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Patent Searching and Data


Title:
SIM ADAPTER AND SIM CARD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/075023
Kind Code:
A1
Abstract:
In an IC card, technology for making extendibility of memory capacity large and giving memory capacity and cost burden, which are adjusted to a request of a user, is provided. An SIM adapter (101) is provided with a top plate (104) covering a recess lack part. When a memory card (103) is not inserted, the top plate (104) is positioned in first height. When the memory card (103) is inserted, a part of the top plate (104) is engaged with a part of the SIM adapter (101) and is restrained to second height higher than first height. A top plate for fixing the memory card at the time of inserting the memory card is inserted into the SIM adapter, a part of the top plate is engaged with a part of the SIM adapter when the memory card is inserted and the top plate is restrained. A top plate for fixing the memory card at the time of inserting the memory card is inserted into the SIM adapter, and a terminal piece which is brought into contact with a terminal of the SIM adapter and a terminal of the memory card and electrically connect them at the time of inserting the memory card is installed in the top plate.

Inventors:
NISHIZAWA HIROTAKA (JP)
IWASAKI HIRONORI (JP)
KOIKE HIDEO (JP)
OSAKO JUNICHIRO (JP)
WADA TAMAKI (JP)
TOTSUKA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/073811
Publication Date:
June 18, 2009
Filing Date:
December 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
RENESAS TECH CORP (JP)
NISHIZAWA HIROTAKA (JP)
IWASAKI HIRONORI (JP)
KOIKE HIDEO (JP)
OSAKO JUNICHIRO (JP)
WADA TAMAKI (JP)
TOTSUKA TAKASHI (JP)
International Classes:
G06K7/00; G06K7/10; G06K13/06; G06K19/07; G06K19/077; H01R31/06; H05K5/02
Foreign References:
JP2001307036A2001-11-02
JPH06195524A1994-07-15
JP2005322109A2005-11-17
Attorney, Agent or Firm:
TSUTSUI, Yamato (6th Floor Kokusai Chusei Kaikan,14, Gobancho,Chiyoda-ku, Tokyo 76, JP)
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Claims:
 セキュリティマイコン機能を有するセキュアICチップを搭載し、メモリカードが挿入される凹欠部を有するSIMアダプタであって、
 前記凹欠部を覆う天板を備え、
 前記天板は、
 前記メモリカードが挿入されていない時は第1の高さに位置し、
 前記メモリカードが挿入されている時は、前記天板の一部が前記SIMアダプタの一部と係合し、前記第1の高さよりも高い第2の高さに係止されることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項1記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板は、凸型の形状を有することを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項1記載のSIMアダプタにおいて、
 前記凹欠部の前記メモリカードの挿入側に突起が設けられ、
 前記突起により、前記天板が係止されていることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項1記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板は、金属製であることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項4記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板の少なくとも一部は、絶縁膜が被覆されていることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項4記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板は、SIMアダプタの本体基板GNDと電気的に接続されていることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項1記載のSIMアダプタにおいて、
 前記凹欠部に、前記メモリカードの端子と接触して電気的に接続するための端子片が設けられ、
 前記メモリカードが挿入されていない時、前記端子片が前記天板を押し上げ、
 前記SIMアダプタがSIMソケットに挿入された時、前記SIMソケットにより前記天板が押し下げられ、前記端子片の付勢力が前記天板に働くことを特徴とするSIMアダプタ。
 セキュリティマイコン機能を有するセキュアICチップを搭載し、メモリカードが挿入される凹欠部を有するSIMアダプタであって、
 前記メモリカード挿入時に前記メモリカードを覆うように設けられた天板が挿入され、前記天板の一部が前記SIMアダプタの一部と係合し、前記天板が係止されることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項8記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板の一部に孔が開けられており、
 前記SIMアダプタの一部に突起が設けられ、
 前記孔と前記突起が嵌合して前記天板が係止されることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項8記載のSIMアダプタにおいて、
 前記メモリカードが挿入されない時、前記天板および前記メモリカードの代わりに、前記凹欠部に板が挿入され、
 前記板の厚さは、前記板が挿入された時に、前記SIMアダプタの表面に凸部を形成しない厚さであることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項10記載のSIMアダプタにおいて、
 前記凹欠部に、前記メモリカードの端子と接触して電気的に接続するための端子片が設けられ、
 前記板は、前記板の挿入時に前記端子片と対向する部分に凹部を有することを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項8記載のSIMアダプタにおいて、
 前記凹欠部に、前記天板の挿入の有無を検出するためのスイッチが設けられていることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項8記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板は金属製であり、前記天板の少なくとも一部には、絶縁膜が被覆されていることを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項8記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板は、前記メモリカードが前記天板に挿入された時に、前記メモリカードが抜けるのを防止するためのバネを有することを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項8記載のSIMアダプタにおいて、
 前記天板は、前記メモリカードが前記天板に挿入された時に、前記メモリカードが落下するのを防止するためのつめを有することを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項8記載のSIMアダプタにおいて、
 前記凹欠部に、前記メモリカードの端子と接触して電気的に接続するための端子片が設けられ、
 前記端子片は、前記メモリカードの挿入側の一端が前記SIMカードに接着されていることを特徴とするSIMアダプタ。
 セキュリティマイコン機能を有するセキュアICチップを搭載し、メモリカードが挿入される凹欠部を有するSIMアダプタであって、
 前記メモリカード挿入時に前記メモリカードを覆うように設けられた天板が挿入され、
 前記天板には、前記メモリカード挿入時に、前記SIMアダプタの端子と前記メモリカードの端子の両方に接触してお互いを電気的に接続するための端子片が設けられていることを特徴とするSIMアダプタ。
 セキュリティマイコン機能を有するセキュアICチップを搭載し、複数の電極端子を有するカードが挿入される凹欠部を有するSIMアダプタであって、
 前記凹欠部には、前記カードの複数の電極端子とそれぞれ接続される複数の第1端子が設けられ、
 前記第1端子は、前記カード内の短距離無線通信機能に接続された電極端子と接続される無線用端子を含むことを特徴とするSIMアダプタ。
 請求項18記載のSIMアダプタにおいて、
 前記SIMアダプタは、携帯電話と接続される第2端子を有し、
 前記第2端子は、前記携帯電話のRFICに接続される端子を含むことを特徴とするSIMアダプタ。
 セキュリティマイコン機能を有するセキュアICチップを搭載し、カードが挿入される凹欠部を有するSIMアダプタと、
 前記凹欠部に挿入される、短距離無線通信機能を有するカードと、を有することを特徴とするSIMカード。
 前記短距離無線通信機能を有するカードは、
 短距離無線通信の処理を行うマイコンを有することを特徴とする請求項20記載のSIMカード。
Description:
SIMアダプタおよびSIMカード

 本発明は、SIMアダプタおよびSIMカードに し、特に、薄型メモリカードを分離可能に 載し、互換性を重視したICカード用SIMアダ タおよびSIMカードに関する。

 本発明者が検討した技術として、例えば ICカードにおいては、以下の技術が考えら る。

 例えば、ICカードの一種にSIMカード(Subscri ber Identity Module Card)と呼ばれるものがある SIMカードは、携帯電話機に差し込んで利用 の識別に使う、契約者情報を記録したICカー ドである。異なる方式の電話機であっても共 通のICカードを差し替えて使用することで、 話番号や課金情報をそのまま引き継いで使 するとことを可能にするものであり、GSMカ ドとしてGSM携帯電話機で実現されている。S IMカードの外形寸法は、15mm×25mm×0.76mmのID-000 ォーマットを使用している。すなわち、平 寸法が15mm×25mmであり、厚さが0.76mm程度であ る。表面にはISO/IEC7816-3の端子位置と機能の 格で定められる外部インターフェイス端子(I SO7816インターフェイス端子)が配列される。  なお、このようなICカードに関する技術とし は、例えば、特許文献1に記載される技術な どが挙げられる。

