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Title:
STACKED SHEET BODY AND SHEET STORING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/123131
Kind Code:
A1
Abstract:
The contact area of the sheets stacked adjacent to each other can be reduced without increasing the width dimension of a stacked sheet body. A first sheet (130A(130B)) is formed in a Z-shape comprising a first piece, a second piece, and a third piece. A second sheet (140A(140B)) is formed in a V-shape comprising a first piece and a second piece. The first sheet (130A(130B)) and the second sheet (140A(140B)) are so disposed that the first piece of the second sheet (140A(140B)) is held between the first piece and the second piece of the first sheet (130A(130B)) adjacent to each other on one side, and the second piece of the second sheet (140A(140B)) is held between the second piece and the third piece of the first sheet (130B(130A)) adjacent to each other on the other side. The end of the piece of either one of the first sheet (130A(130B)) and the second sheet (140A(140B)) is folded to form an auxiliary piece.

Inventors:
BANDOH TAKESHI (JP)
SANGAWA KOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/056522
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
March 30, 2009
Export Citation:
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Assignee:
UNI CHARM CORP (JP)
BANDOH TAKESHI (JP)
SANGAWA KOJI (JP)
International Classes:
A47K10/16; A47K7/00; A47K10/20; A47K10/42; B65D83/08
Foreign References:
JPH07213453A1995-08-15
JP2002102106A2002-04-09
JP2000051118A2000-02-22
JP2005287610A2005-10-20
JP2007159880A2007-06-28
JPH0623774A1994-02-01
Other References:
See also references of EP 2275015A4
Attorney, Agent or Firm:
IWATA, Tetsuyuki et al. (JP)
Tetsuyuki Iwata (JP)
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Claims:
 シートを折り返すことによって形成され、端部の間に複数の片を有するシート体を備え、
 前記シート体の複数の片のうち、積み重ね方向の一方側の片と他方側の片それぞれが、当該シート体に対して積み重ね方向の一方側に隣接する他のシート体の片の間と、積み重ね方向の他方側に隣接する他のシート体の片の間に挿入されるように、前記シート体が積み重ねられるシート積み重ね体であって、
 前記シート体の片のうち、重ね積み方向のいずれか一方側の片の端部側が折り返されて補助片が形成されていることを特徴とするシート積み重ね体。
 シートを折り返すことによって形成され、端部の間に第1の片、第2の片と第3の片を有するとともに、第2の片に対して第1の片と第3の片が逆方向に折り返されている第1のシート体と、
 前記シートを折り返すことによって形成され、端部の間に第4の片と第5の片を有する第2のシート体を備え、
 前記第2のシート体の第4の片と第5の片それぞれが、当該第2のシート体に対して積み重ね方向の一方側に隣接して配置される第1のシート体の第2の片と第3の片との間と、積み重ね方向の他方側に隣接して配置される第1のシート体の第1の片と第2の片との間に挿入されるように、前記第1のシート体と第2のシート体が交互に積み重ねられるシート積み重ね体であって、
 前記第1のシート体および前記第2のシート体の片のうち、積み重ね方向のいずれか一方側の片の端部側が折り返されて補助片が形成されていることを特徴とするシート積み重ね体。
 請求項2に記載のシート積み重ね体であって、積み重ね方向に隣接する前記第1のシート体の補助片が積み重ね方向に重ならないようにあるいは積み重ね方向に隣接する前記第2のシート体の補助片が積み重ね方向に重ならないように構成されていることを特徴とするシート積み重ね体。
 請求項1~3のいずれかに記載のシート積み重ね体であって、積み重ね方向に隣接するシート体の補助片が積み重ね方向に重ならないように構成されていることを特徴とするシート積み重ね体。
 シートを折り返すことによって形成され、第1の片、第2の片と第3の片を有するとともに、第2の片に対して第1の片と第3の片が逆方向に折り返されているシート体を備え、
 前記シート体の第1の片と第3の片それぞれが、当該シート体に対して積み重ね方向の一方側に隣接する他のシート体の第2の片と第3の片との間と、積み重ね方向の他方側に隣接する他のシート体の第1の片と第2の片との間に挿入されるように、前記シート体が交互に積み重ねられるシート積み重ね体であって、
 前記シート体の片のうち、重ね積み方向のいずれか一方側の片の端部側が折り返されて補助片が形成されていることを特徴とするシート積み重ね体。
 請求項1~5のいずれかに記載のシート積み重ね体であって、前記シートとしてウェットティッシュが用いられていることを特徴とするシート積み重ね体。
 取り出し口が形成されたケースと、前記ケース内に収容され、複数のシートが積み重ねられたシート積み重ね体を備え、前記ケースの取り出し口から前記シート積み重ね体を構成するシートが順次取り出されるシート収納装置であって、前記シート積み重ね体として請求項1~6のいずれかに記載のシート積み重ね体が用いられていることを特徴とするシート収納装置。
Description:
シート積み重ね体およびシート 容装置

 本発明は、複数のシートを積み重ねてシ ト積み重ね体を構成する技術に関する。

 皮膚等に付着した汚れを落とすために、 ェットティッシュ等の種々のシートが用い れている。例えば特開平6-23774号公報は、ウ ェットティッシュを折り返したシート積み重 ね体と、シート積み重ね体を収容するケース を備えるシート収容装置を開示している。

 通常、シートの一部が重なった状態(ラップ させた状態)でシートが積み重ねられている これにより、シート積み重ね体の最上部に み重ねられているシートをケースの取り出 口から取り出すと、当該シートと、当該シ トに隣接して積み重ねられているシートと 間の摩擦力等によって、当該シートに隣接 て積み重ねられているシート(次に取り出さ るシート)の一部が取り出し口から飛び出し た状態となる。したがって、シートを順次連 続して取り出すことができる。シート間の摩 擦力等は、シートの材料やシート間の接触面 積等によって決定される。
 ここで、ウェットティッシュは、含浸液が 浸された状態(湿潤状態)で使用されるため シート間の摩擦力が大きい。シート間の摩 力が大きいと、シート積み重ね体の最上部 積み重ねられているシートをケースの取り し口から取り出す際に、当該シートの次に り出されるシートだけでなく、さらに次に り出されるシートの一部も取り出し口から び出してしまう虞がある。
 シート間の摩擦力を小さくしてケースの取 出し口から複数のシートの一部が飛び出す を防止する方法としては、シート間の重な 領域(接触面積)を低減する方法が考えられ 。また、シート間の接触面積を簡単に低減 る方法としては、シート間の重なり幅(ラッ しろ)を調整する方法を用いることができる 。しかしながら、前記した従来のシート積み 重ね体では、シート間の重なり幅を低減する ためには、隣接して積み重ねられるシートを 幅方向に離す必要がある。この場合、シート 積み重ね体、したがって、シート収容装置の 幅寸法が大きくなり、使い勝手がよくないも のとなる。
 本発明は、このような点に鑑みて創案され ものであり、シート積み重ね体の幅寸法を げることなく、隣接して積み重ねられるシ ト間の接触面積を小さくすることができる 術を提供する。

