる水平断面形状を備える請求の範囲第1項記載のシャンプー台。
前記台部と前記ボウルとは、一体成形されている請求の範囲第1項記載のシャンプー台。
台部上に配置されるボウルであって、
 起立壁により側部が囲繞され、
 前記起立壁の前面中央部には、利用者の首を載置できるように切り欠かれた中央切り欠き部が形成され、
 前記起立壁の前記前面中央部の右側には、利用者の首を載置できるように切り欠かれた右切り欠き部が形成され、
 前記起立壁の前記前面中央部の左側には、利用者の首を載置できるように切り欠かれた左切り欠き部が形成され、
 前記起立壁の前記右切り欠き部の側部及び前記起立壁の前記左切り欠き部の側部は、外側に膨らんで洗髪者の手を利用者の頭部の外側から利用者の頭部へ至らしめうるように形成されていることを特徴とするボウル。
Description:
シャンプー台及びボウル

 本発明は、高齢者、入院患者、福祉施設 用者等に対しても、快適かつ安全に洗髪サ ビスを提供しやすいように配慮したシャン ー台及びボウルに関するものである。

 理髪店や美容院等には、シャンプー台が え付けられている。そのシャンプー台を使 して利用者の洗髪を行うには、利用者が、 クライニング椅子に着座し、背もたれを倒 、顔を仰向きにして行なわれる。また、フ イスマスクあるいはタオルを折り畳んだも を、顔に載せ顔に洗浄水等がかからないよ に手当てされる。

 上記のような背もたれを倒して顔を仰向 にする、いわゆるバックシャンプー式によ ためには、利用者は、シャンプー台の前方 配置される、専用のリクライニングシート 乗り移らなければならない。

 健常者であれば、このような乗り移りを 作もなく行える。しかしながら、高齢者、 院患者、福祉施設利用者等のように、車椅 を必要とする人や、ベッドに寝たきりの人 、このような操作を強要することは無理で る。

 このような方々に快適な洗髪サービスを 供するには、シャンプー台に利用者が近づ たり移動したりするのではなく、シャンプ 台の方から利用者に近づき支障なく、かつ 適安全に洗髪サービスを実施できるような 慮が是非とも必要となる。

 この点、特許文献1(特開2006-55485号公報)に 開示されているように持ち運び可能なシャン プー台を適用するのは一案である。しかしな がら、このものでは、利用者は顔を下向きに することを強制されるので、うつ伏せの姿勢 を取ること自体が困難な方には、適用できな い。

 また、特許文献2(特開2007-202999号公報)あ いは特許文献3(特開2005-168992号公報)に示され るように、シャンプー台の内部に利用者の頭 部を下方から支持する枕を設けたり、シャン プー台の切欠部に首当てを配設したりするの も、利用者を補助するためには有効である。

 しかしながら、従来のシャンプー台では 利用者に近づこうとする配慮が未だ不十分 ある。特に、利用者あるいは利用者が座っ り寝たりしている車椅子やベッドの位置に わせて、シャンプー台側が利用者に対して なる位置関係を採りうるようになっていな 。

 理髪店や美容院等に据え付けられている ャンプー台は、上記必要性に対応するには 外である。

 従来のシャンプー台のうち、持ち運び可能 ものであっても、これらの方に適用しよう すると、車椅子やベッドの少なくとも一部 シャンプー台とぶつかってしまい、シャン ー台に利用者の頭部が十分接近できないと う事態を招来しやすい。即ち、従来のシャ プー台は、いずれも上記必要性に対応する は、実用にならないという問題点があった

特開2006-55485号公報

特開2007-202999号公報

特開2005-168992号公報

 そこで本発明は、ベッドに寝たきりの利 者や車椅子を利用する利用者の姿勢にあわ てシャンプー台側で適切な位置関係を選択 きるようにしたシャンプー台を提供するこ を目的とする。

 第1の発明に係るシャンプー台は、移動可 能に形成される台部と、台部上に配置され起 立壁により側部が囲繞されるボウルとを備え るシャンプー台であって、起立壁の前面中央 部には、利用者の首を載置できるように切り 欠かれた中央切り欠き部が形成され、起立壁 の前面中央部の右側には、利用者の首を載置 できるように切り欠かれた右切り欠き部が形 成され、起立壁の前面中央部の左側には、利 用者の首を載置できるように切り欠かれた左 切り欠き部が形成され、起立壁の右切り欠き 部の側部及び起立壁の左切り欠き部の側部は 、外側に膨らんで洗髪者の手を利用者の頭部 の外側から利用者の頭部へ至らしめうるよう に形成されている。