 特許文献1には、マイクロコンピュータと メモリカードコントローラとフラッシュメモ リとを有するICカードモジュールについて記 がある。このICカードモジュールは、カー 基板の一表面に、複数の第1の外部接続端子 複数の第2の外部接続端子とを露出し、第1 外部接続端子に接続するマイクロコンピュ タ、第2の外部接続端子に接続するメモリカ ドコントローラ、及びそのメモリカードコ トローラに接続するフラッシュメモリを有 る。カード基板の形状と第1の外部接続端子 の配置はETSI TS 102 221 V4.4.0(2001-10)のplug-in U ICC(Universal Integrated Circuit Card)の規格に準拠 れ、若しくは互換性を有する。第2の外部接 続端子は第1の外部接続端子の前記規格によ 端子配置の最小範囲の外に配置され、第1及 第2の外部接続端子は信号端子が電気的に分 離されている。これにより、SIMカードとの互 換性及び高速メモリアクセスへの対応を実現 している。

 また、非特許文献1には、一般的なスマート カードに関する技術の記載がある。  

特開2005-322109号公報 ラウクル・エフィング(W.Raukl & W.Effin g)著、「スマート・カード・ハンドブック(Sma rt Card Handbook)」、第2版、ウィリー(WILEY)、P.2 7-31

 ところで、前記のようなICカードの技術 ついて、本発明者が検討した結果、以下の うなことが明らかとなった。

 例えば、セキュアIC(SIC)には、EEPROM等の不 揮発性メモリが搭載されているが、利用の仕 方によっては、メモリ容量が不足する。メモ リ容量を拡張するため、特許文献1のように 張メモリとしてフラッシュメモリを搭載す ことも考えられるが、全ての利用者に対し 一律に固定化したメモリ容量のフラッシュ モリを搭載するのは、多大なコスト負担と る。フラッシュメモリ等の不揮発性の拡張 モリとして、メモリ容量の拡張性が大きく 利用者の要求に合わせたメモリ容量、コス 負担となるものであることが望ましい。

 また、メモリ領域のセキュリティ機能を 化、改竄防止機能の強化、および、異なる 状のICカードへの移植を可能とすることが まれる。

 そこで、本発明の目的は、ICカードにお て、メモリ容量の拡張性が大きく、利用者 要求に合わせたメモリ容量、コスト負担、 モリのセキュリティの確保、および、異な ICカードやホストへの移植性の拡大が可能と なることができる技術を提供することにある 。

 また、別の発明の目的は、ICカードにお て、メモリ以外の機能についても、利用者 要求に合わせて機能の拡張ができる技術を 供することにある。

 本発明の前記並びにその他の目的と新規 特徴は、本明細書の記述及び添付図面から らかになるであろう。

 本願において開示される多くの実施例の ち、代表的なものの概要を簡単に説明すれ 、次のとおりである。

 すなわち、代表的な実施例によるSIMアダ タは、セキュリティマイコン機能を有する キュアICチップを搭載し、メモリカードが 入される凹欠部を有するものである。このSI Mアダプタは、凹欠部を覆う天板を備え、天 は、メモリカードが挿入されていない時は 1の高さに位置し、メモリカードが挿入され いる時は、天板の一部がSIMアダプタの一部 係合し、第1の高さよりも高い第2の高さに 止される。

 また、他の実施例によるSIMアダプタには メモリカード挿入時にメモリカードを固定 るための天板が挿入され、メモリカード挿 時に天板の一部がSIMアダプタの一部と係合 、天板が係止される。

 また、他の実施例によるSIMアダプタには メモリカード挿入時にメモリカードを固定 るための天板が挿入され、天板には、メモ カード挿入時に、SIMアダプタの端子とメモ カードの端子の両方に接触してお互いを電 的に接続するための端子片が設けられてい 。