 一つの本発明は、シートを折り返すことに って形成され、複数の片を有するシート体 積み重ねて構成されるシート積み重ね体に する。シート体は、典型的には、長方形や 方向の形状を有するシートを折り返すこと よって形成される。特に、シート体の複数 片のうち、積み重ね方向の一方側の片と他 側の片それぞれが、当該シート体に対して み重ね方向の一方側に隣接する他のシート の片の間と、積み重ね方向の他方側に隣接 る他のシート体の片の間に挿入されるよう 、シート体が積み重ね方向に交互に積み重 られるシート積み重ね体に関する。シート の積み重ね方向の一方側の片と他方側の片 、積み重ね方向の一方側と他方側に隣接す 他のシート体の片の間に挿入する態様とし は、シート体を順次連続して取り出し可能 種々の態様が用いられる。本発明は、種々 シートに用いることができるが、ウェット ィッシュ等のシート間の摩擦力が大きいシ トに好適に用いることができる。そして、 み重ね方向のいずれか一方側の片の端部側 折り返されて補助片が形成されている。補 片の位置や形状は、補助片の形成によって 隣接するシート体間の重なり領域を小さく ることができればよく、適宜の位置や形状 設定することができる。
 本発明では、補助片の幅寸法を調整するこ により、隣接するシート体間の重なり領域 重なり幅を調整することができる。これに り、隣接するシート体間の摩擦力を適切な に抑えることができ、シート体を安定して り出すことができる。本発明の技術は、シ ト積み重ね体の幅寸法より2倍以上の幅寸法 を有するシートを積み重ねる場合に有効であ る。

 他の発明は、シートを折り返すことによっ 形成される第1のシート体と第2のシート体 積み重ねて構成されるシート積み重ね体に する。シートとしては、典型的には、長方 や正方向の形状を有するシートが用いられ 。第1のシート体は、端部の間に第1の片、第 2の片と第3の片を有するとともに、第2の片に 対して第1の片と第3の片が逆方向に折り返さ ている。第1のシート体としては、典型的に は、幅方向(折り返し線に直角な方向)から見 、Z字型に形成されたシート体が用いられる 。また、第2のシート体としては、端部の間 第4の片と第5の片を有するシート体が用いら れる。第2のシート体としては、典型的には 幅方向(折り返し線に直角な方向)から見て、 V字型に形成されたシート体が用いられる。 2のシート体の第4の片と第5の片それぞれが 当該第2のシート体に対して積み重ね方向の 方側に隣接して配置される第1のシート体の 第2の片と第3の片との間と、積み重ね方向の 方側に隣接して配置される第1のシート体の 第1の片と第2の片との間に挿入されるように 第1のシート体と第2のシート体が交互に積 重ねられる。第1のシート体と第2のシート体 は、シート積み重ね体の一方側(取り出し口 )の端部から第1のシート体および第2のシー 体を順次連続して取り出し可能な種々の態 で積み重ねられる。そして、第1のシート体 よび第2のシート体の、積み重ね方向のいず れか一方側の片の端部側が折り返されて補助 片が形成されている。補助片の位置や形状は 、補助片の形成によって、隣接するシート体 間の重なり領域を小さくすることができれば よく、適宜の位置や形状を設定することがで きる。
 本発明では、補助片の幅寸法を調整するこ により、隣接するシート体間の重なり領域 重なり幅を調整することができる。これに り、隣接するシート体間の摩擦力を適切な に抑えることができ、シート体を安定して り出すことができる。特に、シート積み重 体の幅寸法より2倍以上の幅寸法を有するシ ートを積み重ねる場合に有効である。

 他の形態では、積み重ね方向に隣接する第1 のシート体の補助片が積み重ね方向に重なら ないように、あるいは、積み重ね方向に隣接 する第2のシート体の補助片が積み重ね方向 重ならないように構成されている。「補助 が積み重ね方向に重ならない」という記載 、一方の補助片から積み重ね方向に沿って いた線が他方の補助片と交差しない構成を 味する。積み重ね方向に隣接する第1のシー 体の補助片あるいは積み重ね方向に隣接す 第2のシート体の補助片が積み重ね方向に重 ならないように構成する態様としては、例え ば、第1のシート体あるいは第2のシート体の 状や、補助片の形成位置や形状(幅寸法等) 調整する態様が用いられる。
 本形態では、積み重ね方向に隣接する第1の シート体の補助片あるいは隣接する第1のシ ト体の補助片が積み重ね方向に重ならない め、シート積み重ね体が部分的に嵩高にな のを防止することができる。

 更なる他の形態では、積み重ね方向に隣接 るシート体の補助片が積み重ね方向に重な ないように構成されている。例えば、第1の シート体の補助片と、当該第1のシート体に 接して積み重ねられる第2のシート体の補助 が積み重ね方向に重ならないように構成さ る。積み重ね方向に隣接するシート体の補 片が積み重ね方向に重ならないように構成 る態様としては、例えば、第1のシート体お よび第2のシート体の形状や、補助片の形成 置や形状(幅寸法等)を調整する態様が用いら れる。
 本形態では、積み重ね方向に隣接するシー 体の補助片が重ね方向に重ならないため、 ート積み重ね体が部分的に嵩高になるのを り効果的に防止することができる。なお、 み重ね方向に隣接する第1のシート体の補助 片と第2のシート体補助片が積み重ね方向に ならないように、また、積み重ね方向に隣 する第1のシート体の補助片が積み重ね方向 重ならないように、さらに、積み重ね方向 隣接する第2のシート体の補助片が積み重ね 方向に重ならないように構成するのが好まし い。

 更に他の発明は、シートを折り返すことに って形成されるシート体を積み重ねて構成 れる。シートとしては、典型的には、長方 や正方向の形状を有するシートが用いられ 。シート体は、シートを折り返すことによ て形成され、第1の片、第2の片と第3の片を するとともに、第2の片に対して第1の片と 3の片が逆方向に折り返されている。第1のシ ート体としては、典型的には、幅方向(折り し線に直角な方向)から見て、Z字型に形成さ れたシート体が用いられる。シート体の第1 片と第3の片それぞれが、当該シート体に対 て積み重ね方向の一方側に隣接する他のシ ト体の第2の片と第3の片との間と、積み重 方向の他方側に隣接する他のシート体の第1 片と第2の片との間に挿入されるように、シ ート体が交互に積み重ねられる。シート体は 、シート積み重ね体の一方側の端部からシー ト体を順次連続して取り出し可能な種々の態 様で積み重ねられる。そして、シート体の重 ね積み方向のいずれか一方側の片の端部側が 折り返されて補助片が形成されている。補助 片の位置や形状は、補助片の形成によって、 シート体間の重なり領域を抑えることができ ればよく、適宜の位置や形状を設定すること ができる。
 本発明では、補助片の幅寸法を調整するこ により、隣接するシート間の重なり領域の なり幅を調整することができる。これによ 、隣接するシート体間の摩擦力を適切な値 抑えることができ、シート体を安定して取 出すことができる。特に、シート積み重ね の幅寸法より2倍以上の幅寸法を有するシー トを積み重ねる場合に有効である。

