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Title:
SPINDLE HEAD FOR MACHINE TOOL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/098957
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a spindle head for machine tool which can be used for a high output spindle motor while preventing disconnection of cables by employing a structure which ensures sufficient spaces, for a supporting shaft of a spindle unit having a through hole for laying wires. A spindle head (1) for machine tool comprises a supporting head (6) which performs index driving of a spindle unit (4) around the rotation axis (A axis) thereof by supporting a pair of supporting shafts (9) coupled with the spindle unit (4) rotatably by means of a pair of fork arms (7) and bearings (13) on the A axis. A through hole (12) for laying a plurality of wires (22) extending from the spindle unit (4) is formed, respectively, in the pair of supporting shafts (9), and the plurality of wires (22) are divided into two wire groups which are assigned, respectively, to the pair of supporting shafts (9) and laid therethrough.

Inventors:
TATSUDA, Yoshinori (Nomachi 5-chome Kanazawa-sh, Ishikawa 50, 92186, JP)
辰田 好教 (〒50 石川県金沢市野町5丁目18番18号 津田駒工業株式会社内 Ishikawa, 92186, JP)
Application Number:
JP2009/051161
Publication Date:
August 13, 2009
Filing Date:
January 26, 2009
Export Citation:
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Assignee:
TSUDAKOMA KOGYO KABUSHIKIKAISHA (18-18, Nomachi 5-chome Kanazawa-sh, Ishikawa 50, 92186, JP)
津田駒工業株式会社 (〒50 石川県金沢市野町5丁目18番18号 Ishikawa, 92186, JP)
TATSUDA, Yoshinori (Nomachi 5-chome Kanazawa-sh, Ishikawa 50, 92186, JP)
International Classes:
B23Q1/00; B23Q1/70
Attorney, Agent or Firm:
NAKAGAWA, Kunio (NAKAGAWA PATENT OFFICE Famille Shinjuku Grand-suite Tower 1303 21-8, Yoyogi 2-chomeShibuya-k, Tokyo 53, 15100, JP)
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Claims:
先端に工具(2)が取り付けられるスピンドル(3)を内蔵されたスピンドルモータ(5)によって回転駆動するスピンドルユニット(4)と、
前記スピンドルユニット(4)を支持する支持ヘッド(6)であって前記スピンドルユニット(4)の回動軸線(A軸)方向に離間して配置された一対のフォークアーム(7)及び各フォークアーム(7)内において軸受(13)によって回動自在に支持されて前記スピンドルユニット(4)に連結された一対の支持軸(9、30、31)を備えた支持ヘッド(6)と、
を含む工作機械用スピンドルヘッド(1)において、
前記各支持軸(9、30、31)に前記スピンドルユニット(4)から延出される複数本の線体(22)を配索するための貫通孔(12)が形成されており、
前記複数本の線体(22)を2群に分けて2つの線体群にすると共に、各線体群を前記一対の支持軸(9、30、31)の各々に分けて配索する、
ことを特徴とする工作機械用スピンドルヘッド(1)。
前記複数の線体(22)が、前記スピンドルモータ(5)に駆動電流を供給するための動力線(22a)と、前記スピンドルユニット(4)内に設けられたセンサからの信号を出力する信号線(22b)とを含み、
前記動力線(22a)と前記信号線(22b)とを異なる前記線体群に分けて配線することを特徴とする請求項1記載の工作機械用スピンドルヘッド(1)。
前記各フォークアーム(7)内には、その構成要素として、前記支持軸(9)及び前記軸受(13)に加え、前記支持軸(9)を回動させるための駆動モータ(14)及び前記支持軸(9)の回動位置を保持するためのクランプ手段(28)が配設されており、
前記各構成要素によって構成される前記一対のフォークアーム(7)内の構造が、前記スピンドルユニット(4)における前記スピンドル(3)の回転軸線(C軸)に対し線対称となっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の工作機械用スピンドルヘッド(1)。
Description:
工作機械用スピンドルヘッド

