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Title:
SLIDING-ACTION HINGED-LID PACKAGE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/148036
Kind Code:
A1
Abstract:
A package (2) comprises an inner case (7) including a box body (6) having an upper open end (22), and a lid (4) connected to one side edge of the open end (22) rotatably through a lid hinge (24), for opening and closing the open end (22), and an outer slider (8) fitted slidably over the outer circumference of the inner case (7) and having, at the upper edge (50) of a sidewall (44) on the side corresponding to the lid hinge (24), a contact flap (48) extending toward the inside of the outer slider (8), wherein the inner case (7) includes a strip (34) which is linked, at the upper end thereof, with the lid (4) and has at the lower end a folded flap (38) that is engageable with the contact flap (48) of the outer slider (8), and, when the outer slider (8) is slid downward with respect to the inner case (7), the folded flap (38) engages with the contact flap (48) to impart an opening action to the lid (4).

Inventors:
UESUGI HIROYUKI (JP)
YOSHIMURA KAZUHIRO (JP)
TOKITA HIDEHISA (JP)
FUKUI MASAHIRO (JP)
SAITO AKIHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/060021
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
June 02, 2009
Export Citation:
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Assignee:
JAPAN TOBACCO INC (JP)
UESUGI HIROYUKI (JP)
YOSHIMURA KAZUHIRO (JP)
TOKITA HIDEHISA (JP)
FUKUI MASAHIRO (JP)
SAITO AKIHIRO (JP)
International Classes:
B65D5/38; B65D85/10
Foreign References:
JPS61144024U1986-09-05
JP3013076U1995-06-27
JP2007537937A2007-12-27
JP2003508313A2003-03-04
JPH1035644A1998-02-10
JPH0858777A1996-03-05
JP2007122200A2007-05-17
Other References:
See also references of EP 2305568A4
Attorney, Agent or Firm:
NAGATO, KANJI (JP)
Akira Nagato 2 (JP)
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Claims:
 インナケースであって、直方体形状をなし、上部に開口端を有する箱ボディと、前記開口端の短辺となる一方の側縁にリッドヒンジを介して接続され、前記リッドヒンジの回りに回動して前記開口端を開閉する箱状のリッドとを含む、インナケースと、
 前記インナケースの外周にスライド自在に嵌められている外スライダと、
 前記インナケースに対して前記外スライダがスライドさせられたとき、前記インナケースと前記外スライダとの係合を許容し、前記外スライダのスライドに連動して前記リッドに開閉動作を付与する係合装置と
を備える、スライドアクション型ヒンジリッドパッケージ。
 前記係合装置は、
 前記リッドの外面に設けられた帯状体であって、前記一方の側縁側に位置する前記リッドの側壁に沿って延び、その上端が前記リッドヒンジの上方にて前記リッドヒンジと平行なトップヒンジを介して接続されているとともに、その下端部に前記外スライダの内面側に折り返された折返しフラップを有する帯状体と、
 前記外スライダの内面に設けられ、前記折返しフラップに向けて延びる接触フラップと
を含み、
 前記外スライダが前記折返しフラップに向けてスライドされたとき、前記接触フラップは前記折返しフラップと係合する、請求項1に記載のスライドアクション型ヒンジリッドパッケージ。
 前記トップヒンジは、前記リッドの前記側壁の上端縁に位置付けられており、
 前記帯状体は、前記トップヒンジと前記折返しフラップとの間に前記トップヒンジと平行な中間ヒンジを更に有し、
 前記中間ヒンジは、前記帯状体が前記リッドの前記側壁に重なり合う状態にあるとき、前記リッドヒンジよりも下方に位置付けられており、
 前記外スライダの上端縁は、前記外スライダがスライドし、前記接触フラップが前記折返しフラップに係合すると同時又はこの係合に先立ち、前記中間ヒンジを前記外スライダから露出させるべく前記中間ヒンジの下方に位置付けられている、請求項2に記載のスライドアクション型ヒンジリッドパッケージ。
 前記リッドの上壁はその外周縁の一部に前記インナケースの外周よりも突出した突出部を含む、請求項3に記載のスライドアクション型ヒンジリッドパッケージ。
 前記開口端の一対の長辺となる前記箱ボディの前壁及び後壁の上端縁は、前記リッドヒンジから上方または下方へ斜めに傾斜している、請求項4に記載のスライドアクション型ヒンジリッドパッケージ。
Description:
スライドアクション型ヒンジリ ドパッケージ

