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Patent Searching and Data


Title:
SIM CARD IC MODULE AND SIM CARD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/031323
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are an SIM card IC module having a small antenna gain change, and an SIM card. An SIM card (10) is provided with an IC module (11), which has a circuit section (18) wherein an electronic component (16) is mounted on a mounting surface (14A) of a substrate (14), and an antenna (20) connected to the circuit section (18); and a board-like base member (12) having a recessed section (22) for storing the circuit section (18). The antenna (20) is arranged parallel to the mounting surface (14A) and at a position shifted from the mounting surface (14A) by a prescribed dimension along the thickness direction of the substrate (14).

Inventors:
YOSHIKAWA YOSHISHIGE
MIYASHITA NORIHIRO
Application Number:
PCT/JP2008/002465
Publication Date:
March 12, 2009
Filing Date:
September 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
YOSHIKAWA YOSHISHIGE
MIYASHITA NORIHIRO
International Classes:
H01Q1/38; G06K19/07; G06K19/077; H01Q7/00
Foreign References:
JP2002203224A2002-07-19
JP2004056413A2004-02-19
JP2002236901A2002-08-23
JP2001344583A2001-12-14
JP2004295480A2004-10-21
JPH07115313A1995-05-02
JPH11205424A1999-07-30
JP2005204188A2005-07-28
JP2005157927A2005-06-16
JP2004355604A2004-12-16
JP2004139207A2004-05-13
Other References:
See also references of EP 2202844A4
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (7-13 Nishi-Shimbashi 1-chome,Minato-k, Tokyo 03, JP)
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Claims:
 基板と、
 前記基板の実装面に複数の電子部品が実装された回路部と、
 前記回路部に接続されたアンテナとを有し、
 板状に形成されたベース部材の凹部に収容されることによりSIMカードを構成するSIMカードのICモジュールであって、
 前記アンテナが、前記実装面に対して平行、かつ、前記実装面に対して前記基板の厚み方向に沿って所定寸法ずれた位置に配置されていることを特徴とするSIMカードのICモジュール。
 前記アンテナが、前記実装面に対して交差する面に沿って周回するとともに、前記実装面に対して略平行な水平部を有するループアンテナであることを特徴とする請求項1に記載のSIMカードのICモジュール。
 前記アンテナが、アンテナ基板と、前記アンテナ基板を厚み方向に貫通する一対のスルーホールと、前記スルーホールを連結する導体部とを有することを特徴とする請求項1に記載のSIMカードのICモジュール。
 前記基板を厚み方向に貫通するとともに前記スルーホールに導通可能な一対の基板スルーホールを有し、
 前記回路部が前記スルーホールおよび前記基板スルーホールを介して前記導体部に連結されていることを特徴とする請求項3に記載のSIMカードのICモジュール。
 外部アンテナに接続可能な外部アンテナ端子が前記基板に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のSIMカードのICモジュール。
 基板と、前記基板の実装面に複数の電子部品が実装された回路部とから成るICモジュールと、
 前記回路部を収容する凹部が設けられた板状のベース部材とを備えるSIMカードであって、
 前記回路部に接続されるとともに前記ICモジュールの表面に露出する端子部と、
 前記端子部に接続されるとともに、前記実装面に対して平行、かつ、前記実装面に対して前記基板の厚み方向に沿った所定寸法ずれた位置に配置されたアンテナとを有することを特徴とするSIMカード。
 導体が印刷されたプリント基板を有し、
 前記プリント基板を前記ベース部材における前記凹部が設けられている表面から、前記凹部が設けられていない裏面を経由して再び前記表面に戻るように配索することにより前記アンテナが形成されていることを特徴とする請求項6に記載のSIMカード。
 前記アンテナが、前記ベース部材に埋設されているとともに前記凹部に露出する接触部を有し、前記凹部に収容された前記ICモジュールの前記端子部が前記接触部に接触することを特徴とする請求項6に記載のSIMカード。
 前記アンテナが、前記凹部に沿う導体により形成されているとともに、前記凹部に収容された前記ICモジュールの前記端子部が前記導体に接触することを特徴とする請求項6に記載のSIMカード。
 外部アンテナに接続可能な外部アンテナ端子が前記ベース部材の表面に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のSIMカード。
Description:
SIMカードのICモジュールおよびSI Mカード