 本発明の他の形態では、シートとしてウ ットティッシュが用いられている。本形態 は、好適にウェットティッシュを積み重ね ことができる。

 更に他の発明は、取り出し口が形成された ースと、ケース内に収容され、複数のシー が積み重ねられたシート積み重ね体を備え ケースの取り出し口から、積み重ね体を構 するシートが順次取り出されるシート収容 置に関する。そして、本発明では、シート み重ね体として前述したシート積み重ね体 いずれかが用いられている。
 本発明では、シートを安定して取り出すこ ができるシート収容装置を得ることができ 。

 本発明では、シート積み重ね体の幅寸法 広げることなく、シートを安定して取り出 ことができる。

(第1の実施形態)
 以下に、本発明の第1の実施形態を、図1~図5 を参照して説明する。本実施の形態では、ウ ェットティッシュを積み重ねる場合について 説明する。図1、図2は、本実施の形態のシー 積み重ね体120を構成する第1のシート体130、 第2のシート体140を幅方向(折り返し線に直角 方向)から見た図である。図3、図4は、本実 の形態のシート積み重ね体120の一例、他の を幅方向(折り返し線に直角な方向)から見 図である。図5は、図4に示される本実施の形 態のシート積み重ね体120の1例をケース111に 容したシート収容装置110を幅方向(折り返し に直角な方向)から見た図である。
 ウェットティッシュ10は、例えば、図1、図2 に示されているように、長辺M(長さm)と短辺N( 長さn)を有する長方形に形成された含浸シー により構成される。勿論、ウェットティッ ュ10の形状は、正方形(m=n)を含む種々の形状 に形成することができる。含浸シートは、基 材シートに含浸液を含浸することによって形 成される。基材シートとしては、例えば、パ ルプを原料とするシート、パルプと熱可塑性 樹脂を原料とするシート、不織布により形成 されたシート等が用いられる。含浸液として は、例えば、水や水溶性アルコール等が用い られる。

 本実施の形態のシート積み重ね体120は、ウ ットティッシュ10を折り返すことによって 成される第1のシート体130と第2のシート体140 により構成される。
 第1のシート体130は、図1に示されているよ に、ウェットティッシュ10の長辺Mに沿った( 方向に)、一方側の端部130aから間隔(距離)xa xbの箇所で、短辺Nに平行(幅方向に直角)な 1の折り返し線130b、第2の折り返し線130cに沿 て折り返される。第2の折り返し線130cに沿 た折り返し方向は、第1の折り返し線130bに沿 った折り返し方向と逆方向に設定される。例 えば、一方側の端部130aは、第1の折り返し線1 30bに沿って上方(幅方向に直角な方向の一方 )に折り返され、他方側の端部130dは、折り返 し線に130cに沿って下方(幅方向に直角な方向 他方側)に折り返される。これにより、第1 シート体130は、幅方向から見て、一方側の 部130aと第1の折り返し線130bとの間の第1の片1 31、第1の折り返し線130bと第2の折り返し線130c との間の第2の片132、第2の折り返し線130cと他 方側の端部130dとの間の第3の片133を有するZ字 型に形成される。さらに、第1のシート体130 、幅方向に沿った、他方側の端部130dから間 (距離)xc2の箇所で、短辺Nに平行(幅方向に直 角)な補助折り返し線130eに沿って折り返され いる。本実施の形態では、補助折り返し線1 30eに沿った折り返し方向は、第2の折り返し 130cに沿った折り返し方向と逆方向に設定さ る。例えば、他方側の端部130dは、補助折り 返し線130eに沿って下方(幅方向に直角な方向 他方側)に折り返される。これにより、第1 シート体130の第3の片133は、分割された第1の 分割片133aと第2の分割片133bにより構成される 。
 第1のシート体130が本発明の「第1のシート 」に対応し、第1のシート体130の第1の片131が 本発明の「第1のシート体の第1の片」に対応 、第1のシート体130の第2の片132が本発明の 第1のシート体の第2の片」に対応し、第1の ート体130の第3の片133(第1の分割片133aと第2の 分割片133b)が本発明の「第1のシート体の第3 片」に対応し、第1のシート体130の第3の片133 cの第2の分割片133bが本発明の「第1のシート の片のうち、積み重ね方向のいずれか一方 の片の端部側が折り返されて形成される補 片」に対応する。

 第2のシート体140は、図2に示されているよ に、ウェットティッシュ10の長辺Mに沿った( 方向に)、一方側の端部140aから間隔(距離)ya 箇所で、短辺Nに平行(幅方向に直角)な折り し線140bに沿って折り返される。例えば、他 方側の端部140cが、折り返し線140bに沿って下 (幅方向に直角な方向の他方側)に折り返さ る。これにより、第2のシート体140は、幅方 から見て、一方側の端部140aと折り返し線140 bとの間の第1の片141、折り返し線140bと他方側 の端部140cとの間の第2の片142を有するV字型に 形成される。さらに、第2のシート体140は、 方向に沿った、他方側の端部140cから間隔(距 離)yb2の箇所で、短辺Nに平行(幅方向に直角) 補助折り返し線140eに沿って折り返されてい 。本実施の形態では、補助折り返し線140eに 沿った折り返し方向は、折り返し線140bに沿 た折り返し方向と逆方向に設定される。例 ば、他方側の端部140cは、補助折り返し線140e に沿って下方(幅方向に直角な方向の他方側) 折り返される。これにより、第2のシート体 140の第2の片142は、分割された第1の分割片143a と第2の分割片143bにより構成される。
 第2のシート体140が本発明の「第2のシート 」に対応し、第2のシート体140の第1の片141が 本発明の「第2のシート体の第4の片」に対応 、第2のシート体140の第2の片142(第1の分割片 142aと第2の分割片142b)が本発明の「第2のシー 体の5の片」に対応し、第2のシート体140の 2の分割片142bが本発明の「第2のシート体の のうち、積み重ね方向のいずれか一方側の の端部側が折り返されて形成される補助片 に対応する。

 次に、第1のシート体130と第2のシート体140 積み重ねることによってシート積み重ね体12 0を構成する。第1のシート体130と第2のシート 140は、積み重ね方向の一方側の端部(図3、図4 では上側)に積み重ねられている第1のシート 130または第2のシート140をシート積み重ね体 120から順次引き離す際に、当該引き離される 第1のシート体130または第2のシート体140に隣 して積み重ねられている第2のシート体140ま たは第1のシート体130の一部がシート積み重 体120から引き離されるように積み重ねられ 。
 例えば、第2のシート体140の第1の片141と第2 片142(第1の分割片142aと第2の分割片142b)が、 れぞれ、第2のシート体140の積み重ね方向の 一方側に配置される第1のシート体130の第2の 132と第3の片133(第1の分割片133aと第2の分割 133b)との間、第2のシート体140の積み重ね方 の他方側に配置される第1のシート体130の第1 の片131と第2の片132との間に挿入されるよう 積み重ねられる。

