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Patent Searching and Data


Title:
STATIC INDUCTION DEVICE FIXING STRUCTURE AND FIXING MEMBER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093492
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to provide a fixing structure and a fixing member for a static induction device which can assemble the device with a small number of parts and surely fix the device. A fixing unit (4) is provided for fixing a core (2) of a reactor on a case (1). The fixing unit (4) includes a slide block (40) in contact with the core (2), a fixing bolt (42) for fixing the slide block (40) to the case (1), and a slide base (41) arranged between the slide block (40) and the case (1) and fixed together with the slide b lock (40) to the case (1). The slide block (40) and the slide base (41) have inclined surfaces (40d, 41b) which are in contact with each other. The slide block (40) has a first urging unit (40a) for urging the core (2) in the vertical direction and a second urging unit (40b) for urging the core (2) in the horizontal direction according to the tightening by the bolt (42).

Inventors:
OKAMOTO, Tadayuki (C/O TAMURA CORPORATION SAITAMA FACTORY, 5-5-30 chiyoda, Sakado-sh, Saitama 14, 3500214, JP)
岡本直之 (〒14 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号株式会社タムラ製作所埼玉事業所内 Saitama, 3500214, JP)
Application Number:
JP2008/000080
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TAMURA CORPORATION (1-19-43, Higashi-Oizumi Nerima-k, Tokyo 11, 1788511, JP)
株式会社タムラ製作所 (〒11 東京都練馬区東大泉1丁目19番43号 Tokyo, 1788511, JP)
OKAMOTO, Tadayuki (C/O TAMURA CORPORATION SAITAMA FACTORY, 5-5-30 chiyoda, Sakado-sh, Saitama 14, 3500214, JP)
International Classes:
H01F27/06; H01F27/26; H01F30/00; H01F37/00; H01F38/08
Attorney, Agent or Firm:
KIUCHI, Mitsuharu (5th Floor, Toranomon-Yoshiara Bldg.1-6-13, Nishi-Shinbashi, Minato-k, Tokyo 03, 1050003, JP)
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Claims:
 静止誘導電器を支持体に固定する固定構造において、
 前記静止誘導電器に当接する当接部材と、
 前記当接部材を、第1の方向に付勢することにより、前記支持体に対して固定する固定具と、
 を有し、
 前記当接部材と前記支持体との間には、前記当接部材が前記静止誘導電器を前記第1の方向及びこれと異なる第2の方向に付勢するように、前記固定具による付勢力を分解する分解部が設けられていることを特徴とする静止誘導電器の固定構造。
 前記当接部材と前記分解部とは、互いに接する傾斜部を有することを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 前記固定具は、前記当接部材を前記支持体に対して締め付け固定する締結部材であることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 前記当接部材は、前記静止誘導電器を前記第1の方向に付勢する面と、前記第2の方向に付勢する面とを有することを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 前記第1の方向は垂直方向であり、前記第2の方向は水平方向であることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 前記当接部材と前記固定具との間には、弾性部材が配設されていることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 前記当接部材と前記分解部は、互いに接する傾斜面を有する一対のブロック状の部材により構成されていることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 前記分解部は、前記支持体と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 前記分解部は、前記静止誘導電器の一部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器の固定構造。
 静止誘導電器を支持体に固定するための固定部材において、
 前記静止誘導電器に当接するスライドブロックと、
 前記スライドブロックと前記支持体との間に配設されるスライドベースと、
 を有し、
 前記スライドブロックと前記スライドベースとの間には、前記スライドブロックが第1の方向に付勢された場合に、前記静止誘導電器を前記第1の方向及びこれと異なる第2の方向に付勢するように、互いに接する傾斜面を有することを特徴とする静止誘導電器の固定部材。
Description:
静止誘導電器の固定構造及び固 部材

 本発明は、例えば、リアクトルなどの静 誘導電器を支持体に固定するための固定構 に係り、特に、固定のための付勢方向に改 を施した静止誘導電器の固定構造及び固定 材に関する。

 現在、巻線(コイル)と磁心(コア)を備えた リアクトル、変圧器、変流器等の静止誘導電 器は、種々のものが普及している。例えば、 リアクトルは、昇圧回路、インバータ回路、 アクティブフィルタ回路等、種々の電気回路 に接続され、誘導リアクタンスを利用するも のであり、用途に応じて様々な構造のものが 開発されている。かかるリアクトルは、コイ ルとコアを、他の絶縁部材等とともに金属製 のケースに収納し、樹脂で充填する構造のも のが多く用いられている。