 本発明は、電子部品が実装された回路部 アンテナが接続されたSIMカードのICモジュ ル、このICモジュールを収容したSIMカードに 関する。

 従来のSIMカードは、カードを形成するベー 部材に凹部を形成し、凹部にICモジュール 組み込ませたものである。また、SIMカード アンテナを設けたものが提案されている。 のSIMカードは、接触、非接触の使用が可能 ため利便性に優れている。
 このSIMカードは、ベース部材の周縁に沿っ 、すなわち、ベース部材の面方向に沿って ンテナが配設され、このアンテナがICモジ ールに接続されている(例えば、特許文献1参 照)。

特開2004-139207号公報

 しかし、特許文献1のSIMカードは、ベース部 材の面方向に沿ってアンテナが配設されてい るので、使用状況によって利得変化が大きい という不都合があった。
 特に、カード表面に接して金属面が配置さ ると、金属面に励起される逆方向電流によ 利得が大きく低下するという問題がある。

 本発明は、前述した要望を満たすために されたもので、その目的は、アンテナの利 変化が小さいSIMカードのICモジュールおよ SIMカードを提供することにある。

 本発明のSIMカードのICモジュールは、基 と、前記基板の実装面に複数の電子部品が 装された回路部と、前記回路部に接続され アンテナとを有し、板状に形成されたベー 部材の凹部に収容されることによりSIMカー を構成するSIMカードのICモジュールであって 、前記アンテナが、前記実装面に対して平行 、かつ、前記実装面に対して前記基板の厚み 方向に沿って所定寸法ずれた位置に配置され ていることを特徴とする。

 ここで、アンテナは、実装面に対して立体 に配置された構造となっている。
 一般に、ループアンテナはループ長が波長 り十分に短い微小ループアンテナと呼ばれ ものであり、”磁流アンテナ”に分類され 。
 このループアンテナは、ループ軸がグラン 面や導体面に水平になるように配置された 合に利得の変化が非常に小さいという特性 有している。

 そこで、本発明のSIMカードのICモジュール おいて、アンテナを、実装面に対して平行 かつ、実装面に対して基板の厚み方向に沿 て所定寸法ずれた位置に配置した。
 これにより、金属面の近接等によるアンテ の利得変化を小さく抑えることができる。
 よって、例えば、SIMカードを携帯電話の中 挿入して使用する場合、携帯電話のどの位 に配置されても利得の変化を小さく抑える とができる。

 さらには、SIMカードを挿入した携帯電話で いわゆる「おサイフケータイ(登録商標)」 機能(無線通信によって携帯電話とリーダ装 を非接触で接続して決済を行う機能)を持た せようとした場合、携帯電話とリーダ装置と の間で通信をし、そのときの電波強度から距 離を検出して認証をおこなう。
 このときに、電波強度の変化を抑えて距離 正確に検出することができ、精度の高い認 性が得られる。

 また、本発明は、前記アンテナが、前記 装面に対して交差する面に沿って周回する ともに、前記実装面に対して略平行な水平 を有するループアンテナであることを特徴 する。

 実装面に対して交差する面に沿って周回 るループアンテナとし、実装面に対して略 行な水平部を有することで、アンテナの利 の変化を非常に小さく抑えることができる

 さらに、本発明は、前記アンテナが、ア テナ基板と、前記アンテナ基板を厚み方向 貫通する一対のスルーホールと、前記スル ホールを連結する導体部とを有することを 徴とする。

 プリント基板等のアンテナ基板の導体部を ンテナとして利用することで、高いパター 精度が得られるため、歩留まりが改善でき とともに調整を省略できる。
 ここで、「積層する」とは、プリント基板 製作時に積層する(つまり多層基板で構成す る)以外に、アンテナパターンを形成したプ ント基板を基板に実装する(半田で接続する) ことも含む。

 そして、本発明は、前記基板を厚み方向 貫通するとともに前記スルーホールに導通 能な一対の基板スルーホールを有し、前記 路部が前記スルーホールおよび前記基板ス ーホールを介して前記導体部に連結されて ることを特徴とする。

 このような本発明においては、回路部が ルーホールおよび基板スルーホールを介し 導体部に連結されているため、ループ面積 大きくすることができ、アンテナ利得を改 できる。

 また、本発明のSIMカードのICモジュール よびSIMカードは、外部アンテナに接続可能 外部アンテナ端子が前記基板に設けられて ることを特徴とする。

 外部アンテナは携帯電話の表面近くに配置 れており、SIMカードより大きな構造である め通信距離を大きく確保できる。
 また、外部アンテナに接続したときはSIMカ ド内蔵のループアンテナを切り離すことに り更に通信距離を伸ばすことができる。
 一方、切り離さないときは、外部アンテナ 内蔵アンテナに並列に接続されるため、通 距離は1/√2になるが、構成の簡略化が図れ 。