 本実施の形態のシート積み重ね体120の1例を 図3に示す。図3では、ウェットティッシュ10 幅寸法mが200mm、シート積み重ね体120の幅寸 Lが90mm、第1のシート体130の第1の片131の幅寸 xaが45mm、第2の片132の幅寸法xbが90mm、第1の 割片130aの幅寸法xc1が45mm、第2の分割片130bの 寸法xc2が20mm(すなわち、第3の片133の幅寸法x cが65mm)、第2のシート体140の第1の片141の幅寸 yaが90mm、第1の分割142aの幅寸法yb1が90mm、第2 の分割片142bの幅寸法yb2が20mm(すなわち、第2 片142の幅寸法ybが110mm)に設定されている。
 第1のシート体130と第2のシート体140は、第1 シート体130および第2のシート体140の折り返 し線に直角な方向(幅方向)から見て、積み重 方向(図3では上下方向)に沿って、交互に配 される。また、第1のシート体130は、積み重 ね方向に沿って、一方側の端部130aと他方側 端部130dの位置関係が、積み重ね方向に直角 方向(図3では左右方向)に対して交互に逆と るように配置される。同様に、第2のシート 体140は、積み重ね方向に沿って、一方側の端 部140aと他方側の端部140cの位置関係が、積み ね方向に直角な方向(図3では左右方向)に対 て交互に逆となるように配置される。
 なお、以下では、一方側の端部130aと他方側 の端部130dが一方の位置関係に配置される第1 シート体130を130A(第1のグループの第1のシー ト体)で表し、他方の位置関係(一方の位置関 と逆の位置関係)に配置される第1のシート 130を130B(第2のグループの第1のシート体)で表 す。図3では、第1のシート体130A(第1のグルー の第1のシート体)は、一方側の端部130aAが左 側(積み重ね方向に直角な方向に対して一方 )に配置され、他方側の端部130dAが右側(積み ね方向に直角な方向に対して他方側)に配置 されている。また、第1のシート体130B(第2の ループの第1のシート体)は、一方側の端部130 aBが右側(積み重ね方向に直角な方向に対して 他方側)に配置され、他方側の端部130dBが左側 (積み重ね方向に直角な方向に対して一方側) 配置されている。
 同様に、一方側の端部140aと他方側の端部140 cが一方の位置関係に配置される第2のシート 140を140A(第1のグループの第2のシート体)で し、他方の位置関係(一方の位置関係と逆の 置関係)に配置される第2のシート体140を140B( 第2のグループの第2のシート体)で表す。図3 は、第2のシート体140A(第1のグループの第2の シート体)は、一方側の端部140aAが右側(積み ね方向に直角な方向に対して他方側)に配置 れ、他方側の端部140cAが左側(積み重ね方向 直角な方向に対して一方側)に配置されてい る。また、第2のシート体140B(第2のグループ 第2のシート体)は、一方側の端部140aBが左側( 積み重ね方向に直角な方向に対して一方側) 配置され、他方側の端部140cBが右側(積み重 方向に直角な方向に対して他方側)に配置さ ている。

 そして、第1のシート体130A、130Bと第2のシー ト体140A、140Bが積み重ね方向に順次積み重ね れる。
 本実施の形態では、第2のシート体140Aの第1 片141Aが、第2のシート体140Aの上側(積み重ね 方向の一方側)に配置される第1のシート体130A の第2の片132Aと第3の片133A(第1の分割片133aAと 2の分割片133bA)との間、具体的には、第2の 132Aと第1の分割片133aAとの間に挿入されるよ に配置される。また、第2のシート体140Aの 2の片142A(第1の分割片142aAと第2の分割片142bA) 、第2のシート体140Aの下側(積み重ね方向の 方側)に配置される第1のシート体130Bの第1の 片131Bと第2の片132Bとの間に挿入されるように 積み重ねられる。
 同様に、第2のシート体140Bの第1の片141Bが、 第2のシート体140Bの上側(積み重ね方向の一方 側)に配置される第1のシート体130Bの第2の片13 2Bと第3の片133B(第1の分割片133aBと第2の分割片 133bB)との間、具体的には、第2の片132Bと第1の 分割片133aBとの間に挿入されるように配置さ る。また、第2のシート体140Bの第2の片142B( 1の分割片142aBと第2の分割片142bB)が、第2のシ ート体140Bの下側(積み重ね方向の他方側)に配 置される第1のシート体130Aの第1の片131Aと第2 片132Aとの間に挿入されるように積み重ねら れる。

 図3に示されている本実施の形態のシート 積み重ね体120は、図5に示されているシート 容装置110のケース111内に収容される。ケー 111には、シート取り出し口112が形成されて る。シート積み重ね体120を構成している第1 シート体130(130A、130B)および第2のシート体14 0(140A、140B)は、ケース111の取り出し口112から 次取り出される。本実施の形態では、シー 積み重ね体120は、図3の上側(積み重ね方向 一方側)がケース111の取り出し口112側に配置 れるようにケース111内に収容される。

 ケース111の取り出し口112から第1のシート体 130(130A、130B)および第2のシート体140(140A、140B) を取り出す動作を以下に説明する。
 シート積み重ね体120の上側(積み重ね方向の 一方側)の端部に積み重ねられている第1のシ ト130Aを取り出す場合には、第1のシート130A 一方側の端部130aA側を、取り出し口112から 線矢印で示されている上方向(積み重ね方向 一方側の方向)に引っ張り、シート積み重ね 体120から引き離す。この時、第1のシート体13 0Aの第2の片133A(詳しくは、第2の片133Aを構成 る分割片のうち積み重ね方向の一方側に配 されている第1の分割片133aA)も破線矢印で示 れている上方向に引っ張られる。本実施の 態では、第1のシート体130Aに隣接して配置 れている第2のシート1体140Aの第1の片141Aが、 第1のシート体130Aの第2の片132Aと第3の片133A( しくは、第3の片133Aを構成する分割片のうち 積み重ね方向の一方側に配置されている第1 分割片133aA)との間に挿入されている。この め、第1のシート体130Aの第3の片133Aが破線矢 で示される上方向に引っ張られる時に、第1 のシート体130Aの第3の片133Aの第1の分割片133aA と第2のシート体140Aの第1の片141Aとの間の摩 力によって、第2のシート体140Aの第1の片141A 上方向に引っ張られる。ここで、図3に示さ れている第1のシート体130(130A、130b)と第2のシ ート体140(140A、140B)を用いた場合には、第1の ート体130Aの第3の片133Aの第1分割片133aAと第2 のシート体140Aの片141Aとの間の重なり領域Wの 重なり幅wは45mmに設定される。したがって、 1のシート体130Aの第1の分割片133aAと第2のシ ト体140Aの第1の片141Aとの間には、重なり領 Wの重なり幅wに対応した摩擦力が発生する そして、第1のシート体130Aが取り出し口112か ら取り出された時、第2のシート体140Aの第1の 片141Aの一方側の端部140aA側の一部が取り出し 口112から飛び出した状態(取り出された状態) なる。