 この構成により、起立壁の前面中央切り き部、左切り欠き部、右切り欠き部のうち 利用者に最も近づけやすい切り欠き部を選 し、シャンプー台側を利用者の姿勢に対し 理想的に配置できる。

 即ち、ベッドに寝たきりの利用者であれ 、ベッドに最も近づけやすい切り欠き部を び、洗髪者は、利用者が寝たままの状態で 髪サービスを提供できる。あるいは、車椅 を利用する利用者であれば、車椅子に最も づけやすい切り欠き部を選び、洗髪者は、 用者が車椅子に乗ったままの状態で洗髪サ ビスを提供できる。この際、利用者は、専 の椅子などに乗り移る必要はない。勿論、 用者が対応可能であれば、前洗い方式やバ クシャンプー方式のいずれを採用しても良 。

 起立壁の前面中央切り欠き部、左切り欠 部、右切り欠き部のうちのどの切り欠き部 選択されたとしても、起立壁の右切り欠き の側部及び起立壁の左切り欠き部の側部は 外側に膨らんで洗髪者の手を利用者の頭部 外側から利用者の頭部へ至らしめうるよう 形成されているから、洗髪者は、起立壁で られることなく、円滑に利用者の頭部へそ 手を伸ばすことができる。

 第2の発明に係るシャンプー台では、ボウ ルの中央切り欠き部、右切り欠き部及び左切 り欠き部の内側には、それぞれ第1、第2及び 3の座が形成され、第1、第2及び第3の座のい ずれかを選択して着脱自在に装着可能な支持 体と、支持体上に支持され、利用者の後頭部 を載置可能に形成される枕とをさらに備える 。

 この構成により、中央切り欠き部、右切 欠き部あるいは左切り欠き部のいずれが選 されても、選択された切り欠き部に対応す 座を選び、選ばれた座に支持体を装着し、 持体で支持される枕により、利用者の後頭 を支えることができる。これにより、利用 の後頭部を安定させることができ、利用者 安心して快適に洗髪サービスを受けること できる。

 しかも、支持体及び枕は、第1、第2及び 3の座にそれぞれ配置されるのではなく、い れかの座に択一的に装着されるので、選択 れた切り欠き部ではない切り欠き部に対応 る座あるいはその座に配置される枕等によ 、洗髪者の手や利用者の頭部等が干渉する それはない。

 第3の発明に係るシャンプー台では、ボウ ルの中央切り欠き部、右切り欠き部及び左切 り欠き部のいずれかを選択して装着可能であ り、かつ利用者の首部を載置可能に形成され る首当てをさらに備える。

 この構成により、中央切り欠き部、右切 欠き部あるいは左切り欠き部のいずれが選 されても、選択された切り欠き部に首当て 載置し、載置された首当てにより、利用者 首部を支えることができる。これにより、 用者の首部を安定させることができ、利用 は安心して快適に洗髪サービスを受けるこ ができる。

 第4の発明に係るシャンプー台では、台部 は、上下方向伸縮自在に形成され、ボウルの 高さが変更可能となっている。

 この構成により、頭部が比較的に低い位 にある利用者(例えば、ベッドに横たわる利 用者)に対しては、台部を下げて対応できる 、頭部が比較的に高い位置にある利用者(例 ば、車椅子に乗った利用者)に対しては、台 部を上げて対応できる。いずれにしても、高 さ方向についても、利用者へシャンプー台側 が変化して対応する形態を採りうる。

 第5の発明に係るシャンプー台では、ボウ ル部は、台部に対して首振り可能に支持され る。

 この構成により、ボウル部の傾斜を利用 の姿勢にあわせて変更でき、利用者はより 易かつ快適に洗髪サービスを受けることが きる。

 第6の発明に係るシャンプー台では、台部 は、前後方向において、起立壁の前面中央部 側がより細くその反対側がより太くなる水平 断面形状を備える。

 この構成により、台部の形状を工夫して るので、車椅子やベッドに台部がぶつかっ 台部が接近を邪魔するおそれが少ない。即 、台部を車椅子やベッドすれすれまで近接 ることができ、シャンプー台を利用者の姿 に対して理想的に配置できる。

 本発明は、以上のように構成したので、 用者に最も近づけやすい切り欠き部を選択 、シャンプー台側を利用者の姿勢に対して 想的に配置できる。即ち、利用者がシャン ー台に合わせて移動するのではなく、シャ プー台側を利用者の姿勢に合わせて配置で るため、ベッドに寝たきりの利用者や車椅 を利用する利用者のように自由に姿勢を変 できない利用者に対しても、円滑かつ快適 洗髪サービスを提供できる。