 さらに、本発明のSIMカードは、基板と、 記基板の実装面に複数の電子部品が実装さ た回路部とから成るICモジュールと、前記 路部を収容する凹部が設けられた板状のベ ス部材とを備えるSIMカードであって、前記 路部に接続されるとともに前記ICモジュール の表面に露出する端子部と、前記端子部に接 続されるとともに、前記実装面に対して平行 、かつ、前記実装面に対して前記基板の厚み 方向に沿った所定寸法ずれた位置に配置され たアンテナとを有することを特徴とする。

 ICモジュール側の端子部に接続可能とする とで、アンテナをICモジュールの外部や、ベ ース部材の外部に設けることができる。
 これにより、ICモジュールやベース部材の 計の自由度を高めることができる。

 また、本発明は、導体が印刷されたプリ ト基板を有し、前記プリント基板を前記ベ ス部材における前記凹部が設けられている 面から、前記凹部が設けられていない裏面 経由して再び前記表面に戻るように配索す ことにより前記アンテナが形成されている とを特徴とする。

 よって、アンテナをベース部材の外部に けることができるので、ICモジュールやベ ス部材の設計の自由度を高めることができ とともに、アンテナ形状を最大限に大きく き、利得が改善される。

 さらに、本発明は、前記アンテナが、前 ベース部材に埋設されているとともに前記 部に露出する接触部を有し、前記凹部に収 された前記ICモジュールの前記端子部が前 接触部に接触することを特徴とする。

 よって、アンテナをベース部材に設ける とができるので、ベース部材の設計の自由 を高めることができる。

 また、本発明は、前記アンテナが、前記 部に沿う導体により形成されているととも 、前記凹部に収容された前記ICモジュール 前記端子部が前記導体に接触することを特 とする。

 よって、アンテナをベース部材に設けるこ ができるので、ベース部材の設計の自由度 高めることができる。
 さらに、アンテナを導体で形成することで 高いパターン精度が得られるため、歩留ま が改善できるとともに調整を省略できる。
 加えて、導体を凹部に沿わせて設けること 、プリント基板を不要にでき、構成の簡素 が図れる。

 本発明のSIMカードのICモジュールおよびSI Mカードによれば、ループアンテナとし、実 面に対して略平行な水平部を有し、基板の さ方向に立体的な構造を持っているので、 ンテナの利得変化を小さく抑えることがで るという効果を有する。

本発明に係るSIMカード(第1実施形態)を す斜視図である。 第1実施形態のSIMカードを示す分解斜視 図である。 図1のA-A線断面図である。 第1実施形態のSIMカードに備えたアンテ ナを示す斜視図である。 本発明に係るSIMカード(第2実施形態)を す斜視図である。 第2実施形態のICモジュールを示す分解 視図である。 本発明に係るSIMカード(第3実施形態)を す斜視図である。 第3実施形態のSIMカードを示す分解斜視 図である。 本発明に係るSIMカード(第4実施形態)を す分解斜視図である。 本発明に係るSIMカード(第5実施形態)を 示す分解斜視図である。 本発明に係るSIMカード(第6実施形態)を 斜め上方から見た状態を示す分解斜視図であ る。 第6実施形態のSIMカードを斜め下方か 見た状態を示す分解斜視図である。 (A)は本発明に係るSIMカード(第7実施形 )を示す平面図、(B)は第7実施形態の変形例 示すSIMカードの平面図である。 (A)は本発明に係るSIMカード(第8実施形 )を示す分解斜視図、(B)は断面図である。

 以下、本発明の実施形態に係る入力装置に いて、図面を参照して説明する。
 図1~図3に示すように、本発明の第1実施形態 であるSIMカード10は、ICモジュール11と、ICモ ュール11が組み込まれた板状のベース部材12 とを備える。
 図2に示すように、ICモジュール11は、基板14 と、基板14の実装面14Aに複数の電子部品16が 装された回路部18と、回路部18に接続された ンテナ20とを有する。