 また、別の実施例によるSIMアダプタの凹 部には、NFC(Near Field Communicationの略)機能を 有するカードが挿入される。

 本願において開示される多くの実施例の ち、上述した代表的なものによって得られ 効果を簡単に説明すれば、以下のとおりで る。

 ICカードにおいて、メモリ容量の拡張性 大きく、利用者の要求に合わせたメモリ容 、コスト負担となることが可能である。

 本願において開示される多くの実施例の ち、上述した代表的なものの別の実施例に って得られる効果を簡単に説明すれば、以 のとおりである。

 ICカードにおいて、利用者の要求に合わ て、NFC機能等の拡張が可能である。

本発明の実施の形態1によるSIMアダプタ の外形を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は右側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’ 切断面における断面図である。 本発明の実施の形態1によるSIMアダプタ の外形を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は右側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’ 切断面における断面図である。 本発明の実施の形態2によるSIMアダプタ の外形を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は右側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’ 切断面における断面図である。 本発明の実施の形態2によるSIMアダプタ の外形を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は右側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’ 切断面における断面図である。 本発明の実施の形態3によるSIMアダプタ の外形を示す図であり、(a)は天板の斜視図、 (b)はSIMアダプタの斜視図、(c)はメモリカード の斜視図、(d)はメモリカード挿入前のa-a’切 断面における断面図、(e)はメモリカード挿入 後のa-a’切断面における断面図である。 本発明の実施の形態4によるSIMアダプタ の外形を示す図であり、(a)はSIMアダプタの斜 視図、(b)及び(c)はメモリカード挿入前のa-a’ 切断における断面図、(d)はメモリカード挿入 後のa-a’切断面における断面図である。 本発明の実施の形態5によるSIMアダプタ の外形を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は右側面図、(d)は正面図である。 本発明の実施の形態5によるSIMアダプタ に挿入する前のメモリカードと天板を示す図 である。 本発明の実施の形態5によるSIMアダプタ に挿入する前のメモリカードと天板を示す図 である。 本発明の実施の形態5において、メモ カードと天板をSIMアダプタに挿入した後の 態を示す図である。 本発明の実施の形態5によるSIMアダプ の外形を示す図であり、(a)は底面図、(b)は 面図、(c)は右側面図、(d)は正面図である。 本発明の実施の形態5において、SIMア プタに挿入する前の天板を示す図である。 本発明の実施の形態5において、天板 SIMアダプタに挿入した後の状態を示す図で る。 本発明の実施の形態6によるSIMアダプ と天板の外形を示す斜視図であり、(a)はSIM ダプタ、(b)及び(c)はショート防止用の絶縁 ートを貼った天板を示す。 本発明の実施の形態7によるSIMアダプ と天板の外形を示す斜視図であり、(a)はSIM ダプタ、(b)はメモリカード挿入用の高さの い天板、(c)は高さの低い天板を示す。 本発明の実施の形態8によるSIMアダプ と天板の外形を示す斜視図であり、(a)はSIM ダプタに天板を挿入する前、(b)はSIMアダプ に天板を挿入した後を示す。 本発明の実施の形態9によるSIMアダプ とブランクカードの外形を示す斜視図であ 、(a)はブランクカードを表から見た図、(b) ブランクカードを裏から見た図、(c)はSIMア プタを示す。 本発明の実施の形態10によるSIMアダプ に挿入する前のメモリカードと天板の外形 示す図である。 (a)~(c)は、本発明の実施の形態11による SIMアダプタの端子片の構造を示す図である。 本発明の実施の形態12による天板の構 を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図 (c)は正面図、(d)はa-a’切断面による断面図 ある。 本発明の実施の形態13による天板の構 を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図 (c)は正面図である。 本発明の実施の形態14による天板の構 を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図 (c)は正面図である。 本発明の実施の形態15による天板の構 を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平面図 (c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切断面 おける断面図である。 本発明の実施の形態15による天板とSIM ダプタの構造を示す図であり、(a)は平面図 (b)はa-a’切断面における断面図である。 本発明の実施の形態16による天板の構 を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平面図 (c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切断面 おける断面図である。 本発明の実施の形態16による天板とSIM ダプタの構造を示す図であり、(a)は平面図 (b)はa-a’切断面における断面図である。 本発明の実施の形態17による天板の構 を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平面図 (c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切断面 おける断面図である。 本発明の実施の形態17による天板とSIM ダプタの構造を示す図であり、(a)は平面図 (b)はa-a’切断面における断面図である。 本発明の実施の形態18による天板の構 を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平面図 (c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切断面 おける断面図である。 本発明の実施の形態18による天板とSIM ダプタの構造を示す図であり、(a)は平面図 (b)はa-a’切断面における断面図である。 本発明の前提として検討した携帯端末 の構成を示すブロック図である。 図31のSIMカードの裏面の端子配置例(ISO 7816)を示す図である。 本発明の実施の形態19による携帯端末 構成を示すブロック図である。 図33のSIMアダプタの裏面の端子配置例( ISO7816及びSWP端子)を示す図である。 本発明の実施の形態20による携帯端末 構成を示すブロック図である。 図35のSIMアダプタの裏面の端子配置例( ISO7816及びアンテナ端子)を示す図である。 本発明の実施の形態21によるSIMアダプ の外形を示す図であり、(a)はSIMアダプタに 張カードを挿入する前の状態を示し、(b)は 板に拡張カードを装着した状態を示す。 本発明の前提として検討したSIMカード の端子割り当てを示す図である。 (a)は本発明の前提として検討したICカ ドの構成を示すブロック図、(b)は本発明の 施の形態1によるICカードの構成を示すブロ ク図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態1によるS IMアダプタの構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1によるSIMアダプ の外形を示す図であり、(a)は天板の斜視図 (b)はSIMアダプタの斜視図、(c)はメモリカー の斜視図、(d)はメモリカード挿入前のa-a’ 断面における断面図、(e)はメモリカード挿 後のa-a’切断面における断面図である。 本発明の実施の形態1によるSIMアダプ の結線例を示す図である。

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て詳細に説明する。なお、実施の形態を説 するための全図において、同一部材には原 として同一の符号を付し、その繰り返しの 明は省略する。

 (実施の形態1)
 図38は、本発明の前提として検討したSIMカ ドの端子割り当てを示す図である。

 図38に示すように、一般にSIMカードには ISO7816インターフェイス端子が、C1~C8の8個の 子が配置されており、ISO7816端子の割り当て は、C1がVCC(+電源)、C2がRES(リセット)、C3がCLK( クロック)、C4,C6,C8がRSV(リザーブ)、C5がVSS(グ ンド)、C7がI/O(入出力)である。ここで、リ ーブ端子は、USBインターフェイスの実現、MM C,シリアルインターフェイスの実現、または 非接触(コンタクトレスカード)機能の実現 の拡張端子として使用することができる。 お、図1等に示す本発明のSIMアダプタ101にも 様の端子が設けられている。

 図39(a)は、本発明の前提として検討したIC カードの構成を示すブロック図である。

 図39(a)に示すICカードは、前述の特許文献 1に記した従来の一体型SIMメモリ9301である。 のSIMメモリ9301は、セキュアIC/フラッシュメ モリコントローラ9302を搭載したICチップと、 フラッシュメモリ9303のICチップとから構成さ れる。また、SIMメモリ9301は、ISO/IEC7816-3の規 に準拠するISO7816インターフェイス端子C1~C8 介して、ISO7816I/F(インターフェイス)を有し おり、外部機器と接続される。

 図39(b)は、本発明の実施の形態1によるIC ードの構成を示すブロック図である。

 図39(b)に示すICカードは、セキュアIC/フラ ッシュメモリコントローラ9302のICチップを含 むSIMアダプタ101である。SIMアダプタ101は、前 述の従来の一体型SIMメモリ9301と同様に、ISO/I EC7816-3の規格に準拠するISO7816インターフェイ ス端子C1~C8を介して、ISO7816I/F9304を有してお 、外部機器と接続可能である。また、SIMア プタ101は、フラッシュカードI/F307を介して フラッシュメモリを含むフラッシュメモリ ード103に、カードを保持するスロットと電 的に信号を接続するコネクタ端子を介して 続可能となっている。すなわち、フラッシ メモリはフラッシュメモリカード103に含ま ており、このフラッシュメモリカード103はSI Mカードと物理的に分離可能となっており、SI Mアダプタ101により接続・分離が可能である ISO7816I/F9304とフラッシュカードI/F9307は、ス ートカードI/Fに準拠することも可能である

 また、フラッシュカードI/Fは既存のメモ カードI/Fとして用いることも可能である。

 図39(b)に示す本実施の形態1によるICカー の特徴は、以下のとおりである。

 フラッシュメモリカード103とSIMアダプタ1 01は物理的に分離できる。すなわち、コネク 機構を介して、分離または結合を繰り返し うことが可能である。つまり、フラッシュ モリカード103とSIMアダプタ101はリムーバブ である。

 図1及び図2は、本発明の実施の形態1によ SIMアダプタの外形を示す図であり、(a)は底 図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は正面 、(e)はa-a’切断面における断面図である。 1は、SIMアダプタ101のカードスロット(凹欠 )102に、microSD(商標)等のメモリカード(フラッ シュメモリカード)103が挿入された図を示し 図2は、メモリカード103が挿入されていない を示す。

 図40は、図1(a)におけるSIMアダプタ101のb-b 断面図を詳細に記した断面図である。図40(a )はメモリカード103が挿入される前の図、図40 (b)はメモリカード103が挿入された後の図であ る。

 配線層や配線基板等の基板9601上に、セキ ュアIC/フラッシュメモリコントローラ9302等 ICチップやコンデンサーや抵抗等の受動素子 ・能動素子等のチップ部品9801が搭載された ジュール領域9602と、半田付け又は溶接等に り接着されたコネクタ端子9606とがある。図 40では半田9611として示している。コネクタ端 子9606は、SIMアダプタ101の前面側のモジュー 領域9602と、反対側となるメモリカード挿入 との間に設けられている。

 図40(b)に示すように、SIMアダプタ101にメ リカード103が挿入された後は、SIMアダプタ10 1のコネクタ端子9606がフラッシュメモリカー 103のコネクタ端子9503と接触し、コネクタ端 子9606が基板9601側へ曲がり、電気的な接触確 性を確保している。

 図41は、SIMアダプタ101にメモリカード103 挿入される前の概観図を示す。

 SIMアダプタ101に設けられた端子106と、メ リカード103の裏面に設けられた端子1106(図41 でカードの表面からは見えないので破線で示 す)とが、カードを挿入すると接続される。