 本発明は、スライドアクション型ヒンジ ッドパッケージに関し、より詳しくは、ス イドアクションにともないリッドが開動作 るスライドアクション型ヒンジリッドパッ ージに関する。

 品物を収容する包装容器としては、その 物の性質を考慮し、種々のものが開発され いる。品物が、例えば、フィルタシガレッ やシガレット等のたばこ商品である場合、 の包装容器としては、ヒンジリッドパッケ ジが多用されている。

 ここで、ヒンジリッドパッケージの1つの 形態として、例えば、特許文献1に示される ンジリッドパッケージが提案されている。

 従来公知のヒンジリッドパッケージは、 ックス形状のアウタボディを含み、アウタ ディはその上端に開口端を有する。アウタ ディはその内部にインナパックを収容し、 のインナパックは紙巻きたばこの束と、こ たばこの束を包み込む内包材とを有する。

 アウタボディの開口端はその後縁にヒン を介してボックス形状のリッドを有し、リ ドはヒンジを中心に回動し、開口端を開閉 能である。

 ところで、従来公知のヒンジリッドパッ ージは、長年使用されていることから、そ リッドの開閉形態は消費者にとって馴染み あるものの、消費者の購買意欲を促進させ 魅力に乏しい。

 そこで、消費者の興味を引くために、ス イドアクションを取り入れたリッドの開閉 態を有するものとして、例えば、特許文献2 に示されるスライドアクション型ヒンジリッ ドパッケージが提案されている。

特開平8-58777号公報

国際公開第2007/122200号パンフレット

 ところで、特許文献2のパッケージは、ス ライダ装置を備えており、このスライダ装置 は、パッケージの容器の下部を囲み、容器の 長手方向にスライド可能である。スライダ装 置及びパッケージのリッドはリッドフラップ により互いに接続されており、スライダ装置 のスライドに伴い、リッドはリッドフラップ を介して開閉される。また、容器は、一対の ストッパフラップを有し、一方、スライダ装 置は各ストッパフラップと組みをなす係合フ ラップをそれぞれ有する。これらストッパ及 び係合フラップは互いに協働して、スライダ 装置のスライド量を規制する。このように、 特許文献2のパッケージは、構造が複雑であ 、生産効率が低いという問題がある。

 本発明は、上記の問題を解決するために 案されたものであり、その目的とするとこ は、簡単な構成で生産効率を向上させるこ ができ、しかも、消費者の購買意欲を喚起 る斬新な開閉形態を有しているスライドア ション型ヒンジリッドパッケージを提供す ことを目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明のス イドアクション型ヒンジリッドパッケージ 、インナケースであって、直方体形状をな 、上部に開口端を有する箱ボディと、前記 口端の短辺となる一方の側縁にリッドヒン を介して接続され、前記リッドヒンジの回 に回動して前記開口端を開閉する箱状のリ ドとを含む、インナケースと、前記インナ ースの外周にスライド自在に嵌められてい 外スライダと、前記インナケースに対して 記外スライダがスライドさせられたとき、 記インナケースと前記外スライダとの係合 許容し、前記外スライダのスライドに連動 て前記リッドに開閉動作を付与する係合装 とを備える。

 上述のリッドは、外スライダを下方にス イドさせることにより開くことができる。 かも、このリッドは、箱ボディの開口端の 辺となる一方の側部に設けられたリッドヒ ジを中心に回動する。

 具体的には、前記係合装置は、前記リッ の外面に設けられた帯状体であって、前記 方の側縁側に位置する前記リッドの側壁に って延び、その上端が前記リッドヒンジの 方にて前記リッドヒンジと平行なトップヒ ジを介して接続されているとともに、その 端部に前記外スライダの内面側に折り返さ た折返しフラップを有する帯状体と、前記 スライダの内面に設けられ、前記折返しフ ップに向けて延びる接触フラップとを含み 前記外スライダが前記折返しフラップに向 てスライドされたとき、前記接触フラップ 前記折返しフラップと係合する。

 上述の外スライダは下方にスライドさせ れることにより、外スライダの接触フラッ と、リッドに接続されている帯状体の折返 フラップとが係合し、リッドの一方の側部 帯状体により相対的に下方へ引き付けられ 。この引き付けによりリッドは、リッドヒ ジの回りに回動させられ開動作が行われる

