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Patent Searching and Data


Title:
SQUEEZING DEVICE AND PACKAGING BAG FOR VISCOUS LIQUID
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/099231
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a squeezing device capable of well squeezing a viscous liquid in a packaging bag utilizing so-called a 'pouch bag'. The device comprises a pair of bag body support parts for stretching and supporting the bag bodies by fixing the front end and the rear end of a bag body and performing fixing of the rear end by applying a tension thereto rearwards, a squeezing mechanism part which is so provided as to be capable of sliding in the direction towards the front end in such a state the rear end of the bag supported by the bag body support parts is held from the upper and lower sides, and a drive mechanism part for slidingly driving the squeezing mechanism part in the direction towards the front end. The squeezing mechanism part is installed at the tip end of the device, and the drive mechanism part includes a slide bar disposed parallel to the sliding direction of the squeezing mechanism part.

Inventors:
MINEGISHI HARUO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052135
Publication Date:
August 13, 2009
Filing Date:
February 09, 2009
Export Citation:
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Assignee:
WALLHA CO LTD (JP)
MINEGISHI HARUO (JP)
International Classes:
B65D83/00; B65D33/25; B65D33/36; B65D35/28
Domestic Patent References:
WO2000010880A12000-03-02
Foreign References:
JP2005022654A2005-01-27
US3249258A1966-05-03
US4805805A1989-02-21
JPH1159705A1999-03-02
US5490613A1996-02-13
US3257037A1966-06-21
JPH07503928A1995-04-27
JP2004267773A2004-09-30
JP2002302146A2002-10-15
JP2005521602A2005-07-21
JPH07289956A1995-11-07
JPH10278977A1998-10-20
JPH0788415A1995-04-04
JPH0653469U1994-07-22
JP2006096369A2006-04-13
JPS57159649U1982-10-07
JP2006143286A2006-06-08
JPH0826306A1996-01-30
Other References:
See also references of EP 2246272A4
Attorney, Agent or Firm:
HANAMURA, Futoshi et al. (5th Floor Atago-Champion Bldg.,1-9, Atago 1-chome,Minato-k, Tokyo 02, JP)
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Claims:
 ベースフィルム層とヒートシール層との間に中間層としてガスバリア機能を持つフィルム層を積層した合成樹脂製のシート材を貼り合わせて構成された袋体内部に封入された粘調性液体を先端外方向へ導出する貫通孔が形成される粘調性液体用包装袋から内容物を搾り出すための搾り出し装置であって、
 袋体の先端部と後端部とを固定し、前記後端部の固定は後方に向かうテンションを掛けて前記袋体を張架支持する一対の袋体支持部と、
 この袋体支持部に支持された袋の後端部を上下から挟んだ状態で先端部方向にスライド可能に設けられた搾り出し機構部と、
 この搾り出し機構部を先端部方向にスライド駆動する駆動機構部とを備え、
 前記搾り出し機構部が先端に取付けられ、前記駆動機構部が前記搾り出し機構部のスライド方向に平行に配置されたスライドバーを備えたことを特徴とする搾り出し装置。
 ベースフィルム層とヒートシール層との間に中間層としてガスバリア機能を持つフィルム層を積層した合成樹脂製のシート材を貼り合わせて構成された袋体を有し、この袋体には、その内部に封入された粘調性液体を先端外方向へ導出する貫通孔が形成される粘調性液体用包装袋であって、
 前記袋体の先端縁部に前記シート材の貼り合わせ端縁の一部に融着された扁平なノズル挿着片を備え、
 このノズル挿着片には、着脱可能なノズルの後端縁部が挿着されたときに貫通孔を形成する未貫通のノズル挿着ガイド孔と、このノズル挿着ガイド孔に付設された、挿着後のノズルの逸脱を防止するノズル掛止手段と、を備えたことを特徴とする粘調性液体包装袋。
 前記掛止手段が、前記着脱可能なノズルの側面から後端縁部方向に延設されたL字掛止片と、この先端部に形成された被鉤部と、この被鉤部に掛合するノズル挿着ガイド孔の側方に形成された鉤部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の粘調性液体用包装袋。
 前記袋体の後端縁部の内側面に幅方向に亘って線状の咬合組部からなるファスナが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の粘調性液体用包装袋。
Description:
搾り出し装置及び粘調性液体用 装袋

 本発明は、例えば建築の際に水密を図る めに用いられるシーリング剤や物と物とを 着させる接着剤等の粘調性液体の包装袋及 該包装袋からの内容物である粘着性液体を り出すための装置に関するものである。

 例えば、シーリング剤や接着剤等の粘調 液体は大量に使用される建築用の容器とし 、先端にノズルを有する筒体の内部にこの 体内を先端方向に摺動可能な底板が設けら た形態の充填容器(カートリッジタイプ)が 販されている(例えば、特許文献1参照)。尚 筒体には紙製及びポリプロピレン等の樹脂 のものがある。このような形態のものは、 ーキングガンと呼ばれる吐出装置で、充填 器の底板をピストンのようにレバーでノズ 方向に移動させて用いる。

