Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
SOLAR BATTERY, LIGHT COLLECTION TYPE SOLAR POWER GENERATING MODULE AND SOLAR BATTERY MANUFACTURING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/096267
Kind Code:
A1
Abstract:
A solar battery (210) is provided with a pillar optical member (230) comprised of an incident surface (231) on which sun light (Ls) is incident and an irradiation surface (232) arranged facing a solar battery element (211) for the irradiation of the sun light (Ls) to the solar battery element (211) and a holding unit (240) that holds the pillar optical member (230). The holding unit (240) is provided with an abutting frame member (241) that is abutted to a side surface (233) of the pillar optical member (230) and has a thickness (t) in a direction from the incident surface (231) to the irradiation surface (232) and a support member (242) that is arranged separately from the pillar optical member (230) for supporting the abutting frame member (241). The side surface (233) of the pillar optical member (230) is inclined to totally reflect the sun light (Ls) in the direction to the irradiation surface (232) while the incident surface (231) of the pillar optical member (230) is set to such a size that a light flux collection region (FLRd) formed by the sun light (Ls) on the incident surface is positioned inside.

Inventors:
OKAMOTO, Chikao (())
Application Number:
JP2009/050762
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 20, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SHARP KABUSHIKI KAISHA (22-22, Nagaike-cho Abeno-ku, Osaka-sh, Osaka 22, 5458522, JP)
シャープ株式会社 (〒22 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 Osaka, 5458522, JP)
International Classes:
H01L31/042
Attorney, Agent or Firm:
ARC PATENT ATTORNEYS' OFFICE (Sumitomoseimei Midosuji Bldg, 14-3 Nishitemma 4-chome, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 47, 5300047, JP)
Download PDF:
Claims:
 集光レンズにより集光された太陽光を光電変換する太陽電池素子と、該太陽電池素子が載置されたレシーバ基板と、集光された太陽光を入射させる入射面と前記太陽電池素子に対向して配置され前記太陽電池素子に太陽光を照射する照射面とを有する柱状光学部材と、前記レシーバ基板に立設され前記柱状光学部材を保持する保持部とを備える太陽電池であって、
 前記保持部は、前記柱状光学部材の側面に当接され前記入射面から前記照射面の方向へ厚さを持たせた枠状の当接枠体と、前記柱状光学部材から離して配置され前記当接枠体を支持する支持体とを備え、
 前記側面は、入射された太陽光を前記照射面の方向へ全反射するように傾斜させてあり、
 前記入射面は、集光された太陽光によって形成される集光束領域が前記入射面に形成する入射面集光束領域を内側に位置させる大きさとしてあること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項1に記載の太陽電池であって、
 前記側面は、前記照射面の垂直方向に対して8度~20度の傾斜角を有していること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項1または請求項2に記載の太陽電池であって、
 前記照射面は、前記太陽電池素子の内側に位置する大きさとしてあること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項1~請求項3のいずれか一つに記載の太陽電池であって、
 前記当接枠体は、矩形状としてあり、前記支持体は、前記当接枠体の4隅に柱状に配置してあること
 を特徴とする太陽電池。
 太陽光を集光して太陽電池に入射させる集光レンズと、該集光レンズにより集光された太陽光を光電変換する太陽電池とを備える集光型太陽光発電モジュールであって、
 前記太陽電池は、請求項1~請求項4のいずれか一つに記載の太陽電池であること
 を特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
 請求項5に記載の集光型太陽光発電モジュールであって、
 前記集光束領域が最小となる最小集光束領域は、前記柱状光学部材の内部に位置するように構成してあること
 を特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
 請求項5または請求項6に記載の集光型太陽光発電モジュールであって、
 前記当接枠体の厚さは、長波長側の太陽光が形成する長波長側集光束領域の外周側領域を遮光する厚さとしてあること
 を特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
 請求項7に記載の集光型太陽光発電モジュールであって、
 前記最小集光束領域は、前記当接枠体の底部と前記照射面との間に位置する構成としてあること
 を特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
 請求項8に記載の集光型太陽光発電モジュールであって、
 前記集光レンズの温度変化に伴って変位する前記集光レンズの焦点が構成する焦点群は、前記底部と前記照射面との間に位置する構成としてあること
 を特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
 請求項5~請求項9のいずれか一つに記載の集光型太陽光発電モジュールであって、
 前記太陽電池の位置を太陽軌道上の太陽の移動先へ規定時間毎に先行して移動させる間欠追尾制御態様としたとき、
 前記入射面集光束領域は、前記入射面の内側に位置する構成としてあること
 を特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
 集光レンズにより集光された太陽光を光電変換する太陽電池素子と、該太陽電池素子が載置されたレシーバ基板と、集光された太陽光を入射させる入射面と前記太陽電池素子に対向して配置され前記太陽電池素子に太陽光を照射する照射面とを有する柱状光学部材と、該柱状光学部材の側面に当接された枠状の当接枠体と前記柱状光学部材から離して配置され前記当接枠体を支持する支持体とを有して前記レシーバ基板に立設された保持部とを備える太陽電池を製造する太陽電池製造方法であって、
 前記太陽電池素子を載置した前記レシーバ基板を準備する基板準備工程と、
 前記レシーバ基板に接着性樹脂を塗布して、前記太陽電池素子を樹脂封止する透光性樹脂が注入される内側樹脂止め部および該内側樹脂止め部の外側で前記支持体が固定される外側樹脂止め部を形成する樹脂止め部形成工程と、
 前記支持体を前記外側樹脂止め部に接着して前記接着性樹脂を硬化することで前記支持体を前記レシーバ基板に固定する支持体固定工程と、
 前記内側樹脂止め部の内側に前記透光性樹脂を注入する透光性樹脂注入工程と、
 前記柱状光学部材を前記当接枠体に当接させて前記照射面を前記透光性樹脂に載置する柱状光学部材載置工程と、
 前記透光性樹脂を硬化して樹脂封止部を形成する樹脂封止部形成工程とを備えること
 を特徴とする太陽電池製造方法。
 集光レンズにより集光された太陽光を光電変換する太陽電池素子と、該太陽電池素子が載置されたレシーバ基板と、前記太陽電池素子を樹脂封止する樹脂封止部とを備える太陽電池であって、
 集光された太陽光を前記太陽電池素子へ導光する導光路を構成する柱状光学部材と、
 該柱状光学部材を保持する保持壁を有し前記樹脂封止部を覆って前記レシーバ基板に載置された光学保持部とを備えること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項12に記載の太陽電池であって、
 前記柱状光学部材は、太陽光を前記太陽電池素子に集光する光路傾斜面を有し、前記保持壁は、前記光路傾斜面に整合させた保持傾斜面としてあること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項12または請求項13に記載の太陽電池であって、
 前記光学保持部は、前記レシーバ基板が有する金属のベース基台に当接させてあること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項12ないし請求項14のいずれか一つに記載の太陽電池であって、
 前記光学保持部は、外周側面に櫛の歯状のフィンを備えること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項12ないし請求項15のいずれか一つに記載の太陽電池であって、
 前記柱状光学部材は、四角柱としてあり、前記光学保持部は、前記四角柱の軸方向角部を包囲する溝状の切り欠き部を備えること
 を特徴とする太陽電池。
 請求項12ないし請求項16のいずれか一つに記載の太陽電池であって、
 前記樹脂封止部は、前記柱状光学部材と前記太陽電池素子との間で周囲領域より薄くしてあること
 を特徴とする太陽電池。
 太陽光を集光する集光レンズと、該集光レンズにより集光された太陽光を光電変換する太陽電池とを備える集光型太陽光発電モジュールであって、
 前記太陽電池は、請求項12ないし請求項17のいずれか一つに記載の太陽電池であることを特徴とする集光型太陽光発電モジュール。
 集光レンズにより集光された太陽光を光電変換する太陽電池素子と、該太陽電池素子が載置されたレシーバ基板と、前記太陽電池素子を樹脂封止する樹脂封止部と、集光された太陽光を前記太陽電池素子へ導光する導光路を構成する柱状光学部材と、該柱状光学部材を保持する保持壁を有し前記樹脂封止部を覆って前記レシーバ基板に載置された光学保持部とを備える太陽電池を製造する太陽電池製造方法であって、
 金属を成形加工して前記光学保持部を準備する光学保持部準備工程と、
 前記光学保持部を前記太陽電池素子の外周で前記レシーバ基板に当接させて配置する光学保持部配置工程と、
 前記光学保持部および前記レシーバ基板が構成する空間に前記樹脂封止部を形成する封止樹脂を注入する樹脂注入工程と、
 前記保持壁に前記柱状光学部材を載置する光学部材載置工程とを備えること
 を特徴とする太陽電池製造方法。
Description:
太陽電池、集光型太陽光発電モ ュール、および太陽電池製造方法

 本発明は、集光された太陽光を光電変換 る太陽電池素子と集光された太陽光を太陽 池素子に照射する柱状光学部材とを備える 陽電池、そのような太陽電池を備える集光 太陽光発電モジュール、および、そのよう 太陽電池を製造する太陽電池製造方法に関 る。

 太陽光発電装置としては、太陽電池素子 隙間無く敷き詰めて構成した太陽光発電モ ュールを屋根の上などに設置した非集光固 型の平板式構造が一般的である。これに対 、太陽光発電装置を構成する部材(部品)の で価格が高い太陽電池素子の使用量を減ら 技術が提案されている。

 つまり、光学レンズや反射鏡などを用い 太陽光を集光し、集光した太陽光を小面積 太陽電池素子に照射することで、太陽電池 子の単位面積あたりの発電電力を大きくし 太陽電池素子のコスト(つまり、太陽光発電 装置のコスト)を削減することが提案されて る。

 一般に集光倍率を上げるほど太陽電池素 の光電変換効率は向上する。しかし、太陽 池素子の位置を固定したままでは太陽光が 光となって入射することが多くなり、太陽 を有効に利用することができない。したが て、太陽を追尾して太陽光を常に正面で受 するように構成した高集光倍率の追尾集光 太陽光発電装置が提案されている(例えば、 特許文献1ないし特許文献5参照。)。

 図12は、従来例1の追尾集光型太陽光発電 置に適用される集光型太陽光発電モジュー の構成例を示す断面図である。

 従来例1に係る集光型太陽光発電モジュー ル101は、光軸Laxと平行に入射面に対して垂直 に入射する太陽光Lsを受光して集光する集光 ンズ150と、集光レンズ150により集光された 陽光Lsを光電変換する太陽電池110とを備え 。また、太陽電池110は、集光された太陽光Ls を光電変換する太陽電池素子111と、太陽電池 素子111が載置されたレシーバ基板120とを備え る。

 太陽光Lsの波長領域は、短波長の400nmから 中間波長の1000nm(1μm)までの中短波長側領域と 、1μmを越える長波長側領域とを含んでいる したがって、集光レンズ150で集光された太 光Lsの内で、中短波長側領域の太陽光Lsは、 点FPb側に向けて集光されることから、太陽 池素子111の中央付近に集光されて中短波長 集光束領域FLRbを構成する。また、長波長側 領域の太陽光Lsは、焦点FPc側に向けて集光さ ることから、中短波長側集光束領域FLRbおよ びその外周(例えば、太陽電池素子111の外周) 長波長側集光束領域FLRcを構成する。

 従来例1の追尾集光型太陽光発電装置は、 集光レンズ150の作用により高集光倍率とした 集光型太陽光発電モジュール101を適用してい た。

 しかし、集光レンズ150による屈折は、太 光Lsが含む幅広い波長の各波長に対してそ ぞれわずかに異なることから、波長領域に って屈折状態が大きく異なる。したがって 上述したとおり、太陽電池素子111に集光さ ない太陽光Ls(長波長側集光束領域FLRcの外周 領域FLRcs)を生じる場合がある。

 また、集光レンズ150と太陽電池素子111と アライメント誤差、太陽光発電モジュール1 01を構成する部材の温度特性の差による位置 レなどが生じることから、屈折状態が異な 場合と同様に太陽電池素子111の中心(光軸Lax )に対して位置ズレを生じる。つまり、太陽 池素子111に対して照射すべき太陽光Lsの位置 ズレが生じ、結果として集光効率が変動して 低下する場合がある。

 したがって、波長領域による屈折状態の 違、各構成部材間の位置ズレなどを原因と て太陽電池素子111に対する位置合わせがさ ない太陽光Lsの発生は、太陽電池素子111に する実質的な入射光量の減少をもたらすこ となり、太陽電池110(太陽電池素子111)の光電 変換効率および発電電力(出力)を低下させ、 らには不要な損失を生じるという問題があ 。

 また、位置ズレをした太陽光Lsが太陽電 素子111以外の領域に照射されると、位置ズ した太陽光Lsの熱エネルギーにより照射され た部分の部材(例えば、レシーバ基板120上の 縁膜、配線など)が高温になり、場合によっ は焼損(破損)することがあるという問題が った。