 ベース部材12は、板状に形成されており、 のベース部材12には、回路部18を収容する凹 22が設けられている。
 凹部22は、基板14の実装面14Aにおける周縁14B を接着するための接着凹部23と、回路部18を 容する収容凹部24を有する。
 接着凹部23に基板14の周縁14Bを載せ、接着剤 で接着凹部23と周縁14Bとを接着することで、 ース部材12にICモジュール11が組み込まれて る。
 この状態で、回路部18が収容凹部24に収納さ れている。

 基板14の実装面14Aは、無線ICやマイコンICお びその周辺回路部品(電子部品)16が実装され る面である。
 基板14は、実装面14Aと反対側の露出面14Cに 数の電子部品16の端子17が露出している(図1 照)。

 アンテナ20は、基板14の露出面14Cに形成さ れるとともに回路部18に接続された第1アンテ ナ31と、第1アンテナ31に接続され、かつ、基 14の厚み方向に離れた部位を有する第2アン ナ32とからなる。

 第1アンテナ31は、一対の第1端子31A(図4参照) が実装面14Aから露出されている。
 図4に示すように、第2アンテナ32は、一対の 第1端子31Aにそれぞれ接続された一対の第2端 32Aと、一対の第2端子32Aからそれぞれ立ち上 げられた一対の脚部33と、一対の脚部33に亘 て設けられた水平部34とを有する金属部材で ある。
 水平部34は、実装面14Aに対して略平行に配 され、かつ、実装面14Aに対して基板14の厚み 方向に沿って所定寸法Hずれた位置に配置さ た立体構造を有している。

 水平部34を実装面14Aに対して所定寸法Hずれ 位置に配置することで、第2アンテナ32が、 対の第2端子32A、一対の脚部33および水平部3 4で略C字状に形成されている。
 よって、一対の第2端子32Aを一対の第1端子31 Aに接続することにより、第1アンテナ31およ 第2アンテナ32で、実装面14Aに対して交差す 面(想像線で示す面)36に沿って周回するルー アンテナが形成されている。
 そして、ループアンテナの両端より高周波 号が平衡給電される。

 アンテナ20をループアンテナとし、かつ、 平部34を実装面14Aに対して略平行に配設する ことで、アンテナ20をループアンテナにする とが可能になり、アンテナ20の利得変化を さく抑えることができる。
 平衡給電により、高周波電流がSIMカード10 アンテナ部以外に流れることを抑え、これ より携帯電話におけるSIMカード10の配置状態 に依存するアンテナ利得の変動が抑えられる 。

 さらに、第2アンテナ32を金属部材で構成す ことで、空芯コイル構造となるため、誘電 より寄生容量が小さくなりQ値を高められる ので、アンテナ利得を改善できる。
 加えて、水平部34を実装面14Aに対して所定 法Hずれた位置に配置することで、水平部34 下に電子部品を実装できるため小型化が図 る。

 このように、実装面14Aに対して平行なルー の軸(水平部34)を持ったループアンテナを構 成することにより、SIMカード10がバッテリー どの金属面に接触して配置されたときの利 低下を抑え、平衡給電することにより金属 から離れて配置されたときにSIMカード10全 に高周波信号が流れてアンテナ利得が上昇 ることを抑えている。
 これにより、SIMカード10の設置状態によら 、アンテナ利得をほぼ一定に保つことがで る。

 つぎに、第2実施形態~第7実施形態を図5~ 13に基づいて説明する。なお、第2実施形態~ 7実施形態において、第1実施形態のSIMカー 10と同一類似部材については同じ符号を付し て説明を省略する。

(第2実施形態)
 図5~図6に示す第2実施形態のSIMカード40は、 1実施形態の第2アンテナ32に代えて、第2ア テナ41を設けたもので、その構成は第1実施 態のSIMカード10と同じである。

 第2アンテナ41は、アンテナ基板42と、ア テナ基板42を厚み方向に貫通する一対のスル ーホール43と、スルーホール43を連結する導 部(水平部)45とを有する。アンテナ基板42は リント基板とされ、基板14の実装面14Aに積層 することにより第2アンテナ41を形成する。

 導体部45は、実装面14Aに対して略平行に 設され、かつ、実装面14Aに対して基板14の厚 み方向に沿って所定寸法Hずれた位置に配置 れている。

 よって、第2実施形態のSIMカード40によれば 第1実施形態のSIMカード10と同様の効果を得 ことができる。
 加えて、第2実施形態のSIMカード40によれば アンテナ基板42としてのプリント基板の導 部45を第2アンテナ41として利用することで、 高いパターン精度が得られるため、歩留まり が改善できるとともに調整を省略できる。