 また、この筒状容器の形態以外には、容 として筒体を用いず、フィルムによってソ セージ様に包装した形態の充填容器(フィル ムパックタイプ)も市販されている(例えば、 許文献2参照)。フィルムパックタイプのも は使用後の廃棄物を大幅に削減できる利点 ある。このフィルムパックタイプのものは 器として筒体を用いない代わりに、内部に 調性液体のフィルムパックを収容する円筒 の外筒と外筒の後端から先端のノズル方向 ピストンのように移動させる底板とを備え 専用のコーキングガンを用いる。

 更に、搾り出し多層容器として、「積層 ートを重ね合わせ接合することにより筒状 し、この筒状胴部の一端部に、熱可塑性樹 の射出成形により形成されたネジ付き押出 とこれに連なる円錐状肩部とからなるもの 接着させ、筒状胴部の他端部を融着等によ 閉じ合わすことにより作製することも可能 ある(特許文献3参照)」ことが記載されてる また、「僅かの間隔を置いて二本の棒体を 行列設し、この棒体の両端を保持部材にて 付保持し、この保持部材の少なくとも一方 棒体から取出自在になるよう形成した」チ ーブ搾出具(特許文献4参照)が開示されてい 。

 更に、「柔軟性容器を挿入するためのギ ップを形成する第一の棒体、前記第一の棒 と共に前記ギャップを形成し、前記第一の 体よりも細い第二の棒体、前記第一の棒体 一方の端部および前記第二の棒体の一方の 部を固定する、手で把持するための把持部 および前記第一の棒体の他方の端部および 記第二の棒体の他方の端部を固定する末端 定部を備えており、前記第一の棒体および 記第二の棒体が前記把持部と前記末端固定 との間に回転しないように固定されている 反応性インキ用薬剤の搾り出し用器具(特許 文献5)が開示されている。また、「係止部が 定間隔で形成された係止部材と、その係止 材の係止部に係止され、チューブ状容器の 身を搾り出すため、略並行にしてかつ回動 能に形成された2本の円柱状回動体と、が備 えられた」チューブ状容器の中身搾出器具( 許文献6)が開示されている。

 さて、特許文献3において、所謂パウチ袋 と同等の包装容器を「絞り出し容器」として 用いることが開示されている。しかしながら 、特許文献4~特許文献6の器具については、作 業者が両手に持って絞り出し操作を行うもの である。これら特許文献4~特許文献6の個々の 器具において、片手で操作するために更に改 良することの示唆もない。

 また、2種類の樹脂を現場で混合させて使用 する二液タイプのシーリング剤や接着剤もあ り、これについては、前述のカートリッジタ イプが主流となっている。

特開平7-88415号公報

実開平6-53469号公報

特開2006-096369号公報

実開昭57-159649号公報

特開2006-143286号公報

特開平08-026306号公報

 しかしながら、前述のカートリッジタイ の充填容器には、粘調性液体の押し出し後 筒体が押し出し前と同じ体積であり、かさ るため廃棄処分上の問題があり、更に、後 部の底板と筒体との密閉性が低いために経 的な劣化によって後端部から硬化するとい 問題があった。また、前述のフィルムパッ タイプの充填容器には、フィルム容器の先 部をカットして外筒内に装入するタイプが り、この際に作業者の手や外筒内部等に粘 性液体が付着して汚れる問題があった。

 また、カートリッジタイプとフィルムパ クタイプとの何れの充填容器についても円 形状である。これはこれら充填容器を用い 突出装置が何れもピストンのように押し出 機構を採用しているからである。具体的に 、カートリッジタイプでは筒体を円形にし いと底板と筒体との間で漏れが発生し易く フィルムパックタイプでは充填容器の先端 は外筒の先端面に均等に押し付けられない 先端面の中央に配したノズルに粘調性液体 突出しないからである。更に、何れの充填 器が円筒形状を取らざるを得ないために、 べて保管した場合には円筒同士の隙間が形 される。

 本発明は、既存の所謂「パウチ袋」を利 した包装袋内の粘調性液体を良好に搾り出 ことのできる搾り出し装置を得ることを目 とする。また、製造に際しては既存のパウ 製造装置で製造することができ、保存に際 ては使用前には長期間の保存にも耐えるこ ができると共に積層することにより、狭い 積であっても多数の保管が可能であり、使 に際しては内部の粘調性液体を絞りきるこ ができ、使用後に際しては廃棄物の容量が さくて済む粘調性液体用包装袋を得ること 目的とする。

 上述の課題を解決するための、本発明は ベースフィルム層とヒートシール層との間 中間層としてガスバリア機能を持つフィル 層を積層した合成樹脂製のシート材を貼り わせて構成された袋体内部に封入された粘 性液体を先端外方向へ導出する貫通孔が形 される粘調性液体用包装袋から内容物を搾 出すための搾り出し装置を提供する。