 また、図41の右下にはmicroSDの一般に知ら ている端子名を説明したものである。

 図42は、SIMアダプタ101の結線例を示す図 ある。

 SIMアダプタ101内には、セキュアIC/フラッ ュメモリコントローラ9302等のICチップや容 ・抵抗・コイル等の受動素子または能動素 等のチップ部品9801が搭載されている。なお 、セキュアIC/フラッシュメモリコントローラ 9302等のICチップは、1チップ又は複数チップ もよい。また、これらのICチップ9302やチッ 部品9801は、封止樹脂によって封止されてお 、その形状と強度を確保している。

 セキュアIC/フラッシュメモリコントローラ 、必ずしもセキュアマイコン機能を有
さず、プロトコル変換用のコントローラだけ でも可能な場合がある。また、メモリカード
にセキュアIC機能を搭載する場合は、コント ーラ無しの配線接続変換のみの場合も可能 ある。すなわち、端子変換アダプタになる とを意味する。

 SIMアダプタ101内において、ISO7816I/F9304用 複数のISO7816電極9605と、フラッシュカードI/F 9307用の複数のコネクタ端子9606とが、セキュ IC/フラッシュメモリコントローラ9302等のIC ップやチップ部品9801と結線されている。な お、チップ部品9801の配線は、省略している

 図42では、2層配線の例を示しているが、3 層以上の配線であってもよい。また、配線は 、金属フレームまたはプレスによる金属配線 リードフレームで形成してもよい。この金属 配線フレームは絶縁樹脂やインサートモール ド等で形成されている。

 ISO7816電極9605において、VCCはVCC電源端子 RESはリセット端子、CLKはクロック端子、RSV リザーブ端子、VSSはグランド端子、I/Oは入 力端子である。コネクタ端子606において、CM Dはコマンド端子、DAT0,DAT1,DAT2,DAT3はデータ入 力端子、CLKはクロック端子、VDDはVDD電源端 、VSSはグランド端子であり、基本的にマイ ロSDと互換性がある。また、リザーブ端子 、ETSI等の機能拡張端子として、所望の目的 応じて使用することが出来る。

 なお、セキュアIC/フラッシュメモリコン ローラ9302の実装は、ワイヤボンディング、 フリップチップ、基板埋め込み等で接続可能 である。また、拡張端子付きISOパッドに対応 してもよい。

 また、コネクタ端子9605の表面は、金メッ キ等で電気的接触性を確保することが望まし い。

 このように、フラッシュメモリカード103とS IMアダプタ101は物理的に分離で
きる。すなわち、コネクタ機構を介して、分 離または結合を繰り返し行うことが可能であ
る。つまり、フラッシュメモリカード103とSIM アダプタ101はリムーバブルにした。

 これにより、利用者の要求に応じて、メ リ容量の増減が可能となる。

 次に、本実施の形態のもう1つの特徴であ るSIMアダプタの厚さに比べ、メモリカードの 厚さの方が厚いことに対するSIMアダプタの構 成について説明する。

 図1(a)及び図2(a)に示すように、本実施の 態1によるSIMアダプタの一方の面には、カー スロット102を覆う可動の天板104が設けられ いる。天板104は凸型の形状を有している。 1(e)で見ると逆凸型の形状となっている。天 板104は、例えば0.1μm程度の厚さであり、薄さ や強度を考慮すると金属製が好ましいが、樹 脂など他の材質であってもよい。また、図1(b )及び図2(b)に示すように、SIMアダプタの一方 面には、ISO7816電極105が配置されている。ま た、四隅の1つには面取りがある。

 天板104は、メモリカード103が挿入されて ない時は、図2(d),(e)に示すように第1の高さ 位置する。

 ここで第1の高さとは、SIMアダプタ101とほ ぼ同じ高さ(厚さ)である。メモリカード103が 入されている時は、図1(d),(e)に示すように 板104の両端(挿入ガイド部107)がSIMアダプタ101 の一部(天板押さえ部108)と係合し、第1の高さ よりも高い第2の高さに係止される。図1に示 ように、メモリカード103が挿入される空間 あるカードスロット102に挿入されるとき、 モリカード103の厚さで天板104が押し上げら 、天板104の両端(挿入ガイド部107)とカード ロットの出っ張り(天板押さえ部108)が係合し 、天板104とメモリカード103が固定される。ま た、SIMアダプタ101のカードスロット102部分に は、メモリカード103と電気的に接続するため の端子片106が配置されている。端子片106は板 バネ状の構造をしており、その付勢力により 、メモリカード103が安定して固定される。図 2に示すように、メモリカード103がカードス ット102に挿入されていないときは、天板104 内側に下がり、SIMアダプタ101の一面が平ら なり、通常のSIMカードと同じ形状になる。 た、天板104があるため、端子片106が露出し いので、使用時の接触などによる損傷から 護される。

 SIMアダプタ101の外形寸法は、例えば、SIM ードと同じく、ETSI TS 102 221 V4.4.0(2001-10) plug-in UICC(Universal Integrated Circuit Card)の規 に準拠しており、15mm×25mm×0.76mmである。す わち、平面寸法が15mm×25mmであり、厚さが0.76 mm程度である。厚さについては、0.76mm±0.08mm 範囲で許容されており、0.84mm以下の厚さと ることができる。メモリカード103(microSD(商 ))の外形寸法は、SIMアダプタ101よりも小さく 、厚さは1.0mm程度であり、SIMアダプタ101の0.76 mmよりも厚い。

 SIMアダプタ101は、セキュリティマイコン 能を有するセキュアICチップを搭載してい 。メモリカード103をSIMアダプタ101に挿入し い場合には、通常のSIMカードとして動作さ ることができる。

 このように、SIMアダプタに上下に可動で る天板を設けることで、SIMアダプタより厚 メモリカードの挿入しても、天板で覆うこ ができる。

 また、メモリカードを挿入しないときも SIMアダプタの端子片106を天板で保護するこ ができる。

 (実施の形態2)
 図3及び図4は、本発明の実施の形態2によるS IMアダプタの外形を示す図であり、(a)は底面 、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は正面図 (e)はa-a’切断面における断面図である。図3 は、SIMアダプタ101aのカードスロット(凹欠部) 102aに、microSD(商標)等のメモリカード103が挿 された図を示し、図4は、メモリカード103が 入されていない図を示す。

 本実施の形態2によるSIMアダプタ101aは、 記実施の形態1のSIMアダプタ101と比較して、 板104aの幅が広くなっている。前記実施の形 態1の場合は、カードスロット102内に出っ張 (天板押さえ部)があり、天板押さえ部により 天板104が係止される構造となっていたが、本 実施の形態2の場合は、SIMアダプタ101の外側 出っ張り(天板押さえ部108a)があり、天板押 え部108aにより天板104aの挿入ガイド部107aが 止される構造となっている。このような構 により、前記実施の形態1と同様な効果が得 れる。

 さらに、本実施の形態2では、実施の形態 1に比べ、SIMアダプタのより広い面積を天板 覆うので、SIMアダプタの保護性が増す。

 他の部分の構造は、前記実施の形態1のSIM アダプタと同じであるので、説明を省略する 。

 (実施の形態3)
 図5は、本発明の実施の形態3によるSIMアダ タの外形を示す図であり、(a)は天板104bの斜 図、(b)はSIMアダプタ101bの斜視図、(c)はメモ リカード103の斜視図、(d)はメモリカード103挿 入前のa-a’切断面における断面図、(e)はメモ リカード103挿入後のa-a’切断面における断面 図である。