 次に、第2のシート体140Aを取り出す場合に 、取り出し口112から飛び出している第2のシ ト体140Aの第1の片141Aの一方側の端部140aA側 一部を実線矢印で示されている上方向に引 張り、シート積み重ね体120から引き離す。 の時、第2のシート体140Aの第2の片142A(詳しく は、第2の片142Aを構成する分割片のうち積み ね方向の一方側に配置されている第1の分割 片142aA)も破線矢印で示される上方向に引っ張 られる。本実施の形態では、第2のシート体14 0Bの第2の片142A(詳しくは、第1の分割片142aA)は 、第1のシート体130Bの第1の片131Bと第2の片132B の間に挿入されている。このため、第2のシ ト体140Aの第2の片142A(詳しくは、第1の分割片 142aA)が破線矢印で示される上方向に引っ張ら れる時に、第2のシート体140Aの第2の片142Aの 1の分割片142aAと第1のシート体130Bの第1の片13 1Bとの間の摩擦力によって、第1のシート体130 Bの第1の片131の一方の端部130aB側も上方向に っ張られる。ここで、図3に示されている第1 のシート体130(130A、130b)と第2のシート体140(140 A、140B)を用いた場合には、第2のシート体140A 第2の片142Aの第1分割片142aAと第2のシート体1 30Bの第1の片131Bとの間の重なり領域Wの重なり 幅wは45mmに設定される。したがって、第2のシ ート体140Aの第1の分割片142aAと第2のシート体1 30Bの第1の片131Bとの間には、重なり領域Wの重 なり幅wに対応した摩擦力が発生する。そし 、第2のシート体140Aが取り出し口112から取り 出された時、第1のシート体130Bの第1の片131B 一方の端部130a側の一部が取り出し口112から び出した状態(取り出された状態)となる。
 以下、同様にして、取り出し口112から飛び している第1のシート体130Bの第1の片131Bの一 方の端部130aB側の一部を上方向に引っ張ると 第1のシート体130Bが取り出されるとともに 次に取り出される第2のシート体140Bの第1の 141Bの一方の端部140aB側の一部が取り出し口11 2から飛び出した状態(取り出された状態)とな る。また、取り出し口112から飛び出している 第2のシート体140Bの第1の片141Bの一方の端部14 0aB側の一部を上方向に引っ張ると、第2のシ ト体140Bが取り出されるとともに、次に取り される第1のシート体130Aの第1の片131Aの一方 の端部130aA側の一部が取り出し口112から飛び した状態(取り出された状態)となる。

 以上のように、図3に示されている寸法に設 定されている第1のシート体130(130A、130B)と第2 のシート体140(140A、140B)によってシート積み ね体120を構成した場合、シート幅mが200mm、 ート積み重ね体120の幅寸法Lが90mmであっても ([n>2×m]であっても)、第1のシート体130(130A 130B)あるいは第2のシート体140(140A、140B)を取 出す際の第1のシート体130と第2のシート体14 0(140A、140B)との間の重なり領域Wの重なり幅w 所望値である45mmに設定することができる。
 また、本実施の形態では、積み重ね方向に 接する第1のシート体130の補助片と第2のシ ト体140の補助片(例えば、133bAと142bA、133bBと1 42bB)、積み重ね方向に隣接する第1のシート体 130の補助片(例えば、133bAと133bB)、積み重ね方 向に隣接する第2のシート体140の補助片(例え 、142bAと142bB)が積み重ね方向に重なってい い。このため、シート積み重ね体120が部分 に嵩高になるのを防止することができる。

 寸法が異なる第1のシート体130(130A、130B)と 2のシート体(140A、140B)を用いてシート積み重 ね体120を構成した他の例を図4に示す。
 図4では、ウェットティッシュ10の幅寸法mが 200mm、シート積み重ね体120の幅寸法Lが90mm、 1のシート体130の第1の片131の幅寸法xaが45mm、 第2の片132の幅寸法xbが90mm、第1の分割片130aの 幅寸法xc1が35mm、第2の分割片130bの幅寸法xc2が 30mm(すなわち、第3の片133の幅寸法xcが65mm)、 2のシート体140の第1の片141の幅寸法yaが90mm、 第1の分割片142aの幅寸法yb1が80mm、第2の分割 142bの幅寸法yb2が30mm(すなわち、第2の片142の 寸法yb110mm)に設定されている。
 図4に示されている第1のシート体130と第2の ート体140を用いた場合には、シート幅mが200 mm、シート積み重ね体120の幅寸法Lが90mmであ ても([n>2×m]であっても)、第1のシート体130 (130A、130B)あるいは第2のシート体140(140A、140B) を取り出す際の第1のシート体130(130A、130B)と 2のシート体140(140A、140B)との間の重なり領 Wの重なり幅wを所望値である35mmに設定する とができる。

(第2の実施形態)
 シート積み重ね体およびシート収容装置の 2の実施の形態を、図6を参照して説明する
 本実施の形態のシート積み重ね体220は、第1 のシート体230と第2のシート体240により構成 れる。
 第1のシート体230は、第1の実施の形態の第1 シート体130と同様に、幅方向に一方側の端 230aから間隔(距離)xa、xbの箇所で、第1の折 返し線230b、第2の折り返し線230cに沿って折 返される。第2の折り返し線230cに沿った折り 返し方向は、第1の折り返し線230bに沿った折 返し方向と逆方向に設定される。これによ 、第1のシート体230は、第1の片231、第2の片2 32、第3の片233を有するZ字型に形成される。 らに、第1のシート体230は、幅方向に沿った 他方の端部230dから間隔(距離)xc2の箇所で、 助折り返し線230eに沿って折り返されている 。本実施の形態では、補助折り返し線230eに った折り返し方向は、第2の折り返し線230cに 沿った折り返し方向と同方向に設定されてい る。例えば、他方の端部230dは、補助折り返 線230eに沿って上方(幅方向に直角な方向の一 方側)に折り返される。これにより、第1のシ ト体230の第3の片233は、分割された第1の分 片233aと第2の分割片133bにより構成される。
 第2のシート体140は、第1の実施の形態の第2 シート体140と同様に、幅方向に一方側の端 240aから間隔(距離)yaの箇所で、折り返し線24 0bに沿って折り返される。これにより、第2の シート体240は、第1の片241と第2の片242を有す V字型に形成される。さらに、第2のシート 240は、幅方向に沿った、他方側の端部240cか 間隔(距離)yb2の箇所で、補助折り返し線240e 沿って折り返されている。本実施の形態で 、補助折り返し線240eに沿った折り返し方向 は、折り返し線240bに沿った折り返し方向と 方向に設定される。例えば、他方側の端部24 0cは、補助折り返し線240eに沿って上方(幅方 に直角な方向の一方側)に折り返される。こ により、第2のシート体240の第2の片242は、 割された第1の分割片242aと第2の分割片242bに り構成される。
 そして、第1の実施の形態と同様に、第2の ート体240の第1の片241と第2の片242(第1の分割 242aと第2の分割片242b)が、それぞれ、第2の ート体240の積み重ね方向の一方側に配置さ る第1のシート体230の第2の片232と第3の片233( 1の分割片233aと第2の分割片233b)との間、第2 シート体240の積み重ね方向の他方側に配置 れる第1のシート体230の第1の片231と第2の片2 32との間に挿入されるように積み重ねられる

