YKK株式会社 (〒42 東京都千代田区神田和泉町1番地 Tokyo, 10186, JP)
| ファスナーチェーンの務歯列を噛合及び開離させるスライダー胴体10と、前記スライダー胴体10を摺動させる引手20と、前記スライダー胴体10の上部に装着支持され、前記スライダー胴体10の上面との間で前記引手20を移動可能に保持する引手保持体30と、前記引手保持体30の裏面と前記スライダー胴体10との間に配されるスプリング体40と、を備え、 前記スプリング体40は、前記引手保持体30の裏面と前記引手20との間に弾接して配されるスプリング片42と、前記引手20の操作による前記スプリング片42の弾性変形に基づいて、前記スライダー胴体10の内部に通した前記ファスナーチェーンの務歯列の一部との係合及び係合解除を行う爪部45と、を有し、 前記スライダー胴体10上面の前後には、それぞれ被係合部14b,15bが形成された前取付柱14及び後取付柱15が設けられ、 前記引手保持体30は、偏平な上壁部31の前後に形成された前後壁部32,33を有する側面視が略横C字状のカバー体として構成され、 前記前後壁部32,33の各先端部内面には、前記被係合部14b,15bと弾性的に係合する係合片32a,33aが形成されてなる自動停止装置付スライドファスナー用スライダー1において、 前記スライダー1の左右幅方向において、前記引手保持体30の幅寸法と、前記前取付柱14及び後取付柱15の幅寸法とは、略等しい幅寸法に構成され、 前記引手保持体30と、前記前取付柱14及び前記後取付柱15のうち少なくとも一方の取付柱14,15との間には、前記引手保持体30の上壁部31が左右方向に移動するのを規制する規制機構35a,35b,15c、37a,37b,16a,17a、39,19が設けられ、 前記規制機構35a,35b,15c、37a,37b,16a,17a、39,19は、前記引手保持体30に設けられた係止部35a,35b、37a,37b、39と、少なくとも前記前取付柱14又は前記後取付柱15に設けられ、前記引手保持体30の係止部35a,35b、37a,37b、39係止する被係止部15c、16a,17a、19と、から構成され、 前記引手保持体30の前記各係合片32a,33aを、それぞれ前記前取付柱14の被係合部14b及び前記後取付柱15の被係合部15bに係合させたとき、前記係止部35a,35b、37a,37b、39と前記被係止部15c、16a,17a、19とは互いに係止状態となり、かつ前記引手保持体30は、前記前取付柱14及び後取付柱15の側端面14f,15fを覆い隠す状態に配されてなることを特徴とする自動停止装置付スライドファスナー用スライダー。 |
| 前記引手保持体30は、前記引手保持体30の上壁部31の左右両側から下方に突出し、前記前取付柱14と前記後取付柱15との間の空間部を被って遮蔽する左右翼片34を有し、 前記前取付柱14及び前記後取付柱15は、それぞれ前記前取付柱14及び後取付柱15の左右端面に立設した支持壁14a,15aを有し、 前記係止部35a,35b、37a,37b、39は、前記スライダー1の左右幅方向における前記左右翼片34の内面側であって、前記左右翼片34の側端面と前記前後壁部32,33との間において、前記上壁部31の裏面から下方に向かって突出した形状に構成されてなり、 前記被係止部15c、16a,17a、19は、前記スライダー1の左右幅方向における前記支持壁14a,15aの内面16,17側において、前記係止部35a,35b、37a,37b、39を収納する形状に構成されてなることを特徴とする請求の範囲1に記載の自動停止装置付スライドファスナー用スライダー。 |
| 前記係止部35a,35bは、前記左右翼片34から前記前後壁部32,33方向に向かって延設された形状に構成され、前記被係止部15cは、前記支持壁14a,15aの内面16,17における前記前支持壁14aと前記後支持壁15aとが対峙する上部角隅部において、上方と側方とを開口した段差部として構成されてなることを特徴とする請求の範囲2に記載の自動停止装置付スライドファスナー用スライダー。 |
| 前記係止部35a,35b、37a,37bは、前記左右翼片34から前記前後壁部32,33方向に向かって延設された形状に構成された第一係止部35a,35bと、 前記引手保持体30の前記各係合片32a,33aを、それぞれ前記前取付柱14の被係合部14b及び前記後取付柱15の被係合部15bに係合させたときに、前記支持壁14a,15aの内面16,17間に嵌入する第二係止部37a,37bと、を有し、 前記被係止部15c、16a,17aは、前記第一係止部35a,35bを係合させ、前記支持壁14a,15aの内面16,17における前記前支持壁14aと前記後支持壁15aとが対峙する上部角隅部において、上方と側方とを開口した段差部15cと、前記支持壁14a,15aの内面16,17における外周縁側の部位16a,17aと、を有してなることを特徴とする請求の範囲2に記載の自動停止装置付スライドファスナー用スライダー。 |
| 前記上壁部31の裏面からの突出量において、前記第一係止部35a,35bにおける突出量が、前記第二係止部37a,37bにおける突出量よりも大きいことを特徴とする請求の範囲4に記載の自動停止装置付スライドファスナー用スライダー。 |
本発明は、スライドファスナー用スプリ グ体を装着した自動停止装置を有するスラ ドファスナー用のスライダーに係わり、特 、スプリング体を保持する引手保持体の前 左右方向へのズレを防止し、スライダーの 型化を図るとともに、製造する材料費を低 させ、外観意匠性を大幅に向上させた自動 止装置付のスライダーに関する。
従来から、スライドファスナー用のスラ ダーとして自動停止装置を備えたスライダ が多用されている。自動停止装置を備えた ライダーでは、ファスナーチェーンの務歯 を噛合及び開離させるスライダー胴体に対 て、スライダー胴体を摺動させる引手を操 することで、スライダー胴体の移動停止と 止状態の解除とを行うことができる。
そして、引手を操作することで、長尺の 小な弾性金属板材から構成されているスプ ング体の爪部を、スプリング体の付勢力に ってファスナーチェーンの務歯列の一部に 合させ、スライダーの移動を停止させてお ことができる。また、爪部に対するスプリ グ体の付勢力を引手の操作によって解除す ことによって、スライダーの移動停止状態 解除することができる。
この種の自動停止装置付のスライダーに ける構造例としては、例えば本出願人によ 先に提案された自動停止装置付スライドフ スナー用スライダー(特許文献1参照)などが る。
特許文献1に記載されたスライダーでは、 スプリング体に設けたスプリング片の付勢力 によって、スプリング体の爪部をファスナー チェーンの務歯列の一部と係合させることが できる。そして、スプリング片からの付勢力 に抗してスプリング体を持ち上げない限り、 爪部はスプリング片の付勢力によって、ファ スナーチェーンの務歯列の一部と係合したま まの状態が維持される。
手で引手を前方へ持ち上げると、あるい 引手を後方へ引っ張ると、スプリング片か の付勢力に抗してスプリング体を持ち上げ ことができ、スプリング体の爪部をファス ーチェーンの務歯間から離れさせることが きる。そして、スライダーを摺動自在にで る。