 好ましくは、前記トップヒンジは、前記 ッドの前記側壁の上端縁に位置付けられて り、前記帯状体は、前記トップヒンジと前 折返しフラップとの間に前記トップヒンジ 平行な中間ヒンジを更に有し、前記中間ヒ ジは、前記帯状体が前記リッドの前記側壁 重なり合う状態にあるとき、前記リッドヒ ジよりも下方に位置付けられており、前記 スライダの上端縁は、前記外スライダがス イドし、前記接触フラップが前記折返しフ ップに係合すると同時又はこの係合に先立 、前記中間ヒンジを前記外スライダから露 させるべく前記中間ヒンジの下方に位置付 られている構成とする。

 この構成によれば、帯状体は、その中間 設けられた中間ヒンジにより屈曲し、リッ の開動作をスムーズに行うことができる。

 また、前記リッドの上壁はその外周縁の 部に前記インナケースの外周よりも突出し 突出部を含む構成とすることがより好まし 。

 この構成によれば、リッドの一部が突出 ていることから、外スライダが上方へスラ ドすることをリッドの上端部分で規制でき 簡単な構成で外スライダがインナケースか 抜け出ることを防止することができる。

 また、本発明のスライドアクション型ヒ ジリッドパッケージは、前記開口端の一対 長辺となる前記箱ボディの前壁及び後壁の 端縁は、前記リッドヒンジから上方または 方へ斜めに傾斜している。

 この構成によれば、箱ボディの開口端部 が斜めに切り欠かれた形態となっているの 、リッドが開かれた際、収容されている品 における箱ボディから露出した部分が多く り、箱ボディから品物を取り出しやすくな 。

 本発明のスライドアクション型ヒンジリ ドパッケージによれば、リッドに設けた帯 体と、外スライダに設けた接触フラップと った比較的簡単な構成で、リッドの開閉と スライダの抜け落ちを防止することができ パッケージの生産効率向上に寄与する。ま 、本発明におけるリッドは、外スライダの ライド動作にともない、箱ボディの開口端 短辺となる一方の側部に設けられたヒンジ 中心に回動するので、通常のパッケージに べてユニークな開閉形態を提供し、消費者 強くアピールすることができるので、消費 の購買意欲を促進させることができる。

一実施形態のパッケージを閉じた状態 示した斜視図である。 図1のパッケージを外スライダが引き下 げられていく途中の状態で示した斜視図であ る。 図1のパッケージを開いた状態で示した 斜視図である。 図1のパッケージを開いた状態で下方か らみた斜視図である。 図1のパッケージを分解した状態で示し た一部切欠斜視図である。 インナケースを形成するメインブラン を示した図である。 外スライダを形成するサブブランクを した図である。 インナケースのリッドが閉じられてい 状態を示した概略図である。 外スライダが下方へスライドしていく 態を示した概略図である。 インナケースのリッドが開き始めた状 態を示した概略図である。 インナケースのリッドが完全に開いた 状態を示した概略図である。

 図1は、一実施形態のパッケージ2を示す。
 このパッケージ2は、フィルタシガレットや シガレット等のたばこ商品を収容する包装容 器であり、全体として直方体形状をなしてい る。

 ここで、本実施形態において、上方から るとは、パッケージ2を図1中矢印A方向にみ ことを指し、前方からみるとは、パッケー 2を図1中矢印B方向にみることを指す。また 図1中矢印Hで示す方向をパッケージ2の上下 向、図1中矢印Wで示す方向をパッケージ2の 方向、図1中矢印Lfで示す方向をパッケージ2 の前方向、図1中矢印Lbで示す方向をパッケー ジ2の後方向とする。

 このパッケージ2は、図2に示すように、 ッド4を有する直方体形状のインナケース7を 含んでおり、このインナケース7は、その外 にスライド自在に嵌められた外スライダ8を えている。

 インナケース7は、図3に示すように、イ ナパック10を収容する箱ボディ6を備えてい 。

 箱ボディ6は、上端部が斜めに切り欠かれ た箱である。ここで、インナパック10は長さ 95mmのサイズの棒形状のたばこ商品20本を内 材により包み込んだものである。この内包 は、紙と、この紙の表面に蒸着されたアル ニウムの膜とを含む。内包材のアルミニウ の膜はたばこ商品の束を湿気から保護する かりでなく、たばこ商品の束、すなわち、 々のたばこ商品からの芳香の放出を防止す 。内包材には上述したアルミニウム蒸着紙 代えて、積層紙を使用することもでき、こ 積層紙はその内部に湿気や芳香の通過を防 する遮蔽層を有する。