 本実施の形態では、第1のシート体230A(230B) ケース211の取り出し口212から取り出す際に 、第1のシート体230A(230B)の第3の片の第2の分 片233bA(233bB)と第2のシート体240A(240B)の第1の 241A(241B)との間の摩擦力によって、第2のシ ト体240A(240B)の第1の片241A(241B)の一方側の端 240aA(240aB)側の一部が取り出し口212から飛び す。
 また、第2のシート体240A(240B)をケース211の り出し口212から取り出す際には、第2のシー 体240A(240B)の第2の片242Aの第2の分割片242bA(242 bB)と第1のシート体230B(230A)の第1の片231B(231A) の間の摩擦力によって、第1のシート体230B(24 0A)の第1の片231B(231A)の一方側の端部230aB(230aA) の一部が取り出し口212から飛び出す。
 本実施の形態においても、第1のシート体230 の第3の片233の第2の分割片(他方側の端部230d の折り返し片)233bの長さおよび第2のシート 240の第2の片242の第2の分割片(他方側の端部24 0c側の折り返し片)242bの寸法を調整すること よって、第1のシート体230と第2のシート体240 の間の重ね領域Wの重ね長さwを小さくするこ ができる。
 また、積み重ね方向に隣接する第1のシート 体230の補助片と第2のシート体240の補助片(例 ば、242bAと232bA、242bBと232bB)、積み重ね方向 隣接する第1のシート体230の補助片(例えば 242bAと232bB)、積み重ね方向に隣接する第2の ート体240の補助片(例えば、232bAと232bB)が積 重ね方向に重なっていない。このため、シ ト積み重ね体220が部分的に嵩高になるのを 止することができる。

(第3の実施形態)
 シート積み重ね体およびシート収容装置の 3の実施の形態を、図7を参照して説明する
 第1のシート体330は、ウェットティッシュ10 幅方向に、一方側の端部330aから間隔(距離)x a、xbの箇所で、短辺Nに平行(幅方向に直角)な 第1の折り返し線330b、第2の折り返し線330cに って折り返される。第2の折り返し線330cに沿 った折り返し方向は、第1の折り返し線330bに った折り返し方向と逆方向に設定される。 えば、一方側の端部330aは、第1の折り返し 330bに沿って上方(幅方向に直角な方向の一方 側)に折り返され、他方側の端部330dは、折り し線に330cに沿って下方(幅方向に直角な方 の他方側)に折り返される。これにより、第1 のシート体330は、第1の片331、第2の片332、第3 の片333を有するZ字型に形成される。さらに 第1のシート体330は、ウェットティッシュ10 幅方向に沿った、一方側の端部330aから間隔( 距離)xa1の箇所で、幅方向に直角な補助折り し線330eに沿って折り返されている。本実施 形態では、補助折り返し線330eに沿った折り 返し方向は、第1の折り返し線330bに沿った折 返し方向と同方向に設定される。例えば、 方側の端部330aは、補助折り返し線330eに沿 て下方(幅方向に直角な方向の他方側)に折り 返される。これにより、第1のシート体330の 1の片331は、分割された第1の分割片331aと第2 分割片331bにより構成される。
 第1のシート体330が本発明の「第1のシート 」に対応し、第1のシート体330の第1の片331( 1の分割片331aと第2の分割片331b)が本発明の「 第1のシート体の第1の片」に対応し、第1のシ ート体330の第2の片332が本発明の「第1のシー 体の第2の片」に対応し、第1のシート体330 第3の片333が本発明の「第1のシート体の第3 片」に対応し、第1のシート体330の第1の片331 aの第1の分割片331aが本発明の「第1のシート の片のうち、積み重ね方向のいずれか一方 の片の端部側で折り返されて形成された補 片」に対応する。

 第2のシート体340は、ウェットティッシュ10 幅方向に、一方側の端部340aから間隔(距離)y aの箇所で、幅方向に直角な折り返し線340bに って折り返される。これにより、第2のシー ト体340は、第1の片341と第2の片342を有するV字 型に形成される。さらに、第2のシート体340 、幅方向に沿った、一方側の端部340aから間 (距離)yb1の箇所で、幅方向に直角な補助折 返し線340eに沿って折り返されている。本実 の形態では、補助折り返し線340eに沿った折 り返し方向は、折り返し線340bに沿った折り し方向と逆方向に設定される。例えば、他 側の端部340cは、補助折り返し線340eに沿って 下方(幅方向に直角な方向の他方側)に折り返 れる。これにより、第2のシート体340の第1 片341は、分割された第1の分割片341aと第2の 割片341bにより構成される。
 第2のシート体340が本発明の「第2のシート 」に対応し、第2のシート体340の第1の片341( 1の分割片341aと第2の分割片341b)が本発明の「 第2のシート体の第4の片」に対応し、第2のシ ート体340の第2の片342が本発明の「第2のシー 体の第5の片」に対応し、第2のシート体340 第1の分割片341bが本発明の「第2のシート体 片のうち、積み重ね方向のいずれか一方側 片の端部側で折り返されて形成された補助 」に対応する。

 そして、第1の実施の形態と同様に、第2 シート体340の第1の片341(第1の分割片341aと第2 の分割片341b)と第2の片342が、それぞれ、第2 シート体340の積み重ね方向の一方側に配置 れる第1のシート体330の第2の片332と第3の片33 3との間、第2のシート体340の積み重ね方向の 方側に配置される第1のシート体330の第1の 331(第1の分割片331aと第2の分割片331b)と第2の 232との間に挿入されるように積み重ねられ 。

