堂野 賢志 (〒01 富山県黒部市吉田200番地 YKK株式会社 黒部事業所内 Toyama, 93886, JP)
SHIMONO, Muchiji (200 Yoshida, Kurobe-sh, Toyama 01, 93886, JP)
YKK株式会社 (〒42 東京都千代田区神田和泉町1番地 Tokyo, 10186, JP)
DONO, Kenji (200 Yoshida, Kurobe-sh, Toyama 01, 93886, JP)
堂野 賢志 (〒01 富山県黒部市吉田200番地 YKK株式会社 黒部事業所内 Toyama, 93886, JP)
| テープ主体部(18a,19a,28a,29a,38a,39a,48a,49a,58a,59a) 及びエレメント取付部(18b,19b,28b,29b,38b,39b,48b,49b,58b,59b) をそれぞれ有する左右一対のファスナーテープ(18,19,28,29,38,39,48,49,58,59) の前記エレメント取付部に、エレメント列(14,54) がその噛合頭部(14b,54d) を前記テープ主体部に向けてテープ長さ方向に沿って取着された左右一対のファスナーストリンガー(16a,16b,26,26b,36,36b,46,46b,56,56b) と、左右の前記エレメント列を噛合・分離させるスライダー(17,17')とを備え、前記ファスナーテープが前記エレメント列の近傍に沿って折り曲げられた状態で、同ファスナーテープから左右の前記噛合頭部を突出させて互いに噛み合わせることにより左右の前記エレメント列が噛合するスライドファスナー(13,23,33,43,53)が取着されてなる、スライドファスナー被着製品(11,21,31,41,51)であって、 少なくとも左右何れか一方の前記ファスナーテープのテープ端縁部に沿って玉縁部(19c,28c,29c,38c,48c,49c,58c) を有し、 左右の前記エレメント列(14,54) を噛合させたときに、前記玉縁部(19c,28c,29c,38c,48c,49c,58c) を有する前記テープ端縁部が、前記被着製品のファスナー被着縁部(12a,22a,32a,42a,52a) に挟接され、且つ、前記玉縁部(19c,28c,29c,38c,48c,49c,58c) が前記ファスナー被着縁部(12a,22a,32a,42a,52a) 間から外表面に露呈してなる、 ことを特徴とするスライドファスナー被着製品。 |
| 前記スライドファスナーの前記ファスナーテープ(18,19,28,29,38,39,48,49,58,59) と前記ファスナー被着縁部(12a,22a,32a,42a,52a) とが縫合部(12b,22b,32b,42b,52b) で縫着され、 左右の前記エレメント列を噛合させたときに、前記玉縁部(19c,28c,29c,38c,48c,49c,58c) が前記縫合部よりも外表面側に配されてなる請求の範囲第1項記載のスライドファスナー被着製品。 |
| 前記縫合部は、左右の前記エレメント列を噛合させたときの左右エレメント幅の範囲内に配されてなる請求の範囲第2項記載のスライドファスナー被着製品。 |
| 前記玉縁部(19c,28c,29c,58c) は、前記テープ主体部(19a,28a,29a,58a) の前記エレメント取付部(19b,28b,29b,58b) が配されている側とは反対の端縁部に沿って配され、 前記玉縁部を有する前記ファスナーテープ(19,28,29,58) の前記テープ主体部が、前記ファスナー被着縁部(12a,22a,52a) に縫合され、 前記エレメント列(14,54) が噛合している状態のときに、前記ファスナーテープはその断面が略L字状を呈するように折り曲げられてなる、 請求の範囲第1~3項のいずれかに記載のスライドファスナー被着製品。 |
| 前記玉縁部(38c,48c,49c)を有する前記ファスナーテープの前記テープ主体部(38a,48a,49a) は、主体部分(38e,48e,49e)と同主体部分から分岐して延設された分岐部分(38d,48d,49d) とを有し、 前記玉縁部(38c,48c,49c) は、前記分岐部分(38d,48d,49d) の端縁部に沿って配され、 前記玉縁部を有する前記ファスナーテープの前記主体部分及び前記分岐部分が、前記ファスナー被着縁部(32a,42a) に同じ糸(32b,42b) を用いて縫合されてなる、 請求の範囲第1~3項のいずれかに記載のスライドファスナー被着製品。 |
| 前記玉縁部(19c,38c,58c) が、一方の前記ファスナーテープ(19,38,58)のみに形成されてなる請求の範囲第1~5項のいずれかに記載のスライドファスナー被着製品。 |
| 前記玉縁部(28c,29c,48c,49c) が、左右の前記ファスナーテープ(28,29,48,49) にそれぞれ形成されてなる請求の範囲第1~6項のいずれかに記載のスライドファスナー被着製品。 |
| 前記玉縁部の内部に芯材(19c',28c',29c',38c') が配されてなる請求の範囲第1~7項のいずれかに記載のスライドファスナー被着製品。 |
| 前記玉縁部に被覆部材(19d,58e)が取着されてなる請求の範囲第1~8項のいずれかに記載のスライドファスナー被着製品。 |
本発明は、噛合状態にあるエレメント列 玉縁部により隠蔽して外表面側から見えな することが可能なスライドファスナー被着 品に関し、特に、スライドファスナーが横 き力を受けてもエレメント列を確実に隠蔽 ることが可能なスライドファスナー被着製 に関する。
一般に、例えばイス、ソファー、イス型 ッサージ機、自動車用シート等には、シー カバーや保護カバー等がクッション部に被 られており、このようなシートカバー等が れたり、傷んだりした場合には、シートカ ー等の取り替えが行われている。また、マ サージ機や自動車用シート等では、その内 に設置した機器のメンテナンス作業等がシ トカバーを取り外して行われることもある このような場合にシートカバーの取り替え 機器のメンテナンス作業等を容易に且つ効 的に行えるようにするために、シートカバ がスライドファスナーを用いて着脱可能に り付けられている。
例えば、実開昭51-49212号公報(特許文献1) 実開昭62-39598号公報(特許文献2)では、シート カバー等の各シート片を端縁部で連結するた めの連結具としてスライドファスナーが用い られており、これにより、シートカバーの取 り替えを容易に行うことが可能となる。また 、特開平11-342170号公報(特許文献3)では、イス 式マッサージ機の保護カバーを連結する連結 具としてスライドファスナーが用いられてい る。
しかしながら、上述のようなシートカバ や保護カバー等の連結具としてスライドフ スナーを使用した場合、最終製品となるス イドファスナー被着製品において、閉鎖状 にあるスライドファスナーのエレメント列 露呈して外表面側から見えてしまい、製品 体としての美感が損なわれるという欠点が った。
このような欠点を改善するために、特開2 005-295号公報(特許文献4)には、スライドファ ナーのエレメント列を外表面側から見えな ように隠蔽し、且つ装飾性を備えたスライ ファスナー用テープ(以下、ファスナーテー と記載する)が開示されている。