 また、太陽電池素子111は、集光された太 光Lsによって発熱することから、光電変換 率が低下し、発電電力(出力)が低下するとい う問題があった。

 図13は、従来例2の追尾集光型太陽光発電 置に適用される集光型太陽光発電モジュー の構成を示す断面図である。

 従来例2に係る集光型太陽光発電モジュー ル140mは、光軸Laxと平行に入射面に対して垂 に入射する太陽光Lsv(太陽光Ls)を受光して集 する集光レンズ142と、集光レンズ142により 光された太陽光Ls(太陽光Lsa)を光電変換する 太陽電池110とを備える。また、太陽電池110は 、集光レンズ142により焦点位置FPへ集光され 太陽光Lsaを光電変換する太陽電池素子111と 太陽電池素子111が載置されたレシーバ基板1 20とを備える。

 従来例2の追尾集光型太陽光発電装置は、 集光レンズ142の作用により高集光倍率とした 集光型太陽光発電モジュール140mを適用して た。

 高集光倍率の追尾集光型太陽光発電装置 は、一般的に集光レンズ142を適用して集光 行なう。しかし、集光レンズ142による屈折 、太陽光Lsが含む幅広い波長の各波長に対 てそれぞれわずかに異なることから、波長 域(太陽電池素子111の感度波長領域の内で、 に短波長領域の波長)によっては、屈折状態 が通常の場合と大きく異なって太陽電池素子 111に集光されない太陽光Ls(太陽光Lsb)を生じ 場合がある。

 また、集光レンズ142と太陽電池素子111と アライメント誤差、太陽光発電モジュール1 40mを構成する部材の温度特性の差による位置 ズレなどが生じることから、屈折状態が異な る場合と同様に太陽電池素子111以外の領域に 位置ズレをした集光されない太陽光Ls(太陽光 Lss)が生じる場合がある。

 したがって、波長領域による屈折状態の 違、各構成部材間の位置ズレなどを原因と て太陽電池素子111への集光がされない太陽 Ls(太陽光Lsb、Lss)は、太陽電池素子111に対す る実質的な入射光量を減少することとなり、 太陽電池素子111の発電電力(出力)を低下させ 損失を生じるという問題がある。

 また、太陽電池素子111以外の領域に位置 レをした太陽光Lssが照射されると、位置ズ した太陽光Lssの熱エネルギーにより照射部 の部材(例えば、レシーバ基板120上の絶縁膜 、配線など)が高温になり、場合によっては 損(破損)することがあるという問題があった 。

 また、太陽電池素子111は、集光された太陽 Lsaによって発熱し、その結果発電電力(出力 )が低下するという問題があった。

特開2002-289896号公報

特開2002-289897号公報

特開2002-289898号公報

特開2006-278581号公報

特開2007-201109号公報

 本発明はこのような状況に鑑みてなされ ものであり、太陽電池素子と、太陽電池素 が載置されたレシーバ基板と、集光レンズ より集光された太陽光を無駄なく太陽電池 子に照射する柱状光学部材と、柱状光学部 を保持する保持部とを備える太陽電池であ て、柱状光学部材の側面に当接され入射面 ら照射面の方向へ厚さを持たせた枠状の当 枠体と、柱状光学部材から離して配置され 接枠体を支持する支持体とを保持部に設け 太陽光を照射面の方向へ全反射するように 状光学部材の側面を傾斜させ、集光された 陽光が入射面に形成する入射面集光束領域 入射面の内側に位置させることによって、 光特性の変動を防止して集光特性を向上さ 、また、放熱性を向上させて、集光効率お び光電変換効率を向上させた耐熱性および 頼性の高い太陽電池を提供することを第1の 目的とする。

 また、本発明は、集光レンズにより集光 れた太陽光を光電変換する太陽電池を備え 集光型太陽光発電モジュールであって、集 効率および放熱性を向上させた太陽電池を えることによって、発電効率および発電電 を向上させた耐熱性および信頼性の高い集 型太陽光発電モジュールを提供することを 2の目的とする。

 また、本発明は、太陽電池素子が載置さ たレシーバ基板と、集光レンズにより集光 れた太陽光を無駄なく太陽電池素子に照射 る柱状光学部材と、柱状光学部材の側面に 接された枠状の当接枠体と柱状光学部材か 離して配置され当接枠体を支持する支持体 を有してレシーバ基板に立設された保持部 を備える太陽電池を製造する太陽電池製造 法であって、支持体をレシーバ基板に固定 る支持体固定工程と、内側樹脂止め部の内 に透光性樹脂を注入する透光性樹脂注入工 と、柱状光学部材を当接枠体に当接させて 射面を透光性樹脂に載置する柱状光学部材 置工程とを備えることによって、集光効率 よび光電変換効率を向上させた耐熱性およ 信頼性の高い太陽電池を生産性良く安価に 造することができる太陽電池製造方法を提 することを第3の目的とする。

 また、本発明は、集光レンズにより集光 れた太陽光を無駄なく太陽電池素子に照射 る柱状光学部材と、レシーバ基板に載置さ 柱状光学部材を保持する光学保持部とを備 ることによって、集光特性および放熱性を 上させ、発電効率および発電電力を向上さ た耐熱性、信頼性、耐候性の高い太陽電池 提供することを第4の目的とする。

 また、本発明は、集光レンズにより集光 れた太陽光を光電変換する太陽電池を備え 集光型太陽光発電モジュールであって、集 特性および放熱性を向上させた太陽電池を えることによって、発電効率および発電電 を向上させた耐熱性、信頼性、耐候性の高 集光型太陽光発電モジュールを提供するこ を第5の目的とする。

 また、本発明は、集光レンズにより集光 れた太陽光を無駄なく太陽電池素子に照射 る柱状光学部材と、レシーバ基板に載置さ 柱状光学部材を保持壁で保持する光学保持 とを備える太陽電池を製造する太陽電池製 方法であって、光学保持部(保持壁)および シーバ基板が構成する空間に樹脂封止部を 成する封止樹脂を注入する樹脂注入工程と 保持壁に柱状光学部材を載置する光学部材 置工程とを備えることによって、光学保持 および柱状光学部材を簡単な工程で高精度 位置決めして集光特性および放熱性を向上 せ、発電効率および発電電力を向上させた 熱性、信頼性、耐候性の高い太陽電池を生 性良く安価に製造することを第6の目的とす 。

 本発明に係る第1の太陽電池は、集光レン ズにより集光された太陽光を光電変換する太 陽電池素子と、該太陽電池素子が載置された レシーバ基板と、集光された太陽光を入射さ せる入射面と前記太陽電池素子に対向して配 置され前記太陽電池素子に太陽光を照射する 照射面とを有する柱状光学部材と、前記レシ ーバ基板に立設され前記柱状光学部材を保持 する保持部とを備える太陽電池であって、前 記保持部は、前記柱状光学部材の側面に当接 され前記入射面から前記照射面の方向へ厚さ を持たせた枠状の当接枠体と、前記柱状光学 部材から離して配置され前記当接枠体を支持 する支持体とを備え、前記側面は、入射され た太陽光を前記照射面の方向へ全反射するよ うに傾斜させてあり、前記入射面は、集光さ れた太陽光によって形成される集光束領域が 前記入射面に形成する入射面集光束領域を内 側に位置させる大きさとしてあることを特徴 とする。

 この構成により、集光された太陽光(集光 束領域)が柱状光学部材の中心に対して位置 レを生じた場合に入射面集光束領域を入射 の領域内に確実に位置させて集光特性の変 を防止することが可能となり、また、集光 れた太陽光が柱状光学部材に加える熱を側 および当接枠体によって周囲の空間へ分散 ることが可能となるので、集光効率および 電変換効率を向上させた耐熱性および信頼 の高い太陽電池とすることができる。

 また、本発明に係る前記第1の太陽電池で は、前記側面は、前記照射面の垂直方向に対 して8度~20度の傾斜角を有していることを特 とする。

 この構成により、柱状光学部材に入射し 太陽光を側面で確実かつ高精度に全反射さ て太陽電池素子に照射させることが可能と るので、集光効率および光電変換効率を向 させることができる。

 また、本発明に係る前記第1の太陽電池で は、前記照射面は、前記太陽電池素子の内側 に位置する大きさとしてあることを特徴とす る。

 この構成により、光電変換に寄与しない 要な太陽光がレシーバ基板に照射されるこ を防止できるので、レシーバ基板の焼損を 止して信頼性の高い太陽電池とすることが きる。

 また、本発明に係る前記第1の太陽電池で は、前記当接枠体は、矩形状としてあり、前 記支持体は、前記当接枠体の4隅に柱状に配 してあることを特徴とする。

 この構成により、当接枠体と柱状光学部 とを高精度に位置合わせすることが可能と り、また、太陽電池素子の周囲および柱状 学部材の周囲に設けた空間での煙突効果に って太陽電池素子および柱状光学部材の放 を効果的に行なうことが可能となるので、 電変換効率を向上させることができる。

 また、本発明に係る第1の集光型太陽光発 電モジュールは、太陽光を集光して太陽電池 に入射させる集光レンズと、該集光レンズに より集光された太陽光を光電変換する太陽電 池とを備える集光型太陽光発電モジュールで あって、前記太陽電池は、本発明に係る前記 第1の太陽電池であることを特徴とする。

 この構成により、集光された太陽光によ て入射面に形成された入射面集光束領域が 射面の中心に対して位置ズレを生じた場合 も集光効率を低下させることがなく、集光 率と変換光率を向上させた耐熱性および信 性の高い集光型太陽光発電モジュールとす ことが可能となる。

 また、本発明に係る前記第1の集光型太陽 光発電モジュールでは、前記集光束領域が最 小となる最小集光束領域は、前記柱状光学部 材の内部に位置するように構成してあること を特徴とする。

 この構成により、集光レンズによる焦点 の位置を柱状光学部材の内部に位置させて 射面集光束領域でのエネルギー密度を抑制 ることが可能となることから、高い太陽光 ネルギーに起因する入射面での柱状光学部 の焼損を防止して、信頼性の高い集光型太 光発電モジュールとすることができる。

 また、本発明に係る前記第1の集光型太陽 光発電モジュールでは、前記当接枠体の厚さ は、長波長側の太陽光が形成する長波長側集 光束領域の外周側領域を遮光する厚さとして あることを特徴とする。

 この構成により、太陽光の長波長領域を 接枠体で遮光し、レシーバ基板を太陽光の 波長側が照射することを防止することが可 となるので、レシーバ基板の温度上昇を防 して光電変換効率を向上させることができ 。

 また、本発明に係る前記第1の集光型太陽 光発電モジュールでは、前記最小集光束領域 は、前記当接枠体の底部と前記照射面との間 に位置する構成としてあることを特徴とする 。

 この構成により、柱状光学部材の側面で 全反射を当接枠体に当接していない位置で じさせることが可能となることから、当接 体による反射損を生じることがなく、集光 率を安定化させて太陽電池の出力特性を安 化することができる。

 また、本発明に係る前記第1の集光型太陽 光発電モジュールでは、前記集光レンズの温 度変化に伴って変位する前記集光レンズの焦 点が構成する焦点群は、前記底部と前記照射 面との間に位置する構成としてあることを特 徴とする。

 この構成により、集光レンズの温度変化 よって焦点が変位したときに、側面での全 射を当接枠体と当接していない位置で生じ せることが可能となり、集光効率を安定化 せて太陽電池の出力特性を安定化すること できる。

 また、本発明に係る前記第1の集光型太陽 光発電モジュールでは、前記太陽電池の位置 を太陽軌道上の太陽の移動先へ規定時間毎に 先行して移動させる間欠追尾制御態様とした とき、前記入射面集光束領域は、前記入射面 の内側に位置する構成としてあることを特徴 とする。

 この構成により、太陽の移動先へ先行し 移動させる間欠追尾制御としたときでも、 陽電池の集光効率の変動を抑制して安定化 せることが可能となるので、太陽電池の出 特性を安定化させて信頼性の高い集光型太 光発電モジュールとすることができる。