 このように、コア及びコイルをケースに 容したリアクトルの場合、樹脂で充填する 提として、コア及びコイルを、ケースに対 て確実に固定する必要がある。そのための 械的構造の一つとしては、板状のバネ部材 用いるものが知られている。例えば、特許 献1の技術では、コアの一側面とケースの内 側面との間に、断面がU字形の板バネを挿入 、この板バネによって、コアの一側面を水 方向に付勢することにより、ケースの内壁 押し付けて固定している。また、特許文献2 技術では、リテーナと呼ばれる板状の金具 、コアの上部から垂直方向に押さえるよう 配置して、その両端をケースにボルト締結 ることによって固定している。

特開2005-72198号公報

特開2004-241475号公報

 ところで、上記のような従来技術では、 アの固定方向が一方向であるため、固定さ ていない方向へのずれ等が生じる可能性が る。これに対処するため、例えば、特許文 1において、垂直方向から固定する部材を別 途設けたり、特許文献2において、水平方向 ら固定する部材を別途設けることが考えら る。しかし、かかる方法では、部品点数が えるとともに、組み立て工数が増大する。

 特に、ケースに対して板バネ等を確実に 定しようとする場合には、複数個所をボル で締め付ける必要がある。しかし、この場 には、複数のボルトが必要となるとともに ケースにボルト用のボス形状を複数設けな ればならない。

 また、上記のような従来技術では、コア コイルをケースに収容し、板バネで固定し 後に、樹脂で充填する。しかし、板バネは い板状であるため、ケース内の板バネ以外 空間が大きくなり、樹脂の充填量が増える このような樹脂の充填量の増大は、樹脂が 較的高価な場合(例えば、ウレタン系樹脂な ど)には、製造コストの増大に繋がる。特に 特許文献2のように、リテーナによって上部 ら押さえる形式の場合には、ケース内の空 はより一層大きくなり、コスト高となる。

 さらに、板バネによる押さえでは、コア 対して線状に若しくは狭い面積で接するこ になる。このため、けい素鋼板等を積層し 製造されている積層コアなどの場合は、そ 積層方向へ沿った形で、余計な力が局所的 集中する可能性がある。

 本発明は、上記のような従来技術の問題 を解決するために提案されたものであり、 の目的は、少ない部品点数で安価且つ容易 組み立てることができるとともに、確実な 定が可能な静止誘導電器の固定構造及び固 部材を提供することにある。

 上記のような目的を達成するため、本発 の静止誘導電器の固定構造は、静止誘導電 を支持体に固定する固定構造において、前 静止誘導電器に当接する当接部材と、前記 接部材を、第1の方向に付勢することにより 、前記支持体に対して固定する固定具と、を 有し、前記当接部材と前記支持体との間には 、前記当接部材が前記静止誘導電器を前記第 1の方向と異なる第2の方向に付勢するように 前記固定具による付勢力を分解する分解部 設けられていることを特徴とする。

 以上のような発明では、固定具からの付 力が分解部によって異なる方向に分解され 、当接部材が静止誘導電器を2方向から付勢 するので、少ない部材で確実に固定できる。 固定具からの付勢力の調整のみで固定できる ので、組立が容易となる。

 他の態様では、前記当接部材と前記分解部 は、互いに接する傾斜部を有することを特 とする。
 以上のような態様では、傾斜部により付勢 の分解を実現できるので、構成が簡素且つ 純で済む。

 他の態様では、前記固定具は、前記当接部 を前記支持体に対して締め付け固定する締 部材であることを特徴とする。
 以上のような態様では、締結部材による締 付けのみで固定できるので、組み立て作業 付勢力の調整が容易となる。

 他の態様では、前記当接部材は、前記静止 導電器を前記第1の方向に付勢する面と、前 記第2の方向に付勢する面とを有することを 徴とする。
 以上のような態様では、面によって2方向か らコアを押さえるので、コアへの保持力が分 散され、局所集中による積層コア等への影響 が防止される。