本発明は、工作機械用のスピンドルヘッド に関し、特にスピンドルユニットに対し電力 および流体を供給するための構造に関する。

特許文献1は、いわゆるマシニングセンタ の工作機械において、工具が取り付けられ スピンドルを回転駆動するスピンドルユニ トを支持し、旋回駆動するためのフォーク の駆動部(A軸駆動部)を有するスピンドルヘ ドを開示している。

前記スピンドルユニットは、内蔵されたス ピンドルモータ(ビルトインモータとも言う) よって、スピンドルユニットのハウジング で回転自在に支持されたスピンドルを回転 動する。前記スピンドルモータには、駆動 流を供給するための動力線が接続されてお 、この動力線は、スピンドルユニットのハ ジング内から外部へ引き出され、工作機械 の電源回路へ向けて配線される。

なお、前記動力線は、スピンドルユニット が回動する際に障害とならないように、スピ ンドルユニットを支持する支持ヘッドのハウ ジング内を通して配線されるのが一般的であ る。また、スピンドルユニットから支持ヘッ ドへの配線は、スピンドルユニットの後端部 (後端面)から一旦動力線を外部へ導出した後 再び支持ヘッド内に導入するものも存在す が、スピンドルユニットの回動に伴って動 線が振り回されるのを嫌い、支持ヘッド内 設けられたスピンドルユニットを支持する めの支持軸に貫通孔を形成し、支持軸内に 力線を通して配線して、動力線が外部に露 しないようにする場合もある。そして、従 の一般的なスピンドルヘッドでは、上記の うに支持軸内に動力線を通して配線する場 、スピンドルユニットの両側にそれぞれ位 する支持軸のうちの一方のみが配線可能に 成されており、スピンドルユニットの片側 らのみ動力線を延出して配線する構造とな ている。

ところで、生産性を向上させるべくスピン ドルモータを高出力化すると、それに伴って 動力線は太くなる。また、スピンドルを低速 及び高速の二段階で駆動可能とすべく、スピ ンドルモータが高速回転用巻線と低速回転用 巻線を持つ巻線切替式のものである場合、動 力線の数は倍になる(例えば、三相モータのU V、W相各1本ずつの倍で計6本)。

また、支持軸中の配線経路には、スピンド ルモータのための動力線だけでなく、スピン ドルユニット内に設けられるセンサ(モータ ための温度センサ、回転センサ)からの信号 が配線される場合がある。さらには、スピ ドルユニットに加工用流体を供給するため パイプを配管する場合もある。この加工用 体としては、例えば、切削加工時に生じる り粉がスピンドルユニット内に侵入するの 防止するためにスピンドルの先端付近から ーク側へ向けて噴射される空気、スピンド モータを冷却するための冷却用の流体、加 用のクーラント液等が挙げられる。

このように、支持軸内には、複数本の動力線 や信号線といったケーブル類が配線されると 共に、流体供給用のパイプが配管される場合 があるが、これら複数本のケーブル類やパイ プを支持軸内に通すと、支持軸における貫通 孔内の空間的な余裕が無くなり、支持軸の回 転に伴って上記ケーブル類が捩じれたりこす れたりして断線の生じるおそれがある。また 、空間的な余裕が無いため、より太い動力線 を通すことができず、高出力のスピンドルモ ータに対応できない場合がある。そもそも、 動力線の場合には、動力線が挿通される空間 の容積率が設計上規定されており、あまり余 裕の無い空間に動力線を通すことはできない 。

米国特許5,584,621号明細書

したがって、本発明の課題は、スピンドル ユニットのための複数本の動力線、信号線、 流体供給用のパイプ等(以下「線体」という )が支持軸内に配線、配管(以下「配索」とい う。)されるスピンドルヘッドにおいて、上 線体が挿通された状態でスピンドルユニッ の支持軸内の配索経路に空間的な余裕が多 得られるようにし、配索された線体に断線 生じるのを防止すると共に、スピンドルユ ットに高出力のスピンドルモータを組み込 ことができるようにすることである。