この特許文献4に記載されているファスナ ーテープについて簡単に説明すると、同ファ スナーテープは、テープ主体部と、端部にフ ァスナーエレメントが取着されるエレメント 取付部と、テープ表面(外側表面)側にテープ 手方向の全長に渡って配される覆いテープ を有している。
また、覆いテープのテープ幅方向の一端 部は、ファスナーテープのテープ主体部に 着されており、更に、その他端縁部には、 ープ全長に亘ってエレメント列を覆って隠 する膨大部が設けられている。なお、この ァスナーテープのテープ主体部は、シート バー等の被着製品と縫合される部位となる また、覆いテープはテープ主体部と略同一 上に配されているため、覆いテープ自体が 着製品と当接することはない。
特許文献4によれば、ファスナーテープのテ
ープ表面側に、上述のような他端縁部に膨大
部を設けた覆いテープが配されていることに
より、エレメント取付部に形成された左右の
エレメント列を噛合させたときに、同エレメ
ント列をその全長に亘って膨大部により覆い
隠すことができ、エレメント列を外側から見
えなくすることができるとしている。更に、
エレメント列を膨大部によって隠すため、ス
ライドファスナーのスライダーが摺動すると
きに、膨大部がスライダーに接触しても、同
膨大部がスライダーに挟み込まれることが防
止され、スライダーを円滑に摺動させること
ができる。
例えば、シートカバーや保護カバーの連 具等にスライドファスナーを使用する場合 前記特許文献4に記載されているような覆い テープを有するファスナーテープを備えたス ライドファスナーであれば、上述のように覆 いテープの膨大部によりエレメント列を隠し て外側から見えなくすることが可能である。
しかし、例えば同スライドファスナーが り付けられたスライドファスナー被着製品 使用しているときに、スライドファスナー テープ幅方向(左右方向)に引っ張られる強 引っ張り力(横引き力)を受けた場合、その引 っ張り力によって覆いテープが左右外側に向 けて引っ張られ、左右の覆いテープ間に隙間 が形成されてしまうため、当該隙間からエレ メント列が見えてしまうという不具合があっ た。
また、前記特許文献4のファスナーテープ を備えたスライドファスナーが、例えばスラ イドファスナー被着製品の湾曲した部位に使 用した場合等では、覆いテープがファスナー テープに対して立ち上がったり、めくれたり するために覆いテープ間に隙間が形成され、 上述と同様に当該隙間からエレメント列が見 え易くなる。このため、被着製品の全体とし ての美感が損なわれるといった問題があった 。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされ ものであって、その具体的な目的は、スラ ドファスナーが取着されたスライドファス ー被着製品にあって、横引き力を受けた場 や湾曲した部位に使用した場合であっても 噛合状態にある左右エレメント列を隠蔽し 外表面側から見えなくすることが可能なス イドファスナー被着製品を提供することに る。
上記目的を達成するために、本発明により
供されるスライドファスナー被着製品は、
本的な構成として、テープ主体部及びエレ
ント取付部をそれぞれ有する左右一対のフ
スナーテープの前記エレメント取付部に、
レメント列がその噛合頭部を前記テープ主
部に向けてテープ長さ方向に沿って取着さ
た左右一対のファスナーストリンガーと、
右の前記エレメント列を噛合・分離させる
ライダーとを備え、前記ファスナーテープ
前記エレメント列の近傍に沿って折り曲げ
れた状態で、同ファスナーテープから左右
前記噛合頭部を突出させて互いに噛み合わ
ることにより左右の前記エレメント列が噛
するスライドファスナーが取着されてなる
スライドファスナー被着製品であって、少
くとも左右何れか一方の前記ファスナーテ
プのテープ端縁部に沿って玉縁部を有し、
右の前記エレメント列を噛合させたときに
前記玉縁部を有する前記テープ端縁部が、
記被着製品のファスナー被着縁部に挟接さ
、且つ、前記玉縁部前記ファスナー被着縁
間から外表面に露呈してなることを最も主
な特徴とするものである。
本発明に係るスライドファスナー被着製品
、前記スライドファスナーの前記ファスナ
テープと前記ファスナー被着縁部とが縫合
で縫着され、左右の前記エレメント列を噛
させたときに、前記玉縁部が前記縫合部よ
も外表面側に配されていることが好ましい
この場合、前記縫合部は、左右の前記エレ
ント列を噛合させたときの左右エレメント
の範囲内に配されていることが好ましい。
本発明において、前記玉縁部は、前記テ プ主体部の前記エレメント取付部が配され いる側とは反対の端縁部に沿って配され、 記玉縁部を有する前記ファスナーテープの 記テープ主体部が、前記ファスナー被着縁 に縫合され、前記エレメント列が噛合して る状態のときに、前記ファスナーテープは の断面が略L字状を呈するように折り曲げら れていることが好ましい。
或いは、前記玉縁部を有する前記ファス ーテープの前記テープ主体部は、主体部分 同主体部分から分岐して延設された分岐部 とを有し、前記玉縁部は、前記分岐部分の 縁部に沿って配され、前記玉縁部を有する 記ファスナーテープの前記主体部分及び前 分岐部分が、前記ファスナー被着縁部に同 糸を用いて縫合されていても良い。
更に本発明において、前記玉縁部は、一方
前記ファスナーテープのみに形成されてい
も良く、また、左右の前記ファスナーテー
にそれぞれ形成されていても良い。
また、本発明に係るスライドファスナー被
製品は、前記玉縁部の内部に芯材が配され
いることが好ましい。更に、前記玉縁部に
被覆部材が取着されていることが好ましい
本発明に係るスライドファスナー被着製 は、スライドファスナーにおける少なくと 左右何れか一方のファスナーテープのテー 端縁部に沿って玉縁部を有しており、また スライドファスナーの左右エレメント列を 合させたときに、玉縁部を有するテープ端 部が、被着製品のファスナー被着縁部に挟 され、即ち、ファスナー被着縁部に挟まれ 状態で当接され、且つ、玉縁部がファスナ 被着縁部間から被着製品の外表面に露呈す ように構成されている。
このように構成された本発明のスライド ァスナー被着製品であれば、テープ長手方 に沿って折り曲げられたファスナーテープ ら突出する噛合頭部を互いに噛み合わせて 右のエレメント列を噛合させたときに、同 レメント列の外表面側にて左右のファスナ テープが折り曲げられた部分で互いに当接 、そのファスナーテープの当接部によって 噛合状態にある左右エレメント列を隠蔽す ことができる。
それとともに、スライドファスナーの玉 部を有するテープ端縁部が、左右エレメン 列の噛合時にファスナー被着縁部に挟接さ 、且つ、玉縁部がファスナー被着縁部間か 被着製品の外表面に露呈して配される。こ により、同玉縁部は、噛合状態にある左右 レメント列に沿って、左右ファスナーテー の前記当接部よりも更に外表面側に配され ため、噛合状態にある左右エレメント列を 左右ファスナーテープの前記当接部によっ 隠蔽するだけでなく、玉縁部によっても更 隠蔽することができ、左右エレメント列を 表面側からより確実に見えなくさせること できる。