 また、本発明に係る第1の太陽電池製造方 法は、集光レンズにより集光された太陽光を 光電変換する太陽電池素子と、該太陽電池素 子が載置されたレシーバ基板と、集光された 太陽光を入射させる入射面と前記太陽電池素 子に対向して配置され前記太陽電池素子に太 陽光を照射する照射面とを有する柱状光学部 材と、該柱状光学部材の側面に当接された枠 状の当接枠体と前記柱状光学部材から離して 配置され前記当接枠体を支持する支持体とを 有して前記レシーバ基板に立設された保持部 とを備える太陽電池を製造する太陽電池製造 方法であって、前記太陽電池素子を載置した 前記レシーバ基板を準備する基板準備工程と 、前記レシーバ基板に接着性樹脂を塗布して 、前記太陽電池素子を樹脂封止する透光性樹 脂が注入される内側樹脂止め部および該内側 樹脂止め部の外側で前記支持体が固定される 外側樹脂止め部を形成する樹脂止め部形成工 程と、前記支持体を前記外側樹脂止め部に接 着して前記接着性樹脂を硬化することで前記 支持体を前記レシーバ基板に固定する支持体 固定工程と、前記内側樹脂止め部の内側に前 記透光性樹脂を注入する透光性樹脂注入工程 と、前記柱状光学部材を前記当接枠体に当接 させて前記照射面を前記透光性樹脂に載置す る柱状光学部材載置工程と、前記透光性樹脂 を硬化して樹脂封止部を形成する樹脂封止部 形成工程とを備えることを特徴とする。

 この構成により、集光された太陽光(集光 束領域)が柱状光学部材の中心に対して位置 レを生じた場合に入射面集光束領域を入射 の領域内に位置させて集光特性の変動を防 し、また、集光された太陽光が柱状光学部 に加える熱を当接枠体によって分散するこ によって集光効率および光電変換効率を向 させた耐熱性および信頼性の高い太陽電池 容易かつ高精度に製造することができる。

 本発明に係る第2の太陽電池は、集光レン ズにより集光された太陽光を光電変換する太 陽電池素子と、該太陽電池素子が載置された レシーバ基板と、前記太陽電池素子を樹脂封 止する樹脂封止部とを備える太陽電池であっ て、集光された太陽光を前記太陽電池素子へ 導光する導光路を構成する柱状光学部材と、 該柱状光学部材を保持する保持壁を有し前記 樹脂封止部を覆って前記レシーバ基板に載置 された光学保持部とを備えることを特徴とす る。

 この構成により、高い位置精度と安定性 有する導光路を確保して広い波長領域で太 光を高精度に集光できる集光特性が得られ ことから、集光特性および放熱性を向上さ 、集光された太陽光の位置ズレによって生 る発電効率の低減および温度上昇を防止し 発電効率および発電電力を向上させた耐熱 、信頼性、耐候性の高い太陽電池とするこ が可能となる。

 また、本発明に係る前記第2の太陽電池で は、前記柱状光学部材は、太陽光を前記太陽 電池素子に集光する光路傾斜面を有し、前記 保持壁は、前記光路傾斜面に整合させた保持 傾斜面としてあることを特徴とする。

 この構成により、柱状光学部材を光学保 部に対して自己整合的に位置合わせするこ が可能となり、柱状光学部材を保持壁によ て高精度に保持することができるので、導 路を高精度に位置決めし、集光特性を向上 せることができる。

 また、本発明に係る前記第2の太陽電池で は、前記光学保持部は、前記レシーバ基板が 有する金属のベース基台に当接させてあるこ とを特徴とする。

 この構成により、レシーバ基板と光学保 部との間の熱抵抗を低減して、太陽電池素 からレシーバ基板へ熱伝導された熱を効率 に放熱することが可能となり、発電効率お び信頼性を向上させることができる。

 また、本発明に係る前記第2の太陽電池で は、前記光学保持部は、外周側面に櫛の歯状 のフィンを備えることを特徴とする。

 この構成により、放熱特性をさらに向上 せることが可能となり、発電効率および信 性をさらに向上させることができる。

 また、本発明に係る前記第2の太陽電池で は、前記柱状光学部材は、四角柱としてあり 、前記光学保持部は、前記四角柱の軸方向角 部を包囲する溝状の切り欠き部を備えること を特徴とする。

 この構成により、柱状光学部材の軸方向 部での光学保持部による損傷を防止し、光 保持部に対して柱状光学部材を確実かつ高 度に載置することが可能となり、また、柱 光学部材と光学保持部の間に充填される封 樹脂の脱泡と充填を確実に行なうことが可 となることから、導光路を高精度に画定(位 置決め)することができる。

 また、本発明に係る前記第2の太陽電池で は、前記樹脂封止部は、前記柱状光学部材と 前記太陽電池素子との間で周囲領域より薄く してあることを特徴とする。

 この構成により、柱状光学部材の太陽電 素子に対向する面(照射面)を太陽電池素子 確実に近接させることが可能となることか 、柱状光学部材によって集光された太陽光 効果的に太陽電池素子へ照射することがで る。また、周囲領域でのレシーバ基板の温 上昇を抑制することが可能となることから 耐熱性を向上させて信頼性と耐候性の高い 陽電池とすることができる。

 また、本発明に係る第2の集光型太陽光発 電モジュールは、太陽光を集光する集光レン ズと、該集光レンズにより集光された太陽光 を光電変換する太陽電池とを備える集光型太 陽光発電モジュールであって、前記太陽電池 は、本発明に係る前記第2の太陽電池である とを特徴とする。

 この構成により、高い位置精度と安定性 有する導光路を確保して広い波長領域で太 光を高精度に集光できる集光特性が得られ ことから、集光特性および放熱性を向上さ 、集光された太陽光の位置ズレによって生 る発電効率の低減および温度上昇を防止し 発電効率および発電電力を向上させた耐熱 、信頼性、耐候性の高い集光型太陽光発電 ジュールとすることが可能となる。

 また、本発明に係る第2の太陽電池製造方 法は、集光レンズにより集光された太陽光を 光電変換する太陽電池素子と、該太陽電池素 子が載置されたレシーバ基板と、前記太陽電 池素子を樹脂封止する樹脂封止部と、集光さ れた太陽光を前記太陽電池素子へ導光する導 光路を構成する柱状光学部材と、該柱状光学 部材を保持する保持壁を有し前記樹脂封止部 を覆って前記レシーバ基板に載置された光学 保持部とを備える太陽電池を製造する太陽電 池製造方法であって、金属を成形加工して前 記光学保持部を準備する光学保持部準備工程 と、前記光学保持部を前記太陽電池素子の外 周で前記レシーバ基板に当接させて配置する 光学保持部配置工程と、前記光学保持部およ び前記レシーバ基板が構成する空間に前記樹 脂封止部を形成する封止樹脂を注入する樹脂 注入工程と、前記保持壁に前記柱状光学部材 を載置する光学部材載置工程とを備えること を特徴とする。

 この構成により、光学保持部および柱状 学部材を簡単な工程で高精度に位置決めす ことが可能となり、太陽光を高精度で効果 に導光する導光路および光学保持部を容易 形成することができるので、集光特性およ 放熱性を向上させ、集光された太陽光の位 ズレによって生じる発電効率の低減および 度上昇を防止して発電効率および発電電力 向上させた耐熱性、信頼性、耐候性の高い 陽電池を生産性良く安価に製造することが 能となる。

 本発明に係る第1の太陽電池によれば、集 光レンズにより集光された太陽光を光電変換 する太陽電池素子と、該太陽電池素子が載置 されたレシーバ基板と、集光された太陽光を 入射させる入射面と前記太陽電池素子に対向 して配置され前記太陽電池素子に太陽光を照 射する照射面とを有する柱状光学部材と、前 記レシーバ基板に立設され前記柱状光学部材 を保持する保持部とを備える太陽電池であっ て、前記保持部は、前記柱状光学部材の側面 に当接され前記入射面から前記照射面の方向 へ厚さを持たせた枠状の当接枠体と、前記柱 状光学部材から離して配置され前記当接枠体 を支持する支持体とを備え、前記側面は、入 射された太陽光を前記照射面の方向へ全反射 するように傾斜させてあり、前記入射面は、 集光された太陽光によって形成される集光束 領域が前記入射面に形成する入射面集光束領 域を内側に位置させる大きさとしてあること から、集光された太陽光(集光束領域)が柱状 学部材の中心に対して位置ズレを生じた場 に入射面集光束領域を入射面の領域内に確 に位置させて集光特性の変動を防止するこ が可能となり、また、集光された太陽光が 状光学部材に加える熱を側面および当接枠 によって周囲の空間へ分散することが可能 なるので、集光効率および光電変換効率を 上させた耐熱性および信頼性の高い太陽電 とすることができるという効果を奏する。

 また、本発明に係る第1の集光型太陽光発 電モジュールによれば、太陽光を集光して太 陽電池に入射させる集光レンズと、該集光レ ンズにより集光された太陽光を光電変換する 太陽電池とを備える集光型太陽光発電モジュ ールであって、前記太陽電池は、本発明に係 る第1の太陽電池であることから、集光され 太陽光によって入射面に形成された入射面 光束領域が入射面の中心に対して位置ズレ 生じた場合でも集光効率を低下させること なく、集光効率と変換光率を向上させた耐 性および信頼性の高い集光型太陽光発電モ ュールとすることが可能となるという効果 奏する。

 また、本発明に係る第1の太陽電池製造方 法によれば、集光レンズにより集光された太 陽光を光電変換する太陽電池素子と、該太陽 電池素子が載置されたレシーバ基板と、集光 された太陽光を入射させる入射面と前記太陽 電池素子に対向して配置され前記太陽電池素 子に太陽光を照射する照射面とを有する柱状 光学部材と、該柱状光学部材の側面に当接さ れた枠状の当接枠体と前記柱状光学部材から 離して配置され前記当接枠体を支持する支持 体とを有して前記レシーバ基板に立設された 保持部とを備える太陽電池を製造する太陽電 池製造方法であって、前記太陽電池素子を載 置した前記レシーバ基板を準備する基板準備 工程と、前記レシーバ基板に接着性樹脂を塗 布して、前記太陽電池素子を樹脂封止する透 光性樹脂が注入される内側樹脂止め部および 該内側樹脂止め部の外側で前記支持体が固定 される外側樹脂止め部を形成する樹脂止め部 形成工程と、前記支持体を前記外側樹脂止め 部に接着して前記接着性樹脂を硬化すること で前記支持体を前記レシーバ基板に固定する 支持体固定工程と、前記内側樹脂止め部の内 側に前記透光性樹脂を注入する透光性樹脂注 入工程と、前記柱状光学部材を前記当接枠体 に当接させて前記照射面を前記透光性樹脂に 載置する柱状光学部材載置工程と、前記透光 性樹脂を硬化して樹脂封止部を形成する樹脂 封止部形成工程とを備えることから、集光さ れた太陽光(集光束領域)が柱状光学部材の中 に対して位置ズレを生じた場合に入射面集 束領域を入射面の領域内に位置させて集光 性の変動を防止し、また、集光された太陽 が柱状光学部材に加える熱を当接枠体によ て分散することによって集光効率および光 変換効率を向上させた耐熱性および信頼性 高い太陽電池を容易かつ高精度に製造する とができるという効果を奏する。

 本発明に係る第2の太陽電池によれば、集 光レンズにより集光された太陽光を光電変換 する太陽電池素子と、太陽電池素子が載置さ れたレシーバ基板と、太陽電池素子を樹脂封 止する樹脂封止部とを備え、集光された太陽 光を太陽電池素子へ導光する導光路を構成す る柱状光学部材と、柱状光学部材を保持する 保持壁を有し樹脂封止部を覆ってレシーバ基 板に載置された光学保持部とを備えることか ら、高い位置精度と安定性を有する導光路を 確保して広い波長領域で太陽光を高精度に集 光できる集光特性が得られ、集光特性および 放熱性を向上させ、集光された太陽光の位置 ズレによって生じる発電効率の低減および温 度上昇を防止して発電効率および発電電力を 向上させた耐熱性、信頼性、耐候性を向上さ せることができるという効果を奏する。

 また、本発明に係る第2の集光型太陽光発 電モジュールによれば、太陽光を集光する集 光レンズと、集光レンズにより集光された太 陽光を光電変換する太陽電池とを備え、太陽 電池は、本発明に係る第2の太陽電池とする とから、高い位置精度と安定性を有する導 路を確保して広い波長領域で太陽光を高精 に集光できる集光特性が得られ、集光特性 よび放熱性を向上させ、集光された太陽光 位置ズレによって生じる発電効率の低減お び温度上昇を防止して発電効率および発電 力を向上させ、耐熱性、信頼性、耐候性を 上させることができるという効果を奏する

 本発明に係る第2の太陽電池製造方法によ れば、集光レンズにより集光された太陽光を 光電変換する太陽電池素子と、太陽電池素子 が載置されたレシーバ基板と、太陽電池素子 を樹脂封止する樹脂封止部と、集光された太 陽光を太陽電池素子へ導光する導光路を構成 する柱状光学部材と、柱状光学部材を保持す る保持壁を有し樹脂封止部を覆ってレシーバ 基板に載置された光学保持部とを備える太陽 電池を製造する太陽電池製造方法であって、 金属を成形加工して光学保持部を準備する光 学保持部準備工程と、光学保持部を太陽電池 素子の外周でレシーバ基板に当接させて配置 する光学保持部配置工程と、光学保持部およ びレシーバ基板が構成する空間に樹脂封止部 を形成する封止樹脂を注入する樹脂注入工程 と、保持壁に柱状光学部材を載置する光学部 材載置工程とを備えることから、光学保持部 および柱状光学部材を簡単な工程で高精度に 位置決めすることが可能となり、太陽光を高 精度で効果的に導光する導光路および光学保 持部を容易に形成することができるので、集 光特性および放熱性を向上させ、集光された 太陽光の位置ズレによって生じる発電効率の 低減および温度上昇を防止して発電効率およ び発電電力を向上させた耐熱性、信頼性、耐 候性の高い太陽電池を生産性良く安価に製造 することが可能となるという効果を奏する。