また、前方へ持ち上げていた引手、ある は後方へ引っ張っていた引手を手放せば、 プリング片からの付勢力によって、爪部は びファスナーチェーンの務歯間に自動的に 入され、スライダーを停止状態にすること できる。
ところで、上記特許文献1に開示されたよ うなスプリング体は、バネ剛性の強い銅合金 やステンレス鋼などの金属材料から構成され ており、所定の断面形状を有する長尺の板材 から断片を一部残して切抜くことで、スプリ ング片を備えたスプリング体を製造すること ができる。しかしながら、スプリング体は数 mm程度の大きさを有する小片として構成され いるため、前記形材の外周端縁に沿って打 かれる幅や長さ寸法は更に小さなものにな ている。
このため、特許文献1に記載されたような 従来からのスライダーでは、次に述べるよう な様々な不具合が生じていた。例えば、靭性 の高い上述したような金属材料からスプリン グ体を形成するときには、スプリング片のよ うな極めて小さい部品に対して、打抜加工や 曲げ加工などを施すことになる。このため、 打抜加工や曲げ加工などの加工中に、金属材 料に対して亀裂が生じてしまったり、打抜パ ンチの刃が早期に摩耗してしまうなどの様々 な不具合が生じていた。
即ち、スプリング片の先端部に対して過度
力が加えられると、スプリング片が切損し
り、あるいは亀裂が生じたりしていた。
このため、スプリング片の先端部に対する
工精度を高めて、形態の安定性を期待する
とが難しく、スプリング体製品を高精度に
量生産を行うには限界があった。
このような、従来からの問題を解決する め本願出願人によって、スライドファスナ 用スプリング体の構成を改良したスライダ が、特許文献2記載のスライドファスナー用 スプリング体を装着したスライダーとして提 案されている。そして、特許文献2記載のス イダーでは、スプリング体を製造するため 材料費や製作コストを低減することができ しかも、スプリング体を製造するのに当た て安定した良好な生産性を実現することが きる。また、スライダーとしての構造が簡 となり、安価でしかも良好な外観意匠性を し、更に、安定した良好な自動停止機能を 保することができるとともに、スライダー 小型化をも実現させることができるといっ 利点を有している。
特許文献2記載のスライダーを本発明の従 来例として、図9にはその斜視図を示してい 。図9に示すように、引手保持体51は、薄肉 長尺板材により構成されており、偏平な上 部52の前後には、それぞれ同一曲率をもって 滑らかに湾曲して形成された前後壁部53,54を した構成になっている。そして、引手保持 51は、その側面視の形状が略横C字状となっ 、カバー体として構成されている。
スライダー胴体60上面の前後には、前取 柱61と後取付柱62とが立設されている。各前 取付柱61,62にそれぞれ形成された図示せぬ 係止部には、上壁部52における前後壁部53,54 先端部内面に形成した図示せぬ係合片が、 性的に係合することができる。また、前取 柱61と後取付柱62との間における空間部の一 部を被って遮蔽する幅広の左右翼片55,55が、 壁部52から湾曲して下方に向かって突出し いる。また、前後取付柱61,62には、それぞれ 左右一対の支持壁61a,62aが設けられている。 上が、特許文献2記載のスライダー50に関す 概略的な構成である。
ところで、特許文献2記載のスライダー50 構成において、引手保持体51を中心とした 観形状、及び引手保持体51が外力の作用によ って左右方向に移動してしまうのを防止する 構成が、本発明との間で技術的な関連を有し ている。
そこで、特許文献2記載のスライダー50に して、その内部構造に関しての説明は省略 て、引手保持体51を中心とした外観形状、 び引手保持体51に作用する外力によって、引 手保持体51が前後左右方向へ移動してしまう を防止する構成について、説明を行ってい 。
図9に示すように、引手保持体51の図示せ 係合片を、前後取付柱61,62の図示せぬ被係 部に対して弾性的に係合させることで、引 保持体51は、前後取付柱61,62に係合してスラ ダー胴体の上部に装着されることになる。 して、引手保持体51を、前後取付柱61,62の対 向面間に嵌着支持させることができる。しか も、引手保持体51の上壁部52及び前後壁部53,54 におけるそれぞれの上面と、支持壁61a,62aに けるそれぞれの上面とが、面一となるよう 配することができる。
この構成により、引手保持体51の肉厚を 要最小限の肉厚として構成しておくことが き、スライダー50を小型化することや薄型化 することができる。また、外観意匠性にも優 れた、しかも商品価値の高いスライダー50を ることができる。
スライダー胴体60上面の前後に立設した 取付柱61及び後取付柱62には、内側に向かっ 向き合った一対の突起部61b,62bがそれぞれ形 成されている。そして、引手保持体51に設け 左右一対の左右翼片55と上壁部52との間にお ける稜線部(角部)には、欠落部56a,56bが形成さ れている。欠落部56a,56b は、左右翼片55にお る直線状の両側端面から内方に向かった凹 状の段差として構成されている。
そして、一対の突起部61b,62bを各欠落部56a ,56b 内にそれぞれ嵌入して係着させることで 、引手保持体51が外力の作用によって前後左 方向に移動してしまうのを防止している。
スライダー50における上述した構成によっ
、前後及び左右方向のあらゆる方向から作
する外力に対して、引手保持体51がぐらつく
ことなく、強固に且つ確実に引手保持体51を
後取付柱61,62に装着しておくことができる
しかも、引手保持体51とスライダー胴体60と
間に配設した図示せぬスプリング体のスプ
ング片を、円滑に且つ確実に保持しておく
とができる。従って、自動停止装置付スラ
ドファスナー用スライダー50の品質を、長
間にわたり安定して確保しておくことがで
る効果を有している。
特許文献2に開示されているスライダー50 、外観意匠性が優れた構成となっている。 かも、このスライダー50では、引手保持体51 は、前後取付柱61,62の支持壁61a,62a間に配され る構成になっているとともに、欠落部56a,56b 突起部61b,62bとを係着させておくことにより 引手保持体51が外力の作用によって前後左 方向に移動してしまうのを防止する構成と っている。
このため、スライダー50の外観形状にお て、支持壁61a,62aの側端面が、スライダー50 外側から視認可能になっているとともに、 落部56a,56bと突起部61b,62b との係着状態もス イダー50の外側から視認可能になっている
そこで、支持壁61a,62aの側端面や欠落部56a ,56b と突起部61b,62bとの係着状態が、外側か 視認できなくした構成を得ることによって 自動停止装置付スライドファスナー用スラ ダーをよりシンプルな外形形状に構成する とができ、しかも、外観意匠性においても に優れた構成にすることができる。このよ に構成することによって、自動停止装置付 ライドファスナー用スライダーを用いたス イドファスナー製品の価値を大いに高める とができる。
