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Patent Searching and Data


Title:
SHOE AND METHOD OF MANUFACTURING SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122821
Kind Code:
A1
Abstract:
In a shoe (1), an upper portion (2) which is made of an extensible cloth in which the extensible cloth is tensed is formed integrally with a sole (3). A method of manufacturing the shoe (1) in which the extensible cloth is used for the upper portion (2) comprises a step of manufacturing an upper pattern by using, as a base, a last smaller in size than the sole (3), a step of manufacturing the upper portion (2) in which the extensible cloth is tensed by expanding and fitting the upper pattern into a last matching the sole (3) in size, and a step of integrating the upper portion (2) in which the extensible cloth is tensed and the sole (3) with each other.

Inventors:
SATO, Natsuki (())
佐藤夏樹 (())
YAMAMOTO, Tetsuo (())
山本哲夫 (())
Application Number:
JP2009/053208
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
February 23, 2009
Export Citation:
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Assignee:
MIZUNO CORPORATION (1-23, Kitahama 4-chome Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 38, 54185, JP)
美津濃株式会社 (〒38 大阪府大阪市中央区北浜4丁目1番23号 Osaka, 54185, JP)
SATO, Natsuki (())
佐藤夏樹 (())
YAMAMOTO, Tetsuo (())
International Classes:
A43B23/02
Attorney, Agent or Firm:
IKEUCHI SATO & PARTNER PATENT ATTORNEYS (26th Floor, OAP TOWER8-30, Tenmabashi 1-chome,Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 26, 53060, JP)
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Claims:
 伸縮性生地をアッパーに用いたシューズであって、
 前記伸縮性生地は引っ張られた状態でソールと一体化されていることを特徴とするシューズ。
 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向に引っ張られている請求項1に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、シューズの幅方向にも引っ張られている請求項2に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向において10~40%の引張率で引っ張られている請求項1~3のいずれか1項に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、シューズの幅方向において0~30%の引張率で引っ張られている請求項1~4のいずれか1項に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向において10~20%の引張率で引っ張られ、かつシューズの幅方向において0~8%の引張率で引っ張られている請求項1~5のいずれか1項に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向における引張率/シューズの幅方向における引張率=1.25以上である引張率で引っ張られている請求項1~6のいずれか1項に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、JIS L 1018の規定により測定した5cm幅当たり、荷重20Nの時の引張伸び率が、足の長さ方向において30~200%であり、足の幅方向において5~100%である請求項1~7のいずれか1項に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、ダブルラッセル経編地である請求項1~8のいずれか1項に記載のシューズ。
 前記ダブルラッセル経編地の裏面を構成する糸は、ポリエステル糸と弾性ポリウレタン糸の引き揃え糸である請求項9に記載のシューズ。
 前記伸縮性生地は、足の前足部、足の前足部の先端部又は足の指の付け根部位に対応する前記アッパーの一部のみに用いられている請求項1~10のいずれか1項に記載のシューズ。
 伸縮性生地をアッパーに用いたシューズの製造方法であって、
 ソールのサイズより小さいサイズのラストをベースとしてアッパーパターンを作製する工程と、
 前記アッパーパターンをソールのサイズに合致するラストに拡張して嵌め込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーを作製する工程と、
 前記伸縮性生地が引っ張られた状態のアッパーとソールとを一体化する工程とを含むことを特徴とするシューズの製造方法。
Description:
シューズ及びその製造方法

 本発明は、足とのフィット感を高めたシ ーズ及びその製造方法に関する。

 従来から、シューズと足のフィット感を向 させるために様々な工夫がされてきた。例 ば、特許文献1には、靴紐及び連結締緩調節 バンドの締め付け調整により足とのフィット 性を改良したシューズが開示されている。ま た、最近では、運動時に常に変化している足 の変形を考慮して、運動時の足とのフィット 性を改良したシューズも設計されている。例 えば、特許文献2には、互いに斜向かいに配 されている足の踏まず部の内側面の一部を う内側伸縮部と足の外側面の一部を覆う外 伸縮部を備えた運動シューズが開示されて る。