本発明の実施の形態1に係る太陽電池 よび集光型太陽光発電モジュールの光軸を む面での概略構成を透視的に示す透視側面 である。 図1Aに示した太陽電池の保持部および 状光学部材の外観を斜め上方から見て示す 視図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池お よび集光型太陽光発電モジュールの太陽光波 長に対する特性を概念的に示す側面図である 。 本発明の実施の形態3に係る太陽電池 よび集光型太陽光発電モジュールでの集光 ンズの温度特性による太陽光波長に対する 点の変位状態を概念的に示す側面図である 図3Aに示した太陽電池の入射面での入 面集光束領域の変位状態を概念的に示す平 図である。 本発明の実施の形態4に係る集光型太陽 光発電モジュールを間欠追尾制御したときの 追尾状態と入射面に形成される入射面集光束 領域との関係を概念的に示す追尾状態概念図 であり、(A)は太陽光に対して集光型太陽光発 電モジュールが正対した状態を、(B)は太陽光 に対して集光型太陽光発電モジュールを先行 して移動させた状態を、(C)は移動させた集光 型太陽光発電モジュールが太陽光の移動によ って再度正対した状態を、(D)は太陽光の移動 によって集光型太陽光発電モジュールが遅れ を生じた状態をそれぞれ示している。 本発明の実施の形態5に係る集光型太陽 光発電モジュールの集光レンズと太陽電池と の間で組み立て誤差を生じたときの設定角度 ズレと入射面に形成される入射面集光束領域 との関係を概念的に説明する説明図である。 本発明の実施の形態6に係る太陽電池 造方法で太陽電池を載置したレシーバ基板 準備する基板準備工程を示す工程図である 本発明の実施の形態6に係る太陽電池 造方法で内側樹脂止め部および外側樹脂止 部を形成する樹脂止め部形成工程を示す工 図である。 本発明の実施の形態6に係る太陽電池 造方法で保持部の支持体をレシーバ基板に 定する支持体固定工程を示す工程図である 本発明の実施の形態6に係る太陽電池 造方法で内側樹脂止め部の内側に透光性樹 を注入する透光性樹脂注入工程を示す工程 である。 本発明の実施の形態6に係る太陽電池 造方法で保持部に柱状光学部材を当接させ 照射面を透光性樹脂に載置する柱状光学部 載置工程を示す工程図である。 本発明の実施の形態7に係る太陽電池お よび集光型太陽光発電モジュールを示す断面 図である。 図8は、図7に示した太陽電池を集光レ ズの側から拡大して見た状態を示す拡大平 図である。 図8の矢符Y-Y方向での断面を示す拡大断 面図である。 本発明の実施の形態8に係る太陽電池 造方法を説明する工程図であり、レシーバ 板に太陽電池素子を載置した状態を図8の矢 符X-X方向での断面で示す。 本発明の実施の形態8に係る太陽電池 造方法を説明する工程図であり、レシーバ 板に光学保持部を載置した状態を図8の矢符 X-X方向での断面で示す。 本発明の実施の形態8に係る太陽電池 造方法を説明する工程図であり、光学保持 がレシーバ基板との間で構成する空間に封 樹脂を注入した状態を図8の矢符X-X方向での 断面で示す。 本発明の実施の形態8に係る太陽電池 造方法を説明する工程図であり、光学保持 に柱状光学部材を載置した状態を図8の矢符 X-X方向での断面で示す。 本発明の実施の形態9に係る集光型太 光発電ユニットの構成を概略的に示す斜視 である。 従来例1の追尾集光型太陽光発電装置 適用される集光型太陽光発電モジュールの 成例を示す断面図である。 従来例2の追尾集光型太陽光発電装置 適用される集光型太陽光発電モジュールの 成を示す断面図である。

符号の説明

 201 集光型太陽光発電モジュール
 205 追尾制御部
 210 太陽電池
 211 太陽電池素子
 220 レシーバ基板
 221 内側樹脂止め部
 222 外側樹脂止め部
 225 樹脂封止部
 230 柱状光学部材
 231 入射面
 232 照射面
 233 側面
 240 保持部
 241 当接枠体
 241b 底部
 241g 溝部
 242 支持体
 250 集光レンズ
 FLR 集束光領域
 FLRb 中短波長側集光束領域
 FLRc 長波長側集光束領域
 FLRcs 外周側領域
 FLRd 入射面集光束領域
 FLRs 最小集光束領域
 FLR(T1) 集光束領域(温度T1)
 FLR(T2) 集光束領域(温度T2)
 FLR(T3) 集光束領域(温度T3)
 FLRd(T1) 入射面集光束領域(温度T1)
 FLRd(T2) 入射面集光束領域(温度T2)
 FLRd(T3) 入射面集光束領域(温度T3)
 FP 焦点
 FPg 焦点群
 FP(T1) 焦点(温度T1)
 FP(T2) 焦点(温度T2)
 FP(T3) 焦点(温度T3)
 Lax 光軸
 Ls 太陽光
 Sfp 焦点ズレ
 SSD 太陽移動方向
 t 厚さ
 α 設定角度ズレ
 θ 傾斜角(側面233の傾斜)
 310 太陽電池
 311 太陽電池素子
 320 レシーバ基板
 321 接着部
 340 集光型太陽光発電ユニット
 340m 集光型太陽光発電モジュール
 342 集光レンズ
 344 長尺状フレーム
 370 柱状光学部材(導光路)
 370c 軸方向角部
 370f 入射面
 370r 照射面
 370s 光路傾斜面
 372 光学保持部
 372g 切り欠き部
 372h フィン
 372w 保持壁(保持傾斜面)
 373 樹脂封止部
 373r 封止樹脂
 381 支柱
 Af 集光領域
 Hh、Hp 高さ
 Lax 光軸
 Ls、Lsa、Lsb、Lss 太陽光
 Roth 水平方向回転
 Rotv 垂直方向回転
 Tr、Ts 厚さ
 Wb 重心位置

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て説明する。

 <実施の形態1>
 図1Aないし図3Bに基づいて、本実施の形態に 係る太陽電池および集光型太陽光発電モジュ ールについて説明する。

 図1Aは、本発明の実施の形態1に係る太陽 池および集光型太陽光発電モジュールの光 を含む面での概略構成を透視的に示す透視 面図である。

 図1Bは、図1Aに示した太陽電池の保持部お よび柱状光学部材の外観を斜め上方から見て 示す斜視図である。

 本実施の形態に係る太陽電池210は、集光 ンズ250により集光された太陽光Lsを光電変 する太陽電池素子211と、太陽電池素子211が 置されたレシーバ基板220と、集光された太 光Lsを入射させる入射面231と太陽電池素子211 に対向して配置され太陽電池素子211に太陽光 Lsを照射する照射面232とを有する柱状光学部 230と、レシーバ基板220に立設され柱状光学 材230を保持する保持部240とを備える。

 保持部240は、柱状光学部材230の側面233に 接され入射面231から照射面232の方向へ厚さt を持たせた枠状の当接枠体241と、柱状光学部 材230から離して配置され当接枠体241を支持す る支持体242とを備える。

 柱状光学部材230の側面233は、入射された 陽光Lsを照射面232の方向へ全反射するよう 傾斜させてあり、柱状光学部材230の入射面23 1は、集光された太陽光Lsによって形成される 集光束領域FLRが入射面231に形成する入射面集 光束領域FLRdを内側に位置させる大きさとし ある。

 したがって、この構成により、集光され 太陽光Ls(集光束領域FLR)が柱状光学部材230の 中心(光軸Lax)に対して位置ズレ(図4、図5参照) を生じた場合に入射面集光束領域FLRdを入射 231の領域内に確実に位置させて太陽電池210 集光特性の変動を防止することが可能とな 、また、集光された太陽光Lsが柱状光学部材 230に加える熱を側面233および当接枠体241によ って周囲の空間へ分散することが可能となる ので、集光効率および光電変換効率を向上さ せた耐熱性および信頼性の高い太陽電池210と することができる。

 側面233は、照射面232の垂直方向(光軸Lax方 向、つまり、太陽電池素子211の受光面に対す る垂直方向)に対して8度~20度の傾斜角θを有 ている。したがって、柱状光学部材230に入 した太陽光Lsを側面233で確実かつ高精度に全 反射させて太陽電池素子211に照射させること が可能となるので、太陽電池210の集光効率お よび光電変換効率を確実に向上させることが できる。

 照射面232は、太陽電池素子211(外周)の内 に位置する大きさとしてある。したがって 照射面232から太陽電池素子211に対して照射 れる太陽光Lsは、確実に太陽電池素子211への み照射されることとなる。つまり、光電変換 に寄与しない不要な太陽光Lsがレシーバ基板2 20に照射されることを防止できるので、太陽 池素子211に対する配線が形成されたレシー 基板220の焼損を防止して信頼性の高い太陽 池210とすることができる。

 柱状光学部材230は、例えば、ガラス、耐 ガラス、一般的な透明樹脂などによって構 することが可能である。集光された太陽光L sが有する高いエネルギー密度に耐える特性 有する材料を適用することが望ましい。つ り、太陽光Lsによる温度上昇、急激な温度変 化に耐えられる耐熱ガラスが特に望ましいが これに限るものではない。

 当接枠体241は、矩形状としてあり、支持 242は、当接枠体241の4隅に柱状に配置してあ る。したがって、当接枠体241と柱状光学部材 230とを高精度に位置合わせすることが可能と なり、また、太陽電池素子211の周囲および柱 状光学部材230(側面233)の周囲に設けた空間で 煙突効果によって太陽電池素子211および柱 光学部材230の放熱を効果的に行なうことが 能となるので、光電変換効率を向上させる とができる。

 つまり、側面233の全反射を生じる領域は 当接枠体241に当接せずに空間に露出してい ことから、柱状光学部材230に供給される太 光Lsによる熱エネルギーを効率的に空間に 出することが可能となり、太陽電池210(太陽 池素子211)の耐熱性を向上させることができ る。

 また、当接枠体241の内側(柱状光学部材230 と当接する部分)の角部(隅部)には、柱状光学 部材230の角に対応させて溝部241gが形成して る。つまり、柱状光学部材230の角は溝部241g 構成する空間に配置されることから、当接 体241と直接接触することがなく、組み立て において破損を生じる恐れがない。また、 面233と当接枠体241の内側面は、それぞれ平 で構成してあることから、高精度に当接さ ることが可能であり、高精度に位置決めす ことができる。

 なお、溝部241gには、接着樹脂を充填して 柱状光学部材230と保持部240との接着強度を向 上させることが可能であり、機械的強度を向 上させて柱状光学部材230の安定性を向上させ ることができる。また、集光束領域FLRが最小 となる最小集光束領域FLRsは、当接枠体241に して照射面232側に位置するように構成して る。したがって、当接枠体241の内側面では 太陽光Lsが側面233に照射しないことから、太 陽光Lsに対する影響を全く生じない。つまり 溝部241gに接着樹脂を充填した場合でも、集 光特性に対して悪影響を及ぼすことはない。

 保持部240は、例えば、アルミニウム、鉄 ステンレスなどの金属、あるいはポリエチ ンなどの合成樹脂などを適用することが可 である。放熱性、熱膨張特性などを考慮し 金属とすることが望ましい。また、軽量化 低コスト化の観点からは、アルミニウムと ることが望ましい。

 太陽電池素子211の周囲には、内側樹脂止 部221が環状(額縁状)に形成してあり、内側 脂止め部221の内側には透光性樹脂の樹脂封 部225が形成してある。つまり、内側樹脂止 部221は、太陽電池素子211と照射面232との間 透光性樹脂で樹脂封止して樹脂封止部225を 成するときの樹脂止めとして利用される。 脂封止部225によって、太陽電池素子211の表 を確実に保護して外部環境からの影響を排 することが可能となり、耐候性に優れた太 電池210とすることができる。

 樹脂封止部225を構成する透光性樹脂は、 透過性が高く、優れた接着性を有すること 望ましい。例えば、エポキシ樹脂、シリコ ン樹脂などを適用することが可能である。 脂封止部225は、太陽電池素子211の表面を被 して、太陽電池素子211の耐水性、耐湿性を 上させる。また、柱状光学部材230(照射面232 )に接着され、柱状光学部材230を固定する作 を有する。