 この箱ボディ6は、図5に示すように、一 の側壁12と、この側壁12よりも高い他方の側 14と、一方の側壁12と他方の側壁14を相互に 結する前壁16および後壁18と、底壁20とを備 ている。ここで、前壁16の上端縁16aおよび 壁18の上端縁18aは、一方の側壁12の上端と他 の側壁14の上端とを結ぶように傾斜してい 。つまり、前壁16および後壁18は、傾斜した 端縁をそれぞれ有し、これら上端縁は互い 平行に延びている。そのため、箱ボディ6は その上端がリッド4により開閉される開口端22 に形成され、この開口端22は上方からみて矩 状であるが、前方からみて開口端2の前縁及 び後縁は斜めに傾斜している。このように開 口端22はその両側縁ではなく、前縁及び後縁 斜めに切り欠かれた形態となっているので 箱ボディ6内にインナパック10が収容された き、インナパック10の上部はパッケージ2の 方向Lf及び後方向Lbの両方にそれぞれ露出す る。

 それ故、たばこ商品の上部はパッケージ2 の前後の方向Lf,Lbにそれぞれ露出することに り、箱ボディ6は開口端22からのたばこ商品 取り出しを容易にしている。この点、従来 パッケージにおける箱ボディの開口端は水 且つ段違いの前縁及び後縁を有しているの 、箱ボディ内のインナパックの上部はパッ ージの前方向及び後方向の両方に露出する とができない。

 一方の側壁12の上端にはリッドヒンジ24が 形成されている。リッドヒンジ24は前壁16と 壁18との間に亘って延び、側壁12とリッド4と を連結している。

 リッド4は、図3~図5に示すように、リッド ヒンジ24に連結されている側壁26と、上壁28と 、前壁30及び後壁32とを備え、これら前壁30及 び後壁32は略三角形状をなしている。リッド4 は、リッドヒンジ24を中心に回動可能となっ いる。なお、リッド4が閉じられたとき、前 壁30及び後壁32の傾斜下端縁30a,32aは、開口端2 2の上端縁16a,18aにそれぞれ合致する。

 また、リッド4には、帯状体34が連結され いる。より詳しくは、図5から明らかなよう に、帯状体34の上端縁はトップヒンジ36を介 て側壁26と上壁28間の境界にてリッド4に連結 され、その下端部に折返しフラップ38を有し いる。

 折返しフラップ38は、帯状体34の下端部を 折返し線38aに沿い箱ボディ6の幅方向外側で つその上方に向けて折り返すことで形成さ る。このように折り返すことで、この折返 フラップ38には癖が付けられている。つまり 、インナケース7が外スライダ8内に嵌め込ま たたとき、帯状帯34の折返しフラップ38はそ の先端が外スライダ8の内面に押し付けられ 状態となる。

 また、帯状体34は、トップヒンジ36と折返 し線38aとの間に中間ヒンジ37を備えている。 の中間ヒンジ37は、帯状体34がインナケース 7の側面上に沿わされた際、リッドヒンジ24よ りも下方に位置すべく形成されている。帯状 体34は、リッドヒンジ24と中間ヒンジ37との間 の上部領域34aと、中間ヒンジ37と折返し線38a の間の下部領域34bに更に区分され、上部領 34aと下部領域34bとは中間ヒンジ37により相 的に屈曲可能となっている。

 更に、リッド4が閉じられたとき、リッド 4の上壁28はトップヒンジ36とは反対側の端に 出部39を有し、この突出部39は開口端22から ンナケース7の幅方向外側に僅かに突出して いる。このような突出部39は、インナケース7 を囲む外スライダ8が上方へスライドした際 外スライダ8のスライドを規制するストッパ して機能する。