特開2000-50907号公報

特許第3780296号公報

 しかし、前記特許文献1及び2に開示され シューズは、運動時に足が屈曲した時に、 ューズのアッパーに皺が発生し、シューズ 足のフィット性が悪くなるという問題があ た。

 本発明は、前記の問題を解決するため、 動時に足が屈曲した時に、シューズのアッ ーにおける皺の発生を小さくして、シュー と足のフィット感を高めたシューズ及びそ 製造方法を提供する。

 本発明のシューズは、伸縮性生地をアッ ー(シューズの甲被)に用いたシューズであ て、前記伸縮性生地は引っ張られた状態で ール(シューズの靴底)と一体化されているこ とを特徴とする。

 本発明のシューズの製造方法は、伸縮性 地をアッパーに用いたシューズの製造方法 あって、ソールのサイズより小さいサイズ ラストをベースとしてアッパーパターンを 製する工程と、前記アッパーパターンをソ ルのサイズに合致するラストに拡張して嵌 込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態 アッパーを作製する工程と、前記伸縮性生 が引っ張られた状態のアッパーとソールと 一体化する工程とを含むことを特徴とする

 本発明のシューズは、運動時に足が屈曲 た時に、伸縮性生地が縮むことでアッパー 足に追従し、それゆえ、アッパーの皺の発 が小さくなり、シューズと足のフィット感 高まる。また、本発明のシューズは、好ま くは幅広や甲高などの足のサイズの個人差 幅広く対応できる。また、本発明のシュー は、好ましくは足がスリムに見えるうえ、 のラウンド形状が綺麗に出るので、美観に 優れる。

本発明の実施例1のシューズの側面図で ある。 足の指の付け根部位に対応するシュー の部位のアッパーに足長方向に対しほぼ垂 に切れ込みを入れた場合の実施例1のシュー ズの平面図である。 足の指の付け根部位に対応するシュー の部位のアッパーに足長方向に対しほぼ垂 に切り込みを入れた場合の比較例1のシュー ズの平面図である。 図4Aは引張率の測定に用いた伸縮性生 片を示す本発明の実施例1のシューズの部分 であり、図4Bは同図4Aの引張率の測定に用い た伸縮性生地片に足長方向に対しほぼ垂直に 切り込みを入れた場合の本発明の実施例1の ューズの部分図である。 本発明の実施例1のシューズの製造工程 の概略を示す説明図である。 図6Aはランニング動作時にシューズの ッパーに生じる歪みの分布を示すシューズ 外甲側側面図であり、図6Bは同図6Aのシュー の内甲側側面図であり、図6Cは同図6Aのシュ ーズの前足部の平面図である。 ランニング動作時に足の皮膚に生じる みの分布を示す足の斜視図である。 図8Aは同図7の足の内甲側側面図であり 図8Bは同図7の足の外甲側側面図である。 図9は、本発明の実施例6のシューズの 面図である。 図10は、JIS L 1018の規定に準じて測定 た製造例2のダブルラッセル経編地の引張伸 び率を示すグラフである。

発明を実施するための形態

 本発明者らは、ランニングなどの運動時 足が屈曲した時に、シューズと足のフィッ 感が悪いという問題を解決するため、ラン ング動作時の、シューズのアッパーにおけ 歪みの分布及び足の皮膚の縮みの分布を、 本特許3831348号公報に記載の手法を用いて解 析した。その結果を、図6~8に示している。図 6~8において、度合20は歪み又は縮みの程度を しており、IからII方向に行くほど、歪み又 縮みの程度が高いことを示す。なお、図6~8 おいて、同一機能を有する部分には同一の 号を付している。

 図6Aはランニング動作時にシューズのア パーに生じる歪みの分布を示すシューズの 甲側側面図であり、図6Bは同図6Aのシューズ 内甲側側面図であり、図6Cは同図6Aのシュー ズの前足部の平面図である。また、図7はラ ニング動作時に足の皮膚に生じる縮みの分 を示す足の斜視図である。図8Aは同図7の足 内甲側側面図であり、図8Bは同図7の足の外 側側面図である。