 また、内側樹脂止め部221の外側には外側 脂止め部222が形成してある。外側樹脂止め 222は、支持体242を接着して固定するために 置されている。したがって、支持体242に対 する位置にのみ形成することが可能である 、外側樹脂止め部222と同様に環状(額縁状) 形成することも可能である。環状(額縁状)と した場合は、樹脂封止部225を形成するとき、 内側樹脂止め部221に充填された透光性樹脂が 柱状光学部材230によって内側樹脂止め部221か ら押し出された場合に、透光性樹脂が外側樹 脂止め部222によって止められるので、工程不 良の発生を防止することができる。

 内側樹脂止め部221、外側樹脂止め部222は 接着性のある合成樹脂で形成されることが ましい。例えば、エポキシ樹脂、シリコー 樹脂などを適用することが可能である。

 本実施の形態に係る集光型太陽光発電モ ュール201は、太陽光Lsを集光して太陽電池21 0に入射させる集光レンズ250と、集光レンズ25 0により集光された太陽光Lsを光電変換する太 陽電池210とを備える。したがって、集光され た太陽光Lsによって入射面231に形成された入 面集光束領域FLRdが入射面231の中心(光軸Lax) 対して位置ズレを生じた場合でも、入射面 光束領域FLRdを入射面231の内側に形成するこ とが可能であることから、集光特性は変動す ることがない。

 つまり、本実施の形態に係る集光型太陽 発電モジュール201は、入射面集光束領域FLRd が入射面231の中心に対して位置ズレを生じた とき、集光効率が低下する恐れがないので、 集光効率と変換光率を向上させ、高い耐熱性 および信頼性を実現することが可能となる。

 また、集光束領域FLRが最小となる最小集 束領域FLRsは、柱状光学部材230の内部に位置 するように構成してある。したがって、集光 レンズ250による焦点群FPg(図3A参照)の位置を 状光学部材230の内部に位置させて入射面集 束領域FLRdでのエネルギー密度を抑制するこ が可能となる。つまり、入射面231の表面に えばゴミが付着した場合に、集光された太 光Lsによる高い熱エネルギーによってゴミ 燃焼して柱状光学部材230を焼損することを 止し、信頼性の高い集光型太陽光発電モジ ール201とすることができる。

 最小集光束領域FLRsは、当接枠体241の底部 241bと照射面232との間に位置する構成として ることが望ましい。つまり、柱状光学部材23 0の側面233での全反射を当接枠体241に当接し いない位置で生じさせることが可能となる とから、当接枠体241による反射損を生じる とがなく、集光効率を安定化させて太陽電 210の出力特性を安定化することができる。

 なお、入射面集光束領域FLRdの大きさは、 太陽電池210に対する集光レンズ250の集光特性 、大きさ、距離を光学的に算出して設定する ことが可能である。また、最小集光束領域FLR sの大きさと位置は、太陽電池210に対する集 レンズ250の集光特性、大きさ、距離、さら は太陽電池素子211に対する柱状光学部材230 大きさ、距離を光学的に算出して求める設 することが可能である。

 <実施の形態2>
 図2に基づいて、本実施の形態に係る太陽電 池および集光型太陽光発電モジュールについ て説明する。本実施の形態に係る太陽電池お よび集光型太陽光発電モジュールの基本的な 構成は実施の形態1の場合と同様であるので 適宜符号を援用し、主に異なる事項につい 説明する。

 図2は、本発明の実施の形態2に係る太陽 池および集光型太陽光発電モジュールの太 光波長に対する特性を概念的に示す側面図 ある。

 太陽光Lsの波長領域は、短波長の400nmから 中間波長の1000nm(1μm)までの中短波長側領域と 、1μmを越える長波長側領域とを含んでいる 集光レンズ250により集光された太陽光Lsの内 で、中短波長側領域の太陽光Lsは、入射面231 中央付近に集光され中短波長側集光束領域F LRbを構成する。また、長波長側領域の太陽光 Lsは、中短波長側集光束領域FLRbとその外周( 射面231の外周、さらには当接枠体241に対応 る領域)に長波長側集光束領域FLRcを構成する 。

 中短波長側領域(400nmないし1000nm)の太陽光 Lsは、太陽電池素子211の光電変換にそのまま 与する。したがって、中短波長側領域(400nm いし1000nm)が構成する集光束領域である中短 波長側集光束領域FLRbは、確実に太陽電池素 211に照射される構成としてある。

 本実施の形態では、中短波長側集光束領 FLRbは、入射面231に入射し、柱状光学部材230 の内部で進行した後、側面233で全反射する。 つまり、入射面231は、中短波長側集光束領域 FLRbを入射面231の内側に位置するように構成 れている。逆に言えば、中短波長側集光束 域FLRbは、集光レンズ250によって入射面231の 側に位置するように構成されている。

 他方、長波長側領域(1μm超)の太陽光Lsは 全てが太陽電池素子211の光電変換に寄与す わけではなく、光電変換に寄与するに必要 エネルギーは入射エネルギーの3分の2程度で あれば良い。また、長波長側領域の太陽光Ls 、太陽電池210の温度を上昇させて光電変換 率を低下させる作用がある。

 したがって、本実施の形態では、長波長 領域(1μm超)の太陽光Lsが構成する集光束領 である長波長側集光束領域FLRcの外周側の一 (中短波長側集光束領域FLRbの外側の外周側 域FLRcs)を当接枠体241(厚さt)によって遮光す 構成としてある。すなわち、長波長側領域 太陽光Lsが構成する長波長側集光束領域FLRc 外周側領域FLRcsは、入射面231の外周で当接枠 体241の頂面および厚さtに対応する領域で遮 される位置に集光レンズ250によって集光さ るように構成されている。

 つまり、当接枠体241の厚さtは、太陽光Ls 長波長側領域が形成する長波長側集光束領 FLRcの外周側領域FLRcsを遮光する厚さとして る。この構成により、太陽光Lsの長波長側 域を当接枠体241で遮光し、レシーバ基板220 太陽光Lsが照射することを防止することが可 能となるので、レシーバ基板220の温度上昇を 防止して光電変換効率を向上させることがで きる。

 太陽電池素子211が多接合太陽電池とされ 場合、ボトム層の設計電流値は、トップ層 ミドル層より1.8倍程度多いためすべての領 の波長を吸収する必要はない。したがって 長波長側領域に対する遮光特性を当接枠体2 41の頂面および厚さtの部分に持たせることに よって、長波長側領域の太陽光Lsによる温度 昇を排除することが可能となる。また、逆 中短波長側領域に対応する入射面集光束領 FLRdを高精度に入射面231に位置決めし、また 、側面233で全反射させることによって、遮熱 効果を発生させ、入射面集光束領域FLRdの位 ズレによる出力低減を防止して出力の安定 を確保することができる。

 <実施の形態3>
 図3Aおよび図3Bに基づいて、本実施の形態に 係る太陽電池および集光型太陽光発電モジュ ールについて説明する。本実施の形態に係る 太陽電池および集光型太陽光発電モジュール の基本的な構成は実施の形態1、実施の形態2 場合と同様であるので、適宜符号を援用し 主に異なる事項について説明する。

 図3Aは、本発明の実施の形態3に係る太陽 池および集光型太陽光発電モジュールでの 光レンズの温度特性による太陽光波長に対 る焦点の変位状態を概念的に示す側面図で る。

 図3Bは、図3Aに示した太陽電池の入射面で の入射面集光束領域の変位状態を概念的に示 す平面図である。

 本実施の形態に係る集光レンズ250は、例 ば、シリコーン樹脂で形成したフレネルレ ズとしてある。シリコーン樹脂の温度が、 えば20℃ないし40℃と変化した場合、例えば 波長650nmに対する屈折率は、温度の変化に対 して1.409(20℃)ないし1.403(40℃)と変化する。 お、屈折率の変化は、全波長に対して生じ 。

 したがって、温度が変化するときの集光 領域FLRは温度に従って変動する。例えば、 度T1>温度T2>温度T3とした場合、温度T1の ときの集光束領域FLR(T1)<温度T2のときの集 束領域FLR(T2)<温度T3のときの集光束領域FLR( T3)となる。また、温度T1のときの入射面集光 領域FLRd(T1)、温度T2のときの入射面集光束領 域FLRd(T2)、温度T3のときの入射面集光束領域FL Rd(T3)の関係は、入射面集光束領域FLRd(T1)<入 射面集光束領域FLRd(T2)<入射面集光束領域FLR d(T3)となる。

 つまり、温度T1のときの焦点FP(T1)、温度T2 のときの焦点FP(T2)、温度T3のときの焦点FP(T3) 位置は、入射面231から順に焦点FP(T1)、焦点F P(T2)、焦点FP(T3)となる。したがって、焦点FP(T 1)、焦点FP(T2)、焦点FP(T3)は、焦点FPの集合で り、焦点群FPgを構成する。

 すなわち、集光レンズ250の温度が、温度T 1ないし温度T3の間で変化したとき、焦点FPは 点ズレSfpを生じ、集光レンズ250の集光特性 変動させる。また、入射面231での入射面集 束領域FLRdは、屈折率の変化の影響を受けて 変化することとなる。

 集光レンズ250の径は、例えば30cm、集光レ ンズ250と太陽電池素子211との間隔は、例えば 30cmとしてある。この形状としたとき、温度T1 (例えば40℃)のとき入射面集光束領域FLRd(T1)は 直径約6.5mm、温度T2(例えば30℃)のとき入射面 光束領域FLRd(T2)は直径約7mm、温度T3(例えば20 ℃)のとき入射面集光束領域FLRd(T3)は直径約7.5 mmである場合、矩形状とした入射面231の辺の さwを例えば9.4mmとしておけば、入射面集光 領域FLRdは、温度変化に伴う集光特性の変化 があっても、必ず入射面231の内側に入射する こととなり、集光特性の変動を実質上防止す ることが可能となる。

 また、このときの、焦点FP(T1)から焦点FP(T 3)に渡る焦点ズレSfpは、約10mmであった。した がって、当接枠体241の底部241bから照射面232 での距離は、少なくとも10mm以上としておけ 良いこととなる。

 上述したとおり、本実施の形態では、集 レンズ250の温度変化に伴って変位する集光 ンズ250の焦点FPが構成する焦点群FPgは、当 枠体241の底部241bと照射面232との間に位置す 構成としてある。したがって、集光レンズ2 50の温度変化によって焦点が変位したときに 側面233での全反射を当接枠体241と当接して ない位置で生じさせることが可能となり、 光効率を安定化させて太陽電池210の出力特 を安定化することができる。

 また、焦点FPを当接枠体241の底部241bと照 面232との間に位置することから、焦点FPの 置が保持部240の外周に対応する位置に移動 ることを防止し、太陽光Lsがレシーバ基板220 を例外的に照射するような場合でも、レシー バ基板220の表面での集光束領域FLRの熱エネル ギー密度を抑制することが可能となることか ら、レシーバ基板220の温度上昇を防止し、焼 損を回避することができる。

 <実施の形態4>
 図4に基づいて、本実施の形態に係る太陽電 池および集光型太陽光発電モジュールについ て説明する。本実施の形態に係る太陽電池お よび集光型太陽光発電モジュールの基本的な 構成は実施の形態1ないし実施の形態3の場合 同様であるので、適宜符号を援用し、主に なる事項について説明する。

 図4は、本発明の実施の形態4に係る集光 太陽光発電モジュールを間欠追尾制御した きの追尾状態と入射面に形成される入射面 光束領域との関係を概念的に示す追尾状態 念図であり、(A)は太陽光に対して集光型太 光発電モジュールが正対した状態を、(B)は 陽光に対して集光型太陽光発電モジュール 先行して移動させた状態を、(C)は移動させ 集光型太陽光発電モジュールが太陽光の移 によって再度正対した状態を、(D)は太陽光 移動によって集光型太陽光発電モジュール 遅れを生じた状態をそれぞれ示している。

 本実施の形態に係る集光型太陽光発電モ ュール201(太陽電池210)は、いわゆる追尾制 によって太陽光Lsに対して正対する構成とし てある。つまり、太陽移動方向SSDに沿って集 光型太陽光発電モジュール201(入射面231)に対 る太陽光Lsの入射方向が変動することから 集光型太陽光発電モジュール201は、追尾制 部205によって太陽方位角に対して間欠的に 回駆動され、また、太陽高度に対して間欠 に傾倒駆動される構成としてある。なお、 4では、理解を容易にするために旋回駆動さ た状態のみを示しているが、旋回駆動と共 傾倒駆動に対しても同様の駆動制御が実行 れている。