更に本発明では、左右エレメント列が噛 状態にあるときにスライドファスナー被着 品が横引き力を受けた場合や、スライドフ スナーを被着製品の湾曲した部位に取着し 場合に、スライドファスナー被着製品のフ スナー被着縁部が左右外側に引っ張られて 右のファスナーテープ間に小さな間隔が形 されるものの、その間隔の外表面側には前 玉縁部が配された状態となる。従って、当 玉縁部によって噛合状態にある左右エレメ ト列を容易に隠蔽し、その左右エレメント を被着製品の外表面側から見えなくさせる とができるため、スライドファスナー被着 品の全体としての美感が損なわれることを 止できる。
なお、本発明において、エレメント列を 成する左右のエレメントの形態は特に限定 れるものではなく、例えば、ファスナーテ プのエレメント取付部に一体に織り込まれ 又は編み込まれることによって取着される 続状のエレメントであっても、合成樹脂を レメント取付部に直接射出成形することに って取着される樹脂製エレメントであって 、金属製のエレメント素材を加締めること によって取着される金属製エレメントであ ても良い。
また、本発明に係るスライドファスナー 着製品は、ファスナーテープとファスナー 着縁部とが縫合部で縫着されており、左右 レメント列を噛合させたときに、玉縁部が 合部よりも外表面側に配されている。この うに玉縁部が縫合部よりも外表面側に配さ ていれば、スライドファスナー被着製品が 引き力を受けた場合や、スライドファスナ を被着製品の湾曲した部位に取着した場合 も、玉縁部を噛合状態にある左右エレメン 列に沿うように容易に配置し、同玉縁部に って左右エレメント列をより安定して隠蔽 ることができる。
この場合、前記縫合部は、左右の前記エ メント列を噛合させたときの左右エレメン 幅の範囲内に配されていることにより、エ メント列の噛合時に被着製品における左右 ァスナー被着縁部の折り返し部の位置をよ 中央側に近づけることができるため、左右 ファスナー被着縁部によって、玉縁部を有 るテープ端縁部をより安定して挟接するこ ができる。更に、被着製品が横引き力を受 た場合等でも、前記縫合部が左右エレメン 幅の範囲内に配されていれば、左右のファ ナー被着縁部が離間方向に移動することを いで、左右エレメント列を更に安定して隠 できるため、被着製品の美感を一層向上さ ることができる。
本発明に係るスライドファスナー被着製 は、テープ主体部のエレメント取付部が配 れている側とは反対の端縁部に沿って玉縁 が配され、玉縁部を有するファスナーテー のテープ主体部が、ファスナー被着縁部に 合され、更に、エレメント列が噛合してい 状態のときに、玉縁部を有するファスナー ープはその断面が略L字状を呈するように折 り曲げられるように構成されている。
このようなスライドファスナーが被着さ た被着製品は、エレメント列が噛合状態に るときに、左右エレメント列を安定して隠 することができるだけでなく、ファスナー ープはテープ断面が略L字状を呈するように 折り曲げられて、テープ主体部の前記他方の 端縁部がエレメント取付部に対して立ち上が った状態となる。このため、例えばスライド ファスナーを蛇行させるように左右に湾曲さ せて被着製品に取着させても、左右のエレメ ント列を噛合したときに、他方のテープ端縁 部に配した玉縁部を被着製品の外表面から浮 き上がらせることや、沈み込ませることを防 いで、被着製品の形状に容易に沿わせること ができるため、スライドファスナー被着製品 の見栄えや外観を向上させることができる。
また、本発明に係るスライドファスナー 着製品は、前記テープ主体部が、主体部分 同主体部分から分岐して延設された分岐部 とを有し、前記玉縁部が、前記分岐部分の 縁部に沿って配され、前記玉縁部を有する 記ファスナーテープの前記主体部分及び前 分岐部分が、前記ファスナー被着縁部に同 糸を用いて縫合されて構成されていても良 。
このようにしてスライドファスナーが構 されていることによっても、エレメント列 噛合状態にあるときに、左右エレメント列 安定して隠蔽することができるだけでなく 分岐部分がエレメント取付部に対して少し ち上がった状態となる。このため、スライ ファスナーを被着製品の湾曲した部位に取 させる場合に、玉縁部を被着製品の形状に 易に沿わせることができ、スライドファス ー被着製品の見栄えや外観を向上させるこ ができる。
更に本発明において、前記玉縁部は、ス イドファスナーの一方のファスナーテープ みに形成することも、又は、左右のファス ーテープにそれぞれ形成することも可能で る。これにより、スライドファスナー被着 品の用途を拡大することや、また、スライ ファスナー被着製品の装飾性を向上させる とができる。
また、本発明に係るスライドファスナー 着製品は、前記玉縁部の内部に芯材が配さ ている。これにより、玉縁部の断面形状を 易に大きく形成することができ、同玉縁部 よって、噛合状態にある左右エレメント列 より確実に隠蔽することができる。
更に、前記玉縁部に被覆部材が取着され いることにより、玉縁部と被覆部材とを含 断面の形状を大きくすることができるため 噛合状態にある左右エレメント列を更に安 して隠蔽することができる。その上、この うな被覆部材を用いることにより、同被覆 材に様々な装飾を容易に施すことができる め、スライドファスナー被着製品の外観品 を更に向上させることが可能となる。
1 ソファー
2 背もたれ部
2a 稜線部
3 手掛部
3a 稜線部
4 座部
4a 稜線部
11 シートカバー
12 表皮片
12a 表皮片側縁部
12b 縫着糸
13 スライドファスナー
14 エレメント列
14a エレメント
14b 噛合頭部
14c 上脚部
14d 下脚部
14e 連結部
15 芯紐
15a 縫糸
16a,16b ファスナーストリンガー
17,17’ スライダー
18 ファスナーテープ
18a テープ主体部
18b エレメント取付部
19 ファスナーテープ
19a テープ主体部
19b エレメント取付部
19c 玉縁部
19c’ 芯材
19d 被覆部材
21 シートカバー
22 表皮片
22a 表皮片側縁部
22b 縫着糸
23 スライドファスナー
26a,26b ファスナーストリンガー
27 間隔
28 ファスナーテープ
28a テープ主体部
28b エレメント取付部
28c 玉縁部
28c’ 芯材
29 ファスナーテープ
29a テープ主体部
29b エレメント取付部
29c 玉縁部
29c’ 芯材
31 シートカバー
32 表皮片
32a 表皮片側縁部
32b 縫着糸
33 スライドファスナー
36a,36b ファスナーストリンガー
38 ファスナーテープ
38a テープ主体部
38b エレメント取付部
38c 玉縁部
38c’ 芯材
38d 分岐部分
38e 主体部分
39 ファスナーテープ
39a テープ主体部
39b エレメント取付部
41 シートカバー
42 表皮片
42a 表皮片側縁部
42b 縫着糸
43 スライドファスナー
46a,46b ファスナーストリンガー