 本実施の形態3のSIMアダプタ101bでは、天 104bの両端(挿入ガイド部)にバネ501を設けて る。

 バネ501は、挿入ガイド部よりも図で上方 曲げられた板状のバネである。このバネ501 より、メモリカード103を挿入しないとき、 板104bが下がる機構となっている。天板104b 設けたバネ501が、メモリカード103が入って ないときは天板104bを下がるようにおさえる メモリカード103が入ると天板104bはモリカー ド103に押し上げられて上がり、バネ501は押し 縮められる。

 ここでは、バネを1つ設けた例を示したが 、複数設けてもよい。また、板状のバネを例 に示したが、らせん状のばね等、弾性体のも のを天板104bの両端(挿入ガイド部)上に取り付 けてもよい。

 また、天板104bを金属板で形成し、SIMアダ プタ101bの天板押さえ部503を同じく金属で形 してもよい。さらに、天板押さえ部503は、SI Mアダプタ101bの回路基板上のGND端子(図示せず )に、半田付けによりGNDに接続され、天板104b バネ501が接触することにより、天板104bをGND 電位とし、ノイズ、電磁波の不要輻射をおさ え、EMIの低減に用いてもよい。

 また、SIMアダプタ101bは、カードスロット102 のメモリカード103挿入側に突起502を有してい る。カードスロット102の幅が、天板104bがは 込まれる部分に比べ、カード挿入口近くを くすることで、突起502を形成している。こ 突起502により、カードスロット102の挿入口 ら天板104bが抜けるのが防止される。天板104b は上下に動くが、天板押さえ部503の突起が天 板のつばに当たる構造のため外れることはな く、同様に、突起502により抜け落ちることが ない構造となっている。
このように、本実施の形態では、上下に可動 式の天板であるにも関わらず、安定してSIMア ダプタにはめ込むことができる。

 (実施の形態4)
 本実施の形態4によるSIMアダプタは、メモリ カードが挿入されていないとき、天板が押さ れるとSIMアダプタの厚さまで下がるものであ る。

 図6は、本発明の実施の形態4によるSIMア プタの外形を示す図であり、(a)はSIMアダプ 101cの斜視図、(b)及び(c)はメモリカード103挿 前のa-a’切断面における断面図、(d)はメモ カード103挿入後のa-a’切断面における断面 である。図6(b)は天板104に負荷がかからない 状態を示し、図6(c)は天板104に上から負荷が かった状態を示す。

 図6(b)に示すように、本実施の形態4のSIM ダプタ101cは、メモリカード103が挿入されて ないとき、SIMアダプタ101cの端子片106cのバ の付勢力により、天板104が押し上げられて る。

 また、図6(c)に示すように、メモリカード 103が挿入されていないとき、SIMアダプタ101c SIMソケットに挿入されるなどして、本来のSI M厚さまで圧縮された場合、天板104により端 片106cが押し下げられて、本来の厚さとなる そのため、SIMソケットに搭載可能となる。 して、アダプタ101cがSIMソケットに挿入され ているとき、端子片106cのバネの復元力によ 、天板104を外側へ押し上げる力が働くため SIMソケットに安定して収まり、抜けが防止 れる。

 なお、実施の形態4で示したバネ501は図に おいて上向きの板バネであるが、下向きにす ることで、天板104を押し上げることもできる 。

 また、端子片106cと組み合わせても良い。

 (実施の形態5)
 本発明の実施の形態5によるSIMアダプタは、 取り外し可能な天板を高さの高いものと低い もの2種類用意したものである。高さの高い 板は、メモリカード挿入時に使用し、高さ 低い天板はメモリカードを挿入しないとき 使用する。

 図7は、本発明の実施の形態5によるSIMア プタの外形を示す図であり、(a)は底面図、(b )は平面図、(c)は右側面図、(d)は正面図であ 。図7は、SIMアダプタ101dのカードスロット( 欠部)102に、microSD(商標)等のメモリカード103 挿入された図を示す。

 図7(a)に示すように、本実施の形態5によ SIMアダプタの一方の面には、カードスロッ 102を覆う取り外し可能な天板104cがメモリカ ド103と一緒に差し込まれている。天板104cは 凸型の形状を有していて、メモリカード103を 収めるため高さが高くなっている。天板104c 、例えば0.1μm程度の厚さであり、薄さや強 を考慮すると金属製が好ましいが、樹脂な 他の材質であってもよい。また、図7(b)に示 ように、SIMアダプタ101dの一方の面には、ISO 7816電極105が配置されている。また、四隅の1 には面取りがある。

 図8及び図9は、SIMアダプタ101dに挿入する のメモリカード103と天板104cを示す図である 。図10は、メモリカード103と天板104cをSIMアダ プタ101dに挿入した後の状態を示す図である 図9に示すように、高さの高い天板104cにメモ リカード103を装着してから、それらをSIMアダ プタ101dに挿入する。SIMアダプタ101dのカード ロット102には、メモリカード103と電気的に 続するための端子片106が配置されている。 の端子片106は、挿入口側がSIMアダプタ101dに 半田付け、または接着しており、奥の方は開 放となっている。挿入口側を接着して低くす ることにより、メモリカード挿入時に、端子 片106がひっかかることがなくなり、端子片106 の損傷が回避される。

 図11は、本発明の実施の形態5によるSIMア プタの外形を示す図であり、(a)は底面図、( b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は正面図であ 。図11は、SIMアダプタ101dのカードスロット( 凹欠部)102に、メモリカード103が挿入されて ない場合の図を示す。

 図11(a)に示すように、本実施の形態5によ SIMアダプタの一方の面には、カードスロッ 102を覆う取り外し可能な天板104dが差し込ま れている。天板104dは凸型の形状を有してい 、天板104cよりも高さが低くなっている。天 104dを差し込むことにより、図11(a)に示す平 が平らになる。天板104dは、例えば0.1μm程度 の厚さであり、薄さや強度を考慮すると金属 製が好ましいが、樹脂など他の材質であって もよい。 

 図12は、SIMアダプタ101dに挿入する前の天 104dを示す図である。図13は、天板104dをSIMア ダプタ101dに挿入した後の状態を示す図であ 。

 SIMアダプタ101dにメモリカード103を搭載し ない場合は、SIMアダプタ101dの厚さと同一と る高さの低い天板104dで、カードスロット102 覆う。そして、天板104dにより、端子片106が 保護される。

 (実施の形態6)
 本実施の形態6は、前記実施の形態5で示し 、メモリカードを挿入しないときの高さの い天板に、ショート防止用の絶縁シートを ったものである。

 図14は、本発明の実施の形態6によるSIMア プタと天板の外形を示す斜視図であり、(a) SIMアダプタ、(b)及び(c)はショート防止用の 縁シートを貼った天板を示す。

 図14(b)に示すように、金属製の天板104dに 縁シート1401を裏から張ることで、天板104d SIMアダプタ101dに挿入したとき、端子片106と 接触を防ぎ、端子片106どうしの回路ショー を防ぐことが可能となる。

 また図14(c)に示すように、端子片106との 触を防ぐ絶縁シート1402を一部切り欠くこと 、特定の端子片同士を意図的にショートす 。メモリカードを挿入しない場合の天板の 類に応じて、絶縁シート1402の形状を変更す る。SIMアダプタ101d側で端子片のショートを 気的に検出し、これにより天板の種類を検 することが可能になる。そして、メモリカ ドの挿入/非挿入を電気的に検出できる。