 この装置は、袋体の先端部と後端部とを固 し、前記後端部の固定は後方に向かうテン ョンを掛けて前記袋体を張架支持する一対 袋体支持部と、この袋体支持部に支持され 袋の後端部を上下から挟んだ状態で先端部 向にスライド可能に設けられた搾り出し機 部と、この搾り出し機構部を先端部方向に ライド駆動する駆動機構部とを備え、
 前記搾り出し機構部が先端に取付けられ、 記駆動機構部が前記搾り出し機構部のスラ ド方向に平行に配置されたスライドバーを えたことを特徴とするものである。

 本発明はまた粘調性液体用包装袋を提供 、この包装袋は、ベースフィルム層とヒー シール層との間に中間層としてガスバリア 能を持つフィルム層を積層した合成樹脂製 シート材を貼り合わせて構成された袋体を し、この袋体には、その内部に封入された 調性液体を先端外方向へ導出する貫通孔が 成される。

 特に本発明による粘調性液体用包装袋は 前記袋体の先端縁部に前記シート材の貼り わせ端縁の一部に融着された扁平なノズル 着片を備え、このノズル挿着片には、着脱 能なノズルの後端縁部が挿着されたときに 通孔を形成する未貫通のノズル挿着ガイド と、このノズル挿着ガイド孔に付設された 挿着後のノズルの逸脱を防止するノズル掛 手段とを備えている。

 本発明の好適な実施形態に係る粘調性液 用包装袋では、前記掛止手段が、前記着脱 能なノズルの側面から後端縁部方向に延設 れたL字掛止片と、この先端部に形成された 被鉤部と、この被鉤部に掛合するノズル挿着 ガイド孔の側方に形成された鉤部とを備え手 いる。

 本発明の好適な実施形態に係る粘調性液 用包装袋では、前記袋体の後端縁部の内側 に幅方向に亘って線状の咬合組部からなる ァスナが形成されている。

 本発明に係る搾り出し装置は、ベースフ ルム層とヒートシール層との間に中間層と てガスバリア機能を持つフィルム層を積層 た合成樹脂製のシート材を貼り合わせて構 された袋体内部に封入された粘調性液体を 端外方向へ導出する貫通孔が形成される粘 性液体用包装袋から内容物を搾り出すため 搾り出し装置であって、袋体の先端部と後 部とを固定し、前記後端部の固定は後方に かうテンションを掛けて前記袋体を張架支 する一対の袋体支持部と、この袋体支持部 支持された袋の後端部を上下から挟んだ状 で先端部方向にスライド可能に設けられた り出し機構部と、この搾り出し機構部を先 部方向にスライド駆動する駆動機構部とを え、前記搾り出し機構部が先端に取付けら 、前記駆動機構部が前記搾り出し機構部の ライド方向に平行に配置されたスライドバ を備える。尚、前記搾り出し機構部はスリ トでもよいが、1つローラ又は対向した2つ ローラで押圧しながらスライドさせるもの 搾り出し機構部のスライドに大きな力を必 とせず、好ましい。

 本発明の搾り出し装置に用いる包装袋と ては、ガスバリア性を有する合成樹脂製の ート材を貼り合わせて構成された袋体を備 、この袋体内部に封入された粘調性液体を 端外方向へ導出する貫通孔が形成される粘 性液体用包装袋であればよく、既存のパウ 袋を応用することができる。最も簡易な包 袋としては、ガスバリア性を有する合成樹 製のシート材を貼り合わせて構成された袋 の先端部の一部を突き出して内部に貫通孔 して袋体の内側層と融着する円形又は楕円 な可撓性の貫通管を備え、この貫通管の出 側を袋体のヒートシールで封止された抽出 付きの袋体を用いることができる。

 本搾り出し装置への包装袋の袋体支持部 の固定は、袋体の先端部と後端部とを固定 て張架支持すればよい。先端部と後端部と 固定は用いる粘調性液体包装袋の形態に応 て選択すればよい。袋体の後端部の固定は 例えば、後端部の横方向の移動を規制する めの支持棒を1つ以上搾り出し装置の後端部 に備え、その支持棒が貫通する支持孔を包装 袋に設けたり、後部に袋体を上下方向から挟 んで固定する挟持具等によって固定する。よ り好ましくは袋体を張架支持するために、後 端部の固定は後方に向かうテンションを掛け ることが好ましい。

 また、先端部の固定は、例えば、前述の も簡易な包装袋の場合には、先端部の固定 包装袋の先端部を遊嵌して縦方向の移動を 制するための開口部を搾り出し装置の先端 に備える。開口部は包装袋の先端部を遊嵌 る形状及び大きさを備えればよい。具体的 は、開口部への包装袋の先端部の装着時に 開口部の上縁が開放された凹部形状であり 先端部を凹部に装着した後に上縁部を取付 て凹部を塞いで開口部とする。また、包装 の先端部の横方向の移動を規制するための 持棒を1つ以上搾り出し装置の先端部に備え 、その支持棒が貫通する支持孔を包装袋に設 ければよい。

