シャープ株式会社 (〒22 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 Osaka, 54585, JP)
| 複数枚のシートが積層されてなるシート積層体の表裏面を清掃するシート積層体の清掃装置において、 上記シート積層体の表裏面の異物を清掃する清掃部材と、 上記シート積層体を片持ちにて挟持する挟持部材と、 上記挟持部材が挟持するシート積層体の挟持面に対し略平行な方向へ、シート積層体の表裏面に沿って気流を発生させる気流発生手段とを備えることを特徴とするシート積層体の清掃装置。 |
| 上記気流発生手段が、上記挟持部材からシート積層体の流れ方向に沿って配置された吸引開口部を備えており、吸引力によって吸引開口部に気流を発生させることを特徴とする請求項1に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| シート積層体の幅方向に対する吸引開口部の幅が、シート積層体の幅よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| シート積層体の厚さ方向に対する吸引開口部の高さが、シート積層体の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項2または3に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| 上記気流発生手段が上記シート積層体を収容可能であり、異物吸引手段を兼ねていることを特徴とする請求項4に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| 上記清掃部材が、粘着、空気吸引および静電引力のうちの何れかにより清掃をなすことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| 清掃部材の清掃動作は、上記清掃部材が略平行状に保持されたシート積層体の中心部から、挟持部材に対し反対側であるシート積層体の端部へ移動するものであることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| 上記シート積層体は、液晶表示装置の構成部材である光学シートであり、 光学シートの清掃用途として用いられることを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| 上記シート積層体は、上記複数枚のシートのうち少なくとも1枚のシートに凹凸形状が形成されており、 上記シート積層体の清掃用途として用いられることを特徴とする請求項1~8の何れか1項に記載のシート積層体の清掃装置。 |
| 複数枚のシートが積層されてなるシート積層体の表裏面を保持し、清掃するシート積層体の清掃方法において、 上記シート積層体を片持ちによって挟持すると共に、 挟持したシート積層体の挟持面に対し略平行な方向へ、シート積層体の表裏面に沿って気流を発生させることによって、シート積層体を保持することを特徴とするシート積層体の清掃方法。 |
| 上記シート積層体の保持が、シート積層体の清掃が終了するまで継続されることを特徴とする請求項10に記載のシート積層体の清掃方法。 |
| 複数枚のシートを製品形状に裁断し、さらに、裁断したシートを複数枚積層することによってシート積層体を得た後、上記シート積層体の表裏面を挟持することを特徴とする請求項10または11に記載のシート積層体の清掃方法。 |
本発明は、シート積層体の清掃装置およ 清掃方法に係り、特に、液晶表示装置等に 用される光学シートの清掃用途として用い れるシート積層体の清掃装置および清掃方 に関するものである。
近年、液晶表示素子を照明するために用 られる面状発光装置には、集光機能を有す プリズムシートと、出射された光を均一に 散する拡散シートとが、それぞれ少なくと 1枚以上組込まれている。プリズムシートお よび拡散シートなどの光学シートは、それぞ れ搬送用シートに貼合せられた状態で、光学 シートのみを所定の形状に打抜くことによっ て得られる。打抜かれた光学シートは、例え ば、人手によって一枚ずつ取出され、面状発 光装置に組込まれる。これに対し、打抜かれ た光学シートを取出す工程が自動化された場 合には、光学シートの表面を吸着して一枚ず つ取出す方法が用いられる。