 なお、本実施の形態6では、実施の形態5 おける2種類の取り外し可能な天板に適用し 場合について説明したが、実施の形態1~4に ける可動式の天板に適用することも可能で る。

 (実施の形態7)
 本実施の形態7は、前記実施の形態5で示し 2種類の天板に、天板の種類を検出するため 切り欠きを設けたものである。

 図15は、本発明の実施の形態7によるSIMア プタと天板の外形を示す斜視図であり、(a) SIMアダプタ、(b)はメモリカード挿入用の高 の高い天板、(c)は高さの低い天板を示す。

 例えば、図15(b)に示すように、メモリカ ドを搭載する天板104eには、切欠きを無しと る。図15(c)に示すように、メモリカードを 載しない天板104fには、切欠きありとする。S IMアダプタ101e上に天板が挿入された際に、切 り欠きが位置する場所に、検出スイッチ1501 設ける。そして、検出スイッチ1501で、切り きの有無を検出し、天板の種類を識別する したがって、メモリカード有り/無しの検出 などの動作を、天板を識別することで行うこ とができる。

 (実施の形態8)
 本実施の形態8は、前記実施の形態5で示し 2種類の天板に、抜け防止のためのラッチを けたものである。

 図16は、本発明の実施の形態8によるSIMア プタと天板の外形を示す斜視図であり、(a) SIMアダプタに天板を挿入する前、(b)はSIMア プタに天板を挿入した後を示す。

 図16に示すように、天板104gの挿入ガイド 分に切り欠き1601を設け、SIMアダプタ101f側 設けたバネ構造のラッチ1602にかみ合うこと 抜け防止機構とする。天板104gの押さえる金 属板の一部を天板104gに対して凸形に成型し ラッチの機能をもたせる。ラッチ1602におけ 凸形の大きさ、角度を調整することで、天 104gの保持力を調整できる。したがって、天 板104gの切り欠き(孔)1601とSIMアダプタ101fのラ チ(突起)1602が嵌合することにより、天板104g が係止され抜け落ち防止となる。なお、天板 104gは、一定以上の力を加えれば、SIMアダプ 101fから引き抜くことができる。

 (実施の形態9)
 本実施の形態9は、前記実施の形態5で示し メモリカードを挿入しないときの高さの低 天板の代わりに、メモリ機能を有さないブ ンクカードを挿入するものである。

 図17は、本発明の実施の形態9によるSIMア プタとブランクカードの外形を示す斜視図 あり、(a)はブランクカードを表から見た図 (b)はブランクカードを裏から見た図、(c)はS IMアダプタを示す。

 図17に示すように、SIMアダプタ101dにメモ カードを挿入しないとき、SIMアダプタの厚 と同一となるような、メモリ機能を有さな ブランクカード1701を挿入する。図17(a)に示 ように、ブランクカード1701の形状は凸状で あり、材質は樹脂など用いる。ブランクカー ド1701は、挿入時にSIMアダプタ101dの表面に凸 を形成しない厚さとする。ブランクカード1 701として厚くて硬い部品を用いることで、圧 迫などの外力に対する強度を上げ、破損が防 げる。すなわち、ブランクカード1701を天板 代わりに挿入することにより、メモリカー を挿入した時に比べ表面の凸が減り、メモ カード非挿入時でも、SIMアダプタの安定形 が保てる。

 また、SIMアダプタ101dには、メモリカード と接触して電気的に接続するための端子片106 が設けられている。図17(b)に示すように、ブ ンクカード1701の裏側において、端子片106と 対向する部分に凹状の端子片逃げ部1702を設 る。この端子片逃げ部により、端子片106の 傷が防止できる。

 (実施の形態10)
 本実施の形態10は、SIMアダプタの端子片部 に端子片ガイド溝を設け、その端子片ガイ 溝に端子片が埋まって端子片を保護するも である。

 図18は、SIMアダプタ101eに挿入する前のメ リカード103と天板104eの外形を示す図である 。

 図18に示すように、SIMアダプタ101eの端子 106aの部分に端子片ガイド溝1801を設ける。

 SIMアダプタ101eに設けた端子片106aは、一 をSIMアダプタ101eに固定され、SIMアダプタ101e の回路に接続し、もう一端は、メモリカード 103に押された際に変形しながら動き、メモリ カード103の端子と接触する。この際、端子片 ガイド溝1801は、端子片106aの移動をガイドし メモリカード103にぶつからないように端子 106aの先端が端子片ガイド溝1801に埋まる。 れにより、端子片の損傷が防止される。

 (実施の形態11)
 図19は、本発明の実施の形態11によるSIMアダ プタの端子片の構造を示す図である。図19(a), (b),(c)は、SIMアダプタの各端子片の形状比較 示す。

 SIMアダプタのカードスロットにメモリカ ドを挿入する際に、メモリカードが端子片 ひっかかって破壊するおそれがある。そこ 、端子片の損傷を防止するための形状を考 た。

 図19(a)の端子片106cは、メモリカード103の 入側の一端が解放、奥側の他端がSIMアダプ 101に接着されている。この形状では、端子 106cにメモリカード103がぶつかり、端子片106 cを変形、破壊してしまう恐れがある。

 図19(b)の端子片106dは、メモリカード103の 入側の一端がSIMアダプタ101に接着され、奥 の他端が解放となっている。この形状では 端子片106dの形状から、メモリカード103挿入 時にメモリカード103が端子片106dの斜面に自 に乗り上げる形である。バネ性を持つ端子 106dを押し下げながらメモリカード103が挿入 れ、メモリカード103の端子との接触が得ら る。

 図19(c)端子片106eは、ガイド溝1801に埋まる 構造となっている。この形状では、端子片106 eとぶつかることなくメモリカード103を挿入 ることができる。ガイド溝1801が端子片106eの 先端の動きをガイドし、メモリカード103の端 子との接触位置を保つ機能も得られる。

 (実施の形態12)
 図20は、本発明の実施の形態12による天板の 構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面 図、(c)は正面図、(d)はa-a’切断面による断面 図である。図20は、メモリカードが天板に装 された図を示す。

 図20(a)~(d)に示すように、天板104fの側面に 抜け防止バネ2001を設ける。また、メモリカ ド103の形状に合わせた逆挿し防止部2002を設 る。抜け防止バネ2001により、メモリカード 103が天板104fから抜け落ちるのを防ぐことが 能にな。また、逆挿し防止部2002により、メ リカード103を逆にして挿入してしまうこと 防ぐことが可能になる。

 なお、アダプタによっては、抜け防止バ もしくは逆挿し防止部の一方のみを設けて 良い。

 (実施の形態13)
 図21は、本発明の実施の形態13による天板の 構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面 図、(c)は正面図である。図21は、メモリカー が天板に装着された図を示す。

 図21(a)~(c)に示すように、天板104g内部に、 樹脂充填などにより、メモリカード形状に合 わせた内装部品2101を設ける。

 内装部品2101により、メモリカード103形状 の雌型となり、メモリカード103が天板104gに ったりと収まるため、メモリカード103の位 決めが容易になり、メモリカード103の逆挿 が防止される。

 (実施の形態14)
 本実施の形態14による天板は、前記実施の 態12の天板のつばの部分(挿入ガイド部)の一 を折り曲げてつめを設けて、メモリカード 落下を防止したものである。