本発明の実施の形態1におけるシャンプ ー台の斜視図 本発明の実施の形態1におけるシャンプ ー台の断面図 本発明の実施の形態1におけるボウルの 平面図 本発明の実施の形態1におけるボウルの 平面図 本発明の実施の形態1におけるボウルの 平面図 本発明の実施の形態1におけるシャンプ ー台の側面図 本発明の実施の形態2におけるボウルの 平面図 本発明の実施の形態3におけるシャンプ ー台の斜視図

符号の説明

1、2、3 脚部
4、5、6 キャスタ
7 床面
8 台部
9 第1筒
9a 支持板
10 第2筒
11 第3筒
11a 天板
12 レバー
20 ボウル
21 凹部
22 排水孔
23 排水管
24 起立壁
25 首当て
26a、26b、26c 座
27 支持体
28 支柱
29 枕
30 背もたれ
31 利用者
32 洗髪者の手
33 シャンプーヘッド
34 給水管
35 ヘッド立て
36 中央切り欠き部
37 右切り欠き部
38 左切り欠き部

 (実施の形態1)
 以下図面を参照しながら、本発明の実施の 態を説明する。

 図1は、本発明の実施の形態1におけるシ ンプー台の斜視図、図2は、同シャンプー台 断面図である。

 図1、図2に示すように、本形態のシャン ー台は、床面7上を移動可能に形成される台 8と、台部8上に配置され起立壁24により側部 が囲繞されるボウル20とを備える。

 本形態の台部8は、下方から互いにスライ ド自在に、かつ入れ子状に配置される、第1 9、第2筒10、第3筒11とを備え、各筒9、10、11 、前後方向において、起立壁24の前面中央部 側がより細くその反対側がより太くなる水平 断面形状(船の舳先状)となっている。

 また、本形態では、最も低い第1筒9の底 に位置する水平な支持板9aから右前方、左前 方、後方へ3本の脚部1~3が延設され、各脚部1~ 3の先端には、下向きにキャスタ4~6が固定さ る。勿論、脚部の本数は図示したものに限 ず、例えば4本とするなど種々変更できる。

 したがって、キャスタ4~6を床面7上で回転 させることにより、台部8を水平面内で自由 移動できる。特に、各筒9~11の水平断面形状 上述のように形成されているから、台部8を 、利用者が乗る車椅子や利用者が横たわるベ ッド等に対してぎりぎりまで近づけることが できる。言い換えれば、台部8は、車椅子や ッドに干渉しにくいように形成されている

 その結果、台部8の最上段の第3筒11の天板 11aに対して、図6に示すように首振り自在に 着されるボウル20を、車椅子に乗る利用者や ベッドに横たわる利用者に対して、これらの 利用者の姿勢に合わせ、極力近づけることが できる。本形態では、レバー12を回転させる とにより、ボウル20を首振りさせることが きるようにしたが、勿論これは単なる例示 過ぎず種々変更できる。

 台部8の伸縮機構やボウル20のチルト機構 、周知手段により構成して差し支えないの 、これらの機構に関する詳細な説明は省略 る。

 なお、本形態のシャンプー台では、フッ レバー(図示せず)を踏むことにより、台部8 高さを無段階に調整できるようになってい 。台部は、フレーム等を組み合わせて構成 ることもできる。

 ボウル20の構成材料は、陶器、軽合金、 成樹脂などである。本形態では、制作の容 さや重量を軽くするために、合成樹脂に強 繊維を混入したFRPを使用しているが、これ 例示に過ぎない。

 ボウル20の周囲は、起立壁24により囲繞さ れ、起立壁24の内部は、利用者31の頭部を入 たり、洗髪者の手32を入れたりできる凹部21 なっている。

 凹部21の底部には、排水孔22が開設され、 排水孔22には、排水管23が接続される。また 起立壁24の一部が肉厚に形成され、シャワー ヘッド33及びシャワーヘッド33へ湯あるいは を供給する、フレキシブルホースからなる 水管34をセットできるヘッド立て35が形成さ ている。

 したがって、図2に示すように、給水管34 介してシャワーヘッド33から湯あるいは水 噴射でき、流れ出た湯あるいは水は、凹部21 をつたって排水孔22に至り、排水管23を通し シャンプー台の外部へ排水できるようにな ている。