47 間隔
48 ファスナーテープ
48a テープ主体部
48b エレメント取付部
48c 玉縁部
48d 分岐部分
48e 主体部分
49 ファスナーテープ
49a テープ主体部
49b エレメント取付部
49c 玉縁部
49d 分岐部分
49e 主体部分
51 シートカバー
52 表皮片
52a 表皮片側縁部
52b 縫着糸
53 スライドファスナー
54 エレメント列
54a エレメント
54b 脚部
54c 首部
54d 噛合頭部
56a,56b ファスナーストリンガー
58 ファスナーテープ
58a テープ主体部
58b エレメント取付部
58c 玉縁部
58d 芯紐部
58e 被覆部材
59 ファスナーテープ
59a テープ主体部
59b エレメント取付部
59d 芯紐部
以下、本発明に係るスライドファスナー 着製品の好適な実施形態について、実施例 挙げて図面を参照しながら詳細に説明する なお、本発明は、下記の各実施例に何ら限 されるものではなく、本発明の請求の範囲 記載した構成と実質的に同一な構成を有す 範囲において多様な変更が可能である。
例えば、下記実施例においては、スライ ファスナー被着製品がソファーのシートカ ーである場合について説明するが、本発明 これに限定されず、例えばイスや自動車用 ートのシートカバー、保護カバーを備えた ス式マッサージ機等にも同様に適用するこ が可能である。
図1は、本発明の実施例1に係るスライド ァスナー被着製品であるシートカバーを備 たソファーを示す斜視図である。また、図2 、同シートカバーのスライドファスナーを 着した部位を断面にして示す斜視図であり 図3は、同シートカバーのスライドファスナ ーを取着した部位の断面図である。
本実施例1に係るシートカバー11は、図1に 示したソファー1のクッション部を被覆する のであり、同シートカバー11は、複数の表皮 片12の側縁部12a(ファスナー被着縁部)間を連 する連結具としてスライドファスナー13とを 有している。本実施例1において、この表皮 側縁部12a間を連結するスライドファスナー13 は、シートカバー11をソファー1に被覆して取 り付けたときに、ソファー1の背もたれ部2に される稜線部2a、手掛部3に配される稜線部3 a、及び、座部4に配される稜線部4aの各部位 設けられている。
ここで、ソファー1の各稜線部2a,3a,4aに設 られるスライドファスナー13は、図2及び図3 に示したように、シートカバー11の表皮片側 部12aに取着されている。また、同スライド ァスナー13は、左右のファスナーテープ18,19 にエレメント列14がそれぞれ縫着された左右 対のファスナーストリンガー16a,16bと、左右 のエレメント列14を噛合・分離させるスライ ー17とを備えている。この場合、本実施例1 スライダー17としては、例えば従来の一般 な隠しスライドファスナーにおいて用いら るスライダーと同様のものを使用すること できる。
なお、以下では、本実施例1におけるスラ イドファスナー13の構成を判り易く説明する めに、図2に示したように、スライダー17の 動方向を前後方向とし、シートカバー11(表 片12)の表裏面方向を上下方向とし、スライ ー摺動方向と表皮片12の表裏面方向とに直 する方向(エレメント噛合時のチェーン幅方 )を左右方向として規定することとし、特に 左右方向に関しては、説明の便宜上、図2及 図3に示したスライドファスナー13の断面状 を基準にして左側と右側を規定する。
前記ファスナーストリンガー16a,16bに使用 される一対のファスナーテープ18,19は、左側 右側で異なる形態を有しており、左側のフ スナーテープ18は、帯状のテープ主体部18a 、同テープ主体部18aの一方の端縁部に沿っ 配され、エレメント列14が取り付けられるエ レメント取付部18bとを有している。また、右 側のファスナーテープ19は、帯状のテープ主 部19aと、同テープ主体部19aの一方の端縁部 沿って配され、エレメント列14が取り付け れるエレメント取付部19bと、前記テープ主 部19aの他方の端縁部に沿って配された断面 円形状の玉縁部19cとを有している。
この場合、左側のファスナーテープ18と 右側のファスナーテープ19におけるテープ主 体部18a,19a及びエレメント取付部18b,19bとは、 物、編物、又は不織布から形成されている また、右側のファスナーテープ19に形成さ る玉縁部19cは、ポリウレタン等の合成樹脂 らなる芯材19c’を被覆層で包み込むことに り形成されており、この玉縁部19cの被覆層 、右側のファスナーテープ19のテープ主体部 19a及びエレメント取付部19bと同じ材質で形成 されている。例えば、テープ主体部18a,19a及 エレメント取付部18b,19bが織物で形成されて る場合には、玉縁部19cの被覆層は、テープ 体部19aの他方の端縁部で袋織りをすること よって容易に形成される。
なお本発明において、玉縁部19cの断面形 や大きさ(直径)はシートカバー11のデザイン 等に応じて任意に設定することができるが、 例えば本実施例1のように玉縁部19cの断面形 を円形状にする場合には、玉縁部19c断面に ける直径の大きさを、3mm以上となるように 好ましくは4mm以上6mm以下となるように設定 ることが好ましい。また、この玉縁部19cに 、例えば図4に示したように被覆部材19dを取 付けることにより、玉縁部19c及び被覆部材1 9dの全体の断面積を大きくすることができる
左右ファスナーテープ18,19のエレメント 付部18b,19bに取着されるエレメント列14は、 リアミドやポリエステル等の合成樹脂製の ノフィラメントから成形されたコイル状の 続エレメントにより形成されており、各エ メント14aは、噛合頭部14bと、噛合頭部14bか 延設された上下脚部14c,14dと、上下脚部14c,14d の各延端部をテープ長手方向(前後方向)に隣 するエレメント14aの上下脚部14c,14dの何れか と連結する連結部14eとを有している。このよ うなエレメント列14は、エレメント列14の内 に芯紐15を挿通し、且つ、ファスナーテープ 18,19に対して噛合頭部14bをテープ内側に向け 状態で、上下脚部14c,14dと芯紐15とをエレメ ト取付部18b,19bに縫糸15aを用いて縫着するこ とによってファスナーテープ18,19に取り付け れている。
なお、本発明において、エレメント列を 成する左右のエレメントは、上記のような イル状連続エレメントに限定されるもので なく、例えばファスナーテープのエレメン 取付部に一体に織り込まれ、又は編み込ま ることによって取着されるコイル状若しく ジグザグ状のエレメント、合成樹脂をエレ ント取付部に直接射出成形することによっ 取着される樹脂製エレメント、又は、金属 のエレメント素材を加締めること等によっ 取着される金属製エレメント等であっても い。