 図22は、本発明の実施の形態14による天板 の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側 面図、(c)は正面図である。図22は、メモリカ ドが天板に装着された図を示す。

 図22(a)~(c)に示すように、天板104hの両端の つば(挿入ガイド部)の一部を内側(メモリカー ド側)に180度折り曲げて、天板つめ2202を設け 。

 天板つめ2201により、天板104hにメモリカ ド103を挿入した状態でメモリカード103の落 を防止することができる。

 (実施の形態15)
 図23は、本発明の実施の形態15による天板の 構造を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平面 図、(c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切断 面における断面図である。図23は、メモリカ ドが天板に装着された図を示す。図24は、 発明の実施の形態15による天板とSIMアダプタ の構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)はa-a ’切断面における断面図である。図24は、SIM ダプタ101fに天板104iを挿入した図である。

 図23(a)~(e)に示すように、天板104iのメモリ カード挿入奥側に端子片保持部材2301を接着 、端子片保持部材2301から端子側に向けてS字 バネ状の端子片106fを設ける。端子片保持部 2301には、樹脂等の絶縁物を使用する。 

 図24(a),(b)に示すように、SIMアダプタ101f上 の端子2401と天板104i上の端子片106fが接触する ことで、メモリカード103との電気的な接続が 実現する。SIMアダプタ101fには、その基板上 設けた平面形状の電極端子のみで、図5に示 た端子片部品106を搭載する必要がない。

 すなわち、天板104iに端子片106fを設け、SI Mアダプタには電極端子のみ設けることとす 。天板104iに設けた端子片106fは、メモリカー ド103の端子に接触するとともに、SIMアダプタ の端子2401にも接触する。メモリカード103の 子とSIMアダプタの端子を電気的に接続する めの端子片106fを天板104iに設けることにより 、SIMアダプタ側に端子片が不要となり、SIMア ダプタのコスト削減になる。

 (実施の形態16)
 本実施の形態16は、前記実施の形態15の変形 例である。

 図25は、本発明の実施の形態16による天板 の構造を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切 断面における断面図である。図25は、メモリ ードが天板に装着された図を示す。図26は 本発明の実施の形態16による天板とSIMアダプ タの構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は a-a’切断面における断面図である。図26は、S IMアダプタ101gに天板104jを挿入した図である

 図25(a)~(e)に示すように、天板104jの裏側に 端子片保持板2501を設け、端子片保持板2501上 S字バネ状の端子片106gを配置する。端子片 持板2501には、樹脂等の絶縁物を使用する。

 図26(a),(b)に示すように、SIMアダプタ101g上 の平面形状の電極端子2601と天板104j上の端子 106gが接触することで、メモリカード103との 電気的な接続が実現する。SIMアダプタ101gに 、その基板上に設けた電極端子のみで、端 片部品を搭載する必要がない。

 すなわち、天板104jの裏側に設けられた端 子片保持板2501上に端子片106gを配列し、SIMア プタには電極端子のみ設けることとする。 子片保持板2501上に設けた端子片106gは、メ リカード103の端子に接触するとともに、SIM ダプタの端子にも接触する。メモリカード10 3の端子とSIMアダプタの端子を電気的に接続 るための端子片106gを天板104gに設けることに より、SIMアダプタ側に端子片が不要となり、 SIMアダプタのコスト削減になる。

 (実施の形態17)
 本実施の形態17は、前記実施の形態16の変形 例である。

 図27は、本発明の実施の形態17による天板 の構造を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切 断面における断面図である。図27は、メモリ ードが天板に装着された図を示す。図28は 本発明の実施の形態17による天板とSIMアダプ タの構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は a-a’切断面における断面図である。図28は、S IMアダプタ101hに天板104kを挿入した図である

 図27(a)~(e)に示すように、天板104kの裏側に 端子片保持板2701を設け、端子片保持板2701上 U字バネ状の端子片106hを配置する。端子片 持板2701には、樹脂等の絶縁物を使用する。

 図28(a),(b)に示すように、SIMアダプタ101h上 の平面形状の電極端子2801と天板104k上の端子 106hが接触することで、メモリカード103との 電気的な接続が実現する。SIMアダプタ101hに 、その基板上に設けた電極端子のみで、端 片部品を搭載する必要がない。

 すなわち、天板104kの裏側に設けられた端 子片保持板2701上に端子片106hを配列し、SIMア プタ101hには電極端子のみ設けることとする 。端子片保持板2701上に設けた端子片106hは、 モリカード103の端子に接触するとともに、S IMアダプタ101hの端子にも接触する。メモリカ ード103の端子とSIMアダプタ101hの端子を電気 に接続するための端子片106hを天板104kに設け ることにより、SIMアダプタ側に端子片が不要 となり、SIMアダプタのコスト削減になる。

 (実施の形態18)
 本実施の形態18は、前記実施の形態16の変形 例である。

 図29は、本発明の実施の形態18による天板 の構造を示す図であり、(a)は底面図、(b)は平 面図、(c)は側面図、(d)は正面図、(e)はa-a’切 断面における断面図である。図29は、メモリ ードが天板に装着された図を示す。図30は 本発明の実施の形態18による天板とSIMアダプ タの構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は a-a’切断面における断面図である。図30は、S IMアダプタ101iに天板104mを挿入した図である

 図29(a)~(e)に示すように、天板104mの裏側に 端子片保持板2901を設け、端子片保持板2901上 V字バネ状の端子片106iを配置する。端子片 持板2901には、樹脂等の絶縁物を使用する。

 図30(a),(b)に示すように、SIMアダプタ101i上 の平面形状の電極端子3001と天板104m上の端子 106iが接触することで、メモリカード103との 電気的な接続が実現する。SIMアダプタ101iに 、その基板上に設けた電極端子のみで、端 片部品を搭載する必要がない。

 すなわち、天板104mの裏側に設けられた端 子片保持板2901上に端子片106iを配列し、SIMア プタ101iには電極端子のみ設けることとする 。端子片保持板2901上に設けた端子片106iは、 モリカード103の端子に接触するとともに、S IMアダプタ101iの端子にも接触する。メモリカ ード103の端子とSIMアダプタ101iの端子を電気 に接続するための端子片106iを天板104mに設け ることにより、SIMアダプタ側に端子片が不要 となり、SIMアダプタのコスト削減になる。

 (実施の形態19)
 本実施の形態19は、SIMアダプタにNFC(Near Fiel d Communicationの略:短距離無線通信)処理を行う マイコンを搭載したカードを挿入することで 、NFC機能を拡張するものである。

 図31は、本発明の前提として検討した携 端末の構成を示すブロック図である。図32は 、図31のSIMカードの裏面の端子配置例(ISO7816) 示す図である。

 本発明の前提として検討した携帯端末3101 は、例えば、SIM用セキュアマイコン3107を搭 したSIMカード3102、ベースバンドICほか端末 制御IC3103、NFC処理を行うNFC非接触ICカードマ イコン3104、高周波(Radio Frequency)信号等を処 する機能を有するRFIC(Radio Frequency Integrated  Circuit)3105、アンテナ3106などから構成されて る。SIMカード3102とベースバンドICほか端末 制御IC3103の間は、ISO7816I/Fで接続されており 非接触ICカードマイコン3104とRFIC3105の間は SWP(Single Wire Protocolの略)などの非接触カー の標準通信I/Fで接続されている。

 図31の構成では、NFCの機能として、非接 ICカードマイコン3104、RFIC3105、アンテナ3106 どは携帯端末3101上に実装され、機能拡張は きなかった。