 ランニング動作時にシューズのアッパー 生じる歪みを測定した結果、図6に示してい るとおり、足の指の付け根部位12に対応する ューズの部位13のアッパーに大きな歪みが ることが分った。次に、ランニング動作時 足の皮膚に生じる縮みの分布を確認したと ろ、図7及び図8に示しているとおり、ランニ ング動作時に指の付け根部位12の皮膚の縮み 程度が高いことが分った。

 具体的には、ランニング動作時などに足 屈曲する際に、シューズの部位13のアッパ は、足が屈曲しない場合に比べて、足の長 方向において10~20%の範囲で縮むことが分っ 。また、ランニング動作時に足が空中に浮 た状態(非荷重時)において、シューズの部位 13のアッパーは、足が地面に着いている状態( 荷重時)に比べて、足の幅方向において0~8%の 囲で縮むことが分った。

 上記の結果から、ランニング動作時に、 の指の付け根部位12に対応するシューズの 位13のアッパーにおける大きな歪みが皺とな り、シューズと足のフィット感が悪くなると 思われる。

 本発明者らは、その解決策について鋭意 討した結果、伸縮性生地をアッパーに用い と同時に、前記伸縮性生地が引っ張られた 態のアッパーをソールと一体化させること より、即ちシューズのアッパーに縮もうと る力を保有させることにより、ランニング どの運動時に足が屈曲した時に、シューズ アッパーにおける皺の発生を小さくして、 ューズと足のフィット感を高められること 見出し、本発明を完成するに至った。

 本発明のシューズは、伸縮性生地をアッ ーに用いたシューズであって、前記伸縮性 地は引っ張られた状態でソールと一体化さ ている。ここで「引っ張られた状態」とは 縮もうとする力を保有した状態とも言える

 前記伸縮性生地は、シューズの長さ方向 引っ張られていることが好ましく、シュー の幅方向にも引っ張られていることがさら 好ましい。また、前記伸縮性生地は、シュ ズの長さ方向において10~40%の引張率で引っ られており、シューズの幅方向において0~30 %の引張率で引っ張られていることが好まし 。また、前記伸縮性生地は、シューズの長 方向において10~20%の引張率で引っ張られて り、かつシューズの幅方向において0~8%の引 率で引っ張られていることがより好ましい また、前記伸縮性生地は、シューズの長さ 向における引張率/シューズの幅方向におけ る引張率=1.25以上である引張率で引っ張られ いることが特に好ましい。前記伸縮性生地 、シューズの長さ方向において10~40%の引張 で引っ張られており、シューズの幅方向に いて0~30%の引張率で引っ張られていること より、アッパーのさらに伸びる力と縮む力 バランスが良好になる。それゆえ、より効 的に、ランニングなどの運動時に足が屈曲 た時に、シューズのアッパーにおける皺の 生を小さくして、シューズと足のフィット を高めることができる。なお、前記伸縮性 地の引張率は、前記シューズのアッパーの 々な部位において均一であってもよく、異 っていてもよい。

 ここで、「引張率」は、引っ張られてい 程度を示すものである。具体的には、シュ ズの長さ方向の場合は、引っ張られた状態 前記伸縮性生地の足長方向の長さをL1とし 引っ張られていない状態の前記伸縮性生地 足長方向の長さをL2とした場合、一般式(1)引 張率(%)={(L1-L2)/L1}×100により求める。同様に、 シューズの幅方向の引張率は、引っ張られた 状態の前記伸縮性生地の足幅方向の幅をW1と 、引っ張られていない状態の前記伸縮性生 の足幅方向の幅をW2とした場合、一般式(2) 張率(%)={(W1-W2)/W1}×100により求める。なお、 記引っ張られていない状態とは、本発明の ューズの引っ張られた状態の伸縮性生地に ッターなどで切り込みを入れた状態をいう