上記課題のもとに、本発明は、先端に工具 (2)が取り付けられるスピンドル(3)を内蔵され たスピンドルモータ(5)によって回転駆動する スピンドルユニット(4)と、前記スピンドルユ ニット(4)を支持する支持ヘッド(6)であって前 記スピンドルユニット(4)の回動軸線(A軸)方向 に離間して配置された一対のフォークアーム (7)及び各フォークアーム(7)内において軸受(13 )によって回動自在に支持されて前記スピン ルユニット(4)に連結された一対の支持軸(9、 30、31)を備えた支持ヘッド(6)と、を含む工作 械用スピンドルヘッド(1)において、前記各 持軸(9、30、31)に前記スピンドルユニット(4) から延出される複数本の線体(22)を配索する めの貫通孔(12)を形成し、前記複数本の線体( 22)を2群に分けて2つの線体群にすると共に、 線体群を前記一対の支持軸(9、30、31)の各々 に分けて配索している。

また、本発明においては、前記複数の線体 (22)が前記スピンドルモータ(5)に駆動電流を 給するための動力線(22a)と前記スピンドルユ ニット(4)内に設けられたセンサからの信号を 出力する信号線(22b)とを含むものとし、前記 力線(22a)と前記信号線(22b)とを異なる前記線 体群に分けて配線してもよい。

さらに、本発明においては、前記支持ヘッ ド(6)を、前記各フォークアーム(7)内に、その 構成要素として、前記支持軸(9)及び前記軸受 (13)に加え、前記支持軸(9)を回動させるため 駆動モータ(14)及び前記支持軸(9)の回動位置 保持するためのクランプ手段(28)が配設され るものとし、前記各構成要素によって構成さ れる前記一対のフォークアーム(7)内の構造を 、前記スピンドルユニット(4)における前記ス ピンドル(3)の回転軸線(C軸)に対し線対称とし てもよい。

本発明によれば、前述の工作機械用スピン ドルヘッド(1)において、スピンドルユニット (4)から延出される複数本の線体(22)(例えばス ンドルモータ用の動力線、センサの信号線 )を配索するための貫通孔(12)を一対の支持 (9、30、31)のそれぞれに形成すると共に、複 本の線体(22)を2群に分けて各線体群を前記 対の支持軸(9、30、31)の各々に分けて配索す から、スピンドルユニット(4)から延出され 複数本の線体(22)を一方の支持軸にのみ挿通 させて配索する場合と比べ、支持軸内におけ る配索経路中の空間的な余裕が大きくなり、 支持軸の回転に伴って支持軸内に配索された 線体が捩じれたりこすれたりして断線が生じ ることを可及的に防止することができる。ま た、配索経路中の空間的な余裕が大きいため 、より太い動力線が挿通可能であり、スピン ドルヘッドに対しより高出力のスピンドルモ ータを採用することができる。

また、複数の線体(22)に含まれるスピンド モータ(5)に駆動電流を供給するための動力 (22a)とスピンドルユニット内に設けられたセ ンサからの信号を出力する信号線(22b)とを異 る前記線体群に分けて配線することにより 動力線から発生するノイズが信号線に悪影 を及ぼすのを防止でき、正確な検出値を得 ことができる。

さらに、各フォークアーム(7)内の構造を、 スピンドルユニット(4)におけるスピンドル(3) の回転軸線(C軸)に対し線対称とすることによ り、以下の効果を期待できる。

すなわち、支持ヘッドの駆動に伴って駆動 モータは熱を発生し、その熱によって駆動モ ータ周りの構成要素からなる構造が熱変位を 起こす場合がある。このときスピンドルユニ ットを回動軸線(A軸)方向における左右両側で 支持する支持軸を含む各フォークアーム内の 構造に違いがあると、上記熱変位に伴う構造 の状態変化が各フォークアーム内で異なるも のとなり、それに伴い、各フォークアーム内 の支持軸によって両側で支持されたスピンド ルユニットに傾きが生じ、スピンドルの軸線 が左右のいずれかにずれ、加工精度が低下す る場合が生じる。これに対し、各フォークア ーム内の構造、特に主要な構成要素からなる 構造を対称構造とすることにより、上記熱変 位に伴う構造状態の変化が各フォークアーム 内で同じものとなり、上記のようなスピンド ルの軸線のずれを防ぐことができる。