そこで、本発明では、特許文献2に開示さ れている自動停止装置付スライドファスナー 用スライダーの奏する機能はそのまま奏させ ることができるようにした上で、引手保持体 に形成した欠落部の構成を廃止し、しかも、 支持壁61a,62aの側端面を外側から視認できな して外観意匠性に優れた自動停止装置付ス イドファスナー用スライダーを提供するこ にある。
上記目的を達成するために、本発明の自動
止装置付スライドファスナー用スライダー
は、ファスナーチェーンの務歯列を噛合及
開離させるスライダー胴体と、前記スライ
ー胴体を摺動させる引手と、前記スライダ
胴体の上部に装着支持され、前記スライダ
胴体の上面との間で前記引手を移動可能に
持する引手保持体と、前記引手保持体の裏
と前記スライダー胴体との間に配されるス
リング体と、を備え、
前記スプリング体は、前記引手保持体の裏
と前記引手との間に弾接して配されるスプ
ング片と、前記引手の操作による前記スプ
ング片の弾性変形に基づいて、前記スライ
ー胴体の内部に通した前記ファスナーチェ
ンの務歯列の一部との係合及び係合解除を
う爪部と、を有し、
前記スライダー胴体上面の前後には、それ
れ被係合部が形成された前取付柱及び後取
柱が設けられ、前記引手保持体は、偏平な
壁部の前後に形成された前後壁部を有する
面視が略横C字状のカバー体として構成され
、前記前後壁部の各先端部内面には、前記被
係合部と弾性的に係合する係合片が形成され
てなる自動停止装置付スライドファスナー用
スライダーにおいて、
前記スライダーの左右幅方向において、前
引手保持体の幅寸法と、前記前取付柱及び
取付柱の幅寸法とは、略等しい幅寸法に構
され、前記引手保持体と、前記前取付柱及
前記後取付柱のうち少なくとも一方の取付
との間には、前記引手保持体の上壁部が左
方向に移動するのを規制する規制機構が設
られ、前記規制機構は、前記引手保持体に
けられた係止部と、少なくとも前記前取付
又は前記後取付柱に設けられ、前記引手保
体の係止部を係止する被係止部と、から構
され、
前記引手保持体の前記各係合片を、それぞ
前記前取付柱の被係合部及び前記後取付柱
被係合部に係合させたとき、前記係止部と
記被係止部とは互いに係止状態となり、か
前記引手保持体は、前記前取付柱及び後取
柱の側端面を覆い隠す状態に配されてなる
とを最も主要な特徴となしている。
また、本発明の自動停止装置付スライドフ
スナー用スライダーでは、前記引手保持体
、前記引手保持体の上壁部の左右両側から
方に突出し、前記前取付柱と前記後取付柱
の間の空間部を被って遮蔽する左右翼片を
し、前記前取付柱及び前記後取付柱は、そ
ぞれ前記前取付柱及び後取付柱の左右端面
立設した支持壁を有し、
前記係止部は、前記スライダーの左右幅方
における前記左右翼片の内面側であって、
記左右翼片の側端面と前記前後壁部の裏面
との間において、前記上壁部の裏面から下
に向かって突出した形状に構成されてなり
前記被係止部は、前記スライダーの左右幅
向における前記支持壁の内面側であって、
記係止部を収納する形状に構成されてなる
とを主要な特徴となしている。
更に、本発明の自動停止装置付スライド ァスナー用スライダーでは、前記係止部は 前記左右翼片から前記前後壁部方向に向か て延設された形状に構成され、前記被係止 は、前記支持壁の内面における前記前支持 と前記後支持壁とが対峙する上部角隅部に いて、上方と側方とを開口した段差部とし 構成されてなることを主要な特徴となして る。
更にまた、本発明の自動停止装置付スライ
ファスナー用スライダーでは、前記係止部
、前記左右翼片から前記前後壁部方向に向
って延設された形状に構成された第一係止
と、前記引手保持体の前記各係合片を、そ
ぞれ前記前取付柱の被係合部及び前記後取
柱の被係合部に係合させたときに、前記支
壁の内面間に嵌入する第二係止部と、を有
、
前記被係止部は、前記第一係止部を係合さ
、前記支持壁の内面における前記前支持壁
前記後支持壁とが対峙する上部角隅部にお
て、上方と側方とを開口した段差部と、前
支持壁の内面における外周縁側の部位と、
有してなることを主要な特徴となしている
また、本発明の自動停止装置付スライド ァスナー用スライダーでは、前記上壁部の 面からの突出量において、前記第一係止部 おける突出量が、前記第二係止部における 出量よりも大きいことを主要な特徴となし いる。
本発明の構成においても、特許文献2に開 示されている自動停止装置付スライドファス ナー用スライダーが奏している機能はそのま ま奏することができる。しかも、本発明では 、スライダーの左右幅方向において、引手保 持体の幅寸法と前取付柱及び後取付柱の幅寸 法とを、略等しい幅寸法に構成している。ま た、引手保持体に設けられた係止部と、少な くとも前取付柱又は後取付柱に設けられて、 前記引手保持体の係止部を係止する被係止部 と、によって、引手保持体の前後左右方向へ の移動を規制する規制機構を構成している。
引手保持体の幅寸法と前取付柱及び後取 柱の幅寸法とを略等しい幅寸法に構成した で、更に上記規制機構を設けておくことに って、特許文献2に開示されている自動停止 装置付スライドファスナー用スライダーが備 えていた、引手保持体に形成した欠落部及び 、前取付柱及び後取付柱から内側に向かって 向き合った一対の突起部の構成を廃止するこ とができる。
しかも、前取付柱及び後取付柱の幅寸法 略等しい幅寸法に構成した引手保持体を、 取付柱及び後取付柱に係合してスライダー 体の上部に装着することによって、前取付 及び後取付柱の側端面を引手保持体によっ 覆い隠しておくことができる。これにより 前取付柱及び後取付柱におけるそれぞれの 端面は、外側から視認されない配置構成に ておくことができる。
また、引手保持体を前取付柱及び後取付 に装着したときには、引手保持体の側面と 取付柱及び後取付柱の外側面とを、略面一 態に配することができる。これにより、本 明のスライダーにおける外観形状としては 引手保持体の裏面側における下方部に、前 付柱及び後取付柱が存在している、と云っ 至ってシンプルな構成にすることができる しかも、スライダーを外観しても凹凸のよ なでこぼこ形状が見えない、外観意匠性に いても秀でた構成に、スライダーを構成し おくことができる。
そして、引手保持体と前取付柱及び後取 柱との構造を、それぞれ簡単な構造に構成 ておくことができるので、スライダーを製 するためのコストを低減させることができ スライダーを安価に製造することができる しかも、安定した良好な自動停止機能を確 しながら、スライダーの小型化や縮小化を 成することができる。
本発明の自動停止装置付スライドファス ー用スライダーでは、上壁部の左右から下 に向かって突出し、前取付柱と後取付柱と 間の空間部を覆って遮蔽する左右翼片が、 手保持体に設けられている。
左右翼片を設けておくことによって、引 を上方へ持ち上げるときには、引手の枢軸 左右翼片と当接することになり、引手の枢 が上方に移動するときの移動量を左右翼片 よって規制しておくことができる。これに って、スプリング片を変形させる場合でも スプリング片には過剰な変形が生じない。 かも、スプリング片を元の状態に戻すとき は、スプリング片と切抜孔とが引っ掛かる ともなく、円滑に且つ確実に戻すことがで る。そして、スプリング片における弾性変 の機能を、長期間に亘って確保しておくこ ができる。