 また、前記伸縮性生地は、JIS L 1018の規 により測定した5cm幅当たり、荷重20N(2041g)の 時の引張伸び率が、足の長さ方向において30~ 200%であり、足の幅方向において5~100%である とが好ましい。前記伸縮性生地の引張伸び が足の長さ方向において30~200%、足の幅方向 おいて5~100%であることにより、より効果的 、ランニングなどの運動時に足が屈曲した 、シューズのアッパーにおける皺の発生を さくして、シューズと足のフィット感を高 ることができる。また、シューズの前足部 ホールド性の点から、前記伸縮性生地は足 幅方向より足の長さ方向によく伸びること 好ましい。本発明において、JIS L 1018の規 による引張伸び率の測定は、具体的には、 かみ間の距離が20cm、引張り速度が20cm/分の 件下で行う。

 また、前記伸縮性生地としては、特に制 されず、例えばそれ自体伸縮性を有する経 地、丸編地、横編地などの編地などが挙げ れ、軽量性、通気性、及び耐久性が優れる いう点からダブルラッセル経編地が好まし 。また、前記伸縮性生地は、伸縮性を有す 人工皮革、合成皮革、及び合成ゴム(ポリク ロロプレンゴム)などを含む。

 また、前記伸縮性生地の製造に用いる繊 としては、特に制限されず、例えばポリウ タン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊 、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、弾 ポリウレタン繊維、弾性ポリエステル繊維 弾性ポリアミド繊維及びそれらの混合繊維 どが挙げられる。また、耐久性の点から、 リエステル繊維やポリエステル繊維を含む 合繊維が好ましく、伸縮性の点から、弾性 リウレタン繊維や弾性ポリウレタン繊維を む混合繊維が好ましい。

 前記ダブルラッセル経編地とは、表面と 面の各基布と、各基布間を連結する連結糸 構成される3層構造の経編地をいう。前記ダ ブルラッセル経編地は、ダブルニードル列経 編機により、一方面の基布はジャカード制御 され、非メッシュ構造部分とメッシュ構造部 分とを含む個別制御された変化組織として編 成され、他方の面の基布は一様な非メッシュ 構造に編成されていることが好ましい。また 、他方の面は、同一組織であってもよいし、 別組織であってもよい。前記ダブルラッセル 経編地の製造に用いる経編機は、ドイツ国の マイヤー社(日本法人の日本マイヤーも含む )によって市販されている。

 前記ダブルラッセル経編地の裏面及び表 を構成する糸並びに表面と裏面をつなぐ連 糸としては、特に制限されず、例えばポリ レタン糸、ポリエステル糸、ナイロン糸、 リプロピレン糸、アクリル糸、弾性ポリウ タン糸、弾性ポリエステル糸、弾性ポリア ド糸などが挙げられ、耐久性の点からポリ ステル糸が好ましく、ポリエチレンテレフ レート糸が特に好ましい。また、伸縮性の から、前記ダブルラッセル経編地の裏面を 成する糸は、ポリエステル糸と弾性ポリウ タン糸の引き揃え糸、又は弾性ポリウレタ 糸をポリエステル糸で被覆したカバーリン ヤーンであることが好ましい。

 前記アッパーは、前記伸縮性生地を用い ものであればよく、一方の面が非メッシュ 造であり、他方の面がメッシュ構造を含む が好ましく、美観や通気性の点から、前記 ッシュ構造を含む面を表面に用いることが に好ましい。また、前記アッパーは、全体 前記伸縮性生地を用いてもよく、足の前足 、足の前足部の先端部又は足の指の付け根 位に対応する一部のみに前記伸縮性生地を いてもよい。

 本発明の伸縮性生地をアッパーに用いる ューズの製造方法は、特に制限されないが 例えば、ソールのサイズより小さいサイズ ラストをベースとしてアッパーパターンを 製する工程と、前記アッパーパターンをソ ルのサイズに合致するラストに拡張して嵌 込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状態 アッパーを作製する工程と、前記伸縮性生 が引っ張られた状態のアッパーとソールと 一体化する工程とを含むことが好ましい。