 追尾制御を効率的に実行するために、集 型太陽光発電モジュール201に対する追尾制 は、規定時間毎に実行される。つまり、追 制御部205による追尾制御は、いわゆる間欠 尾制御態様とされている。なお、集光型太 光発電モジュール201の形状(集光レンズ250の 径、集光レンズ250と太陽電池素子211の間隔) 、実施の形態3の場合と同様としてある。

 間欠追尾制御は、例えば以下のようにし 実行することが可能である。

 太陽光Lsに対して遅れた位置(同図(A)の直 の位置)にあった集光型太陽光発電モジュー ル201を矢符Rot方向へ旋回駆動して、太陽光Ls 対して正対する状態(同図(A))を通過させ、 陽光Lsを追い越した位置に移動させ固定する (同図(B))。

 集光型太陽光発電モジュール201が太陽光L sを追い越したときの旋回角度は、正対位置 対して、最大角度で例えば+0.05度とされてい る。入射面231の辺の長さwを9.4mm、入射面集光 束領域FLRdの直径を7mmとしたとき、入射面集 束領域FLRdの旋回ズレdwは正対時に対して1mm なる。

 太陽光Lsは、太陽光Lsに対して進んだ位置 (同図(B))に移動された集光型太陽光発電モジ ール201に入射面集光束領域FLRdを入射しつつ 再度正対する状態(同図(C))を通過し、集光型 陽光発電モジュール201を追い越した位置(同 図(D))に移動する。

 太陽光Lsが集光型太陽光発電モジュール20 1を追い越したときの旋回角度は、正対位置 対して、最大角度で例えば-0.05度とされてい る。したがって、集光型太陽光発電モジュー ル201が太陽光Lsを追い越したときに対して反 側で、入射面集光束領域FLRdの旋回ズレdwは 対時に対して1mmとなる。

 したがって、集光型太陽光発電モジュー 201が太陽光Lsを追い越した場合、あるいは 陽光Lsが集光型太陽光発電モジュール201を追 い越した場合のいずれであっても、旋回角度 の最大値での入射面集光束領域FLRdの正対時 対する旋回ズレdwは、入射面231の大きさに対 して十分小さい値とすることが可能であるこ とから、追尾制御(旋回制御)による意図的な 置ズレ操作が実行された場合でも集光特性 変動することが無く、集光効率を低下させ ことはない。

 また、傾倒駆動での傾倒角度は、最大角 で±0.025度、傾倒ズレは、0.5mmとすることが 能である。つまり、傾倒角度の最大値での 射面集光束領域FLRdの正対時に対する傾倒ズ レは、入射面231の大きさに対して十分小さい 値とすることが可能であることから、追尾制 御(傾倒制御)による意図的な位置ズレ操作が 行された場合でも集光効率を低下させるこ はない。

 上述したとおり、本実施の形態に係る集 型太陽光発電モジュール201では、太陽電池2 10(集光型太陽光発電モジュール201)の位置を 陽軌道上の太陽の移動先へ規定時間毎に先 して移動させる間欠追尾制御態様としたと 、入射面集光束領域FLRdは、入射面231の内側 位置する構成としてある。

 したがって、太陽の移動先へ先行して移 させる間欠追尾制御としたときでも、太陽 池210の集光特性の変動を抑制して集光効率 安定化させることが可能となるので、太陽 池210の出力特性を安定化させて信頼性の高 集光型太陽光発電モジュール201とすること できる。

 <実施の形態5>
 図5に基づいて、本実施の形態に係る集光型 太陽光発電モジュールについて説明する。本 実施の形態に係る集光型太陽光発電モジュー ルの基本的な構成は実施の形態1ないし実施 形態4の場合と同様であるので、適宜符号を 用し、主に異なる事項について説明する。

 図5は、本発明の実施の形態5に係る集光 太陽光発電モジュールの集光レンズと太陽 池との間で組み立て誤差を生じたときの設 角度ズレと入射面に形成される入射面集光 領域との関係を概念的に説明する説明図で る。

 入射面231に形成される入射面集光束領域F LRdと入射面231の中心(光軸Lax)との位置ズレは 上述した稼動中の場合に限らず、製造工程 の組み立て誤差に起因して生じることがあ 。すなわち、太陽電池210(太陽電池素子211) 集光レンズ250との間には高精度の平行性が 求される。しかし、集光レンズ250は、太陽 池210に対して本来の平行位置からずれて設 角度ズレαを生じた状態で集光型太陽光発電 モジュール201として組み立てられることがあ る。

 このような太陽電池210に対する集光レン 250の組み立て誤差を伴う場合、集光レンズ2 50によって集光された太陽光Ls(集光束領域FLR) は、入射面231に対して位置ズレを生じる。つ まり、位置ズレの無い入射面集光束領域FLRd 対して、入射面231には横方向へ位置ズレし 入射面集光束領域FLRdsが形成される。

 実施の形態4で示したとおり、入射面231の 辺の長さwを9.4mm、入射面集光束領域FLRdの直 を7mmとした場合、設定角度ズレαが最大値で 例えば0.1度としたとき、位置ズレした入射面 集光束領域FLRdsは、本来の入射面集光束領域F LRdに対して最大1mmのズレを生じる。つまり、 集光レンズ250がいずれの方向に対して位置ズ レした場合であっても、入射面集光束領域FLR dsは、入射面231の内側に位置することが可能 なる。したがって、集光効率を低下させる とがなく、集光効率と変換光率を向上させ 信頼性の高い集光型太陽光発電モジュール2 01とすることが可能となる。

 <実施の形態6>
 図6Aないし図6Eに基づいて、本実施の形態に 係る太陽電池製造方法について説明する。本 実施の形態に係る太陽電池の基本的な構成は 実施の形態1ないし実施の形態5の場合と同様 あるので、適宜符号を援用し、主に異なる 項について説明する。

 図6Aは、本発明の実施の形態6に係る太陽 池製造方法で太陽電池を載置したレシーバ 板を準備する基板準備工程を示す工程図で る。

 図6Bは、本発明の実施の形態6に係る太陽 池製造方法で内側樹脂止め部および外側樹 止め部を形成する樹脂止め部形成工程を示 工程図である。

 図6Cは、本発明の実施の形態6に係る太陽 池製造方法で保持部の支持体をレシーバ基 に固定する支持体固定工程を示す工程図で る。

 図6Dは、本発明の実施の形態6に係る太陽 池製造方法で内側樹脂止め部の内側に透光 樹脂を注入する透光性樹脂注入工程を示す 程図である。

 図6Eは、本発明の実施の形態6に係る太陽 池製造方法で保持部に柱状光学部材を当接 せて照射面を透光性樹脂に載置する柱状光 部材載置工程を示す工程図である。

 本実施の形態に係る太陽電池製造方法は 集光レンズ250により集光された太陽光Lsを 電変換する太陽電池素子211と、太陽電池素 211が載置されたレシーバ基板220と、集光さ た太陽光Lsを入射させる入射面231と太陽電池 素子211に対向して配置され太陽電池素子211に 太陽光Lsを照射する照射面232とを有する柱状 学部材230と、柱状光学部材230の側面233に当 された枠状の当接枠体241と柱状光学部材230 ら離して配置され当接枠体241を支持する支 体242とを有してレシーバ基板220に立設され 保持部240とを備える太陽電池210を製造する

 また、本実施の形態に係る太陽電池製造 法は、基板準備工程、樹脂止め部形成工程 支持体固定工程、透光性樹脂注入工程、柱 光学部材載置工程、樹脂封止部形成工程を える。

 まず、太陽電池素子211を載置したレシー 基板220を準備する(基板準備工程。図6A)。

 次に、レシーバ基板220に接着性樹脂を塗 して、太陽電池素子211を樹脂封止する透光 樹脂が注入される内側樹脂止め部221および 側樹脂止め部221の外側で支持体242が固定さ る外側樹脂止め部222を形成する(樹脂止め部 形成工程。図6B)。

 内側樹脂止め部221は、後の工程で太陽電 素子211を樹脂封止する透光性樹脂が注入さ ることから、太陽電池素子211の周囲に環状( 額縁状)に形成される。また、外側樹脂止め 222は、後の工程で支持体242を接着して固定 ることから、支持体242に対応する位置にの 形成する。

 なお、外側樹脂止め部222は、内側樹脂止 部221の周囲に環状(額縁状)に形成して内側 脂止め部221に注入された透光性樹脂が内側 脂止め部221から必要以上に拡大することを 止する形態とすることも可能である。また 外側樹脂止め部222を環状とした場合は、レ ーバ基板220の表面に沿って浸入する水分を 断する作用を生じる。

 支持体242を外側樹脂止め部222に接着して 着性樹脂を硬化することで支持体242をレシ バ基板220に固定する(支持体固定工程。図6C) 。外側樹脂止め部222を形成する接着性樹脂が 硬化する温度で熱処理を施すことによって、 外側樹脂止め部222を硬化させることが可能で ある。なお、外側樹脂止め部222に対する硬化 に併せて内側樹脂止め部221に対する硬化も施 される。

 内側樹脂止め部221の内側に透光性樹脂を 入する(透光性樹脂注入工程。図6D)。透光性 樹脂としては、上述したとおり、エポキシ樹 脂、シリコーン樹脂などを適用することが可 能である。

 内側樹脂止め部221の内側に透光性樹脂を 入した後、柱状光学部材230を当接枠体241に 接させて照射面232を透光性樹脂に載置する( 柱状光学部材載置工程。図6E)。

 透光性樹脂を硬化して樹脂封止部225を形 する(樹脂封止部形成工程。不図示)。透光 樹脂を適宜の温度に加熱することによって 化と同時に脱泡処理を施すことが可能であ 、優れた透光性を有する樹脂封止部225を形 することができる。

 照射面232を透光性樹脂に載置して接触さ ることから、照射面232は、樹脂封止部225の 光性樹脂によって接着され、柱状光学部材2 30は太陽電池素子211に対して確実かつ高精度 固定される。なお、溝部241gに接着性樹脂を 注入し、溝部241gで柱状光学部材230と保持部24 0を接着、固定することによってさらに機械 強度を確保することが可能となる。

 本実施の形態に係る太陽電池製造方法に って、集光された太陽光Ls(集光束領域FLR)が 柱状光学部材230の中心に対して位置ズレを生 じた場合に入射面集光束領域FLRdを入射面231 領域内に位置させて集光特性の変動を防止 、また、集光された太陽光Lsが柱状光学部材 230に加える熱を当接枠体241によって分散する ことで集光効率および光電変換効率を向上さ せた耐熱性および信頼性の高い太陽電池210を 生産性良く(つまり、容易かつ高精度に)、安 に製造することができる。

 <実施の形態7>
 図7ないし図9に基づいて、本実施の形態に る太陽電池および集光型太陽光発電モジュ ルについて説明する。

 図7は、本発明の実施の形態7に係る太陽 池および集光型太陽光発電モジュールを示 断面図である。図8は、図7に示した太陽電池 を集光レンズの側から拡大して見た状態を示 す拡大平面図である。図9は、図8の矢符Y-Y方 での断面を示す拡大断面図である。なお、 7での太陽電池の断面図は、図8の矢符X-X方 での断面である。

 本実施の形態に係る太陽電池310は、集光 ンズ342により集光された太陽光Ls(太陽光Lsa 太陽光Lsb)を光電変換する太陽電池素子311と 、太陽電池素子311が載置されたレシーバ基板 320と、太陽電池素子311を樹脂封止する樹脂封 止部373とを備える太陽電池310である。

 なお、太陽光Lsaは、集光レンズ342によっ 正常に集光され、直接に太陽電池素子311へ 射する太陽光である。また、太陽光Lsbは、 光レンズ342によって集光されたが、レンズ 部、波長領域(特に短波長領域)などの影響 受けて太陽電池素子311へ直接入射すること できず、柱状光学部材370の入射面370f(集光領 域Af)へ集光されたことによって、導光路(柱 光学部材370)の内部で反射しながら進行して 陽電池素子311へ照射される太陽光である。 まり、太陽光Lsbは、従来の技術(図13参照)で は損失となっていた太陽光である。

 また、太陽電池310は、集光された太陽光L sを太陽電池素子311へ導光する導光路を構成 る柱状光学部材370と、柱状光学部材370を保 する保持壁372wを有し樹脂封止部373を覆って シーバ基板320に載置された光学保持部372と 備える。

 したがって、高い位置精度と安定性を有 る導光路(柱状光学部材370)を確保して広い 長領域で太陽光Lsを高精度に集光できる集光 特性が得られることから、集光特性および放 熱性を向上させ、集光された太陽光Lsの位置 レによって生じる発電効率の低減および温 上昇を防止して発電効率および発電電力を 上させた耐熱性、信頼性、耐候性の高い太 電池310とすることが可能となる。