 本実施の形態では、第1のシート体330A(330B) ケース311の取り出し口312から取り出す際に 、第1のシート体330A(330B)の第3の片333A(333B)と 2のシート体340A(340B)の第1の片341A(341B)の第1 分割片341aA(341aB)との間の摩擦力によって、 2のシート体340A(340B)の第1の片341A(341B)の第1の 分割片341aA(341aB)が取り出し口312から飛び出す 。
 また、第2のシート体340A(340B)をケース311の り出し口312から取り出す際には、第2のシー 体340A(340B)の第2の片342A(242B)と第1のシート体 330B(330A)の第1の片331B(331A)の第1の分割片331aB(33 1aA)との間の摩擦力によって、第1のシート体3 30B(330A)の第1の片331B(331A)の第1の分割片331aB(331 aA)が取り出し口312から飛び出す。
 本実施の形態においても、第1のシート体330 の第1の片331の第1の分割片(第1の片331の補助 )331aの長さおよび第2のシート体340の第2の片3 42の第2の分割片(第2の片342の補助片)242bの寸 を調整することによって、第1のシート体330 第2のシート体240の間の重ね領域Wの重ね長 wを小さくすることができる。
 また、積み重ね方向に隣接する第1のシート 体330の補助片と第2のシート体340の補助片(例 ば、331aBと341aA、331aAと341AB)、積み重ね方向 隣接する第1のシート体330の補助片(例えば 341aAと341aB)、積み重ね方向に隣接する第2の ート体340の補助片(例えば、331aBと331aA)が積 重ね方向に重なっていない。このため、シ ト積み重ね体320が部分的に嵩高になるのを 止することができる。

(第4の実施形態)
 シート積み重ね体およびシート収容装置の 4の実施の形態を、図8を参照して説明する
 本実施の形態のシート積み重ね体420は、第1 のシート体430と第2のシート体440により構成 れる。
 第1のシート体430は、第3の実施の形態の第1 シート体330と同様に、幅方向に一方側の端 430aから間隔(距離)xa、xbの箇所で、第1の折 返し線430b、第2の折り返し線430cに沿って折 返される。第2の折り返し線430cに沿った折り 返し方向は、第1の折り返し線430bに沿った折 返し方向と逆方向に設定される。これによ 、第1のシート体430は、第1の片431、第2の片4 32、第3の片433を有するZ字型に形成される。 らに、第1のシート体430は、幅方向に沿った 一方側の端部430aから間隔(距離)xa1の箇所で 補助折り返し線430eに沿って折り返されてい る。本実施の形態では、補助折り返し線430e 沿った折り返し方向は、第1の折り返し線430b に沿った折り返し方向と逆方向に設定されて いる。例えば、一方側の端部430aは、補助折 返し線430eに沿って上方(幅方向に直角な方向 の一方側)に折り返される。これにより、第1 シート体430の第1の片431は、分割された第1 分割片431aと第2の分割片431bにより構成され 。
 第2のシート体440は、第3の実施の形態の第2 シート体440と同様に、幅方向に一方側の端 440aから間隔(距離)yaの箇所で、折り返し線44 0bに沿って折り返される。これにより、第2の シート体440は、第1の片441と第2の片442を有す V字型に形成される。さらに、第2のシート 440は、幅方向に沿った、一方側の端部440aか 間隔(距離)ya1の箇所で、補助折り返し線440e 沿って折り返されている。本実施の形態で 、補助折り返し線440eに沿った折り返し方向 は、折り返し線440bに沿った折り返し方向と 方向に設定される。例えば、一方側の端部44 0aは、補助折り返し線440eに沿って上方(幅方 に直角な方向の一方側)に折り返される。こ により、第2のシート体440の第1の片441は、 割された第1の分割片441aと第2の分割片441bに り構成される。
 そして、第3の実施の形態と同様に、第2の ート体440の第1の片441(第1の分割片441aと第2の 分割片441b)と第2の片442が、それぞれ、第2の ート体440の積み重ね方向の一方側に配置さ る第1のシート体430の第2の片432と第3の片433 の間、第2のシート体440の積み重ね方向の他 側に配置される第1のシート体430の第1の片43 1(第1の分割片431aと第2の分割片431b)と第2の片4 32との間に挿入されるように積み重ねられる

 本実施の形態では、第1のシート体430A(430B) ケース411の取り出し口412から取り出す際に 、第1のシート体430A(430B)の第3の片433Aと第2の シート体440A(440B)の第1の片441A(441B)の第2の分 片441bA(441bB)との間の摩擦力によって、第2の ート体440A(440B)の第1の片441A(441B)の第2の分割 片441bAの一方側の端部440aA(440aB)側の一部が取 出し口412から飛び出す。
 また、第2のシート体440A(440B)をケース411の り出し口412から取り出す際には、第2のシー 体440A(440B)の第2の片442Aの第2の分割片442A(442B )と第1のシート体430B(430A)の第1の片431B(431A)の 2の分割片431bB(431bA)との間の摩擦力によって 、第1のシート体430B(440A)の第1の片431B(431A)の 2の分割片431bB(431bA)の一部が取り出し口412か 飛び出す。
 本実施の形態においても、第1のシート体430 の第1の片431の第1の分割片(一方側の端部430a の折り返し片)431aの長さおよび第2のシート 440の第1の片441の第1の分割片(一方側の端部44 0a側の折り返し片)441aの寸法を調整すること よって、第1のシート体430と第2のシート体440 の間の重ね領域Wの重ね長さwを小さくするこ ができる。

(第5の実施形態)
 シート積み重ね体およびシート収容装置の 5の実施の形態を、図9を参照して説明する
 本実施の形態では、1つのシート体530を用い ている。シート体530は、ウェットティッシュ 10の幅方向に、一方側の端部530aから間隔(距 )xa、xbの箇所で、幅方向に直角な第1の折り し線530b、第2の折り返し線530cに沿って折り される。第2の折り返し線530cに沿った折り返 し方向は、第1の折り返し線530bに沿った折り し方向と同方向に設定される。例えば、一 側の端部530aは、第1の折り返し線530bに沿っ 上方(幅方向に直角な方向の一方側)に折り され、他方側の端部530dは、折り返し線530cに 沿って下方(幅方向に直角な方向の他方側)に り返される。これにより、シート体530は、 1の片531、第2の片532、第3の片533を有するZ字 型に形成される。さらに、シート体530は、幅 方向に沿った、他方側の端部530dから間隔(距 )xc2の箇所で、幅方向に直角な補助折り返し 線530eに沿って折り返されている。本実施の 態では、補助折り返し線530eに沿った折り返 方向は、第2の折り返し線530cに沿った折り し方向と逆方向に設定される。例えば、他 側の端部530dは、補助折り返し線530eに沿って 下方(幅方向に直角な方向の他方側)に折り返 れる。これにより、シート体530の第3の片533 は、分割された第1の分割片533aと第2の分割片 533bにより構成される。
 そして、シート体530の第1の片531が、積み重 ね方向の一方側に配置されている他のシート 体530の第2の片532と第3の片533(第1の分割片533a 第2の分割片533b)の間に挿入されるように積 重ねられる。

 本実施の形態では、シート体530をケース511 取り出し口512から取り出す際には、取り出 れるシート体530の第3の片533(詳しくは、第2 分割片533b)と他のシート体530の第1の片532と 間の摩擦力によって、第2のシート体530の第 1の片531の一方側の端部530a側の一部が取り出 口512から飛び出す。
 本実施の形態においても、シート体530の第3 の片533の第2の分割片(他方側の端部530d側の折 り返し片)533bの幅を調整することによって、 ート体530間の重ね領域Wの重ね長さwを小さ することができる。