 前記ソールより小さいサイズのラストと ールのサイズの差は、1~5cmであることが好 しい。前記ソールより小さいサイズのラス とソールのサイズの差が1cm未満の場合は、 ンニングなどの運動の動作時にシューズの ッパーに生じる歪みを充分に吸収できず、 ューズのアッパーにおける皺の発生を有効 解消できない傾向がある。また、前記ソー より小さいサイズのラストとソールのサイ の差が5cmを越えると、シューズの製造時の 強材などとの縫い合わせが困難になる傾向 ある。

 前記アッパーの製法としては、特に制限 れず、例えば通常の袋縫い製法、トレジャ 製法、吊り込み製法などが挙げられる。ま 、前記アッパーとソールとを一体化する方 も、特に制限されず、例えば通常のセメン ッド式製法などによる一体化が挙げられる

 また、前記本発明のシューズの爪先部、 部、ハトメ部を、それぞれ人工皮革を用い 補強した方が好ましい。補強することによ て、シューズの形状を保ち、ホールド性を つことができる。このうち踵部分は、真に 量化を求める場合は、補強はなくてもよい また、必要に応じて、シューズのアッパー 表面に装飾を施してもよい。

 以下、実施例及び図面に基づいて本発明 シューズ及びその製造方法を具体的に説明 るが、本発明はこれらに限定されない。図1 は本発明の実施例1のシューズの側面図であ 。図2は足の指の付け根部位に対応するシュ ズの部位のアッパーに足長方向に対しほぼ 直に切れ込みを入れた場合の実施例1のシュ ーズの平面図である。図3は足の指の付け根 位に対応するシューズの部位のアッパーに 長方向に対しほぼ垂直に切り込みを入れた 合の比較例1のシューズの平面図である。図4 Aは引張率の測定に用いた伸縮性生地片を示 本発明の実施例1のシューズの部分図である 図4Bは同図4Aのシューズの引張率の測定に用 いた伸縮性生地片に足長方向に対しほぼ垂直 に切り込みを入れた場合の本発明の実施例1 シューズの部分図である。図5は本発明の実 例1のシューズの製造工程の概略を示す説明 図である。図9は、本発明の実施例6のシュー の側面図である。図10は、JIS L 1018の規定 準じて測定した製造例2のダブルラッセル経 地の引張伸び率を示すグラフである。なお 図1~5において、同一機能を有する部分には 同一の符号を付している。

 (製造例1)
 表面を構成する糸としてポリエステルから るマルチフィラメント繊維糸(トータル繊度 :75dtex、フィラメント数:36本、混合割合:10質 %)とポリエステルからなるマルチフィラメン ト繊維糸(トータル繊度:75dtex、フィラメント :36本、混合割合:10質量%)との引き揃え糸(糸 :62g/m 2 )を使用した。また、裏面を構成する糸とし ポリエステルからなるマルチフィラメント 維糸(トータル繊度:75dtex、フィラメント数:36 本、混合割合:27質量%)と弾性ポリウレタンか なるモノフィラメント繊維糸(トータル繊度 :70dtex、フィラメント数:1本、混合割合:20質量 %)との引き揃え糸(糸量:103g/m 2 )を使用した。また、表面と裏面をつなぐ連 糸は、ポリエステルからなるモノフィラメ ト繊維糸(トータル繊度:30dtex、フィラメント 数:1本、混合割合:33質量%、糸量:147g/m 2 )を使用した。これらの糸を使用し、ダブル ッセル経編地を編成した。前記「混合割合 は、前記ダブルラッセル経編地における全 の糸を100質量%とした場合の質量%をいう。前 記ダブルラッセル経編地は、裏面は非メッシ ュの交編構造であり、表面はメッシュ構造部 分と非メッシュ構造部分を含むようにした。 編成したダブルラッセル経編地の厚さは3mmで あった。なお、前記ダブルラッセル経編地の 編成に用いた編み機のゲージは22ゲージ、編 全体の目付けは312g/m 2 であった。このダブルラッセル経編地を伸縮 性生地として用いた。また、JIS L 1018の規定 により、5cm幅当たり、荷重20Nの時の、前記ダ ブルラッセル経編地の引張伸び率を調べたと ころ、足の長さ方向の引張伸び率は57%であり 、足の幅方向の引張伸び率は33%であった。