そして、上述のようなファスナーテープ1 8,19とエレメント列14とを有するファスナース トリンガー16a,16bにスライダー17を挿通させる ことによりスライドファスナー13が構成され 同スライドファスナー13は、そのファスナ テープ18,19が表皮片12の側縁部12aに縫着糸12b 用いて縫着されることによりシートカバー1 1に取着されている。この場合、左右の表皮 12の側縁部12aは、ほつれ等が生じることを防 ぐために、表皮片12の側端縁が表皮片裏面側 折り返されている。
また、玉縁部が配されていない左側のフ スナーストリンガー16aは、そのファスナー ープ18のテープ主体部18aと、表皮片12の裏面 側に折り返された部分とが縫着糸12bにより縫 着されて、左側の表皮片側縁部12aに取り付け られている。一方、玉縁部19cを有する右側の ファスナーストリンガー16bは、そのファスナ ーテープ19のテープ主体部19a(特に、テープ主 体部19aの玉縁部19c側寄りのテープ端縁部)と 表皮片12の折り返し部とが縫着糸12bにより縫 着されて、右側の表皮片側縁部12aに取り付け られている。
このようにしてスライドファスナー13が 着されたシートカバー11は、スライダー17を レメント列14に沿って噛合方向に摺動させ ことにより、左右のファスナーテープ18,19を 折り曲げて(又は折り返して)エレメント列14 噛合頭部14bをそのテープ折り曲げ部分から 出させ、更に、その突出した左右の噛合頭 14bを噛み合わせて、図2及び図3に示したよう に左右のエレメント列14を噛合させる。この き、玉縁部19cが配されている右側のファス ーテープ19は、テープ断面が略L字状を呈す ように折り曲げられた状態となり、左側の ァスナーテープ18は、テープ断面が略U字状 呈するように折り曲げられる(折り返される )。
なお本発明において、スライドファスナ 13のファスナーテープ18,19は、上述のように スライダー17を摺動させたときに折り曲げる ではなく、予めファスナーテープ18,19を所 の折り曲げた形状に熱セットして、エレメ ト列14の噛合頭部14bをテープ折り曲げ部分か ら突出させておくことも可能である。
そして、本実施例1のシートカバー11では 上述のようにスライドファスナー13の左右 レメント列14を噛合させたときに、左右のフ ァスナーテープ18,19がそのテープ折り曲げ部 にて互いに当接する。更に、玉縁部19cを配 た右側のファスナーテープ19のテープ端縁 は右側の表皮片側縁部12aの折り返し部に縫 され、且つ、左側の表皮片側縁部12aの折り し部に当接することにより、同テープ端縁 が左右の表皮片側縁部12aにより挟まれて接 ている挟接状態となる。
それとともに、玉縁部19cが左右の表皮片 縁部12a間からシートカバー11の外表面に露 した状態となる。特に、本実施例1において 、玉縁部19c自体が、ファスナーテープ18,19 表皮片12とを縫着している縫着部(縫着糸12b) 位置よりもシートカバー11の外表面側に配 れている。
これにより、噛合状態にある左右のエレ ント列14は、左右のファスナーテープ18,19の 当接部によって隠蔽されるとともに、左右の 表皮片側縁部12a間に挟接された玉縁部19cによ っても隠蔽されるため、左右のエレメント列 14を外表面側から確実に見えなくさせること できる。
更に、本実施例1のシートカバー11は、例 ば左右エレメント列14が噛合状態にあると に横引き力を受けた場合や、スライドファ ナー13をシートカバー11の湾曲した部位に配 た場合に、左右のファスナーテープ18,19間 、左側の表皮片側縁部12aと玉縁部19cを配し 右側ファスナーテープ19のテープ主体部19a( ープ端縁部)との間に小さな間隔が形成され 。
しかしながら、表皮片12とファスナーテ プ18,19を縫着する縫着糸12bの位置(縫合部)を 右のエレメント幅の範囲内に配することに り、左右の表皮片側縁部12aをより中央側に づけて、左側の表皮片側縁部12aと右側ファ ナーテープ19のテープ主体部19aとの間に形 される間隔をより小さくすることができる ともに、それらの間隔の外表面側に玉縁部19 cが配された状態にすることができる。
このため、当該玉縁部19cによって、噛合 態にある左右エレメント列14を容易に隠蔽 、その左右エレメント列14をシートカバー11 外表面側から見えなくさせることができる 特に、図4に示したように、玉縁部19cに被覆 部材19dを取り付けて玉縁部19c及び被覆部材19d の全体の断面積を大きくした場合には、被覆 部材19dを被せた玉縁部19cによって、噛合状態 にある左右エレメント列14をより確実に隠蔽 ることができる。
以上のように、本実施例1のシートカバー 11によれば、スライドファスナー13の左右エ メント列14を噛合させることによって各表皮 片12の側縁部12a間を連結することができるた 、シートカバー11をソファー1に被覆させて り付けるときに、シートカバー11の取り付 を容易に行うことができる。それとともに シートカバー11をソファー1に被覆させたと に、そのシートカバー11には一般に横引き力 がかかるものの、本実施例1のシートカバー11 は、横引き力を受けているときにも左右エレ メント列14を玉縁部19cにより隠蔽することが きるため、その左右エレメント列14がソフ ー1の外表面から見えることはない。
また、本実施例1のシートカバー11では、 ライドファスナー13が前述のようにソファ 1の各稜線部2a,3a,4aに配されているため、シ トカバー11をソファー1に取り付けたときに 各スライドファスナー13の一部がソファー1 湾曲した部位(稜線部2a,3a,4aが湾曲している 位)に配されている。
この場合、例えば前記特許文献4に記載さ れているような従来のスライドファスナーが 取着されたシートカバーであれば、ソファー の湾曲した部位に配された部分にて左右のフ ァスナーテープ(表皮片)がテープ幅方向の外 に向けて引っ張られるために、噛合状態に る左右エレメント列がソファーの外表面側 ら見えてしまうが、本実施例1のシートカバ ー11であれば、左右のファスナーテープ18,19( 皮片12)が外側に向けて引っ張られても、玉 部19cの直径の大きさによって左右エレメン 列14を安定して隠蔽することができる。従 て、本実施例1のシートカバー11によれば、 ファー1の外観を大幅に向上させることがで る。
更に、本実施例1のシートカバー11は、ソ ァー1に被覆させたときに玉縁部19cがソファ ー1の外表面側に露呈する。このため、玉縁 19c自体に色彩等の装飾を施すことや、或い 図4に示した被覆部材19dに装飾を施すこと等 より、ソファー1の見栄え(外観品質)を向上 せることができる。また、例えば玉縁部19c 被覆部材19dを感触の良い材質によって形成 ることにより、ソファー1の各稜線部2a,3a,4a おける肌触りも良好なものに仕上げること 可能となる。
また、本実施例1のシートカバー11は、ス イドファスナー13の左右エレメント列14を噛 合させたときに、玉縁部19cが配されている右 側のファスナーテープ19が、前述のようにテ プ断面が略L字状を呈するように折り曲げら れた状態となる。これにより、例えばシート カバー11に取着するスライドファスナー13を ファー1の表面上で蛇行させるようにテープ 方向(左右方向)に湾曲させた状態に配した しても、右側のファスナーテープ19における 玉縁部19c側のテープ端縁部を左右方向に容易 に湾曲させることができる。このため、玉縁 部19c自体を被着製品の外表面から浮き上がら せることや、沈み込ませることを防止して、 ソファー1の形状に容易に沿わせることがで 、ソファー1の見栄えを更に向上させること 可能となる。