(第6の実施形態)
 シート積み重ね体およびシート収容装置の 6の実施の形態を、図10を参照して説明する
 本実施の形態では、第5の実施の形態と同様 に、第1の片631、第2の片632、第3の片633を有す るZ字型に形成されるシート体630を用いる。 らに、シート体630は、幅方向に沿った、他 側の端部630dから間隔(距離)xc2の箇所で、幅 向に直角な補助折り返し線630eに沿って折り されている。本実施の形態では、補助折り し線630eに沿った折り返し方向は、第2の折 返し線630cに沿った折り返し方向と逆方向に 定される。例えば、他方側の端部630dは、補 助折り返し線630eに沿って下方(幅方向に直角 方向の他方側)に折り返される。これにより 、シート体630の第3の片633は、分割された第1 分割片633aと第2の分割片633bにより構成され 。
 また、第5の実施の形態と同様に、シート体 630の第1の片631が、積み重ね方向の一方側に 置されている他のシート体630の第2の片562と 3の片633(第1の分割片633aと第2の分割片633b)の 間に挿入されるように積み重ねられる。

 本実施の形態では、シート体630をケース611 取り出し口612から取り出す際には、取り出 れるシート体630の第3の片633(詳しくは、第1 分割片633a)と他のシート体630の第1の片632と 間の摩擦力によって、シート体630の第1の片 531の一方側の端部630a側の一部が取り出し口61 2から飛び出す。
 本実施の形態においても、シート体630の第3 の片533の第2の分割片(他方側の端部530d側の折 り返し片)533bの長さ調整することによって、 ート体530間の重ね領域Wの重ね長さwを小さ することができる。

 なお、第5の実施の形態および第6の実施の 態では、シート体530、630の第3の第3の片を第 1の分割片と第2の分割片に分割し(他方側の端 部側が折り返された補助片を形成し)たが、 1の片を第1の分割片と第2の分割片に分割す (一方側の端部を折り返して補助片を形成す )こともできる。この場合にも、第1の片の 1の分割辺(補助片)の幅を調整することによ て、シート体間の重なり領域における重な 幅を小さくすることができる。
 また、Z字型のシート体やV字型のシート体 積み重ねてシート積み構成したが、シート み重ね体を構成するシート体の形状は、適 選択することができる。
 以上のように、本発明では、シートを折り すことによって形成される1種類あるいは複 数種類のシート体を複数積み重ねてシート積 み重ね体を構成する場合に、シート体を構成 する片のうち、積み重ね方向のいずれか一方 の片に、端部側を折り返した補助片(分割片) 形成している。この補助片の幅を調整する とによって、シート体間の重なり領域にお る摩擦力を抑えることができ、安定してシ トを取り出すことができる。この場合、端 側を折り返して補助片を形成することによ 、端部側に空隙が形成される。この空隙を んで積み重ね方向に配置されているシート (シート)に含浸されている液体膜(例えば、( 水膜)を破壊するため、液体膜によるシート 間の接着力が低下する。これにより、複数 シート体が繋がって出てくるのをより抑制 ることができる。また、本発明の技術は、 ート積み重ね体の幅寸法Lをシートの幅寸法m の1/2以下に抑える際に特に有効である。

 本発明は、実施の形態で説明した構成に限 されず、種々の変更、追加、削除が可能で る。
 ウェットティッシュを積み重ねる場合につ て説明したが、本明細書に開示されている 術は、種々のシートを積み重ねる場合に適 することができる。
 シート積み重ね体を構成するシート体の形 は、シート積み重ね体の一方側の端部に積 重ねられているートを順次連続して取り出 ことができる種々の形状を用いることがで る。
 また、積み重ね方向に隣接するシート体の 助片(例えば、第1のシート体の補助片と第2 シート体の補助片)が積み重ね方向に重なら ないように構成することによってもシート積 み重ね体が部分的に嵩高になるのを防止する ことができる。
 実施の形態で説明した各構成は単独で用い こともできるし、適宜選択した複数を組み わせて用いることもできる。

第1の実施の形態のシート積み重ね体を 構成する第1のシート体を示す図である。 第1の実施の形態のシート積み重ね体を 構成する第2のシート体を示す図である。 第1の実施の形態のシート積み重ね体の 1例を、第1のシート体および第2のシート体の 折り返し線に直角な方向(シート積み重ね体 幅方向)から見た図である。 第1の実施の形態のシート積み重ね体の 他の例を、第1のシート体および第2のシート の折り返し線に直角な方向(シート積み重ね 体の幅方向)から見た図である。 第1の実施の形態のシート積み重ね体の 1例をケースに収容したシート収容装置を示 図である。 第2の実施の形態のシート積み重ね体を 構成する第1のシート体と第2のシート体およ 第2の実施の形態のシート積み重ね体をケー スに収容したシート収容装置を示す図である 。 第3の実施の形態のシート積み重ね体を 構成する第1のシート体と第2のシート体およ 第3の実施の形態のシート積み重ね体をケー スに収容したシート収容装置を示す図である 。 第4の実施の形態のシート積み重ね体を 構成する第1のシート体と第2のシート体およ 第4の実施の形態のシート積み重ね体をケー スに収容したシート収容装置を示す図である 。 第5の実施の形態のシート積み重ね体を 構成するシート体および第5の実施の形態の ート積み重ね体をケースに収容したシート 容装置を示す図である。 第6の実施の形態のシート積み重ね体 構成するシート体および第6の実施の形態の ート積み重ね体をケースに収容したシート 容装置を示す図である。

符号の説明

10 ウェットテッィシュ(シート)
130、130A、130B、230A、230B、330A、330B、430A、430B 第1のシート体
140、140A、140B、240A、240B、340A、340B、440A、440B 第2のシート体
130a、130d、130aA、130dA、130aB、130dB、140a、140c、 140aA、140cA、140aB、140cB、230a、230d、230aA、230dA 230aB、230dB、240a、240c、240aA、240cA、240aB、240c B、330a、330d、330aA、330dA、330aB、330dB、340a、340 c、340aA、340cA、340aB、340cB、430a、430d、430aA、43 0dA、430aB、430dB、440a、440c、440aA、440cA、440aB、 440cB 端部
130b、130c、130e、130bA、130cA、130eA、130bB、130cB 130eB、140b、140e、140bA、140eA、140bB、140eB、230b 230c、230e、230bA、230cA、230eA、230bB、230cB、230e B、240b、240e、240bA、240eA、240bB、240eB、330b、330 c、330e、330bA、330cA、330eA、330bB、330cB、330eB、3 40b、340e、340bA、340eA、340bB、340eB、430b、430c、4 30e、430bA、430cA、430eA、430bB、430cB、430eB、440b 440e、440bA、440eA、440bB、440eB、530b、530c、530e 630b、630c、630e 折り返し線
110、210、310、410、510、610 シート収容装置
111、211、311、411、511、611 ケース
112、212、312、412、512、612 取り出し口
530、630 シート体
m シートの幅
L シート積み重ね体の幅




 
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