上記方法の例として、複数枚の光学シー を積層した状態で所定の形状に裁断し、複 枚の光学シートを積層したままの状態で扱 方法に係る特許文献1が挙げられる。特許文 献1に開示の方法によれば、面状発光装置に 込まれる光学シートの枚数分だけ必要であ た光学シートの裁断工程が各面状発光装置 対して一工程ずつで完了するので効率が良 。また複数枚の光学シートを積層した状態 扱うので、光学シート同士の間にごみが入 可能性が低く、製品の歩留まり向上が期待 きる、などの効果がある。
さらに、複数枚の光学シートを積層した 態で所定の形状に裁断し、複数枚の光学シ トを積層したままの状態で清掃する方法が 許文献2に開示されている。特許文献2に開 の方法によれば、光学シートを積層する前 各光学シートの表面、裏面および側面を清 し、さらに、光学シートを積層して裁断し 後に光学シートの積層体の表面、裏面およ 側面を清掃するので、それらに付着してい ごみが低減され、製品の歩留まり向上と共 生産性の向上が期待できる、などの効果が る。
複数枚の光学シートを積層した状態のまま
扱うために、前述の特許文献1,2に開示の方
では、光学シートの積層体の周縁を接合し
いる。
しかしながら、特許文献1,2に開示された 法では、積層された光学シート同士の間に いて、異物が発生するという問題点がある
具体的には、特許文献1,2に開示の方法に いて、積層された光学シートをひとまとま として扱うためには、前述のように光学シ トの積層体の周縁を接合することが必要で る。
このように接合された光学シートの積層 の表面をローラでクリーニングすると、積 体の最表面のシートは応力を受けるが、内 のシートは最表面のシートと周縁部で接合 れているので、移動が抑制される。このた 、両シートが擦れることによって、両シー 間においてシートの破片などの異物が発生 ることとなる。また、両シート間において も生じることとなり、光学シート積層体の 坦性が損なわれるおそれがある。特に、接 領域近傍において、要求される光学特性が られないおそれがある。
なお、光学シートの積層体を所定形状に 断する際、裁断部から発生したごみが光学 ートの積層体の表面、裏面および側面に付 する。特許文献2に開示の方法において、シ ートを所定形状に裁断し、周縁を接合した光 学シートの積層体は、クリーニング装置を通 過するときに打抜き済みの積層体に周囲を囲 まれた状態であるので、その表面および裏面 を清掃することはできるが、側面を清掃する ことは困難である。さらに、所定形状に裁断 された光学シートの積層体は、打抜き済みの 積層体に周囲を囲まれた状態であるだけで、 その他の拘束力を受けていないため、クリー ニング装置により受ける力によって、その位 置に留まることなく自由に移動し得る。この ため、裁断された光学シート積層体をクリー ニング装置へ正確に通過させること、あるい は、次工程へ正確に搬送させることは困難で ある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなさ たものであって、その目的は、シート積層 の表裏面をシート同士の間から異物が生じ ことを抑制できる清掃装置および清掃方法 提供することである。
本発明のシート積層体の清掃装置は、上 課題を解決するために、複数枚のシートが 層されてなるシート積層体の表裏面を清掃 るシート積層体の清掃装置において、上記 ート積層体の表裏面の異物を清掃する清掃 材と、上記シート積層体を片持ちにて挟持 る挟持部材と、上記挟持部材が挟持するシ ト積層体の挟持面に対し略平行な方向へ、 ート積層体の表裏面に沿って気流を発生さ る気流発生手段とを備えることを特徴とし いる。