図5は、本発明の実施例2に係るシートカ ーのスライドファスナーを取着した部位を す断面図である。なお、本実施例2及び後述 る実施例3~実施例5において、前記実施例1と 同様の構成を有する部品及び部材については 同じ符号を用いて表しており、それによって 、それらの部品及び部材の説明を省略するこ ととする。
本実施例2に係るシートカバー21は、前記 施例1と同様に、複数の表皮片22の側縁部22a 士を連結するスライドファスナー23が、シ トカバー21をソファー1に被覆して取り付け ときにソファー1の背もたれ部2に配される稜 線部2a、手掛部3に配される稜線部3a、及び、 部4に配される稜線部4aの各部位に配されて 成されている。
本実施例2のシートカバー21に配される各 ライドファスナー23は、左右のファスナー ープ28,29にエレメント列14がそれぞれ縫着さ た左右一対のファスナーストリンガー26a,26b と、左右のエレメント列14を噛合・分離させ スライダー17とを備えている。また、本実 例2のファスナーストリンガー26a,26bに使用さ れる一対のファスナーテープ28,29は、左右対 的に形成されており、帯状のテープ主体部2 8a,29aと、同テープ主体部28a,29aの一方のテー 端縁部に沿って配され、エレメント列14が取 り付けられるエレメント取付部28b,29bと、前 テープ主体部28a,29aの他方の端縁部に沿って された断面が円形状の玉縁部28c,29cとを有し ている。
なお、本実施例2における左右のファスナ ーテープ28,29は、前記実施例1の右側のファス ナーテープ19と同様に、テープ主体部28a,29a及 びエレメント取付部28b,29bが織物、編物、又 不織布から形成され、玉縁部28c,29cが、ポリ レタン等の合成樹脂からなる芯材28c’,29c’ を被覆層で包み込むことにより形成されて構 成されている。またこの場合、玉縁部28c,29c 断面における直径の大きさは、3mm以上とな ように、好ましくは4mm以上6mm以下となるよ に設定することが好ましい。
そして、上述のようなファスナーテープ2 8,29とエレメント列14とを有するファスナース トリンガー26a,26bにスライダー17を挿通させる ことによりスライドファスナー23が構成され 同スライドファスナー23は、そのファスナ テープ28,29が表皮片側縁部22aの折り返し部に 縫着糸22bを用いて縫着されることによりシー トカバー21に取着されている。
このような本実施例2のシートカバー21に いて、スライダー17をエレメント列14に沿っ て噛合方向に摺動させることによって左右エ レメント列14を噛合させたときに、左右のフ スナーテープ28,29がそのテープ折り曲げ部 にて互いに当接する。更に、同ファスナー ープ28,29のテープ端縁部に配した左右の玉縁 部28c,29cが、左右の表皮片側縁部22aに挟接さ るとともに、左右の表皮片側縁部22a間から ートカバー21の外表面に露呈した状態で互い に当接する。
このとき、左右の玉縁部28c,29c自体は、フ ァスナーテープ28,29と表皮片22とを縫着して る縫着部(縫着糸22b)の位置よりもシートカバ ー21の外表面側に配されている。このため、 ァスナーテープ28,29における玉縁部28c,29c側 テープ端縁部が左右方向の外側に向けて撓 だ状態で保持される。これにより、噛合状 にある左右のエレメント列14は、左右のフ スナーテープ28,29の当接部によって隠蔽され るとともに、左右の表皮片側縁部22a間に挟ま れた互いに当接する左右の玉縁部28c,29cによ ても隠蔽されるため、左右エレメント列14を 外表面側から確実に見えなくさせることがで きる。
更に、本実施例2のシートカバー21は、例 ば左右エレメント列14が噛合状態にあると に横引き力を受けた場合や、スライドファ ナー23をシートカバー21の湾曲した部位に配 た場合には、図6に示したように、左右のフ ァスナーテープ28,29の折り曲げ部分の間に小 な間隔27が形成されるものの、その間隔27の 外表面側には左右の玉縁部28c,29cが互いに当 した状態で配されている。
即ち、図5に示したようにシートカバー21 横引き力等を受けていないときには、ファ ナーテープ28,29の玉縁部28c,29c側のテープ端 部が左右方向の外側に向けて撓んだ状態と っているため、図6に示したように横引き力 等を受けて左右の表皮片側縁部22a間の間隔27 形成されても、ファスナーテープ28,29のテ プ端縁部の撓みが小さくなることによって 右の玉縁部28c,29cが当接している状態を維持 ることができる。
これにより、噛合状態にある左右のエレ ント列14を左右の玉縁部28c,29cによって容易 隠蔽し、シートカバー21の外表面側から見 なくさせることができる。更に、本実施例2 は、前記実施例1と同様に、例えば左右の玉 縁部28c,29cに被覆部材19dをそれぞれ取り付け 、玉縁部28c,29c及び被覆部材19dの全体の断面 を大きく形成することが可能であり、それ よって、噛合状態にある左右エレメント列1 4をより確実に隠蔽することができる。
また、本実施例2のシートカバー21は、ソ ァー1に被覆させたときに玉縁部28c,29cがソ ァー1の外表面側に露呈する。このため、玉 部28c,29c自体に色彩等の装飾を施すこと等に より、ソファー1の見栄えや肌触りを向上さ ることができる。
更に、スライドファスナー23の左右エレ ント列14を噛合させたときに、左右のファス ナーテープ28,29はテープ断面が略L字状を呈す るように折り曲げられた状態となる。これに より、例えばシートカバー21に取着するスラ ドファスナー23をソファー1の表面上で蛇行 せるように左右に湾曲させた状態に配した しても、ファスナーテープ28,29における玉 部28c,29c側のテープ端縁部を左右方向に容易 湾曲させることができる。このため、玉縁 28c,29cを被着製品の外表面から浮き上がらせ ることや、沈み込ませることを防止し、ソフ ァー1の形状に容易に沿わせてソファー1の見 えを更に向上させることが可能となる。
図7は、本発明の実施例3に係るシートカバ
のスライドファスナーを取着した部位を示
断面図である。
本実施例3に係るシートカバー31は、前記実
例1等と同様に、複数の表皮片32の側縁部32a
士を連結するスライドファスナー33が、シ
トカバー31をソファー1に被覆して取り付け
ときにソファー1の各稜線部2a,3a,4aに配され
ように構成されている。