 レシーバ基板320は、例えばアルミニウム 、銅板などの金属のベース基台に適宜の絶 層を介して所望の配線(太陽電池素子311の電 極(不図示)に接続され、外部への取り出しを なう接続パターン。また、太陽電池310相互 を直列、あるいは並列に接続するための接 パターン。不図示)が形成してある。

 つまり、太陽電池素子311が発生した電流 レシーバ基板320に形成された配線により太 電池310の外部へ適宜取り出す構成としてあ 。レシーバ基板320に形成された配線は、信 性の高い絶縁性を確保する必要があること ら、例えば、銅箔で形成された接続パター を有機材料などの絶縁膜で被覆して絶縁す 構成としてある。

 また、柱状光学部材370は、太陽光Lsを太 電池素子311に集光する光路傾斜面370sを有し 保持壁372wは、光路傾斜面370sに整合させた 持傾斜面としてある。

 したがって、柱状光学部材370を光学保持 372に対して自己整合的に位置合わせするこ が可能となり、柱状光学部材370を保持壁372w によって高精度に保持することができるので 、導光路(柱状光学部材370)を高精度に位置決 し、集光特性を向上させることができる。

 柱状光学部材370は、例えば耐熱性のある ラスで形成してあり、例えば1.5程度の屈折 を有している。太陽光Lsが集光される柱状 学部材370の入射面370f(集光領域Af)の広さは、 集光レンズ342の端部で屈折された太陽光Lsbの 中で最も屈折する短波長光である約400nmの太 光を入射することができる大きさに構成し ある。

 また、太陽光Lsが太陽電池素子311へ照射 れる導光路(柱状光学部材370)の照射面370rは 太陽電池素子311への照射を効率よく実行で るように太陽電池素子311の有効受光面領域 同程度の大きさに形成してある。したがっ 、柱状光学部材370は、入射面370fから照射面3 70rにかけて先細りとなる光路傾斜面370sを備 る。

 光学保持部372(保持壁372w)のレシーバ基板3 20に対する角度は45°以上としてあり、入射し た太陽光Lsbを全反射させて太陽電池素子311へ の照射が可能となる。また、柱状光学部材370 のレシーバ基板320からの高さHpは、光学保持 372の斜面の角度、太陽電池素子311の面積(有 効受光面領域)に対応する照射面370rの面積の きさ、柱状光学部材370の入射面370fの大きさ によって決定することが可能である。

 したがって、柱状光学部材370のサイズは 太陽光Lsを損失なく入射する入射面370fの面 、太陽光Lsを全反射させて太陽電池素子311 照射させる光学保持部372の保持壁372w(保持傾 斜面)のレシーバ基板320からの角度、照射面37 0rの面積によって適宜に決定することができ 。

 また、光学保持部372に対する関係で柱状 学部材370での全反射が利用できない場合は 柱状光学部材370の光路傾斜面370sに、Al、Ag Niなどの金属膜を真空蒸着法、スパッタ法な どによって形成した反射面を設けてもよい。

 上述したとおり、本実施の形態に係る柱 光学部材370は、集光レンズ342によって正常 集光された太陽光Lsaを太陽電池素子311に直 入射させ、集光レンズ342によって入射面370f に集光された太陽光Lsbを導光路(柱状光学部 370)を多重反射させながら進行させて太陽電 素子311に入射させることが可能となり、太 電池310の発電効率を高効率化することがで る。

 また、光学保持部372は、レシーバ基板320 有する金属のベース基台(不図示)に当接さ 、接着部321によってレシーバ基板320に接着 てある。つまり、光学保持部372は、レシー 基板320(ベース基台)に対して適宜の接触面積 を確保した状態で直接接着してある。

 したがって、集光された太陽光Lsに起因 てレシーバ基板320(太陽電池素子311)で発生し た熱を金属で形成した光学保持部372へ効率よ く熱伝導することができ、また、光学保持部 372に伝導した熱は、放熱面積を増加させたフ ィン372hによって効果的に放熱されるので、 陽電池素子311へ集光された太陽光Lsに起因す る熱を効率よく放熱することが可能となり、 太陽電池310の発電効率および信頼性を向上さ せることができる。

 なお、光学保持部372は、例えば金属で形 してあることが望ましい。金属で形成する とによって、優れた放熱性を有する光学保 部372を容易かつ安価に量産性良く形成する とができる。

 光学保持部372は、例えば外周側面に櫛の 状のフィン372hを備える。したがって、放熱 特性をさらに向上させることが可能となり、 発電効率および信頼性をさらに向上させるこ とができる。なお、フィン372hは、根元から 端へかけてレシーバ基板320から離れる方向( 向き)へ傾斜を有する形状としてあり、放熱 性をさらに向上させてある。

 柱状光学部材370は、四角柱としてあり、 学保持部372は、四角柱の軸方向角部370cを包 囲する溝状の切り欠き部372gを備える。した って、柱状光学部材370の軸方向角部370cでの 学保持部372による損傷を防止し、光学保持 372に対して柱状光学部材370を確実かつ高精 に載置することが可能となる。

 また、切り欠き部372gによって、柱状光学 部材370と光学保持部372の間に充填される封止 樹脂373r(図10C参照)の脱泡と充填を確実に行な うことが可能となることから、導光路(柱状 学部材370)を高精度に画定(位置決め)し、光 傾斜面370sと保持壁372wとの間、あるいは樹脂 封止部373での気泡の混入が生じない高品質の 導光路とすることができる。

 なお、光学保持部372は、レシーバ基板320 らの高さHhが柱状光学部材370の重心位置Wbよ り高くなるように形成してあることが望まし い。この構成によって、柱状光学部材370の重 心を光学保持部372によって安定性良く確実に 保持することが可能となる。したがって、光 学保持部372によって柱状光学部材370の揺れあ るいは転倒を防止し、集光した太陽光Lsの揺 を抑制して信頼性の高い発電を行なうこと 可能となり、太陽電池310の信頼性を向上さ ることができる。

 また、封止樹脂373rを介在させることによ って、光学保持部372に対して柱状光学部材370 を密着させることが可能となり、光学保持部 372に対する柱状光学部材370の載置を安定して 行なうことが可能となることから、生産性を 向上させることができる。

 樹脂封止部373は、太陽電池素子311と光学 持部372との間に充填された絶縁性の封止樹 373rで構成してあり、例えば透明なシリコー ン樹脂を適用することによって、柱状光学部 材370を透過した太陽光Lsが太陽電池素子311に 射できる構成としてある。

 樹脂封止部373は、柱状光学部材370と太陽 池素子311との間で周囲領域より薄くしてあ 。つまり、柱状光学部材370と太陽電池素子3 11との間の厚さTsに対して、周囲領域での厚 Trを厚くなるように形成してある。

 したがって、柱状光学部材370の太陽電池 子311に対向する面(照射面370r)を太陽電池素 311(有効受光面領域)に確実に近接させるこ が可能となることから、柱状光学部材370に って集光された太陽光Lsを効果的に太陽電池 素子311へ照射することができる。

 また、太陽電池素子311の周囲領域でのレ ーバ基板320の温度上昇を抑制することが可 となることから、耐熱性を向上させて信頼 と耐候性の高い太陽電池310とすることがで る。

 太陽光Lsは、追尾機構により太陽電池素 311に集光される構成としてあるが、例えば 追尾誤差の発生あるいは光学系のアライメ ト誤差により位置ズレを生じ集光スポット ずれることがある。つまり、位置ズレした 陽光Lssを太陽電池310へ照射することがある なお、以下では、追尾誤差、アライメント 差、光強度のバラツキなどによる集光スポ トのズレを単に追尾誤差(追尾誤差など)によ るものとして記載することがある。

 光学保持部372は、太陽電池素子311(有効受 光面領域)に向けて集光された太陽光Ls(太陽 Lsa、太陽光Lsb)に対して設定された集光領域A f(柱状光学部材370)の外側に配置してあること から、仮に太陽光Lssが生じた場合には、太陽 光Lssを反射することが可能となる。

 したがって、集光された太陽光Lsが例え 追尾誤差などにより位置ずれを生じ、太陽 池素子311の位置(有効受光面領域)からずれた 位置を太陽光Lssが照射することとなった場合 でも、レシーバ基板320への太陽光Lssの照射を 防止することが可能となる。

 上述したとおり、レシーバ基板320の表面 形成してある配線は、耐熱性の低い有機部 などで構成してあることから、仮に太陽光L ssが照射されると有機部材の損傷、ひいては 線の損傷を生じ、また、太陽電池310の信頼 を低下させる恐れがある。しかし、光学保 部372(および樹脂封止部373)によって太陽電 素子311の周囲のレシーバ基板320を被覆して ることから、太陽光Lssがレシーバ基板320(配 )に直接照射されることを防止し、配線の損 傷などを回避することが可能となることから 、レシーバ基板320の表面の温度上昇を抑制し てレシーバ基板320の表面に配置された部材( 線、絶縁膜など)の焼損を防止することがで る。

 つまり、太陽電池素子311の外周領域で光 保持部372をレシーバ基板320に配置すること より、例えば600SUN(1SUN=100mW/cm2)以上の高集光 倍率の場合でも、レシーバ基板320の配線(有 部材)などの焦げを防ぐことが可能となり、 熱性を向上させた信頼性、耐候性の良い高 率で安価な太陽電池310とすることができる

 また、光学保持部372は、上述したとおり 例えば金属とすることにより、太陽光Lssを 果的に反射することが可能となる。

 太陽電池素子311は、例えばSi、GaAs、CuInGaS e、CdTeなどの無機材料で構成してある。また 太陽電池素子311の構造は、単一接合型太陽 池素子、モノリシック多接合型太陽電池素 、波長感度領域の異なる種々の太陽電池太 電池素子を接続したメカニカルスタック型 ど種々の形態の構造を適用することが可能 ある。

 なお、太陽電池素子311の外形サイズは、 用する太陽電池材料の削減、加工の安さ、 程の容易性、簡略化などの観点から、数mm 度から20mm程度までとすることが望ましい。

 また、太陽電池素子311の感度波長領域で 光反射率を低減するために、太陽電池素子3 11の表面に適当な反射防止膜などを設けても い。さらに、太陽電池素子311の感度波長領 以外の波長を有する太陽光を反射するUV反 膜、赤外線反射膜などを設けても良い。

 本実施の形態に係る集光型太陽光発電モ ュール340mは、太陽光Ls(太陽光Lsv)を集光す 集光レンズ342と、集光レンズ342により集光 れた太陽光Ls(太陽光Lsa、太陽光Lsb)を光電変 する太陽電池310(太陽電池素子311)とを備え 。

 集光レンズ342は、追尾機構(不図示)の作 により太陽に正対する構成としてある。し がって、太陽光Lsvは、集光レンズ342の入射 に対して垂直方向に入射する。また、集光 ンズ342は、太陽光Lsvを屈折させて太陽電池 子311(本実施の形態では、集光領域Afとして 入射面370f)に集光する構成としてある。

 太陽電池310では、高い位置精度と安定性 有する導光路(柱状光学部材370)を確保して 波長領域の波長を含む広い波長領域での太 光Lsを高精度に集光できる集光特性が得られ ることから、集光特性を向上させ、集光され た太陽光Lsの位置ズレによって生じる発電効 の低減および温度上昇を防止して耐熱性を 上させることが可能となるので、発電効率 よび発電電力を向上させた信頼性、耐候性 高い集光型太陽光発電モジュール340mとする ことができる。

 なお、集光型太陽光発電モジュール340mに 適用する太陽電池素子311としては、高効率性 、実用性が特に求められることから、InGaP/GaA s/Geで構成した3接合型太陽電池素子、AlGaAs/Si 構成した太陽電池素子、モノリシック多接 型太陽電池素子を使用することが望ましい

 集光レンズ342による集光を効果的に行な ために、太陽光Lsを光電変換する太陽電池 子311の表面は平坦で、集光レンズ342の入射 、柱状光学部材370の入射面370f、照射面370rと 平行に配置してある。

 集光レンズ342としては、両凸レンズ、平 レンズ、フレネルレンズなどが挙げられる 重量・コスト・使用環境での扱い易さなど 観点から、太陽光Lsを受光する入射面が平 で、太陽光Lsを太陽電池素子311に照射する出 射面が略三角断面を有するフレネルレンズの 形状としてあることが望ましい。なお、集光 レンズ342は、同じ光学系を複数並べて一体に 成形したアレイ状(図11参照)とすることも可 である。

 集光レンズ342の材質としては、太陽電池 子311の感度波長光での透過率が高く、耐候 を有するものが良い。例えば、通常の太陽 池モジュール(太陽光発電システム)などに 般的に使用される薄板ガラス、耐候性グレ ドのアクリル、ポリカーボネートなどを適 することが可能である。なお、集光レンズ34 2の材料は、これらに限定されるものではな 、これら材料を複層構成としたものでも良 。また、これら材料に、集光レンズ342自体 その他の部材の紫外線劣化を防ぐ目的で、 当な紫外線吸収剤を添加することも可能で る。