本発明の工作機械用スピンドルヘッド1 の断面図である。 本発明の工作機械用スピンドルヘッド1 の正面図である。 工作機械用スピンドルヘッド1が組み付 けられる工作機械の概要図である。 本発明の他の実施例の工作機械用スピ ドルヘッド1の断面図である。

符号の説明

1 工作機械用スピンドルヘッド
2 工具
3 スピンドル
4 スピンドルユニット
5 スピンドルモータ
6 第1の支持ヘッド
7 フォークアーム
8 ハウジング
9 支持軸
10 回動ホイール
11 回動スリーブ
12 貫通孔
13 軸受
14 駆動モータ
15 モータロータ
16 モータステータ
17 ステータスリーブ
18 ロータリジョイント
19 ディストリビュータ
20 ディストリビュータ
21 シャフト
22 線体
22a 動力線
22b 信号線
23 取付基部
24 カバー
25 回転検出器
26 ケーブル挿通用孔
27 ケーブル挿通用孔
28 クランプ手段
29 第2の支持ヘッド
30 支持軸
31 支持軸
33 ロータリジョイント
34 ディストリビュータ
34a 貫通孔
35 シャフト
36 ロータリジョイント
37 ディストリビュータ
37a 貫通孔
38 シャフト
40 工作機械
41 ベッド
42 コラム
43 クロスレール
44 サドル
45 ラム
46 テーブル

本発明の対象となるスピンドルヘッドは、 工作機械例えば縦型のマシニングセンタ(複 加工機)等に用いられる。以下、本発明を縦 のマシニングセンタに適用した例を説明す 。

図1および図2は、本発明の工作機械用スピ ドルヘッド1を示している。工作機械用スピ ンドルヘッド1とは、縦型のマシニングセン 等に用いられ、工具2が装着されるスピンド ユニット4を支持して旋回駆動する装置のこ とをいう。ここに示す工作機械用スピンドル ヘッド1は、縦型のマシニングセンタ等に搭 された場合において、工作機械用スピンド ヘッド1全体が工作機械のXYZ方向に移動する に加え、工作機械用スピンドルヘッド1に支 持されたスピンドルユニット4がXY平面と平行 な軸(A軸)回りおよびZ軸と平行な軸(C軸)回り 回転運動する。

工作機械用スピンドルヘッド1は、先端に 具2が取り付けられるスピンドル3と、スピン ドルを回転駆動するスピンドルユニット4と スピンドルユニット4をA軸回りに回動可能に 支持する第1の支持ヘッド(A軸駆動部)6と、ス ンドルユニット4および第1の支持ヘッド6と C軸回りに回転可能に支持する第2の支持ヘ ド(C軸駆動部)29とで構成されており、工具2 工作物に対して最適な方向へ向けることに り、複雑な形状の部品を高能率かつ高精度 加工する。スピンドルユニット4は、その内 にスピンドルモータ5を内蔵したビルトイン モータ型であり、そのスピンドルモータ5に ってスピンドル3を回転駆動する。切削加工 、スピンドル3の先端に切削加工に適合する 工具2が取付けられ、スピンドル3、すなわち 具2の回転によって加工対象の工作物に切削 加工を施す。

第1の支持ヘッド6は、フォーク形のハウジ グ8をそのフレームとし、スピンドルユニッ ト4の回動軸線(A軸)方向に離間して配置され 一対のフォークアーム7内に駆動モータ14を 設した両側モータ型である。