 他の態様では、前記第1の方向は垂直方向で あり、前記第2の方向は水平方向であること 特徴とする。
 以上のような態様では、一般的なコア等が する直交する2側面を付勢して押さえること ができるので、最も確実な固定が可能となる 。

 他の態様では、前記当接部材と前記固定具 の間には、弾性部材が配設されていること 特徴とする。
 以上のような態様では、弾性部材によって 止誘導電器の変位を吸収し、固定を維持す ことができる。

 他の態様では、前記当接部材と前記分解部 、互いに接する傾斜面を有する一対のブロ ク状の部材により構成されていることを特 とする。
 以上のような態様では、ブロック状の部材 あるため、静止誘導電器の周囲を樹脂で充 する際に、樹脂の充填量を節約できる。

 他の態様では、前記分解部は、前記支持体 一体に形成されていることを特徴とする。
 他の態様では、前記分解部は、前記静止誘 電器の一部と一体に形成されていることを 徴とする。
 以上のような態様では、分解部を独立の部 とする必要がなくなるため、部材数の削減 なり、組み立てもさらに容易となる。

 また、本発明の静止誘導電器の固定部材 、静止誘導電器を支持体に固定するための 定部材において、前記静止誘導電器に当接 るスライドブロックと、前記スライドブロ クと前記支持体との間に配設されるスライ ベースと、を有し、前記スライドブロック 前記スライドベースとの間には、前記スラ ドブロックが第1の方向に付勢された場合に 、前記静止誘導電器を前記第1の方向及びこ と異なる第2の方向に付勢するように、互い 接する傾斜面を有することを特徴とする。

 以上のような発明では、固定のための付 力が傾斜面によって異なる方向に分解され 、スライドブロックが静止誘導電器を2方向 から付勢するので、スライドブロックとスラ イドベースという少ない部材で確実に固定で きる。

 以上、説明したように、本発明によれば 少ない部品点数で安価且つ容易に組み立て ことができるとともに、確実な固定が可能 静止誘導電器の固定構造及び固定部材を提 することができる。

本発明の一実施形態の全体構成を示す 視図である。 図1の実施形態の縦断面図である。 図1の実施形態の内部構造を示す斜視図 である。 図1の実施形態の固定部の分解斜視図で ある。 図1の実施形態の構成を示す簡略縦断面 図である。 固定部を一対とした本発明の実施形態 示す簡略縦断面図である。 ケースの側壁を省略した本発明の実施 態を示す簡略縦断面図である。 図1の実施形態の簡略平面図である。 固定部の固定位置をずらした本発明の 実施形態を示す簡略平面図である。 固定部の固定位置をずらすとともに一 対とした本発明の一実施形態を示す簡略平面 図である。 固定部によりコアを固定した本発明の 一実施形態を示す簡略平面図である。 スライドベースをケースと一体化させ た本発明の一実施形態を示す簡略縦断面図で ある。 スライドベースをコアと一体化させた 本発明の一実施形態を示す簡略縦断面図であ る。 スライドベースをコアと一体化させた 本発明の一実施形態を示す簡略縦断面図であ る。 コアに係止穴を形成した本発明の一実 施形態を示す簡略縦断面図である。 スペーサによりスライドブロックのス トロークを規制した本発明の一実施形態を示 す簡略縦断面図である。 図16の実施形態における上下のスペー (A)、固定ボルト(B)を示す側面図である。 コイルスプリングの密着高さによりス ライドブロックのストロークを規制した本発 明の一実施形態を示す簡略縦断面図である。 二段ショルダーボルトとスペーサによ りスライドブロックのストロークを規制した 本発明の一実施形態を示す簡略縦断面図であ る。 図19の実施形態における下のスペーサ( A)、二段ショルダーボルト(B)を示す側面図で る。

符号の説明

1…ケース
1a…端子
1b…端子台
1c…穴
1d…固定穴
2…コア
2a…外コア
2b…係止穴
3…コイル
3a…端部
4…固定部
5…ボビン
5a…フランジ板
40…スライドブロック
40a…第1の付勢部
40b…第2の付勢部
40c…スライド穴
40d,41b…傾斜面
41…スライドベース
41a…貫通穴
41b…傾斜面
42…固定ボルト
43…コイルスプリング
44,45…ストッパー