しかも、引手保持体を前取付柱及び後取 柱に係合させて、スライダー胴体の上部に 着するときには、左右翼片はガイド片とし 作用することになるので、引手保持体の装 時に、前後及び幅方向にぐらつくことなく 引手保持体を強固に且つ確実に前取付柱及 後取付柱に取り付けることができる。従っ 、引手の枢軸及びスプリング体を確実にス イダー胴体と引手保持体との間で保持して くことができるので、スライダーの品質を 期間に亘って確保しておくことができる。
また、本発明における規制機構の構成と ては、引手保持体に設けた係止部を、スラ ダーの左右幅方向における左右翼片の内面 であって、左右翼片の側端面と前記前後壁 の内面側との間において、引手保持体の上 部の裏面から下方に向かって突出した形状 構成しておくことができる。そして、被係 部は、スライダーの左右幅方向における支 壁の内面側であって、引手保持体の係止部 収納する形状に構成しておくことができる
このように規制機構を構成しておくこと よって、引手保持体を前取付柱及び後取付 に係合させてスライダー胴体の上部に装着 る作業時において、装着と同時に係止部を 係止部に係止させることができる。しかも 係止部が、支持壁の内面側に形成した被係 部に係止されている構成となるので、係止 と被係止部との係止部位は外部から視認さ ることはない。
その上、係止部と被係止部とを係止させ おくことができるので、引手保持体に作用 る外力の作用によって、引手保持体が左右 向や前後方向に移動してしまうのを確実に 止できる。
係止部の構成としては、左右翼片から前 壁部方向に向かって延設された形状に構成 ておくことができ、被係止部の構成として 、支持壁の内面側角隅部において上方及び 方を開口した段差部として構成しておくこ ができる。また、係止部の構成としては、 持壁の内面間に嵌入して、支持壁の内面と 間で係止状態を構成できる凸部として構成 ておくこともできる。
更には、係止部の構成としては、引手保 体の裏面から立設した突起片として構成し 被係止部の構成としては、前記突起片が嵌 できる穴部として支持壁の側端面に構成し おくこともできる。あるいは、これらの係 部及び被係止部の構成を適宜組み合わせて 規制機構を構成しておくこともできる。
係止部の構成として、第一係止部と第二 止部と、を備えた構成とし、被係止部の構 として、第一係止部が係止される段差部と 第二係止部が嵌入されて係止される前後支 柱に設けた支持壁内面間であって、支持壁 周縁側における部位と、を備えた構成とし 場合に、引手保持体の上壁部における裏面 らの突出量に関しては、第一係止部の突出 が第二係止部の突出量よりも大きくなるよ に構成しておくことができる。
第一係止部の突出量を第二係止部の突出 よりも大きくなるように構成しておくこと 、第二係止部の突出量が低くなるように構 しておくことができる。これにより、引手 持体における可撓性を大きくさせることが き、引手保持体を前後取付柱に係合させる きに、引手保持体を弾性変形させて引手保 体の両端部間を拡開させるのが容易になる しかも、両端部間を拡開させる弾性変形中 、引手保持体が破損したりするのを防止で 、引手保持体における弾性力を高めておく とができる。
また、第二係止部の突出量が小さく、あ いは突出量がない状態に構成したとしても 第一係止部を支持壁に形成した段差部に係 させておくことができるので、引手保持体 対して前後左右方向の外力が作用したとし も、引手保持体が前後左右方向にずれてし うのを確実に防止しておくことができる。
1 スライダー
10 スライダー胴体
14 前取付柱
14a 前支持壁
14c 切欠
15 後取付柱
15a 後支持壁
15c 切欠
19 被係止穴部
20 引手
22 枢軸
30 引手保持体
35a、35b 第一係止部
37a、37b 第二係止部
39 突起係止片
40 スプリング体
42 スプリング片
45 爪部
50 スライダー
51 引手保持体
55 翼片
56a、56b 欠落
60 スライダー胴体
61 前取付柱
61b 突起部
62 後取付柱
62b 突起部
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面
基づいて具体的に説明する。
図1~図5は本発明の代表的な第1の実施形態を
示している。図1は、自動停止装置付スライ
ファスナー用のスライダーを構成する部品
組立て前の状態を示す斜視図であり、図2は
スライダーの一部を構成する引手保持体を
面側から見た斜視図を示している。図3は、
スライダーの組立手順を示す要部縦断面図で
あり、図4は、スライダーの組立後の内部構
例を示す要部縦断面図である。また、図5は
スライダーの全体斜視図を示している。
尚、本実施形態では、スライダーの肩口 を前部といい、スライダーの後口側を後部 いう。
図1に示す自動停止装置付スライドファス ナー用のスライダー1は、スライダー胴体10、 引手20、引手保持体30、及びスプリング体40か らなる四部材によって構成されている。
スライダー胴体10、引手20、及び引手保持 体30の三部材は、それぞれポリアミド、ポリ ロピレン、ポリアセタール、ポリプチレン レフタレートなどの熱可塑性樹脂や耐摩耗 強化材を添加した熱可塑性樹脂材料などを って射出成形により製造される。また、ス リング体40は、銅合金やステンレス鋼など 長尺の微小な弾性金属板材が使用され、プ ス加工により製造される。
尚、スライダー胴体10と引手20とを熱可塑 性樹脂材料を用いて製造する代わりに、アル ミニウム合金、亜鉛合金などの金属材料を用 いて、ダイキャスト成形によって製造してお くこともできる。そして、引手保持体30に関 ても熱可塑性樹脂材料を用いて製造する代 りに、銅合金やステンレス鋼などの長尺の 小な弾性金属板材を用いて、プレス加工に り製造しておくこともできる。
スライダー胴体10は、上翼片11と、下翼片 12と、この上下翼片11,12の前端部を連結する 結柱13とを有している。上下翼片11,12は、そ 後端から略中央位置にかけて、それぞれの 右側縁に上フランジ11aと下フランジ12aとを した構成になっており、上下翼片11,12の間 は、連結柱13を分岐点としたY字形の噛合エ メント案内通路が形成されている。
スライダー胴体10の上翼片11上面における 前後部位には、前取付柱14及び後取付柱15が 設されている。前取付柱14及び後取付柱15は 細長い板状のカバー体として構成されてい 引手保持体30を取り付ける部材として、上 片11の上面と一体的に成形されている。前取 付柱14と後取付柱15との間には所要の間隔が 成されており、この間隔は、引手20の一部及 びスプリング体40を収容するとともに、引手 持体30を収容するに十分な空間部として構 されている。