一対のフォークアーム7は、スピンドル3の 転軸線(C軸)を対称軸として線対称の内部構 を有しており、各フォークアーム7は、それ ぞれ、スピンドルユニット4に連結された支 軸9と、支持軸9を回動自在に支持する軸受13 、スピンドルユニット4をA軸回りに割出し 動する駆動モータ14としてのDDモータと、ス ンドルユニット4へ流体を供給するためのロ ータリジョイント18と、支持軸9をクランプし てスピンドルユニット4を所望の割出し角度 固定するクランプ手段28としてのクランプス リーブとを有している。ただし、図1におい 左側のフォークアーム7内にのみ、支持軸9の 回転角度を検出するための回転検出器(エン ーダ)25が設けられている。回転検出器25以外 の構成は、全てC軸を対称軸として線対称で る。

駆動モータ14は、支持軸9をギヤ等の駆動伝 達機構を介さずに直接的に駆動するものであ りダイレクト(直接駆動型)駆動モータとも呼 れるものである。駆動モータ14は、モータ ータ15と、モータステータ16とを有しており モータロータ15は支持軸9の一部を構成する 動ホイール10に固定され、モータステータ16 はフォークアーム7に固定されたステータス ーブ17に回転不能に嵌め込まれている。

ロータリジョイント18は、回動するスピン ルユニット4に対し、第1の支持ヘッド6側か 加工用流体を供給するためのものであり、 ォークアーム7に固定されたディストリビュ ータ19、20と、支持軸9の一部を構成し支持軸9 とともに回動するシャフト21とからなる。こ にいう、加工用流体としては、例えば、冷 用のクーラント液や水、加工時に発生する り粉等を除去するためのエア等が挙げられ 。

支持軸9は、前述した回動ホイール10、シャ フト21および回動スリーブ11とから構成され いる。支持軸9の両端のうち、一端はスピン ルユニット4に連結されており、他端はフォ ークアーム7の外側側面に露出した状態とな ている。また、回動ホイール10、シャフト21 よび回動スリーブ11の部材のそれぞれには 中心部に同径の孔が形成されており、これ の孔は各部材が組み合わされた状態で支持 9を軸線方向に貫く貫通孔12を形成している すなわち、貫通孔12は、第1の支持ヘッド6の ウジング8(フォークアーム7)の外側から、第 1の支持ヘッド6の内部を貫通してスピンドル ニット4に到達している。

貫通孔12には、スピンドルユニット4から延 出された複数本の線体22が配索されている。 線体」とは、先に定義した通り、動力線や 号線等の電気的なケーブル類だけでなく、 体供給用のパイプ等も含む概念であり、図1 では、スピンドルユニット4の動力線22a及び 号線22bが配線されている例を示している。 だし、図面ではその一部を省略している。

前述のとおり、一対のフォークアーム7は C軸を対称軸として線対称の内部構造を有し おり、貫通孔12もスピンドルユニット4の両 に形成されている。これにより、前記複数 の線体22を、線体22の用途、サイズ等に応じ て2群に分けて2つの線体群とし、各線体群を 対の支持軸9の貫通孔12に各々分けて配索す ことができる。例えば、本例では、動力線2 2aから発生するノイズが信号線22bへ及ぼす影 を考慮して、動力線22aと信号線22bとを分け それぞれを別の支持軸9の貫通孔12内に配線 ている(ただし、信号線22bとしてノイズの影 響を受け難いものを採用した場合は、同じ支 持軸9内に配線しても問題は生じないため、 線体群を動力線22aと信号線22bとが混在した のとしてもよい)。

なお、本例では、両支持軸9における貫通 12内に配索される線体22を、スピンドルユニ ト4内のスピンドルモータ5の動力線、セン からの信号線といった電気的なケーブル類 したが、線体22はこれら電気的なものに限ら ず、前述の加工用流体を供給するための流体 供給用のパイプ(供給パイプ)を含めてもよい すなわち、本例では、前述の加工用流体を 第1の支持ヘッド6のハウジング8等に形成さ た流体流路からロータリジョイント18を介 てスピンドルユニット4へ供給しているが、 ピンドルヘッド4の仕様によっては加工用流 体の一部をロータリジョイントを介さずに専 用の供給パイプ等でスピンドルユニット4へ 給する場合があり、その様な供給パイプを 述のケーブル類等と共に貫通孔12内に配索す るものであってもよい。