 (製造例2)
 表面を構成する糸としてポリエステルから るマルチフィラメント繊維糸(トータル繊度 :150dtex、フィラメント数:48本、混合割合:37質 %)とナイロン糸(トータル繊度:200dtex、フィ メント数:24本、混合割合:3質量%)との引き揃 糸(糸量:160g/m 2 )を使用した。また、裏面を構成する糸とし ナイロン糸(トータル繊度:100dtex、フィラメ ト数:24本、混合割合:26質量%)と弾性ポリウレ タンからなるモノフィラメント繊維糸(トー ル繊度:140dtex、フィラメント数:1本、混合割 :13質量%)との引き揃え糸(糸量:157g/m 2 )を使用した。また、表面と裏面をつなぐ連 糸は、ポリエステルからなるモノフィラメ ト繊維糸(トータル繊度:30dtex、フィラメント 数:1本、混合割合:21質量%、糸量:84g/m 2 )を使用した。これらの糸を使用し、編地全 の目付けを401g/m 2 にした以外は、製造例1と同様にして、製造 2のダブルラッセル経編地を得た。また、JIS L 1018の規定により、5cm幅当たり、荷重20Nの の、製造例2のダブルラッセル経編地の引張 伸び率を調べ、その結果を図10に示した。図1 0から分かるように、足の長さ方向の引張伸 率は89%であり、足の幅方向の引張伸び率は28 %であった。

 (実施例1)
 製造例1で編成したダブルラッセル経編地を 伸縮性生地として用いて実施例1のシューズ 作製した。先ず、製造例1のダブルラッセル 編地を用い、24cmのラストをベースとして図 5Aに示すようなアッパーパターンを作製し、 製した。その後、前記アッパーパターンを 図5Bに示すように、27cmのラストに拡張して め込み、前記伸縮性生地が引っ張られた状 のアッパー2を作製した。続いて前記伸縮性 生地が引っ張られた状態のアッパー2の底面 び図5Cに示している27cmのソール3の上面に接 剤を塗布した。その後、図5Dに示すように 接着剤が塗布された前記アッパー2の底面と 記ソール3の上面を合わせて圧着により一体 化し、図1に示すシューズと同様のシューズ 作製した。なお、アッパーパターンを作製 る際、通常のシューズのアッパーの作製と 様、シューズのデザインに従い、爪先部、 部、及びハトメ部などの補強部を設けた。

 (実施例2)
 22.5cmのラストをベースとしてアッパーパタ ンを作製した以外は、実施例1と同様にして 実施例2のシューズを作製した。

 (実施例3)
 25.5cmのラストをベースとしてアッパーパタ ンを作製した以外は、実施例1と同様にして 実施例3のシューズを作製した。

 (実施例4)
 JIS L 1018の規定により測定した、5cm幅当た 、荷重20Nの時の引張伸び率が、足の長さ方 において57%であり、足の幅方向において7% ある伸縮性生地を用い、長さ方向は24cm、幅 向は27cmのラストをベースとしてアッパーパ ターンを作製した以外は、実施例1と同様に て実施例4のシューズを作製した。

 (実施例5)
 JIS L 1018の規定により測定した、5cm幅当た 、荷重20Nの時の引張伸び率が、足の長さ方 において57%であり、足の幅方向において57% ある伸縮性生地を用い、長さ方向は24cm、幅 方向は22cmのラストをベースとしてアッパー ターンを作製した以外は、実施例1と同様に て実施例5のシューズを作製した。

 (実施例6)
 製造例2で編成したダブルラッセル経編地を 伸縮性生地として用いて実施例6のシューズ 作製した。長さ方向は22cm、幅方向は27cmのラ ストをベースとしてアッパーパターンを作製 した以外は、実施例1と同様にして実施例6の ューズを作製した。なお、実施例6において は、シューズの前足部の先端部14のみに伸縮 生地を用いており、他の部分は非伸縮性生 を用いた。