 外スライダ8は中空の直方体形状をなし、 図5に示されるように前壁40と、後壁42と、一 の側壁44,46を含む。

 ここで、一方の側壁44の上端縁には接触 ラップ48が設けられている。この接触フラッ プ48は、図5から明らかなように、一方の側壁 44の上端縁50から外スライダ8の内部に向かっ 延びている。より詳しくは、接触フラップ4 8は外スライダ8の幅方向内側且つ下方へ向か ような折り込み癖を有するべく、前記上端 50に沿って折り曲げられている。つまり、 スライダ8内にインナケース7が嵌められた際 、接触フラップ48の先端はインナケース7の対 応する側壁12側に押し付けられる。このため 外スライダ8が、インナケース7に対して下 へスライドさせられた際、接触フラップ48は 、上述した帯状体34の折返しフラップ36と係 する。以上のように、本実施形態において 、帯状体34と接触フラップ48とによりインナ ース7と外スライダ8とを係合させる係合装 が形成される。

 パッケージ2は、インナケース7を成形す メインブランク52と、外スライダ8を成形す サブブランク54とから形作ることができる。

 メインブランク52は、図6に示されるよう 、箱ボディ6の前壁16となる前パネル56を有 ており、前パネル56の上端には箱ボディ6の 壁20となる底パネル58が連なっている。また 前パネル56の一方の側縁(例えば、図6中左側 )には、箱ボディ6の側壁12の一部となるイン サイドフラップ60が連なっており、前パネル 56の他方の側縁(例えば、図6中右側)には、箱 ディ6の側壁14の一部となるインナサイドフ ップ62が連なっている。そして、各インナ イドフラップ60,62の上端には、インナボトム フラップ64が連なっており、これらインナボ ムフラップ64は底パネル58に重ね合わされる ことで、底壁20の補強をなす。

 更に、底パネル58には、前パネル56とは反 対側に位置して箱ボディ6の後壁18となる後パ ネル66が連なっている。後パネル66の一方の 縁(例えば、図6中左側)には、箱ボディ6の側 12の残部となるアウタサイドフラップ68が連 なっており、後パネル66の他方の側縁(例えば 、図6中右側)には、箱ボディ6の側壁14の残部 なるアウタサイドフラップ70が連なってい 。

 また、アウタサイドフラップ68の上端に リッドヒンジ24の一部となるヒンジライン72 介してリッド4の側壁26の一部となるアウタ イドフラップ74が連なっている。アウタサ ドフラップ74の側縁(例えば、図6中右側)には 、リッド4の後壁32となる後パネル76が連なっ いる。後パネル76の上端には、リッド4の上 28の一部となるトップパネル78が連なってい る。

 一方、インナサイドフラップ60の下端に リッドヒンジ24の残部となるヒンジライン80 介してリッド4の側壁26の残部となるインナ イドフラップ82が連なっている。インナサ ドフラップ82の側縁(例えば、図6中右側)には 、リッド4の前壁30となる前パネル84が連なっ いる。前パネル84の下端には、リッド4の上 28の残部となるインナトップフラップ86が連 なっている。

 更に、インナトップフラップ86の側縁(例 ば、図6中左側)には、帯状体34の上部領域34a となる上部フラップ88が、トップヒンジ36と るヒンジ線90を介して連なっている。そして 、この上部フラップ88には、インナトップフ ップ86とは反対側に位置して帯状体34の下部 領域34bとなる下部フラップ92が、中間ヒンジ3 7となるヒンジ線94を介して連なっている。こ の下部フラップ92には、上部フラップ88とは 対側に位置して帯状体34の折返しフラップ38 即ち、折返しフラップ96が連なっている。

 次に、サブブランク54は、図7に示される うに、外スライダ8の後壁42となる後パネル9 8を有しており、後パネル98の一方の側縁(例 ば、図7中左側)には、外スライダ8の側壁44と なるサイドパネル100が連なっている。このサ イドパネル100の上端には、外スライダ8の接 フラップ48、即ち、接触フラップ102が連なっ ている。また、後パネル98の他方の側縁(例え ば、図7中右側)には、外スライダ8の側壁46の 部となるサイドパネル104が連なっている。 に、サイドパネル100には、後パネル98とは 対側に位置して外スライダ8の前壁40となる パネル106および外スライダ8の側壁46の残部 なるインナサイドフラップ108が順次連なっ いる。

 本実施形態の場合、ブランク52,54は紙材か なり、それらの秤量は180~270g/m 2 、それらの厚みは0.2~0.5mmである。ここで、ブ ランク52,54はカード紙、マニラボール紙等の れであってもよい。