 図33は、本発明の実施の形態19による携帯 端末の構成を示すブロック図である。図34は 図33のSIMアダプタの裏面の端子配置例(ISO7816 及びSWP端子)を示す図である。

 本実施の形態19による携帯端末3301は、例 ば、SIM用セキュアマイコン3307を搭載したSIM アダプタ3302、ベースバンドICほか端末の制御 IC3303、RFIC3101、アンテナ3306などから構成され ている。SIMアダプタ3302とベースバンドICほか 端末の制御IC3303の間は、ISO7816I/Fで接続され おり、SIMアダプタ3302とRFIC3101の間は、SWPな の非接触カードの標準通信I/Fで接続されて る。SIMアダプタ3302には、非接触ICカードマ コン3304を搭載したNFC機能を持つマイクロカ ド3308が挿入されている。

 図33に示すように、NFCの非接触ICカードマ イコンの機能を含み、非接触ICカードなどに われる短距離無線通信(NFC)の機能を持つ拡 カードをSIMアダプタに搭載することで、端 側に新たな増設用ソケットなどを準備する となく、自由に機能拡張できる。

 図41や図5と比較すれば、メモリカード103 NFC機能を持つマイクロカード(カード)3308に き換わったものである。

 また、図34に示すように、SIMアダプタ3302 裏面の端子配置において、ISO7816の空いてい る端子に、RFICI/F用の拡張機能端子としてSWP 子3401を設ける。

 SIMアダプタ3302にマイクロカード3308が挿 され、SIMアダプタ3302が携帯電話に接続され ことで、SWP端子3401と携帯端末3301のRFIC3305と が接続される。

 また、信号の流れで説明すると、非接触IC ードマイコン3104からの信号が、SIMアダプタ3 302に送られ、SIMアダプタ3302からSWP端子3401を し携帯端末3301のRFIC3305に送られることにな 。
なお、非接触ICカードマイコン3104からの信号 は、SIM用セキュアマイコン3107を介してSWP端 3401に送られても、SIM用セキュアマイコン3107 を介さなくて送られても良い。

 (実施の形態20)
 本実施の形態20は、前記実施の形態19の変形 例である。

 図35は、本発明の実施の形態20による携帯 端末の構成を示すブロック図である。図36は 図35のSIMアダプタの裏面の端子配置例(ISO7816 及びアンテナ端子)を示す図である。

 本実施の形態20による携帯端末3501は、例 ば、SIM用セキュアマイコン3507を搭載したSIM アダプタ3502、ベースバンドICほか端末の制御 IC3503、アンテナ3506などから構成されている SIMアダプタ3502とベースバンドICほか端末の 御IC3503の間は、ISO7816I/Fで接続されている。S IMアダプタ3502には、非接触ICカードマイコン3 504とRFIC3505を搭載したNFC機能を持つマイクロ ード3508が挿入されている。非接触ICカード イコン3504とRFIC3505の間は、SWPで接続されて る。

 図35に示すように、NFCの非接触ICカードマ イコン及びRFICの機能を含み、非接触ICカード などに使われる短距離無線通信(NFC)の機能を つ拡張カードをSIMアダプタに搭載すること 、端末側に新たな増設用ソケットなどを準 することなく、自由に機能拡張できる。ま 、図36に示すように、SIMアダプタ3502の裏面 端子配置において、ISO7816の空いている端子 に、RFICに接続する拡張機能端子としてアン ナ端子3601を設ける。

 なお、NFCの機能を搭載したカードがSIMア プタの厚みより薄いもしくは同程度の厚さ 場合、天板を使用しなくても良い。

 NFCの機能を搭載したカードがSIMアダプタ 厚みより厚い場合でも、とくに天板を使用 る必要がない場合は、無くても良い。

 (実施の形態21)
 本実施の形態21では、前記実施の形態19及び 20で説明したSIMアダプタと拡張カード(NFC機能 を持つマイクロカード)の構成例を示す。

 図37は、本発明の実施の形態21によるSIMア ダプタの外形を示す図であり、(a)はSIMアダプ タに拡張カードを挿入する前の状態を示し、 (b)は天板に拡張カードを装着した状態を裏面 から見たものである。

 図37(a)に示すように、SIMアダプタ3502のカ ドスロットに、拡張カードと接続するため 端子片(端子)106jとNFCのための拡張端子片(端 子)106kを配置する。そして、拡張カードとし NFC機能を持つマイクロカード3508を天板104n 装着してSIMアダプタ3502に挿入する。

 図37(b)に示すように、NFC機能を持つマイ ロカード3508には、端子片106j,106kと接触して 気的に接続するためのメモリカード端子(電 極端子)3701とNFC機能拡張端子(電極端子)3702が 置されている。

 SIMアダプタ3502に、NFCの機能を持たせたマ イクロカード3508を天板104nに装着して挿入す ことにより、Plug-in-SIMがNFC機能拡張できる

 マイクロカード3508は天板104nに装着して らSIMアダプタ3502に挿入してもよいし、SIMア プタ3502にマイクロカード3508を押さえる天 を設けてもよい。

 SIMアダプタ3502に挿入するマイクロカード 3508は、標準のメモリカードにNFCのチップも わせて搭載し、メモリカードの端子にNFCに 要な端子を追加拡張することで実現しても いし、NFCの機能のみを独自の外形と端子に りカード化してもよい。NFCに必要な機能に り、また端子数を最小にすることで、小型 、薄型化し、SIMアダプタに搭載した場合で 、標準のPlug-in-SIMのサイズとなるカードで実 現してもよい。

 NFCの機能を搭載したカードがSIMアダプタ 厚みより薄いもしくは同程度の厚さの場合 天板を使用しなくても良い。

 NFCの機能を搭載したカードがSIMアダプタ 厚みより厚い場合でも、とくに天板を使用 る必要がない場合は、無くても良い。

 また、実施の形態19~21では、SIMアダプタ 挿入されるマイクロカード等のカードに非 触ICカードマイコン等を搭載したが、マイク ロカード等の厚みやコストの問題で、SIMアダ プタ側に搭載しても良い。

 これにより、lマイクロカードをSIMアダプ タに挿入しない場合でも、NFCの機能を利用で きることになる。

 また、コストや利用者の要求によっては SIMアダプタとマイクロカードの構成ではな 、アダプタを有しないSIMカードにNFCの機能 を入れても良い。

 この場合、アダプタにマイクロカード等 挿入しなくても良くなり、カード内の接続 安定化する。

 なお、前記実施の形態1~21をそれぞれ適宜 組み合わせてもよい。

 また、各実施の形態の一部分のみを取り し、適宜組み合わせても良い。

 さらに、SIMアダプタにSIMカードより小さ カードを挿入することで、メモリ容量の増 やNFC機能の拡張の例を示した。

 しかし、小さなカードを挿入することで の他の機能、例えば演算機能等の拡張を図 ても良い。

 つまり、SIMアダプタに小さなカードを挿 することで新たな機能が得られれば良い。

 以上、本発明者によってなされた発明を の実施の形態に基づき具体的に説明したが 本発明は前記実施の形態に限定されるもの はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々 更可能であることはいうまでもない。

 例えば、複数種類の天板を用意し、異な 外形のメモリカードの外形差を天板により 収することで、複数種類のメモリカードをS IMアダプタに搭載することもできる。

 本発明は、ICカード、電子機器等の製造 において利用可能である。