 (比較例1)
 製造例1で編成したダブルラッセル経編地を 伸縮性生地として用い、サイズが27cmの比較 1のシューズを作製した。27cmのラストをベー スとしてアッパーパターンを作製した以外は 、実施例1と同様にして、比較例1のシューズ 作製した。

 足の指の付け根部位12に対応するシュー の部位13のアッパーに足長方向に対しほぼ垂 直に切り込みを入れた場合の実施例1のシュ ズ及び比較例1のシューズを、それぞれ図2及 び図3に示した。図2及び図3から、前記切り込 みを入れた比較例1のシューズの部位13のアッ パーには開きが無いのに対し、前記切り込み を入れた実施例1のシューズの部位13のアッパ ーには5mmぐらいの開きがあることが分る。同 様に、実施例2~5のシューズの部位13のアッパ に切り込みを入れると、それぞれ、5.5mm、4. 5mm、5mm、5mmぐらいの開きがあった。これは、 実施例1~5のシューズにおいて、アッパーの伸 縮性生地が引っ張られていることを示す。

 (引張率の測定)
 図4Aに示しているように、実施例1のシュー の前足部11の先端部のアッパーから、長さ40 mm(L1)、幅20mm(W1)の伸縮性生地片4、即ち引っ張 られた状態の伸縮性生地4をカットした。そ 後、図4Bに示している、カットした後の引っ 張られていない状態の伸縮性生地片7の長さ(L 2)及び幅(W2)を測定した結果、それぞれ35mm、19 mmであった。上記の一般式(1)引張率(%)={(L1-L2)/ L1}×100により求めた結果、実施例1のシューズ の前足部11の先端部の伸縮性生地のシューズ 長さ方向における引張率は13%であった。同 く、上記の一般式(2)引張率(%)={(W1-W2)/W1}×100 より求めた結果、実施例1のシューズの前足 部11の先端部の伸縮性生地のシューズの幅方 における引張率は5%であった。

 また、図4Aに示しているように、実施例1 シューズの前足部11の外側部のアッパーか 、長さ40mm(L1)、幅20mm(W1)の引っ張られた状態 伸縮性生地5をカットした。その後、図4Bに している、カットした後の引っ張られてい い状態の伸縮性生地片8の長さ及び幅を測定 した結果、それぞれ35mm(L2)、19mm(W2)であった 即ち、実施例1のシューズの前足部11の外側 の伸縮性生地のシューズの長さ方向におけ 引張率は13%であり、シューズの幅方向にお る引張率は5%であった。

 また、図4Aに示しているように、実施例1 シューズの前足部11の内側部のアッパーか 、長さ40mm(L1)、幅20mm(W1)の引っ張られた状態 伸縮性生地6をカットした。その後、図4Bに している、カットした後の引っ張られてい い状態の伸縮性生地片9の長さ及び幅を測定 した結果、それぞれ35mm(L2)、19mm(W2)であった 即ち、実施例1のシューズの前足部11の内側 の伸縮性生地のシューズの長さ方向におけ 引張率は13%であり、シューズの幅方向にお る引張率は5%であった。

 同様に、実施例2~5のシューズのアッパー おける伸縮性生地の引張率を測定した。そ 結果、実施例2~5のシューズの前足部11の先 部の伸縮性生地のシューズの長さ方向にお る引張率は、それぞれ、15%、10%、13%、13%で り、シューズの幅方向における引張率は、 れぞれ、8%、3%、0%、15%であった。また、実 例2~5のシューズの前足部11の外側部の伸縮性 生地のシューズの長さ方向における引張率は 、それぞれ、15%、10%、13%、13%であり、シュー ズの幅方向における引張率は、それぞれ、8% 3%、0%、15%であった。また、実施例2~5のシュ ーズの前足部11の内側部の伸縮性生地のシュ ズの長さ方向における引張率は、それぞれ 15%、10%、13%、13%であり、シューズの幅方向 おける引張率は、それぞれ、8%、3%、0%、15% あった。