 本発明の好ましい包装袋としては、ガス リア性を有する合成樹脂製のシート材を貼 合わせて構成された袋体を備え、この袋体 部に封入された粘調性液体を先端外方向へ 出する貫通孔が形成される粘調性液体用包 袋であって、袋体の先端縁部にシート材の り合わせ端縁の一部に融着された扁平なノ ル挿着片と、このノズル挿着片に設けられ 、着脱可能なノズルの後端縁部が挿着され ときに貫通孔を形成する未貫通のノズル挿 ガイド孔と、このノズル挿着ガイド孔に付 された、挿着後のノズルの逸脱を防止する ズル掛止手段とを備える。

 これにより、製造に際しては所謂「パウ 」と称されるフレキシブル包装袋の製造技 を用いることができるため、既存のパウチ 造装置で製造することができる。また、保 に際してはガスバリア性が高く扁平な包装 とすることにより使用前には長期間の保存 も耐えることができると共に積層すること より、狭い体積であっても多数の保管が可 であり、使用に際してはノズル挿着片が扁 であるため内部の粘調性液体を絞りきるこ ができ、使用後に際しては全体が扁平とな ため廃棄物の容量が小さくて済む等の利点 ある。

 本発明の袋体としては、前述の簡易な包 袋でも好ましい包装袋でも、ガスバリア性 有する合成樹脂製のシート材の周囲を貼り わせて構成されたものであればよい。貼り わせによる袋体の形成に際しては、シート の全ての周囲又は一部の周囲を貼り合わせ シールして作製することができる。貼り合 せにはパウチ袋の製造技術を用いることが きる。

 例えば、シート材の材質としては、ガス 対するバリア性を有する材質、例えば、ア ミ箔をガスバリア層として、その片側に延 ポリアミド樹脂を、他方の側にはヒートシ ル可能な低密度ポリエチレン樹脂層もしく 未延伸ポリプロピレン樹脂層等を積層した 層フィルム等を用いることができる。より 体的には、袋体を構成するフィルムは、そ 周囲の内面同士をヒートシールすればよい め、かかるフィルムとしては、通常、プラ チックを主体とする積層フィルムであって その一方の面(裏面あるいは最内層)をヒー シール性を有するヒートシール層とし、他 の面(表面あるいは最外層)をヒートシール性 を有さない層とするフィルムが好ましくは用 いられる。

 従って、最も簡単な構成としては、ベー フィルム層とヒートシール層との間に、中 層として、ガスバリア機能を持つフィルム を積層して構成することができる。ベース ィルム層としては、ポリエチレンやポリプ ピレンの一軸又は二軸延伸フィルムのほか ポリエチレンテレフタレートやポリエチレ ナフタレート等の一軸又は二軸延伸ポリエ テルフィルム等の一軸又は二軸延伸ポリア ドフィルム等を好適に用いることができる 特に開封性の観点から、一軸延伸フィルム 好ましい。これらは単独で使用してもよく また、複数を組み合わせて積層して使用す こともできる。

 また、中間層にガスバリア性を持たせる 合には、中間層としてエチレン酢酸ビニル 重合体ケン化物,ポリ塩化ビニリデン、ポリ アクリロニトリル等のフィルムを好適に用い ることができる。これらフィルムに、アルミ ニウム箔、あるいは、シリカ、アルミナ、ア ルミニウム等の蒸着層やポリ塩化ビニリデン の塗膜層等を設けることによりガスバリア性 を向上させることができる。この場合には、 前記ベースフィルム層の内面に直接蒸着又は 塗布して形成してもよく、また、別の二軸延 伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレン テレフタレートフィムル、二軸延伸ポリプロ ピレンフィルム等に形成しておいて、そのフ ィルムを中間層に積層してもよい。これらの うち、アルミニウム箔とアルミニウム蒸着層 は、不透明であるため遮光層を兼ねることも できる。

 さらに、最内層のヒートシール層として 、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ チレンのほか、エチレンαオレフィン共重 体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレ アクリル酸共重合体、エチレンアクリル酸 ステル共重合体、ポリプロピレンまたはそ 共重合体等を用いることができる。これら 層フィルムからなるシート材をヒートシー で貼り合わせて袋体を作製する。袋体の形 としては、封止された粘調性液体を搾り出 た際に内部に液体が残存しないのであれば 2方シール袋、3方シール袋、4方シール袋、 ロー包装袋、ガゼット袋等で特に限定され ものではない。

 また、本発明の包装袋の先端部の前記搾 出し装置への固定としては、搾り出し装置 先端面から上方に立ち上がった前面板にノ ルの側壁に当接・支持するノズル当接孔と の両側にノズルのL字掛止片を挿通する掛止 片スリットとを備え、ノズルを挿着した袋体 の先端部を固定する。また、好ましい後端部 の固定手段としては、袋支持体の後部に袋体 を上下方向から挟んで固定する挟持具を備え る。特に、線状のファスナを挟持具の外方に 配置させることにより、搾り出し機構部の先 端部方向へのスライドによっても線状のファ スナが挟持具外方で引っ掛かり、確実に固定 することができる。