 次に、本発明の実施の形態(以下、実施形態 と呼ぶ)について、図面を参照して具体的に 明する。
[リアクトルの全体構成…図1~4]
 まず、本実施形態の構成を、図1~4を参照し 説明する。なお、図1は本実施形態を適用し たリアクトルの外観斜視図、図2は縦断面図 図3は内部構造を示す斜視図、図4は固定部の 分解斜視図である。

 すなわち、本実施形態を適用したリアク ルは、図1に示すように、ケース1に、コア2 びコイル3を収容することにより構成されて いる。ケース1内部におけるコア2は、図2~4に すように、固定部4によって固定されている 。そして、コイル3の端部3aが露出するように 、ケース1内は、ウレタン等の樹脂(図示せず) によって充填されている。

[ケースの構成…図1、2]
 ケース1は、上部が開口したアルミニウム合 金製の筐体である。ケース1の上縁には、コ ル3の端部3aが接続される端子1aと、端子1aが 定された端子台1bが設けられている。また ケース1の外底部には、四隅にネジによる固 用の穴1cが形成されている。さらに、ケー 1の内底部には、図2に示すように、後述する 固定部4の固定ボルト42の先端が捩じ込まれる 固定穴1dが形成されている。

[コアの構成…図1~4]
 コア2は、コイル3の両端に露出したU字形の 性体から成る外コア2aと、コイル3内に挿入 れた中コア(図示せず)を備えている。中コ は複数の磁性体ブロックから構成されてい 。外コア2aと中コアとの間及び中コアの複数 の磁性体ブロック間は、セラミック板が介在 することによりギャップが形成されている。 また、コイル3と中コアとの間は、エポキシ ラス製の角筒状のボビン5が介在することに り、絶縁されている。なお、5aはボビン5に けられたフランジ板である。

[コイルの構成…図1~4]
 コイル3は、ポリアミドイミド被覆された平 角線から成る。このコイル3は、平角線を幅 向に角筒状に巻いた(エッジワイズ巻)構成部 分が、互いの軸が略平行となるように一対形 成されている。コイル3内には、それぞれ上 のようにボビン5及び中コアが挿入されてい 。また、コイル3の両端部3aは、被覆が剥離 れて、ケース1の端子1aにそれぞれ接続され いる。

[固定部の構成…図2~4]
 固定部4は、スライドブロック40、スライド ース41、固定ボルト42及びコイルスプリング 43によって構成されている。スライドブロッ 40は、請求項の当接部材に相当するアルミ ウム製のブロック状部材であり、その上端 は、水平方向に突出した第1の付勢部40aが設 られている。この第1の付勢部40aは、その下 側の平面が、外コア2aの上面に当接すること より、下方に付勢するように構成されてい 。また、スライドブロック40における外コ 2aの側面に対応する垂直方向の側面は、外コ ア2aの側面を水平方向に付勢する第2の付勢部 40bとなっている。

 そして、スライドブロック40には、固定 ルト42が垂直方向に挿入されるスライド穴40c が形成されている。このスライド穴40cは、ス ライドブロック40の水平方向の移動を許容す ように、図4に示すように、水平方向(コア2 接離する方向)に長い長穴となっている。さ らに、スライドブロック40の底面には、コア2 側に向かって下降する傾斜面40dが形成されて いる。

 スライドベース41は、請求項の分解部に 当するアルミニウム製のブロック状部材で り、固定ボルト42が垂直方向に挿入される貫 通穴41aが形成されている。このスライドベー ス41の上部には、コア2側に向かって下降する 傾斜面41bが形成されている。この傾斜面41bは 、スライドベース41がケース1の底部とスライ ドブロック40との間に挟まれたときに、スラ ドブロック40の傾斜面40dに接する。

 固定ボルト42は、請求項の固定具、締結 材に相当するショルダーボルトである。こ 固定ボルト42は、スライドブロック40のスラ ド穴40c、スライドベース41の貫通穴41aを貫 し、その先端がケース1の穴1dに捩じ込まれ ことにより、スライドブロック40、スライド ベース41をケース1に固定する。

 さらに、コイルスプリング43は、固定ボ ト42の頭部と、スライドブロック40との間に 在させた弾性部材である。このコイルスプ ング43は、コア2の変位による付勢力がスラ ドブロック40に伝達した場合に、スライド ロック40の垂直方向の変位を吸収する。