(第3実施形態)
 図7~図8に示す第3実施形態のSIMカード50は、 1実施形態のアンテナ20に代えて、アンテナ5 1を設けたもので、その構成は第1実施形態のS IMカード10と同じである。
 アンテナ51は、第1アンテナ52と、第2アンテ 53とを有する。
 第1アンテナ52は、図2に示す回路部18に接続 れるとともに基板14の露出面(ICモジュール 表面)14Cに一対の端子部52Aが露出されている

 第2アンテナ53は、導体56が印刷されたシー 状のプリント基板55を有する。
 第2アンテナ53のプリント基板55を、ベース 材12における凹部22(図2参照)が設けられてい 表面12Aから、凹部22が設けられていない裏 12Bを経由して再び表面12Aに戻るように折り げされている。

 よって、第1アンテナ52の端子部52Aに第2アン テナ53の導体56の両端部56Aが接続されるとと に、導体56の水平部56Bが実装面14A(図2参照)に 対して平行、かつ、実装面14Aに対して基板14 厚み方向に沿った所定寸法Hずれた位置に配 置されている。
 これにより、アンテナ51は、第1アンテナ52 よび第2アンテナ53でループアンテナが形成 れている。

 よって、第3実施形態のSIMカード50によれば 第1実施形態のSIMカード10と同様の効果を得 ことができる。
 さらに、第3実施形態のSIMカード50によれば 第2アンテナ53をベース部材12の外部に設け ことが可能になり、ICモジュール11やベース 材12の設計の自由度を高めることができる
 また、ループ面積を大きくすることができ アンテナ利得を改善できる。

(第4実施形態)
 図9に示す第4実施形態のSIMカード60は、第1 施形態のアンテナ20に代えて、アンテナ61を けたもので、その構成は第1実施形態のSIMカ ード10と同じである。
 アンテナ61は、回路部18に接続されるととも に実装面(ICモジュール11の表面)14Aに露出する 一対の端子部62と、一対の端子部62にそれぞ 接続される一対の接触部63と、一対の接触部 63に接続されたループアンテナ64とを有する

 一対の接触部63は、ベース部材12に埋設され ているとともに凹部22に露出された端子であ 。
 ループアンテナ64は、ベース部材12に埋設さ れ、実装面14Aに対して平行、かつ、実装面14A に対して基板14の厚み方向に沿った所定寸法H ずれた位置に配置された水平部65を有する。

 凹部22にICモジュール11が収容される(組み込 まれる)ことで、一対の端子部62が一対の接触 部63にそれぞれ接触されている。
 一対の端子部62が一対の接触部63にそれぞれ 接続されることで、ループアンテナ64が回路 18に接続されている。

 よって、第4実施形態のSIMカード60によれば 第1実施形態のSIMカード10と同様の効果を得 ことができる。
 さらに、第4実施形態のSIMカード60によれば ループアンテナ64をICモジュール11の外部で るベース部材12に埋設することで、ICモジュ ール11の設計の自由度を高めることができる

(第5実施形態)
 図10に示す第5実施形態のSIMカード70は、第1 施形態のアンテナ20に代えて、アンテナ71を 設けたもので、その構成は第1実施形態のSIM ード10と同じである。
 アンテナ71は、基板14に沿うように形成され た第1導体72と、第1導体72に接続される第2導 (導体)73とを有する。
 第1導体72は、回路部18に接続されるととも 実装面(ICモジュール11の表面)14Aに露出する 対の端子部74を有する。

 第2導体73は、凹部22に沿うように形成され アンテナを構成し、接着凹部23に両端部75が 出されている。
 第2導体73は、凹部22に沿うように形成され ことで、実装面14Aに対して平行、かつ、実 面14Aに対して基板14の厚み方向に沿った所定 寸法Hずれた位置に配置された水平部77を有す る。

 凹部22にICモジュール11が収容される(組み込 まれる)ことで、一対の端子部74が両端部75に れぞれ接触されている。
 一対の端子部74が両端部75にそれぞれ接続さ れることで、第1導体72および第2導体73でルー プアンテナが形成されている。

 よって、第5実施形態のSIMカード70によれば 第1実施形態のSIMカード10と同様の効果を得 ことができる。
 また、第5実施形態のSIMカード70によれば、I Cモジュール11の外部である凹部22に沿うよう 第2導体73を形成してアンテナとすることで ICモジュール11の設計の自由度を高めること ができる。