 本発明に係る好ましい包装袋は、ガスバ ア性を有する合成樹脂製のシート材を筒状 成型して袋体胴部を形成する工程と、筒状 成型した袋体胴部の先端にノズル挿着片を 着させて袋体の先端部を形成する工程と、 状に成形したフィルムの後端部から粘調性 体を充填する工程と、後端部をシールする 程とを経ることにより、従来よりある製造 置で容易に製造することができる。

 本発明の袋体の先端縁部に形成されたシ ト材の貼り合わせ端縁の一部に扁平なノズ 挿着片を融着して配する。ノズル挿着片に 未貫通のノズル挿着ガイド孔を備え、この イド孔内に着脱可能なノズルの後端縁部を 着した場合により、袋体内部からノズル内 に至る貫通孔が形成される。例えば、ノズ 挿着ガイド孔は袋体内面側にガイド孔全面 覆うように閉塞片が形成され、閉塞片のガ ド孔の周縁部を他の部分よりも厚さを薄く て袋体内側に押されると容易に閉塞片が内 方向に外れるように形成されることにより ノズル後端縁部をガイド孔に押し込んだ際 袋体内部からノズル挿着片に挿着されたノ ル後端縁部の内側からノズル先端部に至る 通孔が形成される。

 尚、ノズル後端縁部はガイド孔に差し込 だ際に容易に閉塞片を内側方向に押し込む とができるように端縁を挿入方向に対して めに形成されていてもよい。斜めに形成さ た端縁の先端部が閉塞片に最初に当接され 更に押圧されることにより、閉塞片のガイ 孔の周縁部のうち当接された部分が最初に 断して外れることにより、容易に閉塞片を 側方向に押し込むことができる。

 具体的なノズル挿着片としては、シート の貼り合わせ端縁に確実に融着する素材の のが選択される。例えば、シート材の内側 のポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹 に融着しやすいポリエチレン樹脂又はポリ ロピレン樹脂で構成される。また、具体的 形状は扁平であればあるほど搾り出し終了 に残存する粘調性液体が少なくなるが、ガ ド孔に挿着されるノズルの厚みも薄くなる よって、好ましい厚みとしては10mm~30mm、よ 好ましくは15mm~20mmである。10mmよりも薄けれ ば挿着するノズルがより薄くなり、30mmより 厚ければ搾り出し終了後に残存する粘調性 体が多くなりすぎるためである。

 ノズル挿着片の幅は袋体と同幅にするこ も可能である。しかし、同幅とすると絞り し終了後に粘調性液体が両端部に残存しや くなるため、好ましくは、袋体の幅よりも くし、袋体の幅端部をノズル挿着片に向か ように徐々に幅を狭くして先細り状とする ノズル挿着片の奥行きとしては、シート材 貼り合わせ端縁に確実に融着する奥行きと る。そのため、袋体のノズル挿着片が融着 るヒートシール部の奥行きを他のヒートシ ル部よりも大きくしてもよい。好ましい奥 き長さとしては8mm~20mm、より好ましくは10m~1 5mmである。8mmよりも小さければノズル挿着片 の袋体への融着が不充分となる可能性があり 、20mmよりも大きければ包装袋の長さが大き なりすぎるためである。尚、シート材の貼 合わせ端縁に確実に融着するために、貼り わせ端縁との融着面積を大きくするフィン 貼り合わせ側面に幅方向に突条を形成させ もよい。

 本発明の包装体には、ノズル挿着ガイド にノズルの後端縁部を挿着して貫通孔が形 されたノズルの逸脱を防止するために、ノ ル掛止手段を更に備える。具体的には、ノ ル後端縁部をガイド孔内に挿着させたまま する機構であればよい。扁平なノズル挿着 イド孔にも搭載可能な好ましい態様として 、掛止手段が、前記着脱可能なノズルの側 から後端縁部方向に延設されたL字掛止片の 先端部に形成された被鉤部に掛合するノズル 挿着ガイド孔の側方に形成された鉤部が挙げ られる。尚、鉤部と被鉤部とは互いに掛合す るものであればよく、掛止片側に鉤部を、ノ ズル挿着片側に被鉤部を配してもよい。

 本発明の粘調性液体用包装袋はパウチの 造技術を利用して容易に作製できる。即ち 前述のフィルム材を筒状に成型して袋体胴 を形成する工程と、筒状に成型した袋体胴 の先端にノズル挿着片を融着させて袋体の 端縁部を形成する工程と、筒状に成形した ィルムの後端部から粘調性液体を充填する 程と、後端縁部をシールする工程とを経て 造することができる。この際に、フィルム を筒状に成型して袋体胴部を形成する工程 後端部をシールする工程はパウチの製造技 をそのまま適用して製造することができる 袋体胴部の先端にノズル挿着片を融着させ 袋体の先端縁部を形成するにはパウチの製 技術を利用して作製する。即ち、ヒートシ ルを行う金型に袋体胴部を配置し、袋体胴 の先端縁の内側にノズル挿着片を配置して ズル挿着片と共にヒートシールすればよい