 上述したブランク52,54は、図6,7中一点鎖 で示した折り込み線からそれぞれ折り込ま て、インナケース7及び外スライダ8をそれぞ れ成形し、この折り込み成形により、図1に すようなリッド4を閉じた状態のパッケージ2 が得られる。

 より詳しくは、パッケージ2の折り込み成 形を行う際、まず、メインブランク52の折り み成形が行われる。即ち、前パネル56およ 前パネル84上にインナパック10が載置され、 の状態でインナパック10に対してインナサ ドフラップ60,82,62、インナボトムフラップ64 よび底パネル58のそれぞれの折り込みがな れる。更に、後パネル66,76およびアウタサイ ドフラップ68,74,70が、インナパック10に被せ れるようにそれぞれ折り込みがなされ、そ ぞれ対応するアウタサイドフラップとイン サイドフラップとが糊付けされる。なお、 ンナパック10は、必要に応じて前パネル56、 パネル66、底パネル58、インナサイドフラッ プ60,62等に糊付けされる。次いで、インナト プフラップ86およびトップパネル78はそれぞ れ折り込みがなされ、インナトップフラップ 86がトップパネル78の内面に糊付けされる。 に、上部フラップ88、下部フラップ92および 返しフラップ96のそれぞれに対し、ヒンジ 90,94および折り込み線(折返し線38a)に沿って 定の折り込み又は折返しの癖付けをなすべ 折り込みが行われる。このようにしてイン パック10を備えた中間体が得られる。

 この後、サブブランク54においては、ま 、接触フラップ102が外スライダ8の内側方向 なるサブブランク54の内面側へ折り曲げら る。そして、上述の中間体とサブブランク54 の上下方向を合わせた状態で、この中間体を サブブランク54の前パネル106上に載置し、前 ネル106と中間体の前パネル56,84とを重ね合 せる。この状態で、公知の如く、中間体の りにサブブランク54を折り込むとともに、糊 付けしていくことで、インナケース7に外ス イダ8が嵌められた図1に示すパッケージ2が 形される。

 この後、個々のヒンジリッドパッケージ2 は、例えば、透明フィルムで外包される。

 このパッケージ2を購入した消費者は、ま ず、外包フィルムを開封し、そして外スライ ダ8をインナケース7に対して下方へスライド せる。これにより、リッド4が開き箱ボディ 6に収容さているインナパック10の上部が露出 される。

 ここで、パッケージ2、即ち、リッド4の 動作について、図8~図11に基づきより詳しく 明する。まず、図8に示すように、当初、外 スライダ8は、インナケース7の上部に位置付 られ、リッド4は閉じた状態にある。このと き、リッド4の突出部39は外スライダ8の上端 と当接しており、外スライダ8はそれ以上の 方への移動が突出部39により阻止されてい 。よって、外スライダ8がインナケース7から 抜け出すことは防止されている。

 この状態から、インナケース7に対し、外 スライダ8が下方へ移動されると、帯状体34の 折返しフラップ38に外スライダ8の接触フラッ プ48が接触する(図9)。更に、外スライダ8が下 方へ移動されると、折返しフラップ38と接触 ラップ48とが係合し、これにより、リッド4 側部が帯状体34により相対的に下方に引き けられることになる。この引き付けはリッ ヒンジ24の回りにリッド4を回動させ、リッ 4に開動作を付与する。これにより、リッド4 は開いていき、これに伴いインナパック10の 部が箱ボディ6から露出してくる。

 ここで、外スライダ8が下方に移動される 際、帯状体34の中間ヒンジ37が外スライダ8の 側へ露出されると、この中間ヒンジ37にて 状体34の上部領域34aが下部領域34bに対して外 側に屈曲されることから、リッド4の開動作 スムーズに行われる(図10)。更に外スライダ8 が下方へ移動されると、リッド4は閉じた状 に対して90度開いた状態となり、インナパッ ク10の上部が完全に露出する(図11)。

 上述の説明から明らかなように、リッド4 が閉状態にあるとき、外スライダ8の上端は ッド4の上壁28と略合致した状態となり、こ に対し、外スライダ8が下方に移動し外スラ ダ8の下端が箱ボディ6の底壁20と合致した状 態となると、リッド4は閉状態に対して90度回 動して開いた状態となる。