スライダー後口側(図1、図3及び図4の右側 )に立設した後取付柱15には、左右一対の後支 持壁15a,15aを備えている。一対の後支持壁15a,1 5aにおける外面間の横幅は、引手保持体30の 形における横幅と略同じ横幅として構成さ ている。一対の後支持壁15a,15aにおけるそれ れの内面17の前端側における上部角隅部に 、後述する引手保持体30に設けた第一係止部 35bを係止する、切欠15cが形成されている。切 欠15cは、上方及び側方が開口した段差部とし て構成されているとともに、引手保持体30の レを規制する規制機構における第一被係止 として構成されている。
また、図1、図3、図4で示すように、一対 後支持壁15a,15aの内面17における外周縁より 内側に下がった部位には、引手保持体30を 合させる被係合部15bが形成されている。ま 、内面17における外周縁周辺の部位は、引手 保持体30のズレを規制する規制機構における 二被係止部17aとして構成されている。そし 、第二被係止部17aにおける対向する前記外 縁周辺の部位間には、後述する引手保持体3 0に形成した第二係止部37bを嵌め込むことが きる。
そして、第二係止部37bが第二被係止部17a に嵌め込まれるときには、後支持壁15aの側 面15fが、引手保持体30の裏面に当接して、 手保持体30の嵌入位置を規制する当接面とし て作用することになる。
図3、図4で示しているように、被係合部15 bは、後述する引手保持体30に形成した係合片 33aを係止する部材として構成されており、滑 らかに下り傾斜する案内傾斜面と、引手保持 体30の係合片33aと係脱する係合面とを有する 部形状に構成されている。図1で示すように 、被係合部15bは、後支持壁15aと一体的に成形 されており、後支持壁15aにおける後部寄りの 内面17間を連結する形で直線状に配設されて る。
図1、図3、図4で示すように、後支持壁15a 前部側における対向する内面17間には、引 案内部15dが後支持壁15aと一体的に成形され おり、引手案内部15dは、被係合部15bよりも い部位に形成されている。
引手案内部15dの前端面には、テーパ面が 成されており、このテーパー面は、後支持 15aの前端面側における上翼片11上面に向か て下り傾斜となった引手案内面15d-1として構 成されている。引手20の作動時には引手20の 軸22を、引手案内面15d-1のテーパ面によって 内することができる。そして、引手20の枢 22は、引手案内部15dの前部基端からスプリン グ体40の移動限位置に向けて、引手案内面15d- 1に沿って誘導案内されることになる。
被係合部15bにおける前部側の基端部と引 案内部15dにおける後部側の基端部との間に ける上翼片11の部位には、スプリング体40の 爪部45が挿脱する矩形状の爪孔部15eが穿設さ ている。即ち、爪孔部15eは、被係合部15bに ける前部側の基端部と引手案内部15dにおけ 後部側の基端部との間における上翼片11の 位を、上下方向に貫通させて噛合エレメン 案内通路に連通するように構成されている
スライダー肩口側(図1、図3及び図4の左側 )に立設した前取付柱14には、左右一対の前支 持壁14a,14aを備えている。一対の後支持壁14a,1 4aにおける外面間の横幅は、引手保持体30の 形に対応する横幅と略同じ横幅として構成 れている。一対の後支持壁15a,15aにおけるそ ぞれの内面17の前端角隅部には、後述する 手保持体30に設けた第一係止部35bを係止する 、切欠14cが形成されている。切欠14cは、上方 及び側方が開口した段差部として構成されて いるとともに、引手保持体30のズレを規制す 規制機構における第一被係止部として構成 れている。
また、一対の前支持壁14a,14aの内面16にお る外周縁よりも内側に下がった部位には、 手保持体30を係合させる被係合部14bと、後 するスプリング体40の開口窓部41を掛け止め 突起部14dと、が形成されている。内面16に ける外周縁周辺の部位は、引手保持体30のズ レを規制する規制機構における第二被係止部 16aとして構成されている。そして、第二被係 止部16aにおける対向する前記外周縁周辺の部 位間には、後述する引手保持体30に形成した 二係止部37aを嵌め込むことができる。
そして、第二係止部37aが第二被係止部16a に嵌め込まれるときには、前支持壁14aの側 面14fが、引手保持体30の裏面と当接して、 手保持体30の嵌入位置を規制する当接面とし て作用することになる。
上述したように、引手保持体30の外形形 における横幅と、一対の前支持壁14a,14aにお る外面間の横幅及び一対の後支持壁15a,15aに おける外面間の横幅とは、略同じ横幅に構成 されている。これにより、引手保持体30を前 付柱14及び後取付柱15に装着することで、前 支持壁14aの側端面14f及び後支持壁15aの側端面 15fを、引手保持体30の裏面側によって覆い隠 ておくことができる。しかも、引手保持体3 0の側端面と前支持壁14aの外面とを略面一の 態に構成しておくことができる。
図3、図4で示すように、被係合部14bは、 述する引手保持体30に形成した係合片32aを係 止する部材として構成されており、滑らかに 下り傾斜する案内傾斜面と、引手保持体30の 合片33aと係脱する係合面を有する段部形状 構成されている。被係合部14bは、前支持壁1 4aと一体的に成形されており、前支持壁14aに ける前部寄りの内面16間を連結する形で直 状に配設されている。
突起部14dは、後述するスプリング体40の 口窓部41を掛け止める部材として構成されて おり、前支持壁14aと一体的に成形されている 。また、図3、図4で示すように、突起部14dを 成している部材と被係止部14bとの間は、下 へ窪んだ凹溝部14eとして構成され、後述す スプリング体40の掛止部44を掛け止める空間 として構成されている。
引手20は、図1に示すように短冊状の板材 よって構成されている。引手20の一端側に 、把手部21が構成されるとともに、他端側に は、後取付柱15を挿入できる略四角形の孔部2 3aを備えた環状保持部23が構成されている。 状保持部23の先端部には、円形断面をもつ枢 軸22が設けられており、枢軸22は、環状保持 23の一部を構成して架橋状に構成されている 。
枢軸22の長さは、後取付柱15の幅寸法より も大きく設定されている。引手20を装着する には、後取付柱15を跨いだ枢軸22が引手案内 部15dに沿って案内されるように移動させるこ とで、孔部23a内に後取付柱15を挿入すること できる。
引手保持体30は、図1、図2に示すように薄 肉の長尺板材により構成されており、偏平な 上壁部31の前後には、上壁部31から連続した 後壁部32,33が形成されている。そして、引手 保持体30は、側面形状が略横C字状となったカ バー体として構成されている。
前後壁部32,33における各先端部の内面に 、係合片32a,33aが突出して形成されている。 合片32a,33aは、前取付柱14に形成した被係合 14bの係合面と後取付柱15に形成した被係合 15bの係合面とにそれぞれ弾性的に係脱する
引手保持体30の上壁部31における左右両側 には、前取付柱14と後取付柱15との間におけ 空間部の一部を被って遮蔽する幅広の左右 片34が、下方に向かって突出した形状に構成 されている。また、左右翼片34の下端部側に ける面部は、前支持壁14a及び後支持壁15aに けるそれぞれの外側面と略面一となるよう 構成されている。