本実施例3のシートカバー31に配される各 ライドファスナー33は、左右のファスナー ープ38,39にエレメント列14がそれぞれ縫着さ て構成された左右一対のファスナーストリ ガー36a,36bと、左右のエレメント列14を噛合 分離させるスライダー17とを備えている。 た、本実施例3のファスナーストリンガー36a, 36bに使用される一対のファスナーテープ38,39 、左側と右側とで異なる形態を有しており 右側のファスナーテープ39は、帯状のテー 主体部39aと、同テープ主体部39aの一方の端 部に沿って配されたエレメント取付部39bと 有している。
一方、左側のファスナーテープ38は、帯 のテープ主体部38aと、同テープ主体部38aの 方の端縁部に沿って配されたエレメント取 部38bと、断面が円形状の玉縁部38cとを有し おり、前記テープ主体部38aは、主体部分38e 、同主体部分38eから分岐して延設された分 部分38dとから形成されている。この場合、 縁部38cは、テープ主体部38aにおける分岐部 38dの端縁部に沿って配されている。
なお、本実施例3における左右のファスナ ーテープ38,39は、テープ主体部38a,39a、エレメ ント取付部38b,39b、及び分岐部分38dが織物(例 ばジャガード織物)、編物、又は不織布から 形成され、玉縁部38cが、ポリウレタン等の合 成樹脂からなる芯材38c’を被覆層で包み込む ことにより形成されて構成されている。この 場合、玉縁部38cの断面における直径の大きさ は、前記実施例1と同様に、3mm以上となるよ に、好ましくは4mm以上6mm以下となるように 定することが好ましい。
そして、上述のようなファスナーテープ3 8,39とエレメント列14とを有するファスナース トリンガー36a,36bにスライダー17を挿通させる ことによりスライドファスナー33が構成され いる。また、同スライドファスナー33は、 の左側ファスナーテープ38の主体部分38e及び 分岐部分38dと表皮片32の裏面側に折り返され 部位とが縫着糸32bを用いて縫着されるとと に、右側ファスナーテープ39のテープ主体 39aと表皮片32の裏面側に折り返された部位と が縫着糸32bを用いて縫着されることによりシ ートカバー31に取着されている。この場合、 ァスナーテープ38の主体部分38eから分岐部 38dが分岐し始める位置が、縫着糸32bの位置 りも外側に配されている。
このような本実施例3のシートカバー31に いて、スライダー17をエレメント列14に沿っ て噛合方向に摺動させることにより、左右の ファスナーテープ38,39を折り返してエレメン 列14の噛合頭部14bをそのテープ折り曲げ部 から突出させ、更に、その突出した左右の 合頭部14bを噛み合わせて、図7に示したよう 左右のエレメント列14を噛合させる。
このとき、左右のファスナーテープ38,39 そのテープ折り返し部分にて互いに当接す 。更に、玉縁部38cを配した左側のファスナ テープ38の分岐部分38dが左右の表皮片側縁部 32aの折り返し部に当接して、分岐部分38dが左 右の表皮片側縁部32aにより挟接された状態と なるとともに、玉縁部38cが左右の表皮片側縁 部32a間からシートカバー31の外表面に露呈し 状態となる。特に、本実施例3においては、 玉縁部38c自体が、ファスナーテープ38,39と表 片32とを縫着している縫着部(縫着糸32b)の位 置よりもシートカバー31の外表面側に配され いる。
これにより、噛合状態にある左右のエレ ント列14は、左右のファスナーテープ38,39の 当接部によって隠蔽されるとともに、左右の 表皮片側縁部32a間に挟接された玉縁部38cによ っても隠蔽されるため、左右のエレメント列 14を外表面側から確実に見えなくさせること できる。
また、本実施例3のシートカバー31は、例 ば左右エレメント列14が噛合状態にあると に横引き力を受けた場合や、スライドファ ナー33をシートカバー31の湾曲した部位に配 た場合でも、前記実施例1と同様に、玉縁部 38cによって噛合状態にある左右エレメント列 14を容易に隠蔽し、その左右エレメント列14 シートカバー31の外表面側から見えなくさせ ることができる。
特に、本実施例3では、前記実施例1等と 様に、例えば玉縁部38cに被覆部材19dを取り けることによって、噛合状態にある左右エ メント列14をより確実に隠蔽することができ る。また、玉縁部38c等に色彩等の装飾を施す こと等により、ソファー1の見栄えや肌触り 向上させることができる。
更に、本実施例3のシートカバー31は、ス イドファスナー33の左右エレメント列14を噛 合させたときに、分岐部分38dがエレメント取 付部38bに対して少し立ち上がった状態となる 。これにより、例えばシートカバー31に取着 るスライドファスナー33をソファー1の表面 で蛇行させるように左右に湾曲させて配し としても、玉縁部38cをソファー1の形状に容 易に沿わせることが可能となる。
図8は、本発明の実施例4に係るシートカバ
のスライドファスナーを取着した部位を示
断面図である。
本実施例4のシートカバー41に配される各ス
イドファスナー43は、左右のファスナーテ
プ48,49にエレメント列14がそれぞれ縫着され
構成された左右一対のファスナーストリン
ー46a,46bと、左右のエレメント列14を噛合・
離させるスライダー17とを備えている。
本実施例4において、一対のファスナーテ ープ48,49は、左右対称的に形成されており、 状のテープ主体部48a,49aと、同テープ主体部 48a,49aの一方の端縁部に沿って配されたエレ ント取付部48b,49bと、断面が円形状の玉縁部4 8c,49cとを有しており、前記テープ主体部48a,49 aは、主体部分48e,49eと、同主体部分48e,49eから 分岐して延設された分岐部分48d,49dとから形 されている。この場合、玉縁部48c,49cは、テ プ主体部48a,49aにおける分岐部分48d,49dの端 部に沿って配されている。
そして、上述のような本実施例4における スライドファスナー43は、そのファスナーテ プ48,49の主体部分48e,49e及び分岐部分48d,49dと 、表皮片側縁部42aにおける裏面側に折り返さ れた部位とが縫着糸42bを用いて縫着されるこ とによりシートカバー41に取着されている。 の場合、ファスナーテープ48,49の主体部分48 e,49eから分岐部分48d,49dが分岐し始める位置が 、縫着糸42bの位置よりも外側に配されている 。
このような本実施例4のシートカバー41に いて、スライダー17をエレメント列14に沿っ て噛合方向に摺動させることにより左右エレ メント列14を噛合させたときに、左右のファ ナーテープ48,49がそのテープ折り返し部分 て互いに当接する。更に、玉縁部48c,49cを配 た左側のファスナーテープ48,49の分岐部分48 d,49dが左右の表皮片側縁部42aの折り返し部に 接して、分岐部分48d,49dが左右の表皮片側縁 部42aにより挟接された状態となるとともに、 左右の玉縁部48c,49cが左右の表皮片側縁部42a からシートカバー41の外表面に露呈した状態 となる。
このとき、左右の玉縁部48c,49c自体は、フ ァスナーテープ48,49と表皮片42とを縫着して る縫着部(縫着糸42b)の位置よりもシートカバ ー41の外表面側に配されている。このため、 ァスナーテープ48,49の分岐部分48d,49dが左右 向の外側に向けて撓んだ状態で保持される