このように、スピンドルユニット4の両側 線体22の配索経路となる貫通孔12を形成した とにより、種々の一又は二以上の線体22を その用途やサイズに応じて2群に分けて2つの 線体群とし、各線体群を一対の貫通孔12のそ ぞれに振り分けて配索することができる。

例えば、先に述べたとおり、動力線22aと信 号線22bとを異なる線体群に分け、それぞれを 異なる支持軸9の貫通孔12に振り分けて配索す る他、線体22に電気的なケーブル類と流体供 パイプとが含まれる場合には、電気的なケ ブル類と流体供給パイプとを分けて配索し もよい。すなわち、一方の支持軸9の貫通孔 12内には電気的なケーブル類のみを配線し、 方の支持軸9の貫通孔12内には流体供給パイ のみを配管すれば、漏水による漏電やショ トを未然に防止できる。さらに、配索する 体22の種類に応じて貫通孔12に防磁、非導電 処理、耐熱・断熱等のシールド、シーリング 処理を施せば、上記効果をさらに高めること ができる。

ところで、図示のスピンドルヘッド6では 各フォークアーム7内にロータリジョイント1 8が設けられている。このように、ロータリ ョイントを備えたスピンドルヘッドにおい 、支持軸内にケーブル類等を挿通させるに たり、支持軸の貫通孔内における空間的な 裕をできるだけ大きくするために、一般的 解決手段として設計可能な範囲で支持軸の を大きくすることも考えられる。しかし、 持軸の径を大きくすると、支持軸を囲繞す かたちで設けられているロータリジョイン の径も大きくならざるを得ない。ロータリ ョイントのディストリビュータとシャフト は、その嵌合面が摺動しつつ相対回転し、 た両者間にはシール部材が介装されている め、単に摺接する場合と比べて摺動抵抗は 較的大きい。そして、両者間の摺動抵抗は 動面の面積に比例し、その面積は摺動面の に比例するため、ロータリジョイントの径 大きくなる程に摺動抵抗は大きくなる。従 て、駆動モータの動力損失を抑えることを えた場合、ロータリジョイントの径は小さ 方が好ましく、そのためには支持軸の径も さい方が好ましい。このように、一般的な 決手段では、支持軸内における空間的な余 を大きくすること、及びロータリジョイン の(摺動面の)径を大きくしないこと、という 互いに相反する要求を満たすことができなか った。

これに対し、本発明によれば、スピンドル ユニット4を支持する一対の支持軸9のいずれ も貫通孔12を形成し、複数のケーブル類等 各支持軸9に振り分けて配索するため、支持 9の径を大きくすることなく支持軸9内の空 的な余裕を従来技術よりも大きくすること でき、支持軸9内における空間的な余裕を確 しつつもロータリジョイント18における摺 面の摺動抵抗の増大を回避することができ 。

第1の支持ヘッド6と、第2の支持ヘッド29と 、第1の支持ヘッド6の取付基部23で接続され ている。なお、第2の支持ヘッド29は、図3の 明と共に後述するが、工作機械、例えばマ ニングセンタなどによって保持され、図示 ないが、内部にDDモータなどの駆動モータを 内蔵しており、C軸(マシニングセンタのZ軸と 平行な軸線)を回転中心として第1の支持ヘッ 6を回転させる。なお、C軸は、スピンドル3 待機状態で、スピンドル3の中心軸と一致し ている。