 以上から分るように、実施例1~5のシュー において、測定したいずれの部位において 、伸縮性生地は同じ引張率で引っ張られて た。

 また、同様に、実施例6のシューズのアッ パーにおける伸縮性生地の引張率を測定した 。その結果、実施例6のシューズの前足部の 端部14の伸縮性生地のシューズの長さ方向に おける引張率は、16.7%であり、シューズの幅 向における引張率は0%であった。なお、実 例6のシューズにおいては、シューズの前足 の先端部14を除く部分には非伸縮性生地を いたため、シューズの前足部の先端部の生 のみが引っ張れている状態となる。

 (着用テスト)
 実施例1及び比較例1のシューズを着用した 験者を時速10kmで約1分間ランニングさせ、そ の際のシューズのアッパーの皺の程度、及び 足とのフィット感などを下記の基準で評価し 、その結果を下記表1に示した。被験者は、 れぞれ10名とした。

 〈皺の程度〉
 前記ランニング時のシューズのアッパーを 速度カメラで撮影し、シューズのアッパー 発生する皺の程度を観察し、評価した。
 A  皺の発生が小さい
 B  皺の発生が大きい

 〈フィット感〉
 足全体のフィット感及び足の各部位のフィ ト感を比較例1のシューズを基準に一対比較 法により5段階で評価した。
 5  良い
 4  やや良い
 3  同等
 2  やや悪い
 1  悪い

 表1から分るように、ランニング時に足が 屈曲した際、比較例1のシューズにおいては シューズのアッパーの皺の発生が大きく、 ューズと足のフィット感がよくないが、実 例1のシューズにおいては、シューズのアッ ーの皺の発生が小さく、シューズと足のフ ット感が高まっていた。特に、シューズと の前足部のフィット感が高まっていた。ま 、踵のラウンド形状が綺麗に出ることによ 、踵部のフィット感も高まっていた。これ 、実施例1のシューズのアッパーにおいて、 伸縮性生地が引っ張られているからである。 それゆえ、ランニングなどの運動時に足が屈 曲した時に、伸縮性生地が縮むことでアッパ ーが足に追従し、アッパーの皺の発生が小さ くなり、シューズと足のフィット感が高まる と思われる。

 同じく、実施例2~5のシューズにおいても ランニングなどの運動時に足が屈曲した際 シューズのアッパーの皺の発生が小さく、 ューズと足のフィット感が高まっていた。 らに、シューズの幅方向の引張率が0%であ 実施例4のシューズにおいては、シューズの 方向のホールド性が優れていた。さらに、 ューズの幅方向の引張率が15%である実施例5 のシューズにおいては、着用した時のスリム 感が向上し、美観が良好であった。

 同じく、シューズの前足部の先端部のみ 伸縮性生地を用いた実施例6のシューズにお いても、ランニングなどの運動時に足が屈曲 した際、シューズのアッパーの皺の発生が小 さく、シューズと足のフィット感が高まって おり、シューズの幅方向のホールド性にも優 れていた。

 また、実施例1~6のシューズは、幅広や甲 などの足のサイズの個人差に幅広く対応で 、さらに、アッパーのダブツキを抑え、足 スリムに見えるうえ美観にも優れていた。

 本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で 上記以外の形態としても実施が可能である 本出願に開示された実施形態は一例であっ 、これらに限定はされない。本発明の範囲 、上述の明細書の記載よりも、添付されて る請求の範囲の記載を優先して解釈され、 求の範囲と均等の範囲内での全ての変更は 請求の範囲に含まれるものである。

 本発明は、ランニングシューズ、ウォー ングシューズ、競技用シューズ、例えばバ ーボール用シューズ、バスケットボール用 ューズなどの様々な運動シューズに利用す ことができる。また、レジャー用シューズ しても利用することができる。

符号の説明

 1 シューズ
 2 アッパー
 3 ソール
 4、5、6、7、8、9 引張率の測定に用いた伸 性生地片
 11 シューズの前足部
 12 足の指の付け根部位
 13 足の指の付け根部位に対応するシューズ の部位
 14 シューズの前足部の先端部
 20 歪み又は縮みの程度を示す度合




 
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