左右翼片34の両端部には、前支持壁14a及 後支持壁15aに形成した切欠14c、15cによって れぞれ係止される第一係止部35a,35bが形成さ ている。第一係止部35a,35bの厚さは、左右翼 片34における厚さよりも薄く構成されており 第一係止部35a,35bは、左右翼片34の内面側に されるように構成されている。
第一係止部35a,35bを左右翼片34の両端部に 成しておくことにより、引手保持体30の裏 と左右翼片34の端部との二面において第一係 止部35a,35bを支持しておくことができるので 第一係止部35a,35bの取り付け強度を向上させ おくことができる。
尚、第一係止部35a,35bは、図2に示したよ に、左右翼片34の四隅に形成しておく代わり に、左右翼片34の前部側又は後部側だけ、あ いは交差する隅部だけに形成しておくこと できる。そして、第一係止部35a,35bの形成部 位に対応させて、切欠14c、15cを前支持壁14a又 は後支持壁15aだけ、あるいは前支持壁14aと後 支持壁15aとの交差する隅部だけに形成してお くこともできる。
即ち、第一係止部35a,35bと切欠14c、15cの配 設個数としては、偶数個の組合せとして構成 しておくことができ、少なくとも、スライダ ー1の左右方向に対して第一係止部35a又は第 係止部35bと切欠14c又は切欠15cとの組合せの が均等に配設されるように構成しておくこ が望ましい。即ち、引手保持体30に対して左 右方向の外力が作用したときに、バランスよ く第一係止部35a,35bと切欠14c、15cによって外 を受けることができるように、第一係止部35 a,35bと切欠14c、15cとを配設しておくことが望 しい構成となる。
図2に示すように、引手保持体30の裏面側 央部位には、スプリング体40のスプリング 42を挿入する収納凹部36が形成されている。 して、長手方向における収納凹部36を間に んだ引手保持体30の裏面側には、第二係止部 37a,37bが突設されている。第二係止部37a,37bは 引手保持体30を前取付柱14及び後取付柱15に 着したときに、前支持壁14aの第二被係止部1 6a間及び後支持壁15aの第二被係止部17a間に嵌 されることになる。
これにより、第一係止部35a,35bと第二係止 部37a,37bとは、左右翼片34の両側における側端 面と、引手保持体30の前後壁部32,33との間に いて、前後取付柱14,15の各前後支持壁14a,15a 間に配置される。そして、第一係止部35a,35b 第一係止部35a,35bが係止される切欠14c,15c、 び第二係止部37a,37bと第二係止部37a,37bが係止 嵌入される第二被係止部16a,17aによって、引 保持体30のズレを規制する規制機構が構成さ れている。
第一係止部35a,35bと第二係止部37a,37bとに ける、引手保持体30の上壁部31の裏面からの 出量に関しては、第一係止部35a,35bの突出量 が第二係止部37a,37bの突出量よりも大きくな ように構成しておくことができる。このよ に構成しておくことで、第二係止部37a,37bの 出量を小さく構成することや、あるいは、 6に示したように、上壁部31の裏面には第二 止部37a,37bが形成されていない構成としてお くことができる。
これらの場合においても、第一係止部35a, 35bを前後支持壁14a,15aに形成した切欠14c、15c 係止させておくことができるので、引手保 体30に対して前後左右方向の外力が作用した としても、引手保持体30が前後左右方向にず てしまうのを確実に防止しておくことがで る。
しかも、第二係止部37a,37bの突出量を小さ く構成しておくこと、あるいは、上壁部31の 面には第二係止部37a,37bが形成されていない 構成にしておくことで、引手保持体30におけ 可撓性及び弾性力を高めておくことができ 。即ち、引手保持体30を前後取付柱14,15に係 合させるときに、引手保持体30を弾性変形さ ながら引手保持体30の両端部間を拡開させ のを容易に行うことができる。しかも、引 保持体30における可撓性を高めておくことが できるので、引手保持体30の両端部間を拡開 せる弾性変形中に、引手保持体が破損した するのを防止できる。
スプリング体40は、銅合金やステンレス などの板材からなる本体と、本体の長さ方 の一端側に形成した矩形の開口窓部41とを有 した構成となっている。そして、スプリング 体40には、スプリング片42が設けられており スプリング片42は、開口窓部41の本体側端部 らスプリング体40の長手方向における中央 を切抜孔43によって外形抜きを行い、外形抜 き部を抜き起こした構成となっている。
そして、曲げ加工されたスプリング片42 先端部が、所定の高さとなるようにスプリ グ片42の基端部から前方に向けてく字状に張 り出した形状に起こされている。スプリング 片42の先端部側には、曲げ加工が施されてお スプリング片42の先端部が偏平状となるよ に構成されている。
また、スプリング片42の先端部側におけ 両側面部は、図1に示すように、スライダー 口方向の先端に向けて漸次縮小するテーパ 42aとして形成されている。そして、偏平状 スプリング片42の先端部は、引手保持体30の 裏面に形成した収納凹部36に収納されること 、スプリング片42の左右方向へのズレを防 している。
スプリング体40の前後方向における両端 には、それぞれスプリング片42とは反対面側 の下方に向かって屈曲した短尺板片と長尺板 片とが略平行に形成されている。短尺板片に は、前取付柱14の凹溝部14eに掛け止めされる 止部44が構成されており、長尺板片の先端 には、爪部45が構成されている。
爪部45の先端は、スプリング体40の本体部 における幅寸法よりも幅狭に形成されている 。そして、爪部45が、後取付柱15に形成した 孔部15eを通って、スライダー胴体10における 噛合エレメント案内通路内にまで挿脱可能と なるように、爪部45の先端における形状は、 要の大きさで所要の形態となるように構成 れている。
また、短尺板片の屈曲部に穿設された開 窓部41には、前取付柱14に設けた突片部14dを 挿入させることができる。このように構成さ れたスプリング体40の全体構成は、スプリン 片42を除いて考えると側面視において略横C 状に構成されている。
スプリング片42を外形抜き加工によって 成することができるので、スプリング体40と しては、必要最小限の寸法を備えた前記板材 から製造することができる。このため、スプ リング体40を製造するのに要する前記板材の 用量を節約することができ、しかも、スプ ング体40の構成は、上述したように簡単な 成にすることができるので、スプリング体40 を製造するときの歩留り率を向上させること ができる。
尚、スプリング片42の先端は、引手保持 30の裏面に形成した収納凹部36内で摺接しな ら弾接するように構成されているので、収 凹部36における長手方向の寸法としては、 プリング片42の先端の摺接を許容する寸法に 形成されている。