 <実施の形態8>
 図10Aないし図10Dに基づいて、本実施の形態 係る太陽電池製造方法について説明する。 お、本実施の形態に係る太陽電池製造方法 製造する太陽電池は実施の形態7に係る太陽 電池310であるので、実施の形態7での符号を のまま適用する。

 図10Aの工程(太陽電池素子実装工程)とは に、まず、金属を成形加工して光学保持部37 2を準備する(光学保持部準備工程)。なお、光 学保持部372の形状は実施の形態7で説明した おりであるので適宜説明を省略する。

 つまり、柱状光学部材370の光路傾斜面370s に対応させての光路傾斜面370sと同一の傾斜 を有する保持壁372w(保持傾斜面)を金属ブロ クの内側に形成する。また、柱状光学部材37 0が有する軸方向角部370cに対応させて切り欠 部372gを形成する。併せて、樹脂封止部373を 覆う空間をレシーバ基板320に当接する面に隣 接させて形成する。また、フィン372hを光学 持部372の外周に形成する。

 なお、光学保持部372の製造方法としては 高精度な加工ができるダイキャスティング 法、または、金属ブロックを切削して製作 る方法がある。

 図10Aは、本発明の実施の形態8に係る太陽 電池製造方法を説明する工程図であり、レシ ーバ基板に太陽電池素子を載置した状態を図 8の矢符X-X方向での断面で示す。

 光学保持部準備工程とは別に、レシーバ 板320に太陽電池素子311を実装する(太陽電池 素子実装工程)。

 図10Bは、本発明の実施の形態8に係る太陽 電池製造方法を説明する工程図であり、レシ ーバ基板に光学保持部を載置した状態を図8 矢符X-X方向での断面で示す。

 レシーバ基板320に太陽電池素子311を実装 た後、太陽電池素子311の外周で光学保持部3 72を配置する位置に対応させて接着部321をレ ーバ基板320に形成する(接着部形成工程)。 着部321は、例えば金属枠やプラスチック枠 形成し配置することも可能であるが光学保 部372を接着できる樹脂や接着剤を適宜配置 ることが望ましい。

 接着部321は、レシーバ基板320が有するベ ス基台に(不図示)に直接光学保持部372を当 できるように、光学保持部372の側面で光学 持部372をレシーバ基板320に接着するように 置される。なお、熱伝導性の高い接着剤を 用した場合などには、レシーバ基板320と光 保持部372との間に接着部321を介挿する形態 することも可能である。

 接着部321を形成した後、接着部321に位置 わせして光学保持部372をレシーバ基板320に 接して配置する(光学保持部配置工程)。こ とき、保持壁372wが構成する光学保持部372の 心位置(照射面370rの中心位置に対応)と太陽 池素子311(有効受光面領域)の中心を一致さ るように光学保持部372を載置する。

 図10Cは、本発明の実施の形態8に係る太陽 電池製造方法を説明する工程図であり、光学 保持部がレシーバ基板との間で構成する空間 に封止樹脂を注入した状態を図8の矢符X-X方 での断面で示す。

 保持壁372wが構成する空間を介して、光学 保持部372およびレシーバ基板320が構成する空 間(樹脂封止部373を構成する空間および柱状 学部材370が配置される空間の一部)へ太陽電 素子311を保護する封止樹脂373rを注入する( 脂注入工程)。

 封止樹脂373rの注入量は、柱状光学部材370 を載置した場合に封止樹脂373rが柱状光学部 370と光学保持部372との間の隙間を充填し、 学保持部372(切り欠き部372g)から漏れない程 であれば良く、予め求めた適宜の量を注入 る。

 図10Dは、本発明の実施の形態8に係る太陽 電池製造方法を説明する工程図であり、光学 保持部に柱状光学部材を載置した状態を図8 矢符X-X方向での断面で示す。

 注入した封止樹脂373rが硬化する前に、光 学保持部372(保持壁372w)に柱状光学部材370を載 置し(光学部材載置工程)、真空チャンバーに 納して脱泡を行なう(気泡脱泡工程)。光学 持部372に形成してある切り欠き部372gが気泡 排出路となることから、簡単な工程で信頼 の良い脱泡を行なうことができる。

 気泡脱泡工程で脱泡を行なうことによっ 封止樹脂373rの圧力が低下することから、柱 状光学部材370は、自重で保持壁372wに押圧さ 、高精度に太陽電池素子311の側へ自己整合 に移動挿入される。また、封止樹脂373rは、 状光学部材370と光学保持部372との間に充填 れ潤滑材として作用することから、柱状光 部材370と光学保持部372との間の摩擦抵抗を 減して柱状光学部材370の表面を保護すると に、より円滑に光学保持部372に載置(結合) ることが可能となる。

 気泡脱泡工程の後、封止樹脂373rを硬化し て樹脂封止部373を形成し、柱状光学部材370と 光学保持部372とを密着させて固定する(樹脂 化工程/柱状光学部材固定工程)。

 上述したとおり、本実施の形態に係る太 電池製造方法は、集光レンズ342により集光 れた太陽光Lsを光電変換する太陽電池素子31 1と、太陽電池素子311が載置されたレシーバ 板320と、太陽電池素子311を樹脂封止する樹 封止部373と、集光された太陽光Lsを太陽電池 素子311へ導光する導光路を構成する柱状光学 部材370と、柱状光学部材370を保持する保持壁 372wを有し樹脂封止部373を覆ってレシーバ基 320に載置された光学保持部372とを備える太 電池310を製造する太陽電池製造方法に関す 。

 また、本実施の形態に係る太陽電池製造 法は、金属を成形加工して光学保持部372を 備する光学保持部準備工程と、光学保持部3 72を太陽電池素子311の外周でレシーバ基板320 当接させて配置する光学保持部配置工程と 光学保持部372およびレシーバ基板320が構成 る空間に樹脂封止部373を形成する封止樹脂3 73rを注入する樹脂注入工程と、保持壁372wに 状光学部材370を載置する光学部材載置工程 を備える。

 したがって、光学保持部372および柱状光 部材370を簡単な工程で高精度に位置決めす ことが可能となり、太陽光Lsを高精度で効 的に導光する導光路(柱状光学部材370)および 光学保持部372を容易に形成することができる ので、集光特性および放熱性を向上させ、集 光された太陽光Lsの位置ズレによって生じる 電効率の低減および温度上昇を防止して発 効率および発電電力を向上させた耐熱性、 頼性、耐候性の高い太陽電池310を生産性良 安価に製造することが可能となる。

 <実施の形態9>
 図11に基づいて、本実施の形態に係る集光 太陽光発電ユニットについて説明する。な 、本実施の形態に係る集光型太陽光発電ユ ットは実施の形態7で説明した太陽電池310を える集光型太陽光発電モジュール340mを複数 配置して構成してあるので、実施の形態7で 符号をそのまま適用する。

 図11は、本発明の実施の形態9に係る集光 太陽光発電ユニットの構成を概略的に示す 視図である。

 本実施の形態に係る集光型太陽光発電ユ ット340は、長尺状フレーム344と、長尺状フ ーム344に沿って配置された複数の集光型太 光発電モジュール340mとを備える。なお、集 光型太陽光発電モジュール340mは、長尺状フ ーム344とは異なる個別のフレームに配置す ことによりそれぞれ独立した形態とするこ も可能である。

 したがって、高い位置精度と安定性を有 る導光路(柱状光学部材370)を確保して短波 領域の波長を含む広い波長領域での太陽光Ls を高精度に集光できる集光特性が得られるこ とから、集光特性および放熱性を向上させ、 集光された太陽光Lsの位置ズレによって生じ 発電効率の低減および温度上昇を防止して 電効率および発電電力を向上させた耐熱性 信頼性、耐候性の高い集光型太陽光発電ユ ット340とすることが可能となる。

 集光型太陽光発電モジュール340mは、例え ば30cm角程度の集光レンズ342を備え、集光型 陽光発電ユニット340は、例えば5×1個(5個)の 光型太陽光発電モジュール340mを備える構成 とすることが可能である。このとき、集光型 太陽光発電ユニット340は、例えば30cm×150cm程 の受光面を構成することとなる。

 また、集光型太陽光発電モジュール340mは 、必要な電力を発電するために、適宜の数で 直列または並列に接続してある。本実施の形 態では、例えば、集光型太陽光発電ユニット 340を7個並置して集光型太陽光発電システム( 光型太陽光発電装置)を構成した形態として ある。

 複数の集光型太陽光発電ユニット340で構 された集光型太陽光発電システム(集光型太 陽光発電装置)は、支柱381に支持されて、追 機構部(不図示)により水平方向の回転Roth、 直方向の回転Rotvにより太陽を追尾する方向 自動的に駆動され、集光型太陽光発電モジ ール340mの表面に配置された集光レンズ342( 射面)を太陽光Lsvに対して垂直方向へ向ける 成としてある。

 したがって、本実施の形態に係る集光型 陽光発電ユニット340は、高集光倍率の集光 太陽光発電システムに適用できる。つまり 本発明に係る集光型太陽光発電モジュール3 40mは信頼性・耐候性のよい高効率で安価な追 尾集光型太陽光発電システムを構成すること が可能となる。

 また、追尾誤差などによる追尾不良が発 した場合でも、太陽電池310を焼損する恐れ なく、信頼性の高い、追尾集光型太陽光発 システムとすることが可能である。

 なお、追尾機構部(追尾駆動システム)は 太陽の方位に集光レンズ342(入射面)を向ける ための方位軸と、太陽の高度に集光レンズ342 (入射面)を傾けるための傾倒軸との2軸別々の 追尾駆動装置によって構成されていることか ら、太陽を高精度に追尾することが可能とな る。

 追尾駆動システムの動力系としては、モ ターと減速機を用いてギヤを所定の回転数 転させて所定の方向に駆動させる方法、油 ポンプと油圧シリンダーを用いて所定の長 にシリンダーを調節することにより所定の 向に駆動させるといった方法があり、どち の方法を用いても良い。

 追尾駆動システムの動作を制御する追尾 動システムの内部に搭載された時計によっ 、予め太陽の軌道を計算し、太陽の向きに 光型太陽光発電モジュール340m(集光型太陽 発電ユニット340)を向かせるように制御する 法、追尾駆動システムにホトダイオードな からなる太陽センサーを取り付けて太陽方 を随時モニターし制御する方法などが太陽 追尾方法として知られており、いずれの方 を用いても良い。

 上述したとおり、本実施の形態に係る集 型太陽光発電ユニット340は、長尺状フレー 344に沿って配置された複数の集光型太陽光 電モジュール340mを備える。集光特性および 放熱性を向上させた集光型太陽光発電モジュ ール340mを備えることによって、発電効率お び発電電力を向上させた耐熱性、信頼性、 候性の高い集光型太陽光発電ユニット340を 供する。

 つまり、高い位置精度と安定性を有する 光路を確保して広い波長領域で太陽光Lsを 精度に集光できる集光特性が得られること ら、集光特性および放熱性を向上させ、集 された太陽光Lsの位置ズレによって生じる発 電効率の低減および温度上昇を防止して発電 効率および発電電力を向上させた耐熱性、信 頼性、耐候性の高い集光型太陽光発電ユニッ ト340とすることが可能となる。

 また、本発明に係る集光型太陽光発電ユ ット340によれば、長尺状フレーム344と、長 状フレーム344に沿って配置された複数の集 型太陽光発電モジュール340mとを備えること から、高い位置精度と安定性を有する導光路 を確保して広い波長領域で太陽光Lsを高精度 集光できる集光特性が得られ、集光特性お び放熱性を向上させ、集光された太陽光Ls 位置ズレによって生じる発電効率の低減お び温度上昇を防止して発電効率および発電 力を向上させ、耐熱性、信頼性、耐候性を 上させることができるという効果を奏する

 また、本発明は、その精神または主要な 徴から逸脱することなく、他のいろいろな で実施することができる。そのため、上述 実施の形態はあらゆる点で単なる例示にす ず、限定的に解釈してはならない。本発明 範囲は請求の範囲によって示すものであっ 、明細書本文には、なんら拘束されない。 らに、請求の範囲の均等範囲に属する変形 変更は、全て本発明の範囲内のものである

 また、この出願は、2008年2月1日に日本で 願された特願2008-023021、及び2008年5月9日に 本で出願された特願2008-123938に基づく優先権 を請求する。これに言及することにより、そ の全ての内容は本出願に組み込まれるもので ある。

 本発明は、集光された太陽光を光電変換 る太陽電池素子と集光された太陽光を太陽 池素子に照射する柱状光学部材とを備える 陽電池、そのような太陽電池を備える集光 太陽光発電モジュール、およびそのような 陽電池を製造する太陽電池製造方法に適用 きる。