[作用]
 以上のような本実施形態の固定部4による固 定作用を、上記の図2~4、図5を参照して説明 る。なお、図5は、本実施形態の付勢力の働 を示す簡略縦断面図である。

 すなわち、図2~4に示すように、固定ボル 42のネジ部を、スライドブロック40のスライ ド穴40c、スライドベース41の貫通穴41aに貫通 せ、ケース1の穴1dに捩じ込むことにより、 ライドブロック40及びスライドベース41をケ ース1に固定する。このとき、スライドブロ ク40の第1の付勢部40aは、外コア2aの上面に当 接して、下方に付勢する(図中、小さな矢印 照)。これにより、外コア2aがケース1の内底 に押し付けられて、垂直方向の固定が行わ る。

 また、固定ボルト42の締め付け固定によ て働く垂直方向の力は、スライドブロック40 の傾斜面40dとこれに接するスライドベース41 傾斜面41bによって、水平方向にも分解され 。このため、スライドブロック40が移動し 、第2の付勢部40bが、外コア2aの側面を水平 向に付勢する(図中、小さな矢印参照)。これ により、外コア2aがケース1の内側面に押し付 けられて、水平方向の固定が行われる。

 さらに、固定ボルト42による固定後、コ 2の温度変化(線膨張係数差)によって起こる 応力、磁気吸引力による振動、外部からの 撃等による変位によって、コア2側からの付 力が働く場合がある。この場合、水平方向 付勢力は、スライドブロック40が水平方向 移動してこれを吸収する。このとき、傾斜 40d,41bの効果により、水平方向の力が、垂直 向にも分解されるが、スライドブロック40 コイルスプリング43の付勢力に抗して上方に 移動することにより、この力を吸収する(後 の図16、18、19参照)。なお、コア2及びコイル 3の垂直方向の変位による付勢力も、同様に 収される。

[効果]
 以上のような本実施形態の効果を、以下に 明する。
[充填樹脂量の削減]
 まず、本実施形態においては、ケース1の内 部にブロック状に形成されたスライドブロッ ク40、スライドベース41を用いて、コア2を固 するので、薄い平板状の板バネを内蔵させ り、板バネで上部から押さえる場合に比べ 、ケース1とコア2及びコイル3との間に充填 る樹脂量を削減することができる。従って 製造コストの低減が可能となる。

[所要スペースの縮小化]
 スライドブロック40及びスライドベース41を 単一の固定ボルト42によって締め付け固定す だけで、コア2に対して、垂直方向のみなら ず、水平方向にも付勢して確実に固定するこ とができる。従って、板バネによって2方向 固定を実現するために、板バネの大型化や ジ固定部分の増大を招く場合に比べて、固 構造が小型となり、リアクトル全体の所要 ペースを縮小化できる。変位の吸収用の弾 部材(コイルスプリング43)も、板バネ等より 型で済む。

[押さえ荷重の分散]
 スライドブロック40及びスライドベース41の 傾斜面40d,41bの設定により、固定ボルト42の締 め付け力を、垂直方向と水平方向に効率良く 分散させることができる。また、熱応力、振 動、衝撃等によるコア2及びコイル3側からの 勢力も、水平方向と垂直方向に効率よく分 させて、吸収・緩和させることができる。 って、従来よりも小さな保持力で、確実に 定できる。

 また、スライドブロック40の第1の付勢部4 0a及び第2の付勢部40bは、コア2に対して、板 ネ等よりも広い面で接触させることができ ので、積層コアなどの場合であっても、保 力の局所集中による悪影響が防止される。

[組立の容易化]
 スライドブロック40、スライドベース41を、 単一の固定ボルト42によって締め付けること よって、コア2及びコイル3の保持を実現で る。従って、組立が容易となり、付勢力の 整等も容易となる。

[他の実施形態]
 本発明は、上記のような実施形態に限定さ るものではなく、各部材の大きさ、形状、 質、数量等は、適宜変更可能である。従っ 、例えば、以下に述べるような種々の態様 包含する。

[固定位置]
 上記の実施形態においては、図5に示すよう に、一方の外コア2aのみ保持することにより ケース1に押し付けることによって固定して いた。しかし、固定位置は、これに限定され ない。例えば、図6に示すように、両方の外 ア2aを同様の構造の固定部4によって固定す ことによって、より強固な固定と広範な変 の許容を実現してもよい。また、図7に示す うに、ケース1の側壁が存在しないような場 合であっても、固定部4と反対側において外 ア2aを係止する箇所が存在すれば、固定する ことができる。