 さらに、第5実施形態のSIMカード70によれば アンテナ71を第1導体72および第2導体73で形 することで、高いパターン精度が得られる め、歩留まりが改善できるとともに調整を 略できる。
 加えて、第2導体73を凹部22に沿わせて設け ことで、プリント基板を不要にでき、構成 簡素化が図れる。

(第6実施形態)
 図11~図12に示す第6実施形態のSIMカード80は 第1実施形態のアンテナ20に代えて、アンテ 81を設けたもので、その構成は第1実施形態 SIMカード10と同じである。
 アンテナ81は、ベース部材12の表面付近に形 成された第1アンテナ82と、基板14の表面付近 形成された第2アンテナ83とを有する。

 第1アンテナ82は、ベース部材12を厚み方向 貫通する複数のスルーホール84と、一対のス ルーホール84を連結する第1導体85とを有する この第1アンテナ82は、カバーシール80Aによ 覆われている。
 複数のスルーホール84は、貫通孔(または、 部)22が形成されるとともに基板14に対向す 面86に露出している。

 第1導体85は、実装面14Aに対して平行、かつ 実装面14Aに対して基板14の厚み方向に沿っ 所定寸法Hずれた位置に配置されている。
 第2アンテナ83は、基板14に埋設されている ともに実装面14Aに露出する複数の端子部87を 有する。

 貫通孔22にICモジュール11の回路部18が収容 れることで、端子部87がスルーホール84にそ ぞれ接触されている。
 端子部87がスルーホール84にそれぞれ接続さ れることで、第1アンテナ82および第2アンテ 83でループアンテナが形成されている。
 なお、本実施形態は、ループアンテナの巻 数が3回巻きの場合を示しているが、本発明 におけるループアンテナの巻き数は1回、2回 たは4回以上としてもよい。

 よって、第6実施形態のSIMカード80によれば 第1実施形態のSIMカード10と同様の効果を得 ことができる。
 さらに、第6実施形態のSIMカード80によれば ICモジュール11の外部であるベース部材12に 1アンテナ82を設けることで、ICモジュール11 の設計の自由度を高めることができる。

(第7実施形態)
 図13(A)に示す第7実施形態のSIMカード90は、 1実施形態のSIMカード10に、図示しない外部 ンテナに接続可能な外部アンテナ端子91,92を 設けたもので、その構成は第1実施形態のSIM ード10と同じである。
 外部アンテナ端子91,92は、ベース部材12の表 面12Aに設けられている。

 図示しない外部アンテナは、例えば、携帯 話の表面近くに配置されており、SIMカード8 0より大きな構造であるため通信距離を大き 確保できる。
 また、携帯電話の外部アンテナに接続した きはSIMカード90内蔵のループアンテナを切 離すことにより更に通信距離を延ばすこと できる。
 一方、切り離さないときは、送信出力信号 携帯電話の外部アンテナと内蔵アンテナに2 分されるため、通信距離は1/√2になるが、構 成の簡略化が図れる。

 図13(B)に示す第7実施形態の変形例のSIMカー 95は、第7実施形態のSIMカード90の外部アン ナ端子91,92に代えて平衡給電可能な外部アン テナ端子96,97を設けたものである。
 変形例のSIMカード95によれば、平衡給電可 とすることで、アンテナ利得の変動を抑え ことができ、またCカットができ、さらに、 部アンテナとのDCレベルを合わせる必要が い。

(第8実施形態)
 図14(A)に示す第8実施形態のSIMカード100は、 述した第2実施形態の変形であり、ICモジュ ル101の基板114を厚み方向に貫通する一対の 板スルーホール115、115を有している。
 図14(B)に示すように、スルーホール115、115 、アンテナ基板42のスルーホール43に導通可 とされ、基板114における裏面に設けられた 線116を介して実装面114Aの回路部18に接続さ ている。

 このような第8実施形態によれば、アンテ ナ基板42のスルーホール43および基板スルー ール115、115により、ループアンテナとして 第2アンテナ41のループ高さを大きく確保で るため、アンテナ利得を向上できるという 果が得られる。

 前記実施形態で例示したICモジュール11、 ベース部材12、基板14、アンテナ20,51,61,71,81や 凹部22など部材の形状は適宜変更が可能であ 。

 本発明は、電子部品が実装された回路部 アンテナが接続されたICモジュールを有し このICモジュールが収容されたSIMカードへの 適用に好適である。