上記の発明によれば、シート積層体は、 持ちによる挟持部材と、気流発生手段の両 によって保持される。これにより、清掃時 シート積層体の表裏面に応力が加えられた しても、表裏面のシートと表裏面の内側の ートとは、挟持部材による挟持面のみで挟 されており、他の部分は挟持されていない このため両シート間に擦れは発生し難い。 た、気流発生手段は、シート積層体の表裏 に沿って気流を発生させるため、2枚の表裏 面のシートには、その内側のシート側に応力 が加えられる。このため、表裏面のシートが 内側のシートから離れることを抑制し、シー ト積層体全体が安定した状態で保持されるこ とができる。したがって、シート積層体は非 常に清掃部材で清掃するに適した状態に保持 され、清掃部材による清掃時にシート同士の 擦れによる異物が生じることを低減でき、清 掃性能のバラつきを抑えることもできる。
本発明のシート積層体の清掃方法は、上 課題を解決するために、複数枚のシートが 層されてなるシート積層体の表裏面を保持 、清掃するシート積層体の清掃方法におい 、上記シート積層体を片持ちによって挟持 ると共に、挟持したシート積層体の挟持面 対し略平行な方向へ、シート積層体の表裏 に沿って気流を発生させることによって、 ート積層体を保持することを特徴としてい 。
上記の発明によれば、シート積層体は、 持ちによる挟持と、気流の発生との両方に って保持される。シート積層体の清掃時、 ート積層体の表裏面に応力が加えられたと ても、表裏面のシートと表裏面の内側のシ トとは、挟持部材により挟持されているだ であり、両シート間に擦れは発生し難い。 た、気流の発生は、シート積層体の表裏面 沿ってなされるため、2枚の表裏面のシート には、その内側のシート側に応力が加えられ る。このため、表裏面のシートが内側のシー トから離れることを抑制し、シート積層体全 体が安定した状態で保持されることができる 。したがって、シート積層体は非常に清掃す るに適した状態に保持され、清掃時にシート 同士の擦れによる異物が生じることを低減で き、清掃性能のバラつきを抑えることもでき る。
本発明の他の目的、特徴、および優れた は、以下に示す記載によって十分分かるで ろう。また、本発明の利点は、添付図面を 照した次の説明によって明白になるであろ 。
1 シート材(シート積層体)
2a 上側挟持部材(挟持部材)
2b 下側挟持部材(挟持部材)
3a・3c 上側清掃部材(清掃部材)
3b・3d 下側清掃部材(清掃部材)
4 吸引開口部
5 吸引ノズル(気流発生手段)
10・10a 清掃装置(シート積層体の清掃装置)
H 高さ
L1・L2 幅
本発明の一実施形態について図1ないし図 6に基づいて説明すれば、以下の通りである 図1は、本発明の清掃装置(シート積層体の清 掃装置)10を示すX方向から見た断面図である 清掃装置10はX軸方向において対称形状とな ている。
清掃装置10は、シート材(シート積層体)1 挟持する上側挟持部材(挟持部材)2aおよび下 挟持部材(挟持部材)2b、シート材1の清掃を なう上側清掃部材(清掃部材)3a、下側清掃部 (清掃部材)3b、および、シート材1に沿って 流を発生させるための、吸引開口部4を備え 吸引ノズル(気流発生手段)5から構成されて る。
シート材1は、清掃装置10の清掃対象とな ものである。シート材1の最も外側に位置す るシート面を、シート材1の表裏面とする。 ート材1は複数枚のシートが積層されており シート材1は3層構造となっている。しかし がら、この枚数に限定されるものではなく 複数枚のシートから構成されていればよい 例えば、2~20枚のシートから構成されていて よい。
シート材1を構成するシートは、シート状 であれば特に限定されるものではなく、偏光 フィルム、レンズシート、拡散シート、プリ ズムシートなどの光学フィルム、PETフィルム (ポリエチレンテレフタラートフィルム)、ウ タンフィルムなどの高分子フィルムおよび などを用いることができる。
このうち、シート材1が光学フィルムを含 んでいる光学シートである場合、光学シート は異物が原因となる輝点などの不具合が生じ 易い。したがって、異物除去を好適に行なう ことができる本発明の清掃装置10の清掃対象 して適している。清掃装置10によって光学 ートを清掃することで、フィルムカス、埃 どの異物を高い清掃性能にて除去すること でき、光学シートの生産性および歩留まり 向上させることができる。