 袋体内に封止される粘調性液体としては 例えば建築の際に水密を図るために用いら るシーリング剤(コーキング剤)や、物と物 を接着させる接着剤を始めとする粘調性を する液体が挙げられるが、これに限らずノ ルで所望の箇所に導かれるものであればよ 。また、ノズルからの吐出時に二液を混合 て所望の混合液として導く二液混合タイプ 粘調性液体も含む。この場合には袋体内を2 に分割して各々の分割区に被混合液を入れ 1つ又は2つのノズル装着ガイド孔に挿着さ たノズル内で混合させて吐出させてもよく 被混合液を封入された個別の袋体を積層又 並列させる専用の搾り出し装置を用いて個 のノズル挿着ガイド孔に挿着されたノズル で混合させて吐出させてもよい。

 更に、粘調性液体にはシーリング剤や溶 型接着剤等のように有機溶媒を含むものが る。有機溶媒を含む粘調性液体を袋体内に 填し、ヒートシールして製造する場合には 機溶媒が引火しやすいために換気等の防火 備が整った製造機器で製造する必要がある しかしながら、防火設備が整ったパウチ製 装置を新たに建設・設置する必要をなくす めに、好ましい態様の粘調性液体用包装袋 、袋体の後端縁部の内側面に幅方向に亘っ 線状の咬合組部からなるファスナが形成さ ている。

 即ち、袋体胴部の後端部にファスナを形 する工程を粘調性液体を充填する工程の前 備える。このファスナの形成もパウチの製 技術をそのまま適用して製造することがで る。例えば、ファスナは互いに嵌合したフ スナのテープを袋胴部の後端部の内側面に 方向に亘って配置した上で、該当するテー 部分をヒートシールすれば容易にしかも安 に一体化することができる。

 粘調性液体を充填する工程の前で得られ 袋体に換気装置の整った充填室内で粘調性 体を充填し、ファスナを咬合して封止した に、ヒートシール装置へ搬送してファスナ 外方又は内方を袋体胴部の幅方向に亘って ートシールして確実に封止すればよい。ま 、咬合したファスナ部分は搾り出し装置が 体の後端部を上下方向から挟んで固定する 持具を備えた場合には、搾り出し機構部の ライドによってもファスナが挟持具外方で っ掛かり、確実に固定することができる。

 本発明は以上説明した通り、既存のパウ 袋を利用した包装袋内の粘調性液体を良好 搾り出すことができる搾り出し装置を得る とができる。また、製造に際しては従来よ の製造装置で製造することができ、保存に しては使用前には長期間の保存にも耐える とができると共に積層することにより、狭 体積であっても多数の保管が可能であり、 用に際しては内部の粘調性液体を絞りきる とができ、使用後に際しては廃棄物の容量 小さくて済む粘調性液体様包装袋を得るこ ができるという効果がある。

本発明の搾り出し装置の一実施例の構 を示す説明図であり、図1aは搾り出し前の 面図、図1bは搾り出し後の側面図、図1cは正 図、図1dは背面図である。 図1cの拡大図である。 図1の搾り出し装置に装着される簡易な 包装袋の構成を示す説明図である。 図1の搾り出し装置に装着される本発明 の粘調性液体用包装袋の一実施例の構成を示 す説明図であり、図4aは平面図、図4bは側面 、図4cは正面図、図4dは背面図である。 図4の粘調性液体用包装袋のノズル挿着 片の一実施例の構成を示す説明図であり、図 5aは平面図、図5bは断面図、図5cは正面図であ る。 図5のノズル挿着片に装着されるノズル の構成を示す説明図であり、図6aは平面図、 6bは側面図、図6cは正面図である。 図4の粘調性液体用包装袋を用いる場合 の図1の搾り出し装置の先端側の固定手段の 成を示す説明図であり、図7aは平面図、図7b 正面図である。

符号の説明

3…袋体、10…搾り出し装置、11…袋体支持 、12…搾り出し機構部、13…駆動機構部、14 前面板、15…後面板、16…ガイドバー、16a… 中央スライド案内溝、17…グリップ、18…ト ガ、19…スライドバー、20…回転軸、21…上 ローラ、22…ローラ支持枠体、23…ロック部 24…蝶番部、25…開口部、25a…凹部、25b…上 縁部、26…支持棒、27…挟持具、28…蝶番、29 留め具、30…包装袋、31…支持孔、32…袋体 33…貫通管、34…線状ファスナ、35…切欠、4 0…包装袋、42…袋体、44…線状ファスナ、46 貼り合わせ端縁部、48…ガゼット、50…ノズ 挿着片、51…フィン、52…ノズル挿着ガイド 孔、53…突条、54…閉塞片、56…凹部、58…鉤 、60…ノズル、62…ノズル後端縁部、64…L字 掛止片、65…被鉤部、66…鍔部、74…前面板、 75…ノズル当接孔、76…掛止片スット、