これにより、噛合状態にある左右のエレ ント列14は、左右のファスナーテープ48,49の 当接部によって隠蔽されるとともに、左右の 表皮片側縁部42a間に配された互いに当接する 左右の玉縁部48c,49cによっても隠蔽されるた 、左右エレメント列14を外表面側から確実に 見えなくさせることができる。
更に、本実施例4のシートカバー41は、例 ば左右エレメント列14が噛合状態にあると に横引き力を受けた場合や、スライドファ ナー43をシートカバー41の湾曲した部位に配 た場合には、図9に示したように、左右のフ ァスナーテープ48,49の折り返し部分の間に小 な間隔47が形成されるものの、ファスナー ープ48,49の分岐部分48d,49dが引っ張られ、左 の玉縁部48c,49cが移動することにより、同玉 部48c,49cが互いに当接している状態を安定し て維持することができる。
特にこの場合、横引き力が加わっても玉 部48c,49cはシートカバー41の外表面側に露呈 た状態となる。これにより、噛合状態にあ 左右のエレメント列14を、互いに当接して る左右の玉縁部48c,49cによって容易に隠蔽し その左右エレメント列14をシートカバー41の 外表面側から見えなくさせることができる。
更に本実施例4では、スライドファスナー 43の左右エレメント列14を噛合させたときに 左右のファスナーテープ48,49の分岐部分48d,49 dがエレメント取付部48b,49bに対して少し立ち がった状態となる。これにより、例えばシ トカバー41に取着するスライドファスナー43 をソファー1の表面上で蛇行させるように左 に湾曲させて配したとしても、玉縁部48c,49c ソファー1の形状に容易に沿わせることが可 能となる。
図10は、本発明の実施例5に係るシートカバ
のスライドファスナーを取着した部位を示
断面図である。
本実施例5のシートカバー51に配される各ス
イドファスナー53は、左右のファスナーテ
プ58,59にエレメント列54がそれぞれ縫着され
構成された左右一対のファスナーストリン
ー56a,56bと、左右のエレメント列54を噛合・
離させるスライダー17’とを備えている。
本実施例5にて使用される一対のファスナ ーテープ58,59は、左側と右側とで異なる形態 有しており、右側のファスナーテープ59は 帯状のテープ主体部59aと、同テープ主体部59 aの一方の端縁部に沿って配されたエレメン 取付部59bとを有している。
また、左側のファスナーテープ58は、帯 のテープ主体部58aと、同テープ主体部58aの 方の端縁部に沿って配されたエレメント取 部58bと、前記テープ主体部58aの他方の端縁 に沿って配された断面が円形状の玉縁部58c を有している。更に、左右両方のファスナ テープ58,59のエレメント取付部58b、59bの対向 する側端縁には、芯紐部58d,59dが形成されて る。
この場合、玉縁部58cの断面における直径 大きさを、3mm以上となるように、好ましく 4mm以上6mm以下となるように設定することが ましい。また、この玉縁部58cに被覆部材58e 取り付けることにより、玉縁部58c及び被覆 材58eの全体の断面積をより大きくすること できる。
左右ファスナーテープ58,59に取着される レメント列54は、ファスナーテープ58,59の芯 部58d,59dを含む折り返された端部のエレメン ト取付部58b,59bに、合成樹脂製のエレメント54 aが射出成形によりテープ長さ方向に沿って 設されることによって形成されている。
この場合、各エレメント54aは、芯紐部58d, 59dを挟持するようにしてファスナーテープ58, 59に固定する脚部54bと、脚部54bから延設した 部54cと、首部54cの先端側に長円形状に形成 れた噛合頭部54dとを有している。なお、こ 各エレメント54a自体は、射出成形により一 的に成形される従来のエレメントと同様の 状を有している。
そして、上述のようなファスナーテープ5 8,59とエレメント列54とを有するファスナース トリンガー56a,56bにスライダー17’を挿通させ ることによりスライドファスナー53が構成さ ている。また、このスライドファスナー53 、玉縁部58cを有する左側のファスナースト ンガー56a,56bのテープ主体部58aと表皮片52の 縁部52aにおける折り返し部とが縫着糸52bに り縫着され、且つ、右側のファスナースト ンガー56a,56bのテープ主体部59aと表皮片側縁 52aの裏面側に折り返された部位とが縫着糸5 2bにより縫着されることにより、シートカバ 51に取着されている。
このような本実施例5のシートカバー51に いて、スライダー17’をエレメント列54に沿 って噛合方向に摺動させることによって、左 右のファスナーテープ58,59を折り曲げて(又は 折り返して)、エレメント列54の噛合頭部54dを そのテープ折り曲げ部分から突出させ、更に 、その突出した左右の噛合頭部54dを噛み合わ せて左右のエレメント列54が噛合する。
このとき、左右のファスナーテープ58,59 互いに当接し、更に、玉縁部58cを配した左 のファスナーテープ58の玉縁部58c側のテープ 端縁部が、左側の表皮片側縁部52aの折り返し 部に縫着され、且つ、右側の表皮片側縁部52a の折り返し部に当接して、玉縁部58cが左右の 表皮片側縁部32aにより挟接された状態となる 。
それとともに、玉縁部58cが左右の表皮片 縁部52a間からシートカバー51の外表面に露 した状態となる。特に、本実施例5において 、玉縁部58c自体が、ファスナーテープ58,59 表皮片52とを縫着している縫着部(縫着糸52b) 位置よりもシートカバー51の外表面側に配 れる。
これにより、噛合状態にある左右のエレ ント列54は、左右のファスナーテープ58,59の 当接部によって隠蔽されるとともに、左右の 表皮片側縁部52a間に配された玉縁部58cによっ ても隠蔽されるため、左右のエレメント列54 外表面側から確実に見えなくさせることが きる。
また、本実施例5のシートカバー51は、例 ば左右エレメント列54が噛合状態にあると に横引き力を受けた場合や、スライドファ ナー53をシートカバー51の湾曲した部位に配 た場合でも、前記実施例1等と同様に、玉縁 部58cによって噛合状態にある左右エレメント 列54を容易に隠蔽し、その左右エレメント列5 4をシートカバー51の外表面側から見えなくさ せることができる。特に、玉縁部58cに被覆部 材58eを取り付けることによって、左右エレメ ント列54をより確実に隠蔽することができる
更に本実施例5では、スライドファスナー 53の左右エレメント列54を噛合させたときに 玉縁部58cが配された左側ファスナーテープ58 のテープ主体部58aが上下方向に立ち上がった 状態となるため、例えばシートカバー51に取 するスライドファスナー53をソファー1の表 上で蛇行させるように左右に湾曲させて配 たとしても、玉縁部58cをソファー1の形状に 容易に沿わせることが可能となる。