上側挟持部材2aおよび下側挟持部材2b(以 、両部材を「挟持部材2」と適宜示すことが る)は、シート材1を支持するための部材で り、シート材1を上側挟持部材2aおよび下側 持部材2bによって片持ちにて挟持する。片持 ちとは、具体的には同図に示すように、1箇 にてシート材1を挟持することを示す。しか ながら、挟持部材2は、本発明に反しない範 囲で複数備えられていてもよい。また、挟持 部材2に替えて、シート材1を把持する把持部 を用いることもできる。
シート材1は、挟持部材2および吸引ノズ 5によって保持されるため、挟持部材2はシー ト材1の重心を含まない位置、具体的には少 くともY軸方向におけるシート材1の中心を含 まない位置にて保持されていることが好まし い。例えば、同図に示すようにシート材1の 部が挙げられる。
上側清掃部材3aおよび下側清掃部材3b(以 、両部材を「清掃部材3」と適宜示すことが る)は、シート材1を挟み厚さ方向(Z軸方向) 側に設けられている。同図において、清掃 材3は粘着ローラである。このように、清掃 材3は粘着により清掃をなすものであっても よいが、シート材1の表裏面の異物を除去で ればこれに限定されるものではない。例え 、空気を吸引すると共に異物を吸引する空 吸引により、または、静電引力により清掃 なす構成を採用することができる。空気吸 による構成を採用する場合、吸引ノズル5に る吸引が妨げられないことが必要である。 体的には、空気吸引による構成として吸引 ズル、静電引力による構成として負電荷に 電される帯電ローラを挙げることができる
挟持部材2および清掃部材3はそれぞれ、 め定める変位方向Zに相互に近接および離反 位可能に設けられる。さらに、清掃部材3は 予め定める変位方向Yに変位可能に設けられ 。
吸引ノズル5は、シート材1の表裏面に沿 て気流を発生させる部材である。吸引ノズ 5は吸引開口部4を有している。吸引ノズル5 よって発生された気流により、シート材1の 裏面の両方向からシート材1が気流によって 挟まれ、かつ、吸引開口部4にシート材1が引 込まれる。具体的に吸引ノズル5は、吸引開 口部4を減圧し、吸引力を発生させる構成と っている。本構成に代える構成として、例 ば、ファンによって気流を発生させる構成 用いてもよい。
吸引ノズル5は、シート材1の流れ方向(Y軸 方向)に沿って配置されている。清掃装置10に おいて、吸引ノズル5は清掃部材3から挟持部 2に対し反対側に配置されている。吸引開口 部4のX方向中心位置は、シート材1におけるX 向中心位置を通りX軸と直交するY軸の直線上 にあり、吸引開口部4のZ方向中心位置は、上 挟持部材2aの挟持面と下側挟持部材2bの挟持 面とに挟まれた領域から、Z軸と直交するY軸 領域に含まれる位置にある。また、吸引ノ ル5は予め定める変位方向Yに対して変位可 に設けられる。
清掃装置10の動作としては、まず、シー 材1の表裏面が挟持部材2によって、片持ちで 挟持される。この状態では、シート材1は片 ちされているだけであるから、フィルムは れ下がった状態である。その後、挟持され シート材1の挟持面、すなわち、挟持部材2が シート材1の表裏面に接触している面、に対 略平行な方向へ、吸引ノズル5によって、シ ト材1の表裏面に沿って気流を生じさせる。
これにより、シート材1は、片持ちによる 挟持部材2と、吸引ノズル5の吸引との両方に って保持される。吸引ノズル5は、シート材 1の片面でなく、表裏面の両方に沿って気流 発生させるため、シート材1の2枚の表裏面の シートには、その内側のシート側に応力が加 えられる。このため、表裏面のシートが内側 のシートから離れることを抑制し、シート材 1の全体が安定した状態で保持されることが きる。
次に保持されたシート材1の表裏面を清掃 部材3によって清掃する。シート材1は、上記 持面に対し略平行に保持されている。なお 略平行とは、挟持面から吸引ノズル5の方向 におけるシート材1がほぼ平行になっている とを示し、シート材1がこのように保持され いれば、本発明の効果を十分得ることがで る。もちろん、シート材1は、挟持面に対し 平行であってもよい。