 また、上記の実施形態においては、図8に 示すように、上部から見て、外コア2aの中央 対応する位置において固定部4により固定し ていた。しかし、図9に示すように、いずれ 一方に偏った位置において固定してもよい また、複数の固定部4により固定する場合に 、図10に示すように、偏った位置で固定し もよい。なお、リアクトルの重心を通過す 軸方向で保持できることが望ましい。

 さらに、固定の対象は、コア2には限定さ れない。例えば、図11に示すように、コイル3 を固定する構造とすることも考えられる。但 し、コイル3を固定する場合には、固定部4と イル3との絶縁が確保されることが必要とな る。

[固定形状]
 上記の実施形態においては、スライドブロ ク40の傾斜面40dに接する傾斜面41bを、独立 た部材であるスライドベース41に設けていた が、スライドベース41を他の部材と兼用させ 傾斜面41bを設けることにより、部材数の削 と組立の容易化を図ってもよい。例えば、 12に示すように、ケース1に、傾斜面41bを設 て、ケース1とスライドベース41を兼用させ もよい。

 また、図13及び図14に示すように、コア2 、傾斜面41bを設けることにより、コア2とス イドベース41を兼用させてもよい。この場 、傾斜面41bの傾斜方向を、上記の実施形態 逆にすることにより、スライドブロック40の 傾斜面40dが、コア2の傾斜面41bを垂直方向に 勢するとともに、水平方向にも付勢する。 れにより、上記の実施形態のような第1の付 部40a等を設けることも不要となり、さらに 造が簡素化される。

 また、図15に示すように、コア2を垂直方 から付勢するための第1の付勢部40aが挿入さ れるように、コア2の一部に係止穴2bを形成し てもよい。なお、上記のように、コア2自体 形状を工夫する場合には、ダストコアのよ に、圧縮成形により製造するものの方が製 し易い。

[固定ボルトの規制]
 固定ボルト42の締め付け量を所定量(図16、18 、19中、S参照)に規制するための構成として 、以下のようなものが考えられる。まず、 16及び図17に示すように、固定ボルト42にお るコイルスプリング43の上下に、一対のスト ッパー44,45を挿入させることにより、締め付 によるコイルスプリング43の押圧荷重にか わらず、一定以上ストロークした時点で規 される。

 また、図18に示すように、コイルスプリ グ43の密着高さを所望のものに設定すること により、締め付け量を規制することもできる 。さらに、図19及び図20に示すように、固定 ルト42を二段ショルダーボルトとして、コイ ルスプリング43の下方のみにストッパー45を 入することにより、ストッパー45と二段ショ ルダーボルトの上部との当接により、規制す ることも可能である。

[その他の態様]
 コアやコイルの態様は自由である。例えば コアの形状は、角柱型でも丸棒型でもよい コアの形成についても、セラミックス(焼結 フェライトコア)系と金属(圧粉コア)系のいず れを採用するか、その材質として何を含める かも自由である。板状体の積層鉄心とするか 、カットコアとするかも自由である。

 コイルの巻線も、平角ではなく丸線とし もよいし、細線を編んだリッツ線としても い。コイルの巻き形状も、円筒状に巻いた 状としてもよい。コア及びコイルの数も、 由である。

 当接部材、分解部、固定具(締結部材)、 性部材、支持部材の大きさ、形状、材質に いても、上記の実施形態で例示したものに 限定されない。当接部材や分解部のブロッ 形状を大きくして、さらに樹脂量を低減し もよい。弾性部材として、小型の板バネを いてもよい。支持部材についても、筐体で る必要はない。静止誘導電器に対する付勢 向も、正確な垂直、水平には限定されない 設置状況によっては、垂直方向、水平方向 なくてもよい。第1及び第2の付勢方向が直交 している場合に限定するものでもない。

 また、充填用の樹脂としてどのような種 のものを使用するかも自由である。エポキ 、ポリイミド、シリコーン等、現在又は将 において利用可能なあらゆる樹脂を適用可 であり、特性向上のために他の材料を添加 ることも自由である。さらに、本発明は、 ア及びコイルを備えたあらゆる静止誘導電 等の部品への適用を排除するものではない