図示の例における線体22としてのケーブル (動力線22a及び信号線22b)は、支持軸9内の貫 孔12を通過した後、第1の支持ヘッド6におけ るハウジング8とカバー部材24との間の空間を 通り、ハウジング8の上部側面からハウジン 8に形成されたケーブル挿通用孔26へ挿入さ 、C軸を中心として形成されて第1の支持ヘッ ド6の上部に開口するケーブル挿通用孔27から 延出され、第2の支持ヘッド29内に導入される 。第2の支持ヘッド29内では、図示しないが、 線体22は、C軸を中心に回転駆動される回転軸 に形成された貫通孔内を通過し、工作機械40 へ導出される。

図3において、本発明に係る工作機械用ス ンドルヘッド1が組み込まれる工作機械の一 を簡単に説明する。工作機械40は、縦型の シニングセンタであり、ベッド41上に付設さ れた左右一対のコラム42と、一対のコラム42 を上下方向(Z軸方向)に移動する水平なクロ レール43と、クロスレール43上を水平に左右 向(Y軸方向)に移動するサドル44と、サドル44 上をZ軸方向に移動するラム45と、ベッド41上 前後方向(X軸方向)に水平に移動するテーブ 46とを含む。そして、本発明に係る工作機 用スピンドルヘッド1は、第2の支持ヘッド29 ラム45に挿入された状態でラム45に固定され ることにより支持される。

図4は、本発明の他の実施例を示している 本例と前述の実施例とで大きく異なる点は 本例では、各フォークアーム7内の構造が対 ではないことである。工作機械用スピンド ヘッド1は、実施例1と同様に縦型のマシニ グセンタ(複合加工機)等に用いられる。

本例の工作機械用スピンドルヘッド1は、 述の実施例と同様に、主要な構成部品とし 、スピンドルユニット4と、第1の支持ヘッド 6と、第2の支持ヘッド29とで構成されている

第1の支持ヘッド6は、支持軸30、31と、駆動 モータ14と、ロータリジョイント33、36と、ク ランプ手段28とを有している。ただし、前述 実施例と異なり、各フォークアーム7内の構 造がC軸に対して線対称ではない。すなわち 本例では、駆動用の駆動モータ14は一方のフ ォークアーム7内のみに設けられ、クランプ リーブ28は他方のフォークアーム7内のみに けられる。なお、ロータリジョイント33、36 、両フォークアーム7内に設けられており、 それぞれ、ディストリビュータ34、37、シャ ト35、38とから構成されている。

本例でも、前述の実施例と同様に、スピン ドルユニット4から延出される線体22を配索す るための貫通孔12が一対の支持軸30、31に形成 されている。なお、前述の実施例では支持軸 に形成された貫通孔12に直接に線体22が配索 れているのに対し、本例では、支持軸30、31 形成された貫通孔12にディストリビュータ34 、37が挿入されており、そのディストリビュ タ34、37に形成された貫通孔34a、37aに線体22 配索されている。

このように、線体22は、第1の支持ヘッド6 における駆動モータ、支持軸、ロータリジ イント等の構造・配置の違いにより、図1の のように支持軸9に形成された貫通孔12に直 に配索される場合もあれば、図4の例のよう に支持軸30、31の貫通孔12内に他の部材を介在 させて間接的に配索される場合もある。後者 の場合、前記他の部材を回動しないようにす れば(例えば、図4の例のディストリビュータ3 4、37はフォークアーム7のハウジング8に固定 れており回動しない。)、その内部を通る線 体22と、前記他の部材とは相対的に不動であ から、線体22が前記他の部材とこすれて断 するといったトラブルを防止できる。

図示の例における線体22は、支持軸30、31内 の貫通孔12(34a、37a)を通過した後、第1の支持 ッド6におけるハウジング8とカバー部材24と の間の空間を通り、ハウジング8の上部側面 らハウジング8に形成されたケーブル挿通用 26へ挿入され、C軸を中心として形成されて 1の支持ヘッドの上部に開口するケーブル挿 通用孔27から延出され、第2の支持ヘッド29内 導入される。第2の支持ヘッド29内では、図 しないが、C軸を中心に回転駆動される回転 軸に形成された貫通孔内を通過し、工作機械 40側へ導出される。