清掃時、清掃部材3によってシート材1の 裏面に応力が加えられたとしても、表裏面 シートと表裏面の内側のシートとは、挟持 材2による挟持面のみで挟持されており、他 部分は挟持されていない。よって、応力に る歪は表裏面に集中することなく、分散さ 、両シート間に擦れは発生し難い。したが て、シート材1は非常に清掃部材3で清掃す に適した状態に保持され、清掃部材3による 掃時にシート同士の擦れによる異物が生じ ことを低減でき、清掃性能のバラつきを抑 ることもできる。
また、シート材1が光学シートである場合 のように、シート材1を構成する各シートに 、コーティング、凹凸などが形成されてい 場合、シート同士の擦れにより異物が発生 易い。このような光学シートに対しても清 装置10を用いることができるため、本装置は 非常に優れている。
清掃装置10の動作は、清掃部材3が略平行 に保持されたシート材1の中心部から、挟持 部材2に対し反対側であるシート材1の端部へ 動するものであることが好ましい。これに り、清掃部材3が挟持部材2の方向へ移動し いため、清掃部材3によってシート材1に応力 が加えられたとしても、応力による歪によっ て、シート材1が曲がることなどを抑制でき 。また、清掃部材3が挟持部材2の端部方向、 すなわち吸引ノズル5の方向へ移動するため シートの支持を補助することとなり、気流 生量が小さくとも、シート材1を保持するこ が可能となる。
図2は、吸引ノズル5をY軸方向から示した 面図を含んでいる。(a)は、単に挟持部材2に よって、シート材1を挟持した状態を示して り、Z軸方向にシート材1が反りまたは垂れて いる。この反りまたは垂れは、挟持部材2の 持面からX軸方向へ離れるにつれ、大きくな 。また、Y軸方向に離れるにつれても、Z軸 向の反りまたは垂れが同様に大きくなる挙 が観察される。
同図中の(b)には、清掃装置10における吸 ノズル5の形状が異なる吸引ノズル5aを備え 清掃装置10aが示されている。本構成では、 ート材1の幅方向に対する吸引開口部4の高さ が、シート材1の厚さよりも大きい。このよ な構成であれば、シート材1の表裏面に気流 発生させ易くなるため、気流による応力に り、シート材1がより略平行に保持されるの で好ましい。なお、本構成では、X軸方向の 引開口部4の幅は、幅L1であり、シート材1の よりも小さい。
これに対し、同図中の(c)に示す清掃装置1 0では、吸引開口部4の高さHは清掃装置10aと同 様であるが、シート材1の幅方向に対する吸 開口部の幅が、シート積層体の幅よりも大 い幅L2となっている。このような構成であれ ば、シート材1の幅全体に対し、気流を十分 発生させることができるため、シート材1の 方向の反りまたは垂れをさらに抑制するこ ができ、挟持面に対しより平行にシート材1 の姿勢を保持することができるため好ましい 。すなわち、シート材1の姿勢をより略平行 保つことができるので、清掃時におけるフ ルム同士の擦れをより低減させることがで る。この結果、擦れによる、シートの損傷 よび異物の発生をさらに抑制でき、清掃性 を向上できる。
以下、さらに清掃装置10の動作と含め、 発明のシート積層体の清掃方法について説 する。本発明のシート積層体の清掃方法は 複数枚のシートが積層されてなるシート積 体の表裏面を保持し、清掃するシート積層 の清掃方法において、上記シート積層体を 持ちによって挟持すると共に、挟持したシ ト積層体の挟持面に対し略平行な方向へ、 ート積層体の表裏面に沿って気流を発生さ ることによって、シート積層体を保持する 法である。上記清掃方法は、清掃装置10の動 作として用いることももちろん可能である。
図3は、本発明の清掃装置10の清掃動作を 明するためのX方向から示した断面図である 。同図中の(a)に示すように、片持ち挟持され たシート材1は、挟持部材2によって挟持され 挟持面から、Y軸方向において離れるにつれ て、Z軸方向への反りあるいは垂れが大きく る。
次に、同図中の(b)に示すように、吸引開 部4を有する吸引ノズル5が、シート材1のY軸 方向(流れ方向)の中心から、挟持部材2に対し 反対側のシート材の先端に接近すると、吸引 ノズル5により発生する気流に乗じてシート 1の姿勢が矯正される。このとき吸引ノズル5 は、挟持面と略平行、好ましくは平行、かつ 、シート材1のX方向中心位置を通りX軸とY軸 向にて直交する直線に対し平行に変位する