また、スプリング片42の先端部と、スプ ング片42を抜き起こした後のスプリング片42 立上り側稜線部と、の間には平面方向の空 が形成されている。この平面方向の空隙を 成しておくことによって、スプリング片42 弾性変形を行う時に、スプリング片42が切抜 孔43内に嵌入したとしても、切抜孔43とスプ ング片42とが引っ掛かってしまうことなく、 スプリング片42は元の状態に円滑に且つ確実 弾性復帰することができる。これによって スライダー1の自動停止機能は、長期間に亘 って安定した状態を確保しておくことができ る。
このように構成されているスプリング体4 0の製造について説明を行う。先ず、スプリ グ体40を構成する板材からスプリング片42の 端面に隣接する部位を予め打抜き、開口窓 41となる打抜孔を形成する。また、爪部45と なる形成部の一部を前記板材から打抜いて切 断しておく。
次に、スプリング片42の先端が開口窓部41 となるようにして、スプリング片42の先端に けて漸次縮小する外郭形態に沿う左右両側 縁を打抜パンチにより打抜加工する。この 抜加工後に、スプリング片42に対して曲げ 工を施し、スプリング片42の先端が所定の高 さとなるようして、略く字状に抜き起こしを 行なう。そして、開口窓部41を有したスプリ グ体40の全体構成が、略横C字状の形態とな ように仕上げる。
このようにして構成されたスプリング体4 0は、開口窓部41を設けておくことができるの で、開口窓部41を介してスプリング片42を抜 起こすことが容易になる。しかも、前記板 に対するスプリング片42の所要な打抜き高さ を得ることができ、加工中にスプリング片42 先端部に過度の力が加えられて切損又は亀 が生じたりすることを防止できる。そして 所望のバネ剛性をもったスプリング体40を 易に且つ確実に製造することができる。
このように、スプリング体40を簡単に製 することができるので、特別な各種の付帯 備や周辺装置を必要とすることなく、既存 加工装置を用いてスプリング体40を製造する ことができる。従って、生産性を向上させる ことができ、処理コストも安くなり、また、 スプリング体40の製造時間も短縮することが きるので、製作費などを大幅に低減するこ ができる。
尚、スプリング片42の構成として、スプ ング片42の全体が前方に向けて略く字状に張 り出した形態をなしている構成例を説明した が、本発明はこれに限定されるものではなく 、例えば、スプリング片42に対して曲げ加工 施して、スプリング片42を下方に向けて一 以上屈曲させた構成により、スプリング片42 の先端部が所定の高さ位置となるように抜き 起こした構成にしておくこともできる。
次に、スライダー1を組み立てて図5に示 たように構成する組立て手順について説明 る。
スライダー1を組み立てるには、図3で示 ように、先ず、引手20の環状保持部23(図1参 )の孔部23aをスライダー胴体10の後取付柱15を 跨いで挿入する。そして、引手20の枢軸22を 後支持壁15a(図1参照)の引手案内部15dの引手 内面15d-1に当接させた状態で、引手20全体が 水平姿勢となるようにスライダー胴体10上 載置する。
次いで、引手20の枢軸22の上方からスプリ ング体40を配置する。このとき、スプリング 40の爪部45を後取付柱15の爪孔部15eに挿入し 開口窓部41を爪孔部15eよりも高位にある前 付柱14の突片部14dに掛止める。同時に、掛止 部44を前取付柱14の凹溝部14e内に挿入する。
このとき、スプリング体40は、上翼片11の 上面において爪孔部15eから突片部14d側に向け て上り傾斜した状態で配されることになる。 次に、スプリング片42の弾力に抗しながら、 手保持体30を、スプリング体40の上方から前 後取付柱14,15に装着させる。
引手保持体30を前後取付柱14,15に装着させ るときには、引手保持体30の係合片32a,33aは、 前後取付柱14,15の被係合部14b,15bの案内傾斜面 に沿って拡開方向に弾性変形しながら摺動す る。係合片32a,33a が案内傾斜面の先端傾斜面 を通過すると同時に、係合片32a,33aは縮小方 に弾性復帰して、被係合部14b,15bの係合面に 合することになる。
このとき同時に、第一係止部35a,35bは、切 欠14c、15cに係止され、第二係止部37a,37bは、 二被係止部16a,17a間に嵌入されることになる また、引手保持体30の左右翼片34の下端面は 、上翼片11の上面から離間した位置に配され とともに、左右翼片34によって引手20の一部 及びスプリング体40を操作する操作空間部の 部を遮蔽する。こうして、スライダー1の組 立てが完了する。
本発明は、引手保持体30の係合片32a,33aと 後取付柱14,15の被係合部14b,15bとを係合させ 固定させるといった簡単な構造でありなが 、引手保持体30をスライダー胴体10に装着さ せるだけで、スプリング体40を開離不能に引 保持体30とスライダー胴体10との間に収納し ておくことができる。
しかも、スライダー1の組立て作業は、人 手又は自動組立て機によって、容易に且つ安 定した状態で確実に行うことができる。また 、引手保持体30が前後左右方向にガタついて まうのを、規制機構によって防止しておく とができる。また、引手保持体30の裏面と 後取付柱14,15の対向面間とによって形成され た空間内で、スプリング片42を円滑に且つ確 に弾性変形させることができる。しかも、 プリング片42の破損、不良変形、故障など 防止しておくことができるので、長期間に たってスプリング体40の耐久性を確保してお くことができる。
図4の状態からスプリング体40の爪部45と 図示せぬ噛合エレメントとの係合状態を解 する操作について説明する。先ず、図4に示 ようにスライダー胴体10に対して平行に組 立てられた引手20を手で上方へ持ち上げると 、あるいは、引手20を後方へ引っ張ると、引 20の枢軸22は引手案内部15dの引手案内面15d-1 沿って上昇する。
引手20の枢軸22が上昇するに伴い、スプリ ング体40も上方に持ち上げられてスプリング 42は、弾性力が貯えられる方向に撓んでゆ 。そして、スプリング体40の爪部45は、図示 ぬ噛合エレメントとの係合状態が解除され 方向に弾性変形しながら、引手20の枢軸22を 中心として前方に向けて揺動する。
引手20の枢軸22が、左右翼片34の下端面に 接して、スプリング体40の移動限位置まで 動すると、爪部45は、今まで係合していた噛 合エレメントから離れることになり、爪部45 噛合エレメントとの係合状態が解除される
この爪部45と噛合エレメントとの係合状 の解除時に、スライダー1は、スライダー肩 側(図4の左側)或いは後口側(図4の右側)へと 由に摺動することができる。スライダー1を 自由に摺動させることにより、図示せぬファ スナーチェーンの務歯列を噛合させたり、左 右に開離させたりすることができる。この所 望の操作後に、引手20を手放すと、スプリン 体40のスプリング片42は弾性復帰を行う。