 図1は本発明の搾り出し装置の一実施例の 構成を示す説明図である。図2は図1cの拡大図 である。図3は図1の搾り出し装置に装着され 簡易な包装袋の構成を示す説明図である。 4は図1の搾り出し装置に装着される本発明 粘調性液体用包装袋の一実施例の構成を示 説明図である。図5は図4の粘調性液体用包装 袋のノズル挿着片の構成を示す説明図である 。図6は図5のノズル挿着片に装着されるノズ の構成を示す説明図である。図7は図4の粘 性液体用包装袋を用いる場合の図1の搾り出 装置の先端側の固定手段の構成を示す説明 である。

 図1a~図1dに示す通り、本発明の搾り出し 置10は、包装袋の袋体3の先端部と後端部と 固定した状態で横向きに支持する袋体支持 11と、この袋体支持部11に支持された袋体3の 後端部を上下から挟んだ状態で先端部方向に スライド可能に設けられた搾り出し機構部12 、この搾り出し機構部12を先端部方向にス イド駆動する駆動機構部13とを備える。袋体 支持部11は、搾り出し装置10の先端部に配さ た前面板14及び後端部側に配された後面板15 、これらを連結する3本の連結棒16,16bとで構 成され、軽量化を図っている。これら3本の 結棒の内、上部の一対の連結棒16はガイドバ ーとして機能し、連結棒16間は中央スライド 内溝16aとして構成される。袋体支持部11の 部側にはグリップ17とトリガ18とが設けられ いる。中央スライド案内溝16aには、搾り出 機構部12が先端に取付けられたスライドバ 19が先端部方向に前進可能に配されている。

 搾り出し機構部12は、下部に中央スライ 案内溝16a内を遊嵌してスライドするスライ 部と、その上部にスライド方向に直行する 対の回転軸20を有する一対の上下ローラ21と 備える。上下ローラ21は各々の回転軸20が支 持されるローラ支持枠体22のロック部23を解 することにより、蝶番部24で開放可能になっ ている。スライドバー19は袋体支持部11の後 に配されたラチェット送り機構(図示せず)と を備え、グリップ17とトリガ18との引き寄せ 作によりラチエット送り機構によりスライ バー19を一定のピッチで前進させ、搾り出し 機構部12を押動させる。搾り出し機構部12は 下ローラ21で袋体3の後端部を挟んだ状態で り出し機構部12をノズルが挿着された先端部 方向に移動することにより、袋体3を順次搾 出すことになる。尚、スライドバー19を先端 部方向に一定のピッチで前進させる機構とし ては、ラチェット送り機構の他にもスライド バー19の下面に多数の歯を形成させこの歯に 合して一定のピッチで送り出す送り爪機構 用いてもよい。

 本搾り出し装置10に装着される包装袋の 体3の袋体支持部11への固定は、袋体3の先端 と後端部とを固定して張架支持すればよく 袋体3の構成・形状に応じて選択する。例え ば図3に示す簡易な包装袋30は、ガスバリア性 を有する合成樹脂製のシート材を貼り合わせ て構成された袋体32の先端部の一部を突き出 て内部に貫通孔として袋体の内側層と融着 る円形又は楕円状な可撓性の貫通管33を備 、この貫通管33の出口側を袋体32のヒートシ ルで封止された抽出口付きの袋体の貫通管3 3先端部分を切除して用いる。袋体32の後端部 には線状ファスナ34が配されている。尚、貫 管33のヒートシール部分には手で開封しや いように切欠35が形成されている。

 図3の粘調性液体用包装袋30は、袋体32に リアクリロニトリルにアルミ箔を蒸着した スバリア層の片側に延伸ポリアミド樹脂を 他方の側に低密度ポリエチレン樹脂層を積 した積層フィルム等を用いた。低密度ポリ チレン樹脂層を内側にして長手方向両端を ートシールして袋体胴部を作製して、これ 所望の長さに切断した後、先端部に貫通管33 を装入しつつ突き出し状態にヒートシールし て先端部を形成した。引き続き、後端部に線 状ファスナテープを入れてヒートシールして 一体化した。線状ファスナ34を開放して袋体3 2内部にシーリング剤を充填して線状ファス 34を閉じ、線状ファスナ34の外方をヒートシ ルして得た。

 この図3の袋体32の搾り出し装置10の袋体 持部11への固定は、袋体32の先端部と後端部 を固定することで行われる。先端部の固定 段は、図2に示す通り、搾り出し装置10の前 板14に包装袋30の先端部を遊嵌して縦方向の 移動を規制するための開口部25を備える。開 部25は前面板14の本体に形成された凹部25aを 前面板14の上部に上縁部25bを取付けて凹部25a 塞いで開口部25とする。また、包装袋30の先 端部の横方向の移動を規制するための一対の 支持棒26を凹部25a内に配し、包装袋30に設け れた支持孔31を装着する。