さらに、同図中の(c)に示すように、吸引 よってシート材1の姿勢が平面状に保たれた 後、上側清掃部材3aおよび下側清掃部材3bが ート材1を挟み、挟持部材2と反対側の端部に 向かって走査することによって、シート材1 表裏面が清掃される。清掃部材3の走査が完 するまで、吸引ノズル5の吸引動作は継続し て行われる。
図4は、清掃装置10の断面図である。同図 、吸引によるシート材1の側面の清掃動作を 説明するためのX方向から示した断面図であ 。清掃装置10における吸引開口部4は、高さ よび幅共に、シート材1の厚さおよび幅より 大きいため、シート材1を収容可能である。
吸引ノズル5によって、気流を発生させた 後に、シート材1の先端部分を吸引開口部4に 容させることによって、吸引ノズル5を異物 吸引手段として兼用することができる。つま り、気流の発生に加え、シート材1の表裏面 けでなく、側面に付着している異物をも除 することができるという優れた効果を得る とができる。なお、清掃部材3による清掃が 了した後に、吸引ノズル5を異物吸引手段と して用いてもよい。
シート材1の保持は、シート材1の清掃が 了するまで継続されることが好ましい。こ によって、清掃動作が完了するまで、シー 積層体が安定した姿勢に保たれるので、シ ト同士が擦れることによる損傷および異物 発生することをより低減することができる また、シート材1を挟持部材2によって挟持す る前工程として、複数枚のシートを製品形状 、すなわち、シート材1の形状(大きさ)に裁断 し、さらに、裁断したシートを複数枚積層す ることによってシート材1を得た後、上記シ ト積層体を挟持することが好ましい。これ より、シート材1を得た後速やかに、シート 1の保持および清掃が行なわれることとなる ため、シート積層体に異物が付着することを より低減することができるのである。
図5は、シート材1の表裏面を粘着ローラ ある清掃部材3によって清掃する場合に、生 る従来の不具合を説明するためのX軸方向か ら示した断面図である。同図に示す清掃動作 は本発明との比較のため、吸引ノズル5を用 ずにシート材1の清掃を行なうものである。
同図の(a)に示すように、片持ち挟持され シート材1は、Y方向において挟持面から離 るにつれて、Z方向への反りあるいは垂れが きくなっている。清掃部材3は、清掃性能が 高く連続的に清掃可能な粘着ローラが好適に 使用される。この場合、シート材1を厚み方 両側から清掃部材3で挟むことが必要である 同図中の(b)に示すように、シート材1が平面 状でなく、垂れにより湾曲しているため、シ ート材1を清掃部材3で挟む前に、シート材1と 下側清掃部材3bとが接触してしまうおそれが る。シート材1が下側清掃部材3bに張り付い まま清掃部材3によって、シート材1を挟む 作を続けると、同図中の(c)に示すように、 ート材1が折れ曲がってしまうおそれがある め好ましくない。
図6は、シート材1の表裏面を粘着ローラ ある清掃部材3によって清掃する場合に、生 る従来の不具合を説明するためのX軸方向か ら示した断面図である。同図中の(a)に示すよ うに、図5を用いて示した不具合を解消する めに、清掃部材3の粘着ローラ径を小さくし 、上側清掃部材3cおよび下側清掃部材3dが用 いられている。図6中の(b)に示すように、本 成の場合、粘着ローラ径が小さいので、図5 おけるような不具合は発生せず、シート材1 が折れ曲がらずに挟まれることができる。シ ート材1の各シート間には、ズレδ1が生じて る。
図6中の(c)に示すように両清掃部材がシー ト材1の端部に移動し清掃がなされるにつれ 各シート間のズレは、ズレδ2で示されるよ に小さくなり、両清掃部材がシート材1の最 部に移動するとズレはなくなる。しかしな ら、ズレが補正される間において各シート 士が擦れることとなり、シートに傷が付く フィルムカスなどの異物が発生するなどの それがある。