 外スライダ8の下端と箱ボディ6の下端が 致したとき、インナパック10の上部は完全に 露出し、通常、それ以上に外スライダ8が更 引き下げられるようなことはない。しかし がら、仮に、消費者が更に外スライダ8を更 引き下げたとしても、リッド4が180度近くま で回動して開かれると、リッド4の開動作は 界となる。それ故、インナケース7に対し、 れ以上外スライダ8が下方に移動されること はない。つまり、接触フラップ48と折返しフ ップ36との係合は、リッド4を開かせるため 機能するのみならず、外スライダ8の下方へ のスライド量を規制し、インナケース7から 外スライダ8の抜け落ちを防止する機能も発 する。

 詳しくは、本実施形態の場合、接触フラ プ48と折返しフラップ38との位置関係および 帯状体34の長さは、外スライダ8の下端と箱ボ ディ6の下端とが合致したときにリッド4が90 回動して開かれ、仮に、それ以上外スライ 8が更に引き下げられたとしても、外スライ 8が箱ボディ6から抜け落ちる前にリッド4の 動作が限界となって外スライダ8のスライド が止められるように、それぞれ設定されてい る。

 また、接触フラップ48と折返しフラップ38 はともに、外スライダ8とインナケース7との に挟まれており、外スライダ8あるいはイン ナケース7と常に接触していることから、外 ライダ8のスライドに対して抵抗となり、外 ライダ8が不所望にスライドすることを抑制 することができる。

 箱ボディ6の開口端22からインナパック10 露出されたとき、消費者はインナパック10を 開封し、インナパック10からたばこ商品を取 出す。逆に、インナパック10を収納する場 、消費者が箱ボディ6に対して外スライダ8を 上方に移動させていくことにより、接触フラ ップ48と折返しフラップ38との係合が解除さ 、そして、リッド4は、外スライダ8の内壁に ガイドされながら閉じていく。最終的に、外 スライダ8の上端、つまり、側壁46の上端がリ ッド4の突出部39と当接した時点で、リッド4 完全に閉じた閉位置に位置付けられ、パッ ージ2を閉じることができる。

 再度たばこ商品を取り出す際は、上記と じように外スライダ8を下方へ移動させれば よい。

 このように本実施形態のパッケージ2は、 外スライダ8の引き下げ動作に連動して開か るリッド4を有するので、開閉形態が従来の ッケージに比べて斬新であり、消費者の購 意欲を喚起させることができる。また、パ ケージ2は、リッド4に突出部39及び帯状体34 備えているので、外スライダ8がインナケー ス7から抜け出すことを有効に防止すること できる。つまり、本実施形態によれば、外 ライダ8のスライド量を規制するための構造 簡易に得ることができる。

 また、本実施形態のパッケージ2は、リッ ド4を閉じることにより、インナパック10内の たばこ商品の鮮度の低下を抑えることができ 、しかも、インナパック10をリフィルとして め込むために使用可能である。

 本発明は上述した一実施形態に制約され ものではなく、種々の変形が可能である。 えば、箱ボディ6の開口端22は、リッドヒン 24から斜め下方へ傾斜していてもよい。つ り、箱ボディ6からのインナパックの上部の 出範囲を広くできるのであれば、開口端の 斜方向はどちらでも構わない。また、リッ 4は、上壁28と前壁30との間又は上壁28と後壁 32との間にも突出部39と同様な突出部を有す ことができる。つまり、リッド4は、外スラ ダ8のスライドを規制するための突出部を少 なくとも1個有していればよい。更に、イン パック10は、85mm程度の長さを有するたばこ 品を包装したものであってもよいし、また 収容できる商品としては、たばこ商品に限 されるものではなく、菓子などの食品等他 商品であってもよく、本発明のヒンジリッ パッケージは、これら商品のパッケージと ても適用することができる。

2      パッケージ
4      リッド
6      箱ボディ
7      インナケース
8      外スライダ
10     インナパック
12,14  側壁
16     前壁
18     後壁
20     底壁
22     開口端
24     リッドヒンジ
26     側壁
28     上壁
30     前壁
32     後壁
34     帯状体
36     トップヒンジ
37     中間ヒンジ
38     折返しフラップ
39     突出部
40     前壁
42     後壁
44,46  側壁
48     接触フラップ
50     上端縁
52     メインブランク
54     サブブランク