 図3から図5に示すように、起立壁24の前面 中央部には、利用者31の首を載置できるよう 切り欠かれた中央切り欠き部36が形成され 起立壁24の前面中央部の右側には、利用者31 首を載置できるように切り欠かれた右切り き部37が形成され、起立壁24の前面中央部の 左側には、利用者31の首を載置できるように り欠かれた左切り欠き部38が形成される。 れらの切り欠き部36~38は、ほぼ同形となって いる。

 また、起立壁24の右切り欠き部37の側部及 び起立壁24の左切り欠き部38の側部は、外側 膨らんで洗髪者の手32を利用者31の頭部の外 から利用者31の頭部へ至らしめうるように 成されている。

 図2に示すように、本形態のシャンプー台 では、利用者31の首部を載置可能に形成され 首当て25を、中央切り欠き部36、右切り欠き 部37及び左切り欠き部38のいずれかを選択し 装着できるようになっている。

 選択された切り欠き部に首当て25を装着 ると、利用者31の首部が支持され、利用者31 安心して快適に洗髪サービスを受けること できる。

 図3から図5に示すように、本形態のボウ 20の底部のうち、中央切り欠き部36、右切り き部37及び左切り欠き部38の内側には、それ ぞれ同じ形状をなす、第1、第2及び第3の座26a 、26b、26cが形成されている。

 第1、第2及び第3の座26a、26b、26cのいずれ には、枕29を支持する支柱28の下端部が固定 されるボックス状の支持体27を装着できるよ になっている。

 したがって、選択された座に支持体27を 着すると、利用者31の後頭部が枕29により支 され、利用者31は安心して快適に洗髪サー スを受けることができる。

 図2では、利用者31は、車椅子に乗ったま 、その背もたれ30を倒した状態を示してい が、利用者31は、ベッド(図示せず)に寝たま のこともあるし、他の状態にあることもあ 。

 上述したように、利用者31の状態にあわ 、台部8を利用者31に極力近づけて、中央切 欠き部36、右切り欠き部37及び左切り欠き部3 8のうち、利用者31にとって最も楽な切り欠き 部を選択する。そして、選択された切り欠き 部に首当て25を装着し、また、その切り欠き に対応する座を選択し、枕29の下方の支持 27を選択された座に装着する。

 こうすると、図2に示すように、利用者31 楽な姿勢のまま、洗髪者は利用者31に洗髪 ービスを提供できる。

 ここで、例えば、利用者31が車椅子に乗 ているときは、図3~図5のいずれかのパター のうち最も利用者31が楽に採りうるパターン を選択すると良い。利用者が車椅子に乗って いるときは、たいていの場合、図3に示すよ に中央切り欠き部36を使用すると良い場合が 多いが、本発明は、この場合に限定されるも のではない。

 一方、利用者31がベッドに寝たきりの状 にあるときは、ベッドサイドぎりぎりまで 部8及びボウル20を接近させる。この場合、 用者31の体位変更及び利用者31、ベッド、シ ンプー台の位置関係を考慮して、図3~図5の ずれかのパターンのうち最も利用者31が楽 採りうるパターンを選択すると良い。利用 がベッドに寝ているときは、たいていの場 、図4あるいは図5に示すように右切り欠き部 37あるいは左切り欠き部38を使用すると良い 合が多いが、本発明は、この場合に限定さ るものではない。

 (実施の形態2)
 図7は、本発明の実施の形態2におけるボウ 20の平面図である。図7に示されたボウル20は 、実施の形態1のボウルよりも、起立壁24の右 切り欠き部37の側部及び起立壁24の左切り欠 部38の側部を、さらに外側に膨らんだ形状と なしている。

 その一方、ボウル20の奥側をより細く絞 た形状となしている。洗髪者の作業性を考 すると、実施の形態1のボウルよりも図7のボ ウル20の方がより好ましい。

 さらに、本発明の趣旨を逸脱しない限り ボウルの平面形状を、他の多角形状、円状 楕円状等種々変更でき、そのようにしても 発明に包含されることは言うまでもない。 論、利用者が対応可能であれば、利用者が を下に向けた姿勢など以上に言及した以外 姿勢をとる状態で、洗髪してもよい。

 (実施の形態3)
 例えば、図8に示すように、図1に示したシ ンプー台のボウル20の下方に、左右対称な取 手51を追加してもよい。上半身を自由に動か る利用者が顔を下向きにして、頭をボウル2 0内へ入れる際、両手で取手51をつかむと姿勢 を維持しやすく好適である。また、キャスタ 5、6に替えて、台部8の両側部に車輪50を設け もよい。こうすると、台部8は、車いす状に なり、利用者にサービスを提供する際の安定 性を向上できる。