図5および図6を用いて示したように、本 の吸引ノズル5を採用しない場合には、シー 材1の各シート間にて不具合が生じることが 分かる。これに対し、本実施の形態に係る清 掃装置10によれば、上記の不具合は生じない め、シート材1を高い清掃性能で清掃するこ とが可能である。
なお、本発明は、上述した各実施形態に 定されるものではなく、請求項に示した範 で種々の変更が可能であり、異なる実施形 にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組 合わせて得られる実施形態についても本発 の技術的範囲に含まれる。
本発明のシート積層体の清掃装置は、以 のように、上記シート積層体の表裏面の異 を清掃する清掃部材と、上記シート積層体 片持ちにて挟持する挟持部材と、上記挟持 材が挟持するシート積層体の挟持面に対し 平行な方向へ、シート積層体の表裏面に沿 て気流を発生させる気流発生手段とを備え ものである。
また、本発明にシート積層体の清掃方法 、上記シート積層体を片持ちによって挟持 ると共に、挟持したシート積層体の挟持面 対し略平行な方向へ、シート積層体の表裏 に沿って気流を発生させることによって、 ート積層体を保持する方法である。
それゆえ、両発明によれば、シート積層 の表裏面を光学シート同士の間から異物が じることを抑制できるという効果を奏する
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、上記気流発生手段が、上記挟持部材か シート積層体の流れ方向に沿って配置され 吸引開口部を備えており、吸引力によって 引開口部に気流を発生させることが好まし 。
これにより、シート積層体の表裏面およ 側面に付着した異物を吸引することができ ため、清掃部材による清掃を補助すること できる。また、気流発生手段を簡易に構成 ることもできる。
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、シート積層体の幅方向に対する吸引開 部の幅が、シート積層体の幅よりも大きい とが好ましい。
これにより、シート積層体の幅方向の反 または垂れを抑制することができ、挟持面 対しより平行にシート積層体の姿勢を保持 ることができる。
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、シート積層体の厚さ方向に対する吸引 口部の高さが、シート積層体の厚さよりも きいことが好ましい。
これにより、気流発生部によって発生さ る気流を、よりシート積層体の表裏面の全 に沿って発生させることができる。その結 、挟持面に対しさらに平行にシート積層体 姿勢を保持することができる。
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、上記気流発生手段が上記シート積層体 収容可能であり、異物吸引手段を兼ねてい ことが好ましい。
これにより、シート積層体が気流発生手 に収容され、シート積層体の表裏面だけで く、側面に付着している異物をも除去する とのできるシート積層体の清掃装置を提供 ることができる。
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、上記清掃部材が、粘着、空気吸引およ 静電引力のうちの何れかにより清掃をなす とが好ましい。
これにより、高い清掃性能が得られると に、連続的に清掃を行なうことができる。
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、清掃部材の清掃動作は、上記清掃部材 略平行状に保持されたシート積層体の中心 から、挟持部材に対し反対側であるシート 層体の端部へ移動するものであることが好 しい。
これにより、清掃部材が挟持部材の方向 移動しないため、清掃部材によってシート 層体に応力が加えられたとしても、応力に る歪によって、シート積層体が曲がること どを抑制できる。また、清掃部材が挟持部 の端部方向、すなわち気流発生手段の方向 移動するため、気流発生手段のシート材の 持を補助することとなり、気流発生量が小 くとも、シート積層体を保持することが可 となる。