 袋体32の後端部の固定手段は、袋体支持 12の後部に袋体32を上下方向から挟んで固定 る挟持具27によって行う。この際、袋体32の 線状ファスナ34を挟持具27の外方に配置させ ことにより、搾り出し機構部12の先端部方向 へのスライドによっても線状ファスナ34が挟 具27外方で引っ掛かり、確実に固定するこ ができる。尚、挟持具27は、上下ローラ21と 様に、一方を蝶番28で連結した上下の挟持 部材を他方の留め具29(所謂「パチン錠」)で 定する。

 図4a~図4dに示す通り、本発明の別の実施 としての包装袋40は、ガスバリア性を有する 合成樹脂製のシート材を貼り合わせて構成さ れた袋体42と、この袋体42の先端縁部にシー 材の貼り合わせ端縁の一部に融着された扁 なノズル挿着片50と、袋体42の後端縁部に形 された線状ファスナ44とからなる。袋体42は ポリアクリロニトリルにアルミ箔を蒸着した ガスバリア層の片側に延伸ポリアミド樹脂を 、他方の側に低密度ポリエチレン樹脂層を積 層した積層フィルム等を用いガゼット付き袋 体42とした。

 図5a~図5cに示す通り、ノズル挿着片50の外 観は正面が扁平な六角形の柱構造をしており 、シート材の貼り合わせ端縁部46に埋設させ ヒートシールした際に良好に融着するため 両側部にはフィン51と、六角柱の側面には2 の突条53とが形成されている。ノズル挿着 50には未貫通のノズル挿着ガイド孔52とその 側に凹部56が形成されている。具体的には イド孔52の袋体内面側にガイド孔52全面を覆 ように閉塞片54が形成されており未貫通と っている。

 図6a~図6cのノズル60の後端縁部62をガイド 52内部に挿着することにより、閉塞片54が内 側方向に外れて袋体42内部からノズル挿着片5 0のガイド孔52に挿着されたノズル後端縁部62 内側からノズル60先端部に至る貫通孔が形 される。ノズル60の上面及び下面には鍔部66 形成され、後端縁部62のガイド孔52へのこれ 以上の挿入を阻害している。

 図5bに示す通り、一組の凹部56は各々の内 側に鉤部58が形成されている。この鉤部58は 6のノズル60の側面から後端縁部方向に延設 れたL字掛止片64の先端部に形成された被鉤 65と掛合して、ノズル60のノズル挿着片50か の逸脱を防止する。尚、本実施例で示した ズル60は先細りのノズルであるが、先端部の 形状を平たい面に均質に塗布するために先端 部がヘラ状の平板になっていてもよいし、V の溝条や突条を形成させるようなノズル先 部であってもよい。

 図4の粘調性液体用包装袋40も図3の包装袋 30と同様に、低密度ポリエチレン樹脂層を内 にして長手方向両端をヒートシールして袋 胴部を作製して、これを所望の長さに切断 た後、ガゼット48を形成させつつ先端部に ズル挿着片50を内側に入れてヒートシールし て一体化し、後端部に線状ファスナテープを 入れてヒートシールして一体化した。線状フ ァスナ44を開放して袋体42内部にシーリング を充填して線状ファスナ44を閉じ、線状ファ スナ44の内方をヒートシールして得た。

 先端部の固定手段は、前述の前面板14と 相違する前面板74で行われる。尚、図1に示 た搾り出し装置10の前面板のみ相違するため 、他の構成については、同一の符号を付す。 図7a及び図7bに示す通り、袋体支持体12の先端 面から上方に立ち上がった前面板74にはノズ 60の側壁に当接・支持するノズル当接孔75と この両側にノズル60のL字掛止片64を挿通する 止片スリット76とを備え、ノズル60を挿着し た袋体42の先端部を固定する。尚、この前面 74の上面を押さえ板で覆って袋体42を取付け た後に図3と同様に上縁部で当接孔75とスリッ ト76との上面を覆って固定をより確実にして よい。また、袋体42の後端部の固定手段は 前述の袋体32と同様に袋体支持体12の後部に 体42を上下方向から挟んで固定する挟持具27 によって行う。この際、袋体42の線状ファス 44を挟持具27の外方に配置させることにより 、確実に固定することができること等も同様 である。

 絞り出し終了状態は、上下ローラ21とに り、ノズル挿着片50が扁平であるため内部の シーリング剤(粘調性液体)を絞りきることが きる。また、ノズル挿着片50のガイド孔内 残存するシーリング剤の多くはノズル後端 内に残存するため、別の粘調性液体用包装 40へノズル60を取り換える際に一緒に持ち越 ことができる。よって、同種類のシーリン 剤が封止された粘調性液体用包装袋を使え 使うほど袋体内に残存するシーリング剤が なくなる利点がある。