スプリング片42の弾性復帰に伴う付勢力 よって、引手20の枢軸22は引手案内面15d-1に って下降する。そして、スプリング体40の爪 部45もスプリング片42の付勢力によって、爪 部15e内に挿入され、爪孔部15eの下方部に存 するファスナーチェーンの務歯間に対して 動的に挿入される。このように、スプリン 片42の付勢力によって、スプリング体40の爪 45と噛合エレメントとは係合されることに る。
スプリング体40による付勢力によって、 部45と噛合エレメントとの係合状態が維持さ れていると、それ以上のスライダー1の摺動 阻止されて、スライダー1の停止状態を維持 ておくことができる。
また、本発明のスライダー1では、引手保持
体30の前後左右方向へのガタツキを防止する
め、第一係止部35a,35b及び切欠14c、15cと第二
係止部37a,37b及び第二被係止部16a,17aとによっ
構成された規制機構を採用している。
尚、規制機構としては、第一係止部35a,35b及
び切欠14c、15cによる規制構成又は第二係止部
37a,37b及び第二被係止部16a,17aによる規制構成
うちで、一方の規制構成だけを用いて構成
ておくこともできる。
この規制機構を採用することによって、 取付柱14の前支持壁14aにおける側端面14f及 後取付柱15の後支持壁15aにおける側端面15fを 、前取付柱14及び後取付柱15に取り付けた引 保持体30によって覆い隠しておくことができ る。
しかもこのとき、引手保持体30の側端面 び左右翼片34の外側面と前支持壁14a及び後支 持壁15aの外面とは、略面一の関係に配設され る構成となるので、スライダー1における外 意匠性を大幅に向上させることができる。
このように規制機構によって、引手保持 30が前後及び幅方向のあらゆる力に対して らつくことがない状態で、強固に且つ確実 引手保持体30を前取付柱14及び後取付柱15に 着しておくことができる。これによって、 手保持体30を必要最小限の肉厚に形成するこ とができるとともに、スライダー1の小型化 薄型化を達成することができる。
本発明の左右翼片34は、前取付柱14と後取 付柱15との間隔と略同じ長さに形成されてい が、左右翼片34の上下方向の長さ寸法は、 壁部32及び後壁部33の上下方向の高さ寸法よ も短く構成されている。このように構成し おくことによって、スライダー胴体10と引 保持体30とが係合状態にあるときには、左右 翼片34の下端面位置が上翼片11の上面から上 に離れた位置にしておくことができる。
そして、左右翼片34の下端面と上翼片11の 上面との間に、引手20の枢軸22が動き得る空 部を形成しておくことができる。引手保持 30の裏面と上翼片11の上面とによって囲まれ 空間は、スライダー胴体10と引手保持体30と が係合状態にあるときには、引手20の枢軸22 びスプリング体40を操作するときの操作空間 部とすることができる。
しかも、引手保持体30と上翼片11との間に 、スプリング体40のスプリング片42を円滑に つ確実に保持しておくことができるように るので、スライダー1の品質を長期間にわた 安定した状態に確保しておくことができる
このように、本発明では、スライダー1を 小型化や薄型化させることができ、しかも、 外観意匠性に優れたものとして構成すること ができるので、商品価値の高いスライダーを 得ることができる。
図7及び図8は、本発明に係る規制機構の 形例を示している。図7は、引手保持体を裏 側から見た斜視図を示しており、図8は、実 施例2の引手保持体を用いた自動停止装置付 ライドファスナー用のスライダーを構成す 部品を組み立てる前の状態を示す斜視図で る。
実施例1における規制機構の一つとして、 第一係止部35a,35bを左右翼片24の両端部に形成 し、第一係止部35a,35bをそれぞれ係止される 欠14c,15cを前支持壁14a及び後支持壁15aの隅部 形成した構成を採用している。これに対し 、実施例2では、第一係止部35a,35bと切欠14c,1 5cとを設ける代わりに、左右翼片24の両端部 ら離間した部位に設けた突起係止片39と、前 支持壁14aの側端面14f及び後支持壁15aの側端面 15fとに穿設した被係止穴部19と、による構成 採用している。
そして、突起係止片39を被係止穴部19内に 挿入することで、規制機構の一つを構成して いる。また、実施例1における他の規制機構 ある、第二係止部37a,37bと前支持壁14aの内面1 6及び後支持壁15aの内面17とによる規制機構は 、実施例1における構成を実施例2においても のまま採用している。
実施例2における他の構成は、実施例1と 様の構成を備えている。そこで、実施例1と 様の構成を備えている部材に関しては、実 例1で用いた部材符号と同じ部材符号を用い ることで、その部材に関する説明を省略する 。
図7に示すように、引手保持体30の裏面側 おける左右翼片24の両端部から離間した部 には、引手保持体30の裏面から立設し、左右 翼片34とは独立した突起係止片39がそれぞれ 成されている。また、図8に示すように、前 付柱14における一対の前支持壁14aの側端面14 f及び後取付柱15における一対の後支持壁15aの 側端面15fには、引手保持体30を前取付柱14と 取付柱15とに装着するときに、引手保持体30 各突起係止片39を挿入して係止する被係止 部19が形成されている。
突起係止片39及び被係止穴部19の配設個数 としては、偶数個としておくことができ、少 なくとも、スライダー1の左右方向に均等に 設しておくことが、望ましい構成となる。 ち、引手保持体30に対して左右方向の外力が 作用したときに、バランスよく突起係止片39 び被係止穴部19で外力を受けることができ ように、突起係止片39及び被係止穴部19を配 しておくことが望ましい構成となる。
被係止穴部19の構成としては、上方を開 させた穴形状に構成しておく場合以外にも 前支持壁14aの内面16f及び後支持壁15aの内面17 側に開口した溝形状に構成しておくこともで きる。
規制機構の一つとして、突起係止片39及 被係止穴部19の構成を用いることにより、各 被係止穴部19に挿入した突起係止片39におい 、引手保持体30が前後左右方向にずれてしま うのを防止でき、引手保持体30のズレを確実 防止できる。しかも、被係止穴部19に挿入 た少なくとも1つの突起係止片39だけによっ も、引手保持体30が前後左右方向にずれるの を規制しておくことができる。このため、突 起係止片39の配設個数を少なく構成しておく ともできる。
上述した各実施例は、本発明の好適な実 形態を例示したものである。しかし、規制 構の構成は、上述した構成だけに限定され ものではなく、例えば、前支持壁14aの側端 14f及び後支持壁15aの側端面15fに沿って凸条 突起を形成し、この突起が嵌入する凹条の を引手保持体30の裏面に形成しておくこと できる。
このように規制機構を構成にしても、本 明の目的を充分に達成することができるこ は勿論である。従って、本発明は上記各実 例に限定されないことは当然であり、各請 の範囲に記載した範囲内において様々な形 に設計変更することが可能である。
本発明は、自動停止装置付のスライダー 外であっても、引手保持体を備えたスライ ーに対して好適に適用することができる。