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、上記シート積層体は、液晶表示装置の 成部材である光学シートであり、光学シー 用途として用いられることが好ましい。
液晶表示装置に用いられる光学シートは 異物が原因となる輝点などの不具合が生じ く、異物除去を好適に行なうことができる シート積層体の清掃装置は、光学シート用 として用いられることにより、光学シート 生産性および歩留まりを向上させることが きる。
また、本発明のシート積層体の清掃装置 は、上記シート積層体は、上記複数枚のシ トのうち少なくとも1枚のシートに凹凸形状 が形成されており、上記シート積層体の清掃 用途として用いられることが好ましい。
このように、シートに凹凸が形成されて る場合、シート同士が擦れることによって シートの損傷、異物の発生などの頻度が高 。本発明に係るシート積層体の清掃装置に れば、上記シート積層体であっても、シー の損傷および異物の発生を低減させること できるので、上記シート積層体の用途とし 好適に用いることができる。
また、本発明のシート積層体の清掃方法 は、上記シート積層体の保持が、シート積 体の清掃が終了するまで継続されることが ましい。
これによって、清掃動作が完了するまで シート積層体が安定した姿勢に保たれるの 、シート同士が擦れることによる損傷およ 異物が発生することをより低減することが きる。
また、本発明のシート積層体の清掃方法 は、複数枚のシートを製品形状に裁断し、 らに、裁断したシートを複数枚積層するこ によってシート積層体を得た後、上記シー 積層体を挟持することが好ましい。
これにより、シート積層体を得た後に、 ート積層体の保持および清掃が行なわれる ととなるため、シート積層体に異物が付着 ることをより低減することができる。
発明の詳細な説明の項においてなされた 体的な実施形態または実施例は、あくまで 、本発明の技術内容を明らかにするもので って、そのような具体例にのみ限定して狭 に解釈されるべきものではなく、本発明の 神と次に記載する請求の範囲内において、 ろいろと変更して実施することができるも である。
以下具体的に、図1に示す清掃装置10を用 て吸引によりシート材1を安定した姿勢に保 つことができた条件に関して、実験により確 認した結果を具体的に示す。
シート材1を構成する各シートとして、拡 散シート(株式会社きもと社製)1枚、プリズム シート(住友3M株式会社製)2枚および拡散シー (株式会社ツジデン社製)1枚を順に重ねたも を用いた。それぞれのシートは略同一の矩 に切断し、長さ45mmおよび幅30mmとした。直 16mmの円柱状の挟持部材2によってシート材1 挟持した。挟持位置は、シート材1の長さ方 および幅方向の中心線の交点と挟持部材2の 中心とが一致するようにした。また、挟持面 は水平とした。このとき、シート材1の長さ 向の端部におけるZ方向位置は、挟持面を基 として下方に5mmの位置にあった。
一方、気流を発生させるため、株式会社 オサワ社製のワンダーガン(W301)を用いて吸 ノズル5を作製した。吸引ノズル5の吸引開 部4は、幅110mmおよび高さ3mmとした。前記ワ ダーガンに配管を接続し、5MPaの圧縮空気を 給し、吸引開口部近傍で約6m/sの流速を得た 。吸引開口部4の幅方向の中心がシート材1の 方向の中心線上、かつ、吸引開口部4の高さ 方向の中心が挟持面内に位置するようにし、 吸引ノズル5をシート材1の端部に接近させた ころ、垂れが矯正されてシート材1の姿勢が 挟持面と略平行に保たれた。このとき、吸引 ノズル5の先端は、シート材1の長さ方向の中 から25mm離れた位置にあった。
発明の詳細な説明の項においてなされた 体的な実施形態または実施例は、あくまで 、本発明の技術内容を明らかにするもので って、そのような具体例にのみ限定して狭 に解釈されるべきものではなく、本発明の 神と次に記載する請求の範囲内において、 ろいろと変更して実施することができるも である。
本発明によれば、シート積層体、特に異 が生じやすい光学シートの積層体の異物除 を好ましく行なうことができるため、シー が用いられる分野、特に光学シートが用い れる液晶表示装置の生産分野において利用 ることができる。
